JP2008043041A - 車両交流発電機の冷却空気流路構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷却空気流は、略L字状の吸気ダクト11を通じて第2リヤカバー10と第1リヤカバー6との間の冷却空気室Lにその上端部から下方へ吹き込まれた後、この冷却空気室Lの前方に隣接する電気部品室S内へ分散して吹き込まれる。第2リヤカバー10の吸入口10aの流路断面積は吸気ダクト11の取り入れ口11cの流路断面積より狭窄され、これにより、冷却空気流は、吸入口10aの部位にて増速されて電気部品室Sに軸方向に隣接する冷却空気室Lに吹き込まれる。これにより、冷却空気室Lの軸方向必要幅を減らしつつ、電気部品室S内各部の各電気部品を良好に冷却することができる。
【選択図】図1
Description
実施形態1を図面を参照して説明する。図1は、車両交流発電機の軸方向断面図である。
実施形態2を説明する。この実施形態は、図2に示す実施形態1において、第2リヤカバー10の吸入口10aの直下の冷却空気流流路を挟んでその両側に出力ターミナル窓101とレギュレータコネクタ窓102とを配置したものである。このようにすれば、吸入口10aから吹き下ろされた冷却空気流が左右両側の隔壁103により下方にガイドされるため、流体抵抗増大を更に良好に低減することができる。
実施形態3を図5を参照して説明する。図5は、車両用交流発電機をほぼ軸方向前方から後方へ観た斜視図である。この実施形態3は、第2リヤカバー10の端壁部の内端面に湾曲板からなる突条(本発明で言うガイドプレート)108、109を立設した点にその構成上の特徴を有する。
実施形態4を説明する。この実施形態4は、実施形態1の第1リヤカバー6を省略した点をその特徴としている。このようにすれば、構造を簡素化し、部品点数を削減することができる。
実施形態5を図6を参照して説明する。図6は、リヤカバー及び吸気ダクトの軸方向断面図である。この実施形態5は、実施形態1の第1リヤカバー6と第2リヤカバー10とを一体成形した冷却空気室L内蔵形のリヤカバー10’としたものであり、このようにすれば、リヤカバーの剛性を向上することができる。
実施形態6を図7を参照して説明する。図7は、車両交流発電機を後方から観た正面図である。この実施形態6は、図2に示す実施形態1において、吸気ダクト11の軸方向ダクト部11aの代わりに、接線方向に延在する接線方向ダクト部11dを設けた点をその特徴とする。ただし、この実施形態では、図示しないエンジンはエンジンルームに横置きされており、接線方向ダクト部11dの取り入れ口11cは、車両前方へ向けて開口している。
実施形態7を図8、図9を参照して説明する。ただし、上記各実施例と共通機能を有する構成要素には同一符号を付す。図8は第2リヤカバー10及び吸気ダクト11を前方から後方へ観た模式正面図、図9は第2リヤカバー10及び吸気ダクト11の平面図である。ただし、図9において、第2リヤカバー10の周壁部における出力ターミナル窓101の図示は省略されている。なお、この実施形態では、出力ターミナル窓101は周壁部及び端壁部にそれぞれ開口するものの、レギュレータコネクタ窓102は軸方向後方にのみ開口しているため吸気ダクト11の隣接配置が可能としている。
実施形態8を図10、図11を参照して説明する。ただし、上記各実施例と共通機能を有する構成要素には同一符号を付す。図10は第2リヤカバー10及び吸気ダクト11を前方から後方へ観た模式正面図、図11は第2リヤカバー10及び吸気ダクト11の平面図である。ただし、図11において、第2リヤカバー10の周壁部における出力ターミナル窓101の図示は省略されている。なお、この実施形態では、出力ターミナル窓101は周壁部及び端壁部にそれぞれ開口するものの、レギュレータコネクタ窓102は軸方向後方にのみ開口しているため吸気ダクト11の隣接配置が可能としている。
Lx ライン
S 電気部品室
1 フロントフレーム
2 リヤフレーム
2a フレーム吸入孔
3 回転軸
4 ランデル型ロータ
5 ステータ
6 リヤカバー
7 レギュレータ
8 レクチファイア
9 界磁コイル通電機構
10 リヤカバー
10a 吸入口
11 吸気ダクト
11a 軸方向ダクト部
11b 径方向ダクト部
11c 取り入れ口
11d 接線方向ダクト部
12 遠心ファン
13 出力ターミナル
14 コネクタ部
101 出力ターミナル窓
102 レギュレータコネクタ窓
103 隔壁
104 吸入口直下部
105 サイド部
107 冷却空気流流路末端部
108 突条
109 突条
Claims (10)
- 少なくともレギュレータ及びレクチファイアを含む電気部品が収容される発電機ハウジングの後端面を囲覆する浅底皿状のリヤカバーと、
外部の冷却空気流を取り入れるための取り入れ口から筒状に延在する吸気ダクトと、
を有し、
前記リヤカバーは、周壁部上部に位置して前記吸気ダクトから冷却空気流を吸入する吸入口を有する車両交流発電機の冷却空気流路構造において、
前記吸入口は、前記取り入れ口よりも狭窄されていることを特徴とする車両交流発電機の冷却空気流路構造。 - 請求項1記載の車両交流発電機の冷却空気流路構造において、
前記リヤカバーは、
前記電気部品の外部接続端子を囲むコネクタ部の隔壁を有し、
前記コネクタ部の隔壁は、
前記吸入口から前記リヤカバー内へ略径内向きに吹き出される前記冷却空気流の側面に沿いつつ前記リヤカバーの端壁部から軸方向内側へ立設されていることを特徴とする車両交流発電機の冷却空気流路構造。 - 請求項1記載の車両交流発電機において、
前記リヤカバーの端壁部は、
前記吸入口から前記リヤカバー内へ略径内向きに吹き出される前記冷却空気流の流路の側方に位置して、前記リヤカバーの端壁部の他の部分よりも軸方向前側へ向けて凹んでいることを特徴とする車両交流発電機の冷却空気流路構造。 - 請求項1記載の車両交流発電機の冷却空気流路構造において、
前記電気部品は、
前記リヤカバーの吸入口よりも軸方向前側に配置され、
前記リヤカバーの内端壁面は、
軸方向前向きに突設されたガイドプレートを有し、
前記ガイドプレートは、
前記リヤカバーの吸入口から径内方向へ吹き込まれた前記冷却空気流を軸方向前方又は径方向所定向きに曲げる車両交流発電機の冷却空気流路構造。 - 請求項4記載の車両交流発電機の冷却空気流路構造において、
前記ガイドプレートは、前記吸入口近傍から横側へ湾曲して前記レギュレータ近傍に達する形状を有し、前記冷却空気流を前記レギュレータに誘導する車両交流発電機の冷却空気流路構造。 - 請求項4記載の車両交流発電機の冷却空気流路構造において、
前記ガイドプレートは、前記レクチファイアの整流素子近傍に位置して前記吸入口から吹き下ろされた前記冷却空気流を軸方向前方へ曲げる形状を有する車両交流発電機の冷却空気流路構造。 - 請求項1乃至6記載の車両交流発電機の冷却空気流路構造において、
外部の冷却空気流を取り入れるための取り入れ口から略軸方向後方に延在した後、略径内方向へ曲がって前記リヤカバーの吸入口に達するL字形吸気ダクトを有する車両交流発電機の冷却空気流路構造。 - 請求項1乃至6記載の車両交流発電機の冷却空気流路構造において、
外部の冷却空気流を取り入れるための取り入れ口から略接線方向エンジン側に延在した後、略径内方向へ曲がって前記リヤカバーの吸入口に達するL字形吸気ダクトを有する車両交流発電機の冷却空気流路構造。 - 請求項1記載の車両交流発電機の冷却空気流路構造において、
外部の冷却空気流を取り入れるための取り入れ口から略接線方向エンジン側に延在した後、略径内方向へ曲がって前記リヤカバーの吸入口に達するL字形吸気ダクトを有する車両交流発電機の冷却空気流路構造。 - 請求項1記載の車両交流発電機の冷却空気流路構造において、
前記吸入口は、
前記リヤカバーの周壁部から前記リヤカバー内へ前記冷却空気流を略接線方向へ吹き込む形状を有し、
前記リヤカバーの内端面は、
前記吸入口から吹き込まれた前記冷却空気流を螺旋状に径内方向へ誘導するガイド壁を有することを特徴とする車両交流発電機の冷却空気流路構造。
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