JP2007331930A - エレベータのかご内手摺装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手摺とかご室の壁面との間に幼児等の腕が挿入されても、容易に抜くことができるエレベータのかご内手摺装置を得る。
【解決手段】かご室の壁面1と、かご室の壁面に沿いかつこの壁面との間に隙間を保つように取付金3を介して取り付けられた手摺2と、手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面に設けられた摩擦係数の小さい材料からなる板体4とを備える。また、手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面の上下部に長手方向に沿って溝が設けられ、一方、板体の上下端には、手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面の上下部の溝に嵌合する突起が設けられる。
【選択図】図2
【解決手段】かご室の壁面1と、かご室の壁面に沿いかつこの壁面との間に隙間を保つように取付金3を介して取り付けられた手摺2と、手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面に設けられた摩擦係数の小さい材料からなる板体4とを備える。また、手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面の上下部に長手方向に沿って溝が設けられ、一方、板体の上下端には、手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面の上下部の溝に嵌合する突起が設けられる。
【選択図】図2
Description
この発明は、エレベータの乗りかご内に設置されるエレベータのかご内手摺装置に関するものである。
従来、エレベータの乗りかご内に設置されるかご内手摺装置においては、かご室の壁面に取付金の一端部を固定し、この取付金の他端部に、かご室の壁面に沿いかつこの壁面との間に隙間を保つように手摺を取り付けた構成にしている(例えば、特許文献1参照)。
従来のエレベータのかご内手摺装置では、手摺の裏面(かご室の壁面と対向する面)がフラットの構成となっており、幼児等が手摺と壁面との間に腕を挿入した場合、摩擦係数が大きいために抜けなくなるという問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、手摺とかご室の壁面との間に幼児等の腕が挿入されても、容易に抜くことができるエレベータのかご内手摺装置を提供するものである。
この発明に係るエレベータのかご内手摺装置は、かご室の壁面と、かご室の壁面に沿いかつこの壁面との間に隙間を保つように取付金を介して取り付けられた手摺と、手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面に設けられた摩擦係数の小さい材料からなる板体とを備えたものである。
この発明によれば、手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面に摩擦係数の小さい材料からなる板体を設けたので、手摺とかご室の壁面との間に幼児等の腕が挿入されても、容易に抜くことができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分の縦断面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分以外の縦断面図である。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分の縦断面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分以外の縦断面図である。
図において、1はかご室の壁面、2はかご室の壁面1に沿いかつこの壁面との間に隙間を保つように取付金3を介してかご室の壁面1に取り付けられた手摺である。4は手摺2の裏面(かご室の壁面と対向する面)に接着剤等により貼り付けられた弗素樹脂等の摩擦係数の小さい材料からなる板体である。摩擦係数の小さい材料からなる板体4は、取付金3部分を除いて貼り付けられている。
以上の構成により、従来は、幼児等が誤って手摺2と壁面1の間に腕を挿入したとすると、手摺2と壁面1との摩擦力により腕が抜けない場合があった。特に、腕が露出する夏場には摩擦力が大きくなり、簡単には抜けなくなる。しかし、この発明によれば、手摺2の裏面に摩擦係数の小さい材料からなる板体4が貼られているので、幼児等の腕を容易に抜くことができる。
特に、手摺2の平板部の上下幅寸法が広くなればなるほど外し難い状況が発生し易くなるため、例えば25mm幅程度のものならば摩擦係数によらず抜けることがあるが、板幅が70mm程度(子供の肘の幅程度)以上になると、摩擦係数により抜け難い状況が発生し易くなり、摩擦係数が0.02以下のものが効果的である(SUS一般材は約0.021)。摩擦エネルギーの代用として、ある接触面積をもって手摺と壁面の間に挟まれている腕を抜くのにその手摺の幅分の距離を移動するエネルギーと考え、接触面積(手摺幅*腕幅)*手摺幅*摩擦係数をかけた値を指標とすると、6860以下となるように設定すると、より効果的となる。現行の一般SUSの場合、指標は7203となる。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分の縦断面図、図4はこの発明の実施の形態2におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分以外の縦断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図3はこの発明の実施の形態2におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分の縦断面図、図4はこの発明の実施の形態2におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分以外の縦断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態2では、手摺2の裏面の上下端部に、長手方向に沿って溝21が設けられている。また、手摺2の裏面(かご室の壁面と対向する面)に設けられる弗素樹脂等の摩擦係数の小さい材料からなる板体4の上下端には、上記手摺2の上下端部の溝21に嵌合する突起41が設けられている。摩擦係数の小さい材料からなる板体4は、取付金3部分を除いて貼り付けられている。
上記実施の形態1では、板体4を接着する手間や乾燥時間がかかるが、この実施の形態2によれば、それらを改善することが可能となる。このような構成によっても、実施の形態1と同様に幼児等の腕を容易に抜くことができる。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分以外の縦断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図5はこの発明の実施の形態3におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分以外の縦断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
上記実施の形態1では、手摺2の裏面の上下幅全体に亘って弗素樹脂等の摩擦係数の小さい材料からなる板体4を貼り付けたが、この実施の形態3においては、手摺2の裏面の上下幅のうち下半分に弗素樹脂等の摩擦係数の小さい材料からなる板体4を貼り付けたものである。したがって、手摺2の裏面の上下幅中央部には、手摺2の裏面と板体4の上端部との段差が形成されている。そのため、腕が挿入された場合にかかる力は、手摺2の裏面上部より板体4の方が大きい。しかし、板体4は摩擦係数が小さいため、幼児等の腕を容易に抜くことができる。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分の縦断面図、図7はこの発明の実施の形態4におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分以外の縦断面図である。なお、実施の形態1、2と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図6はこの発明の実施の形態4におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分の縦断面図、図7はこの発明の実施の形態4におけるエレベータのかご内手摺装置を示す取付金部分以外の縦断面図である。なお、実施の形態1、2と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態4においては、実施の形態3と同様に、手摺2の裏面の上下幅のうち下半分に弗素樹脂等の摩擦係数の小さい材料からなる板体4を設けるものである。また、この板体4の取り付け方は、実施の形態2とほぼ同様に、手摺2の裏面の中央部と下端部に、長手方向に沿って溝21を設け、下半分の大きさの板体4の上下端に、上記手摺2の中央部と下端部の溝21に嵌合する突起41を設けている。このような構成によっても、実施の形態3と同様な効果が得られる。
ところで、上記説明では、手摺2の裏面(かご室の壁面と対向する面)に弗素樹脂等の摩擦係数の小さい材料からなる板体を設けた場合について述べたが、弗素樹脂等の摩擦係数の小さい材料からなる板体をかご室の壁面側に設けても良いことはもちろんである。
1 かご室の壁面
2 手摺
3 取付金
4 摩擦係数の小さい板体
21 溝
41 突起
2 手摺
3 取付金
4 摩擦係数の小さい板体
21 溝
41 突起
Claims (4)
- かご室の壁面と、
前記かご室の壁面に沿いかつこの壁面との間に隙間を保つように取付金を介して取り付けられた手摺と、
前記手摺の裏面又は前記手摺と対向する前記かご室の壁面に設けられた摩擦係数の小さい材料からなる板体と、
を備えたことを特徴とするエレベータのかご内手摺装置。 - 手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面の上下部に長手方向に沿って溝が設けられ、一方、板体の上下端には、前記手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面の上下部の溝に嵌合する突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータのかご内手摺装置。
- 板体は、手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面の上下幅のうち、下半分のみに設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータのかご内手摺装置。
- 手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面の上下幅の中央部に、手摺の裏面又は手摺と対向するかご室の壁面と板体の上端部との間で段差が形成されていることを特徴とする請求項3記載のエレベータのかご内手摺装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006169061A JP2007331930A (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | エレベータのかご内手摺装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007331930A true JP2007331930A (ja) | 2007-12-27 |
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ID=38931771
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107187996A (zh) * | 2016-03-14 | 2017-09-22 | 株式会社日立制作所 | 电梯装置、轿厢及扶手 |
CN110759210A (zh) * | 2019-10-29 | 2020-02-07 | 上海三菱电梯有限公司 | 一种电梯的扶手安装结构、电梯轿厢及垂直升降式电梯 |
CN110775783A (zh) * | 2019-11-22 | 2020-02-11 | 上海三菱电梯有限公司 | 一种电梯的扶手安装座、电梯轿厢及电梯 |
CN112187092A (zh) * | 2020-09-24 | 2021-01-05 | 东南大学 | 一种自动扶梯能量收集装置 |
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2006
- 2006-06-19 JP JP2006169061A patent/JP2007331930A/ja active Pending
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CN107187996B (zh) * | 2016-03-14 | 2019-04-23 | 株式会社日立制作所 | 电梯装置、轿厢及扶手 |
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