JP2672753B2 - 構造部材の構造 - Google Patents

構造部材の構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構造部材の構造に係り,
例えば自動車のボディ,シャーシ等に適用される構造部
材の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の構造部材の構造1の一例を
示す断面形状図(1)〜(5),図6は構造部材の構造
1を適用可能な自動車部材の外観斜視図,図7は荷重・
変位と吸収エネルギとの関係を示すグラフである。近
年,環境問題対策から自動車の軽量化が図られ,一部で
はアルミニウム製の押出型材も用いられているがまだ軽
量化が十分に達成されておらず,形状面からもより軽量
化を図る必要がある。一方,自動車のボディおよびシャ
ーシの構造部材で,衝突時の損害を低減するかあるいは
乗員の安全性を高めるための機能を付与されるバンパ,
サイドメンバ,サイドシェル等の部品(図6参照)は,
構造部材として所定の強度を保証する必要がある。従っ
て,これらの部品は軽くかつ十分な強度を持つ断面形状
に設計する必要がある。また,乗員の安全性を高めるた
めには,衝突時に過大な加速度が作用せずに,運動エネ
ルギを上記構造部材の塑性変形で吸収する必要がある。
このためには,図7で示すように最高荷重以後の荷重低
下が小さいほうがエネルギ吸収性能が高く,望ましい形
状となる。従って,構造部材の構造1は,例えば図1
(1)〜(5)に示すように垂直パネルにて形成され,
このパネルに対し直角方向の荷重を受けるフランジ2
と,フランジ2の所定位置に固着された水平パネルにて
形成され,このフランジを支持するウエブ3とから構成
される。従来より,このような構造部材の構造1におけ
る断面性能を確保するために,I形断面梁等の実験デー
タを用いて,次式で表される幅厚比の制限が行われてい
た(土木学会第45回年次学術講演会(平成2年9月)
等)。 Rf ={12(1−ν2 )/π2 f 1/2 ・(σy /E)1/2 ・(bf /tf ) …(1) Rw ={12(1−ν2 )/π2 w 1/2 ・(σy /E)1/2 ・(bw /tw ) …(2) ここに,Rf はフランジの幅厚比,Rw はウエブの幅厚
比,bf はフランジの高さ,tf はフランジの厚さ,b
w はウエブの幅,tw はウエブの厚さ,νはポアソン
比,Eは弾性率,σy は降伏応力,kf ,kw は弾性座
屈係数である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
構造部材の構造1では,その断面性能評価にI形断面梁
等の実験データを用いるため,またエネルギ吸収性能に
関する評価がなされていないため,自動車のバンパ,サ
イドメンバ,サイドシェル等のように薄肉の箱型断面形
状を有し,衝突時には曲げ荷重を受ける部材に適用した
場合,その評価が困難であった。従って,薄肉の箱型断
面形状に対して軽量化と強度確保との両方を同時に満足
させることが困難であった。本発明はこのような従来の
技術における課題を解決するために,構造部材の構造を
改良し,薄肉の箱型断面形状に対して軽量かつ十分な強
度とエネルギ吸収性能とを確保し得る構造部材の構造を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,垂直パネルにて形成され,該垂直パネルに
対し直角方向の荷重を受けるフランジと,上記フランジ
の所定位置に固着された水平パネルにて形成され,該フ
ランジを支持するウエブとからなる構造部材の構造にお
いて,上記フランジの高さdと厚さtとの関係を表
すフランジの幅厚比Rと,上記ウエブの幅bと厚さ
との関係を表すウエブの幅厚比Rとを, R ≦0.7 かつ R ≦0.7 ただし,R={12(1−ν)/4π1/2・(σ/E)1/2 ・(b/t) R={12(1−ν)/23.9π1/2・(σ/E)1/2 ・(b/t) ここに,νはポアソン比,Eは弾性率,σは降状応力 としたことを特徴とする構造部材の構造として構成され
ている。更には,上記両幅厚比R,R間の関係を有
するフランジが曲げ変形時の少なくとも圧縮側に配設さ
れてなる構造部材の構造である。更には,上記圧縮側に
複数のフランジが配設され,それぞれのフランジの幅厚
比Rの平均値が上記両幅厚比R,R間の関係を有
してなる構造部材の構造である。更には,複数のウエブ
が配設され,それぞれのウエブの幅厚比Rの平均値が
上記両幅厚比R,R間の関係を有してなる構造部材
の構造である。
【0005】
【作用】本発明によれば,垂直パネルにて形成され,該
垂直パネルに対して直角方向の荷重を受けるフランジ
と,上記フランジの所定位置に固着された水平パネルに
て形成され,該フランジを支持するウエブとからなる構
造部材の構造の決定に際し,上記フランジの高さb
厚さtとの関係を表すフランジの幅厚比Rと,上記
ウエブの幅bと厚さtとの関係を表すウエブの幅厚
比Rとが,R ≦0.7かつR ≦0.7となる
ように制限される。 ただし,R={12(1−ν)/4π1/2・(σ/E)1/2 ・(b/t) R={12(1−ν)/23.9π1/2・(σ/E)1/2 ・(b/t) ここに,νはポアソン比,Eは弾性率,σは降伏応力である。 上記両幅厚比R,R間の関係は従来例におけるI形
断面梁等の実験データではなく,薄肉の箱型断面梁によ
る実験データに基づくものである。従って,薄肉の箱型
断面形状に対して断面性能評価が容易となり,その結
果,軽量かつ十分な強度とエネルギ吸収性能とを確保す
ることができる。更に,上記両幅厚比R,R間の関
係を有するフランジが曲げ変形時の少なくとも圧縮側に
配設される。従って,局部的に座屈強度を向上させて,
全体構造として十分な強度とエネルギ吸収性能とを確保
しつつ,より軽量化を図ることができる。更に,上記圧
縮側に複数のフランジが配設され,それぞれのフランジ
の幅厚比Rの平均値が上記両幅厚比R,R間の関
係を有するものとされる。従って,平均的に座屈強度を
向上させて,全体構造として軽量かつ十分な強度とエネ
ルギ吸収性能とを確保しつつ,より複雑な構造に適用す
ることができる。更に,複数のウエブが配設され,それ
ぞれのウエブの幅厚比Rの平均値が上記両幅厚比
,R間の関係を有するものとされる。従って,こ
の場合も平均的に座屈強度を向上させて,全体構造とし
て軽量かつ十分な強度とエネルギ吸収性能とを確保しつ
つ,より複雑な構造に適用することができる。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る構造部材1の構造を
示す断面形状図(1)〜(5)(従来例と共用),図2
は三点曲げ試験の条件を示す説明図,図3は幅厚比と曲
げ強度との関係を示すグラフ,図4は荷重・変位と幅厚
比との関係を示すグラフ,図5は構造部材の構造1の具
体的数値例を示す断面形状図(1)〜(5)である。図
1(1)〜(5)に示す如く,本実施例に係る構造部材
の構造1はフランジ2とウエブ3とからなる点で従来例
と同様である。しかし,本実施例では,フランジ2の高
さbと厚さtとの関係を表すフランジの幅厚比R
と,ウエブ3の幅bと厚さtとの関係を表すウエブ
の幅厚比Rとを,R ≦0.7かつR ≦0.7
とした点で従来例と異なる。以下,本実施例では主とし
て従来例と異なる部分について説明し,従来例と同様の
部分については既述の通りであるのでその詳細な説明を
省略する。まず,前述の(1),(2)式に薄肉の箱型
断面形状に対応する周知の弾性座屈係数(k=4,k
=23.9)を与えることにより,幅厚比R,R
は次式で表される。 R={12(1−ν)/4π1/2・(σ/E)1/2 ・(b/t) …(1′) R={12(1−ν)/23.9π1/2・(σ/E)1/2 ・(b/t) …(2′) そして,部材の曲げ強度を高めるためには,次式にて示
す全塑性モーメントMを大きくする必要がある(ここ
で,塑性の断面係数をZとおく)。 M=Z ・σ …(3) なお,断面係数Zは例えば図1(1)の形状に対して
は次式で与えられる。 Z=b・t・b+N/4・t・b (Nはウエブ3の数:ここでは2) =b(b・t+t・b/2) …(4) 一方,断面積Aは次式で与えられる。 A=2b・t+N・t・b=2(b・t+t・b) …(5) 全塑性モーメントMを大きくするには,断面係数Z
を大きくすればよい。しかし,ウエブ3の厚さtを大
きくした場合,断面係数Zと断面積Aの定義式である
上記(4),(5)式の()内の係数(前者に対しては
1/2,後者に対しては1)を比べて理解できるよう
に,ウエブ3の厚さtによる断面係数Zの増大効果
は小さく,断面積Aの増大効果は大きい。このことは,
他の形状である図1(2)〜(5)にもあてはまる。従
って,部材の軽量化を図る場合は,極力ウエブ3の厚み
を小さく,またフランジ2の厚みtを大きくする
方法を採用する。
【0007】また,他の軽量化の観点から,重量の増加
をともなわずに塑性の断面係数Zを大きくするために
は,フランジ2の高さbを大きくするのが最も有効で
あるが,高すぎるとウエブ3が座屈してかえって強度低
下の原因となる。また,フランジ2についても,幅厚比
を大きくしすぎると,やはり座屈が生じ,強度が低
下する。これを防止するため,中間にウエブ3やフラン
ジ2を1〜数枚設けることになる。しかしながら,これ
までのところ,どのような形状が最も合理的であるかに
ついては明瞭にされていない。そこで,ここでは種々の
断面を持つ,アルミニウム合金(JIS種類で700
3)製の押出型材を用いて図2に示すような三点曲げ実
験を行い,最高荷重PCRを示すときを崩壊と定義し,
その崩壊モーメントMCRを求めた。この崩壊モーメン
トMCRと上述の全塑性モーメントMとの比MCR
を断面の持つ無次元強度とおいて,実験結果をフラ
ンジ2の幅厚比Rとウエブ3の幅厚比Rとの比R
/R(無次元量)をパラメータとして整理し,座屈に
よる強度低下が生じる範囲および低下量をあきらかにし
た。その結果を図3に示すが,同図から以下のことが判
る。即ち,フランジ2の幅厚比R0.7より大きく
なれば無次元強度の低下が大きくなる。とくに,この幅
厚比R0.7以下で,かつ比R/R0.7以
下の領域では,座屈の影響が少なく,崩壊モーメントM
CRが全塑性モーメントMとほぼ等しい(即ち,無次
元強度MCR/Mほぼ1.0と見做せる1〜0.9
5の範囲に入り,座屈によってR /R が多少変化し
ても崩壊モーメントM CR が全塑性モーメントM より
5%程度しか低下しないことを示している。)。しか
し,それ以外の領域では,無次元強度MCR/Mが著
しく低下する,いいかえれば座屈によって梁としての強
度がかなり低下するため,実用に供し得ないことが理解
される。また,最高荷重PCRで荷重Pを無次元化し,
荷重点変位δを梁の深さhで無次元化した荷重〜変位関
係を図4に示す。同図からわかるように,この場合も比
/Rが小さい方が,最高荷重以後の荷重低下が少
なく,同一最高荷重とした場合のエネルギ吸収性能が高
くなる。以上のことから,薄肉の箱型断面形状に対する
幅厚比R,Rの制限を次式で与えることができる。 R ≦0.7 かつ R ≦0.7 従って,上記(6)式により薄肉の箱型断面形状に対し
て断面性能評価が容易となり,その結果,軽量かつ十分
な強度とエネルギ吸収性能とを確保し得る構造部材の構
造1を得ることができる。実用的には,上記崩壊(座
屈)によるM CR /M の低下が10%程度までは十分
許容される。この実施例では,R ≦0.7かつR
0.7R に選ぶことにより,M CR /M の低下が5
%以内に収まっており,座屈による強度低下がほとんど
生じない条件範囲が選択されていることが理解される。
上記(6)式を満足する具体的な断面形状を図5(1)
〜(5)に示す。同図はいずれもバンパを対象部材とし
て想定して,梁の全幅を概ね100mm,高さを概ね7
0mm程度とし,材料としてアルミニウム合金(JIS
種類で7003)製の押出型材(σ=28kg/m
,E=700kg/mm,ν=0.3)を用い
るものとした。これらはいずれも実施可能な形状であ
り,従って,本発明が実用的なものであることが判る。
【0008】次に,上記実施例を基本とした応用例につ
いて略述する。まず,フランジの高さ,厚み等が異なる
場合には,曲げ変形時に少なくとも圧縮側となるフラン
ジのみに上記制限をつければよい。圧縮側の座屈強度が
部材全体の強度を決定づけるためである。従って,局部
的に座屈強度を向上させて,全体構造として十分な強度
とエネルギ吸収性能とを確保しつつ,より軽量化を図る
ことができる。また,上記圧縮側に複数のフランジが配
設され,それぞれ高さ,厚み等が異なる場合には,それ
ぞれのフランジで幅厚比Rf を定義し,その平均値が上
記制限に入ればよい。尚,一枚のフランジで区間毎に高
さ,厚み等が異なる場合も高さ,厚み等の異なる複数の
フランジが連結しているものとして,それぞれの区間で
幅厚比Rf を定義し,その平均値が上記制限に入ればよ
い。これらの場合は平均的に座屈強度を向上させて,全
体構造として軽量かつ十分な強度とエネルギ吸収性能と
を確保しつつ,より複雑な構造に適用することができ
る。更に,複数のウエブが配設され,それぞれ幅,厚み
等が異なる場合には,それぞれのウエブに対して幅厚比
w を求め,その平均値が上記制限を満たせばよい。こ
の場合も平均的に座屈強度を向上させて,全体構造とし
て軽量かつ十分な強度とエネルギ吸収性能とを確保しつ
つ,より複雑な構造に適用することができる。尚,上記
実施例では断面形状例として図1(1)〜(5)を例示
したが,実使用に際してはフランジやウエブの数を増加
するなどして,より複雑な構造としてもよい。その場合
でも,上記応用例の如く対応可能である。尚,上記実施
例では材料としてアルミニウム合金を用いたが,実使用
に際しては他の種類の材料を用いても良い。但し,降状
応力を有しない材料については,耐力等を代用する必要
がある。尚,上記実施例では自動車のバンパ等へ適用し
たが,実使用に際してはその他の車両や構造物に適用し
ても何ら支障はない。
【0009】
【発明の効果】本発明に係る構造部材の構造は,垂直パ
ネルにて形成され,該垂直パネルに対し直角方向の荷重
を受けるフランジと,上記フランジの所定位置に固着さ
れた水平パネルにて形成され,該フランジを支持するウ
エブとからなる構造部材の構造において,上記フランジ
の高さd と厚さt との関係を表すフランジの幅厚比
と,上記ウエブの幅b と厚さt との関係を表す
ウエブの幅厚比R とを ≦0.7 かつ R ≦0.7R ただし,R ={12(1−ν )/4π 1/2 ・(σ /E) 1/2 ・(b /t ={12(1−ν )/23.9π 1/2 ・(σ /E) 1/2 ・(b /t ここに,νはポアソン比,Eは弾性率,σ は降状応力 として構成されているため,エネルギー吸収性能に関す
る評価がなされていないI形断面梁等の実験データを用
いる上記従来技術ではなし得なかった,薄肉の箱型断面
形状に対して軽量化と強度確保との両方を同時に満足さ
せうる断面性能評価を容易に行うことが可能となる。ま
た,実用的には,崩壊(座屈)によるM CR /M (崩
壊モーメントM CR と全塑性モーメントM との比)の
低下は10%度までは十分許容されると考えられる
が,本発明では上記M CR /M の低下を更に厳しい5
%以内に抑えるべく,R ≦0.7 かつ R ≦0.
7R という限定を行っている(図3参照)ため,座屈
による強度低下がほとんど生じない,十分な強度とエネ
ルギ吸収性能とを確保し得る構造部材の構造を得ること
ができる。 また,上記両幅厚比R ,R 間の関係を有
するフランジが曲げ変形時の少なくとも圧縮側に配設さ
れるようにすれば,局部的に座屈強度を向上させること
ができ,全体構造として十分な強度とエネルギ吸収性能
とを確保しつつ,より軽量化を図ることができる。更
に,複数のフランジ又はウエブを設ける場合には平均的
に座屈強度を向上させて,全体構造として軽量かつ十分
な強度とエネルギ吸収性能とを確保しつつ,より複雑な
構造に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る構造部材の構造1を
示す断面形状図(1)〜(5)(従来例と共用)。
【図2】 三点曲げ試験の条件を示す説明図。
【図3】 幅厚比と曲げ強度との関係と示すグラフ。
【図4】 荷重・変位と幅厚比との関係を示すグラフ。
【図5】 構造部材の構造1の具体的数値例を示す断面
形状図(1)〜(5)。
【図6】 構造部材の構造1を適用可能な自動車部材の
外観斜視図。
【図7】 荷重・変位と吸収エネルギとの関係を示すグ
ラフ。
【符号の説明】
1…構造部材の構造 2…フラ
ンジ 3…ウエブ bf …フ
ランジの高さ tf …フランジの厚さ bw …ウ
エブの幅 tw …ウエブの厚さ Rf …フ
ランジの幅厚比 Rw …ウエブの幅厚比

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直パネルにて形成され,該垂直パネル
    に対し直角方向の荷重を受けるフランジと,上記フラン
    ジの所定位置に固着された水平パネルにて形成され,該
    フランジを支持するウエブとからなる構造部材の構造に
    おいて, 上記フランジの高さdと厚さtとの関係を表すフラ
    ンジの幅厚比Rと, 上記ウエブの幅bと厚さtとの関係を表すウエブの
    幅厚比Rとを, R ≦0.7 かつ R ≦0.7 ただし,R={12(1−ν)/4π1/2・(σ/E)1/2 ・(b/t) R={12(1−ν)/23.9π1/2・(σ/E)1/2 ・(b/t) ここに,νはポアソン比,Eは弾性率,σは降状応力 としたことを特徴とする構造部材の構造。
  2. 【請求項2】 上記両幅厚比R,R間の関係を有す
    るフランジが曲げ変形時の少なくとも圧縮側に配設され
    てなる請求項1記載の構造部材の構造。
  3. 【請求項3】 上記圧縮側に複数のフランジが配設さ
    れ,それぞれのフランジの幅厚比Rの平均値が上記両
    幅厚比R,R間の関係を有してなる請求項2記載の
    構造部材の構造。
  4. 【請求項4】 複数のウエブが配設され,それぞれのウ
    エブの幅厚比Rの平均値が上記両幅厚比R,R
    の関係を有してなる請求項1,2又は3に記載の構造部
    材の構造。
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