JPH07468Y2 - 乗客コンベアの安全装置 - Google Patents

乗客コンベアの安全装置

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Publication number
JPH07468Y2
JPH07468Y2 JP16038288U JP16038288U JPH07468Y2 JP H07468 Y2 JPH07468 Y2 JP H07468Y2 JP 16038288 U JP16038288 U JP 16038288U JP 16038288 U JP16038288 U JP 16038288U JP H07468 Y2 JPH07468 Y2 JP H07468Y2
Authority
JP
Japan
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flat plate
plate portion
passenger
protective
ceiling
Prior art date
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Application number
JP16038288U
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JPH0280680U (ja
Inventor
伸一 吉田
秀明 久野
Original Assignee
株式会社日立ビルシステムサービス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は乗客コンベアの安全装置に関する。
〔従来の技術〕 乗客コンベアは、公共機関として絶対的な安全性が要求
されている。これに伴い、最近のものでは主に、回動部
とその周辺における危険を検出する安全装置や、乗客コ
ンベアの上階からの落下を防止する柵や、乗客コンベア
からの乗客の転落を防止する柵や、上昇する乗客コンベ
アの乗客が建屋の天井に衝突するのを防止する保護体な
どが備えられている。
このうち上述の保護体は、従来、実開昭53−93789号に
示されているように、天井に吊り下げられた三角形の保
護板が一般的である。また別の保護体として、実開昭53
−77991号に示されるように、一端が移動手摺フレーム
に固定され、他端が天井に固定された保護板もある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した従来の保護体のうちの前者にあ
っては、保護板が天井に揺動自在に吊り下げられている
ために、乗客の身体がこの保護板に当たった際、保護板
が反欄干側に移動する。したがって、身体の引き込みが
遅れた場合には移動手摺と天井との間に形成される狭角
部に乗客が挟まれ重大事故を招くおそれがある。
また、上記後者の保護体にあっては、移動手摺フレーム
に保護板の下端が支持されていることから、移動手摺の
移動に伴って保護板と外デッキとの間に乗客の手等の身
体や荷物が進入し、これによる事故を生じる懸念があ
る。
本考案は、上記した従来技術における実情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、狭角部における挟まれ事故を
防止できるとともに、移動手摺の移動に伴う乗客の身体
や荷物の外デッキ側への進入による事故を防止すること
ができる乗客コンベアの安全装置を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案は、移動手摺と天井
部との間に形成される狭角部を覆う保護体を備えた乗客
コンベアの安全装置において、前記保護体が、前記移動
手摺の移動方向に沿って延設され、前記狭角部を覆うよ
うに配置される第1の平板部と、この第1の平板部に対
しほぼ直交する方向に延設され、外デッキの上部に配置
される第2の平板部とからなる保護板を備えるととも
に、この保護板の前記第1の平板部の上端部を前記天井
部に固定する固定手段と、前記第2の平板部を前記外デ
ッキに取付ける取付け手段とを備えた構成にしてある。
〔作用〕
本考案は、上記の構成にしてあることから、第1の平板
部によって移動手摺と天井部との間に形成される狭角部
が覆われ、これにより狭角部における乗客等の挟まり事
故が防止でき、また、第2の平板部を第1の平板部にほ
ぼ直交するように外デッキ上に配置してあるので、乗客
の身体や荷物の外デッキ側への進入がこの第2の平板部
で阻止される。
〔実施例〕
以下、本考案の乗客コンベアの安全装置の実施例を図に
基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例による安全装置を備えたエス
カレータの全体側面図、第2図は第1図のII−II矢視図
である。
1は乗場建屋の床、2は床1の上階を構成する床、3は
床1の天井、4は無端状に回転するステップ、5はステ
ップ4の両端に立設される欄干で、この欄干5の上部に
移動手摺6を配置してある。7は欄干5の内側に設けた
内デッキ、8は欄干5の外側に設けた外デッキである。
9は保護板、10は保護円筒で、これらによって本実施例
の乗客コンベアの安全装置を形成する保護体が構成され
ている。保護板9は、移動手摺6の移動方向に沿って延
設され、移動手摺6と天井3との間に形成される狭角部
Aを覆うように配置される第1の平板部9aと、この第1
の平板部9aとほぼ直交するように延設され、外デッキ8
上に配置される第2の平板部9bとからなっている。これ
らの第1の平板部9aと第2の平板部9bとは、例えば上か
ら見るとL字形状を形成している。保護円筒10は、第2
の平板部9bの上方に位置する第1の平板部9aの前端部に
装着してある。11は保護板9の第1の平板部9aの上端部
を天井3に固定する固定手段、例えばブラケット、12は
第2の平板部9bを外デッキ8に取付ける取付け手段、例
えばブラケットである。
このように構成した本実施例では、狭角部Aに保護板9
の第1の平板部9aを設けてあるため、身を引くのが遅れ
た乗客は、保護円筒10に当たるだけであり、狭角部Aに
挟まれることはない。また、保護板9の前端下部側には
第2の平板部9bを設けてあるので、乗客の手や荷物等が
この第2の平板部9bに当たることにより外デッキ8への
進入が阻止される。これにより、移動手摺6の移動に伴
って、保護板9の第1の平板部9aと欄干5間の隙間Bに
乗客の身体や荷物が挟まれる事故も防止できる。
なお、保護板9の第2の平板部9bの面積を十分に大きく
設定すれば、乗客の身体や荷物等が第2の平板部9bに当
たったとき、単位面積当たりの反力が小さく、したがっ
て、乗客の受ける衝撃を緩和させることができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上の構成にしてあることから、狭角部におけ
る挟まれ事故を防止できるとともに、移動手摺の移動に
伴う乗客の身体や荷物の外デッキ側への進入による事故
を防止することができ、従来に比べて優れた安全性を確
保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による安全装置を備えたエス
カレータの全体側面図、第2図は第1図のII−II矢視図
である。 3……天井、5……欄干、6……移動手摺、8……外デ
ッキ、9……保護板、9a……第1の平板部、9b……第2
の平板部、11……ブラケット(固定手段)、12……ブラ
ケット(取付け手段)、A……狭角部、B……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動手摺と天井部との間に形成される狭角
    部を覆う保護体を備えた乗客コンベアの安全装置におい
    て、前記保護体が、前記移動手摺の移動方向に沿って延
    設され、前記狭角部を覆うように配置される第1の平板
    部と、この第1の平板部に対しほぼ直交する方向に延設
    され、外デッキの上部に配置される第2の平板部とから
    なる保護板を備えるとともに、この保護板の前記第1の
    平板部の上端部を前記天井部に固定する固定手段と、前
    記第2の平板部を前記外デッキに取付ける取付け手段と
    を備えたことを特徴とする乗客コンベアの安全装置。
JP16038288U 1988-12-12 1988-12-12 乗客コンベアの安全装置 Expired - Lifetime JPH07468Y2 (ja)

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JP16038288U JPH07468Y2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12 乗客コンベアの安全装置

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Publication Number Publication Date
JPH0280680U JPH0280680U (ja) 1990-06-21
JPH07468Y2 true JPH07468Y2 (ja) 1995-01-11

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ID=31442404

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JP16038288U Expired - Lifetime JPH07468Y2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12 乗客コンベアの安全装置

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JPH0280680U (ja) 1990-06-21

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