JP2007523239A - 固定する目的のための多成分系キットおよびその使用 - Google Patents

固定する目的のための多成分系キットおよびその使用 Download PDF

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Abstract

硬化可能なエポキシドを含むエポキシド成分(a)およびマンニッヒ塩基調製物を含む硬化剤成分(b)を含有する、固定する目的のための硬化可能な材料の多成分系キット、ならびにマンニッヒ塩基調製物および殊にエポキシ樹脂のための硬化剤成分中の他の添加剤の使用、この場合マンニッヒ塩基調製物は、一定の性質(粘度、H当量、遊離フェノール誘導体含量)を有する。本発明による多成分系キットは、幅広い温度範囲内での使用を可能にし、硬化後に特に大きな温度の許容範囲を有し、低い温度および殊に高い温度でも特に高い複合体強度を有するモルタル材料の製造を可能にする。

Description

本発明は、硬化可能なエポキシドを含むエポキシド成分(a)およびマンニッヒ塩基調製物を含む硬化剤成分(b)を含有する、固定する目的のための硬化可能な材料の多成分系キット、ならびにマンニッヒ塩基調製物および殊にエポキシ樹脂のための硬化剤成分中の他の添加剤の使用に関する。
エポキシドをベースとする硬化可能な二成分系材料は、原則的に公知である。例えば、この二成分系材料は、ラッカー、被覆を製造するために成形材料等として使用される。
また、固定形式の範囲内で、例えば固定手段、例えばアンカーロッド(Ankerstangen)を固定するために、エポキシ樹脂およびアミン硬化剤をベースとする二成分系モルタル材料は、公知である。
公知のエポキシ樹脂の欠点は、殊にこのエポキシ樹脂が比較的狭い温度範囲内でのみ使用されうることである。それというのも、それ以外に硬化は十分には迅速および完全に行なわれず、また硬化された材料を使用するための温度間隔(温度許容範囲)もUPまたはビニルエステルをベースとする樹脂の場合よりも僅かであるからである。例えば、エポキシ樹脂の場合には、公知技術水準によれば、+5℃〜+40℃の下限温度が必要とされ、一方、UP樹脂およびビニルエステル樹脂の場合には、−10℃までの温度もなお許容されることができ、硬化された生成物のための温度許容範囲は、−40℃〜+50℃であり、一方、ビニルエステル生成物の場合には、−40℃〜+100℃であり、UP生成物の場合には、−40℃〜+80℃である。この場合、ドイツ連邦共和国特許第10002605号明細書では、モルタル成分が少なくとも2のエポキシ官能価を有する、架橋性の官能性エポキシ基を有する反応性希釈剤の使用に基づく二成分系が使用されている。しかし、この場合も、生じるモルタルの場合に単に−5〜+60℃の範囲内の十分に高い負荷値が見出される。
従って、本発明の課題は、これまで公知のエポキシ樹脂と比較して好ましい性質を有し、殊によりいっそう低い温度でもなお加工され、なかんずく例えば太陽光線の入射の際に建築物表面で発生しうる、よりいっそう高い温度でも硬化後に、なかんずく拡大された温度許容範囲を有する、固定する目的のための新規の二成分系エポキシ樹脂を提供することである。
ところで、意外なことに、この目的は、特殊なマンニッヒ塩基調製物をアミン硬化剤として使用することによって達成されることができ、この場合このマンニッヒ塩基調製物は、全く一定の性質を有することが見出された。
本発明は、マンニッヒ塩基調製物が40〜80の範囲内のH当量、500〜2700mPasの範囲内の粘度および20質量%以下の遊離フェノール誘導体の含量を有することによって特徴付けられる、冒頭に記載されたような多成分系キットに関する。
記載されたパラメーターの少なくとも1つ、特に2つ、殊に全てのパラメーターのずれによって前記定義に含まれない公知技術水準からのこれまでに使用されたマンニッヒ塩基調製物とは異なり、本発明により製造可能な多成分系モルタルは、よりいっそう高い温度、例えば80℃の場合も硬化後に明らかによりいっそう高い結合応力を有し、したがってこの温度の場合のなお使用可能である。更に、本発明により製造可能な多成分系モルタルは、−5℃で硬化する場合も、公知技術水準からのこれまでに使用されたマンニッヒ塩基調製物を使用しながら製造されるモルタルと比較して、一般によりいっそう良好ではあるが、しかし同程度に良好な結合応力を有する。
この場合、粘度は、23℃でスピンドル3を有するB型回転粘度計を用いて10〜50rpm、特に10rpmで測定される。
以下、”硬化可能な材料”の概念の代わりに、一部分は、”モルタル”の概念も使用される。
多成分系キットは、殊に二成分系キット(特に、成分(a)および(b)を有する二成分系キット)、特に二室装置またはさらに多室装置であり、この場合互いに反応性の成分(a)と(b)は、これらの成分が貯蔵中に互いに反応し得ず、特に、これらの成分が使用前に互いに接触しえないように含有されている。特に好適なのは、例えばプラスチック、セラミックまたは殊にガラスからなるカートリッジであり、この場合には、成分は、(例えば、切欠、例えば穿孔へ固定手段を押し込む際に)破壊することのできる境界壁によって互いに別々に配置されており、例えば互いの中に入り組んだカートリッジ、例えばアンプルとして好適であり;
2つ以上の室を有するシート状袋、または容器、例えば多数の室を有するバケツまたはたらい、またはこの種の2つ以上の容器のセット(例えば、束)として好適であり、この場合それぞれの硬化可能な材料の2つ以上の成分、殊に上記および下記に定義されたような2つの成分(a)および(b)は、それぞれ空間的に互いに別々にキットまたはセットとして存在し、この場合内容物質は、混合後または混合しながら、使用部材上(殊に、塗布するための器具、例えばスパチュラまたはブラシまたは静的ミキサーを用いて)、例えば繊維、堆積層、織物、複合体または類似物を固定するための表面上、または殊に固定手段、例えばアンカーロッドまたは類似物を固定するための切欠、例えば穿孔中に収容され;ならびに多成分系または二成分系の弾薬筒として好適であり、この場合この弾薬筒の室内には、利用前に保管するため上記の組成および下記の組成を有する固定の目的のための硬化可能な材料のために複数の成分または特に二つの成分(殊に、(a)および(b))が含まれており、この場合には、特に静的ミキサーも相応するキットに属する。シート状袋および多成分系の弾薬筒の場合には、多成分系キットを空にする装置も属していてよいが、しかし、この装置は、有利には(例えば、多重の使用のために)キットとは無関係であってよい。
以下、含量または含有量の百分率での記載は、それぞれ別記しない限り、質量%を意味する。
本発明による多成分系キットにおいて、マンニッヒ塩基調製物が35%以上の遊離アミンを含有すると思われる場合には、有利であることが判明した。例えば、下記のようにポリアミンとして定義されたようなモノマー(または一般になお残りのアミノ基を有していてよいマンニッヒ塩基として加工されない)アミン、殊にm−キシリレンジアミンは、遊離アミンと呼ばれる。
例えば、前記したような、および殊に次に記載されてような多成分系キット、殊に二成分系キットは、可能な限り好ましい実施態様であり、この場合には、マンニッヒ塩基調製物の全質量に対して、このマンニッヒ塩基調製物中に含まれているマンニッヒ塩基は、10〜55%、特に15〜25%の含量を有する。
前記または下記したような多成分系キットが可撓性付与剤(硬化を支持する成分)、例えばベンジルアルコールを含む場合には、この物質の含量がマンニッヒ塩基調製物中でマンニッヒ塩基調製物それ自体の質量に対して20%以下、例えば0.5〜20%であることは、有利であることが判明した。
本発明による多成分系キットに使用されるマンニッヒ塩基調製物は、有利には、最初にマンニッヒ塩基を(i)フェノール誘導体、その中で有利に芳香族ジオールまたはポリオール、殊にビスフェノール、例えば殊にビスフェノールFまたはなかんずくビスフェノールAと(ii)ポリアミン、特にモノマーの脂肪族、芳香族または第1に芳香脂肪族のジアミン、例えば殊にキシリレンジアミン、なかんずくm−キシリレンジアミン(1,3−ビス(アミノメチル)ベンゼン);脂肪族ポリアミン、例えばC〜C10−アルカンジアミンまたはC〜C10−アルカンポリアミン、例えば1,2−ジアミノエタン、トリメチルヘキサン−1,6−ジアミン、ジエチレントリアミンまたはトリエチレンアミン;脂環式アミン、例えば1,2−ジアミノシクロヘキサンまたはビス(アミノメチル)トリシクロデカンまたはビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、またはアミノ付加物;またはこれらの2つ以上の混合物;殊に1つ以上の芳香脂肪族ジアミン、なかんずくm−キシリレンジアミンの混合物、1つ以上の別のポリアミン、またはなかんずく1つ以上の芳香脂肪族ジアミン、殊にm−キシリレンジアミンそれ自体;(この場合、フェノール誘導体およびポリアミンは、有利に高められた温度で、例えば相応する混合物の溶融温度を超えて、例えば約80〜150℃で最初に前混合される)、および(iii)アルデヒド、なかんずく脂肪族アルデヒド、例えば殊にホルムアルデヒド(この場合、この概念は、前駆体、例えばトリオキサンまたはパラホルムアルデヒドも含むことができる)とを反応させることによって製造し、この場合アルデヒドは、有利に水溶液として(殊に、高められた温度、50〜90℃で)添加され、反応され(殊に前記の記載により得られた、フェノール誘導体とポリアミンとの混合物を添加しながら)、引続きマンニッヒ塩基を製造するために、この反応混合物をさらに(有利に(通常の工業的)真空下で水を除去することによって化学的平衡を移動させるために)有利に70〜150℃の温度、例えば90〜120℃の温度に加熱し;最終的に本発明による二成分系キットのため、マンニッヒ塩基調製物を製造するために、マンニッヒ塩基を、但し、これは成分(B)の組合わせが後で初めて行なわれるのではない場合に、他の遊離ポリアミン(遊離アミン)および望ましい場合には、不活性の希釈剤、例えば溶剤または溶剤混合物、例えば炭化水素混合物またはアルコール、殊にベンジルアルコールで望ましい希釈度に調節し、この場合には、これは、全部または部分的に成分(b)の残りの成分の添加によって初めて行なうことができ、したがって次に初めてそれぞれのマンニッヒ塩基調製物の全ての成分は材料中に存在していることにより製造される。フェノール誘導体、ポリフェノールおよびアルデヒドの前記の好ましい定義は、本明細書の別の個所にも記入されてもよく、この場合この概念は、本発明の好ましい実施態様を正確に記載するために現われる。反対に、反応体および不活性の希釈剤は、特に前記および下記の記載が有利に記載された量比として意図されるような量で使用される。
好ましくは、マンニッヒ塩基の製造のために、成分のフェノール誘導体対ポリアミンのモル比(さらに遊離ポリアミンおよび場合による溶剤の以下の添加前に)は、1対20〜20対1、殊に1対5〜5対1であり、成分のポリアミン対ホルムアルデヒドのモル比は、10対1〜1対10、殊に2対1〜1対2、特に有利に1対1である。
従って、本発明は、もう1つの好ましい実施態様において、特に前記の条件下、例えば例2に記載された条件下でそれぞれその際に記載された、殊に好ましい試薬を用いて、マンニッヒ塩基調製物に使用されるマンニッヒ塩基がフェノール誘導体、特にビスフェノール、殊にビスフェノールA;ポリアミン、特に芳香脂肪族ジアミン、殊にm−キシリレンジアミン、脂肪族アミンおよび/または脂環式アミンおよびアルデヒド、殊にホルムアルデヒドから得ることができることによって特徴付けられる、上記または下記したような多成分系キットに関する。
上記および下記の記載と同様に多成分系キットに使用されるマンニッヒ塩基がフェノール誘導体20質量%、特に15質量%になるまで、またはそれ以下になるまでのフェノール誘導体の反応下に製造される場合に特に良好な結果が達成される。
これは、マンニッヒ塩基を製造する際に前記の記載および下記の記載に定義されているように多成分系キットのために、芳香脂肪族ジアミン、殊にm−キシリレンジアミン、脂肪族または脂環式ジアミン、またはこれらの2つ以上の組合せを使用することも当てはまる。
また、特に好ましいのは、マンニッヒ塩基調製物が45〜75の範囲内のH当量、1000〜2000mPasの範囲内の粘度および20質量%以下の遊離フェノール誘導体の含量を有することによって特徴付けられる、前記および下記に記載されたような多成分系キットである。
前記および下記の記載と同様の多成分系キット、殊に二成分系キットにおいて、本発明の好ましい実施態様で成分(a)対(b)の質量比は、10対1以下、殊に5対1以下、特に3対1以下にあり、この場合好ましくは、それぞれ下限は、1対2である。
意外なことに、付加的に、第三級アミノ化合物、殊に第三級アミノフェノール(これには、特に成分(b)が添加されている)、殊に2,4,6−トリス(ジ−C〜C−アルキルアミノ)フェノール、特に2,4,6−トリス(ジメチルアミノ)フェノールを(a)(エポキシ樹脂および場合によっては反応性希釈剤)中の硬化可能な成分に対して30質量%まで、例えば本発明のできるだけ好ましい実施態様において0.01〜20%の含量で添加することによって、高い温度で硬化されたモルタルの使用可能性に対する1つの基準であるガラス転移温度(固体のガラス状の材料が軟質のゴム状の材料に移行する温度を上廻る温度)をさらに上昇させ、ひいては高い温度の場合でも使用可能性をさらに上昇させることができ、したがって本発明のもう1つのさらに好ましい対象は、前記のような添加剤を有する本発明による多成分系キットであることが見出された。
成分(a)中に含まれる硬化可能なエポキシ樹脂は、特に少なくとも1つの多価アルコールまたはフェノールのポリグリシジルエーテル、例えばノボラック、ビスフェノールFまたは殊にビスフェノールA、またはこのようなエポキシドの混合物である。エポキシ樹脂は、120〜2000、特に150〜400のエポキシ価を有する。エポキシド成分(a)の含量は、>0〜100%、特に10〜60%である。
前記および下記に述べられた本発明による多成分系キットは、これまでに記載された成分と共に、なお他の常用の添加剤を含むことができる(当業者には、どの程度までこのような成分が本発明による多成分系キット、殊に成分(a)および(b)を有する二成分系キットの成分と混合前に使用の際には接触してはならないかは、公知である)。
これには、殊に反応性希釈剤、安定剤、酸化防止剤、硬化触媒、レオロジー助剤、チキソトロープ剤、反応速度のための制御剤、湿潤剤、着色添加剤および充填剤またはさらに他の添加剤から選択された1つ以上の添加剤が挙げられる。
反応性希釈剤(これは、硬化剤成分中に存在していてはならず、即ち特に(二成分系の場合にのみ)成分(a)中に含まれている)として、脂肪族、脂環式、芳香脂肪族または芳香族のモノアルコールまたは殊にポリアルコールのグリシジルエーテル、例えばモノグリシジルエーテル、例えばo−クレシルグリシジルエーテルおよび/または殊に少なくとも2のエポキシ官能価を有するグリシジルエーテル、例えば1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテル、ヘキサンジオールジグリシジルエーテルおよび/または殊にトリグリシジルエーテルまたは高級グリシジルエーテル、例えばグリセリントリグリシジルエーテル、ペンタエリトリットテトラグリシジルエーテルまたはトリメチルプロパントリグリシジルエーテル、またはさらに前記反応性希釈剤の2つ以上の混合物、特にトリグリシジルエーテルが使用される。反応性希釈剤は、エポキシド成分(a)の全質量に対して、特に0〜60質量%、殊に1〜20質量%の量で存在する。
充填剤としては、粉末として粒状の形または成形体の形で添加されていてよい通常の充填剤、殊にセメント、白亜、石英粉または類似物、または例えばWO 02/079341およびWO 02/079293(これらは、本明細書中に参考のために引用されている)中に記載されているような別の充填剤またはその混合物が使用される。充填剤は、本発明による多成分系キットの1つ以上の成分中、例えば相応する二成分系キットの1つまたは2つの成分(a)および(b)中に存在し;この含量は、硬化可能な材料の全質量に対して特に0〜70質量%、有利に5〜55質量%である。
更に、添加剤としては、可塑剤、非反応性の希釈剤または可撓性付与剤、安定剤、硬化触媒、レオロジー助剤、チキソトロープ剤、反応速度のための制御剤、湿潤剤、着色添加剤、例えば染料または殊に顔料、例えば成分の混合をよりいっそう良好に制御するために成分を異なる色に着色するための顔料、または添加剤または類似物、またはこれらの2つ以上の混合物が含まれていてよい。この種の他の添加剤は、特に全部で全体的に硬化可能な材料に対して、全部で0〜30%の質量含分で存在することができる。
本発明は、拡大された加工温度範囲を有するエポキシ樹脂のための硬化剤を製造するため、および高い温度、例えば70〜80℃でも硬化された状態で複合体応力を高めるための、40〜80の範囲内のマンニッヒ塩基H当量、500〜2700mPasの範囲内の粘度および20質量%以下の遊離フェノール誘導体の含量を有するマンニッヒ塩基調製物の使用に関する。好ましいのは、上記の記載および下記の記載に有利であることが示された多成分系キット中の上記の(殊に、好ましいものとしてさらに前記されているような)マンニッヒ塩基調製物の使用である(この場合、相応するマンニッヒ塩基調製物は、個々または複数のマンニッヒ塩基調製物成分(マンニッヒ塩基、遊離ポリアミン、可撓性付与剤)を硬化剤成分(b)の場合による他の成分と混合することによって初めて完成させることができ、即ち遊離形では決して存在していない)。
更に、好ましい実施態様において、本発明は、(殊に多成分系、例えば二成分系)エポキシドモルタルの成分としての(殊に本発明により使用されるマンニッヒ塩基調製物を含む)硬化剤成分(b)中の第三級アミノ化合物、有利に第三級アミノフェノール(これには、有利に成分(b)が添加されている)、殊に2,4,6−トリス(ジ−C〜C−アルキルアミノ)フェノール、有利に2,4,6−トリス(ジメチルアミノ)フェノールの使用に関する。
複合体応力は、95mmの沈下深さ(Setztiefe)を有するコンクリートからなるアンカーロッドM12の引抜試験によって測定される。
硬化された生成物のための許容される温度は、同様に引抜試験によって測定される。
ガラス転移温度は、ISO 3146に準拠してDSCにより、24時間で硬化されかつ80℃で30分間熱処理される試料につき測定される。
本発明は、さらに好ましい実施態様において、殊に高い弾性率の繊維、特に炭素繊維からなる繊維、堆積層、織物または複合体を固定するため、殊に建築物、例えば壁または天井または床を強化するため;またはさらに建築部材、例えば石、ガラスまたはプラスチックからなる板またはブロックを建築物または建築部材に固定するため;しかし、殊に固定手段、例えばアンカーロッド、ボルトまたは類似物を切欠、例えば穿孔中に固定するための本発明による多成分系キット、殊に二成分系キットの使用にも関し、この場合多成分系キットの成分は、先行する混合後および/または混合しながら(例えば、静的ミキサーを用いてかまたはカートリッジまたはシート状袋の破壊によって、または多数の室を有するバケツまたはバケツのセットからの成分の混合によって)基質の表面上に収容されるかまたは固定手段の場合には、切欠、例えば穿孔内に収容される。
実施例
次の実施例は、本発明の説明に使用され、この場合には、本発明の範囲を制限することはない。
例1:本発明による使用することができるマンニッヒ塩基を用いて得られるモルタルおよび比較試験として公知のマンニッヒ塩基を用いて得られるモルタル:
a)次に記載された成分の組成に相応して、混合によってモルタルを製造し、次に上記の記載と同様にそれぞれ硬化後に生じる複合体応力を測定する(”部”の記載は、マンニッヒ塩基硬化剤なしの混合物に対する質量含分を記載している):
エポキシド成分(A)
a)169〜181のエポキシ価を有するビスフェノール−A/Fをベースとする標準のエポキシ樹脂100部(The Dow Chemical Company社, Schwalbach, DeutschlandのD.E.R 351)、
b)140〜150のエポキシ価を有する反応性希釈剤20部(UPPC AG社, Mietingen-Baltringen, DeutschlandのR 12)、
c)ディッカーホフ ポルトランドセメントCEM I 90部。
硬化剤成分(B:)
a)硬化剤としての次表中に記載されたようなマンニッヒ塩基調製物。
混合物の化学量論的量は、エポキシ当量値およびH当量によって計算により確認されている。
次表中に記載された添加剤を用いるかまたは該添加剤なしで硬化されたモルタルの高温安定性の基準として、℃でのガラス転移温度が使用される。
Figure 2007523239
Epikure 197およびEpikure 3282は、Resolution Performance Products, IIc., Resolution Europe B.V.社, AN Hoogvliet Rt, Nierlandeの商標である。
Aradur 2992はHuntsman社, Everberg, Belgien (元Vantico AG, Basel, Schweiz)の商標である。
Rutadur H91は、Bakelite AG社, Iserlohn, Deutschlandの商標である。遊離アミン含量25%未満。
粘度は、23℃でスピンドル3を有するB型回転粘度計を用いて110rpmで測定される。
表の記載から、本発明により添加されたマンニッヒ塩基調製物が生じ、モルタルは、硬化後に複合体応力が緩和されることなく、特に高い温度に耐えることができ、1つの場合には、比較可能でとにかく比較モルタルよりも良好な複合体応力が低い温度での使用の際に生じる。
b)とにかく、前記a)の記載と同様の成分比および表中に発明として記載されたマンニッヒ塩基調製物を使用しながら、次に、ガラス転移温度を、異なる量の2,4,6−トリス(ジメチルアミノ)フェノール(Air Products Nederland B.V., Utrecht, Niederlande)、以下TDAPと呼ぶ、をマンニッヒ塩基調製物に添加した際に種々のTDAP含量(成分(A)中の硬化可能な物質に対して質量%で記載した)で測定する。
Figure 2007523239
TDAPの添加は、ガラス転移温度の明らかな上昇を生じ、したがってTDAPを有する組成物は、本発明の特に好ましい実施態様であることが明らかになる。
例2:本発明により使用することができるマンニッヒ塩基の製造
ジフェニルプロパン400質量部(ビスフェノールA)を溶融して装入し、m−キシリレンジアミン240部(MXDA)を攪拌混入する。この混合物を約80℃に冷却し、36%のホルムアルデヒド145部を攪拌しながら添加する。圧力を連続的に減少させながら同時に最大110℃の加熱した際に、水を留去する。こうして得られたマンニッヒ塩基をさらにm−キシリレンジアミンならびに場合によってはベンジルアルコールで希釈し、本発明によるマンニッヒ塩基調製物、例えばMXDA約50質量%、遊離フェノール成分15質量%およびベンジルアルコール約10質量%を有する調製物に変える。この組成物の特性は、例1の第1の表から確認することもできる。

Claims (13)

  1. 硬化可能なエポキシドを含むエポキシド成分(a)およびマンニッヒ塩基調製物を含む硬化剤成分(b)を含有する、固定する目的のための硬化可能な材料の多成分系キットにおいて、マンニッヒ塩基調製物が40〜80の範囲内のH当量、500〜2700mPasの範囲内の粘度および20質量%以下の遊離フェノール誘導体の含量を有することを特徴とする、固定する目的のための硬化可能な材料の多成分系キット。
  2. マンニッヒ塩基調製物が35質量%以上の遊離アミン含量を有する、請求項1記載の多成分系キット、殊に二成分系キット。
  3. マンニッヒ塩基調製物中のマンニッヒ塩基が10〜55質量%、特に15〜25質量%を有する、請求項1または2記載の多成分系キット。
  4. マンニッヒ塩基調製物中に20質量%以下の可撓性付与剤、殊にベンジルアルコールの含量が存在する、請求項1から3までのいずれか1項に記載の多成分系キット。
  5. マンニッヒ塩基調製物中のマンニッヒ塩基がフェノール誘導体20質量%、特に15質量%またはそれ以下にまで反応しながら製造されたものである、請求項1から4までのいずれか1項に記載の多成分系キット。
  6. マンニッヒ塩基調製物のマンニッヒ塩基がフェノール誘導体、特にビスフェノール、殊にビルフェノールA;ポリアミン、特に芳香脂肪族ジアミン、殊にm−キシリレンジアミン、脂肪族アミンおよび/または脂環式アミン;およびホルムアルデヒドから得られたものである、請求項1から5までのいずれか1項に記載の多成分系キット。
  7. マンニッヒ塩基の製造の際にメタ−キシリレンジアミン、さらに脂肪族ジアミンまたは脂環式ジアミン、またはこれらの2つまたはそれ以上の組合せ物が使用されている、請求項1から6までのいずれか1項に記載の多成分系キット。
  8. マンニッヒ塩基調製物が45〜75の範囲内のH当量、1000〜2000mPasの範囲内の粘度および20質量%以下の遊離フェノール誘導体の含量を有する、請求項1から7までのいずれか1項に記載の多成分系キット。
  9. 成分(a)対(b)の質量比が、10対1以下、殊に5対1以下、特に3対1以下にあり、この場合好ましくは、それぞれ下限は、1対1である、請求項1から8までのいずれか1項に記載の多成分系キット、殊に二成分系キット。
  10. 成分(b)中に付加的に第三級アミノ化合物、特に第三級アミノフェノール、殊に2,4,6−トリス(ジ−C〜C−アルキルアミノ)フェノール、特に2,4,6−トリス(ジメチルアミノ)フェノールが含まれている、請求項1から9までのいずれか1項に記載の多成分系キット。
  11. 固定要素を固定させるための請求項1から10までのいずれか1項に記載の多成分系キットの使用において、この多成分系キットの成分を混合し、基質の表面の凹所に埋め込むことを特徴とする、固定要素を固定させるための請求項1から10までのいずれか1項に記載の多成分系キットの使用。
  12. 建築物を強化するための繊維、織物、堆積層または複合体を固定するための請求項1から10までのいずれか1項に記載の多成分系キットの使用。
  13. 拡大された加工温度範囲を有するエポキシ樹脂のための硬化剤を製造するため、および高い温度でも硬化された状態で複合体応力を高めるための、40〜80の範囲内のマンニッヒ塩基H当量、500〜2700mPasの範囲内の粘度および20質量%以下の遊離フェノール誘導体の含量を有するマンニッヒ塩基調製物の使用であって、この場合、相応するマンニッヒ塩基調製物は、個々または複数のマンニッヒ塩基調製物成分を硬化剤成分(b)の他の成分と混合することによって初めて完成させることができる、前記マンニッヒ塩基調製物の使用。
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