JP2004155361A - 車両用ランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の外部から車体側開口部に取り付けられる車両用ランプに関し、特にレンズの外周縁部にフランジ部が形成され、レンズ裏面のフランジ部にパッキンが固着された車両用ランプにおいて、安定した防水性能を提供する。
【解決手段】ランプのレンズ裏面のフランジ部に固着したパッキンの車体取付面側に、外側方向(レンズ周縁部方向)に傾斜したリブを全周配設し、車体取付時には前記リブを一様に外側方向に倒れて車体側取付面と弾接させるようにしたこと。
【選択図】図3
【解決手段】ランプのレンズ裏面のフランジ部に固着したパッキンの車体取付面側に、外側方向(レンズ周縁部方向)に傾斜したリブを全周配設し、車体取付時には前記リブを一様に外側方向に倒れて車体側取付面と弾接させるようにしたこと。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の外部から車体側開口部を利用して取り付けられるランプに関し、特に車体取付面を兼ねるレンズ裏面に防水用パッキンを備えた車両用ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示される車体25に設けられた開口部25aに取り付けられるランプ、特に車両の外部後方から取着されるハイマウントストップランプにあっては、レンズ21の一部、即ちレンズ裏面の外周縁部が車体取付を可能とするためにフランジ部21aを兼ねているものが一般的で、前記フランジ部21aには、車体取付後の防水性確保を目的として、ゴム等の弾性部材からなるパッキンが接着される。そして、ランプの車体取付は、フランジ部21aのレンズ表面側からスクリュを貫通させ車体側に設けたナット部材との締め付けにより、あるいは前記車体開口部に挿入されることになるランプハウジング側から突出して設けた弾性片が車体側裏面の係合部に係止されることにより、レンズフランジ部21aがパッキンを介して車体側取付面25bに取着され取付が完了する。この時、パッキンが圧縮されて車体側取付面に弾接し防水性を確保している。
【0003】
なお、使用されるパッキンは「打ち抜きパッキン」(板状のゴムスポンジ素材をランプハウジングおよびレンズ外形形状に合わせて打ち抜き加工したもの)が安価な金型で済みコスト上有利だが、レンズのフランジ部に貼るパッキンの幅は防水上約10mm以上を必要とされる。つまり、加工が容易なスポンジ状ゴムパッキンは、圧縮時の圧力(弾接力)が弱く、結果として車体取付面からの浸水が避けられない。従って、パッキンの幅をより広くして防水性能を確保している。
【0004】
従って、レンズの車体取付部(フランジ部)が狭い(少ない)ランプにあっては、パッキン24はゴム成形型により作製され、パッキン24の車体取付面側にレンズ21外形形状に沿って三角形状のリブ24a(例えば、根元寸法約1.5mm、高さ約2mm)を全周に渡って配設したものが使用される。このように形成されたパッキン24は、圧縮時の弾接力も強く、しかも車体取付時に三角状リブ24aが先に圧縮されるので、リブ配設部位に圧力が集中し、高い防水性能が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車体側取付面上下の傾斜が大きく、さらにランプの取着方向が車体側取付面に面直でなく車体に対し略平行の場合、上述の三角状リブを備えたパッキンを有すランプにあっては、パッキンの三角状リブに面直方向の力が加わらないことが原因で、部分的に三角状リブがねじれて取り付けられ、十分な防水性が確保出来ない場合があった。
【0006】
また、車体側取付面は、通常左右方向に湾曲している。当然のことながらランプの車体取付部(フランジ部)を有すレンズも車体側形状に合わせて樹脂成形により製作されるが、特にハイマウントストップランプは、左右方向に長尺形状であり、車体側取付面とレンズ車体取付部形状の製作誤差により、両者の形状を完全に一致させることは難しい。結果として、ランプのレンズ裏面の車体取付部に接着されたパッキンの弾接力も、例えばランプ中心部分と両端部分では異なることになる。
【0007】
従って、従来は、車体取付時のパッキンの弾接力を確実に確保するため、ランプハウジング側に多数の車体取付用フックを配設したり、フック形状を大きくして車体側との係合力を強く設定して(ランプの車体側への取付圧力を強くして)、上述の問題を解決していた。しかし、上記内容の手段によると、ランプ取付時の装着力が増し(フックと車体側開口部の摺接抵抗が増し)、作業性が悪くなるという問題が生じていた。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に着目してなされたもので、車体側取付面の条件に影響されない安定した防水効果が得られ、特に左右方向に長尺なハイマウントストップランプに好適な車両用ランプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決する手段】
本発明は、かかる目的を達成するため、レンズとハウジングと光源を備え、車両の開口部に車両の外部から前記開口部周縁の取付面に取着される車両用ランプであって、前記レンズ裏面に車両の開口部に沿ってハウジングの一部を形成するリブを前周配設して、レンズ外周縁部から前記リブ間で車体取り付け部(フランジ部)を形成し、前記レンズ裏面の車体取付部に、パッキンが固着された車両用ランプにおいて、前記パッキンの車体取付面側には、外側(レンズの外周縁側方向)に傾斜したリブがレンズ外周縁に沿って全周配設されることを技術的特徴とする。
【0010】
上述の構成においては、ランプのレンズ裏面車体取付部に接着されたパッキンに配設したリブが積極的に外側方向に傾斜しているので、車体取付面にランプ車体取り付け部が面直方向に取着されない場合であっても、必ず前記リブが一様に外側方向に倒れて圧縮され車体側取付面に弾接して取着されるので、車体取付時のリブのねじれが無くなる。また、車体側取付面とレンズ車体取付部の形状に差が生じている場合でも、前記外側方向に倒れて圧縮されたリブが元の位置に復帰しようとして常に車体側取付面を弾発するため車体側取付条件に影響されない安定した防水性能が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面1〜5を参照して説明する。
ハイマウントストップランプは車両後方から取着され、そのハウジング部2が挿入されることになる開口部5aが車両の後部に形成される。また、ランプ取付時の見栄えの点から、レンズ1表面と車体表面5が、略同一高さになるよう車体側開口部5a周縁にレンズ1の厚さ分の凹みを有してランプ取付面5bが形成されている。
【0012】
一方、ハイマウントストップランプは、主にレンズ1、ハウジング2、光源3、防水パッキン4から構成される。
ハイマウントストップランプのレンズ1裏面には、車体側開口部5aの寸法より僅かなクリアランスを有して、ランプハウジングの一部を形成することになるリブ1bを前記車体開口部5aに挿入可能にレンズと一体に全周配設し、レンズ1外周縁から上記リブ1b間で車体取付部(フランジ部)1aが形成され、後述するパッキン4がフランジ部裏面の車体取付面1cの全周に貼付されることになる。
【0013】
そして、レンズ1裏面のリブ1b先端部と合成樹脂性ハウジング2の開放端面が、レンズ1、ハウジング2の各々に図示しない複数箇所設けた爪および係止孔による係止構造により係合し、光源3が収容される空間が形成される。さらに、ハウジング2の長手方向の側面両側に、弾性を有す車体取り付け用フック2aがハウジング一体に複数箇所配設される。
【0014】
上述のパッキン4は、ゴム成形型により製作され、幅の最も狭い箇所で6mm程で、一方の面側(車体取付面側)には幅方向の略中央部に、外側(レンズの外周縁側)に傾斜したリブ4aが全周に渡って配設されている。前記リブ4aの本実施例における詳細断面形状は、その根元幅寸法が1.8mm、高さ2mm、そして内側(レンズ裏面のリブ1b側)の根元から上方に延びる傾斜面の角度は50°、外側(レンズ裏面の外周縁部側)の根元から延びる傾斜面の角度が76°となっている。そして、他方の面側には両面テープ(図示しない)が貼り付けられており、レンズ裏面の車体取付面1cへの接着を可能としている。
【0015】
上記構成において、ランプを車両後方から車体開口部5aに挿入すると、ランプのハウジング2に配設された弾性フック2aが車体開口部5aに摺接してハウジング2の内側方向にたわみ、更に挿入すると、レンズの車体取付面1cに接着したパッキン4のリブ4aが外側に倒れながら圧縮され、車体側取付面5bに弾接する。同時にハウジング2に配設した弾性フック2aの最大突起部が、車体開口部5aを通り抜けた後、弾性フック2aが元の位置に復帰しようとハウジング2の外側方向へ移動するが、その途中に車体側開口部5aに係止されてランプが保持される(レンズフランジ部1aがパッキン4を介して車体側取付面5bに装着される)。この状態でハイマウントストップランプと車体側取付面5bとの防水性も確保される。
【0016】
【発明の効果】
上述したレンズ裏面の一部が車体取付面を有す車両用ランプにあっては、レンズ裏面の車体取付面に固着されたパッキンのリブが外側方向(レンズの外周縁側方向)に積極的に傾けて配設されているので、リブは必ず外側方向へ一様に倒れて圧縮され車体側取付面に取着される。従って、ランプハウジングの挿入方向に対して車体側取付面の傾斜角度が大きい取付条件の場合、リブのねじれが原因で浸水が生じやすいという課題が解消されて、高い防水性能が得られる。
【0017】
さらに、ランプのレンズ車体取付部と車体側取付面の製作誤差によるパッキンの圧縮量に差が生じる(圧縮量が少ない箇所が生じる)部位においても、上述のリブが外側に倒れた状態で、車体側取付面に必要十分な力で弾接している。つまり、外側に倒れたリブが元の位置に復帰するように車体側取付面を常に弾発して車体側取付面とリブが密接しているので、ランプ(レンズ外周縁)全周に渡って、安定した防水効果が得られる。よって、従来の様に確実な防水性確保のため多数の車体取付用フックをハウジング側に配設したり、フック形状を大きくして車体側との係合力を強く設定する(ランプの車体側への取付圧力を強くする)必要がない。従って、ランプの車体取付時の装着力も従来のように高くなく(フックと車体側開口部の摺接抵抗が高くなく)、良好な取付作業性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ランプの正面図
【図2】図1おけるA−A線断面図(車体取付前の図)
【図3】図2おける要部の断面拡大図
【図4】図2おける取着途中の要部断面拡大図
【図5】図1におけるB−B線断面図(車体取付フック部の断面拡大図)
【図6】従来例のパッキン取着部の要部断面拡大図
【符号の説明】
1 レンズ
1a フランジ部
1b リブ
1c 車体取付面
2 ハウジング
2a 車体取付フック
3 光源
4 パッキン
4a リブ
5 車体
5a 開口部
5b フランジ面
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の外部から車体側開口部を利用して取り付けられるランプに関し、特に車体取付面を兼ねるレンズ裏面に防水用パッキンを備えた車両用ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示される車体25に設けられた開口部25aに取り付けられるランプ、特に車両の外部後方から取着されるハイマウントストップランプにあっては、レンズ21の一部、即ちレンズ裏面の外周縁部が車体取付を可能とするためにフランジ部21aを兼ねているものが一般的で、前記フランジ部21aには、車体取付後の防水性確保を目的として、ゴム等の弾性部材からなるパッキンが接着される。そして、ランプの車体取付は、フランジ部21aのレンズ表面側からスクリュを貫通させ車体側に設けたナット部材との締め付けにより、あるいは前記車体開口部に挿入されることになるランプハウジング側から突出して設けた弾性片が車体側裏面の係合部に係止されることにより、レンズフランジ部21aがパッキンを介して車体側取付面25bに取着され取付が完了する。この時、パッキンが圧縮されて車体側取付面に弾接し防水性を確保している。
【0003】
なお、使用されるパッキンは「打ち抜きパッキン」(板状のゴムスポンジ素材をランプハウジングおよびレンズ外形形状に合わせて打ち抜き加工したもの)が安価な金型で済みコスト上有利だが、レンズのフランジ部に貼るパッキンの幅は防水上約10mm以上を必要とされる。つまり、加工が容易なスポンジ状ゴムパッキンは、圧縮時の圧力(弾接力)が弱く、結果として車体取付面からの浸水が避けられない。従って、パッキンの幅をより広くして防水性能を確保している。
【0004】
従って、レンズの車体取付部(フランジ部)が狭い(少ない)ランプにあっては、パッキン24はゴム成形型により作製され、パッキン24の車体取付面側にレンズ21外形形状に沿って三角形状のリブ24a(例えば、根元寸法約1.5mm、高さ約2mm)を全周に渡って配設したものが使用される。このように形成されたパッキン24は、圧縮時の弾接力も強く、しかも車体取付時に三角状リブ24aが先に圧縮されるので、リブ配設部位に圧力が集中し、高い防水性能が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車体側取付面上下の傾斜が大きく、さらにランプの取着方向が車体側取付面に面直でなく車体に対し略平行の場合、上述の三角状リブを備えたパッキンを有すランプにあっては、パッキンの三角状リブに面直方向の力が加わらないことが原因で、部分的に三角状リブがねじれて取り付けられ、十分な防水性が確保出来ない場合があった。
【0006】
また、車体側取付面は、通常左右方向に湾曲している。当然のことながらランプの車体取付部(フランジ部)を有すレンズも車体側形状に合わせて樹脂成形により製作されるが、特にハイマウントストップランプは、左右方向に長尺形状であり、車体側取付面とレンズ車体取付部形状の製作誤差により、両者の形状を完全に一致させることは難しい。結果として、ランプのレンズ裏面の車体取付部に接着されたパッキンの弾接力も、例えばランプ中心部分と両端部分では異なることになる。
【0007】
従って、従来は、車体取付時のパッキンの弾接力を確実に確保するため、ランプハウジング側に多数の車体取付用フックを配設したり、フック形状を大きくして車体側との係合力を強く設定して(ランプの車体側への取付圧力を強くして)、上述の問題を解決していた。しかし、上記内容の手段によると、ランプ取付時の装着力が増し(フックと車体側開口部の摺接抵抗が増し)、作業性が悪くなるという問題が生じていた。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に着目してなされたもので、車体側取付面の条件に影響されない安定した防水効果が得られ、特に左右方向に長尺なハイマウントストップランプに好適な車両用ランプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決する手段】
本発明は、かかる目的を達成するため、レンズとハウジングと光源を備え、車両の開口部に車両の外部から前記開口部周縁の取付面に取着される車両用ランプであって、前記レンズ裏面に車両の開口部に沿ってハウジングの一部を形成するリブを前周配設して、レンズ外周縁部から前記リブ間で車体取り付け部(フランジ部)を形成し、前記レンズ裏面の車体取付部に、パッキンが固着された車両用ランプにおいて、前記パッキンの車体取付面側には、外側(レンズの外周縁側方向)に傾斜したリブがレンズ外周縁に沿って全周配設されることを技術的特徴とする。
【0010】
上述の構成においては、ランプのレンズ裏面車体取付部に接着されたパッキンに配設したリブが積極的に外側方向に傾斜しているので、車体取付面にランプ車体取り付け部が面直方向に取着されない場合であっても、必ず前記リブが一様に外側方向に倒れて圧縮され車体側取付面に弾接して取着されるので、車体取付時のリブのねじれが無くなる。また、車体側取付面とレンズ車体取付部の形状に差が生じている場合でも、前記外側方向に倒れて圧縮されたリブが元の位置に復帰しようとして常に車体側取付面を弾発するため車体側取付条件に影響されない安定した防水性能が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面1〜5を参照して説明する。
ハイマウントストップランプは車両後方から取着され、そのハウジング部2が挿入されることになる開口部5aが車両の後部に形成される。また、ランプ取付時の見栄えの点から、レンズ1表面と車体表面5が、略同一高さになるよう車体側開口部5a周縁にレンズ1の厚さ分の凹みを有してランプ取付面5bが形成されている。
【0012】
一方、ハイマウントストップランプは、主にレンズ1、ハウジング2、光源3、防水パッキン4から構成される。
ハイマウントストップランプのレンズ1裏面には、車体側開口部5aの寸法より僅かなクリアランスを有して、ランプハウジングの一部を形成することになるリブ1bを前記車体開口部5aに挿入可能にレンズと一体に全周配設し、レンズ1外周縁から上記リブ1b間で車体取付部(フランジ部)1aが形成され、後述するパッキン4がフランジ部裏面の車体取付面1cの全周に貼付されることになる。
【0013】
そして、レンズ1裏面のリブ1b先端部と合成樹脂性ハウジング2の開放端面が、レンズ1、ハウジング2の各々に図示しない複数箇所設けた爪および係止孔による係止構造により係合し、光源3が収容される空間が形成される。さらに、ハウジング2の長手方向の側面両側に、弾性を有す車体取り付け用フック2aがハウジング一体に複数箇所配設される。
【0014】
上述のパッキン4は、ゴム成形型により製作され、幅の最も狭い箇所で6mm程で、一方の面側(車体取付面側)には幅方向の略中央部に、外側(レンズの外周縁側)に傾斜したリブ4aが全周に渡って配設されている。前記リブ4aの本実施例における詳細断面形状は、その根元幅寸法が1.8mm、高さ2mm、そして内側(レンズ裏面のリブ1b側)の根元から上方に延びる傾斜面の角度は50°、外側(レンズ裏面の外周縁部側)の根元から延びる傾斜面の角度が76°となっている。そして、他方の面側には両面テープ(図示しない)が貼り付けられており、レンズ裏面の車体取付面1cへの接着を可能としている。
【0015】
上記構成において、ランプを車両後方から車体開口部5aに挿入すると、ランプのハウジング2に配設された弾性フック2aが車体開口部5aに摺接してハウジング2の内側方向にたわみ、更に挿入すると、レンズの車体取付面1cに接着したパッキン4のリブ4aが外側に倒れながら圧縮され、車体側取付面5bに弾接する。同時にハウジング2に配設した弾性フック2aの最大突起部が、車体開口部5aを通り抜けた後、弾性フック2aが元の位置に復帰しようとハウジング2の外側方向へ移動するが、その途中に車体側開口部5aに係止されてランプが保持される(レンズフランジ部1aがパッキン4を介して車体側取付面5bに装着される)。この状態でハイマウントストップランプと車体側取付面5bとの防水性も確保される。
【0016】
【発明の効果】
上述したレンズ裏面の一部が車体取付面を有す車両用ランプにあっては、レンズ裏面の車体取付面に固着されたパッキンのリブが外側方向(レンズの外周縁側方向)に積極的に傾けて配設されているので、リブは必ず外側方向へ一様に倒れて圧縮され車体側取付面に取着される。従って、ランプハウジングの挿入方向に対して車体側取付面の傾斜角度が大きい取付条件の場合、リブのねじれが原因で浸水が生じやすいという課題が解消されて、高い防水性能が得られる。
【0017】
さらに、ランプのレンズ車体取付部と車体側取付面の製作誤差によるパッキンの圧縮量に差が生じる(圧縮量が少ない箇所が生じる)部位においても、上述のリブが外側に倒れた状態で、車体側取付面に必要十分な力で弾接している。つまり、外側に倒れたリブが元の位置に復帰するように車体側取付面を常に弾発して車体側取付面とリブが密接しているので、ランプ(レンズ外周縁)全周に渡って、安定した防水効果が得られる。よって、従来の様に確実な防水性確保のため多数の車体取付用フックをハウジング側に配設したり、フック形状を大きくして車体側との係合力を強く設定する(ランプの車体側への取付圧力を強くする)必要がない。従って、ランプの車体取付時の装着力も従来のように高くなく(フックと車体側開口部の摺接抵抗が高くなく)、良好な取付作業性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ランプの正面図
【図2】図1おけるA−A線断面図(車体取付前の図)
【図3】図2おける要部の断面拡大図
【図4】図2おける取着途中の要部断面拡大図
【図5】図1におけるB−B線断面図(車体取付フック部の断面拡大図)
【図6】従来例のパッキン取着部の要部断面拡大図
【符号の説明】
1 レンズ
1a フランジ部
1b リブ
1c 車体取付面
2 ハウジング
2a 車体取付フック
3 光源
4 パッキン
4a リブ
5 車体
5a 開口部
5b フランジ面
Claims (1)
- レンズとハウジングと光源を備え、車両の開口部に車両の外部から前記開口部周縁の取付面に取着される車両用ランプであって、
前記レンズ裏面に車両の開口部に沿ってハウジングの一部を形成するリブが全周配設されて、レンズ外周縁部から前記リブ間で車体取り付け部(フランジ部)が形成され、前記レンズ裏面の車体取付部の全周に、パッキンが固着された車両用ランプにおいて、
前記パッキンの車体取付面側には、外側(レンズの外周縁側方向)に傾斜したリブがレンズ外周縁に沿って全周配設されていることを特徴とする車両用ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002324676A JP2004155361A (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 車両用ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002324676A JP2004155361A (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 車両用ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004155361A true JP2004155361A (ja) | 2004-06-03 |
Family
ID=32804146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002324676A Pending JP2004155361A (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 車両用ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004155361A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008100551A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用ヘッドランプ |
JP2012116277A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Mazda Motor Corp | 車両の後部構造 |
JP2019064334A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 三菱自動車エンジニアリング株式会社 | 車両のランプ装置 |
-
2002
- 2002-11-08 JP JP2002324676A patent/JP2004155361A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008100551A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用ヘッドランプ |
JP2012116277A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Mazda Motor Corp | 車両の後部構造 |
JP2019064334A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 三菱自動車エンジニアリング株式会社 | 車両のランプ装置 |
JP7127263B2 (ja) | 2017-09-28 | 2022-08-30 | 三菱自動車エンジニアリング株式会社 | 車両のランプ装置 |
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