JP2008006990A - 照明装置 - Google Patents

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Minoru Toeda
稔 戸枝
Hideji Koike
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Abstract

【課題】発光時及び非発光時のどちらの場合においても外観を良好にすることができる照明装置を提供することにある。
【解決手段】バニティランプ1は、光源ケース40に設けられた収容凹部44に有機ELシート46を収容するとともに、光源ケース40にはフレーム50が重着されている。そして、レンズ60が有機ELシート46の出射面60c側に位置するとともに、有機ELシート46の発光面46aは、レンズ60の入射面60bより広い面積に形成されている。フレーム50は収容凹部44の周縁44aに当接する状態でレンズ60と共同して収容凹部44を覆っている。
【選択図】図2

Description

本発明は、面光源がエレクトロルミネッセンス素子で構成された照明装置に関する。
照明装置として、取り付けられた状態においてフレームと発光部だけしか見えない照明装置や、薄くて均一に発光する照明装置が要望されている。従来、光源を支持するフレーム以外の支持構造が外側から見えないようにして車室内に取り付けられる車両用灯具が提案されている(特許文献1参照)。
図8に示すように、特許文献1に記載の車両用灯具100は、内周に溝101aが形成されたフレーム101と、エレクトロルミネッセンスシート(以下、「ELシート102」とする。)側へ隆起する凸部103aが形成されたバックシート103とが設けられている。また、レンズ104がフレーム101の開口部101bに支持されるとともにELシート102と重なるように配設されている。そして、湾曲させた状態でELシート102の端部をフレーム101の溝101aに嵌合するとともに、バックシート103の凸部103aがレンズ104とは反対側からELシート102を押圧支持するようにバックシート103を配置している。
実開平1−113036号公報
ところが、特許文献1に記載の車両用灯具では、ELシート102はフレーム101の内周面に形成された溝101aに嵌合した状態で取り付けられる構成のため、レンズ104とELシート102との間におけるフレーム101の内周面101cの長さが長くなる。したがって、ELシート102の発光時に特許文献1に記載の車両用灯具を見た場合に、見る角度によっては非発光部である内周面101cが見えてしまうことで外観が損なわれる(意匠性が悪くなる)。また、ELシート102の非発光時においても同様に、特許文献1に記載の車両用灯具を見た場合には、内周面101cの部分が影となってレンズ104側から見えてしまい外観が損なわれるという事態が生じていた。
また、特許文献1に記載の車両用灯具は、フレーム101の外側面に設けられた外側溝101dに壁部105を係合させることで取り付けられているため、レンズ104側(車両用灯具が取り付けられている部分の外側)から車両用灯具を取り外すことは難しかった。
本発明は、こうした事情に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、外観が良好である照明装置を提供することにあり第2の目的は、外観が良好であるとともに、開口部を備えた被取り付け部の外側から面光源(面光源ユニット)の取り外し及び取付けを行うことができる照明装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、面光源がエレクトロルミネッセンス素子で構成されるとともに該面光源の光出射面側にレンズが設けられた照明装置であって、前記面光源は前記レンズより広い面積に形成されており、前記レンズは、前記レンズの周面において支持するフレームに支持され、前記面光源は収容凹部を備えたケースの前記収容凹部に収容され、前記フレームは前記ケースの前記収容凹部の周縁に当接する状態で前記レンズと共同して前記収容凹部を覆うように前記ケースに固定されていることを要旨とする。
この構成によれば、収容凹部の内側面の大部分は面光源及びフレームによって隠されるため、面光源の発光時に見たとしても非発光部である収容凹部の内側面が見えることはない。また、面光源の非発光時に見た場合でも、非発光部である収容凹部の内側面が影となって見えることはない。したがって、発光時及び非発光時のどちらの場合においても、収容凹部の内側面が見えてしまう照明装置に比べて照明装置の外観を良好にすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記レンズと前記面光源との間に光学シートが設けられていることを要旨とする。
ここで、「光学シート」とは、光源からの拡散光を正面方向に集光する機能を有するシートのことを意味する。この構成によれば、レンズと面光源との間に光学シートが配置されているため、面光源から出射する光が効率よくレンズに入射され、レンズから所定方向に出射させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ケースは、前記フレーム及び前記レンズが露出する開口部を備えた被取付け部に前記照明装置を取り付けるブラケットに対して取り外し可能、かつ取り付け及び取り外しが前記被取り付け部の外側から可能に構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、レンズを支持するフレーム及び面光源のケース(光源ユニット)を被取付け部の外側から取り外すことも取り付けることもできる。したがって、照明装置の構造が被取付け部の内側から取り外し及び取り付けを行う構造である場合に比べて、光源ユニットの被取付け部に対する取り付け及び取り外し作業が簡単になる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記ケースには外周部に第1係合部が設けられ、前記フレームの外周には前記第1係合部が設けられた部分に対応する箇所の前記ケース側に凹部が設けられ、前記ブラケットには前記第1係合部と対応する位置に、前記第1係合部と係合可能な第2係合部を有する係合片が、常にはその先端が前記凹部内に位置し前記第2係合部が前記第1係合部と係合する状態に保持され、かつ前記第2係合部と前記第1係合部との係合が解除可能な位置まで変形可能に設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、第2係合部が第1係合部と係合している時には、凹部内に第1係合部及び係合片が位置しているため、第1係合部及び係合片が露出することはない。したがって、被取付け部に取り付けられた状態における照明装置の外観を良好にすることができる。
また、フレームに形成された凹部によって係合片の先端とフレームとの間には隙間が形成されており、工具を挿入することができるようになっている。そして、面光源を被取付け部から取り外す時には、工具の先端を係合片の先端とフレームとの間に存在する隙間に挿入したうえで工具の先端を係合片の先端にひっかける。その状態で、テコの原理によってフレームと工具との接触部を支点とするとともに係合部の先端を作用点として、係合片を第1係合部との係合を解除できる位置にまで動かすことができる。したがって、第1係合部と第2係合部との係合を容易に解除することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記照明装置は、車室のルーフヘッドライニングに取り付けられるバニティランプ又はドームランプであることを要旨とする。
この構成によれば、車両に乗車した乗員から近く、且つ、照明装置の面を水平に若しくは水平に近い場所から見る位置に配置されるバニィティランプやドームランプとして使用しても良好な外観となるように見える。
請求項1〜請求項5に記載の発明によれば、どの位置から面光源(面光源ユニット)を見ても良好な外観にすることができる。また、請求項3及び請求項4に記載の発明によれば、外観が良好であるとともに、開口部を備えた被取り付け部の外側から面光源の取り外し及び取付けを行うことができる。
以下、本発明をバニティランプ1に具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。この実施形態においては、バニティランプ1が車両に装着された状態において上側を「上」として説明する。
図1に示すように、バニティランプ1は、ブラケット2と、ブラケット2に固定される光源ユニット3とから構成されている。ブラケット2及び光源ユニット3は、どちらも平面視略矩形状に形成されている。
図1及び図2(a)に示すように、ブラケット2には、中央より長手方向側部寄りに平面視略矩形状の開孔2aが設けられている。そして、開孔2aの周囲には、光源ユニット3とは反対側に向かって延びる支持突部10が設けられるとともに、電源供給手段20(図2(a)に図示)が支持突部10を介してブラケット2に取着されている。
また、図2(a)に示すように、電源供給手段20は、コネクタ21を備えるとともに、コネクタ21を介して光源ユニット3側のコネクタ30と接続可能に構成されている。電源供給手段20は、車両のバッテリ電圧(例えば、12V)を有機ELの使用電圧(例えば、5V)に降圧した電力をコネクタ21及びコネクタ30を介して供給するように構成されている。なお、図2(a)及び図3では、コネクタ21及び光源ユニット3側のコネクタ30のハッチングを省略している。
ブラケット2の長手方向両側部には、取り付け片11a、11bが外方へ向かって延びるように設けられている。取り付け片11bはブラケット2とは別部材として形成され、固定手段Kによって、ブラケット2に取り付けられている。
ブラケット2には、鍔部12がブラケット2の全周に設けられ、鍔部12は、光源ユニット3側に位置している。また、鍔部12にはブラケット2の長手方向両側部における部分に、一対の係合片13が設けられている。
一対の係合片13は、それぞれ光源ユニット3へ向かって延びるとともに、その基端部側の中央に第1係合部としての係合孔13aが形成されるとともに弾性変形可能に構成されている。そして、係合片13は、その先端が外方へ向かって斜めに延びるように形成されており、外側の先端13bが脱着工具82の先端82a(図2(b)に示す。)を係止する係止部となる。
図1に示すように、光源ユニット3を構成する光源ケース40は、その外形が平面視略矩形状に形成されるとともに、その長手方向両側部にそれぞれ係合突起42が設けられている。係合突起42は、三角柱状に形成されており、係合突起42の係合面42aは、フレーム50側へ傾斜している。そして、図2(a)に示すように、係合突起42は、係合片13とガタのない状態で係合している。
図1に示すように、係合突起42の両側には、一対の連結突起41が設けられるとともに、連結突起41は、三角柱状に形成されている。そして、連結突起41の連結面41aはブラケット2側へ傾斜している。
光源ケース40は、ブラケット2の重着面2bと対向する面に突部43が形成されるとともに、突部43は開孔2aに挿入されている。
また、光源ケース40には、収容凹部44が設けられている。収容凹部44には、均熱シート45、面光源としての有機EL素子46(以下、「有機ELシート46」という。)、光学シート47が収容凹部44の底部側から順に収容されている。
フレーム50には、長手方向両側部にそれぞれ一対の連結片51が設けられる。連結片51は、連結突起41と対応する位置に位置している。連結片51は、フレーム50の外面から延びるとともに、連結片51には、その基端部に連結孔52が形成されている。そして、連結片51と連結突起41とが係合することで、フレーム50は、フレーム50とは別体に構成された光源ケース40に連結される。この時、フレーム50は、収容凹部44の周縁44aに当接している。なお、「収容凹部44の周縁44a」とは、光源ケース40の下端面のことを意味する。
また、フレーム50の長手方向両側部であって、フレーム50の光源ケース40側には切り欠き凹部53が形成され、切り欠き凹部53は、係合片13の先端13b(係止部)と対応する位置に位置している。切り欠き凹部53は、フレーム50の長手方向側部に沿うように延びている。また、図2(b)に示すように、切り欠き凹部53と先端13bとの間には脱着工具82(例えば、マイナスドライバ等)を面光源に対して水平方向あるいは水平方向に近い横方向から挿入可能な隙間が形成されている。
また、フレーム50の中央に平面視略長方形状の嵌め込み孔50aが設けられるとともに、フレーム50の短手方向に沿って延びるフレーム50の内周面50bには、側断面三角形状の突条54が設けられている。そして、突条54がレンズ60の周面60aに設けられた溝60dと係合することでレンズ60はフレーム50に支持されている。図3に示すように、フレーム50の内周面のうちフレーム50の長手方向に沿って延びる内周面50cは、有機ELシート46の発光面46aと直交している。そして、有機ELシート46の発光面46aは、発光面46aから発光した光が入射するレンズ60の入射面60bの面積より広くなっている。
図2(b)に示すように、レンズ60は、有機ELシート46の光出射面側に位置しており、有機ELシート46の発光面46aと対向する入射面60bと、入射面60bの反対側に位置する出射面60cとを備えている。レンズ60の入射面60bには、プリズムが形成されており、光がレンズ60から出射面60cに対して斜めに出射するように構成されている。レンズ60の入射面60bと有機ELシート46の発光面46aとの間にはクリアランス70が形成されている。クリアランス70は、レンズ60と光源ケース40とを重着する際に、レンズ60及び収容凹部44の深さの寸法公差によって生じるクリアランスとは相違するクリアランスである。そして、クリアランス70を含む発光面46aと平行な仮想平面の面積は、有機ELシート46の発光面46aの面積より大きくなっている。
クリアランス70には、光学シート47が設けられるとともに、光学シート47は有機ELシート46の発光面46a上に重ねられている。なお、「光学シート47」とは、面光源である有機ELシート46からの拡散光を正面方向に集光する機能を有するシートのことを意味する。
次に前記のように構成されたバニティランプ1の作用を説明する。
図2(b)に示すように、車両のルーフヘッドライニング80には被取付け部としての被取付け開口部81が設けられており、被取付け開口部81は、図示しない運転席または助手席の上方に配置されている。そして、バニティランプ1は、ブラケット2の取り付け片11aが被取付け開口部81の開口端部に引っ掛けられ、そのうえで、別途形成された取り付け片11bを爪等の固定手段Kでブラケット2に固定し、ブラケット2が取り付け片11a、11bによって、ルーフライニング80(ルーフヘッドライニング)に対して固定されることで、被取付け開口部81に装着される。バニティランプ1を被取付け開口部81に装着すると、図4に示すように、バニティランプ1は、車室内のルーフライニング80に埋設されレンズ60及びフレーム50のみが露出するようになる。そして、バニティランプ1がルーフライニング80に装着された状態において、サンバイザーのミラーの開閉に連動したスイッチ(図示しない)がオンされるとバニティランプ1に電力が供給される。バニティランプ1に電力が供給されると、有機ELシート46の発光面46aが発光し、光が光学シート47及びレンズ60を通過する。この時、発光面46aから出射した光は、光学シート47を通過することで、その進行方向がレンズ60の入射面60bに対して直交する方向に近づくように光が屈折される。そして、レンズ60から出射した光は、レンズ60の出射面60cに対して斜めに交差する方向に進行し、運転席または助手席に着座した乗員の顔等が照射される。
また、バニティランプ1の光源である有機ELシート46が寿命によって照明能力が十分でなくなった場合、有機ELシート46の交換を行う必要が生じる。この時、作業者は、バニティランプ1が車室内のルーフライニング80に埋設されている状態で、ルーフライニング80が延びている方向に沿わせつつ切り欠き凹部53に向けて脱着工具82(例えば、マイナスドライバ等)の先端82aを挿入する。そして、脱着工具82の先端82aを収容凹部44内に挿入した後、脱着工具82の図示しない把持部を下方に回動することで、図2(b)に示すように、脱着工具82の先端82aを係止部(係合片13の先端13b)に引っ掛ける。そのうえで、脱着工具82の図示しない把持部をさらに下方に回動すると、フレーム50の長手方向側部が支点O、先端13bが作用点Pとなり図示しない把持部を回動する力が弱くても、テコの原理によって係合片13に対しては把持部に加えた力以上の力が付与されて係合片13と係合突起42との係合が解除される位置にまで変形される。次に、フレーム50のもう一方の長手方向側部に形成されている切り欠き凹部53に向けて脱着工具82の先端82aを挿入し、同様の作業を行うことで、一対の係合片13のうち他方の係合片13と係合突起42との係合を解除する。このようにして、一対の係合片13と各係合突起42との係合を解除して光源ユニット3をブラケット2から取り外した後、連結片51と連結突起41との係合を解除して光源ケース40とフレーム50とを別々に分解する。そして、収容凹部44に収容されている古い有機ELシート46を新しい有機ELシート46に取り替えて、再び、光源ユニット3として組み立てた後、ブラケット2に取り付ける。
この実施形態では、次の効果を得ることができる。
(1)バニティランプ1は、光源ケース40に設けられた収容凹部44に有機ELシート46を収容するとともに、光源ケース40にはフレーム50が固定されている。有機ELシート46の出射面60c側にはレンズ60が位置するとともに、有機ELシート46の発光面46aは、レンズ60の入射面60bより広い面積に形成されている。そして、フレーム50は収容凹部44の周縁44aに当接する状態でレンズ60と共同して収容凹部44を覆っている。フレーム50が収容凹部44の周縁44aに当接する状態でレンズ60と共同して収容凹部44を覆っていれば収容凹部44の内側面はフレーム50とレンズ60によって隠されるため、有機ELシート46の発光時には収容凹部44の内側面が見えてしまい外観が損なわれることはない。また、有機ELシート46の非発光時に見た場合でも、収容凹部44の内側面が影となって見えることはない。したがって、発光時及び非発光時のどちらの場合においても、バニティランプ1の外観を良好にすることができる。
(2)レンズ60と有機ELシート46との間に光学シート47が設けられている。そして、発光面46aから出射した光は、光学シート47を通過することでその進行方向がレンズ60の入射面60bに対して直交する方向に近づくように光が屈折される。したがって、発光面46aから出射した光をレンズ60から効率よく所定方向に出射させることができる。
(3)光源ユニット3は、ブラケット2に対して外側(車室側)から取り外し可能、かつ取り付け及び取り外しが可能に構成されている。したがって、バニティランプ1の構造がルーフライニング80の裏側から取り外し及び取り付けを行う構造である場合に比べて、取り付け及び取り外しを行う際の作業を容易に行うことができる。
(4)光源ケース40には外周部に係合突起42が設けられ、フレーム50の長手方向両側部には切り欠き凹部53が形成されている。また、ブラケット2には、係合突起42に向かって延びる一対の係合片13が設けられ、係合片13には、係合孔13aが設けられている。光源ユニット3がブラケット2に取り付けられている状態においては、係合片13の先端に形成された係止部は切り欠き凹部53内に位置し、係合片13は、係合突起42との係合が解除可能な位置にまで変形可能に設けられている。したがって、フレーム50の長手方向側部を支点Oとするとともに係止部の先端を作用点Pとして、テコの原理によって係合片13を動かすことができるため、係合突起42と係合片13との係合を解除することを容易に行うことができる。また、フレーム50及び光源ケース40をルーフライニング80から取り外す際にルーフライニング80が引っ張られて損傷する可能性を少なくすることができる。また、脱着工具82として一般的な工具であるマイナスドライバを用いてフレーム50及び光源ケース40を取り外すことができるので、有機ELシート46等の交換を容易に行うことができる。
(5)運転席または助手席の上方に位置するルーフヘッドライニング80にバニティランプ1を設けたとしても、図4に示すように露出するのはレンズ60及びフレーム50であるため、車室内の内装の外観を損なうことがない。
(6)収容凹部44には、有機ELシート46が均熱シート45の上に重ねられたうえで収容されている。したがって、電源供給手段20から電力が供給されて有機ELシート46の発光面46aが発光する際、有機ELシート46から発生する熱を均熱シート45によって均一にすることができる。
(7)面光源としてELシートが用いられているため、光源ユニット3の厚さを薄くすることができる。また、ELシートのうち面光源として有機ELシート46が用いられているため、無機ELシートに比較して駆動電圧を低くすることができる。
実施の形態は、前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 本発明の照明装置をバニティランプ1として使用しなくともよい。例えば、照明装置をルーフライニング80の中央部分に設けられるドームランプに使用してもよいし、アクセルペダルが設けられている部分に対応する位置に設けられるフットランプや荷物を収容するラゲージルームの壁部に設けられるラゲージランプに使用してもよい。また、車室内以外の箇所に照明装置として配設してもよい。例えば、室内の壁部に配設してもよい。さらに、照明装置を水平方向あるいは水平方向に近い横方向から見る可能性が高い位置に配設される場合に本発明は特に効果的である。
○ フレーム50の長手方向に沿って延びる内周面50cは、有機ELシート46の発光面46aと直交しているが、フレーム50の長手方向に沿って延びる内周面50cと発光面46aとの交差角度を変更してもよい。例えば、図5に示すように、フレーム50の長手方向に沿って延びる内周面50cが有機ELシート46の発光面46aに対して傾斜した状態で交差するテーパ面となるように変更してもよい。すなわち、発光面46a側から外側へ向かうにつれて徐々に嵌め込み孔50aが広くなるように構成してもよい。このように構成すれば、フレーム50を収容凹部44の周縁44aに当接させつつ、外側に露出するフレーム50部分の幅を小さくすることができる。
○ レンズ60から出射する光の進行方向を変更してもよい。例えば、レンズ60の出射面60cに対して直交する方向となるように変更してもよい。光の進行方向を出射面60cに対して直交する方向となるようにする場合には、例えば、図6に示すように、レンズ60の入射面60bに形成されているプリズムをなくし、光学シート47を通過して光源の正面に集光している光を曲げずにそのまま使えばよい。
○ 図7に示すように、クリアランス70に配置された光学シート47を省略してもよい。この場合、クリアランス70を小さくすることができる。このような構成の照明装置の場合には、様々な方向へ向かうような光がレンズ60から出射されるため、ドームランプとして使用した場合には車室内全体を好適に照明することができる。
○ フレーム50の内周面50bには、レンズ60の周面60aを支持する突条54が設けられていたが、突条54によって支持しなくともよい。例えば、フレーム50の内周面50bに粘着材を設け、粘着材を介してレンズ60の周面60aをフレーム50の内周面50bに接合させることで、レンズ60がフレーム50によって支持されるように変更してもよい。
○ 面光源として、有機ELシート46の代わりに無機ELシートを用いてもよい。
○ 第1係合部として係合孔13aの代わりに凹部を設けてもよい。また、第1係合部として係合孔13aの代わりに突起を設けるとともに、第2係合部としての係合突起42の代わりに、光源ケース40の長手方向両側部に第2係合部としての係合凹部を設けてもよい。
○ 光源ケース40の長手方向両側部に連結突起41を設ける代わりに連結凹部を設けるとともに、連結片51に連結孔52を形成する代わりに連結凹部へ向かって突出する突起を設けてもよい。
○ ブラケット2に対する光源ユニット3の固定は、第1係合部と第2係合部との係合によって行わなくともよい。光源ユニット3を被取付け開口部81の外側から取り付け及び取り外しできるように構成されていればよいため、例えば、光源ケース40の底面に磁石を設けるとともに磁石が設けられた光源ケース40の部位と対向するブラケット2の部位にも磁石を設け、磁力によってブラケット2に対して光源ユニット3が固定されるように構成してもよい。また、光源ケース40又はブラケット2のどちらか一方に磁石を設け、もう一方を磁性体によって構成してもよい。そして、光源ケース40及びブラケット2の両方に磁石を設けるか、一方に磁石を設けるとともに他方を磁性体によって構成すれば、光源ユニット3がブラケット2に固定されている状態において下方に引っ張れば取り外すことができる。また、例えば、係合突起42が設けられている光源ケース40の部位にバネ部材を埋設するとともにバネ部材の先端に球(係合部)を設け、球と対応する係合片13の部位に凹部を設けるように変更してもよい。このように構成すれば、凹部と球とが係合することでブラケット2に光源ユニット3を固定することができ、この状態から光源ユニット3を下方に引っ張ればバネ部材が縮むことで凹部と球との係合を解除することができ、光源ユニット3をブラケット2から取り外すことができる。
○ 電源供給手段20の設ける箇所をブラケット2から他の箇所に変更してもよい。例えば、光源ケース40に電源供給手段20を設け、車両に搭載された電源部から延びる導線に設けられたコネクタと接続可能なコネクタを電源供給手段20に設けてもよい。
照明装置の分解斜視図。 (a)照明装置の側断面図、(b)照明装置の部分側断面図。 図2(a)のA−A線側断面図。 照明装置がルーフライニングに取り付けられた状態を示す斜視図。 別の実施形態の側断面図。 別の実施形態の側断面図。 別の実施形態の側断面図。 従来技術の照明装置を説明する側断面図。
符号の説明
1…照明装置としてのバニティランプ、2…ブラケット、3…光源ユニット、13…係合片、13a…第2係合部としての係合孔、13b…先端、40…ケースとしての光源ケース、42…第1係合部としての係合突起、44…収容凹部、44a…周縁、46…面光源としての有機EL素子(有機ELシート)、46a…発光面、47…光学シート、50…フレーム、53…凹部としての切り欠き凹部、60…レンズ、60a…周面、80…ルーフライニング(ルーフヘッドライニング)、81…被取付け部としての被取付け開口部。

Claims (5)

  1. 面光源がエレクトロルミネッセンス素子で構成されるとともに該面光源の光出射面側にレンズが設けられた照明装置であって、
    前記面光源は前記レンズより広い面積に形成されており、前記レンズは、前記レンズを周面において支持するフレームに支持され、前記面光源は収容凹部を備えたケースの前記収容凹部に収容され、前記フレームは前記ケースの前記収容凹部の周縁に当接する状態で前記レンズと共同して前記収容凹部を覆うように前記ケースに固定されている照明装置。
  2. 前記レンズと前記面光源との間に光学シートが設けられている請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記ケースは、前記フレーム及び前記レンズが露出する開口部を備えた被取付け部に前記照明装置を取り付けるブラケットに対して取り外し可能、かつ取り付け及び取り外しが前記被取り付け部の外側から可能に構成されている請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記ケースには外周部に第1係合部が設けられ、前記フレームの外周には前記第1係合部が設けられた部分に対応する箇所の前記ケース側に凹部が設けられ、前記ブラケットには前記第1係合部と対応する位置に、前記第1係合部と係合可能な第2係合部を有する係合片が、常にはその先端が前記凹部内に位置し前記第2係合部が前記第1係合部と係合する状態に保持され、かつ前記第2係合部と前記第1係合部との係合が解除可能な位置まで変形可能に設けられている請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記照明装置は、車室のルーフヘッドライニングに取り付けられるバニティランプ又はドームランプである請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の照明装置。
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