JP2007106343A

JP2007106343A - 自転車用照明装置

Info

Publication number: JP2007106343A
Application number: JP2005301472A
Authority: JP
Inventors: Naoteru Kamiide; 直輝神出; Masuo Ota; 益夫大田; Masahiro Kiuchi; 正浩木内
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2005-10-17
Filing date: 2005-10-17
Publication date: 2007-04-26

Abstract

【課題】ダイナモ取付け部等に取付けて使用する電池を電源とする自転車用照明装置において、電池交換の作業性を高める。
【解決手段】自転車に固定するための取付け部と、前記取付け部と結合された本体部と、前記本体部の中に納まり光源や電源を有する機能部から構成され、前記本体部には前記機能部が不用意に外れる事の無いようにバネ性を持った係り部を有しており、前記係り部は操作した際のみ係りが解除され、操作をしない時は常にバネ性によりロックがかかる構造とする。
【選択図】図２

Description

本発明は主に自転車のダイナモ取付け部等に取付けて使用する電池を電源とする自転車用照明装置に関する。

従来、自転車のダイナモ取付け部等に取付けて使用する照明装置では、〔特許文献１〕に示すように、部品点数をおさえ内部の結線を容易にするため光源や電源が本体部に残る構造である。電池交換を行なう際は自転車に照明装置が取付けられた状態のまま作業を行なうこととなるため、しゃがんだ姿勢で自転車を支えながら電池の抜き差しをしなければならず、作業性に課題があった。また、〔特許文献２〕に示すように自転車の横もしくは斜め後方からの視認性を高める為に、光源の光を直接横方向へ逃がすように反射鏡に孔を開ける手段をとっていたため、本来の目的である前方へ放つ光の量や、外観を犠牲にしてきた。
特開２０００−８５６５７号公報特開２００３−１０９４１０号公報

本発明は、主に自転車のダイナモ取付け部に取付けて使用する照明装置を提供するものである。

従来の〔特許文献１〕などにおいては、部品点数をおさえ内部の結線を容易にすることを優先し光源や電源が本体部に残る構造としているため、自転車に取付けた状態で電池交換をする場合は、しゃがんだ姿勢で自転車を支えながらの作業となることや、暗がりでの電池交換時は自転車ごと明るい場所に移動して交換する必要があるといった作業性の課題を有していた。また、〔特許文献２〕などにおいては、自転車の横もしくは斜め後方からの視認性を高める為に、光源の光を直接横方向へ逃がすように反射鏡に孔を開ける手段をとっていたため、本来の目的である前方へ放つ光の量や、外観を犠牲にする必要がある課題を有していた。

本発明は前記課題を解決するために、自転車に固定するための取付け部と、前記取付け部と結合された本体部と、前記本体部の中に納まり光源や電源を有する機能部から構成され、前記本体部には前記機能部が不用意に外れる事の無いようにバネ性を持った係り部を有しており、前記係り部は操作した際のみ係りが解除され、操作をしない時は常にバネ性によりロックがかかる構造とすることにより、電池交換時に前記機能部を前記本体部から抜取る際は前記係り部を操作し、前記機能部を前記本体部に挿入する際は前記係り部を操作することなく嵌めこむだけで確実にセットされるため、電池交換が容易になるだけでなくロック不十分による前記機能部の前記本体部からの不用意な外れを防止できる。

また、光源の照射方向を前方と定めた時、前記機能部の後方には常に前記機能部を前方にテンションを加える為のバネを有することにより、前記バネの働きにより自転車の走行時の振動等による機能部のガタツキを防止できるとともに、係り部を操作した際には自然に前記機能部が前方に押し出され、より抜取りを容易なものとできる。

また、自転車に取付けた時、前記係り部が前記本体部の底面に位置する構造とすることにより、前記係り部の存在を他人には気付かれ難く、自転車を止めて持ち主が離れている際の悪戯を防止することができる。

また、前記機能部の側面にはローレット状の凹凸を有することにより、前記凹凸を握ることで指先の滑り止め効果があられ、より電池交換が容易になる。

また、前記機能部の前面から側面の前記凹凸までが透明もしくは半透明の材料でできている構造とすることにより、照明装置の光源を点灯させた時に側面に回り込んできた光を前記凹凸で乱反射させることで自転車の横方向や斜め後方からの被視認性を高め安全性の効果を得ることができる。

以上の説明から明らかなように、本発明は上記した構成によりワンタッチで機能部の着脱を可能とすることで、電池交換の作業性を向上すると共に、機能部のセット不十分による走行時の不用意な脱落を防止する。また、係り部を本体ケースの下方に設けている事から、自転車から離れた際の他人からの悪戯を防止する事もできる。更に照明装置の光源を点灯させた時に前方への光の照射量を犠牲にすることなく、レンズ側面に回り込んできた光を凹凸で乱反射させることで自転車の横方向や斜め後方からの被視認性を高めることができ、操作性・安全性で品質の高い自転車用照明装置を提供できる。

以下本発明の一実施例について図面を参照して説明する。

図１ならびに図２、図３に示すように、自転車に固定するための取付け部１と、前記取付け部１と連結された本体部２と、前記取付け部１と前記本体部２を繋ぐ固定ネジ３、前記本体部２の内部に納まり、光源４や反射鏡５、レンズ６と電池ボックス７が一体化された機能部８から構成され、前記本体部２の下方には前記機能部８が不用意に前記本体部２から外れる事の無いようにロックレバー９の爪１０が前記電池ボックス７の掛かり部１１に掛かるようになっており、前記ロックレバー９はバネ１２によって常に爪１０が上方に行こうとする力が加えられている。また前記本体ケース２の後方の内面側には前記電池ボックス７を後方から前方へ常に力を加える為のバネ１３を有している。前記レンズ６は透明もしくは半透明の材料でできており、左右側面には凹凸１４が刻まれている。

上記構成において動作を説明する。電池を前記照明装置にセットするために前記ロックレバー９を押すと前記爪１０が前記掛かり部１１から下方に逃げ、前記バネ１３の働きにより前記電池ボックス８は前方に押し出される。前記レンズ６の左右側面にある前記凹凸１４を摘み、前記機能部８を前記本体部２から取り外し、前記電池ボックス８に電池１５をセットした後、前記本体部２に前記機能部８を挿入していくと前記掛かり部１１の縁に押され前記ロックレバー９が下方に逃げ、更に奥へ押し込むと前記バネ１２の働きにより前期ロックレバー９が前記掛かり部１１に入り込みロックがかかる。前記本体部２と前記機能部８の嵌合には物作り上のガタツキが発生するが、前記バネ１３により常に前記機能部８を前方に押す力が働いているためガタツキを抑制できる効果も得られる。

前記光源４を点灯させると、前記反射鏡５によって光は前方に反射されるが、半透明材料により作られた前記レンズ６が受けた光は左右側面にも導かれ、前記凹凸１４の部分で乱反射を起こし横方向や斜め後方に向けて発光される。

本発明にかかる自転車用照明装置は、電池交換の作業性を向上すると共に、機能部のセット不十分による走行時の不用意な脱落を防止し、また前方への光の照射量を犠牲にすることなく、自転車の横方向や斜め後方からの被視認性を高めることが可能になるので、自転車のダイナモ取付け部等に取付けて使用する自転車用照明装置に有用である。

本発明の一実施例における照明装置の外観側面図同照明装置の断面図同照明装置の凹凸１４の断面図

符号の説明

１取付け部
２本体部
３固定ネジ
４光源
５反射鏡
６レンズ
７電池ボックス
８機能部
９ロックレバー
１０爪
１１掛かり部
１２バネ
１３バネ
１４凹凸
１５電池

Claims

自転車に固定するための取付け部と、前記取付け部と結合された本体部と、前記本体部の中に納まり光源や電源を有する機能部から構成され、前記本体部には前記機能部が不用意に外れる事の無いようにバネ性を持った係り部を有しており、前記係り部は操作した際のみ係りが解除され、操作をしない時は常にバネ性によりロックがかかる構造であることを特徴とする自転車用照明装置。
光源の照射方向を前方と定めた時、前記機能部の後方には常に前記機能部を前方にテンションを加える為のバネを有していることを特徴とする請求項１記載の自転車用照明装置。
自転車に取付けた時、前記係り部が前記本体部の底面に位置することを特徴とする請求項１記載の自転車用照明装置。
前記機能部の側面にはローレット状の凹凸が刻まれていることを特徴とする請求項１記載の自転車用照明装置。
前記機能部の側面にはローレット状の凹凸が刻まれており、また前記機能部の前面から側面の前記凹凸までが透明もしくは半透明の材料でできていることを特徴とする請求項４記載の自転車用照明装置。