JP2007519788A - 多孔質体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

(a)水溶性ポリマー物質 10〜95重量%及び(b)界面活性剤 5〜90重量%、を含有する、三次元オープンセル格子を含む水分散性もしくは水溶性多孔質体であって、
前記多孔質体が、水銀ポロシメーターによって測定して少なくとも3ml/gの細孔容積を有する(ただし、前記多孔質体は0.2〜5mmの平均ビーズ直径を有する球形ビーズではないことを条件とする。)水分散性もしくは水溶性多孔質体。

Description

本発明は、水溶性又は水に分散可能な多孔質体及びそのような多孔質体の製造方法に関する。
同時係属している国際特許出願PCT/GB03/03226(本出願人に譲渡されている)は、0.2〜5mmの範囲の平均粒径をもつ、水溶性ポリマー物質の三次元オープンセル格子を含む多孔質ビーズの形成について記載している。
国際特許出願PCT/GB03/03226号明細書
本発明の目的は、水と接触した場合に速やかに分散する非常に多孔性の多孔質体を提供することである。さらに、そのような多孔質体を製造するための簡単かつ有効な方法を提供することも本発明の目的である。
本発明の第一の側面によれば、
(a)水溶性ポリマー物質10〜95重量%と、
(b)界面活性剤5〜90%
とを含有する三次元オープンセル格子を含む、水に分散可能又は水溶性の多孔質体を提供し、前記多孔質体は水銀ポロシメーター(水銀圧入法)(以下で説明する)により測定して少なくとも約3ml/gの細孔容積を有し、但し前記多孔質体は0.2〜5mmの平均粒径を有する球形ビーズではないことを条件とする。
本発明の多孔質体は、水溶性ポリマー物質10〜80重量%と、界面活性剤20〜90重量%を含むことが好ましい。本発明の多孔質体は、水溶性ポリマー物質20〜70重量%と、界面活性剤30〜80重量%を含むことがさらに好ましい。
ポリマー物質は、それが水中で均一溶液を形成する場合に、当業者によって「水溶性」として理解される。一般論として、水溶性ポリマーは、ペンダント極性基又はイオン化可能基〔例えば、-C=O、-OH、-N(R1)(R2)(R1及びR2は同一か又は異なることができ、独立してHもしくは(C1〜C4)アルキルである。)、-N(R3)(R4)(R5)+(R3、R4、及びR5は同一か又は異なることができ、独立してH又は(C1〜C4)アルキルである。)、-CON(R6)(R7)(R6及びR7は同一か又は異なることができ、H又は(C1〜C4)アルキルである。)、-CH2CH2O-、-CO2Hもしくはその塩、-SO3Hもしくはその塩の基 〕を疎水性であってもよい主鎖上に有する。
本発明の実施についてはまた、多孔質体が水性媒体に曝された場合には、多孔質体が速やかに溶解又は分散し、格子内に含まれた物質が速やかに分散されることが重要である。水溶性ポリマー物質が本発明の多孔質体中に組み込まれる場合、ポリマー物質が溶解又は分散するためにかかる時間が顕著に短縮されうることを発見した。格子の性質は、多孔質体の溶解又は分散が好ましくは3分未満、より好ましくは2分未満、最も好ましくは1分未満で起こるようなものであるべきである。
水溶性ポリマー物質の例には以下が含まれる:
(a)天然ポリマー(例えば、グアールガムもしくはローカストビーンガムなどの天然ガム、またはデキストランもしくはセルロースなどの多糖類);
(b)セルロース誘導体、例えば、キサンタンガム、キシログルカン、セルロースアセテート、メチルセルロース、メチルエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシプロピルブチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びその塩類(例えば、ナトリウム塩−SCMC)、又はカルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース及びその塩類(例えば、ナトリウム塩);
(c)以下の表1に列挙したいずれか1種のモノマーのホモポリマー類;
(d)以下の表1に列挙した2種以上のモノマーから調製されたコポリマー類;
(e)それらの混合物。
表1
ビニルアルコール、
アクリル酸、
メタクリル酸、
アクリルアミド、
メタクリルアミド、
アクリルアミドメチルプロパンスルホネート類、
アミノアルキルアクリレート類、
アミノアルキルメタクリレート類、
ヒドロキシエチルアクリレート、
ヒドロキシエチルメチルアクリレート、
ビニルピロリドン、
ビニルイミダゾール、
ビニルアミン類、
ビニルピリジン、
エチレングリコール、
エチレンオキシド、
エチレンイミン、
スチレンスルホネート類、
エチレングリコールアクリレート類、
エチレングリコールメタクリレート類。
ポリマー物質がコポリマーである場合は、統計コポリマー(これまでにランダムコポリマーとしても知られている)、ブロックコポリマー、グラフトコポリマー、又は超分岐コポリマーであってよい。表1に列挙したもの以外のコモノマー類も、それらの存在が、得られるポリマー物質の水溶性もしくは水分散性を損なうことがない場合は、列挙されたものに加えて含まれうる。
適切なホモポリマーの例には、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド類(例えば、ポリ−N−イソプロピルアクリルアミド)、ポリメタクリルアミド;ポリアクリルアミン類;ポリメチルアクリルアミン類(例えば、ポリジメチルアミノ−エチルメタクリレート、及びポリ−N−モルホリノエチルメタクリレート)、ポリビニルピロリドン、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピリジン、ポリエチレンイミン、並びにそれらのエトキシル化誘導体が含まれる。
界面活性剤は、ノニオン性、アニオン性、カチオン性、又は両性イオン性であってよく、常温で固体であることが好ましい。適切なノニオン界面活性剤の例には、エトキシル化トリグリセリド類;脂肪アルコールエトキシレート類;アルキルフェノールエトキシレート類;脂肪酸エトキシレート類;脂肪アミドエトキシレート類;脂肪アミンエトキシレート類;ソルビタンアルカノエート類;エチル化ソルビタンアルカノエート類;アルキルエトキシレート類;プルロニックス;アルキルポリグルコシド類;ステアロールエトキシレート類;アルキルポリグリコシド類が含まれる。適切なアニオン界面活性剤の例には、アルキルエーテルサルフェート類;アルキルエーテルカルボキシレート類;アルキルベンゼンスルホネート類;アルキルエーテルホスフェート類;ジアルキルスルホスクシネート類;アルキルスルホネート類;石けん類;アルキルサルフェート類;アルキルカルボキシレート類;アルキルホスフェート類;パラフィンスルホネート類;二級n-アルカンスルホネート類;アルファ−オレフィンスルホネート類;イセチオネートスルホネート類が含まれる。適切なカチオン界面活性剤の例には、脂肪アミン塩;脂肪ジアミン塩;第四級アンモニウム化合物;ホスホニウム界面活性剤;スルホニウム界面活性剤;スルホキソニウム界面活性剤が含まれる。適切な両性イオン界面活性剤の例には、アミノ酸(例えば、グリシン、ベタイン、アミノプロピオン酸)のN−アルキル誘導体;イミダゾリン界面活性剤;アミンオキシド類;アミドベタイン類が含まれる。界面活性剤混合物を用いてもよい。
本多孔質体のかさ密度は好ましくは、約0.01〜約0.2g/cm、より好ましくは約0.02〜約0.09g/cm、最も好ましくは約0.03〜約0.08g/cmの範囲である。
本発明の多孔質体は、液体媒体中のポリマー物質と界面活性剤との均質混合物(例えば、エマルション)を凍結させ、得られる凍結混合物を凍結乾燥することによって形成できる。
水性媒体に曝した場合、本発明の多孔質体は分散する。本多孔質体の格子内に水溶性ポリマー物質と界面活性剤とを包含させることによって、水性媒体中に速やかに溶解又は分散する多孔質体が形成される。従って、多孔質体が水性媒体に曝された場合には、多孔質体中に保持されたポリマー物質、界面活性剤、及び任意選択された他の成分は分散/溶解される。本発明の多孔質体の規定は、多孔質体中に包含される物質の溶解または分散を容易にし、本発明の多孔質体中にない同じ物質を用いた場合に観測されるよりも、溶解/分散はより速やかである。したがって、本発明の多孔質体は、ポリマー物質または界面活性剤の溶解又は分散を容易にするために用いることができる。例えば、界面活性剤は本発明の多孔質体中に組み込まれてもよく、本発明の多孔質体は、これまで可能であったよりも定温で且つ/又はより容易に分散する。このことは、界面活性剤がデリケートな布地の洗浄のためなどのデリケートな洗浄作業に用いられる場合や、洗浄プロセスにおいて用いるために冷水しか利用できない場合に、特に有利である。
本発明はまた、さらなる側面において、本発明の多孔質体を水性媒体に曝すことによって形成される、水溶性ポリマー物質及び界面活性剤を含む溶液または分散液をも包含する。
本発明の多孔質体は、その格子内に、ポリマー体が水性媒体中に分散された場合に分散される疎水性物質を含むことができる。この疎水性物質は、水中油型エマルションの不連続油相(それから格子が作られる)中にそれらを溶解することによって、格子内に組み込むことができる。多孔質体が水性媒体に曝された場合に、本発明の多孔質体中に含有される疎水性物質の水性媒体中への分散が非常に改善されることを発見した。
本発明にはさらに、さらなる側面において、その中に疎水性物質を有する本発明の多孔質体を水性媒体に曝すことによって形成される、水溶性ポリマー物質、界面活性剤、及び疎水性物質を含む溶液または分散液が含まれる。
水性環境中で疎水性物質を用いることが望まれる場合には、デオドラント、スキン及びヘアのクレンジングもしくはヘアケア製品などのパーソナルケア製品に、あるいは洗濯物洗浄及びケア製品に、又は硬い表面及び柔軟な表面のための家庭用クリーニングもしくはケア製品に多くの例が存在する。これらの物質の疎水性により、それらはしばしば水性環境中に分散しにくい。本発明の多孔質体を用いることは、この分散を容易にし、多くの場合において以前よりもより有効に疎水性物質を分散することを可能にする。
疎水性物質を分散することが必要とされ、その時点で本製品が使用されうる。この場合、本発明の多孔質体を水性環境に曝露することによってそれを用いるまで、本発明の多孔質体は製品中に含有され、使用時に多孔質体の水溶性/水分散性格子が壊れ、疎水性物質を放出する。
本発明の多孔質体は、製品の製造時に、疎水性物質を製品、例えば、液状製品中に導入するために用いてもよい。この場合、本発明の多孔質体の格子は、製品生産時に水性環境に接触したときに壊れ、生産する製品中により容易に組み込むことができる形態で疎水性物質を放出する。
本発明の多孔質体は、物質が製品中に組み込まれうるところにそれらを輸送するために用いてもよい。液体製品を多孔質体に変換することによって、多量の液体を輸送する必要が回避でき、大きなコスト削減と、液体で輸送された場合に潜在的に危険な物質のよりいっそう安全な輸送をもたらしうる。液体で貯蔵または輸送した場合に潜在的に不安定な物質は、本発明の多孔質体中に組み込まれ、分解の危険をより少なくして貯蔵及び輸送されうる。
潜在的に不安定な疎水性物質、例えば、ワクチン、ビタミン、または香料の、本発明の多孔質体中への組み込みは、それらを使用前の貯蔵時の分解から保護しうる。
本発明の多孔質体が用いられうる製品のいくつかの例を以下に示す。これらは例としてのみ示し、本発明の応用可能性を限定しようとするものではない。しかし、当業者は、本発明の多孔質体が、ここに具体的に例示していない他の分野における有用性を有することを理解するだろう。
使用時に本発明の多孔質体から放出される疎水性物質には以下が含まれる:
・ 抗菌剤、例えば:トリクロサン、クリンバゾール、オクタピロックス、ケトコナゾール、フタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP)、第四級アンモニウム化合物、コロイダル銀、酸化亜鉛
・ ふけ防止剤、例えば:ジンクピリチオン
・ 美白剤、例えば、4−エチルレゾルシノール
・ 蛍光剤、例えば、洗濯用製品において、布地(例えば、綿、ナイロン(登録商標)、ポリコットン、又はポリエステル)に用いるための2,5−ビス(2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン
・ スキンコンディショニング剤、たとえば、コレステロール
・ 消泡剤、例えば、イソパラフィン
・ ヘアコンディショニング剤、例えば、第四級アンモニウム化合物、タンパク質加水分解物、ペプチド類、セラミド類、及び疎水性コンディショニングオイル(例えば、パラフィンオイルなどの炭化水素油及び/又はミネラルオイル、モノ−、ジ−及びトリ−グリセリドなどの脂肪エステル類、ポリジメチルシロキサン類[例えば、ジメチコーン]などのシリコーンオイル、ならびにそれらの混合物)
・ 衣類の柔軟剤、例えば、窒素原子に1以上のエステル基で結合した、任意選択で置換されていてもよい(C8〜C24)アルキル(アルケニル)鎖1〜3個、好ましくは2個を有する第四級アンモニウム化合物;スクロースポリエステル、例えばテトラ牛脂脂肪酸スクロースなどの疎水性モノパーティクル;シリコーン類、例えばポリジメチルシロキサン
・増粘剤、例えば、変性ヒドロキシエチルセルロースなどの疎水変性したセルロースエーテル
・ 染料、例えば、衣類、繊維、皮膚又は毛髪の色を変化させるための染料
・ サンスクリーン剤などのUV保護剤、例えば、オクチルメトキシシンナメート(Parsol MCX)、ブチルメトキシジベンゾイルメタン(Parsol 1789)、及びベンゾフェノン−3(Uvinul M-40)、フェルラ酸
・ 漂白剤又は漂白剤前駆体、例えば、6−N−フタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP)又は光漂白性化合物。本発明の多孔質体から漂白剤を分散することは、漂白剤がより微細に分散されることをもたらし、漂白剤のより大きな粒子が衣類に接触する場合にみられるスポットダメージを低減する。
・ 抗酸化剤、例えば、ビタミンE、レチノールなどの疎水性ビタミン、イルガノックスなどのヒドロキシトルエン系の抗酸化剤、又はTrolloxシリーズなどの市販されている抗酸化剤。
・ 使用前に固形組成物として貯蔵され、動物又は穀物にスプレーするために液体にされる殺虫剤、農薬、除草剤
・ 香料又は香味料またはそれらの前駆体
・ 薬学的又は獣医学的活性物質。飲料、例えば水とともに医薬組成物を摂取する必要なしに消費者によって服用されうる医薬組成物に対するニーズがある。これらの組成物は口腔内の湿分と相互作用して活性成分を放出し、次にこれが消費者に摂取される。本発明の多孔質体中に薬学的もしくは獣医学的活性分子を組み込むことによって、このニーズにあう医薬組成物が調製できる。
・ 上述したものと同様の方法において薬学的及び獣医学的活性成分が配合することができ、それらが鼻腔、目、肺、もしくは直腸内または皮膚上に活性物質を放出し、そこでそれらが局所的に作用し又はそれらが経皮吸収されることができ全身的に作用しうる。
・ 本発明の多孔質体の格子内に適切なポリマー物質を用いることにより、分散が起こるところまで条件(例えば、温度もしくはpH)が変化するまで、多孔質体がそのままで残っているようにすることができる。したがって、ある温度に達するまで又は多孔質体が胃腸管を通過するときにpHが適切な値に変化するまで、分散を遅延させることができる。胃腸管内の酸性は胃腸管後方で低下するので、多孔質体が高いpH条件に曝された場合にのみ疎水性活性物質を放出する多孔質体は、胃をそのまま通過した薬学的もしくは獣医学的活性物質が腸内でのみ放出されることを可能にする。
本発明の多孔質体が、製品の製造時に製品中に疎水性物質を組み込むために用いられる場合の例には以下が包含される:
・ 蛍光剤;酵素;漂白剤;疎水性ポリマー、例えば疎水性に変性されたポリアクリレート、シリコーン類、疎水性に変性されたポリビニルピロリドン、スルファアルキルポリサッカライド、Jaguar及びJRポリマー類;脂肪アルコール類もしくは脂肪酸類;染料、例えば、衣料製品の色を回復するための着色性染料もしくは黒色染料
・ 水溶性インクジェット用組成物の製造において、疎水性染料を含有する本発明の多孔質体を用いること
・ 様々な疎水性物質を含有する多孔質体の導入は、本発明の適切な多孔質体を用いることにより、所望する疎水性物質がその中に導入される単一のベース配合物を生産者が生産することを可能にさせる
・ 格子が壊れてラテックスを形成するときに、水中に分散される疎水性ポリマーを含有する多孔質体の使用。衣類上に沈着される適切な疎水性ポリマーを含有するそのようなラテックスの使用は、衣類にしわ防止もしくは容易にアイロンがけできる性質を賦与する。
本発明の多孔質体は、格子内に水溶性物質を含有することができ、水溶性物質はポリマー体が水性媒体中に分散されるときに分散される。水溶性物質は、格子が作られる水性媒体中で水溶性物質を溶解することによって格子中に組み込むことができる。適切な水溶性物質の例には以下が含まれる:
水溶性ビタミン類、例えば、ビタミンC;水溶性蛍光剤、例えば、4,4’−ビス(スルホスチリル)ビフェニル 二ナトリウム塩(Tinopal CBS-Xの商標で販売されている);活性化されたアルミニウムクロロハイドレート;漂白用触媒として用いられる遷移金属錯体;水溶性ポリマー、例えば、ポリエステル類 イソフタル酸)、ゲロール(gerol)、キサンタンガム、またはポリアクリレート類;ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA);C8よりも長鎖を含む一級および二級アルコールサルフェート、例えば、cocoPASとして市販品が公知である物質、またはそれらの混合物。
本発明の多孔質体は、ポリマー体が水性媒体中に分散されたときに非常に微細な粒子として分散される物質を格子内に含む。これらの物質は、そこから多孔質体が製造される液体媒体中にこれらの物質を溶解または分散させることによって格子中に組み込むことができる。粒子が1ミクロン未満、好ましくは0.5ミクロン未満であり、それらがスキンケア製品中に組み込まれた場合は、分散された多孔質体が皮膚に適用されるときに使用者によって粒子が感じられることはないだろう。
各ポリマー体の(以下に記載した)水銀ポロシメトリーによって測定した、本多孔質ポリマー体の細孔容積は、少なくとも約3ml/g、より好ましくは少なくとも約4ml/g、なおさらに好ましくは少なくとも約5ml/g、そして最も好ましくは約6ml/gである。例えば、細孔容積は、約3ml/g〜約30ml/g、好ましくは約4ml/g〜約25ml/g、より好ましくは約10ml/g〜約20ml/gであってよい。細孔容積は、本発明の多孔質体内の全細孔容積の(この一般的タイプの材料についての)非常に良好な尺度を提供する。本ポリマー多孔質体は、粉末、ビーズ(0.2〜5mmの平均ビーズ直径を有する球形ビーズは除く)、もしくは成形体の形態であってよい。粉末は、フリーズドライ(凍結乾燥)前もしくは後のいずれかに、ビーズもしくは成形体の形態のポリマー多孔質体の粉末化によって調製することができる。
本発明の別の側面によれば、
(a)水溶性ポリマー物質 10〜95重量%、及び
(b)界面活性剤 5〜90重量%
を含有する、三次元オープンセル格子を含む水分散性もしくは水溶性多孔質体であって、
前記多孔質体が、(以下に説明する)水銀ポロシメーターによって測定して少なくとも約3ml/gの細孔容積を有する(ただし、前記多孔質体は0.2〜5mmの平均ビーズ直径を有する球形ビーズではないことを条件とする。)水分散性もしくは水溶性多孔質体のための方法であって、以下のステップ:
(a)液体媒体中のポリマー物質及び界面活性剤の均質混合物を準備するステップ;
(b)前記液体媒体を急速凍結させるために有効な温度の液体冷凍媒体を準備するステップ;
(c)前記液体媒体を急速凍結させるために有効な時間、前記液体媒体の凍結温度未満の温度で前記液体媒体を前記液体冷凍媒体で冷却するステップ;及び、
(d)凍結された前記液体媒体を凍結乾燥させて、昇華により前記液体媒体を除去することによりポリマー体を形成するステップ、
を含む、水分散性もしくは水溶性多孔質体のための方法を提供する。
液体媒体中のポリマー物質及び界面活性剤の均質混合物は、ポリマー物質を含む連続水相と、不連続油相と、界面活性剤とを含有する、水中油型エマルションであってよい。
本多孔質体が粉末の形態であるべき場合は、液体冷凍媒体中に、噴霧した形態で液体媒体をスプレーすることによって、液体媒体の冷却を行ってもよい。本多孔質体がビーズの形態であるべき場合は、液体媒体の液滴を液体冷凍媒体中に滴下することによって、液体媒体の冷却を行ってもよい。成形体形態の多孔質体は、本液体媒体を型に注ぎ、液体冷凍媒体によって液体媒体を冷却することによって作ることができる。成形体を作成するための本発明の好ましい方法においては、液体冷凍媒体で周囲を取り囲まれた予冷した型内に、液体媒体が注がれる。
凍結された液体媒体は、凍結された液体媒体を高真空に曝すことによって凍結乾燥(フリーズドライ)することができる。用いる条件は当業者に周知であり、適用する真空度と要する時間は、存在する凍結された液体媒体の全てが昇華によって除去されるようであるべきである。成形された多孔質ポリマー体の場合は、まだ型内にある凍結された液体媒体にフリーズドライを行ってもよい。あるいは、凍結された液体媒体を型から取り出し、市販の凍結乾燥器で凍結乾燥させてもよい。凍結乾燥(フリーズドライ)ステップは、本発明の多孔質体を得るために、約72時間以下行ってもよい。
上記プロセスは、そのなかに溶解されたポリマー物質を含む連続水相、不連続油相、及び本発明の多孔質体中に組み込まれる界面活性剤、を含む水中油型エマルションを用いることが好ましく、界面活性剤はエマルションのための乳化剤として作用する。ポリマー物質は連続相中に約1〜50重量%の濃度で存在することが好ましい。ポリマー物質は連続相中に約3〜10重量%の濃度で存在することが、なおさらに好ましい。
水中油型エマルション中の乳化剤として適した界面活性剤は、好ましくは、8〜18の範囲のHLB値を有している。界面活性剤は、液体媒体中に約1〜約60重量%の濃度で存在することが好ましい。さらに好ましくは、界面活性剤は、液体媒体中に約2〜約40重量%の濃度で存在し、なおさらに好ましい濃度は約5〜約25重量%である。
上記水中油型エマルションの不連続相は、連続相と混和性のない物質を含むことが好ましく、この物質は液体媒体を急速凍結させるために有効な温度よりも高い温度で凍結し、且つ凍結乾燥段階で昇華によって除去可能である。エマルションの不連続油相は、以下の有機溶媒の1種以上から選択してもよい:
アルカン類、例えば、ヘプタン、n−ヘキサン、イソオクタン、ドデカン、デカン;環状炭化水素、例えば、トルエン、キシレン、シクロヘキサン;ハロゲン化アルカン類、例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロメタン(クロロホルム)、フルオロトリクロロメタン、及びテトラクロロエタン;
エステル類、例えば、酢酸エチル;
ケトン類、例えば、2−ブタノン;
エーテル類、例えば、ジエチルエーテル;
揮発性環状シリコーン類、例えば、シクロメチコーン;
及びそれらの混合物。
好ましくは、有機溶媒は、エマルションの約10〜95v/v%、さらに好ましくは約20〜約60v/v%含まれる。好ましい溶媒はシクロヘキサンであり、なぜならシクロヘキサンの凍結温度は水の凍結温度よりも高く、シクロヘキサンの比熱容量は、水の比熱容量よりもずっと低いからである。このことはエマルションの急速凍結を引き起こす。
本発明のプロセスにおいて、液体冷凍媒体は、ポリマー物質に対して不活性であることが好ましい。好ましくは、この液体媒体は全ての成分の凍結温度より低い温度であることが好ましく、急速凍結を容易にするためにずっと低い温度であることが好ましい。液体冷凍媒体は、好ましくは、標準温度及び標準圧力でガス又は蒸気である物質の液化物質である。液化液体冷凍媒体は、液体媒体の凍結時に沸点になるか、あるいは外部冷却手段によってその沸点未満に冷却されてもよい。液体冷凍媒体は、以下の群の1種以上から選択されてもよい:液体空気、液体窒素(b.p.-196℃)、液体アンモニア(b.p.-33℃)、液化希ガス(例えば、アルゴン)、液化ハロゲン化炭化水素(例えば、トリクロロエチレン)、クロロフルオロロカーボン類(例えば、Freon(登録商標)(RTM))、ヘキサン、ジメチルブテン、イソヘプタン、またはクメン。有機液体及び固体二酸化炭素の混合物も、液体冷凍媒体として使用できる。適切な混合物の例には、クロロホルムもしくはアセトンと固体二酸化炭素(-77℃)、及びジエチルエーテルと固体二酸化炭素(-100℃)、が含まれる。本液体媒体は凍結乾燥時に好ましくは真空下で除去され、再利用のために回収されうる。非常に低い沸点、不活性さ、除去容易性、及び経済性により、液体窒素が好ましい液体冷凍媒体である。
上記エマルションは、通常、当業者に周知の条件下で、例えば、磁気撹拌子、ホモジナイザー、または回転式機械式撹拌機を使用して調製される。
製造される多孔質ポリマー体は、通常、凍結乾燥段階で生じる2種の気孔を含む。一つは固体氷の昇華によるものである。この気孔構造は、ポリマー、ポリマーの分子量、ポリマー濃度、不連続相の性質、及び/又は凍結温度によって変わりうる。気孔構造のその他の種類は、油相物質の昇華により生じ、そのため、凍結した多孔質体中に存在する油滴構造が多孔質体において複製される。
例示のみを目的とし、添付する実施例を参照して、本発明による多孔質体の製造方法をさらに具体的に説明する。
以下に続く実施例においては、細孔容積及びかさ密度は、以下に説明する水銀ポロシメトリーによって測定し、溶解時間は以下に説明するように測定した。
〔水銀ポロシメトリー〕
気孔細孔容積及びかさ密度は、Micromeritics Autopore IV 9500 ポロシメーターを使用して、0.10psia〜60000.00psiaの圧力範囲にわたって記録した。細孔容積は、合計侵入量からビーズ間(気孔サイズ>150μm)への水銀の貫入から生じる侵入量を引いて計算した。
〔溶解時間〕
撹拌混合物が目視で透明になるまで、ポリマー体の秤量したサンプルを水と穏やかに撹拌した。混合物が目視で透明になる時間を、溶解時間として記録した。
[実施例1]
非常に多孔質で、急速に溶解する水溶性粉末を調製するために試験を行い、この試験においてポリマー物質はポリビニルアルコールである。この粉末は50%w/wのポリマーと50%w/wの界面活性剤とを含む。この粉末は、液体窒素中で、噴霧した水中油型エマルションを凍結させることによって調製した。このエマルションは、ポリビニルアルコールを含有する水性連続相と、シクロヘキサンを含有する不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(Sodium dodecyl sulphate(SDS))を界面活性剤として用いた。
ポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を脱イオン水に添加してポリビニルアルコールの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(2ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.1g−98%、Aldrich社から)を加え、次にシクロヘキサン(0.5ml)を加えて、20%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションをエアブラシから液体窒素中にスプレーした。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置いた。
細孔容積とかさ密度を、水銀ポロシメトリーを用いて上述したとおりに測定した。上記粉末に対する溶解時間(2mlの水中に100mgを入れ、20℃にて250rpmで撹拌した)を表2に示す。
Figure 2007519788
比較として、上記製造会社から供給されたままのポリビニルアルコールは、約23分の溶解時間をもち、ポリビニルアルコールの3%水溶液を凍結乾燥して得られる固体は、12分の溶解時間をもっていた。したがって、多孔質粉末の形成は、未処理のポリマーでみられるよりもずっと速やかにポリビニルアルコールが水性媒体中に溶解されることを可能にする。
〔実施例2〕
ポリマー物質がポリエチレングリコール(PEG)である、非常に多孔質で、急速溶解性の水溶性粉末を調製するために試験を行った。本粉末は、66.7%w/wのポリマーと33.3%w/wの界面活性剤とを含有する。この粉末は、噴霧した水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。本エマルションは、PEGを含む水性連続相と、シクロヘキサンを含む不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
脱イオン水にPEG(Aldrich社からのPEG、Mw=10000)を加えることによってPEGの10%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(2ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.1g−98%、Aldrich社から)を加え、次にシクロヘキサン(6ml)を加えて、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションを、エアブラシを用いて液体窒素中にスプレーした。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置いた。
上記のPEGの10%水溶液を凍結乾燥させることによって得られる固体は、0.1034g/mlのかさ密度をもつのに対し、実施例2で調製したポリマー体は0.0500g/mlのかさ密度をもっていた。
〔実施例3〕
ポリマー物質がカルボキシメチルセルロースナトリウム(SCMC)である、非常に多孔質で、急速溶解性の水溶性粉末を調製するために試験を行った。この多孔質体は、約37.5%のポリマー物質と、約62.5%w/wの界面活性剤とを含有する。このものは、噴霧した水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。本エマルションは、カルボキシメチルセルロースナトリウムを含む水性連続相と、シクロヘキサンを含む不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
脱イオン水にSCMC(Aldrich社からのSCMC、Mw=90000)を加えることによってSCMCの3%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(6ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.3g−98%、Aldrich社から)を加え、次に充分な量のシクロヘキサンを加えて、40%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。シクロヘキサンを用いないサンプル(0%の不連続相)も同様に調製した。このエマルションを、エアブラシを用いて液体窒素中にスプレーした。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置いた。
これらの溶解時間(2mlの水中に100mg、20℃にて250rpmで撹拌した)を表3に示す。
Figure 2007519788
比較として、上記製造会社から供給されたままのSCMCは、20℃で約31分の溶解時間をもち、SCMCの3%水溶液を凍結乾燥して得られるSCMCは、20℃で約13分の溶解時間をもっていた。したがって、多孔質粉末の形成は、未処理のポリマーで観察されるよりもずっと速やかにSCMCが水性媒体中に溶解されることを可能にする。
〔実施例4〕
ポリマー物質がポリビニルアルコールであり、親水性染料を含む非常に多孔質で、急速溶解性の水溶性粉末を調製するために試験を行った。この粉末は、噴霧した水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。本エマルションは、ポリビニルアルコールと染料とを含む水性連続相と、シクロヘキサンを含む不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
〔実施例4a〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(2ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、ナイルレッドダイ(Nile red dye)(0.0004g)とSDS(0.1g−98%、Aldrich社から)を加え、次にシクロヘキサン(2ml)を加えて、50%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションを、エアブラシから液体窒素中にスプレーした。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置いた。粉末は、約49.9%w/wのポリマー、約49.9%w/wの界面活性剤、及び約0.2%w/wの染料を含有していた。これの細孔容積は14.18ml/gと測定された。
本粉末を水性媒体に曝した場合、本粉末は速やかに分散し、得られる溶液全体に染料が均一に分散された。
〔実施例4b〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(2ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、ダイレクトイエロー50(0.01g)とSDS(0.1g−98%、Aldrich社から)を加え、次にシクロヘキサン(6ml)を加えて、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションを、トリガースプレーから液体窒素中にスプレーした。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置いた。粉末は、約47.5%w/wのポリマー、約47.5%w/wの界面活性剤、及び約5%w/wの染料を含有していた。
得られた粉末の溶解時間(2mlの水中に100mg、250rpmで撹拌した)は、20℃で45秒だった。比較として、上記製造会社から供給されたままのポリビニルアルコールは約23分の溶解時間をもち、このポリビニルアルコールの3%水溶液を凍結乾燥させて得られた固体は12分の溶解時間をもっていた。したがって、多孔質粉末の形成は、未処理のポリマーでみられるよりもずっと速やかにポリビニルアルコールが水性媒体中に溶解されることを可能にする。染料は得られた溶液全体に均一に分散されていた。
〔実施例5〕
ポリマー物質がポリビニルアルコールである、非常に多孔質で、急速溶解性の水溶性粉末を調製するために試験を行った。この粉末は、噴霧した水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。本エマルションは、ポリビニルアルコールを含む水性連続相と、エマルションの不連続相を含むシクロヘキサン中の疎水性物質溶液とを含む。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
〔実施例5a〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(2ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.1g−98%、Aldrich社から)を加え、次にオイルレッドダイ(oil red dye)(0.0004g)のシクロヘキサン(2ml)溶液を加えて、50%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションを、エアブラシから液体窒素中にスプレーした。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置いた。粉末は、約49.9%w/wのポリマー、約49.9%w/wの界面活性剤、及び約0.2%w/wの染料を含有していた。
得られた粉末の溶解時間(2mlの水中に100mg、250rpmで撹拌した)は、20℃で16秒だった。比較として、上記製造会社から供給されたままのポリビニルアルコールは約23分の溶解時間をもち、このポリビニルアルコールの3%水溶液を凍結乾燥させて得られた固体は12分の溶解時間をもっていた。したがって、多孔質粉末の形成は、未処理のポリマーで観察されるよりもずっと速やかにポリビニルアルコールが水性媒体中に溶解されることを可能にし、水性媒体中に染料が分散されることを可能にする。染料は、得られた溶液全体に均一に分散されていた。本染料は水に不溶であり、本発明の粉末中に組み込まれていなければ、当業者に公知の特殊な製造条件、例えば高剪断混合及び超音波処理を用いることなしには水性媒体中に溶解もしくは分散することはできない。
〔実施例5b〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの2.5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(2ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.12g−98%、Aldrich社から)を加え、次にシクロヘキサン(2ml)中の1%トリクロサン(TCN)溶液を加え、50%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションを、トリガースプレーから液体窒素中にスプレーした。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置いた。粉末は、約26%w/wのポリマー、約63%w/wの界面活性剤、及び約11%w/wのトリクロサンを含有していた。
得られた粉末の溶解時間(2mlの水中に100mg、250rpmで撹拌した)は、20℃で25秒だった。比較として、上記製造会社から供給されたポリビニルアルコールは約23分の溶解時間をもち、このポリビニルアルコールの3%水溶液を凍結乾燥させて得られた固体は12分の溶解時間をもっていた。したがって、多孔質粉末の形成は、未処理ポリマーで観察されるよりも非常に急速にポリビニルアルコールが水性媒体中に溶解されることを可能にする。
〔実施例5c〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの2.5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(2ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.12g−98%、Aldrich社から)を加え、次にジクロロメタン(2ml)中の蛍光剤2,5−ビス(2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン(これはTinopal SOPの商品名で販売されている)の1%溶液を加えて、50%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションを、トリガースプレーから液体窒素中にスプレーした。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置いた。
本粉末は約26%w/wのポリマー、約63%w/wの界面活性剤、及び約11%w/wの蛍光剤を含んでいた。得られた粉末の溶解時間(2mlの水中に100mg、250rpmで撹拌した)は、20℃で25秒だった。比較として、上記製造会社から供給されたままのポリビニルアルコールは約23分の溶解時間をもち、このポリビニルアルコールの3%水溶液を凍結乾燥させて得られた固体は12分の溶解時間をもっていた。したがって、多孔質粉末の形成は、未処理ポリマーで観察されるよりも非常に急速にポリビニルアルコールが水性媒体中に溶解されることを可能にする。上記蛍光剤のいかなる粒子も溶液中にみられず、均一に分散されていることを示していた。
〔実施例6〕
ポリマー物質がポリビニルアルコールである、非常に多孔質で、急速溶解性の水溶性成形体を調製するために試験を行った。この成形体は、約44%w/wのポリマー物質と約56%w/wの界面活性剤を含有している。この成形体は、水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。このエマルションはポリビニルアルコールを含有する水性連続相と、シクロヘキサンを含有する不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの10%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(6ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.75g−98%、Aldrich社)を加え、次にシクロヘキサン(18ml)を加え、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。本エマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結したビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。
上述した方法と同様の方法で、10%、20%、40%、及び60%v/vの不連続相を有するエマルションから多孔質体を調製した。これらの多孔質体を調製したエマルションは、PVA(5wt%溶液)及びSDS(0.05g/mlPVA溶液)及び適切な体積のシクロヘキサンを用いて調製した。細孔容積及びかさ密度を、上述したように水銀ポロシメトリーを用いて測定した。多孔質体の溶解時間(2mlの水中に100mgを250rpmで撹拌した)を表4に示す。
Figure 2007519788
比較として、上記製造会社から供給されたままのポリビニルアルコールは、約23分の溶解時間をもち、このポリビニルアルコールの3%水溶液を凍結乾燥して得られる固体は、12分の溶解時間をもっていた。したがって、多孔質体の形成は、未処理のポリマーで観察されるよりもずっと速やかにポリビニルアルコールが水性媒体中に溶解されることを可能にする。
〔実施例7〕
実施例6に記載した方法と同様の方法で、75%の不連続相を有するエマルションから多孔質体を調製した。但し、界面活性剤としてnonoxynol 40(Igepal CO-890の商品名で販売されている)を用いた。用いるNonoxynol 40の量を表5中に以下に示した。本多孔質体に対する溶解時間(2mlの水中に100mg、250rpmで撹拌した)を表5中に示した。
Figure 2007519788
比較として、上記製造会社から供給されたままのポリビニルアルコールは、約23分の溶解時間をもち、ポリビニルアルコールの3%水溶液を凍結乾燥して得られる固体は、12分の溶解時間をもっていた。したがって、多孔質体の形成は、未処理のポリマーで観察されるよりもずっと速やかにポリビニルアルコールが水性媒体中に溶解されることを可能にする。
〔実施例8〕
ポリマー物質がカルボキシメチルセルロースナトリウム(SCMC)である、非常に多孔質で、急速溶解性の水溶性成形体を調製するために試験を行った。この成形体は、約37.5%w/wのポリマー物質と約62.5%w/wの界面活性剤を含有している。この成形体は、水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。このエマルションはカルボキシメチルセルロースナトリウムを含有する水性連続相と、シクロヘキサンを含有する不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
脱イオン水にSCMC(Aldrich社からのSCMC、Mw=90000)を加えることによってSCMCの3%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(6ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.3g−98%、Aldrich社)を加え、次にシクロヘキサン(18ml)を加え、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。本エマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結したビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。
上述した方法と同様の方法で、20%、40%、及び60%v/vの不連続相を有するエマルションから多孔質体を調製した。これらのエマルションは、SCMC(Mw90000のSCMCの3wt%溶液)及びSDS(0.05g/mlSCMC溶液)及び適切な体積のシクロヘキサンを用いて調製した。
細孔容積及びかさ密度を、上述したように水銀ポロシメトリーを用いて測定した。本多孔質体の溶解時間(8℃で2.5mlの水中に100mg、又は20℃で2mlの水中に100mg、250rpmで撹拌)を表6に示す。
Figure 2007519788
比較として、上記製造会社から供給されたままのSCMCは、20℃で約31分の溶解時間をもち、SCMCの3%水溶液を凍結乾燥して得られるSCMCは、8℃で約12分、20℃で約13分の溶解時間をもっていた。したがって、多孔質体の形成は、未処理のポリマーでみられるよりもずっと速やかにSCMCが水性媒体中に溶解されることを可能にする。
〔実施例9〕
実施例8に記載した方法と同様の方法で、75%の不連続相を有するエマルションからポリマー物質がSCMCである多孔質体を調製した。但し、界面活性剤としてさまざまな量のSDSを用いた。用いたSDSの量は以下の表7に示した。本多孔質体に対する溶解時間(2mlの水中に100mg、250rpmで撹拌した)を表7中に示した。
Figure 2007519788
[実施例10]
実施例8に記載した方法と同様の方法で、75%の不連続相を有するエマルションからポリマー物質がSCMCである多孔質体を調製した。但し、界面活性剤としてnonoxynol 40(Igepal CO-890の商品名で販売されている)を用いた。用いたNonoxynol 40の量を表8中に以下に示した。本多孔質体に対する溶解時間(2mlの水中に100mg、250rpmで撹拌した)を表8中に示した。
Figure 2007519788
〔実施例11〕
ポリマー物質がポリエチレングリコール(PEG)である、非常に多孔質で、急速溶解性の水溶性成形体を調製するために試験を行った。この成形体は、約66.7%w/wのポリマー物質と約33.3%w/wの界面活性剤を含有している。この成形体は、水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。このエマルションはPEGを含有する水性連続相と、シクロヘキサンを含有する不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
脱イオン水にPEG(Aldrich社からのPEG、Mw=10000)を加えることによってPEGの10%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(2ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.1g−98%、Aldrich社)を加え、次にシクロヘキサン(6ml)を加え、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結したビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。
上述した方法と同様の方法で、10%及び20%v/vの不連続相を有するエマルションから多孔質体を調製した。これらのエマルションは、PEG(M10000のPEGの10wt%溶液)及びSDS(0.05g/mlPEG溶液)及び適切な体積のシクロヘキサンを用いて調製した。
細孔容積及びかさ密度を、上述したように水銀ポロシメトリーを用いて測定した。本多孔質体の溶解時間(2mlの水中に100mg、250rpmで撹拌)を表9に示す。
Figure 2007519788
〔実施例12〕
ポリマー物質がデキストランである、非常に多孔質で、急速溶解性の水溶性成形体を調製するために試験を行った。この成形体は、約50%のポリマー物質と約50%の界面活性剤を含有している。この成形体は、水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。このエマルションはデキストランを含有する水性連続相と、シクロヘキサンを含有する不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
脱イオン水にデキストラン(Fluka社から、Mw=11000)を加えることによってデキストランの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(2ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.1g−98%、Aldrich社)を加え、次にシクロヘキサン(6ml)を加えて、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結したらビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。
上述した方法と同様の方法で、10%及び20%v/vの不連続相を有するエマルションから多孔質体を調製した。これらのエマルションは、デキストラン(M11000のデキストランの5wt%溶液)及びSDS(0.05g/mlSCMC溶液)及び適切な体積のシクロヘキサンを用いて調製した。
細孔容積及びかさ密度を、上述したように水銀ポロシメトリーを用いて測定した。本多孔質体の溶解時間(2mlの水中に100mg、250rpmで撹拌)を表10に示す。
Figure 2007519788
比較として、このデキストランの5%水溶液を凍結乾燥させて得られたデキストランは、約1.43分の溶解時間をもっていた。
〔実施例13〕
ポリマー物質が水中に親水性染料を分散させるために用いることができるポリビニルアルコールである、非常に多孔質で、急速溶解性の水溶性成形体を調製するために試験を行った。この成形体は、約28%w/wのポリマー物質、約69%w/wの界面活性剤、及び約3%w/wの染料を含有している。この成形体は、水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。このエマルションはポリビニルアルコールと染料を含有する水性連続相と、シクロヘキサンを含有する不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(2ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、ダイレクトイエロー50染料(0.01g)とSDS(0.25g−98%、Aldrich社)を加え、次にシクロヘキサン(6ml)を加えて、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結したビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。
得られた成形体の溶解時間(2mlの水中に100mg)は、20℃で70秒だった。染料は、得られた溶液全体に均一に分散していた。
〔実施例14〕
ポリマー物質が、水中に疎水性物質を分散させるために用いることができるポリビニルアルコールである、非常に多孔質で、急速溶解性の水溶性成形多孔質体を調製するために試験を行った。この成形体は、水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。このエマルションはポリビニルアルコールを含有する水性連続相と、疎水性物質のシクロヘキサン溶液を含有する不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
〔実施例14a〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(4ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.5g−98%、Aldrich社)を加え、次にFat red 7B染料(0.01g)のシクロヘキサン(12ml)溶液を加えて、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結したビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。得られた成形体は、約28%w/wのポリマー物質、約70%w/wの界面活性剤、及び約2%w/wの染料を含む。
得られた成形体の溶解時間(2mlの水中に100mg)は、20℃で10秒だった。染料は、得られた溶液全体に均一に分散しており、溶液を赤く着色させていた。水中にこの染料を分散させようとした場合は、容器の底に染料粒子が残り、水は赤く着色されなかった。
比較として、上記製造会社から供給されたままのポリビニルアルコールは、約23分の溶解時間をもち、このポリビニルアルコールの3%水溶液を凍結乾燥して得られた固体は、約12分の溶解時間をもっていた。したがって、多孔質体の形成は、未処理のポリマーで観察されるよりもずっと速やかにポリビニルアルコールが水性媒体中に溶解されることを可能にし、染料の分散を容易にする。
〔実施例14b〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(4ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.4g−98%、Aldrich社より)を加え、次にoil blue 染料(0.0014g)のシクロヘキサン(12ml)溶液を加えて、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結させたら、ビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。得られた成形体は、約33.3%w/wのポリマー物質、約66.5%w/wの界面活性剤、及び約0.2%w/wの染料を含む。
この成形体を水性媒体に曝した場合、染料は得られる溶液全体に均一に分散しており、溶液を青色に着色させていた。この染料を水中に分散させようとした場合は、容器の底に染料粒子が残り、水は青く着色されなかった。
〔実施例14c〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(6ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.75g−98%、Aldrich社)を加え、次に6−N−フタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP 0.1g)のシクロヘキサン(18ml)溶液を加えて、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結したビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。得られた成形体は、約26%w/wのポリマー物質、約65%w/wの界面活性剤、及び約9%のPAPを含む。
上で得られた成形体を水に溶解し、染料、例えばイミジアルグリーン(imidial green)で染色した布にこの溶液を適用した場合、漂白効果はなお見られるが、漂白剤の大きな粒子が存在することによって引き起こされる部分的なスポットダメージは観察されない。
〔実施例14d〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの2.5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(12ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.75g−98%、Aldrich社より)を加え、次にトリクロサン(0.12g)のシクロヘキサン(12ml)溶液を加えて、50%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結したビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。得られた成形体は、約26%w/wのポリマー物質、約65%w/wの界面活性剤、及び約9%のトリクロサンを含む。
得られた成形体の溶解時間(2mlの水中に100mg)は、20℃で30秒だった。
比較として、上記製造会社から供給されたままのポリビニルアルコールは、約23分の溶解時間をもち、このポリビニルアルコールの3%水溶液を凍結乾燥して得られた固体は、約12分の溶解時間をもっていた。したがって、多孔質体の形成は、未処理のポリマーで観察されるよりもずっと速やかにポリビニルアルコールが水性媒体中に溶解されることを可能にし、疎水性物質の分散を容易にする。
〔実施例14e〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの2.5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(12ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.75g−98%、Aldrich社より)を加え、次に2,5−ビス(2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン(0.12g、Tinopol SOPの商品名で販売されている蛍光剤)のジクロロメタン(12ml)溶液を加えて、50%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結したビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。得られた成形体は、約26%w/wのポリマー物質、約65%w/wの界面活性剤、及び約9%の上記蛍光剤を含む。得られた成形体の溶解時間(2mlの水中に100mg)は、20℃で30秒だった。
比較として、上記製造会社から供給されたままのポリビニルアルコールは、約23分の溶解時間をもち、このポリビニルアルコールの3%水溶液を凍結乾燥して得られた固体は、約12分の溶解時間をもっていた。したがって、多孔質体の形成は、未処理のポリマーで観察されるよりもずっと速やかにポリビニルアルコールが水性媒体中に溶解されることを可能にし、疎水性物質の分散を容易にする。
〔実施例14f〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(4ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.3g−98%、Aldrich社より)を加え、次にポリスチレン(疎水性ポリマー)のシクロヘキサン(6ml)溶液を加えて、60%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結したビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。得られた成形体は、約18%w/wのポリマー物質、約27%w/wの界面活性剤、及び約55%w/wのポリスチレンを含む。得られた成形体の溶解時間(2mlの水中に100mg)は、20℃で15秒だった。PSはPVAの分散液中にラテックスとして均一に分散していた。
〔実施例14g〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(5ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.3g−98%、Aldrich社より)を加え、次に9.45%のポリ(DL−ラクチド−co−グリコリド)50%コポリマー(PLG−疎水性ポリマー)のシクロヘキサン(5ml)溶液を加えて、50%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結したビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。得られた成形体は、約25%w/wのポリマー物質、約29%w/wの界面活性剤、及び約46%w/wの疎水性ポリマーを含む。得られた成形体の溶解時間(2mlの水中に100mg)は、20℃で2分だった。PLGはPVAの分散液中にラテックスとして均一に分散していた。
〔実施例14h〕
脱イオン水にポリビニルアルコール(Aldrich社からのPVA、Mw=9000〜10000、80%加水分解されたもの)を加えることによってポリビニルアルコールの1.67%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(6ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.25g−98%、Aldrich社より)を加え、次にポリスチレン−ブロック−ポリブタジエン−ブロック−ポリスチレンコポリマー(0.001g、Mw140000、Aldrich社より)のトルエン(6ml)溶液を加えて、50%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。このエマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素を含む温度調節した容器内に置いた。凍結したビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置いた。得られた成形体は、約39%w/wのポリマー物質、約49%w/wの界面活性剤、及び約12%w/wの疎水性ポリマーを含む。得られた成形体の溶解時間(2mlの水中に100mg)は、20℃で3分だった。疎水性ポリマーはPVAの分散液中にラテックスとして均一に分散していた。
〔実施例15〕
ポリマー物質が、水中に疎水性ポリマー物質を分散させるために用いることができるSCMCである、非常に多孔質で、急速溶解性の水溶性多孔質体を調製するために試験を行った。多孔質体は、水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。このエマルションはSCMCを含有する水性連続相と、トルエン中に疎水性物質を含有する不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
脱イオン水にSCMCを加えることによってSCMCの3.3%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(6ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.25g−98%、Aldrich社より)を加え、次にポリ(メチルメタクリレート)(0.06g、Mw350000、Aldrich社より)のトルエン(6ml)溶液を加えて、50%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。
〔実施例15a〕
上記エマルションをエアブラシから液体窒素中にスプレーした。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置き、粉末状の多孔質体を得た。得られた粉末の溶解時間(2mlの水中に100mg)は20℃で1分だった。
〔実施例15b〕
上記エマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素中に置いてエマルションを凍結させた。ビーカー中の凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置き、ビーカーの内側の形状をした多孔質成形体を得た。得られた成形体の溶解時間(2mlの水中に100mg)は、20℃で40秒だった。
〔実施例15c〕
ビーカーを温度調整された容器内に置き、ビーカー及び容器の両方の中に液体窒素を入れた。上記で調製したエマルションを、A-99 FZ Razelシリンジポンプを使用してビーカー中の液体窒素にニードルから滴下して加えた。ビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置き、球形ビーズが得られた。得られたビーズの溶解時間(2mlの水中に100mg)は、20℃で1.2分だった。
〔実施例16〕
ポリマー物質が、疎水性ポリマー物質と疎水性活性物質を水中に分散させるために用いることができるSCMCである、非常に多孔質で、急速溶解性の水溶性多孔質体を調製するために試験を行った。多孔質体は、水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。このエマルションはSCMCを含有する水性連続相と、疎水性ポリマー及び疎水性物質のトルエン溶液を含む不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
脱イオン水にSCMCを加えることによってSCMCの3.3%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(6ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(0.25g−98%、Aldrich社より)を加え、次にポリ(メチルメタクリレート)(PMMA 0.06g、Mw350000、Aldrich社より)及び2,5−ビス(2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン(0.12g−Tinopal SOPの商品名で販売されている蛍光剤)のトルエン(6ml)溶液を加えて、50%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。
〔実施例16a〕
上記エマルションをエアブラシから液体窒素中にスプレーした。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置き、粉末状の多孔質体を得た。得られた粉末の溶解時間(2mlの水中に100mg)は20℃で30秒だった。
〔実施例16b〕
上記エマルションを、液体窒素中に置いたビーカー中に入れ、エマルションを凍結させた。ビーカー中の凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置き、ビーカーの内側の形状をした多孔質成形体を得た。得られた成形体の溶解時間(2mlの水中に100mg)は、20℃で30秒だった。
〔実施例16c〕
ビーカーを温度調整された容器内に置き、ビーカー及び容器の両方の中に液体窒素を入れた。上記で調製したエマルションを、A-99 FZ Razelシリンジポンプを使用してビーカー中の液体窒素にニードルから滴下して加えた。ビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置き、球形ビーズが得られた。得られたビーズの溶解時間(2mlの水中に100mg)は、20℃で1分だった。
〔実施例17〕
ポリマー物質がポリ(2−N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート)[PDMAEMA]である、非常に多孔質で急速溶解性の水溶性多孔質体を調製するために試験を行った。この多孔質体は、水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。このエマルションはPDMAEMAを含有する水性連続相と、シクロヘキサンを含有する不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(10g、0.064mol)と2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(0.1g、0.61mmol)を無水テトラヒドロフラン(100ml)中に溶かした。溶液に30分間窒素をバブリングすることによって、溶液中の溶存酸素を除去した。反応混合物を窒素雰囲気下で24時間60℃に加熱し、次に室温に冷却し、真空下で濃縮し、残留物を冷やした石油エーテル(40〜60℃フラクション)中に滴下してポリマーを沈殿させた。ポリマーを濾過分離し、真空下で夜通し乾燥し、ポリ(2−N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート)を白色結晶性固体として得た。
上で調製したPDMAEMAを脱イオン水に溶かすことによって、PDMAEMAの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(8ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(1g−98%、Aldrich社より)を加え、次にシクロヘキサン(24ml)溶液を加えて、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。
〔実施例17a〕
上記エマルションをエアブラシから液体窒素中にスプレーした。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置き、粉末状の多孔質体を得た。
〔実施例17b〕
上記エマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素中に置いてエマルションを凍結させた。ビーカー中の凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置き、ビーカーの内側の形状をした多孔質成形体を得た。
〔実施例17c〕
ビーカーを温度調整された容器内に置き、ビーカー及び容器の両方の中に液体窒素を入れた。上で調製したエマルションを、A-99 FZ Razelシリンジポンプを使用してビーカー中の液体窒素にニードルから滴下して加えた。ビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置き、球形ビーズが得られた。
PDMAEMAは高温において水に不溶であるが、温度が低下するにつれて可溶性になる。したがって、上で調製した多孔質体はより高い温度においてはそのままで残ることができるが、より低温では溶解又は分散する。実施例17a、17b、及び17cの生成物のサンプル(100mg)を65℃で水とともに撹拌し、溶液を冷却させた。多孔質体が溶解した温度:実施例17aは57℃、実施例17bは57℃、実施例17cは55℃だった。
〔実施例18〕
ポリマー物質が水中に疎水性物質を分散するために用いることができるポリ(2−N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート)[PDMAEMA]である、非常に多孔質で急速溶解性の水溶性多孔質体を調製するために試験を行った。この多孔質体は、水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。このエマルションはPDMAEMAを含有する水性連続相と、疎水性物質のシクロヘキサン溶液を含有する不連続相とを含んでいた。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を界面活性剤として用いた。
実施例17において調製したPDMAEMAを脱イオン水に溶かすことによって、PDMAEMAの5%水溶液を調製した。この溶液のサンプル(8ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、SDS(1g−98%、Aldrich社より)を加え、次にソルベントグリーン3染料(0.02g)のシクロヘキサン(24ml)溶液を加えて、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。
〔実施例18a〕
上記エマルションをエアブラシから液体窒素中にスプレーした。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置き、粉末状の多孔質体を得た。
〔実施例18b〕
上記エマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素中に置いてエマルションを凍結させた。ビーカー中の凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置き、ビーカーの内側の形状をした多孔質成形体を得た。
〔実施例18c〕
ビーカーを温度調整された容器内に置き、ビーカー及び容器の両方の中に液体窒素を入れた。上で調製したエマルションを、A-99 FZ Razelシリンジポンプを使用してビーカー中の液体窒素にニードルから滴下して加えた。ビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置き、球形ビーズが得られた。
PDMAEMAは高温において水に不溶であるが、温度が低下するにつれて可溶性になる。したがって、上で調製した多孔質体はより高い温度においてはそのままで残ることができるが、より低温では溶解又は分散する。実施例18a、18b、及び18cの生成物のサンプル(100mg)を65℃で水とともに撹拌し、溶液を冷却させた。多孔質体が溶解し、染料が放出された温度は:実施例18aは58℃、実施例18bは57℃、実施例18cは52℃だった。
〔実施例19〕
ポリマー物質がポリ(2−N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート)[PDMAEMA]である、非常に多孔質で急速溶解性の水溶性多孔質体を調製するために試験を行った。この多孔質体は、水中油型エマルションを液体窒素中で凍結させることによって調製した。このエマルションはPDMAEMAを含有する水性連続相と、シクロヘキサンを含有する不連続相とを含んでいた。ハイブラン(Hybrame)(DSMより)を界面活性剤として用いた。
2−(ジエチルアミノ)エチルメタクリレート(10g、0.054mol)と2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(0.1g、0.61mmol)を無水テトラヒドロフラン(100ml)に溶かした。溶液中の溶存酸素を、30分間溶液に窒素をバブリングすることによって除去した。この反応混合物を24時間、窒素雰囲気下で60℃に加熱し、次に室温に冷却し、真空中で濃縮し、冷たいアセトニトリル中に滴下してポリマーを沈殿させた。ポリマーを濾過分離し、真空下で夜通し乾燥させて、ポリ(2−N,N’−ジエチルアミノエチルメタクリレート)PDEAEMAを無色の粘着性固体として得た。
脱イオン水にPDEAEMAを溶かし、2M塩酸で酸性化することによって、PDEAEMAの10%酸性化水溶液調製した。この溶液のサンプル(4ml)をRW11型 Basic IKA パドル撹拌機で撹拌し、ハイブラン(0.5g、DSMより)を加え、さらにシクロヘキサン(12ml)を加えて、75%v/vの不連続相を有するエマルションを形成させた。
〔実施例19a〕
トリガースプレーエアブラシ。凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置き、粉末状の多孔質体を得た。
〔実施例19b〕
上記エマルションをビーカー中に入れ、これを、液体窒素中に置いてエマルションを凍結させた。ビーカー中の凍結したエマルションを凍結乾燥器内に夜通し置き、ビーカーの内側の形状をした多孔質成形体を得た。
〔実施例19c〕
ビーカーを温度調整された容器内に置き、ビーカー及び容器の両方の中に液体窒素を入れた。上で調製したエマルションを、A-99 FZ Razelシリンジポンプを使用してビーカー中の液体窒素にニードルから滴下して加えた。ビーカーを凍結乾燥器内に夜通し置き、球形ビーズが得られた。
PDMAEMAは高pHにおいて水に不溶であるが、pHが低下するにつれて可溶性になる。したがって、上で調製した多孔質体はより高いpHにおいてはそのままで残ることができるが、より低いpHでは溶解又は分散する。実施例19a、19b、及び19cの生成物のサンプル(100mg)を1M水酸化ナトリウム水溶液とともに20℃で撹拌し、さらに濃塩酸で酸性化した。多孔質体が溶解するpHは、実施例19a、実施例19b及び実施例19cの生成物については約2だった。
〔実施例20〕
綿及びナイロン(登録商標)布帛上への蛍光剤2,5−ビス(2−ベンゾオキサゾリル)チオフェンの沈着を測定するために、実施例5cの粉末を試験した。
粉末からの蛍光剤の沈着は、10cm角の綿及びナイロン(登録商標)上に実施した。ブランク(サンプルA)は、布帛を脱イオン水(18ml)のみで洗浄して行い、比較例(サンプルB)は脱イオン水(18ml)中の蛍光剤(0.36mg)で洗浄した。上記粉末(3.58mg)を脱イオン水(18ml)中に溶解し、粉末中に含まれていたものと同じ蛍光剤の量を得た(サンプルC)。洗浄はそれぞれの場合に45分間行い、布帛を取り出し、脱イオン水ですすぎ、空気中で乾燥させた。
10nm間隔で360nmから750nmまでの波長範囲にわたってサンプルの反射率を測定するHunterlab Ultrascan XE Spectrometerを使用して、それぞれのサンプルについてGanz Whiteness測定を行った。Ganz Whiteness測定は較正したUV光源を使用して行った。公知のGanz Whitenessの蛍光白色タイルを、測定時に入射光源のUV量を較正するために使用した。Ganz Whitenessインデックスは、ホワイトの青みがかった陰影に対する人間の好みを考慮に入れて、ニュートラルホワイトよりむしろ青−黄軸に沿って知覚される白さを測定する。Ganz Whitenessの値が大きいほど、その材料はより白い(または青みがかった白)−100単位が「白色タイル」の白さである。得られた結果を下の表11に示す。
Figure 2007519788
本発明の粉末で得られた、より高いGanz Whiteness値は、蛍光剤が水中で単独で用いられたときよりも、布帛上での蛍光剤の蛍光効果がずっと高いことを示している。
〔実施例21〕
実施例20に記載したものと同様の方法により、綿及びナイロン(登録商標)布帛上への2,5−ビス(2−ベンゾオキサゾリル)チオフェンの沈着を測定するために、実施例14eの成形体(サンプルD)を試験した。得られた結果を下の表12に示す。
Figure 2007519788
本発明の成形体で得られた、よりいっそう高いGanz Whitenessは、蛍光剤が水中で単独で用いられる場合よりも布帛への蛍光剤の蛍光効果がずっと高いことを示している。
〔実施例22〕
実施例19で説明した方法と同様の方法により、綿及びナイロン(登録商標)布帛上での2,5−ビス(2−ベンゾオキサゾリル)チオフェンの沈着を測定するために、実施例15bの成形体(サンプルE)を試験した。得られた結果を下の表13に示す。
Figure 2007519788
本発明の成形体で得られた、よりいっそう高いGanz Whitenessは、蛍光剤が水中で単独で用いられる場合よりも、布帛への蛍光剤の沈着がより高いことを示している。
〔実施例23〕
実施例5cのトリクロサン含有粉末と実施例14dの成形体の抗菌効果を以下の試験で測定した。
適切な滅菌培養液(S.epidermidisにはBrain Heart Infusion broth, Oxoid, UK、そしてCorynebacterium AにはCoryne broth、(Tryptone soy broth(3.0%)、イースト抽出物(1.0%)、Tween 80(0.1%))に植菌し、37℃で24時間振とうしてインキュベートすることによって、S.epidermidis及びCorynebacterium Aの培養物を調製した。培養物を次に遠心し、さらに適当な培養液中に、600nmで0.01の光学密度(OD)(S.epidermidisについては5.0×106 CFU/ml、Corynebacterium Aについては1.63×106 CFU/ml)に再懸濁した。
実施例4cの粉末の原液(ストック溶液)、実施例14dの成形体の原液、及びトリクロサンの30%エタノール溶液を、両方の培養液のセット中に、0.04%(400ppm)の最終トリクロサン濃度に調製した。これらは0.2μMシリンジフィルター(Whatman, UK)を通して濾過滅菌した。85μlの原液を一番目と二番目のウェルに加え、これらの原液は96ウェルマイクロタイタープレート中の一列のウェル中に連続して希釈(倍加希釈)した。二番目のウェルには85μlの適切な培養液を加えた。ピペットの吸入及び排出によってウェルの内容物を完全に混合した。85μlを二番目のウェルから、85μlの培養液を入れた三番目のウェルに移し、この方法をウェル10まで繰り返した。最後の85μlを取り除き、廃棄した。ウェル11及び12は対照として用い、85μlの滅菌培養液のみを入れた。1配合当たり4列を使用し、4つの複製試験を作った。最初の11ウェルは85μlの細菌懸濁液を植菌し、完全に混合し、ネガティブコントロールとしてウェル12に85μlの滅菌培養液を加えた。プレートリーダー分光計(Spectramax Plus microplate spectrometer, molecular devices, UK)を使用して600nmでODを測定してから、プレートをシールし、37℃で24時間インキュベートした。ODを再度600nmで測定した。殺生物剤による生育阻害は、試験した各濃度に対するODに基づいて、コントロール(ウェル11)のパーセンテージとして計算した。データは殺生物剤濃度対生育阻害としてプロットし、配合が50%生育阻害を引き起こす濃度を見積もるために用いた。これはその配合に対するMICとして定義される。結果を表14に示す。
Figure 2007519788
本発明の粉末及び成形体で観察される低いMIC値は、トリクロサンが本発明の多孔質体中に組み込まれている場合、トリクロサンの活性が高められることを示している。

Claims (23)

  1. (a)水溶性ポリマー物質 10〜95重量%、及び
    (b)界面活性剤 5〜90重量%
    を含有する、三次元オープンセル格子を含む水分散性もしくは水溶性多孔質体であって、
    前記多孔質体が、水銀ポロシメーターによって測定して少なくとも約3ml/gの細孔容積を有する水分散性もしくは水溶性多孔質体(ただし、前記多孔質体は0.2〜5mmの平均ビーズ直径を有する球形ビーズではないことを条件とする)。
  2. 前記多孔質体が、粉末、ビーズ、又は成形体の形態である、請求項1記載の多孔質体。
  3. 前記ポリマー物質が、天然ガム、多糖類、セルロース誘導体、または以下の:
    ビニルアルコール、
    アクリル酸、
    メタクリル酸、
    アクリルアミド、
    メタクリルアミド、
    アクリルアミドメチルプロパンスルホネート類、
    アミノアルキルアクリレート類、
    アミノアルキルメタクリレート類、
    ヒドロキシエチルアクリレート、
    ヒドロキシエチルメチルアクリレート、
    ビニルピロリドン、
    ビニルイミダゾール、
    ビニルアミン類、
    ビニルピリジン、
    エチレングリコール、
    エチレンオキシド、
    エチレンイミン、
    スチレンスルホネート類、
    エチレングリコールアクリレート類、
    エチレングリコールメタクリレート
    から選択される(コ)モノマー類を含むホモポリマーもしくはコポリマーである、請求項1又は2に記載の多孔質体。
  4. 前記セルロース誘導体が、キサンタンガム、キシログルカン、セルロースアセテート、メチルセルロース、メチルエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシプロピルブチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びその塩類、又はカルボキシメチル−ヒドロキシエチルセルロース及びその塩類から選択される、請求項3記載の多孔質体。
  5. 前記界面活性剤が、ノニオン性、アニオン性、カチオン性、もしくは両性イオン性である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の多孔質体。
  6. 前記界面活性剤が常温で固体である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の多孔質体。
  7. 前記界面活性剤が、エトキシル化トリグリセリド類;脂肪アルコールエトキシレート類;アルキルフェノールエトキシレート類;脂肪酸エトキシレート類;脂肪アミドエトキシレート類;脂肪アミンエトキシレート類;ソルビタンアルカノエート類;エチル化ソルビタンアルカノエート類;アルキルエトキシレート類;プルロニックス類(pluronics);アルキルポリグルコシド類;ステアロールエトキシレート類;アルキルポリグリコシド類;アルキルエーテルサルフェート類;アルキルエーテルカルボキシレート類;アルキルベンゼンスルホネート類;アルキルエーテルホスフェート類;ジアルキルスルホスクシネート類;アルキルスルホネート類;石けん類;アルキルサルフェート類;アルキルカルボキシレート類;アルキルホスフェート類;パラフィンスルホネート類;二級n−アルカンスルホネート類;アルファ−オレフィンスルホネート類;イセチオネートスルホネート類;脂肪アミン塩類;脂肪ジアミン塩類;第四級アンモニウム化合物類;ホスホニウム界面活性剤;スルホニウム界面活性剤;スルホキソニウム界面活性剤;アミノ酸(例えば、グリシン、ベタイン、アミノプロピオン酸)のN−アルキル誘導体;イミダゾリン界面活性剤;アミンオキシド類;アミドベタイン類;及びそれらの混合物から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の多孔質体。
  8. 前記多孔質ポリマー体が、前記ポリマー格子中に組み込まれた水溶性もしくは非水溶性物質を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の多孔質体。
  9. 前記水溶性物質が、水溶性ビタミン;水溶性蛍光剤;活性化されたアルミニウムクロロハイドレート;漂白触媒として用いられる遷移金属錯体;水溶性ポリマー類;ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA);C8よりも長い鎖長を含む一級及び二級アルコールサルフェート類、もしくはそれらの混合物、から選択される請求項8に記載の水溶性多孔質ポリマー体。
  10. 前記非水溶性物質が、抗菌剤;抗ふけ剤;美白剤;蛍光剤;消泡剤;ヘアーコンディショニング剤;布帛コンディショニング剤;スキンコンディショニング剤;染料;UV保護剤;漂白剤もしくは漂白剤前駆体;抗酸化剤;殺虫剤;農薬;除草剤;香料もしくはその前駆体;香味料もしくはその前駆体;薬学的活性物質;疎水性ポリマー材料、ならびにそれらの混合物から選択される、請求項8に記載の水溶性多孔性ポリマー体。
  11. (a)10〜95重量%の水溶性ポリマー物質と、
    (b)5〜90重量%の界面活性剤
    とを含有し、三次元オープンセル格子を含む水分散性もしくは水溶性多孔質体(前記多孔質体が、(以下に説明する)水銀ポロシメーターで測定して少なくとも約3ml/gの細孔容積を有する[但し前記多孔質体が0.2〜5mmの平均粒径を有する球形ビーズではない])の製造方法であって、以下のステップ:
    (a)液体媒体中のポリマー物質及び界面活性剤の均質混合物を準備するステップ;
    (b)前記液体媒体を急速凍結させるために有効な温度の液体冷凍媒体を準備するステップ;
    (c)前記液体媒体を急速凍結させるために有効な時間、前記液体媒体の凍結温度未満の温度で前記液体媒体を前記液体冷凍媒体で冷却するステップ;及び、
    (d)凍結された前記液体媒体を凍結乾燥させて、昇華により前記液体媒体を除去することにより多孔質体を形成するステップ、
    を含む製造方法。
  12. 前記液体媒体の冷却が、噴霧したエマルションを前記液体冷凍媒体中にスプレーすることにより;前記エマルションの液滴を前記液体冷凍媒体中に滴下することにより;又は前記エマルションを型に注ぎ、前記型中で前記エマルションを冷却することにより行われる、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ポリマー物質が、天然ガム、ポリサッカライド、セルロース誘導体、又は下記の:
    ビニルアルコール、
    アクリル酸、
    メタクリル酸、
    アクリルアミド、
    メタクリルアミド、
    アクリルアミドメチルプロパンスルホネート類、
    アミノアルキルアクリレート類、
    アミノアルキルメタクリレート類、
    ヒドロキシエチルアクリレート、
    ヒドロキシエチルメチルアクリレート、
    ビニルピロリドン、
    ビニルイミダゾール、
    ビニルアミン類、
    ビニルピリジン、
    エチレングリコール、
    エチレンオキシド、
    エチレンイミン、
    スチレンスルホネート類、
    エチレングリコールアクリレート類、
    エチレングリコールメタクリレート類、
    から選択される(コ)モノマーを含むホモポリマーもしくはコポリマーである、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 前記界面活性剤が、ノニオン性、アニオン性、カチオン性、又は両性イオン性である、請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記界面活性剤が常温で固体である、請求項11〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記界面活性剤が8〜18のHLB値を有する、請求項11〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記界面活性剤が、エトキシル化トリグリセリド類;脂肪アルコールエトキシレート類;アルキルフェノールエトキシレート類;脂肪酸エトキシレート類;脂肪アミドエトキシレート類;脂肪アミンエトキシレート類;ソルビタンアルカノエート類;エチル化ソルビタンアルカノエート類;アルキルエトキシレート類;プルロニックス類(pluronics);アルキルポリグルコシド類;ステアロールエトキシレート類;アルキルポリグリコシド類;アルキルエーテルサルフェート類;アルキルエーテルカルボキシレート類;アルキルベンゼンスルホネート類;アルキルエーテルホスフェート類;ジアルキルスルホスクシネート類;アルキルスルホネート類;石けん類;アルキルサルフェート類;アルキルカルボキシレート類;アルキルホスフェート類;パラフィンスルホネート類;二級n−アルカンスルホネート類;アルファ−オレフィンスルホネート類;イセチオネートスルホネート類;脂肪アミン塩類;脂肪ジアミン塩類;第四級アンモニウム化合物類;ホスホニウム界面活性剤;スルホニウム界面活性剤;スルホキソニウム界面活性剤;アミノ酸(例えば、グリシン、ベタイン、アミノプロピオン酸)のN−アルキル誘導体;イミダゾリン界面活性剤;アミンオキシド類;アミドベタイン類;及びそれらの混合物、から選択される、請求項11〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記均質混合物が水中油型エマルションである、請求項11記載の方法。
  19. 前記エマルションの不連続相がエマルションの10〜95体積%含まれる、請求項18に記載の方法。
  20. 前記エマルションの不連続相がエマルションの20〜60体積%含まれる、請求項18に記載の方法。
  21. 前記エマルションの不連続相が、アルカン類;環状炭化水素類;ハロゲン化アルカン類;エステル類;ケトン類;エーテル類;揮発性環状シリコーン類、及びそれらの混合物から選択される、請求項18に記載の方法。
  22. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の多孔質体を水性媒体に曝すことによって形成された界面活性剤と水溶性ポリマー物質とを含む溶液又は分散液。
  23. その中に含まれている前記疎水性物質を有する請求項8記載の多孔質体を水性媒体に曝すことによって形成される、水溶性ポリマー物質、界面活性剤、及び疎水性物質を含む、溶液もしくは分散液。
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