JP2007284039A - バンパー構造体及びフレーム構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁成形によりバンパーステイ2を拡管してバンパーリインフォース1に固定したバンパー構造体において、衝突時において座屈開始後の急速な荷重の低下を防止し、安定したエネルギー吸収が行えるようにする。
【解決手段】バンパーリインフォース1は略矩形断面のアルミニウム合金押出材からなり、上下壁6,7の断面構造は、前後方向の圧縮荷重により座屈するとき中空内部側に曲がるように「く」の字形に形成されている。バンパーステイ2は筒状でアルミニウム合金押出材からなり、バンパーリインフォース1の前後壁4,5を貫通する穴8に嵌入し、電磁成形により拡管して穴8の内周面に密着し、かつ前後壁4,5の間で外径方向に張り出している。バンパーステイ2の軸部の前端は拡開部16を形成し、突出軸部17は外径方向に張り出し、後端にフランジ18が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中空断面の金属形材からなる第1部材に穴を形成し、筒状のアルミニウム合金押出材からなる第2部材を前記穴に嵌入し、第2部材を電磁成形により拡管して前記穴の内周面に密着させ、両者を接合したフレーム構造体に関し、なかでも第1部材としてのバンパーリインフォースと第2部材としてのバンパーステイからなるバンパー構造体に関する。
乗用車やトラック等の自動車車体の前端(フロント)及び後端(リア)に設置されるバンパー内部には、補強部材としてバンパーリインフォースが設けられている。バンパーリインフォースは一般に荷重方向に略垂直に向く前壁と後壁、及びそれらを連結する上下壁を有する断面中空の部材であり、両端部を一対のバンパーステイにより支持され、各ステイは後端がサイドメンバ(フロント又はリア)の前端に固定されている。なかには、サイドメンバの前端にバンパーリインフォースが直接固定された車体もある。
なお、本件明細書において、バンパー構造体の場合は、車両のフロント側、リア側に関わらず、衝突面側を前とする。
下記特許文献1には、アルミニウム合金押出材からなるバンパーリインフォースの前後壁に穴を形成し、この穴に筒状のアルミニウム合金押出材からなるステイを嵌め入れ、ステイを電磁成形により拡管してバンパーリインフォースに固定したバンパー構造体が提案されている。この方法により、バンパーリインフォースとバンパーステイが強固に固定され、衝撃によって分離することがなく、高い剛性のバンパー構造体を得ることができる。
下記特許文献2には、アルミニウム合金押出材からなる第1部材の一対のフランジ壁に筒状のアルミニウム合金押出材からなる第2部材を挿入し、第2部材を電磁成形により拡管して第1部材に結合したフレーム構造体が提案されている。
下記特許文献3には、アルミニウム合金押出材からなる第1部材の後壁に穴を形成し、この穴に有底筒状のアルミニウム合金製ステイを嵌め入れ、かつ底を前壁に当接させ、第2部材を電磁成形により拡管して第1部材に結合したフレーム構造体が提案されている。
一方、このようなバンパー構造体(フレーム構造体でも同じ)に対し前方から衝突荷重が掛かると、バンパーリインフォース及びバンパーステイが座屈して衝突エネルギーを吸収するが、初期荷重が高く、座屈が開始すると急速に荷重(変形抵抗)が低下し、変位が拡大する。
これに対し、座屈開始後の荷重の急激な低下を防止し、吸収エネルギーを増加させるバンパー構造体として、下記特許文献4が提案されている。しかし、この方法では、バンパーリインフォースの全長にわたり余分のリブが必要なため、アルミニウム合金押出材を用いたとしても重量が増加し、また、特許文献4の図2のように対のリブが湾曲して接触した後、両リブの湾曲の頂点が前後にずれて肩すかし状になり、受け止め得る荷重が不安定になる場合があり得る。
特開2004−237818号公報(図4,5) 特開2002−160032号公報 特願2006−24005 実用新案登録第2561024号公報
本発明は、従来のバンパー構造体に関する上記問題点に鑑みてなされたもので、電磁成形によりバンパーステイを拡管してバンパーリインフォースに固定したバンパー構造体において、座屈開始後の急速な荷重の低下を防止し、安定したエネルギー吸収が行えるようにすることを目的とする。また、バンパー構造体に限らず、衝突荷重が掛かる可能性がある他のフレーム構造体において、座屈開始後の急速な荷重(変形抵抗)の低下を防止し、安定したエネルギー吸収が行えるようにすることを目的とする。
本発明に係るバンパー構造体(請求項1)は、断面が中空の金属形材からなるバンパーリインフォースと、アルミニウム合金押出材からなり前記バンパーリインフォースの両端部に固定された筒状のバンパーステイにより構成される。バンパーリインフォースは前壁と後壁及びそれらを連結する上下壁からなる輪郭を有し、前壁及び後壁を貫通する穴が両端部に形成され、バンパーステイは軸方向が車体前後方向を向き、軸部がバンパーリインフォースの前記穴に嵌入し、電磁成形により軸部が拡管して前記穴の内周面に密着しかつ前記前壁と後壁の間で外径方向に張り出している。このバンパー構造体において、前記上下壁の断面構造は、前後方向の圧縮荷重により座屈するとき中空内部側に曲がるように設計され、バンパーステイの張り出した軸部の外周面が前記上下壁の内面に対向し、前記上下壁が座屈したとき前記軸部に当たるようになっている。
なお、バンパー構造体において前とは、車両のフロント側、リア側に関わらず、想定される荷重に面する側(衝突面側)を意味する。
上記バンパー構造体において、バンパーステイの軸部はバンパーリインフォースの後壁から後方側に突出し、その端部がサイドメンバーに固定される。このバンパーステイとして、一般に両端が開放した筒状のアルミニウム合金製バンパーステイを用いるが、一方が閉じ他端が開放した有底筒状のアルミニウム合金製バンパーステイを用いることもできる。後者の場合、有底筒の底を軸部の後端に位置させる。
このバンパー構造体において、バンパーステイの軸部の前端がバンパーリインフォースの前壁の穴から前方側に突出し、かつ放射方向に拡開していることが望ましい。
本発明に係る別のバンパー構造体(請求項4)は、断面が中空の金属形材からなるバンパーリインフォースと、アルミニウム合金製でバンパーリインフォースの両端部に固定された有底筒状のバンパーステイにより構成される。バンパーリインフォースは前壁と後壁及びそれらを連結する上下壁からなる輪郭を有し、後壁を貫通する穴が両端部に形成され、バンパーステイは軸方向が車体前後方向を向き、軸部がバンパーリインフォースの後壁の前記穴に嵌入し、底が前記前壁に当接し、電磁成形により軸部が拡管して前記穴の内周面に密着しかつ前記前壁と後壁の間で外径方向に張り出している。このバンパー構造体において、前記上下壁の断面構造は、前後方向の圧縮荷重により座屈するとき中空内部側に曲がるように設計され、前記バンパーステイの張り出した軸部の外周面が前記上下壁の内面に対向し、前記上下壁が座屈したとき前記軸部に当たるようになっている。
上記バンパー構造体において、バンパーステイの軸部はバンパーリインフォースの後壁から後方側に突出し、その端部がサイドメンバーに固定される。
以上のバンパー構造体において、バンパーリインフォースの後壁の穴の後方側に位置する前記バンパーステイの軸部は、少なくとも前記後壁の近傍において外径方向に張り出していることが望ましい。また、バンパーステイの後端が放射方向に拡開して(軸部の後端に有底筒の底が位置している場合を除く)、そこにサイドメンバーへの接合用フランジが形成されていてもよい。
なお、バンパーリインフォースの上下壁が、前後方向の圧縮荷重により座屈するとき中空内部側に曲がるようにするには、例えば、バンパーリインフォースの長手方向に垂直な断面において、上下壁の前後方向の中央部における幅方向の中心点が、上下壁の前後方向の端部の前後壁との連結部における幅方向の中心点を結ぶ直線より中空内部側に位置するように、バンパーリインフォースの断面構造を設計する。
本発明に係るフレーム構造体(請求項8)は、断面が中空の金属形材からなる第1部材と、アルミニウム合金製で前記第1部材に固定された筒状の第2部材により構成される。第1部材は前壁と後壁及びそれらを連結する一対の側壁からなる輪郭を有し、前壁及び後壁を貫通する穴が形成され、第2部材は軸方向が前後方向を向き、軸部が第1部材の前記穴に嵌入し、電磁成形により軸部が拡管して前記穴の内周面に密着しかつ前記前壁と後壁の間で外径方向に張り出している。このフレーム構造体において、前記両側壁の断面構造は、前後方向から付加された荷重により座屈するとき中空内部側に曲がるように設計され、前記第2部材の張り出した軸部の外周面が前記両側壁の内面に対向し、前記両側壁が座屈したとき前記軸部に当たるようになっている。
このフレーム構造体は、第2部材の軸部の前端が第1部材の前壁の穴から前方側に突出し、第2部材の軸部の後端が第1部材の後壁の穴から後方側に突出し、かついずれも放射方向に拡開していることが望ましい。
なお、フレーム構造体はバンパー構造体の上位概念である。また、フレーム構造体において、前とは想定される荷重に面する側(衝突面側)を意味する。
本発明に係る別のフレーム構造体(請求項10)は、断面が中空の金属形材からなる第1部材と、アルミニウム合金製で前記第1部材に固定された有底筒状の第2部材により構成される。第1部材は前壁と後壁及びそれらを連結する一対の側壁からなる輪郭を有し、後壁を貫通する穴が形成され、第2部材は軸方向が前後方向を向き、軸部が第1部材後壁の前記穴に嵌入し、底が前記前壁に当接し、電磁成形により軸部が拡管して前記穴の内周面に密着しかつ前記前壁と後壁の間で外径方向に張り出している。このフレーム構造体において、前記両側壁の断面構造は、前後方向から付加された荷重により座屈するとき中空内部側に曲がるように設計され、前記第2部材の張り出した軸部の外周面が前記両側壁の内面に対向し、前記両側壁が座屈したとき前記軸部に当たるようになっている。
このフレーム構造体において、第2部材の軸部の後端が第1部材の後壁の穴から後方側に突出し、かつ放射方向に拡開していることが望ましい。
なお、本発明において金属形材とは、断面形状が長手方向に沿って実質的に同一な金属部材を意味し、単一の部材からなるもの及び複数の部材を接合一体化したものを含み、金属は合金を含む。本発明に適用し得る典型的な金属形材はアルミニウム合金押出材及び鋼製形材である。
本発明のバンパー構造体は、バンパーステイがバンパーリインフォースの中空内部に、軸線を想定される衝突荷重の方向に向けて配置され、かつ両者が電磁成形により強固に結合されているため、衝突時にバンパーステイとバンパーリインフォースが分離して(溶接やボルト締めの場合分離することがある)、バンパー構造体の荷重(変形抵抗)が急激に低下したり、座屈が急激に進行して変位が拡大するのが防止され、また軽量で剛性の高いバンパー構造体を得ることができる。
本発明のバンパー構造体によれば、衝突荷重によりバンパーリインフォースの上下壁が座屈して中空内部側に曲がると、前記上下壁の曲げの中央部がバンパーステイの張り出した軸部に当たり、続いて前記上下壁の座屈が進むにつれ該上下壁とバンパーステイの軸部との接触面積が増加していく。この上下壁と軸部の接触により、座屈開始後の急速な荷重(変形抵抗)の低下が防止され、かつ座屈が進み接触面積が増加するのに伴い逆に荷重が上昇し、これによりエネルギー吸収量が増加する。また、バンパーリインフォースの上下壁が曲げ変形するときの曲げの軸線とバンパーステイの軸部の軸線はほぼ直角に交叉しているため、曲げ変形した前記上下壁は前記軸部に必ず真っ向から当たって接触面積を増やし、その結果、バンパー構造体の荷重(変形抵抗)が不安定にならず、安定したエネルギー吸収が行われる。
以上の作用効果は本発明のフレーム構造体全てが奏し得る。
以下、図1〜図20を参照して、本発明に係るフレーム構造体をより具体的に説明する。本発明に係るフレーム構造体には、自動車のバンパー構造体のほか、インパネリインフォース、クロスメンバー、サイドメンバー等の他のフレーム構造体、あるいは自動車以外のフレーム構造体も含まれる。
図1はバンパー構造体を示すもので、バンパーリインフォース1と、その傾斜した端部に固定されたバンパーステイ2からなる。なお、バンパー構造体の図示されていない左半部においても、バンパーリインフォース1の傾斜した他端部にバンパーステイが固定されている。
バンパーリインフォース1はアルミニウム合金押出材からなり、両端部が曲げ成形されて後方側に傾斜し、断面は略矩形でそれぞれ均一な板厚の前壁4と後壁5、及びそれらを連結する上壁6と下壁7からなる。図2に示すように、傾斜した端部に前壁4及び後壁5を貫通する穴8が形成されている。穴8を前後方向にみると円形である。図示しない車体に対しバンパー構造体を取り付けたとき、前壁4と後壁5は鉛直に配置される。
バンパーリインフォース1の上壁6と下壁7は、前後方向の中央部が中空内部に向けて屈曲し、くの字状になっている。図3に示すように、押出方向に垂直な断面において、上壁6(下壁7も同じ)の前後方向の中央部における幅方向の中心点11が、上壁6の前後方向の端部の前後壁4,5との連結部における幅方向の中心点12,13を結ぶ直線14より中空内部側に位置している。上下壁6,7はこのような断面構造を有しているため、矢印で示す前後方向の圧縮荷重Pが掛かって座屈するとき中空内部側(白抜き矢印参照)に曲がる。なお、この例では、上壁6の中央部における幅は2×a、前壁4との連結部における幅及び後壁5との連結部における幅は2×bである。
バンパーステイ2はアルミニウム合金押出材からなり、筒状でその軸方向が車体前後方向を向き、軸部がバンパーリインフォース1の前記穴8に嵌入している。さらに電磁成形により拡管して穴8の内周面に密着し、前壁4と後壁5の間で外径方向に張り出し(張出部15)、軸部の前端が前壁4の穴8から前方側に突出して放射方向に拡開し(拡開部16)、軸部の後方側が後壁5の穴8から後方側に突出して外径方向に等径で張り出し(突出軸部17)、軸部の後端が放射方向に拡開してフランジ18が形成されている。このフランジ18は、図示しないサイドメンバーへの取付用である。
バンパーステイ2には、図2に示すように、円筒形のアルミニウム合金押出材を所定長さに切断した素材(ステイ素材2A)が用いられる。ステイ素材2Aの前端は、バンパーリインフォース1の端部の傾斜に合わせて斜めに切断されている。
このステイ素材2Aを穴8に挿入し、軸部の前端を所定長さバンパーリインフォース1の前壁4から突出させ、軸部の後方側を後壁5から突出させて位置決めし(図2の仮想線参照)、電磁成形により拡管することにより、図1に示す形状に成形される。電磁成形自体は特許文献1,2に記載された公知の技術が用いられる。
このバンパー構造体において、バンパーステイ2はバンパーリインフォース1の中空内部に入り、前壁4及び後壁5に形成された穴8の内周面に密着し、前壁4と後壁5の間に張出部15が形成されているため、バンパーリインフォース1に強固に固定され、強い衝突荷重が掛かっても両者が容易に分離することはない。また、バンパーリインフォース1の前壁4の前方側では拡開部16が形成され、後壁5の後方側では突出軸部17が張り出していることから、結局、前壁4は穴8の周囲において、バンパーステイ2の張出部15と拡開部16により両側から挟みつけられ、後壁5は穴8の周囲において、バンパーステイ2の張出部15と突出軸部17により両側から挟みつけられたかたちとなり、さらに強固な固定になっている。ただし、拡開部16の形成及び突出軸部17の張り出しは望ましいが必須ではない。
このバンパー構造体は、バンパーステイ2の張出部15が外径方向に張り出し、一方、バンパーリインフォース1の上下壁6,7は中空内部側に屈曲し、上下壁6,7と張出部15は近接した状態にある。このバンパー構造体に対し前方から衝突荷重が掛かり、その荷重が大きければ、バンパーステイ2の張出部15及びバンパーリインフォース1の上下壁6,7が座屈する。このとき、上下壁6,7はバンパーリインフォース1の中空内部側に曲がり、張出部15に当たって座屈開始後の急速な荷重(変形抵抗)の低下が防止され、さらに座屈が進むにつれて上下壁6,7と張出部15の接触面積が増加し、逆に荷重が上昇する。これにより、高いエネルギー吸収量を得ることができる。
図4は、バンパーリインフォース1の断面形状の他の例を示すものであり、(a)は上下壁6,7が略円弧状に中空内部側に湾曲し、(b)は上下壁6,7の中央部の外面側に凹溝6a,7aが形成されてそこのみが薄肉とされ、(c)は前後壁4,5を連結するリブ19が形成されている。なお、(c)の場合、バンパーリインフォース1に形成される穴8はリブ19を貫通して形成され、電磁成形により拡管したバンパーステイ2の張出部15はこのリブ19に密着し、かつリブ19の上下で外径方向に張り出す。(d)は上下壁6,7の中央部に中空内部側に窪む小さい円弧状の凹溝6b,7bが形成され、(e)は上下壁6,7に中空内部側に窪む幅広の凹溝6c,7cが形成され、(f)は上下壁6,7の前後壁4,5との連結部(外面側)に大き目のRからなるフィレット6d,7dが形成されている。(f)ではこのフィレット6d,7dが形成されているため、右側の拡大図に示すように、上下壁6,7の前後方向の端部の前後壁4,5との連結部における幅方向の中心点12が、バンパーリインフォース1の中空外部側にずれる。
上記(a)〜(f)に示すバンパーリインフォース1の断面において、図3に示すように、上下壁6,7の前後方向の中央部における幅方向の中心点と、上下壁6,7の前後方向の端部の前後壁4,5との連結部における幅方向の中心点を結ぶ直線を作図すると、前記中心点は前記直線よりバンパーリインフォース1の中空内部側に位置している。従って、上下壁6,7は前後方向の圧縮荷重により座屈するとき、バンパーリインフォース1の中空内部側に曲がる。
図5〜13は別のバンパー構造体を示す。以下、図1に示すバンパー構造体との相違点のみ説明する。
図5に示すバンパー構造体は、図1に示すバンパー構造体と比較すると、バンパーステイ2の突出軸部17がバンパーリインフォース1の後壁5の近傍においてのみ外径方向に張り出して、リング状の張出部21が形成されている点で異なる。バンパーリインフォース1の後壁5は、穴8の周囲においてバンパーステイ2の張出部15と張出部21により両側から挟みつけられたかたちとなる。
図6に示すバンパー構造体は、図1に示すバンパー構造体と比較すると、バンパーステイ2の突出軸部17が外径方向に張り出していない点で異なる。
図7に示すバンパー構造体は、図1に示すバンパー構造体と比較すると、バンパーステイ2の前端の拡開部16の形状が異なる。すなわち、後者ではバンパーステイ2の拡開部16はほぼ平らになるまで拡開し、バンパーリインフォース1の前壁4に前方側から当接するかたちになっているが、前者ではバンパーステイ2の前端側において電磁成形の成形強度がやや弱く、バンパーステイ2の拡開部16は朝顔状に拡開した状態である。しかし、前者の拡開部16も後者の拡開部16と同様の作用効果を奏する。
図8に示すバンパー構造体は、図1に示すバンパー構造体と比較すると、バンパーステイ2の突出軸部17の後端にフランジが形成されていない点で異なる。
図9に示すバンパー構造体は、図1に示すバンパー構造体と比較すると、バンパーステイ2の突出軸部17がバンパーリインフォース1の後壁5の近傍においてのみ外径方向に張り出して、リング状の張出部22が形成され、かつ突出軸部17の後端が閉じられている点で異なる。このようにバンパーステイ2が有底筒状をなし、底23がバンパーステイ2の後端に位置する場合、前記底23にボルト穴24を形成し、サイドメンバー25の前端に突出固定されたボルト26に前記ボルト穴24を通し、底23をサイドメンバー25の前端に当接させ、バンパーステイ2の前方開口から図示しないナット及び工具を矢印A方向に挿入し、バンパーステイ2をサイドメンバー25にボルト締結することができる。なお、サイドメンバー25側にナットを固定し、バンパーステイ2の前方開口からボルト及び工具を矢印方向に挿入してボルト締結することもできる。
なお、このバンパー構造体の製造には、ステイ素材としてアルミニウム合金製の有底円筒体が用いられる。このステイ素材は、前記特許文献3にも記載されているように、インパクト鍛造により一体成形したり、押出パイプからなる軸部の端部に円形の板を溶接したり、鍛造又は絞り成形した浅いカップ状の部材を被せて溶接することにより形成できる。
図10に示すバンパー構造体は、図1に示すバンパー構造体と比較すると、バンパーリインフォース1の前壁4に形成された穴8が円筒状の縁を有するバーリング穴である点で異なる。バンパーステイ2の前端は穴8の内周面に密着し、該内周面に沿って拡開(拡開部16)している。この穴8はバーリング穴であるため、単なる打ち抜き穴のようなものに比べてバンパーステイ2の前端と穴8の内周面の接触面積が大きく、そのためバンパーステイ2の前端がバンパーリインフォース1の前壁4より前方に突出していなくても安定した固定が可能である。
図11に示すバンパー構造体は、図1に示すバンパー構造体と比較すると、バンパーリインフォース1の断面形状自体が異なる。具体的には、前壁4の中央部に中空内部側に凹んだ段差部27が形成され、この段差部27に穴8が形成されている。バンパーステイ2の前端の拡開部16が前記段差部27内に収まり、バンパーリインフォース1の前壁4より前方に突出していない。
図12に示すバンパー構造体は、図1に示すバンパー構造体と比較すると、バンパーリインフォース1の前壁4が厚く、そこに形成された穴8がすり鉢状(前方ほど径が大きい)に形成されている点で異なる。バンパーステイ2の前端が穴8の内周面に密着し、かつ穴8の内周面に沿って拡開(拡開部16)しているが、拡開部16が前記穴8内に収まり、バンパーリインフォース1の前壁4より前方に突出していない。
図10〜12に示すバンパー構造体では、バンパーリインフォース1の前面を平坦に保つことができ、必要に応じてここに他部材を密着配置することが可能となる。
図13に示すバンパー構造体は、図1に示すバンパー構造体と比較すると、バンパーリインフォース1の前壁4に穴8が形成されていない点、及びバンパーステイ2が有底筒状をなし、底28がバンパーリインフォース1の前壁4の内面に当接している点で異なる。
このバンパー構造体の製造には、ステイ素材としてアルミニウム合金製の有底円筒体(一端に底を有し他端が開放した円筒体)が用いられる。このステイ素材は、前記特許文献3にも記載されているように、インパクト鍛造により一体成形したり、押出パイプからなる軸部の端部に円形の板を溶接したり、鍛造又は絞り成形した浅いカップ状の部材を被せることにより形成できる。このバンパー構造体の製造にあたっては、ステイ素材をバンパーリインフォース1の後壁5に形成した穴8から挿入して底を前壁4の内面に当接させ、電磁成形により拡管する。
このバンパー構造体において、バンパーステイ2はバンパーリインフォース1の中空内部に入り、底28が前壁4の内面に当接し、軸部が後壁5に形成された穴8の内周面に密着し、底28と後壁5の間に張出部15が形成されているため、バンパーリインフォース1に強固に固定されている。また、後壁5の後方側では突出軸部17が張り出していることから、結局、後壁5は穴8の周囲において、バンパーステイ2の張出部15と突出軸部17により両側から挟みつけられたかたちとなり、さらに強固な固定になっている。
このバンパー構造体も、図1に示すバンパー構造体と同様の作用効果を奏する。さらに、バンパーリインフォース1の前壁4に大きい穴を形成する必要がないため、バンパーリインフォース1の強度を低下させず、かつバンパーリインフォース1の前壁4の前面を平坦に保つことができ、必要に応じてここに他部材を密着配置することが可能となる。
なお、バンパーステイ2とバンパーリインフォース1の固定をより強固に行うため、必要に応じてバンパーステイ2の底28にボルト穴を形成し、バンパーリインフォース1の前壁4の対応箇所にもボルト穴を形成し、底28と前壁4をボルト締めすることもできる。
図14はフレーム構造体を示すもので、フレーム構造の主体である第1部材31と、第1部材31に固定された第2部材32からなる。なお、フレーム構造体の図示されていない部分にも、適宜間隔で第2部材32が第1部材31に固定され、第1部材31を補強している。
第1部材31はアルミニウム合金押出材からなり、図1に示すバンパー構造体のバンパーリインフォース1と同じ断面形状を有し、前壁34と後壁35、及びそれらを連結する側壁36,37からなり、前壁34と後壁35を貫通する円形の穴38(図15参照)が形成されている。
第2部材32はアルミニウム合金押出材からなり、筒状でその軸方向が前後方向(前後壁34,35に垂直)を向き、軸部が第1部材31の前記穴38に嵌入している。さらに電磁成形により拡管して穴38の内周面に密着し、前壁34と後壁35の間で外径方向に張り出し(張出部45)、軸部の前端が前壁34の穴38から前方側に突出して放射方向に拡開し(拡開部46)、軸部の後端が後壁35の穴38から後方側に突出して放射方向に拡開している(拡開部47)。
第2部材32には、図15に示すように、円筒形のアルミニウム合金押出材を所定長さに切断した素材(軸素材32A)が用いられる。
この軸素材32Aを穴38に挿入し、軸部の前端を所定長さ第1部材31の前壁34から突出させ、軸部の後端を後壁35から突出させて位置決めし(図15の仮想線参照)、電磁成形により拡管することにより、図14に示す形状に成形される。電磁成形自体は特許文献1,2に記載された公知の技術が用いられる。
第2部材32は第1部材31を補強するものであり、この第2部材32も、図1に示すバンパー構造体のバンパーステイ2と同様に、第1部材31に強固に固定されている。なお、図1に示すバンパー構造体のバンパーステイ2に関して述べたと同様に、拡開部46,47の形成は必須ではない。
このフレーム構造体の作用は図1に示すバンパー構造体と同じである。すなわち前後方向に衝突荷重が掛かり、第2部材32の張出部45及び第1部材31の上下壁36,37が座屈すると、上下壁36,37は第1部材31の中空内部側に曲がって張出部45に当たり、図1に示すバンパー構造体に関して説明したと同様に、座屈開始後の急速な荷重(変形抵抗)の低下を防止する。さらに座屈が進むにつれて上下壁36,37と張出部45の接触面積が増加し、逆に荷重が上昇する。
なお、第1部材31は、バンパー構造体のバンパーリインフォース1と同様に、他の断面形状(図4,11,12参照)を取り得る。また、図10〜12に示すバンパー構造体におけると同様に、第2部材32は拡開部46が前壁34から前方に突出せず、又は/及び拡開部47が後壁35から後方に突出しない形態をとり得る。
図16に示すフレーム構造体は、図14に示すフレーム構造体と比較すると、第1部材31の前壁34に穴38が形成されていない点、及び第2部材32が有底筒状をなし、底48が第1部材31の前壁34の内面に当接している点で異なる。第2部材32のための軸素材としてはアルミニウム合金製の有底円筒体が用いられ、これは図13に示すバンパー構造体に用いたステイ素材と同様に形成できる。
このフレーム構造体の製造にあたっては、軸素材を第1部材31の後壁35に形成した穴38から挿入して底を前壁34の内面に当接させ、電磁成形により拡管する。
このフレーム構造体において、第2部材32は第1部材31の中空内部に入り、底48が前壁34の内面に当接し、軸部が後壁35に形成された穴38の内周面に密着し、底48と後壁35の間に張出部45が形成されているため、第1部材31に強固に固定されている。また、第2部材32の軸部の後端が後壁35の穴38から後方側に突出して放射方向に拡開し(拡開部47)、後壁35は穴38の周囲において、第2部材32の張出部45と拡開部47により両側から挟みつけられたかたちとなり、さらに強固な固定になっている。
このフレーム構造体も、図14に示すフレーム構造体と同様の作用効果を奏する。さらに、第1部材31の前壁34に大きい穴を形成する必要がないため、第1部材32の強度を低下させず、かつ第1部材31の前壁34の前面を平坦に保つことができ、必要に応じてここに他部材を密着配置することが可能となる。
なお、第2部材32と第1部材31の固定をより強固に行うため、必要に応じて第2部材32の底48にボルト穴を形成し、第1部材31の前壁34の対応箇所にもボルト穴を形成し、底48と前壁34をボルト締めすることもできる。
図17に別のバンパー構造体を示す。このバンパー構造体は、第1部材に相当するバンパーリインフォース1の傾斜した端部に、第2部材に相当するものとしてバンパーステイではなく軸部材52を固定して補強したものである。このバンパー構造体は、サイドメンバーの前端に直接バンパーリインフォースが固定される場合に用い得る。
軸部材52はアルミニウム合金押出材からなり、筒状でその軸方向が車体前後方向を向き、軸部がバンパーリインフォース1の穴8(図2参照)に嵌入している。さらに電磁成形により拡管して穴8の内周面に密着し、前壁4と後壁5の間で外径方向に張り出し(張出部55)、軸部の前端が前壁4の穴8から前方側に突出して放射方向に拡開し(拡開部56)、軸部の後端が後壁5の穴8から後方側に突出して放射方向に拡開している(拡開部57)。
このバンパー構造体におけるバンパーリインフォース1と軸部材52の配置関係を、図14に示すフレーム構造体と比較すると、後者では第2部材32の軸方向が第1部材31の前後壁34,35に対して垂直に配置されているが、前者では軸部材52の軸方向が車体前後方向(バンパーリインフォース1の前後壁4,5に対して傾斜)に配置されている点のみで異なる。
なお、軸部材52によるバンパーリインフォース1の補強は、傾斜した端部だけでなく、中央直線部でも適宜行い得る。また、図16に示すフレーム構造体のように、有底筒状の軸部材で補強することもできる。
以上説明したバンパー構造体(フレーム構造体)において、バンパーリインフォース1(第1部材31)の中空内部空間の、バンパーステイ2(第2部材32)の張出部15(張出部45)の周囲に樹脂を充填することができる。この樹脂は、張出部15(張出部45)の全周に充填してもよいし、張出部15(張出部45)とバンパーリインフォース1(第1部材31)の上下壁6,7(上下壁36,37)の間のみに充填してもよい。樹脂としては、ポリプロピレン等公知の発泡樹脂が使用できる。
図18はバンパーリインフォース1の中空内部空間に樹脂58を充填したバンパー構造体を示すもので、バンパーリインフォース1とバンパーステイ2からなる基本構造は図13に示すバンパー構造体と同一である。このバンパー構造体では、バンパーリインフォース1の前後壁4,5間の張出部15の全周囲に樹脂58が充填され、この樹脂は衝突時にバンパーリインフォース1の座屈に伴って圧縮され、これにより衝突時のエネルギー吸収量が増加する。また、張出部15とバンパーリインフォース1の上下壁6,7の間に充填された樹脂58は、衝突時に屈曲する上下壁6,7と張出部15の間に挟まれて圧縮され、衝突エネルギーを吸収するとともに、座屈開始後の急速な荷重(変形抵抗)の低下をいっそう防止する。なお、先にも述べたように、このような樹脂の充填を他の(図13に示すもの以外の)バンパー構造体及びフレーム構造体に適用することができる。
図19,20に、本発明に係るバンパー構造体に用いられるバンパーリインフォースの他の例を示す。
図19に示すバンパーリインフォース61は、鋼板を曲げ成形した2つのCチャンネル材62,63を溶接接合して一体化した鋼製中空形材からなり、Cチャンネル材62の開口部内側にCチャンネル材63の開口部が挿入され、長手方向に沿って連続的に又は断続的に溶接接合(溶接部を矢印A,Bで示す)されている。バンパーリインフォース61の断面は略矩形で、前壁64と後壁65、及びそれらを連結する上壁66と下壁67からなる。端部に前壁64及び後壁65を貫通する円形の穴68が形成されている。
バンパーリインフォース61の上壁66と下壁67は、バンパーリインフォース1と同様の形態で、前後方向の中央部が中空内部に向けて屈曲し、くの字状になっている。
図20に示すバンパーリインフォース71は、鋼板を曲げ成形したハット型形材72と鋼板73を溶接接合して一体化した鋼製中空形材からなり、ハット型形材72のフランジ部が鋼板73の両端部に密着し、長手方向に沿って複数箇所スポット溶接(溶接部をCで示す)されている。バンパーリインフォース71の断面は略矩形で、前壁74と後壁75、及びそれらを連結する上壁76と下壁77からなる。端部に前壁74及び後壁75を貫通する円形の穴78が形成されている。
バンパーリインフォース71の上壁76と下壁77は、バンパーリインフォース1と同様の形態で、前後方向の中央部が中空内部に向けて屈曲し、くの字状になっている。
これらのバンパーリインフォース61,71は、バンパーリインフォース1と同様の形態で、バンパー構造体の一部として用いられる。なお、有底筒状のバンパーステイ(図13参照)を用いる場合は、それぞれの前壁64,74に穴68,68を形成しない。
また、同様の鋼製中空形材を、第1部材31と同様の形態で、フレーム構造体の一部として用いることができる。
本発明に係るバンパー構造体の平面断面図(a)及びそのI−I矢視側面図(b)である。 そのバンパー構造体の製造方法を説明する平面断面図である。 そのバンパー構造体におけるバンパーリインフォースの座屈機構を説明する模式図である。 本発明に係るバンパー構造体におけるバンパーリインフォースの他の断面形状を示す図である。 本発明に係る別のバンパー構造体の平面断面図である。 本発明に係る別のバンパー構造体の平面断面図である。 本発明に係る別のバンパー構造体の平面断面図である。 本発明に係る別のバンパー構造体の平面断面図である。 本発明に係る別のバンパー構造体の平面断面図である。 本発明に係る別のバンパー構造体の一部断面側面図である。 本発明に係る別のバンパー構造体の一部断面側面図である。 本発明に係る別のバンパー構造体の一部断面側面図である。 本発明に係る別のバンパー構造体の平面断面図(a)及びそのII−II矢視側面図(b)である。 本発明に係るフレーム構造体の平面断面図(a)及びそのIII−III矢視側面図(b)である。 そのフレーム構造体の製造方法を説明する平面断面図である。 本発明に係る別のフレーム構造体の平面断面図(a)、そのIV−IV矢視側面図(b)である。 本発明に係る別のバンパー構造体の平面断面図である。 本発明に係る別のバンパー構造体の平面断面図(a)及びそのV−V矢視側面図(b)である。 本発明に係る別のバンパーリインフォースの斜視図である。 本発明に係る別のバンパーリインフォースの斜視図である。
符号の説明
1,61,71 バンパーリインフォース
2 バンパーステイ
4,64,74 前壁
5,64,75 後壁
6,66,76 上壁
7,67,77 下壁
8,68,78 前壁及び後壁に形成された穴
15 張出部
16 拡開部
17 突出軸部
18 フランジ

Claims (12)

  1. 断面が中空の金属形材からなるバンパーリインフォースと、アルミニウム合金製で前記バンパーリインフォースの両端部に固定された筒状のバンパーステイにより構成され、前記バンパーリインフォースは前壁と後壁及びそれらを連結する上下壁からなる輪郭を有し、前壁及び後壁を貫通する穴が両端部に形成され、前記バンパーステイは軸方向が車体前後方向を向き、軸部が前記バンパーリインフォースの前記穴に嵌入し、電磁成形により軸部が拡管して前記穴の内周面に密着しかつ前記前壁と後壁の間で外径方向に張り出してなるバンパー構造体において、前記上下壁の断面構造は、前後方向の圧縮荷重により座屈するとき中空内部側に曲がるように設計され、前記バンパーステイの張り出した軸部の外周面が前記上下壁の内面に対向し、前記上下壁が座屈したとき前記軸部に当たることを特徴とするバンパー構造体。
  2. 前記バンパーステイが有底筒状のアルミニウム合金製で、その底が軸部の後端に位置していることを特徴とする請求項1に記載されたバンパー構造体。
  3. 前記バンパーステイの軸部の前端が前記バンパーリインフォースの前壁の穴から前方側に突出し、かつ放射方向に拡開していることを特徴とする請求項1又は2に記載されたバンパー構造体。
  4. 断面が中空の金属形材からなるバンパーリインフォースと、アルミニウム合金製で前記バンパーリインフォースの両端部に固定された有底筒状のバンパーステイにより構成され、前記バンパーリインフォースは前壁と後壁及びそれらを連結する上下壁からなる輪郭を有し、後壁を貫通する穴が両端部に形成され、前記バンパーステイは軸方向が車体前後方向を向き、軸部が前記バンパーリインフォースの後壁の前記穴に嵌入し、底が前記前壁に当接し、電磁成形により軸部が拡管して前記穴の内周面に密着しかつ前記底と後壁の間で外径方向に張り出してなるバンパー構造体において、前記上下壁の断面構造は、前後方向の圧縮荷重により座屈するとき中空内部側に曲がるように設計され、前記バンパーステイの張り出した軸部の外周面が前記上下壁の内面に対向し、前記上下壁が座屈したとき前記軸部に当たることを特徴とするバンパー構造体。
  5. 前記バンパーリインフォースの後壁の穴の後方側に位置する前記バンパーステイの軸部は、少なくとも前記後壁の近傍において外径方向に張り出していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載されたバンパー構造体。
  6. 前記バンパーステイの軸部の後端が放射方向に拡開してサイドメンバーへの接合用フランジが形成されていることを特徴とする請求項1,3〜5のいずれかに記載されたバンパー構造体。
  7. 前記バンパーリインフォースの長手方向に垂直な断面において、前記上下壁の前後方向の中央部における幅方向の中心点が、前記上下壁の前後方向の端部の前記前後壁との連結部における幅方向の中心点を結ぶ直線より中空内部側に位置していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載されたバンパー構造体。
  8. 断面が中空の金属形材からなる第1部材と、アルミニウム合金製で前記第1部材に固定された筒状の第2部材により構成され、前記第1部材は前壁と後壁及びそれらを連結する一対の側壁からなる輪郭を有し、前壁及び後壁を貫通する穴が形成され、前記第2部材は軸方向が前後方向を向き、軸部が前記第1部材の前記穴に嵌入し、電磁成形により軸部が拡管して前記穴の内周面に密着しかつ前記前壁と後壁の間で外径方向に張り出してなるフレーム構造体において、前記両側壁の断面構造は、前後方向の圧縮荷重により座屈するとき中空内部側に曲がるように設計され、前記第2部材の張り出した軸部の外周面が前記両側壁の内面に対向し、前記両側壁が座屈したとき前記軸部に当たることを特徴とするフレーム構造体。
  9. 前記第2部材の軸部の前端が前記第1部材の前壁の穴から前方側に突出し、かつ放射方向に拡開していることを特徴とする請求項8に記載されたフレーム構造体。
  10. 断面が中空の金属形材からなる第1部材と、アルミニウム合金製で前記第1部材に固定された有底筒状の第2部材により構成され、前記第1部材は前壁と後壁及びそれらを連結する一対の側壁からなる輪郭を有し、後壁を貫通する穴が形成され、前記第2部材は軸方向が前後方向を向き、軸部が前記第1部材後壁の前記穴に嵌入し、底が前記前壁に当接し、電磁成形により軸部が拡管して前記穴の内周面に密着しかつ前記前壁と後壁の間で外径方向に張り出したフレーム構造体において、前記両側壁の断面構造は、前後方向の圧縮荷重により座屈するとき中空内部側に曲がるように設計され、前記第2部材の張り出した軸部の外周面が前記両側壁の内面に対向し、前記両側壁が座屈したとき前記軸部に当たるように構成されていることを特徴とするフレーム構造体。
  11. 前記第2部材の軸部の後端が前記第1部材の後壁の穴から後方側に突出し、かつ放射方向に拡開していることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載されたフレーム構造体。
  12. 前記第1部材の長手方向に垂直な断面において、前記両側壁の前後方向の中央部における幅方向の中心点が、前記両側壁の前後方向の端部の前記前後壁との連結部における幅方向の中心点を結ぶ直線より中空内部側に位置していることを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載されたフレーム構造体。
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