JP2007518870A - 官能基化されたエラストマー組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、オレフィンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから得られる官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であって、このコポリマーが、A)DSCにより測定してTg<−10℃;B)Tm>100℃;C)500パーセントに等しいか、またはそれよりも大きい破断時伸び;D)25℃において1,500psi(10、300kPa)に等しいか、またはそれよりも大きい引っ張り強さ;E)TMA温度>80℃、およびF)50パーセントに等しいか、またはそれよりも大きい弾性回復を有することを特徴とするオレフィン組成物に関する。

Description

本発明は、低結晶性ポリエチレン骨格上にグラフトされた鎖末端の官能基化された結晶化可能な、または高いTgポリオレフィン側鎖を有するオレフィンコポリマーから成る官能基化されたエラストマー組成物に関する。
「ハード」(結晶化可能な、またはガラス状の)ブロックを連結する「ソフト」(エラストマー)ブロックの存在により熱可塑性エラストマー(「TPE」)組成物として有用なエラストマーポリマーに関連するトリブロックおよびマルチブロックコポリマーが当分野でよく知られている。このハードブロックが通常の使用温度においてポリマーネットワークを一緒に結合させる。但し、このハードブロックの溶融温度またはガラス転移温度より高温まで加熱する場合、このポリマーは容易に流動し、熱可塑性挙動を呈する。例えば、G.Holden and N.R.Legge,「Thermoplastic Elastomers: A Comprehensive Review」,Oxford University Press(1987)を参照のこと。
市販の既知の種類の最良のTPEポリマーは、スチレン系ブロックコポリマー(SBC)、通常の直鎖トリブロックポリマー、例えばスチレン−イソプレン−スチレンおよびスチレン−ブタジエン−スチレンであり、後者は、水素化されると本質的にスチレン−(エチレン−ブテン)−スチレンブロックコポリマーとなる。放射状および星型分岐SBCコポリマーもよく知られている。これらのコポリマーは、通常、アニオン重合によるか、または線状ジブロックコポリマーの化学的カップリングにより製造される。通常のSBC TPEのガラス転移温度(Tg)は80〜90℃に等しいか、またはそれ未満であり、高温使用条件下でのこれらのコポリマーの有用性を制限する。「Structures and Properties of Block Polymers and Multiphase Polymer Systems: An Overview of Present Status and Future Potential」,S.L.Aggarwal,Sixth Biennial Manchester Polymer Symposium(UMIST Manchester,March 1976)を参照のこと。
オレフィンの挿入重合または配位重合は、方法の効率および原料コストの差の両方の理由から、経済的かつ更に効率的にコポリマー製品を製造する手段を提供することができる。このように、オレフィン型不飽和モノマー、例えばエチレンおよびC3−C8α−オレフィンからの有用なTPEポリマーはすでに開発されたものであり、よく知られてもいる。例には、熱可塑性オレフィン(「TPO」)、例えばポリプロピレンとエチレン−プロピレンコポリマーとの物理的なブレンドおよび類似のブレンドが含まれ、この場合には、エチレン−プロピレン、またはエチレン−プロピレン−ジオレフィン相が動的に加硫されて、ポリプロピレンマトリックス中でよく分散され、離散したソフト相粒子を維持する。N.R.Legge,「Thermoplastic Elastomer Categories:A Comparison of Physical Properties」,ELASTOMERICS,pages 14-20(September,1991)およびその中に引用された参照文献を参照のこと。
米国特許第4,999,403号は、1つ以上の官能性結合によりグラフトされたポリプロピレンを有する官能基化されたエチレン−α−オレフィンコポリマーを含んでなるグラフトコポリマー組成物を開示している。このグラフトコポリマー組成物を製造するためのこの開示された方法は、少なくとも少量のこの官能基化されたポリマーをポリプロピレンとグラフトすることを可能とするのに充分な条件下で官能基化されたエチレン−α−オレフィンコポリマーをマレイン化ポリプロピレンと結合させることから成るものであった。ラジカルグラフトによりポリマーの中にマレイン酸官能基を導入することによって、ポリマー骨格に沿った官能基の分布が得られることが当分野でよく知られている。それゆえ、この生成する変成ポリプロピレンと官能基化されたエラストマーとの反応は、不規則な分岐、架橋の潜在性と、それゆえ一貫性を有しないおよび/または望ましくない特性を生じる。
制御された分岐構造を持ち、非架橋であり、ASTM(米国材料試験協会)法のASTM D2765により測定して、例えば10パーセント未満の、好ましくは5パーセント未満の、更に好ましくは3パーセント未満の、そして最も好ましくは1パーセント未満のゲル重量分率を持ち、そして予測可能かつ制御可能な特性を有するグラフトコポリマー組成物を製造することが望ましい。
制御された分岐構造を持ち、非架橋であり、ASTM法のASTM D2765により測定して、例えば10パーセント未満の、好ましくは5パーセント未満の、更に好ましくは3パーセント未満の、そして最も好ましくは1パーセント未満のゲル重量分率を持ち、予測可能かつ制御可能な特性を有するグラフトコポリマー組成物を製造することが望ましい。
本発明は、オレフィンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから得られる官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であり、このコポリマーは、A)DSCにより測定されるTgが−10℃未満である;B)Tmが100℃を超える;C)破断時伸びが500パーセント以上である;D)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上である;E)TMA温度が80℃を超える、およびF)弾性回復が50パーセント以上である、オレフィン系組成物に関する。
この明細書で使用されるように、「官能基化された分岐オレフィンコポリマー」とは、炭素および水素以外の元素を導入するように変成されたオレフィンポリマーを指す。好ましくは、このポリマー分子の少なくとも約30パーセントが変成されたものである。この官能基は一級または二級アミン、アルコール、チオール、アルデヒド、カルボン酸、およびスルホン酸から成る群より選択可能である。好ましくは、このアミンは式P−N−RXMに相当する。式中、Pはオレフィンから誘導されるポリマー側鎖であり、Nは窒素であり、RはC1−C20ヒドロカルビルであり、Hは水素であり、Mは1または2であり、そしてXは(2−M)である。「官能基化されたオレフィンコポリマー」の好適な例には、マレイン酸無水物グラフトで変成されたポリオレフィン(例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン)、およびアミン末端ポリオレフィンが含まれる。
好ましくは、このオレフィン系組成物中の官能基化された側鎖は、−30℃未満のTgを有し、そしてこの側鎖のTmは100℃以上である。
また、前記官能基化された分岐オレフィンコポリマーが、プロピレンと、少なくとも1つの鎖末端一級アミン官能基と、付随的に1以上の共重合可能なモノマーとから得られる官能基化された側鎖を含んでなる、熱可塑性エラストマー組成物も好ましい。
前記官能基化された分岐オレフィンコポリマーは、4−メチル−1−ペンテンと、少なくとも1つの鎖末端一級アミン官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから誘導される官能基化された側鎖を含むことができる。
他の形態においては、本発明者らは、マレイン化エラストマーとアミン末端オレフィンポリマーとを反応させることを含む官能基化された分岐オレフィンコポリマーを製造する方法、およびマレイン化エラストマーと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ鎖末端ヘテロ原子含有官能基を含むオレフィン系ポリマーとを反応させることを含む官能基化された分岐オレフィンコポリマーを製造する方法も見出した。好ましくは、この反応段階は押出機中で行われ、更に好ましくはこの反応段階は溶液中で行われる。
この組成物中の官能基化された分岐オレフィンコポリマーは、約0.89g/cc未満の密度を有する官能基化されたエチレン/α−オレフィンコポリマーを含むことができ、好ましくは、この官能基は一級アミンとの反応能を有し、特に、官能基化された分岐オレフィンコポリマーは、約0.87g/cc未満の密度を有し、この官能基は一級アミンとの反応能を有する。
好ましくは、この官能基化されたコポリマーは、少なくとも1つのオレフィン系不飽和結合と、少なくとも1つのカルボキシル基、または、エステル、無水物および塩から成る群より選択されるカルボキシル基の少なくとも1つの誘導体を含有する不飽和有機化合物を含む成分から形成される。好ましくは、この不飽和有機化合物は、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、α−メチルクロトン酸および桂皮酸、無水物、エステルおよび金属塩およびフマル酸およびこのエステルおよびこの金属塩から成る群より選択される。マレイン酸無水物が最も好ましい。
本発明の更に別の形態においては、少なくとも2つの官能基化されたオレフィンコポリマーから誘導される熱可塑性エラストマー組成物であって、各コポリマーが挿入重合能を有するオレフィンから誘導され、そして各コポリマーが少なくとも40℃のTm差を有し、この組成物が、A)DSCにより測定してTg<−10℃;B)Tm>100℃;C)500パーセントに等しいか、またはそれよりも大きい破断時伸び;D)25℃において1,500psi(10,300kPa)に等しいか、またはそれよりも大きい引っ張り強さ;E)TMA温度>80℃、およびF)50パーセントに等しいか、またはそれよりも大きい弾性回復を有し、少なくとも1つの官能基化されたコポリマーが少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基により鎖末端官能基化され、特に、この2つの官能基化されたオレフィンコポリマーがマレイン化エラストマーとアミン末端オレフィンポリマーから成る群より選択され、更に、この官能基化されたオレフィンコポリマーの1つがマレイン化エラストマーから成る群より選択され、そして1つの官能基化されたオレフィンコポリマーがアミン末端(一級または二級の)オレフィンポリマーより選択される熱可塑性エラストマー組成物が見出された。好ましくは、この組成物は約80℃を上回る更なるTgを有する。
本発明の別の形態においては、少なくとも2つの官能基化されたオレフィンコポリマーから誘導される熱可塑性エラストマー組成物であって、各コポリマーが挿入重合能を有するオレフィンから誘導され、そして各コポリマーが少なくとも100℃のTg差を有し、この組成物が、A)DSCにより測定してTg<−10℃;B)500パーセントに等しいか、またはそれよりも大きい破断時伸び;C)25℃において1,500psi(10、300kPa)に等しいか、またはそれよりも大きい引っ張り強さ;D)TMA温度>80℃、およびE)50パーセントに等しいか、またはそれよりも大きい弾性回復を有し、少なくとも1つの官能基化されたコポリマーが少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基により鎖末端官能基化され、特に、この2つの官能基化されたオレフィンコポリマーがマレイン化エラストマーとアミン末端オレフィンポリマーから成る群より選択され、更に、この官能基化されたオレフィンコポリマーの1つがマレイン化エラストマーから成る群より選択され、そして1つの官能基化されたオレフィンコポリマーがアミン末端のオレフィンポリマーより選択される熱可塑性エラストマー組成物が見出された。好ましくは、この組成物は約80℃を上回る更なるTgを有する。
本発明の更に別の形態においては、エチレンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから得られる官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であって、このコポリマーがA)DSCにより測定して少なくとも1つのTg<−10℃;B)500パーセントに等しいか、またはそれよりも大きい破断時伸び;C)25℃において1,500psi(10、300kPa)に等しいか、またはそれよりも大きい引っ張り強さ;D)TMA温度>80℃、およびE)50パーセントに等しいか、またはそれよりも大きい弾性回復を有するオレフィン組成物が見出された。好ましくは、この組成物は約80℃を上回る更なるTgを有する。
なお別の形態においては、プロピレンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから得られる官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であって、このコポリマーが、A)DSCにより測定して少なくとも1つのTg<−10℃;B)500パーセントに等しいか、またはそれよりも大きい破断時伸び;C)25℃において1,500psi(10,300kPa)に等しいか、またはそれよりも大きい引っ張り強さ;D)TMA温度>80℃、およびE)50パーセントに等しいか、またはそれよりも大きい弾性回復を有するオレフィン組成物が見出される。
別の形態においては、4−メチル−1−ペンテンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから誘導される官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であって、このコポリマーが、A)DSCにより測定して少なくとも1つのTg<−10℃;B)500パーセントに等しいか、またはそれよりも大きい破断時伸び;C)25℃において1,500psi(10,300kPa)に等しいか、またはそれよりも大きい引っ張り強さ;D)TMA温度>80℃、およびE)50パーセントに等しいか、またはそれよりも大きい弾性回復を有するオレフィン組成物が見出される。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物およびこれらのブレンドは、コポリマー骨格とポリマー側鎖の両方を配位または挿入する条件下で活性化された遷移金属有機金属触媒化合物により重合されるモノオレフィンから誘導される分岐コポリマーから成る。この側鎖は、これらの用語の当分野で理解されている意味にしたがって、ハード相ドメインとして好適な結晶性、半結晶性、またはガラス状の特性を呈するように共重合され、そして熱可塑性エラストマー組成物に特徴的な相補的ソフト相ドメインとして好適であるように側鎖よりも低結晶性またはガラス状、好ましくは実質的に非晶質であるポリマー骨格にグラフトされる。
この側鎖は、好ましくは挿入重合の条件下で結晶性またはガラス状のポリマーセグメントの形成能を有する化学的単位から成る。この基準に合致する既知のモノマーは、エチレンとα−オレフィン、環状オレフィンまたはスチレン系コモノマーとのコポリマーを含んでおり、エチレン、プロピレン、4−メチル−1−ペンテン、およびこれらのコポリマーである。コモノマーの量が結晶性を乱すのに不充分であるという場合には、エチレンまたはプロピレンコポリマー側鎖が好ましい。好適なコモノマーは、C3−C20α−オレフィンまたは二重に配置されているモノマー、C5−C25環状オレフィン、スチレン系オレフィン並びに環状およびスチレン系オレフィンの低炭素数(C3−C8)のアルキル置換された類似体を含む。好ましくは、この側鎖は、90〜100モルパーセントのプロピレン、および0〜10モルパーセントのコモノマー、好ましくは92〜99モルパーセントのプロピレンおよび1〜8モルパーセントのコモノマー、最も好ましくは95〜98モルパーセントのプロピレンおよび2〜5モルパーセントのコモノマーを含むことができる。コモノマーの選択は結晶性を乱す能力以外の特性に基づくことができ、改善されたポリエチレンフィルムの引き裂きに関しては、例えば、1−オクテンのような長鎖オレフィンコモノマーは、1−ブテンのような短鎖オレフィンよりも好ましい。改善されたポリエチレンのフィルム弾性またはバリア性については、環状コモノマー、例えばノルボルネンまたはアルキル置換されたノルボルネンはα−オレフィンよりも好ましい。
この側鎖のMnは1,500に等しいか、またはそれよりも大きく、そして75,000に等しいか、またはそれよりも小さい範囲内にある。好ましくは、この側鎖のMnは1,500〜50,000であり、そして更に好ましくはこのMnは1,500〜25,000である。組み込まれた側鎖の間および外側のポリマー骨格セグメントの全重量に対する側鎖の重量の全重量比が60パーセント未満、好ましくは10〜40パーセント、最も好ましくは10〜25パーセントであるように、側鎖の数は側鎖のMnに関係する。ここでは、分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)と示差屈折率(DRI)測定により求められる。
ポリオレフィン、特にエチレンポリマーの分子量分布は、示差屈折計と混合細孔度の3本のカラムを備えたWaters150C高温クロマトグラフユニットでのゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により求められる。このカラムはPolymer Laboratoriesにより供給されるものであり、一般的には、103、104、105および106Åの細孔サイズにより充填されている。溶剤は1,2,4−トリクロロベンゼンであり、これから約0.3重量パーセントの試料溶液を注入用に調製する。流量は約1.0ミリリットル/分であり、ユニット運転温度は約140℃であり、そして注入サイズは約100マイクロリットルである。
ポリマー骨格に対する分子量定量は、狭い分子量分布ポリスチレン基準(Polymer Laboratoriesより)を溶離体積と関連させて使用することにより推定される。等価なポリエチレン分子量は、ポリエチレンおよびポリスチレンに対する適切なMark−Houwink係数(Williams and Ward in Journal of Polymer Science, Polymer Letters, Vol. 6, p. 621, 1968により述べられているように)を使用することにより求められる。
ポリエチレン=a*(Mポリスチレンb
この式において、a=0.4316およびb=1.0である。重量平均分子量、Mwは式Mj=(Σwi(Mi j))jにしたがって通常の方法で計算される。式中、wiはフラクションiでGPCカラムから溶離する分子量Miの分子の重量分率であり、そしてMwを計算する場合にはj=1であり、Mnを計算する場合にはj=−1である。
骨格または骨格ポリマーセグメントは、骨格構造の側鎖中断と一緒にされた場合、側鎖よりも低いTm(またはTmを示さない場合はTg)を有しなければならない。このように、これは、好ましくは測定可能な結晶性を有しないか、または−10℃よりも低いTgを有する化学的単位のセグメントを含んでなる。骨格セグメントは、一緒にまとめられる場合、80℃に等しいか、またはそれよりも小さいTmを、そして−10℃に等しいか、またはそれよりも小さいTgを有する。通常、エチレンとC3−C12α−オレフィンまたはジオレフィン、特にプロピレン、1−ブテン、および1−オクテンの1つ以上から成るようなエラストマー骨格は特に好適である。他の共重合性モノマーは、一般に、二置換オレフィン、例えば4−メチル−1−ペンテン、ヘキセン、イソブチレン、環状オレフィン、例えばシクロペンテン、ノルボルネンとアルキル置換されたノルボルネン、およびスチレン系モノマー、例えばスチレンとアルキル置換スチレンを含む。低結晶性の骨格が好適であり、例としては、例えば8モルパーセントよりも高いコモノマー含量のエチレンコポリマー(前述のように)がある。
上記に示したように、この骨格の重量は、通常、全ポリマー重量(すなわち、骨格と側鎖を一緒にした重量)の少なくとも40重量パーセントを占め、骨格は、通常、約50,000に等しいか、またはそれよりも大きい重量平均分子量(Mw)を有する。
1つの形態においては、この最終グラフトコポリマー組成物中の骨格のエラストマー鎖の約40パーセント超、更に好ましくは50パーセント超が平均してエラストマー鎖当たり少なくとも2本の側鎖、別法としては少なくとも3本の側鎖、但し、5本未満の側鎖、好ましくは4本未満の側鎖を有するように、この骨格のハードセグメントとエラストマー鎖の分子量と相対量は制御される。
上記の側鎖と骨格を含んでなる分岐オレフィンコポリマーは、通常、この例に対して定義したGPC/DRIにより測定して50,000に等しいか、またはそれよりも大きいMwを有する。このMwは、通常、300,000未満、好ましくは250,000未満である。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、マレイン化エラストマーとアミン末端オレフィンポリマーとを反応させることを含んでなる方法により製造可能である。このグラフト工程は、均質な溶液、この2成分のポリマーの溶融ブレンド、または押出機中で実施可能である。この溶融ブレンド法は、一般的には、ツインローターミキサー、好ましくは適当な混合を得るのに充分な長さのモジュール式の混合区画を有する二軸押出機を用いて行われる。溶液グラフト法、すなわち一般的な溶剤、例えば炭化水素、塩素化および非塩素化芳香族中で両方の材料を溶解するのに好適な温度で両方の成分を加熱し、そして所望のグラフトレベルが得られるまで混合する。このポリマーは溶剤を除去することにより回収される。好ましくは、溶剤は、30℃以下に冷却した時にグラフトされたコポリマーが溶液から沈澱し、そしてこのポリマーが濾過により回収可能となるように選択される。好適な溶剤は、炭化水素混合物、例えばExxon Chemicalにより販売されているIsopar(登録商標)Eを含む。グラフトされるポリプロピレンのパーセントは、低レベルから、例えば全ポリプロピレンの30重量パーセントから変えることができるが、好ましくは50パーセント超、最も好ましくは65パーセント超であり、100パーセントまで高くすることができる。グラフトレベルはGPC法により定量可能である。
好適なマレイン化法は、米国特許第5,346,963号(Hughesら)、第5,705,565号(Hughesら)、第4,762,890号(Straitら)、第4,927,888号(Straitら)、第5,045,401号(Taborら)、および第5,066,542号(Taborら)で述べられているものを含む。
上記および下記の説明を通して、語句「鎖端」または「末端」は、官能基を指す場合には、このポリマー鎖の端から10モノマー単位内の官能基を意味する。
1つの形態においては、分岐として以降のグラフト反応に好適な鎖末端の不飽和結合を持つプロピレンは、溶液重合の条件下でアイソタクチックまたはシンジオタクチックポリプロピレンのいずれかの製造に好適なメタロセン触媒により製造可能である。これらのポリマーは、いくつかの方法のうちの1つにより一級アミン末端の反応試剤に転換され得る。これらの方法は、とりわけ、ヒドロホルミル化およびそれに続くこのアルデヒドまたはケトンの一級アミンへの転換と、二級アミンの存在下でのヒドロホルミル化およびそれに続く生成する三級アミンの一級アミンへの転換を含む。アミノ化のレベルは、所望の製品の特性に依って変えることができるが、通常、50パーセント(鎖末端の1HNMRに基づくモルパーセント)超、更に好ましくは70パーセント超であり、そして100パーセントまで高くすることができる。
一般に、アイソタクチックポリプロピレンに対しては、この立体的に剛直な遷移金属触媒化合物は架橋ビス(インデニル)ジルコノセンまたはハフノセンから成る群より選択される。好ましい形態においては、この遷移金属触媒化合物は、ジメチルシリルで架橋されたビス(インデニル)ジルコノセンまたはハフノセンである。更に好ましくは、この遷移金属触媒化合物は、WO2002/038628、米国特許第6,320,005号および第6,103,657号で開示されているような一連のピリジルアミン触媒より選択される。
このポリプロピレン側鎖は、好ましくは溶液中110℃〜130℃の温度で製造される。更に好ましくは、110℃〜125℃の温度が使用される。この反応の圧力は、一般に、大気圧から345MPaまで、好ましくは182MPaまで変わることができる。この反応はバッチまたは連続で実施可能である。好適なスラリータイプ反応の条件も好適であり、そして反応が通常低温で行われることを除いて、溶液条件に類似している。この重合は、通常、液体プロピレン中でこのような条件に好適な圧力下で行われる。
加えて、この側鎖は、この鎖末端基の50パーセント超、好ましくは65パーセント超の、最も好ましくは80パーセント超が不飽和であるような好適な条件下で製造されるが、100パーセント(末端基の1HNMRにより求められるモルパーセント)と高いことができる。不飽和末端基はビニル、ビニリデン、ビニレン、またはこれらの混合物を含むことができる。
本発明による熱可塑性エラストマー組成物は、他の熱可塑性エラストマー組成物が使用されてきた種々の用途で使用される。このような使用は、限定ではないが、スチレンブロックコポリマー、例えばスチレン−イソプレン−スチレンとスチレン−ブタジエン−スチレンコポリマー、およびこれらの水素化された類似体に対して既知のものを含む。このような用途は、接着剤組成物および成形物における骨格ポリマーなどの種々の使用を含む。これらの用途は、通常SBCコポリマー組成物の80〜90℃の制限を超える使用温度範囲の拡大というメリットを有する。本発明の組成物はポリオレフィンブレンド用の相溶化剤および衝撃変成剤化合物としても好適である。加えて、引っ張り強さ、弾性が比較的高く、そして溶融処理が容易であることによって、慣用の添加物と補助剤により、場合により変成された本発明の熱可塑性エラストマー組成物を含んでなる押しされたフィルム、被覆および包装組成物が製造可能である。更には、容易に入手可能なオレフィンの挿入重合を用いる好ましい製造方法を考慮すれば、本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、低エネルギー入力条件下で低コストの石油化学原料油により製造可能である(低温アニオン重合または離散した熱可塑性エラストマーの形態を得るのに加硫が必要とされる多段階の溶融処理条件のいずれかとの比較より)。
実施例
次の実施例は本発明の種々の形態を例示するために示されている。これらは、本明細書において別記され、特許請求に際して、本発明に限定することを意図したものではない。数値は、すべて近似的である。数値範囲が与えられている場合には、別段の記載がない限り、この範囲外の形態は、なおも本発明の範囲内にあるということを理解するべきである。次の実施例においては、種々のポリマーは多数の方法により特徴付けられる。これらのポリマーの性能データも得られている。この方法または試験の大半が適用可能であれば、ASTM基準にしたがって、または既知の手順により行われる。
Isopar(登録商標)炭化水素混合物をExxon Chemicalsから入手する。Rac−[ジメチルシラン−ジイルビス(1−(2−メチル−4−フェニル)インデニル)]ジルコニウム(トランス,トランス−1,4−ジフェニル−1,3−ブタジエン)を米国特許第6,465,384号にしたがって製造し、特に実施例15のビス(水素化−タロウアルキル)メチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを米国特許第5,919,983号にしたがって製造する。PMAO−IPをAkzo Chemicalsからトルエン溶液として得、更なる精製は行わずに使用する。
別段の記載がない限り、次の試験手順を使用するものとする。
A.室内条件下での引っ張り試験
試料規格に合わせて切断した微小の引っ張り試験片によりASTMD−1708を用いて引っ張り試験を行う。クロスヘッド速度を127mm/分(5インチ/分)に設定する。温度および湿度については、試験環境はASTM基準に合わせたものでない。試料をそのままで、ASTM D−1708にしたがってコンディショニングせずに試験する。
B.引っ張りヒステリシスの手順
ASTM D1708に概略が示された幾何学的形態を用いて、引っ張りヒステリシスを測定する。ゲージ長さは22.25mm長で、幅は4.8mmである。加重および除重歪速度は500パーセント/mmである。この試験手順を次のように行う。試料を掴み具中のマイラーと共に加重し、荷重をゼロとする。次に、この試料を100パーセント歪みまで引っ張る。この試料を0パーセント歪みまで収縮させ、プラス荷重まで再加重する。パーマネントセットは再加重時に荷重がゼロとなった歪みである。弾性回復は100パーセント・マイナス・パーマネントセットとして定義される。
C.示差走査熱量分析(DSC)測定をTA装置Q1000で行う。DSC中で融点の30℃上まで試料を加熱する(ほぼ100℃/分で)。等温で3分間保ち、完全に融解させる。試料を10℃/分で−40℃まで冷却する。等温で3分間保ち、安定化させる。吸熱および発熱の各々のピーク温度から融解(2回目の加熱から)および結晶化温度を記録する。ガラス転移温度を熱容量の変化の屈曲点における温度として取得する。
D.TMA
パーキンエルマーTMA7(サーモメカニカルアナライザー)に2〜4mmの厚さの試料を取り付ける。1ニュートンの荷重を加えた平頭針を試料に対して室温で押し付ける。温度を25℃から190℃まで5℃/分でランプ昇温する。この針が試料の中に1mm侵入したところで、190℃になる前にこの試験を止める。試料の侵入が1mmに達する温度としてTMA温度を定義する。
熱停止によるポリプロピレンマクロマー合成
攪拌した1ガロン(3.79L)オートクレーブ反応器に1400gのIsopar(登録商標)E炭化水素溶剤と580gのプロピレンを装填する。この反応器を所望の温度(110℃〜125℃)まで加熱する。rac−[ジメチルシラン−ジイルビス(1−(2−メチル−4−フェニル)インデニル)]ジルコニウム(トランス,トランス−1,4−ジフェニル−1,3−ブタジエン)、ビス(水素化−タロウアルキル)メチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、およびAKZO PMAO−IPを1:1.1:38モル比で合体し、更なる溶剤により合計体積を17mlとすることにより、触媒系をドライボックス中で作製する。この活性化された触媒をこの反応器の中に注入する。この反応器を要求されるように冷却することにより、反応器温度を維持する。10分後、この熱溶液を窒素パージした樹脂重合缶の中に移す。リン安定剤とフェノール系酸化防止剤(2:1重量比のトルエン中Irgaphos 168とIrganox 1010(両方ともCiba Geigy製))を含有する添加物溶液を添加して、このポリマー中の合計添加物濃度を約0.1重量パーセントとする。このポリマーを真空オーブン中70℃で一晩乾燥する。
ポリプロピレンの熱分解
8kgのポリプロピレン([η]=1.6dg/L)を窒素シールされた単軸押出機(20mm、滞留時間:10分)中410℃で熱分解して、最終的に不飽和のポリプロピレン(PP−A)を得る。GPCおよび1H−NMR分析によって、PP−Aの重量平均分子量(Mw)が10,400であり、その中のビニリデン基の含量が1,000個の炭素当たり4.77単位であることが示される。
熱分解経路からのポリプロピレンマクロマーのヒドロキシル化
窒素を封入したガラス反応器の中に、実施例2により製造された100gのPP−Aと750mLのn−デカンを添加する。これを600rpmで攪拌しながら130℃まで加熱し、そしてこの中に170mmolのジイソブチルアルミニウムハイドライドをこの温度において添加する。この混合物を攪拌しながらこの温度で6時間保つ。その後、攪拌を続けながら、乾燥空気を100L/時の速度でこの温度下で6時間この中に供給する。次に、これを80℃まで冷却し、続いて50mLのメチルアセトアセテートと50mLのイソブチルアルコールを添加する。これをこの温度で2時間攪拌し、アセトン(1.5L)とメタノール(1.5L)の混合物の中に注ぎ、次に攪拌棒により攪拌し、続いて濾過し、大量のアセトンとメタノールにより洗浄する。このように得られるポリマー(PP−OH)を80℃で10時間真空乾燥する。DSCおよび1HNMR分析によって、PP−OHの融解温度が151℃であり、そしてその中のヒドロキシル基の含量が炭素1,000個当たりの1.71単位であるということが示される。
官能基化された分岐オレフィンコポリマーの製造および特性
窒素シールされたガラス反応器の中に、実施例3により製造された18gのPP−OHと、マレイン酸無水物によりグラフトされた42gのエチレン/ブテンランダムコポリマー(EBR−g−MAH;Tg:−64℃;エチレン含量:80モルパーセント;マレイン酸無水物含量:1.0重量パーセント;Mw:250,000)を1.5Lのn−デカンと共に添加する。これを600rpmで攪拌しながら135℃まで加熱し、そしてこの中に0.05gのp−トルエンスルホン酸をこの温度で添加し、次に攪拌しながらこの温度で6時間保つ。次に、これを徐々に冷却し、そしてアセトン(1.5L)とメタノール(1.5L)の混合物の中に注ぎ、そして攪拌棒により攪拌し、次に濾過し、大量のアセトンとメタノールにより洗浄する。このように得られる官能基化された分岐オレフィンコポリマーを80℃で10時間真空乾燥する。
官能基化された分岐オレフィンコポリマーの特性は次の通りである。
引っ張り強さ:16,100kPa;破断時伸び:845パーセント;弾性回復:63.1パーセント;TMA:150.1℃。
2−ヒドロキシメチルメタクリレートによるポリプロピレンの官能基化
ポリプロピレン([η]=10.5dg/L)、2−ヒドロキシメチルメタクリレート(HEMA)およびt−ブチルペルオキシベンゾエートをヘンシェルミキサーにより100:6:3の比でブレンドする。次に、これを二軸押出機(Technobell ZSK−30)により210℃でペレットに押し出して、HEMAをグラフトされたポリプロピレン(PP−g−HEMA)を得る。生成する[η]は0.76dg/Lであり、HEMAの含量は4.0重量パーセントであり、そして融解温度は157℃である。
官能基化された分岐オレフィンコポリマーの製造および特性
実施例5により製造された105gのPP−g−HEMAと、実施例3で使用された245gのEBR−g−MAHを20mmφの二軸押出機により200℃でペレットに押し出す。この軸回転を100rpmとし、そしてブレンド時間を1分として、官能基化された分岐オレフィンコポリマーを得る。
官能基化された分岐オレフィンコポリマーの特性は次の通りである。
引っ張り強さ:19,300kPa;破断時伸び:886パーセント;弾性回復:78.9パーセント;TMA:159.5℃。
アミン末端ポリプロピレンの製造
A]オレフィン末端のポリプロピレンのヒドロホルミル化
1ガロンのParr反応器に実施例1により製造されたオレフィン末端のポリプロピレン(244g)と、トルエン(1472g、1702mL)を装填する。この反応器を1:1合成ガスによりパージし、次にガス抜きする。カニューレ移液により、128gの触媒溶液を装填する。この触媒溶液は、乾燥され、脱酸素されたTHF(165g、186mL)、Rh(CO)2(acac)(2.47g、9.57mmol)、およびトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト(30.12g、46.6mmol)(L/Rh=4.87;4997ppm Rh)から成るものであった。この反応器を1:1合成ガスにより200psiまで加圧し、80℃まで加熱し、次に300psiまで加圧し、100℃まで加熱する。4時間後、この反応器をガス抜きし、熱い間に内容物を排出し、そして熱トルエンにより洗浄する。メタノールの中に注ぎ、次に更なるメタノールにより洗浄し、そして真空で乾燥することにより、このポリマーを沈澱させる。232g(95パーセント)の白色粉末を回収する。δ9.6−9.9の間の1HNMR共鳴をアルデヒド水素に帰属させる。
B]窒素雰囲気中で、3リットルフラスコにテトラヒドロフラン(1000mL)、実施例7Aにより製造されたホルミル末端ポリプロピレン(200g)、およびトリエチルアミン(4.65mL、33.3mmol)を装填する。200mLのTHF中のヒドロキシルアンモニウムクロリド(1.72g、26.7mmol)の溶液を3リットルフラスコに取り付けた添加漏斗中に入れる。このヒドロキシラミンヒドロクロリド溶液を1時間にわたって攪拌したポリマースラリーに滴加する。この時点で、この反応混合物を攪拌し、60℃で6時間加熱する。室温まで冷却した後、このポリマーを水、メタノール、およびアセトンにより順次洗浄する。δ6.3−6.8の間の1HNMR共鳴をオキシム水素に帰属させる。
C]アミン末端ポリプロピレンを形成するオキシム末端ポリプロピレンの反応
窒素を充填したグローブボックス中で、2Lのフラスコに100gの実施例7Bにより製造したオキシム末端ポリプロピレンと、800mLの乾燥THFを装填する。このスラリーにTHF中のLiAlH4の60mLの1M溶液を添加する。この溶液を4時間還流まで加熱する。加熱時この固体を溶解して、均質な溶液を形成し、反応の過程で灰色の沈澱を形成する。このポリマーをゲルに冷却し、そしてグローブボックスから取り出す。このポリマー/溶剤ゲルを攪拌しながら1LのMeOHに添加する。残留LiAlH4が消費される時に若干のガス発生が観察される。このポリマーを30分間攪拌し、多孔質ガラス付きの漏斗上に捕集し、500mLのMeOHにより2回洗浄し、そしてアスピレーターにより吸引して、流動性の粉末を得る。この粉末を真空オーブン中50℃で一晩乾燥する。
官能基化された分岐オレフィンコポリマーの製造
マレイン酸無水物(DuPont Fusabond NMN−4940)によりグラフトされたエチレン−オクテンコポリマーの試料(EO−g−MAH)を作製する。このEOコポリマーは約0.87g/cm3の予めグラフトされた密度および約1g/10分の予めグラフトされたメルトインデックスを有するものである;グラフトは約1重量パーセントMAHのレベルで行ったものである。このEO−g−MAHポリマーを実施例7により製造したアミン末端ポリプロピレンとHaake Rheocord 9000ミキサー中で混合する。合計140グラムのEO−g−MAHを310mlの試料体積のHaake R3000ボウル中170℃30RPMで溶融する。合計60グラムのアミン末端のPPをゆっくりと添加し、そして完結するまで各アリコートを反応させる。この反応をトルクの増加によりモニターする。このPPをすべて添加したところで、このグラフトコポリマーを更に5分間溶融混合する。
Figure 2007518870
*ブレンド:EO−g−MAHとiPPの物理的ブレンド
**グラフトコポリマー:本発明の実施例;EO−g−MAHiPPとNH2−t−iPPのグラフトコポリマー
ヒドロキシル末端のポリプロピレンの製造
窒素を充填したグローブボックス中で、2Lのフラスコに実施例7Aにより製造した100gのホルミル末端ポリプロピレンと、800mLの乾燥THFを装填する。このスラリーにTHF中のLiAlH4の60mLの1M溶液を添加する。この溶液を4時間還流まで加熱する。加熱時この固体は溶解して、均質な溶液を形成し、そして反応の過程で灰色の沈澱を形成する。このポリマーをゲルに冷却し、そしてグローブボックスから取り出す。このポリマー/溶剤ゲルを攪拌しながら1LのMeOHに添加する。残留のLiAlH4が消費される時に若干のガス発生が観察される。このポリマーを30分間攪拌し、多孔質ガラス付きの漏斗上に捕集し、500mLのMeOHにより2回洗浄し、そしてアスピレーターにより吸引して、流動性の粉末を得る。この粉末を真空オーブン中50℃で一晩乾燥する。
マレイン化エラストマーへのヒドロキシル末端iPPのグラフト
実施例9により製造したヒドロキシル末端iPPによりグラフトするために、マレイン化されたエチレン−オクテンコポリマー(約1g/10分の予めグラフトされたメルトインデックス、約0.87g/cm3の予めグラフトされた密度、約2の予めグラフトされたMw/Mn、および約0.8重量パーセントのMAHのEO−g−MAHの最終含量(EO−g−MAH)を有するマレイン酸無水物グラフトされたエチレン/1−オクテンコポリマー)を使用する。2つの方法をグラフト反応に使用する。
A]溶融グラフト
310mlの試料体積のHaake Rheocord 9000ミキサーを30RPMで用いて、溶融グラフト法においては、合計140グラムのEO−g−MAHを170℃で溶融する。合計60グラムのヒドロキシル末端iPPをこのミキサーにゆっくり添加し、そしてこのミキサーのトルクをモニターし、グラフト反応の指標として使用する。このヒドロキシル−t−iPPをすべて添加したところで、このグラフトコポリマーを更に5分間溶融混合する。ブレンドをHaakeから取り出し、室温まで冷却する。
B]溶液グラフト
このグラフト反応を溶液中でも行う。乾燥した3口の2000mLの丸底フラスコの中にヒドロキシル末端のポリプロピレン(16.93g、Mw55K)とEO−g−MAH(実施例10Aに述べた(39.51g))を装填する。フラスコをガラス入口アダプターを経由させ、鉱油バブラーから出口アダプターを経由させてゆっくりと放出させるN2パージ下に置く。装置は、ガラスブレード付きのガラス攪拌シャフト、攪拌ベアリング、攪拌モーター、Dean-Starkトラップ、コンデンサー、および加熱マントルを備えたものである。キシレン(1145mL)をフラスコに添加し、加熱を開始する。穏やかな還流に達した後、約35mLの蒸留物をDean-Starkトラップ(蒸留物は透明状態を保つ)から取り出す。混合物をゆっくりとした還流に8時間保つ。溶液を若干冷却し、そして生成物をIrganox(登録商標)1010(約0.5g)を含有する約2.5Lのメタノールの中に柔らかい、不透明な固体として沈澱させる。沈澱したポリマーを捕集し、そしてIrganox(登録商標)1010(0.1g)を含有する新しいメタノール(約1.5L)中で約15分間含浸させ、これを2回繰り返す。ポリマーを捕集し、そして60℃の真空オーブン中100%のポンプ排気真空下で一定重量まで一晩乾燥する。
溶融グラフトされたオレフィンコポリマーの特性は次の通りである。
引っ張り強さ:7.5MPa;破断時伸び:735パーセント;弾性回復:79パーセント;TMA:108℃。
溶液グラフトされたオレフィンコポリマーの特性は次の通りである。
引っ張り強さ:13.1MPa;破断時伸び:980パーセント;弾性回復:76パーセント;TMA:93℃。
マレイン化エラストマーへのアミン末端のポリ(4−メチル−1−ペンテン)(P4MP1)のグラフト
次の実施例においては、合成ガスは、別段の記載がない限りH2/COの2:1モル−モル混合物を指す。溶剤(Sure−Seal)、アミン、2,4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイト、リチウムアルミニウムハイドライド、およびヒドロキシラミンヒドロクロリドをAldrichから入手し、受け入れたまま使用した。[Rh(CO)2(acac)]を基準となる文献手順にしたがって自家製造した。
シアノエチルアミノメチル化ポリ(4−メチル−1−ペンテン)の合成
1ガロンのステンレススチールオートクレーブにポリ(4−メチル−1−ペンテン)(76.04g、3.5mmolのオレフィン官能基化、約22000のMn)、1.5LのトルエンおよびN−メチル−β−アラニンニトリル(20mL、215.6mmol)を装填する。このオートクレーブを圧力試験し、N2により少しだけパージし、合成ガス(2:1H2/CO)によりパージし、そして内容物を400psiの合成ガス(2:1H2/CO)下で20分間攪拌する。この反応器を60℃までゆっくり加熱し、ガス抜きを行い、反応器にRh(CO)2(acac)(4.42g、17.1mmol)とトリス−2、4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイト(23.34g、36.1mmol)を250mLのトルエン中に含む触媒溶液を加圧された(80psiN2)Whiteyボンベにより装填する。次に、この反応器を80℃まで加熱し、合成ガス(2:1H2/CO)により400psiまで加圧し、そして14時間攪拌する。60℃まで冷却した後、この反応器をN2によりパージし、内容物を排出する。等容積のMeOHを添加して、ポリマー沈澱を誘起させる。生成する固体を濾過し、そして濾液が無色となるまでアセトンにより洗浄する(約2L)。このフィルターケーキを真空オーブン中で一晩乾燥し、試料は1HNMRにかけることができる。NMRデータの分析によって、所望の製品への出発材料の不完全な変換、例えば65〜70パーセントの変換が明らかになった場合には、単離されたポリマー混合物(下記参照)、68.75gを追加の1.5LのトルエンとN−メチル−β−アラニンニトリル(20mL、215.6mmol)と共に同一のステンレススチールオートクレーブに添加する。上述のように合成ガス下でパージし、攪拌した後、この反応混合物を60℃まで加熱し、そしてRh(CO)2(acac)(4.31g、16.7mmol)とトリス−2,4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイト(22.99g、35.5mmol)を250mLのTHF中に含む触媒溶液を添加する。この反応混合物を80℃まで加熱し、400psi合成ガス(2:1H2/CO)まで加圧し、そして更に14時間攪拌する。上述のように生成物を単離することによって、63.58gの無色粉末を得る。試料を1HNMRにかけることができる。NMRデータを分析することによって、この材料がLiAlH4による還元に好適であることが明らかになる。
シアノエチルアミノメチル化ポリ(4−メチル−1−ペンテン)の還元
3Lのフラスコに、シアノエチルアミノメチル化ポリ(4−メチル−1−ペンテン)(63.58g、2.89mmolのニトリル官能基化)と1Lの乾燥THFを添加する。N2により15分間パージした後、LiAlH4(1.13g、29.8mmol)をゆっくりと添加し、そしてこのスラリーを60℃で4時間加熱する。外周温度まで冷却した後、この反応を水(合計200mL)により慎重に急停止する。次に、このポリマーを濾過し、希薄H2SO4水溶液(pH2)に10分間懸濁し、濾過し、そしてH2O(1L)により洗浄する。生成フィルターケーキを0.1MNaOH溶液(800mL)に懸濁し、濾過し、H2O(1L)により洗浄し、THFにより洗浄して、残留H20を除去し、次に真空オーブン中60℃で48時間乾燥して、所望の生成物を無色固体として得る(60g)。NMR分析によって、この生成物が所望のアミン末端のポリ(4−メチル−1−ペンテン)であることを確認する。
マレイン化エラストマーへのアミン末端のポリ(4−メチル−1−ペンテン)(P4MP1)のグラフト
アミン末端のポリ(4−メチル−1−ペンテン)をマレイン化エラストマーにグラフトするための2つの代替法を評価することができる。
A.溶融グラフトによる官能基化された分岐オレフィンコポリマーの製造
小さいRheomixボウル(69cc)を備えたHaake Polylab/Rheocordミキサー(model557−9301、Thermo Electron)Newington,NH))を40rpmで用いて、マレイン酸無水物をグラフトしたポリ(エチレン−コ−ブテン)ランダムコポリマー(EBR−g−MAH;Tg:−64℃;エチレン含量:80モルパーセント;マレイン酸無水物含量:1.0重量パーセント;Mw:250、000PS基準)(29.3g)のポリマーペレットを重量で3000パーツ・パー・ミリオン(ppm)のIrganox225(Ciba Specialty Chemicals(Basel,Switzerland)から入手可能)と共に260℃で溶融する。次に、この実施例により前に製造したアミン末端のポリ(4−メチル−1−ペンテン)(15.8g)をこのHaake Rheocordミキサーに添加する。この溶融混合物を反応させ、そしてトルクを測定することにより、このグラフト反応をモニターする。アミン末端ポリ(4−メチル−1−ペンテン)が溶融した後、この反応を更に10分間行う。合計45グラムのポリマーブレンドを得る。生成するブレンドをHaakeから取り出し、室温まで冷却する。
Figure 2007518870
*このブレンドはEBR−g−MAHとビニル末端PPとの溶融ブレンドとして定義される。
**グラフトコポリマーは溶融グラフト法により得られるグラフト生成物である。
B.溶液グラフトによる官能基化された分岐オレフィンコポリマーの製造
乾燥した三口2000mLの丸底フラスコの中にアミン末端のポリ(4−メチル−1−ペンテン)(12.25g)、EBR−g−MAH(上述のもの、22.75g))および1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(0.04g、FW112.18、Aldrichから入手可能)を装填する。フラスコをガラス入口アダプターを経由させ、鉱油バブラーから出口アダプターを経由させて、ゆっくりと放出させるN2パージ下に置く。装置は、ガラスブレード付きのガラス攪拌シャフト、攪拌ベアリング、攪拌モーター、Dean-Starkトラップ、コンデンサー、および加熱マントルを備えたものである。キシレン(870mL)をフラスコに添加し、この混合物を加熱マントルにより還流まで加熱する。混合物をゆっくりとした還流に8時間保つ。溶液を若干冷却し、そして生成物をIrganox(登録商標)1010(約0.5g、Ciba Specialty Chemicalsから入手可能)を含有する約2.5Lのメタノールの中に柔らかい、不透明な固体として沈澱させる。沈澱したポリマーを捕集し、そしてIrganox(登録商標)1010(0.1g)を含有する新しいメタノール(約1.5L)により洗浄する。ポリマーを捕集し、そして75℃の真空オーブン中で一定重量まで一晩乾燥する。
Figure 2007518870
*このブレンドはEBR−g−MAHと、溶解され、グラフトコポリマーと類似の熱履歴を受けたビニル末端PPとの溶融ブレンドとして定義される。
**グラフトコポリマーは溶液グラフト法により得られるグラフト生成物である。

Claims (25)

  1. オレフィンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから得られる官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であり、このコポリマーは、A)DSCにより測定されるTgが−10℃未満である;B)Tmが100℃を超える;C)破断時伸びが500パーセント以上である;D)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上である;E)TMA温度が80℃を超える、およびF)弾性回復が50パーセント以上である、オレフィン系組成物。
  2. 前記官能基が、一級または二級アミン、アルコール、チオール、アルデヒド、カルボン酸、およびスルホン酸から成る群より選択される請求項1に記載の組成物。
  3. 前記アミンが、式P−N−RXM(式中、Pはオレフィン由来のポリマー側鎖であり、Nは窒素であり、RはC1−C20ヒドロカルビルであり、Hは水素であり、Mは1または2であり、Xは(2−M)である)に相当する請求項2に記載の組成物。
  4. 前記官能基化された側鎖のTgが−30℃未満であり、かつ、該側鎖のTmが100℃以上である請求項1に記載の組成物。
  5. 前記官能基化された分岐オレフィンコポリマーが、プロピレン、および少なくとも1つの鎖末端一級アミン官能基、付随的に1以上の共重合性モノマーから得られる官能基化された側鎖を含んでなる請求項1に記載の組成物。
  6. 前記官能基化された分岐オレフィンコポリマーが、4−メチル−1−ペンテン、および少なくとも1つの鎖末端一級アミン官能基、付随的に1以上の共重合性モノマーから得られる官能基化された側鎖を含んでなる請求項1に記載の組成物。
  7. マレイン化エラストマーとアミン末端オレフィンポリマーとを反応させることを含んでなる官能基化された分岐オレフィンコポリマーを製造する方法。
  8. マレイン化エラストマーと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ鎖末端ヘテロ原子含有官能基を含むオレフィン系ポリマーとを反応させることを含んでなる官能基化された分岐オレフィンコポリマーを製造する方法。
  9. 前記反応段階が押出機中で行われる請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記反応段階が溶液中で行われる請求項7または8に記載の方法。
  11. 前記官能基化された分岐オレフィンコポリマーが、約0.89g/cc未満の密度を有する官能基化されたエチレン/α−オレフィンコポリマーを含んでなり、該官能基が一級アミンとの反応能を有する請求項1に記載の組成物。
  12. 前記官能基化された分岐オレフィンコポリマーが、約0.87g/cc未満の密度を有する官能基化されたプロピレン/α−オレフィンコポリマーを含んでなり、該官能基が一級アミンとの反応能を有する請求項1に記載の組成物。
  13. 前記官能基化されたコポリマーが、少なくとも1つのオレフィン系不飽和結合と、少なくとも1つのカルボキシル基、または、エステル、無水物および塩から成る群より選択されるカルボキシル基の少なくとも1つの誘導体を含有する不飽和有機化合物を含んでなる成分から形成される請求項1に記載の組成物。
  14. 前記不飽和有機化合物が、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、α−メチルクロトン酸および桂皮酸、無水物、エステルおよび金属塩、そしてフマル酸、並びにこのエステルおよびこの金属塩から成る群より選択される請求項13に記載の組成物。
  15. 少なくとも2つの官能基化されたオレフィンコポリマーから誘導された熱可塑性エラストマー組成物であって、各コポリマーは挿入重合能を有するオレフィンから誘導され、各コポリマーは少なくとも40℃のTm差を有し、該組成物は、A)DSCによって測定されたTgが−10℃未満であり;B)Tmが100℃を超えており;C)破断時伸びが500パーセント以上であり;D)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上であり;E)TMA温度が80℃を超えており、およびF)弾性回復が50パーセント以上であり、少なくとも1つの官能基化されたコポリマーが少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基により鎖末端官能基化されている組成物。
  16. 少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基がアミン(一級または二級の)である請求項15に記載の組成物。
  17. 少なくとも2つの官能基化されたオレフィンコポリマーから誘導された熱可塑性エラストマー組成物であって、各コポリマーは挿入重合能を有するオレフィンから誘導され、各コポリマーは少なくとも40℃のTm差を有し、該組成物は、A)DSCによって測定されたTgが−10℃未満であり;B)破断時伸びが500パーセント以上であり;C)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上であり;D)TMA温度が80℃を超えており、およびF)弾性回復が50パーセント以上であり、少なくとも1つの官能基化されたコポリマーが、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基により鎖末端官能基化されている組成物。
  18. 前記組成物が約80℃を上回る更なるTgを有する請求項15または17に記載の組成物。
  19. 前記2つの官能基化されたオレフィンコポリマーが、マレイン化エラストマーおよびアミン末端オレフィンポリマーから成る群より選択される請求項15または17に記載の組成物。
  20. 前記官能基化されたオレフィンコポリマーの1つがマレイン化エラストマーから成る群より選択され、1つの官能基化されたオレフィンコポリマーがアミン末端オレフィンポリマーから選択される請求項15または17に記載の組成物。
  21. オレフィンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから得られる官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であって、該コポリマーは、A)DSCによって測定される少なくとも1つのTgが−10℃未満であり;B)破断時伸びが500パーセント以上であり;C)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上であり;D)TMA温度が80℃を超えており、およびE)弾性回復が50パーセント以上である、オレフィン組成物。
  22. 前記コポリマーが約80℃を上回る更なるTgを更に含んでなる請求項21に記載の組成物。
  23. プロピレンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから得られる官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であって、該コポリマーは、A)DSCによって測定された少なくとも1つのTgが−10℃未満であり;B)破断時伸びが500パーセント以上であり;C)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上であり;D)TMA温度が80℃を超えており、およびE)弾性回復が50パーセント以上である、オレフィン組成物。
  24. 4−メチル−1−ペンテンと、少なくとも1つのプロトン性水素を持つ少なくとも1つの鎖末端求核性ヘテロ原子含有官能基と、付随的に1以上の共重合性モノマーとから得られる官能基化された側鎖を含有する官能基化された分岐オレフィンコポリマーを含むオレフィン組成物であって、該コポリマーは、A)DSCによって測定された少なくとも1つのTgが−10℃未満であり;B)破断時伸びが500パーセント以上であり;C)25℃における引っ張り強さが1,500psi(10,300kPa)以上であり;D)TMA温度が80℃を超えており、およびE)弾性回復が50パーセント以上である、オレフィン組成物。
  25. 前記官能基が、一級または二級アミン、アルコール、チオール、アルデヒド、カルボン酸、およびスルホン酸から成る群より選択される請求項15、17、21、23または24に記載の組成物。
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