JP2008037220A - 脱着式牽引フックの取付構造 - Google Patents

脱着式牽引フックの取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008037220A
JP2008037220A JP2006212693A JP2006212693A JP2008037220A JP 2008037220 A JP2008037220 A JP 2008037220A JP 2006212693 A JP2006212693 A JP 2006212693A JP 2006212693 A JP2006212693 A JP 2006212693A JP 2008037220 A JP2008037220 A JP 2008037220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bumper
shaft portion
bumper stay
hole
stay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006212693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4737768B2 (ja
Inventor
Seiichi Hashimoto
成一 橋本
Yoshihaya Imamura
美速 今村
Noritaka Eguchi
法孝 江口
Satoshi Futamura
敏 二村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2006212693A priority Critical patent/JP4737768B2/ja
Publication of JP2008037220A publication Critical patent/JP2008037220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4737768B2 publication Critical patent/JP4737768B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】牽引フック19をサイドメンバー6の軸線上に配置した脱着式牽引フックの取付構造において、衝突時にバンパーリインフォース1とバンパーステイ2の圧壊が妨げられず、潰れ残りが生じるのを防止する。
【解決手段】バンパーリインフォース1の前壁7,後壁8に前後方向に貫通する穴が形成され、管状のアルミ合金押出材からなるバンパーステイ2の軸部が前記穴内に嵌入し、電磁成形により拡管されて前記穴の内周面に圧接し、かつ軸部の前端が拡開して拡開部12が形成され、前壁7と後壁8の間に張出部13が形成され、後壁8の後方側に張出部14が形成され、これによりバンパーリインフォース1とバンパーステイ2が固定されている。サイドメンバー6とバンパーステイ2の間にナットプレート5が固定され、ナット4にバンパーステイ2の前方側から挿入される牽引フック19の雄ねじ部が螺合する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車の脱着式牽引フックの取付構造に関する。
脱着式牽引フックは、牽引時又は船による輸送時(タイダウンのため)等に、必要に応じて取り付けられるが、通常は取り外されている。牽引フックの先端は雄ねじがねじ切りされ、これを車体側に固定された雌ねじ部材に螺合して取り付ける。
雌ねじ部材は、一般に車体のサイドメンバーの軸線上において、サイドメンバー自体(特許文献1)、あるいはバンパーリインフォース又はバンパーステイ(特許文献2〜6)に固定されている。
しかし、特許文献1の構造では、衝突時、雌ねじ部材によりバンパーリインフォース及びバンパーステイの圧壊が妨げられ、これらバンパーリインフォース及びバンパーステイをエネルギー吸収に寄与させることができない。
一方、特許文献2〜6の構造の場合、バンパーリインフォース及びバンパーステイは、衝突時にサイドメンバーの圧壊に先だって圧壊し、衝突エネルギーを吸収する役割をもつものであるから、サイドメンバーに比べて強度的に劣り、牽引フックから加わる大きい牽引荷重及び牽引モーメントを支持するには適当とはいえない。合わせて特許文献2〜4の構造では、雌ねじ部材によりバンパーリインフォース又はバンパーステイの圧壊が妨げられ、特許文献5の構造でも雌ねじ部材によるバンパーステイの潰れ残りが発生しやすい。特許文献6の構造では、衝突時に後退する雌ねじ部材がサイドメンバーを傷付ける可能性があり、またバンパーリインフォースの牽引フックを通す位置に比較的大きい開窓を形成するので、その部分が衝突に対して脆弱になる可能性がある。
一方、特許文献7には、バンパーリインフォースに前後方向に貫通する穴を形成し、その穴に管状のアルミニウム合金押出材からなるバンパーステイの軸部を嵌入させ、その前端を前記穴から前方に突出させ、この状態で電磁成形により軸部を拡管して、バンパーリインフォースの前後壁に前記軸部を固定したバンパー構造体が記載されている。
実開平4−39911号公報 特開2000−296742号公報 特開2002−68015号公報 特開2004−90709号公報 特開2002−53066号公報 特開2003−2136号公報 特開2004−237818号公報
本発明は、上記従来の脱着式牽引フックの取付構造の問題点に鑑みてなされたもので、牽引フックをサイドメンバーの軸線上に配置した脱着式牽引フックの取付構造において、雌ねじ部材によりバンパーリインフォースとバンパーステイの圧壊が妨げられず、潰れ残りが生じるのが防止され、またバンパーリインフォースの牽引フックを通す開口の部分を脆弱化させることがなく、さらに牽引フックから加わる牽引荷重及び牽引モーメントを支持するに支障のない取付構造を得ることを目的とする。
本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造は、バンパーリインフォースを支持するバンパーステイが後端の取付部においてサイドメンバーの前端に固定され、前記バンパーリインフォースは少なくとも車幅方向所定位置において断面が中空で前壁及び後壁を有し、そこに前後方向に貫通する穴が形成されたものであり、前記バンパーステイは管状のアルミニウム合金押出材からなる軸部と該軸部の後端に一体形成され又は固定された取付部からなり、前記軸部は前記バンパーリインフォースの前記前壁及び後壁の穴内に嵌入し、前記軸部が前記バンパーリインフォースの前壁に形成された穴の内周面に圧接し、前記軸部の前端が拡開して拡開部が形成され、かつ前記前壁の後方側に張出部が形成されて前記前壁が前記拡開部と前記張出部の間に挟まれ、さらに前記バンパーステイの後端に雌ねじ部材が固定された牽引フック取付部材が配置され、前記雌ねじ部材に前記バンパーステイの前方側から軸部内に挿入される牽引フックの雄ねじ部が螺合することを特徴とする。
なお、本発明において、前はバンパーステイの軸方向でみればバンパーリインフォースの方向、後はその逆の方向を意味する。本発明はフロント側及びリア側のバンパー構造体に対し適用できる。
前記本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造において、バンパーリインフォースとバンパーステイの接合構造自体は、バンパー構造体として特許文献7に記載されている。上記取付構造において、バンパーステイの軸部がバンパーリインフォースの前壁の穴の内周面に圧接し、かつ前記前壁が前方側の拡開部と後方側の張出部の間に挟まれているが、さらにバンパーステイの軸部がバンパーリインフォースの後壁の穴の内周面に圧接し、かつ前記後壁の前後にも張出部が形成され、前記後壁が両張出部の間に挟まれていることが望ましい。バンパーリインフォースとバンパーステイの接合は、特許文献7に記載されたとおり、望ましくはバンパーステイの軸部を電磁成形で拡管することにより行われる。
バンパーステイの取付部は、軸部の後端に一体形成したものでもよく、あるいは軸部の後端に他部材を固定してこれを取付部としたものでもよい。前者の場合、特許文献7に記載されたとおり、軸部の後端を電磁成形で拡管してフランジを形成し、このフランジを取付部とすることができる。後者の場合は、前記他部材の中央部に穴を形成し、この穴に前記軸部の後端を嵌入して電磁成形で拡管することにより軸部の後端に前記他部材を接合することができる。
本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造では、バンパーステイの軸部は前端から後端まで中空であり、雌ねじ部材が固定された牽引フック取付部材がバンパーステイの後端に配置され、サイドメンバーに固定される。このことにより、雌ねじ部材が強固に支持され、また、衝突時にバンパーリインフォースとバンパーステイが完全に潰れても、そのあいだ雌ねじ部材に邪魔されることはなく、潰れ残りが生じるのが防止される。
さらに、本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造では、バンパーリインフォースに形成された貫通穴(牽引フックを通す開口)の内周面にバンパーステイの軸部が密着し、この部分が補強されているため、従来技術のように開口の周辺が衝突に対して脆弱になることはなく、むしろ堅固になっている。
以下、図1〜図15を参照して、本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造について具体的に説明する。
図1に、バンパーリインフォース1とこれを支持するバンパーステイ2からなるバンパー構造体3、雌ねじ部材(ナット)4が固定された牽引フック取付部材(ナットプレート)5、及びサイドメンバー6を示す。
バンパーリインフォース1は、断面口形のアルミニウム合金押出材からなり、前壁7、後壁8を有する。ただし、バンパーリインフォース1の断面は口形に限らず、日形、目形、田形など、他の中空断面形状を有していてもよい。バンパーリインフォース1の車幅方向の所定位置に前後方向に貫通する穴が形成され、その穴内にバンパーステイ2が嵌入している。
バンパーステイ2は管状のアルミニウム合金押出材から形成され、軸部9と、軸部9の後端に一体成形された取付部(取付用フランジ)10からなり、取付用フランジ10にはボルト穴11が形成されている。
軸部9はバンパーリインフォース1の前記穴内に嵌入していて、前端が前壁7から少し突出している。軸部9はバンパーリインフォース1の穴、すなわち前壁7と後壁8に形成された穴の内周面に圧接し、前端の突出部が拡開して拡開部12が形成され、前壁7と後壁8の間で張出部13が形成され、さらに後壁8の後方側にも張出部14が形成され、後端に前記取付用フランジ10が形成されている。
このバンパーステイ2は、詳しくは特許文献7に記載されているように、前端をバンパーリインフォース1の傾斜に合わせて斜めに切断し、後端を軸方向に垂直に切断して所定長さとした管状のアルミニウム合金押出材(断面形状は軸方向に同一)を、バンパーリインフォース1の穴内に前端が前壁7から少し突出するように嵌入させ、後壁8より後方側に突出した部分については後端部を除いて金型で包囲し、内部に電磁成形用コイルを挿入し、コイルに瞬間的な大電流を流して電磁成形を行うことにより成形することができる。この電磁成形によりアルミニウム合金押出材は拡管し、前壁7及び後壁8の穴の内周面に圧接して密着し、前壁7から突出した部分は拡開して拡開部12が形成され、前壁7と後壁8の間では外径方向に張り出して張出部13が形成され、後壁8の後方側では金型の内周面に当たってその形状に成形され(張出部14が形成される)、後端は拡開して金型の端面に当たり、取付用フランジ10が形成される。このように、前壁7と後壁8の穴の内周面にバンパーステイ2の軸部が圧接し、かつ前壁7が拡開部12と張出部13(前壁7の後方側の張出部)に挟まれ、後壁8が前後の張出部(張出部13と張出部14)に挟まれ、これによりバンパーリインフォース1にバンパーステイ2が強固に固定され、バンパー構造体3が形成される。
ナットプレート5にはアルミニウム板や鋼板を用いることができる。このナット4としてピアスナットが用いられる。ほかにウエルドナットを用いることもできる。ピアスナットの場合、プレート5の中央部にピアスナットを打ち込めばよい。ウエルドナットの場合、プレート5の中央部に穴を開け、その穴の中心とウエルドナットの雌ねじ穴の中心を合わせて、プロジェクション溶接すればよい。ナット4の代わりに他の雌ねじ部材を用いることもできる。ナットプレート5の外周付近には、ボルト穴15が形成されている。
サイドメンバー6は一般に鋼板を曲げ成形や溶接することにより略断面矩形状に形成され、前端にフランジ16を有し、そのフランジ16の前面にスタッドボルト17が立設している。
図2に、バンパー構造体3(バンパーリインフォース1とバンパーステイ2)、ナットプレート5及びサイドメンバー6により構成される脱着式牽引フックの取付構造を示す。この取付構造の組み付けに際しては、ナットプレート5をナット4を後方側(サイドメンバー6側)に向け、ボルト穴15をスタッドボルト17に通し、サイドメンバー6のフランジ16に重ね、バンパーステイ2のボルト穴11をスタッドボルト17に通し、取付用フランジ10をナットプレート5に重ね、ナット18で締結する。
牽引時又は船による輸送時などには、牽引フック19をバンパーステイ2の前方側から軸部内に挿入し、先端に形成された雄ねじ部21をナット4にねじ込み、固定する。
なお、この例では、ナットプレート5をバンパーステイ2の取付用フランジ10とサイドメンバー6のフランジ16の間に単に挟んで固定していたが、ナットプレート5をサイドメンバー6のフランジ16に、例えばスポット溶接により固定することもできる。あるいは、ナットプレート5をバンパーステイ2の取付用フランジ10に重ね、両者をスポット溶接やセルフピアシングリベット等により予め固定しておくこともできる(図8等参照)。後者の場合、バンパーリインフォース1、バンパーステイ2及びナットプレート5を1つのバンパー構造体3として取り扱うことができ、組み立て作業が容易となる。
また、この例では、ナット4がナットプレート5の後方側に配置され、サイドメンバー6内に位置していたが、ナットプレート5の前方側に配置することもでき、この場合もバンパーリインフォース1とバンパーステイ2の圧壊は妨げられない。
図3は、牽引フック19の周囲に硬質ゴム等で形成したリング20を通し、バンパーステイ2の軸部材9の先端部(バンパーリインフォース1の前壁7の位置)において該軸部材9の内周に嵌め込んだものである。リング20の内周面は牽引フック19の外周に密着し、外周面は軸部材9の内周に密着し、これによりタイダウン時等において荷重の一部がリング20を介してバンパーリインフォース1及びバンパーステイ2に支持され、ナットプレート5及びサイドメンバー6への荷重の集中を軽減できる。
図4〜図7はバンパー構造体3(3A〜3D)の別の接合形態を示すものである。図2に示す脱着式牽引フックの取付構造において、バンパー構造体3の代わりに、図4〜図7に示す接合形態のバンパー構造体3A〜3dを用いることもできる。
図4のバンパー構造体3Aでは、軸部9がバンパーリインフォース1の前記穴内に嵌入していて、バンパーリインフォース1の前壁7と後壁8に形成された穴の内周面に圧接し、前端の突出部が拡開して拡開部12が形成され、前壁7と後壁8の間で張出部13が形成され、後端に取付用フランジ10が形成されている点では同じであるが、後壁の後方側に張出部が形成されていない点で、図1のバンパー構造体3と異なる。バンパー構造体3Aでは、前壁7と後壁8の穴の内周面にバンパーステイ2の軸部9が圧接し、かつ前壁7が拡開部12と張出部13に挟まれ、これによりバンパーリインフォース1にバンパーステイ2が強固に固定されている。
このバンパー構造体3Aを形成するには、詳しくは特許文献7に記載されているように、管状のアルミニウム合金押出材の後壁8より後方側に突出した部分については、金型の内周面をアルミニウム合金押出材の外周面にほぼ密接させて包囲する(バンパー構造体3の場合は、金型の内周面とアルミニウム合金押出材の外周面の間に所定の距離を置いている)。それ以外の点は、先に説明したバンパー構造体3の形成方法と同じである。
図5のバンパー構造体3Bでは、軸部9がバンパーリインフォース1の前記穴内に嵌入していて、バンパーリインフォース1の前壁7に形成された穴の内周面に圧接し、前端の突出部が拡開して拡開部12が形成され、前壁7の後方側で張出部22が形成され、後端に取付用フランジ10が形成されている。バンパー構造体3Bでは、前壁7の穴の内周面にバンパーステイ2の軸部9が圧接し、かつ前壁7が拡開部12と張出部22に挟まれ、これによりバンパーリインフォース1にバンパーステイ2が強固に固定されている。
このバンパー構造体3Bを形成するには、詳しくは特許文献7に記載されているように、まず管状のアルミニウム合金押出材の後端に例えば電磁成形により取付用フランジ10を形成し、次いでアルミニウム合金押出材をバンパーリインフォース1の穴内に前端が前壁7から少し突出するように嵌入させ、前壁7の近傍に電磁成形用コイルを挿入し、前壁7の近傍のみを電磁成形する。この電磁成形によりアルミニウム合金押出材は拡管し、前壁7の穴の内周面に圧接して密着し、前壁7から突出した部分は拡開して拡開部12が形成され、前壁7の後方側が外径方向に張り出して張出部22が形成される。
図6のバンパー構造体3Cでは、軸部9がバンパーリインフォース1の前記穴内に嵌入していて、バンパーリインフォース1の前壁7に形成された穴の内周面に圧接し、前端の突出部が拡開して拡開部12が形成され、前壁7の後方側で張出部22、後壁の後方側で張出部23が形成され、後端に取付用フランジ10が形成されている。バンパー構造体3Cでは、前壁7の穴の内周面にバンパーステイ2の軸部が圧接し、かつ前壁7が拡開部12と張出部22に挟まれ、これによりバンパーリインフォース1にバンパーステイ2が強固に固定され、さらにバンパーリインフォース1の後壁8の後方側が張出部23で支持されている。
このバンパー構造体3Cを形成するには、詳しくは特許文献7に記載されているように、まず管状のアルミニウム合金押出材の後端に取付用フランジ10を、中間位置に張出部23を例えば電磁成形により形成し、次いでアルミニウム合金押出材をバンパーリインフォース1の穴内に張出部23が後壁8に当接するまで嵌入させ(このとき前端が前壁7から少し突出する)、前壁7の近傍に電磁成形用コイルを挿入し、前壁7の近傍のみを電磁成形する。この電磁成形によりアルミニウム合金押出材は拡管し、前壁7の穴の内周面に圧接して密着し、前壁7から突出した部分は拡開して拡開部12が形成され、前壁7の後方側が外径方向に張り出して張出部22が形成される。
図7のバンパー構造体3Dでは、バンパーリインフォース1の前壁7に後方に突出するバーリング穴24が形成され、軸部9の前端がバーリング穴24内に嵌入し、かつ拡開してバーリング穴24の内周面に圧接し、前壁7が拡開部25と張出部26の間に挟まれた形になっている。フランジ25はバーリング穴24内に位置し、前壁7の前面より前方側には突出していない。また、ナット4がナットプレート5の前方側に配置されている。バンパー構造体3Dは、その他の点では、図1に示すバンパー構造体3と同じである。
バンパー構造体3Dの製造方法はバンパー構造体3とほぼ同様であり、バンパーステイ2の形成に用いるアルミニウム合金押出材をバンパーリインフォース1の後壁8に形成された穴に通し、前端部を前壁7に形成したバーリング穴24に嵌入させ、内部に電磁成形用コイルを挿入して電磁成形を行う。これにより、アルミニウム合金押出材は拡管し、バンパーリインフォース1の前壁7に形成されたバーリング穴24及び後壁8の穴の内周面に圧接して密着し、前端部にバーリング穴24に沿って拡開した拡開部25が形成され、前壁7と後壁8の間では外径方向に張り出して張出部26が形成される。他はバンパー構造体3と同じである。これにより、前壁7のバーリング穴24と後壁8の穴の内周面にバンパーステイ2の軸部が圧接し、かつ前壁7が拡開部25と張出部26に挟まれ、後壁8が前後の張出部26,14に挟まれ、これによりバンパーリインフォース1にバンパーステイ2が強固に固定される。なお、管状のアルミニウム合金押出材の端部をバーリング穴に電磁成形により固定する方法は、特開2006−96154号公報に詳細に説明されている。
図8〜図14は、バンパーステイ2のサイドメンバー6との取付部が軸部9の後端に固定された例を示す。
図8は、バンパーリインフォース1とこれを支持するバンパーステイ2、及び雌ねじ部材(ナット)4が固定された牽引フック取付部材(ナットプレート)5からなるバンパー構造体33、及びサイドメンバー6を示す。バンパーリインフォース1、ナットプレート5及びサイドメンバー6の構造は、図1に示すものと基本的に同一である。
バンパーステイ2は管状のアルミニウム合金押出材から形成された軸部9と、軸部9の後端に固定された取付部(取付用フランジ)34からなり、取付用フランジ34の外周部にボルト穴11が形成されている。取付用フランジ34はアルミニウム板や鋼板を用いることができる。
軸部9はバンパーリインフォース1の前記穴内に嵌入していて、前端が前壁7から少し突出している。軸部9はバンパーリインフォース1の前壁7と後壁8に形成された穴の内周面に圧接し、前端の突出部が拡開して拡開部12が形成され、前壁7と後壁8の間で張出部13が形成され、さらに後壁の後方側に張出部35が形成され、後端に前記取付用フランジ34が固定されている。取付用フランジ34は、中央部に前方に突出するバーリング穴36が形成されたプレートからなり、軸部9の後端がバーリング穴36内に嵌入し、かつ拡開してバーリング穴36の内周面に圧接している。
このバンパーステイ2の形成に用いるアルミニウム合金押出材はこれまでと同じである。このアルミニウム合金押出材をバンパーリインフォース1の穴内に前端が前壁7から少し突出するように嵌入させ、後端部を取付用フランジ34のバーリング穴36に嵌入させ、内部に電磁成形用コイルを挿入して電磁成形を行うことにより成形すると、アルミニウム合金押出材は拡管し、バンパーリインフォース1の前壁7及び後壁8の穴の内周面に圧接して密着し、前壁7から突出した部分は拡開して拡開部12が形成され、前壁7と後壁8の間及び後壁8と取付用フランジ34の間で外径方向に張り出して張出部13,35が形成され、さらに後端部が拡開して拡開部37が形成され、バーリング穴36の内周面に圧接する。このように、前壁7と後壁8の穴の内周面にバンパーステイ2の軸部が圧接し、かつ前壁7が拡開部12と張出部13に挟まれ、後壁8が前後の張出部(張出部13と張出部35)に挟まれ、これによりバンパーリインフォース1にバンパーステイ2が強固に固定され、また取付用フランジ34のバーリング穴35の内周面にバンパーステイ2の軸部の後端部が圧接し、かつ取付用フランジ34が張出部35と軸部後端の拡開部37に挟まれ、これによりバンパーステイ2に取付用フランジ34が強固に固定される。
バンパー構造体3のバンパーステイ2では、軸部の後端に一体的に取付用フランジ10を形成したが、アルミニウム合金押出材が材質的に拡管率を大きくできない場合、十分な大きさの取付用フランジ10を形成できないという問題があるが、このバンパー構造体33のバンパーステイ2では、拡開部37は取付用フランジ10のように拡管率を上げなくて済むから、その問題を解決できる。
バンパー構造体33は、さらにナットプレート5を取付用フランジ34に重ね、ボルト穴11,15を合わせて、両者をスポット溶接やセルフピアシングリベット等により固定したものである。
なお、図2に示す脱着式牽引フックの取付構造と同様に、ナットプレート5をバンパーステイ2の取付用フランジ34とサイドメンバー6のフランジ16の間に単に挟んで固定したり、ナットプレート5をサイドメンバー6のフランジ16に、例えばスポット溶接により固定することもできる。また、ナット4をナットプレート5の前方側に配置することもできる。
図9は、バンパーリインフォース1とこれを支持するバンパーステイ2、及び雌ねじ部材(ナット)4が固定された牽引フック取付部材(ナットプレート)5からなるバンパー構造体38を示す。バンパーリインフォース1、ナットプレート5及びサイドメンバー6(図示を省略)の構造は、図1に示すものと基本的に同一である。
バンパーステイ2は管状のアルミニウム合金押出材から形成された軸部9と、軸部9の後端に固定された取付部(取付用フランジ)39からなり、取付用フランジ39の外周部にボルト穴11が形成されている。取付用フランジ39はアルミニウム板や鋼板を用いることができる。
バンパー構造体38において、バンパーステイ2の軸部9は、バンパーリインフォース1の前記穴内に嵌入していて、前端が前壁7から少し突出している。軸部9はバンパーリインフォース1の前壁7と後壁8に形成された穴の内周面に圧接し、前端の突出部が拡開して拡開部12が形成され、前壁7と後壁8の間で張出部13が形成され、さらに後壁の後方側に張出部41が形成され、後端に前記取付用フランジ39が固定されている。取付用フランジ39は、周辺部と中央部に段差を有し、前記中央部に穴42が形成されたプレートからなり、軸部9の後端が穴42内に嵌入し、かつ拡管して穴42の内周面に圧接している。
バンパー構造体38では、アルミニウム合金押出材をバンパーリインフォース1の穴内に前端が前壁7から少し突出するように嵌入させ、後端部を取付用フランジ39の穴42に嵌入させるとともに後方側に少し突出させ、さらにバンパーリインフォース1の後壁8と取付用フランジ39の間においてアルミニウム合金押出材の周囲を金型で包囲し、内部に電磁成形用コイルを挿入して電磁成形を行うことにより成形する。これによりアルミニウム合金押出材は拡管し、後端部以外の部分は前記のとおり(バンパー構造体3のバンパーステイ2(図1参照)と同様に)成形され、後端部は取付用フランジ39の穴42の内周面に圧接し、さらに突出部が拡開して拡開部43が形成される。これによりバンパーリインフォース1にバンパーステイ2が強固に固定され、また取付用フランジ39の穴42の内周面にバンパーステイ2の軸部の後端部が圧接し、かつ取付用フランジ39が張出部41と軸部後端の拡開部43に挟まれ、バンパーステイ2に取付用フランジ39が強固に固定される。なお、管状のアルミニウム合金押出材の端部を段差のあるプレートに形成した穴に電磁成形により固定する方法は、特開2006−96154号公報や特開2005−262261号公報に詳細に説明されている。
バンパー構造体38の場合も、バンパーステイ2の拡開部43は取付用フランジ10のように拡管率を上げなくて済む。
バンパー構造体38は、さらにナットプレート5を取付用フランジ39に重ね、ボルト穴11,15を合わせて、両者をスポット溶接やセルフピアシングリベット等により固定したものである。
なお、図2に示す脱着式牽引フックの取付構造のように、ナットプレート5をバンパーステイ2の取付用フランジ39とサイドメンバー6のフランジ16の間に単に挟んで固定したり、ナットプレート5をサイドメンバー6のフランジ16に、例えばスポット溶接により固定することもできる。また、ナット4をナットプレート5の前方側に配置することもできる。
図10は、バンパーリインフォース1とこれを支持するバンパーステイ2、及び雌ねじ部材(ナット)4が固定された牽引フック取付部材(ナットプレート)5からなるバンパー構造体44を示す。バンパーリインフォース1、ナットプレート5及びサイドメンバー6の構造は、図1に示すものと基本的に同一である。
このバンパー構造体44では、ナットプレート5が取付部(バンパー構造体33における取付用フランジ34又はバンパー構造体38における取付用フランジ39に相当)を兼ねている。すなわち、バンパーステイ2は管状のアルミニウム合金押出材から形成された軸部9と、軸部9の後端に固定(例えばスポット溶接又はアーク溶接により)されたナットプレート5からなる。
バンパー構造体44において、バンパーステイ2の軸部9の後端部には小さいフランジ45が形成され、このフランジ45に前記ナットプレート5が固定されている。なお、この例ではナット4がナットプレート5の後方側に配置されているが、前方側に配置することもできる。軸部9の後端部以外の形状は、図9に示すバンパー構造体38のバンパーステイ2の軸部9と同じである。また、図1に示すバンパー構造体3のバンパーステイ2と比較すると、フランジ45が取付用フランジ10より小さい点のみが異なる。
バンパー構造体44の場合も、バンパーステイ2のフランジ45は取付用フランジ10のように拡管率を上げなくて済む。
図11〜図14は、バンパーステイ2のサイドメンバー6との取付部が軸部9の後端に固定され、かつ前記取付部が牽引フック取付部材のプレートと一体のアルミニウム合金押出材からなる例を示す。
図11に、バンパーリインフォース1とこれを支持するバンパーステイ2及び牽引フック取付部材からなるバンパー構造体46、及びサイドメンバー6を示す。バンパーリインフォース1及びサイドメンバー6の構造は、図1に示すものと基本的に同一である。
バンパーステイ2を構成する軸部9(管状のアルミニウム合金押出材からなる)の後端に部材47が固定されている。部材47はアルミニウム合金押出材を所定長さに切断したもので、2つのフランジ48,49と一対のウエブ51,52からなり、前方側の広幅のフランジ48がサイドメンバー6への取付部(以下、取付用フランジ48)であり、これはバンパーステイ2の本来の構成部材である。またフランジ49の後面側にナット4(例えばピアスナットやウエルドナット)が固定され、これは牽引フック取付部材(以下、ナットプレート49)である。なお、ナットをナットプレート49の前面側に固定することもできる。ナットプレート49はウエブ51,52を介して取付フランジ48と一体化されている。
取付用フランジ48は、外周部にボルト穴11が形成され、中央部に穴53が形成されたプレートであり、軸部9の後端が穴53内に嵌入し、かつ拡管して穴53の内周面に圧接している。
バンパー構造体46では、軸部9を構成するアルミニウム合金押出材をバンパーリインフォース1の穴内に前端が前壁7から少し突出するように嵌入させ、後端部を取付用フランジ48の穴53に嵌入させるとともに後方側に少し突出させ、内部に電磁成形用コイルを挿入して電磁成形を行う。これによりアルミニウム合金押出材は拡管し、後端部以外の部分は図8に示すバンパー構造体33のバンパーステイ2と同様に成形され、後端部は取付用フランジ48の穴53の内周面に圧接し、さらに突出部が拡開して拡開部54が形成される。これによりバンパーリインフォース1にバンパーステイ2が強固に固定され、また取付用フランジ48の穴53の内周面にバンパーステイ2の軸部の後端部が圧接し、かつ取付用フランジ48が張出部41と軸部後端の拡開部54に挟まれ、バンパーステイ2に取付用フランジ48(すなわち部材47)が強固に固定される。
バンパー構造体46の場合も、バンパーステイ2の拡開部54は取付用フランジ10のように拡管率を上げなくて済む。
バンパー構造体46をサイドメンバー6の先端に取り付けたとき、ナットプレート49及びウエブ51,52はサイドメンバー6内部に収容される。
なお、図11のバンパー構造体46において、部材47はアルミニウム合金押出材を押出方向に垂直に切断して穴開けしただけのものであったが、図12の実線に示すように、フランジ49及びウエブ51,52の一部(図12に仮想線で示す押出方向前後の部分)を切削等により除去することができる。これにより、取付用フランジ48の十分な面積を確保しつつ、ナットプレート49(及びウエブ51,52)がサイドメンバー6の内部に収容できない事態を防止する。この方法は下記図13,14に示す部材に対しても適用できる。
図13に、バンパーリインフォース1とこれを支持するバンパーステイ2及び牽引フック取付部材からなるバンパー構造体55、及びサイドメンバー6を示す。図11に示すバンパー構造体46とは、部材56の断面形状が異なり、他は基本的に同一である。
バンパーステイ2を構成する軸部9の後端に部材56が固定されている。部材56はアルミニウム合金押出材を所定長さに切断したもので、3つのフランジ57〜59と一対のウエブ61,62からなり、前方側の広幅のフランジ57がサイドメンバー6への取付部(以下、取付用フランジ57)であり、これはフランジ58及びウエブ61,62の一部とともにバンパーステイ2の本来の構成部材である。またフランジ59の後面側にナット4が固定され、これは牽引フック取付部材(以下、ナットプレート59)である。なお、ナットをナットプレート59の前面側に固定することもできる。ナットプレート59はウエブ61,62を介して取付用フランジ57及びフランジ58と一体化されている。
取付用フランジ57は、外周部にボルト穴11が形成され、中央部に穴63が形成されたプレートであり、フランジ58は同じく中央部に穴64が形成されたプレートであり、軸部9の後端が穴63,64内に嵌入し、かつ拡管して穴63,64の内周面に圧接している。
バンパー構造体55では、軸部9を構成するアルミニウム合金押出材の後端部を穴64の後方側に少し突出させて電磁成形を行っている。これによりアルミニウム合金押出材は拡管し、後端部以外の部分は図11に示すバンパー構造体46のバンパーステイ2と同様に成形され、後端部は取付用フランジ57及びフランジ58の穴63,64の内周面に圧接し、取付用フランジ57とフランジ58の間が外径方向に張り出して張出部65が形成され、後端の突出部が拡開して拡開部66が形成される。これによりバンパーリインフォース1にバンパーステイ2が強固に固定され、また取付用フランジ57の穴63とフランジ58の穴64の内周面にバンパーステイ2の軸部の後端部が圧接し、かつ取付用フランジ57が張出部41と張出部65に挟まれ、フランジ58が張出部65と拡開部66に挟まれ、バンパーステイ2に取付用フランジ57(すなわち部材56)が強固に固定される。
バンパー構造体55では、軸部9の後端部が複数個のフランジに掛かって拡管されているので、部材56と軸部9はバンパー構造体46の部材48と軸部9よりさらに強固に固定される。
図14に、バンパーリインフォース1とこれを支持するバンパーステイ2及び牽引フック取付部材からなるバンパー構造体67、及びサイドメンバー6を示す。バンパー構造体67は、図13に示すバンパー構造体55とは、アルミニウム合金押出材である部材68の断面形状が異なるが、他は基本的に同一であり、同様に軸部9が複数個のフランジに掛かって拡管されている例である。
バンパーステイ2を構成する軸部9の後端に部材68が固定されている。部材68はアルミニウム合金押出材を所定長さに切断したもので、3つのフランジ69、71,72と一対のウエブ73,74からなり、中間の広幅のフランジ71がサイドメンバー6への取付部(以下、取付用フランジ71)であり、これはフランジ69及びウエブ73,74の一部とともにバンパーステイ2の本来の構成部材である。またフランジ72の後面側にナット4が固定され、これは牽引フック取付部材(以下、ナットプレート72)である。なお、ナットをナットプレート72の前面側に固定することもできる。ナットプレート72はウエブ73,74を介して取付用フランジ71と一体化されている。
フランジ69は中央部に穴75が形成されたプレートであり、取付フランジ71は外周部にボルト穴11が形成され、中央部に穴76が形成されたプレートであり、軸部9の後端が穴75,76内に嵌入し、かつ拡管して穴75,76の内周面に圧接している。
バンパー構造体67では、軸部9を構成するアルミニウム合金押出材の後端部を穴76の後方側に少し突出させて電磁成形を行っている。これによりアルミニウム合金押出材は拡管し、図13に示すバンパー構造体55と同様に成形される。これによりバンパーリインフォース1にバンパーステイ2が強固に固定され、またフランジ69の穴75と取付用フランジ71の穴76の内周面にバンパーステイ2の軸部の後端部が圧接し、かつフランジ69が張出部41と張出部77に挟まれ、取付用フランジ71が張出部77と拡開部78に挟まれ、バンパーステイ2に取付用フランジ71(すなわち部材68)が強固に固定される。
以上説明したバンパー構造体では、バンパーリインフォースとしてアルミニウム合金押出材からなるバンパーリインフォース1を用いたが、これに代えて鋼製のバンパーリインフォースを用いることもできる。
図15(a)に示すバンパーリインフォース81はその一例であり、断面ハット形状の鋼製の基体82の端部位置(バンパーステイを固定する箇所)に鋼製のシート材83がスポット溶接により固定されている。バンパーリインフォース81は、前記位置において断面が中空であり、基体82の頂部84が本発明でいう前壁に相当し(以下、前壁84)、シート材83が同じく後壁に相当し(以下、後壁83)、前壁84と後壁83にそれぞれバンパーステイが嵌入する穴85,86(バンパーステイ1の前壁7と後壁8に形成された穴と同じ)が形成されている。
図15(b)に示すバンパーリインフォース91は他の例であり、2つの溝型鋼材92,93を向き合わせて上下壁をスポット溶接したものである。断面は全長にわたり中空で、バンパーステイを固定する箇所の前壁94及び後壁95には穴96,97が形成されている。
本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造を説明する断面図(分解図)である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造を説明する断面図(組み付け図)である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造を説明する断面図(組み付け図)である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造におけるバンパーリインフォースとバンパーステイの他の接合構造を説明する断面図である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造におけるバンパーリインフォースとバンパーステイの他の接合構造を説明する断面図である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造におけるバンパーリインフォースとバンパーステイの他の接合構造を説明する断面図である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造におけるバンパーリインフォースとバンパーステイの他の接合構造を説明する断面図である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造におけるバンパーステイの取り付け用フランジの接合構造を説明する断面図である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造におけるバンパーステイの取り付け用フランジの他の接合構造を説明する断面図である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造におけるバンパーステイの取り付け用フランジの他の接合構造、特に取付用フランジをナットプレートとして兼用する場合の構造を説明する断面図である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造におけるバンパーステイの取り付け用フランジの他の接合構造、特にナットプレートと一体化した取り付け用フランジの構造を説明する断面図である。 ナットプレートと一体化した取付用フランジの斜視図である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造におけるバンパーステイの取り付け用フランジの他の接合構造、特にナットプレートと一体化した取り付け用フランジの構造を説明する他の断面図である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造におけるバンパーステイの取り付け用フランジの他の接合構造、特にナットプレートと一体化した取り付け用フランジの構造を説明する他の断面図である。 本発明に係る脱着式牽引フックの取付構造に使用されるバンパーリインフォースの他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1,81,91 バンパーリインフォース
2 バンパーステイ
3,3A〜3D,33,38,44,46,55 バンパー構造体
4 ナット(雌ねじ部材)
5,49,59,72 ナットプレート(牽引フック取付部材)
6 サイドメンバー
9 バンパーステイの軸部
11,34,39,48,57,71 バンパーステイの取付用フランジ(取付部)
12,25,37,54,66 拡開部
13,14,22,23,35,41,65,77 張出部
19 牽引用フック
24,36 バーリング穴
42,53 穴
45 フランジ
47,56,68 部材

Claims (8)

  1. バンパーリインフォースを支持するバンパーステイが後端の取付部においてサイドメンバーの前端に固定され、前記バンパーリインフォースは少なくとも車幅方向所定位置において断面が中空で前壁及び後壁を有し、そこに前後方向に貫通する穴が形成されたものであり、前記バンパーステイは管状のアルミニウム合金押出材からなる軸部と該軸部の後端に一体形成され又は固定された取付部からなり、前記軸部は前記バンパーリインフォースの前記前壁及び後壁の穴内に嵌入し、前記軸部が前記バンパーリインフォースの前壁に形成された穴の内周面に圧接し、前記軸部の前端が拡開して拡開部が形成され、かつ前記前壁の後方側に張出部が形成されて前記前壁が前記拡開部と前記張出部の間に挟まれ、さらに前記バンパーステイの後端に雌ねじ部材が固定された牽引フック取付部材が配置され、前記雌ねじ部材に前記バンパーステイの前方側から軸部内に挿入される牽引フックの雄ねじ部が螺合することを特徴とする脱着式牽引フックの取付構造。
  2. 前記牽引フック取付部材が、前記雌ねじ部材が略中央部に固定されたプレートであることを特徴とする請求項1に記載された脱着式牽引フックの取付構造。
  3. 前記プレートが前記サイドメンバーの前端と前記バンパーステイの取付部の間に配置されていることを特徴とする請求項2に記載された脱着式牽引フックの取付構造。
  4. 前記プレートが前記バンパーステイの後端に固定されていることを特徴とする請求項2に記載された脱着式牽引フックの取付構造。
  5. 前記プレートが前記軸部の後端に固定され、前記バンパーステイの取付部を兼ねることを特徴とする請求項2に記載された脱着式牽引フックの取付構造。
  6. 前記バンパーステイの取付部は中央部に前方に突出するバーリング穴が形成されたプレートからなり、前記軸部が前記穴内に嵌入し、さらに前記軸部が外径方向に張り出し、軸部後端に前記バーリング穴の内周面に圧接する拡開部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載された脱着式牽引フックの取付構造。
  7. 前記軸部が前記バンパーリインフォースの後壁に形成された穴の内周面に圧接し、前記バンパーリインフォースの前壁と後壁の間に張出部が形成され、かつ前記後壁の後方側にも張出部が形成されて前記後壁が前後の張出部の間に挟まれていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載された脱着式牽引フックの取付構造。
  8. 前記バンパーステイの軸部が電磁成形により拡管し、これにより前記軸部が前記穴の内周面へ圧接し、かつ前記張出部及び拡開部が形成されたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載された脱着式牽引フックの取付構造。
JP2006212693A 2006-08-04 2006-08-04 脱着式牽引フックの取付構造 Active JP4737768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006212693A JP4737768B2 (ja) 2006-08-04 2006-08-04 脱着式牽引フックの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006212693A JP4737768B2 (ja) 2006-08-04 2006-08-04 脱着式牽引フックの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008037220A true JP2008037220A (ja) 2008-02-21
JP4737768B2 JP4737768B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=39172750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006212693A Active JP4737768B2 (ja) 2006-08-04 2006-08-04 脱着式牽引フックの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4737768B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137433A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Toyota Auto Body Co Ltd 車両のフック取付け構造
JP2009241869A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kobe Steel Ltd バンパー構造体
JP2009292175A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Toyota Motor Corp 牽引フック取付構造
JP2010069927A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Kobe Steel Ltd バンパー構造体の製造方法
JP2012140026A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Showa Denko Kk 車両用衝撃吸収部材
DE102011010798A1 (de) * 2011-02-09 2012-08-09 Benteler Automobiltechnik Gmbh Stoßfängeranordnung mit Abschleppvorrichtung
JP2012153254A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Showa Denko Kk 車両用衝撃吸収部材
JP2012192833A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Kobe Steel Ltd 脱着式牽引フックの取付構造
WO2012140930A1 (ja) * 2011-04-14 2012-10-18 豊田鉄工株式会社 車両のフック取付構造およびフック取付モジュール
JP2012218637A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Toyota Motor Corp 車両端部構造
JP2012232649A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Mitsubishi Alum Co Ltd 車両の牽引用フック取付け部の構造
KR101238677B1 (ko) 2011-04-11 2013-03-04 주식회사 성우하이텍 차량용 범퍼빔
KR101284548B1 (ko) 2011-12-19 2013-07-11 주식회사 성우하이텍 차량용 토잉 훅 파이프 유닛
DE102013010383A1 (de) * 2013-06-21 2014-12-24 Audi Ag Befestigungsanordnung für ein Deformationselement an einem Strukturbauteil eines Fahrzeugs
KR101477112B1 (ko) * 2013-12-17 2014-12-29 주식회사 성우하이텍 차량용 토잉 파이프 유닛
EP3357600A4 (en) * 2015-09-28 2019-07-24 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) CONNECTION PROCEDURE FOR BUMPER ELEMENT AND BUMPER STRUCTURE
EP3546324A1 (de) * 2018-03-28 2019-10-02 Benteler Automobiltechnik GmbH Stossfängeranordnung für ein kraftfahrzeug
DE102018008569A1 (de) * 2018-10-30 2019-10-24 Daimler Ag Anordnung eines Befestigungselements für eine Abschleppöse an einem Energieabsorptionselement für ein Kraftfahrzeug, insbesondere für einen Kraftwagen, sowie Energieabsorptionselement für ein Kraftfahrzeug, insbesondere für einen Kraftwagen

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0439911A (ja) * 1990-06-06 1992-02-10 Mitsubishi Electric Corp プリント基板形コイル装置
JP2002053065A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Fuji Heavy Ind Ltd 牽引用フックの取付構造
JP2005138663A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Fuji Heavy Ind Ltd 車両前部構造
JP2006096154A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Kobe Steel Ltd 接続構造体
JP2006096229A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Nissan Motor Co Ltd 車両のバンパ構造およびその形成方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0439911A (ja) * 1990-06-06 1992-02-10 Mitsubishi Electric Corp プリント基板形コイル装置
JP2002053065A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Fuji Heavy Ind Ltd 牽引用フックの取付構造
JP2005138663A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Fuji Heavy Ind Ltd 車両前部構造
JP2006096154A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Kobe Steel Ltd 接続構造体
JP2006096229A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Nissan Motor Co Ltd 車両のバンパ構造およびその形成方法

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137433A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Toyota Auto Body Co Ltd 車両のフック取付け構造
JP2009241869A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kobe Steel Ltd バンパー構造体
US7896408B2 (en) 2008-03-31 2011-03-01 Kobe Steel, Ltd. Bumper structure
JP2009292175A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Toyota Motor Corp 牽引フック取付構造
JP2010069927A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Kobe Steel Ltd バンパー構造体の製造方法
JP2012140026A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Showa Denko Kk 車両用衝撃吸収部材
JP2012153254A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Showa Denko Kk 車両用衝撃吸収部材
DE102011010798A1 (de) * 2011-02-09 2012-08-09 Benteler Automobiltechnik Gmbh Stoßfängeranordnung mit Abschleppvorrichtung
JP2012192833A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Kobe Steel Ltd 脱着式牽引フックの取付構造
KR101238677B1 (ko) 2011-04-11 2013-03-04 주식회사 성우하이텍 차량용 범퍼빔
JP2012218637A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Toyota Motor Corp 車両端部構造
WO2012140930A1 (ja) * 2011-04-14 2012-10-18 豊田鉄工株式会社 車両のフック取付構造およびフック取付モジュール
JP2012232649A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Mitsubishi Alum Co Ltd 車両の牽引用フック取付け部の構造
KR101284548B1 (ko) 2011-12-19 2013-07-11 주식회사 성우하이텍 차량용 토잉 훅 파이프 유닛
DE102013010383A1 (de) * 2013-06-21 2014-12-24 Audi Ag Befestigungsanordnung für ein Deformationselement an einem Strukturbauteil eines Fahrzeugs
DE102013010383B4 (de) * 2013-06-21 2017-06-29 Audi Ag Befestigungsanordnung für ein Deformationselement an einem Strukturbauteil eines Fahrzeugs
KR101477112B1 (ko) * 2013-12-17 2014-12-29 주식회사 성우하이텍 차량용 토잉 파이프 유닛
EP3357600A4 (en) * 2015-09-28 2019-07-24 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) CONNECTION PROCEDURE FOR BUMPER ELEMENT AND BUMPER STRUCTURE
US10926314B2 (en) 2015-09-28 2021-02-23 Kobe Steel, Ltd. Method for joining bumper members and bumper structure
EP3546324A1 (de) * 2018-03-28 2019-10-02 Benteler Automobiltechnik GmbH Stossfängeranordnung für ein kraftfahrzeug
DE102018107487A1 (de) * 2018-03-28 2019-10-02 Benteler Automobiltechnik Gmbh Stoßfängeranordnung für ein Kraftfahrzeug
DE102018008569A1 (de) * 2018-10-30 2019-10-24 Daimler Ag Anordnung eines Befestigungselements für eine Abschleppöse an einem Energieabsorptionselement für ein Kraftfahrzeug, insbesondere für einen Kraftwagen, sowie Energieabsorptionselement für ein Kraftfahrzeug, insbesondere für einen Kraftwagen

Also Published As

Publication number Publication date
JP4737768B2 (ja) 2011-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4737768B2 (ja) 脱着式牽引フックの取付構造
JP4895739B2 (ja) バンパー構造体
JP2002331888A (ja) バンパ取付構造
JP2007284039A (ja) バンパー構造体及びフレーム構造体
JP2009234377A (ja) 車両のクラッシュボックス及び車体前部構造
US5439266A (en) Riveted plate trailer construction
JP2009029409A (ja) クラッシュ装置
JP2007222877A (ja) 中空部材同士の接合構造体
JP5177397B2 (ja) バンパー構造体
JP5564005B2 (ja) 脱着式牽引フックの取付構造
JP5634896B2 (ja) 車両用衝撃吸収部材
JP5049210B2 (ja) バンパーステイ
JP3939323B2 (ja) 接続構造体
JP5094544B2 (ja) バンパー構造体
JP2006096229A (ja) 車両のバンパ構造およびその形成方法
JP2008074235A (ja) バンパー構造体
JP2005138663A (ja) 車両前部構造
JP2005104236A (ja) 自動車用バンパ装置
JP2007069856A (ja) 車両用牽引フックの取付構造
JP6633968B2 (ja) バンパーステイ
JP5300936B2 (ja) バンパー構造体
JP2013159153A (ja) バンパー構造体
JP2006036158A (ja) フックブラケットの取付部構造
JP4111943B2 (ja) バンパーステイ
JP2004314790A (ja) 自動車用バンパ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110425

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4737768

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3