JP2010071030A - 階段のコーナ部材 - Google Patents

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JP2010071030A JP2008242224A JP2008242224A JP2010071030A JP 2010071030 A JP2010071030 A JP 2010071030A JP 2008242224 A JP2008242224 A JP 2008242224A JP 2008242224 A JP2008242224 A JP 2008242224A JP 2010071030 A JP2010071030 A JP 2010071030A
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Naohiko Maeda
直彦 前田
Kenji Sakamoto
顕士 坂本
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Abstract

【課題】階段の入隅部溜まる塵埃を防止し、且つ階段の昇降時に障害にならないコーナ部材を提供する。
【解決手段】階段の踏み板2と蹴込み板3で構成される入隅部に設置される階段のコーナ部材1であって、その上端縁部及び下端前方縁部は鋭角に形成され、その表面側に形成される傾斜面5は上端から下端へ下降傾斜し、その前後方向の巾が、踏み板2の先端が蹴込み板3より突出した部分の長さである蹴込み寸法6以下になるようにした。
【選択図】図1

Description

本願発明は、階段の踏み板と、蹴込み板とで構成される入隅部に設置される階段のコーナ部材に関するものである。
階段の踏み板と、蹴込み板とで構成される入隅部は塵埃が溜まりやすく、従来から、塵埃が溜まるのを防止するために入隅部にコーナ部材を設け入隅部に塵埃が溜まるのを防止している。
特開2001−152635号公報(特許文献1)に示される階段のコーナ部材は、合成樹脂で一体成形し、コーナ部材に中空部を設けることにより、可撓性を付与したとしている。これにより、階段の踏み板と蹴込み板とで構成される入隅部に取り付ければ入隅部に塵埃が溜まるのを防止することがき、コーナ部材の可撓性により踏み板に対して蹴込み板が直角以上に前傾又は、後傾していても、これを吸収して踏み板と蹴込み板にきっちりとした配置で固定され、隙間が生じない仕上がりとなるとしている。
特開2001−152635号公報
しかしながら、上記従来例である階段のコーナ部材にあっては、階段の踏み板を上方から眺めた場合、蹴込み板に接してその前方にコーナ部材が設置されることになる。コーナ部材の上に足を置いて、階段を昇降すると不安定であり、危険が伴う。したがって、実質的には、踏み板からコーナ部材を除いた、残りの面積のみが階段の昇降時に利用することができる有効面積であり、有効面積が小さいと階段の昇降が困難であり、また、その際足を踏み外す危険性もある。
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、階段の入隅部に溜まる塵埃を防止し、且つ階段の昇降時に障害にならないコーナ部材を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明では、階段の踏み板と蹴込み板で構成される入隅部に設置される階段のコーナ部材であって、その上端縁部及び下端前方縁部を鋭角に形成し、この上端縁部から下端前方縁部にいたる表面を下降傾斜した傾斜面として形成し、その前後方向の巾が、踏み板の先端が蹴込み板より突出した部分の長さである蹴込み寸法以下になるようにしている。
又、本願請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の階段のコーナ部材において、 階段の蹴込み板の下端部に沿って、長尺で形成されたことを特徴としている。
又、本願請求項3記載の発明では、上記請求項1記載の階段のコーナ部材において、階段の踏み板と蹴込み板と側板とで構成される入隅部のコーナ端に設置されるために略三角錐状の外形に形成されたことを特徴としている。
又、本願請求項4記載の発明では、上記請求項1乃至3のいずれか一項に記載の階段のコーナ部材において、傾斜面を階段と同質な木質で形成したことを特徴としている。
又、本願請求項5記載の発明では、上記請求項1乃至3のいずれか一項に記載の階段のコーナ部材において、コーナ部材を、透明な樹脂で形成したことを特徴とするとしている。
又、本願請求項6記載の発明では、上記請求項1乃至5のいずれか一項に記載の階段のコーナ部材において、傾斜面に防汚処理を施したことを特徴としている。
本願請求項1記載の発明の階段のコーナ部材においては、その前後方向の巾が、踏み板の先端が蹴込み板より突出した部分の長さである蹴込み寸法以下であるので、階段の踏み板を上方から眺めた場合、コーナ部材は視認されず、視認される階段の踏み板の全面を利用でき、コーナ部材が階段の昇降時に障害にならない。また、踏み板と蹴込み板とで構成される入隅部に塵埃が溜まることを防止することができ、塵埃が溜まった場合でも、その傾斜面のため清掃が容易である。
又、本願請求項2記載の発明の階段のコーナ部材においては、特にコーナ部材が長尺で形成されているため、広範囲の入隅部に塵埃が溜まることを防止することができる。
又、本願請求項3記載の発明の階段のコーナ部材においては、特に、階段の踏み板と蹴込み板と側板とで構成される入隅部のコーナ端に設置するために略三角錐状の外形に形成されるため、より清掃が困難である3面で構成されるコーナ部に塵埃が溜まることを防止することができる。
又、本願請求項4記載の発明の階段のコーナ部材においては、特にコーナ部材を階段と同質な木質で形成しているため、外観を損ねることがなく、階段の審美性を保つことができる。
又、本願請求項5記載の発明の階段のコーナ部材においては、特にコーナ部材を透明な樹脂で形成しているため、コーナ部材を透して階段を視認することができ、階段の外観を損ねず審美性を保つことができる。
又、本願請求項6記載の発明の階段のコーナ部材においては、特に傾斜面に防汚処理を施したため、清掃がより、容易となる。
本願発明の第一の実施形態を、図面を参照しながら以下に詳細に説明する。図1は、本実施形態における階段のコーナ部材1の使用状態の斜視図であり、図2は、階段のコーナ部材1の断面図である。
階段のコーナ部材1は、踏み板2と蹴込み板3とで構成される入隅部に設置され使用されるものであり、蹴込み板3の下端部に沿って、長尺で形成される。本実施形態におけるコーナ部材1は、蹴込み板3の下端部に設置されるものであり、蹴込み板3の化粧版は露出しており蹴込み板3のカバーとは異なる構成である。
コーナ部材1の上端縁部及び下端前方縁部は鋭角に形成され、この上端縁部から下端前方縁部にいたる表面が下降傾斜した傾斜面5として平面形状に形成されている。
なお、本実施形態では傾斜面5を、平面形状に形成したが、傾斜面5を凸曲面状や凹曲面状に形成してもよい。また、傾斜面5は、その上端において蹴込み板3と、その下端において踏み板2と段差なく連続している。
コーナ部材1は、その前後方向の巾が、踏み板2の先端が蹴込み板3より突出した部分の長さである蹴込み寸法6以下になるように形成されており、階段の昇降時に障害にならないようにしている。
図3のコーナ部材1の斜視図を用いて、さらに詳細に説明すると、コーナ部材1は、蹴込み板3に接触する蹴込み板接触面7と、踏み板2に接触する踏み板接触面8とを備え、その、蹴込み板接触面7又は踏み板接触面8に接着剤を塗布しそれぞれの対応する、設置面に貼り付けることによって、入隅部に取り付けられる。なお、接着剤を用いなくても、その両面に粘着性を有するシート状の両面テープを用いて入隅部に取り付けてもよい。
上記実施形態においては、コーナ部材1を傾斜面5の他、蹴込み板接触面7と踏み板接触面8とを備えるものとして記載したが、蹴込み板接触面7と踏み板接触面8とを備えない、傾斜面5のみのコーナ部材1であってもよい。すなわち、傾斜面5が板状に形成され、踏み板2と蹴込み板3とで構成される入隅部を防ぐように傾斜面5を設置する。この場合、傾斜面5の上端及び下端縁部に接着剤又は両面テープを用いることにより、入隅部に固定される。
また、コーナ部材1の傾斜面5は、階段と同質な木質で形成し、防汚処理を施しておくことが望ましい。この場合、階段と同質な木質でコーナ部材1の全体を形成してもよいし、コーナ部材の形状を形成した後、木質をシート状にしたものを傾斜面5に貼り付けてもよい。防汚処理の一例としては、撥水撥油処理であり、フッ素系塗料を傾斜面5に塗布することによりなされる。
また、コーナ部材1を透明な樹脂で形成しておいてもよく、この場合も傾斜面に防汚処理を施しておくことが望ましい。
したがって、この実施形態における階段のコーナ部材1においては、その前後方向の巾が、踏み板2の先端が蹴込み板3より突出した部分の長さである蹴込み寸法6以下であるので、階段の踏み板2を上方から眺めた場合、コーナ部材1は視認されず、視認される階段の踏み板2の全面を利用でき、コーナ部材1が階段の昇降時に障害にならない、また、コーナ部材1が長尺で形成されているため、広範囲の入隅部に塵埃が溜まることを防止することができ、塵埃が溜まった場合でも、その傾斜面5のため清掃が容易である。
更に、コーナ部材1を階段と同質な木質で形成すれば、外観を損ねることがなく、階段の審美性を保つことができる。
また、コーナ部材を透明な樹脂で形成しても、コーナ部材を透して階段を視認することができ、階段の外観を損ねず審美性を保つことができる。
更に、傾斜面に防汚処理を施せば、清掃がより、容易となる。
次に、本願発明の第二の実施形態を、図面を参照しながら以下に詳細に説明する。なお、ここでは、上記第一の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果等)については、上記第一の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
図4は、本実施形態における階段のコーナ部材1の使用状態の斜視図である。階段のコーナ部材1は、踏み板2と蹴込み板3と側板4とで構成される入隅部のコーナ端に設置され使用されるものであり、略三角錐状の外形に形成され、その上端縁部及び下端前方縁部は鋭角に形成され、この上端縁部から下端前方縁部にいたる表面が下降傾斜した傾斜面5として形成されている。
図5のコーナ部材1の斜視図を用いて、さらに詳細に説明すると、コーナ部材1は、蹴込み板3に接触する蹴込み板接触面7と、踏み板2に接触する踏み板接触面8と側板4に接触する側板接触面9とを備え、その、蹴込み板接触面7、踏み板接触面8又は、側板接触面9に接着剤を塗布しそれぞれの対応する、設置面に貼り付けることによって、入隅部に取り付けられる。なお、接着剤を用いなくても、その両面に粘着性を有するシート状の両面テープを用いて入隅部に取り付けてもよい。
したがって、この実施形態における階段のコーナ部材1においては、階段の踏み板2と蹴込み板3と側板4とで構成される入隅部のコーナ端に設置するために略三角錐状の外形に形成されるため、より清掃が困難である3面で構成されるコーナ部に塵埃が溜まることを防止することができる。
第一の実施形態における階段のコーナ部材の使用状態の斜視図 階段のコーナ部材の断面図 第一の実施形態における階段のコーナ部材の斜視図 第二の実施形態における階段のコーナ部材の使用状態の斜視図 第二の実施形態における階段のコーナ部材の斜視図
符号の説明
1 コーナ部材
2 踏み板
3 蹴込み板
4 側板
5 傾斜面
6 蹴込み寸法
7 蹴込み板接触面
8 踏み板接触面
9 側板接触面

Claims (6)

  1. 階段の踏み板と蹴込み板で構成される入隅部に設置される階段のコーナ部材であって、
    その上端縁部及び下端前方縁部は鋭角に形成され、
    この上端縁部から下端前方縁部にいたる表面が下降傾斜した傾斜面として形成され、
    その前後方向の巾が、踏み板の先端が蹴込み板より突出した部分の長さである蹴込み寸法以下であることを特徴とする階段のコーナ部材。
  2. 階段の蹴込み板の下端部に沿って、長尺で形成されたことを特徴とする請求項1記載の階段のコーナ部材。
  3. 階段の踏み板と蹴込み板と側板とで構成される入隅部のコーナ端に設置されるために略三角錐状の外形に形成されたことを特徴とする請求項1記載の階段のコーナ部材。
  4. 傾斜面を階段と同質な木質で形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の階段のコーナ部材。
  5. 透明な樹脂で形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の階段のコーナ部材。
  6. 傾斜面に防汚処理を施したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の階段のコーナ部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112617711A (zh) * 2020-11-30 2021-04-09 青岛亿联建设集团股份有限公司 一种建筑用可快速清理具有灰尘短暂收集功能的螺旋楼梯
WO2022019449A1 (ko) * 2020-07-24 2022-01-27 진홍준 계단 모서리 가림 부재

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