JP2007518870A - 官能基化されたエラストマー組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
Mポリエチレン=a*(Mポリスチレン)b
この式において、a=0.4316およびb=1.0である。重量平均分子量、Mwは式Mj=(Σwi(Mi j))jにしたがって通常の方法で計算される。式中、wiはフラクションiでGPCカラムから溶離する分子量Miの分子の重量分率であり、そしてMwを計算する場合にはj=1であり、Mnを計算する場合にはj=−1である。
実施例
A.室内条件下での引っ張り試験
試料規格に合わせて切断した微小の引っ張り試験片によりASTMD−1708を用いて引っ張り試験を行う。クロスヘッド速度を127mm/分(5インチ/分)に設定する。温度および湿度については、試験環境はASTM基準に合わせたものでない。試料をそのままで、ASTM D−1708にしたがってコンディショニングせずに試験する。
ASTM D1708に概略が示された幾何学的形態を用いて、引っ張りヒステリシスを測定する。ゲージ長さは22.25mm長で、幅は4.8mmである。加重および除重歪速度は500パーセント/mmである。この試験手順を次のように行う。試料を掴み具中のマイラーと共に加重し、荷重をゼロとする。次に、この試料を100パーセント歪みまで引っ張る。この試料を0パーセント歪みまで収縮させ、プラス荷重まで再加重する。パーマネントセットは再加重時に荷重がゼロとなった歪みである。弾性回復は100パーセント・マイナス・パーマネントセットとして定義される。
パーキンエルマーTMA7(サーモメカニカルアナライザー)に2〜4mmの厚さの試料を取り付ける。1ニュートンの荷重を加えた平頭針を試料に対して室温で押し付ける。温度を25℃から190℃まで5℃/分でランプ昇温する。この針が試料の中に1mm侵入したところで、190℃になる前にこの試験を止める。試料の侵入が1mmに達する温度としてTMA温度を定義する。
攪拌した1ガロン(3.79L)オートクレーブ反応器に1400gのIsopar(登録商標)E炭化水素溶剤と580gのプロピレンを装填する。この反応器を所望の温度(110℃〜125℃)まで加熱する。rac−[ジメチルシラン−ジイルビス(1−(2−メチル−4−フェニル)インデニル)]ジルコニウム(トランス,トランス−1,4−ジフェニル−1,3−ブタジエン)、ビス(水素化−タロウアルキル)メチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、およびAKZO PMAO−IPを1:1.1:38モル比で合体し、更なる溶剤により合計体積を17mlとすることにより、触媒系をドライボックス中で作製する。この活性化された触媒をこの反応器の中に注入する。この反応器を要求されるように冷却することにより、反応器温度を維持する。10分後、この熱溶液を窒素パージした樹脂重合缶の中に移す。リン安定剤とフェノール系酸化防止剤(2:1重量比のトルエン中Irgaphos 168とIrganox 1010(両方ともCiba Geigy製))を含有する添加物溶液を添加して、このポリマー中の合計添加物濃度を約0.1重量パーセントとする。このポリマーを真空オーブン中70℃で一晩乾燥する。
8kgのポリプロピレン([η]=1.6dg/L)を窒素シールされた単軸押出機(20mm、滞留時間:10分)中410℃で熱分解して、最終的に不飽和のポリプロピレン(PP−A)を得る。GPCおよび1H−NMR分析によって、PP−Aの重量平均分子量(Mw)が10,400であり、その中のビニリデン基の含量が1,000個の炭素当たり4.77単位であることが示される。
窒素を封入したガラス反応器の中に、実施例2により製造された100gのPP−Aと750mLのn−デカンを添加する。これを600rpmで攪拌しながら130℃まで加熱し、そしてこの中に170mmolのジイソブチルアルミニウムハイドライドをこの温度において添加する。この混合物を攪拌しながらこの温度で6時間保つ。その後、攪拌を続けながら、乾燥空気を100L/時の速度でこの温度下で6時間この中に供給する。次に、これを80℃まで冷却し、続いて50mLのメチルアセトアセテートと50mLのイソブチルアルコールを添加する。これをこの温度で2時間攪拌し、アセトン(1.5L)とメタノール(1.5L)の混合物の中に注ぎ、次に攪拌棒により攪拌し、続いて濾過し、大量のアセトンとメタノールにより洗浄する。このように得られるポリマー(PP−OH)を80℃で10時間真空乾燥する。DSCおよび1HNMR分析によって、PP−OHの融解温度が151℃であり、そしてその中のヒドロキシル基の含量が炭素1,000個当たりの1.71単位であるということが示される。
窒素シールされたガラス反応器の中に、実施例3により製造された18gのPP−OHと、マレイン酸無水物によりグラフトされた42gのエチレン/ブテンランダムコポリマー(EBR−g−MAH;Tg:−64℃;エチレン含量:80モルパーセント;マレイン酸無水物含量:1.0重量パーセント;Mw:250,000)を1.5Lのn−デカンと共に添加する。これを600rpmで攪拌しながら135℃まで加熱し、そしてこの中に0.05gのp−トルエンスルホン酸をこの温度で添加し、次に攪拌しながらこの温度で6時間保つ。次に、これを徐々に冷却し、そしてアセトン(1.5L)とメタノール(1.5L)の混合物の中に注ぎ、そして攪拌棒により攪拌し、次に濾過し、大量のアセトンとメタノールにより洗浄する。このように得られる官能基化された分岐オレフィンコポリマーを80℃で10時間真空乾燥する。
引っ張り強さ:16,100kPa;破断時伸び:845パーセント;弾性回復:63.1パーセント;TMA:150.1℃。
ポリプロピレン([η]=10.5dg/L)、2−ヒドロキシメチルメタクリレート(HEMA)およびt−ブチルペルオキシベンゾエートをヘンシェルミキサーにより100:6:3の比でブレンドする。次に、これを二軸押出機(Technobell ZSK−30)により210℃でペレットに押し出して、HEMAをグラフトされたポリプロピレン(PP−g−HEMA)を得る。生成する[η]は0.76dg/Lであり、HEMAの含量は4.0重量パーセントであり、そして融解温度は157℃である。
実施例5により製造された105gのPP−g−HEMAと、実施例3で使用された245gのEBR−g−MAHを20mmφの二軸押出機により200℃でペレットに押し出す。この軸回転を100rpmとし、そしてブレンド時間を1分として、官能基化された分岐オレフィンコポリマーを得る。
引っ張り強さ:19,300kPa;破断時伸び:886パーセント;弾性回復:78.9パーセント;TMA:159.5℃。
A]オレフィン末端のポリプロピレンのヒドロホルミル化
1ガロンのParr反応器に実施例1により製造されたオレフィン末端のポリプロピレン(244g)と、トルエン(1472g、1702mL)を装填する。この反応器を1:1合成ガスによりパージし、次にガス抜きする。カニューレ移液により、128gの触媒溶液を装填する。この触媒溶液は、乾燥され、脱酸素されたTHF(165g、186mL)、Rh(CO)2(acac)(2.47g、9.57mmol)、およびトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト(30.12g、46.6mmol)(L/Rh=4.87;4997ppm Rh)から成るものであった。この反応器を1:1合成ガスにより200psiまで加圧し、80℃まで加熱し、次に300psiまで加圧し、100℃まで加熱する。4時間後、この反応器をガス抜きし、熱い間に内容物を排出し、そして熱トルエンにより洗浄する。メタノールの中に注ぎ、次に更なるメタノールにより洗浄し、そして真空で乾燥することにより、このポリマーを沈澱させる。232g(95パーセント)の白色粉末を回収する。δ9.6−9.9の間の1HNMR共鳴をアルデヒド水素に帰属させる。
マレイン酸無水物(DuPont Fusabond NMN−4940)によりグラフトされたエチレン−オクテンコポリマーの試料(EO−g−MAH)を作製する。このEOコポリマーは約0.87g/cm3の予めグラフトされた密度および約1g/10分の予めグラフトされたメルトインデックスを有するものである;グラフトは約1重量パーセントMAHのレベルで行ったものである。このEO−g−MAHポリマーを実施例7により製造したアミン末端ポリプロピレンとHaake Rheocord 9000ミキサー中で混合する。合計140グラムのEO−g−MAHを310mlの試料体積のHaake R3000ボウル中170℃30RPMで溶融する。合計60グラムのアミン末端のPPをゆっくりと添加し、そして完結するまで各アリコートを反応させる。この反応をトルクの増加によりモニターする。このPPをすべて添加したところで、このグラフトコポリマーを更に5分間溶融混合する。
**グラフトコポリマー:本発明の実施例;EO−g−MAHiPPとNH2−t−iPPのグラフトコポリマー
窒素を充填したグローブボックス中で、2Lのフラスコに実施例7Aにより製造した100gのホルミル末端ポリプロピレンと、800mLの乾燥THFを装填する。このスラリーにTHF中のLiAlH4の60mLの1M溶液を添加する。この溶液を4時間還流まで加熱する。加熱時この固体は溶解して、均質な溶液を形成し、そして反応の過程で灰色の沈澱を形成する。このポリマーをゲルに冷却し、そしてグローブボックスから取り出す。このポリマー/溶剤ゲルを攪拌しながら1LのMeOHに添加する。残留のLiAlH4が消費される時に若干のガス発生が観察される。このポリマーを30分間攪拌し、多孔質ガラス付きの漏斗上に捕集し、500mLのMeOHにより2回洗浄し、そしてアスピレーターにより吸引して、流動性の粉末を得る。この粉末を真空オーブン中50℃で一晩乾燥する。
実施例9により製造したヒドロキシル末端iPPによりグラフトするために、マレイン化されたエチレン−オクテンコポリマー(約1g/10分の予めグラフトされたメルトインデックス、約0.87g/cm3の予めグラフトされた密度、約2の予めグラフトされたMw/Mn、および約0.8重量パーセントのMAHのEO−g−MAHの最終含量(EO−g−MAH)を有するマレイン酸無水物グラフトされたエチレン/1−オクテンコポリマー)を使用する。2つの方法をグラフト反応に使用する。
310mlの試料体積のHaake Rheocord 9000ミキサーを30RPMで用いて、溶融グラフト法においては、合計140グラムのEO−g−MAHを170℃で溶融する。合計60グラムのヒドロキシル末端iPPをこのミキサーにゆっくり添加し、そしてこのミキサーのトルクをモニターし、グラフト反応の指標として使用する。このヒドロキシル−t−iPPをすべて添加したところで、このグラフトコポリマーを更に5分間溶融混合する。ブレンドをHaakeから取り出し、室温まで冷却する。
このグラフト反応を溶液中でも行う。乾燥した3口の2000mLの丸底フラスコの中にヒドロキシル末端のポリプロピレン(16.93g、Mw55K)とEO−g−MAH(実施例10Aに述べた(39.51g))を装填する。フラスコをガラス入口アダプターを経由させ、鉱油バブラーから出口アダプターを経由させてゆっくりと放出させるN2パージ下に置く。装置は、ガラスブレード付きのガラス攪拌シャフト、攪拌ベアリング、攪拌モーター、Dean-Starkトラップ、コンデンサー、および加熱マントルを備えたものである。キシレン(1145mL)をフラスコに添加し、加熱を開始する。穏やかな還流に達した後、約35mLの蒸留物をDean-Starkトラップ(蒸留物は透明状態を保つ)から取り出す。混合物をゆっくりとした還流に8時間保つ。溶液を若干冷却し、そして生成物をIrganox(登録商標)1010(約0.5g)を含有する約2.5Lのメタノールの中に柔らかい、不透明な固体として沈澱させる。沈澱したポリマーを捕集し、そしてIrganox(登録商標)1010(0.1g)を含有する新しいメタノール(約1.5L)中で約15分間含浸させ、これを2回繰り返す。ポリマーを捕集し、そして60℃の真空オーブン中100%のポンプ排気真空下で一定重量まで一晩乾燥する。
引っ張り強さ:7.5MPa;破断時伸び:735パーセント;弾性回復:79パーセント;TMA:108℃。
引っ張り強さ:13.1MPa;破断時伸び:980パーセント;弾性回復:76パーセント;TMA:93℃。
次の実施例においては、合成ガスは、別段の記載がない限りH2/COの2:1モル−モル混合物を指す。溶剤(Sure−Seal)、アミン、2,4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイト、リチウムアルミニウムハイドライド、およびヒドロキシラミンヒドロクロリドをAldrichから入手し、受け入れたまま使用した。[Rh(CO)2(acac)]を基準となる文献手順にしたがって自家製造した。
1ガロンのステンレススチールオートクレーブにポリ(4−メチル−1−ペンテン)(76.04g、3.5mmolのオレフィン官能基化、約22000のMn)、1.5LのトルエンおよびN−メチル−β−アラニンニトリル(20mL、215.6mmol)を装填する。このオートクレーブを圧力試験し、N2により少しだけパージし、合成ガス(2:1H2/CO)によりパージし、そして内容物を400psiの合成ガス(2:1H2/CO)下で20分間攪拌する。この反応器を60℃までゆっくり加熱し、ガス抜きを行い、反応器にRh(CO)2(acac)(4.42g、17.1mmol)とトリス−2、4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイト(23.34g、36.1mmol)を250mLのトルエン中に含む触媒溶液を加圧された(80psiN2)Whiteyボンベにより装填する。次に、この反応器を80℃まで加熱し、合成ガス(2:1H2/CO)により400psiまで加圧し、そして14時間攪拌する。60℃まで冷却した後、この反応器をN2によりパージし、内容物を排出する。等容積のMeOHを添加して、ポリマー沈澱を誘起させる。生成する固体を濾過し、そして濾液が無色となるまでアセトンにより洗浄する(約2L)。このフィルターケーキを真空オーブン中で一晩乾燥し、試料は1HNMRにかけることができる。NMRデータの分析によって、所望の製品への出発材料の不完全な変換、例えば65〜70パーセントの変換が明らかになった場合には、単離されたポリマー混合物(下記参照)、68.75gを追加の1.5LのトルエンとN−メチル−β−アラニンニトリル(20mL、215.6mmol)と共に同一のステンレススチールオートクレーブに添加する。上述のように合成ガス下でパージし、攪拌した後、この反応混合物を60℃まで加熱し、そしてRh(CO)2(acac)(4.31g、16.7mmol)とトリス−2,4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイト(22.99g、35.5mmol)を250mLのTHF中に含む触媒溶液を添加する。この反応混合物を80℃まで加熱し、400psi合成ガス(2:1H2/CO)まで加圧し、そして更に14時間攪拌する。上述のように生成物を単離することによって、63.58gの無色粉末を得る。試料を1HNMRにかけることができる。NMRデータを分析することによって、この材料がLiAlH4による還元に好適であることが明らかになる。
3Lのフラスコに、シアノエチルアミノメチル化ポリ(4−メチル−1−ペンテン)(63.58g、2.89mmolのニトリル官能基化)と1Lの乾燥THFを添加する。N2により15分間パージした後、LiAlH4(1.13g、29.8mmol)をゆっくりと添加し、そしてこのスラリーを60℃で4時間加熱する。外周温度まで冷却した後、この反応を水(合計200mL)により慎重に急停止する。次に、このポリマーを濾過し、希薄H2SO4水溶液(pH2)に10分間懸濁し、濾過し、そしてH2O(1L)により洗浄する。生成フィルターケーキを0.1MNaOH溶液(800mL)に懸濁し、濾過し、H2O(1L)により洗浄し、THFにより洗浄して、残留H20を除去し、次に真空オーブン中60℃で48時間乾燥して、所望の生成物を無色固体として得る(60g)。NMR分析によって、この生成物が所望のアミン末端のポリ(4−メチル−1−ペンテン)であることを確認する。
アミン末端のポリ(4−メチル−1−ペンテン)をマレイン化エラストマーにグラフトするための2つの代替法を評価することができる。
A.溶融グラフトによる官能基化された分岐オレフィンコポリマーの製造
小さいRheomixボウル(69cc)を備えたHaake Polylab/Rheocordミキサー(model557−9301、Thermo Electron)Newington,NH))を40rpmで用いて、マレイン酸無水物をグラフトしたポリ(エチレン−コ−ブテン)ランダムコポリマー(EBR−g−MAH;Tg:−64℃;エチレン含量:80モルパーセント;マレイン酸無水物含量:1.0重量パーセント;Mw:250、000PS基準)(29.3g)のポリマーペレットを重量で3000パーツ・パー・ミリオン(ppm)のIrganox225(Ciba Specialty Chemicals(Basel,Switzerland)から入手可能)と共に260℃で溶融する。次に、この実施例により前に製造したアミン末端のポリ(4−メチル−1−ペンテン)(15.8g)をこのHaake Rheocordミキサーに添加する。この溶融混合物を反応させ、そしてトルクを測定することにより、このグラフト反応をモニターする。アミン末端ポリ(4−メチル−1−ペンテン)が溶融した後、この反応を更に10分間行う。合計45グラムのポリマーブレンドを得る。生成するブレンドをHaakeから取り出し、室温まで冷却する。
**グラフトコポリマーは溶融グラフト法により得られるグラフト生成物である。
乾燥した三口2000mLの丸底フラスコの中にアミン末端のポリ(4−メチル−1−ペンテン)(12.25g)、EBR−g−MAH(上述のもの、22.75g))および1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(0.04g、FW112.18、Aldrichから入手可能)を装填する。フラスコをガラス入口アダプターを経由させ、鉱油バブラーから出口アダプターを経由させて、ゆっくりと放出させるN2パージ下に置く。装置は、ガラスブレード付きのガラス攪拌シャフト、攪拌ベアリング、攪拌モーター、Dean-Starkトラップ、コンデンサー、および加熱マントルを備えたものである。キシレン(870mL)をフラスコに添加し、この混合物を加熱マントルにより還流まで加熱する。混合物をゆっくりとした還流に8時間保つ。溶液を若干冷却し、そして生成物をIrganox(登録商標)1010(約0.5g、Ciba Specialty Chemicalsから入手可能)を含有する約2.5Lのメタノールの中に柔らかい、不透明な固体として沈澱させる。沈澱したポリマーを捕集し、そしてIrganox(登録商標)1010(0.1g)を含有する新しいメタノール(約1.5L)により洗浄する。ポリマーを捕集し、そして75℃の真空オーブン中で一定重量まで一晩乾燥する。
**グラフトコポリマーは溶液グラフト法により得られるグラフト生成物である。
Claims (25)
- オレフィンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから得られる官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であり、このコポリマーは、A)DSCにより測定されるTgが−10℃未満である;B)Tmが100℃を超える;C)破断時伸びが500パーセント以上である;D)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上である;E)TMA温度が80℃を超える、およびF)弾性回復が50パーセント以上である、オレフィン系組成物。
- 前記官能基が、一級または二級アミン、アルコール、チオール、アルデヒド、カルボン酸、およびスルホン酸から成る群より選択される請求項1に記載の組成物。
- 前記アミンが、式P−N−RXHM(式中、Pはオレフィン由来のポリマー側鎖であり、Nは窒素であり、RはC1−C20ヒドロカルビルであり、Hは水素であり、Mは1または2であり、Xは(2−M)である)に相当する請求項2に記載の組成物。
- 前記官能基化された側鎖のTgが−30℃未満であり、かつ、該側鎖のTmが100℃以上である請求項1に記載の組成物。
- 前記官能基化された分岐オレフィンコポリマーが、プロピレン、および少なくとも1つの鎖末端一級アミン官能基、付随的に1以上の共重合性モノマーから得られる官能基化された側鎖を含んでなる請求項1に記載の組成物。
- 前記官能基化された分岐オレフィンコポリマーが、4−メチル−1−ペンテン、および少なくとも1つの鎖末端一級アミン官能基、付随的に1以上の共重合性モノマーから得られる官能基化された側鎖を含んでなる請求項1に記載の組成物。
- マレイン化エラストマーとアミン末端オレフィンポリマーとを反応させることを含んでなる官能基化された分岐オレフィンコポリマーを製造する方法。
- マレイン化エラストマーと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ鎖末端ヘテロ原子含有官能基を含むオレフィン系ポリマーとを反応させることを含んでなる官能基化された分岐オレフィンコポリマーを製造する方法。
- 前記反応段階が押出機中で行われる請求項7または8に記載の方法。
- 前記反応段階が溶液中で行われる請求項7または8に記載の方法。
- 前記官能基化された分岐オレフィンコポリマーが、約0.89g/cc未満の密度を有する官能基化されたエチレン/α−オレフィンコポリマーを含んでなり、該官能基が一級アミンとの反応能を有する請求項1に記載の組成物。
- 前記官能基化された分岐オレフィンコポリマーが、約0.87g/cc未満の密度を有する官能基化されたプロピレン/α−オレフィンコポリマーを含んでなり、該官能基が一級アミンとの反応能を有する請求項1に記載の組成物。
- 前記官能基化されたコポリマーが、少なくとも1つのオレフィン系不飽和結合と、少なくとも1つのカルボキシル基、または、エステル、無水物および塩から成る群より選択されるカルボキシル基の少なくとも1つの誘導体を含有する不飽和有機化合物を含んでなる成分から形成される請求項1に記載の組成物。
- 前記不飽和有機化合物が、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、α−メチルクロトン酸および桂皮酸、無水物、エステルおよび金属塩、そしてフマル酸、並びにこのエステルおよびこの金属塩から成る群より選択される請求項13に記載の組成物。
- 少なくとも2つの官能基化されたオレフィンコポリマーから誘導された熱可塑性エラストマー組成物であって、各コポリマーは挿入重合能を有するオレフィンから誘導され、各コポリマーは少なくとも40℃のTm差を有し、該組成物は、A)DSCによって測定されたTgが−10℃未満であり;B)Tmが100℃を超えており;C)破断時伸びが500パーセント以上であり;D)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上であり;E)TMA温度が80℃を超えており、およびF)弾性回復が50パーセント以上であり、少なくとも1つの官能基化されたコポリマーが少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基により鎖末端官能基化されている組成物。
- 少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基がアミン(一級または二級の)である請求項15に記載の組成物。
- 少なくとも2つの官能基化されたオレフィンコポリマーから誘導された熱可塑性エラストマー組成物であって、各コポリマーは挿入重合能を有するオレフィンから誘導され、各コポリマーは少なくとも40℃のTm差を有し、該組成物は、A)DSCによって測定されたTgが−10℃未満であり;B)破断時伸びが500パーセント以上であり;C)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上であり;D)TMA温度が80℃を超えており、およびF)弾性回復が50パーセント以上であり、少なくとも1つの官能基化されたコポリマーが、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基により鎖末端官能基化されている組成物。
- 前記組成物が約80℃を上回る更なるTgを有する請求項15または17に記載の組成物。
- 前記2つの官能基化されたオレフィンコポリマーが、マレイン化エラストマーおよびアミン末端オレフィンポリマーから成る群より選択される請求項15または17に記載の組成物。
- 前記官能基化されたオレフィンコポリマーの1つがマレイン化エラストマーから成る群より選択され、1つの官能基化されたオレフィンコポリマーがアミン末端オレフィンポリマーから選択される請求項15または17に記載の組成物。
- オレフィンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから得られる官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であって、該コポリマーは、A)DSCによって測定される少なくとも1つのTgが−10℃未満であり;B)破断時伸びが500パーセント以上であり;C)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上であり;D)TMA温度が80℃を超えており、およびE)弾性回復が50パーセント以上である、オレフィン組成物。
- 前記コポリマーが約80℃を上回る更なるTgを更に含んでなる請求項21に記載の組成物。
- プロピレンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから得られる官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であって、該コポリマーは、A)DSCによって測定された少なくとも1つのTgが−10℃未満であり;B)破断時伸びが500パーセント以上であり;C)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上であり;D)TMA温度が80℃を超えており、およびE)弾性回復が50パーセント以上である、オレフィン組成物。
- 4−メチル−1−ペンテンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから得られる官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であって、該コポリマーは、A)DSCによって測定された少なくとも1つのTgが−10℃未満であり;B)破断時伸びが500パーセント以上であり;C)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上であり;D)TMA温度が80℃を超えており、およびE)弾性回復が50パーセント以上である、オレフィン組成物。
- 前記官能基が、一級または二級アミン、アルコール、チオール、アルデヒド、カルボン酸、およびスルホン酸から成る群より選択される請求項15、17、21、23または24に記載の組成物。
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