JP2008028188A - プリント配線板、プリント配線板の製造方法、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性の高いコンデンサを内部に備えた高密度配線が可能なプリント配線板、そのプリント配線板の製造方法、及びそのプリント配線板を搭載した電子機器を提供する。
【解決手段】絶縁層11、16と、絶縁層11、16に積層して形成された配線層12p、17pと、配線層12p、17pに接続されるコンデンサとを備えるプリント配線板において、コンデンサを、絶縁層11、16に形成された外側孔部13の内周面に沿って形成された外側電極14eと、外側電極14eの内側に充填された強誘電体15と、強誘電体15の中央部に外側電極14eと同軸に形成された内側電極19eとで構成することにより、耐圧の低下や電極間の短絡のない信頼性の高いコンデンサを内部に備えるようにする。さらに、内側電極19eに実装ランド19bを形成してコンデンサの直近に電子部品を実装することが可能なプリント配線板とする。
【選択図】図6
【解決手段】絶縁層11、16と、絶縁層11、16に積層して形成された配線層12p、17pと、配線層12p、17pに接続されるコンデンサとを備えるプリント配線板において、コンデンサを、絶縁層11、16に形成された外側孔部13の内周面に沿って形成された外側電極14eと、外側電極14eの内側に充填された強誘電体15と、強誘電体15の中央部に外側電極14eと同軸に形成された内側電極19eとで構成することにより、耐圧の低下や電極間の短絡のない信頼性の高いコンデンサを内部に備えるようにする。さらに、内側電極19eに実装ランド19bを形成してコンデンサの直近に電子部品を実装することが可能なプリント配線板とする。
【選択図】図6
Description
本発明は、絶縁層と、絶縁層に積層して形成された配線層と、該配線層に接続されるコンデンサとを備えるプリント配線板、そのプリント配線板の製造方法、及びそのプリント配線板が搭載してある電子機器に関する。
電子部品の動作速度の高速化や低電圧化などに伴い、プリント配線板には、電子部品の動作の安定化、放射ノイズの低減などを図る目的でデカップリングコンデンサやバイパスコンデンサなどのコンデンサ部品が多く実装されるようになってきている。
このように、プリント配線板に実装される部品の数や部品のピン数が増加すると、プリント配線板に実装される全部品の実装面積の合計も増加するので、プリント配線板への部品の配置設計は困難なものとなる。
また、コンデンサ部品を実装する場合には、対象となる電子部品の端子の直近にコンデンサ部品を配置しなければならないので、配線密度の高度化、端子の多ピン化や狭ピッチ化と相まって、プリント配線板への部品の配置及び配線設計はより困難なものとなる。
そこで、上記したような問題の解決策として、コンデンサをプリント配線板内に内蔵させる方法が提案されている。
例えば、ディスクリートのコンデンサをそのままプリント配線板内に収容する方法がある。
この方法は、内層となる絶縁層に設けられた凹み部にコンデンサ部品を埋め込んでコンデンサ部品を配線層に接続し、さらに絶縁層及び配線層を加熱・加圧積層した後、スルーホール又はビアホールの穴開け加工、メッキ加工、及びその他加工を施してプリント配線板を完成させるものである。
このような方法は、既に完成されているコンデンサ部品をそのまま使用できるという点でのメリットはあるが、既存のコンデンサ部品を収容するため、プリント配線板の板厚は非常に大きなものとなってしまう。また、工程途中の加熱や加圧、ウエット工程で収容された部品の接続信頼性の維持、或は収容されたコンデンサ部品そのものの性能/機能維持面で大いに問題がある。
そこで、プリント配線板の内部に配線板構造の一部としてコンデンサを作り込む方法がある。
例えば、特許文献1に、電源層と基材とグランド層を積層することにより製造した銅張積層板に複数のスルーホールを設け、それらスルーホールの穴に誘電体を充填し、さらに銅張積層板の表面に銅メッキを施してスルーホールを塞いで電源層とグランド層との間にコンデンサを形成するプリント配線板の製造方法が開示されている。
また、特許文献2に、両面に導体が積層してあるMMIC基板に形成されたバイアホールの内壁上に貫通導体が形成され、さらに貫通導体上に形成された誘電体層上に導体層が形成されて構成された信号ラインを有するMMICが開示されている。
さらに、特許文献3及び特許文献4に、スルーホールの形成されたコア基板の両面に層間絶縁層と導体回路とが積層されてなる多層プリント配線板において、コア基板の通孔の壁面に形成した外層スルーホールと、外層スルーホール内に外層樹脂充填材(チタン酸塩又はペロスカイト材料から成る)を施して形成した内層スルーホールとからなる同軸スルーホールを備えることにより、コンデンサを備えるプリント配線板が開示されている。
特開2002−118340号公報
実開平4−85749号公報
特開2001−237510号公報
特開2002−208778号公報
しかしながら、特許文献1では、誘電体となる充填樹脂の硬化や基板加工における引け(外観不良)の問題により、誘電体の直上、つまりコンデンサの直上へ配線パターンをパターンニングすることが難しく、このことは、誘電体を充填するスルーホールの部分での配線密度の低下といった問題を招いている。
また、特許文献2では、バイアホールの穴加工工程と層間絶縁樹脂層又は誘電体層の形成工程とを繰り返して製造しなければならないため、製造工程が複雑である。また、材料の寸法変化や歪みが大きく、導体で構成される2つのコンデンサの電極を正確なサイズで同軸に形成することが非常に難しいために局所的に電極間隔が狭くなってしまうおそれがあり、このことは、容量精度の劣化、耐圧の低下、電極間の短絡といった信頼性の問題を招いている。
また、特許文献2では、コンデンサの電極は真ん中が窪んでおり、コンデンサの直近には部品を実装することができない。
さらに、特許文献3及び特許文献4のプリント配線板では、同軸スルーホールによりコンデンサが構成されているため信頼性は高いが、特許文献1と同様の充填樹脂の引けや、層間絶縁樹脂の寸法変化によるストレスといった問題を考慮しなければならず、内層スルーホールに充填された内層樹脂充填材の上にメッキ層を介して配置されたフィールドビアを実装ランドとしている。このため、配線密度の低下、製造工程の複雑化、層構造の複雑化といった問題を招いている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、絶縁層に形成された外側孔部の内周面に沿って形成された外側電極と、外側電極の内側に充填された強誘電体と、強誘電体の中央部に前記外側電極と同軸に形成された内側電極とにより構成されるコンデンサを備えることにより、高密度配線が可能な信頼性の高いプリント配線板を提供することを目的とする。
また、本発明は、内側電極に実装ランドを備えることにより、コンデンサの直近へ電子部品を実装することが可能なプリント配線板を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、絶縁層に外側孔部を形成する工程と、前記外側孔部の内周面に沿って外側電極を形成する工程と、外側電極の内側に強誘電体を充填する工程と、強誘電体の中央部に前記外側電極と同軸で内側電極を形成する工程とによりコンデンサを形成することにより、高密度配線が可能で信頼性の高いプリント配線板を従来のプリント配線板と同様の製造工程と材料構成で製造できるプリント配線板の製造方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、内側電極に実装ランドを形成することにより、コンデンサの直近へ電子部品を実装することが可能なプリント配線板を製造できるプリント配線板の製造方法を提供することを他の目的とする。
さらに、本発明は、本発明に係るプリント配線板を搭載することにより、信頼性の高い電子機器を提供することを他の目的とする。
本発明に係るプリント配線板は、絶縁層と、該絶縁層に積層して形成された配線層と、該配線層に接続されるコンデンサとを備えるプリント配線板において、前記コンデンサは、前記絶縁層に形成された外側孔部の内周面に沿って形成された外側電極と、該外側電極の内側に充填された強誘電体と、該強誘電体の中央部に前記外側電極と同軸に形成された内側電極とを備えることを特徴とする。
この構成により、プリント配線板内にコンデンサを備えることとなるから、プリント配線板の表面にコンデンサ部品を実装する必要がない。よって、多ピンの表面実装部品の実装や高密度配線が可能となる。
また、外側電極と内側電極とは同軸で形成してあり、電極間隔は一定の間隔に保たれているから、耐圧の低下や電極間の短絡といった問題が生じ難く、信頼性の高いコンデンサを備えるプリント配線板とすることができる。
さらに、外側孔部の穴径や絶縁層の層厚を変えることにより、外側電極の表面積を調節してコンデンサの容量を調節することができることから、用途に応じた適度な容量のコンデンサを備えるプリント配線板とすることができる。
本発明に係るプリント配線板では、前記外側電極の内周面に凹凸又は襞が設けてあることを特徴とする。
この構成により、外側電極の内周面に設ける凹凸又は襞の数等を調節して外側電極の表面積を細かく調節することができる。つまり、コンデンサの容量を細かく調節できることから、用途に応じたより適度な容量のコンデンサを備えるプリント配線板とすることができる。
本発明に係るプリント配線板では、前記内側電極には実装ランドが形成してあることを特徴とする。
この構成により、コンデンサの直近への電子部品の実装が可能なプリント配線板とすることができる。
本発明に係るプリント配線板では、前記強誘電体の中央部には前記外側孔部と同軸に内側孔部が形成してあり、前記内側電極は前記内側孔部の内周面に沿って形成されていることを特徴とする。
この構成により、外側電極と内側電極とを確実に同軸に備えているプリント配線板とすることができる。
本発明に係るプリント配線板では、前記内側電極は前記内側孔部の内周面に沿って充填された金属で構成してあることを特徴とする。
この構成により、内側孔部の穴径又は絶縁層の層厚を変えることで内側電極の表面積も調節できることから、用途に応じた適度な容量で、且つインピーダンス整合のとれたコンデンサを備えるプリント配線板とすることができる。
本発明に係るプリント配線板では、前記内側孔部は多角形状としてあることを特徴とする。
この構成により、前記内側孔部の内周面に沿って充填された金属の外周形状は多角形状となる。つまり、内側電極を多角柱状に形成することができる。
よって、内側電極の形状を多角柱状として内側電極の表面積を確保することで、用途に応じた適度な容量のコンデンサを備えるプリント配線板を提供することができる。
本発明に係るプリント配線板では、前記内側電極の内側には電極孔部が形成してあることを特徴とする。
この構成により、挿入型電子部品を実装する際には、内側電極の電極孔部にリード線を挿入して挿入型電子部品を実装することができることから、コンデンサのより直近に挿入型電子部品を実装することができる。
本発明に係るプリント配線板では、前記電極孔部に導電性樹脂、非導電性樹脂、誘電体のいずれかが充填してあることを特徴とする。
この構成により、内側電極に容易に実装ランドを備えさせることができる。
本発明に係るプリント配線板では、前記実装ランドは前記内側電極の頂部を成形加工して形成されていることを特徴とする。
本発明に係るプリント配線板では、前記内側電極の外周面には凹凸又は襞が設けてあることを特徴とする。
この構成により、内側電極に設ける凹凸又は襞の数等を調節して内側電極の表面積をさらに細かく調節することができることから、用途に応じたより適度な容量のコンデンサを備えるプリント配線板とすることができる。
本発明に係るプリント配線板では、前記内側電極はリード線であることを特徴とする。
この構成により、プリント配線板に簡単にコンデンサの内側電極を備えることができる。
本発明に係るプリント配線板では、前記実装ランドは前記リード線の頂部及び前記配線層にメッキ金属をメッキして形成されていることを特徴とする。
本発明に係るプリント配線板では、前記実装ランドは前記リード線の頂部を成形加工して形成されていることを特徴とする。
本発明に係るプリント配線板では、前記実装ランドは前記リード線の頂部を研磨して形成されていることを特徴とする。
本発明に係るプリント配線板では、前記リード線の頂部は蝋付け又は半田付けにより前記配線層に電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明に係るプリント配線板では、前記リード線は挿入型電子部品のリード線であることを特徴とする。
この構成により、挿入型電子部品のリード線に内側電極の役割を担わせることで、コンデンサに挿入型電子部品を直接実装することが可能となる。
本発明に係るプリント配線板の製造方法は、絶縁層と、該絶縁層に積層して形成された配線層と、該配線層に接続されるコンデンサとを備えるプリント配線板の製造方法において、前記コンデンサを、前記絶縁層に外側孔部を形成する工程と、前記外側孔部の内周面に沿って外側電極を形成する工程と、前記外側電極の内側に強誘電体を充填する工程と、前記強誘電体の中央部に前記外側電極と同軸で内側電極を形成する工程とにより形成することを特徴とする。
この構成により、従来のプリント配線板とほぼ同じ工程と材料構成でコンデンサを備えるプリント配線板を製造することができる。
また、製造したプリント配線板は、コンデンサを備えることとなるから、表面にコンデンサ部品を実装する必要がなく、多ピンの表面実装部品の実装や高密度配線が可能である。
また、外側電極と内側電極とを同軸で形成して電極間隔を一定の間隔に保つようにしているので、耐圧の低下や電極間の短絡といった問題が生じ難く、信頼性の高いコンデンサを備えるプリント配線板を製造することができる。
さらに、外側孔部の穴径や絶縁層の層厚を変えることにより、外側電極の表面積を調節してコンデンサの容量を調節することができることから、用途に応じた適度の容量のコンデンサを備えるプリント配線板を製造することができる。
本発明に係るプリント配線板の製造方法では、前記内側電極に実装ランドを形成することを特徴とする。
この構成により、コンデンサの直近への電子部品の実装が可能なプリント配線板を製造することができる。
本発明に係るプリント配線板の製造方法では、前記強誘電体の中央部に前記外側孔部と同軸の内側孔部を形成し、前記内側孔部の内周面に沿って前記内側電極を形成することを特徴とする。
この構成により、確実に外側電極と同軸の内側電極を形成することができる。
本発明に係るプリント配線板の製造方法では、前記内側孔部の内周面に沿って金属を充填して前記内側電極を形成することを特徴とする。
この構成により、プリント配線板の製造工程において内側孔部の穴径又は絶縁層の層厚を調節して内側電極の表面積を調節することができる。つまり、プリント配線板の製造工程においてコンデンサ容量を容易に調節することができ、比較的容易にインピーダンスの整合をとることができる。
本発明に係るプリント配線板の製造方法では、前記内側電極の内側に電極孔部を形成することを特徴とする。
この構成により、挿入型電子部品のリード線を挿入するための電極孔部を内側電極の直近に形成することができる。つまり、コンデンサのより直近に挿入型電子部品を実装することが可能なプリント配線板を製造できる。
本発明に係るプリント配線板の製造方法では、前記電極孔部に導電性樹脂、非導電性樹脂、誘電体のいずれかを充填することを特徴とする。
この構成により、内側電極に容易に実装ランドを形成することができる。
本発明に係るプリント配線板の製造方法では、前記内側電極をリード線で形成することを特徴する。
この構成により、簡単にコンデンサの内側電極を形成することができる。
本発明に係るプリント配線板の製造方法では、前記リード線の頂部及び前記配線層にメッキ金属をメッキして前記実装ランドを形成することを特徴とする。
本発明に係るプリント配線板の製造方法では、前記リード線の頂部を成形加工して前記実装ランドを形成することを特徴とする。
本発明に係るプリント配線板の製造方法では、前記リード線の頂部を研磨して前記実装ランドを形成することを特徴とする。
本発明に係るプリント配線板の製造方法では、前記リード線の頂部を半田付け又は蝋付けにより前記配線層に電気的に接続することを特徴とする。
本発明に係るプリント配線板の製造方法では、前記リード線は挿入型電子部品のリード線であることを特徴とする。
この構成により、プリント配線板の製造時に挿入型電子部品をコンデンサに直接実装することができる。
本発明に係る電子機器は、上記した本発明に係るプリント配線板が搭載してあることを特徴とする。
この構成により、信頼性の高いコンデンサを備えるプリント配線板が搭載してあるから、信頼性の高い電子機器を提供することができる。
本発明に係るプリント配線板によれば、絶縁層に形成された外側孔部の内周面に沿って形成された外側電極と、外側電極の内側に充填された強誘電体と、強誘電体の中央部に前記外側電極と同軸に形成された内側電極とにより構成されるコンデンサを内部に備えることとなるから、プリント配線板の表面にコンデンサ部品を実装する必要がない。
よって、多ピンの表面実装部品の実装や高密度配線を可能とすることができるという効果を奏する。
また、外側電極と内側電極とは同軸で形成してあり、電極間隔は一定の間隔に保たれているから、耐圧の低下や電極間の短絡といった問題が生じ難く、信頼性の高いコンデンサを備えるプリント配線板とすることができるという効果を奏する。
さらに、外側孔部の穴径や絶縁層の層厚を変えることにより、外側電極の表面積を調節してコンデンサの容量を調節することができることから、用途に応じた適度な容量のコンデンサを備えるプリント配線板とすることができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板によれば、外側電極の内周面に凹凸又は襞が設けてあることから、外側電極の内周面に設ける凹凸又は襞の数等を調節して外側電極の表面積を細かく調節することができる。
つまり、コンデンサの容量を細かく調節して、用途に応じたより適度な容量のコンデンサを備えるプリント配線板とすることができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板によれば、内側電極には実装ランドが形成してあることから、コンデンサの直近への電子部品の実装が可能なプリント配線板とすることができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板によれば、内側電極は、強誘電体の中央部に外側孔部と同軸に形成された内側孔部の内周面に沿って形成されていることから外側電極と内側電極とを確実に同軸に備えているプリント配線板とすることができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板によれば、内側電極は、内側孔部の内周面に沿って充填された金属で構成してあることから、内側孔部の穴径又は絶縁層の層厚を変えることで内側電極の表面積も調節でき、用途に応じた適度な容量で、且つインピーダンス整合のとれたコンデンサを備えるプリント配線板とすることができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板によれば、内側孔部は多角形状としてあることから、前記内側孔部の内周面に沿って充填された金属の外周の形状は多角形状となる。つまり、内側電極を多角柱状に形成することができる。
よって、内側電極の形状を多角柱状として内側電極の表面積を確保することで、用途に応じた適度な容量のコンデンサを備えるプリント配線板を提供することができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板によれば、内側電極の内側には電極孔部が形成してあることから、挿入型電子部品を実装する際には、内側電極の電極孔部にリード線を挿入して挿入型電子部品を実装することができ、コンデンサのより直近に挿入型電子部品を実装することができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板によれば、内側電極の外周面には凹凸又は襞が設けてあることから、内側電極に設ける凹凸又は襞の数等を調節して内側電極の表面積をさらに細かく調節することができ、用途に応じたより適度な容量のコンデンサを備えるプリント配線板とすることができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板によれば、リード線を内側電極とすることで、プリント配線板に簡単にコンデンサの内側電極を備えることができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板によれば、挿入型電子部品のリード線を内側電極とすることで、コンデンサに挿入型電子部品を直接実装することができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板の製造方法によれば、絶縁層に外側孔部を形成する工程と、外側孔部の内周面に沿って外側電極を形成する工程と、外側電極の内側に強誘電体を充填する工程と、強誘電体の中央部に前記外側電極と同軸で内側電極を形成する工程とによりコンデンサを形成することができるから、従来のプリント配線板とほぼ同じ工程と材料構成でコンデンサを備えるプリント配線板を製造することができるという効果を奏する。
また、製造したプリント配線板は内部にコンデンサを備えることとなるから、表面にコンデンサ部品を実装する必要がなく、多ピンの表面実装部品の実装や高密度配線が可能であるという効果を奏する。
また、外側電極と内側電極とを同軸で形成して電極間隔を一定の間隔に保つようにしていることから、耐圧の低下や電極間の短絡といった問題が生じ難く、信頼性の高いコンデンサを備えるプリント配線板を製造することができるという効果を奏する。
さらに、外側孔部の穴径や絶縁層の層厚を変えることにより、外側電極の表面積を調節してコンデンサの容量を調節することができることから、用途に応じた適度の容量のコンデンサを備えるプリント配線板を製造することができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板の製造方法によれば、内側電極に実装ランドを形成することから、コンデンサの直近への電子部品の実装が可能なプリント配線板を製造することができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板の製造方法によれば、強誘電体の中央部に前記外側孔部と同軸の内側孔部を形成し、内側孔部の内周面に沿って内側電極を形成することから、確実に外側電極と同軸の内側電極を形成することができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板の製造方法によれば、内側孔部の内周面に沿って金属を充填して内側電極を形成することから、プリント配線板の製造工程において内側孔部の穴径又は絶縁層の層厚を調節して内側電極の表面積を調節することができる。
つまり、プリント配線板の製造工程においてコンデンサ容量を容易に調節することができ、比較的容易にインピーダンスの整合をとることができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板の製造方法によれば、内側電極の内側に電極孔部を形成することから、挿入型電子部品のリード線を挿入するための電極孔部を内側電極の直近に形成することができる。
つまり、コンデンサのより直近に挿入型電子部品を実装することが可能なプリント配線板を製造できるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板の製造方法によれば、内側電極をリード線で形成することから、簡単にコンデンサの内側電極を形成することができるという効果を奏する。
本発明に係るプリント配線板の製造方法によれば、内側電極を挿入型電子部品のリード線とすることから、プリント配線板の製造時に挿入型電子部品をコンデンサに直接実装することができるという効果を奏する。
本発明に係る電子機器によれば、信頼性の高いコンデンサを備える本発明に係るプリント配線板が搭載してあることから、信頼性の高い電子機器を提供することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<実施の形態1>
図1〜図6に基づいて、本実施の形態に係るプリント配線板の構造を製造方法とともに説明する。
図1〜図6に基づいて、本実施の形態に係るプリント配線板の構造を製造方法とともに説明する。
図1は、本実施の形態に係るプリント配線板を製造するコア配線板準備工程で準備するコア配線板の概略断面を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
完成状態のプリント配線板(図6参照)の内層部分となり、コア絶縁層11と、コア絶縁層11の両面に積層されたコア配線層(内層配線層)12とを備えるコア配線板10を準備する(コア配線板準備工程)。
コア絶縁層11は、例えばガラスエポキシ樹脂板で構成され、コア配線層12は、例えば導電材料としての銅箔で構成される。
図2は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、外側孔部形成工程で外側孔部を形成し、さらに外側電極形成工程で外側電極を形成した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
コア絶縁層11にコア絶縁層11を貫通する外側孔部13を形成する(外側孔部形成工程)。
さらに、外側孔部13の内周面に沿って外側電極14eを形成する(外側電極形成工程)。
具体的には、外側孔部13を形成したプリント配線板の全面にパネルメッキ処理を施して外側電極14eを形成する。つまり、外側電極14eは外側孔部13の内周面に沿ってメッキされたメッキ金属(第1メッキ金属)14で構成されており、コア配線層12に接続された状態となっている。
なお、外側孔部13の形成及び外側電極14eの形成は、プリント配線板の両面のコア配線層(内層配線層)12を電気的に接続するために設けられるスルーホールやバイアホール(不図示)の形成と同様の加工方法により行うことが可能であり、スルーホールやバイアホールの形成工程で行うことが可能である。
また、外側電極14eは外側孔部13の内周面に沿って形成されるものであるので、外側孔部13の穴径や外側孔部13が形成されるコア絶縁層11の層厚を調節すれば、外側電極14eの表面積を調節することができる。
つまり、完成状態のプリント配線板に備えるコンデンサの容量は、電極表面積に比例して増加するので、外側孔部13の穴径や外側孔部13が形成されるコア絶縁層11の層厚を調節することにより、用途に応じた適度な容量のコンデンサを完成状態のプリント配線板に備えることができる。
図3は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、強誘電体充填工程で外側電極の内側に強誘電体を充填し、さらに内層回路形成工程で内層配線層に内層回路パターンを形成した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
外側電極14eの内側に強誘電体15を充填する(強誘電体充填工程)。強誘電体15は、チタン酸系材料(例えば、PLZT(PbLaZrTiO3)、PZT(PbZrTiO3))などの強誘電材料で構成される。
なお、外側電極14eへの強誘電体15の充填は、プリント配線板の両面の内層配線層12を電気的に接続するために設けられるスルーホールやバイアホール(不図示)に対して行う穴埋めと同様の加工方法により行うことが可能であり、スルーホールやバイアホールの穴埋め工程に併せて行うことが可能である。
次に、内層配線層12に内層回路パターン12pを形成する(内層回路形成工程)。
具体的には、強誘電体15が充填されたプリント配線板の両面に、通称ドライフィルムと言われる感光性樹脂膜(不図示)を積層し、さらにパターン露光、現像によりエッチングレジストを形成した後、内層配線層12をエッチングして内層回路パターン12pを形成する(内層回路パターン12pにメッキしてあるメッキ金属14は残しておく)。
なお、後述する回路パターン形成工程においても、上記した内層回路パターンと同様の手法により配線層に回路パターンが形成される。
図4は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、外層配線層積層工程で層間絶縁層を介して外層配線層を形成した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
強誘電体15を充填したコア配線板10の両面に、層間絶縁層16を介して完成状態のプリント配線板において外層となる外層配線層17を形成する(外層配線層積層工程)。
具体的には、例えば、コア配線板10の両面に銅箔付きプリプレグを積層することにより、コア配線板10の両面に層間絶縁層16を介して外層配線層17を形成することができる。なお、銅箔付きプリプレグとは、層間絶縁層16となるプリプレグの片面に外層配線層17となる導電材料としての銅箔が積層されて構成されるものである。
その他には、フィルム上に成形された半硬化性樹脂やプリプレグと銅箔とを重ねて接着・硬化したり、コア配線板10の両面に印刷などされたビルドアップ用の樹脂インクにメッキ処理を施したりすることによっても、コア配線板10の両面に層間絶縁層16を介して外層配線層17を形成することができる。
図5は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、内側電極形成工程で内側電極を形成した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
強誘電体15の中央部に外側孔部13と同軸の内側孔部18を形成し、内側孔部18の内周面に沿って内側電極19eを形成する(内側電極形成工程)。
具体的には、内側孔部18が形成されたプリント配線板の全面にパネルメッキ処理を施して内側電極19eを形成する。なお、本実施の形態では、内側孔部18の穴空間をメッキ金属(第2メッキ金属)19で穴埋めするフィルドビア法を用いた。これにより、内側電極19eは内側孔部18に充填された金属(第2メッキ金属)19で構成され、外層配線層17に接続された状態となる。
パネルメッキ処理の方法としては、例えば、コア絶縁層11の表面側に位置する内層配線層(内層回路パターン)12pをメッキ電極として電気メッキを行う方法を用いることができる。
具体的には、50〜300g/lの硫酸銅、30〜200g/lの硫酸、25〜90mg/lの塩素イオン、チオ尿素類或はシアン化物、及びポリアルキレンオキシドからなる添加剤と金属イオンとを含有する硫酸銅ベースのメッキ液を用い、少なくとも、内側孔部18の内周に沿って形成される内側電極19eの頂部が外層配線層17に達するまで、外層配線層17にメッキ電流が印加されないようにしてメッキを行う方法を用いることができる。
なお、内側電極19eの形成に用いるパネルメッキ処理の方法としては、電流値を一定にし、かつ電流の方向を一定の間隔で逆転させるパルスリバース電気メッキ法、無電解メッキ法、あるいは、無電解と電解メッキを組み合わせたメッキ法を用いることができる。
また、コンデンサの容量は電極の表面積に比例して増加するので、外側電極14eと同様に、内側孔部18の穴径や内側孔部18が形成される絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)の層厚を調節して内側電極19eの表面積を調節することによって、完成状態のプリント配線板に備えるコンデンサの容量を調節することができる。
なお、構造上、外側孔部13の径は比較的大きく、内側孔部18の径は比較的小さくならざるを得ないので、内層(11、12)側に設けるスルーホール、バイアホール、及び外側孔部13はメカニカルドリルで穴加工し、外層(16,17)側に設けるスルーホール、バイアホール、及び内側孔部18はメカニカルドリル又はレーザーで穴加工することが好ましい。
図6は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、外層回路形成工程で外層配線層に外層回路パターンを形成して完成したプリント配線板を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
外層配線層17に外層回路パターン17pを形成する(外層回路形成工程)。この際、内側電極19eには、実装ランド19bを形成する。なお、実装ランド19bには、少なくとも電子部品の実装やその他の電気的接続が可能なように、十分な平坦性と接続性を持たせることが好ましい。
本実施の形態における内側電極形成工程では、内側孔部18及び外層配線層17にメッキ金属(第2メッキ金属)19をメッキして内側電極19eを形成した(図5参照)が、より高精細な外層回路パターン17pを要する場合には、図7に示すように、内側孔部18のみにメッキ金属(第2メッキ金属)19をメッキして内側電極19eを形成し、外層配線層17を薄く保つようにする。
上記の製造工程を経て完成したプリント配線板は、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)と、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)に積層して形成された配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)と、配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)に接続されるコンデンサとを備えている。つまり、プリント配線板の内部にコンデンサを備えている。
また、コンデンサは、外層回路パターン17pと内層回路パターン12pとの間に設けられており、外側電極14e、内側電極19e、及び外側電極14eと内側電極19eとの間にある強誘電体15で構成されている。
また、外側電極14eは、コア絶縁層11に形成された外側孔部13の内周面に沿ってメッキされた金属(第1メッキ金属)14で構成されている。
また、内側電極19eは、外側電極14eと同軸に形成されている。つまり、コンデンサを構成する2つの電極、つまり外側電極14eと内側電極19eとの間隔は一定の間隔に保たれており、耐圧の低下や電極間の短絡といった問題が生じ難くいコンデンサを備えたプリント配線板としてある。
また、内側電極19eは、強誘電体15の中央部に形成された内側孔部18の内周面に沿って形成されており、内側孔部18の内周面に沿って充填された金属(第2メッキ金属)19で構成されている。
また、外側孔部13の穴径、内側孔部18の穴径、コア絶縁層11の層厚、及び層間絶縁層16の層厚はプリント配線板の用途に応じた大きさに調節されている。つまり、外側電極14eの表面積及び内側電極19eの表面積が調節されており、用途に応じた適度な容量のコンデンサを備えたプリント配線板としてある。
また、内側電極19eには実装ランド19bが形成されている。つまり、実装ランド19bに電子部品を実装して、コンデンサの直近へ電子部品を配置できる構成としてある。
なお、本実施の形態は、4層構成のプリント配線板としているが、同様の製造方法で6層構成や8層構成のプリント配線板にコンデンサを備えさせることも可能であり、本発明に係るプリント配線板の層数は特に限定されるものではない。
よって、本実施の形態では、図上、下から2層目と3層目の配線層(内層配線層)12との間に外側電極14eを形成し、同じく1層目と4層目の外層配線層17との間に内側電極19eを形成しているが、例えば、8層構成のプリント配線板を製造する場合には、同じく2層目と7層目の配線層との間に外側電極を形成し、同じく1層目と8層目の配線層との間に内側電極を形成することで、外側電極及び内側電極の表面積を確保して、コンデンサにより大きな容量を持たせることも可能である。つまり、どの層を使ってコンデンサを形成するかは、プリント配線板の用途に応じて自由に選択することができる。
さらに、プリント配線板に備えるコンデンサの容量の調節について以下に説明する。
図8は、本実施の形態に係るプリント配線板を製造する外側電極形成工程で外側電極の内周面に襞を設けた場合の状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
外側電極14eの内周面に凹凸又は襞を設けると、外側電極14eの表面積を大きくすることができる。
つまり、外側電極14eの内周面に襞又は凹凸を適宜に設けることにより、コンデンサの容量をより細かく調節して、さらに大容量のコンデンサを備えるプリント配線板とすることができる。
図9は、本実施の形態に係るプリント配線板を製造する内側電極形成工程で内側電極の外周面に襞を設けた場合の状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
内側電極19eの外周面に凹凸又は襞を設けると、内側電極19eの表面積を大きくすることができる。
つまり、内側電極19eの外周面に襞又は凹凸を適宜に設けることにより、コンデンサの容量をより細かく調節して、さらに大容量のコンデンサを備えるプリント配線板とすることができる。
図10及び図11は、図6のプリント配線板をX−Xに沿って切断したときの切断面を示す断面図である。図10は、本実施の形態に係るプリント配線板を製造する内側電極形成工程で、内側孔部が円形状に形成された場合の状態を示す断面図であり、図11は、本実施の形態に係るプリント配線板を製造する内側電極形成工程で、内側孔部が多角形状に形成された場合の状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
内側電極19eは内側孔部18の内周面に沿って充填されたメッキ金属で構成されているため、内側孔部18を多角形状(例えば4〜16角形状)に形成して内側電極19eを多角柱状とすることで、内側電極19eの表面積の大きさを確保することができる。
つまり、内側孔部18を多角形状に形成して内側電極19eを多角柱状とすることにより、コンデンサの容量をより細かく調節してさらに大容量のコンデンサを備えるプリント配線板とすることができる。
<実施の形態2>
図12〜図14に基づいて、本実施の形態に係るプリント配線板を製造方法とともに説明する。
図12〜図14に基づいて、本実施の形態に係るプリント配線板を製造方法とともに説明する。
なお、本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態1に係るプリント配線板と同様の、コア配線板準備工程、外側孔部形成工程、外側電極形成工程、強誘電体充填工程、内層回路形成工程、及び外層配線層積層工程を経て製造されるため、それら各工程での説明及び図面は省略する。
図12は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、内側電極形成工程で内側電極を形成した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
外層配線層17が積層されたプリント配線板(図4参照)の強誘電体15の中央部に外側孔部13と同軸の内側孔部18を形成し、内側孔部18の内周面に沿って内側電極19eを形成する(内側電極形成工程)。
具体的には、内側孔部18が形成されたプリント配線板の全面にパネルメッキ処理を施して内側電極19eを形成する。なお、本実施の形態では、内側孔部18の内周面に沿ってメッキ金属(第2メッキ金属)19がメッキされるようにする。つまり、本実施の形態では、内側孔部18の穴空間を穴埋めしない。
これにより、内側電極19eの内側には電極孔部20が形成されることとなる。
図13は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、外層回路形成工程で外層配線層に外層回路パターンを形成して完成したプリント配線板を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
実施の形態1と同様の方法により、外層配線層17に外層回路パターン17pを形成する(外層回路形成工程)。この際、内側電極19eには、実装ランド19bを形成する。
このようにして完成した本実施の形態に係るプリント配線板の基本構成は、実施の形態1に係るプリント配線板と同様である。つまり、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)と、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)に積層して形成された配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)と、配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)に接続されるコンデンサとを備えている。つまり、プリント配線板の内部にコンデンサを備える構成となっている。
また、コンデンサは、外層回路パターン17pと内層回路パターン12pとの間に設けられており、外側電極14e、内側電極19e、及び外側電極14eと内側電極19eとの間にある強誘電体15で構成されている。
また、内側電極19eの内側には電極孔部20を備えており、この点が実施の形態1に係るプリント配線板と異なる。
図14は、本実施の形態に係るプリント配線板に挿入型電子部品を実装した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
本実施の形態に係るプリント配線板は、電極孔部20を備えており、挿入型電子部品21のリード線21pが電極孔部20に挿入されて実装されている。また、挿入型電子部品21のリード線21pと内側電極19eとは、接続部材(半田付け又は蝋付け)22により電気的に接続されている。つまり、コンデンサに直接、電子部品が実装された状態となっている。
<実施の形態3>
図15は、本実施の形態に係るプリント配線板を示す概略断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
図15は、本実施の形態に係るプリント配線板を示す概略断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態2に係るプリント配線板と同様の内側電極形成工程を経て製造される。つまり、内側電極19eの内側に電極孔部20が形成されている。
しかしながら、実施の形態2に係るプリント配線板と異なり、本実施の形態では、電極孔部20に電極孔部充填材(非導電性樹脂、導電性樹脂、又は誘電体)23が充填される。
よって、本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態2に係るプリント配線板の電極孔部20に電極孔部充填材(非導電性樹脂、導電性樹脂、又は誘電体)23が充填された構成となっている。
これにより、内側電極19eに容易に実装ランド19bを形成することができる。
<実施の形態4>
図16〜図17に基づいて、本実施の形態に係るプリント配線板を製造方法とともに説明する。
図16〜図17に基づいて、本実施の形態に係るプリント配線板を製造方法とともに説明する。
なお、本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態1乃至実施の形態3に係るプリント配線板と同様の、コア配線板準備工程、外側孔部形成工程、外側電極形成工程、強誘電体充填工程、内層回路形成工程、外層配線層積層工程を経て製造されるため、それら各工程での説明及び図面は省略する。
図16は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、内側電極形成工程で、リード線を挿入した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
外層配線層積層工程で外層配線層17が積層されてなるプリント配線板(図4参照)を貫通するように、リード線24を挿入する(内側電極形成工程)。リード線24は、完成状態のプリント配線板(図17参照)に備えるコンデンサの内側電極となる。
また、リード線24は、強誘電体15の中央部を貫通し、中心軸の位置が外側電極14eの中心軸の位置と一致するように挿入されるものとする。
なお、リード線24を挿入する際には、予め強誘電体15の中央部にリード線24の径と同じ径の内側孔部を予め形成しておき、内側孔部にリード線24を挿入するようにしてもよい。
図17は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、外層回路形成工程で外層配線層に外層回路パターンを形成して完成したプリント配線板を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
リード線24が挿入されたプリント配線板の外層配線層17の表面及びリード線の先端に、メッキ金属(第2メッキ金属)19をメッキし、さらに外層配線層17に外層回路パターン17pを形成して完成する。この際、リード線24の頂部付近のメッキ部分に実装ランド19bを形成する。
なお、完成状態のプリント配線板において、コンデンサとなる部分以外の場所にビアホールを設けたい場合には、ビアホール形成に係るメッキ処理と上記した外層配線層17の表面及びリード線24の頂部に行うメッキ処理とを兼用することができる。
このようにして完成した本実施の形態に係るプリント配線板の基本構成は、実施の形態1乃至実施の形態3に係るプリント配線板の構成と同様である。つまり、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)と、配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)と、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)に積層して形成された配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)に接続されるコンデンサとを備えている。
また、コンデンサは、外層回路パターン17pと内層回路パターン12pとの間に設けられており、外側電極14e、内側電極(リード線24)、及び外側電極14eと内側電極(リード線24)との間にある強誘電体15で構成されている。
しかしながら、本実施の形態に係るプリント配線板の内側電極は、リード線でありこの点で、実施の形態1乃至実施の形態3のプリント配線板と異なる。
また、内側電極であるリード線24と外層回路パターン17pとはメッキ金属(第2メッキ金属)19で電気的に接続されており、リード線24と外層回路パターン17pとを接続するメッキ金属(第2メッキ金属)19の部分に実装ランド19bが設けられている。つまり、コンデンサの直近に電子部品を実装できる構成となっている。
<実施の形態5>
本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態1乃至実施の形態4に係るプリント配線板と同様の、コア配線板準備工程、外側孔部形成工程、外側電極形成工程、強誘電体充填工程、内層回路形成工程、及び外層配線層積層工程、さらに、実施の形態4に係るプリント配線板と同様の内側電極形成工程を経て製造される。よって、それら各工程での説明及び図面は省略する。
本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態1乃至実施の形態4に係るプリント配線板と同様の、コア配線板準備工程、外側孔部形成工程、外側電極形成工程、強誘電体充填工程、内層回路形成工程、及び外層配線層積層工程、さらに、実施の形態4に係るプリント配線板と同様の内側電極形成工程を経て製造される。よって、それら各工程での説明及び図面は省略する。
図18は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、外層回路形成工程で外層配線層に外層回路パターンを形成して完成したプリント配線板の状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
リード線24が挿入されたプリント配線板(図16参照)のリード線24の頂部に機械加工による成形を施して実装ランド24bを形成し、さらに外層配線層17に外層回路パターン17pを形成して本実施の形態に係るプリント配線板を完成させる。
このようにして完成した本実施の形態に係るプリント配線板の基本構成は、実施の形態1乃至実施の形態4に係るプリント配線板の構成と同様である。つまり、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)と、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)に積層して形成された配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)と、配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)に接続されるコンデンサとを備えている。なお、実装ランド24bと外層回路パターン17pは、適宜の手段により接続が可能である。
また、コンデンサは、外層回路パターン17pと内層回路パターン12pとの間に設けられており、外側電極14e、内側電極(リード線24)、及び外側電極14eと内側電極(リード線24)との間にある強誘電体15で構成されている。
また、実施の形態4と同様に内側電極はリード線24としてあるが、実装ランド24bの構成が実施の形態4に係るプリント配線板と異なる。
つまり、本実施の形態に係るプリント配線板の実装ランド24bは、リード線24の頂部が成形加工されて形成されている。
よって、本実施の形態に係るプリント配線板は、実装ランド24bの面積が小さくて良い場合、例えば、極小の電気コネクトピン用、コネクタ用、ボンディング用、又はバンプ接続用として使用される場合に適している。
<実施の形態6>
本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態1乃至実施の形態5に係るプリント配線板と同様の、コア配線板準備工程、外側孔部形成工程、外側電極形成工程、強誘電体充填工程、内層回路形成工程、及び外層配線層積層工程、さらに、実施の形態4及び実施の形態5に係るプリント配線板と同様の内側電極形成工程を経て製造される。よって、それら各工程での説明及び図面は省略する。
本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態1乃至実施の形態5に係るプリント配線板と同様の、コア配線板準備工程、外側孔部形成工程、外側電極形成工程、強誘電体充填工程、内層回路形成工程、及び外層配線層積層工程、さらに、実施の形態4及び実施の形態5に係るプリント配線板と同様の内側電極形成工程を経て製造される。よって、それら各工程での説明及び図面は省略する。
図19は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、外層回路形成工程で外層配線層に外層回路パターンを形成して完成したプリント配線板を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
プリント配線板(図16参照)に挿入されたリード線24の頂部を研磨して実装ランド24bを形成し、さらに外層配線層17に外層回路パターンを形成して本実施の形態に係るプリント配線板を完成させる。
このようにして完成した本実施の形態に係るプリント配線板の基本構成は、実施の形態1乃至実施の形態5に係るプリント配線板の構成と同様である。つまり、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)と、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)に積層して形成された配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)と、配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)に接続されるコンデンサとを備えている。なお、実装ランド24bと外層回路パターン17pは、適宜の手段により接続が可能である。
また、コンデンサは、外層回路パターン17pと内層回路パターン12pとの間に設けられており、外側電極14e、内側電極(リード線24)、及び外側電極14eと内側電極(リード線24)との間にある強誘電体15で構成されている。
また、実施の形態4及び実施の形態5と同様、内側電極はリード線24としてあるが、実装ランド24bの構成が実施の形態4及び実施の形態5に係るプリント配線板と異なる。
つまり、本実施の形態に係るプリント配線板では、研磨されたリード線24の頂部が実装ランド24bとなっている。なお、研磨することで、実装ランド24bとしての平坦性及び接続性を確保することができる。
<実施の形態7>
本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態1乃至実施の形態6に係るプリント配線板と同様の、コア配線板準備工程、外側孔部形成工程、外側電極形成工程、強誘電体充填工程、内層回路形成工程、及び外層配線層積層工程、さらに、実施の形態4乃至実施の形態6に係るプリント配線板と同様の内側電極形成工程を経て製造される。よって、それら各工程での説明及び図面は省略する。
本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態1乃至実施の形態6に係るプリント配線板と同様の、コア配線板準備工程、外側孔部形成工程、外側電極形成工程、強誘電体充填工程、内層回路形成工程、及び外層配線層積層工程、さらに、実施の形態4乃至実施の形態6に係るプリント配線板と同様の内側電極形成工程を経て製造される。よって、それら各工程での説明及び図面は省略する。
図20は、本実施の形態に係るプリント配線板を製造する外層回路形成工程で外層配線層に外層回路パターンを形成して完成したプリント配線板に、リード線と外層配線層とを半田付け又は蝋付けにより接続した状態を示す図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
リード線24が挿入されたプリント配線板(図16参照)の外層配線層17に外層回路パターン17pを形成して本実施の形態に係るプリント配線板を完成させる。
なお、本実施の形態に係るプリント配線板の製造においては、外層回路形成工程後に、リード線24を挿入する内層電極形成工程を行ってもよい。
このようにして完成した本実施の形態に係るプリント配線板の基本構成は、実施の形態1乃至実施の形態6に係るプリント配線板の構成と同様である。つまり、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)と、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)に積層して形成された配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)と、配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)に接続されるコンデンサとを備えている。
また、コンデンサは、外層回路パターン17pと内層回路パターン12pとの間に設けられており、外側電極14e、内側電極(リード線24)、及び外側電極14eと内側電極(リード線24)との間にある強誘電体15で構成されている。
また、実施の形態4乃至実施の形態6と同様、内側電極はリード線24としてあるが、実施の形態4乃至実施の形態6のような実装ランドは形成されてない。
つまり、本実施の形態に係るプリント配線板は、部品を実装する時の接続部材(半田付け又は蝋付け)25によりリード線24(内側電極)と外層回路パターン17pとが接続される構成となっている。
<実施の形態8>
本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態1乃至実施の形態7に係るプリント配線板と同様の、コア配線板準備工程、外側孔部形成工程、外側電極形成工程、強誘電体充填工程、内層回路形成工程、及び外層配線層積層工程を経て製造される。よって、それら各工程での説明及び図面は省略する。
本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態1乃至実施の形態7に係るプリント配線板と同様の、コア配線板準備工程、外側孔部形成工程、外側電極形成工程、強誘電体充填工程、内層回路形成工程、及び外層配線層積層工程を経て製造される。よって、それら各工程での説明及び図面は省略する。
本実施の形態では、外層配線層積層工程後に外層回路形成工程を行う。外層回路形成工程では、外層配線層積層工程により外層配線層が積層されたプリント配線板(図4参照)に外層回路パターン17pを形成する。
そして、外層回路形成後の内側電極形成工程で、内側電極を形成する。
図21は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、内側電極形成工程で、挿入型電子部品のリード線を挿入して完成したプリント配線板を示す断面図である。なお、コア絶縁層11のハッチングは省略してある。
外層回路形成工程で外層回路パターン17pが形成されてなるプリント配線板(不図示)を貫通するように、挿入型電子部品21のリード線21pを挿入して本実施の形態に係るプリント配線板を完成させる(内側電極形成工程)。この際、挿入型電子部品のリード線21pは、接続部材(半田付け又は蝋付け)22により、外層回路パターン(外層配線層)17pに接続される。
また、リード線21pは、強誘電体15の中央部を貫通し、中心軸の位置が外側電極14eの中心軸の位置と一致するように挿入されるものとする。
なお、挿入型電子部品21のリード線21pを挿入する際には、予め強誘電体15の中央部に挿入型電子部品21のリード線21pの径と同じ径の内側孔部を形成しておき、内側孔部に挿入型電子部品21のリード線21pを挿入するようにしてもよい。
このようにして完成した本実施の形態に係るプリント配線板の基本構成は、実施の形態1乃至実施の形態7に係るプリント配線板の構成と同様である。つまり、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)と、絶縁層(コア絶縁層11及び層間絶縁層16)に積層して形成された配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)と、配線層(内層回路パターン12p及び外層回路パターン17p)に接続されるコンデンサとを備えている。
また、コンデンサは、外層回路パターン17pと内層回路パターン12pとの間に設けられており、外側電極14e、内側電極(挿入型電子部品21のリード線21p)、及び外側電極14eと内側電極(挿入型電子部品21のリード線21p)との間にある強誘電体15で構成されている。
また、本実施の形態に係るプリント配線板の内側電極は挿入型電子部品21のリード線21pであり、この点で、実施の形態1乃至実施の形態7に係るプリント配線板と異なる。
また、本実施の形態に係るプリント配線板では、挿入型電子部品21のリード線21pは、接続部材(半田付け又は蝋付け)22により、外層回路パターン17pに接続されており、実装ランドは形成されていない。
<実施の形態9>
図22〜図29に基づいて、本実施の形態に係るプリント配線板の構造を製造方法とともに説明する。
図22〜図29に基づいて、本実施の形態に係るプリント配線板の構造を製造方法とともに説明する。
図22は、本実施の形態に係るプリント配線板を製造するコア配線板準備工程で準備するコア配線板の概略断面を示す断面図である。なお、コア絶縁層31のハッチングは省略してある。
完成状態のプリント配線板(図29参照)の最下層部分となり、コア絶縁層31と、コア絶縁層31の片面に積層されたコア配線層(第1内層配線層)32とを備えるコア配線板30を準備する(コア配線板準備工程)。
コア絶縁層31は、例えばガラスエポキシ樹脂板で構成され、コア配線層32は、例えば導電材料としての銅箔で構成される。
なお、本実施の形態では、コア絶縁層31の片面にのみコア配線層32が積層されたコア配線板30を使用しているが、コア絶縁層の両面にコア配線層が積層されたコア配線板を使用することも可能である。
図23は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、第1内層回路形成工程で第1内層回路パターンを形成した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層31のハッチングは省略してある。
第1内層配線層32に第1内層回路パターン32pを形成する(第1内層回路形成工程)。
この際、第1内層回路パターン32pには完成状態のプリント配線板に備えるコンデンサの一方の電極に接続される信号線、電源線、或はグランドとしての接続ランド32bを形成する。
図24は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、第2内層配線層積層工程で層間絶縁層を介して第2内層配線層を形成した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層31のハッチングは省略してある。
第1内層回路パターン32pを形成したプリント配線板(図23参照)の片面に層間絶縁層33を介して第2内層配線層34を形成する(第2内層配線層積層工程)。
図25は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、外側孔部形成工程で外側孔部を形成し、さらに外側電極形成工程で外側電極を形成した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層31のハッチングは省略してある。
第2内層配線層34を積層したプリント配線板(図24参照)の層間絶縁層33に外側孔部13を形成する(外側孔部形成工程)。
具体的には、外側孔部13の底が第1内層回路パターン32pの接続ランド32bに接するように、外側孔部13を層間絶縁層33に形成する。
さらに、外側孔部13の内周面に沿って外側電極14eを形成する(外側電極形成工程)。
具体的には、外側孔部13及び第2内層配線層34がメッキ金属(第1メッキ金属)14でメッキされるようにパネルメッキ処理を施して外側電極14eを形成する。
これにより、外側電極14eは、外側孔部13の内周面に沿ってメッキされたメッキ金属(第1メッキ金属)14で構成され、第1内層回路パターン32pの接続ランド32b及び第2内層配線層34に接続された状態となる。
図26は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、強誘電体充填工程で外側電極の内側に強誘電体を充填し、さらに第2内層回路形成工程で第2内層配線層に第2内層回路パターンを形成した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層31のハッチングは省略してある。
外側電極14eの内側に強誘電体15を充填する(強誘電体充填工程)。なお、強誘電体15は、チタン酸系材料(例えば、PLZT(PbLaZrTiO3)、PZT(PbZrTiO3))などの強誘電材料で構成される。
次に、第2内層配線層34に第2内層回路パターン34pを形成する(第2内層回路形成工程)。
図27は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、外層配線層積層工程で層間絶縁層を介して外層配線層を形成した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層31のハッチングは省略してある。
強誘電体15を充填したプリント配線板(図26参照)の片面に、層間絶縁層35を介して完成状態のプリント配線板において外層となる外層配線層36を形成する(外層配線層積層工程)。
図28は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での概略断面図であり、内側電極形成工程で内側電極を形成した状態を示す断面図である。なお、コア絶縁層31のハッチングは省略してある。
強誘電体15の中央部に外側孔部13と同軸の内側孔部18を形成し、内側孔部18の内周面に沿って内側電極19eを形成する(内側電極形成工程)。
具体的には、非貫通孔としての内側孔部18を強誘電体15の中央部に外側孔部13と同軸に形成し、さらに、内側孔部18及び外層配線層36がメッキ金属(第2メッキ金属)19でメッキされるようにパネルメッキ処理を施して内側電極19eを形成する。なお、本実施の形態では、内側孔部18の穴空間をメッキ金属(第2メッキ金属)19で穴埋めするフィルドビア法を用いた。
これにより、内側電極19eは内側孔部18に充填された金属(第2メッキ金属)19で構成され、外層配線層36に接続された状態となる。
パネルメッキ処理の方法は、実施の形態1と同様の方法を用いることができる。つまり、例えば、完成状態のプリント配線板(図29参照)の内側孔部18の下に位置することとなる第1内層配線層32(第1内層回路パターン32p)をメッキ電極として電気メッキを行う方法を用いることができる。
図29は、本実施の形態に係るプリント配線板の製造工程での断面図であり、外層回路形成工程で外層配線層に外層回路パターンを形成して完成したプリント配線板を示す断面図である。なお、コア絶縁層31のハッチングは省略してある。
外層配線層36に外層回路パターン36pを形成する(外層回路形成工程)。この際、内側電極19eの頂部には実装ランド19bを形成する。
なお、本実施の形態では、各積層工程にてプリント配線板の片面にのみ配線層を積層してプリント配線板を完成させているが、実施の形態1と同様に両面に配線層を積層してプリント配線板を完成させることも可能である。
上記の製造工程を経て完成したプリント配線板は、絶縁層(コア絶縁層31及び層間絶縁層33、35)と、絶縁層(コア絶縁層31及び層間絶縁層33、35)に積層して形成された配線層(第1内層回路パターン32p、第2内層回路パターン34p、及び外層回路パターン36p)と、配線層(第1内層回路パターン32p、第2内層回路パターン34p、及び外層回路パターン36p)に接続されているコンデンサとを備えている。つまり、プリント配線板の内部にコンデンサを備えている。
また、コンデンサは、外層回路パターン36pと第1内層回路パターン32p(及び第2内層回路パターン34p)との間に設けられており、外側電極14e、内側電極19e、及び外側電極14eと内側電極19eとの間にある強誘電体15で構成されている。
外側電極14eは、層間絶縁層33に形成された外側孔部13の内周面に沿ってメッキされた金属(第1メッキ金属)14で構成されている。
また、外側孔部13は、非貫通孔としてあり、外側孔部13の底は第1内層配線層(第1内層回路パターン32p)の実装ランド32bに接続されている。つまり、外側孔部13の内周面に沿って形成された外側電極14eは、第1内層配線層(第1内層回路パターン32p)の接続ランド32b及び第2内層配線層(第2内層回路パターン34p)に接続されている。
内側電極19eは、外側電極14eと同軸に形成されている。コンデンサを構成する2つの電極、つまり外側電極14eと内側電極19eとの間隔は一定の間隔に保たれており、耐圧の低下や電極間の短絡といった問題が生じ難くいコンデンサを備えたプリント配線板としてある。
また、内側電極19eは、強誘電体15の中央部に形成された非貫通孔としての内側孔部18の内周面に沿って形成されており、内側孔部18の内周面に沿って充填されたメッキ金属(第2メッキ金属)19で構成されている。また、内側電極19eは、外層配線層(外層回路パターン36p)に接続されている。
また、内側電極19eには実装ランド19bが形成されており、コンデンサの直近へ電子部品を配置できるようになっている。
また、プリント配線板に備えるコンデンサの容量は、外側孔部13の穴径、内側孔部18の穴径、層間絶縁層33,35の層厚の調節により、適度な容量に設定されている。
なお、本実施の形態に係るプリント配線板は、実施の形態1に示したように、外側電極14eの内周面や内側電極19eの外周面に襞や凹凸を設けたり、多角柱状となるように内側電極19eを形成したりすることにより、コンデンサの容量が細かく調節されたものであってもよい。
また、本実施の形態では、内側電極19eは、実施の形態1と同様に、内側孔部18の内周面に沿って充填された金属(第2メッキ金属)19で構成されているが、実施の形態2又は実施の形態3のように、内側電極19eの中央部に電極孔部が設けてあってもよい。
さらに、内側電極19eは、実施の形態3乃至実施の形態8で示したようなリード線又は挿入型電子部品のリード線であってもよい。
<実施の形態10>
本実施の形態にかかる電子機器(不図示)は、実施の形態1乃至実施の形態9のいずれか一に記載したプリント配線板を搭載したものである。所定の容量に設定され、かつ信頼性の高いコンデンサを備えるプリント配線板を搭載することから、信頼性の高い電子機器となっている。
本実施の形態にかかる電子機器(不図示)は、実施の形態1乃至実施の形態9のいずれか一に記載したプリント配線板を搭載したものである。所定の容量に設定され、かつ信頼性の高いコンデンサを備えるプリント配線板を搭載することから、信頼性の高い電子機器となっている。
10、30 コア配線板
11、31 コア絶縁層
12 コア配線層(内層配線層)
12p 内層回路パターン
13 外側孔部
14 第1メッキ金属
14e 外側電極
15 強誘電体
16、33、35 層間絶縁層
17、36 外層配線層
17p、36p 外層回路パターン
18 内側孔部
19 第2メッキ金属
19e 内側電極
19b、24b 実装ランド
20 電極孔部
21 挿入型電子部品
21p 挿入型電子部品のリード線
22、25 接続部材
23 電極孔部充填材
24 リード線
32 コア配線層(第1内層配線層)
32p 第1内層回路パターン
32b 接続ランド
34 第2内層配線層
34p 第2内層回路パターン
11、31 コア絶縁層
12 コア配線層(内層配線層)
12p 内層回路パターン
13 外側孔部
14 第1メッキ金属
14e 外側電極
15 強誘電体
16、33、35 層間絶縁層
17、36 外層配線層
17p、36p 外層回路パターン
18 内側孔部
19 第2メッキ金属
19e 内側電極
19b、24b 実装ランド
20 電極孔部
21 挿入型電子部品
21p 挿入型電子部品のリード線
22、25 接続部材
23 電極孔部充填材
24 リード線
32 コア配線層(第1内層配線層)
32p 第1内層回路パターン
32b 接続ランド
34 第2内層配線層
34p 第2内層回路パターン
Claims (29)
- 絶縁層と、該絶縁層に積層して形成された配線層と、該配線層に接続されるコンデンサとを備えるプリント配線板において、
前記コンデンサは、
前記絶縁層に形成された外側孔部の内周面に沿って形成された外側電極と、
該外側電極の内側に充填された強誘電体と、
該強誘電体の中央部に前記外側電極と同軸に形成された内側電極と
を備えることを特徴とするプリント配線板。 - 前記外側電極の内周面に凹凸又は襞が設けてあることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
- 前記内側電極には実装ランドが形成してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリント配線板。
- 前記強誘電体の中央部には前記外側孔部と同軸に内側孔部が形成してあり、
前記内側電極は前記内側孔部の内周面に沿って形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のプリント配線板。 - 前記内側電極は前記内側孔部の内周面に沿って充填された金属で構成してあることを特徴とする請求項4に記載のプリント配線板。
- 前記内側孔部は多角形状としてあることを特徴とする請求項5に記載のプリント配線板。
- 前記内側電極の内側には電極孔部が形成してあることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のプリント配線板。
- 前記電極孔部に導電性樹脂、非導電性樹脂、誘電体のいずれかが充填してあることを特徴とする請求項7に記載のプリント配線板。
- 前記実装ランドは前記内側電極の頂部を成形加工して形成されていることを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれか一に記載のプリント配線板。
- 前記内側電極の外周面には凹凸又は襞が設けてあることを特徴とする請求項5乃至請求項9のいずれか一に記載のプリント配線板。
- 前記内側電極はリード線であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載のプリント配線板。
- 前記実装ランドは前記リード線の頂部及び前記配線層にメッキ金属をメッキして形成されていることを特徴とする請求項11に記載のプリント配線板。
- 前記実装ランドは前記リード線の頂部を成形加工して形成されていることを特徴とする請求項11に記載のプリント配線板。
- 前記実装ランドは前記リード線の頂部を研磨して形成されていることを特徴とする請求項11に記載のプリント配線板。
- 前記リード線の頂部は蝋付け又は半田付けにより前記配線層に電気的に接続されていることを特徴とする請求項11に記載のプリント配線板。
- 前記リード線は挿入型電子部品のリード線であることを特徴とする請求項11に記載のプリント配線板。
- 絶縁層と、該絶縁層に積層して形成された配線層と、該配線層に接続されるコンデンサとを備えるプリント配線板の製造方法において、
前記コンデンサを、
前記絶縁層に外側孔部を形成する工程と、
前記外側孔部の内周面に沿って外側電極を形成する工程と、
前記外側電極の内側に強誘電体を充填する工程と、
前記強誘電体の中央部に前記外側電極と同軸で内側電極を形成する工程と
により形成することを特徴とするプリント配線板の製造方法。 - 前記内側電極に実装ランドを形成することを特徴とする請求項17に記載のプリント配線板の製造方法。
- 前記強誘電体の中央部に前記外側孔部と同軸の内側孔部を形成し、
前記内側孔部の内周面に沿って前記内側電極を形成することを特徴とする請求項17又は請求項18に記載のプリント配線板の製造方法。 - 前記内側孔部の内周面に沿って金属を充填して前記内側電極を形成することを特徴とする請求項19に記載のプリント配線板の製造方法。
- 前記内側電極の内側に電極孔部を形成することを特徴とする請求項20に記載のプリント配線板の製造方法。
- 前記電極孔部に導電性樹脂、非導電性樹脂、誘電体のいずれかを充填することを特徴とする請求項21に記載のプリント配線板の製造方法。
- 前記内側電極をリード線で形成することを特徴する請求項17乃至請求項19のいずれか一に記載のプリント配線板の製造方法。
- 前記リード線の頂部及び前記配線層にメッキ金属をメッキして前記実装ランドを形成することを特徴とする請求項23に記載のプリント配線板の製造方法。
- 前記リード線の頂部を成形加工して前記実装ランドを形成することを特徴とする請求項23に記載のプリント配線板の製造方法。
- 前記リード線の頂部を研磨して前記実装ランドを形成することを特徴とする請求項23に記載のプリント配線板の製造方法。
- 前記リード線の頂部を半田付け又は蝋付けにより前記配線層に電気的に接続することを特徴とする請求項23に記載のプリント配線板の製造方法。
- 前記リード線は挿入型電子部品のリード線であることを特徴とする請求項23に記載のプリント配線板の製造方法。
- 請求項1乃至請求項16のいずれか一に記載のプリント配線板が搭載してあることを特徴とする電子機器。
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