JP2015129125A - 多孔質溶解性固体基材及び表面常在シクロデキストリン香料複合物 - Google Patents
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Abstract
【課題】パーソナルケア組成物、特に多孔質溶解性固体基材であるパーソナルケア物品の形のパーソナルケア組成物の提供。【解決手段】アルキル及びアルキルエーテル硫酸塩、及び硫酸化モノグリセリド等の界面活性剤10〜75%と、ポリビニルアルコール及びポリアクリレート等の水溶性高分子10〜50%と、及びグリセリン等の可塑剤1〜30%と、を含む多孔質溶解性固体基材、及びシクロデキストリン香料複合物10〜100%を含む表面常在コーティングを該多孔質溶解性固体基材に適用した、物品の形のパーソナルケア組成物。【選択図】なし
Description
本発明は、パーソナルケア組成物、特に、多孔質溶解性固体基材と表面常在シクロデキストリン香料複合物とを含む物品の形のパーソナルケアの利益を提供するパーソナルケア組成物に関する。
パーソナルケア組成物は、従来、液体製品として販売されてきた。これらの液体パーソナルケア製品は、一般に、処方の中に相当量の水を含む。液体であることに加えて、パーソナルケア製品の多くは、消費者が一般によい香りのパーソナルケア製品を望むので香料を含む。しかしながら、パーソナルケア製品中に水があるため、香料の含有は、水溶性の両親媒性物質集合体(ミセル、液状結晶など)内の可溶化又は乳化に限られる。その結果、香料分子の大部分が、そのような水溶性集合体内に「閉じ込められ」、これが、製品の使用中に香料を消費者の鼻(例えば、低い香料放出)と、標的ケラチン基質(例えば、皮膚及び/又は毛髪)とに効率的に送達するのを制限する可能性がある。更に、香料の選択は、消費者に単一の芳香体験を提供するものに限られ(例えば、パッケージ化されたような製品の芳香は同一であり、使用中に体験する唯一の香料である)、使用中に水によって活性化される香料の送達を妨げる。
したがって、本発明の目的は、消費者の使用中に香料をより効率的に送達することができるパーソナルケア製品を提供することである。本発明の目的は、また、水で活性化することができる香料を送達する(即ち、使用中に製品に水を加えることにより香料の放出を最大限に開始する)パーソナルケア製品を提供することである。本発明の目的は、更に、主香料(primary perfume)だけでなく、使用中に水で活性化される第2の香料噴出の元になる副香料(secondary perfume)も送達することができるパーソナルケア製品を提供することである。例えば、パーソナルケア製品は、水と組み合わされる前に1つの香料を有し、また水との接触後に、パーソナルケア製品は、副香料及び/又は同じ最初の香料の香料放出(perfume bloom)を有することができる。
本発明は前述の要求を満たす。一態様において、本発明は、使用前と使用中の両方で消費者が望む香料を提供しながら、標的ケラチン基質(例えば、皮膚及び/又は毛髪)への適用が容易になるように消費者の手のひらで便利にかつ素早く溶解して、液体パーソナルケア組成物を再構成することができる単位用量パーソナルケア物品の形の多孔質溶解性固体基材を提供する。
別の態様では、本発明は、(i)約10%〜約75%の界面活性剤と、約10%〜約50%の水溶性高分子と、約1%〜約30%の可塑剤とを含む多孔質溶解性固体基材、及び(ii)約10%〜約100%の1つ以上のシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングを含み、複合物中のシクロデキストリンと香料との比率が、約100:1〜約1:1であり、多孔質溶解性固体基材と表面常在コーティングとの比率が、約110:1〜約0.5:1であるパーソナルケア物品を提供する。
一実施形態では、本発明は、パーソナルケア物品の製造方法を提供し、その方法は、粉末状のシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングを、約10%〜約75%の界面活性剤と、約10%〜約50%の水溶性高分子と、約1%〜約30%の可塑剤とを含む多孔質溶解性固体基材に適用することを含む。
別の実施形態では、本発明は、パーソナルケア物品の製造方法を提供する。この方法は、約5%〜約50%の界面活性剤と、約5%〜約35%の水溶性高分子と、約0.5%〜約20%の可塑剤とを含む加工混合物を調製すること、ガスを加工混合物に導入することにより加工混合物をエアレーションして、湿潤気泡化混合物を形成すること、湿潤気泡化混合物を1つ以上の所望の形状に形成すること、湿潤気泡化混合物を乾燥させて多孔質溶解性固体基材を形成すること、及び粉末状のシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングを、多孔質溶解性固体基材に適用することを含む。
本明細書は、本発明を詳細に指摘し明確に請求する特許請求の範囲で締めくくるが、本発明は、類似の参照数字が同一要素を示す添付図面と共に行われる実施形態の以下の説明からよりよく理解されると考えられる。
表面常在シクロデキストリン香料複合物を含む多孔質溶解性固体基材の概略図。
表面常在シクロデキストリン香料複合層を間に有する2つの多孔質溶解性固体基材の概略図。
くぼみ部内に表面常在シクロデキストリン香料複合物を有するくぼみ付き多孔質溶解性固体基材の概略図。
くぼみ部内に表面常在シクロデキストリン香料複合物を有するくぼみ付き多孔質溶解性固体基材の概略図。
表面常在シクロデキストリン香料複合物を密封するように折り畳まれた多孔質溶解性固体基材の概略図。
元のドライシャンプー・パッドに対する溶解シャンプー・パッド(7:1水希釈)からの香料原料(PRM)のGC/MSヘッドスペース比率を示す。
元のドライシャンプー・パッドに対する溶解シャンプー・パッド(7:1水希釈)からの揮発性の高い香料原料のGCヘッドスペース存在度を示す。
元のドライシャンプー・パッドに対する溶解シャンプー・パッド(7:1水希釈)からの揮発性の低い香料原料のGCヘッドスペース存在度を示す。
純粋液体シャンプー対照に対する溶解シャンプー・パッド(7:1水希釈)からの香料原料(PRM)のGC/MSヘッドスペース比率を示す。
完全希釈された液体シャンプー対照(1部の液体シャンプー又は溶解パッド・シャンプーに対して10部の脱イオン水)に対する溶解し完全希釈されたシャンプー・パッドからの香料原料(PRM)のGC/MSヘッドスペース比率を示す。
純粋液体シャンプー対照に対する溶解シャンプー・パッド(7:1水希釈)からの香料原料(PRM)のGCヘッドスペース存在度を示す。
本発明の全ての実施形態では、特に別段の記載がない限り、百分率はいずれも、組成物全体の重量を基準とする。特に別段の記載がない限り、すべての比率は重量比である。全ての範囲は、包括的であり結合可能である。有効数字の数は、表示された量に対する限定を表すものでも、測定値の精度に対する限定を表すものでもない。特に別段の指示がない限り、全ての数量は、「約」という単語によって修飾されるものと理解される。特に指示がない限り、全ての測定は、25℃において周囲条件で実施されるものと理解され、「周囲条件」とは、約1気圧及び相対湿度約50%における条件を意味する。列挙される成分に関するこのような全ての重量は、活性濃度に基づいており、別段の指定がない限り、市販の物質に包含されている可能性のあるキャリア又は副生成物を包含しない。
I.定義
本明細書で使用されるとき、用語「パーソナルケア組成物」は、過度の望ましくない影響なしに哺乳動物の毛髪及び皮膚に適用されることがある組成物を意味する。
本明細書で使用されるとき、用語「パーソナルケア組成物」は、過度の望ましくない影響なしに哺乳動物の毛髪及び皮膚に適用されることがある組成物を意味する。
用語「表面常在シクロデキストリン香料複合物」は、本明細書で使用されるとき、多孔質溶解性固体基材の固体/空気界面の少なくとも一部分に吸着されたシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングを指す。得られた表面常在コーティングは、製品の有効期間中、及び消費者の使用中にパーソナルケア物品が水と接触する前に、シクロデキストリン香料複合物と溶解性多孔質固体のバルクとの間の物理的相互作用を最小にする。
本明細書で使用されるとき、「パーソナルケア物品」は、シクロデキストリン香料複合物の表面常在コーティングと共に、界面活性剤、水溶性高分子、及び可塑剤を含む多孔質溶解性固体基材を意味する。パーソナルケア物品は、本明細書で「物品」と呼ばれることがある。
本明細書で使用されるとき、「溶解性」は、多孔質溶解性固体基材が、本明細書に記載した手溶解法試験(Hand Dissolution Method Test)に適合する溶解率を有することを意味する。
本明細書で使用されるとき、「多孔質溶解性固体基材」は、周囲大気のガス(通常は、空気)を含む空間又は気泡の相互接続網を定義する固体高分子含有マトリックスを意味する。構造の相互接続性は、星形体積、構造モデル指数(SMI)又は連続気泡含有率によって説明されてもよい。
本明細書で使用されるとき、「グループI」は、パーソナルケア組成物中で使用するに適したアニオン性界面活性剤を意味する。
本明細書で使用されるとき、「グループII」は、パーソナルケア組成物中で使用するのに適した両性、双極性イオン及びこれらの組み合わせからなる群から選択された界面活性剤である。
II.パーソナルケア物品
本発明のパーソナルケア物品は、香料のより効率的な送達並びに消費者の使用中に香料の水活性化放出を可能にすることによって、泡立ち/洗浄製品による独特な香料体験を消費者に提供する。水活性化香料は、パーソナルケア製品が、水と組み合わされる前に1つの香料を有し、また水と接触した後でパーソナルケア製品が副香料及び/又は同一の最初の香料の香料放出を有することができるように副香料を包含してもよい。
本発明のパーソナルケア物品は、香料のより効率的な送達並びに消費者の使用中に香料の水活性化放出を可能にすることによって、泡立ち/洗浄製品による独特な香料体験を消費者に提供する。水活性化香料は、パーソナルケア製品が、水と組み合わされる前に1つの香料を有し、また水と接触した後でパーソナルケア製品が副香料及び/又は同一の最初の香料の香料放出を有することができるように副香料を包含してもよい。
これは、多孔質溶解性固体基材上にシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングを組み込むことによって達成される。任意の適切な適用方法を使用して、シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングを多孔質溶解性固体基材に適用して、多孔質溶解性固体基材の固体/空気界面の少なくとも一部分に吸着される表面常在コーティングを形成することができる。一実施形態では、シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングは、多孔質溶解性固体基材の表面に適用される粉体被覆の形である。
従来、香料は、水性の液体消費者製品から、安定した水性両親媒性物質集合体(例えば、ミセル、液体結晶など)内の香料の可溶化又は乳化によって送達されている。この結果、製品使用中の消費者の鼻孔への香料の効率的な送達が減少し(即ち、香料放出の低下)、また標的ケラチン基質(即ち、皮膚及び/又は毛髪)への香料の効率的な送達が減少することがある。これは、製品の使用中の水性相による水/空気及び水/基材界面への疎水性香料分子の拡散を妨げることがある安定化された水性両親媒性物質集合体中の香料分子の「閉じ込め」によるものであることがあり、それにより、意図された標的(消費者の鼻孔とケラチン基質)への香料分子の効率的な送達が減少し、更に無駄になる香料分子の量が増える(例えば、洗い流される)。これは、本発明のパーソナルケア物品において、毛髪又は皮膚への適用直前に水に溶解されるときに生じることもあるが、そのような物理的「閉じ込め」相互作用は、パーソナルケア物品が本発明に従って製造されかつ/又は使用されるときに最小になる。
本発明は、また、水で活性化された香料の送達を可能にし、即ち、使用中に製品に水を加えることによって香料の放出が最大限に開始される。これは、本発明のシクロデキストリン香料複合物が水放出性であること、即ち、シクロデキストリンが、パーソナルケア物品が水に溶解されるときに香料が物理的に放出又は遊離した状態で溶解するために起こる。
この本発明は、更に、消費者による製品の使用体験中に、主香料と副香料の両方の独特かつ任意の送達を可能にする。例えば、パーソナルケア製品は、水と組み合わされる前に1つの香料を有することができ、また水と接触後に、パーソナルケア製品は、第2の香料及び/又は同じ最初の香料のより強い香料放出を有することができる。これは、シクロデキストリン香料複合物内の副香料を、主香料と異なる香料と組み合わせることにより達成することができる。あるいは、同じ香料が、シクロデキストリン香料複合物内に使用されてもよいが、パーソナルケア物品の溶解時により強い香料放出が可能になる。
A.多孔質溶解性固体基材
多孔質溶解性固体基材は、界面活性剤、水溶性高分子、及び可塑剤を含む。多孔質溶解性固体基材は、消費者の手のひらで便利かつ素早く溶解して、その結果、液体パーソナルケア組成物が得られるように調製することができる。溶解した後、このパーソナルケア組成物は、従来の液体パーソナルケア組成物と同じように使用することができ、即ち、頭皮及び/又は毛髪に適用することができる。多孔質溶解性固体基材は、最大気泡壁厚さを有する。多孔質溶解性固体基材は、約0.02mm〜約0.15mm、一実施形態では約0.025mm〜約0.12mm、別の実施形態では約0.03mm〜約0.09mm、及び更に別の実施形態では約0.035mm〜約0.06mmの気泡壁厚さを有する。多孔質溶解性固体基材は、気泡間に最低レベルの相互接続性を有し、この相互接続性は、星形体積、構造モデル指数(SMI)及び連続気泡含有率によって定量化される。多孔質溶解性固体基材は、約1mm3〜約90mm3、一実施形態では約1.5mm3〜約60mm3、別の実施形態では約2mm3〜約30mm3、及び更に別の実施形態では約2.5mm3〜約15mm3の星形体積を有する。多孔質溶解性固体基材は、約0.0〜約3.0、一実施形態では約0.5〜約2.75、及び別の実施形態では約1.0〜約2.50の負でない構造モデル指数を有する。多孔質溶解性固体基材は、約80%〜100%、一実施形態では約85%〜約97.5%、及び別の実施形態では約90%〜約95%の連続気泡含有率を有する。多孔質溶解性固体基材は、また、最小の比表面積を有する。多孔質溶解性固体基材は、約0.03m2/g〜約0.25m2/g、一実施形態では約0.035m2/g〜約0.22m2/g、別の実施形態では約0.04m2/g〜約0.19m2/g、及び更に別の実施形態では約0.045m2/g〜約0.16m2/gの比表面積を有する。多孔質溶解性固体基材は、約125グラム/m2〜約3,000グラム/m2、一実施形態では約300グラム/m2〜約2,500グラム/m2、別の実施形態では約400グラム/m2〜約2,000グラム/m2、別の実施形態では約500グラム/m2〜約1,500グラム/m2、別の実施形態では約600グラム/m2〜約1,200グラム/m2、及び別の実施形態では約700〜約1,000グラム/m2の基本重量を有する。多孔質溶解性固体基材は、約0.03g/cm3〜約0.40g/cm3、一実施形態では約0.05g/cm3〜約0.35g/cm3、別の実施形態では約0.08g/cm3〜約0.30g/cm3、別の実施形態では約0.10g/cm3〜約0.25g/cm3、及び別の実施形態では約0.12g/cm3〜約0.20g/cm3の固体密度を有する。
多孔質溶解性固体基材は、界面活性剤、水溶性高分子、及び可塑剤を含む。多孔質溶解性固体基材は、消費者の手のひらで便利かつ素早く溶解して、その結果、液体パーソナルケア組成物が得られるように調製することができる。溶解した後、このパーソナルケア組成物は、従来の液体パーソナルケア組成物と同じように使用することができ、即ち、頭皮及び/又は毛髪に適用することができる。多孔質溶解性固体基材は、最大気泡壁厚さを有する。多孔質溶解性固体基材は、約0.02mm〜約0.15mm、一実施形態では約0.025mm〜約0.12mm、別の実施形態では約0.03mm〜約0.09mm、及び更に別の実施形態では約0.035mm〜約0.06mmの気泡壁厚さを有する。多孔質溶解性固体基材は、気泡間に最低レベルの相互接続性を有し、この相互接続性は、星形体積、構造モデル指数(SMI)及び連続気泡含有率によって定量化される。多孔質溶解性固体基材は、約1mm3〜約90mm3、一実施形態では約1.5mm3〜約60mm3、別の実施形態では約2mm3〜約30mm3、及び更に別の実施形態では約2.5mm3〜約15mm3の星形体積を有する。多孔質溶解性固体基材は、約0.0〜約3.0、一実施形態では約0.5〜約2.75、及び別の実施形態では約1.0〜約2.50の負でない構造モデル指数を有する。多孔質溶解性固体基材は、約80%〜100%、一実施形態では約85%〜約97.5%、及び別の実施形態では約90%〜約95%の連続気泡含有率を有する。多孔質溶解性固体基材は、また、最小の比表面積を有する。多孔質溶解性固体基材は、約0.03m2/g〜約0.25m2/g、一実施形態では約0.035m2/g〜約0.22m2/g、別の実施形態では約0.04m2/g〜約0.19m2/g、及び更に別の実施形態では約0.045m2/g〜約0.16m2/gの比表面積を有する。多孔質溶解性固体基材は、約125グラム/m2〜約3,000グラム/m2、一実施形態では約300グラム/m2〜約2,500グラム/m2、別の実施形態では約400グラム/m2〜約2,000グラム/m2、別の実施形態では約500グラム/m2〜約1,500グラム/m2、別の実施形態では約600グラム/m2〜約1,200グラム/m2、及び別の実施形態では約700〜約1,000グラム/m2の基本重量を有する。多孔質溶解性固体基材は、約0.03g/cm3〜約0.40g/cm3、一実施形態では約0.05g/cm3〜約0.35g/cm3、別の実施形態では約0.08g/cm3〜約0.30g/cm3、別の実施形態では約0.10g/cm3〜約0.25g/cm3、及び別の実施形態では約0.12g/cm3〜約0.20g/cm3の固体密度を有する。
一実施形態では、本発明の多孔質溶解性固体基材は、パッド、ストリップ又はテープの形の平らで柔軟な基材であり、また以下の手法によって測定されるとき、約0.5mm〜約10mm、一実施形態では約1mm〜約9mm、別の実施形態では約2mm〜約8mm、及び更に他の実施形態では約3mm〜約7mmの厚さを有する。
1.界面活性剤
本発明の多孔質溶解性固体基材は、消費者の適切な使用指示の下で泡立ち性でもよく、比非泡立ち性でもよい。多孔質溶解性基材は、乾燥(凝固)前に安定した発泡固体を生成するために加工助剤として少なくとも1つの界面活性剤を含み、泡立ち基材の場合には、界面活性剤は、発泡及び/又は洗浄剤として二重の働きを提供してもよい。
本発明の多孔質溶解性固体基材は、消費者の適切な使用指示の下で泡立ち性でもよく、比非泡立ち性でもよい。多孔質溶解性基材は、乾燥(凝固)前に安定した発泡固体を生成するために加工助剤として少なくとも1つの界面活性剤を含み、泡立ち基材の場合には、界面活性剤は、発泡及び/又は洗浄剤として二重の働きを提供してもよい。
a.泡立ち多孔質溶解性固体基材
泡立ち及び/又は清浄用の泡立ち多孔質溶解性固体基材は、パーソナルケア物品に対して、約10重量%〜約75重量%、一実施形態では約30重量%〜約70重量%、及び別の実施形態では約40重量%〜約65重量%の界面活性剤を含み、界面活性剤は、グループIからの1つ以上の界面活性剤を含み、グループIは、ヘアケア又は他のパーソナルケア組成物、及び必要に応じてグループIIからの1つ以上の界面活性剤での使用に適したアニオン性界面活性剤を意味し、グループIIは、ヘアケア又は他のパーソナルケア組成物での使用に適した両性、双極性イオン及びこれらの組み合わせからなる群から選択される界面活性剤を意味し、グループIとグループIIとの界面活性剤の比率は、約100:0〜約30:70である。本発明の別の実施形態では、グループIとグループIIとの界面活性剤の比率は、約85:15〜約40:60である。本発明の更に別の実施形態では、グループIとグループIIとの界面活性剤の比率は、約70:30〜約55:45である。
泡立ち及び/又は清浄用の泡立ち多孔質溶解性固体基材は、パーソナルケア物品に対して、約10重量%〜約75重量%、一実施形態では約30重量%〜約70重量%、及び別の実施形態では約40重量%〜約65重量%の界面活性剤を含み、界面活性剤は、グループIからの1つ以上の界面活性剤を含み、グループIは、ヘアケア又は他のパーソナルケア組成物、及び必要に応じてグループIIからの1つ以上の界面活性剤での使用に適したアニオン性界面活性剤を意味し、グループIIは、ヘアケア又は他のパーソナルケア組成物での使用に適した両性、双極性イオン及びこれらの組み合わせからなる群から選択される界面活性剤を意味し、グループIとグループIIとの界面活性剤の比率は、約100:0〜約30:70である。本発明の別の実施形態では、グループIとグループIIとの界面活性剤の比率は、約85:15〜約40:60である。本発明の更に別の実施形態では、グループIとグループIIとの界面活性剤の比率は、約70:30〜約55:45である。
アニオン性界面活性剤の非限定的な例は、米国特許第2,486,921号、同第2,486,922号、及び同第2,396,278号に記載されている。アニオン性界面活性剤は、アルキル及びアルキルエーテル硫酸塩、硫酸化モノグリセリド、スルホン化オレフィン、アルキルアリールスルホン酸塩、第1級又は第2級アルカンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、タウリン酸、イセチオン酸、アルキルグリセリルスルホン酸塩、スルホン化メチルエステル、スルホン化脂肪酸、アルキルリン酸、アシルグルタミン酸塩、アシルサルコシネート、乳酸アルキル、アニオン性フルオロ界面活性剤、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されることができる。
適切な双極性イオン又は両性界面活性剤の非限定的な例は、米国特許第5,104,646号(Bolich Jr.ら)と同第5,106,609号(Bolich Jr.ら)に記載されている。
更なる適切なグループIとグループIIの界面活性剤には、米国特許出願第61/120,765号に開示された界面活性剤と、McCutcheon’s Detergents and Emulsifiers,North American Edition(1986),Allured Publishing Corp.、McCutcheon’s,Functional Materials,North American Edition(1992),Allured Publishing Corp.、及び米国特許第3,929,678号(Laughlinら)に開示された界面活性剤が挙げられる。適切な界面活性剤の他の非限定的な例は、米国特許出願第61/120,790号に含まれる。
b.非泡立ち多孔質溶解性固体基材
非泡立ち多孔質溶解性固体基材は、パーソナルケア物品の約10重量%〜約75重量%、別の実施形態では約15重量%〜約60重量%、及び別の実施形態では約20重量%〜約50重量%の界面活性剤を含み、界面活性剤は、以下に述べる界面活性剤の1つ以上を含む。
非泡立ち多孔質溶解性固体基材は、パーソナルケア物品の約10重量%〜約75重量%、別の実施形態では約15重量%〜約60重量%、及び別の実施形態では約20重量%〜約50重量%の界面活性剤を含み、界面活性剤は、以下に述べる界面活性剤の1つ以上を含む。
(i)アニオン性界面活性剤
本発明の多孔質溶解性固体基材が、非泡立ち性の場合、基材は、主に安定した発泡固体を製造する際の加工助剤として使用される最高レベル10%(又は、10%未満)のアニオン性界面活性剤を含んでもよい。
本発明の多孔質溶解性固体基材が、非泡立ち性の場合、基材は、主に安定した発泡固体を製造する際の加工助剤として使用される最高レベル10%(又は、10%未満)のアニオン性界面活性剤を含んでもよい。
(ii)非イオン性界面活性剤
一実施形態では、非イオン性界面活性剤は、安定した多孔質溶解性固体基材を製造する際の加工助剤として含まれる。本発明で使用される適切な非イオン性界面活性剤には、McCutcheon’s Detergents and Emulsifiers,North American edition(1986),Allured Publishing Corp.、及びMcCutcheon’s Functional Materials,North American edition(1992)に記載されているものが挙げられる。本発明のパーソナルケア組成物での使用に適切な非イオン性界面活性剤には、ポリオキシエチレン化アルキルフェノール、ポリオキシエチレン化アルコール、ポリオキシエチレン化ポリオキシプロピレングリコール、アルカノン酸のグリセリルエステル、アルカノン酸のポリグリセリンエステル、アルカノン酸のプロピレングリコールエステル、アルカノン酸のソルビトールエステル、アルカノン酸のポリオキシエチレン化ソルビトールエステル、アルカノン酸のポリオキシエチレングリコールエステル、ポリオキシエチレン化アルカノン酸、アルカノールアミド、N−アルキルピロリドン、アルキルグリコシド、アルキルポリグルコシド、アルキルアミン酸化物、ポリオキシエチレン化シリコーン、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
一実施形態では、非イオン性界面活性剤は、安定した多孔質溶解性固体基材を製造する際の加工助剤として含まれる。本発明で使用される適切な非イオン性界面活性剤には、McCutcheon’s Detergents and Emulsifiers,North American edition(1986),Allured Publishing Corp.、及びMcCutcheon’s Functional Materials,North American edition(1992)に記載されているものが挙げられる。本発明のパーソナルケア組成物での使用に適切な非イオン性界面活性剤には、ポリオキシエチレン化アルキルフェノール、ポリオキシエチレン化アルコール、ポリオキシエチレン化ポリオキシプロピレングリコール、アルカノン酸のグリセリルエステル、アルカノン酸のポリグリセリンエステル、アルカノン酸のプロピレングリコールエステル、アルカノン酸のソルビトールエステル、アルカノン酸のポリオキシエチレン化ソルビトールエステル、アルカノン酸のポリオキシエチレングリコールエステル、ポリオキシエチレン化アルカノン酸、アルカノールアミド、N−アルキルピロリドン、アルキルグリコシド、アルキルポリグルコシド、アルキルアミン酸化物、ポリオキシエチレン化シリコーン、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
(iii)高分子界面活性剤
高分子界面活性剤は、また、本発明の多孔質溶解性固体基材を製造する際の加工助剤として単独又はイオン性及び/又は非イオン性界面活性剤と組み合わせて使用される界面活性剤でもよい。本発明のパーソナルケア組成物で使用される適切な高分子界面活性剤には、エチレンオキシドと脂肪アルキル残渣とのブロック共重合体、エチレンオキシドと酸化プロピレンとのブロック共重合体、疎水性改質ポリアクリレート、疎水性改質セルロース、シリコーンポリエーテル、シリコーンコポリオールエステル、ジ第四級ポリジメチルシロキサン、共改質アミノ/ポリエーテルシリコーン、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
高分子界面活性剤は、また、本発明の多孔質溶解性固体基材を製造する際の加工助剤として単独又はイオン性及び/又は非イオン性界面活性剤と組み合わせて使用される界面活性剤でもよい。本発明のパーソナルケア組成物で使用される適切な高分子界面活性剤には、エチレンオキシドと脂肪アルキル残渣とのブロック共重合体、エチレンオキシドと酸化プロピレンとのブロック共重合体、疎水性改質ポリアクリレート、疎水性改質セルロース、シリコーンポリエーテル、シリコーンコポリオールエステル、ジ第四級ポリジメチルシロキサン、共改質アミノ/ポリエーテルシリコーン、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
2.水溶性高分子(「高分子構造化剤」)
多孔質溶解性固体基材は、構造化剤として機能する水溶性高分子を含む。本明細書で使用されるとき、用語「水溶性高分子」は、水溶性高分子及び水分散性高分子の両方を包含するのに十分幅広く、25℃において測定される少なくとも約0.1g/リットル(g/L)の水への溶解度を有する高分子として定義される。幾つかの実施形態では、高分子は、25℃において測定される約0.1g/リットル(g/L)〜約500g/リットル(g/L)の水への中溶解度を有する。(これは、巨視的等方性又は透明、有色又は無色溶液の作成を示す。)これらの固体物を製造するための高分子は、人工又は天然の起源でもよく、かつ化学反応の手段によって改善されてもよい。それは皮膜形成であってもよく、そうでなくてもよい。高分子は、生理学的に許容できるべきである。つまり皮膚、粘膜、毛髪及び頭皮に適合すべきである。
多孔質溶解性固体基材は、構造化剤として機能する水溶性高分子を含む。本明細書で使用されるとき、用語「水溶性高分子」は、水溶性高分子及び水分散性高分子の両方を包含するのに十分幅広く、25℃において測定される少なくとも約0.1g/リットル(g/L)の水への溶解度を有する高分子として定義される。幾つかの実施形態では、高分子は、25℃において測定される約0.1g/リットル(g/L)〜約500g/リットル(g/L)の水への中溶解度を有する。(これは、巨視的等方性又は透明、有色又は無色溶液の作成を示す。)これらの固体物を製造するための高分子は、人工又は天然の起源でもよく、かつ化学反応の手段によって改善されてもよい。それは皮膜形成であってもよく、そうでなくてもよい。高分子は、生理学的に許容できるべきである。つまり皮膚、粘膜、毛髪及び頭皮に適合すべきである。
1つ以上の水溶性高分子は、多孔質溶解性固体基材の約10重量%〜約50重量%、一実施形態では、多孔質溶解性固体基材の約15重量%〜約40重量%、及び更に別の実施形態では多孔質溶解性固体基材の約20重量%〜約30重量%存在してもよい。
本発明の1つ以上の水溶性高分子は、重量平均分子量が約40,000〜約500,000、一実施形態では約50,000〜約400,000、更に別の実施形態では約60,000〜約300,000、及び更に別の実施形態では約70,000〜約200,000であるように選択される。重量平均分子量は、各高分子原料の平均分子量に多孔質溶解性固体基材内にある高分子の全重量の相対重量パーセントを掛けたものを加算することにより計算される。
一実施形態では、1つ以上の水溶性高分子のうちの少なくとも1つは、約2重量%の水溶性高分子溶液が、20℃で約4センチポワズ〜約80センチポワズ、代替実施形態では約5センチポワズ〜約70センチポワズ、及び別の実施形態では約6センチポワズ〜約60センチポワズの粘度を示すように選択される。
本発明の水溶性高分子には、米国特許第5,582,786号及び欧州特許第A−397410号に記載されたようなエチレン不飽和カルボン酸単量体とエチレン不飽和単量体等のアクリル単量体から誘導された高分子を含む、米国特許出願第61/120,786号に記載されたような合成高分子が挙げられるが、これらに限定されない。適切な水溶性高分子は、また、米国特許出願第61/120,786号に記載された植物起源の例のものを含む天然原料の高分子から選択されてもよい。また、改質された天然高分子が、本発明の水溶性高分子として有効であり、米国特許出願第61/120,786号に含まれる。一実施形態では、本発明の水溶性高分子には、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、アクリル酸及びメチルアクリレートの共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリアクリレンオキシド、デンプン及びデンプン誘導体、プルラン、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、及びカルボキシメチルセルロースが挙げられる。別の実施形態では、本発明の水溶性高分子には、ポリビニルアルコール、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースが挙げられる。好適なポリビニルアルコールには、セラニーズ・コーポレーション(Celanese Corporation)(テキサス州ダラス市(Dallas, TX))から商標名CELVOL(登録商標)として入手可能なものが挙げられる。適切なヒドロキシプロピルメチルセルロースには、ダウ・ケミカル・カンパニー(Dow Chemical Company)(ミシガン州ミッドランド市(Midland, MI))から商標名METHOCEL(登録商標)として入手可能なものが挙げられる。
特定の実施形態では、前述の水溶性高分子は、本明細書に記載されたような必須の構造と物理的/化学的特性を備えるパーソナルケア物品を提供するのに役立つ限り、必要とされる水溶性高分子の量の全体的レベルを下げるために、充填材として任意の単一のデンプン又はデンプンの組み合わせと混合されてもよい。
そのような例では、水溶性高分子とデンプンベースの材料との組み合わせの重量パーセントは、一般に、多孔質溶解性固体基材の全重量に対して約10重量%〜約50重量%、一実施形態では約15重量%〜約40重量%、及び特定の実施形態では約20重量%〜約30重量%の範囲である。水溶性高分子とデンプンベースの材料との重量比は、一般に約1:10〜約10:1、一実施形態では約1:8〜約8:1、更に別の実施形態では約1:7〜約7:1、及び更にまた別の実施形態では約6:1〜約1:6の範囲であることができる。
デンプンベースの材料の典型的な供給源としては、穀物、塊茎、根、豆果及び果実を挙げることができる。天然供給源としては、トウモロコシ、豆、ポテト、バナナ、大麦、小麦、米、サゴ、アマランス、タピオカ、アロールート、カンナ、サトウモロコシ、及びそれらのろう質又は高級アミラーゼ類が挙げられる。また、デンプンベースの材料は、米国特許出願第61/120,786号に記載されたものを含む、当該技術分野で既知の任意の改質を使用して改質された天然デンプンを含んでもよい。
3.可塑剤
本発明の多孔質溶解性固体基材は、パーソナルケア組成物で使用するのに適した水溶性可塑剤を含む。一実施形態では、1つ以上の可塑剤は、多孔質溶解性固体基材の約1重量%〜約30重量%、別の実施形態では約3重量%〜約25重量%、別の実施形態では約5重量%〜約20重量%、及び更に別の実施形態では約8重量%〜約15重量%存在してもよい。適切な水溶性可塑剤の非限定的な例としては、ポリオール、コポリオール、ポリカルボン酸、ポリエステル及びジメチコーンコポリオールが挙げられる。有用なポリオールの例としては、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール(200〜600)、ソルビトール、マニトール、ラクチトール並びに他のモノ−及び多価低分子量アルコール(例えば、C2〜C8アルコール)のような糖アルコール類;フルクトース、グルコース、スクロース、マルトース、ラクトース、及び高級フルクトースコーンシロップ固形物並びにアスコルビン酸のようなモノ、ジ−及びオリゴ糖が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書で使用されるポリカルボン酸の適切な例は、米国特許出願第61/120,786号に開示されている。
本発明の多孔質溶解性固体基材は、パーソナルケア組成物で使用するのに適した水溶性可塑剤を含む。一実施形態では、1つ以上の可塑剤は、多孔質溶解性固体基材の約1重量%〜約30重量%、別の実施形態では約3重量%〜約25重量%、別の実施形態では約5重量%〜約20重量%、及び更に別の実施形態では約8重量%〜約15重量%存在してもよい。適切な水溶性可塑剤の非限定的な例としては、ポリオール、コポリオール、ポリカルボン酸、ポリエステル及びジメチコーンコポリオールが挙げられる。有用なポリオールの例としては、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール(200〜600)、ソルビトール、マニトール、ラクチトール並びに他のモノ−及び多価低分子量アルコール(例えば、C2〜C8アルコール)のような糖アルコール類;フルクトース、グルコース、スクロース、マルトース、ラクトース、及び高級フルクトースコーンシロップ固形物並びにアスコルビン酸のようなモノ、ジ−及びオリゴ糖が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書で使用されるポリカルボン酸の適切な例は、米国特許出願第61/120,786号に開示されている。
一実施形態では、可塑剤は、グリセリン又はプロピレングリコール及びこれらの組み合わせを含む。欧州特許第283165B1号は、プロポキシル化グリセロールなどのグリセロール誘導体が挙げられる、他の好適な可塑剤を開示している。
4.任意成分
多孔質溶解性固体基材は、本明細書に記載の特定の必須材料と適合するか又はパーソナルケア組成物の性能を過度に損なわないという条件で、パーソナルケア組成物で使用でき、あるいは有用であることが知られている他の任意成分を更に含んでもよい。
多孔質溶解性固体基材は、本明細書に記載の特定の必須材料と適合するか又はパーソナルケア組成物の性能を過度に損なわないという条件で、パーソナルケア組成物で使用でき、あるいは有用であることが知られている他の任意成分を更に含んでもよい。
そのような任意成分は、最も一般に、CTFA Cosmetic Ingredient Handbook,Second Edition,The Cosmetic,Toiletries,and Perfume Association,Inc.1988,1992等の参考文献に記載された化粧品用に承認された材料である。そのような任意成分の例は、2003年3月18日に出願された米国特許出願第12/361,634号、同第10/392422号と、2003年11月20日付けの米国特許公開第2003/0215522A1号に開示されている。
他の任意成分には、高分子構造化剤用の可溶化剤と乾燥促進剤とに有用な有機溶媒、特に水混和性溶媒及び共同溶媒が挙げられる。適切な有機溶媒の例は、米国特許出願第12/361,634号に開示されている。他の任意成分には、ラテックス又はエマルジョン高分子、水溶性高分子等の増粘剤、クレー、シリカ、二ステアリン酸エチレングリコール、コアセルベート形成成分を含む付着補助剤が挙げられる。追加の任意成分には、米国特許公開第2003/0215522A1号に開示されたジンクピリチオン、硫化セレン及びそれらの活物質を含むがこれらに限定されない、ふけ防止活物質がある。
B.シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティング
一実施形態では、多孔質溶解性固体基材は、吸着又は分散されて大きな表面積の薄いコーティングが作成されるシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングのための連続的でアクセス可能な大きな表面積の「足場(scaffold)」(「支柱(struts)」の三次元網)を提供する。この位置によって、使用中に水と即時に接触して、封止から香料が放出される位置にコーティングが配置される。
一実施形態では、多孔質溶解性固体基材は、吸着又は分散されて大きな表面積の薄いコーティングが作成されるシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングのための連続的でアクセス可能な大きな表面積の「足場(scaffold)」(「支柱(struts)」の三次元網)を提供する。この位置によって、使用中に水と即時に接触して、封止から香料が放出される位置にコーティングが配置される。
一実施形態では、表面常在コーティングは、1つ以上のシクロデキストリン香料複合物を約10%〜約100%、別の実施形態では約25%〜約100%、及び更に別の実施形態では約40%〜約100%含む。一実施形態では、多孔質溶解性固体基材とシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングとの比率は、約110:1〜約0.5:1、別の実施形態では約20:1〜約1:1、別の実施形態では約10:1〜約1.5:1、及び更に別の実施形態では約7:1〜約3:1である。
シクロデキストリン香料複合物
シクロデキストリン香料複合物中のシクロデキストリンと香料との比率は、一実施形態では約100:1〜約1:1、別の実施形態では約50:1〜約3:1、及び更に別の実施形態では約20:1〜約5:1である。
シクロデキストリン香料複合物中のシクロデキストリンと香料との比率は、一実施形態では約100:1〜約1:1、別の実施形態では約50:1〜約3:1、及び更に別の実施形態では約20:1〜約5:1である。
本明細書で使用されるとき、用語「シクロデキストリン」は、約6〜約12個のグルコース単位を含有する非置換型シクロデキストリンであって、特にα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン及び/又はこれらの誘導体及び/又はこれらの混合物のような既知である任意のシクロデキストリンを含む。例えば、本発明は、β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピルα−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリン、メチル化−α−シクロデキストリン、メチル化−β−シクロデキストリン、及びこれらの混合物からなる群から選択されるシクロデキストリンを使用してよい。極めて好ましい実施形態では、シクロデキストリンは、β−シクロデキストリンである。
シクロデキストリン及び/又はその混合物は、特に体臭を吸収することが知られているので本発明には有用である。したがって、副香料の複合助剤としてシクロデキストリンを使用する付加的な利益は、マトリックスが溶けて香料が放出された後で、シクロデキストリンが悪臭を吸収するのに利用可能になることである。
シクロデキストリンと副香料との複合物からの副香料の放出は、濡れたとき(例えば、シャワーで)に素早く起こる。これは、副香料が、マトリックスが水で活性化し溶解するまで最初は実質的に無臭のままであるはずなので、本発明の範囲内の使用に好都合である。例えば、小さな粒径を有するシクロデキストリンは、本発明の副香料と複合し、物品がシャワーの水と接触するまで組成物内で無臭のままである。より小さな粒径を有するシクロデキストリンほど、活性化のためにより高いシクロデキストリン表面積可用率を提供するのに役立つことがある。本明細書で使用されるとき、粒径は、粒子の最大寸法を指す。本発明に役立つ小さな粒子のシクロデキストリンは、約50マイクロメートル未満、約25マイクロメートル未満、又は約10マイクロメートル未満の粒子を有してもよい。本発明のマトリックスに役立つシクロデキストリン、シクロデキストリン誘導体及びシクロデキストリン粒径のより詳しい説明は、1995年7月4日にTrinhらに発行された米国特許第5,429,628号に見ることができる。
本明細書で使用するのに適した香料には、本明細書の下記で定義されるような主香料と副香料の使用を含むパーソナルケア製品で使用するのに適した任意の香料が挙げられる。
(i)主香料
本発明のパーソナルケア組成物は、使用前(即ち、物品を水と接触させる前)に物品に所望の香料又は無香/中立の香気を提供する主香料を含む。芳香のある主香料には、皮膚への局所適用に適切でかつパーソナルケア組成物で使用するに適切な任意の香料又は香料化学物質が挙げられる。
本発明のパーソナルケア組成物は、使用前(即ち、物品を水と接触させる前)に物品に所望の香料又は無香/中立の香気を提供する主香料を含む。芳香のある主香料には、皮膚への局所適用に適切でかつパーソナルケア組成物で使用するに適切な任意の香料又は香料化学物質が挙げられる。
パーソナルケア組成物中の主香料の濃度は、無香性を含むがそれに限定されない、望ましい香気を提供するのに有効でなければならない。一般に、芳香のある主香料の濃度は、固体物品の約0重量%〜約30重量%、一実施形態では約1重量%〜約20重量%、更に別の実施形態では約2重量%〜約10重量%、及び更に別の実施形態では約3重量%〜約8重量%である。主香料は、本発明のパーソナルケア組成物に自由香料として含まれてもよい。
(ii)副香料
副香料のシフト(例えば、ある香料から別の香料への変更)を提供するために、本発明の副香料は、香料慣れ効果を克服しかつ副香料を主香料より目立つようにするために、主香料の組成物と実質的に異なりかつ別個でなければならない。あるいは、物品の使用の間中同一の香料が望ましい場合、副香料は、単一で連続した長時間の香料体験を提供するために、主香料の組成物と実質的に同じで区別のつかないものでなければならない。
副香料のシフト(例えば、ある香料から別の香料への変更)を提供するために、本発明の副香料は、香料慣れ効果を克服しかつ副香料を主香料より目立つようにするために、主香料の組成物と実質的に異なりかつ別個でなければならない。あるいは、物品の使用の間中同一の香料が望ましい場合、副香料は、単一で連続した長時間の香料体験を提供するために、主香料の組成物と実質的に同じで区別のつかないものでなければならない。
皮膚への局所適用に適切でかつパーソナルケア組成物で使用するに適切な任意の香料又は香料化学物質が副香料として使用されてもよいが、これは、組成物内に自由香料として含まれない。副香料は、界面活性剤を含まない水流出性マトリックスに含まれる。副香料は、香料、約250℃未満の沸点を有する高揮発性香料材料、及びこれらの混合物からなる群から選択されてもよい。そのような香料は、本明細書に記載されているように、封入材料から形成された水流出性マトリックスに含まれる。
一実施形態では、副香料は、約2を超えるClogPと50十億分率(ppb)以下の臭気検出閾値を有する高効果アコード香料成分(high impact accord perfume ingredient)から選択される。
本発明によるシクロデキストリン香料複合物は、無水物である。しかしながら、処理制限の結果として、製造直後でも水レムナント(water remnants)が存在する可能性が高い。一般に、例えば貯蔵中に、水が微粒子複合物に後で再び入ることがある。水相は、水を含むだけでなく、アルコール、多価アルコール(例えば、グリセリンとプロピレングリコール)を含む保湿剤、d−パンテノール、ビタミンB3、及びその誘導体(ナイアシンアミドなど)並びに植物抽出物などの活性剤、増粘剤及び防腐剤などの追加の水溶性成分を含んでもよい。水性相は、封入剤の20重量%を超えず、約0.001重量%〜約20重量%以下、約10重量%以下、約5重量%以下、又約2重量%以下の微粒子複合物を含んでもよい。
本発明によるシクロデキストリン香料複合物は、約1μm〜約200μm、別の実施形態では約2μm〜約100μm、及び更に別の実施形態では約3μm〜約50μmの粒径を有してもよい。
表面常在コーティングは、多孔質溶解性固体基材に適用される。一実施形態では、表面常在コーティングは、微粉の形である。図1で分かるように、本発明の特定の実施形態では、パーソナルケア物品10は、多孔質溶解性固体基材14の表面の少なくとも一部分に配置された表面常在コーティング12を含む。表面常在コーティング12は、必ずしも多孔質溶解性固体基材14に隣接していなくてもよいことは理解されよう。特定の実施形態では、表面常在コーティング12は、多孔質溶解性固体基材14に全体又は一部分が浸透してもよい。
あるいは、表面常在コーティングは、パーソナルケア物品又はその部分内に含まれ(例えば、間に挟まれるか又は封入される)てもよい。そのような表面常在コーティングは、デポジタ(depositor)、シフタ、又は粉体床の使用によるような任意の他の適切な手段によって、噴霧され(sprayed)、散布され(dusted)、散在され(sprinkle)、コーティングされ、表面印刷され(例えば、所望の装飾、化粧又はパターンの形状に)、注がれ(poured on)、内部に注入され、又は浸漬されてもよい。図3A、図3B及び図4によって示された実施形態では、パーソナルケア物品10は、多孔質溶解性固体基材の表面の下にあってもよい表面常在コーティングを含む。パーソナルケア物品10の断面図である図3Bで分かるように、表面常在コーティング24は、多孔質溶解性固体基材26のくぼみ部22内にある。
次に図2を参照すると、特定の実施形態では、粉末が、後で接合される2つの多孔質溶解性固体基材の間に挟まれる(例えば、多孔質溶解性固体基材を実質的に溶解させないように、隣接面又は縁を水の薄層及び/又は可塑剤と印加圧力で封止して接着することによって)。この実施形態では、パーソナルケア物品10は、2つの多孔質溶解性固体基材16及び18を含み、その間に表面常在コーティング20が配置される。
あるいは、特定の実施形態では、粉末は、折り畳まれて粉末を封入するパウチを形成する1つのパーソナルケア物品上にあってもよい。図4に示したように、パーソナルケア物品10は、折り畳まれた多孔質溶解性固体基材34内に閉じ込められた表面常在コーティング32を含む。
本発明の表面常在シクロデキストリン香料複合物コーティングは、改善された外観を含むがそれに限定されない、他の望ましい属性をパーソナルケア物品に与えてもよい。更に、本発明の表面常在シクロデキストリン香料複合物コーティングは、製品パッケージに対して、又は物品スタックとして出荷される場合には他の物品に対して物品の粘着を最小限に抑えるために、粘着防止特性を与えるような付加的な利点を提供することもできる。
III.パーソナルケア物品の製品形態
パーソナルケア物品は、単独で使用されるか又は他のパーソナルケア構成要素との組み合わせで使用されるシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングと共に多孔質溶解性固体基材を含む、様々な製品形態のいずれでも製造することができる。製品形態にかかわらず、本明細書で検討される製品形態の実施形態は、多孔質溶解性固体基材と、シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングとの組み合わせを含む、選択され定義されたパーソナルケア物品を含む。
パーソナルケア物品は、単独で使用されるか又は他のパーソナルケア構成要素との組み合わせで使用されるシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングと共に多孔質溶解性固体基材を含む、様々な製品形態のいずれでも製造することができる。製品形態にかかわらず、本明細書で検討される製品形態の実施形態は、多孔質溶解性固体基材と、シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングとの組み合わせを含む、選択され定義されたパーソナルケア物品を含む。
一実施形態では、パーソナルケア物品は、ユーザが容易に取り扱うことができるようにする適切なサイズの1つ以上の平坦なシート又はパッドの形である。それは、正方形、長方形又は円盤状又はその他のいかなる好適な形状であってよい。パッドは、また、穿孔及び/又は切断機構によって小出しされた個々の部分を有する、テープ状ロール・ディスペンサ上に提供された連続ストリップの形でもよい。あるいは、パーソナルケア物品は、1つ以上の円筒状物体、球状物体、管状物体、又は任意の他の形状の物体の形である。
パーソナルケア物品は、テクスチャ化され、くぼみが付けられ、又は他の方法でパターン形成された、文字、ロゴ又は図を含む1つ以上の面を含んでもよい。テクスチャ化された基材は、その基材の最も外側の表面がその表面の他の領域に対して隆起している部分を含む、基材の形状によって生じ得る。隆起部分は、パーソナルケア物品の形成された形状によるものでもよく、例えば、パーソナルケア物品は、最初にくぼみ付きパターン又は格子パターンで形成されてもよい。隆起部分は、また、クレーピング加工、コーティングの刻印、パターンのエンボス加工、隆起部分を有する他の層への積層、又は多孔質溶解性固体基材自体の物理的形状の結果として得られてもよい。テクスチャ化は、また、1つの多孔質溶解性固体基材を、テクスチャ化された第2の多孔質溶解性固体基材に積層する結果として得られてもよい。特定の実施形態では、穴又はチャネルが多孔質固体の中に入り込む又は中を貫通する状態でパーソナルケア物品に穿孔することができる。
IV.製造方法
パーソナルケア物品は、(1)界面活性剤と、溶解高分子構造化剤と、可塑剤とを含む加工混合物を調製すること、(2)ガスを加工混合物に導入することにより加工混合物をエアレーションして、湿潤気泡化混合物を形成すること、(3)湿潤気泡化混合物を1つ以上の所望の形状に形成すること、(4)湿潤気泡化混合物を乾燥させて多孔質溶解性固体基材を形成すること、及び(5)粉末状のシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングを、多孔質溶解性固体基材に適用することを含むプロセスによって調製することができる。
パーソナルケア物品は、(1)界面活性剤と、溶解高分子構造化剤と、可塑剤とを含む加工混合物を調製すること、(2)ガスを加工混合物に導入することにより加工混合物をエアレーションして、湿潤気泡化混合物を形成すること、(3)湿潤気泡化混合物を1つ以上の所望の形状に形成すること、(4)湿潤気泡化混合物を乾燥させて多孔質溶解性固体基材を形成すること、及び(5)粉末状のシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングを、多孔質溶解性固体基材に適用することを含むプロセスによって調製することができる。
A.加工混合物の調製
加工混合物は、一般に、加熱によって水、可塑剤、界面活性剤及び他の任意成分がある状態で高分子構造化剤を溶解させ、その後で冷却することによって調製される。このことは、任意の好適な熱せられたバッチ攪拌システムにより、又は単軸押出機若しくは双軸押出機若しくは熱交換器を、高せん断又は静的混合に使用する任意の好適な連続的なシステムにより達成することができる。任意のプロセスは、高分子が水、界面活性剤、可塑剤、及び成分の任意の組み合わせのプレミックス部分による工程的加工を含む他の任意成分の存在下で、最終的に溶解するように想定され得る。
加工混合物は、一般に、加熱によって水、可塑剤、界面活性剤及び他の任意成分がある状態で高分子構造化剤を溶解させ、その後で冷却することによって調製される。このことは、任意の好適な熱せられたバッチ攪拌システムにより、又は単軸押出機若しくは双軸押出機若しくは熱交換器を、高せん断又は静的混合に使用する任意の好適な連続的なシステムにより達成することができる。任意のプロセスは、高分子が水、界面活性剤、可塑剤、及び成分の任意の組み合わせのプレミックス部分による工程的加工を含む他の任意成分の存在下で、最終的に溶解するように想定され得る。
本発明の加工混合物は、乾燥前に約15重量%〜約60重量%、一実施形態では約20重量%〜約55重量%、別の実施形態では約25重量%〜約50重量%、更に別の実施形態では約30重量%〜約45重量%の固体の加工混合物を含み、また約2,500cps〜約150,000cps、一実施形態では約5,000cps〜約100,000cps、別の実施形態では約7,500cps〜約75,000cps、及び更に別の実施形態では約10,000cps〜約60,000cpsの粘度を有する。
固形分率含有量は、水及び低沸騰アルコールのような明らかに揮発性のいずれの物質も除く、固形分、半固形分及び液体成分の全ての総加工混合物の重量による重量パーセントの合計である。加工混合物の粘度値は、直径4.0cmの平行平板及びギャップが1,200マイクロメートルのTAインスツルメンツ(TA Instruments)AR500レオメーター(Rheomeer)を、せん断速度1.0レシプロカル秒で30秒間、23℃で使用することにより測定される。
B.加工混合物のエアレーション
加工混合物のエアレーションは、混合物にガスを導入することによって行われる。一実施形態では、これは、機械的混合エネルギーによって行われる。別の実施形態では、これは、化学的手段により達成されてもよい。エアレーションは、任意の好適な機械的加工手段によって達成されてもよく、その方法には、(i)遊星ミキサー若しくは他の好適な混合容器を含む機械的混合によるバッチタンクエアレーション、(ii)食品業界で使用される(加圧及び非加圧)半連続的若しくは連続的エアレーター、又は(iii)多孔質固体を形成するために熱を伴う金型内であるような圧縮され得る気泡化ビード若しくは粒子を形成するために加工混合物をスプレー乾燥させること、が挙げられるが、それらに限定されない。
加工混合物のエアレーションは、混合物にガスを導入することによって行われる。一実施形態では、これは、機械的混合エネルギーによって行われる。別の実施形態では、これは、化学的手段により達成されてもよい。エアレーションは、任意の好適な機械的加工手段によって達成されてもよく、その方法には、(i)遊星ミキサー若しくは他の好適な混合容器を含む機械的混合によるバッチタンクエアレーション、(ii)食品業界で使用される(加圧及び非加圧)半連続的若しくは連続的エアレーター、又は(iii)多孔質固体を形成するために熱を伴う金型内であるような圧縮され得る気泡化ビード若しくは粒子を形成するために加工混合物をスプレー乾燥させること、が挙げられるが、それらに限定されない。
特定の実施形態において、食品業界でマシュマロの製造で従来利用されていた連続加圧式エアレータ内でパーソナルケア物品を調製できることが分かった。好適な連続的加圧エアレーターには、モートン(Morton)泡たて器(モートン・マシン社(Morton Machine Co.)、スコットランド、マザーウェル市(Motherwell, Scotland))、オークス(Oakes)連続自動ミキサー(E.T.オークス社(Oakes Corporation))、ニューヨーク州ホーポージ市(Hauppauge, New York))、フェドコ(Fedco)連続ミキサー(ザ・ピアレス・グループ(Peerless Group)、オハイオ州シドニー市(Sidney, Ohio))、及びプレスウィップ(Preswhip)(ホソカワ・ミクロン・グループ(Hosokawa Micron Group)、日本、大阪市)が挙げられる。
エアレーションは、沸騰システムによる現場ガス発生によって(二酸化炭素(CO2(g))の発生を含む1つ以上の成分の化学反応によって)化学発泡剤により達成されもよい。更なる選択肢は、イソペンタン、ペンタン、イソブテン、エタノールなどを含むが、これらに限定されない、低沸点炭化水素又はアルコールなどの揮発性発泡剤によるエアレーションである。
一実施形態では、予混合物は、エアレーションプロセスの直前に、周囲温度より高いが、成分のいずれかの望ましくない劣化を引き起こす温度より低い温度で予熱される。一実施形態では、予混合物は、約40℃より高く約99℃より低い温度、別の実施形態では約50℃より高く約95℃より低い温度、別の実施形態では約60℃より高く約90℃より低い温度で維持される。一実施形態では、周囲温度での予混合物の粘度は、約20,000cps〜約150,000cpsであり、任意選択の連続加熱は、エアレーション工程前に利用されなければならない。別の実施形態では、エアレーション中に高温を維持しようとするためにエアレーションプロセス中に追加の熱が加えられる。これは、1つ以上の面からの伝導加温、蒸気の注入、周囲湯浴、又は他の加工手段によって行うことができる。
一実施形態では、気泡化予混合物の湿潤密度範囲は、約0.12g/cm3〜約0.50g/cm3、別の実施形態では約0.15g/cm3〜約0.45g/cm3、別の実施形態では約0.20g/cm3〜約0.40g/cm3、更に別の実施形態では約0.25g/cm3〜約0.35g/cm3である。
C.湿潤気泡化加工混合物の形成
湿潤気泡化加工混合物の形成は、(i)気泡化混合物を、アルミニウム、テフロン(登録商標)、金属、HDPE、ポリカーボネート、ネオプレン、ゴム、LDPE、ガラスなどを含む非干渉性かつ非粘着性の表面を含む所望の形状とサイズの型に付着させること、(ii)他の場合にはデンプン成形技術として知られる、気泡化混合物を浅いトレーに収容された乾燥粒状デンプンに刻み込まれたキャビティ内に付着させること、並びに(iii)気泡化混合物を、後で打ち抜き、切断し、エンボス加工し、又はロールで貯蔵できる非干渉性又は非粘着性の材料のテフロン(登録商標)、金属、HDPE、ポリカーボネート、ネオプレン、ゴム、LDPE、ガラスなどを含む連続したベルト又はスクリーン上に付着させることを含むが、これらに限定されない、所望の形状の混合物を形成するのに適した任意の手段によって達成されてもよい。
湿潤気泡化加工混合物の形成は、(i)気泡化混合物を、アルミニウム、テフロン(登録商標)、金属、HDPE、ポリカーボネート、ネオプレン、ゴム、LDPE、ガラスなどを含む非干渉性かつ非粘着性の表面を含む所望の形状とサイズの型に付着させること、(ii)他の場合にはデンプン成形技術として知られる、気泡化混合物を浅いトレーに収容された乾燥粒状デンプンに刻み込まれたキャビティ内に付着させること、並びに(iii)気泡化混合物を、後で打ち抜き、切断し、エンボス加工し、又はロールで貯蔵できる非干渉性又は非粘着性の材料のテフロン(登録商標)、金属、HDPE、ポリカーボネート、ネオプレン、ゴム、LDPE、ガラスなどを含む連続したベルト又はスクリーン上に付着させることを含むが、これらに限定されない、所望の形状の混合物を形成するのに適した任意の手段によって達成されてもよい。
D.多孔質溶解性固体基材内への湿潤気泡化加工混合物の乾燥
形成された湿潤気泡化加工混合物の乾燥は、(i)制御された温度と圧力又は雰囲気条件を有する空間を有する乾燥室、(ii)制御された温度と必要に応じて制御された湿度を有する非対流又は熱対流炉を含む炉、(iii)トラック/箱型乾燥機、(iv)多段直列乾燥機、(v)衝突炉、(vi)回転炉/乾燥機、(vii)直列焙焼炉、(viii)高速伝熱炉及び乾燥機、(ix)デュアルプレナム焙焼炉、及び(x)コンベヤ乾燥機、並びにこれらの組み合わせを限定なしに含む任意の適切な手段によって達成されてもよい。凍結乾燥法を含まない任意の好適な乾燥手段を使用できる。
形成された湿潤気泡化加工混合物の乾燥は、(i)制御された温度と圧力又は雰囲気条件を有する空間を有する乾燥室、(ii)制御された温度と必要に応じて制御された湿度を有する非対流又は熱対流炉を含む炉、(iii)トラック/箱型乾燥機、(iv)多段直列乾燥機、(v)衝突炉、(vi)回転炉/乾燥機、(vii)直列焙焼炉、(viii)高速伝熱炉及び乾燥機、(ix)デュアルプレナム焙焼炉、及び(x)コンベヤ乾燥機、並びにこれらの組み合わせを限定なしに含む任意の適切な手段によって達成されてもよい。凍結乾燥法を含まない任意の好適な乾燥手段を使用できる。
乾燥温度は、約40℃〜約200℃の範囲でよい。一実施形態では、乾燥環境は、100℃〜150℃の温度に加熱される。一実施形態では、乾燥温度は、105℃〜145℃である。別の実施形態では、乾燥温度は、110℃〜140℃である。更なる実施形態では、乾燥温度は、115℃〜135℃でる。
他の適切な乾燥環境には、マイクロ波乾燥及び高周波(RF)乾燥などの高周波電磁場を使用する「容積加熱」技術が挙げられる。そのような技術の場合、エネルギーが、伝導や対流よりもむしろ、湿潤気泡化予混合物を通って電磁的に伝達される。
上述の4種の加工工程のいずれかの間に、又は乾燥プロセスの後でも任意成分を与えることができる。
E.シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングの調製
シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングの調製には、本明細書に記載されたようなシクロデキストリン香料複合物を含む微粒子組成物を生成する任意の適切な機械的手段あるいは物理的手段が挙げられる。一実施形態では、本発明のシクロデキストリン香料複合物は、噴霧乾燥によって調製され、その場合、香料が、溶解したシクロデキストリンベース材料を含む水性組成物内で大きな剪断力(任意選択の乳化剤と共に)の下で分散又は乳化され、微粉に噴霧乾燥される。任意選択の乳化剤には、アラビアゴム、特別に改質されたデンプン、又は噴霧乾燥技術で教示されているような他の界面活性剤が挙げられる(Flavor Encapsulation,Sara J.Risch及びGary A.Reineccius編集、9ページ、45〜54(1988)を参照されたい。この文献は、引用により本明細書に組み込まれる)。本発明による噴霧乾燥プロセスによるシクロデキストリン香料複合物の調製は、2005年5月19日にDecknerらによって出願され「Oil Encapsulation」と題する出願に参照することができる。
シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングの調製には、本明細書に記載されたようなシクロデキストリン香料複合物を含む微粒子組成物を生成する任意の適切な機械的手段あるいは物理的手段が挙げられる。一実施形態では、本発明のシクロデキストリン香料複合物は、噴霧乾燥によって調製され、その場合、香料が、溶解したシクロデキストリンベース材料を含む水性組成物内で大きな剪断力(任意選択の乳化剤と共に)の下で分散又は乳化され、微粉に噴霧乾燥される。任意選択の乳化剤には、アラビアゴム、特別に改質されたデンプン、又は噴霧乾燥技術で教示されているような他の界面活性剤が挙げられる(Flavor Encapsulation,Sara J.Risch及びGary A.Reineccius編集、9ページ、45〜54(1988)を参照されたい。この文献は、引用により本明細書に組み込まれる)。本発明による噴霧乾燥プロセスによるシクロデキストリン香料複合物の調製は、2005年5月19日にDecknerらによって出願され「Oil Encapsulation」と題する出願に参照することができる。
あるいは、様々な機械的混合手段(噴霧乾燥、櫂形ミキサ、粉砕、ミリングなど)によって、事前に作成されたシクロデキストリンベース粉末に香油を吸着させるか、又は吸収させるか、又は組み合わせることができる。一実施形態では、固体べースの形態の(かつ、供給元から供給されるような残留溶媒及び可塑剤を含む僅かな不純物を含む)シクロデキストリンベース材料は、香料がある状態で、例えば粉砕機又はハンマーミル等の様々な機械的手段によって微粉に磨砕又は粉砕されてもよい。
一実施形態では、本発明の表面常在コーティングは、約1μm〜約200μm、別の実施形態では約2μm〜約100μm、更に別の実施形態では約3μm〜約50μmの粒径を有してもよい。
幾つかの実施形態では、微粒子複合物形成プロセス又は形成後の微粒子複合物中に、例えば商標名DRY−FLO(登録商標)PCでAkzo Nobelから入手可能なオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムなどの不活性充填剤を、粉末の流れ特性を改善しかつ粉末の作成又は取り扱い中の粒子間の固着又は凝集をなくすのに十分なレベルで含めることができる。微粒子複合物の形成プロセス中において、本明細書に記載されたような他の任意選択の賦形剤又は美容活物質を粉末に組み入れることができる。得られた粉末は、他の粉末(本明細書に記載されたような不活性物質又は他の粉末活物質のいずれか)と混合されてもよい。
F.シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングの多孔質溶解性固体基材との組み合わせ
シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングをパーソナルケア物品に適用して、パーソナルケア物品の一部を構成するようにするために、任意の適切な適用方法を使用することができる。例えば、多孔質溶解性固体基材は、シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングが多孔質固体に付着し易くするために、粉末の適用前に多孔質溶解性固体基材の表面を特定の含水率まで乾燥させることによって、粘着面を有することができる。一実施形態では、多孔質溶解性固体基材は、約0.1%〜約25%、一実施形態では約3%〜約25%、別の実施形態では約5%〜約20%、及び更に別の実施形態では約7%〜約15%の含水率に乾燥される。あるいは、前もって乾燥した溶解性多孔質固体基材の表面を、粉末の適用前に、平衡状態に達するまでの特定の時間期間、制御された湿度環境内で所望レベルの大気水分を可逆的に吸収させることができる。一実施形態では、湿度環境は、相対湿度約20%〜約85%、別の実施形態では相対湿度約30%〜約75%、及び更に別の実施形態では相対湿度約40%〜約60%に制御される。
シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングをパーソナルケア物品に適用して、パーソナルケア物品の一部を構成するようにするために、任意の適切な適用方法を使用することができる。例えば、多孔質溶解性固体基材は、シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングが多孔質固体に付着し易くするために、粉末の適用前に多孔質溶解性固体基材の表面を特定の含水率まで乾燥させることによって、粘着面を有することができる。一実施形態では、多孔質溶解性固体基材は、約0.1%〜約25%、一実施形態では約3%〜約25%、別の実施形態では約5%〜約20%、及び更に別の実施形態では約7%〜約15%の含水率に乾燥される。あるいは、前もって乾燥した溶解性多孔質固体基材の表面を、粉末の適用前に、平衡状態に達するまでの特定の時間期間、制御された湿度環境内で所望レベルの大気水分を可逆的に吸収させることができる。一実施形態では、湿度環境は、相対湿度約20%〜約85%、別の実施形態では相対湿度約30%〜約75%、及び更に別の実施形態では相対湿度約40%〜約60%に制御される。
別の実施形態では、多孔質溶解性固体基材は、粉末を収容するバッグ、トレー、ベルト、若しくはドラム内に入れられるか又は別の方法で粉末にさらされ、粉末を適用し分散させるために、バッチ方式又は連続生産方式で攪拌され、回転され、ブラシ掛けされ、振動され、又は揺すられる。他の粉末適用方法には、粉末ふるい、静電塗装、トライボ・チャージング(tribo charging)、流動床式、粉体被覆ガン、コロナ・ガン、タンブラ、静電気流動床、静電磁気ブラシ、及び/又は粉末噴霧室がある。シクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングは、多孔質溶解性固体基材の外側面の一部分又は全領域に適用されてもよく、また例えば修飾し、化粧し、ロゴを形成し、デザインするように適用されてもよい。
V.試験方法
A.溶解速度
本発明のパーソナルケア物品は、水と共に使用する際にパーソナルケア物品が急速に崩壊することを可能にする溶解速度を有する。パーソナルケア物品の溶解速度は、下記の方法により決定される。
A.溶解速度
本発明のパーソナルケア物品は、水と共に使用する際にパーソナルケア物品が急速に崩壊することを可能にする溶解速度を有する。パーソナルケア物品の溶解速度は、下記の方法により決定される。
手溶解法:0.5〜1.5g(厚さ3〜10mmのシート/パッド形態の場合は約10〜20平方センチメートル)のパーソナルケア物品(本明細書の実施例に記載されたような)を、ニトリル手袋をはめたままの手のひらに置く。パーソナルケア組成物に、7.5cm3の水道のお湯(約30℃〜約35℃まで)を注射器で素早く加える。円運動を用いて、溶解が発生するまで1度に2ストローク手のひらをこすり合わせる(30ストロークまで)。手溶解値は、完全に溶解するのに要するストロークの回数として、又は最大30回のストロークとして記録する。後者のシナリオの場合、不溶解材料の重さを更に記録する。
本発明のパーソナルケア物品は、約1〜約30ストローク、一実施形態では約2〜約25ストローク、別の実施形態では約3〜約20ストローク、及び更に別の実施形態では約4〜約15ストロークの手溶解値を有する。
B.厚さ
パーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の厚さは、Mitutoyo Corporation Digital Disk Stand Micrometer Model Number IDS−1012E(Mitutoyo Corporation,965 Corporate Blvd,Aurora,IL,USA 60504)等のマイクロメータ又は厚さ計を使用して得られる。マイクロメータは、直径2.54cm(1インチ)、重さ約32グラムのプラテンを有し、約6.32gm/cm2(40.7phi)の適用圧力において厚みを測定する。
パーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の厚さは、Mitutoyo Corporation Digital Disk Stand Micrometer Model Number IDS−1012E(Mitutoyo Corporation,965 Corporate Blvd,Aurora,IL,USA 60504)等のマイクロメータ又は厚さ計を使用して得られる。マイクロメータは、直径2.54cm(1インチ)、重さ約32グラムのプラテンを有し、約6.32gm/cm2(40.7phi)の適用圧力において厚みを測定する。
パーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の厚さは、プラテンを上げ、プラテンの下のスタンド上に試料の一部分を配置し、プラテンを試料と接触するまで注意深く下げ、プラテンを解放し、試料の厚さを数値表示装置上でミリメートル単位で測定することによって測定される。試料は、平坦でない剛性の高い試料の場合を除き、厚さができるだけ低い表面圧力で測定されるように、プラテンの全ての縁まで完全に延在されなければならない。完全には平坦でない剛性の高い試料の場合、試料の平らな部分上で衝突するプラテンの一部分だけを使用して試料の平坦な縁が測定される。パッド又はストリップに対して、第3次元以上を備える円筒状、球状、又は他の物体の場合は、厚みは、最短寸法の最大距離、つまり、例えば球状又は円筒状の直径、として取られ、厚みの範囲は上述と同じである。
C.基本重量
パーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の基本重量は、特定のパーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の単位面積当たりのパーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の重量として計算される(グラム/m2)。面積は、パーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の外縁に垂直な平坦面上の投影面積として計算される。平らな物体に対しては、面積は、したがって試料の外側周囲内に取り囲まれている面積に基づいて計算される。球状物体に対しては、面積は、したがって3.14×(直径/2)2として平均直径に基づいて計算される。円筒状物体に対しては、面積は、したがって直径×長さとして平均直径及び平均長さに基づいて計算される。イレギュラーな形状の3次元物体に対しては、面積は、この側面に直角に方向付けられた平坦表面上に投影される最大の外側寸法を備える側面に基づいて計算される。
パーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の基本重量は、特定のパーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の単位面積当たりのパーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の重量として計算される(グラム/m2)。面積は、パーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の外縁に垂直な平坦面上の投影面積として計算される。平らな物体に対しては、面積は、したがって試料の外側周囲内に取り囲まれている面積に基づいて計算される。球状物体に対しては、面積は、したがって3.14×(直径/2)2として平均直径に基づいて計算される。円筒状物体に対しては、面積は、したがって直径×長さとして平均直径及び平均長さに基づいて計算される。イレギュラーな形状の3次元物体に対しては、面積は、この側面に直角に方向付けられた平坦表面上に投影される最大の外側寸法を備える側面に基づいて計算される。
D.固体密度
本明細書に記載されたパーソナルケア組成物の多孔質溶解性固体基材は、固体密度を決定する観点から特徴付けることができる。
本明細書に記載されたパーソナルケア組成物の多孔質溶解性固体基材は、固体密度を決定する観点から特徴付けることができる。
多孔質溶解性固体基材の固体密度は、固体の重量を固体の既知の体積で割ることによって決定することができる。固体の既知の体積は、乾燥プロセス中の収縮又は膨張を考慮するために、既知のx−y寸法の型内で固体を作成しかつ得られた厚さを測定することを含む幾つか技法によって決定することができる。また、固体は、円形又は正方形の打抜型の既知の直径を使用し、次に厚さを測定することによって、既知のx−y寸法に切断されてもよい。あるいは、大きな厚さ変化がない場合は、式:計算密度=多孔質固体の基本重量体/(平均多孔質固体厚さ×1,000)によって密度を計算することができる。
E.気泡間接続性
本発明のパーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材は、高度の気泡間接続性を有し、即ち、大部分が独立気泡固形発泡体と反対に大部分が連続気泡固形発泡体である。気泡間接続性は、光学顕微鏡、走査型電子顕微鏡、マイクロコンピュータ断層撮像パラメータ(星形体積とSMI指数)、ガス比重びん法パラメータ(gas pyncnometry parameter)(%連続気泡)、又は他の適切な方法によって評価することができる。
本発明のパーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材は、高度の気泡間接続性を有し、即ち、大部分が独立気泡固形発泡体と反対に大部分が連続気泡固形発泡体である。気泡間接続性は、光学顕微鏡、走査型電子顕微鏡、マイクロコンピュータ断層撮像パラメータ(星形体積とSMI指数)、ガス比重びん法パラメータ(gas pyncnometry parameter)(%連続気泡)、又は他の適切な方法によって評価することができる。
気泡間接続性を決定する定性的方法は、光学顕微鏡によるものである。これは、通常のx−y最大面を横切って測定されたパーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の幅2〜3mmのスライバ(sliver)を、はさみ又は鋭利な刃物を用いてz方向に切断し、得たスライバを90度回転させて、新しく切断された断面領域の内部気泡構造を明らかにすることによって行われる。この断面領域は、近接外観検査によって又はより正確にはOlympus America Inc.,Center Valley,PAから入手可能なSZX12立体顕微鏡等の立体顕微鏡下で拡大像を使用することによって評価することができる。本発明の連続気泡パーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材は、断面の深さを通る第3次元を含んで互いに相互接続される支柱のまわりの空所を有する大部分に支柱の三次元網を含む断面領域の内部を調べることによって容易に識別することができる。対照的に、独立気泡発泡体の内部断面は別個の気泡として現れることがあり、別個の気泡は横切って切断されて、切断プロセスは切断領域の露出を生じさせるという理由から、次いで断面表面でのみ2次元で内部接続されるだろう。
気泡相互接続性を決定する別の手段は、星形体積と構造モデル指数によるものである。直径約4cmで高さ3〜7mmの円盤状試料が、マイクロコンピュータ断層撮影システム(μCT80,SN 06071200,Scanco Medical AG)を使用して走査される。各試料を、円筒型の管の底の上に平らに座っている間に撮像する。画像取得のパラメーターは、視野45kVp、177μA、51.2mm、集積時間800ms、1000投影である。スライスの数は、試料の高さをカバーするように調節する。再生されるデータセットは、25μmの等方性解像度を備える各2048×2048ピクセルの画像の積み重ねから成っていた。データ分析には、表面領域を避けて十分に試料以内に入るように関心体積を選択した。典型的な関心体積は1028×772×98ボクセルである。
構造モデル指数(SMI)は、スキャンコ・メディカル(Scanco Medical)の骨梁形態計測評価を用いて閾値17で測定する。この指数で、骨梁の構造概観が数量化される。(参照Tヒルデブランド(Hildebrand)、P.ルエグセッゲル)。構造モデル指数を備える骨微細建築の数量化。コンプ・メス・バイオメク・バイオメド・エング(Comp Meth Biomech Biomed Eng)1997、1:15〜23)三角表面は極く僅かに正常方向に拡張され、かつ新しい骨表面及び体積が計算される。これにより、骨表面の誘導体(dBS/dr)を決定する。SMIは次に等式によって表される。
SMIは、モデルタイプに対する構造物の凸性に関連する。理想的な(平ら)プレートは、0のSMI(プレートの拡張を備える表面変化が全く無い)を有するのに対して、理想的な円筒型棒は3のSMI(棒の拡張を備える表面の線形増加)を有する。丸い球体は4のSMIを有する。凹性構造物は、負のdBS/drを提示し、その結果、負のSMI値をもたらす。関心体積のエッジでの人工的な境界は、計算には含まれず、かつそのため抑制されている。
スキャンコ・メディカル(Scanco Medical)分析に加えて、星形体積測定が行われる。星形体積は、二相構造物内の空隙の「開放」の測定である。関心の相(この場合、これはバックグラウンドである)内のランダムに均一分散した1組の点を選択することによって、これらの各点からランダムな方向の線を延ばすことができる。それらの線が最前面相に触れるまで延ばす。それらの各線の長さを次に記録する。それらのランダムな点は、各方向(x/y/z)に10のサンプルを有し、各点で10の角をランダムに選択する。線が関心のROIの境界まで延びる場合、その線は廃棄される(実際に前面相と交差する線だけを受け入れる)。最終的な式は、「骨研究における星形体積。縦断面を使用した柱状骨の組織形態計測的分析」Vesterby,A.;Anat Rec.;1993年2月;235(2):325〜334に公開された研究に基づく。
連続気泡含有率は、ガス比重びん法により測定される。ガス比重びん法は、ガス置換法を使用して体積を正確に測定する一般的な分析技法である。ヘリウム、又は窒素のような不活性ガスは、その置換媒体として使われる。試料を既知の体積の計器コンパートメント内に密閉し、適度な不活性ガスを入れ、次に別の精密な内部体積に拡張する。膨張前後の圧力を測定し使用して試料体積を計算する。この体積を試料重量に分割すると、ガス置換密度が分かる。
ASTM標準試験法D2856は、より昔のモデルの空気比較比重びんを使用して連続気泡比率を決定する手順を提供する。この装置はもはや製造されていない。しかしながら、マイクロメリティックス(Micromeritics)のアキュピック(AccuPyc)比重びんを用いるテストを実施することにより便利にかつ精密に連続気泡比率を決定することができる。ASTM手順書D2856は、発泡材料の連続気泡比率を決定する5つの方法(A、B、C、D及びE)について述べている。
これらの実験のために、ASTM foampycソフトウェアにより窒素ガスを用いるAccupyc 1340を使用して試料を分析することができる。ASTM手順書の方法Cは、連続気泡比率を計算するために使われるべきである。この方法は、カリパスと標準体積計算を使用して決定されたような幾何学的体積を、Accupycによって測定されたような真の体積と単純に比較する。これらの測定は、Micromeretics Analytical Services,Inc.(One Micromeritics Dr,Suite 200,Norcross,GA 30093)によって行われることが推奨される。この技術に関するより多くの情報は、マイクロメレティックス・アナリティカル・サービスズ(Micromeretics Analytical Services)のウェブサイト(www.particletesting.com又はwww.micromeritics.com)上で、又はクライデ・オー(Clyde Orr)及びポール・ウェッブ(Paul Webb)著「微細粒子技術における分析方法(Analytical Methods in Fine particle Technology)」と名付けられた本にて入手できる。
F.気泡壁厚さ
パーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の気泡壁厚さは、本明細書に記載されたようなマイクロコンピュータ断層撮影システム(μCT80,SN 06071200,Scanco Medical AG)により走査画像から計算される。その気泡壁の厚さは、スキャンコ・メディカル(Scanco Medical)の骨梁形態計測評価を用いて骨梁厚さの測定のために定められている方法に従って決定される。スキャンコ(Scanco)ユーザーマニュアルから引用されるような骨梁厚さの定義。骨梁厚さは、ユークリッドの(Euclidean)距離変換(EDM)を用い、それは最前面相内の任意の点から背景の点までのユークリッド距離を計算する。骨梁厚さは、EDMの極大に関連付けられる中心線の値の2倍を表し、それは物体の中心までの距離(この距離の2倍が厚さを表す)を表す。
パーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の気泡壁厚さは、本明細書に記載されたようなマイクロコンピュータ断層撮影システム(μCT80,SN 06071200,Scanco Medical AG)により走査画像から計算される。その気泡壁の厚さは、スキャンコ・メディカル(Scanco Medical)の骨梁形態計測評価を用いて骨梁厚さの測定のために定められている方法に従って決定される。スキャンコ(Scanco)ユーザーマニュアルから引用されるような骨梁厚さの定義。骨梁厚さは、ユークリッドの(Euclidean)距離変換(EDM)を用い、それは最前面相内の任意の点から背景の点までのユークリッド距離を計算する。骨梁厚さは、EDMの極大に関連付けられる中心線の値の2倍を表し、それは物体の中心までの距離(この距離の2倍が厚さを表す)を表す。
G.比表面積
パーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の比表面積は、気体吸着技術によって測定される。表面積は、分子レベルの極小サイズ規模の固体試料の露出した表面の測定である。BET(ブルノー、エメット、及びテラー(Brunauer, Emmet and Teller))理論は、表面積を決定するのに用いられる最もよく知られているモデルであり、ガス吸着等温線に基づいている。ガス吸着は、物理的な吸着及び毛管凝縮を用いて、ガス吸着等温線を測定する。この技術は、以下の工程によって要約される。試料を試料管に入れ、真空下又は流れるガスの下で熱して試料の表面上の汚染物を除去する。試料重量は、脱ガスした試料と試料管を合わせた重量から空の試料管重量を引くことによって得られる。次に試料管を分析ポート上に置き、分析をスタートする。この分析プロセスの第1の工程は、試料管を排気し、次に液体窒素温度でヘリウムガスを用いて試料管内の自由空間体積を測定する。次に試料は2度目の排気をし、ヘリウムガスを除去する。計器は次に、要求される圧力測定値が達成されるまで、ユーザーが特定する間隔でクリプトンガスを投与することによって吸着等温線を収集し始める。
パーソナルケア物品及び/又は多孔質溶解性固体基材の比表面積は、気体吸着技術によって測定される。表面積は、分子レベルの極小サイズ規模の固体試料の露出した表面の測定である。BET(ブルノー、エメット、及びテラー(Brunauer, Emmet and Teller))理論は、表面積を決定するのに用いられる最もよく知られているモデルであり、ガス吸着等温線に基づいている。ガス吸着は、物理的な吸着及び毛管凝縮を用いて、ガス吸着等温線を測定する。この技術は、以下の工程によって要約される。試料を試料管に入れ、真空下又は流れるガスの下で熱して試料の表面上の汚染物を除去する。試料重量は、脱ガスした試料と試料管を合わせた重量から空の試料管重量を引くことによって得られる。次に試料管を分析ポート上に置き、分析をスタートする。この分析プロセスの第1の工程は、試料管を排気し、次に液体窒素温度でヘリウムガスを用いて試料管内の自由空間体積を測定する。次に試料は2度目の排気をし、ヘリウムガスを除去する。計器は次に、要求される圧力測定値が達成されるまで、ユーザーが特定する間隔でクリプトンガスを投与することによって吸着等温線を収集し始める。
試料調製(脱ガス):吸着汚染物質が十分に除去されていない試料は、分析中にガスを放出し、表面の一部分が測定し難くなる。脱ガスの目的は、分析前に試料の表面から吸着分子を除去することである。真の表面積を明らかにするには、吸着性分子が表面の全ての部分に達しなければならない。試料は、試料管を排気しながら試料を加熱することにより調製される。
これらの実験のために、試料は、室温で一晩真空引きで脱ガスされる。試料を次に、クリプトンガス吸着を備えるASAP 2420を用いて分析することができる。クリプトンガスは、液体窒素温度で窒素の約1/300の飽和圧力を有するので窒素ガスより好ましい(クリプトン:333.3Pa(2.5トル);窒素:101.3kPa(760トル))。したがって、窒素と比べると、試料の上の自由空間内に同じ相対圧力で約1/300の数のクリプトン分子がある。単分子層を形成するためにほぼ同数のクリプトン分子と窒素分子が必要なので、この数は、窒素の場合よりもはるかに大きな割合の量が投入されたことを表わす。そのような測定は、Micromeretics Analytical Services,Inc.(One Micromeritics Dr.,Suite 200,Norcross,GA 30093)によって行なうことができる。この技術に関するより多くの情報は、マイクロメレティックス・アナリティカル・サービスズ(Micromeretics Analytical Services)のウェブサイト(www.particletesting.com又はwww.micromeritics.com)上で、又はクライデ・オー(Clyde Orr)及びポール・ウェッブ(Paul Webb)著「微細粒子技術における分析方法(Analytical Methods in Fine particle Technology)」と名付けられた本にて入手できる。
H.表面常在コーティングの評価
本発明のシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングの存在は、幾つかの技術によって判定することができる。微粒子又は粉体被覆を検出するために、適用面並びに多孔質溶解性固体基材のより大きい面に垂直な断面を、微視的手法によって調べることができる。そのような微視的手法には、光学顕微鏡と走査型電子顕微鏡(SEM)が挙げられる。光学顕微鏡法には、明視野、暗視野、又は共焦点顕微鏡法が挙げられるが、必ずしもこれらに限定されない。断面上のシリコン等の固有の元素又は四級アンモニウム基などの特殊な官能基をマッピングする他の技術には、飛行時間型二次イオン質量分光法(ToF−SIMS)又は赤外線顕微鏡法が挙げられる。
本発明のシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングの存在は、幾つかの技術によって判定することができる。微粒子又は粉体被覆を検出するために、適用面並びに多孔質溶解性固体基材のより大きい面に垂直な断面を、微視的手法によって調べることができる。そのような微視的手法には、光学顕微鏡と走査型電子顕微鏡(SEM)が挙げられる。光学顕微鏡法には、明視野、暗視野、又は共焦点顕微鏡法が挙げられるが、必ずしもこれらに限定されない。断面上のシリコン等の固有の元素又は四級アンモニウム基などの特殊な官能基をマッピングする他の技術には、飛行時間型二次イオン質量分光法(ToF−SIMS)又は赤外線顕微鏡法が挙げられる。
試料を切断せずに多孔質溶解性固体基材の表面から内部までの粒子の分布を調べることができる方法には、マイクロコンピュータ断層撮影法(マイクロCT)、核磁気共鳴映像法(MRI)、音響映像法、共焦点蛍光顕微鏡法、共焦点ラマン分光法、及び共焦点赤外線反射分光法が挙げられる。
切断された多孔質溶解性固体基材上の表面常在コーティング粒子の決定は、多孔質固体の切断面全体にわたる粒子の分布を比較することによって行なうことができる。具体的には、表面常在コーティング粒子は、元の固体/空気界面にはあるが、固体の露出した新しく切断された断面内部を分析することによって確認できるように、固体気泡壁の露出した断面内部にはないはずである。多孔質固体の切断プロセスの結果として、新しく切断された断面固体気泡壁内部の汚染が起こることがあることに注意されたい。しかしながら、圧倒多数の表面常在コーティング粒子分布(一実施形態では、約50%〜約100%)が、気泡壁の露出した切断面内部ではなく元の固体/空気界面に生じる。
また、本発明の表面常在コーティング粒子が、一般に、全ての露出した固体/空気界面全体に均一に広がらないことに注意されたい。より正確に言うと、本発明の表面常在コーティングが、一般に、重力によってコーティング適用点からキャビテイ内に約0.5〜約3.0mm広がることが分かった。したがって、(前述したような)本発明の美容活物質の表面常在粒子の決定は、多孔質固体の上から下と縁から縁の様々な断面全体に行われなければならない。存在する場合には、表面常在美容活物質粒子は、一般に、コーティングが最初に適用された表面の近傍領域内(表面から約0.5〜約3.0mm以内まで)にある。
I.エキスパート香料パネル
本発明の固体高分子溶解性多孔質固体は、液体ヘアケア製品に対する新規の香料の利点を提供する。後述するように、臭気特性と臭気強度を1〜100段階(無臭から起こり得る最強臭気まで)で評価する3つのエキスパート・パフューマー(expert perfumer)によって通常のシャンプー・プロトコル・レジメン範囲内でこの利点を定量化するために、エキスパート香料官能パネルが行われる。
本発明の固体高分子溶解性多孔質固体は、液体ヘアケア製品に対する新規の香料の利点を提供する。後述するように、臭気特性と臭気強度を1〜100段階(無臭から起こり得る最強臭気まで)で評価する3つのエキスパート・パフューマー(expert perfumer)によって通常のシャンプー・プロトコル・レジメン範囲内でこの利点を定量化するために、エキスパート香料官能パネルが行われる。
エキスパート香料パネルの評価が、0.59g/cm(15g/10インチ)の平坦で艶のある未使用の毛髪かつらに行なわれる。毛髪かつらは、シャワー・ノズルで5.7〜7.6L/分(1.5〜2.0ガロン/分)の37.8℃(100°F)の水道水で20秒間すすがれる。液体対照製品を試験するために、最初に、口が開いたガラスびん内の液体の純粋な製品の匂いを嗅ぐ。次に、手で最初の香料放出を評価するために、あらかじめ濡らした手のひらに5cm3の液体製品を適用する。次に、液体を、手のひらでかつらの中心に適用し、かつらの匂い評価用の泡立てのために両手で下方への動きで40秒間かつらを繰り返し擦り絞って、泡立てる。次に、かつらを、45秒間よくすすぎ、濡れた毛髪の匂いを評価する。更なる評価には、4時間の湿った毛髪の匂い、24時間の乾いた毛髪の匂い、及び24時間の再び濡れた匂いがある。
本発明の溶解性多孔質固体を試験するときは、1パッド(約1.0〜1.1グラム)を、液体5cm3の代わりに用いる。溶解性多孔質固体を試験するために、最初に、新しく開けた包み紙のパッドの純粋な製品の匂いを嗅ぐ。次に、パッドをあらかじめ湿らした手のひらに乗せ、手での最初の香料放出評価のために、固体が完全に溶けるまで手のひらで擦りながら(4〜8ストローク)37.8℃(100°F)の7.5mLの水道水で薄める。次に、得られた液体の混合物を手のひらでかつらの中心に適用し、かつらの臭気評価用の泡立てのために、両手で下方への動きで毛髪からつを繰り返し擦り絞って40秒間泡立てる。次に、かつらを45秒間よくすすぎ、前述のように、濡れた毛髪の匂い、4時間の湿った毛髪の匂い、24時間の乾いた毛髪の匂い、及び24時間の再び濡れた匂いを評価する。
J.動的収集及びガスクロマトグラフィ/質量分析法を使用した香料ヘッドスペース分析
特に指示がない限り、全ての実験室用機器は、機器操作マニュアルと指示資料に説明されているようなメーカーの指示に従って操作されなければならない。
特に指示がない限り、全ての実験室用機器は、機器操作マニュアルと指示資料に説明されているようなメーカーの指示に従って操作されなければならない。
a)シャンプー・パッド「乾燥」(固体の純粋製品の匂い):単一のシャンプー・パッド(約1.0〜1.1グラム)を清潔な125mLのI−Chemヘッドスペースジャーに入れる。試料を室温で少なくとも1時間平衡させる。ヘッドスペースを、ヘリウム流(20mL/分)で10分間パージした(収集全体積200mL)。パージされたヘッドスペースを、約120mgのTenax−TAを詰めた脱着管に収集した。次に、収集した試料を、熱脱着−GC−MSシステムを使用して分析する。
b)シャンプー・パッド「湿潤」(溶解時の最初の固体香料放出をシミュレートする):単一のシャンプー・パッド(約1.1グラム)を清潔な125mLのI−Chemヘッドスペースジャーに入れ、7グラムのDI水(脱イオン水)をジャーに加える。パッドの溶解を支援するために撹拌バーを加える。試料を室温で少なくとも1時間平衡させる。残りの手順は上記と同じである。
c)シャンプー対照(液体の純粋製品の匂い):5グラムのシャンプーを清潔な125mLのI−Chemヘッドスペースジャーに入れる。残りの手順は上記と同じである。
d)シャンプー・パッド上のDI水の1:10希釈(固体の完全希釈した匂いの評価):「湿潤」シャンプー・パッド溶液を作成し、次に溶液に80グラムのDI水を加えた。10分間の攪拌後で、10gのアリコットを別の清潔な125mLのI−Chemヘッドスペースジャーに移す。残りの手順は上記と同じである。
e)シャンプー1:10希釈(液体の完全希釈した匂いの評価):50グラムのDI水を5グラムの純粋なシャンプー対照に加えた。10分間の攪拌後、10gアリコットを別の清潔な125mLのI−Chemヘッドスペースジャーに移す。残りの手順は上記と同じである。
b)シャンプー・パッド「湿潤」(溶解時の最初の固体香料放出をシミュレートする):単一のシャンプー・パッド(約1.1グラム)を清潔な125mLのI−Chemヘッドスペースジャーに入れ、7グラムのDI水(脱イオン水)をジャーに加える。パッドの溶解を支援するために撹拌バーを加える。試料を室温で少なくとも1時間平衡させる。残りの手順は上記と同じである。
c)シャンプー対照(液体の純粋製品の匂い):5グラムのシャンプーを清潔な125mLのI−Chemヘッドスペースジャーに入れる。残りの手順は上記と同じである。
d)シャンプー・パッド上のDI水の1:10希釈(固体の完全希釈した匂いの評価):「湿潤」シャンプー・パッド溶液を作成し、次に溶液に80グラムのDI水を加えた。10分間の攪拌後で、10gのアリコットを別の清潔な125mLのI−Chemヘッドスペースジャーに移す。残りの手順は上記と同じである。
e)シャンプー1:10希釈(液体の完全希釈した匂いの評価):50グラムのDI水を5グラムの純粋なシャンプー対照に加えた。10分間の攪拌後、10gアリコットを別の清潔な125mLのI−Chemヘッドスペースジャーに移す。残りの手順は上記と同じである。
材料:Tenax−TA、60/80メッシュ、Alltech。
装置:
1.125mL I−Chemヘッドスペースジャー。
2.Tenax TAを入れたSIS−脱着管。
3.タイマー。
4.ガスクロマトグラフ(GC):SIS熱脱着ユニットを備えたAgilentモデル6890。
5.GCカラム:Agilent Technologies,Inc.Wilmington,DE.,USAから入手したAgilent DB5−MS、60M×0.32mm(内径)、膜厚1.0μm。
6.キャリヤガス、ヘリウム、流量0.8mL/分。
7.検出器は、Agilent Technologies,Inc.Wilmington,DE.,USAから入手し、約230℃のソース温度と約150℃のMS四重極温度を有するるモデルAgilent 5973質量選択検出器である。
1.125mL I−Chemヘッドスペースジャー。
2.Tenax TAを入れたSIS−脱着管。
3.タイマー。
4.ガスクロマトグラフ(GC):SIS熱脱着ユニットを備えたAgilentモデル6890。
5.GCカラム:Agilent Technologies,Inc.Wilmington,DE.,USAから入手したAgilent DB5−MS、60M×0.32mm(内径)、膜厚1.0μm。
6.キャリヤガス、ヘリウム、流量0.8mL/分。
7.検出器は、Agilent Technologies,Inc.Wilmington,DE.,USAから入手し、約230℃のソース温度と約150℃のMS四重極温度を有するるモデルAgilent 5973質量選択検出器である。
分析手順:
1.試料を適切な試料トレーに移し、GC−MS分析を始める。
2.一連の試料装填及び分析を開始する。この工程で、低温トラップが−120℃に冷却され、ヘリウム流(流量約30mL/分)を使用してトラップをパージする。脱着温度を250℃に設定し、管を7分間パージする。次に、クライオトラップを加熱して、閉じ込められた香料化合物を除去し(280℃まで高め8分間保持する)、次にスプリットレスモードでGC/MS分析を開始する。以下の温度プログラムを使用する。
i)約40℃の初期温度を2分間保持する。
ii)初期温度を約5℃/分の割合で約220℃の温度に達するまで高め、次に25℃/分の割合で280℃まで高め、約10分間保持する。
3.Agilent Technologies,Inc.,Wilmington,DE,USAから購入し使用許諾を受けた、John Wiley & Sonsと米国国立標準技術研究所(NIST)のMSスペクトルライブラリを使用して、香料化合物を特定する。
4.Agilent Technologies,Inc.,Wilmington,DE,USAから入手したChemstationソフトウェアを使用して、特定イオンのクロマトグラフィピークを統合する。
1.試料を適切な試料トレーに移し、GC−MS分析を始める。
2.一連の試料装填及び分析を開始する。この工程で、低温トラップが−120℃に冷却され、ヘリウム流(流量約30mL/分)を使用してトラップをパージする。脱着温度を250℃に設定し、管を7分間パージする。次に、クライオトラップを加熱して、閉じ込められた香料化合物を除去し(280℃まで高め8分間保持する)、次にスプリットレスモードでGC/MS分析を開始する。以下の温度プログラムを使用する。
i)約40℃の初期温度を2分間保持する。
ii)初期温度を約5℃/分の割合で約220℃の温度に達するまで高め、次に25℃/分の割合で280℃まで高め、約10分間保持する。
3.Agilent Technologies,Inc.,Wilmington,DE,USAから購入し使用許諾を受けた、John Wiley & Sonsと米国国立標準技術研究所(NIST)のMSスペクトルライブラリを使用して、香料化合物を特定する。
4.Agilent Technologies,Inc.,Wilmington,DE,USAから入手したChemstationソフトウェアを使用して、特定イオンのクロマトグラフィピークを統合する。
IV.使用方法
本発明の組成物は、毛髪及び/又は頭皮などの哺乳類ケラチン組織を処理するために使用され、また迅速なすすぎ性能を提供することがある。毛髪を調製する方法は、a)有効量のパーソナルケア製品を手に適用する工程、b)パーソナルケア製品を水で濡らし擦って固体を溶かす工程、c)溶けた物質を処理する毛髪又は頭皮に適用する工程、及びd)薄めた処理剤を水を使用して毛髪又は頭皮からすすぐ工程を含んでもよい。これらの工程は、所望のトリートメント効果を達成するために所望に応じて何度でも繰り返すことができる。
本発明の組成物は、毛髪及び/又は頭皮などの哺乳類ケラチン組織を処理するために使用され、また迅速なすすぎ性能を提供することがある。毛髪を調製する方法は、a)有効量のパーソナルケア製品を手に適用する工程、b)パーソナルケア製品を水で濡らし擦って固体を溶かす工程、c)溶けた物質を処理する毛髪又は頭皮に適用する工程、及びd)薄めた処理剤を水を使用して毛髪又は頭皮からすすぐ工程を含んでもよい。これらの工程は、所望のトリートメント効果を達成するために所望に応じて何度でも繰り返すことができる。
以下の実施例は、本発明の範囲内にある実施形態を更に説明し、かつ、実証する。これら実施例は、例示目的のためにのみ提供され、しかも、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、それらの多くの変更が可能であることから、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。別段の指定がない限り、例示される量は全て、全組成物の重量を基準とした濃度、即ち、重量/重量百分率である。
比較例1:主香料1aを含む液体シャンプー
当業者に知られた方法により、単に比較のために従来の液体ヘア・シャンプーを調製する。液体シャンプーは、Procter and Gamble Company,Cincinnati,OHから配布されている小売りのHerbal Essences(登録商標)Drama Clean Shampooと類似の基本成分(非香料)を含み、0.8重量%の主香料1aが添加されている。成分には、水、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、塩化ナトリウム、コカミドMEA、安息香酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、テトラナトリウムEDTA、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、リノルアミドプロピルPGジモニウムクロリドリン酸、プロピレングリコール、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、キシレンスルホン酸ナトリウム、黄色10号、及び青色1号が挙げられる。
当業者に知られた方法により、単に比較のために従来の液体ヘア・シャンプーを調製する。液体シャンプーは、Procter and Gamble Company,Cincinnati,OHから配布されている小売りのHerbal Essences(登録商標)Drama Clean Shampooと類似の基本成分(非香料)を含み、0.8重量%の主香料1aが添加されている。成分には、水、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、塩化ナトリウム、コカミドMEA、安息香酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、テトラナトリウムEDTA、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、リノルアミドプロピルPGジモニウムクロリドリン酸、プロピレングリコール、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、キシレンスルホン酸ナトリウム、黄色10号、及び青色1号が挙げられる。
比較例2:主香料1bを含む液体シャンプー
当業者に知られた方法により、単なる比較のために従来の液体ヘア・シャンプーを調製する。液体シャンプーは、Procter and Gamble Company,Cincinnati,OHから配布されている小売りのPantene(登録商標)Pro−V Classic Clean Shampooと類似の基本成分(非香料)を含み、0.4重量%の主香料1bが添加される。成分には、水、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、ジステアリン酸グリコール、クエン酸、コカミドMEA、パンテノール、パンテニルエチルエーテル、ジメチコーン、香料、セチルアルコール、クエン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムトリカプリレート/トリカプレート、キシレンスルホン酸アンモニウム、メチルクロロイソチアゾリノン、及びメチルイソチアゾリノンが挙げられる。
当業者に知られた方法により、単なる比較のために従来の液体ヘア・シャンプーを調製する。液体シャンプーは、Procter and Gamble Company,Cincinnati,OHから配布されている小売りのPantene(登録商標)Pro−V Classic Clean Shampooと類似の基本成分(非香料)を含み、0.4重量%の主香料1bが添加される。成分には、水、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、ジステアリン酸グリコール、クエン酸、コカミドMEA、パンテノール、パンテニルエチルエーテル、ジメチコーン、香料、セチルアルコール、クエン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムトリカプリレート/トリカプレート、キシレンスルホン酸アンモニウム、メチルクロロイソチアゾリノン、及びメチルイソチアゾリノンが挙げられる。
実施例3:主香料1aと副香料2aの表面添加β−シクロデキストリン複合物とを含む溶解多孔質固体シャンプー
以下の溶解性多孔質固体を、後述するように本発明に従って調製する。
以下の溶解性多孔質固体を、後述するように本発明に従って調製する。
2Sigma−Aldrich Catalog No.363081,MW 85,000〜124,000,87〜89%加水分解
3MACKAM HPL−28ULS、供給元:McIntyre Group Ltd,University Park,IL,
40/0.3/0.9/0.5/71.5/1/20/1.9/3.9/0の推定C8/C9/C10/C11/C12/C13/C14/C15/C16/C18アルキル鎖長分布と平均2.0モルのエトキシ化を有する25%活性のラウレス−3硫酸アンモニウム、供給元:Procter & Gamble Chemicals
50/0/0.6/93.6/5.1/0.7/0/0/0/0の推定C8/C9/C10/C11/C12/C13/C14/C15/C16/C18アルキル鎖長分布を有する24%活性のウンデシル硫酸アンモニウム、供給元:Procter & Gamble Chemicals
60/0.3/1.3/0.5/69.6/1.1/21.8/1.2/4.2/0の推定C8/C9/C10/C11/C12/C13/C14/C15/C16/C18アルキル鎖長分布と平均0.82モルのエトキシ化を含む70%活性のラウレス−1硫酸アンモニウム、供給元:Procter & Gamble Chemicals
7クエン酸無水細粒51N、供給元:S.A.Citrique Belge N.V.Pastorijstraat 249,B−3300 Tienen,Belgium
目標重量300グラムの上記組成物を、従来のオーバーヘッド攪拌機(IKA(登録商標)Works,Inc.,Wilmington,DEから入手可能なIKA(登録商標)RW20DZM攪拌機)とホットプレート(Corning Incorporated Life Sciences,Lowell,MA)の使用により調製する。適切なサイズの清浄した容器に、蒸留水、グリセリン及びポリビニルアルコールを入れ均質になるまで攪拌する。混合物を75〜80℃までゆっくり加熱し、その後界面活性剤を加える。次に混合物を攪拌しながら85℃まで再加熱し、次に室温まで冷やす。蒸発で失われた水を補うために追加の蒸留水を加える(容器の最初の自重を基本にして)。最終的なpHは5.2〜6.6であり、必要であればクエン酸で調整するか又は水酸化ナトリウムで希薄する。得られた加工混合物の粘度は、約13,000cpsである。
250グラムの上記混合物を、平らな回転刃の取り付け物が装着されたKitchenAid(登録商標)ミキサーモデルK5SS(ホバート社(Hobart Corporation)、オハイオ州トロイ市(Troy, OH)から入手可能)の4.7L(5クオート)のステンレス鋼のボウルに移す。混合物を約0.24〜0.25グラム/ミリリットルの湿潤密度になるまで(約75秒)、速度設定6(最大設定10のうち)で強くエアレーションする。体積が既知のカップで充填剤を秤量し、カップの上をへらで平らにならすことによって、濡れた泡の密度を測定する。次に、得られた気泡化混合物を、深さ6.5mmの正方形160mm×160mmのアルミニウム型内にへらで広げ、余分な濡れた泡を、大きな金属へらの真っ直ぐの縁を45度の角度で保持し型表面全体にわたって均一にゆっくりと引っ張って除去する。次に、アルミニウム型を、蒸発による損失重量が各型内の最初の泡重量の67%〜69%になるまで(約30〜45分)、130℃の熱対流炉に入れる。型を室温まで冷やした後、実質的に乾燥した多孔質固体を、薄いへらとピンセットを利用して型から取り出す。
得られた160mm×160mmの各正方形パッドを、打抜型とSamco SB20切断機を使用して9個の43mm×43mm正方形(丸い縁を有する)に切断する。次に、得られたより小さなパッドを、約21.1℃(華氏70度)と相対湿度50%に維持した一定の環境空間内で一晩平衡させる。次に、各パッドを秤量し、元の型面が下向きの状態で個々の量り皿に乗せる。平均パッド重量は、約0.95+/−0.07グラムである。本明細書に記載の方法により、得られた多孔質固体が、大部分が連続気泡であり、5〜6mmの厚さを有し、約560グラム/平方メートルの基本重量を有し、約0.10グラム/立方センチメートルの乾燥密度を有することが決定される。
パッドを量り皿に乗せた状態で、40マイクロリットルの主香料1aを、プラスチック先端を有するマイクロピペット(100マイクロリットルで較正したGilson Pipetmanの40マイクロリットルの設定で)でパッドの表面全体に適用する。これは、主香料を小出しながら、プラスチック先端をパッドの表面に沿って移動させることにより行われる。次に、主香料の蒸発を最少にするために、主香料を含む量り皿を直ちに、密閉したより小さいジップロック・バッグに収納する。この手順を残りのパッドに繰り返す。
次に、副香料高効果香料アコード2a(8.50重量%の包接化合物と複合され、2005年5月19日にDecknerらによって出願された「Oil Encapsulation」と題する特許出願による噴霧乾燥プロセスによって調製された高効果香料アコード)のβ−シクロデキストリン複合物を各パッドの表面に適用する。過剰な香料包接化合物を含むトレー(又は、他の適切な容器)内のパッドを左右に10回ゆっくりと揺すって、パッドに香料包接化合物粉末を被覆する(反対側にこのこのプロセスを繰り返す)。次に、得られた粉末コーティングパッドをつまみ上げ(手袋をはめた手で)、ゆっくりと揺すり、何度か軽く叩いて、パッドにしっかりと付着していない余分な粉末を除去する。この被覆手順を残りのパッドに繰り返す。1パッド当たりに適用される副香料高効果アコード2aのβ−シクロデキストリン複合物の重量は、約0.13+/−0.01グラムである。
次に、表面に適用された主香料1aと副香料高効果アコード2aのβ−シクロデキストリン複合物とを含む得られたパッドを、最低設定のPFS−200インパルス・シーラーを使用して透明な1.5MIL LDPE管内に密閉する。
実施例4:主香料1bと副香料2bの表面添加β−シクロデキストリン複合物とを含む溶解多孔質固体シャンプー
溶解多孔質固体シャンプー・パッドは、主香料1aが、異なる主香料1bと置き換えられ、副香料2aの表面添加β−シクロデキストリン複合物が、副香料2bの表面添加β−シクロデキストリン複合物(9.7重量%の包接化合物と複合され、2005年5月19日にDecknerらによって出願された「Oil Encapsulation」と題する特許出願による噴霧乾燥プロセスによって調製された高効果香料アコード)と置き換えている点以外、実施例3で述べたものと同一の配合と手順によって調製される。得られた多孔質固体は、本明細書に記載の方法により、大部分が連続気泡であり、5〜6mmの厚さを有し、約500グラム/平方メートルの基本重量を有し、約0.09グラム/立方センチメートルの乾燥密度を有することが決定される。40マイクロリットルの主香料1bを、実施例3に述べたように各パッドに添加する。1パッド当たりに適用された副香料高効果アコード2bのβ−シクロデキストリン複合物の重量は、約0.14+/−0.02グラムである。
溶解多孔質固体シャンプー・パッドは、主香料1aが、異なる主香料1bと置き換えられ、副香料2aの表面添加β−シクロデキストリン複合物が、副香料2bの表面添加β−シクロデキストリン複合物(9.7重量%の包接化合物と複合され、2005年5月19日にDecknerらによって出願された「Oil Encapsulation」と題する特許出願による噴霧乾燥プロセスによって調製された高効果香料アコード)と置き換えている点以外、実施例3で述べたものと同一の配合と手順によって調製される。得られた多孔質固体は、本明細書に記載の方法により、大部分が連続気泡であり、5〜6mmの厚さを有し、約500グラム/平方メートルの基本重量を有し、約0.09グラム/立方センチメートルの乾燥密度を有することが決定される。40マイクロリットルの主香料1bを、実施例3に述べたように各パッドに添加する。1パッド当たりに適用された副香料高効果アコード2bのβ−シクロデキストリン複合物の重量は、約0.14+/−0.02グラムである。
実施例5:主香料1aと副香料高効果香料アコード2aの内部装填β−シクロデキストリン複合物とを含む溶解多孔質固体シャンプー
溶解多孔質固体シャンプー・パッドが、160mm×160mmのアルミニウム型が、個々の円形の直径42mmで深さ3.0mmのテフロン(登録商標)型と置き換えられ、後述するように縁が封止された2つのより薄い同一の円形パッド間に副香料2aの表面添加β−シクロデキストリン複合物が装填されている点以外、実施例3で述べたものと同一の配合と手順によって調製される。
溶解多孔質固体シャンプー・パッドが、160mm×160mmのアルミニウム型が、個々の円形の直径42mmで深さ3.0mmのテフロン(登録商標)型と置き換えられ、後述するように縁が封止された2つのより薄い同一の円形パッド間に副香料2aの表面添加β−シクロデキストリン複合物が装填されている点以外、実施例3で述べたものと同一の配合と手順によって調製される。
個々の円形パッドを、元の型面が上を向いた状態で量り皿に乗せる。次に、実施例3に述べたような副香料高効果香料アコード2a粉末の0.35グラムのβ−シクロデキストリン複合物を、縁に粉末を付けないように細心の注意を払って円形パッドの中央部に適用する。次に、第2のパッドを、型面が下向きでかつ縁が厳密に位置合わせされた状態で、粉末を含む第1のパッドの上に乗せる。次に、2つのパッドの縁を少し濡らし、あらかじめ濡らした手袋をはめた指で、封止が形成されるまで縁に沿って押しつぶして縁を封止する。縁を濡らし過ぎて固形発泡材の一部分が分解し潰れることがないように、特に注意しなければならない。次に、プラスチック先端を有するマイクロピペット(100マイクロリットルで較正されたGilson Pipetmanの40マイクロリットルの設定で)を使用して、主香料を小出ししながらプラスチック先端を上側パッドの表面に沿って移動させることによって、40マイクロリットルの主香料1aを上側パッドの表面全体に適用する。主香料の蒸発を最少にするために、含む量り皿を直ちに、封止されたより小さなジップロック・バッグに収容する。
次に、得られた副香料高効果アコードのβ−シクロデキストリン複合物と主香料とを含むパッドを、最低設定のPFS−200インパルス・シーラーを使用して透明な1.5 MIL LDPE管に封入する。残りのパッドに上記手順を繰り返す。
実施例6:主香料1bと副香料高効果香料アコード2bの内部装填β−シクロデキストリン複合物とを含む溶解多孔質固体シャンプー(MVF1480−017A−1b)。
溶解多孔質固体シャンプー・パッドは、主香料1aが異なる主香料1bと置き換えられ、副香料2aの表面添加β−シクロデキストリン複合物が、副香料2bの異なる表面添加β−シクロデキストリン複合物(9.7重量%の包接化合物と複合され、2005年5月19日にDecknerらによって出願された「Oil Encapsulation」と題する特許出願による噴霧乾燥プロセスによって調製された高効果香料アコード)と置き換えられた点以外、実施例5で述べたものと同一の配合と手順により調製される。
溶解多孔質固体シャンプー・パッドは、主香料1aが異なる主香料1bと置き換えられ、副香料2aの表面添加β−シクロデキストリン複合物が、副香料2bの異なる表面添加β−シクロデキストリン複合物(9.7重量%の包接化合物と複合され、2005年5月19日にDecknerらによって出願された「Oil Encapsulation」と題する特許出願による噴霧乾燥プロセスによって調製された高効果香料アコード)と置き換えられた点以外、実施例5で述べたものと同一の配合と手順により調製される。
多孔質固体構造測定
以下の構造測定は、本明細書に記載されたような方法によって実施例3(主香料と副香料高効果香料アコードのβ−シクロデキストリン複合物の添加前)に作成された多孔質固体から行われた。
以下の構造測定は、本明細書に記載されたような方法によって実施例3(主香料と副香料高効果香料アコードのβ−シクロデキストリン複合物の添加前)に作成された多孔質固体から行われた。
上記の構造測定は、大部分が連続気泡の多孔質固体で、本発明の構造範囲内であることを示す。
溶解性能:
下の表は、実施例3〜6で述べたような主香料と副香料のβ−シクロデキストリン複合物の両方を含む調製された溶解性多孔質固体シャンプーから得られた導電性溶解及び手溶解性能データの要約である。データは本明細書に記載の方法によって収集された。
下の表は、実施例3〜6で述べたような主香料と副香料のβ−シクロデキストリン複合物の両方を含む調製された溶解性多孔質固体シャンプーから得られた導電性溶解及び手溶解性能データの要約である。データは本明細書に記載の方法によって収集された。
主香料と副香料の表面適用又は内部適用β−シクロデキストリン複合物の両方を含む多孔質固体に関する上記データは、本発明によって指定された範囲内の導電性溶解を示す。また、これらの溶解特性が、換言すると、本明細書に記載されたような手溶解方法によって与えられたより多くの消費者関連の適用剪断条件下での完全な溶解(一般に10〜20秒未満)のための最少数のストローク(8〜10ストローク)になることが分かる。
泡立ち性能:
下の表は、シャンプー液体対照を、実施例1〜6で述べたような主香料と副香料のβ−シクロデキストリン複合物の両方を含む調製された溶解性多孔質固体シャンプーと比較した毛髪かつら泡立ち性能データの要約である。データは本明細書に記載の方法によって収集された。
下の表は、シャンプー液体対照を、実施例1〜6で述べたような主香料と副香料のβ−シクロデキストリン複合物の両方を含む調製された溶解性多孔質固体シャンプーと比較した毛髪かつら泡立ち性能データの要約である。データは本明細書に記載の方法によって収集された。
主香料と、副香料の表面適用又は内部適用β−シクロデキストリン複合物とを含む多孔質固体に関する上記データは、従来の液体シャンプーからの性能に匹敵する良好な泡立ち性能を示す。
GC/MSヘッドスペース分析
GC/MSヘッドスペースデータは、実施例3の主香料1aと副香料2aのβ−シクロデキストリン複合物とを含む調製された溶解性多孔質固体シャンプー、並びに実施例1の主香料1aを含む従来のシャンプー液から得られた。主香料1aと副香料2aが両方とも多くの同じ香料原料を含むが、それらが互い異なる全体的な香料特性を有することに注意されたい。
GC/MSヘッドスペースデータは、実施例3の主香料1aと副香料2aのβ−シクロデキストリン複合物とを含む調製された溶解性多孔質固体シャンプー、並びに実施例1の主香料1aを含む従来のシャンプー液から得られた。主香料1aと副香料2aが両方とも多くの同じ香料原料を含むが、それらが互い異なる全体的な香料特性を有することに注意されたい。
図5は、シャンプー・パッド「乾燥」(固体の純粋製品の匂い)にシャンプー・パッド「湿潤」(溶解時のパッドからの最初の香料放出をシミュレートする)のヘッドスペース内の31個の測定香料成分の相対的濃度を示し、これは、「湿潤」条件下で測定された個々の香料原料の量を「乾燥」条件のもので割った比として表される。ここで、脱イオン水による約7:1の固体希釈にもかかわらず、31個の測定された香料原料のうちの17個が、溶解シャンプー・パッド「湿潤」と不希釈シャンプー・パッド「乾燥」とで1.0を超える比を示し、平均比率が1.56を有する。このデータは、明らかに水活性化香料放出(香料放出)を示す。
図6と図7はそれぞれ、シャンプー・パッド「乾燥」(固体の純粋製品の匂い)に対するシャンプー・パッド「湿潤」(溶解時のパッドからの最初の香料放出をシミュレートする)の揮発性の高い香料原料と揮発性の低い香料原料の測定された存在度を対比する。希釈状態にもかかわらず、ここでも、元の不希釈固体に対して湿潤時の幾つかの強調された香料原料(固体を溶かすために脱イオン水で7:1に希釈する)の濃度が上昇していることがはっきりと分かる。ヘッドスペース内のこれらの上昇又は新しいPRMは、主に、水を加えたときのβ−シクロデキストリン複合物中の副香料からのそれぞれのPRMの放出によるものである。
図8は、シャンプー・パッド「湿潤」(溶解時のパッドからの最初の香料放出をシミュレートする)の31個の測定された香料成分の純粋なシャンプー液に対する相対存在度を示し、シャンプー・パッド「湿潤」からの個々の香料原料の存在度をシャンプー液で割った比として表される。ここで、31個の測定された香料原料のうちの22個が、純粋なシャンプー液に対する溶解シャンプー・パッド「湿潤」が1.0を超える比を示し、2.05の平均比率を有することが分かる。このデータは、溶解シャンプー固体の上のヘッドスペース内のこれらの測定された香料原料間の濃度の平均が、純粋なシャンプー液体に対して約2倍になることをはっきりと示す。
図9は、完全希釈されたシャンプー液(使用中の洗髪状態をシミュレートする10:1水希釈後)に対する完全希釈されたシャンプー・パッド(溶解のために最初の7:1水希釈と、更に使用中の洗髪状態をシミュレートする10:1水希釈後)の31個の測定された香料成分の相対存在度を示し、これは、シャンプー・パッド「湿潤」からの個々の香料原料の濃度を希釈されたシャンプー液によって割った比として表される。ここで、31個の測定された香料原料のうちの17個が、完全希釈された純粋なシャンプー液に対して溶解完全希釈されたシャンプー・パッドで1.0を超える比率を示し、1.88の平均比率を有することが分かる。このデータは、液体シャンプー対照に対してシャンプー・パッドの潜在的な使用中(水希釈)の香料放出の利点を実証する。
図10は、主香料1aを含むシャンプー液対照(純粋液体製品)に対する、主香料1aと副香料2aのβ−シクロデキストリン複合物とを含む溶解シャンプー・パッド「湿潤」(7:1水希釈)の上のヘッドスペース内の香料原料の測定された存在度を示す。図5〜図7と同じように、シャンプー液体対照製品に対する、シャンプー固体への水の添加(溶解中)による幾つかの別個又は上昇香料原料の放出が分かる。
エキスパート香料官能パネル
下の表は、主香料を含むシャンプー液対照を、実施例1〜4で述べたような主香料と副香料のβ−シクロデキストリン複合物の両方を含む調製された溶解多孔質固体シャンプーと比較するエキスパート香料官能パネル・データを要約する。データは本明細書に記載の方法によって収集された。
下の表は、主香料を含むシャンプー液対照を、実施例1〜4で述べたような主香料と副香料のβ−シクロデキストリン複合物の両方を含む調製された溶解多孔質固体シャンプーと比較するエキスパート香料官能パネル・データを要約する。データは本明細書に記載の方法によって収集された。
上記のデータは、シャンプー液体対照と比較して、水に溶ける際(初期溶解と完全希釈)の固体シャンプー・パッドの芳香の重要でパネル知覚可能な移行を示す。更に、溶解シャンプー・パッドの生じた芳香は、液体シャンプー対照よりも強いものとして知覚される。この新規の結果は、前述のGCMSヘッドスペースデータと結論によって技術的に裏付けられるように、固体シャンプーの希釈時の副香料の香料原料の水活性化放出に帰することができる。
引用された全ての文書は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれ、任意の文書の引用は、本発明の先行技術であるという容認として解釈されるべきでなない。この文書における用語のあらゆる意味又は定義が、本明細書に参考として組み込まれる文献における用語のあらゆる意味又は定義と対立する範囲内においては、本文書における用語に与えられた意味又は定義が適用される。
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正が可能であることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の「特許請求の範囲」で扱うものとする。
本明細書に開示された任意の活物質及び/又は組成物は、優先権を主張する任意の出願を含む米国特許出願(米国特許出願第61/229981号、同第61/229986号、同第61/229990号、同第61/229996号、同第61/230000号、及び同第61/230004号)に開示された物品、及び詳細にはハウスホールドケア物品に使用できることに注意されたい。そのような物品が、洗浄性界面活性剤、可塑剤、酵素、泡立ち抑制剤、泡立ち強化剤、漂白剤、漂白安定剤、ケラント(chelant)、洗浄溶剤、向水性剤、二価イオン、繊維柔軟剤(例えば、第4級アンモニウム化合物)、非イオン性界面活性剤、香料、及び/又は香料送達システムのうちの1つ以上を含んでもよい。そのような物品は、洗濯機に投入して繊維を洗浄しかつ/又は処理する方法、食器洗い機に投入して食事用器具類を洗浄しかつ/又は処理する方法、水に投入して繊維及び/若しくは硬表面を洗浄しかつ/又は処理する方法を含むが、これらに限定されない方法に利用されてもよい。
Claims (10)
- a.)多孔質溶解性固体基材であって、
I.10%〜75%の界面活性剤と、
ii.10%〜50%の水溶性高分子と、
iii.1%〜30%の可塑剤と
を含む多孔質溶解性固体基材、及び
b.)10%〜100%の1つ以上のシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティング
を含み、
前記複合物中の前記シクロデキストリンと香料との比率が、100:1〜1:1であり、前記多孔質溶解性固体基材と前記表面常在コーティングの比率が、110:1〜0.5:1である、パーソナルケア物品。 - 前記シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、これらの誘導体、及びこれらの混合物から選択される、請求項1に記載のパーソナルケア物品。
- 前記界面活性剤が、少なくとも1種のグループIの界面活性剤を含み、好ましくは更にグループIIの界面活性剤を含み、前記グループIIの界面活性剤が、両性、双極性イオン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1又は2に記載のパーソナルケア物品。
- 前記グループIの界面活性剤が、アルキル及びアルキルエーテル硫酸塩、硫酸化モノグリセリド、スルホン化オレフィン、アルキルアリールスルホン酸塩、第1級又は第2級アルカンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、タウリン酸、イセチオン酸、アルキルグリセリルエーテルスルホン酸塩、スルホン化メチルエステル、スルホン化脂肪酸、アルキルリン酸、アシルグルタミン酸塩、アシルサルコシネート、乳酸アルキル、アニオン性フルオロ界面活性剤、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるアニオン性界面活性剤である、請求項3に記載のパーソナルケア物品。
- 前記界面活性剤が、アニオン性界面活性剤、非イオン界面活性剤、高分子界面活性剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載のパーソナルケア物品。
- 前記多孔質溶解性固体基材が、125グラム/m2〜3,000グラム/m2の基本重量と、0.5mm〜10mmの厚さとを有し、更に前記多孔質溶解性固体基材が、好ましくは0.03m2/グラム〜0.25m2/グラムの表面積を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のパーソナルケア物品。
- 前記多孔質溶解性固体基材が、80%〜100%の連続気泡含有率を有し、更に前記多孔質溶解性固体基材が、好ましくは0.02mm〜0.15mmの気泡壁厚さを有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のパーソナルケア物品。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載のパーソナルケア物品の製造方法であって、前記方法が、粉末状のシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングを、多孔質溶解性固体基材に適用することを含み、前記多孔質溶解性固体基材が、
(a)10%〜75%の界面活性剤と、
(b)10%〜50%の水溶性高分子と、
(c)1%〜30%の可塑剤と
を含む、方法。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載のパーソナルケア物品の製造方法であって、前記方法が、
(a)5%〜50%の界面活性剤と、5%〜35%の水溶性高分子と、0.5%〜20%の可塑剤とを含む加工混合物を調製すること、
(b)ガスを前記加工混合物に導入することにより前記加工混合物をエアレーションして、湿潤気泡化混合物を形成すること、
(c)前記湿潤気泡化混合物を1つ以上の所望の形状に形成すること、
(d)前記湿潤気泡化混合物を乾燥させて多孔質溶解性固体基材を形成すること、及び
(e)粉末状のシクロデキストリン香料複合物を含む表面常在コーティングを、前記多孔質溶解性固体基材に適用すること
を含む、方法。 - 前記シクロデキストリン香料複合物を含む前記表面常在コーティングが、20%〜70%、好ましくは30%〜60%の湿度で前記多孔質溶解性固体基材に適用される、請求項8又は9に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US12078608P | 2008-12-08 | 2008-12-08 | |
US61/120,786 | 2008-12-08 |
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---|---|---|---|
JP2011540817A Division JP5730778B2 (ja) | 2008-12-08 | 2009-12-08 | パーソナルケア物品及びその製造方法 |
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