JP2008011898A - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具 Download PDF

Info

Publication number
JP2008011898A
JP2008011898A JP2006183114A JP2006183114A JP2008011898A JP 2008011898 A JP2008011898 A JP 2008011898A JP 2006183114 A JP2006183114 A JP 2006183114A JP 2006183114 A JP2006183114 A JP 2006183114A JP 2008011898 A JP2008011898 A JP 2008011898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treatment
coil sheath
endoscope
coil
strands
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006183114A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4468925B2 (ja
Inventor
Keita Suzuki
啓太 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Priority to JP2006183114A priority Critical patent/JP4468925B2/ja
Publication of JP2008011898A publication Critical patent/JP2008011898A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4468925B2 publication Critical patent/JP4468925B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】製造に係る部品や工程を削減して組み立てを容易に、かつ、短時間に行うことができる内視鏡用処置具を提供すること。
【解決手段】内視鏡のチャンネルに挿通される内視鏡用処置具であって、通電可能な素線3aを備え、素線3aの基端側に、コイル状に巻回されたコイルシース3が形成され、素線3aの先端側が対象部位を処置する処置部2とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡用処置具に関する。
内視鏡用処置具として、シースと、シース内を進退自在な操作ワイヤと、操作ワイヤの先端に接続された処置部と、操作ワイヤをシース内で進退させるための操作部とを備えているものが提案されている。例えば、処置部が電極となって、内視鏡のチャンネルを介して体腔内に挿入し、高周波電流を通電して対象部位の切除又は凝固を行うものや(特許文献1参照。)、処置部が一対の腕部を有し、一対の腕部によって対象部位を把持するもの(特許文献2参照。)が開示されている。
特開2005−110861号公報 特開平05−42167号公報
しかしながら、上記従来の内視鏡用処置具は、予め別々に用意された操作ワイヤと処置部とが一体に接続されて構成されているので、接続に係る部品や製造工程が必要になる。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、製造に係る部品や工程を削減して組み立てを容易に、かつ、短時間に行うことができる内視鏡用処置具を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る内視鏡用処置具は、内視鏡のチャンネルに挿通される内視鏡用処置具であって、通電可能な素線を備え、該素線の基端側に、コイル状に巻回されたコイルシースが形成され、前記素線の先端側が対象部位を処置する処置部とされていることを特徴とする。
この発明は、コイルシースを内視鏡のチャンネル内で進退させることにより、処置部をチャンネル内で進退させることができ、チャンネルの先端開口から突没させることができる。
また、本発明に係る内視鏡用処置具は、内視鏡のチャンネルに挿通される内視鏡用処置具であって、通電可能な複数の素線を備え、これら複数の素線の基端側に、コイル状に巻回されたコイルシースが形成され、前記複数の素線のうちの少なくとも一つの先端側が対象部位を処置する処置部とされていることを特徴とする。
この発明は、コイルシースが多条コイルとなっているので、コイルシースを回転させた際に処置部へのトルク伝達性を高めることができ、チャンネルに対する処置部の回転追随性を高めることができる。
また、本発明に係る内視鏡用処置具は、前記内視鏡用処置具であって、前記処置部が、前記コイルシースの中心軸線方向に延びていることを特徴とする。
この発明は、処置部を針状にすることができ、対象部位の切開等を容易に行うことができる。
また、本発明に係る内視鏡用処置具は、前記内視鏡用処置具であって、前記処置部の先端が、前記中心軸線と交差する方向に折り曲げられて屈曲されていることを特徴とする。
この発明は、処置部の先端で対象部位を引っ掛けることができる。この際、処置部の先端の屈曲方向が、所望の方向とは異なる場合には、コイルシースを中心軸線回りに回転させることによって、回転トルクをより好適に処置部まで伝えることができ、所望の方向に短時間で確実に向けることができる。
また、本発明に係る内視鏡用処置具は、前記内視鏡用処置具であって、前記処置部の先端に絶縁体が接続されていることを特徴とする。
この発明は、処置部に通電されても絶縁体によって処置部の先端を対象部位へ接触するのを規制することができる。
また、本発明に係る内視鏡用処置具は、前記内視鏡用処置具であって、前記コイルシースを中心軸線方向に進退自在に収納する可撓管と、該可撓管に対して前記コイルシースを進退操作させる操作部とを備えていることを特徴とする。この発明は、処置部を可撓管内に収納した状態で処置部をチャンネルに対して進退移動させることができ、チャンネル壁面及び処置部を互いに保護することができる。
また、本発明に係る内視鏡用処置具は、前記内視鏡用処置具であって、前記処置部が突没する前記可撓管の先端に、前記可撓管の内周面から前記コイルシースよりも径方向内側、かつ、前記処置部よりも径方向外側となる位置まで突出した係止部が設けられていることを特徴とする。
この発明は、操作部によってコイルシースを可撓管に対して前進させた際、コイルシースを係止部に当接させて、処置部を可撓管からそれ以上突出させないようにすることができる。従って、コイルシースが必要以上の長さで可撓管から突出するのを好適に規制することができる。
また、前記コイルシースを介して前記処置部に高周波電力を供給する電源部を備えていることを特徴とする内視鏡のチャンネルに挿通される内視鏡用処置具であって、通電可能な複数の素線と、これら複数の素線を中心軸線方向に進退自在に収納する可撓管とを備え、前記複数の素線の基端側に、コイル状に巻回されたコイルシースが形成され、少なくとも二つの前記素線の先端側が、前記中心軸線近傍から漸次離間して前記可撓管の外径よりも大きく拡開される複数の腕部とされた処置部が形成されていることを特徴とする。
この発明は、一対の腕部を可撓管内から突出する方向にコイルシースを前進させることによって、一対の腕部を拡開させることができる。また、一対の腕部を可撓管内に没入する方向にコイルシースを後退させることによって、拡開された一つ一つの素線を可撓管の端面に当接させながら縮径させることができ、一対の腕部間に対象部位を把持させることができる。
また、本発明に係る内視鏡用処置具は、前記内視鏡用処置であって、前記コイルシースを介して前記処置部に高周波電力を供給する電源部を備えていることを特徴とする。
この発明は、処置部を電極として対象部位に当接させた状態で高周波電力を供給することにより、対象部位を切開することができる。
また、本発明に係る内視鏡用処置具は、前記内視鏡用処置であって、前記処置部が、前記コイルシースの一端が解かれて形成されていることを特徴とする。
この発明は、処置部とコイルシースとが製造当初から一体の状態で形成させることができる。
本発明によれば、製造に係る部品や工程を削減して組み立てを容易に、かつ、短時間に行うことができる。
本発明に係る第1の実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係る高周波針状メス(内視鏡用処置具)1は、図示しない内視鏡のチャンネルに挿通される内視鏡用処置具であって、図1に示すように、図示しない対象部位を処置するための処置部2と、通電可能な素線3aが中心軸線C方向に延びてコイル状に巻回されて形成されたコイルシース3と、コイルシース3を中心軸線C方向に進退自在に収納する樹脂チューブ(可撓管)5と、コイルシース3及び樹脂チューブ5の基端がそれぞれ接続されて、樹脂チューブ5に対してコイルシース3を進退操作させる操作部6とを備えている。
処置部2は、コイルシース3の素線3aの先端側が解かれて、コイルシース3の中心軸線C方向に所定の長さに延びて形成されている。即ち、処置部2とコイルシース3とは予め一体に製造されている。
コイルシース3の素線3aは、ステンレスからなり通電可能となっている。なお、コイルシース3のインピーダンスの大きさを低減させるために、素線3aが巻回された後、表面に金メッキ、銀メッキ、又は銅メッキが施されていても構わない。また、ステンレスの代わりに、タングステンやモリブデンといった材質の素線で構成させたものでも構わない。さらに、この表面に金メッキ、銀メッキ、又は銅メッキが施されていても構わない。
操作部6は、樹脂チューブ5の基端が接続された操作部本体7と、コイルシース3の基端が接続されて、操作部本体7に対して進退自在に配されたスライダ8とを備えている。スライダ8には、コイルシース3と電気的に接続され、高周波電力を供給する電源部10と接続コード11を介して接続される電極端子12が配されている。
次に、本実施形態に係る高周波針状メス1の作用について説明する。
まず、操作部本体7に対してスライダ8を基端側に移動して、図2に示すように、処置部2が樹脂チューブ5に没入された状態とする。この状態で、体腔内に挿入された図示しない内視鏡のチャンネル内に挿入し、図示しない対象部位近傍に樹脂チューブ5の先端を突出させる。
そして、接続コード11と電極端子12とを接続し、スライダ8を操作部本体7に対して前進移動させ、コイルシース3を樹脂チューブ5に対して移動して、図1に示すように、処置部2を樹脂チューブ5の先端から突出させる。この状態で、電源部10から高周波電力を供給し、内視鏡を操作しながら対象部位を切開する。処置が終了した際には、操作部本体7に対してスライダ8を基端側に移動して、処置部2を樹脂チューブ5に没入する。
処置の際、又は、通電の合間には、操作部本体7と図示しない給水装置とを接続して、給水装置から操作部本体7に洗浄のために送水する。この際、樹脂チューブ5及びコイルシース3が送水管となって、樹脂チューブ5の先端から対象部位に送水される。
この高周波針状メス1によれば、コイルシース3が配された樹脂チューブ5を内視鏡のチャンネル内で進退させることにより、処置部2を樹脂チューブ5内に収納した状態で処置部2をチャンネルに対して進退移動させることができ、チャンネル壁面及び処置部2を互いに保護することができる。また、コイルシース3を樹脂チューブ5に対して進退操作することにより、処置部2を樹脂チューブ5から突没させることができる。
特に、コイルシース3の素線3aの先端側が中心軸線Cに沿って直線状に形成されているので、従来のように、コイルシース内を進退移動する操作ワイヤに処置部2を設ける場合よりも、短時間に製造することができる。従って、製造に係る部品や工程を削減して組み立てを容易に、かつ、短時間に行うことができる。
また、コイルシース3の先端側を中心軸線C方向に直線状に延ばすことにより、針状の処置部2を容易に形成することができ、対象部位の切開等を容易に行うことができる。
さらに、送水の際、従来のような操作ワイヤが必要ないので、操作ワイヤが送水の際の抵抗とならずに、樹脂チューブ5の先端までスムーズに送水させることができる。
なお、図3に示すように、樹脂チューブ13の先端が折り曲げられて、コイルシース3の内周面からコイルシース3よりも径方向内側、かつ、処置部2よりも径方向外側となる位置まで突出した係止部15が設けられている高周波針状メス16としてもよい。この場合、コイルシース3を樹脂チューブ13に対して前進移動させても、コイルシース3が係止部15に当接することによって、処置部2が樹脂チューブ13からそれ以上突出しないように規制することができる。
また、図4に示すように、リング状に形成された、例えば、ステンレス製の係止部17が、樹脂チューブ18の先端内周面に設けられた高周波針状メス19としてもよい。この場合も、コイルシース3を樹脂チューブ18に対して前進移動させた際、コイルシース3を係止部17に当接させて、処置部2の樹脂チューブ18からの突出を規制することができる。
次に、第2の実施形態について図5を参照しながら説明する。
なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係るフックナイフ(内視鏡用処置具)20の処置部21は、第1の実施形態に係る処置部2の先端側が折り曲げられて形成されているとした点である。
樹脂チューブ22の先端には、樹脂チューブ22の先端開口が所定の半径Rとなるように、径方向内方に折り曲げられて係止部23が形成されている。
処置部21は、コイルシース3の素線3aからなり、コイルシース3の中心軸線Cに沿って延びる直線部25と、直線部25に対して、中心軸線C方向に対して直交する方向に折り曲げられたフック部26とを備えている。フック部26の長さ(フック長)L1は、樹脂チューブ22の先端開口が通過可能となるような長さとなっている。
このフックナイフ20の作用について説明する。
まず、第1の実施形態と同様に、体腔内に挿入された図示しない内視鏡の先端から、フック部26が収納された状態の樹脂チューブ22を突出させる。そして、図示しないスライダを図示しない操作部本体に対して前進移動させ、コイルシース3を樹脂チューブ22に対して移動して、処置部21を樹脂チューブ22の先端から突出させる。
この際、フック部26の方向が、図示しない対象組織の方向とは異なる方向に延びた状態で突出していた場合、スライダを操作部本体の軸回りに回転させる。このとき、コイルシース3が樹脂チューブ22に対して回転する。そして、フック部26が所望の方向に向いた状態で、図示しない電源部から高周波電力を供給し、内視鏡を操作しながら対象部位を切開する。処置が終了した際には、操作部本体7に対してスライダ8を基端側に移動して、処置部21を樹脂チューブ22に没入する。なお、第1の実施形態と同様に、コイルシース3内に送水してもよい。
このフックナイフ20によれば、フック部26で、対象部位を引っ掛けることができる。この際、フック部26の屈曲方向が、所望の方向とは異なる場合には、コイルシース3を中心軸線C回りに回転させることができる。これにより、従来のように操作ワイヤを回転させる場合よりも回転半径が大きいので、回転トルクをより好適にフック部26まで伝えることができ、所望の方向に短時間で確実に向けることができる。
次に、第3の実施形態について図6を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第3の実施形態と第2の実施形態との異なる点は、本実施形態に係るフックナイフ30の処置部31の直線部32が、コイルシース3の中心軸線C上ではなく、中心軸線Cから所定の距離L2だけオフセットされて延びているとした点である。
即ち、フック部33の長さL3が、第2の実施形態に係るフックナイフ20のフック部26よりも長く形成されている。
このフックナイフ30によれば、第2の実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、直線部32を中心軸線Cに対してオフセットさせることにより、フック部33の長さを長くすることができ、対象組織との引っかかりを良くして手技の容易化を図ることができる。
次に、第4の実施形態について図7を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第4の実施形態と第2の実施形態との異なる点は、本実施形態に係るフックナイフ35のコイルシース36が、多条コイルとして、例えば、2本の素線36a,36bが巻回されて形成されているとした点である。
処置部37は、素線36a,36bのうちの例えば、素線36aが解かれて形成されている。
このフックナイフ35によれば、素線が一本の場合よりも、回転トルクの伝達性を向上させることができる。従って、より正確な位置により速くフック部38の直線部39に対する向きを変更させることができる。
なお、コイルシース3は、素線が二本のものに限らず、三本以上であっても構わない。この場合であっても、何れか一本の素線の先端が処置部となる。
次に、第5の実施形態について図8から図10を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第5の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る二脚鉗子(内視鏡用処置具)40が、図8に示すように、通電可能な二つの素線41a,41bがコイル状に巻回されたコイルシース41と、コイルシース41を中心軸線C方向に進退自在に収納する樹脂チューブ42と、二つの素線41a,41bの先端側が、中心軸線Cの近傍から漸次離間して樹脂チューブ42の外径よりも大きく拡開される一対の腕部43A,43Bとされた処置部45とを備えているとした点である。
一対の腕部43A,43Bは、中心軸線Cを挟んで互いに対向するように設けられている。そして、互いに対向する面側が予め凸状に湾曲して形成されており、先端には、中心軸線C方向に屈曲された爪部46が配されている。一対の腕部43A,43Bは、樹脂チューブ42の先端に当接されることによって、弾性変形可能となっている。なお、爪部46を除く一対の腕部43A,43B及びコイルシース41の表面には、図示しない絶縁コーティングが配されている。
次に、本実施形態に係る二脚鉗子40の作用について説明する。
まず、第1の実施形態と同様に、体腔内に挿入された図示しない内視鏡の先端から、一対の腕部43A,43Bが収納された状態の樹脂チューブ42を突出させる。そして、図示しないスライダを図示しない操作部本体に対して前進移動させ、コイルシース41を樹脂チューブ42に対して移動して、処置部45を樹脂チューブ42の先端から突出させる。
この際、一対の腕部43A,43Bが樹脂チューブ42により閉じる方向に付勢されて収納されているので、樹脂チューブ42から突出されたことにより、一対の腕部43A,43Bが先端側から順次拡開されていく。
ただし、一対の腕部43A,43Bの開閉方向が、図示しない対象組織を把持すべき方向とは異なる方向で突出していた場合、スライダを操作部本体の軸回りに回転させる。このとき、コイルシース41が樹脂チューブ42に対して回転する。
そして、一対の腕部43A,43Bが所望の方向に向いた状態となった後、今度は、スライダを操作部本体に対して後退させる。このとき、図9に示すように、一対の腕部43A,43Bが樹脂チューブ42内に引き込まれる。この際、一対の腕部43A,43Bが互いに接近して図示しない対象組織を把持する。こうして、図示しない電源部から高周波電力を供給し、内視鏡を操作しながら、図10に示すように、一対の腕部43A,43Bを樹脂チューブ42内に没入させ、対象部位を把持した状態で焼灼する。なお、第1の実施形態と同様に、コイルシース41内に送水してもよい。
この二脚鉗子40によれば、一対の腕部43A,43Bを樹脂チューブ42内から突出する方向にコイルシース41を前進させることによって、一対の腕部43A,43Bを拡開させることができる。また、一対の腕部43A,43Bを樹脂チューブ42内に没入する方向にコイルシース41を後退させることによって、拡開された一対の腕部43A,43Bを樹脂チューブ42の端面に当接させながら縮径させることができ、一対の腕部43A,43B間に対象部位を把持させることができる。
この際、二つの素線41a,41bがコイル状に巻回されてコイルシース41が構成されているので、第4の実施形態と同様に、回転トルクの処置部45への伝達性を高めることができ、操作性の向上を図ることができる。なお、コイルシース41は、素線が二本のものに限らず、三本以上であっても構わない。この場合、何れか二本の素線によって一対の腕部43A,43Bが形成される。
次に、第6の実施形態について図11から図13を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第6の実施形態と第5の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る三脚鉗子(内視鏡用処置具)50のコイルシース51が、図11(a)に示すように、通電可能な三つの素線51a,51b,51cがコイル状に巻回されてなり、三つの素線51a,51b,51cの先端側が、処置部52として、中心軸線Cの近傍から漸次離間して樹脂チューブ42の外径よりも大きく拡開される複数の腕部53A,53B,53Cとされているとした点である。
各腕部53A,53B,53Cは、第5の実施形態に係る一対の腕部43A,43Bと同様の形状とされ、先端に同様の爪部46が配されている。三つの腕部53A,53B,53Cは、図11(b)に示すように、周方向に略等間隔に離間して配されている。
この三脚鉗子50は、第5の実施形態に係る二脚鉗子40と同様の作用により、図12及び図13に示すように、樹脂チューブ42に対してコイルシース51を後退させることにより、樹脂チューブ42内に腕部53A,53B,53Cを没入させることができる。そして、第5の実施形態に係る二脚鉗子40と同様の効果を奏することができる。なお、コイルシース51は、素線が三本のものに限らず、四本以上であっても構わない。この場合、何れか三本の素線によって腕部53A,53B,53Cが形成される。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第1の実施形態の変形例である高周波針状メス16に対して、図14に示すように、処置部2の先端に、絶縁チップ(絶縁体)55が配された構成を有する高周波針状メス56としてもよい。この場合も、第1の実施形態と同様の作用・効果を奏することができる。特に、処置部2の先端に絶縁チップ55が配されているので、先端方向に切開されてしまうのを好適に抑えることができる。
また、上記実施形態では、フックナイフ20,30,35、二脚鉗子40、三脚鉗子50の何れもが、電源部10と接続されて高周波電流がコイルシースに流れるものとしているが、高周波電力が印加されないものでも構わない。
本発明の第1の実施形態に係る高周波針状メスを示す(a)全体概要図、(b)正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る高周波針状メスを示す全体概要図である。 本発明の第1の実施形態に係る高周波針状メスの変形例を示す要部概要図である。 本発明の第1の実施形態に係る高周波針状メスの変形例を示す要部概要図である。 本発明の第2の実施形態に係るフックナイフを示す要部概要図である。 本発明の第3の実施形態に係るフックナイフを示す要部概要図である。 本発明の第4の実施形態に係るフックナイフを示す要部概要図である。 本発明の第5の実施形態に係る二脚鉗子を示す要部概要図である。 本発明の第5の実施形態に係る二脚鉗子の使用状態を示す説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る二脚鉗子の使用状態を示す説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る三脚鉗子を示す(a)要部概要図、(b)正面図である。 本発明の第6の実施形態に係る三脚鉗子の使用状態を示す説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る三脚鉗子の使用状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る高周波針状メスの変形例を示す要部概要図である。
符号の説明
1,16,19,56 高周波針状メス(内視鏡用処置具)
2,21,37,45,52 処置部
3,36,41,51 コイルシース
3a,36a,36b,41a,41b,51a,51b,51c 素線
5,13,18,22,42 樹脂チューブ(可撓管)
10 電源部
20,30,35 フックナイフ(内視鏡用処置具)
40 二脚鉗子(内視鏡用処置具)
50 三脚鉗子(内視鏡用処置具)
55 絶縁チップ(絶縁体)

Claims (10)

  1. 内視鏡のチャンネルに挿通される内視鏡用処置具であって、
    通電可能な素線を備え、
    該素線の基端側に、コイル状に巻回されたコイルシースが形成され、
    前記素線の先端側が対象部位を処置する処置部とされていることを特徴とする内視鏡用処置具。
  2. 内視鏡のチャンネルに挿通される内視鏡用処置具であって、
    通電可能な複数の素線を備え、
    これら複数の素線の基端側に、コイル状に巻回されたコイルシースが形成され、
    前記複数の素線のうちの少なくとも一つの先端側が対象部位を処置する処置部とされていることを特徴とする内視鏡用処置具。
  3. 前記処置部が、前記コイルシースの中心軸線方向に延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内視鏡用処置具。
  4. 前記処置部の先端が、前記中心軸線と交差する方向に折り曲げられて屈曲されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡用処置具。
  5. 前記処置部の先端に絶縁体が接続されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡用処置具。
  6. 前記コイルシースを中心軸線方向に進退自在に収納する可撓管と、
    該可撓管に対して前記コイルシースを進退操作させる操作部とを備えていることを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の内視鏡用処置具。
  7. 前記処置部が突没する前記可撓管の先端に、前記可撓管の内周面から前記コイルシースよりも径方向内側、かつ、前記処置部よりも径方向外側となる位置まで突出した係止部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の内視鏡用処置具。
  8. 内視鏡のチャンネルに挿通される内視鏡用処置具であって、
    通電可能な複数の素線と、
    これら複数の素線を中心軸線方向に進退自在に収納する可撓管とを備え、
    前記複数の素線の基端側に、コイル状に巻回されたコイルシースが形成され、
    少なくとも二つの前記素線の先端側が、前記中心軸線近傍から漸次離間して前記可撓管の外径よりも大きく拡開される複数の腕部とされた処置部が形成されていることを特徴とする内視鏡用処置具。
  9. 前記コイルシースを介して前記処置部に高周波電力を供給する電源部を備えていることを特徴とする請求項1から8の何れか一つに記載の内視鏡用処置具。
  10. 前記処置部が、前記コイルシースの一端が解かれて形成されていることを特徴とする請求項1から9に記載の内視鏡用処置具。

JP2006183114A 2006-07-03 2006-07-03 内視鏡用処置具 Expired - Fee Related JP4468925B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006183114A JP4468925B2 (ja) 2006-07-03 2006-07-03 内視鏡用処置具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006183114A JP4468925B2 (ja) 2006-07-03 2006-07-03 内視鏡用処置具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008011898A true JP2008011898A (ja) 2008-01-24
JP4468925B2 JP4468925B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=39069547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006183114A Expired - Fee Related JP4468925B2 (ja) 2006-07-03 2006-07-03 内視鏡用処置具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4468925B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61118309U (ja) * 1985-01-08 1986-07-25
JPH11510263A (ja) * 1995-12-08 1999-09-07 メデイコー・コーポレイシヨン 電気外科器械を検査するための装置および方法
JP2001198139A (ja) * 2000-01-24 2001-07-24 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用ワイヤループ型処置具
JP2002153485A (ja) * 2000-11-20 2002-05-28 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用高周波切開具
JP2004173769A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Olympus Corp 高周波切開切除具
US20040167509A1 (en) * 2003-02-24 2004-08-26 Scimed Life Systems, Inc. Probes having helical and loop shaped inflatable therapeutic elements
JP2005230132A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Asahi Intecc Co Ltd 医療用処置具

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61118309U (ja) * 1985-01-08 1986-07-25
JPH11510263A (ja) * 1995-12-08 1999-09-07 メデイコー・コーポレイシヨン 電気外科器械を検査するための装置および方法
JP2001198139A (ja) * 2000-01-24 2001-07-24 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用ワイヤループ型処置具
JP2002153485A (ja) * 2000-11-20 2002-05-28 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用高周波切開具
JP2004173769A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Olympus Corp 高周波切開切除具
US20040167509A1 (en) * 2003-02-24 2004-08-26 Scimed Life Systems, Inc. Probes having helical and loop shaped inflatable therapeutic elements
JP2005230132A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Asahi Intecc Co Ltd 医療用処置具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4468925B2 (ja) 2010-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10870143B2 (en) Connection structure and connection method
US8663221B2 (en) Endoscopic treatment tool
JP3417778B2 (ja) 内視鏡用処置具
JP2007215896A (ja) 内視鏡用バイポーラ型高周波処置具
JP4832616B2 (ja) 内視鏡用処置具
JP5114179B2 (ja) 内視鏡用バイポーラ型高周波処置具
WO2006088148A1 (ja) 内視鏡用処置具および内視鏡システム
US20050131424A1 (en) Endoscopic high-frequency snare
JP5601776B2 (ja) 内視鏡用高周波処置具
WO2006114989A1 (ja) 内視鏡用処置具
JP4468925B2 (ja) 内視鏡用処置具
JP2007000169A (ja) 高周波処置具
JP4681897B2 (ja) 内視鏡用高周波処置具
JP5191338B2 (ja) 内視鏡用バイポーラ型高周波スネア
JP4436696B2 (ja) 高周波処置具
JP5372094B2 (ja) 高周波処置具
JP2020103624A (ja) 鉗子型処置具
JP2007244783A (ja) 高周波処置具
JP2011083303A (ja) 内視鏡用高周波処置具
JP5137754B2 (ja) 内視鏡用処置具
JP5191365B2 (ja) 内視鏡用高周波処置具
JP4388344B2 (ja) 内視鏡用スネア
JP2012055368A (ja) 可撓性内視鏡用フック状高周波ナイフ
JP2008253541A (ja) 内視鏡用高周波処置具
JP2005270241A (ja) 内視鏡用高周波切開具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100225

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4468925

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees