JPH0526984U - マンコンベアの安全装置 - Google Patents

マンコンベアの安全装置

Info

Publication number
JPH0526984U
JPH0526984U JP7531691U JP7531691U JPH0526984U JP H0526984 U JPH0526984 U JP H0526984U JP 7531691 U JP7531691 U JP 7531691U JP 7531691 U JP7531691 U JP 7531691U JP H0526984 U JPH0526984 U JP H0526984U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passenger
escalator
moving handrail
protection plate
man conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7531691U
Other languages
English (en)
Inventor
義人 安原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7531691U priority Critical patent/JPH0526984U/ja
Publication of JPH0526984U publication Critical patent/JPH0526984U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗客がエスカレータから身を乗り出した場
合、強制的に乗客の体を正常な状態の位置に戻し、夾角
状空間部での乗客の安全を確実に確保することができ、
非常に信頼性が高くなるマンコンベアの安全装置に関す
る。 【構成】 マンコンベアの移動手摺4と建屋の上階床部
6との交差部に形成される夾角状空間部7に乗客の挟み
込みを防止する保護部材20を設け、且つこの保護部材
20の手前側の回動保護板23を内外方向に回動可能と
すると共に、移動手摺4より外側に物体がはみ出すと検
知動作する光電センサ26と、このセンサ26の検知動
作により回動保護板23を内側方に向け回動せしめるモ
ータ27を設けて構成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エスカレータ等のマンコンベアの移動手摺と建屋の上階床部または 隣接するマンコンベアの外装部との交差部に形成される夾角状空間部に保護部材 を備えたマンコンベアの安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば建屋の上下階を連結するエスカレータは図7及び図8に示す如 く、上下の乗降口1の間を連続走行する踏段2と、その両側に設けられた欄干3 と、前記踏段2と同速度で同方向に移動する移動手摺4とから構成され、これを 建屋の下階側の床部5と、上階側の床部6との間に掛け渡した状態に傾斜させて 据付け、乗客を上下階に向け昇降運搬し得るようになっている。
【0003】 また、この種のエスカレータにあっては、建屋への据付面積を最小にするため に、通常、建屋の上階側床部6と移動手摺4とが近接した状態で据え付けられる ことが多く、このため、建屋の上階側床部6と移動手摺4との間に略三角形状の 夾角状空間部7が生じ、これによって、エスカレータの上昇運転中に、乗客が移 動手摺4より外側に頭や体などの身体の一部を乗り出していると、その身体の一 部が前記夾角状空間部7に挟まれてしまうといった危険性がある。
【0004】 このような危険性は、建屋の上階側床部6と移動手摺4との間の夾角状空間部 7ばかりでなく、図示しないが互いに交叉して隣合う一方のエスカレータの外装 部と、他方のエスカレータの移動手摺との間などに形成される夾角状空間部にお いても同様である。
【0005】 そこで従来ではそうした夾角状空間部7への身体の挟み込みを防止するものと して、図8乃至図10に示すように、夾角状空間部7に建屋の上階側床部6ある いは移動手摺4側の欄干3の固定部などから夾角状空間部7と相似形の保護板8 を吊り下げたり、立設したりなどして、乗客に対して注意を促すようにしている 。つまり、乗客が夾角状空間部7の存在に気付かずに身体を移動手摺4の外側に 乗り出したまま上昇して来ると、その夾角状空間部7に配する保護板8に接触す る。これで該乗客は初めて危険を感じ、身体を移動手摺4より内側正常位置に引 っ込めて危険を回避したり、あるいはその保護板8の先端に設置した接触検知装 置11が作動してエスカレータを停止させて危険を回避するようにしている。
【0006】 一方、最近では図11に示すように夾角形状空間部7においてエスカレータの 欄干3の外側に上向きに光電センサ13を設け、これが移動手摺4外側にはみ出 した物体を検知すると警報を発したり、あるいはエスカレータを停止させる安全 対策が施されている。 さらには、前記保護板8の手前に光電センサ13を設けて、乗客が保護板8に 接触する前に検出して警告を与えるようにしたものも現れている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した構成の従来のエスカレータ等のマンコンベアの安全装置の うち、図8乃至図10に示した如く夾角状空間部7に保護板8を設けただけのも のでは、乗客が身体の一部を保護板8に接触しても、危険を感じて乗客自ら身体 を正常な位置に引っ込めないと夾角状空間部7にはさまれて大事故になるという 問題があった。
【0008】 また、図11に示す光電センサ13により警報を発して乗客に注意を促しても 、乗客が警報に気付かなかったり、身体を自らもどさなかった場合には前述同様 大事故になるという問題があると共に、いたずらによる光電センサ13の誤動作 のためにエスカレータを頻繁に停止させるという問題があった。
【0009】 本考案は前記事情に鑑みなされ、その目的とするところは、乗客が移動手摺の 外側に身を乗り出した場合、強制的に乗客の体を正常な状態の位置に戻し、夾角 状空間部での乗客の安全を確実に確保することが可能な信頼性の高いマンコンベ アの安全装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案のマンコンベアの安全装置は、前記目的を達成するために、マンコンベ アの移動手摺と建屋の上階床部または隣接するマンコンベアの外装部との交差部 に形成される夾角状空間部に保護部材を設けて、該夾角状空間部への乗客の挟み 込みを防止する構成とし、前記保護部材はマンコンベアの内外方向に回動可能に 設けると共に、前記移動手摺より外側に物体がはみ出すと検知動作する検知器と 、この検知器の検知信号により前記保護部材をマンコンベアの内方に向け回動せ しめる駆動手段を設けて構成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
前記構成のマンコンベアの安全装置によれば、移動手摺より外側に乗客が身を 乗り出していた場合、それを検知器が検知動作し、この検知器の検知信号により 駆動手段が保護部材をマンコンベア内方に向け回動せしめる。これにて、乗客の 体を強制的に欄干の内側へ戻させ、夾角状空間部での挟まれ事故を未然に防ぐよ うになる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。なお、図中前記 図7乃至図11に示した構成と重複するものには同一符号を付して説明の簡略化 を図る。
【0013】 マンコンベアの一種であるエスカレータは通常、従来例でも説明したように上 下の乗降口1の間を連続運行する無端状の踏段2と、この踏段2の両側に立設さ れた欄干3と、この欄干3の外周を踏段2と同期して同一方向に移動する移動手 摺4とから構成されて、前記上下乗降口1の間で乗客を運送する。
【0014】 ここで、欄干3上の移動手摺4と建屋上階側床部6とが交差する夾角状空間部 7には略夾角形状の保護部材20が該移動手摺4より外方に離間して設けられて いる。この保護部材20は、建屋上階側床部6に吊り金具21を介して吊持され た夾角形状の固定保護板22と、この固定保護板22のエスカレータ進行方向手 前側(下階方側)に連設された略台形状の回動保護板23とから構成されている 。この回動保護板23は前記建屋上階側床部6から下方に垂下した回動軸24を 介してエスカレータの内外方向に揺動すべく回動可能に設けられている。この回 動保護板23を回動せしめる駆動手段として建屋上階側床部6の上部に例えばモ ータ25が設けられ、このモータ25の回転駆動により回動軸24を介して回動 保護板23を低速度で回動せしめるようになっている。
【0015】 一方、欄干3上の移動手摺4より外側にはみ出した乗客の身体等の物体を検知 する検知器として光電センサ26が該欄干3の下部外デッキ27に上向きにして 取付けられている。この光電センサ26は前記夾角形状空間部7の保護部材20 の回動保護板23よりも少しエスカレータ進行方向手前(下階方側寄り)に位置 せしめられている。この光電センサ26が検知動作すると、この検知信号により 制御装置(図示せず)を介し、前記モータ25が動作して回動保護板23を低速 度でエスカレータ内側方に向け回動せしめ、その一定時間後はモータ25が逆転 して回動保護板23をエスカレータ外側方の初期設定位置に回動復帰せしめる構 成となっている。
【0016】 このように構成されたエスカレータの安全装置においては、エスカレータ上昇 運転中に乗客がエスカレータの欄干3から外側へ身を乗り出したままで、夾角形 状空間部7に近付くと、外デッキ27に設けられた光電センサ26が検知動作し 、この光電センサ26により検知信号が発信される。この検知信号により制御装 置を介しモータ25が動作して、保護部材20の回動保護板23をエスカレータ の内方に向け低速度で回動せしめる。この回動中の回動保護板23に該乗客が接 触することになる。
【0017】 これにて、その乗客は回動保護板23の回動により徐々にしかも強制的にエス カレータの欄干3内側方に押し戻される。つまり、乗客は自分の意思の有無に関 係なく欄干3に押し戻される。また、乗客は回動保護板23に押されると反射的 に体を欄干3内側に引き込めるので、正常位置に戻るのが早まることになり、い ずれにしても夾角形状空間部7の内奥狭小部に身体を挟まれるような危険を未然 に且つ確実に回避できるようになる。
【0018】 なお、前記回動保護部材23はエスカレータ内側方に所定角度回動した後、一 定時間後にモータ25が逆転して元の外側位置に可動復帰し、通常のエスカレー タ運転状態を継続する。
【0019】 次に、本考案の他の実施例を図5及び図6に基づいて説明する。ここでは、欄 干3下部の外デッキ27に検知器として4つの光電センサ30a、30b,30 c,30dをエスカレータ進行方向に順番に配置して取付けられている。その一 番目の光電センサ30aは前記回動保護板23よりもエスカレータ進行方向に手 前で適当距離の位置に配し、これが移動手摺4の外側に乗り出した乗客などを検 知するとエスカレータの欄干3内部や内デッキ28または外デッキ27などに設 けたスピーカ(図示しない)を動作させて、乗客に注意を喚起する注意放送を流 させる。
【0020】 第2番目の光電センサ30bは欄干3の下部外デッキ27に上向きにして取付 けられている。この光電センサ30bは前記夾角形状空間部7の保護部材20の 回動保護板23よりも少しエスカレータ進行方向手前(下階方側寄り)に位置せ しめられている。この光電センサ30bは前述の実施例と同様に移動手摺4外側 に乗り出した乗客を検知してモータ25を動作させ、回動保護板23を低速で内 方に向け回動せしめ、該乗客を強制的に押し戻すようにしている。
【0021】 第3番目の光電センサ30cは回動保護板23の真横下部に位置し、回動保護 板23が最大ストロークに回動した時に検知するように外デッキ27に上向きで 取付けられている。このセンサ30cが前記回動保護板23を検知すると、モー タ25が逆転して当該回動保護板23を回動前の状態にまで復帰回動させるよう になっている。
【0022】 第4番目の光電センサ30dは固定保護板22の略真横に位置し、欄干3の下 部外デッキ27に上向きに取付けられている。このセンサ30dは万一乗客が前 記回動保護板23より一度内側に押し戻されたにもかかわらず、再び該乗客が身 を乗り出したような場合などに検知動作するもので、この検知信号によりエスカ レータの踏段速度を減速させ、一定時間後通常運転速度に復帰させたりあるいは エスカレータを急停車させるようになっている。
【0023】 さらに変形例として、外デッキ27に設けた光電センサ30bの代わりに図2 に示す如く回動保護板23の先端部に弾性体で覆われた円筒体40を配置し、前 記円筒体40の内部に作動スイッチ(例えばテープスイッチ又は触覚スイッチ) を埋設する構成とし、この前記作動スイッチが動作した場合前記回動保護板23 が低速度で一定量回動し元に復帰する構成としてもよい。
【0024】
【考案の効果】
本考案のマンコンベアの安全装置によれば、乗客が欄干の移動手摺より外側方 に身を乗り出した場合、その乗客の体を強制的に内側正常位置に戻し、夾角状空 間部での乗客の挟まれ事故を未然にしかも確実に防止できて非常に信頼性が高く なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のマンコンベアの安全装置の一実施例を
示すエスカレータ全体構成図。
【図2】図1のX部拡大図。
【図3】図1のY−Y線に沿う部分の平面図。
【図4】図1のZ−Z線に沿う断面図。
【図5】本考案のマンコンベアの安全装置の他の実施例
を示すエスカレータ全体構成図。
【図6】図5のS−S線に沿う部分の平面図。
【図7】従来例を示すエスカレータ全体の概略構成図。
【図8】同上エスカレータの斜視図。
【図9】従来の安全装置の保護板の側面図。
【図10】他の従来の安全装置の保護板の側面図。
【図11】更に異なる従来の安全装置の側面図。
【符号の説明】
4…移動手摺、6…上階床部、7…夾角状空間部、20
…保護部材(23…回動保護板)、26,30a,30
b,30c,30d…光電センサ(検知器)、25…モ
ータ(駆動手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンコンベアの移動手摺と建屋の上階床
    部または隣接するマンコンベアの外装部との交差部に形
    成される夾角状空間部に保護部材を設けて、該夾角状空
    間部への乗客の挟み込みを防止する構成としたマンコン
    ベアの安全装置において、前記保護部材はマンコンベア
    の内外方向に回動可能に設けると共に、前記移動手摺よ
    り外側に物体がはみ出すと検知動作する検知器と、この
    検知器の検知信号により前記保護部材をマンコンベアの
    内方に向け回動せしめる駆動手段を設けて構成したこと
    を特徴とするマンコンベアの安全装置。
JP7531691U 1991-09-19 1991-09-19 マンコンベアの安全装置 Pending JPH0526984U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7531691U JPH0526984U (ja) 1991-09-19 1991-09-19 マンコンベアの安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7531691U JPH0526984U (ja) 1991-09-19 1991-09-19 マンコンベアの安全装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0526984U true JPH0526984U (ja) 1993-04-06

Family

ID=13572734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7531691U Pending JPH0526984U (ja) 1991-09-19 1991-09-19 マンコンベアの安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0526984U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011016666A (ja) * 2010-10-26 2011-01-27 Hitachi Ltd 乗客コンベア

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011016666A (ja) * 2010-10-26 2011-01-27 Hitachi Ltd 乗客コンベア

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6388698B2 (ja) 自動回転扉及びその制御方法
US4800998A (en) Escalator comb safety device
JP5148977B2 (ja) 乗客コンベアの安全装置および安全制御方法
JP5285919B2 (ja) 乗客コンベアの安全装置
JPWO2011111096A1 (ja) 安全位置センサ付きエレベータ
CN203112322U (zh) 一种扶手电梯
JPH0526984U (ja) マンコンベアの安全装置
JPH0346985A (ja) エレベータの保守運転装置
JP2002128445A (ja) エスカレータ運転制御装置
JP2006044942A (ja) 乗客コンベアの安全装置
JPS63252896A (ja) エスカレ−タの安全装置
JPH0192193A (ja) エスカレータの安全装置
JPS63300091A (ja) エスカレ−タの安全装置
JP2002211868A (ja) 移動装置の安全装置
KR200384074Y1 (ko) 엘리베이터 카도어용 이중안전장치
JPH02282199A (ja) 高所作業車における作業床の安全装置
JPH0881171A (ja) 乗客コンベアの安全装置
JP2517679B2 (ja) マンコンベア
CN109292577B (zh) 一种垂直升降电梯出入口防护装置
JPS5844600B2 (ja) マンコンベアの安全装置
JPH07468Y2 (ja) 乗客コンベアの安全装置
JPS6374887A (ja) エスカレ−タの安全装置
JPH0515511Y2 (ja)
JPH06227783A (ja) 乗客コンベアの安全装置
JPS6122940Y2 (ja)