JP2008028075A - モジュールの製造方法と、それにより製造したモジュール - Google Patents

モジュールの製造方法と、それにより製造したモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】モジュールを親基板へ半田付け時に、チップ部品の半田の溶融膨張でチップと基板との隙間でショートする。
【解決手段】基板2にチップ部品5と半導体素子6とを実装する実装工程7と、この工程の後で半導体素子6の側面6aの中央部から半導体素子6と基板2との間の隙間に樹脂22aを注入する注入・塗布工程31と、この工程の後でモジュールを加熱する硬化工程34とを有し、注入・塗布工程31では、樹脂22aが半導体素子6の角部6bへ到達するより前に角部6bへ樹脂22bを塗布し、この樹脂22bは樹脂22aの粘度より大きな粘度の熱硬化性樹脂を用いたものである。これにより樹脂22a、樹脂22bでチップ部品5や半田3が覆われ難くなり、半田3が溶融膨張しても、チップ部品5と基板2との隙間へ噴出することはない。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子が半田バンプによってフリップチップ実装されたモジュールの製造方法および、それにより製造したモジュールに関するものである。
以下、従来のモジュールの製造方法について、図面を用いて説明する。図8は、従来のモジュールの製造フローチャートであり、図9(a)は同、注入工程におけるモジュールの上面図、図9(b)は同、注入工程におけるモジュールの側面図である。では従来のモジュールの製造方法について、図8に示した工程の順に説明していく。
塗布工程1では、基板2に対して半田3とフラックス4とを供給する工程である。なお半田3にはクリーム半田が用いられる。実装工程7は塗布工程1の後で、チップ部品5や半導体素子6を基板へ装着する工程であり、チップ部品5と半導体素子6とは約0.5mmの間隔で装着される。なお、半導体素子6には、半田バンプが設けられているものを用いている。リフロー工程8は実装工程7の後で、半田3や半田バンプを溶融させて、チップ部品5や半導体素子6を基板2へ接続する工程である。
注入工程9はリフロー工程8の後で、半導体素子6と基板2との間の隙間へ樹脂10を注入する工程である。そして、この注入工程9の後の硬化工程11において、樹脂10を硬化させることによって、モジュール12が完成する。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平11−214586号公報
以下本発明が解決しようとする課題について以下図面を用いて説明する。図10(a)は従来のモジュールにおけるチップ部品の断面図であり、図10(b)は同、チップ部品の半田付け箇所の要部断面図である。
このような従来のモジュールの製造方法においては、半導体素子6に隣接するチップ部品5との間の距離が例えば0.3mmと近いと、樹脂10の注入時に隣接したチップ部品5や半田3までを樹脂10で覆ってしまうこととなる。ここで、チップ部品5と基板2との間の隙間は半導体素子6と基板2との間の隙間に比べて狭い。これによりチップ部品5と基板2との間の隙間には樹脂10が入り込み難い。従って、図10(a)、図10(b)に示すように、チップ部品5と基板2との間には、樹脂が未充填のボイド15が形成された状態で、チップ部品5や半田3が樹脂10で覆われてしまうこととなる。
そしてこのようなモジュールが親基板へリフロー半田付けされる場合、加熱によって半田3が溶融する。このとき半田3はボイド15を除き樹脂10で覆われているので、溶融時の体積膨張で半田3はボイド15(図10の矢印方向)へと流れ出し、チップ部品5下で半田3同士がショートする。従って、従来の半導体素子実装基板においては、チップ部品5と半導体素子6との間の距離を小さくできないという問題を有していた。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、樹脂がチップ部品を覆うことを防ぎ、チップ部品や半導体素子を高密度に実装することができる半導体素子実装基板の製造方法を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の半導体素子実装基板の製造方法は、半導体素子の側面の中央部から前記半導体素子と前記基板との間の隙間に前記第1の樹脂を注入する工程と、この工程の後で少なくとも前記第1の樹脂を硬化させる工程とを有し、前記第1の樹脂を注入する工程では、前記第1の樹脂が前記半導体素子の角部へ到達するより前に前記角部へ第2の樹脂を塗布し、この前記第2の樹脂は前記第1の樹脂の粘度より大きな粘度の熱硬化性樹脂を用いたものである。これにより所期の目的を達成できる。
以上のように本発明によれば、基板と、この基板に半田バンプによってフリップチップ実装された半導体素子と、この半導体素子に近接して前記基板に半田付け接続されたチップ部品とを有し、前記半導体素子と前記基板との間の隙間に熱硬化性の第1の樹脂が注入されたモジュールの製造方法において、前記基板にチップ部品と前記半導体素子とを実装する工程と、この工程の後で前記半導体素子の側面の中央部から前記半導体素子と前記基板との間の隙間に前記第1の樹脂を注入する工程と、この工程の後で少なくとも前記第1の樹脂を硬化させる工程とを有し、前記第1の樹脂を注入する工程では、前記第1の樹脂が前記半導体素子の角部へ到達するより前に前記角部へ第2の樹脂を塗布し、この前記第2の樹脂は前記第1の樹脂の粘度より大きな粘度の熱硬化性樹脂を用いたモジュールの製造方法であり、これにより第2の樹脂が半導体素子の角部近傍に塗布されるので、第1の樹脂の塗布時には第1の樹脂が半導体素子の角部まで注入される必要がない。これにより、第1の樹脂の注入量を少なくできるので、半導体素子とチップ部品との間の距離を小さくしても第1の樹脂でチップ部品や半田が覆われ難くなる。従って、半導体素子とチップ部品との間の距離を近くでき、高密度な実装が可能となる。
また。第2の樹脂は第1の樹脂より高い粘度であるので、第2の樹脂によってもチップ部品や半田が覆われ難くなる。従って、半導体素子とチップ部品との間の距離を近くできるので、高密度な実装が可能となる。
さらに、第1の樹脂が前記半導体素子の角部へ到達するより前に、角部へ第2の樹脂が塗布されるので、加熱時に第2の樹脂は第1の樹脂の粘度低下による第1の樹脂の流れ出しによる影響を受け難い。従って、第1と第2の樹脂を同時に硬化することも可能となり、その場合においても第2の樹脂の基板面で広がりを小さくできる。従って、半導体素子とチップ部品との間の距離を近くでき、高密度な実装が可能となる。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態について図面を用いて説明する。図7(a)は本実施の形態におけるモジュール21の上面図であり、図7(b)は同、モジュール21の側面図である。図7(a)、図7(b)において、モジュール21は、基板2の一方の面側にチップ部品5や半導体素子6が実装されたものである。ここでチップ部品5は半田3を介して基板2へ接続固定され、一方半導体素子6は半田バンプ23を介して基板2へフリップチップ実装されている。そして半導体素子6と基板2との間の隙間には、熱硬化性の樹脂22aが介在し、これによって半導体素子6と基板2との間の接続強度を維持させている。また半導体素子6の角部6bには樹脂22bが接着されている。
図1は本発明の実施の形態におけるモジュール21の製造フローチャートである。なお図1において、図8と同じものは同じ番号を用いて、その説明は簡略化している。では、この図1において示した工程の順に従って、本発明の実施に形態におけるモジュールの製造工程を説明する。
図1において、塗布工程1では、基板2に対して半田3とフラックス4とを供給する工程である。なお半田3にはクリーム半田が用いられ、チップ部品5の実装位置にスクリーン印刷によって印刷される。一方フラックス4は、半導体素子6の実装位置に転写などで塗布される。
次に、実装工程7は塗布工程1の後で、チップ部品5や半導体素子6を基板へ装着する工程であり、チップ部品5と半導体素子6とは、約0.5mmの間隔で装着される。なお、半導体素子6の下面側には、半田バンプ23が設けられている。図2(a)は本実施の形態におけるリフロー工程でのモジュールの上面図であり、図2(b)は同、リフロー工程におけるモジュールの側面図である。図1、図2(a)、図2(b)においてリフロー工程8では、実装工程7の後に半田3や半田バンプ23を溶融させて、チップ部品5や半導体素子6を基板2へ接続する。
ここで半導体素子6は、シリコン基板とこのシリコン基板上に設けられた再配線層とからなり、この再配線層にはパッド端子が形成され、このパッド端子に半田バンプ23が接続されている。なお本実施の形態における再配線層には、ポリイミド樹脂が用いられている。
図3(a)、図4(a)は本実施の形態の注入工程におけるモジュールの上面図であり、図3(b)、図4(b)は同、注入工程におけるモジュールの側面図である。図1、図3及び図4において、注入・塗布工程31はリフロー工程8の後で樹脂22a、樹脂22bを塗布する工程である。この注入・塗布工程31では、樹脂22bを半導体素子6の4つの角部6bへ同時に塗布している。さらにこの樹脂22bの塗布と同時に半導体素子6と基板2との間の隙間へ樹脂22aを注入している。これにより、樹脂22aと樹脂22bとが同時に塗布されるので、生産性が良好である。
ここで注入・塗布工程31において重要な点は、樹脂22aが半導体素子6の角部6bへ到達するよりも前に、角部6bに樹脂22bが塗布されていることである。そのために本実施の形態において、樹脂22aはディスペンサ41によって半導体素子6の一方の側面6aの中央近傍から注入するとともに、樹脂22bの塗布開始とほぼ同時に樹脂22aの注入を開始している。つまり、樹脂22aで角部6bが埋まるまでの間には時間が必要である。それに比べて樹脂22bの塗布は各角部6bに対し1箇所に塗布されるだけであるので、樹脂22bの塗布に要する時間は、樹脂22aが充填完了する時間に比べて非常に短い時間である。そこで本実施の形態ではこの時間差を利用することによって、樹脂22aと樹脂22bとを並行して行っているので、注入・塗布工程31に必要な時間を短くしている。従ってモジュール21の生産性は良好となる。
以上の構成により、角部6bには樹脂22bが塗布され、この角部6bを除いた部分に樹脂22aが塗布されることとなり、角部6bの樹脂22b分だけ樹脂22aの塗布量を少なくできる。これにより注入・塗布工程31において、樹脂22aが半導体素子6の下から溢れ難くなるので、半導体素子6とチップ部品5との間の距離を小さくできる。従って基板2上にチップ部品5を高密度に実装することが可能となる。
そして、このようにすることによって、チップ部品5あるいは半田3と樹脂22aとの間に隙間42が形成される。従って、樹脂22aが隣接したチップ部品5やその半田3へ接触し難くなる。このようにすることにより、モジュール21を親基板へ半田付けする場合において、半田3がチップ部品5と基板2との間の隙間へ流れ込み難くできる。したがって、チップ部品5の下での半田3によるショートが発生し難くできる。
図5(a)から(c)は本実施の形態における注入・塗布工程31でのモジュールの要部断面図である。なお、図5(a)、(b)、(c)の順で時間が経過している。図5に示すように、樹脂22bは、半導体素子6の角部6bに到達するよりも前に塗布されている。そしてこの場合、樹脂22bは半導体素子6の角部6bの頂点となる位置に1箇所だけ塗布することが重要である。ではこのことを説明するために、最初に角部6bに対し樹脂22bを複数点塗布した場合について説明する。図6(a)〜(d)は、モジュール21の要部拡大断面図である。図6(a)、(b)は2点の樹脂22bが角部6bの頂点近傍で接触した状態のものであり、図6(c)、(d)は、角部6bの頂点近傍において、2点の樹脂22b同士が離れて塗布された状態のものである。
まず図6(a)、(b)のような場合、2点の樹脂22bによって生じる窪みの内の空気は逃げ場所が無く、その場に留まり、樹脂22aと樹脂22bとの界面にボイドが残る場合がある。一方図6(c)、(d)のような場合には、樹脂22b同士が離れてしまっているので、角部6bにおいて樹脂22aの不充填箇所を生じる可能性がある。そこで本実施の形態では図5に示すように、樹脂22bは角部6bの頂点に1点にだけ塗布することにより、樹脂22aと樹脂22bとの界面にボイドの発生を防止している。従って、樹脂22aを半導体素子6と基板2との間の隙間へしっかりと充填できることとなる。
次に注入・塗布工程31の後の反転工程33において、基板2は半導体素子6の塔載面側が下となる方向へ反転される。そしてこの反転工程33で反転された状態のままで硬化工程34が行われる。このように硬化工程34では樹脂22aと樹脂22bとが同時に硬化される。従って、半導体素子6やチップ部品5に加えられる加熱回数を少なくできるので、半導体素子6やチップ部品5の特性の熱による変化などは発生し難くなる。また硬化工程34が1回で済むので、生産性が良好である。
本実施の形態では、半導体素子6の搭載面側が下となる方向で加熱されるので、樹脂22a、樹脂22bは温度上昇に伴う粘度低下によって天面6c側へ流れる。これにより、基板2上で樹脂22aや樹脂22bを広がり難くできる。さらに、樹脂22aや樹脂22bが半導体素子6のシリコン基板と再配線層との界面を覆うこととなる。そしてこの状態でさらに加熱すれば、樹脂22aと樹脂22bとが界面を覆った状態で固まり、界面位置における樹脂22a、樹脂22bの厚みを大きくできるので、界面においてクラックや剥離などが起こり難くなる。
ここで本実施の形態において樹脂22bには、硬化工程34の加熱温度下においても樹脂22aに比べ高粘度を保てる樹脂材料を用いる。従って硬化工程34で熱が加えられた場合においても、樹脂22bは基板2上で広がり難い。そして仮に、樹脂22bが軟化した場合でも、天面6c側が下方を向くように加熱されるので、基板2側で樹脂22bが広がるようなことは起こり難い。本実施の形態において樹脂22aの常温下での粘度は、約10Pa・sであり、一方樹脂22bの常温下での粘度は約30Pa・sである。
そして、以上のように樹脂22aが角部6bに到達する前に樹脂22bを塗布するので、樹脂22bと基板2との間に樹脂22aが介在せず、直接接続される。従って、樹脂22bは硬化工程34の熱で樹脂22aが軟化することの影響を受け難くなる。その上さらに、樹脂22bは高粘度としているので、樹脂22bは基板2上を広がり難くなる。
なお、硬化工程34の温度は半田3や半田バンプ23の融点より低い温度で硬化する。これにより、硬化工程34において半田3や半田バンプ23が流れ出し難くなり、接続不良などは発生し難くなる。そしてこの硬化工程34で樹脂22a、樹脂22bの硬化が完了すると、モジュール21が完成する。
以上の構成により、硬化工程34において樹脂22a、樹脂22bは基板上で広がり難くなるので、樹脂22aや樹脂22bがチップ部品5を覆い難くなる。従って、半導体素子6とチップ部品5との間の間隔を小さくでき、基板上に高密度に部品実装が可能となる。なお、発明者の実験によれば、半導体素子6とチップ部品5との間の間隔を0.3mmまで近づけて実装しても樹脂22aや樹脂22bがチップ部品5を覆うようなことが起こらないことを確認している。
なお本実施の形態における硬化工程34では、樹脂22aと樹脂22bとを同時に注入・塗布し、かつ同時に硬化させたが、これは塗布・注入工程31において、まず角部6bへ樹脂22bを塗布し、その塗布が完了した後に樹脂22aを注入しても良い。この場合角部6bへの樹脂22aの塗布を1箇所ずつ行うことも可能となる。この場合には、樹脂22bを塗布するディスペンサを4本準備する必要が無く、低価格の塗布設備を実現できる。また、樹脂22aの注入前に樹脂22bを塗布し、かつ樹脂22aの注入前に樹脂22bを予め硬化させておくことも可能である。この場合においても、樹脂22aが角部6bへ到達する前に樹脂22bが先に塗布されることに変わりは無く、樹脂22aの注入量を少なく、また基板2上での樹脂22aの広がりを小さくできる効果を有している。
本発明にかかるモジュールの製造方法は、チップ部品と半導体素子との間の距離を小さくできるという効果を有し、小型のモジュール商品等に用いると有用である。
本発明の実施の形態1におけるモジュールの製造フローチャート (a)同、実装工程におけるモジュールの上面図、(b)同、実装工程におけるモジュールの側面図 (a)同、注入・塗布工程におけるモジュールの上面図、(b)同、注入・塗布工程におけるモジュールの側面図 (a)同、注入・塗布工程におけるモジュールの上面図、(b)同、注入・塗布工程におけるモジュールの側面図 (a)同、注入・塗布工程におけるモジュールの要部断面図、(b)同、注入・塗布工程におけるモジュールの要部断面図、(c)同、注入・塗布工程におけるモジュールの要部断面図 (a)同、樹脂を2点塗布時のモジュールの要部断面図、(b)同、樹脂を2点塗布時のモジュールの要部側面図、(c)同、樹脂を2点塗布時のモジュールの要部断面図、(d)同、樹脂を2点塗布時のモジュールの要部側面図 (a)同、モジュールの上面図、(b)同、モジュールの側面図 従来のモジュールの製造フローチャート (a)同、注入工程におけるモジュールの上面図、(b)同、注入工程におけるモジュールの側面図 (a)同、チップ部品の断面図、(b)同、チップ部品の半田付け箇所の要部断面図
符号の説明
2 基板
5 チップ部品
6 半導体素子
7 実装工程
22a 樹脂
22b 樹脂
23 半田バンプ
31 注入・塗布工程
34 硬化工程

Claims (9)

  1. 基板と、この基板に半田バンプによってフリップチップ実装された半導体素子と、この半導体素子に近接して前記基板に半田付け接続されたチップ部品とを有し、前記半導体素子と前記基板との間の隙間に熱硬化性の第1の樹脂が注入されたモジュールの製造方法において、前記基板にチップ部品と前記半導体素子とを実装する工程と、この工程の後で前記半導体素子の側面の中央部から前記半導体素子と前記基板との間の隙間に前記第1の樹脂を注入する工程と、この工程の後でモジュールを加熱する工程とを有し、前記第1の樹脂を注入する工程では、前記第1の樹脂が前記半導体素子の角部へ到達するより前に前記角部へ第2の樹脂を塗布し、この前記第2の樹脂は前記第1の樹脂の粘度より大きな粘度の熱硬化性樹脂を用いたモジュールの製造方法。
  2. 第1の樹脂の硬化は、半導体素子が搭載された側を下方に向けて硬化する請求項1に記載のモジュールの製造方法。
  3. 第1の樹脂を注入する工程では、チップ部品と前記半導体素子とを実装する工程の後でまず角部へ第2の樹脂を塗布し、この塗布の後で第1の樹脂を注入する請求項1に記載のモジュールの製造方法。
  4. 加熱する工程では第1の樹脂を硬化し、第2の樹脂は前記第1の樹脂が塗布される前に硬化する請求項1に記載のモジュールの製造方法。
  5. 第2の樹脂の硬化は、半導体素子が搭載された側を下方に向けて硬化する請求項4に記載のモジュールの製造方法。
  6. 加熱する工程では、第1と第2の樹脂とを同時に硬化する請求項1に記載のモジュールの製造方法。
  7. 第1の樹脂を注入する工程では、チップ半導体素子と前記基板の隙間から流れ出た前記第1の樹脂と前記チップ部品のはんだとの間に隙間を設けるように前記第1の樹脂を注入する請求項1に記載のモジュールの製造方法。
  8. 第2の樹脂の塗布は、半導体素子の角の4頂点のそれぞれに対して1箇所ずつとした請求項1に記載のモジュールの製造方法。
  9. 基板と、この基板に半田バンプによってフリップチップ実装された半導体素子と、この半導体素子に近接して前記基板に半田付け接続されたチップ部品とを有し、前記半導体素子と前記基板との間の隙間に熱硬化性の第1の樹脂が注入されたモジュールにおいて、前記半導体素子の角部と基板との間を直接に接続する第2の樹脂を有し、この前記第2の樹脂は前記第1の樹脂の粘度より大きな粘度の熱硬化性樹脂を硬化して形成されたモジュール。
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