JP2002246272A - 固体電解コンデンサ、電解コンデンサ内蔵型配線基板、およびそれらの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサ、電解コンデンサ内蔵型配線基板、およびそれらの製造方法

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JP2002246272A
JP2002246272A JP2001041066A JP2001041066A JP2002246272A JP 2002246272 A JP2002246272 A JP 2002246272A JP 2001041066 A JP2001041066 A JP 2001041066A JP 2001041066 A JP2001041066 A JP 2001041066A JP 2002246272 A JP2002246272 A JP 2002246272A
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electrolytic capacitor
organic semiconductor
valve metal
conductive polymer
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Koji Omori
幸次 大森
Takashi Mochizuki
隆 望月
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Sanshin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に内蔵させるのに適した固体電解コンデ
ンサ、この固体電解コンデンサを内蔵した電解コンデン
サ内蔵型配線基板、およびそれらの製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 固体電解コンデンサ10を内蔵した配線
基板1では、凹凸30が形成された配線パターン3、ア
ルミニウムなどの弁金属層11、陽極酸化膜12、固体
電解質層15、および陰極層16がこの順に積層されて
いる。固体電解質層15を形成するにあたっては、陽極
酸化皮膜12の表面に有機半導体130および導電性高
分子シート140をこの順に重ねた状態で導電性高分子
シート140を加熱圧着して導電性高分子層14を形成
するとともに、加熱圧着時の熱により有機半導体130
を溶融させる。しかる後に、有機半導体130を冷却、
固化させて有機半導体層13とし、有機半導体層13お
よび導電性高分子層14からなる固体電解質層15を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解コンデン
サ、この固体電解コンデンサが作り込まれた電解コンデ
ンサ内蔵型配線基板、およびそれらの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機等々の小型電子機器で
は、各種電子部品の集積化を高めることにより電子機器
の小型化・軽量化を図ることが検討されている。その代
表的な取り組み例としては、セラミックコンデンサ等の
受動部品を能動備品と同じ配線基板上に作り込み、この
ような実装を行うことのできないアルミニウム電解コン
デンサなどを後で基板上に実装する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
ニウム電解コンデンサなどでは、固体電解質の開発によ
って基板内に内蔵できる可能性が出てきたものの、固体
電解コンデンサを基板に内蔵するには、図3に示すよう
に、基板2の配線パターン3の表面側に対して、アルミ
ニウムなどの弁金属層11、陽極酸化膜12、固体電解
質層15′、および陰極層16をこの順に積層、形成し
ていく必要があるが、このような積層構造を容易に構成
可能な固体電解質15′が未だ見出されていないという
問題点がある。
【0004】すなわち、固体電解コンデンサ10′に使
用可能な固体電解質としては、TCNQ錯体などの有機
半導体、あるいはポリピロールなどの導電性高分子が考
えられ、すでに多くの特許出願や実用化もされている
が、固体電解質層15′にTCNQ錯体などの有機半導
体を用いた場合には、その上層に陰極層16をスパッタ
形成したとき、陰極層16を構成する金属が有機半導体
層内の微細な隙間を通過して陽極酸化膜12まで届いて
しまい、ショートが発生するという問題がある。
【0005】また、固体電解質層15′としてポリピロ
ールなどの導電性高分子を用いる場合には、基板2上で
化学重合と電解重合とを行う必要があるが、基板2上の
極めて狭い領域に選択的に化学重合や電解重合を行うの
は困難であるため、余分な領域に付着した導電性高分子
を後で除去しなければならないという問題がある。かと
いって、陽極酸化膜12の表面にポリピロールなどの導
電性高分子シートを重ね、加熱圧着により固体電解質層
15′を形成しても、密着性が著しく悪いため、内部抵
抗が極めて大きいものになってしまうという問題があ
る。
【0006】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
基板に内蔵させるのに適した固体電解コンデンサ、この
固体電解コンデンサを内蔵した電解コンデンサ内蔵型配
線基板、およびそれらの製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、アルミニウム、タンタル、ニオブ、ジ
ルコニウム、チタンあるいはそれらの合金からなる弁金
属層、該弁金属層の表面に形成された陽極酸化膜、該陽
極酸化膜の表面に形成された固体電解質層、および該固
体電解質層の表面に形成された金や銅などの陰極層を有
する固体電解コンデンサにおいて、前記固体電解質層
は、前記陽極酸化膜の表面に積層されたTCNQ錯体な
どの有機半導体を溶融、固化してなる有機半導体層と、
該有機半導体層の表面に積層されたポリピロール、ポリ
アニリン、ポリチオフェンなどの導電性高分子シートを
前記弁金属に向けて加熱圧着してなる導電性高分子層と
を備えていることを特徴とする。
【0008】本発明に係る固体電解コンデンサの製造方
法においては、前記陽極酸化皮膜の表面に有機半導体お
よび導電性高分子シートをこの順に重ねる重ね合わせ工
程と、前記導電性高分子シートを前記弁金属層に向けて
加熱圧着して導電性高分子層を形成するとともに、該加
熱圧着時の熱により前記有機半導体を溶融させる加熱圧
着工程と、溶融した当該有機半導体を冷却、固化させて
有機半導体層を形成することにより、当該有機半導体層
および前記導電性高分子層からなる前記固体電解質層を
形成する固化工程とを行うことを特徴とする。
【0009】本発明では、陽極酸化皮膜の表面に有機半
導体および導電性高分子シートをこの順に重ねた後(重
ね合わせ工程)、導電性高分子シートを弁金属層に向け
て加熱圧着して導電性高分子層を形成するとともに、こ
の加熱圧着時の熱により有機半導体を溶融させ(加熱圧
着工程)、しかる後、溶融した有機半導体を冷却、固化
させる(固化工程)。その結果、有機半導体層と導電性
高分子層とが積層された固体電解質層が形成される。従
って、本発明によれば、陰極層は、導電性高分子層の表
面に形成され、有機半導体層の表面に直接、形成されな
いので、陰極層をスパッタ形成する際、金属が有機半導
体層の微細な隙間を通過して陽極酸化膜に届いてしま
い、ショートが発生するという問題を回避できる。ま
た、導電性高分子層と陽極酸化膜との密着性は、溶融、
固化した有機半導体層が担っているので、導電性高分子
層と陽極酸化膜との間の電気的な抵抗が小さい。それ
故、本発明に係る固体電解コンデンサは、電気的な特性
や信頼性に優れている。また、本発明によれば、弁金属
の陽極酸化膜の表面に対して、固体電解質層、および陰
極層をこの順に積層していくだけでよいので、薄型化を
図ることができ、電解コンデンサ内蔵型配線基板を安価
に、かつ、信頼性が高いものとして提供することができ
る。
【0010】本発明に係る電解コンデンサ内蔵型配線基
板では、前記弁金属層を、前記基板の表面に対して前記
配線パターンと一部あるいは全体が重なるように当該配
線パターンの表面側に形成する。すなわち、電解コンデ
ンサ内蔵型配線基板を製造するにあたっては、前記配線
パターンと一部あるいは全体が重なるように当該配線パ
ターンの表面側に前記弁金属層を形成した後、当該弁金
属層の表面に前記陽極酸化皮膜を形成し、その後に、前
記重ね合わせ工程、前記加熱圧着工程、および前記固化
工程を行えばよい。このような構成によれば、固体電解
質の一部として導電性高分子を使用するといっても、化
学重合や電解重合を行う必要がないので、基板表面の一
部の領域に固体電解コンデンサを製造するのに適してい
る。
【0011】本発明において、前記配線パターンのう
ち、前記弁金属層と重なる部分の表面には凹凸が付与さ
れ、該凹凸は、前記弁金属層の表面にまで反映されてい
ることが好ましい。すなわち、前記弁金属層を形成する
前に、前記配線パターンのうち、前記弁金属層と重なる
領域の表面に凹凸を付与し、しかる後に、当該配線パタ
ーンの表面側に前記弁金属層を積層することが好まし
い。このように構成すると、配線パターンの表面に形成
した凹凸によって弁金属層の表面積を実質的に拡張でき
るので、固体電解コンデンサの静電容量を高めることが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明を適用した固体電解コンデ
ンサ、およびこの固体電解コンデンサを内蔵した配線基
板の構造を模式的に示す断面図である。図2(A)〜
(F)は、図1に示す固体電解コンデンサ、および電解
コンデンサ内蔵型配線基板の製造方法を示す工程断面図
である。
【0014】図1において、本発明を適用した固体電解
コンデンサ10は、アルミニウム、タンタル、ニオブ、
ジルコニウム、チタンあるいはそれらの合金からなる弁
金属層11、この弁金属層11の表面に形成された陽極
酸化膜12、この陽極酸化膜12の表面に積層された固
体電解質層15、およびこの固体電解質層15の表面に
積層された金や銅、あるいはそれらの合金などからなる
陰極層16を有している。
【0015】本形態において、固体電解コンデンサ10
は、電解コンデンサ内蔵型配線基板1を構成するのに用
いられている。すなわち、固体電解コンデンサ10は、
電解コンデンサ内蔵型配線基板1の基体たるセラミック
製、あるいは樹脂製の基板2上に配線パターン3ととも
に形成され、弁金属層11は、基板2の表面に対して配
線パターン3に全体が平面的に重なるように配線パター
ン3の表面に直接、形成されている。
【0016】ここで、配線パターン3のうち、弁金属層
11と重なる部分の表面には凹凸30が付与されてお
り、これらの凹凸30は、弁金属層11の表面にまで反
映されている。
【0017】なお、電解コンデンサ内蔵型配線基板1は
多層基板として構成されているが、図1には、固体電解
コンデンサ10およびその周辺部分のみが図示されてい
る。
【0018】このような固体電解コンデンサ10を基板
2上に構成するにあたって、本形態では、固体電解質層
15は、陽極酸化膜12の表面に積層されたTCNQ錯
体などの有機半導体層13と、この有機半導体層13の
表面に積層されたポリピロール、ポリアニリン、ポリチ
オフェンなどといった導電性高分子層14とを備えてい
る。ここで、有機半導体層13は、後述するように、T
CNQ錯体などの粉末状の有機半導体130を溶融、固
化したものである。これに対して、導電性高分子層14
は、一枚ないし複数枚の導電性高分子シート140を粉
末状の有機半導体130の表面に被せた後、弁金属層1
1(基板2)に向けて加熱圧着したものである。
【0019】このような構成の固体電解コンデンサ10
を製造するにあたっては、まず、図2(A)に矢印Aで
示すように、基板2上に形成された配線パターン3の表
面に対してレーザ加工などを行い、図2(B)に示すよ
うに、配線パターン3の表面に微細な凹凸30を形成す
る(粗面化工程)。
【0020】次に、図2(C)に示すように、メタルマ
スクを介してのスパッタ成膜、あるいはスパッタ成膜後
のパターニングによって、配線パターン3表面の所定領
域に対して、アルミニウム、タンタル、ニオブ、ジルコ
ニウム、チタンあるいはそれらの合金からなる弁金属層
11を積層する。
【0021】次に、基板2を陽極酸化浴に浸漬した状態
で、配線パターン3などを介して弁金属層11に給電
し、図2(D)に示すように、弁金属層11の表面に陽
極酸化膜12を形成する。
【0022】次に、図2(E)に示すように、陽極酸化
膜12の表面を覆うように、TCNQ錯体などの有機半
導体130を薄く重ねる。この際、有機半導体130
は、粉体状のものを陽極酸化膜12の表面に散布しても
よいし、薄いシート状に成形された有機半導体130を
陽極酸化膜12の表面に被せてもよい。次に、図2
(F)に示すように、有機半導体130の表面に、ポリ
ピロール、ポリアニリン、ポリチオフェンなどの導電性
高分子シート140を1枚、あるいは複数枚、重ねる
(重ね合わせ工程)。
【0023】次に、図2(F)に矢印Bで示すように、
導電性高分子シート140を弁金属11(基板2)に向
けて、加熱した圧着ヘッド(図示せず)で加熱圧着す
る。その結果、圧着ヘッドの熱は、導電性高分子シート
140を介して有機半導体130に届いて有機半導体1
30を約230℃まで加熱して溶融させ、溶融した有機
半導体130は、陽極酸化膜12表面の凹凸内に入り込
む(加熱圧着工程)。
【0024】次に、基板2全体を冷却して、溶融した有
機半導体130を固化させる。その結果、陽極酸化膜1
2の表面に薄い有機半導体層13が形成されるととも
に、この有機半導体層13の表面に導電性高分子層14
が形成され、これらの有機半導体層13および導電性高
分子層14によって固体電解質層15が形成される(固
化工程)。
【0025】次に、図1に示すように、メタルマスクを
介してのスパッタ成膜、あるいはスパッタ成膜後のパタ
ーニングによって、固体電解質層15の上層たる導電性
高分子層14の表面に金、銅、あるいはそれらの合金か
らなる陰極層16を形成する。
【0026】しかる後に、基板2の表面に他の基板を重
ねるなどの工程を行って、電解コンデンサ内蔵型配線基
板1を多層基板に仕上げる。
【0027】このように、本形態では、陽極酸化膜12
の表面に有機半導体130および導電性高分子シート1
40をこの順に重ねた後(重ね合わせ工程)、導電性高
分子シート140を加熱圧着して導電性高分子層14を
形成するとともに、この加熱圧着時の熱により有機半導
体130を溶融させ(加熱圧着工程)、しかる後、溶融
した有機半導体130を冷却、固化させて有機半導体層
130を形成することにより、有機半導体層13および
導電性高分子層14からなる固体電解質層15を形成す
る(固化工程)。従って、陰極層16は、導電性高分子
層14の表面に形成され、有機半導体層13の表面に直
接、形成されないので、陰極層16をスパッタ形成する
際、金属が有機半導体層13の微細な隙間を通過して陽
極酸化膜12に届いてショートが発生するという問題を
回避できる。また、導電性高分子層14と陽極酸化膜1
2との密着性は、溶融、固化した有機半導体層13が担
っているので、導電性高分子層14と陽極酸化膜12と
の間の電気的な抵抗が小さい。それ故、本形態に係る固
体電解コンデンサ10は、電気的な特性や信頼性に優れ
ている。また、陽極酸化膜12の表面に対して、固体電
解質層15、および陰極層16をこの順に積層していく
だけでよいので、薄型化を図ることができ、電解コンデ
ンサ内蔵型配線基板1上に作り込んでいくのに適してい
る。
【0028】しかも、本形態によれば、固体電解質層1
5の一部として導電性高分子層14を用いるといって
も、化学重合や電解重合を行う必要がないので、基板2
表面の一部の領域に固体電解コンデンサ10を製造する
のに適している。
【0029】よって、固体電解コンデンサ10を内蔵し
た電解コンデンサ内蔵型配線基板1を安価に、かつ、信
頼性の高いものとして製造できるので、それを使用すれ
ば、各種電子機器の小型化、軽量化を図ることができ
る。
【0030】さらに本形態では、配線パターン3のう
ち、弁金属層11と重なる部分の表面には凹凸30が付
与され、この凹凸30によって弁金属層11の表面積を
拡張しているので、固体電解コンデンサ10の静電容量
が高い。
【0031】(その他の実施の形態)なお、上記形態で
は、陽極酸化膜12の表面に有機半導体130および導
電性高分子シート140をこの順に重ねた後(重ね合わ
せ工程)、導電性高分子シート140を加熱圧着して導
電性高分子層14を形成したが、導電性高分子シート1
40の一方面側に予め陰極層16を形成しておき、導電
性高分子シート140の他方面側を有機半導体130を
向けて重ねた後、加熱圧着すれば、基板2への陰極層1
6の形成を加熱圧着と同時に行うことができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
陰極層は、導電性高分子層の表面に形成され、有機半導
体層の表面に直接、形成されないので、陰極層をスパッ
タ形成する際、金属が有機半導体層を通過して陽極酸化
膜に届いてショートが発生するという問題を回避でき
る。また、導電性高分子層と陽極酸化膜との密着性は、
溶融、固化した有機半導体層が担っているので、導電性
高分子層と陽極酸化膜との間の電気的な抵抗が小さい。
それ故、本形態に係る固体電解コンデンサは、電気的な
特性や信頼性に優れている。また、陽極酸化膜の表面に
対して、固体電解質層、および陰極層をこの順に積層し
ていくだけでよいので、薄型化を図ることができる。よ
って、固体電解コンデンサを基板上に作り込んだ固体電
解コンデンサ内蔵型配線基板を安価に、かつ、信頼性の
高いものとして提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した固体電解コンデンサ、および
この固体電解コンデンサを内蔵した電解コンデンサ内蔵
型配線基板の構造を模式的に示す断面図である。
【図2】(A)〜(F)は、図1に示す固体電解コンデ
ンサ、および固体電解コンデンサ内蔵型配線基板の電解
コンデンサ内蔵型配線基板の製造方法を示す工程断面図
である。
【図3】従来の固体電解コンデンサ、およびこの固体電
解コンデンサを内蔵した電解コンデンサ内蔵型配線基板
の構造を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 固体電解コンデンサ内蔵型配線基板の電解コンデン
サ内蔵型配線基板 2 基板 3 配線パターン 10 固体電解コンデンサ 11 弁金属層 12 陽極酸化膜 13 有機半導体層 14 導電性高分子層 15 固体電解質層 16 陰極層 30 配線パターン表面の凹凸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E351 AA01 BB03 BB23 BB24 BB29 BB38 CC03 CC19 CC29 DD02 DD04 DD06 DD21 DD40 GG01 5E346 AA12 AA15 AA60 BB01 BB20 CC01 CC31 FF45 GG40 HH24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁金属層、該弁金属層の表面に形成され
    た陽極酸化膜、該陽極酸化膜の表面に形成された固体電
    解質層、および該固体電解質層の表面に形成された陰極
    層を有する固体電解コンデンサにおいて、 前記固体電解質層は、前記陽極酸化膜の表面に積層され
    た有機半導体を溶融、固化してなる有機半導体層と、該
    有機半導体層の表面で前記弁金属層に向けて加熱圧着さ
    れた導電性高分子シートからなる導電性高分子層とを備
    えていることを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に規定する固体電解コンデンサ
    が配線パターンとともに基板上に形成された電解コンデ
    ンサ内蔵型配線基板であって、 前記弁金属層は、前記基板の表面に対して前記配線パタ
    ーンと一部あるいは全体が重なるように当該配線パター
    ンの表面側に形成されていることを特徴とする電解コン
    デンサ内蔵型配線基板。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記配線パターンの
    うち、前記弁金属層と重なる部分の表面には凹凸が付与
    され、該凹凸は、前記弁金属層の表面にまで反映されて
    いることを特徴とする電解コンデンサ内蔵型配線基板。
  4. 【請求項4】 弁金属層、該弁金属層の表面に形成され
    た陽極酸化膜、該陽極酸化膜の表面に形成された固体電
    解質層、および該固体電解質層の表面に形成された陰極
    層を有する固体電解コンデンサの製造方法において、 前記陽極酸化皮膜の表面に有機半導体および導電性高分
    子シートをこの順に重ねる重ね合わせ工程と、 前記導電性高分子シートを前記弁金属層に向けて加熱圧
    着して導電性高分子層を形成するとともに、該加熱圧着
    時の熱により前記有機半導体を溶融させる加熱圧着工程
    と、 溶融した前記有機半導体を冷却、固化させて有機半導体
    層を形成することにより、当該有機半導体層および前記
    導電性高分子層からなる前記固体電解質層を形成する固
    化工程とを有することを特徴とする固体電解コンデンサ
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に規定する固体電解コンデンサ
    の製造方法を用いて当該固体電解コンデンサが配線パタ
    ーンとともに基板上に形成された電解コンデンサ内蔵型
    配線基板の製造方法であって、 前記配線パターンと一部あるいは全体が重なるように当
    該配線パターンの表面側に前記弁金属層を形成した後、
    当該弁金属層の表面に前記陽極酸化膜を形成し、その
    後、前記重ね合わせ工程、前記加熱圧着工程、および前
    記固化工程を行うことを特徴とする電解コンデンサ内蔵
    型配線基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記弁金属層を形成
    する前に、前記配線パターンのうち、前記弁金属層と重
    なる領域の表面に凹凸を付与し、しかる後に、当該配線
    パターンの表面側に前記弁金属層を積層することを特徴
    とする電解コンデンサ内蔵型配線基板の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008028188A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Sharp Corp プリント配線板、プリント配線板の製造方法、及び電子機器
KR100834833B1 (ko) * 2001-03-01 2008-06-03 신꼬오덴기 고교 가부시키가이샤 커패시터, 커패시터 내장 회로기판 및 그들 제조 방법
JP2009224699A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Fujitsu Ltd キャパシタ内蔵基板及びその製造方法
US8373201B2 (en) 2008-03-11 2013-02-12 Hynix Semiconductor Inc. Semiconductor device and method for fabricating the same

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