JPH06199193A - 自動車バンパー補強材 - Google Patents
自動車バンパー補強材Info
- Publication number
- JPH06199193A JPH06199193A JP56793A JP56793A JPH06199193A JP H06199193 A JPH06199193 A JP H06199193A JP 56793 A JP56793 A JP 56793A JP 56793 A JP56793 A JP 56793A JP H06199193 A JPH06199193 A JP H06199193A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing material
- load
- cross
- reduced
- automobile bumper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 曲げ荷重が負荷された際に断面が座屈しにく
い自動車バンパー補強材を提供する。 【構成】 荷重の負荷方向に対して垂直でない面に、補
強材の中心方向に向かって凹型に設けられたＲを有す
る。 【効果】 上部より荷重が負荷された時に、側面が外側
に膨らむのを防止する事ができ、断面偏平による座屈の
限界荷重を向上する事ができる。つまり、ある規定の曲
げ荷重を合格するために必要な最小の肉厚を従来よりも
軽減することができ、補強材の軽量化が可能になる。ま
た、鋼材以外のあらゆる素材にも適用でき、アルミ等の
比強度の高い材料を使用すると更なる軽量化を図る事が
できる。
い自動車バンパー補強材を提供する。 【構成】 荷重の負荷方向に対して垂直でない面に、補
強材の中心方向に向かって凹型に設けられたＲを有す
る。 【効果】 上部より荷重が負荷された時に、側面が外側
に膨らむのを防止する事ができ、断面偏平による座屈の
限界荷重を向上する事ができる。つまり、ある規定の曲
げ荷重を合格するために必要な最小の肉厚を従来よりも
軽減することができ、補強材の軽量化が可能になる。ま
た、鋼材以外のあらゆる素材にも適用でき、アルミ等の
比強度の高い材料を使用すると更なる軽量化を図る事が
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の前面および後
面のバンパー内部に装備される補強材に関する。
面のバンパー内部に装備される補強材に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、自動車業界では、安全性に対する
要求が厳しくなっており、バンパーにも内部に補強材を
装備する傾向にある。一方、環境問題の観点から自動車
の燃費向上が指向されており、車両の軽量化も大きな課
題となっている。而して、バンパー補強材も可及的に軽
量化することが望まれている。
要求が厳しくなっており、バンパーにも内部に補強材を
装備する傾向にある。一方、環境問題の観点から自動車
の燃費向上が指向されており、車両の軽量化も大きな課
題となっている。而して、バンパー補強材も可及的に軽
量化することが望まれている。
【０００３】軽量なバンパー補強材を得るためには、素
材や形状を検討する必要があるが、断面形状に関して検
討された例としては以下に挙げる種々のものがある。 コ字型（特開昭５８−６３５４６号公報） Ｌ字型（実開平３−７６２４７号公報） 口字型（実開昭５６−７３６５７号公報） 目字型（実開平３−５２２６３号公報）
材や形状を検討する必要があるが、断面形状に関して検
討された例としては以下に挙げる種々のものがある。 コ字型（特開昭５８−６３５４６号公報） Ｌ字型（実開平３−７６２４７号公報） 口字型（実開昭５６−７３６５７号公報） 目字型（実開平３−５２２６３号公報）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】バンパー補強材に要求
される性能としては、車両前面（リヤバンパーの場合は
後面）より荷重が負荷された際の曲げ強度が高い事であ
る。しかし、従来の形状では、何れも曲げが作用した時
に、負荷方向に対して垂直でない面が外側に膨らむた
め、断面が偏平し易く、曲げ初期の段階で容易に座屈し
てしまう問題がある（図２参照）。本発明は、このよう
な曲げ荷重が負荷された際に断面が座屈しにくい自動車
バンパー補強材を提供することを目的とする。
される性能としては、車両前面（リヤバンパーの場合は
後面）より荷重が負荷された際の曲げ強度が高い事であ
る。しかし、従来の形状では、何れも曲げが作用した時
に、負荷方向に対して垂直でない面が外側に膨らむた
め、断面が偏平し易く、曲げ初期の段階で容易に座屈し
てしまう問題がある（図２参照）。本発明は、このよう
な曲げ荷重が負荷された際に断面が座屈しにくい自動車
バンパー補強材を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動車バン
パー補強材の特徴とする処は、荷重の負荷方向に対して
垂直でない面に、補強材の中心方向に向かって凹型に設
けられたＲを有することにある。
パー補強材の特徴とする処は、荷重の負荷方向に対して
垂直でない面に、補強材の中心方向に向かって凹型に設
けられたＲを有することにある。
【０００６】以下本発明の詳細を説明する。図１の口字
型の例に従って説明する。図の上部より荷重が負荷され
る（図中矢印）と仮定した場合、負荷方向に対して垂直
な面である上面（１）と下面（２）は平面のままとす
る。その他の両側面（３），（４）を図に示すように内
側に向かって凹型になるようにＲをつけた曲面とする。
本形状にすることによって、上部より荷重が負荷された
時に、側面（３），（４）が外側に膨らむのを防止する
事ができ、断面偏平による座屈の限界荷重を向上する事
が可能になる。
型の例に従って説明する。図の上部より荷重が負荷され
る（図中矢印）と仮定した場合、負荷方向に対して垂直
な面である上面（１）と下面（２）は平面のままとす
る。その他の両側面（３），（４）を図に示すように内
側に向かって凹型になるようにＲをつけた曲面とする。
本形状にすることによって、上部より荷重が負荷された
時に、側面（３），（４）が外側に膨らむのを防止する
事ができ、断面偏平による座屈の限界荷重を向上する事
が可能になる。
【０００７】本発明においては、上述した口字型だけで
なく、図３に示すように台形型（５）、目字型（６）等
でも、上面下面以外の面を内側に向かって凹型にＲをつ
けることによって同様の効果が得られる。
なく、図３に示すように台形型（５）、目字型（６）等
でも、上面下面以外の面を内側に向かって凹型にＲをつ
けることによって同様の効果が得られる。
【０００８】
【実施例】比較のため、従来のＲの付いていない補強材
（Ａ）と本発明による補強材（Ｂ）で曲げ試験を行っ
た。図４にそれぞれの補強材の断面形状を示す。尚、補
強材の材質は何れも１２０キロ級のハイテン鋼板とし
た。また、図５に曲げ試験の要領を示す。試験結果を図
６に示すが、従来のＲのついていない補強材（Ａ）と比
較して、本発明による補強材（Ｂ）は偏平による荷重降
下が遅く、最大曲げ荷重も高い事が判る。
（Ａ）と本発明による補強材（Ｂ）で曲げ試験を行っ
た。図４にそれぞれの補強材の断面形状を示す。尚、補
強材の材質は何れも１２０キロ級のハイテン鋼板とし
た。また、図５に曲げ試験の要領を示す。試験結果を図
６に示すが、従来のＲのついていない補強材（Ａ）と比
較して、本発明による補強材（Ｂ）は偏平による荷重降
下が遅く、最大曲げ荷重も高い事が判る。
【０００９】
【発明の効果】本発明により、断面偏平による座屈の限
界荷重を向上する事ができた。言い替えると、ある規定
の曲げ荷重を合格するために必要な最小の肉厚を従来よ
りも軽減することができ、結果として補強材を軽量化す
る事が可能になった。また、本発明は、鋼材に限らずあ
らゆる素材にも適用でき、アルミ等の比強度の高い材料
を使用すると更なる軽量化を図ることが可能である。
界荷重を向上する事ができた。言い替えると、ある規定
の曲げ荷重を合格するために必要な最小の肉厚を従来よ
りも軽減することができ、結果として補強材を軽量化す
る事が可能になった。また、本発明は、鋼材に限らずあ
らゆる素材にも適用でき、アルミ等の比強度の高い材料
を使用すると更なる軽量化を図ることが可能である。
【図１】本発明で得られたバンパー補強材の断面図（口
字型の例）。
字型の例）。
【図２】従来のバンパー補強材における断面偏平の説明
図。
図。
【図３】本発明で得られたバンパー補強材の断面図（台
形型・目字型の例）。
形型・目字型の例）。
【図４】曲げ試験で使用した補強材の断面図。
【図５】補強材の曲げ試験の説明図。
【図６】補強材の曲げ試験結果の荷重−変位線図。
１ 上面（平面） ２ 下面（平面） ３ 側面（曲面） ４ 側面（曲面） ５ 本発明による台形型補強材 ６ 本発明による目字型補強材 ７ 補強材 ８ ポンチ ９ 架台
Claims (1)
- 【請求項１】 荷重の負荷方向に対して垂直でない面
に、補強材の中心方向に向かって凹型に設けられたＲを
有することを特徴とする自動車バンパー補強材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56793A JPH06199193A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 自動車バンパー補強材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56793A JPH06199193A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 自動車バンパー補強材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06199193A true JPH06199193A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=11477294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56793A Withdrawn JPH06199193A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 自動車バンパー補強材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06199193A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2741413A1 (fr) * | 1995-11-21 | 1997-05-23 | Manducher Sa | Absorbeur de chocs pour vehicule automobile |
| DE19644220C1 (de) * | 1996-10-24 | 1997-12-18 | Daimler Benz Ag | Seitlicher Unterfahrschutz für Nutzfahrzeuge |
| EP1048530A1 (en) * | 1999-04-26 | 2000-11-02 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Bumper assembly for vehicles |
| DE10150624B4 (de) * | 2001-10-12 | 2005-08-11 | Suspa Holding Gmbh | Schutzvorrichtung für Kraftfahrzeuge |
| KR100619295B1 (ko) * | 2003-10-03 | 2006-09-12 | 신닛뽄세이테쯔 카부시키카이샤 | 자동차용 강도 부재 |
| JP2006315575A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Kobe Steel Ltd | バンパステイおよびバンパ装置 |
| JP2006335241A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Kobe Steel Ltd | バンパステイおよびバンパ装置 |
| JP2007284039A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-11-01 | Kobe Steel Ltd | バンパー構造体及びフレーム構造体 |
| JP2008057664A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Kobe Steel Ltd | アルミニウム合金押出材 |
| JP2022096858A (ja) * | 2020-12-18 | 2022-06-30 | 豊田鉄工株式会社 | 車両骨格構造 |
-
1993
- 1993-01-06 JP JP56793A patent/JPH06199193A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2741413A1 (fr) * | 1995-11-21 | 1997-05-23 | Manducher Sa | Absorbeur de chocs pour vehicule automobile |
| DE19644220C1 (de) * | 1996-10-24 | 1997-12-18 | Daimler Benz Ag | Seitlicher Unterfahrschutz für Nutzfahrzeuge |
| EP1048530A1 (en) * | 1999-04-26 | 2000-11-02 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Bumper assembly for vehicles |
| DE10150624B4 (de) * | 2001-10-12 | 2005-08-11 | Suspa Holding Gmbh | Schutzvorrichtung für Kraftfahrzeuge |
| KR100619295B1 (ko) * | 2003-10-03 | 2006-09-12 | 신닛뽄세이테쯔 카부시키카이샤 | 자동차용 강도 부재 |
| JP2006315575A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Kobe Steel Ltd | バンパステイおよびバンパ装置 |
| JP2006335241A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Kobe Steel Ltd | バンパステイおよびバンパ装置 |
| JP2007284039A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-11-01 | Kobe Steel Ltd | バンパー構造体及びフレーム構造体 |
| JP2008057664A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Kobe Steel Ltd | アルミニウム合金押出材 |
| JP2022096858A (ja) * | 2020-12-18 | 2022-06-30 | 豊田鉄工株式会社 | 車両骨格構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |