JP2007516172A - 抗菌活性を有する新規リンコマイシン誘導体 - Google Patents

抗菌活性を有する新規リンコマイシン誘導体 Download PDF

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Abstract

新規リンコマイシン誘導体を開示する。これらリンコマイシン誘導体は、抗細菌活性を示す。本発明に係る化合物は、グラム陽性菌を含む細菌に対して強力な活性を示し、そして有用な抗微生物剤でありうる。当該化合物の合成法及び使用をも開示する。

Description

関連出願へのクロスリファレンス
この出願は、それらの開示をそれらを全体として本明細書中に援用する、2003年8月15日出願の米国特許出願第10/642,807号の部分継続である、2004年2月11日出願の米国特許出願第10/777,455号の部分継続であり、及び2003年6月17日出願の米国仮出願第60/479,296号の及び2003年6月17日出願の米国仮出願第60/479,502号の35 U.S.C.§119(e)の下の利益をさらに請求する。
発明の背景
発明の分野
本発明は抗菌活性を示すリンコマイシン誘導体に及び上記誘導体の使用方法に関する。
分野の状況
リンコマイシンはさまざまな微生物、特にグラム陽性細菌の成長に悪く影響する生合成生成物である。リンコマイシンの特徴及び調製は米国特許第3,086,912号中に開示される。抗菌活性を有するリンコマイシンの誘導体の変形が調製されている。これらの誘導体は、例えば、米国特許第3,496,163号中に示されるクリンダマイシンを含む。
リンコマイシン誘導体は抗菌薬物発見のための魅力的な標的であり続ける。したがって、抗菌活性を有するリンコマイシン誘導体は可能性のある抗菌剤として所望される。
発明の要約
本発明は抗菌活性を有するリンコマイシン誘導体を提供する。いくつかの態様において、前記新規リンコマイシン誘導体はグラム陽性及び嫌気性病原体に対して抗菌活性を示す。驚くべきことに、本明細書中に示される選択された新規リンコマイシン化合物は、クリンダマイシンの如き既知の化合物に対して比較されるとき、Enterocci faecium及びEnterocci faecalisの如きEnterocci種に対して、及び/又はHaemophilus influenzaeの如き選好性のグラム陰性病原体に対して典型的でない有効性を示す。
その組成物局面の1において、本発明は式(I)の化合物:
Figure 2007516172
{式中:
Wは窒素を含む環:
Figure 2007516172
であり、ここで、mは0、1、2又は3である;ここで、mが2であるとき、上記窒素を含む環は4及び5の窒素を含む環の位置の間に二重結合を場合により含みうる;ここで、mが3であるとき、上記窒素を含む環は4及び5の窒素を含む環の位置の間又は5及び6の窒素を含む環の位置の間に1の二重結合を場合により含みうる;ここで、上記窒素を含む環の位置は窒素で「1」で始まって反時計回りに連続して番号付けられる;
1は水素、アルキル、置換されるアルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、アルキルスルファニル、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる;
2及びR3は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である又はR2及びR3のうちの1は=CH2であり、及び他方は不在である;
6は水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、置換されるアルキル、イミノメチル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキル、5−アルキル−[1,3]ヂオキソール−2−オン−4−イル−メチル、5−アルキル−[1,3]ヂオキソール−2−オン−4−イル−メトキシ−カルボニルから成る群から選ばれる又は−N(R6)−断片はアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である;
7はH又はアルキルである;
同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、アルキル、置換されるアルキル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、置換されるアルケニル、置換される酸素、置換される窒素、ハロゲン、フェニル、置換されるフェニル、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、置換されるアリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニルアルキル、ヘテロサイクリックスルファニルアルキル、ヘテロアリールスルファニル、及びヘテロサイクリックスルファニル、プロピリデン(=CHCH2CH3)、アジド、−(CH2n−OH、nは両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5はH又はアルキル、アルコキシアルコキシ、アリール、置換されるアリール、アルケニル、置換されるアルケニルである−(CH2n−NR45、及びその有枝鎖異性体、及びqは0、1又は2に等しい整数であり及びR13はアルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、置換されるアルキニル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック及び置換されるヘテロサイクリックから成る群から選ばれる−S(O)q13から成る群から独立に選ばれ、及びここで、1以下の−S(O)q13基が上記窒素を含む環上に存在する};
又はそのプロドラッグ及び/又は医薬として許容される塩に関する。
その組成物局面の他の1において、本発明は式(II)の化合物:
Figure 2007516172
{式中:
Wは窒素を含む環:
Figure 2007516172
であり、ここで、mは0、1、2又は3である;ここで、mが2であるとき、上記窒素を含む環は4及び5の窒素を含む環の位置の間に二重結合を場合により含みうる;ここで、mが3であるとき、上記窒素を含む環は4及び5の窒素を含む環の位置の間又は5及び6の窒素を含む環の位置の間に1の二重結合を場合により含みうる;ここで、上記窒素を含む環の位置は窒素で「1」で始まって反時計回りに連続して番号付けられる;
1は水素、アルキル、置換されるアルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、アルキルスルファニル、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる;
20及びR21は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR20及びR21のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である又はR20及びR21のうちの1は=CH2であり、及び他方は不在である又は共に取られるR20及びR21はシクロアルキル、アリール、置換されるアリール、ヘテロサイクリック又はヘテロアリールである;
6は水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、置換されるアルキル、イミノメチル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキル、5−アルキル−[1,3]ヂオキソール−2−オン−4−イル−メチル、5−アルキル−[1,3]ヂオキソール−2−オン−4−イル−メトキシ−カルボニルから成る群から選ばれる又は−N(R6)−断片はアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である;
7はH又はアルキルである;
同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、アルキル、置換されるアルキル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、置換されるアルケニル、置換される酸素、置換される窒素、ハロゲン、フェニル、置換されるフェニル、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、置換されるアリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニルアルキル、ヘテロサイクリックスルファニルアルキル、ヘテロアリールスルファニル、及びヘテロサイクリックスルファニル、プロピリデン(=CHCH2CH3)、アジド、−(CH2n−OH、nは両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5はH又はアルキル、アルコキシアルコキシ、アリール、置換されるアリール、アルケニル、置換されるアルケニルである−(CH2n−NR45、及びその有枝鎖異性体、及びqは0、1又は2に等しい整数であり及びR13はアルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、置換されるアルキニル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック及び置換されるヘテロサイクリックから成る群から選ばれる−S(O)q13から成る群から独立に選ばれ、及びここで、1以下の−S(O)q13基が上記窒素を含む環上に存在する};
又はそのプロドラッグ及び/又は医薬として許容される塩に関する。
その組成物局面の他の1において、本発明は式(IA)の化合物:
Figure 2007516172
{式中:
Figure 2007516172
は二重結合又は単結合でありうる結合を示す;
1は−S−アルキル、−S−置換アルキル、水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ及びハロから成る群から選ばれる;
2及びR3は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である又はR2及びR3のうちの1は=CH2であり、及び他方は不在である;
6は水素、アルキル、置換されるアルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキル、
Figure 2007516172
から成る群から選ばれる又は−N(R6)−断片はアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である;
7は水素及びアルキルから成る群から選ばれる;
同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、アルキル、置換されるアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、アリール、置換されるアリール、アルケニル、置換されるアルケニル、及びqは0、1又は2に等しい整数であり及びR13はアルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、置換されるアルキニル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック及び置換されるヘテロサイクリックから成る群から選ばれる−S(O)q13から成る群から独立に選ばれる;
及びここで、m1=0〜2;
及びここで、t=0〜3};
又はその医薬として許容される塩及び/又はプロドラッグに関する;
ここで:
A. 式(I)の化合物において、
Figure 2007516172
が単結合であり、
1が0又は1であり、
2及びR3が独立に水素、アルキル、ヒドロキシ、フルオロ、シアノアルキルである又はR2及びR3のうちの1が=NOR7であり、及び他方が不在である又はR2及びR3のうちの1が=CH2であり、及び他方が不在であり、
6が水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、−C(O)O−アルキレン−シクロアルキル、−C(O)O−アルキレン−置換アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−C(O)O−ヘテロサイクリック、−C(O)O−置換ヘテロサイクリック、−[C(O)O]p−アルキレン−ヘテロサイクル、−[C(O)O]p−アルキレン−置換へテロサイクルであり、ここで、pが0又は1であり、及び
7が水素及びアルキルから成る群から選ばれ;
9が水素、アルキル、置換されるアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2nNR45、Raがモノフルオロフェニル又はモノクロロフェニルから選ばれる−アルキレン−Ra、及びその有枝鎖異性体であり、ここで、nが両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5が水素又はアルキルであるとき;
1は−S−アルキルでない
B. 式(I)の化合物において、
Figure 2007516172
が単結合であり、
2及びR3が独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1が=NOR7であり、及び他方が不在である又はR2及びR3のうちの1が=CH2であり、及び他方が不在であり、ここで、R2及びR3の両方はHでない;R2及びR3のうちの1がハロであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない;及びR2及びR3のうちの1がヒドロキシであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない;
6が水素、アルキル、置換されるアルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキルから成る群から選ばれ又は−N(R6)−断片はアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部であり;
7が水素及びアルキルから成る群から選ばれ;及び
1が−S−アルキル、−S−置換アルキル、水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ及びハロから成る群から選ばれるとき;
9の少なくとも1は水素、アルキル、置換されるアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2nNR45、Raがモノフルオロフェニル又はモノクロロフェニルから選ばれる−アルキレン−Ra、及びその有枝鎖異性体以外であり、ここで、nは両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5は水素又はアルキルである、
C. 式(I)の化合物において、
Figure 2007516172
が単結合であり、
2及びR3が独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1が=NOR7であり、及び他方が不在である又はR2及びR3のうちの1が=CH2であり、及び他方が不在であり、ここで、R2及びR3の両方はHでない;R2及びR3のうちの1がハロであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない;及びR2及びR3のうちの1がヒドロキシであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない;
7が水素及びアルキルから成る群から選ばれ;及び
1が−S−アルキル、−S−置換アルキル、(ヘテロアリール)アルキル、水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ及びハロから成る群から選ばれ;
9が水素、アルキル、置換されるアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2nNR45、Raがモノフルオロフェニル又はモノクロロフェニルから選ばれる−アルキレン−Ra、及びその有枝鎖異性体以外から独立に選ばれ、ここで、nが両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5が水素又はアルキルであるとき、
6は置換されるアルキル(モノ置換されるヘテロサイクル又は置換されるヘテロサイクル以外)、
Figure 2007516172
(カルボキサミド)アルキル、及びアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である−N(R6)−断片から成る群から選ばれる;
ここで、これらの条件において使用されるときのみ、以下の特定の用語は以下の特定の意味を有する:
置換されるアルキルは、1以上の水素原子がハロゲン、酸素、ヒドロキシ、アミン(第一)、アミン(上記アルキルにより置換される第二−アルキル)、アミン(上記に定義されるアルキルにより置換される第三−アルキル)、硫黄、−SH又はフェニルにより置換されている、アルキル基をいう、
置換されるシクロアルキルは、アルキルが上記に定義されるとおりであるアルキル基又は1以上の水素原子がハロゲン、酸素、ヒドロキシ、アミン(第一)、アミン(上記アルキルにより置換される第二−アルキル)、アミン(上記に定義されるアルキルにより置換される第三−アルキル)、硫黄、−SH又はフェニルにより置換されている基で置換されるシクロアルキルをいう、
置換される酸素はRdがアルキル、ハロアルキル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、アルケニル、シクロアルキル、及び置換されるシクロアルキルである基−ORdをいう、
置換される窒素又はアミノはRa及びRbが独立に水素、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール及び置換されるヘテロアリールである、基−NRabをいう、
置換されるアリールはアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、アルキルチオ及びチオアルキルから成る群から選ばれる1以上の置換基で置換されるアリール環をいい、ここで、アルキルチオは基−S−アルキルをいい、及びチオアルキルは1以上の−SH基を有するアルキル基をいう、及び
置換されるヘテロアリールは、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、アルキルチオ、及びチオアルキルから成る群から選ばれる1以上の置換基で置換されるヘテロアリール環をいい、ここで、アルキルチオは基−S−アルキルをいい、及びチオアルキルは1以上の−SH基を有するアルキル基をいう。
その組成物局面の他の1において、本発明は式(IB)の化合物:
Figure 2007516172
{式中:
1は水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる;
2及びR3は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である;
6はH、アルキル又はヒドロキシアルキルである;
7はH又はアルキルである;
同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、アルキル、置換されるアルキル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロゲン、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2n−NR45、及びその有枝鎖異性体から成る群から独立に選ばれ、ここで、nは両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5はH又はアルキルである;及び
mは1又は2である};
又はそのプロドラッグ及び/又は医薬として許容される塩に関する。
いくつかの態様において、上記窒素を含む環が飽和され、
2及びR3が独立に水素、ヒドロキシル、ハロ、アルコキシ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、アルキル、置換されるアルキル、ヒドロキシアルキルであり;
6が水素、アルキル、ヒドロキシアルキルであり;
9が水素、アルキル、置換されるアルキル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2n−NR45、及びその有枝鎖異性体であり、ここで、nが両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5は水素又はアルキルであるとき;
1は−S−アルキルでない。
いくつかの態様において、上記窒素を含む環が飽和され、
mが0、1、2又は3であり、
2及びR3が独立に水素、アルキル、ヒドロキシ、フルオロ、シアノアルキルである又はR2及びR3のうちの1が=NOR7であり、及び他方が不在である又はR2及びR3のうちの1が=CH2であり、及び他方が不在であり、
6が水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、−C(O)O−アルキレン−シクロアルキル、−C(O)O−アルキレン−置換アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−C(O)O−ヘテロサイクリック、−C(O)O−置換ヘテロサイクリック、−[C(O)O]p−アルキレン−ヘテロサイクル、−[C(O)O]p−アルキレン−置換へテロサイクルであり、ここで、pが0又は1であり、及び
7が水素及びアルキルから成る群から選ばれ;
9が水素、アルキル、置換されるアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2nNR45、Raがモノフルオロフェニル又はモノクロロフェニルから選ばれる−アルキレン−Ra、及びその有枝鎖異性体であり、ここで、nが両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5が水素又はアルキルであるとき;
1は−S−アルキルでない。
いくつかの態様において、上記窒素を含む環が飽和され、
mが1又は2であり、
2及びR3が独立に水素、アルキル、ヒドロキシ、フルオロ、シアノアルキルである又はR2及びR3のうちの1が=NOR7であり、及び他方が不在である又はR2及びR3のうちの1が=CH2であり、及び他方が不在であり、
6が水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、−C(O)O−アルキレン−シクロアルキル、−C(O)O−アルキレン−置換アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−C(O)O−ヘテロサイクリック、−C(O)O−置換ヘテロサイクリック、−[C(O)O]p−アルキレン−ヘテロサイクル、−[C(O)O]p−アルキレン−置換へテロサイクルであり、ここで、pが0又は1であり、及び
7が水素及びアルキルから成る群から選ばれ;
9が水素、アルキル、置換されるアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2nNR45、Raがモノフルオロフェニル又はモノクロロフェニルから選ばれる−アルキレン−Ra、及びその有枝鎖異性体であり、ここで、nが両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5が水素又はアルキルであるとき;
1は−S−アルキルでない。
いくつかの態様において、上記窒素を含む環が飽和され、
2及びR3が独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1が=NOR7であり、及び他方が不在である又はR2及びR3のうちの1が=CH2であり、及び他方が不在であり、ここで、R2及びR3の両方はHでない;R2及びR3のうちの1がハロであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない;及びR2及びR3のうちの1がヒドロキシであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない;
6が水素、アルキル、置換されるアルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキルから成る群から選ばれ又は−N(R6)−断片はアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部であり;
7が水素及びアルキルから成る群から選ばれ;及び
1が−S−アルキル、−S−置換アルキル、水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ及びハロから成る群から選ばれるとき;
9のうちの少なくとも1は水素、アルキル、置換されるアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2nNR45、Raがモノフルオロフェニル又はモノクロロフェニルから選ばれる−アルキレン−Ra、及びその有枝鎖異性体以外であり、ここで、nは両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5は水素又はアルキルである。
いくつかの態様において、上記窒素を含む環が飽和され、
2及びR3が独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1が=NOR7であり、及び他方が不在である又はR2及びR3のうちの1が=CH2であり、及び他方が不在であり、ここで、R2及びR3の両方はHでない;R2及びR3のうちの1がハロであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない;及びR2及びR3のうちの1がヒドロキシであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない;
7が水素及びアルキルから成る群から選ばれ;及び
1が−S−アルキル、−S−置換アルキル、(ヘテロアリール)アルキル、水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ及びハロから成る群から選ばれ;
9が水素、アルキル、置換されるアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2nNR45、Raがモノフルオロフェニル又はモノクロロフェニルから選ばれる−アルキレン−Ra、及びその有枝鎖異性体以外から独立に選ばれ、ここで、nが両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5が水素又はアルキルであるとき、
6は置換されるアルキル(モノ置換されるヘテロサイクル又は置換されるヘテロサイクル以外)、
Figure 2007516172
(カルボキサミド)アルキル、及びアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である−N(R6)−断片から成る群から選ばれる。
上記のこれらの条件において使用されるときのみ、以下の特定の用語は以下の特定の意味を有する:
置換されるアルキルは、1以上の水素原子がハロゲン、酸素、ヒドロキシ、アミン(第一)、アミン(上記アルキルにより置換される第二−アルキル)、アミン(上記に定義されるアルキルにより置換される第三−アルキル)、硫黄、−SH又はフェニルにより置換されている、アルキル基をいう、
置換されるシクロアルキルは、アルキルが上記に定義されるとおりであるアルキル基又は1以上の水素原子がハロゲン、酸素、ヒドロキシ、アミン(第一)、アミン(上記アルキルにより置換される第二−アルキル)、アミン(上記に定義されるアルキルにより置換される第三−アルキル)、硫黄、−SH又はフェニルにより置換されている基で置換されるシクロアルキルをいう、
置換される酸素はRdがアルキル、ハロアルキル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、アルケニル、シクロアルキル、及び置換されるシクロアルキルである基−ORdをいう、
置換される窒素又はアミノはRa及びRbが独立に水素、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール及び置換されるヘテロアリールである、基−NRabをいう、
置換されるアリールはアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、アルキルチオ及びチオアルキルから成る群から選ばれる1以上の置換基で置換されるアリール環をいい、ここで、アルキルチオは基−S−アルキルをいい、及びチオアルキルは1以上の−SH基を有するアルキル基をいう、及び
置換されるヘテロアリールは、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、アルキルチオ、及びチオアルキルから成る群から選ばれる1以上の置換基で置換されるヘテロアリール環をいい、ここで、アルキルチオは基−S−アルキルをいい、及びチオアルキルは1以上の−SH基を有するアルキル基をいう。
いくつかの態様において、R2及びR3の両方は水素でない。いくつかの態様において、R2及びR3のうちの1がハロであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない。いくつかの態様において、R2及びR3のうちの1がヒドロキシであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない。
1の態様において、mは0である(Wは
Figure 2007516172
である)。他の態様において、mは1である(Wは
Figure 2007516172
である)。1の態様において、mは2である。他の態様において、mは2であり、及び上記窒素を含む環は飽和である(Wは
Figure 2007516172
である)。他の態様において、mは2であり、及び上記窒素を含む環は4及び5の窒素を含む環の位置の間に二重結合を含む(Wは
Figure 2007516172
である)。1の態様において、mは3である。他の態様において、mは3であり、及び上記窒素を含む環は飽和である(Wは
Figure 2007516172
である)。他の態様において、mは3であり、及び上記窒素を含む環は4及び5の窒素を含む環の位置の間に二重結合を含む(Wは
Figure 2007516172
である)。他の態様において、mは3であり、及び上記窒素を含む環は5及び6の窒素を含む環の位置の間に二重結合を含む(Wは
Figure 2007516172
である)。1の態様において、上記窒素を含む環は飽和である。
好ましい態様において、本発明は上記に示される式中の窒素を含む環が
Figure 2007516172
から選ばれる、化合物を提供する。
1の態様において、R1は水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、ハロ、アルキルスルファニル、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる。1の態様において、R1は水素、アルキル、置換されるアルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる。1の態様において、R1は水素、アルキル、置換されるアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルキル、アルキルスルファニル、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる。1の態様において、R1は水素、アルキル、置換されるアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、シクロアルキルアルキル、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる。好ましい態様において、R1は水素、−S−メチル、−S−イソ−プロピル、−S−第三−ブチル、プロピル、2,2,2−トリフルオロ−エチル−スルファニル、2−エトキシ−エト−1−イル、ブトキシ、2−ヒドロキシ−エチル、3−ヒドロキシ−プロピル、ヒドロキシ−メチル、2−(メチル−スルファニル)−エチル、及びシクロプロピル−メチルから成る群から選ばれる。他の好ましい態様において、R1は水素、−S−イソ−プロピル、−S−第三−ブチル、プロピル、2,2,2−トリフルオロ−エチル−スルファニル、2−エトキシ−エト−1−イル、ブトキシ、2−ヒドロキシ−エチル、3−ヒドロキシ−プロピル、ヒドロキシ−メチル、2−(メチル−スルファニル)−エチル、及びシクロプロピル−メチルから成る群から選ばれる。他の好ましい態様において、R1は−S−メチルである。好ましいR1基は表I、II及びIII中に見られうる。いくつかの態様において、R1は−S−アルキルでない。いくつかの態様において、R1は−S−メチルでない。他の態様において、R1は−S−置換アルキルでない。
他の態様において、R1は好ましくは、R0が好ましくはC1-4アルキル、及びより好ましくはメチル、2−ヒドロキシエチル又は2−エチルサリチル酸塩である−SR0である。他の態様において、R1は好ましくは水素、アルキル、置換されるアルキル又は2,2,2−トリフルオロエチルスルファニルである。より好ましくは、R1は水素、プロピル、2−エトキシエチル又は2,2,2−トリフルオロエチルスルファニルである。
1の態様において、R2及びR3は水素、アルキル、ヒドロキシ、及びハロから成る群から独立に選ばれる。好ましい態様において、R2及びR3は水素、メチル、ヒドロキシ、及びクロロから成る群から独立に選ばれる。他の好ましい態様において、R2及びR3は水素及びヒドロキシである。他の好ましい態様において、R2及びR3は水素及びクロロである。他の好ましい態様において、R2及びR3は水素及びメチルである。好ましいR2及びR3基は表I、II及びIII中に見られうる。
1の態様において、R20及びR21は独立にアルキル又はアルケニルである又は共に取られるR20及びR21はシクロアルキル、アリール、置換されるアリール、ヘテロサイクリック又はヘテロアリールである。1の態様において、R20及びR21のうちの1はHであり、及び他方はアルキル又はアルケニルである。好ましい態様において、R20及びR21のうちの1はHであり、及び他方はエチル又はエテニルである。他の態様において、共に取られるR20及びR21はシクロアルキル又はアリールである。好ましい態様において、共に取られるR20及びR21はシクロプロピル、シクロペンチル、フェニル又は4−クロロ−フェニルである。好ましいR20及びR21基は表I、II及びIII中に見られうる。1の態様において、R20及びR21のうちの1が水素であるとき、他方は水素、アルキル、ヒドロキシ、シアノ、アルキルスルファニル又は置換されるアルキルスルファニルでない。
1の態様において、R6は水素、アルキル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、置換されるアルキル、イミノメチル、−C(O)O−置換アルキル、5−アルキル−[1,3]ヂオキソール−2−オン−4−イル−メチル、及び5−アルキル−[1,3]ヂオキソール−2−オン−4−イル−メトキシ−カルボニルから成る群から選ばれる。他の態様において、R6は水素及びアルキルから選ばれる。1の態様において、R6は1H−イミダゾール−2−イル−メチル;2−[HC(O)]−エト−1−イル;2−アミノ−エト−1−イル;2−ヒドロキシエチル;2−メトキシ−エト−1−イル;5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イル−メトキシ−カルボニル;5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イル−メチル;アミノカルボニルメチル;アミノカルボニルエチル;シアノメチル;シクロプロピル;水素;イミノメチル;メチル;及びメトキシカルボニルメチルから成る群から選ばれる。1の態様において、R6は1H−イミダゾール−2−イル−メチル;2−ヒドロキシエチル;5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イル−メトキシ−カルボニル;5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イル−メチル;アミノカルボニルメチル;シアノメチル;シクロプロピル;水素;イミノメチル;及びメチルから成る群から選ばれる。好ましい態様において、R6は1H−イミダゾール−2−イル−メチル;2−[HC(O)]−エト−1−イル;2−アミノ−エト−1−イル;2−ヒドロキシエチル;2−メトキシ−エト−1−イル;アミノカルボニルメチル;アミノカルボニルエチル;シアノメチル;シクロプロピル;水素;イミノメチル;メチル;及びメトキシカルボニルメチルから成る群から選ばれる。好ましい態様において、R6は水素又はメチルである。他の好ましい態様において、R6は:5−メチル−[1,3]ヂオキソール−2−オン−4−イル−メチル及び5−メチル−[1,3]ヂオキソール−2−オン−4−イル−メトキシ−カルボニルから成る群から選ばれる。好ましいR6基は表I、II及びIII中に見られうる。
他の態様において、R9はアルキル、置換されるアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、置換されるアルケニル、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、置換されるアリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニルアルキル、ヘテロサイクリックスルファニルアルキル、ハロゲン、プロピリデン(=CHCH2CH3)、アジド、置換される酸素、ヘテロアリールスルファニル、及びヘテロサイクリックスルファニルから成る群から選ばれる。他の態様において、R9はアルキル、置換されるアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、置換されるアルケニル、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、置換されるアリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニルアルキル、ヘテロサイクリックスルファニルアルキル、ハロゲン、プロピリデン(=CHCH2CH3)、及びアジドから成る群から選ばれる。好ましい態様において、R9はアルキルである。他の好ましい態様において、R9はハロゲンである。
他の態様において、R9は(2−フルオロシクロプロピル)メトキシ;(3−フルオロプロポキシ)メチル;1H−ピローリルメチル;2−(4−エチルチアゾール−2−イル)−エト−1−イル;2−(4−メチルチアゾール−2−イル)−エト−1−イル;2−(5−エチル−イソキサゾール−3−イル)−エト−1−イル;2,2,2−トリフルオロエチル−スルファニル;2,2−ヂフルオロエトキシメチル;2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エト−1−イル;2−クロロフェニル−メチルスルファニル;2−シクロブチルエチル;2−シクロブチリデン−エチル;2−シクロプロピルエチル;2−メルカプトエトキシ−エチル−スルファニル;2−フルオロエトキシ;2−プロポキシエチル;3−(1H−[1,2,3]トリアゾール)−プロプ−1−イル;3−(3−フルオロプロポキシ)プロピル;3−(シクロヘキシルオキシ)プロピル;3−(ヂフルオロメチルスルファニル)プロピル;3−(エチルチオ)プロピル;3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−プロプ−1−イル;3,3,3−トリフルオロプロプ−1−イル−スルファニル;3,3,3−トリフルオロプロポキシ;3,3−ヂフルオロアリル;3,3−ヂフルオロブチル;3,3−ヂフルオロプロピル:3−[(シクロプロピル)メトキシ]プロピル;3−シアノプロプ−1−イル;3−シクロヘキシルオキシプロピル;3−シクロプロピル−プロピル;3−エトキシイミノプロプ−1−イル;3−エチルスルファニルプロプ−1−イル;3−フルオロプロポキシ;3−フルオロプロポキシメチル;3−フルオロプロピル;3−イミダゾール−1−イル−プロプ−1−イル;3−メルカプトプロピルスルファニル;3−メトキシイミノ−プロプ−1−イル;3−メチルブト−1−イル−スルファニル;3−メチルブチル;3−ピリヂン−4−イル−アリル;3−ピリヂン−4−イル−プロピル;3−ピローリヂン−2−オニル−プロプ−1−イル;3−チオフェン−2−イルスルファニルプロプ−1−イル;4−(メトキシ)ブチル;4,4−ヂフルオロブチル;4,4−ヂフルオロペンチル;4−フルオロブトキシ;5,5−ヂフルオロペンチル;アジド;ブトキシ;ブチル;ブチルスルファニル;クロロ;シクロブチルメチル;シクロヘキシルメチル;シクロプロプル;シクロプロピルメチル;エチル;エチルスルファニル;フルオロ;イソブチル;メチル;m−メチルベンジルスルファニル;n−ブチルスルファニル;o,p−ヂクロロベンジルスルファニル;ペントキシ;ペンチル;p−フルオロベンジルスルファニル;p−フルオロフェニルスルファニル;p−メチルベンジルスルファニル;プロポキシ;プロピル;プロピリデン(=CHCH2CH3);p−トリフルオロメトキシベンジル−スルファニル;ピラジン−2−イル−メチル−スルファニル;ピリヂン−2−イル−メチル−スルファニル;ピリヂン−4−イル−スルファニル;及びチオフェン−2−イル−メチルスルファニルから成る群から選ばれる。
他の態様において、R9は2−(4−メチルチアゾール−2−イル)−エト−1−イル;2−(5−エチル−イソキサゾール−3−イル)−エト−1−イル;2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エト−1−イル;2−シクロブチルエチル;2−シクロブチリデン−エチル;2−シクロプロピル−エチル;3−(ヂフルオロメチルスルファニル)−プロプ−1−イル;3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−プロプ−1−イル;3,3,3−トリフルオロプロプ−1−イル−スルファニル;3,3−ヂフルオロアリル;3,3−ヂフルオロ−プロピル;3−シアノプロプ−1−イル;3−シクロプロピル−プロピル;3−エトキシイミノプロプ−1−イル;3−エチルスルファニルプロプ−1−イル;3−イミダゾール−1−イル−プロプ−1−イル;3−メトキシイミノ−プロプ−1−イル;3−メチルブト−1−イル−スルファニル;3−メチルブチル;3−ピリヂン−4−イル−アリル;3−ピリヂン−4−イル−プロピル;3−チオフェン−2−イルスルファニルプロプ−1−イル;4−プロピル;アジド;ブチル;ブチルスルファニル;シクロブチルメチル;シクロプロプル;シクロプロピルメチル;エチル;エチルスルファニル;フルオロ;メチル;n−ブチルスルファニル;o,p−ヂクロロベンジルスルファニル;ペンチル;p−フルオロフェニルスルファニル;p−メチルベンジルスルファニル;プロピル;プロピリデン(=CHCH2CH3);ピラジン−2−イル−メチル−スルファニル;及びチオフェン−2−イル−メチルスルファニルから成る群から選ばれる。1の態様において、少なくとも1のR9基は水素以外である。
好ましい態様において、R9はプロピルである。好ましいR9基は表I、II及びIII中に見られうる。
1の態様において、Zは水素、リン酸塩、及びパルミチン酸塩から成る群から選ばれる。1の態様において、Zは水素である。他の態様において、Zはリン酸塩である。他の態様において、Zはパルミチン酸塩である。
本発明に係る化合物はまた式(I)、(II)、(IA)、及び(IB)のプロドラッグをも含む。上記プロドラッグはR6又は糖上のヒドロキシ基のうちの1がリン酸塩、パルミチン酸塩又は
Figure 2007516172
から選ばれる置換基を含むよう改変される、式(I)、(II)、(IA)、及び(IB)の化合物を含む。
好ましいプロドラッグはR6又は糖上のヒドロキシ基のうちの1が
Figure 2007516172
から選ばれる置換基を含むよう改変される、式(I)、(II)、(IA)、及び(IB)の化合物を含む。
式(I)、(II)、(IA)、及び(IB)の好ましい化合物はStreptococcus pneumoniaeStaphylococcus aureusStaphylococcus epidermidisEnterococcus faecalisEnterococcus faeciumHaemophilus influenzaeMoraxella catarrhalisEscherichia coliBacteroides fragilisBacteroides thetaiotaomicron、及びClostridium difficileから成る群から選ばれる生物の少なくとも1に対して32μg/mL以下の最小阻害濃度を有する。
1の態様において、式(I)、(II)、(IA)、及び(IB)の化合物はHaemophilus influenzae及びMoraxella catarrhalisから成る群から選ばれる生物の少なくとも1に対して4μg/mL以下の最小阻害濃度を有する。1の態様において、式(I)、(II)、(IA)、及び(IB)の化合物はEnterococcus faecali及びEnterococcus faeciumから成る群から選ばれる生物の少なくとも1に対して4μg/mL以下の最小阻害濃度を有する。1の態様において、式(I)、(II)、(IA)、及び(IB)の化合物はグラム陰性生物Haemophilus influenzae VHIN1003及びHaemophilus influenzae VHIN1004から成る群から選ばれる生物の少なくとも1に対して4μg/mL以下の最小阻害濃度を有する。
本発明の他の局面において医薬として許容される担体及び治療的に有効な量の本明細書中に示される化合物を含む医薬組成物がある。
本発明の他の局面において哺乳類に治療的に有効な量の本明細書中に示される化合物を投与することを含む哺乳類における微生物感染の治療方法がある。1の態様において、処置される微生物感染は1以上の以下の病原体:H. influenzaeM. catarrhalisE. faecalis、及びE. faeciumにより引き起こされる。投与される化合物は本明細書中に示される医薬組成物中に調合されうる。上記化合物は医薬組成物で経口で、非経口で、経皮で、局所に、直腸に又は鼻内に哺乳類に投与されうる。1の態様において、上記化合物は約0.1〜約100mg/体重kg/日の量で投与されうる。
本発明の範囲内のリンコマイシン誘導体は以下の表I中に示される式Iのものを含み、ここで、上記窒素を含む環の位置は窒素で「1」で始まって反時計回りに連続して番号付けられる、すなわち、
Figure 2007516172
Figure 2007516172
Figure 2007516172
Figure 2007516172
Figure 2007516172
Figure 2007516172
Figure 2007516172
表Iにおいて、別段の定めなき限り、mが0又は1であるとき、R9置換基は4−位で置換される。
本発明の範囲内の追加のリンコマイシン誘導体は以下の表II中に示される式IIのものを含み、ここで、上記窒素を含む環の位置は式(I)中のように番号付けられる。
Figure 2007516172
Figure 2007516172
本発明の範囲内の追加のリンコマイシン誘導体は以下の表III中に示される式IIIのもの:
Figure 2007516172
を含み、ここで、上記窒素を含む環の位置は式(I)中のように番号付けられる。
Figure 2007516172
上記表I、II、及びIIIにおいて、以下の略語が使用される:
S=単結合
D=二重結合
D4,5=4及び5の窒素を含む環の位置の間の二重結合
Me=メチル
Pr=プロピル
Bu=ブチル
i=イソ−
t=第三−
以下で使用されるとき、これらの化合物はアミン誘導体に基づいて命名されるが、あるいは、これらの化合物は1−チオ−L−トレオ−α−D−ガラクト−オクトピラノシド誘導体に基づいて命名されうる。
本発明の範囲内の好ましい化合物は以下の化合物:
4−(3,3−ヂフルオロ−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−ピリヂン−4−イル−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−ピリヂン−4−イル−プロピル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−エチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−エチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−エチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−エチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(4−メチル−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(4−フルオロ−フェニルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3,3,3−トリフルオロ−プロピルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−メチル−ブチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(2,4−ヂクロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(チオフェン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(ピラジン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(2,4−ヂクロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−アジド−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−[3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−プロプ−1−イル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−イミダゾール−1−イル−プロプ−1−イル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−[3−(チオフェン−2−イルスルファニル)−プロプ−1−イル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−エチルスルファニル−プロプ−1−イル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−シアノ−プロプ−1−イル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロプ−1−イル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−[2−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−メトキシイミノ−プロプ−1−イル)−ピペリヂン−2−カルボン酸−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−エトキシイミノ−プロプ−1−イル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−[2−(5−エチル−イソキサゾール−3−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−4−ブチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−4−エチル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−プロピリデン−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−カルバモイルメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−シアノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−イミノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−イソプロピルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−イソプロピルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−第三−ブチルスルファニル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド;
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[1−(6−第三−ブチルスルファニル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド;
1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−5−プロピル−アゼパン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
5−メチル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
5−エチル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
5−シクロプロピルメチル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
5−シクロプロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
5−エチル−4−メチル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−エチル−5−メチル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
5−エチル−6−メチル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
5−フルオロ−5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−ブチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−ブチル−4−フルオロ−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(2−シクロブチル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−シクロプロピルメチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−シクロプロピルメチル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(2−シクロブチリデン−エチル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(2−シクロブチリデン−エチル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(2−シクロブチル−エチル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−シクロブチルメチル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
5−プロピル−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(2−シクロプロピル−エチル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−シクロプロピルメチル−4−フルオロ−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−シクロプロピル−5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−ブチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−イソプロピルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[1−(6−第三−ブチルスルファニル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド;
3−シクロプロピルメチル−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
3−(2−シクロブチル−エチル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
3−(2−シクロプロピル−エチル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
3−(3−シクロプロピル−プロピル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
3−プロピル−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
3−ブチル−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
3−ブチル−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
3−ペンチル−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
3−(3−メチル−ブチル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
3−(3,3−ヂフルオロ−プロピル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
3−ブチル−1−メチル−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[シクロプロピル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド;
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[シクロプロピル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド;
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[シクロプロピル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド;
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[フェニル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド;
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[フェニル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド;
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[シクロペンチル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド;
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[シクロペンチル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド;
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[シクロペンチル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド;
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ブチル]−アミド;
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ブト−3−エニル]−アミド;
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ブト−3−エニル]−アミド;
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ブチル]−アミド;
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[(4−クロロ−フェニル)−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド;
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[(4−クロロ−フェニル)−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド;
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ブチル]−アミド;
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[(4−クロロ−フェニル)−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド;
4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(2,2,2−トリフルオロ−エチルスルファニル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド;
4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−エトキシエチル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド;
1−(2−ヒドロキシ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−ブトキシ−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド;
4−ブチル−1−メチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
リン酸モノ−(4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
ヘキサデカン酸4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル;
リン酸モノ−(4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
ヘキサデカン酸4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル;
1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピローリヂン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(2−ヒドロキシ−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド;
4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(3−ヒドロキシ−プロピル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド;
4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(2−メチルスルファニル−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド;
4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−シクロプロピルメチル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド;
又はそれらのプロドラッグ及び/又は医薬として許容される塩を含む。
本発明の範囲内の追加の化合物は:
4−(チオフェン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(4−フルオロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(4−メチル−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(ピリヂン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(ピラジン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(2,4−ヂクロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3,3−ヂフルオロ−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−カルバモイルメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−シアノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−ピリヂン−4−イル−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−ピリヂン−4−イル−プロピル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−(2−メトキシ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−(2−フォルミルアミノ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−(2−アミノ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−シクロヘキシルオキシ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
{2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−ペンチル−ピローリヂン−1−イル}−酢酸メチルエステル;
1−メチルカルバモイルメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−イミノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−[3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−イミダゾール−1−イル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−[3−(チオフェン−2−イルスルファニル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−イミダゾール−1−イル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−[3−(2−オキソ−ピローリヂン−1−イル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−[2−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−メトキシイミノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−[2−(4−エチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−エチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−エトキシイミノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−ピロール−1−イルメチル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸9H−フルオレン−9−イルメチルエステル;
2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸エチルエステル;
4−(3−シアノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸フェニルエステル;
2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸フェニルエステル;
4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−プロピリデン−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−エトキシメチル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド;
又はそれらのプロドラッグ及び/又は医薬として許容される塩を含む。
本発明に係る追加の化合物は:
リン酸モノ−(6−{2−クロロ−1−[(5−プロピル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
リン酸モノ−(6−{2−クロロ−1−[(5−フルオロ−5−プロピル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
リン酸モノ−(6−{2−クロロ−1−[(5−シクロプロピルメチル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
リン酸モノ−(6−{2−クロロ−1−[(4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
ヘキサデカン酸6−{2−クロロ−1−[(5−プロピル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル;
ヘキサデカン酸6−{2−クロロ−1−[(5−フルオロ−5−プロピル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル;
ヘキサデカン酸6−{2−クロロ−1−[(5−シクロプロピルメチル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル;及び
ヘキサデカン酸6−{2−クロロ−1−[(4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル
を含む。
本発明に係る追加の化合物は:
2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−5−プロピル−アゼパン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−5−フルオロ−5−プロピル−アゼパン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
5−フルオロ−1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
5−シクロプロピルメチル−1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−5−シクロプロピルメチル−アゼパン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;及び
4−フルオロ−1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
を含む。
本明細書中に定義される化合物、そのプロドラッグ及び医薬として許容される塩は細菌、原生動物、真菌、及び/又は寄生生物に対して活性を有しうる。
他の局面において、本発明は医薬として許容される担体及び治療的に有効な量の本明細書中に定義される化合物を含む医薬組成物を提供する。本発明に係る医薬組成物は1以上の追加の抗菌剤をさらに含みうる。1の態様において、1以上の上記追加の抗菌剤はグラム陰性細菌に対して活性でありうる。1の態様において、1以上の上記追加の抗菌剤はグラム陽性細菌に対して活性でありうる。他の態様において、少なくとも1の上記抗菌剤はグラム陰性及びグラム陽性細菌の両方に対して活性でありうる。
その方法局面の1において、本発明は哺乳類に治療的に有効な量の本発明に係る化合物を投与することを含む哺乳類における微生物感染の治療方法に方向付けられる。本発明に係る化合物は医薬組成物で経口で、非経口で、経皮で、局所に、直腸に又は鼻内に哺乳類に投与されうる。
他のその方法局面において、本発明は哺乳類に治療的に有効な量の本発明に係る化合物を含む医薬組成物を投与することを含む哺乳類における微生物感染の治療方法に方向付けられる。本発明に係る医薬組成物は1以上の追加の抗菌剤をさらに含みうる。1の態様において、1以上の上記追加の抗菌剤はグラム陰性細菌に対して活性でありうる。1の態様において、1以上の上記追加の抗菌剤はグラム陽性細菌に対して活性でありうる。上記医薬組成物は経口で、非経口で、経皮で、局所に、直腸に又は鼻内に哺乳類に投与されうる。
好ましい態様において、処置される微生物感染はグラム陽性感染である。他の態様において、上記感染はグラム陰性感染でありうる。さらなる態様において、上記感染はマイコバクテリア感染、マイコプラズマ感染又はクラミヂア感染でありうる。
また他の局面において、本発明は本明細書中に示される化合物を調製するための新規中間体及びプロセスを提供する。
発明の詳細な説明
上記に示されるように、本発明は抗菌活性、特にグラム陽性抗菌活性を示すリンコマイシン誘導体に関する。いくつかの態様において、前記新規リンコマイシン誘導体はグラム陽性及び嫌気病原体に対して抗菌活性を示す。驚くべきことに、本明細書中に示される選択された新規リンコマイシン化合物はクリンダマイシンの如き既知の化合物に対して比較されるとき、Enterocci faecium及びEnterocci faecalisの如きEnterocci種に対して、及び/又はHaemophilus influenzaeの如き選好性のグラム陰性病原体に対して典型的でない有効性を示す。しかしながら、本発明をさらに詳細に示す前に、以下の用語がはじめに定義されるであろう。
本明細書中で及び付属の請求項中で使用されるとき、文脈が明らかに別のように規定しない限り、単数形“a”、“an”及び“the”は複数の引用を含む。したがって、例えば、「医薬として許容される担体(“a pharmaceutically acceptable carrier”)」の言及は複数の上記担体を含む;「追加の抗菌剤(“an additional antibacterial agent”)」は1以上の剤の及び当業者に知られるその相当物の言及である、等。
定義
別段の定めなき限り、本明細書及び請求項中で使用される以下の用語は以下に与えられる意味を有する:
「アシル」は、R14が水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック又は置換されるヘテロサイクリックである、基−C(O)R14を意味する。
「アシルアミノ」は、Ra及びR14が上記に定義されるとおりである、−NRaC(O)R14をいう。
「アルケニル」は少なくとも1の二重結合、(−C=C−)、及び好ましくは1〜2の二重結合を含む、2〜8の炭素原子の直鎖の不飽和一価炭化水素ラヂカル又は3〜8の炭素原子の有枝鎖の一価炭化水素ラヂカルを意味する。アルケニル基の例は、非限定的に、アリル、ヴィニル、2−ブテニル等を含む。
「アルコキシ」は、例のために、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、第三−ブトキシ、第二−ブトキシ、n−ペントキシ、n−ヘキソキシ、1,2−ヂメチルブトキシ等を含む、基「アルキル−O−」をいう。
「アルキル」は1〜8の炭素原子の直鎖の飽和一価炭化水素ラヂカル又は3〜8の炭素原子の有枝鎖の飽和一価炭化水素ラヂカルを意味する。アルキル基の例は、非限定的に、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、第二−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル等の如き基を含む。
「アルキレン」は1〜8の炭素原子の直鎖の二価炭化水素基又は3〜8の炭素原子の有枝鎖の二価炭化水素基を意味する。アルキレン基の例は、非限定的に、メチレン、エチレン、2−メチルプロピレン等を含む。
「アルキルスルファニル」は、例のために、メチルスルファニル、ブチルスルファニル等を含む、アルキルが本明細書中に定義されるとおりである基「アルキル−S−」をいう。
「アルキニル」は少なくとも1の三重結合、(−C≡C−)、及び好ましくは単一の三重結合を含む、2〜8の炭素原子の直鎖の一価炭化水素ラヂカル又は3〜8の炭素原子の有枝鎖の一価炭化水素ラヂカルを意味する。アルキニル基の例は、非限定的に、エチニル、プロピニル、2−ブチニル等を含む。
「アミノ」又は「置換される窒素」は、Ra及びRbが独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック、置換されるヘテロサイクリックである又はRa及びRbはそれらが結合する窒素原子と共につながれ、ヘテロ環状環を形成する、基「−NRab」をいう。
「アミノアシル」は−C(O)NRabをいう。
「アミノカルボニルアルキル」は、Rcがアルキレンである、及びRa及びRbが上記に定義されるとおりである、基「−RcC(O)NRab」を意味する。
「アリール」は6〜14の環原子の一価の単環状又は二環状芳香族炭素環状基を意味する。例は、非限定的に、フェニル、ナフチル、及びアントリルを含む。上記アリール環は酸素、窒素又は硫黄から独立に選ばれる1又は2のヘテロ原子を場合により含む5−、6−又は7−員単環状非芳香環に場合により融合されうる、及び残りの環原子は1又は2のC原子がカルボニルにより場合により置換されるCである。融合環を有する代表的なアリール基は、非限定的に、2,5−ヂヒドロ−ベンゾ[b]オキセピン、2,3−ヂヒドロベンゾ[1,4]ヂオキサン、クロマン、イソクロマン、2,3−ヂヒドロベンゾフラン、1,3−ヂヒドロイソベンゾフラン、ベンゾ[1,3]ヂオキソール、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2,3−ヂヒドロ−1Hインドール、2,3−ヂヒドロ1H−イソインドール、ベンズイミダゾール−2−オン、2−H−ベンゾキサゾール−2−オン等を含む。
「カルボキシ」は基「C(O)OH」を意味する。
「シアノアルキル」は、1以上のシアノ(−CN)基で置換されるアルキルをいい、ここで、1以下のシアノ基が同じ炭素原子上に存在する。シアノアルキル基の例は、例えば、シアノメチル、2−シアノエチル、2−シアノプロピル等を含む。
「シクロアルキル」は3〜8の環原子の環状飽和炭化水素基を意味する。シクロアルキル基の例は、非限定的に、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等を含む。
「シクロアルキルアルキル」は、上記に定義されるように、Rcがアルキレン基である、及びRdがシクロアルキル基である、基−Rcdを意味する。例は、非限定的に、シクロプロピルメチレン、シクロヘキシルエチレン等を含む。
「ハロ」又は「ハロゲン」はフルオロ、クロロ、ブロモ又はヨードを意味する。
「ハロアルキル」は、1以上の、好ましくは1〜6の同じ又は異なるハロ原子で置換されるアルキルを意味する。ハロアルキル基の例は、例えば、トリフルオロメチル、3−フルオロプロピル、2,2−ヂクロロエチル等を含む。
「ヘテロアリール」はN、O又はSから選ばれる1、2又は3の環へテロ原子を含む、5〜10の環原子の一価の単環状又は二環状芳香族ラヂカルを意味し、残りの環原子はCである。
「ヘテロサイクル」又は「ヘテロサイクリック」は環内に1〜10の炭素原子及び窒素、酸素又はS(O)q(qは0、1又は2である)から成る群から選ばれる1〜4のヘテロ原子の単一の環又は複数の縮合環を有する飽和又は不飽和基をいい、ここで、融合環系において1以上の上記環はアリール又はヘテロアリールでありうる。
ヘテロサイクル及びヘテロアリールの例は、非限定的に、アゼチヂン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリヂン、ピラジン、ピリミヂン、ピリダジン、インドリジン、イソインドール、インドール、ヂヒドロインドール、インダゾール、プリン、キノリジン、イソキノリン、キノリン、フタラジン、ナフチルピリヂン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリヂン、カルバゾール、カルボリン、フェナントリヂン、アクリヂン、フェナントロリン、イソチアゾール、フェナジン、イソキサゾール、フェノキサジン、フェノチアジン、イミダゾリヂン、イミダゾリン、ピペリヂン、ピペラジン、インドリン、フタリミド、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6、7−テトラヒドロベンゾ[b]チオフェン、チアゾール、チアゾリヂン、チオフェン、ベンゾ[b]チオフェン、モルフォリニル、チオモルフォリニル(チアモルフォリニルとも呼ばれる)、ピペリヂニル、ピローリヂン、テトラヒドロフラニル等を含む。
「ヒドロキシ」は基−OHを意味する。
「ヒドロキシアルキル」は、1以上の−OH基で置換されるアルキルをいい、ここで、1以下のヒドロキシ(−OH)基が同じ炭素原子上に存在する。ヒドロキシアルキル基の例は、例えば、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル等を含む。
「哺乳類」はヒト、家畜、及びペット動物を含む全ての哺乳類をいう。
「場合による」又は「場合により」は続いて示される事件又は状況が起こりうるが、起こる必要はないこと、及び上記記述は上記事件又は状況が起こる場合及びそれが起こらない場合を含むことを意味する。例えば、「アルキル基で場合によりモノ−又はヂ−置換されるアリール基」は、上記アルキルは存在しうるが存在する必要はないことを意味し、及び上記記述は上記アリール基がアルキル基でモノ−又はヂ置換される場合、及び上記アリール基が上記アルキル基で置換されない場合を含む。
「医薬として許容される担体」は一般的に安全な、非毒性の及び生物学的に又は別のことで所望されないものでない医薬組成物を調製することにおいて有用な担体を意味し、及びヒトの医薬的使用に加えて獣医学的使用に許容される担体を含む。「医薬として許容される担体」は、本明細書及び請求項中で使用されるとき、1の及び1超の上記担体を含む。
化合物の「医薬として許容される塩」は医薬として許容される及び親化合物の所望の薬理学的活性を有する塩を意味する。上記塩は:
(1)塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の如き無機酸で形成される;又は酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルヴィン酸、乳酸、マロン酸、琥珀酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、3−(4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルフォン酸、エタンスルフォン酸、1,2−エタンヂスルフォン酸、2−ヒドロキシエタンスルフォン酸、ベンゼンスルフォン酸、4−クロロベンゼンスルフォン酸、2−ナフタレンスルフォン酸、4−トルエンスルフォン酸、カンファースルフォン酸、4−メチルバイシクロ[2.2.2]オクト−2−エン−1−カルボン酸、グルコヘプトン酸、4,4’−メチレンビス−(3−ヒドロキシ−2−エン−1−カルボン酸)、3−フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、第三ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸等の如き有機酸で形成される、酸付加塩;又は
(2)上記親化合物中に存在する酸性プロトンが金属イオン、例えば、アルカリ金属イオン、アルカリ土壌金属イオン又はアルミニウムイオンにより置換される;又はエタノールアミン、ヂエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルグルカミン等の如き有機塩基と配位結合するとき形成される塩
を含む。
「プロドラッグ」は、上記プロドラッグが哺乳類被験者に投与されるときin vivoで本発明に係る化合物にしたがう活性親薬物を放出する化合物を意味する。本発明に係る化合物のプロドラッグは、改変がin vivoで切断され、上記親化合物を放出しうるような方法で、本発明に係る化合物中に存在する官能基を改変することにより調製される。プロドラッグは上記化合物内のヒドロキシ、スルフヒドリル又はアミノ基が、in vivoで切断され、それぞれ遊離ヒドロキシ、スルフヒドリル又はアミノ基を再生しうる基に結合される、本発明に係る化合物を含む。プロドラッグの例は、非限定的に、本発明に係る化合物内のヒドロキシ官能基のエステル(例えば、酢酸塩、蟻酸塩、パルミチン酸塩、及び安息香酸塩誘導体)、カルバミン酸塩(例えば、N,N−ヂメチルアミノカルボニル)等を含む。好ましいプロドラッグ置換基は5又は6員の窒素を含むヘテロサイクルのN−位に結合される以下の置換基:リン酸塩、パルミチン酸塩又は
Figure 2007516172
を含む。
「置換されるアルキル」は1〜3の、シアノ、ハロゲン(すなわち、Cl、Br、F又はI)、アシル、置換される酸素、ヒドロキシ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、アミノカルボニルアルキル、カルボキシ、−C(O)H、−C(O)OR15(R15はアルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、置換されるアルキニル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール等である)、−C(O)NRab、置換される窒素、R7が水素又はアルキルである=N−OR7、−SH、−S(O)q16[qは0、1又は2であり、及びR16はアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロサイクリック及びアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロサイクリックで置換されるアルキルである]、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック及び置換されるヘテロサイクリックから成る群から独立に選ばれる置換基を有する上記に定義されるアルキル基を意味する。置換されるアルキル基の例は、非限定的に、1−フルオロエチル、1−クロロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、1−ブロモプロピル、2−ヨードプロピル、1−クロロブチル、4−フルロブチル、4−クロロブチル、2−エトキシエト−1−イル、−CH2−S(O)2CH3等を含む。
「置換されるアルケニル」は、1以上の水素原子、及び好ましくは1〜3の水素原子が置換されるアルキルについて定義される置換基により置換されている、上記に定義されるアルケニル基を意味する。
「置換されるアルキニル」は、1以上の水素原子、及び好ましくは1〜3の水素原子が置換されるアルキルについて定義される置換基により置換されている、上記に定義されるアルキニル基を意味する。
「置換されるアルキルスルファニル」は、置換されるアルキルは上記に定義されるとおりである基−S−置換アルキルをいい、それは、例のために、2−ヒドロキシエチルスルファニル等を含む。
「置換されるアルコキシ」は、置換されるアルキルは上記に定義されるとおりである基−O−置換アルキルをいう。
「置換されるアリール」はアルキル、置換されるアルキル、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、置換されるアルキニル、ハロ、アルコキシ、置換されるアルコキシ、アシル、アミノ、アシルアミノ、アシルアミノ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック、置換されるヘテロサイクリック、ヒドロキシ、カルボキシ、−C(O)OR15、−C(O)NRab、シアノ、ニトロ及びスルファニルアルキルから成る群から選ばれる1以上の置換基、好ましくは1〜3の置換基で置換されるアリール環を意味する。上記アリール環は酸素、窒素又は硫黄から独立に選ばれる1又は2のヘテロ原子を場合により含む5−、6−又は7−員単環状非芳香環に場合により融合されうる、及び残りの環原子は1又は2のC原子がカルボニルにより場合により置換されるCである。
「置換されるシクロアルキル」はアルキル基又は置換されるアルキルについて上記に定義される基で置換されるシクロアルキルを意味する。代表的な例は、非限定的に、2−シクロプロピルエチル、3−シクロブチルプロピル、4−シクロペンチルブチル、4−シクロヘキシルブチル等を含む。
「置換されるヘテロアリール」は、置換されるアリールについて上記に定義される基から選ばれる1以上の置換基、好ましくは1〜3の置換基で置換されるヘテロアリール環を意味する。
「置換されるヘテロサイクリック」は1〜3の、置換されるシクロアルキルについて定義されるものと同じ置換基で独立に置換されるヘテロサイクル基をいう。
「置換される酸素」はRdがアルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック又は置換されるヘテロサイクリックである基「−O−Rd」をいう。
「置換されるフェニル」は置換されるアリールについて定義される基から選ばれる1〜3の置換基を有するフェニル基をいう。
「スルファニルアルキル」は、1以上の−SH基で置換されるアルキルをいい、ここで、2のチオール基が存在する場合、それらは同じ炭素原子上にない。スルファニルアルキル基の例は、例えば、スルファニルメチル、2−スルファニルエチル、2−スルファニルプロピル等を含む。
「治療的に有効な量」は、疾患を治療するために哺乳類に投与されるとき、上記疾患のための上記治療に影響するのに十分な化合物の量を意味する。「治療的に有効な量」は上記化合物、上記疾患及びその重篤さ並びに処置される哺乳類の年齢、体重等に因り変化するであろう。
「治療する(処置する)」又は疾患の「治療(処置)」は:
(1)上記疾患を避けること、すなわち、上記疾患に暴露され又は罹患しやすくされうるが上記疾患の症状をいまだ経験しない又は示さない哺乳類において上記疾患の臨床的症状を発展しないようにすること、
(2)上記疾患を阻害すること、すなわち、上記疾患又はその臨床的症状の発展を止める又は減少させること又は
(3)上記疾患を緩和すること、すなわち、上記疾患又はその臨床的症状の退行を引き起こすこと
を含む。
本発明に係る化合物は一般的にIUPAC又はCAS命名法にしたがって命名される。当業者に周知の略語が使用されうる(例えば、フェニルについて「Ph」、メチルについて「Me」、エチルについて「Et」、時間(単数)又は時間(複数)について「h」及び室温について「rt」)。
別段の定めなき限り、本明細書中で使用される全ての技術及び科学用語は本発明が属する分野における当業者により通常理解されるものと同じ意味を有する。
本組成物及び方法が示される前に、本発明は、これらは変化しうるので、示される特定の方法、プロトコル、分析、及び試薬に限定されないことが理解されるべきである。本明細書中で使用される用語法は本発明の特定の態様を示すよう意図され、及び付属の請求項中に示される本発明の範囲を限定するとはいかなるようにも意図されないことも理解されるべきである。
本明細書中に示されるものと同じ又はそれに相当する方法及び材料が本発明の実施又は試験において使用されうるが、好ましい方法、装置、及び材料がここで示される。本明細書中に引用される全ての出版物は本発明に関連して使用されうる上記出版物中に報告される方法、試薬、及び道具を示す及び開示する目的のために、それらを全体として本明細書中に援用する。本明細書中のいかなるものも、本発明が先発明によって上記開示より前に起こるとされない承認として解釈されるべきでない。
本発明の実施は、別段の定めなき限り、本分野の能力の範囲内の化学、生化学、分子生物学、細胞生物学、及び薬理学の慣用の方法を使用するであろう。上記技術は文献中で完全に説明される。
一般合成スキーム
本発明に係る化合物は以下に示される反応スキーム中に示される方法により作出されうる。
これらの化合物の調製において使用される出発物質及び試薬はToranto Research Chemicals(North York, ON Canada)、Aldrich Chemical Co.(Milwaukee, Wisconsin, USA),Bachem(Torrance, California, USA)、Emka−Chemie又はSigma(St. Louis, Missouri, USA)の如き商業的な供給者から入手可能である又はFieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis, Volumes 1−15(John Wiley and Sons, 1991)、Rodd’S Chemistry of Carbon Compounds, Volumes 1−5 and Supplementals(Elsevier Science Publishers, 1989)、Organic Reactions, Volumes 1−40(John Wiley and Sons, 1991)、March’s Advanced Organic Chemistry,(John Wiley and Sons, 4th Edition)、及びLarock’s Comprehensive Organic Transformations(VCH Publishers Inc., 1989)の如き引用文献中に示される手順にしたがって当業者に知られる方法により調製される。これらのスキームは本発明に係る化合物が合成されうるいくつかの方法の単に例示であり、及びこれらのスキームへのさまざまな改変が成されうる及び本開示を引用した当業者に提示されるであろう。
それは当業者に明らかであろうように、慣用の保護基はある官能基が所望されない反応に進むことを避けるために必要でありうる。さまざまな官能基に好適な保護基、及び特定の官能基を保護する及び脱保護するのに好適な条件は本分野において周知である。例えば、多くの保護基はT. W. Greene and G. M. Wuts, Protecting Groups in Organic Synthesis, Second Edition, Wiley, New York, 1991、及びその中に引用される引用文献中に示される。
上記反応の出発物質及び中間体は、非限定的に、ろ過、蒸留、結晶化、クロマトグラフィー等を含む慣用の技術を用いて、所望の場合単離され及び精製されうる。上記物質は物理的定数及びスペクトルデータを含む、慣用の方法を用いて特徴付けられうる。
本発明に係る化合物は典型的に1以上のキラル中心を含むであろう。したがって、所望の場合、上記化合物は純粋な立体異性体として調製され又は単離されうる。全ての上記立体異性体(及び濃縮された混合物)は、別段の定めなき限り、本発明の範囲内に含まれる。純粋な立体異性体(又は濃縮された混合物)は、例えば、光学活性出発物質又は本分野において周知の立体選択試薬を用いて調製されうる。あるいは、上記化合物のラセミ混合物は、例えば、キラルカラムクロマトグラフィー、キラル分解剤等を用いて分離されうる。
本発明に係る化合物の調製
一般的に、本発明に係る式(I)の化合物を調製するために、適切に7−置換されたリンコサミン中間体及び適切に置換されたピローリヂニル又はピペリヂル、アゼチヂニル又はアゼパンカルボン酸は反応条件下で、好ましくは、カップリング試薬及び有機塩基の存在下で、不活性有機溶媒中で縮合される。この反応は、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロフォスフェート(HATU)、カルボヂイミドを伴う1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(HOBT)、イソブチルクロロフォルメート等の如きいくつかの既知のカップリング試薬で行われうる。好適な有機塩基はヂイソプロピルエチルアミン(DIEA)、トリエチルアミン(TEA)、ピリヂン、N−メチルモルフォリン等を含む。使用されうる好適な不活性有機溶媒は、例えば、N,N−ヂメチルフォルムアミド、アセトニトリル、ヂクロロメタン等を含む。この反応は典型的に約0℃〜約50℃の範囲内の温度でリンコサミンに対して過剰のカルボン酸を用いて行われる。上記反応は約2〜12時間で典型的に起こる完了まで続けられる。
本発明において定義される(すなわち、R2/R3)適切に7−置換されたリンコサミン中間体は、Hoeksema, H. et al., Journal of the American Chemical Society, 1967, 89 2448−2452により示されるように調製されうるメチル6−アミノ−6,8−ヂデオキシ−1−チオ−エリスロ−α−D−ガラクト−オクトピラノシドから当業者に周知の方法により合成される。7−置換リンコサミン中間体についての例示的な合成は以下のスキーム1〜6中に示される。
本発明において定義される(すなわち、R2/R3)追加の適切に7−置換されたリンコサミン中間体は、米国特許第3,086,912号(R2=OH、R3=H)、米国特許第3,496,136号、米国特許第3,502,646号又は好ましくは欧州特許第0161794号(R2=ハロゲン、R3=H)、米国特許第3,179,565号(R2=SR、R3=H)、米国特許第3,544,551号(R2=SH、R3=H)中に開示されるようにメチル6−アミノ−6,8−ヂデオキシ−1−チオ−エリスロ−α−D−ガラクト−オクトピラノシドから当業者に周知の方法により合成される。
本発明において定義される(すなわち、R9)適切に置換されたピローリヂニル又はピペリヂルカルボン酸中間体もまたプロリン及びピリヂンから当業者に周知の方法により合成される。本発明に係るカルボン酸中間体の合成において使用されうるプロリン及びピリヂンは、例えば、4−オキソプロリン及び4−置換ピリヂンを含む。上記合成において使用されるプロリン及びピリヂンはAldrich及びSigmaの如き売主から商業的に入手可能である。あるいは、これらのプロリン及びピリヂンは本分野において周知の方法により調製されうる。適切に置換されるピローリヂニル又はピペリヂルカルボン酸中間体についての例示的な合成は以下のスキーム7〜12中に示される。
以下のスキーム1は、PがN−保護基、好ましくはCbz又はBocである、及びR1は式(I)について定義されるとおりである、リンコサミン中間体1cの一般合成を示す。
Figure 2007516172
スキーム1. リンコサミン中間体1cの一般合成。
(a)N−保護(Boc,Cbz);(b)O−シリル保護(TMS);(c)Swern酸化。
スキーム1中に示されるように、メチル6−アミノ−6,8−ヂデオキシ−1−チオ−エリスロ−α−D−ガラクト−オクトピラノシド1aをHoeksema, H. et al., Journal of the American Chemical Society, 1967, 89 2448−2452により示されるように調製する。生成物1aのアミノ官能基及びヒドロキシ官能基をその後好適な保護基で保護する。好適なN−保護基(P)はニ炭酸ヂ−t−ブチル、N−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシンイミド等の添加により形成されうる。上記ヒドロキシ基はシリルエーテルとして保護されうる。上記ヒドロキシ基はトリエチルアミンの如き適切な有機塩基の存在下でのN,O−ビス−(トリメチルシリル)−トリフルオロアセトアミド又はトリエチルアミンの如き有機塩基の存在下での塩化トリメチルシリルとの反応によりトリメチルシリル(TMS)エーテルに変換されうる。上記N−保護は典型的に上記O−保護の前に達成される。上記溶媒の蒸発後のシリカ上での上記粗い生成物のクロマトグラフィーは保護された生成物1bを提供する。
1bの7−O−トリメチルシリル基を化学選択的に脱保護し、及び酸化し、7−ケト−リンコサミン誘導体1cを提供する。この選択的変換はヂクロロメタンの如き不活性有機溶媒中のヂメチルスルフォキシド及び塩化オキサリルへの上記保護された生成物1b、続いてトリエチルアミンの如き適切な有機塩基の添加により行われる。あるいは、上記変換は不活性有機溶媒中のヂメチルスルフォキシド及びトリフルオロ酢酸無水物の如き適切な活性化剤への1bの添加により行われうる。上記反応は典型的に約−70℃の範囲内の温度で行われる。生ずる反応混合物を低い温度で攪拌し、及びその後約−50℃まで温める。上記反応をこの第二の温度で約1時間〜3時間維持する。上記反応混合物にTEA、ピリヂン等の如き好適な有機塩基を添加する。上記反応混合物を適切に進め、生成物1cを得る。1bの1cへの変換において使用される条件の一般的なクラスはSwern酸化条件として本分野において知られる。
以下のスキーム2は、PがN−保護基、好ましくはCbz又はBocであり、R3は水素であり、R2’は式(I)について定義されるR2と一致し、及びR1は式(I)について定義されるとおりである、リンコサミン中間体2bの一般合成を示す。
Figure 2007516172
スキーム2. リンコサミン中間体2bの一般合成。
(a)Wittigオレフィン化(R 2’ CH 2 Ph 3 + - 又はR 2’ CH 2 PO(OEt) 2 、塩基、溶媒);(b)H 2 /Pd、(c)Global脱保護。
スキーム2中に示されるように、ケト−リンコサミン中間体1cをWittig又はHorner−Wadsworth−Emmons反応を用いて反応させ、アルケンを形成させる。この反応において、好適なフォスフォニウム塩又はフォスフォネートを強い塩基を用いて脱プロトン化し、リンイリドを形成させる。使用されうる好適なフォスフォニウム塩は、トリフェニルフォスフィン及びアルキルハライドの反応により調製されうるアルキルトリフェニルフォスフォニウムハライドである。好適な亜リン酸化合物は、例えば、臭化メチルトリフェニルフォスフォニウム、ヂエチル(シアノメチル)フォスフォネート等を含む。上記イリドを形成するために使用されうる好適な強い塩基はオルガノリチウム試薬、カリウム第三−ブトキシド等を含む。リンイリドの形成は典型的に低い温度でトルエン、THF等の如き不活性有機溶媒中でN2の如き不活性気体下で行われる。
上記リンイリドの形成後、上記生成物1cを上記反応に添加する。上記反応は便利に−40℃〜室温の温度で行われうる、及び完了まで、典型的に1〜4時間攪拌される。生ずる有機溶液を進め、シリカ上での上記粗い生成物のクロマトグラフィーによりアルケン生成物2aを得る。
上記生成物2aをその後水素化し、飽和生成物2bを得る。上記水素化は典型的にParr瓶中で炭素上の10%パラヂウムを用いてメタノール、エタノール等の如き極性有機溶媒中で行われる。上記瓶をパージし、及び約50〜70psiまでH2を満たし、及び完了まで、典型的に約12〜24時間振る。生ずる反応混合物を、例えば、セライトをとおしてろ過し、及びメタノールの如き極性有機溶媒ですすぐ。上記有機溶液を、乾燥した洗浄されたDowex 50w−400x H+ formを含む樹脂じょうごに移すことにより進め、及び振る。上記樹脂をメタノール及び水で洗浄した後、上記生成物2bをMeOH中の5%TEAで洗浄することにより上記樹脂から溶離する。上記生成物はまたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによっても精製されうる。
スキーム3は、PがN−保護基、好ましくはCbz又はBocであり、R2又はR3のうちの1はアルキルであり、及び他方は−OHであり、及びR1は式(I)について定義されるとおりである、リンコサミン中間体3bの一般合成を示す。
Figure 2007516172
スキーム3. リンコサミン中間体3bの一般合成。
(a)R 2 M(炭素求核試薬);(b)(i)TMS脱保護(H + 又はF - )及び(ii)N−脱保護
スキーム3中に示されるように、好適な炭素求核試薬を好適な不活性有機溶媒中で7−ケトリンコサミン中間体1cに添加し、7−ヒドロキシリンコサミン中間体3bを得る。好適な炭素求核試薬は塩化メチルマグネシウム、ヂエチル亜鉛、ナトリウムアセチリド等を含み、及び使用されうる好適な不活性有機溶媒はTHF、ヂエチルエーテル、トルエン等を含む。上記反応は典型的に低い温度で、約0℃で約3〜5時間行われる。上記反応をその後飽和水性NH4Cl/H2Oの如き飽和水性酸溶液で停止させる。上記停止された混合物をその後進め、及びクロマトグラフィーにより精製し、上記生成物3bを得うる。
以下のスキーム4は、PがN−保護基、好ましくはBocであり、R1は式(I)について定義されるとおりであり、及びR2/R3はオキシム(=NOR7)であり、ここで、R7は式(I)について定義されるとおりである、リンコサミン中間体4bの一般合成を示す。
Figure 2007516172
スキーム4. 7−オキシム−リンコサミン4bの一般合成。
(a)H 2 NOR 7 ・HCl、ピリヂン、EtOH(b)TFA
スキーム4中に示されるように、上記リンコサミン中間体1cをO−トリメチルシリルヒドロキシルアミン、塩酸O−アルキルヒドロキシルアミン(例えば、塩酸O−メチルヒドロキシルアミン)等の如き好適な試薬の存在下で攪拌することによりオキシムに変換する。上記反応は典型的にメタノールの如き極性有機溶媒中で行われる。上記反応は便利に室温で約8〜24時間行われうる。上記溶媒を除去し、N−保護生成物4aを得る。
上記保護基の除去はヂクロロメタン、ヂクロロエタン、ヂオキサン、THF等の如き不活性有機溶媒中でトリフルオロ酢酸(TFA)、塩酸、p−トルエンスルフォン酸等の如き酸で行われうる。上記除去を典型的に低い温度、例えば、0℃で行い、及びその後徐々に室温まで温め、生成物4bを得る。
以下のスキーム5は、R2及びR3が両方フッ素であり、PがN−保護基、好ましくはCbz又はBocであり、及びR1は式(I)について定義されるとおりである、リンコサミン中間体5bの一般合成を示す。
Figure 2007516172
スキーム5. 7−デオキシ−7,7−ヂフルオロリンコサミン5bの一般合成。
(a)F - ;(b)Ac 2 O、ピリヂン、DMAP;(c)DAST;(d)TFA
スキーム5中に示されるように、上記リンコサミン中間体1cを不活性有機溶媒中で好適なフッ化物と接触させる。使用されうる好適なフッ化物はフッ化テトラブチルアンモニウム、Amberlite樹脂A−26F- form、HF・ピリヂン等を含む。好適な不活性有機溶媒はTHF、アセトニトリル、ヂクロロメタン、ヂオキサン等を含む。上記反応は便利に室温で約1〜2時間行われうる。上記生成物(示されていない)はシリカゲルカラム上で精製されうる。
上記カラムから得られた生成物上のO−保護基を、例えば、ヂクロロメタン及びピリヂンの如き、不活性有機溶媒及び有機塩基の好適な混合物中での無水酢酸及びヂメチルアミノピリヂン(DMAP)との接触により変換する。上記反応は便利に室温で約6〜12時間行われうる。上記生成物をシリカゲルカラム上で精製し、生成物5aを得うる。
上記生成物5aを好適なフッ素化試薬と接触させ、及びその後N−保護基を除去し、生成物5bを得る。使用されうる好適なフッ素化試薬は、例えば、ヂメチルアミノ硫黄三フッ化物、[ビス(2−メトキシエチル)−アミノ]硫黄三フッ化物等を含む。上記反応は典型的に室温でヂクロロメタン、酢酸エチル、THF等の如き不活性有機溶媒中で約6〜12時間行われる。
上記保護基の除去はヂクロロメタン、ヂクロロエタン、ヂオキサン、THF等の如き不活性有機溶媒中でトリフルオロ酢酸(TFA)、塩酸、p−トルエンスルフォン酸等の如き酸で行われうる。上記除去を典型的に低い温度、例えば、0℃で行い、及びその後徐々に室温まで温め、生成物5bを得る。
以下のスキーム6は、PがN−保護基、好ましくはトリフルオロアシルであり、R2及びR3のうちの1は水素であり、及び他方はCl、Br又はIであり、及びR1は式(I)について定義されるとおりである、リンコサミン中間体6bの一般合成を示す。
Figure 2007516172
スキーム6. 7−デオキシ−7−ハロリンコサミン6bの一般合成。
(a)メチルトリフルオロ酢酸、トリエチルアミン;(b)ハロゲン化試薬(すなわち、PPh 3 2 、ここで、X=Cl、Br、I又は好ましくは1−N−(ハロメチレン)ピペリヂン塩);(c)水性塩基(すなわち、KOH、アンモニア)。
スキーム6中に示されるように、リンコサミン中間体1aを好適な有機溶媒中で塩基の存在下で好適なトリフルオロアシル化試薬でN−保護する。好適なトリフルオロアシル化試薬はメチルトリフルオロ酢酸、エチルトリフルオロチオ酢酸、トリフルオロ酢酸無水物等を含む。好適な有機溶媒はメタノール、THF、アセトニトリル、ヂクロロメタン、ヂオキサン等を含む。上記反応は便利に環境温度で約2〜4時間行われうる。保護されたリンコサミド中間体6aは結晶化により精製され又は次の反応において粗いまま使用されうる。
保護された中間体6aの7−位のハロゲン化はMagerlein, B. J.;Kagen, F. Journal of Medicinal Chemistry, 1969, 12, 780−784により示されるように好適なRydon試薬又は欧州特許第0161794号中に開示されるようにアミドハライド塩との接触により達成される。好適なRydon試薬はアセトニトリル、ヂクロロメタン、ヂクロロエタン又はトルエンの如き不活性有機溶媒中の二塩化トリフェニルフォスフェン、二臭化トリフェニルフォスフェン等を含む。好適なハロアミド塩試薬はアセトニトリル、ヂクロロメタン、ヂクロロエタン又はトルエンの如き不活性有機溶媒中の塩化1−N−(クロロメチレン)−ピペリヂン、塩化1−N−(クロロメチレン)−N−メチルメタニニウム等を含む。上記反応は典型的に過剰のハロゲン化試薬を伴って約24℃〜70℃の範囲の温度で16〜24時間行われる。水性塩基中の上記ハロゲン化生成付加物(示されていない)の加水分解及び上記保護基の除去は7−デオキシ−7−ハロリンコサミド中間体6bを提供する。好適な塩基はNaOH、KOH及び水又は水とメタノール、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ヂオキサン等の如き混和性の有機溶媒の混合物中の濃縮アンモニアである。上記反応は典型的に粗い7−デオキシ−7−ハロリンコサミド中間体6bを沈殿する条件下で行われる。7−デオキシ−7−ハロリンコサミド中間体6bは適切な溶媒又は溶媒系からの結晶化により精製されうる。
あるいは、1cは、欧州特許第0161794号中に開示されるように好適なRydon試薬又はアミドハライド塩との接触により米国特許第3,496,136号又は米国特許第3,502,646号中に開示されるように直接的にハロゲン化されうる。水性塩基中の上記ハロゲン化生成付加物(示されていない)の加水分解は7−デオキシ−7−ハロリンコサミド中間体6bを提供する。
以下のスキーム7は、R9’’がアルキル又は置換されるアルキルである、トランスR9’’−プロリン中間体7dの一般合成を示す。
Figure 2007516172
スキーム7. トランス−アルキルプロリン7dの一般合成。
(a)(i)LiHMDS、THF −78℃、(ii)ブロモアルケン;(b)(i)LiBHEt 3 、THF −78℃、(ii)BF 3 OEt 2 、Et 3 SiH;(c)H 2 Pd/C。
スキーム7中に示されるように、保護された5−オキソプロリン7aをZhang, R.;et al., Journal of the American Chemical Society, 1998,120 3894−3902による文献手順中に示されるように、好適な塩基でエノール化し、及びその後不活性有機溶媒中で好適なアルキル化剤でアルキル化し、ラクタム7b(R9’はアルケニルである)を得る。化合物7aはBachemの如き売主から商業的に入手可能である。あるいは、7aは本分野において周知の方法により調製されうる。好適な塩基性エノール化剤はLiHMDS、LiN(iPr)2等を含み、及び好適なアルキル化剤はアリル酸及びベンジル酸ブロミド、例えば、4−ブロモ−2−メチル−2−ブテン及びシス−1−ブロモ−2−ペンテン、アリルブロミド等を含む。
上記ラクタム7bを好適な還元剤を用いて還元し、R9’がアルケニルであるピローリヂン7cを得る。上記還元は上記ラクタムのヘミアミナールへのSuperhydride(商標)還元及び続く上記ヘミアミナールの還元を含む2段階シークエンスにより行われる。使用されうる好適な還元剤はEt3SiH/BF3・OEt2、Et3SiH/TiCl4等を含む。
上記ピローリヂン7cをその後同時にR9’置換基内の不飽和を除去し及びカルボン酸からベンジル保護基を除去するために水素化し、生成物7dを得る。上記水素化は典型的にParr瓶中で炭素上の10%パラヂウムを用いてメタノール、エタノール等の如き極性有機溶媒中で行われる。上記瓶をパージし、及び約50〜70psiまでH2で満たし、及び完了まで、典型的に約5〜24時間振る。上記反応混合物を、例えば、セライトパッドをとおしてろ過し、及びメタノールの如き極性有機溶媒で洗浄する。上記混合された洗浄物及びろ過物の蒸発は、R9’’がアルキル又は置換されるアルキルである生成物7dを与える。
以下のスキーム8は、R9’がアルケニル又は置換されるアルケニルであり、及びR9’’がアルキル又は置換されるアルキルであるトランス−R9−プロリン中間体8b及び8cの一般合成を示す。
Figure 2007516172
スキーム8. R 9’ がアルケニルであり、及びR 9’’ がR 9’ の飽和形である、トランス−R 9 −置換プロリン8b、及びR 9’ がアルケニル又は置換されるアルケニルである、8cの一般合成。(a)i.O 3 、DCM、−78℃、ii.DMS;(b)R 9’ CH 2 + Ph 3 塩、塩基;(c)H 2 、Pd/C;(d)Aq.LiOH,THF.
スキーム8中に示されるように、上記生成物7cをオゾン分解し、アルデヒドを得、それをその後Wittig条件下で処理し、8aを得る。上記オゾン分解反応は典型的に低温、例えば、−78℃でヂクロロメタン、ヂオキサン、THF等の如き無水不活性有機溶媒中で行われ、続いて上記反応はDMS、Ph3Pの如き還元剤で停止される。
上記アルデヒドを不活性有機溶媒中で強い塩基の存在下で好適なフォスフォニウム塩と反応させる。使用されうる好適なフォスフォニウム塩は、例えば、塩化フルオロベンジルフォスフォニウム、塩化4−クロロベンジルフォスフォニウム、ヂブロモフルオロメタン及びトリフェニルフォスフィン等を含む。使用されうる好適な塩基はカリウムt−ブトキシド、オルガノリチウム試薬、及び活性化亜鉛を含む。使用されうる好適な有機溶媒はトルエン、THF、ヂメチルアセトアミド等を含む。上記反応は典型的に激しい攪拌を伴って、窒素下での如き不活性気体中で行われる。上記反応は典型的に室温〜約110℃で1〜2時間行われる。生ずる反応混合物を適切に進め、及びクロマトグラフィーにより精製し、8bを得うる。
上記中間体8bをその後水素化し、生成物8cを得る。上記水素化を典型的にParr瓶中で炭素上の10%パラヂウムを用いてメタノール、エタノール等の如き極性有機溶媒中で行う。上記瓶をパージし、及び約40〜70psiまでH2で満たし、及び完了まで、典型的に約4〜24時間振る。上記反応混合物を、例えば、セライトパッドをとおしてろ過し、及びメタノールの如き極性有機溶媒で何回か洗浄する。上記混合した洗浄物及びろ過物の蒸発は、R9’’がアルキル又は置換されるアルキルであり、及び生成物8bの飽和形に一致する生成物8cを与える。
あるいは、中間体8bは水性アルカリ及び混和性有機共溶媒との接触により当業者に周知の方法によりケン化され、R9’不飽和アミノ酸中間体8cを提供しうる。
以下のスキーム9は、R9が式(I)について定義されるとおりであるプロリン中間体9dの一般合成を示す。
Figure 2007516172
スキーム9. シス−R 9 又はトランス−R 9 置換環状アミノ酸9dの一般合成
(a)活性化試薬すなわち、((Ts) 2 O、ピリヂン又はPPh 3 Br 2 )(b)求核試薬、塩基(RSH、MTBU)、DMF(c)LiOH、THF、H 2 O。
以下のスキーム10は、R9が式(I)について定義されるとおりである置換ピリヂンカルボン酸中間体10bの、Shuman, R. T.;Journal of Organic Chemistry.1990, 55, 741−750中に示される、一般合成を示す。
Figure 2007516172
スキーム10. 置換ピリヂン−2−イルカルボン酸10bの一般合成。
スキーム10中に示されるように、適切に置換されたピリヂンを不活性有機溶媒中で好適な酸化剤と接触させる。上記適切に置換されたピリヂン出発物質はAldrich及びSigmaの如き売主から商業的に入手可能である。あるいは、これらのピリヂンは本分野において周知の方法により調製されうる。使用されうる好適な酸化剤は過酸化水素、MCPBA等を含む。上記反応は典型的に還流で6〜12時間行われる。上記反応混合物をその後好適なシアニド試薬と接触させ、シアノ−置換ピリヂン10aを得る。使用されうる好適なシアニド試薬はトリメチルシリルシアニド、HCN等を含む。好適な不活性有機溶媒はヂクロロメタン、ヂオキサン、THF等を含む。上記反応は便利に室温で約6〜12時間行われうる。上記反応混合物を進め、シアノ−置換ピリヂン10aを得る。
上記シアノ−置換ピリヂン10aをその後好適な酸との接触により加水分解し、ピリヂン−2−イルカルボン酸10bを得る。上記シアノ基をカルボン酸に加水分解するために好適な酸は塩酸、水性硫酸等を含む。上記反応は典型的に還流で6〜12時間行われる。
以下のスキーム11は、R9が式(I)について定義されるとおりである、ピリヂン及びピペリヂン中間体の一般合成を示す。
Figure 2007516172
スキーム11. 4−置換中間体11c、11d、及び11eの一般合成。
(a)SOCl 2 、MeOH(示されていない)、(b)HI、H 2 PO 3 、(c)MeOH、H 2 SO 4 (cat.)、(d)Pd(OAc) 2 、CuI、PPh 3 R9’アルキン(e)PtO 2 、H 2 、H + (f)N−保護試薬(すなわち、(Boc) 2 O、CbzCl ect.)塩基(g)水性LiOH、ヂオキサン。
以下のスキーム12は、R9が式(I)について定義されるとおりである、プロリン中間体12dの一般合成を示す。
Figure 2007516172
スキーム12. 4−ケトピローリヂン(m=1)及び4−ケトピペリヂン(m=2)12aからのプロリン中間体12dの一般合成。
(a)テトラアリルスズ、BF 3 ・Et 2 O又はR 9 M(R 9 炭素求核試薬)(b)DAST(c)H 2 /Pd(d)水性LiOH又は適切なカルボキシレート脱保護条件。
スキーム12中に示されるように、ケトプロリン12aをアリル化し、ヒドロキシアリルプロリンを形成し、そのヒドロキシ官能基を続いてフッ素により置換する。上記アリル二重結合の水素化はフルオロアルキルプロリン12cを提供し、それを脱保護し、12dを形成させる。
以下のスキーム13は上記スキーム1〜6中に示されるように調製されるリンコサミン中間体、及び上記スキーム7〜12中に示されるように調製されるピローリヂニル又はピペリヂルカルボン酸のカップリング反応を示し、ここで、R1、R2、R3、R6、及びR9は式(I)について定義されるとおりであり、及びP1は好適なO−保護基であり、及びP2は好適なN−保護基である。
Figure 2007516172
スキーム13. 一般カップリング及び脱保護方法。
スキーム13中に示されるように、適切に7−置換されたリンコサミン中間体(例えば、スキーム1〜6のいずれか1にしたがって調製される)及び適切に置換されたピローリヂニル又はピペリヂルカルボン酸(例えば、スキーム7〜9又は11〜12のいずれか1にしたがって調製される)を反応条件下で、好ましくはカップリング試薬及び有機塩基の存在下で、不活性有機溶媒中で縮合する。この反応は、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロフォスフェート(HATU)、カルボヂイミドを伴う1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(HOBT)、イソブチルクロロフォルメート等の如き、いくつかの既知のカップリング試薬で行われうる。好適な有機塩基はヂイソプロピルエチルアミン(DIEA)、トリエチルアミン(TEA)、ピリヂン、N−メチルモルフォリン等を含む。使用されうる好適な不活性有機溶媒は、例えば、N,N−ヂメチルフォルムアミド、アセトニトリル、ヂクロロメタン等を含む。この反応は典型的に約0℃〜約50℃の範囲の温度でリンコサミンに対して過剰のカルボン酸を用いて行われる。上記反応は、典型的に約2〜12時間で起こる完了まで続けられる。
上記保護基の除去はヂクロロメタン、ヂクロロエタン、ヂオキサン、THF等の如き不活性有機溶媒中で、トリフルオロ酢酸(TFA)、塩酸、p−トルエンスルフォン酸等の如き酸で行われうる。上記除去を典型的に低い温度、例えば、0℃で行い、及びその後徐々に室温まで温め、生成物を得る。
またスキーム13中に示されるように、適切に7−置換されたリンコサミン中間体(例えば、スキーム1〜6のいずれか1にしたがって調製される)及び適切に置換されたピリヂン−2−イルカルボン酸(例えば、スキーム10にしたがって調製される)を上記に示されるように、反応条件下で、好ましくはカップリング試薬及び有機塩基の存在下で不活性有機溶媒中で縮合する。
上記ピリヂン13bを水素化し、ピペリヂル生成物を得る。上記水素化は典型的にParr瓶中でHCl、酢酸等の如き酸の存在下で酸化プラチナ(IV)を用いてメタノール、エタノール等の如き極性有機溶媒中で行われる。上記瓶をパージし、及び約40〜70psiまでH2で満たし、及び完了まで、典型的に約24時間振る。上記反応混合物を、例えば、セライトパッドをとおしてろ過し、及びメタノールの如き極性有機溶媒で何回か洗浄する。上記混合した洗浄物及びろ過物の蒸発はピペリヂル生成物を与える。
ピリヂン13bを提供するピリヂンカルボン酸及びリンコサミンのカップリング、続いてピペリヂル生成物への還元はまたBirkenmeyer, R. D;et al.; Journal of Medicinal Chemistry 1984, 27, 216−223中に示されるように行われうる。
以下のスキーム14は上記スキーム1〜6中に示されるように調製されるリンコサミン中間体、及び上記スキーム7〜12中に示されるように調製されるピローリヂニル又はピペリヂルカルボン酸のカップリング反応を示し、ここで、R1、R2、R3、及びR9は式(I)について定義されるとおりであり、及びPは好適なN−保護基である。本明細書中に示されるカップリング反応はまたアゼチヂニル及びアゼパンカルボン酸をカップリングするために使用されうる。
Figure 2007516172
スキーム14. 4−チオエーテルリンコサミド14cの一般合成。
(a)(TEA,CF 3 COOEt)(b)MTL,BSTFA,TEA,HATU(c)Dowex H + 樹脂 MeOH。(d)(Ac) 2 O,ピリヂン,DMAP(e)TFA,DMS,DCE,H 2 O(f)(Ts) 2 O,ピリヂン,DCM(g)R 9 H,MTBU(R 9 はアルキルスルファニル又は置換されるアルキルスルファニル置換基が導入されるように選択される;スルフォキシド又はスルフォン置換基はまた本発明の範囲内であり、及び本分野において周知の慣用の酸化法により得られうる)(h)MeONa,MeOH.
スキーム15は、R2、R3、R9は式(I)について定義されるとおりである、及びP1及びP2はそれぞれ、好適なN−及びO−保護基を示す、保護された1−アリル酸中間体15b、15c、15e、15fを構築するための一般合成方法を示す。
Figure 2007516172
スキーム15. 保護された1−アリル酸中間体15b、15c、15e、15fを構築する一般合成。
(a)DAST,NBS(b)BF 3 ・Et 2 O,CH 3 CN,TMS,CH 2 CH=CH 2
スキーム15において、P1及びP2は優先的に特異に除去可能な保護基である。フルオロ置換基によるメチルスルファニル(メチルスルファニル)基の置換はN−ブロモスクシンイミド(NBS)の存在下での及びヂクロロメタン(DCM)の如き好適な溶媒中でのDASTとの接触により達成され、それは化合物15b及び15eを提供する。
今度は、上記フルオロ基をトリフルオロホウ酸ヂエチルエーテル複合体の存在下でのトリメチルアリルシランとの接触により置換し、アリル置換基を形成させる。続く、トリフルオロ酢酸(TFA)でのBoc(t−ブトキシカルボニル)保護基の除去は脱保護生成物を提供する。あるいは、1−デス(メチルスルファニル)−1−フルオロ−2,3,4−トリ−O−ベンジル−7−デオキシ−7−メチルリンコサミンの慣用の脱フッ素化は1−デス(メチルスルファニル)−2,3,4−トリ−O−ベンジル−7−デオキシ−7−メチルリンコサミン(すなわち、R1は水素である)をもたらす。
ヂメチルフォルムアミド(DMF)及びトリエチルアミン(TEA)中のO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロフォスフェート(HATU)の如きカップリングプロモーターの存在下での、1−デス(メチルスルファニル)−1−アリル−2,3,4−トリ−O−ベンジル−7−デオキシ−7−メチルリンコサミンとのN−Boc−4−ペンチル−プロリンのカルボキシル基の慣用のアミドカップリングは化合物15c及び15fをもたらす。化合物15c及び15fのアリル基はリンコサミン基の1−位での多くの改変のための容易な源を提供する。
スキーム16は、R1がアルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニルであり、R2、R3、R9は式(I)について定義されるとおりであり、及びP1及びP2はそれぞれ、好適なN−及びO−保護基を示す、構築物の一般合成方法を示す。
Figure 2007516172
スキーム16. スルファニル基によるフルオロの置換
スキーム16は、好適なスルファニル基による1−フルオロ基の求核置換がリンコサミン基上で達成され、化合物16aを形成し又はカップリングされたリンコサミン誘導体上で達成され、化合物16bを形成しうることを示す。上記求核置換は本分野において周知の慣用の技術を用いて起こる。
スキーム17は1−位でアルコール及びエーテル置換基を構築するための一般合成方法を示し、ここで、R2、R3、R9は式(I)について定義されるとおりであり、P1及びP2はそれぞれ、好適なN−及びO−保護基を示し、及びRは水素、アルキル、置換されるアルキル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール又は置換されるヘテロアリールである。
Figure 2007516172
スキーム17. アルコール及びエーテル1−位リンコサミン誘導体の一般合成。
(a)i.O 3 −78℃〜0℃,ii.NaBH 4 (b)RX,塩基、ここで、Rは水素、アルキル、置換されるアルキル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、及び置換されるヘテロアリールから成る群から選ばれうる。
スキーム17は、1−(デススルファニルメチル)−1−アリル−リンコサミン誘導体が対応するアルデヒドに酸化され、それはオゾン分解、続いて好ましくはメタノールの如きプロトン溶媒中でのナトリウムボロヒドリドでの還元の如き慣用の方法により第一アルコールに還元されうることを示す。続いて、上記第一アルコールをナトリウムヒドリドの如き適切な塩基及び好適なアルキルハライドと接触させ、リンコサミン基として又はカップリングされたリンコサミン誘導体としてエーテル誘導体を形成させ、それぞれ、化合物17c及び17fを得る。
スキーム18は、R2、R3、R9は式(I)について定義されるとおりであり、Pは好適なN−保護基であり、及びR1は、それぞれ、スキーム15、16、及び17と一致する、15f、16b、及び17fについての脱保護スキームを示す。
Figure 2007516172
スキーム18は、慣用の脱保護は式(I)の化合物をもたらすことを示す。
以下のスキーム19は、R6はアルキル又はヒドロキシアルキルであり、及びR1、R2、R3、及びR9は式(I)について定義されるとおりである、ピローリヂニル又はピペリヂル環の窒素のアルキル化を示す。
Figure 2007516172
スキーム19. 1’−N−置換リンコサミドの一般合成。(a)アルキル化剤
スキーム19中に示されるように、上記リンコサミン18aを好適な塩基の存在下でのアルキル化剤との接触によりN−置換し、生成物18bを得うる。使用されうる好適なアルキル化剤はエポキシド、臭化アルキル等を含む。使用されうる好適な塩基は炭酸カリウム、炭酸セシウムトリエチルアミン等を含む。上記アルキル化反応は典型的にメタノール又はDMFの如き極性有機溶媒中で行われる。上記アルキル化反応は典型的に0℃〜−10℃の範囲の低い温度で10〜20時間行われる。
スキーム20において、R2、R3、R6及びR9は式(I)について定義されるとおりであり、P2は好適なO−保護基である。
Figure 2007516172
以下のスキーム21は不飽和N−保護アミノ酸21k環の合成を許容する用途の広い合成シークエンスを示し、ここで、m及びR9は式(I)について定義されるとおりである。
Figure 2007516172
(a)NaH,R 9 Br,DMF(b)KOH,H 2 O,EtOH(c)CH 2 O(水性),ピペリヂン,EtOH(d)DIBALH,CH 2 Cl 2 (e)PBr 3 ,Et 2 O(f)ブロモ酢酸エチル(g)HCl/ヂオキサン(h)LiOt−Bu,THF(i)21d,LiHMDS,LiCl,THF,0℃(j)Boc 2 O,Et 3 N,CH 2 Cl 2 (k)オレフィン複分解触媒CH 2 Cl 2 (l)1M NaOH(水性),MeOH。
スキーム21中に示されるように、好適なN−アリル酸アミノエステル21fはキラル補助剤としてはたらく偽エフェドリンと付属され、好適な臭化アリル酸21dでの上記炭素の立体特異的アルキル化を許容しうる。第二アミンの保護、続いてオレフィン複分解及びキラル補助剤の切断は4,5不飽和N−保護環状アミノ酸21kをもたらす。
Figure 2007516172
スキーム22. a.H + ,MeOH b.塩化2−ニトロベンゼンスルフォニル,2,4,6−コリヂン,ヂクロロエタン c.Cs 2 CO 3 ,TBABr,DMF,22c(Y=Br又はOTs)又はc.Mitsunobuアルキル化による PPh 3 ,ヂイソプロピルアジドヂカルボキシレート,22c(Y=OH) d.ベンジリデン[1,3−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)−2−イミダゾリヂニリデン]ヂクロロ−(トリシクロヘキシルフォスフィン)ルテニウム e.有機塩基(7−メチル,1,5,7−トリアザバイシクロ[4.4.0]デク−5−エン),チオフェノール f.(Boc) 2 O,TEA g.水性LiOH,ヂオキサン。
Figure 2007516172
スキーム23. C6リンコサミン誘導体の一般合成。
(a)R 20 +R 21 金属,Et 2 AlCl,Et 2 O;(b)(i)MsCl,Et 3 N,CH 2 Cl 2 ,(ii)Girard’s 試薬T,MeOH,(iii)トリフルオロ酢酸無水物,2,6−ルチヂン,CH 2 Cl 2 ;(c)(i)TFA,H 2 O,(ii)Ac 2 O,Et 3 N,DMAP,CH 2 Cl 2 ,(iii)HBr,AcOH,CH 2 Cl 2 ;(d)(i)AcOAg,AcOH,(ii)PCl 5 ,BF 3 .OEt 2 ,CH 2 Cl 2 ;(e)(i)MeSNa,HMPA,DMF,(ii)Ac 2 O,Et 3 N,DMAP,CH 2 Cl 2 ;(f)NaOH,H 2 O,MeOH.
Figure 2007516172
スキーム24. 2−置換エステルの一般合成。 a.(Boc) 2 O,水性KHCO 3 THF b.p−アニスアルデヒドヂメチルアセタール,PPTS, c.R 11 アシル化剤,塩基 d.TFA,DCE,水。
Figure 2007516172
スキーム25. トランス−アルキルアゼチヂンカルボンン酸の一般合成。
(a)(i)LDA,THF,0℃,(ii)ブロモアルカン又はブロモアルケン;(b)TMSCHN 2 ,MeOH,23℃;(c)(i)TMSCHN 2 ,MeOH,23℃,(ii)H 2 ,Pd/C,EtOAc,23℃;(d)Et 3 N.3HF,THF,23℃;(e)LiAlH 4 ,THF,68℃;(f)Boc 2 O,CH 2 Cl 2 ,23℃;(g)RuCl 3 .xH 2 O,NaIO 4 ,アセトン,H 2 O,23℃。
Figure 2007516172
スキーム26. アルデヒドを介したトランス−アルキルアゼチヂンカルボン酸の一般合成。
(a)TBSCl,イミダゾール,DMF,23℃;(b)(i)オゾン,CH 2 Cl 2 ,−78℃,(ii)PPh 3 ;(c)オレフィン化,R 1 2 CHP = Ph 3 - ,塩基,溶媒;(d)H 2 ,Pd/C,EtOAc,23℃又はKO 2 CN=NCO 2 K,AcOH,ヂオキサン,23℃;(e)TBAF,THF,23℃;(f)RuCl 3 .xH 2 O,NaIO 4 ,アセトン,H 2 O,23℃。
Figure 2007516172
スキーム27. ラセミシス4−置換中間体27aの一般合成及び2S,4R R 9 中間体27bを提供するための分解 (a)PtO 2 ,H 2 ,H + (b)(Boc) 2 O, - OH (c)i.キラルアミン、再結晶化 ii.H +
Figure 2007516172
スキーム28. 2−置換エステルの一般合成。 a.(Boc) 2 O,水性KHCO 3 THF b.p−アニスアルデヒドヂメチルアセタール,PPTS, c.R 11 アシル化剤,塩基 d.TFA,DCE,水。
(方法V)
医薬調剤
医薬として使用されるとき、本発明に係る化合物は通常医薬組成物の形態で投与される。これらの化合物は経口、非経口、経皮、静脈内、筋内、局所、直腸、及び鼻内を含むさまざまな経路により投与されうる。これらの化合物は注入可能な及び経口の組成物の両方として有効である。上記組成物は医薬分野において周知の様式で調製され、及び少なくとも1の活性化合物を含む。
本発明はまた1以上の医薬として許容される担体と共に、活性成分として1以上の上記の本発明に係る化合物を含む医薬組成物を含む。本発明に係る組成物の作出において、上記活性成分は通常賦形剤と混合され、賦形剤により希釈され又はカプセル、サシェ、紙又は他の容器の形態でありうる担体内に封入される。使用される賦形剤は典型的にヒト患者又は他の哺乳類への投与に好適な賦形剤である。上記賦形剤が希釈剤としてはたらくとき、それは上記活性成分のための媒体、担体又は媒体としてはたらく固体、半固体又は液体物質でありうる。したがって、上記組成物は錠剤、ピル、粉末、舐剤、サシェ、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁剤、エマルジョン、溶液、シロップ、エーロゾル(固体として又は液体媒体中)、例えば、10重量%までの活性化合物を含む軟膏、軟らかい及び硬いゼラチンカプセル、坐剤、滅菌注入可能溶液、及び滅菌包装粉末の形態でありうる。
調剤の調製において、他の成分と混合する前に適切な粒子サイズを提供するために上記活性化合物をひくことが必要でありうる。上記活性化合物が実質的に不溶性である場合、それは通常200メッシュ未満の粒子サイズにひかれる。上記活性化合物が実質的に水溶性である場合、上記粒子サイズは通常上記調剤中で実質的に均一な分布を提供するためにひくことにより合わせられ、例えば、約40メッシュである。
好適な賦形剤のいくつかの例はラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアゴム、リン酸カルシウム、アルギン酸、トラガカント、ゼラチン、珪酸カルシウム、微晶質セルロース、ポリヴィニルピローリドン、セルロース、滅菌水、シロップ、及びメチルセルロースを含む。上記調剤は:タルク、ステアリン酸マグネシウム、及び鉱油の如き潤滑剤;浸潤剤;乳化及び懸濁剤;メチル−及びプロピルヒドロキシ−安息香酸塩の如き保存剤;甘味剤;及び香味剤をさらに含みうる。本発明に係る組成物は本分野において知られる手順を使用することにより患者への投与後に上記活性成分のすばやい、維持された又は遅延された放出を提供するよう調合されうる。
上記医薬組成物及びその単位投与形態中の本発明にしたがう化合物である活性成分の量は特定の適用、特定の化合物の強さ及び所望の濃度に因り広く変化され又は合わせられうる。
上記組成物は好ましくは単位投与形態で調合され、それぞれの投与量は約5〜約100mg、より通常には約10〜約30mgの活性成分を含む。上記用語「単位投与形態」はヒト患者及び他の哺乳類のための一体の投与量として好適な物理的に分かれた単位をいい、それぞれの単位は好適な医薬賦形剤と共に、所望の治療効果を作出するよう計算された事前に決定された量の活性物質を含む。好ましくは、上記の本発明に係る化合物は、医薬として不活性な担体(単数又は複数)との均衡で、上記医薬組成物の約20重量%以下、より好ましくは約15重量%以下で使用される。
上記活性化合物は広い投与量範囲にわたり有効であり、及び一般的に医薬として又は治療的に有効な量で投与される。しかしながら、実際に投与される上記化合物の量は、処置される状態、処置される細菌感染の重篤さ、選択される投与経路、投与される実際の化合物、個々の患者の年齢、体重、及び応答、患者の症状の重篤さ等を含む、関連する状況に照らして、医師により決定されるであろうことが理解されるであろう。
温血動物において細菌感染を治療する又はそれと戦うための治療的使用において、上記化合物又はその医薬組成物は処置を受ける動物において抗菌的に有効であろう活性成分の濃度、すなわち、量又は血中レベルを得る及び維持するための投与量で経口で、局所で、経皮で、及び/又は非経口で投与されるであろう。一般的に、活性成分の投与量のそのように抗菌的に又は治療的に有効な量(すなわち、有効投与量)は約0.1〜約100、より好ましくは約1.0〜約50mg/体重kg/日の範囲内であろう。
錠剤の如き固体組成物を調製するために、主要な活性成分は医薬賦形剤と混合され、本発明に係る化合物の均一な混合物を含む固体前調剤組成物を形成する。これらの前調剤組成物を均一であるというとき、それは上記活性成分が、上記組成物が錠剤、ピル及びカプセルの如き等しく有効な単位投与形態に容易に分けられうるよう、上記組成物全体に均等に分散されることが意味される。この固体前調剤はその後、例えば、0.1〜約500mgの本発明に係る活性成分を含む上記に示される型の単位投与形態に分けられる。
本発明に係る錠剤又はピルはコーティングされ又は別の方法で合成され、延長された活性の利益を提供する投与形態を提供しうる。例えば、上記錠剤又はピルは内部の投与量及び外部の投与量成分を含みうる、及び後者は前者を覆うおおいの形態である。上記2の成分は胃内での分解に抵抗するようはたらき、及び内部成分が無傷のままで十二指腸へ通過すること又は放出において遅延されることを許容する腸溶層により分離されうる。さまざまな物質が上記腸溶層又はコーティングのために使用されうる、及び上記物質はいくつかの重合酸及び重合酸のセラック、セチルアルコール、及び酢酸セルロースの如き物質との混合物を含む。
本発明に係る新規組成物が経口の又は注入による投与のために組み込まれうる液体形態は水溶液、好適に香味付けられたシロップ、水性又は油性懸濁物、及びトウモロコシ油、綿実油、ゴマ油、ココナッツ油又はピーナッツ油の如き食用油を伴う香味付けられたエマルジョン、並びにエリキシル剤及び同様の医薬媒体を含む。
吸入又は注入のための組成物は医薬として許容される水性又は有機溶媒又はその混合物中の溶液及び懸濁物、及び粉末を含む。上記液体又は固体組成物は上記に示されるように好適な医薬として許容される賦形剤を含みうる。好ましくは、上記組成物は局所の又は体系の効果のために経口又は鼻呼吸経路により投与される。好ましく医薬として許容される溶媒中の組成物は不活性気体の使用により噴霧されうる。噴霧される溶液は噴霧装置から直接的に吸入されうる又は上記噴霧装置は顔面マスクテント又は断続する正の圧力呼吸機械に取り付けられうる。溶液、懸濁物又は粉末組成物は好ましくは、適切な様式で上記調剤をデリバリーする装置から、経口で又は鼻に投与されうる。
以下の調合例は代表的な本発明に係る医薬組成物を示す。
調合例1
以下の成分を含む硬いゼラチンカプセルが調製される:
成分 量(mg/カプセル)
活性成分 30.0
デンプン 305.0
ステアリン酸マグネシウム 5.0
上記成分を混合し、及び340mgの量で硬いゼラチンカプセルに充填する。
調合例2
錠剤処方は以下の成分を用いて調製される:
成分 量(mg/錠剤)
活性成分 25.0
セルロース、微晶質 200.0
コロイド状二酸化シリコン 10.0
ステアリン酸 5.0
上記成分を配合し、及び圧縮し、それぞれ240mgの重さの錠剤を形成させる。
調合例3
乾燥粉末吸入調剤は以下の成分を含んで調製される:
成分 重量%
活性成分 5
ラクトース 95
上記活性成分を上記ラクトースと混合し、及び上記混合物を乾燥粉末吸入器具に添加する。
調合例4
それぞれ30mgの活性成分を含む錠剤は以下のように調製される:
成分 量(mg/錠剤)
活性成分 30.0mg
デンプン 45.0mg
微晶質セルロース 35.0mg
ポリヴィニルピローリドン(滅菌水中の10%溶液として) 4.0mg
カルボキシメチルナトリウムデンプン 4.5mg
ステアリン酸マグネシウム 0.5mg
タルク 1.0mg
合計 120mg
上記活性成分、デンプン及びセルロースをU.S.sieveのNo.20メッシュにとおし、完全に混合する。ポリヴィニルピローリドンの溶液を生ずる粉末と混合し、それをその後U.S.sieveの16メッシュにとおす。そのようにして作出された顆粒を50℃〜60℃で乾燥させ、U.S.sieveの16メッシュにとおす。U.S.sieveのNo.30メッシュに事前にとおした上記カルボキシメチルナトリウムデンプン、ステアリン酸マグネシウム、及びタルクをその後上記顆粒に添加し、混合後、それを錠剤化機械上で圧縮し、それぞれ120mgの重さの錠剤を作出する。
調合例5
それぞれ40mgの医薬を含むカプセルは以下のように作出される:
成分 量(mg/カプセル)
活性成分 40.0mg
デンプン 109.0mg
ステアリン酸マグネシウム 1.0mg
合計 150.0mg
上記活性成分、デンプン及びステアリン酸マグネシウムを配合し、U.S.sieveのNo.20メッシュにとおし、及び150mgの量で硬いゼラチンカプセルに充填する。
調合例6
それぞれ25mgの活性成分を含む坐剤は以下のように作出される:
成分
活性成分 25mg
飽和脂肪酸グリセリドで2,000mgに合わせる
上記活性成分をU.S.sieveのNo.60メッシュにとおし、及び必要な最小限の熱を用いて事前に融解された飽和脂肪酸グリセリド中に懸濁する。上記混合物をその後名目上2.0g容量の坐剤型に注ぎ、及び冷却する。
調合例7
それぞれ5.0mL用量当たり50mgの医薬を含む坐剤は以下のように作出される:
成分
活性成分 50.0mg
キサンタンゴム 4.0mg
カルボキシメチルセルロースナトリウム(11%) 微晶質セルロース(89%)
50.0mg
スクロース 1.75g
安息香酸ナトリウム 10.0mg
香味剤及び着色剤 q.v.
精製水で 5.0mLに合わせる
上記活性成分、スクロース及びキサンタンゴムを配合し、U.S.sieveのNo.10メッシュにとおし、及びその後水中の微晶質セルロース及びカルボキシメチルセルロースナトリウムの事前に作出した溶液と混合する。上記安息香酸ナトリウム、香味剤、及び着色剤をいくらかの水で希釈し、及び攪拌しながら添加する。十分な水をその後必要な体積を作出するよう添加する。
調合例8
成分 量(mg/カプセル)
活性成分 15.0mg
デンプン 407.0mg
ステアリン酸マグネシウム 3.0mg
合計 425.0mg
上記活性成分、デンプン、及びステアリン酸マグネシウムを配合し、U.S.sieveのNo.20メッシュにとおし、及び425.0mgの量で硬いゼラチンカプセルに充填する。
調合例9
皮下調剤は以下のように調製されうる:
成分
活性成分 5.0mg
トウモロコシ油 1.0mL
調合例10
局所調剤は以下のように調製されうる:
成分
活性成分 1〜10g
乳化ロウ 30g
液体パラフィン 20g
白色軟パラフィンで100gに合わせる
上記白色軟パラフィンを融解するまで熱する。上記液体パラフィン及び乳化ロウを混合し、及び溶解するまで攪拌する。上記活性成分を添加し、及び攪拌を分散されるまで続ける。上記混合物をその後固体になるまで冷却する。
調合例11
静脈内調剤は以下のように調製されうる:
成分
活性成分 250mg
等張塩水 1000mL
本発明に係る方法において使用される他の好ましい調剤は経皮デリバリー装置(「パッチ」)を使用する。上記経皮パッチは制御された量の本発明に係る化合物の連続した又は連続しない注入を提供するために使用されうる。医薬剤のデリバリーのための経皮パッチの構築及び使用は本分野において周知である。例えば、本明細書中に援用する、1991年6月11日発行の米国特許第5,023,252号を参照のこと。上記パッチは医薬剤の連続した、拍動性の又はオンデマンドのデリバリーのために構築されうる。
しばしば、医薬組成物を脳に直接的に又は間接的に導入することが所望される又は必要であろう。直接技術は通常血液脳関門をバイパスするためのホストの脳室システムへの薬物デリバリーカテーテルの設置を含む。体の特定の解剖学的領域への生物学的因子の輸送のために使用される1の上記埋め込み可能なデリバリー系は、本明細書中に援用する、米国特許第5,011,472号中に示される。
一般的に好ましい間接技術は通常親水性薬物の脂溶性薬物への変換による薬物潜伏を提供するための組成物を調合することを含む。潜伏は一般的に薬物上に存在するヒドロキシ、カルボニル、硫酸塩、及び第一アミン基をブロックし、上記薬物をより脂溶性に及び血液脳関門を介する輸送に影響を受けやすいようにさせることをとおして達成される。あるいは、親水性薬物のデリバリーは一過的に血液脳関門を開けうる高張溶液の動脈内注入により高められうる。
本発明における使用のための他の好適な調剤はRemington’s Pharmaceutical Sciences, Mace Publishing Company, Philadelphia, PA, 17th ed. (1985)中に見られうる。
上記に示されるように、本明細書中に示される化合物は上記に示されるさまざまな薬物デリバリー系における使用のために好適である。さらに、投与された化合物のin vivo血清半減期を高めるために、上記化合物はカプセル化され、リポソームのルーメンに導入され、コロイドとして調製されうる又は上記化合物の延長された血清半減期を提供する他の慣用の技術が使用されうる。さまざまな方法は、例えば、Szoka, et al., そのそれぞれを本明細書中に援用する、米国特許第4,235,871号、第4,501,728号及び第4,837,028号中に示されるように、リポソームを調製するために使用可能である。
上記に示されるように、患者に投与される化合物は上記に示される医薬組成物の形態である。これらの組成物は慣用の滅菌技術により滅菌されうる又は滅菌ろ過されうる。生ずる水溶液はそのまま又は凍結乾燥されて使用のために包装されうる、及び上記凍結乾燥調製物は投与前に滅菌水性担体と混合される。上記化合物調製物のpHは典型的に3〜11、より好ましくは5〜9及び最も好ましくは7〜8であろう。上記賦形剤、担体又は安定化剤のいくつかの使用は医薬塩の形成をもたらすであろうことが理解されるであろう。
一般的に、本発明に係る化合物は同様の利用性を提供する剤について許容される投与様式のいずれかにより治療的に有効な量で投与されるであろう。上記化合物の毒性及び治療的有効性は、例えば、LD50(集団の50%に致死的な用量)及びED50(集団の50%において治療的に有効な用量)を決定するために、細胞培養物又は実験動物において標準の医薬手順により決定されうる。毒性及び治療的有効性の間の用量の割合は治療指標であり、及びそれは割合LD50/ED50として表されうる。大きな治療指標を示す化合物は好ましい。
細胞培養物分析及び動物研究から得られたデータはヒトにおける使用のための投与量範囲の調合において使用されうる。上記化合物の投与量は好ましくはほとんど又は全く毒性を有しないED50を含む循環濃度の範囲内にある。上記投与量は使用される投与形態及び利用される投与経路に因りこの範囲内で変化しうる。本発明に係る方法において使用される化合物について、治療的に有効な用量は細胞培養物分析からはじめに見積もられうる。用量は細胞培養物において決定されたIC50(症状の最大阻害の半分を達成する試験化合物の濃度)を含む循環血漿濃度範囲を達成するよう動物モデルにおいて調合されうる。上記情報はヒトにおいて有用な用量をより正確に決定するために使用されうる。血漿における値は、例えば、高速液体クロマトグラフィーにより計測されうる。
利用性
本明細書中に定義される化合物、そのプロドラッグ及び医薬として許容される塩はさまざまな細菌、原生動物、真菌、及び寄生生物の少なくとも1に対して活性を有する。例のために、上記化合物、そのプロドラッグ及び医薬として許容される塩はグラム陽性及びグラム陰性細菌に対して活性でありうる。上記化合物、そのプロドラッグ及び医薬として許容される塩は、Mucor(ケカビ)及びCandida(カンジダ)属からの真菌、例えば、Mucor racemosus又はCandida albicansを含むさまざまな真菌に対して活性でありうる。上記化合物、そのプロドラッグ及び医薬として許容される塩はマラリア及びクリプトスポリヂウム寄生虫を含むさまざまな寄生生物に対して活性でありうる。
本発明に係る化合物は、例えば、グラム陽性感染、グラム陰性感染、マイコバクテリア感染、マイコプラズマ感染、及びクラミヂア感染を含むさまざまな細菌感染の少なくとも1に対して活性を示しうる。
本発明に係る化合物はグラム陽性細菌の如きさまざまな細菌に対して強い活性を示しうるので、本発明に係る化合物は有用な抗菌剤でありうる、及びグラム陽性細菌を含むいくつかのヒトの及び獣医学的病原体の少なくとも1に対して有効でありうる。本発明に係る化合物が有効でありうるグラム陽性生物は、例えば、Streptococcus pneumoniae、Staphylococcus aureus、Staphylococcus epidermidis、Enterococcus faecalis、Enterococcus faecium、Haemophilus influenzae、Moraxella catarrhalis、Escherichia coli、Bacteroides fragilis、Bacteroides thetaiotaomicron、及びClostridium difficile等を含む。
本発明に係る化合物は1以上の追加の抗菌剤と混合されうる。1以上の上記追加の抗菌剤はグラム陰性細菌に対して活性でありうる。1以上の上記追加の抗菌剤はグラム陽性細菌に対して活性でありうる。本発明に係る化合物及び1以上の追加の抗菌剤の組み合わせはグラム陰性感染を治療するために使用されうる。本発明に係る化合物及び1以上の追加の抗菌剤の組み合わせはグラム陽性感染を治療するために使用されうる。本発明に係る化合物及び1以上の追加の抗菌剤の組み合わせはまたマイコバクテリア感染、マイコプラズマ感染又はクラミヂア感染を治療するためにも使用されうる。
本発明に係る化合物のin vitro活性はNational Committee for Clinical Laboratory standards, Villanova, Pennsylvania, USAにより1993年に出版された“Approved Standard. Methods for Dilution Antimicrobial Susceptibility Tests for Bacteria that Grow Aerobically,”3rd ed.中に示されるようにアガー希釈による最小阻害濃度(MIC)の決定の如き、標準の試験手順により評価されうる。
哺乳類患者に投与される量は投与されるもの、予防又は治療の如き投与目的、患者の状態、投与様式等に因り変化するであろう。1の例において、組成物は上記疾患及びその合併症の症状を治療する又は少なくとも部分的に止めるのに十分な量で既に疾患を患う患者に投与される。これを達成するために十分な量は「治療的に有効な用量」として定義される。この使用のために有効な量は処置される疾患状態に、及び主治医の判断により炎症の重篤さ、患者の年齢、体重及び一般的な状態等の如き因子に因るであろう。
患者に投与される組成物は上記に示される医薬組成物の形態である。これらの組成物は慣用の滅菌技術により滅菌されうる又は滅菌ろ過されうる。生ずる水溶液はそのまま又は凍結乾燥されて使用のために包装されうる、及び上記凍結乾燥調製物は投与前に滅菌水性担体と混合される。上記化合物調製物のpHは典型的に約3〜約11、より好ましくは約5〜約9、及び最も好ましくは約7〜約8であろう。上記賦形剤、担体又は安定化剤のいくつかの使用は医薬塩の形成をもたらすであろうことが理解されるであろう。
本発明に係る化合物の治療的用量は、例えば、処置がなされる特定の使用、上記化合物の投与様式、患者の健康及び状態、及び処方する医師の判断にしたがって、変化するであろう。例えば、静脈内投与のために、上記用量は典型的に体重キログラム当たり約20μg〜約500μg、好ましくは体重キログラム当たり約100μg〜約300μgの範囲内であろう。鼻内投与のための好適な投与量範囲は一般的に体重キログラム当たり約0.1mg〜1mgである。有効な用量はin vitro又は動物モデル試験系に由来する用量−応答曲線から外挿されうる。
以下の合成及び生物学的実施例は本発明を例示するために提供され、及び本発明の範囲を限定するものとしていかなるようにも解釈されるべきでない。
実施例
上記の議論において及び以下の実施例において、以下の略語は以下の意味を有する。略語が定義されない場合、それはその一般的に受け入れられる意味を有する。
7−メチルMTL=1−メチルスルファニル−7−デオキシ−7−メチルリンコサミン
Ac=アセチル
apt=明らかな三重項
Aq=水性
atm=気体
Bn=ベンジル
Boc=第三−ブトキシカルボニル保護基
br s=広い一重項
BSTFA=N,O−ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド
13C NMR=13炭素核磁気共鳴
Cbz=カルボニルオキシベンジルオキシ保護基
CDCl3=重水素化クロロフォルム
CD3OD=重水素化メタノール
CD3SOCD3=重水素化ヂメチルスルフォキシド
cfu=コロニー形成単位
2O=重水素化水
d=二重項
DAST=ヂメチルアミノ硫黄三フッ化物
dd=二重の二重項
dddd=二重の二重項の二重の二重項
DIBALH=ヂイソブチルアルミニウムヒドリド
dt=二重の三重項
DCE=ヂクロロエタン
DCM=ヂクロロメタン
DIEA=ヂイソプロピルエチルアミン
DMAP=ヂメチルアミノピリヂン
DMF=ヂメチルフォルムアミド
DMS=ヂメチルスルフィド
DMSO=ヂメチルスルフォキシド
DPPA=ヂフェニルフォスフォリルアジド
ED50=集団の50%において治療的に有効な用量
equiv=当量
ESMS=エレクトロスプレイマススペクトロメトリー
Et=エチル
EtOAc=酢酸エチル
Et2O=ヂエチルエーテル
g=グラム
h=時間
HATU=O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロフォスフェート
HOBT=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物
1H NMR=水素核磁気共鳴スペクトロスコピー
HPLC=高圧液体クロマトグラフィー
Hz=ヘルツ
IC50=症状の最大阻害の半分を達成する試験化合物の濃度
J=ヘルツでのカップリング定数
L=リットル
LD50=集団の50%に対して致死的な用量
LiHMDS=リチウムヘキサメチルヂシルアジド
m=多重項
M=モーラー
MCPBA=3−クロロペルオキシ安息香酸
Me=メチル
MeCN=アセトニトリル
MeOH=メタノール
mg=ミリグラム
MHB=Mueller Hinton broth
MHz=メガヘルツ
MIC=最小阻害濃度
min=分間
mL=ミリリットル
mm=ミリメートル
mmHg=ミリメートル水銀
mmol=ミリモル
MS(ESPOS)=ポジティブモードエレクトロスプレイイオン化によるマススペクトロメトリー
MS(ESNEG)=ネガティブモードエレクトロスプレイイオン化によるマススペクトロメトリー
MTBU=7−メチル−1,5,7−トリアザバイシクロ−[4.4.0]デク−5−エン
MTL=1−メチルスルファニルリンコサミン(メチル6−アミノ−6,8−ヂデオキシ−1−チオ−エリスロ−α−D−ガラクト−オクトピラノシド)
N=正常
NBS=N−ブロモスクシンイミド
NMR=核磁気共鳴
OBz=ベンジルオキシ保護基
OtBu=第三−ブトキシ
Pd/C=パラヂウム/炭素
pg=ピコグラム
Ph=フェニル
Pro=L−プロリン
psi=一平方インチ当たりのポンド
q=四重項
q.v.=計量可能
Rf=リテンションファクター
rt=室温
s=一重項
sat.=飽和
t=三重項
TCI=TCI America
TEA=トリエチルアミン
TFA=トリフルオロ酢酸
THF=テトラヒドロフラン
TLC=薄層クロマトグラフィー
TMS=トリメチルシリル
Ts=トシル
μg=マイクログラム
μL=マイクロリットル
μM=マイクロモーラー
v/v=体積対体積
さらに、上記用語「Aldrich」は、以下の手順において使用される化合物又は試薬がAldrich Chemical Company, Inc., 1001 West Saint Paul Avenue, Milwaukee, WI 53233 USAから商業的に入手可能であることを示す;上記用語「Fluka」は、上記化合物又は試薬がFluka Chemical Corp., 980 South 2nd Street, Ronkonkoma NY 11779 USAから商業的に入手可能であることを示す;上記用語「Lancaster」は、上記化合物又は試薬がLancaster Synthesis, Inc., P.O. Box 100 Windham, NH 03087 USAから商業的に入手可能であることを示す;上記用語「Sigma」は上記化合物又は試薬がSigma, P.O. Box 14508 St. Louis MO 63178 USAから商業的に入手可能であることを示す;上記用語「Chemservice」は、上記化合物又は試薬がChemservice Inc., Westchester, PA, USAから商業的に入手可能であることを示す;上記用語「Bachem」は、上記化合物又は試薬がBachem Bioscience Inc., 3700 Horizon Drive, Renaissance at Gulph Mills, King of Prussia,PA 19406 USAから商業的に入手可能であることを示す;上記用語「Maybridge」は、上記化合物又は試薬がMaybridge Chemical Co.Trevillett, Tintagel, Cornwall PL34 OHW United Kingdomから商業的に入手可能であることを示す;上記用語「RSP」は、上記化合物又は試薬がRSP Amino Acid Analogs, Inc., 106 South St., Hopkinton, MA 01748, USAから商業的に入手可能であることを示す、及び上記用語「TCI」は、上記化合物又は試薬がTCI America, 9211 North Harborgate St., Portland, Oregon, 97203, OR, USAから商業的に入手可能であることを示す;上記用語「Toronto」は、上記化合物又は試薬がToronto Research Chemicals, Inc., 2 Brisbane Rd., New York, ON, Canada M3J2J8から商業的に入手可能であることを示す;上記用語「Alfa」は、上記化合物又は試薬がJohnson Matthey Catalog Company, Inc. 30 Bond Street, Ward Hill, MA 01835−0747から商業的に入手可能であることを示す;及び上記用語「Nova Biochem」は、上記化合物又は試薬がNova Biochem USA, 10933 North Torrey Pines Road, P.O. Box 12087, La Jolla CA 92039−2087から商業的に入手可能であることを示す。
以下の実施例において、全ての温度は摂氏であり(別段の定めなき限り)、及び以下の一般手順は示されるように上記化合物を調製するために使用される。
一般手順
方法A
メチル6−アミノ−6,8−ヂデオキシ−1−チオ−エリスロ−α−D−ガラクト−オクトピラノシド1a(MTL)をHoeksema, H. et al., Journal of the American Chemical Society 1967,89,2448−2452により示されるように調製した。N−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシンイミド(5.8g 23.1mmol)及び1a(5.0g、19.7mmol)をピリヂン(40mL)中に懸濁し、及びN2気体下で36時間攪拌した。上記反応混合物を0℃まで冷却し、及びその後ビス−N,O−トリフルオロアセトアミド(15.7mL、59.0mmol)をシリンジにより2分間にわたり添加した。上記反応混合物を室温まで温め、及び42時間攪拌した。トルエン(100mL)を添加し、及び上記反応混合物を乾燥するまで蒸発させた。上記残留物を酢酸エチル(400mL)中に取り上げた。上記有機溶液を10%クエン酸(200mL)、H2O(3×100mL)、飽和NaHCO3(100mL)、及び塩水(2×100mL)ですばやく洗浄し、及びNa2SO4上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。トルエン(100mL)及びシクロヘキサン(2×100mL)からの共蒸発後のシリカ 0.2%TEAを含む10%EtOAc/ヘキサン上の上記粗い生成物のクロマトグラフィーは保護された生成物1b(P=Cbz,R1=SMe)(7.2g、54%)を無色の油として提供した:
Figure 2007516172
−72℃まで冷却したDCM(1.5mL)中のヂメチルスルフォキシド(413μL、5.82mmol)にDCM(1.49mL、2.98mmol)中の塩化オキサリル2Mを1分間にわたり添加した。25分後、DCM(4.0mL)中の上記保護された生成物1b(1.92g、2.84mmol)をカニューレにより添加した。生ずる反応混合物を25分間攪拌し、及びその後−50℃(ドライアイスアセトニトリル)まで温め、及びこの温度で2時間維持した。上記反応混合物にTEA(1.29mL、3.30mmol)を添加した。25分後、上記反応混合物をEtOAc(300mL)で希釈した。生ずる有機溶液を5%クエン酸(300mL)、H2O(2×300mL)、飽和NaHCO3(100mL)、塩水(100mL)ですばやく洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、及びトルエン(100mL)の助けを伴って乾燥するまで蒸発させ、生成物1cを得た。上記生成物1c(P=Cbz、R1=SMe)をn−ペンタンとの共蒸発及び高い真空下での残留溶媒の除去後に無色の結晶固体(1.60g、94%)として得た:
Figure 2007516172
方法B
Boc保護生成物1c(P=Boc、R1=SMe)は以下に概略されるように一般的に調製されうる。メタノール(200mL)及びTEA(26mL)中に懸濁した1a(MTL)(50℃高い真空で乾燥させた)(21.8g、86mmol)を氷上で0℃まで冷却させ、ニ炭酸ヂ−t−ブチル(57.0g、0.26mol)を添加した。上記反応混合物をその後室温で一晩攪拌した。上記反応混合物にトルエン(100mL)を添加した。上記溶媒を、濃い懸濁物を残して総体積100mLになるまで除去し、それにシクロヘキサン(300mL)を添加した。生ずる固体沈殿物を粉砕し、その後ろ過し、及びシクロヘキサン、エーテル、及びペンタンで洗浄し、及び一定の重さまで乾燥させた。上記粗いBoc保護生成物をさらなる精製なしに使用した(87%):
Figure 2007516172
DMF(5mL)中のN−Boc−1−メチルチオリンコサミド(240mg、0.68mmol)に、BSTFA(0.52mL、2.0mmol)及びトリエチルアミン(0.14mL、1.42mmol)を0℃で添加し、及びその後室温で一晩攪拌した。DMFを除去し、及び上記粗い生成物をシリカゲルカラム(酢酸エチル中の2%トリエチルアミンで事前処理した)にすばやくとおし、ヘキサン中の10%酢酸エチルで溶離した 1b(P=Boc、R1=SMe)(350mg、95%)。−60℃のヂクロロメタン(5mL)中の塩化オキサリル(0.16mL、0.78mmol)にヂメチルスルフォキシド(0.22mL、0.78mmol)をゆっくりと添加し、及びその後15分間攪拌した。その後、ヂクロロメタン(5mL)中の1b(370mg、0.65mmol)をゆっくりと添加した。上記反応混合物を45分間攪拌し、その間上記反応温度を−40℃まで上げた。トリエチルアミン(0.70mL、3.25mmol)をその後添加し、及び攪拌を−40℃でさらなる15分間続けた。それをその後ヂクロロメタン(100mL)で抽出し、及び10%クエン酸(50mL)で洗浄した。溶媒の除去に際して得られた残留物をその後ヘキサン中の10%酢酸エチルを溶離液として用いてシリカゲルカラム上で精製した 無色の油(289mg、78%)として1c(P=Boc、R1=SMe):TLC:Rf=0.60(10%EtOAc/ヘキサン);
Figure 2007516172
方法C
2気体下の臭化トリフェニルフォスフォニウム(3.29g、9.20mmol)及びカリウム第三−ブトキシド(715mg、6.4mmol)を激しく攪拌しながらトルエン(31mL)中に懸濁した。4時間後、トルエン(20mL)中の保護生成物1c(P=Cbz、R1=SMe)(1.40g、2.36mmol)をカニューレにより添加した。生ずる反応混合物を2時間攪拌し、及びその後EtOAc(250mL)で希釈した。生ずる有機溶液をH2O(2×100mL)、塩水(1×100mL)ですばやく洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。シリカ 0.2%TEAを含む6%EtOAc/ヘキサン上の上記粗い生成物のクロマトグラフィーはアルケン生成物2a(P=Cbz、R1=SMe、R2’=H)を無色の油として与え、それはトルエン及びシクロヘキサンからの共蒸発後に結晶化された(0.65g、46%):
Figure 2007516172
エタノール(50mL)中の生成物2a(P=Cbz、R1=SMe、R2’=H)(490mg、0.82mmol)をparr瓶中の炭素上の10%パラヂウム(degusa wet form 50% w/w 水)(700mg)に添加した。上記瓶をパージし、及び65psiまでH2で満たし、及び24時間振った。上記反応混合物をセライトをとおしてろ過し、メタノールですすいだ。上記有機溶液を乾燥した洗浄されたDowex(商標) 50w−400x H+ form(0.8g)を含む樹脂じょうごに移し、及び10分間振った。上記樹脂をメタノールで3回及び水で2回洗浄した後、飽和生成物2bをMeOH中の5%TEA(35mL×10分間×5)での洗浄により上記樹脂から溶離した。上記混合したろ過物を乾燥するまで蒸発させ、EtOHから2回共蒸発させ、及び1:1 MeCN/H2Oから凍結乾燥させ、生成物2b(R2’=H)を無色の粉末(198mg、96%)として得た:
Figure 2007516172
方法D
代替において、Boc保護基がスキーム1において使用されるとき(P=Boc)、臭化メチルトリフェニルフォスフォニウム(12g、33.6mmol)及びカリウムt−ブトキシド(3g、26.7mmol)を0℃のTHF(70mL)中に取り、及び室温で4時間攪拌した。その後THF(30mL)中のBoc保護生成物1c(P=Boc、R1=SMe)(4.7g、8.2mmol)を添加し、及び室温で2時間攪拌した。その後それをEtOAc(300mL)で抽出し、塩水(100mL)で洗浄し、及び硫酸ナトリウム上で乾燥させた。上記粗いアルケン生成物2a(P=Boc、R1=SMe、R2’=H)をヘキサン中の10%EtOAcを溶離液として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィー上で精製した(4.1g、87.6%):TLC:Rf=0.5(ヘキサン中の10%EtOAc):
Figure 2007516172
メタノール(30mL)中の生成物2a(P=Boc、R1=SMe、R2’=H)にDowex(商標) H+樹脂(1g)を添加し、及び室温で1時間攪拌した。上記樹脂をろ過し、及び溶媒の除去に際して得られた生成物(2.4g、6.8mmol)をMeOH(30mL)中に取った。Pd/C(2.5g)を添加し、及び55psiで一晩水素化した。ろ過及び溶媒の除去に際して得られた粗い生成物をDCM中の10%MeOHを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー上で精製し、Boc保護7−メチルMTLを白色固体(2.06g、86%)として得た:TLC Rf=0.5(DCM中の10%MeOH);
Figure 2007516172
ヂクロロエタン(6mL)中のBoc保護7−メチルMTL(150mg、0.43mmol)にヂメチルスルフィド(0.16mL、2.5mmol)、続いてTFA(2mL)、水(0.16mL)を添加し、及び室温で1時間攪拌した。上記溶媒を除去し、粗い生成物2b(R1=SMe、P=Boc、R2’=H)を得た。DCM中の30%MeOHを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー上の精製後、方法Cから得られた物質と全ての点において同一の、生成物2b(R2’=H)を得た。
方法E
2気体下のナトリウムヒドリド(80mg、3.3mmol)をTHF(4mL)中に激しく攪拌しながら懸濁した。上記懸濁物を−30℃まで冷却し、及びヂエチル(シアノメチル)フォスフォネート(805μL、5.0mmol)を添加した。30分後、THF(3mL)中の保護生成物1c(P=Cbz、R1=SMe)(1.0g、1.7mmol)をカニューレにより添加した。生ずる反応混合物を4時間攪拌し、及びその後EtOAc(250mL)で希釈した。生ずる有機溶液を飽和水性NaHCO3(1×100mL)、塩水(1×50mL)ですばやく洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。シリカ 0.2%TEAを含む6% EtOAc/ヘキサン〜10% EtOAc/ヘキサン上の上記粗い生成物のクロマトグラフィーは保護されたアルケン生成物2a(P=Cbz、R1=SMe、R2’=CN)を無色の油(0.38g、37%)として与えた:MS(ESPOS):625.5[M+H]+,MS(ESNEG):659.5[M+Cl]-
エタノール(15mL)中の生成物2a(P=Cbz、R1=SMe、R2’=CN)(180mg、0.29mmol)をParr瓶中の炭素上の10%パラヂウム(degusa wet form 50% w/w 水)(300mg)に添加し、及び濃HCl(29μL)を添加した。上記瓶をパージし、及び65psiまでH2で満たし、及び24時間振った。上記反応混合物をセライトをとおしてろ過し、メタノールですすいだ。上記有機溶液を乾燥した洗浄されたDowex(商標) 50w−400x H+ form(1g)を含む樹脂じょうごに移し、及び10分間振った。上記樹脂をメタノールで2回及び水で洗浄した後、飽和生成物2b(R1=SMe、R2’=CN)をMeOH中の5%TEA(20mL×20分間×3)及びMeCN(20mL×20分間)で洗浄することにより上記樹脂から溶離した。上記混合した有機ろ過物を乾燥するまで蒸発させ、1:1 MeCN/H2Oから凍結乾燥させ、生成物2b(R1=SMe、R2=CH2CN)を無色の固体(70mg、91%)として得た:MS(ESNEG):275.3[M−H]-
方法F
THF(7.3mL)中の保護生成物1c(P=Cbz、R1=SMe)(0.75g、1.3mmol)に0℃のTHF(7.0mL、2.1mmol)中のMeMgCl 3M(Aldrich)を添加した。30分間にわたり上記反応混合物を4℃まで温め、及び4時間後上記反応混合物を1:3 飽和水性NH4Cl/H2O(10mL)で停止させた。上記停止された混合物を水で100mLまで希釈し、及びDCM(4×50mL)で抽出した。上記混合した有機層を乾燥させ、及び蒸発させた。上記残留物を1:2:4 H2O/HOAc/THF(100mL)中に溶解し、及び20時間攪拌し、及びその後トルエン(2×100mL)の助けを伴って蒸発させた。クロマトグラフィー(10:1〜10:2 DCM/MeOH)は生成物3a(P=Cbz、R1=SMe、R2’’=Me)(153mg、31%)を与えた:MS(ESNEG):399.5[M−H]-
エタノール(10mL)中の3a(P=Cbz、R1=SMe、R2’’=Me)(79mg、0.2mmol)をParr瓶中の炭素上の10%パラヂウム(degusa wet form 50% w/w 水)(400mg)に添加した。上記瓶をパージし、及び65psiまでH2で満たし、及び6時間振った。上記反応混合物をセライトをとおしてろ過し、メタノールですすいだ。上記混合したろ過物を乾燥するまで蒸発させ、及び1:1 MeCN/H2Oから凍結乾燥させ、生成物3b(R1=SMe、R2’’=Me)を無色の粉末(42mg、80%)として得た:
Figure 2007516172
方法G
メタノール(3mL)中のBoc保護生成物1c(P=Boc、R1=SMe)(100mg、0.18mmol)にO−トリメチルシリルヒドロキシルアミン(0.10mL、0.88mmol)を添加し、及び室温で一晩攪拌した。上記溶媒を除去し、粗いBoc保護生成物4a(R1=SMe、R7=H)を得た。上記粗い生成物4a(95mg、0.15mmol)にヂクロロエタン(10mL)及びヂメチルスルフィド(0.5mL)中の30%トリフルオロ酢酸を添加し、及び1時間攪拌した。上記溶媒を除去し、及び生成物4b(R1=SMe、R7=H)を次の段階のためにそのまま取った。
Figure 2007516172
方法H
メタノール(4mL)及び水(1mL)中のBoc保護生成物1c(P=Boc、R1=SMe)(100mg、0.176mmol)に、塩酸O−アルキルヒドロキシルアミン(例えば、塩酸O−メチルヒドロキシルアミン)(60mg、0.70mmol)及び酢酸ナトリウム(57mg、0.70mmol)を添加し、及び80℃で3時間熱し、及びその後室温で一晩攪拌した。上記溶媒を高い真空下で除去し、粗いBoc保護生成物4a(R1=SMe、R7=Me)を得た。上記粗い生成物4aをヂクロロエタン(10mL)、ヂメチルスルフィド(0.5mL)中の30%トリフルオロ酢酸中に取り、及び室温で1時間攪拌した。上記溶媒を除去し、及び上記残留物を高い真空下で1時間保ち、及び生成物4b(R1=SMe、R7=Me)を次の段階のためにそのまま取った:
Figure 2007516172
方法I
THF(10mL)中のBoc保護生成物1c(P=Boc、R1=SMe)(500mg、0.88mmol)に、フッ化テトラブチルアンモニウム(2.5mmol、THF中1M)を添加し、及び上記反応混合物を室温で1時間攪拌した。上記溶媒を除去し、及び上記残留物をヂクロロメタン中の5%メタノールを溶離液として用いてシリカゲルカラム上で精製した。上記カラムから得られた生成物(111mg、0.31mmol)をその後ヂクロロメタン(3mL)及びピリヂン(3mL)の混合物中に取り、それに無水酢酸(0.5mL、10.6mmol)及びヂメチルアミノピリヂン(80mg、1.7mmol)を添加し、及び室温で一晩攪拌した。上記溶媒を除去し、及び上記粗い生成物をヘキサン中の30%酢酸エチルを溶離液として用いてシリカゲルカラム上で精製し、5a(P=Boc、R1=SMe)(58mg、38%)を得た:TLC Rf=0.73(50% EtOAc/ヘキサン);
Figure 2007516172
DCM(5mL)中の生成物5a(P=Boc、R1=SMe)(158mg、0.331mmol)に、ヂメチルアミノ硫黄三フッ化物(732μL、3.31mmol)を添加し、及び一晩攪拌した。さらなるDCMを添加し、及び上記有機部分を重炭酸ナトリウムで洗浄した。溶媒の除去に際して得られた残留物をヘキサン中の20%酢酸エチルを溶離液として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィー上で精製し(100mg、60%)、保護された生成物(P=Boc、R1=SMe)を得た。上記Boc保護生成物をヂクロロエタン及びヂメチルスルフィド中の30%トリフルオロ酢酸中に取り上げ、及び室温で1時間攪拌した。上記溶媒を除去し、生成物5b(R1=SMe)を得た:TLC Rf=0.63(40% MeOH/ヘキサン);
Figure 2007516172
方法J
化合物6aの調製(P=TFA)。
1L丸底フラスコに乾燥1a MTL(R1=SMe)(真空下で50℃で一晩乾燥させた)(20g、0.079mol)、無水メタノール(200mL)、トリエチルアミン(8.77g、0.087mol)、及びトリフルオロ酢酸メチル(127.3g、0.99mol)を添加した。上記反応混合物を室温で4時間攪拌し、その後上記溶媒を乾燥するまで蒸発させ、保護されたMTL6a(R1=SMe、P=TFA)(26.2g、95%)を得、それを次の段階のためにそのまま取った。
クロロメチレンピペリヂニウムHCl(スキーム6、試薬b)
窒素気体下の機械スターラー、ガラス攪拌棒(大きなTeflonパドル)とフィットした3Lの3首丸底フラスコに、ヂエチルエーテル(無水、1.8L)及びN−フォルミルピペリヂン(35.6g、0.315mol)を添加した。上記反応混合物を0℃まで冷却し、及びトリフォスゲン(31.2g、0.105mol)を、少なくとも5部分で2時間の過程にわたり、0℃で維持しながら及び激しく攪拌しながら添加した。上記反応混合物をその後室温まで温め(1時間)、トリフォスゲンの完全な反応を確実にし、及びその後0℃まで再び冷却した。上記反応混合物をその後窒素又はアルゴン(非常に吸湿性、悪臭)流下でろ過し、及び冷ヂエチルエーテル(2×100mL)で洗浄した。得られた白色結晶をその後真空下で乾燥させ、クロロメチレンピペリヂウムHCl(46.4g、95%)を得た。
TFA保護7−Cl MTL.
機械スターラー、ガラス攪拌棒、Teflonパドル、及び還流コンデンサーとフィットした、窒素気体下の、3Lの3首丸底フラスコにクロロメチレンピペリヂニウムHCl(44.4g、0.286mol)及びヂクロロエタン(無水、1L)を添加した。生ずるスラリーを激しく攪拌し、及び温度を0℃にした。上記攪拌反応混合物に粗い6a(R1=SMe、P=TFA)(20g、0.057mol)を1分間にわたり添加した。上記反応混合物を1時間攪拌し、及びその後上記温度を65℃まで上げ、このプロセスの間、上記反応が透明な溶液に変わることを観察した。上記反応混合物をその後65℃で18時間攪拌した。上記反応混合物をその後0℃まで冷却し、及びその後水(1L)及びNaOH(22.9g、0.57mol)を添加された、機械スターラーとフィットした4L Erlenmeyerにすばやく注ぎ、0℃まで冷却した。上記反応混合物をその後30分間攪拌し、及びその後上記pHを濃HClで10.5(pH紙)に合わせた(それぞれのHCl添加後にpHをチェックしながら5分間にわたり添加され、pHが10.5未満まで下げられた場合、単にNaOHを添加し、10.5に合わせることは許容される)。このpHを合わせた混合物をその後、上記反応を室温にしながら、2時間攪拌した。上記pHをその後より濃縮されたHClでpH7に合わせ、及びその後一晩又は上記生成物から塩素化剤及び糖OH官能基により形成された付加物がなくなったように見えるまで攪拌した。上記反応混合物をその後ロータリーエヴァポレーターに取り付けられた高い真空の助けを伴って乾燥するまで蒸発させた(トルエンの如き溶媒での共蒸発はこのプロセスを促進するために使用されうる)。生ずる固体にその後10%メタノール/DCMの混合物を添加し、及び1時間攪拌し、塩から上記生成物を遊離した。上記混合物をその後ろ過し、及び上記ろ過物を乾燥するまで蒸発させ、上記生成物及びN−フォルミルピペリヂンを含むシロップを得た。N−フォルミルピペリヂンの大部分は上記混合物をヘキサンで粉砕し、及び上記生成物油からヘキサンを何回か注ぐことにより除去されうる。上記粗い反応生成物をその後10% メタノール/DCMを用いてクロマトグラフィーにかけ、精製TFA保護7−Cl MTL(21.1g、75%)を得た。
6b(R 1 =SMe、R 2 =Cl、R 3 =H)。
機械スターラーとフィットした500mLの3首丸底フラスコに最小量のメタノール(10mL)中の精製TFA保護7−Cl MTL(20g、0.054mol)、続いて1M NaOH(250mL)を0℃で添加した。上記反応混合物をその後0℃で12時間攪拌し(上記混合物ははじめに処理しにくい粘着性の固体を形成するように見え、それは結局溶液になり、及び純粋な生成物結晶がその後すぐに形成するのが見られた)、7−クロロ官能基の加水分解を避けるために上記純粋な生成物結晶を定期的に回収し、及び最小量の冷水、続いて冷メタノールで洗浄し、7−Cl MTL 6b(R1=SMe、R2=Cl、R3=H)を無色の固体(10g、50%)として得た。
方法K
Zhang, R.;et al., Journal of the American Chemical Society. 1998, 120,3894−3902による文献手順にしたがう、7aの4−ブロモ−2−メチル−2−ブテンでのエノール化(LiHMDS)及びアルキル化はラクタム7b(R9’=2−メチル−2−ブテン)(61%)のヂアステレオマーの混合物を与えた。化合物7aはBachemの如き売主から商業的に入手可能である。あるいは、7aは本分野において周知の方法により調製されうる、例えば、Baldwin J. E.; et al.; Tetrahedron, 1989, 45, 7449−7468を参照のこと。
上記ラクタム7bを上記ラクタムのヘミアミナールへのスーパーヒドリド(商標)還元及び続く上記ヘミアミナールのEt3SiH/BF3・OEt2での還元を含む2段階シークエンスによりピローリヂン7c(R9’=2−メチル−2−ブテン)(70%)に還元した。無水メタノール(25mL)中の上記ピローリヂン7c(778mg、2.08mmol)、炭素上の10%パラヂウム(230mg)を50psiでのParr水素化分解に5時間かけた。上記反応混合物をセライトパッドをとおしてろ過し、及びメタノールで何回か洗浄した。上記混合した洗浄物及びろ過物を乾燥するまで蒸発させ、さらなる精製なしに、無色の油7d(R9’’=2−メチル−2−ブタン)を得た:TLC:Rf=0.3[溶媒系:DCM/ヘキサン/MeOH(6:5:1)];MS(ESNEG):284.5[M−H]-
方法L
N2下の−78℃の無水THF中の7a(9.47g、29.7mmol、1当量)の攪拌した溶液に、THF中のLiHMDSの1M溶液(33mmol、33mL、1.1当量)、続いてシス−1−ブロモ−2−ペンテン(4.21mL、35.6mmol、1.2当量)を添加し、シリカゲル精製後にラクタム7b(R9’=2−ペンテン)(43.2%)のヂアステレオマーの混合物を得た。上記ラクタム7b(3.96g、10.22mmol)を−78℃で無水THF中での上記ラクタムのヘミアミナールへのスーパーヒドリド(商標)還元、及び続く−78℃で無水DCM中での上記ヘミアミナールのEt3SiH/BF3OEt2での還元を含む2段階シークエンスによりピローリヂン7c(R9’=2−ペンテン)に還元し、シリカゲル精製後に7c(R9’=2−ペンテン)(71%)を得た。無水メタノール(30mL)中のピローリヂン7c(2.71g、7.26mmol)及び炭素上の10%パラヂウム(560mg)を50psiでのParr水素化分解に5時間かけた。上記反応混合物をセライトパッドをとおしてろ過し、及びメタノールで何回か洗浄した。上記混合した洗浄物及びろ過物を乾燥するまで蒸発させ、さらなる精製なしに、無色の油7d(R9=ペンチル)(1.68g、80%)を得た;TLC:Rf=0.3[溶媒系:DCM:ヘキサン:MeOH(6:5:1)].MS(ESNEG):284.5[M−H]-
方法M
8a(R 9’ =3,3−ヂフルオロプロプ−2−エン)。
無水ヂクロロメタン中の7c(R9’=2−メチル−2−ブテン)のオゾン分解処理、続いて−78℃でのDMSでの処理、続いて室温までのゆっくりとした温めは最終アルデヒド8a(77%)を与え、それはさらなる精製なしに次の段階において使用された。
0℃のヂメチルアセトアミド(0.25mL)中の上記反応からのアルデヒド8a(407mg、1.17mmol、1当量)の溶液にヂブロモヂフルオロメタン(0.21mL、2.34mmol、2当量)を添加した。上記攪拌した混合物に窒素下で20分間にわたりヂメチルアセトアミド(0.5mL)中のトリフェニルフォスフィン(0.61g、2.34mmol、2当量)の溶液を添加した。上記反応混合物を室温まで温め、及び30分間攪拌し、その後ヂメチルアセトアミド(0.3mL)の助けを伴って活性化亜鉛(0.25g、3.82mmol、3.3当量)に添加した。生ずる反応混合物を110℃で1時間攪拌し、及び室温まで冷却し、及びヂメチルアセトアミド(7mL)の助けを伴ってろ過した。上記ろ過物を氷水(100mL)中に注ぎ、及びエーテル(150mL)で抽出した。上記エーテル層を塩水で洗浄し、乾燥させ、及び濃縮させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、透明な油8b(R9’=3,3−ヂフルオロプロプ−2−エン)(182mg、41%)を得た:MS(ESPOS):282.4[M Boc+H]+
8c(R9=3,3−ヂフルオロプロプ−2−エン)。THF(3mL)及び水(1mL)中の8a(84.1mg、0.22mmol、1当量)の溶液に水酸化リチウム一水和物(46.3mg、1.10mmol、5当量)を添加した。上記反応混合物を室温で一晩攪拌した。THFを真空下で除去した。上記残留物を酢酸エチル(50mL)中に取り上げ、10%クエン酸(20mL)で分割した。上記有機層を水(1×)、塩水(1×)で洗浄し、乾燥させ、及び濃縮させ、8c(R9’=3,3−ヂフルオロプロプ−2−エン)を無色のガラス(56mg、87%)として得た:MS(ESPOS):192.3[M−Boc+H]+;MS(ESNEG):290.3[M−H]-
8b(R9’’=3,3−ヂフルオロプロパン)。スキーム8の飽和生成物は、例えば、7dについての方法Kにおいて示される水素化法により得られうる。
方法N
9b(P=Boc、m=1、LG=Ts)。
DCM(80mL)中のN−Boc−(2S,4R)−4−ヒドロキシプロリンメチルエステル(Bachem)9a(P=Boc、m=1)(5g、20.4mmol、1当量)及びDMAP(0.25g、2.04mmol、0.1当量)の溶液にトルエンスルフォン酸無水物(8.65g、26.5mmol、1.3当量)を添加した。上記反応混合物を0℃まで冷却し、及びピリヂン(6.59mL、81.5mmol、4当量)を添加した。上記混合物を0℃で30分間、及びその後室温で一晩攪拌した。上記溶液を乾燥するまで濃縮させた。上記残留物を酢酸エチル(400mL)中に取り上げ、10%水性クエン酸(2×400mL)、飽和水性NaHCO3(400mL)及び塩水で洗浄し、及びNa2SO4上で乾燥させ、及び濃縮させ、黄色シロップ9b(P=Boc、m=1、LG=Ts)(8.44g、100%)を得た:HPLC(方法RV−1)、C18 3.5μm、4.6 30mmカラム;勾配溶離2%〜98%MeCN 5分間にわたり;1.5mL/分:Rt=3.096.
9c(P=Boc、m=1、R 9 =2,4−ヂクロロベンジルスルフィド)。
2下の乾燥DMF(7.6mL)中のトシレート9b(P=Boc、m=1、LG=Ts)(1.02g、2.55mmol、1当量)の溶液に2,4−ヂクロロベンジルチオール(1.48g、7.66mmol、3当量)を添加し、続いてMTBU(0.55mL、3.83mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を室温で一晩攪拌し、及び乾燥するまで濃縮させた。上記残留物を酢酸エチル(100mL)中に取り上げ、10%クエン酸(50mL)及び塩水で洗浄し、及び濃縮させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、透明なシロップ9c(P=Boc、m=1、R9=4−(2,4−ヂクロロベンジルスルフィド)(1.0g)を得た。MS(ESPOS):320.2[M−Boc+H]+;MS(ESNEG):418.4[M−H]-
THF(9mL)及び水(3mL)中のメチルエステル9c(P=Boc、m=1、R9=2,4−ヂクロロベンジルスルフィド)(1.0g、2.38mmol、1当量)の溶液に水酸化リチウム(0.5g、11.9mmol、5当量)を添加した。上記反応混合物を室温で一晩攪拌した。THFを真空下で除去した。上記残留物を酢酸エチル(150mL)及び10%クエン酸(100mL)の間で分割した。上記有機層を水(1×)、塩水(1×)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、及び蒸発させ、透明なシロップ、9d(P=Boc、m=1、R9=2,4−ヂクロロベンジルスルフィド)(1.0g)を得た:MS(ESPOS):306.3[M−Boc+H]+;MS(ESNEG):404.2[M−H]-
方法O
4−プロピルピリヂン−2−カルボン酸10b(R 9 =n−プロピル)。
4−プロピルピリヂン(TIC)(2.5g、20mmol)に、30%過酸化水素(2.4g)を添加し、及び一晩還流した。上記溶媒を除去し、及び生ずる残留物をDCM(30mL)中に取った。トリメチルシリルシアニド(2.6g、26mmol)、続いて塩化ヂメチルカルバミル(2.8g、26mmol)を上記溶液に添加し、及び室温で一晩攪拌した。炭酸カリウム(10%、100mL)を添加した。上記有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、及びその後濃縮させ、4−プロピル−2−シアノピリヂン(2.5g、93%)を得た。それをその後塩酸(6N、60mL)中で一晩還流した。4−プロピルピリヂンカルボン酸10b(R9=nPr)をアセトニトリルからの結晶後に得た(2.0g、71%):
Figure 2007516172
4−プロピル−(3−フェニル)ピリヂン−2−カルボン酸10b(R9=4−プロピル−(3−フェニル))。
ヂクロロメタン(10mL)中の4−プロピル−(3−フェニル)ピリヂン−N−オキシド(1g、4.69mmol)に、トリメチルシリルシアニド(1.3mL、10mmol)及び塩化ヂメチルカルバミル(1mL、10mmol)を添加し、及び室温で24時間攪拌した。水性炭酸カリウム(10%、10mL)を添加し、及びヂクロロメタン(100mL)で抽出した。溶媒の除去に際して得られた粗い生成物を塩酸(6N、30mL)中に取り、及び24時間還流した。酸の除去、続いてアセトニトリルからの粗い生成物の結晶化は酸10b(1g、86%)をもたらした:
Figure 2007516172
方法P
4−クロロピコリン酸メチルエステル
塩化チオニル(81mL)中のピコリン酸(20g、162mmol、1当量)及び臭化ナトリウム(33.43g、325mmol、2当量)の混合物を5時間還流した。上記溶媒を真空下で除去した。無水メタノール(160mL)を添加し、及び上記混合物を室温で30分間攪拌した。上記溶媒を蒸発させ、及び上記残留物を5%重炭酸ナトリウム中に取り上げ、及び酢酸エチル(3×)で抽出した。上記有機層を混合し、及びMgSO4上で乾燥させ、及び蒸発させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、4−クロロピコリン酸メチルエステル(19.9g、72%)を白色固体として得た:
Figure 2007516172
4−ヨードピコリン酸11a
4−クロロピコリン酸メチルエステル(2.4g、14.1mmol)、57%ヨー化水素酸(13.3mL)及び50%水性次亜リン酸(0.66mL)の混合物を85℃で2時間攪拌し、及びその後107℃で一晩攪拌した。上記混合物を95℃まで冷却した。この温度で30分間で10M水酸化ナトリウム水溶液(4.2mL)を添加し、続いて水(15.2mL)を添加した。上記混合物を室温まで冷却し、及び室温で1時間攪拌した。上記沈殿物をろ過し、冷水で洗浄し、及び高い真空下で一晩乾燥させ、黄色固体11a、4−ヨードピコリン酸(3.5g、66%)を得た:
Figure 2007516172
4−ヨードピコリン酸メチルエステル11b。
23℃のMeOH(70mL)中の4−ヨードピコリン酸11a(7.0g、18.6mmol)の溶液に濃硫酸(350μL)を添加し、及び上記反応混合物を48時間還流した。上記反応混合物を室温まで冷却し、及び濃縮させ、所望の生成物4−ヨードピコリン酸メチルエステル11b(4.4g、90%)を黄色油として得た;
Figure 2007516172
4−[3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロプ−1−イニル]−ピリヂン−2−カルボン酸メチルエステル11c(R 9’ =第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)。
乾燥したフラスコに11b(5.41g、20.8mmol、1当量)、トリフェニルフォスフィン(431.5mg、1.65mmol、0.08当量)、ヨー化銅(I)(313.4mg、1.65mmol、0.08当量)、酢酸パラヂウム(184.5mg、0.82mmol、0.04当量)及びトリエチルアミン(74mL)を添加した。上記混合物を窒素で脱気し、続いてt−ブチルヂメチル(2−プロピニルオキシ)シラン(Aldrich)(8.34mL、41.14mmol、2当量)を添加した。上記混合物を室温で3時間攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、濃い色の残留物を得た。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、エステル11c(R9’=3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロプ−1−イニル)(6.07g、97%)を茶色油として得た:
Figure 2007516172
4−[3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸メチルエステル11d(R 9’ =3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロピル)。
MeOH(60mL)、水(60mL)及び酢酸(1.14mL、19.8mmol、1当量)中の11c(R9’=3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロプ−1−イニル)(6.05g、19.8mmol、1当量)の混合物に酸化プラチナ(2.0g)を添加した。上記混合物をパージし、及び水素(50psi)で満たし、及び室温で一晩振った。上記酸化プラチナをろ過により除去し、及び上記ろ過物を濃縮させ、生成物11d(R9’=3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロピル)(5.0g、80%)を得た:MS(ESPOS):316.6[M+H]+.
4−[3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロピル]−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル2−メチルエステル11e(R 9’ =3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロピル、P=Boc)。
メタノール(60mL)中の11d(R9’=3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロピル)(4.99g、15.8mmol、1当量)にトリエチルアミン(4.42mL、31.7mmol、2当量)及びニ炭酸ヂ−t−ブチル(4.7mL、20.6mmol、1.3当量)を添加した。上記混合物を室温で一晩攪拌した。上記溶媒を真空下で除去した。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、カルバミン酸塩11e(R9’=3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロピル、P=Boc)(2.75g、42%)を透明なシロップとして得た:
Figure 2007516172
4−[3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロピル]−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル11f(R 9’ =3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロピル、P=Boc)。
THF(12mL)及び水(4mL)中の11e(R9’=3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロピル、P=Boc)(2.75g、6.63mmol、1当量)の混合物に水酸化リチウム一水和物(306mg、7.29mmol、1.1当量)を添加した。上記混合物を室温で一晩攪拌した。追加の水酸化リチウム一水和物(834mg、19.89mmol、3当量)を添加し、及び上記混合物を室温で5時間攪拌した。THFを真空下で除去した。上記水層を酢酸エチル中に取り上げ、10%クエン酸で分割した。上記有機層を水(1×)、塩水(1×)で洗浄し、乾燥させ、及び濃縮させ、黄色シロップを得、それをクロマトグラフィーにより精製し、所望の酸11f(R9’=3−(第三−ブチル−ヂメチル−シラニルオキシ)−プロピル、P=Boc)(1.83g、69%)を無色のシロップとして得た:
Figure 2007516172
方法Q
(2S,4R)−N−Boc−4−ヒドロキシプロリンメチルエステル。
0℃のメタノール(50mL)中の(2S,4R)−4−ヒドロキシプロリン(Bachem)(25g、108mmol)の攪拌した溶液にトリメチルシリルヂアゾメテン(24.6g、216mmol)を添加した。上記混合物を0℃で1時間攪拌した。溶媒の除去に際して得られた残留物をヘキサン中の50%酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製し、(2S,4R)−N−Boc−4−ヒドロキシプロリンメチルエステル(27g、100%)を無色の油として得た:
Figure 2007516172
(2S,4R)−N−Boc−4−ケトプロリンメチルエステル12a(P=Boc、P 2 =Me、m=1)。
−78℃のDCM(15mL)中の塩化オキサリル(15g、118mmol)にDMSO(18.6mL、236mmol)をゆっくりと15分間にわたり添加した。添加の完了後、DCM(100mL)中の(2S,4R)−N−Boc−4−ヒドロキシプロリンメチルエステル(26.5g、108mmol)を一滴ずつ添加し、及び−78℃で20分間攪拌し、その後、トリエチルアミン(54.6g、540mmol)を添加し、及び2時間攪拌した。上記反応混合物をその後10%水性HCl(200mL)で洗浄した。上記有機層を分離し、及び硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒の除去に際して得られた粗い生成物をヘキサン中の50%EtOAcを用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、12a(P=Boc、P2=Me、m=1)(20g、78%)を茶色固体として得た:
Figure 2007516172
N−Boc−4−ヒドロキシ−4−アリルプロリンメチルエステル12b(P=Boc、P 2 =Me、m=1、R 9’ =アリル)。
THF(10mL)中の12a(P=Boc、P2=Me)(1g、4.11mmol)の攪拌した溶液に、乾燥THF中のテトラアリルスズ(1.08mL、4.52mmol)を添加し、その後0℃まで冷却し、その後ボロン三フッ化物エーテル酸(0.520mL、4.11mmol)をゆっくりと添加した。上記混合物を0℃で1時間、及びその後室温でさらなる2時間攪拌した。フッ化カリウム(5mL水中の360mg)及びセライト(1g)を添加し、及び上記反応混合物を1時間攪拌した。上記反応混合物をろ過し、及び乾燥するまで濃縮させた。上記残留物をDCM(200mL)中に溶解し、及び水(100mL)及び塩水(100mL)で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。得られた残留物をヘキサン中の50%EtOAcを用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、12b(P=Boc、P2=Me、m=1、R9=アリル)(0.94g、80%)を無色の油として得た:
Figure 2007516172
N−Boc−4−フルオロ−4−アリルプロリンメチルエステル12c(P=Boc、P 2 =Me、m=1、R 9’ =アリル)。
−78℃のDCM(10mL)中のDAST(1.06g、6.58mmol)の攪拌した溶液に、乾燥DCM(10mL)中の12b(P=Boc、P2=Me、R9=アリル)(940mg、3.3mmol)をゆっくりと添加した。上記混合物をその後−78℃で1時間、その後−10℃でさらなる1時間攪拌した。DCM(50mL)を添加し、NH4Cl(10%、150mL)で停止させ、上記有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。上記残留物をヘキサン中の5%EtOAcを溶離液として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、所望の生成物12c(P=Boc、P2=Me、m=1、R9=アリル)(330mg、34%)を無色の油として得た:
Figure 2007516172
N−Boc−4−フルオロ−4−プロピルプロリンメチルエステル12c(P=Boc、P 2 =Me、m=1、R 9 =プロピル)。
MeOH(15mL)中の12c(P=Boc、P2=Me、m=1、R9=アリル)(0.33g、1.15mmol)の溶液に10%Pd/C(40mg)を添加した。上記反応混合物を室温で水素(30atm)下で3時間攪拌した。上記触媒をセライトをとおしてろ過し、及びメタノールで洗浄した。上記ろ過物を濃縮させ、所望のの保護されたアミノ酸エステル12c(P=Boc、P2=Me、R9=プロピル)(0.33g、100%)を透明な油として得た:
Figure 2007516172
N−Boc−4−フルオロ−4−プロピルプロリン12d(P=Boc、R 9 =プロピル、m=1)。
THF(12mL)及び水(4mL)中のメチルエステル12d(330mg、1.15mmol)の溶液に水酸化リチウム一水和物(60mg、1.38mmol)を添加した。上記反応混合物を室温で一晩攪拌した。THFを除去し、及び上記残留物を酢酸エチル(50mL)中に取り上げ、10%クエン酸(100mL)及び塩水(20mL)で洗浄した。有機部分の濃縮は所望の保護されたアミノ酸12e(P=Boc、R9=プロピル、m=1)(310mg、100%)を白色固体として与えた:
Figure 2007516172
方法R
(2S,4R)−N−トリフルオロアシル−4−第三ブチルオキシプロリン。
乾燥MeOH(30mL)中の4−第三ブチルオキシプロリン(Bachem)(5.0g、27mmol、1当量)及びTEA(11.2mL、80mmol、3当量)の溶液にトリフルオロ酢酸エチル(4.8mL、40mmol、1.5当量)を添加した。上記混合物を24℃で一晩攪拌した。上記溶液を乾燥するまで濃縮させ、DCM(200mL)中に溶解し、及び上記有機相を水性0.2M KHSO4(2×100mL)及び塩水(1×100mL)で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。生ずる残留物をシクロヘキサン及びペンタンで粉砕し、生成物(2S,4R)−N−トリフルオロアシル−4−第三ブチルオキシプロリンを薄黄色粉末(5.5g、72%)として得た。
14a(P=CF 3 CO、m=1、R 2 =H、R 3 =OH)。
0℃の乾燥DMF(16mL)中のMTL1a(1.32g、5.3mmol、1当量)の溶液にトリエチルアミン(2.20mL、15.9mmol、3当量)、続いてビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド(2.81mL、10.6mmol、2.0当量)を添加した。上記反応混合物を0℃で10分間攪拌し、及びその後室温で50分間攪拌した。上記反応混合物に(2S,4R)−N−トリフルオロアシル−4−第三ブチルオキシプロリン(1.8g、6.3mmol、1.2当量)、HATU(3.02g、8.0mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を3時間攪拌した。上記反応混合物を乾燥するまで蒸発させ、酢酸エチル(500mL)中に取り上げ、10%クエン酸(100mL)、水(100mL)、半飽和水性NaHCO3(200mL)及び塩水で洗浄した。上記有機層をNa2SO4上で乾燥させ、及び蒸発させ、黄色シロップを得、それをMeOH(100mL)中に溶解した。乾燥させたDowex(商標)H+ form樹脂(500mg)を添加し、及び生ずる懸濁物を50分間攪拌し、ろ過し、及び乾燥するまで蒸発させ、黄色固体(2.89g)を得た。シリカクロマトグラフィー DCM/ヘキサン/MeOH 6:5:1〜7:2:1による上記生成物の精製は生成物14a(P=CF3CO、m=1、R2=H、R3=OH)を無色の固体(1.7g、51%)として提供した。
14b(P=CF 3 CO、m=1、R 2 =H、R 3 =OAc)。
0℃の乾燥DCM(10mL)中の14a(P=CF3CO、m=1、R2=H、R3=OH)(1.63g、3.1mmol)、ピリヂン(3mL、30mmol)及びDMAP(38mg、0.31mmol)の溶液に無水酢酸(3mL、31mmol)を添加した。上記反応温度を24℃まで1時間にわたり上げ、及び48時間攪拌した。上記反応混合物をクロロフォルム(200mL)で希釈し、及び上記有機相を水性10%酢酸(3×200mL)、10%クエン酸(200mL)、半飽和水性NaHCO3(200mL)及び塩水(1×100mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、及び蒸発させ、ペルアシル化中間体14b(P=CF3CO、m=1、R2=H、R3=OAc)(2.41g、99%)を無色の結晶として得た。
メチルスルフィド(1.4mL)を含むDCE(64mL)中の上記のペル−アシル化中間体14b(P=CF3CO、m=1、R2=H、R3=OAc)(2.1g、3.1mmol)の溶液にトリフルオロ酢酸(21mL)及び水(1.4mL)を添加した。上記反応混合物を室温で1時間攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、及びDCEで2回共蒸発させた。上記残留物をクロマトグラフィー DCM中の5%MeOHにより精製し、中間体アルコール(1.6g、83%)を無色の固体として得、それを特徴付けなしに次の段階に使用した。
14b(P=CF 3 CO、m=1、R 2 =H、R 3 =OAc)。
DCE(9.5mL)中の上記の4−アルコール中間体(1.5g、2.38mmol、1当量)及びDMAP(29mg)の溶液にp−トルエンスルフォン酸無水物(1.01g、3.09mmol、1.3当量)を添加した。上記反応混合物を0℃まで冷却し、及びピリヂン(0.77mL、9.52mmol、4当量)を添加した。上記反応混合物を0℃で30分間、その後室温で一晩攪拌した。上記反応混合物を乾燥するまで濃縮させた。上記残留物を酢酸エチル(200mL)中に取り上げ、10%クエン酸(2×200mL)、飽和NaHCO3(200mL)及び塩水で洗浄し、及びNa2SO4上で乾燥させ、及び濃縮させ、黄色シロップを得、それをクロマトグラフィー 4:1 ヘキサン/EtOAcにより精製し、p−トルエンスルフォン酸エステル生成物14b(P=CF3CO、m=1、R2=H、R3=OAc)(1.7g、92%)を無色の固体として得た。
方法S
n−プロピルマロン酸ヂエチル。
23℃のDMF(300mL)中のナトリウムヒドリド(鉱油中の60%分散物、12.6g、315mmol、1.05当量)の懸濁物にDMF(100mL)中のマロン酸ヂエチル(45.5mL、300mmol、1当量)の溶液をカニューレを介して10分間の過程にわたり添加した。上記添加はおだやかな発熱を引き起こし、及びH2気体放出が観察され、冷却は必要なかった。上記添加後、上記反応を23℃で45分間攪拌し、その後1−ブロモプロパン(27.3mL、300mmol、1当量)で処理した。上記反応を23℃で25分間攪拌し、その後65℃まで3時間熱し、その後23℃で一晩攪拌した。上記反応混合物を1.0N HCl(1L)に添加し、その後ヂエチルエーテル(700mL)で抽出した。上記エーテル抽出物をH2O(400mL)、塩水(200mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、65.1gの生成物を透明な油として得た。13C NMRは約4:1 モノ:ビス−アルキル化生成物を明らかにした。上記生成物n−プロピルマロン酸ヂエチルをさらなる精製なしに使用した:
Figure 2007516172
13C NMR(300MHz,CDCl3)(*はビスアルキル化のマイナー生成物のためのシグナルを示す)?169.6,61.2,60.9*,51.8,34.4*,30.7,20.5,17.3*,14.4*,14.0,13.7.
n−プロピルマロン酸エチル21b(R 9 =n−プロピル)。
23℃のEtOH(500mL)中のn−プロピルマロン酸ヂエチル(約20%のビス(n−プロピル)マロン酸ヂエチルにより汚染されている、65.0g、273mmol、1当量)の溶液に1.0M KOH(273mL、273mmol、1当量)の溶液を添加した。上記添加後、上記反応を80℃(内部温度)まで4時間熱した。23℃まで冷却後、EtOHをin vacuoで除去した。上記残留混合物をヂエチルエーテル(400mL)及びH2O(200mL)の間で分割した。上記層を分離し、及び上記エーテル層を飽和水性NaHCO3(100mL)で抽出した。上記水性NaHCO3層を元の水層と混合し、及びこの溶液を1.0N HClでpH1まで酸性化し、その後EtOAc(2×600mL)で抽出した。上記EtOAc抽出物を乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、21b(R9=n−プロピル)41.3g(237mmol、2段階について79%)の純粋な生成物を透明な油として得た:
Figure 2007516172
n−プロピルアクリル酸エチル21c(R 9 =n−プロピル)。
23℃のEtOH(500mL)中のn−プロピルマロン酸エチル(41.3g、237mmol、1当量)の溶液にピペリヂン(28.1mL、284mmol、1.2当量)、続いて水性フォルムアルデヒド(37%、88mL)を添加した。上記添加後、上記反応を29時間還流した。23℃まで冷却後、上記混合物をヂエチルエーテル(500mL)及び1.0N HCl(800mL)の間で分割した。上記層を分離し、及び上記水層をヂエチルエーテル(500mL)で抽出した。上記混合した有機層をH2O(500mL)、塩水(300mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させた(ロータリーエヴァポレーションのみ、生成物は可能性として揮発性である)。上記生成物を真空蒸留し(15mmHgでbp 70℃)、16.4gの21c(R9=n−プロピル)(115mmol、49%)の所望の生成物を得た:1H NMRは未確認の物質での汚染を示す;上記生成物をさらなる精製なしに次の段階において使用した:
Figure 2007516172
2−プロピル−プロプ−2−エン−1−オール。
78℃のCH2Cl2(500mL)中の21c(R9=n−プロピル)(16.4g、115mmol、1当量)の溶液にDIBALH(ヘキサン中1.0M、403mL、403mmol、3.5当量)をカニューレを介して20分間の過程にわたり添加した。上記添加後、上記反応を78℃で30分間攪拌し、その後55℃まで60分間の過程にわたり温めた。一旦上記反応槽温度が55℃に達したら、EtOAc(15mL)を過剰のDIBALHを消すために添加した。5分間攪拌後、上記停止させた反応混合物を23℃の1:1 飽和水性酒石酸ナトリウムカリウム:飽和水性NaHCO3の攪拌した混合物(1L)にカニューレを介してゆっくりと添加した。上記二相混合物を1時間攪拌し、その後上記層を分離した。上記水層をヂエチルエーテル(500mL)で抽出した。上記混合した有機層を乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させた(ロータリーエヴァポレーションのみ、生成物は可能性として揮発性である)。上記生成物を真空蒸留し(15mmHgでbp 100〜120℃)、7.58g(75.8mmol、66%)の所望の生成物2−プロピル−プロプ−2−エン−1−オールを透明な油として得た:
Figure 2007516172
2−ブロモメチル−ペント−1−エン21d(R 9 =n−プロピル)。
0℃のEt2O(65mL)中のn−プロピルアリルアルコール(7.58g、75.8mmol、1当量)の溶液にピリヂン(0.58mL)を添加した。Et2O(20mL)中のPBr3(4.28mL、45.5mmol、0.6当量)の溶液をその後カニューレを介して15分間の過程にわたり添加した。上記添加後、上記反応を0℃で75分間攪拌し、その後上記冷却反応混合物を攪拌された氷冷飽和水性NaHCO3(500mL)にゆっくりと添加した。生ずる二相混合物をヂエチルエーテル(250mL)で抽出した。上記有機抽出物を飽和水性NaHCO3(2×100mL)、塩水(100mL)、1.0N HCl(100mL)、塩水(100mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させた(0℃でのロータリーエヴァポレーション、生成物は揮発性である)。上記生成物をペンタンを溶離液として用いてシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製し、5.97g(36.8mmol、49%)の所望の生成物21d(R9=n−プロピル)を透明な油として得た:
Figure 2007516172
N−アリルグリシンエチルエステル。
0℃のEt2O(167mL)中のアリルアミン21e(R9b=H、m=1)(50mL、666mmol、2当量)の溶液にブロモ酢酸エチル(36.9mL、333mmol、1当量)を添加した。白色沈殿物及び発熱反応が添加に際して即座に観察された;上記発熱は溶媒を約2分間沸騰させた。上記添加後、上記反応を2.5時間攪拌し、その後氷水浴を除去し、及び上記反応を23℃で一晩攪拌した。23℃で15時間後、上記反応混合物をガラスフリットをとおしてろ過し、沈殿したアリルアミン臭化水素酸塩副生成物を除去した。上記回収された固体をEt2O(200mL)で洗浄し、その後上記混合したろ過物を濃縮させた。上記生成物を真空蒸留し(1.0mmHgでbp48〜55℃)、35.5g(249mmol、75%)の所望の生成物N−アリルグリシンエチルエステルを黄色油として得た:
Figure 2007516172
塩酸N−アリルグリシンエチルエステル21f(R 9b =H、m=1)。
23℃のEt2O(260mL)及びヘキサン(1.3mL)中のN−アリルグリシンエチルエステル(10.0g、70.0mmol、1当量)の溶液にヂオキサン(16.6mL、66.5mmol、0.95当量)中の4.0M HClを追加用じょうごを介してゆっくりと35分間の過程にわたり添加した。上記添加後、上記懸濁物をさらなる40分間攪拌し、その後上記生成物をガラスフリットをとおしたろ過を介して単離し、ヘキサン(200mL)で洗浄した。上記回収した白色固体をフラスコに移し、及び真空下(0.5mmHg)に1時間置き、11.5gの所望の生成物を白色固体として得た。上記反応を同じスケールで繰り返し、合計22.73g(127mmol、90%)の所望の塩酸アミン21f(R9b=H、m=1)を白色固体として得た:
Figure 2007516172
偽エフェドリンN−アリルグリシンアミド21h(R 9b =H、m=1)。
21f(R9b=H)(20.3g、113mmol、1.3当量)及び(1R,2R)−偽エフェドリン21g(14.4g、86.9mmol、1当量)を含むフラスコにTHF(130mL)を添加した。生ずる混合物を20℃で20分間激しく攪拌し、均一なスラリーを得、その後単一の部分で添加される固体リチウム−第三−ブトキシド(9.74g、122mmol、1.4当量)で処理した。上記反応を20℃で2時間攪拌し、その後分析は両方の出発物質がまだ存在していることを示した。上記不完全な反応をH2O(200mL)で処理し、その後THFをin vacuoで除去した。生ずる水溶液をCH2Cl2(2 150mL)で抽出し、その後NaClで飽和し、及びCH2Cl2(2 100mL)でさらに抽出した。上記有機抽出物を乾燥させ(K2CO3)、ろ過し、及び濃縮させた。上記粗い生成物を2:2:96 MeOH/Et3N/CH2Cl2を溶離液として用いてシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製し、18gの生成物を得た。この物質はまだ実質的にN−アリルグリシンエチルエステルで汚染されており、これを真空下(1.0mmHg)での15時間のおだやかな加熱(60℃)で除去し、14.88g(56.8mmol、65%)の所望のグリシンアミド生成物21h(R9b=H、m=1)を粘着性の油として得た:
Figure 2007516172
HPLC(Symmetry C18、3.5μm 粒子サイズ、100Å 孔サイズ、4.6mm 直径、30mm 長さ、H2O中の2%〜98% MeCN w/0.1%TFA 10分間にわたり、2mL/分 流速):Rt=3.10分。
偽エフェドリンN−アリルグリシンアミドのアルキル化。
0℃のLiCl(in vacuoで燃焼乾燥された、3.14g、74.1mmol、4当量)を含むフラスコにTHF(50mL)中の偽エフェドリンN−アリルグリシンアミド21h(R9b=H、m=1)(4.85g、18.5mmol、1当量)の溶液を添加した。生ずる混合物を0℃で25時間攪拌し、その後カニューレを介して40分間の過程にわたりゆっくりと添加されるLiHMDSの溶液(THF中の1.0M、37.0mL、37mmol、2当量)で処理した。LiHMDSの添加後、上記エノール酸溶液を0℃でさらなる30分間攪拌し、その後臭化アリル酸(3.00g、18.5mmol、1当量)をシリンジを介して30秒間の過程にわたり一滴ずつ添加した。上記反応を0℃でさらなる90分間攪拌し、その後H2O(200mL)で停止させ、及びCH2Cl2(3×150mL)で抽出した。上記有機抽出物を乾燥させ(K2CO3)、ろ過し、及び濃縮させ、8.0gの黄色油を得た。少量の上記粗い生成物を(3:2:95 MeOH/Et3N/CH2Cl2)を溶離液として用いてシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製し、生成物の分析的に純粋なサンプルを得た。残りの物質を次の段階において精製なしに使用した:
Figure 2007516172
HPLC(Symmetry C18、3.5μm 粒子サイズ、100Å 孔サイズ、4.6mm 直径、30mm 長さ、H2O中の2%〜98% MeCN w/0.1%TFA 10分間にわたり、2mL/分 流速):Rt=4.28分。
ヂエンアミノアミド21i(R 9 =n−プロピル、R 9b =H、m=1)のBoc−保護。
23℃のCH2Cl2(100mL)中のアミン(前の段階からの粗生成物、8.0g、約18mmol、1当量)の溶液にトリエチルアミン(2.83mL、20mmol、1.1当量)、続いて(Boc)2O(8.07g、37mmol、2当量)を添加した。生ずる混合物を23℃で13.5時間攪拌し、その後濃縮させた。上記粗い生成物をシリカゲル(調製済みカラム、5.5cm 直径、17cm 高さ)上の勾配フラッシュカラムクロマトグラフィーを介して、はじめに25% EtOAc/ヘキサン(1L)、その後30% EtOAc/ヘキサン(600mL)、その後40% EtOAc/ヘキサン(400mL)で溶離して、精製した。これは21i(R9=n−プロピル、R9b=H、m=1)5.20g(11.7mmol、2段階にわたり65%)の純粋な生成物を提供した。少量の生成物を含むいくらかの混合された画分を捨てた:
Figure 2007516172
HPLC(Symmetry C18、3.5μm 粒子サイズ、100Å 孔サイズ、4.6mm 直径、30mm 長さ、H2O中の2%〜98% MeCN w/0.1%TFA 10分間にわたり、2mL/分 流速):Rt=6.85分。
環閉鎖ヂエン複分解21j(R 9 =n−プロピル、R 9b =H、m=1)。
23℃のCH2Cl2(700mL)中のヂエン21i(R9=n−プロピル、R9b=H)(5.20g、11.7mmol、1当量)の溶液にベンジリデン[1,3−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)−2−イミダゾリヂニリデン]ヂクロロ−(トリシクロヘキシルフォスフィン)ルテニウム(Grubbs 2nd generation触媒、320mg、0.38mmol、0.03当量)を添加した。上記反応を2時間還流し、その後23℃まで冷却し、及び濃縮させた。生ずる生成物をはじめにシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中の40%EtOAc)を介して精製し、未確認物質でまだわずかに汚染された所望の生成物を得た。上記生成物をその後熱いヘキサン(100mL)中に溶解し、及び2日間の過程にわたり結晶化させた。上記結晶化された生成物をガラスフリットをとおしたろ過を介して単離し、氷冷ヘキサン(100mL)で洗浄し、3.425gの所望のテトラヒドロピリヂン(8.23mmol、70%)を得た:母液を濃縮させ、0.57gの茶色油を得、それを再びシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液としてヘキサン中の40〜50%EtOAc)にかけ、さらなる392mg(0.94mmol、8%)の所望の生成物21j(R9=n−プロピル、R9b=H、m=1)を得た:
Figure 2007516172
HPLC(Symmetry C18、3.5μm 粒子サイズ、100Å 孔サイズ、4.6mm 直径、30mm 長さ、H2O中の2%〜98% MeCN w/0.1%TFA 10分間にわたり、2mL/分 流速):Rt=6.29分。
偽エフェドリン補助剤21k(R 9 =n−プロピル、R 9b =H、m=1)の切断
23℃のMeOH(170mL)中のアミド21j(R9=n−プロピル、R9b=H、m=1)(3.42g、8.22mmol、1当量)の溶液に1.0M水性NaOH(41.1mL、41.1mmol、5当量)を添加した。上記反応を24時間還流し(100℃の油浴温度)、その後23℃まで冷却し、及びロータリーエヴァポレーションを介して濃縮させ、ほとんどのMeOHを除去した。生ずる水溶液を分離用じょうごに移し、H2O(100mL)で希釈し、及びEt2O(100mL)で抽出した。上記エーテル抽出物を0.5M水性NaOH(70mL)で洗浄し、その後捨てた。上記混合した塩基性水層を1.0N HClでpH2まで酸性化し、その後EtOAc(2 200mL)で抽出した。上記有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、2.46gの所望のBoc保護アミノ酸21k(R9=n−プロピル、R9b=H、m=1)を得た:
Figure 2007516172
方法T
0℃の無水MeOH(20mL)にSOCl2(1.58mL、21.6mmol)を一滴ずつ添加し、上記溶液を0℃で10分間攪拌し、その後固体L−2−アミノ−4−ペンテン酸22a(R9b=H)(Aldrich)(1.0g、8.7mmol)を添加した。上記反応混合物を環境温度で48時間攪拌し、溶媒を真空下で除去した。精製をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10% MeOH/DCM)により行い、L−2−アミノ−4−ペンテン酸メチルエステル22b(R9b=H)(0.95g、85%)を得た。
0℃のヂクロロエタン(32mL)中のL−2−アミノ−4−ペンテン酸メチルエステルの溶液に2,4,6−コリヂン(2.3mL、19.1mmol、2.2当量)及び固体塩化2−ニトロベンゼンスルフォニルを添加した。上記反応を室温で3時間攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、及び上記残留物をEtOAc(200mL)及び飽和水性NH4Clの間に分布させた。上記有機層を1.0M水性KHSO4、飽和水性NaHCO3、塩水で洗浄し、及び乾燥させ(MgSO4)、及び濃縮させ、残留物を得、それをシリカ上のカラムクロマトグラフィー(勾配10〜20% EtOAc/ヘキサン)により精製し、所望の生成物22b(R9b=H)0.70g(26%)を黄色油として得た。
Figure 2007516172
MS(ESNEG):313.0[M−H]-
DMF(5.0mL)中のスルフォンアミド22b(R9b=H)(685mg、2.18mmol)、Cs2CO3(710mg、2.18mmol)、及び臭化テトラブチルアンモニウム(702mg、2.18mmol)の攪拌した懸濁物に、DMF(1.0mL)中の3−メチレンヘクス−1−イル−トルエンスルフォネート22c(R9=プロピル)(702mg、2.61mmol;Kelvin H. Yong et al. Journal of Organic Chemistry, 2001, 66,8248により示されるように調製される)の溶液を添加し、上記反応混合物を60℃まで一晩熱した。上記反応溶媒を蒸発により除去し、生ずる残留物をEtOAc中に取り上げ、及び10%水性クエン酸及び塩水で洗浄し、上記有機相をMgSO4上で乾燥させ、濃縮させ、残留物を得、それをシリカ上のカラムクロマトグラフィー(17%〜20% EtOAc/ヘキサン)により精製し、所望の生成物22d(R9=プロピル、R9b=H)(0.38g、42%)を油として得た。
MS(ESPOS):433[M+Na]+
無水DCM(40mL)中の22d(R9=プロピル、R9b=H)(0.38g、0.92mmol)の溶液にベンジリデン[1,3−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)−2−イミダゾリヂニリデン]ヂクロロ−(トリシクロヘキシルフォスフィン)ルテニウム(23.3mg、0.0276mmol)を添加し、生ずる反応混合物をN2下で2.5時間還流し、室温まで冷却し、及び濃縮させた。上記生成物をシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(35% 酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、所望の化合物22e(R9=プロピル、R9b=H)(0.29g、81%)を得た。
MS(ESPOS):383[M+Na]+
無水DMF(3mL)中のチオフェノール(183μL、1.79mmol)及び7−メチル−1,5,7−トリアザバイシクロ−[4,4,0]デク−5−エン(214μL、1.49mmol)の攪拌した溶液にカニューレを介して無水DMF(3.0mL)中のアルケン22e(R9=プロピル、R9b=H)(228mg、0.596mmol)の溶液を添加し、生ずる反応混合物をN2下で1時間攪拌し、その後残留物になるまで濃縮させた。上記残留物をエーテル中に取り上げ、1N水性HCl(15.0mL)と共に5分間攪拌した。上記水相をエーテルで洗浄し、その後固体炭酸カリウムで塩基性にした。生ずる塩基性水相をエーテルで3回抽出した。上記混合した有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、及び濃縮させ、0℃まで冷却し、及びエーテル中の2M HCl(0.8mL)で処理し、及び生ずる混合物を5分間攪拌し、及びその後乾燥するまで蒸発させ、所望の生成物22f(R9=プロピル、R9b=H)を塩酸塩(144mg、103%)として得た。
MS(ESPOS):198[M+H]+
無水ヂクロロメタン(2.0mL)中のアミン22f(R9=プロピル、R9b=H)(143mg、0.61mmol)の溶液にトリエチルアミン(170μL、1.22mmol)及びニ炭酸ヂ−t−ブチル(350mg、1.6mmol)を添加した。生ずる反応混合物をN2下で室温で一晩攪拌し、その後乾燥するまで蒸発させ、及びヘキサン中の20%酢酸エチルを溶離液として用いてシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し、所望の化合物22g(R9=プロピル、R9b=H)(176mg、86%)を得た。
MS(ESPOS):320[M+Na]+
ヂオキサン/水(6:1)(4mL)中のエステル22g(R9=プロピル、R9b=H)(175mg、0.59mmol)の溶液に1M水性水酸化リチウム(0.65mL、0.648mmol)を添加した。生ずる反応混合物をN2下で室温で一晩攪拌し、及び上記溶媒を減圧下で除去した。上記残留物を水中に取り上げ、エーテルで洗浄した。上記水層を10%クエン酸で酸性化し、及びエーテルで抽出した。上記有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させ、所望の保護された環状アミノ酸22h(R9=プロピル、R9b=H)(175mg、105%)を得た。
MS(ESNEG):292[M−H]-
一般方法U
23℃のEt2O(200mL)中のニトロン23a(Dondoni et al, Synthetic Communications, 1994, 24, 2537−2550)(5.96g、16.4mmol、1当量)の溶液にEt2AlCl(ヘプタン中の1.0M、16.4mL、16.4mmol、1当量)の溶液を添加した。上記反応を23℃で15分間攪拌し、その後−78℃まで冷却し、及びカニューレを介して添加される臭化シクロプロピルマグネシウム(THF中の0.5M、99mL、49mmol、3当量)の溶液で25分間の過程にわたり処理した。−78℃でさらなる1.7時間攪拌した後、上記反応を1.0M水性NaOH(80mL)で低温で停止させた。生ずる混合物を23℃で25分間攪拌し、その後分離用じょうごに移し、及び上記層を分離した。上記有機層を塩水で洗浄した(100mL、エマルジョンの形成を避けるためにおだやかな攪拌を用いて)。元の水層をEt2O(3×150mL)で抽出し、それぞれの抽出物を塩水(100mL)で洗浄した。上記混合した有機層を乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、5.89g(14.5mmol、89%)の所望の生成物23b(R20+R21=シクロプロパン)を白色固体として得た。この物質をさらなる精製なしに使用した。
MS(ESPOS):406.0[M+H].
0℃のCH2Cl2(200mL)中のヒドロキシルアミン23b(R20+R21=シクロプロパン)(5.89g、14.5mmol、1当量)及びEt3N(12.2mL、87.3mmol、6当量)の溶液に塩化メタンスルフォニル(2.25mL、29.1mmol、2当量)を添加した。上記反応を0℃で20分間、その後23℃でさらなる25分間攪拌し、その後1.0M水性NaOH:塩水(1:1、200mL)に添加した。上記層を分離し、上記水層をCH2Cl2(2×50mL)で抽出し、その後上記混合した有機物を乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させた。生ずる残留物を1:1 EtOAc:ヘキサン(200mL)中に溶解し、及びH2O(150mL)、飽和水性NaHCO3(200mL)、塩水(150mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、そのうちの主要な成分が所望のイミンである5.95gの茶色油を得た。
MS(ESPOS):388.2[M+H].
23℃のMeOH(150mL)中の粗いイミン(5.95g)の溶液にGirard’s試薬T(2.84g、16.9mmol、1.1当量)を添加した。70分間攪拌した後、上記溶液を濃縮させた。上記残留物をEtOAc(150mL)及び1:1:1 H2O:塩水:飽和水性NaHCO3(150mL)の間で分割した。上記層を分離し、上記水層をEtOAc(150mL)で抽出した。上記混合した有機物を乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、そのうちの主要な成分が所望のアミンである4.70gの黄色油を得た。
MS(ESPOS):300.0[M+H]+
0℃のCH2Cl2(200mL)中の粗いアミン(4.70g)及び2,6−ルチヂン(7.31mL、62.9mmol、4当量)の溶液にトリフルオロ酢酸無水物(3.28mL、23.6mmol、1.5mmol)を添加した。上記反応を0℃で1時間、その後23℃で3時間攪拌し、その後H2O(100mL)で停止させた。上記停止させた反応混合物を10分間攪拌し、その後1:1 EtOAc:ヘキサン(300mL)及び塩水(300mL)の間で分割した。上記層を分離し、上記有機層を1.0N HCl(300mL)、飽和水性NaHCO3(300mL)、塩水(200mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させた。上記生成物をヘキサン中の25%EtOAcを溶離液として用いてシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーを用いて精製し、4.50gの所望のトリフルオロアセトアミド23c(R20+R21=シクロプロパン)(11.3mmol、ヒドロキシルアミンからの78%)を得た。
MS(ESPOS):418.0[M+Na]+
23℃のヂアセトニド23c(R20+R21=シクロプロパン)(4.50g、11.3mmol、1当量)の溶液に水性TFA(80%、100mL、0℃まで事前に冷却される)を添加した。上記反応を23℃で35分間攪拌し、その後濃縮させ、そのうちの主要な成分が所望の脱保護ガラクトースである3.87gの白色固体を得た。
MS(ESPOS):338.1[M+Na]+
23℃のCH2Cl2(130mL)中の粗いガラクトース(3.65g、11.6mmol、1当量)及びEt3N(16.1mL、116mmol、10当量)の溶液にAc2O(7.65mL、81.1mmol、7当量)、続いてDMAP(141mg、1.2mmol、0.1当量)を添加した。上記反応を23℃で2時間攪拌し、その後MeOH(5mL)で停止させた。上記停止させた反応混合物を5分間攪拌し、その後Et2O(300mL)で希釈した。生ずる溶液をH2O(2×300mL)、1.0N HCl(300mL)、飽和水性NaHCO3(300mL)、塩水(300mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、5.07gのアセチル化生成物をアルファ/ベータ及びピラノース/フラノース異性体の混合物として得た。
MS(ESPOS):506.1[M+Na]+
0℃のCH2Cl2(150mL)中の過酢酸異性体(5.07g)の溶液に酢酸中のHBrの溶液(33%、30mL)を添加した。上記反応を0℃で30分間攪拌し、その後23℃まで温めた。さらなる3.5時間攪拌後、上記反応混合物をCH2Cl2(50mL)で希釈し、氷水(2×300mL)、氷冷50%飽和水性NaHCO3(2×300mL)、氷冷50%飽和塩水(300mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、4.33gのα−ブロミド23d(R20+R21=シクロプロパン)(8.60mmol、ヂアセトニドからの76%)を得た。この物質をさらなる精製なしに使用した。
23℃のAcOH(100mL)中のブロミド23d(R20+R21=シクロプロパン)(4.33g、8.60mmol、1当量)の溶液にAgOAc(1.44g、8.60mmol、1当量)を添加した。23℃で45分間の攪拌後、上記反応混合物をCH2Cl2(350mL)で希釈し、及びH2O(2×400mL)、氷冷50%飽和水性NaHCO3(3×300mL)、塩水(400mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、3.76g(7.78mmol、91%)の所望のβ−酢酸塩を白色泡沫として得た。この物質をさらなる精製なしに使用した。
MS(ESPOS):506.1[M+Na].
23℃のCH2Cl2(50mL)中のβ−酢酸塩(3.76g、7.78mmol、1当量)の溶液にPCl5(1.70、8.17mmol、1.05当量)、続いてBF3・OEt2(50μL)を添加した。1時間攪拌後、上記反応をCH2Cl2(300mL)で希釈し、及び氷冷塩水(500mL)、氷冷50%飽和水性NaHCO3(2×500mL)、氷冷塩水(500mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、3.72gの所望のβ−クロリド23e(R20+R21=シクロプロパン)を得た。上記生成物をさらなる精製なしに使用した。
MS(ESNEG):458.2[M−H].
23℃のDMF(30mL)及びHMPA(7.5mL)中の塩化ガラクトシル23e(R20+R21=シクロプロパン)(3.72g、8.10mmol、1当量)の溶液にMeSNa(1.70g、24.3mmol、3当量)を添加した。23℃で35分間の攪拌後、上記反応混合物をEt2O(150mL)及び1:1 H2O/塩水(70mL)の間で分割した。上記層を分離し、上記水層をEt2O(150mL)で再抽出した。上記混合した有機物を乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させた。上記残留物をCH2Cl2(130mL)中に溶解し、及びEt3N(11.3mL、81.0mmol、10当量)、Ac2O(5.35mL、56.7mmol、7当量)、及びDMAP(99mg、0.81mmol、0.1当量)で処理した。23℃で1時間攪拌した後、上記反応をMeOH(3.0mL)で停止させた。上記停止させた反応混合物を10分間攪拌し、その後Et2O(200mL)及びH2O(200mL)の間で分割した。上記層を分離し、上記有機層を1.0M水性HCl(200mL)、飽和水性NaHCO3(200mL)、塩水(100mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させた。粗い生成物をヘキサン中の30%EtOAcを溶離液として用いてシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製し、2.03g(4.30mmol、53%)の所望の生成物23f(R20+R21=シクロプロパン、R1=SMe)を白色固体として得た。
Figure 2007516172
23℃のMeOH(35mL)中のトリアセチルトリフルオロアセトアミド23f(R20+R21=シクロプロパン、R1=SMe)(2.03g、4.30mmol、1当量)の溶液に1.0M水性NaOH(43mL、43mmol、10当量)を添加した。上記反応を100分間攪拌し、その後1.0M水性HCl(48mL)でpH2まで酸性化した。生ずる溶液をin vacuoで乾燥するまで濃縮させ、その後上記残留物をEtOH(40mL)中に溶解/懸濁し、及び中位多孔性ガラスフリットをとおしてろ過し、NaClを除去した。上記固体をEtOH(2×200mL)で洗浄した。上記混合したろ過物をAmberlite IRA400(OH- form)樹脂(MeOH中60mL樹脂ベッド)で、樹脂をMeOH(2×20mL)で移して、処理した。生ずる混合物を23℃で1時間攪拌し、その後ろ過した。上記樹脂をMeOH(3×100mL)、CH3CN(100mL)で洗浄した。上記混合したろ過物を濃縮させ、1.04gの所望のガラクトシド23g(R20+R21=シクロプロパン、R1=SMe)を白色固体(4.19mmol、97%)として得た。上記生成物をさらなる精製なしに使用した。
Figure 2007516172
一般方法V
スキーム24中の一般方法にしたがって、23℃のTHF(70mL)中の塩酸化合物1(9.90mmol、1当量)の溶液にH2O(70mL)、続いてKHCO3(12.9mmol、1.3当量)、続いて(Boc)2O(12.9mmol、1.3当量)を添加した。5時間攪拌後、上記反応混合物を塩水(200mL)及びEtOAc(300mL)の間で分割した。上記有機層を分離し、及び塩水(150mL)で洗浄し、及び乾燥させた(MgSO4)。溶媒を真空下で除去し、及び上記粗い生成物を1.2Lの合計溶離液にわたり直線勾配(75%EtOAc/ヘキサン〜100%EtOAc)を用いてBiotage(商標)カラムクロマトグラフィーシステム(40+Mカートリッヂ、40mmID×150mm)を用いて50mL/分で精製し、カルバミン酸塩24a(8.91mmol、90%)を得た。
23℃のベンゼン(300mL)中のカルバミン酸塩24a(15.9mmol、1当量)の溶液にp−アニスアルデヒドヂメチルアセタール(4.06mL、23.8mmol、1.5当量)、続いてPPTS(199mg、0.79mmol、0.05当量)を添加した。上記反応混合物を還流まで熱した。4時間後、第二の部分のp−アニスアルデヒドヂメチルアセタール(2.0mL、11.7mmol、0.74当量)を添加した。さらなる17時間後、第三の部分のp−アニスアルデヒドヂメチルアセタール(2.0mL、11.7mmol、0.74当量)を添加した。最後の添加後、上記反応をさらなる3時間還流し、その後23℃まで冷却し、及びEtOAc(300mL)及びH2O(300mL)の間で分割した。上記有機層を50%飽和水性NaHCO3(300mL)、塩水(150mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させた。上記粗い生成物をヘキサン中の40%EtOAcを溶離液として用いてシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製し、アセタール24b(11.3mmol、71%)を得た。
0℃のリン酸トリメチル(60mL)中のアルコール24b(4.82mmol、1当量)の溶液にピリヂン(3.90mL、48.2mmol、10当量)を添加し、続いてPOCl3(0.88mL、9.65mmol、2当量)を60秒間の過程にわたり添加した。適切な塩基の存在下での酸無水物(R11CO)2O又は酸塩化物R11COClの如き他のアシル化試薬は異なるR11アシル置換基を提供するためにこの段階で使用されうる。上記添加後、上記反応を0℃で2時間維持し、その後重炭酸トリエチルアンモニウム緩衝液(1.0M、pH8.5、40mL)を上記反応を停止させるために慎重に添加した。H2O(60mL)をその後添加し、及び生ずる混合物を0℃で30分間攪拌し、その後23℃まで温めた。停止させた反応混合物を23℃で2時間攪拌した後、揮発性物質を水浴(40〜45℃)中でのおだやかな加熱の助けを伴ってin vacuoで除去した。生ずる粗い生成物をDMF(3×100mL)、その後トルエン(150mL、浴槽温度=40〜45℃)での共蒸発により共沸として乾燥させ、白色固体を得た。上記粗い生成物24c(R11=PO(OH)2)は実質的にトリエチルアンモニウム塩で汚染されていたが、精製なしに次に進めた。
0℃の1,2−ヂクロロエタン(600mL)中の上記に示されるように調製される保護されたリン酸塩24c(R11=PO(OH)2)(前の段階からの粗生成物、約4.8mmol)の溶液にH2O(25mL)、続いてTFA(200mL)を添加した。上記添加後、上記反応を0℃で5分間維持し、その後23℃まで温めた。23℃で25分間攪拌した後、揮発性物質をin vacuoで除去し、16.2gの油を得た。上記粗い生成物を1:1 H2O/MeOH(70mL)中に溶解し、ろ過し、及び生ずる溶液を調製済みHPLC(Waters Nova−Pak(商標)HR C18,6μm粒子サイズ、60Å孔サイズ、40mmID×200mm、H2O中の5〜60%アセトニトリル w/0.1%AcOH 30分間にわたり、75mL/分 流速)により精製し、所望の2−リン酸塩5(R11=PO(OH)2)(3.10mmol、遊離アルコールからの64%)を白色固体として得た。
方法W
0℃のTHF(30mL)中のβ−ラクタム25a(2.92g、12.8mmol、1当量;Baldwin et al, Tetrahedron, 1990, 46, 4733により示されるようにベンジル(S)−(−)−4−オキソ−2−アゼチヂン−カルボキシレート(Aldrich)から調製される)の溶液にLDA(2.0M、14.0mL、28.1mmol、2.2当量)の溶液をシリンジポンプを介して20分間にわたり添加した。上記反応を0℃で30分間攪拌した。臭化クロチル(85%、2.89mL、28.1mmol、2.2当量)を一滴ずつca.1.5分間にわたり添加し、及び上記混合物を0℃で2時間攪拌し、及びその後1.0M水性KHSO4(100mL)及びEtOAc(100mL)の間で分割した。上記有機層を分離し、及び1.0M水性KHSO4(100mL)、塩水(100mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、25b(R9’=2−ブテニル)3.65g(100%)の緑がかった黄色の固体を得た。この物質をさらなる精製なしに使用した。
MS(ESNEG):282.2[M−H]-
トリメチルシリルヂアゾメタン(Et2O中2.0M、25.0mL、50mmol、3.9当量)を0℃のメタノール(70mL)中の酸25b(R9’=2−ブテニル)(3.65g、12.9mmol、1当量)の溶液にゆっくりと添加した。溶媒を真空下で除去し、3.53g(11.9mmol、92%)の所望のエステル生成物を黄色油として得た。この物質をさらなる精製なしに次の反応において使用した。
23℃のEtOAc(40mL)中のアルケン25c(R9’=2−ブテニル)(3.53g、11.9mmol、1当量)の溶液にPd/C(10重量%、482mg)を添加した。上記反応容器を水素(風船)で満たし、及び上記混合物を激しく攪拌した。2.5時間後、上記反応混合物をCeliteのパッドをとおしてろ過した。CeliteをEtOAc(200mL)で洗浄し、及び上記ろ過物を濃縮させ、3.51g(11.7mmol、99%)の25c(R9=ブチル)を黄色油として得た。この物質をさらなる精製なしに使用した。
MS(ESPOS):300.4[M+H]+
23℃のTHF(50mL)中のN−TBS β−ラクタム25c(R9=ブチル)(3.51g、11.7mmol、1当量)の溶液にEt3N・3HF(0.95mL、5.85mmol、0.5当量)を添加した。23℃で60分間攪拌後、上記反応混合物を90%飽和塩水(150mL)及びEtOAc(200mL)の間で分割した。上記有機層を分離し、及び塩水(150mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させた。上記生成物をヘキサン中の50%EtOAcを溶離液として用いてシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製し、1.48g(8.0mmol、68%)の25d(R9=ブチル)を透明な油として得た。
MS(ESPOS):578.3[3M+H]+
23℃のTHF(150mL)中のβ−ラクタム25d(R9=ブチル)(2.06g、11.1mmol、1当量)の溶液にLiAlH4の溶液(THF中1.0M、22.9mL、22.9mmol、2.06当量)をシリンジを介して2分間の過程にわたり添加した。0℃で10分間の攪拌後、上記反応を23℃まで温め、15分間攪拌し、及びその後3時間還流した。上記混合物をその後0℃まで冷却し、及びH2O(1.0mL)、続いて15%水性NaOH(1.0mL)、及びその後H2O(2.5mL)の慎重な添加を介して停止させた。生ずる懸濁物を23℃で1.5時間攪拌し、Et2O(250mL)で希釈し、及びCeliteをとおしてろ過し、Et2O(250mL)で洗浄した。上記ろ過物を濃縮させ、1.42gの所望の生成物25e(R9=ブチル)(9.93mmol、89%)を透明な油として得た。上記生成物をさらなる精製なしに使用した。
MS(ESPOS):287.4[2M+H]+
23℃のヂクロロメタン(50mL)中のアミノアルコール25e(R9=ブチル)(1.41g、9.86mmol、1当量)の溶液にBoc2O(2.59g、11.9mmol、1.2当量)を添加した。23℃で2時間攪拌後、上記反応混合物を濃縮させた。上記生成物をヘキサン中の33%EtOAcを溶離液として用いてシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製し、1.53g(6.31mmol、64%)の25f(R9=ブチル)を透明な油として得た。
MS(ESPOS):266.0[M+Na]+
23℃のH2O(60mL)中のNaIO4(8.81g、41.2mmol、10当量)の溶液にRuCl3・xH2O(350mg、触媒量)、続いてアセトン(60mL)中のアルコール25f(R9=ブチル)(1.00g、4.12mmol、1当量)の溶液を添加した。上記二相混合物を23℃で30分間攪拌し、その後EtOAc(250mL)で抽出し、上記有機層を捨てた。上記水性残留物を2のさらなる部分のEtOAc(2×150mL)で抽出した。上記混合した有機抽出物を2−プロパノール(75mL)で処理し、及び23℃で攪拌した。2時間攪拌後、上記混合物をCeliteをとおしてろ過し、EtOAc(300mL)で洗浄した。上記ろ過物を濃縮させ、0.78gの所望の生成物25g(R9=ブチル)(3.04mmol、74%)を濃い色の油として得た。上記生成物をさらなる精製なしに使用した。
MS(ESPOS):280.0[M+Na]+
方法X
23℃のDMF(100mL)中のアルコール25f(R9’=2−メチル−2−ブテニル)(3.31g、13.0mmol、1当量)の溶液にイミダゾール(2.21g、32.5mmol、2.5当量)、続いてTBSCl(2.93g、19.5mmol、1.5当量)を添加した。上記反応を35分間攪拌し、及びその後MeOH(2.0mL)で停止させた。5分間攪拌後、生ずる混合物をEt2O(500mL)及びH2O(400mL)の間で分割した。上記有機層を分離し、及びH2O(400mL)、塩水(200mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、26a(R9’=2−メチル−2−ブテニル)4.13g(11.2mmol、86%)の所望の生成物を透明な油として得た。
MS(ESPOS):392.4[M+Na]+
−78℃のヂクロロメタン(80mL)中の中間体26a(R9’=2−メチル−2−ブテニル)(2.03g、5.50mmol、1当量)の溶液を気体分散管を介して導入されるオゾン(1.2L/分)で青色が観察されるまで(20分間)処理した。酸素流(1.2L/分)をその後過剰のオゾンを出すために上記反応混合物にとおした。15分後、酸素流を止め、及びPPh3(2.16g、8.25mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を−78℃で30分間、その後0℃で15分間攪拌し、及びその後23℃まで温めた。23℃で10分間攪拌した後、シリカゲルを添加し、及び生ずる混合物を真空下で乾燥するまで濃縮させ、自由に流動する粉末を得、それを直接シリカゲルカラム上にロードした。ヘキサン中の30〜33%EtOAcを溶離液として用いたフラッシュカラムクロマトグラフィーは1.52g(4.42mmol、80%)のアルデヒド26bを透明な油として与えた。
MS(ESPOS):398.0[M+MeOH+Na]+
0℃のTHF(10mL)中の臭化シクロプロピルメチルトリフェニルフォスフォニウム(1.22g、3.06mmol、1.5当量)の懸濁物にNaHMDS(THF中の1.0M、3.06mL、3.06mmol、1.5当量)の溶液を一滴ずつシリンジを介して1分間の過程にわたり添加した。生ずる溶液を0℃で20分間攪拌し、その後カニューレを介して移されるTHF(3.0mL;2×1.0mLフラッシュ)中のアルデヒド26b(700mg、2.04mmol、1当量)の溶液で処理した。0℃で15分後、上記反応を23℃まで温め、さらなる10分間攪拌し、その後飽和NH4Cl(30mL)で停止させた。生ずる混合物をEt2O(120mL)及びH2O(50mL)の間で分割した。上記有機層を分離し、及び塩水(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させた。ヘキサン中の10%EtOAcを溶離液として用いたフラッシュカラムクロマトグラフィーは588mg(1.54mmol、76%)の26c(R9’=3−シクロプロピル−プロプ−3−エニル)を透明な油として与えた。
MS(ESPOS):404.3[M+Na]+
23℃のヂオキサン(5.0mL)中のアルケン26c(R9’=3−シクロプロピル−プロプ−3−エニル)(191mg、0.50mmol、1当量)の溶液にアゾヂカルボン酸ニカリウム(973mg、5.01mmol、10当量)を添加し、続いてヂオキサン(5.0mL)中のAcOH(573μL、10.0mmol、20当量)の溶液をシリンジポンプを介して16時間の過程にわたりゆっくりと添加した。上記添加の完了後、上記反応をさらなる6時間攪拌し、その後Et2O(150mL)の助けを伴ってガラスフリットをとおしてろ過し、沈殿物を除去した。生ずる溶液を飽和水性NaHCO3(2×100mL)、塩水(80mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させた。上記手順を得られた粗い物質について3回繰り返し、アルケンの完全な変換を得、183mg(0.48mmol、96%)の飽和生成物26d(R9=3−シクロプロピル−プロピル)を透明な油として得た。
MS(ESPOS):406.0[M+Na]+
23℃のTHF(10mL)中のTBSエーテル26d(R9’=3−シクロプロピル−プロピル)(190mg、0.50mmol、1当量)の溶液にTBAFの溶液(THF中の1.0M、0.55mL、0.55mmol、1.1当量)を添加した。生ずる溶液を23℃で40分間攪拌し、その後Et2O(50mL)及びH2O(50mL)の間で分割した。上記有機層を分離し、及び塩水(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、133mg(0.50mmol、100%)の26e(R9=3−シクロプロピル−プロピル)を透明な油として得た。
MS(ESPOS):290.2[M+Na]+
26eの所望のカルボン酸生成物26f(R9=3−シクロプロピル−プロピル)への触媒ルテニウム酸化は以前の実施例中に示されるように行われた。
MS(NEG):282[M−H]-
方法Y
ラセミ27a(R 9 =n−プロピル)の合成。 メタノール(30mL)、濃HCl(10mL)中の10b(R9=n−プロピル)(22g、0.13mol)の溶液に酸化プラチナ(IV)(5g)を添加した。上記反応混合物を50psiで16時間水素化し、上記触媒をセライト(商標)をとおしたろ過により除去し、及び上記ろ過物を乾燥するまで蒸発させた。上記粗いピペコリン酸をさらなる精製なしに使用した。
上記粗いピペコリン酸残留物19gをアセトニトリル(200mL)中に溶解し、水酸化テトラメチルアンモニウム・5H2O(33g)を添加し、及び上記反応混合物を30分間攪拌し、ピロ炭酸ヂ−t−ブチル(39g、0.46mol)を添加し、及び上記反応混合物を室温で72時間攪拌した。追加の水酸化テトラメチルアンモニウム・5H2O(8g)及びピロ炭酸ヂ−t−ブチル(9g)を添加し、及び上記反応混合物を24時間攪拌した。上記反応溶媒をin vacuoで除去し、及び生ずる油を水(200mL)で希釈し、及びエーテル(200mL)で洗浄した。水性部分を固体クエン酸でpH3〜4まで酸性化し、及びその後酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。上記混合した有機層をMgSO4上で乾燥させ、ろ過し、及び上記溶媒を除去し、27a(R9=n−プロピル)(19g、77%)を黄色油として得、それは静止に際して結晶化した。
1H NMR(300MHz、CD3OD)δ4.31(m,1),3.60(m,1),3.33(m,1),2.01(m,4),1.24(m,14),0.89(t,J=5.7,3);MS(ESNEG):270[M−1]-
ラセミ混合物27a(R9=n−プロピル)をアセトニトリル(5倍量)及びS−α−メチルベンジルアミン(0.5当量)で希釈し、上記混合物を還流まで熱し、及び種晶を伴って冷却させる。上記混合物を一晩置く。形成された塩のはじめの収穫物をその後ろ過し、及び最終的な再結晶化まで取っておく。
上記ろ過からの液をin vacuoで濃縮させ、及びその後DCM(4倍量)中に取り上げ、上記DCMをその後1Mクエン酸(DCMの2/3倍量)で洗浄する。上記DCMをその後分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、及びin vacuoで濃縮させる。2R,4Sエナンチオマーを豊富に含む遊離酸を5倍量のアセトニトリル中に取り上げ、及び0.85当量のR−α−メチルベンジルアミンを添加し、及び上記混合物を還流まで熱し、及び種晶を伴って冷却させる。上記混合物を一晩置く。形成された塩をその後ろ過し、及び取っておく(上記塩のeeは一般的に85〜90%である)。
2S,4R塩の第二の収穫物を得るためのプロセスは、R−α−メチルベンジルアミンがS−α−メチルベンジルアミンで置換される点を除いては、前の段落のものと同じである。形成される第二の収穫物塩をその後ろ過し(一般的に約80〜90%のeeを有する)、及び最終的な再結晶化まで取っておく。
上記ろ過からの液(2S,4R塩形成液、第二の収穫物)をin vacuoで濃縮させる。上記塩を以前に示される方法により壊す。この段階で不純物は塩形成が可能でないレベルまで濃縮されている。上記遊離酸をカラムクロマトグラフィー(30%EtOAc/ヘキサン)にかけ、及びこれは所望されない不純物を除去する。上記カラムは化合物に対して10:1重量対重量の割合のシリカを使用した。また、上記化合物を3当量(wt:wt)のシリカ上に吸収させた。
上記カラムからの遊離酸(2R,4Sエナンチオマーを豊富に含む)をアセトニトリル(5倍量)で希釈し、及びR−α−メチルベンジルアミンを添加し、及び上記再結晶化を繰り返す。
上記塩の破壊及び2S,4R塩の形成は以前に示されるものと同じである。形成された塩の第三の収穫物は一般的に80〜90%のeeを有する。
2S,4R塩の3の収穫物を混合し、及びアセトニトリル(7倍量)で希釈する。上記混合物を還流まで熱し、その時点で全ての塩は溶解する。上記混合物をその後室温まで冷却させ、及び種晶を伴って一晩置く。溶液から沈殿した塩をろ過する。上記塩は約97%のeeを示す。上記プロセスを繰り返し、99%超のeeを有する塩を得る。上記塩をDCM(4倍量)中に取り上げ、及び1Mクエン酸(DCMの約2/3倍量)で2回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、及びin vacuoで濃縮させる。このプロセスは77%の理論的収率の2S,4Rエナンチオマーを琥珀色の油98%eeとして与える。
方法Z
以下の条件は、P1=H及びP2=カルボン酸−t−ブチルエステル(Boc)である、方法Z中に示される一般カップリング及び脱保護スキームの代表である。
23℃のDMF(2.0mL)中のアゼテヂン酸25f(R9=ブチル)(52mg、0.20mmol、1当量)、7−Cl MTL6b(R2=H、R3=Cl)(58mg、0.20mmol、1当量)及びHBTU(84mg、0.22mmol、1.1当量)の溶液にDIPEA(88μL、0.51mmol、2.5当量)を添加した。23℃で12時間の攪拌後、DMFをin vacuoで除去し、その後上記残留物をEtOAc(100mL)及び1:1 塩水:10%水性クエン酸(100mL)の間で分割した。上記有機層を分離し、及び1:1 塩水/飽和水性NaHCO3(100mL)、塩水(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、82mg(0.17mmol、84%)の13a(R2=H、R3=Cl、R9=ブチル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=0)をガラス状の固体として得、それを次の段階においてさらなる精製なしに使用した。
23℃の1,2−ヂクロロエタン(10mL)中のカルバミン酸塩13a(R2=H、R3=Cl、R9=ブチル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=0)(82mg、0.17mmol、1当量)の溶液にH2O(0.40mL)、続いてTFA(4.0mL)を添加した。23℃で20分間攪拌後、トルエン(50mL)を添加し、及び生ずる溶液を乾燥するまで濃縮させた。上記残留物を半調製済みHPLC(Waters Nova−Pak(商標)HR C18、6μm粒子サイズ、60Å孔サイズ、20mm ID×100mm、H2O中5〜60%アセトニトリル w/0.1% HCl 30分間にわたり、20mL/分 流速)により精製し、41mgの表題の化合物3−ブチル−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミドを白色固体として得た。
Figure 2007516172
方法AA
DMF(2mL)中のピリヂン−2−カルボン酸10b(0.5mmol)に一般カップリングスキーム13中に定義されるリンコサミン(0.5mmol)、続いてHBTU(214mg、0.55mmol)及びDIEA(132mg、1mmol)を添加した。上記反応混合物を室温で2時間攪拌する。上記溶媒を除去し、及び粗い物質の精製をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより行い、化合物13bを得た。
水(10mL)、AcOH(3mL)及びMeOH(2mL)中のピリヂン13b(0.46mmol)の溶液にPtO2(200mg)を添加し、及び生ずる反応混合物を55psi水素下で一晩又はより低い水素圧で延長された期間振った。残留の触媒をセライトをとおしたろ過により除去し、及び上記溶媒を除去し、粗い生成物を得た。精製をDCM中のMeOHを用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより行い、スキーム13中に定義される1型のリンコサミドアナログを得た。
一般的に、シリカクロマトグラフィーは所望されない異性体からシス−2Sヂアステレオマーを容易に分離する。いくつかの場合には、上記異性体の分離は半調製済みHPLCを必要とする。条件の代表的なセットは以下のとおりである:(Waters Nova−Pak(商標)HR C18 カラム、6μm粒子サイズ、60Å孔サイズ、20mm ID×100mm、5〜60% アセトニトリル 0.1% AcOH/H2O 0.1% AcOH 30分間にわたり、20mL/分 流速)。
方法AB
[2−メチル−1−(3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−カルバミン酸第三−ブチルエステル、15b段階a(P 1 =Boc、P 2 =Bn、R 2 =Me、R 3 =H)、(中間体は示されていない)の合成。 ベンゼン(40mL)中の2a(P=Boc、R1=Me、R2=H)(2g、5.7mmol)の速く攪拌された溶液にN2気体下で50%水性KOH(12.8mL)、重硫酸テトラブチルアンモニウム(0.67g)及び臭化ベンジル(6.77mL、57.0mmol)を添加し、激しく攪拌しながら懸濁した。3.5時間後、ベンジルアミン(6.0mL)を添加し、及び上記反応混合物をさらなる20’攪拌し、その後トルエン(300mL)を添加し、及び上記有機層をH2O(2×100mL)、2M KHSO4(3×100mL)、飽和水性NaHCO3(1×100mL)、塩水(1×100mL)で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。上記粗い生成物のシリカ10% EtOAc/ヘキサン〜15% EtOAc/ヘキサン上のクロマトグラフィーは生成物15b、段階a、2−メチル−1−(3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−カルバミン酸第三−ブチルエステルを無色の泡沫(2.6g、72%)として与えた;MS(ESPOS):522.8[M+H−Boc]+
[2−メチル−1−(3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−6−フルオロ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−カルバミン酸第三−ブチルエステル、15b(P 1 =Boc、P 2 =Bn、R 2 =Me、R 3 =H)、段階bの合成。 DCM(25mL)中の上記中間体2−メチル−1−(3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−カルバミン酸第三−ブチルエステル(1.54g、2.5mmol)の−16℃まで冷却した攪拌した溶液にN2気体下でDAST(0.599mL、4.46mmol)を添加し、激しく攪拌しながら懸濁した。5分後、固体NBS(0.599mL、4.46mmol)を5分間にわたり添加し、及び上記反応混合物をさらなる45’攪拌し、その後DCM(300mL)を添加し、及び上記有機層を飽和水性NaHCO3(1×100mL)で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。上記粗い生成物のシリカ 15%〜30% Et2O/ヘキサン上のクロマトグラフィーの生成物、1−α及びβフッ素化[2−メチル−1−(3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−6−フルオロ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−カルバミン酸第三−ブチルエステル15b(P1=Boc、P2=Bn、R2=Me、R3=H)の混合物を無色の油(0.85g、58%)として単離した;TLC(20% Et2O/ヘキサン)Rf異性体1=0.2、Rf異性体1=0.05.19F NMR(CDCl3)δ異性体1:−132.78、−132.96、異性体2:−145.05、−145.13、−145.23、−145.31、HPLC C18 3.5μm、4.6×30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 10分間にわたり;1.5mL/分):リテンション時間=7.93分、7.98分;MS(ESPOS):494.7[M+H−Boc]+;MS(ESNEG):592.7[M−H]+
2−メチル−1−(6−アリル−3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルアミン、15c(P 1 =H、P 2 =Bn、R 1 =アリル、R 2 =Me、R 3 =H)の合成。2気体下のDCM(30mL)中の上記中間体15b(831g、2.5mmol)の−32℃まで冷却した攪拌した溶液にアリルトリメチルシラン(1.12mL、7.0mmol)を添加した。10分後、BF3・Et2O(0.36mL、2.8mmol)を2分間にわたり添加し、及び上記反応混合物をさらなる1.5時間攪拌し、その後0℃まで30分間温めた。上記反応混合物に水(1mL)及びTFA(15mL)を添加し、上記反応混合物を室温まで温め、1時間攪拌し、及び乾燥するまで蒸発させた。上記残留物をEt2O(200mL)中に溶解し、1M水性K2CO3(50mL)及び塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させ、生成物15c(P1=H、P2=Bn、R1=アリル、R2=Me、R3=H)を無色の油(0.69g、96%)として単離した;TLC(20% EtOAc/ヘキサン)Rf=0.05;MS(ESPOS):516.4[M+H−Boc]+
2−(1−アミノ−2−メチル−プロピル)−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール。2下の2−メチル−1−(6−アリル−3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルアミン、15c 160mg及び100mgのdegussa 50% w/w wet 10%パラヂウム/炭素をTHF(5mL)及び1M水性HCl(1mL)中に懸濁し、及び上記反応混合物を1atm圧H2下で24時間攪拌した。上記反応混合物をCeliteをとおしてろ過し、乾燥するまで蒸発させ、生成物2−(1−アミノ−2−メチル−プロピル)−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール(60.8mg、89%)をHCl塩として得た。TLC(CHCl3:MeOH:32%水性AcOH)Rf=0.35.MS(ESPOS):248[M+H]+
方法AC
一般的に、以下の実施例中に詳述される化合物のヂアステレオアイソマーの最終精製及び分離は半調製済みHPLCにより達成されうる。最終生成物は214nmに設定されたWaters 2487(商標)デュアルλ吸収検出器及びS.E.D.E.R.E Sedex 55(商標)エヴァポレイティヴ光分散検出器で連続して装備されたWaters Prep LC 4000(商標)システム上で精製された。ヂアステレオアイソマーの分離のために使用される一般条件は以下のとおりである(Waters Nova−Pak(商標)HR C18 カラム、6μm粒子サイズ、60Å孔サイズ、20mm ID×100mm、5〜60% アセトニトリル 0.1% AcOH/H2O 0.1% AcOH 30分間にわたり、20mL/分 流速)。回収された画分は集められ、及び乾燥するまで凍結乾燥された。
実施例
以下の実施例は上記方法にしたがって調製された。
実施例1
4−(3,3−ヂフルオロ−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−(3,3−ヂフルオロ−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。0℃の乾燥DMF(0.5mL)中の2b(R2’=H)(45mg、0.18mmol、1当量)の溶液にトリエチルアミン(79.4μL、0.57mmol、3.2当量)、続いてビス−(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド(71.2μL、0.27mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を0℃で10分間攪拌し、及びその後室温で50分間攪拌した。上記反応混合物を25mL丸底フラスコ中の一般方法M中で調製される保護されたアミノ酸8c(R9=3,3−ヂフルオロアリル)(56mg、0.19mmol、1.1当量)に添加し、続いて固体HATU(91.2mg、0.24mmol、1.3当量)を添加した。上記反応混合物を室温で3時間攪拌した。上記反応混合物を乾燥するまで蒸発させ、酢酸エチル(60mL)中に取り上げ、10%クエン酸(2×40mL)、水(40mL)、半飽和水性NaHCO3(40mL)、及び塩水で洗浄した。上記有機層をNa2SO4上で乾燥させ、及び蒸発させ、黄色シロップを得た。
メチルスルフィド(0.2mL)を伴うDCM(9mL)中の上記粗いカップリング生成物の溶液にトリフルオロ酢酸(3mL)及び水(0.2mL)を添加した。上記反応混合物を室温で1時間攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、及びトルエンで2回共蒸発させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、上記表題の化合物4−(3,3−ヂフルオロアリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド(55.6mg、73%)を白色固体として得た:
Figure 2007516172
実施例2
4−(3−ピリヂン−4−イル−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例2の表題の化合物、4−(3−ピリヂン−4−イル−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミドをスキーム8中に示されるwittigオレフィン化段階における塩化トリフェニル(4−ピリヂルメチル)フォスフォニウムに由来するイリドを用いて実施例1及び一般方法M中に示される手順にしたがって調製した。HPLC:C18 3.5μm、4.6×30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 10分間にわたり;1.5mL/分:Rf=2.99分;
Figure 2007516172
実施例3
4−(3−ピリヂン−4−イル−プロピル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例3の表題の化合物、4−(3−ピリヂン−4−イル−プロピル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミドをスキーム8中に示されるwittigオレフィン化段階における塩化トリフェニル(4−ピリヂルメチル)フォスフォニウムに由来するイリドを用いて一般方法M中にしたがって調製し、続いて保護されたアミノ酸8b(R9=3−ピリヂン−4−イル−プロピル、R2=H)へ還元的に脱保護した。実施例1中に示されるカップリング及び脱保護手順は所望の最終生成物を提供した。HPLC:C18 3.5μm、4.6×30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 10分間にわたり;1.5mL/分:Rf=2.99分;
Figure 2007516172
実施例4
4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
N−Cbz−(2S),(4S)−(n−ブチルスルファニル)プロリン9d(P=Cbz、m=1、R9=n−ブチルスルファニル)。上記表題の中間体を一般方法N中に示されるように調製した。N2下のDMF(10mL)中の中間体9b(P=Cbz、m=1、LG=Ts)(1.34g、3.08mmol)の攪拌した溶液に1−ブタンチオール(0.7mL、6.16mmol、2当量)、続いて7−メチル−1,5,7−トリアザバイシクロ[4.4.0]デク−5−エン(0.7mL、4.87mmol、1.6当量)を添加した。上記添加後、生ずる混合物を室温で18時間攪拌し、その後EtOAc及びH2Oの間で分割した。上記有機層を分離し、塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、ろ過し、及び乾燥するまで蒸発させた。得られた粗い残留物をシリカ 3:1 ヘキサン/EtOAc上のクロマトグラフィーにかけ、メチルエステル9c(P=Cbz、m=1、R9=n−ブチルチオ)(470mg、44%)を得た。
メチルエステル9cを4:1 THF/H2O中の水酸化リチウム(132.7mg、3.16mmol、2.4当量)で一晩処理した。上記反応溶液のpHを水性1M HClで3に合わせ、及びEtOAc(3×100mL)で抽出した。上記混合した有機相をNa2SO4上で乾燥させ、ろ過し、乾燥するまで蒸発させ、生成物9d N−Cbz−(2S),(4S)−(n−ブチルチオ)プロリン(463mg、quant.)を得た。
2下の0℃の無水DMF(2mL)中のMTL1a(140mg、0.56mmol、1当量)の懸濁物にトリエチルアミン(0.3mL、2.2mmol、3.9当量)、続いてBSTFA(0.3mL、1.1mmol、2当量)を添加した。生ずる混合物を0℃で10分間、その後室温で30分間攪拌し、及び0℃まで冷却した。無水DMF(1mL)中の保護されたアミノ酸N−Cbz−(2S),(4S)−(n−ブチルチオ)プロリン(215mg、0.64mmol、1.2当量)の溶液、続いて固体HATU(320mg、0.84mmol、1.5当量)を添加し、冷却槽を除去し、及び室温で2時間攪拌した。高い真空下での上記反応混合物の蒸発後、得られた残留物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、10%クエン酸(2×50mL)、0.5M飽和水性NaHCO3(2×50mL)、塩水(50mL)で連続して洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、ろ過し、及び乾燥するまで蒸発させた。得られたペルシリル化中間体をMeOH(60mL)中のDowex(商標) 50w−400x H+ form樹脂(Aldrich)(200mg)で45分間処理し、ろ過し、乾燥するまで蒸発させ、シリカ(92:8 DCM/メタノール)上のクロマトグラフィーにかけ、所望のCbz保護リンコサミド(185mg、61%)を得た。
窒素下の無水EtOH(6mL)中の炭素上の10%パラヂウム(200mg)の攪拌した懸濁物に1,4−シクロヘキサヂエン(2mL)を添加し、10分後、EtOH(6mL)中の上記Cbz保護リンコサミド(178mg、0.33mmol)の溶液を添加した。生ずる混合物を攪拌し、及び還流まで一晩熱した。冷却後、上記反応混合物をセライトパッドをとおしてろ過し、エタノールで洗浄し、ろ過物及び洗浄物を乾燥するまで蒸発させた。得られた粗い残留物をシリカ(90:9:1 DCM/MeOH/濃縮水酸化アンモニウム)上のクロマトグラフィーにかけ、上記表題の化合物を得、それを1:1 アセトニトリル/水(4mL)中に取り上げ、1M HClで酸性化し(pH4)、及び凍結乾燥させ、HCl塩(35mg)を無色の粉末として得た:MS(ESPOS):439.3[M+H]+,461.2[M+Na]+
実施例5
4−エチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例5の表題の化合物をスキーム9中に示される置換段階におけるナトリウムエタンチオレートを用いて一般方法Nにしたがって調製した。実施例4中に示されるカップリング及び脱保護手順は所望の最終生成物を提供した。MS(ESPOS):412.6[M+H]+
実施例6
4−エチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例6の表題の化合物をトリフェニルフォスフォニウムヂブロミドを用いて一般方法Nにしたがって調製し、9b(P=Cbz、m=1、LG=Br)中に4−(S)ブロミド脱離基を組み込み、ナトリウムエタンチオレートをその後スキーム9中に示される置換段階において使用した。実施例4中に示されるカップリング及び脱保護手順は所望の最終生成物を提供した:MS(ESPOS):411.6[M]+
実施例7
4−エチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例7の表題の化合物をトリフェニルフォスフォニウムヂブロミドを用いて一般方法Nにしたがって調製し、9b(P=Cbz、m=1、LG=Br)中に4−(S)ブロミド脱離基を組み込み、ナトリウムエタンチオレートをその後スキーム9中に示される置換段階において使用した。実施例4中に示されるカップリング及び脱保護手順は所望の最終生成物を提供した:MS(ESPOS):429.1[M+H]+;MS(ESNEG):427.6[M−H]-,463.6[M+HCl]-
実施例8
4−エチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例8の表題の化合物を一般方法Nにしたがって調製し、ナトリウムエタンチオレートをその後スキーム9中に示される置換段階において使用した。実施例4中に示されるカップリング及び脱保護手順は所望の最終生成物を提供した。MS(ESPOS):429.1[M+H]+
実施例9
4−(4−メチル−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
2下の乾燥DMF(300μL)中の一般方法R、スキーム14中で調製されるトシレート中間体14b(P=CF3CO、m=1、R2=H、R3=OAc)(73.2mg、92μmol)の溶液に4−メチルベンジルチオール(Lancaster)(63.5μL、0.46mmol)、続いてMTBU(33.6μL、0.23mmol)を添加した。上記反応混合物を室温で16時間攪拌した。上記反応混合物をMeOH(1.5mL)中に取り上げ、MeOH中の0.5M NaOMe(920μL、9.2mmol)を添加し、及び上記反応混合物を室温で18時間攪拌し、その後Dowex(商標)樹脂ベッド(水中3.3mL)に添加した。上記樹脂をメタノール(5×10mL)、水(1×10mL)及びアセトニトリル(2×10mL)で洗浄し、上記生成物をその後MeOH中の5%濃縮NH4OH(5×10mL)及びMeCN(1×10mL)で洗浄することにより溶離した。上記混合した洗浄物の蒸発及び調製済みTLC(95:5 MeOH:0.25M NH3/DCM)は上記表題の化合物(25.0mg、56%)を無色の固体として提供した:MS(ESPOS):487.3[M+H]+;HPLC:C18 3.5μm、4.6×30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 5分間にわたり:Rt=1.91分。
実施例10
4−(4−フルオロ−フェニルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例10の表題の化合物を一般方法R、スキーム14中で調製されるトシレート中間体14b(P=CF3CO、m=1、R2=H、R3=OAc)から実施例9中で使用される手順により調製した。4−フルオロチオフェノール(Aldrich)は置換段階において使用される求核試薬であった:MS(ESPOS):477.3[M+H]+
実施例11
4−(3,3,3−トリフルオロ−プロピルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例11の表題の化合物を一般方法R、スキーム14中で調製されるトシレート中間体14b(P=CF3CO、m=1、R2=H、R3=OAc)から実施例9中で使用される手順により調製した。1,1,1−トリフルオロプロパンチオール(Aldrich)は置換段階において使用される求核試薬であった。
Figure 2007516172
実施例12
4−(3−メチル−ブチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例12の表題の化合物を一般方法R、スキーム14中で調製されるトシレート中間体14b(P=CF3CO、m=1、R2=H、R3=OAc)から実施例9中で使用される手順により調製した。3−メチルブタンチオール(Aldrich)は置換段階において使用される求核試薬であった。MS(ESPOS):453.3[M+H]+;HPLC:C18 3.5μm、4.6×30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 10分間にわたり:Rt=3.90分。
実施例13
4−(2,4−ヂクロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例13の表題の化合物を一般方法R、スキーム14中で調製されるトシレート中間体14b(P=CF3CO、m=1、R2=H、R3=OAc)から実施例9中で使用される手順により調製した。2,4−ヂクロロベンジルチオール(Maybridge)は置換段階において使用される求核試薬であった:MS(ESPOS):541.2[M]+;HPLC:C18 3.5μm、4.6×30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 10分間にわたり:Rt=4.383分。
実施例14
4−(チオフェン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例14の表題の化合物を一般方法R、スキーム14中で調製されるトシレート中間体14b(P=CF3CO、m=1、R2=H、R3=OAc)から実施例9中で使用される手順により調製した。チオフェン−2−イルメタンチオール(Aldrich)は置換段階において使用される求核試薬であった:MS(ESPOS):479.2[M+H]+;HPLC:C18 3.5μm、4.6×30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 10分間にわたり:Rt=3.656分。
実施例15
4−(ピラジン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例15の表題の化合物を一般方法R、スキーム14中で調製されるトシレート中間体14b(P=CF3CO、m=1、R2=H、R3=OAc)から実施例9中で使用される手順により調製した。2−メルカプトメチルピラジン(Pyrazine Specialties Inc.)は置換段階において使用される求核試薬であった。実施例15の表題の化合物の精製は調製済みTLC(16%メタノール酸アンモニア/ヂクロロメタン)により行われ、4−(ピラジン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミドの生成物(9mg、15%)を与えた。MS(ESPOS):475.5[M+H]+;497.4[M+Na]+
実施例16
4−(2,4−ヂクロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
0℃の乾燥DMF(1mL)中の2b(R2’=H)(100mg、0.40mmol、1当量)の溶液にトリエチルアミン(0.18mL、1.27mmol、3.2当量)を添加し、続いてビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド(0.16mL、0.60mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を0℃で10分間攪拌し、及びその後室温で50分間攪拌した。上記反応混合物に一般方法N中で調製されるBoc保護されたアミノ酸9d(P=Boc、m=1、R9=2,4−ヂクロロベンジルスルフィド)(263mg、0.65mmol、1.63当量)、HATU(302mg、0.80mmol、2当量)を添加した。上記反応混合物を室温で3時間攪拌した。上記反応混合物を乾燥するまで蒸発させ、酢酸エチル(150mL)中に取り上げ、10%クエン酸(2×80mL)、水(80mL)、半飽和NaHCO3(80mL)及び塩水で洗浄した。上記有機層をNa2SO4上で乾燥させ、及び蒸発させ、所望のBoc保護されたリンコサミドを黄色シロップとして得た。
メチルスルフィド(0.33mL)を伴うDCM(15mL)中の上記Boc保護されたリンコサミドの溶液にトリフルオロ酢酸(5mL)及び水(0.33mL)を添加した。上記反応混合物を室温で1時間攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、及びトルエンで2回共蒸発させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、白色固体(61mg)を得た。上記白色固体を調製済み薄層クロマトグラフィーにより精製し、4−(2,4−ヂクロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド(47.5mg、22%)を白色固体として得た:
Figure 2007516172
実施例17
4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
9c(P=Boc、m=1、R 9 =n−ブチルスルフィド)。2下の乾燥DMF(12mL)中の一般方法N中で調製されるトシレート9b(P=Boc、m=1)(1.61g、4.03mmol、1当量)の溶液にn−ブチルチオール(1.30mL、12.1mmol、3当量)を添加し、続いて7−メチル−1,5,7−トリアザバイシクロ−[4.4.0]デク−5−エン(MTBU)(0.87mL、6.05mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を室温で一晩攪拌し、及び乾燥するまで濃縮させた。上記残留物を酢酸エチル(100mL)中に取り上げ、10%クエン酸(50mL)及び塩水で洗浄し、及び濃縮させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、透明な油(1.24g、97%)を得た:
Figure 2007516172
9c(P=Boc、m=1、R9=n−ブチルスルフィド)。 THF(15mL)及び水(5mL)中のメチルエステル9c(1.24g、3.91mmol、1当量)の溶液に水酸化リチウム一水和物(0.82g、19.55mmol、5当量)を添加した。上記反応混合物を室温で一晩攪拌した。THFを真空下で除去した。上記残留物を酢酸エチル(200mL)及び10%クエン酸(100mL)の間で分割した。上記有機層を水(1×)、塩水(1×)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、及び蒸発させ、透明な油9c(P=Boc、m=1、R9=n−ブチル)(1.21g、100%)を得た:
Figure 2007516172
4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。0℃の乾燥DMF(0.8mL)中の2b(R2’=H)(75mg、0.30mmol、1当量)の溶液にトリエチルアミン(0.13mL、0.96mmol、3.2当量)を添加し、続いてビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド(0.12mL、0.45mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を0℃で10分間攪拌し、及びその後室温で50分間攪拌した。上記反応混合物にBoc保護されたアミノ酸9c(P=Boc、m=1、R9=n−ブチルスルフィド)(147mg、0.49mmol、1.63当量)、HATU(227mg、0.60mmol、2当量)を添加した。上記反応混合物を室温で3時間攪拌した。上記反応混合物を乾燥するまで蒸発させ、酢酸エチル(100mL)中に取り上げ、10%クエン酸(2×60mL)、水(60mL)、半飽和NaHCO3(60mL)及び塩水で洗浄した。上記有機層をNa2SO4上で乾燥させ、及び蒸発させ、黄色シロップを得た。
メチルスルフィド(0.33mL)を伴うDCM(15mL)中の上記シロップの溶液にトリフルオロ酢酸(5mL)及び水(0.33mL)を添加した。上記反応混合物を室温で1時間攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、及びトルエンで2回共蒸発させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、白色固体、4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド(95mg、73%)を得た:
Figure 2007516172
実施例18
4−アジド−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
N−Boc−(2S,4R)−4−メタンスルフォニルプロリンメチルエステル9b(P=Boc、m=1、LG=Ms)。 DCM(10mL)中のN−Boc−(2S,4R)−4−ヒドロキシプロリンメチルエステル(Bachem)9a(P=Boc、m=1)、一般方法N(1g、4.0mmol)にピリヂン(1.64mL、20.0mmol)、塩化メタンスルフォニル(0.631mL、5.52mmol)を添加し、及び0℃で2時間攪拌し、及びさらに室温で一晩攪拌した。さらなるDCM(100mL)を添加し、HCl(1N、50mL)で洗浄し、及び上記有機部分を硫酸マグネシウム上で乾燥させた。メシレート生成物は溶媒の除去に際して得られ(1.30g、100%)、及びさらなる精製なしに使用した。
N−Boc−(2S,4S)−4−アジドプロリンメチルエステル9c(P=Boc、m=1、R9=アジド)。 N−Boc−(2S,4R)−4−メタンスルフォニルプロリンメチルエステルをDMF(10mL)中に取り、それにナトリウムアジド(1.30g、20.0mmol)を添加し、及び75〜80℃で一晩熱した。DMFを除去し、及び上記生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出し、及び水(50mL)で洗浄した。上記アジド生成物9c(P=Boc、m=1、R9=アジド)は溶媒の除去に際して得られた(0.98g、90%)。
9d(P=Boc、m=1、R9=アジド)。 THF(10mL)中の9c(P=Boc、m=1、R9=アジド)の攪拌した溶液を水(0.5mL)中の水酸化リチウム(300mg、7.14mmol)で一晩処理した。過剰の溶媒をロータリーエヴァポレーションにより除去し、及び上記残留物を酢酸エチルで抽出し、及び捨てた。上記水性部分を酸性化し、酢酸エチルで抽出し、及び硫酸マグネシウム上で乾燥させた。溶媒の除去は保護されたアミノ酸N−Boc−(2S,4S)−4−アジドプロリン9d(P=Boc、m=1、R9=アジド)(0.8g、88%)をもたらした:
Figure 2007516172
1−(2−(S)−4−(S)−(アジド)−N−ピローリヂン−2−イル−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド。 0℃のDMF(5mL)中の2b(R9’=H)(200mg、0.788mmol)にトリエチルアミン(0.164mL、1.18mmol)及びビス−(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド(0.93mL、3.94mmol)を添加し、及びその後室温で一晩攪拌した。その後、N−Boc−(2S,4S)−4−アジドプロリン(300mg、1.18mmol)及びHATU(444mg、1.18mmol)を0℃で添加し、及びその後4時間攪拌した。その終わりに、DMFを除去し、及び上記残留物を酢酸エチル(100mL)中に取り、及びクエン酸(10%、30mL)、飽和重炭酸ナトリウム(30mL)及び塩水(30mL)で洗浄した。上記有機部分を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、上記溶媒を除去し、粗い生成物を得、それを次の脱保護段階のためにそのまま取った。ヂクロロエタン中の上記粗い生成物に30%トリフルオロ酢酸(10mL)及びヂメチルスルフィド(0.5mL)を添加し、及び上記反応混合物を1時間攪拌した。上記溶媒を除去し、及び得られた粗い生成物をDCM中の20%メタノールを用いたシリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにかけ、上記表題の化合物を白色固体(278mg、90%)として得た:TLC:Rf=0.38(DCM中40%メタノール);
Figure 2007516172
実施例19
4−[3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−プロプ−1−イル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−(3−ヒドロキシ−プロピル)−2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−ピペリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル。
0℃の乾燥DMF(4.5mL)中の2b(R2’=H)(532mg、1.85mmol、1当量)の混合物にトリエチルアミン(1.28mL、9.25mmol、5当量)を添加し、続いてビス−(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド(0.74mL、2.78mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を0℃で10分間攪拌し、及びその後室温で50分間攪拌した。上記反応混合物に一般方法P中で調製されるBoc保護されたアミノ酸11f(R9’=3−t−ブチルヂメチルシルオキシプロピル、P=Boc)(741mg、1.85mmol、1.0当量)及びHATU(886mg、2.33mmol、1.26当量)を添加した。上記反応混合物を室温で3時間攪拌した。上記反応混合物を乾燥するまで蒸発させ、酢酸エチル中に取り上げ、10%クエン酸(1×)、水(1×)、飽和NaHCO3(1×)及び塩水で洗浄した。上記有機層をNa2SO4上で乾燥させ、及び濃縮させ、黄色シロップを得た。上記残留物をメタノール(20mL)中に取り上げ、及びDowex(商標)樹脂(340mg)を添加した。上記混合物を室温で1時間攪拌し、及び上記樹脂をろ過により除去した。上記ろ過物を濃縮させ、及び上記残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物4−(3−ヒドロキシ−プロピル)−2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−ピペリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル(694mg、72%)を白色固体として得た:
Figure 2007516172
2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−[3−(トルエン−4−スルフォニルオキシ)−プロピル]−ピペリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル。
0℃のDCM(1.5mL)中の4−(3−ヒドロキシ−プロピル)−2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−ピペリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル(196mg、0.38mmol、1当量)及びp−トルエンスルフォン酸無水物(123mg、0.38mmol、1当量)の溶液にトリエチルアミン(63μL、0.45mmol、1.2当量)を一滴ずつ添加した。上記反応混合物を0℃で5時間攪拌し、その後酢酸エチルで希釈した。上記有機層を飽和重炭酸ナトリウム、塩水で洗浄し、乾燥させ、及び濃縮させ、白色固体を得、それをクロマトグラフィーにより精製し、11h(147.5mg、58%)を白色固体として得た;
Figure 2007516172
4−[3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−プロピル]−2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−ピペリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル。
2下の乾燥DMF(0.42mL)中のBoc保護されたトシレート2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−[3−(トルエン−4−スルフォニルオキシ)−プロピル]−ピペリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル(91mg、0.13mmol、1当量)の溶液にフルフリールメルカプタン(68μL、0.67mmol、5当量)を添加し、続いて7−メチル−1,5,7−トリアザバイシクロ−[4.4.0]デク−5−エン(MTBU)(48μL、0.33mmol、2.5当量)を添加した。上記反応混合物を室温で一晩攪拌し、及びDCMで希釈し、塩水(3×)で洗浄し、乾燥させ、及び濃縮させた。上記残留物を調製済みTLC(8% MeOH/DCM)により精製し、所望のBoc保護されたチオエーテル4−[3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−プロピル]−2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−ピペリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル(63.3mg、76%)を透明なシロップとして得た:MS(ESPOS):617.9「M+H」+
メチルスルフィド(0.2mL)を伴うDCM(9mL)中の上記Boc保護されたチオエーテル4−[3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−プロピル]−2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−ピペリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステルの溶液にトリフルオロ酢酸(3mL)及び水(0.2mL)を添加した。上記反応混合物を室温で1時間攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、及びトルエンで2回共蒸発させた。上記残留物を調製済みTLCにより精製し、実施例19の表題のリンコサミド生成物(13mg、25%)を白色固体として得た;
Figure 2007516172
実施例20
4−(3−イミダゾール−1−イル−プロプ−1−イル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−(3−イミダゾール−1−イル−プロプ−1−イル)−2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−ピペリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル。 0℃の乾燥DMF(0.2mL)中のNaH(60%、11.9mg、0.30mmol、2当量)の混合物にDMF(0.25mL)中のイミダゾール(40.4mg、0.60mmol、4当量)の溶液を一滴ずつ添加した。上記混合物を0℃で10分間攪拌し、その後−78℃まで冷却した。上記混合物に乾燥DMF(0.4mL)中の実施例19中で調製されるBoc保護されたトシレート(100mg、0.15mmol、1当量)の溶液を添加した。上記混合物を0℃で2時間、その後室温で一晩攪拌した。上記反応混合物をDCMで希釈し、塩水(3×)で洗浄し、乾燥させ、及び濃縮させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、上記表題のBoc保護されたイミダゾール化合物(60mg、71%)を白色固体として得た。MS(ESPOS):571.8[M+H]+
メチルスルフィド(0.2mL)を伴うDCM(9mL)中の上記Boc保護されたイミダゾールの溶液にトリフルオロ酢酸(3mL)及び水(0.2mL)を添加した。上記反応混合物を室温で1時間攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、及びトルエンで2回共蒸発させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、実施例20の表題のリンコサミド化合物(10mg、20%)を白色固体として得た:
Figure 2007516172
実施例21
4−[3−(チオフェン−2−イルスルファニル)−プロプ−1−イル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−[3−(チオフェン−2−イルスルファニル)−プロプ−1−イル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。2下の乾燥DMF(0.42mL)中の実施例19中で調製される保護されたトシレート(97mg、0.14mmol、1当量)の溶液に2−チエニルメルカプタン(Acros)(68μL、0.72mmol、5当量)を添加し、続いて7−メチル−1,5,7−トリアザバイシクロ[4.4.0]デク−5−エン(MTBU)(51.3μL、0.36mmol、2.5当量)を添加した。上記反応混合物を室温で一晩攪拌し、及びDCMで希釈し、塩水(3×)で洗浄し、乾燥させ、及び濃縮させた。上記残留物を調製済みTLC(8% MeOH/DCM)により精製し、透明なシロップ(65.5mg、74%)を得た:MS(ESPOS):619.8[M+H]+
メチルスルフィド(0.2mL)を伴うDCM(9mL)中の上記シロップの溶液にトリフルオロ酢酸(3mL)及び水(0.2mL)を添加した。上記反応混合物を室温で1時間攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、及びトルエンで2回共蒸発させた。上記残留物を調製済みTLCにより精製し、実施例21の表題のリンコサミド化合物(16mg、29%)を白色固体として得た;
Figure 2007516172
実施例22
4−(3−エチルスルファニル−プロプ−1−イル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例22の表題の化合物を、置換段階においてナトリウムエタンチオレートを用いて、実施例19〜21中で使用される手順にしたがって、実施例19中で調製される保護されたトシレート中間体から調製した;MS(ESPOS):465.3[M+H]+
実施例23
4−(3−シアノ−プロプ−1−イル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例23の表題の化合物を、置換段階においてナトリウムシアニド求核試薬を用いて、実施例19〜21中で使用される手順にしたがって、実施例19中で調製される保護されたトシレート中間体、11hから調製した;MS(ESPOS):430.3[M+H]+
実施例24
4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロプ−1−イル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
11c(R 9’ =3−ヒドロキシ−プロピン)。
23℃のトリエチルアミン(60mL)中の4−ヨードピコリン酸メチルエステル11b(4.36g、16.5mmol、1当量)、トリフェニルフォスフィン(346mg、1.32mmol、0.08当量)、ヨー化銅(251mg、1.32mmol、0.08当量)、酢酸パラヂウム(148mg、0.66mmol、0.04当量)の混合物にプロパルギルアルコール(1.92mL、33.0mmol、2当量)を添加し、及び上記反応混合物を23℃で一晩攪拌した。上記反応混合物を高い真空下で濃縮させ、及び上記黒色残留物をカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン中2%MeOH)により精製し、茶色油を得た。上記茶色油をカラムクロマトグラフィー(100% EtOAc)により再び精製し、所望の生成物、11c(R9’=3−ヒドロキシ−1−プロピン)を黄色油(3.0g、95%)として得た:
Figure 2007516172
HPLC:(Symmetry C18 3.5μm、4.6 30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 5分間にわたり;1.5mL/分):Rt=1.42分。
11c(R 9’ =3−ヒドロキシ−プロピル)。
23℃のMeOH(120mL)中の11c(R9’=3−ヒドロキシ−1−プロピン)(2.0g、10.5mmol、1.0当量)の溶液に20wt.%の炭素上のPd(OH)2(1.0g)を添加し、及び上記反応混合物を水素気体下で一晩攪拌した。上記反応混合物をセライトをとおしてろ過し、及び上記ろ過物を濃縮させ、所望の生成物、4−(3−ヒドロキシ−プロピル)−ピリヂン−2−カルボン酸メチルエステル11c(R9’=3−ヒドロキシ−プロピル)(2.03g、99%)を黄色油として得た:
Figure 2007516172
HPLC:(Symmetry) C18 3.5μm、4.6 30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 5分間にわたり;1.5mL/分):Rt=1.46分。
11d(R 9’ =3−ヒドロキシ−プロピル)。
23℃のMeOH(30mL)及びH2O(20mL)中の4−(3−ヒドロキシ−プロピル)−ピリヂン−2−カルボン酸メチルエステル、11c(R9’=1−ヒドロキシプロピル)(1.81g、9.28mmol、1.0当量)の溶液に濃HCl(412L、11.1mmol、1.2当量)、続いて酸化プラチナ(IV)(600mg、0.33重量%)を添加し、及び上記反応混合物を水素気体下1atmで48時間激しく攪拌した。上記反応混合物をセライトをとおしてろ過し、メタノール(200mL)で洗浄した。上記混合したろ過物を減圧下で濃縮させ、所望の生成物11d、R9’=(3−ヒドロキシ−プロピル)をHCl塩(2.02g、8.52mmol、91%)として得た:MS(ESPOS):202.2[M+H]+
11e(R 9’ =3−ヒドロキシ−プロピル、P=Cbz)。
5℃のヂクロロメタン(50mL)中の11d、R9’=(3−ヒドロキシ−プロピル)(2.02g、8.52mmol、1当量)の溶液にトリエチルアミン(1.54mL、11.07mmol、1.3当量)を添加し、及び上記反応混合物を10分間攪拌した。この溶液にベンジルクロロフォルメート(1.55mL、11.07mmol、1.3当量)を添加し、及び上記反応混合物を5℃で1時間攪拌し、その後室温まで温めた。上記反応混合物を濃縮させ、及び上記粗い生成物をヂクロロメタン(250mL)及び水(150mL)の間で分割した。上記有機層を回収し、Na2SO4上で乾燥させ、及び濃縮させた。上記残留物をカラムクロマトグラフィー(50%〜75% EtOAc/ヘキサンの勾配)により精製し、所望の生成物、11e(R9’=3−ヒドロキシ−プロピル、P=Cbz)(2.28g、6.80mmol、80%)を黄色油として得た:
Figure 2007516172
HPLC:(Symmetry C18 3.5μm、4.6 30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 5分間にわたり;1.5mL/分):Rt=2.50分。
11e(R 9’ =3−メタンスルフォニルプロピル、P=Cbz)
0℃のヂクロロメタン(15mL)中の一般方法Pにより調製されるアルコール中間体11e(R9’=3−ヒドロキシ−プロピル、P=Cbz)(2.0g、5.97mmol、1当量)の溶液にトリエチルアミン(1.0mL、7.2mmol、1.2当量)を添加し、及び上記反応混合物を15分間攪拌した。この溶液にメタンスルフォン酸無水物(1.04g、5.97mmol、1当量)を添加し、及び上記反応混合物を0℃でさらなる30分間攪拌した。上記反応混合物をヂクロロメタン(250mL)及び飽和水性NaHCO3(100ml)の間で分割した。上記有機層を回収し、Na2SO4上で乾燥させ、及び濃縮させ、所望のメシレート生成物11e(R9’=3−メタンスルフォニルプロピル、P=Cbz)(2.25g、5.45mmol、91%)を透明な油として得た:
Figure 2007516172
HPLC(Symmetry(商標) C18 3.5μm、4.6×30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 5分間にわたり;1.5mL/分):Rt=2.86分。
11e(R 9’ =3−アセチルスルファニル−プロピル、P=Cbz)
5℃のDMF(30mL)中のメシレート11e(R9’=3−メタンスルフォニルプロピル、P=Cbz)(2.25g、5.45mmol、1当量)の溶液にチオ酢酸カリウム(3.11g、27.3mmol、5当量)を添加し、及び上記反応混合物を5℃で一晩攪拌した。上記反応混合物をEtOAc(250mL)及び飽和水性NaHCO3(100mL)の間で分割した。上記有機層を回収し、Na2SO4上で乾燥させ、及び濃縮させた。得られた粗い生成物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の25%EtOAc)により精製し、所望のチオエステル生成物11e(R9’=3−アセチルスルファニル−プロピル、P=Cbz)(1.90g、4.83mmol、89%)を黄色油として得た:
Figure 2007516172
HPLC(Symmetry(商標) C18 3.5μm、4.6×30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 5分間にわたり;1.5mL/分):リテンション時間=3.28分。
11f(R 9’ =3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル、P=Cbz)。
エタノール(8mL)中の11e(R9’=(3−アセチルスルファニル−プロピル)、P=Cbz)(1.90g、4.83mmol、1当量)の溶液に3N NaOH(4.5mL)を添加した。上記反応混合物を室温で45分間攪拌し、その後濃縮させ、透明な油を得た。生ずる油をエタノール(20mL)中に溶解し、及び上記反応混合物を反応フラスコの排気を介して脱酸素化し、その後上記反応混合物を1atm圧のクロロヂフルオロメタン気体(Aldrich)で飽和した。上記反応混合物を5℃で16時間攪拌し、その後0℃で1N HClで中和し、及び減圧下で濃縮させた。上記残留物を0.5N水性NaOHで塩基性にし、及びエーテルで洗浄した。上記水層を1N HClでpH2.0まで酸性化し、及び酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。上記有機層を塩水(2×100mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、及び濃縮させた。得られた粗い残留物をカラムクロマトグラフィー(50% EtOAc/49% ヘキサン/1% AcOH)により精製し、所望のヂフルオロメチルスルフィド生成物11f(R9’=(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)、P=Cbz)(0.75g、1.94mmol、40%)を透明な油として得た:
Figure 2007516172
HPLC(Symmetry(商標) C18 3.5μm、4.6×30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 5分間にわたり;1.5mL/分):Rt=2.85分。
11f(R 9’ =3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル、P=Boc)。
23℃のアセトニトリル(100mL)中の(750mg、1.94mmol、1当量)の溶液にヨードトリメチルシラン(0.8mL、5.81mmol、3当量)を添加し、及び上記反応混合物を30分間攪拌した。上記反応混合物を濃縮させ、脱保護された粗い生成物(491mg、1.94mmol、100%)を得た。これにヂクロロメタン(100mL)、トリエチルアミン(0.54mL、3.88mmol、2当量)、及びニ炭酸ヂ−第三−ブチル(0.67mL、2.91mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を5℃で一晩攪拌した。上記反応混合物を濃縮させ、及び上記粗い生成物をヂクロロメタン(250mL)及び水(150mL)の間で分割した。上記有機層を回収し、乾燥させ(Na2SO4)、及び濃縮させた。得られた粗い残留物をカラムクロマトグラフィー(50:49:1 EtOAc/ヘキサン/AcOH)により精製し、所望の生成物11f(R9’=3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル、P=Boc)(671mg、98%)を透明な油として得た:
Figure 2007516172
4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。
23℃のDMF(2.5mL)中の7−Cl−MTL 6b(R2=H、R3=Cl)(195mg、0.68mmol、1.2当量)の攪拌した溶液にヂイソプロピルエチルアミン(0.3mL、1.71mmol、3当量)、続いてDMF(2.5mL)中のboc保護されたアミノ酸11f(R9’=3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル、P=Boc)(200mg、0.57mmol、1当量)の溶液、及びHBTU(324mg、0.85mmol、1.5当量)を添加した。生ずる溶液を室温で3時間攪拌し、その後乾燥するまで濃縮させた。上記固体残留物を酢酸エチル(300mL)及び飽和水性NaHCO3(100mL)の間で分割した。上記有機層を回収し、乾燥させ(Na2SO4)、及び濃縮させた。23℃のこの残留物の1部分(60mg、0.12mmol、1当量)に1,2−ヂクロロエタン(5mL)、水(0.2mL)、続いてストレートのTFA(2.0mL)を添加し、及び上記反応混合物を室温で15分間攪拌し、その後in vacuoで濃縮させた。上記粗い生成物を調製済みHPLCにより精製し、実施例24の表題の化合物を白色粉末として得た:
Figure 2007516172
実施例25
4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。
Figure 2007516172
4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。 23℃のDMF(2.5mL)中の2b(R2’=H)の攪拌した溶液にヂイソプロピルエチルアミン(0.3mL、1.7mmol、3当量)、続いてDMF(2.5mL)中のBoc保護されたアミノ酸11f(R9’=3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル、P=Boc)(200mg、0.57mmol、1当量)、及びHBTUを添加した。生ずる溶液を室温で3時間攪拌し、及び乾燥するまで濃縮させた。上記固体残留物を酢酸エチル(300mL)及び飽和水性NaHCO3の間で分割した。上記有機層を回収し、乾燥させ(Na2SO4)、及び濃縮させた。23℃のこの残留物の1部分(60mg、0.12mmol、1当量)に1,2−ヂクロロエタン(5mL)、水(0.2mL)、続いてストレートのTFA(2.0mL)を添加し、及び上記反応混合物を室温で15分間攪拌し、その後濃縮させた。上記粗い生成物を調製済みHPLCにより精製し、実施例25の所望の表題の化合物を白色粉末として得た:
Figure 2007516172
実施例26
4−(2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。
Figure 2007516172
4−(3,3−ヂエトキシ−プロプ−1−イニル)−ピリヂン−2−カルボン酸メチルエステル。 乾燥したフラスコに一般方法P中で調製される中間体11b(2.98g、11.33mmol、1当量)、トリフェニルフォスフィン(238mg、0.91mmol、0.08当量)、ヨー化銅(I)(172.6mg、0.91mmol、0.08当量)、酢酸パラヂウム(101.6mg、0.45mmol、0.04当量)及びトリエチルアミン(42mL)を添加した。上記混合物を窒素で脱気し、続いて3,3−ヂエトキシ−プロピン(Aldrich)(2.90g、22.7mmol、2当量)を添加した。上記混合物を室温で3時間攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、濃い色の残留物を得た。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、黄色油11c(R9’=3,3−ヂエトキシ−プロプ−1−イニル)(3g、100%)を得た:
Figure 2007516172
4−(3,3−ヂエトキシ−1−プロピル)−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸2−メチルエステル11d(R9’=3,3−ヂエトキシ−1−プロピル)。 MeOH(15mL)、酢酸(15mL)及び水(15mL)中の11c(R9’=3,3−ヂエトキシ−プロプ−1−イニル)(3g)の混合物に酸化プラチナ(1.0g)を添加した。上記混合物をパージし、及び水素(50psi)でチャージし、及び室温で5時間振った。上記酸化プラチナをろ過により除去し、及び上記ろ過物を濃縮させ、所望の生成物11d(R9’=3,3−ヂエトキシ−1−プロピル)(2.45g、79%)を油として得た:MS(ESPOS):296.5[M+Na]+
4−(3,3−ヂエトキシ−1−プロピル)−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−アリルエステル2−メチルエステル11e(R9’=3,3−ヂエトキシ−1−プロピル、P=アロク)。 0℃のTHF(29mL)中の11d(R9’=3,3−ヂエトキシ−1−プロピル)(2.4g、8.79mmol、1当量)及びピリヂン(1.26mL、11.9mmol、1.35当量)の溶液にアリルクロロフォルメート(0.96mL、11.9mmol、1.4当量)の溶液を一滴ずつ添加した。上記混合物を室温までゆっくりと温め、及び室温で3時間攪拌した。上記溶液をろ過し、及び溶媒を真空下で除去した。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、11e(R9’=3,3−ヂエトキシ−1−プロピル、P=アロク)(2.1g、66%)を透明な油として得た:MS(ESPOS):380.6[M+Na]+
4−(3−オキソ−プロピル)−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−アリルエステル2−メチルエステル。 酢酸(32mL)及び水(8mL)中の11e(R9’=3,3−ヂエトキシ−1−プロピル、P=アロク)(2.03g)の溶液を室温で一晩攪拌した。上記溶媒を高い真空下で除去した。上記残留物を酢酸エチルで希釈し、及び飽和重炭酸ナトリウム(1×)及び塩水(1×)で洗浄した。上記有機層を乾燥させ、及び濃縮させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、メチルエステル11e(R9’=3−オキソ−プロピル、P=アロク)(1.2g、75%)を透明な油として得た:
Figure 2007516172
4−(2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル)−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−アリルエステル2−メチルエステル。 窒素下の11e(R9’=3−オキソプロピル、P=アロク)(248mg、0.87mmol、1当量)及び1,2−エタンヂチオール(0.147mL、1.75mmol、2当量)の混合物にボロントリフルオリド−酢酸複合体(0.122mL、0.87mmol、1当量)を添加した。上記混合物を激しく1時間攪拌した。上記混合物をヘキサンで希釈し、及び飽和重炭酸ナトリウム(3×)及び塩水(1×)で洗浄した。上記有機層を乾燥させ、及び濃縮させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、11e(R9’=2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル、P=アロク)(144mg、46%)を油として得た:MS(ESPOS):382.5[M+Na]+
4−(2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル)−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−アリルエステル11f(R9’=(2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル)、P=アロク)。 THF(3mL)及び水(1mL)中の11e(R9’=2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル、P=アロク)(144mg、0.40mmol、1当量)の混合物に水酸化リチウム一水和物(67mg、1.6mmol、4当量)を添加した。上記混合物を室温で一晩攪拌した。THFを真空下で除去した。上記水層を酢酸エチル中に取り上げ、10%クエン酸で分割した。上記有機層を水(1×)、塩水(1×)で洗浄し、乾燥させ、及び濃縮させ、11f(R9’=(2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル)、P=アロク)(127mg、92%)をシロップとして得た:
Figure 2007516172
4−(2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。 0℃の乾燥DMF(0.8mL)中の2b(R2’=H)(95mg、0.33mmol、1当量)の混合物にトリエチルアミン(0.23mL、1.65mmol、5当量)を添加し、続いてビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド(0.13mL、0.49mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を0℃で10分間攪拌し、及びその後室温で50分間攪拌した。上記反応混合物に酸11f(R9’=2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル、P=アロク)(115mg、0.33mmol、1.0当量)及びHATU(158mg、0.42mmol、1.3当量)を添加した。上記反応混合物を室温で3時間攪拌した。上記反応混合物を乾燥するまで蒸発させ、酢酸エチル中に取り上げ、10%クエン酸(1×)、水(1×)、飽和NaHCO3(1×)及び塩水で洗浄した。上記有機層をNa2SO4上で乾燥させ、及び濃縮させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、アロク保護されたリンコサミドアナログ(133mg、70%)をシロップとして得た:MS(ESPOS):579.8[M+H]+
THF(2.3mL)中の上記アロク保護されたリンコサミド(103mg、0.18mmol、1当量)の溶液にヂムドン(0.25g、1.78mmol、10当量)及びテトラキス−(トリフェニルフォスフィン)パラヂウム(41.1mg、0.036mmol、0.2当量)を添加した。上記混合物を室温で一晩攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、及び上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、実施例27の表題の化合物(34mg、49%)をわずかに黄色の固体として得た:
Figure 2007516172
実施例27
実施例27はない。
実施例28
4−[2−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−[2−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−アリルエステル11f(R9’=4−メチル−チアゾール−2−イル、P=アロク)。 この中間体を、4−第三−ブトキシカルボニルエチン(Aldrich)をアルキンとして用いて、中間体11bから、一般方法P、スキーム11中に示される反応シークエンスを用いて調製した。上記4−メチルチアゾール基を当業者に周知の方法による保護されたヂカルボン酸11e(R9’=プロピオン酸第三−ブチルエステル、P=アロク)の合成により組み込んだ。一般方法P中で行われるエステル脱保護は所望のカルボキシレート中間体11f(R9’=4−メチル−チアゾール−2−イル、P=アロク)を提供した。
4−[2−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。 2b(R2’=H)の保護されたアミノ酸11f(R9’=4−メチル−チアゾール−2−イル、P=アロク)へのカップリング及び脱保護を実施例26中に示される手順により行い、実施例28の表題のリンコサミドを得た:
Figure 2007516172
実施例29
4−(3−メトキシイミノ−プロプ−1−イル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
11e(R9’=3−メトキシイミノ−プロピル、P=アロク)。 エタノール(1.3mL)中の実施例26中で調製される11e(R9’=3−オキソプロピル、P=アロク)の溶液に塩酸メトキシルアミン及びピリヂンを添加した。上記反応混合物を2時間還流した。上記溶媒を真空下で除去した。上記残留物を酢酸エチル中に取り上げ、10%クエン酸及び塩水で洗浄し、乾燥させ、及び濃縮させ、11e(R9’=3−メトキシイミノ−プロピル、P=アロク)(129mg、91%)を透明な油として得た:MS(ESPOS):334.5[M+Na]+
4−(3−メトキシイミノ−プロピル)−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−アリルエステル11f(R9’=(3−メトキシイミノ−プロピル)、P=アロク)。 THF(1.5mL)及び水(0.5mL)中のエステル11e(R9’=(3−メトキシイミノ−プロピル)、P=アロク)(129mg、0.41mmol、1当量)の混合物に水酸化リチウム一水和物(69mg、1.6mmol、4当量)を添加した。上記混合物を室温で一晩攪拌した。THFを真空下で除去した。上記水層を酢酸エチル中に取り上げ、10%クエン酸で分割した。上記有機層を水(1×)、塩水(1×)で洗浄し、乾燥させ、及び濃縮させ、11f(R9’=3−メトキシイミノ−プロピル、P=アロク)(114mg、93%)を透明な油として得た:
Figure 2007516172
4−(3−メトキシイミノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。 0℃の乾燥DMF(0.9mL)中の2b(R2’=H)(109.8mg、0.38mmol、1当量)の混合物にトリエチルアミン(0.26mL、1.91mmol、5当量)を添加し、続いてビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド(0.15mL、0.57mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を0℃で10分間攪拌し、及びその後室温で50分間攪拌した。上記反応混合物に保護されたアミノ酸11f(R9’=3−メトキシイミノ−プロピル、P=アロク)(113.6mg、0.38mmol、1.0当量)及びHATU(182mg、0.48mmol、1.26当量)を添加した。上記反応混合物を室温で3時間攪拌した。上記反応混合物を乾燥するまで蒸発させ、酢酸エチル中に取り上げ、10%クエン酸(1×)、水(1×)、飽和NaHCO3(1×)及び塩水で洗浄した。上記有機層をNa2SO4上で乾燥させ、及び濃縮させた。上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、アロク保護されたリンコサミド生成物(107mg、53%)を得た:MS(ESPOS):532.4[M+H]+
THF(2.6mL)中の上記アロク保護されたリンコサミド(107mg、0.20mmol、1当量)の混合物にヂムドン(282mg、2.01mmol、10当量)及びテトラキス−(トリフェニルフォスフィン)パラヂウム(46.5mg、0.04mmol、0.2当量)を添加した。上記混合物を室温で一晩攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、及び上記残留物をクロマトグラフィーにより精製し、実施例29の表題の化合物(28mg、31%)を白色固体として得た:
Figure 2007516172
実施例30
4−(3−エトキシイミノ−プロプ−1−イル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例30中の表題の化合物の合成を、イミン形成段階において塩酸エトキシルアミンを置換して、中間体11e(R9’=3−オキソプロピル、P=アロク)から実施例29中に示されるように行った:MS(ESPOS):462.4[M+H]+
実施例31
4−[2−(5−エチル−イソキサゾール−3−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例31中の表題の化合物の合成を、イミン形成段階において塩酸ヒドロキシルアミンを置換して、中間体11e(R9’=3−オキソプロピル、P=アロク)から実施例29中のように行い、11e(R9’=3−ヒドロキシイミノ−プロピル、P=アロク)を得た。上記イソキサゾールヘテロサイクルを、N−クロロスクシンイミド及びTEAの存在下での1−ブチンのシクロ付加による中間体11e(R9’=3−ヒドロキシイミノ−プロピル、P=アロク)の合成により組み込んだ。カップリング及び脱保護を実施例29中に示されるように行った:MS(ESPOS):486.3[M+H]+
実施例32
4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド:
4−位立体異性体I及び4−位立体異性体II
Figure 2007516172
4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド(4位立体異性体I 高Rf及び4位立体異性体II 低Rf)。 0℃のDMF(3mL)中の一般方法Q、スキーム12中に示される合成シークエンス中で調製されるBoc保護されたアミノ酸12d(P=Boc、R9=プロピル、m=1)(310mg、1.15mmol)の溶液に、7−Cl MTL 6b(R2=H、R3=Cl)(306mg、1.15mmol)、HBTU(469mg、1.3mmol)及びDIEA(290μL、2.3mmol)を添加し、室温で一晩攪拌した。DMFを高い真空下でロータリーエヴァポレーションにより除去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中3%MeOH)上で精製し、所望のBoc保護4−Fリンコサミド(451mg、75%)を薄茶色油として得た:
Figure 2007516172
DCE(6mL)中の上記Boc保護された4−フルオロリンコサミド(451mg、0.85mmol)の溶液に、トリエチルシラン(0.16mL)、TFA(2mL)及び水(0.16mL)を添加し、及び室温で1.5時間攪拌した。上記反応溶媒をin vacuoで除去した。生ずる残留物をDCM中の10%MeOHを溶離液として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、実施例32の表題の化合物4立体異性体I(高TLC Rf)(165mg、45%):
Figure 2007516172
及び4立体異性体II(低TLC Rf)(165mg、45%);
Figure 2007516172
を得た。
実施例33
4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル、12d(P=Boc、R 9 =n−プロピル、m=2)。 出発物質(2S)−4−オキソ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステルからのBoc保護された4−フルオロアミノ酸12dの合成はスキーム12中に示される一般方法Qを使用する。上記出発物質(2S)−4−オキソ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステルの調製はBousquet, Y.;Anderson, P. C.;Bogri, T.;Duceppe J.;Grenier, L.;Guse, I.;Tetrahedron, 1997,53 15671−15680により示される。
DMF(200mL)中の4−オキソ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル12a(m=2、P=H、P2=Boc)(16.0g、0.066mol)(Bousquet et al. Tetrahedron, 1997、 53, 15671により示される方法により調製される)の速く攪拌した溶液を固体炭酸セシウム(10.7g、0.033mol)及びヨー化メチル(4.5mL、0.072mol)で処理した。上記反応混合物を5時間攪拌し、EtOAcで希釈し、及び飽和水性重炭酸ナトリウム、10%水性クエン酸及び塩水で抽出し、上記有機層を分離し、及び硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、及び乾燥するまで蒸発させた。溶媒の除去に際して得られた生成物を乾燥ベンゼンからの蒸発により共沸として乾燥させ、14.8g(98%)の所望の生成物4−オキソ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル2−メチルエステル12a(m=2、P=Me、P2=Boc)を油として得た:TLC Rf0.53(ヘキサン/EtOAc、1:1);1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.33(広い m,0.5)ロータマー,5.06(広い m,0.5)ロータマー,4.31−4.19(m,1),3.95(s,3),3.95−3.70(m,1),3.16−2.97(m,2),2.71(m,2),1.68(広い s,9).
DCM(60mL)中の4−オキソ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル2−メチルエステル12a(m=2、P=Me、P2=Boc)(5.17g、0.02mol)の0℃の攪拌した溶液をテトラアリルスズ(Aldrich)(5.3mL、0.022mol)で処理し、続いてBF3・OEt2(2.5mL、0.02mol)を一滴ずつ添加した。上記反応混合物を1時間攪拌し、その後水性1Mフッ化カリウム(38.0mL)及びセライト(5g)を添加し、及び上記反応混合物を3時間攪拌した。上記反応混合物をろ過し、及び乾燥するまで濃縮させ、上記残留物をDCM中に溶解し、及び水及び塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM100%〜DCM:アセトン 9:1)により精製し、3.85g(64%)の所望の生成物4−アリル−4−ヒドロキシ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル2−メチルエステル12b(m=2、P=Me、P2=Boc、R9’=アリル)を油として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl3)δ6.11−5.97(m,1),5.42−5.32(m,2),5.06(広い d,J=6.0,0.5)ロータマー,4.87(広い d,J=6.0,0.5)ロータマー,4.18−4.03(m,1),3.93(s,3),2.48−2.37(m,2),1.98−1.43(m,11);MS(ESPOS):322.0[M+Na]+
MeOH(80mL)中の12b(m=2、P=Me、P2=Boc、R9’=アリル)(3.80mL、1.27mmol)及び10%Pd/C(degusa wet form 50% w/w)(1.35g、1.3mmol)の攪拌した懸濁物を1atm水素下で6時間攪拌した。上記反応混合物をセライトをとおしてろ過し、及び乾燥するまで蒸発させ、及びトルエンからの蒸発により共沸として乾燥させ、得られた残留物(3.15g)をさらなる精製なしに次の段階において使用した。
DCM(50mL)中のDAST(1.7mL、1.3mmol)の攪拌した−78℃の溶液にDCM(30mL)中の4−ヒドロキシ−4−プロピル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル2−メチルエステルを添加した。上記反応混合物をその後1時間攪拌し、その後−40℃まで5時間温めた。追加のDAST(0.4mL)を添加し、及び上記反応混合物をさらなる2時間攪拌し、飽和水性K2CO3(20mL)、及び水(60mL)、続いてヂエチルエーテル(500mL)を添加し、上記有機層を分離し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。生ずる粗いフッ素化生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc 9:1)により精製した。クロマトグラフィー精製により得られた残留物をヂオキサン(65mL)及び水(26mL)中に溶解し、0℃まで冷却し、及びOsO4(0.65mL、4%水溶液)及び30%H22(10mL)で処理した。上記反応混合物を一晩攪拌し、乾燥するまで濃縮させ、上記残留物をDCM中に溶解し、及び上記有機層を水(100mL)、25%水性Na2SO3(2×100ml)及び塩水(100mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc 9:1)により精製し、(1.08g、34%)の所望の生成物4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル2−メチルエステル12c(m=2、P=Me、P2=Boc、R9=n−プロピル)を油として得た。
Figure 2007516172
12d(P=Boc、R9=n−プロピル、m=2)からの実施例33中の表題の化合物の合成は実施例32からのカップリング及び脱保護条件を用いて容易に達成される。
MS(ESPOS):443.1[M+H]+;HPLC:C18 3.5μm、4.6×30mm カラム;勾配溶離2%〜98% MeCN 10分間にわたり;1.5mL/分):Rt=3.738分。
実施例34
4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。 スキーム12中に示される一般方法Qにより調製される12d(P=Boc、R9=C37、m=1)(164mg、0.57mmol)の攪拌した懸濁物を乾燥アセトニトリル(4mL)中に懸濁した。トリエチルアミン(332μL、3.02mmol)を添加し、及び上記反応混合物を0℃まで冷却した。イソブチルクロロフォルメート(78μL、0.57mmol)を添加し、及び10分後、上記反応を4℃まで温めた。1.5時間後、1:1 アセトン:水(4mL)中のMTL 1a(151mg、0.57mmol)の溶液を添加し、及び上記反応混合物を室温で10時間攪拌した。上記反応混合物を乾燥するまで蒸発させ、及びシリカ上でクロマトグラフィー(95:5 ヂクロロメタン/MeOH〜95:8 ヂクロロメタン/MeOH)にかけ、生成物を無色の油(137mg、45%)として得た:TLC Rf=0.32(9:1 ヂクロロメタン/MeOH);MS(ESPOS):411[M+H−Boc]+,511[M+H]+
DCM(2.0mL)中の上記Boc保護されたリンコサミド(125mg)の溶液にDCE(10.0mL)、トリフルオロ酢酸(5mL)、メチルスルフィド(0.3mL)、及び水(0.3mL)の溶液を添加した。上記反応混合物を室温で40分間攪拌し、その後DCE(25.0mL)で希釈した。上記溶媒を真空下で除去し、及びDCEで2回共蒸発させた。上記残留物をフルオロシル上のクロマトグラフィー(20% MeOH 0.25M NH3/DCM)により精製し、上記表題の化合物を無色の固体(30.0mg、30%)として得た:MS(ESPOS):411.6[M+H]+
実施例35
4−フルオロ−4−ブチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド:
4−位立体異性体I及び4−位立体異性体II
Figure 2007516172
4−ヒドロキシ−4−ブチルプロリンメチルエステル12b(P=Boc、m=1、R 9 =n−ブチル)。 −78℃のTHF(5mL)中のn−ブチルリチウム(165mg、2.6mmol)の攪拌した溶液にTHF(5mL)中の12a(P=Boc、P2=Me、m=1)(570mg、2.3mmol)を添加した。上記反応混合物を−78℃で2時間、及びその後−40℃でさらなる1時間攪拌した。EtOAc(20mL)、続いてNH4Cl(5mL、10%)及び水(10mL)を添加した。有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。得られた残留物をヘキサン中の50%EtOAcを溶離液として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、4−ヒドロキシ−4−ブチルプロリンメチルエステル12b(P=Boc、m=1、R9=n−ブチル)を無色の油(0.52g、73%)として得た:
Figure 2007516172
4−フルオロ−4−ブチルプロリンメチルエステル12c(P=Boc、m=1、R 9 =n−ブチル)。 −78℃のDCM(5mL)中のDAST(0.55g、3.4mmol)の攪拌した溶液に、乾燥DCM(5mL)中の4−ヒドロキシプロリン12b(P=Boc、m=1、R9=n−ブチル)(520mg、1.7mmol)をゆっくりと添加した。上記混合物を−78℃で1時間、及びその後−10℃でさらなる1時間攪拌した。DCM(50mL)、続いて水性NH4Cl(10%、30mL)を添加した。上記有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、及び乾燥するまで蒸発させた。得られた残留物をヘキサン中の5%EtOAcを用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、4−フルオロ−4−ブチルプロリンメチルエステル12c(P=Boc、m=1、R9=n−ブチル)(270mg、52%)を無色の油として得た:
Figure 2007516172
4−フルオロ−4−ブチルプロリン12d(P=Boc、m=1、R9=n−ブチル)。 THF(10mL)及び水(3mL)中の12c(0.27g、0.89mmol)の溶液に水酸化リチウム一水和物(45mg、1.06mmol)を添加した。上記反応混合物を室温で一晩攪拌した。THFを除去し、及び上記残留物をDCM中の10%MeOHを溶離液として用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、4−フルオロ−4−ブチルプロリン12d(P=Boc、m=1、R9=n−ブチル)(0.26g、100%)を無色の油として得た:
Figure 2007516172
4−フルオロ−4−ブチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド:4立体異性体I及び4立体異性体II。 0℃のDMF(3mL)中の12d(P=Boc、m=1、R9=n−ブチル)(125mg、0.43mmol)の溶液に、7−Cl MTL、6b(R2=H、R3=Cl)(117mg、0.43mmol)、HBTU(180mg、0.47mmol)及びDIEA(111mg、0.86mmol)を添加し、及び室温で一晩攪拌した。溶媒を除去し、及び上記残留物をDCM中の2%MeOHを用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィー上で精製し、所望のBoc保護されたリンコサミド中間体(170mg、72%)を薄茶色の液体として得た:
Figure 2007516172
DCE(6mL)中の上記Boc保護されたリンコサミド(170mg、0.31mmol)の溶液にトリエチルシラン(0.16mL)、TFA(2mL)及び水(0.16mL)を添加した。上記反応混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を除去し、及び上記残留物をDCM中の10%MeOHを用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィー上で精製し、4−フルオロ−4−ブチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド、4立体異性体I(14mg、10%);
Figure 2007516172
4−フルオロ−4−ブチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド、4立体異性体II(3mg、2%);
Figure 2007516172
を得た。
実施例36
4−フルオロ−4−エチル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−フルオロ−4−エチル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル、12d(P=Boc、m=2、R 9 =n−エチル)。 出発物質(2S)−4−オキソ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステルからのboc保護された4−フルオロアミノ酸12dの合成は、4−ケトンアルキル化段階における2の炭素synthonとしてトリメチルシリルアセチレンアニオンを利用して、スキーム12中に示される一般方法Qを使用する。出発物質4−オキソ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステルの調製はBousquet, Y.;Anderson, P.C.;Bogri, T.;Duceppe J.;Grenier,L.;Guse, I.;Tetrahedron,1997,53 15671−15680により示される。12d(P=Boc、m=2、R9=エチル)からの実施例36中の表題の化合物の合成は実施例34からのカップリング及び脱保護条件を用いて容易に達成される。MS(ESPOS):429.1[M+H]+
実施例37
4−プロピリデン−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−オキソ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル2−メチルエステル。 メタノール(10mL)中の(2S)−4−オキソ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル(0.52g、2.15mmol)にヘキサン中のTMS−ヂアゾメタン(2mL、4mmol)の2M溶液を添加し、及び室温で15分間攪拌した。上記反応溶媒を除去し、及び得られたメチルエステル生成物(4−オキソ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル2−メチルエステル)を次の反応のためにそのまま使用した(0.55g、100%):
Figure 2007516172
4−プロピリデン−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル2−メチルエステル。 THF(10mL)中の臭化プロピルトリフェニルフォスフォニウム(1.24g、3.22mmol)をヘキサンに添加し、THF(10mL)中のナトリウムヒドリド(123mg、3.22mmol)で洗浄し、及び室温で3時間攪拌した。THF(5mL)中のメチルエステル12a(P=Boc、m=2、P2=Me)(0.55g、2.15mmol)を上記反応混合物にゆっくりと添加し、及びその後さらなる2時間攪拌した。それをその後水中に注ぎ、及び酢酸エチル(30mL)で抽出した。上記有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、及び乾燥するまで蒸発させ、生ずる残留物をヘキサン中の20%EtOAcを用いてクロマトグラフィーにかけ、生成物4−プロピリデン−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル2−メチルエステル(0.100g、16%)を得た:
Figure 2007516172
4−プロピリデン−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル。 THF(10mL)中の4−プロピリデン−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル2−メチルエステル(0.100g、0.353mmol)に水(2mL)中の水酸化リチウム(0.50g、11.6mmol)を添加し、及び上記反応混合物を室温で16時間攪拌した。それをその後水中へ注ぎ、及びエーテル(20mL)で抽出した。上記水層をその後10%HCl(5mL)で酸性化し、及び酢酸エチル(30mL)で抽出した。乾燥及び溶媒の除去後に得られた生成物カルボン酸4−プロピリデン−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステルを次の段階のためにそのまま取った。
Figure 2007516172
4−プロピリデン−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。 DMF(5mL)中の2b(R2’=H)(32mg、0.12mmol)、DIEA(0.2mL、1.20mmol)、4−プロピリデン−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル(37mg、0.14mmol)の攪拌した溶液にHBTU(57mg、0.16mmol)を添加し、及び上記混合物を室温で2時間攪拌した。ほとんどのDMFを高い真空下で除去し、及び粗い物質を酢酸エチル(50mL)中に取り上げ、及び飽和重炭酸ナトリウム(10mL)で洗浄した。溶媒を真空下で除去し、及び上記生成物を酢酸エチルを溶離液として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、所望のBoc保護されたリンコサミド(50mg、83%)を得た:
Figure 2007516172
ヂクロロエタン(6mL)中の上記Boc保護されたリンコサミド(50mg、0.10mmol)にトリエチルシラン(0.15mL)、続いて93%水性トリフルオロ酢酸(2.15mL)を添加した。室温で1時間攪拌後、上記溶媒を減圧下で45℃で除去した。得られた粗い生成物をDCM中の10%MeOHを溶離液として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、上記表題の化合物(5mg、12%)を得た:
Figure 2007516172
実施例38
4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
Boc−保護されたアミノ酸の2b(R 2’ =H)へのカップリング。
23℃のDMF(2.5mL)中のスキーム21中に示される一般方法Sにより調製されるBocアミノ酸21k(R9=n−プロピル、R9b=H、m=1)(69mg、0.26mmol、1当量)、2b(R2’=H)(74mg、0.26mmol、1当量)及びHBTU(107mg、0.28、1.1当量)の溶液にN,N−ヂイソプロピルエチルアミン(89μL、0.51mmol、2当量)を添加した。上記反応を23℃で2.5時間攪拌し、その後in vacuoで濃縮させ、DMFを除去した。生ずる残留物をEtOAc(70mL)中に溶解し、その後1:1 塩水:10%水性クエン酸(50mL)、飽和水性NaHCO3(50mL)、塩水(30mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、107mgの所望のカップリングされた生成物を得た。この物質を最終脱保護段階においてさらなる精製なしに使用した:
Figure 2007516172
4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミドを与えるBoc−脱保護。
23℃のDCE(5.0mL)中の上記Boc−カルバミン酸塩リンコサミド(35mg、0.070mmol、1当量)の溶液にH2O(0.20mL)、続いてTFA(2.0mL)を添加した。上記反応を23℃で30分間攪拌し、その後トルエン(40mL)で処理し、その後10mLの体積になるまで濃縮させ、その後第二の部分のトルエン(40mL)で処理し、及び乾燥するまで濃縮させた。上記粗い生成物を半調製済みHPLC(Waters Nova−Pak(商標)HR C18,6μm粒子サイズ、60Å孔サイズ、25mm直径×100mm長、H2O中の5〜60%アセトニトリル/0.1%AcOH 30分間にわたり、20mL/分 流速)を介して精製し、16mgの純粋な4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミドを得た:
Figure 2007516172
実施例39
4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
Boc−保護されたアミノ酸の6b(R 2 =H、R 3 =Cl)へのカップリング。 23℃のDMF(4.0mL)中のスキーム21中に示される一般方法Sにより調製されるBocアミノ酸21k(R9=n−プロピル、m=1)(131mg、0.49mmol、1当量)、7−Cl MTL6b(R2=H、R3=Cl)(132mg、0.49mmol、1当量)及びHBTU(203mg、0.54、1.1当量)の溶液に、N,N−ヂイソプロピルエチルアミン(170μL、0.97mmol、2当量)を添加した。上記反応を23℃で2.5時間攪拌し、その後in vacuoで濃縮させ、DMFを除去した。生ずる残留物をEtOAc(70mL)中に溶解し、その後1:1 塩水:10%水性クエン酸(50mL)、飽和水性NaHCO3(25mL)、塩水(30mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、276mgの所望のカップリングされた生成物を得た。この物質を最終脱保護段階においてさらなる精製なしに使用した:
Figure 2007516172
4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。 23℃のDCE(25mL)中の上記Boc−カルバミン酸塩保護リンコサミド(225mg、0.43mmol、1当量)の溶液にH2O(1.0mL)、続いてTFA(10mL)を添加した。上記反応を23℃で30分間攪拌し、その後トルエン(150mL)で処理し、その後30mLの体積になるまで濃縮させ、その後第二の部分のトルエン(150mL)で処理し、及び乾燥するまで濃縮させた。上記粗い生成物を半調製済みHPLC(Waters Nova−Pak(商標)HR C18,6μm粒子サイズ、60Å孔サイズ、25mm直径×100mm長、H2O中の5〜60%アセトニトリル/0.1%AcOH 30分間にわたり、20mL/分 流速)を介して精製し、90mgの純粋な4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミドを得た:
Figure 2007516172
実施例40
1−カルバモイルメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
窒素気体下の室温の無水アセトニトリル(3mL)中の4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド(200mg、0.48mmol、1当量)の攪拌した溶液にトリエチルアミン(0.2mL、1.44mmol、3当量)、続いてブロモアセトアミド(80mg、0.58mmol、1.2当量)を添加した。生ずる混合物を室温で18時間攪拌し、及び乾燥するまで蒸発させた。得られた残留物をシリカゲル上で、7%メタノール酸−アンモニア/ヂクロロメタンの溶離液を伴ってはじめに精製した。所望の画分を回収し、乾燥するまで蒸発させ、及び(上記塩基のブロモアセトアミドとの反応からの副生成物を除去するために)HPLCにより再精製した。凍結乾燥後、実施例40の所望の表題の化合物を白色のふわふわした粉末として得た(2.0mg):HPLC:Rt=4.11分(220.0nm);
Figure 2007516172
実施例41
1−シアノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
無水アセトニトリル(3mL)中の粗い4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド(210mg、0.50mmol、1当量)及びトリエチルアミン(0.21mL、1.51mmol、3当量)の攪拌した溶液を室温で及び窒素下でブロモアセトニトリル(42μl、0.60mmol、1.2当量)で処理した。生ずる反応混合物を室温で18時間攪拌し、乾燥するまで蒸発させ、及びシリカゲル上のクロマトグラフィーによりヂクロロメタン中の2.5%メタノールの溶離液で精製した。所望の画分を集め、乾燥するまで蒸発させ、及び凍結乾燥させ、上記表題の化合物(11.2mg、10%)をふわふわした白色粉末として得た:TLC Rf=0.2(ヂクロロメタン中の5%メタノール);
Figure 2007516172
実施例42
1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
1−(1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペント−2−エニル−ピローリヂン−2−カルボン酸ベンジルエステル。 Boc保護されたアミノ酸7d(R9’=4−ペント−2−エニル)(433mg、1.16mmol、1当量)をヂオキサン(5mL)中の4M HCl中で2時間攪拌し、その後乾燥するまで蒸発させた。得られた残留物をDCM(3×20mL)から乾燥するまで共蒸発させた。粗いHCl塩をアセトン(8mL)中に溶解し、及び生ずる溶液をヂイソプロピルエチルアミン(0.61mL、3.50mmol、3当量)、続いて1−ベンジル−2−(クロロメチル−1H−イミダゾール(Maybridge)(338mg、1.39mmol、1.2当量)で処理した。上記反応混合物を室温で48時間攪拌し、及び乾燥するまで蒸発させた。得られた残留物をEtOAc(200mL)で希釈し、10%クエン酸、塩水で連続して洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、ろ過し、及び乾燥するまで蒸発させた。得られた粗い物質をシリカゲルクロマトグラフィーによりCH2Cl2/ヘキサン/MeOH(6:5:1)で溶離して精製し、所望のN−アルキル化生成物:1−(1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペント−2−エニル−ピローリヂン−2−カルボン酸ベンジルエステル(257mg、50%)を得た:Rf=0.7(7:2:1、CH2Cl2/ヘキサン/MeOH);MS(ESPOS):444.3[M+H]+
1−(1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペント−2−エニル−ピローリヂン−2−カルボン酸。 室温の4:1 THF/H2O(8mL)中の1−(1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペント−2−エニル−ピローリヂン−2−カルボン酸ベンジルエステル(257.2mg、0.6mmol、1当量)の攪拌した溶液に、水酸化リチウム一水和物(250mg、5.96mmol、10当量)を添加した。生ずる反応混合物を室温で一晩攪拌し、及び乾燥するまで蒸発させた。得られた残留物を水(10mL)中に溶解し、及び生ずる溶液のpHを3〜4の間に合わせ、及びEtOAc(3×100mL)で抽出した。混合した有機抽出物を塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、ろ過し、及び乾燥するまで蒸発させ、酸生成物1−(1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペント−2−エニル−ピローリヂン−2−カルボン酸(202mg、98%)を得た:Rf=0.4(7:2:1 CH2Cl2/ヘキサン/MeOH)、KMnO4 視覚化染色;MS(ESPOS):355[M+H]+;MS(ESNEG):352[M−H]−.
1−(1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。 0℃のN2下の無水DMF(1.5mL)中の2b(R2’=H)(96.4mg、0.33mmol、1当量)の攪拌した溶液にトリエチルアミン(0.4mL、2.9mmol、8.7当量)、続いてBSTFA(0.4mL、1.51mmol、4.6当量)を添加した。生ずる混合物を0℃で10分間、その後室温で30分間攪拌し、及び再冷却した。上記反応に1−(1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペント−2−エニル−ピローリヂン−2−カルボン酸(194mg、0.55mmol、1.7当量)の溶液、続いて固体HATU(261mg、0.69mmol、2.1当量)を添加した。生ずる混合物を室温で3時間攪拌し、及び乾燥するまで蒸発させた。生ずる残留物をEtOAc中に溶解し、その後10%水性クエン酸、飽和水性NaHCO3、塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させた。粗いペルシリル化化合物をMeOH(60mL)中に溶解し、及び室温でDowex H+ form樹脂(250mg)で45分間処理し、上記反応混合物をろ過し、及び乾燥するまで蒸発させ、リンコサミド生成物1−(1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミドを得た。
オーブンで乾燥させた密閉した管に、無水EtOH(5mL)中の上記粗い1−(1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド(280mg、0.48mmol)の溶液、炭素上の10%Pd(560mg)及び1,4−シクロヘキサヂエン(1.5mL)を添加した。上記反応容器をN2でパージし、密閉し、及び室温で18時間攪拌した。上記反応混合物をセライトをとおしてろ過し、試薬アルコールで何回か洗浄し、及び混合した洗浄物及びろ過物を乾燥するまで蒸発させた。生ずる残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:9 メタノール酸アンモニア/CH2Cl2)により精製した。所望の画分を乾燥するまで蒸発させ、及び凍結乾燥させ、実施例42の表題の化合物(29.3mg、18%)を得た:TLC Rf=0.7(14% メタノール酸アンモニア/CH2Cl2)、KMnO4 視覚化染色;MS(ESPOS):499.4[M+H]+
実施例43
1−イミノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
ヂオキサン(1mL)中の4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド(153mg、0.34mmol、1当量)及びフォルムイミド酸エチル(Aldrich)(44mg、0.40mmol、1.2当量)の攪拌した懸濁物を1M水性NaOH(0.74mL、0.74mmol、2.2当量)で処理した。1時間後追加のフォルムイミド酸エチル(44mg、0.40mmol、1.2当量)を上記反応混合物に添加し、及び攪拌を30分間続けた。上記反応混合物を冷凍し、及び凍結乾燥させた。上記凍結乾燥させた粉末をカラムクロマトグラフィーにより精製し、上記表題の化合物(8mg)を得た:TLC Rf=0.48 CHCl3/MeOH/32%水性AcOH(5:3:1);
Figure 2007516172
実施例44
4−ブチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
一般方法Sにより調製されるBocアミノ酸21k(R9=n−ブチル、R9b=H、m=1)を7−Cl MTL 6b(R2=H、R3=Cl)にカップリングし、この物質を最終脱保護段階においてさらなる精製なしに使用した。上記表題の化合物を得るための脱保護及び精製を以前の実施例38中のように行った。
Figure 2007516172
実施例45
4−ブチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
一般方法Sにより調製されるBocアミノ酸21k(R9=n−ブチル、R9b=H、m=1)をリンコサミン2b(R2’=H)にカップリングし、この物質を最終脱保護段階においてさらなる精製なしに使用した。上記表題の化合物を得るための脱保護及び精製を以前の実施例38中のように行った。
Figure 2007516172
実施例46
5−プロピル−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
DMF(3mL)中の保護された環状アミノ酸22h(R9b=H、R9=プロピル)(340mg、0.88mmol)の溶液に6b 7−Cl MTL(R2=H、R3=Cl)(367mg、0.88mmol)、TEA(332μL、1.76mmol)、HBTU(496mg、0.97mmol)を0℃で添加し、室温で一晩攪拌した。その後溶媒を除去した。精製を50〜100% EtOAc/ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより行い、所望の保護されたリンコサミド13a(R9=プロピル、R9b=H、m=2、R2=H、R3=Cl、P1=H、P2=Boc)(575mg、90%)を得た。MS(ESPOS):537[M+1]+
DCE(15mL)中のBoc保護されたリンコサミド13a(R9=プロピル、R9b=H、m=2、R2=H、R3=Cl、P1=H、P2=Boc)(575mg、1.07mmol)の溶液にトリエチルシラン(0.5mL)、TFA(5mL)、水(0.5mL)を添加し、室温で1.5時間攪拌した。反応溶媒を除去し、及び生ずる残留物を5〜10% MeOH/DCMでシリカ上のクロマトグラフィーにより精製し、上記表題の化合物(433mg、92%)を無色の固体として得た。
MS(ESPOS):437[M+1]+
実施例47
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例46からの不飽和の表題の化合物5−プロピル−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド(433mg、0.99mmol)及び10%Pd/C(80mg)をMeOH(10mL)に取り、50psiで一晩水素化した。上記溶媒を除去し、粗い物質を得た。精製をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(20% MeOH/DCM)、続いて調製済みHPLC(一般方法AC)により行い、異性体1 Rt=18.3分(10mg、2.3%)及び異性体2 Rt=18.6分(58mg、13.3%)を得た。
Figure 2007516172
Figure 2007516172
実施例48
1−シクロプロピル−5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
MeOH(2mL)中の実施例47、48中に示される方法により調製される5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド(68mg、0.16mmol)に酢酸(0.1mL)、続いて1−[(エチオキシシクロプロピル)オキシ]トリメチルシラン(0.2mL、0.96mmol)、シアノボロヒドリドナトリウム(41mg、0.64mmol)、及び3Å分子ふるいを添加し、還流まで3時間熱した。分子ふるいをろ過し、及び上記反応溶媒を除去し、粗い物質を得た。精製をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10% MeOH/DCM)及びHPLCにより行い、上記表題の化合物(44mg、59%)を得た。
Figure 2007516172
実施例49
1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
上記表題の化合物は実施例46からの表題の化合物1(R2=H、R3=Cl、R6=H、R9=5−n−プロピル、及びm=3)の異性体1又は異性体2の、炭酸ナトリウムの存在下でのDMF中での4−ブロモメチル−5−メチル−[1,3]ヂオキソール−2−オン(J. Alexander, et. al. J. Med. Chem, 1996, 39, 480−486中に示されるように調製される)での処理により調製されうる。
実施例50
2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−5−プロピル−アゼパン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル
Figure 2007516172
上記表題の化合物は実施例46からの表題の化合物1(R2=H、R3=Cl、R6=H、R9=5−n−プロピル、及びm=3)の異性体1又は異性体2の、重炭酸カリウムの存在下でのDMF中での炭酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル4−ニトロ−フェニルエステル(F. Sakamoto, et. al, Chem. Pharm. Bull. 1984, 32(6), 2241−2348中に示されるように調製される)での処理により調製されうる。
実施例51
5−メチル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミン6b 7−Cl MTL(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中に示されるように一般方法Tにより調製される環状アミノ酸22f(R9=プロピル、R9b=H、m=2)にカップリングし、中間体カルバミン酸塩13a(R9=メチル、R9b=H、m=2、R2=H、R3=Cl、P1=H、R2=Boc)を得、それを酸性条件下で脱保護し、粗い不飽和中間体を得た。上記不飽和化合物の50psi H2でのMeOH中での10%Pd/Cでの水素化は5位異性体の粗い混合物を提供した。上記2の5位異性体を調製済みHPLCにより分離した。
Figure 2007516172
Figure 2007516172
実施例52
5−エチル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミン6b 7−Cl MTL(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中に示されるように一般方法Tにより調製される環状アミノ酸22f(R9=プロピル、R9b=H、m=2)にカップリングし、中間体カルバミン酸塩13a(R9=エチル、R9b=H、m=2、R2=H、R3=Cl、P1=H、R2=Boc)を得、それを酸性条件下で脱保護し、粗い不飽和中間体を得た。上記不飽和化合物の50psi H2でのMeOH中での10%Pd/Cでの水素化は5位異性体の粗い混合物を提供した。上記2の5位異性体を調製済みHPLCにより分離した。
Figure 2007516172
Figure 2007516172
実施例53
5−シクロプロピルメチル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
上記表題の化合物は一般方法Z中に示されるように一般方法Tにより調製される環状アミノ酸22f(R9=シクロプロピルメチル、R9b=H、m=2)のリンコサミン6b 7−Cl MTL(R2=H、R3=Cl)へのカップリングにより調製されうる。実施例47中のように上記不飽和化合物の10%Pd/Cでの水素化は上記表題の化合物を5位異性体の混合物として提供する。
実施例54
5−シクロプロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
上記表題の化合物は一般方法Z中に示されるように一般方法Tにより調製される環状アミノ酸22f(R9=シクロプロピル、R9b=H、m=2)のリンコサミン6b 7−Cl MTL(R2=H、R3=Cl)へのカップリングにより調製されうる。実施例47中のように上記不飽和化合物の10%Pd/Cでの水素化は上記表題の化合物を5位異性体の混合物として提供する。
実施例55
5−エチル−4−メチル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
上記表題の化合物は一般方法Z中に示されるように一般方法Tにより調製される環状アミノ酸22f(R9=エチル、R9b=メチル、m=2)のリンコサミン6b 7−Cl MTL(R2=H、R3=Cl)へのカップリングにより調製されうる。実施例47中のように上記不飽和化合物の10%Pd/Cでの水素化は上記表題の化合物を異性体の混合物として提供する。
実施例56
4−エチル−5−メチル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
上記表題の化合物は一般方法Z中に示されるように一般方法Tにより調製される環状アミノ酸22f(R9=メチル、R9b=エチル、m=2)のリンコサミン6b 7−Cl MTL(R2=H、R3=Cl)へのカップリングにより調製されうる。実施例47中のように上記不飽和化合物の10%Pd/Cでの水素化は上記表題の化合物を異性体の混合物として提供する。
実施例57
5−エチル−6−メチル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
上記表題の化合物は一般方法Z中に示されるように一般方法Tにより調製される環状アミノ酸22f(R9=メチル、R9b=エチル、m=1)のリンコサミン6b 7−Cl MTL(R2=H、R3=Cl)へのカップリングにより調製されうる。実施例47中のように上記不飽和化合物の10%Pd/Cでの水素化は上記表題の化合物を異性体の混合物として提供する。
実施例58
4−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
上記表題の化合物は一般方法Z中に示されるように一般方法Tにより調製される環状アミノ酸22f(R9=H、R9b=プロピル、m=2)のリンコサミン6b 7−Cl MTL(R2=H、R3=Cl)へのカップリングにより調製されうる。実施例47中のように上記不飽和化合物の10%Pd/Cでの水素化は上記表題の化合物を4位異性体の混合物として提供する。
実施例59
5−フルオロ−5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
上記表題の化合物は一般方法Z中に示されるように環状アミノ酸12d(R9=プロピル、m=2)のリンコサミン6b 7−Cl MTL(R2=H、R3=Cl)へのカップリングにより調製されうる。
実施例60
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[シクロプロピル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20+R21=シクロプロピル、R1=SMe)をHoeksema, H. et. al. Journal of the American Chemical Society, 1967, 89 2448−2452の方法により調製される4−n−プロピルヒグリン酸にカップリングし、一般方法Z中に示されるようにカップリングし、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例61
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[シクロプロピル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20+R21=シクロプロピル、R1=SMe)を一般方法Z中に示されるように4−プロピル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステル27b(R9=プロピル)にカップリングし、上記表題の化合物を得た。中間体13a(R1=SMe、R20+R21=シクロプロピル、R9=プロピル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=2)を酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例62
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[シクロプロピル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20+R21=シクロプロピル、R1=SMe)を一般カップリング方法Z中に示されるように5−プロピル−アゼピン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステルにカップリングし、上記表題の化合物を得た。中間体13a(R20+R21=シクロプロピル、R9=プロピル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=3)を酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):451.2[M+H]+
実施例63
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[フェニル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23f(R20+R21=Ph、R1=SMe)をスキーム23中に示されるように調製した。
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20+R21=Ph、R1=SMe)をスキーム23中に示されるように調製した。
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20+R21=Ph、R1=SMe)を一般方法Z中に示されるように4−プロピル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステル27b(R9=プロピル)にカップリングし、上記表題の化合物を得た。中間体13a(R20+R21=Ph、R9=プロピル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=2)を酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例64
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[フェニル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20+R21=フェニル、R1=SMe)を一般方法Z中に示される4−n−にカップリングし、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例65
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[シクロペンチル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23f(R20+R21=シクロペンチル、R1=SMe)をスキーム23中に示されるように調製した。
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20+R21=シクロペンチル、R1=SMe)をスキーム23中に示されるように調製した。
Figure 2007516172
MS(ESPOS):278.3[M+H];MS(ESNEG):276.2[M−H].
リンコサミド23g(R20+R21=シクロペンチル、R1=SMe)を一般方法Z中に示されるように4−プロピル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステル27b(R9=プロピル)にカップリングし、上記表題の化合物を得た。中間体13a(R20+R21=シクロペンチル、R9=プロピル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=2)を酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例66
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[シクロペンチル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20+R21=シクロペンチル、R1=SMe)を一般方法Z中に示されるように4−n−プロピルヒグリン酸にカップリングし、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例67
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[シクロペンチル−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20+R21=シクロペンチル、R1=SMe)を一般方法Z中に示されるように5−プロピル−アゼピン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステルにカップリングし、上記表題の化合物を得た。中間体13a(R1=SMe、R20+R21=シクロペンチル、R9=プロピル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=3)を酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例68
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ブト−3−エニル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23f(R20=ヴィニル、R21=H、R1=SMe)をスキーム23中に示されるように調製した。
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20=ヴィニル、R21=H、R1=SMe)をスキーム23中に示されるように調製した。
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20=ヴィニル、R21=H、R1=SMe)を一般方法Z中に示されるように4−n−プロピルヒグリン酸にカップリングし、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例69
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ブト−3−エニル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20=ヴィニル、R21=H、R1=SMe)を一般方法Z中に示されるように4−プロピル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステル27b(R9=プロピル)にカップリングし、上記表題の化合物を得た。中間体13a(R20=ヴィニル、R21=H、R1=SMe、R9=プロピル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=2)を酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例70
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ブチル]−アミド
Figure 2007516172
上記表題の化合物を一般方法Z中に示されるように一般方法Tにより調製される環状アミノ酸22f(R9=プロピル、R9b=H、m=2)のリンコサミン23g(R20=エチル、R21=H、R1=SMe)へのカップリングにより調製した。上記不飽和中間体の水素化は上記表題の化合物を提供した。
Figure 2007516172
実施例71
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ブチル]−アミド
Figure 2007516172
実施例69からの表題の化合物の水素化は上記表題の化合物を提供した。
Figure 2007516172
実施例72
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ブチル]−アミド
Figure 2007516172
実施例68からの表題の化合物の水素化は上記表題の化合物を提供した。
Figure 2007516172
実施例73
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[(4−クロロ−フェニル)−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23f(R20+R21=4−クロロフェニル、R1=SMe)をスキーム23中に示されるように調製した。
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20+R21=4−クロロフェニル、R1=SMe)をスキーム23中に示されるように調製した。
1H NMR(300MHz、CD3OD) 7.37(d,J=8.4 Hz,2H),7.31(d,J=9.0 Hz,2H),5.09(d,J=6.0 Hz,1H),4.13−4.03(m,4H),3.58(dd,J=3.3,10.2 Hz,1H),1.41(s,3H);MS(ESPOS):320.0[M+H];MS(ESNEG):354.0[M+Cl].
リンコサミド23g(R20+R21=4−クロロフェニル、R1=SMe)を一般方法Z中に示されるように4−n−プロピルヒグリン酸にカップリングし、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例74
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[(4−クロロ−フェニル)−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20+R21=4−クロロフェニル、R1=SMe)を一般方法Z中に示されるように27b(R9=プロピル)にカップリングし、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例75
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−イソプロピルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23f(R20=メチル、R21=メチル、R1=イソプロピルスルファニル)をスキーム23中に示されるように調製した。
Figure 2007516172
MS(ESPOS):524.0[M+Na]
MS(ESNEG):500.0[M−H]
リンコサミド23g(R20=メチル、R21=メチル、R1=イソプロピルスルファニル)をスキーム23中に示されるように調製した。
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20=メチル、R21=メチル、R1=イソプロピルスルファニル)を一般方法Z中に示されるように4−n−プロピルヒグリン酸にカップリングし、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例76
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−イソプロピルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20=メチル、R21=メチル、R1=イソプロピルスルファニル)を一般方法Z中に示されるように4−プロピル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステル27b(R9=プロピル)にカップリングし、上記表題の化合物を得た。中間体13a(R1=イソプロピルスルファニル、R20=メチル、R21=メチル、R9=プロピル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=2)を酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例77
1−メチル−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−第三−ブチルスルファニル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23f(R20=メチル、R21=メチル、R1=第三−ブチルスルファニル)をスキーム23中に示されるように調製した。
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20=メチル、R21=メチル、R1=第三−ブチルスルファニル)をスキーム23中に示されるように調製した。
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R2=イソプロピル、R1=第三−ブチルスルファニル)を一般方法Z中に示されるように4−n−プロピルヒグリン酸にカップリングし、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例78
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[1−(6−第三−ブチルスルファニル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド23g(R20=メチル、R21=メチル、R1=第三−ブチルスルファニル)を一般方法Z中に示されるように4−プロピル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステル27b(R9=プロピル)にカップリングし、上記表題の化合物を得た。中間体13a(R1=第三−ブチルスルファニル、R20=メチル、R21=メチル、R9=プロピル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=2)を酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例79
4−(2−シクロプロピル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
乾燥窒素下のトリエチルアミン(7mL)中の11b(0.5g、1.9mmol、1当量)、トリフェニルフォスフィン(39.9mg、0.15mmol、0.08当量)、ヨー化銅(I)(28.9mg、0.15mmol、0.08当量)、酢酸パラヂウム(17mg、0.076mmol、0.04当量)の攪拌した懸濁物にシクロプロピルアセチレン(Aldrich)(0.25g、3.8mmol、2当量)を添加した。上記混合物を室温で一晩攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、濃い色の残留物を得た。上記残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、11c(R9’=2−シクロプロピル−エト−1−イニル)(0.39g、100%)を黄色油として得た。
Figure 2007516172
メタノール(15mL)中の11c(R9’=2−シクロプロピル−エト−1−イニル)(0.39g、1.9mmol)の溶液に炭素上の10%パラヂウム(0.2g)を添加した。上記混合物をパージし、及び水素(1atm)で満たし、及び室温で一晩攪拌した。上記パラヂウムをろ過により除去し、及び上記ろ過物を濃縮させ、4−(2−シクロプロピルエチル)−ピリヂン−2−カルボン酸メチルエステル(0.38g、97%)を黄色油として得た。(中間体は示されていない)
Figure 2007516172
MeOH(8mL)及び水(8mL)中の4−(2−シクロプロピルエチル)−ピリヂン−2−カルボン酸メチルエステル(0.38g)の混合物に濃HCl(158μL)及び酸化プラチナ(0.2g)を添加した。上記混合物をパージし、及び水素(1atm)で満たし、及び一晩攪拌した。上記酸化プラチナをろ過により除去し、及び上記ろ過物を蒸発させ、薄黄色固体11d(R9=2−シクロプロピルエチル)を得、それをさらなる精製なしに使用した。
上記粗い残留物11d(R9=2−シクロプロピルエチル)に2N NaOH(3.8mL)及びt−ブチルアルコール(2mL)を添加した。上記反応混合物を室温で2時間攪拌し、ニ炭酸ヂ−t−ブチル(0.62g、2.85mmol)をその後添加し、及び上記混合物を一晩攪拌した。上記溶媒を真空下で除去し、及び生ずる残留物を水で希釈し、その後エーテルで洗浄した。上記水層を2N HClでpH=2.0まで酸性化し、酢酸エチルで2回抽出した。上記混合した有機層をMgSO4上で乾燥させ、及び濃縮させ、4−(2−シクロプロピルエチル)−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル11f(P=Boc、R9=2−シクロプロピルエチル)(0.42g、77%)を透明なシロップとして得た。
MS(ESPOS):320.3[M+Na]+;MS(ESNEG):296.2[M−H]-
リンコサミド6b(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中に示されるように4−(2−シクロプロピルエチル)−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル11f(P=Boc、R9=2−シクロプロピルエチル)にカップリングし、上記表題の化合物を得た。中間体13a(R20=メチル、R21=メチル、R9=プロピル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=2)を酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):451.3[M+H]+
実施例80
4−シクロプロピルメチル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−シクロプロピルメチルピリヂン−2−カルボン酸、化合物10b(R9=シクロプロピルメチル)を、Osuch et al, Journal of the American Chemical Society, 1955, 78, 1723により示される方法による4−ピコリンの臭化シクロプロピルでのアルキル化により調製される出発物質4−シクロプロピルメチルピリヂンを用いて一般方法Oを使用することにより作出した。改変された方法は以下に示される。
THF(5mL)中の4−ピコリン(1.1g、11.8mmol)の−78℃の溶液にTHF/ヘプタン/エチルベンゼン(Aldrich)(5.9mL、11.8mmol)中のLDA 2Mの溶液を添加し、生ずる反応混合物を−78℃で3時間、その後−40℃で1時間攪拌した。その後臭化シクロプロピル(1.43g、11.8mmol)を−78℃で添加し、室温まで温め、及び室温で1時間攪拌した。上記反応混合物に飽和水性NH4Cl(10mL)を添加し、上記水相をEtOAc(10×2mL)で抽出し、及び上記混合した有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させた。上記溶媒を除去し、及び生成物4−シクロプロピルメチルピリヂン(0.5g、31%)を得、及びさらなる精製なしに使用した。
リンコサミド6b(R2=H、R3=Cl)を一般方法AA中のように4−シクロプロピルメチルピリヂン−2−カルボン酸10b(R9=シクロプロピルメチル)にカップリングし、中間体13b(R1=SMe、R2=Me、R3=H、R9=シクロブチル−エチル、P1=H)を得、それを触媒水素化により還元し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):437.2[M]+
実施例81
4−(2−シクロブチル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−(シクロブチル−エチル)−ピリヂン−2−カルボン酸、化合物10b(R9=シクロブチル−エチル)を、実施例80中に示される4−ピコリンのブロモメチルシクロブタンでのアルキル化により調製される出発物質4−(シクロブチル−エチル)−ピリヂンを用いて一般方法Oを使用することにより作出した。
リンコサミド6b(R2=H、R3=Cl)を一般カップリング方法AA中のように4−(シクロブチル−エチル)−ピリヂン−2−カルボン酸10b(R9=シクロブチル−エチル)にカップリングし、中間体13b(R1=SMe、R2=Me、R3=H、R9=シクロブチル−エチル、P1=H)を得、それを触媒水素化により還元し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):465.2[M]+
実施例82
4−シクロブチルメチル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−シクロブチルメチルピリヂン−2−カルボン酸、化合物10b(R9=4−シクロブチルメチル)を、実施例80中に示される4−ピコリンの臭化シクロブチルでのアルキル化により調製される出発物質4−シクロブチルメチルピリヂンを用いて一般方法Oを使用することにより作出した。
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を一般カップリング方法AA中のように4−シクロブチルメチルピリヂン−2−カルボン酸、化合物10b(R9=4−シクロブチルメチル)にカップリングし、中間体13b(R1=SMe、R2=Me、R3=H、R9=シクロブチルエチル、P1=H)を得、それを触媒水素化により還元し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):451.2[M+H]+
実施例83
4−シクロプロピルメチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
保護されたアミノ酸中間体(2S,4R)−4−シクロプロピルメチル−ピローリヂン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステルを、wittigオレフィン化段階において臭化シクロプロピルメチルトリフェニルフォスフォニウム(Aldrich)を出発物質として用いてGoodman et al. Journal of Organic Chemistry,2003,68,3923により示される合成シークエンスにより調製した。
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を一般カップリングスキーム11中に示されるように(2S,4R)−4−シクロプロピルメチル−ピローリヂン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステルにカップリングし、中間体13a(R1=SMe、R2=Me、R9=シクロプロピルメチル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=1)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):423.2[M+H]+
実施例84
4−(2−シクロブチリデン−エチル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
アミノ酸中間体(2S,4R)−4−(2−シクロブチリデン−エチル)−ピローリヂン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステルをピログルタミン酸エステル7aの(2−ブロモ−エチリデン)−シクロブタンでのアルキル化により一般方法Kにより調製した。アリル酸ハライド(2−ブロモ−エチリデン)−シクロブタン出発物質を米国特許第3,711,555号中に開示されるように2段階でシクロブタノンから調製した。
リンコサミン2b(R1=SMe、R2=Me)を保護されたアミノ酸8c(R9’=2−シクロブチリデン−エチル)にカップリングし、中間体カルバミン酸塩13a(R1=SMe、R2=Me、R9=2−シクロブチリデン−エチル、P1=H、P2=Boc、m=1)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):429.1[M+H]+
実施例85
4−(2−シクロブチリデン−エチル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
アミノ酸中間体(2S,4R)−4−(2−シクロブチリデン−エチル)−ピローリヂン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステルをピログルタミン酸エステル7aの(2−ブロモ−エチリデン)−シクロブタンでのアルキル化により一般方法Kにより調製した。アリル酸ハライド(2−ブロモ−エチリデン)−シクロブタン出発物質を米国特許第3,711,555号中に開示されるように2段階でシクロブタノンから調製した。
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を保護されたアミノ酸8c(R9’=2−シクロブチリデン−エチル)にカップリングし、中間体カルバミン酸塩13a(R1=SMe、R2=Me、R9’=2−シクロブチリデン−エチル、P1=H、P2=Boc、m=1)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):450.1[M+H]+
実施例86
4−(2−シクロブチル−エチル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
アミノ酸中間体(2S,4R)−4−(2−シクロブチル−エチル)−ピローリヂン−1,2−ヂカルボン酸−1−第三−ブチルエステルをピログルタミン酸エステル7aの(2−ブロモ−エチリデン)−シクロブタンでのアルキル化により一般方法Kにより調製した。アリル酸ハライド(2−ブロモ−エチリデン)−シクロブタン出発物質を米国特許第3,711,555号中に開示されるように2段階でシクロブタノンから調製した。
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を保護されたアミノ酸7d(R9=2−シクロブチル−エチル)にカップリングし、中間体カルバミン酸塩13a(R1=SMe、R2=Me、R9=シクロブチル−エチル、P1=H、P2=Boc、m=1)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):451.2[M]+
実施例87
4−(2−シクロプロピル−エチル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミン2b(R1=SMe、R2=Me)を一般方法Mにより調製される保護されたアミノ酸8c(R9=2−シクロプロピル−エチル)にカップリングし、中間体カルバミン酸塩13a(R1=SMe、R2=Me、R9=シクロプロピル−エチル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=1)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):437.2[M+H]+
実施例88
4−フルオロ−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド18a(実施例32)をスキーム19中に詳述されるようにメタノール中で酸化エチレンで処理し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):473.3.[M+H]+
実施例89
4−ブチル−4−フルオロ−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
出発物質(2S)−4−オキソ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステルからのboc保護された4−フルオロ−4−ブチル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル、12d(P=Boc、m=2、R9=n−ブチル)の合成は4−ケトンアルキル化段階における4炭素synthonとして1−ブチンアニオンを利用してスキーム12中に示される一般方法Qを使用する。出発物質、4−オキソ−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステルの調製はBousquet, Y.;Anderson, P.C.;Bogri, T.;Duceppe J.;Grenier, L.;Guse, I.;Tetrahedron, 1997, 53 15671−15680により示される。
リンコサミド6b(R2=H、R3=Cl)を12d(P=Boc、m=2、R9=ブチル)にカップリングし、中間体13a(R2=H、R3=Cl、R9=ブチル、P1=H、P2=Boc、m=2)を得、それを一般方法Z中に示されるように酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):457.0[M+H]+
実施例90
4−シクロプロピルメチル−4−フルオロ−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミド6b(R2=H、R3=Cl)を12d(P=Boc、m=2、R9=シクロプロピルメチル)にカップリングし、中間体13a(R2=H、R3=Cl、R9=シクロプロピルメチル、P1=H、P2=Boc、m=2)を得、それを一般方法Z中に示されるように酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
MS(ESPOS):455.0[M+H]+
実施例91
3−ブチル−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
23℃のDMF(2.0mL)中のアゼテヂン酸25f(R9=ブチル)(52mg、0.20mmol、1当量)、7−Cl MTL 6b(R2=H、R3=Cl)(58mg、0.20mmol、1当量)及びHBTU(84mg、0.22mmol、1.1当量)の溶液にDIPEA(88μL、0.51mmol、2.5当量)を添加した。23℃で12時間の攪拌後、DMFをin vacuoで除去し、その後上記残留物をEtOAc(100mL)及び1:1 塩水:10%水性クエン酸(100mL)の間で分割した。上記有機層を分離し、及び1:1 塩水/飽和水性NaHCO3(100mL)、塩水(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し、及び濃縮させ、82mg(0.17mmol、84%)の13a(R2=H、R3=Cl、R9=ブチル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=0)をガラス状の固体として得、それを次の段階において精製なしに使用した。
23℃の1,2−ヂクロロエタン(10mL)中のカルバミン酸塩13a(R2=H、R3=Cl、R9=ブチル、P1=H、P2=Boc、m=0)(82mg、0.17mmol、1当量)の溶液にH2O(0.40mL)、続いてTFA(4.0mL)を添加した。23℃で20分間攪拌後、トルエン(50mL)を添加し、及び生ずる溶液を乾燥するまで濃縮させた。上記残留物を半調製済みHPLC(Waters Nova−Pak(商標)HR C18、6μm粒子サイズ、60Å孔サイズ、20mm ID×100mm、H2O中5〜60%アセトニトリル w/0.1% HCl 30分間にわたり、20mL/分 流速)により精製し、41mgの表題の化合物を白色固体として得た。
Figure 2007516172
実施例92
3−シクロプロピルメチル−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中のようにアゼテヂン酸25f(R9=シクロプロピルメチル)にカップリングし、中間体13a(R2=H、R3=Cl、R9=シクロプロピルメチル、P1=H、P2=Boc、m=0)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例93
3−プロピル−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中のようにアゼテヂン酸25f(R9=プロピル)にカップリングし、中間体13a(R2=H、R3=Cl、R9=プロピル、P1=H、P2=Boc、m=0)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例94
3−ブチル−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例91中で調製される3−ブチル−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミドのサンプルをスキーム19中に示されるようにエチレンオキシドでアルキル化し(R6=2−ヒドロキシエチル)、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例95
3−ブチル−1−メチル−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
23℃の水性フォルムアルデヒド(37%、2.0mL)中のBoc−カルバミン酸塩25f(R9=ブチル)(236mg、0.92mmol、1当量)の溶液に蟻酸(95%、1.0mL)を添加した。生ずる混合物を還流で4時間熱し、その後23℃まで冷却し;t−BuOH(5.0mL)で処理し、及び濃縮させた。粗い残留物をH2O(15mL)中に溶解/懸濁し、冷凍し、及び凍結乾燥させた。生ずる固体を1.0N HCl(15mL)中に溶解し、ろ過し、及び濃縮させた。生ずる物質をH2O中に溶解/懸濁し、濁った懸濁物を得、それをナイロン膜(0.2μm)をとおしてろ過し、及び濃縮させ、その主な成分が所望の3−ブチル−1−メチル−アゼチヂン−2−カルボン酸塩酸塩である186mgの白色固体を得た。この物質をさらなる精製なしに使用した。
MS(ESPOS):172.3[M+H].
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中のように3−ブチル−1−メチル−アゼチヂン−2−カルボン酸塩酸塩にカップリングし、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例96
3−ペンチル−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中のようにアゼテヂン酸25f(R9=ペンチル)にカップリングし、中間体13a(R2=H、R3=Cl、R9=ペンチル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=0)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例97
3−(3−メチル−ブチル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中のようにアゼテヂン酸25f(R9=3−メチル−ブチル)にカップリングし、中間体13a(R2=H、R3=Cl、R9=3−メチル−ブチル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=0)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例98
3−(3−シクロプロピル−プロピル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中のようにアゼテヂン酸26f(R9=3−シクロプロピル−プロピル)にカップリングし、中間体13a(R2=H、R3=Cl、R9=ブチル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=0)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例99
3−(3−シクロブチル−プロピル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中のようにアゼテヂン酸26f(R9=3−シクロブチル−プロピル)にカップリングし、中間体13a(R2=H、R3=Cl、R9=(3−シクロブチル−プロピル)、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=0)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例100
3−(2−シクロブチル−エチル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中のようにアゼテヂン酸26f(R9=2−シクロブチル−エチル)にカップリングし、中間体13a(R2=H、R3=Cl、R9=2−シクロブチル−エチル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=0)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例101
3−(2−シクロプロピル−エチル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中のようにアゼテヂン酸26f(R9=2−シクロプロピル−エチル)にカップリングし、中間体13a(R2=H、R3=Cl、R9=2−シクロプロピル−エチル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=0)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例102
3−(3,3−ヂフルオロプロピル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
リンコサミン6b(R2=H、R3=Cl)を一般方法Z中のようにアゼテヂン酸26f(R9=3,3−ヂフルオロプロピル)にカップリングし、中間体13a(R2=H、R3=Cl、R9=2−シクロプロピル−エチル、P1=H、P2=カルボン酸−t−ブチルエステル、m=0)を得、それを酸性条件下で脱保護し、上記表題の化合物を得た。
Figure 2007516172
実施例103
4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル。 0℃の乾燥DMF(4.5mL)中の一般方法ABにより調製される2−(1−アミノ−2−メチル−プロピル)−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3,4,5−トリオール(51.9mg、0.21mmol、1当量)の溶液にトリエチルアミン(117μL、0.84mmol、4当量)を添加し、続いてBSTFA(84μL、0.32mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を0℃で10分間攪拌し、及びその後室温で45分間攪拌した。上記反応混合物に一般方法L中で調製される保護されたアミノ酸7d(R9=n−ペンチル、P=Boc)(72mg、0.25mmol、1.2当量)及びHATU(120mg、0.32mmol、1.5当量)を添加した。上記反応混合物を室温で2時間攪拌し、乾燥するまで蒸発させ、Et2O(150mL)中に取り上げ、10%クエン酸(1×)、飽和NaHCO3(1×)及び塩水で洗浄した。上記有機層をMgSO4上で乾燥させ、及び濃縮させ、粗い生成物(190mg)を黄色油として得た。上記残留物をDCE(6mL)中に取り上げ、水(0.2mL)を含むトリフルオロ酢酸(4mL)を攪拌しながら添加した。上記反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後溶媒をDCEからの繰り返される共蒸発により真空下で除去した。上記残留物をシリカ MeOH/DCM中の10% 0.25M NH3上のカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物(38.4mg、43%)を得た。
Figure 2007516172
実施例104
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例2中の表題の化合物を一般方法O中で調製される中間体10b(R9=n−プロピル)を用いて実施例103中に示されるプロセスにしたがって調製した。
(ESPOS):401.7[M+H]+
実施例105
4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(2,2,2−トリフルオロ−エチルスルファニル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド
Figure 2007516172
一般方法*中で調製される中間体27a 4−プロピル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステル。
MS(ESNEG):270.2[M−H]-
上記表題の化合物を、1,1,1トリフルオロエタンチオールをチオール求核試薬として用いて、一般方法R中に示される及びスキーム16中に例示されるプロセスにしたがって調製した。保護されたアミノ酸中間体4−プロピル−ピペリヂン−1,2−ヂカルボン酸1−第三−ブチルエステルのカップリング及び脱保護を実施例103中のように行った。
(ESPOS):473.7[M+H]+
実施例106
4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−エトキシエチル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
2−[1−(6−アリル−3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル。 0℃の乾燥DMF(5.0mL)中のビルディングブロック15c(650mg、1.26mmol、1当量)及び保護されたアミノ酸7d(R9=ペンチル、P=Boc)(395mg、1.39mmol、1.1当量)の攪拌した溶液にDIEA(0.88mL、5.0mmol、4当量)を添加し、続いて固体HATU(956mg、2.52mmol、2.0当量)を添加した。上記反応混合物を室温で3時間攪拌し、乾燥するまで蒸発させ、酢酸エチル中に取り上げ、10%クエン酸(1×)、水(1×)、飽和NaHCO3(1×)及び塩水で洗浄した。上記有機層をNa2SO4上で乾燥させ、及び濃縮させ、黄色シロップを得た。上記ろ過物を濃縮させ、及び上記残留物をシリカ 10% EtOAc/ヘキサン〜20% EtOAc/ヘキサン上のカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物2−[1−(6−アリル−3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステルを無色の油(897mg、89%)として得た。
2−{2−メチル−1−[3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−6−(2−ヒドロキシ−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピルカルバモイル}−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル。 −78℃のDCM(60mL)中の(634mg、0.81mmol、1当量)の攪拌した溶液を酸素中のオゾン流で20分間処理し、持続性の薄青色を観察した。30分後、過剰のオゾンをN2流で除去し、及びDCM(10mL)中のDMS(3mL)の溶液を添加し、上記溶液を室温まで一晩温めた。上記溶液を乾燥するまで蒸発させ、及び上記残留物をEtOH(50mL)中に溶解し、0℃まで冷却し、及びNaBH4(300mg、8.1mmol、10当量)で処理し、1時間後過剰のNaBH4を上記反応混合物を酸性化することにより破壊し、上記溶媒を除去し、及び粗い生成物をシリカ 20% EtOAc/ヘキサン上のカラムクロマトグラフィーにより精製し、アルコール生成物(304mg、47%)を得た。
2−{2−メチル−1−[3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−6−(2−エトキシ−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピルカルバモイル}−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル。 0℃のTHF(0.8mL)中の洗浄されたNaH(4.4mg、0.183mmol、1当量)の攪拌した溶液にアルコール中間体2−{2−メチル−1−[3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−6−(2−ヒドロキシ−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピルカルバモイル}−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル(144mg、0.183mmol、1当量)を添加し、10分後EtI(73μL、0.92mmol、5.0当量)を添加し、及び上記反応混合物を一晩攪拌した。上記反応混合物を乾燥するまで蒸発させた。上記ろ過物を濃縮させ、及び上記残留物を調製済み30% EtOAc/ヘキサンにより精製し、生成物2−{2−メチル−1−[3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−6−(2−エトキシ−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピルカルバモイル}−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル(33.8mg、22%)を無色の油として得た。
4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−エトキシメチル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド。 MeOH(3mL)中に懸濁された2−{2−メチル−1−[3,4,5−トリス−ベンジルオキシ−6−(2−エトキシ−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピルカルバモイル}−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル(33.8mg)及びdegussa 50% w/w wet 10%パラヂウム/炭素(80mg)を1atm圧のH2下で20時間攪拌した。上記反応混合物をCeliteをとおしてろ過し、乾燥するまで蒸発させ、粗い生成物を得、それをシリカ 3%〜5% MeOH/DCM上のカラムクロマトグラフィーにより精製し、boc保護されたエーテル生成物(19mg)を得、それをDCE(1mL)中に取り上げ、水(0.05mL)を含むトリフルオロ酢酸(1mL)を攪拌しながら添加した。上記反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後溶媒をDCEからの繰り返される共蒸発により真空下で除去した。過剰の希釈HClを含む1:1 MeCN/水からのTFA塩の凍結乾燥は上記表題の化合物(13.0mg、66%)を与えた。
Figure 2007516172
実施例107
1−(2−ヒドロキシ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
上記表題の化合物をスキーム19中に例示されるプロセスにしたがって調製した。酸化エチレンをアルキル化剤として使用した。0℃のMeOH(2mL)中の4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド(実施例103)(12.0mg、0.029mmol、1当量)及びTEA(100μL)の攪拌した溶液に濃縮酸化エチレン(200μL)を添加し、及び上記反応混合物を48時間攪拌した。上記反応混合物を乾燥するまで蒸発させ、及び生ずる残留物をシリカ MeOH/DCM中の20% 0.25M NH3上のカラムクロマトグラフィーにより精製し、粗いNアルキル化生成物を得た。上記粗い生成物をEt2O中に取り上げ、ろ過し、及び上記ろ過物をEt2O中の2M HClで処理し、沈殿したHCl塩を回収し、Et2Oで洗浄し、及び凍結乾燥させ、上記表題の化合物を無色の粉末(4.4mg、34%)として得た。
MS(ESPOS):473.6[M+H]+
実施例108
4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
2−{2−メチル−1−[3,4,5−トリス−ヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピルカルバモイル}−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸第三−ブチルエステル。2下のEtOH(5mL)中に懸濁された湿ったRaneyニッケルR1(300mg)の攪拌した溶液にEtOH(5mL)中の1−(2−(S)−4−(R)−n−ペンチルピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S)−3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルチオ)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−メチルプロプ−1−イル}アセトアミド(85.0mg、0.164mmol、1当量)の溶液を添加した。上記反応混合物を2時間還流し、室温まで冷却し、Celiteをとおしてろ過し、及び乾燥するまで蒸発させ、粗い生成物(66mg)を得、それをシリカ 3% MeOH/DCM上のカラムクロマトグラフィーにより精製し、N−Boc保護されたデスチオメチル生成物(42.7mg、55%)を得た。
TLC Rf=0.27(10% MeOH/DCM);MS(ESPOS):473.6[M+H]+,(ESNEG):507.5[M+HCl].
4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド。 N−Boc保護された生成物デス−チオメチル生成物をDCE(5mL)中に取り上げ、水(0.1mL)を含むトリフルオロ酢酸(5mL)を攪拌しながら添加した。上記反応混合物を室温で40分間攪拌し、その後溶媒をDCEからの繰り返される共蒸発により真空下で除去した。上記残留物を1:1 MeCN/水中に溶解し、0℃まで冷却し、及び1M HCl(0.5mL)を添加し、上記溶液をろ過し、及び凍結乾燥させ、上記表題の化合物(26mg、43%)を無色の粉末として得た。
TLC(CHCl3:MeOH:32%水性AcOH)Rf=0.58;MS(ESPOS)387.3[M+H]+
実施例109〜127、142、及び143は本明細書中に示される方法にしたがって作出されうる。
実施例109
4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例110
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例111
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−イソプロピルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例112
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[1−(6−第三−ブチルスルファニル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例113
5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[(4−クロロ−フェニル)−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−メチル]−アミド
Figure 2007516172
実施例114
4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例115
4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−ブトキシ−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド
実施例116
4−ブチル−1−メチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例117
リン酸モノ−(4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル
Figure 2007516172
実施例118
ヘキサデカン酸4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル
Figure 2007516172
実施例119
リン酸モノ−(4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル
Figure 2007516172
実施例120
ヘキサデカン酸4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル
Figure 2007516172
実施例121
1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例122
2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル
Figure 2007516172
実施例123
1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例124
2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピローリヂン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル
Figure 2007516172
実施例125
4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(2−ヒドロキシ−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド
Figure 2007516172
実施例126
4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(3−ヒドロキシ−プロピル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド
Figure 2007516172
実施例127
4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例142
4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(2−メチルスルファニル−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド
Figure 2007516172
実施例143
4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−シクロプロピルメチル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
以下の特定のプロドラッグ実施例128〜141は本明細書中上記に示される方法を用いてそれぞれの親化合物(上記を参照のこと)から調製される。
実施例128
リン酸モノ−(6−{2−クロロ−1−[(5−プロピル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル
Figure 2007516172
実施例129
ヘキサデカン酸6−{2−クロロ−1−[(5−プロピル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル
Figure 2007516172
実施例130
リン酸モノ−(6−{2−クロロ−1−[(5−フルオロ−5−プロピル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル
Figure 2007516172
実施例131
ヘキサデカン酸6−{2−クロロ−1−[(5−フルオロ−5−プロピル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル
Figure 2007516172
実施例132
2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−5−フルオロ−5−プロピル−アゼパン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル
Figure 2007516172
実施例133
5−フルオロ−1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例134
5−シクロプロピルメチル−1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例135
2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−5−シクロプロピルメチル−アゼパン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル
Figure 2007516172
実施例136
ヘキサデカン酸6−{2−クロロ−1−[(5−シクロプロピルメチル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル
Figure 2007516172
実施例137
リン酸モノ−(6−{2−クロロ−1−[(5−シクロプロピルメチル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル
Figure 2007516172
実施例138
ヘキサデカン酸6−{2−クロロ−1−[(4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル
Figure 2007516172
実施例139
リン酸モノ−(6−{2−クロロ−1−[(4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル
Figure 2007516172
実施例140
2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル
Figure 2007516172
実施例141
4−フルオロ−1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
Figure 2007516172
実施例A
感受性試験
化合物をNCCLS(National Committee for Clinical Laboratory Standards)のマイクロ希釈法にしたがって試験した。好気的に生育する細菌についての希釈抗菌感受性試験のための方法;承認された標準−第5版。NCCLS document M7−A5,NCCLS,Wayne,PA. 2000;National Committee for Clinical Laboratory Standards。嫌気性細菌の抗菌感受性試験のための方法;承認された標準−第5版。NCCLS document M11−A4,NCCLS,Wayne,PA. 2001。分析は丸底ウェルを有する滅菌プラスティック96ウェルマイクロタイタートレイ(Greiner)中で行われた。
化合物調製
試験化合物及びコントロール抗生物質のストック溶液はDMSO中に10mg/mlで調製される。それぞれの薬物の連続2倍希釈は所望の最終濃度の100倍で溶媒としてDMSOを用いてそれぞれの行にわたりマイクロタイタープレート中で行われる。列#1〜11中のウェルは薬物を含み、及び列#12は薬物を含まず生物についての成長コントロールとして保たれた。親プレート中のそれぞれのウェルは滅菌脱イオン水で希釈され、混合され、及び10μLの体積がもたらされる分析プレート中のそれぞれのウェルに分配される。
接種物の調製
ストック培養物をMicrobank(商標)法(Pro−Lab Diagnostics)を用いて調製し、及び−80℃で貯蔵した。好気性株を繁殖させるために、1のビーズを冷凍したバイアルから除去し、及び無菌的にTrypticase Soy Agar(Difco)、Chocolate Agar(Remel)又はBlood Agar(Remel)上にすじをつけ、それらを35℃で一晩インキュベートした。嫌気菌をヘミン及びビタミンKで補充されたBrucella Agar(Remel)中で培養し、及び35℃でAnaerobic Jar(Mitsubishi)を用いて嫌気生活において24〜48時間インキュベートした。標準化された接種物をNCCLSガイドライン(National Committee for Clinical Laboratory Standards)にしたがって直接コロニー懸濁法を用いて調製した。好気的に生育する細菌についての希釈抗菌感受性試験のための方法;承認された標準−第5版。NCCLS document M7−A5,NCCLS,Wayne,PA. 2000;National Committee for Clinical Laboratory Standards。嫌気性細菌の抗菌感受性試験のための方法;承認された標準−第5版。NCCLS document M11−A4,NCCLS,Wayne,PA. 2001。単離されたコロニーを18〜24時間アガープレートから選択し、及び0.5 McFarland濁度標準に合うよう0.9%滅菌塩水中に再懸濁した。上記懸濁物を調製の15分以内に使用した。
Figure 2007516172
Figure 2007516172
MICsのための分析プレートの調製
培地を1.1×濃度で調製した。NCCLSにより推奨されるようにCa++及びMg++で補充したMueller−Hinton Broth MHB(Difco)、5%ウマ溶解血で補充したMHB、HTM Broth(Remel)又はヘミン及びビタミンKで補充したBrucella broth(Remel)。それぞれの生物について、標準化した懸濁物を滅菌リザーヴァー中の適切な生育培地中に希釈した。混合後、薬物を含む分析プレート中のウェルに90μlの体積を接種した。したがって、それぞれのMIC決定について、それぞれのウェルは100μlの最終体積を含み、約5*105cfu/mlの接種サイズ、及び1%以下のDMSOを有する。
MICの解釈
完了したマイクロタイタープレートを好気菌については環境気体中で35℃で16〜20時間、及び嫌気菌についてはanaerobe jar(Mitsubishi)中で35℃で46〜48時間インキュベートした。それぞれのウェルの光学濃度をVersaMax Microplate reader(Molecular Devices, Sunnyvale, CA)を用いて600nmで決定した。MICを肉眼で見える細菌生育の完全な抑制を引き起こす最も低い薬物濃度として定義した。
実施例47異性体I及び実施例47異性体IIはグラム陰性生物Haemophilus influenzaeに対してin vitro有効性をMIC≦4μg/mLで有した。実施例47異性体1及び2はさらに、H. influenzae株ATCC 31517に対して8μg/mLのMICを示したクリンダマイシンと比較して、H. influenzae株ATCC 31517に対して0.5μg/mLのMICを示した。
実施例B
マウス S. aureus 敗血症における有効性
有効性研究を他のところ(Goldstein, B. P., G. Candiani, T. M. Arain, G. Romano, I. Ciciliato, M. Berti, M. Abbondi, R. Scotti, M. Mainini, F. Ripamonti, and et al. 1995. Antimicrobial activity of MDL 63,246, a new semisynthetic glycopeptide antibiotic Antimicrob Agents Chemother.39:1580−1588.;Misiek, M., T. A. Pursiano, F. Leitner, and K. E. Price 1973. Microbiological properties of a new cephalosporin, BL−S 339:7−(phenylacetimidoyl−aminoacetamido)−3−(2−methyl−1,3,4−thiadiazol−5−ylthio methyl)ceph−3−em−4−carboxylic acid Antimicrob Agents Chemother.3:40−48)で公開されたモデルにしたがってS. aureusマウス敗血症モデルにおいて行った。
化合物調製
化合物を経口投与のために2% Tween 80又は静脈内投与のために0.9% NaCl溶液中に溶解した。化合物を細菌接種1時間後に投与した。ヴァンコマイシン又はアンピシリンをコントロールとして使用した。
有効性モデル
MDS Pharma Servicesからの22±2gの体重の雄又は雌ICRマウスを評価のために使用した。食餌及び水を制約なしに与えた。22±gの体重の6匹のマウスの群を実験のために使用した。マウスにStaphylococcus aureus Smithを5% mucin(Sigma)を含む0.5mlのBrain Heart Infusion Broth(Difco)中の4 104 CFUで腹腔内に接種した。死亡率を細菌接種後7日間毎日1回記録した。
本発明はさまざまな特定の物質、手順及び実施例について本明細書中に示され及び例示されているが、本発明は物質の特定の物質の組み合わせ、及びその目的のために選択される手順に限定されないことが理解される。上記詳細の多くの変形は当業者により理解されるであろうように含意されうる。

Claims (29)

  1. 式(IA)の化合物:
    Figure 2007516172
    {式中:
    Figure 2007516172
    は二重結合又は単結合でありうる結合を示す;
    1は−S−アルキル、−S−置換アルキル、SMe、S−(2−ヒドロキシエチル)、(ヘテロアリール)アルキル、水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる;
    2及びR3は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である;
    6は水素、アルキル、置換されるアルキル、(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキル、アルコキシカルボニル、(アルコキシカルボニル)アルキル、(アルコキシカルボニルアミノ)アルキルから成る群から選ばれる又は−N(R6)−断片はアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である;
    7は水素及びアルキルから成る群から選ばれる;
    同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、置換されるアルキル、ハロ、置換されるアルケニル、アルケニル、(ヘテロアリール)アルケニル、及びqは0、1又は2に等しい整数であり及びR13はアルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、置換されるアルキニル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック及び置換されるヘテロサイクリックから成る群から選ばれる−S(O)q13から成る群から独立に選ばれる;
    及びここで、m=0〜2;
    及びここで、t=0〜3};
    又はその医薬として許容される塩及び/又はプロドラッグ。
    但し、以下の化合物:
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、それぞれのR9は水素である化合物;
    及び
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、R9は単一の置換基を有する置換されるアルキルであり、前記単一の置換基はハロ、酸素、ヒドロキシ、第一アミン、アミン(上記アルキルにより置換される第二アルキル)、アミン(上記アルキルにより置換される第三アルキル)、硫黄、−SH、フェニル又はnが1〜8の整数であり及びR’及びR’’が水素又はアルキルである−(CH2nNR’R’’以外である化合物;
    及び
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、R9がハロである化合物
    を除く。
  2. 式(IA)の化合物:
    Figure 2007516172
    {式中:
    Figure 2007516172
    は二重結合又は単結合でありうる結合を示す;
    1は−S−アルキル、−S−置換アルキル、SMe、S−(2−ヒドロキシエチル)、(ヘテロアリール)アルキル、水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる;
    2及びR3は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である;
    6は水素、アルキル、置換されるアルキル、(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキル、アルコキシカルボニル、(アルコキシカルボニル)アルキル、(アルコキシカルボニルアミノ)アルキルから成る群から選ばれる又は−N(R6)−断片はアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である;
    7は水素及びアルキルから成る群から選ばれる;
    同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、置換されるアルキル、ハロ、置換されるアルケニル、アルケニル、(ヘテロアリール)アルケニル、及びqは0、1又は2に等しい整数であり及びR13はアルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、置換されるアルキニル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック及び置換されるヘテロサイクリックから成る群から選ばれる−S(O)q13から成る群から独立に選ばれる;
    及びここで、m=0〜2;
    及びここで、t=0〜3};
    又はその医薬として許容される塩及び/又はプロドラッグ。
    但し、以下の化合物:
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、それぞれのR9は水素である化合物;
    及び
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、R9は単一の置換基を有する置換されるアルキルであり、前記単一の置換基はハロ、酸素、ヒドロキシ、第一アミン、アミン(上記アルキルにより置換される第二アルキル)、アミン(上記アルキルにより置換される第三アルキル)、硫黄、−SH、フェニル又はnが1〜8の整数であり及びR’及びR’’が水素又はアルキルである−(CH2nNR’R’’以外である化合物;
    及び
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、R9がハロである化合物
    を除く。
  3. 式(I)及び(II)中の窒素を含む環が:
    Figure 2007516172
    から選ばれる請求項1又は2のいずれかに記載の化合物。
  4. 1−(2−(S)−4−(S)−(エチルチオ)ピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(R)−(エチルチオ)ピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(R)−(エチルチオ)ピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−クロロ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(エチルチオ)ピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−クロロ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(3−p−フルオロフェニル)チオピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(n−ブチルチオ)ピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(3,3,3−トリフルオロプロプ−1−イル−チオ)ピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(2−(2−クロロフェニル)−エチルチオ)ピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(3−メチルブト−1−イルチオ)ピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(2−エトキシチオール)−エチルチオ)ピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)ピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(m−メチルフェニル)メチルスルファニルピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(p−ピリヂニルチオ)ピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(p−トリフルオロメトキシフェニル)メチルスルファニル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(o,p−ヂクロロフェニル)メチルスルファニル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    1−(2−(S)−4−(S)−(p−ピリヂニルチオ)ピローリヂン−2−イル)−N−{1−(R)−[2−(S),3−(S),4−(S),5−(R)−トリヒドロキシ−6−(R)−(メチルスルファニル)テトラヒドロピラン−2−イル]−2−ヒドロキシ−プロプ−1−イル}アセトアミド;
    4−(チオフェン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(4−フルオロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(4−メチル−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(ピリヂン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(ピラジン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2,4−ヂクロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3,3−ヂフルオロ−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−カルバモイルメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−シアノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ピリヂン−4−イル−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ピリヂン−4−イル−プロピル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−メトキシ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−フォルミルアミノ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−アミノ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−シクロヘキシルオキシ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    {2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−ペンチル−ピローリヂン−1−イル}−酢酸メチルエステル;
    1−メチルカルバモイルメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−イミノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−イミダゾール−1−イル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[3−(チオフェン−2−イルスルファニル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−イミダゾール−1−イル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[3−(2−オキソ−ピローリヂン−1−イル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[2−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−メトキシイミノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[2−(4−エチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−エチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−エトキシイミノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−ピロール−1−イルメチル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸9H−フルオレン−9−イルメチルエステル;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸エチルエステル;
    4−(3−シアノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸フェニルエステル;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸フェニルエステル;
    4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピリデン−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;及び
    4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−エチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−エチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(4−フルオロ−フェニルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3,3,3−トリフルオロ−プロピルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2−クロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−メチル−ブチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[2−(2−メルカプト−エトキシ)−エチルスルファニル]−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2,2,2−トリフルオロ−エチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−メチル−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(ピリヂン−4−イルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(4−トリフルオロメトキシ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2,4−ヂクロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(チオフェン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(4−フルオロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(4−メチル−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(ピリジン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(ピラジン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2,4−ヂクロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3,3−ヂフルオロ−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−カルバモイルメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−シアノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ピリヂン−4−イル−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ピリヂン−4−イル−プロピル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−メトキシ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−フォルミルアミノ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−アミノ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−シクロヘキシルオキシ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    {2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−ペンチル−ピローリヂン−1−イル}−酢酸メチルエステル;
    1−メチルカルバモイルメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−イミノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−イミダゾール−1−イル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[3−(チオフェン−2−イルスルファニル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−イミダゾール−1−イル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[3−(2−オキソ−ピローリヂン−1−イル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[2−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−メトキシイミノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[2−(4−エチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−エチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−エトキシイミノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−ピロール−1−イルメチル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸9H−フルオレン−9−イルメチルエステル;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸エチルエステル;
    4−(3−シアノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸フェニルエステル;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸フェニルエステル;
    4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピリデン−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;及び
    4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
    から成る群から選ばれる化合物。
  5. 式(IB)の化合物:
    Figure 2007516172
    {式中:
    1は水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる;
    2及びR3は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である;
    6はH、アルキル又はヒドロキシアルキルである;
    7はH又はアルキルである;
    同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、アルキル、置換されるアルキル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロゲン、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2n−NR45、及びその有枝鎖異性体から成る群から選ばれ、ここで、nは両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5はH又はアルキルである;及び
    mは1又は2である};
    又はそのプロドラッグ及び/又は医薬として許容される塩。
    但し、式Iの化合物はStreptococcus pneumoniaeStaphylococcus aureusStaphylococcus epidermidisEnterococcus faecalisEnterococcus faeciumHaemophilus influenzaeMoraxella catarrhalisEscherichia coliBacteroides fragilisBacteroides thetaiotaomicron、及びClostridium difficileから成る群から選ばれる生物の少なくとも1に対して32μg/mL以下の最小阻害濃度を有する。
  6. 4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−ヒドロキシ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(2,2,2−トリフルオロ−エチルスルファニル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド;
    4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−ブトキシ−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド;
    4−ブチル−1−メチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    リン酸モノ−(4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
    ヘキサデカン酸4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル;
    リン酸モノ−(4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
    ヘキサデカン酸4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル;
    1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
    1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピローリヂン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
    4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(2−ヒドロキシ−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド;
    4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(3−ヒドロキシ−プロピル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド;
    4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(2−メチルスルファニル−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド;
    4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−シクロプロピルメチル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド
    又はそのプロドラッグ及び/又は医薬として許容される塩から成る群から選ばれる化合物。
  7. 医薬として許容される担体及び治療的に有効な量の請求項1、2又は5のいずれか1に記載の化合物を含む医薬組成物。
  8. 治療的に有効な量の請求項1、2又は5のいずれか1に記載の化合物を哺乳類に投与することを含む、哺乳類における微生物感染の治療方法。
  9. 請求項7に記載の医薬組成物を哺乳類に投与することを含む、哺乳類における微生物感染の治療方法。
  10. 上記化合物は医薬組成物で経口で、非経口で、経皮で、局所に、直腸に又は鼻内に哺乳類に投与される、請求項9に記載の方法。
  11. 上記化合物は約0.1〜約100mg/体重kg/日の量で投与される、請求項9に記載の方法。
  12. 式(I)の化合物:
    Figure 2007516172
    {式中:
    Wは窒素を含む環:
    Figure 2007516172
    であり、mは0、1、2又は3である;ここで、mが2であるとき、上記窒素を含む環は4及び5の窒素を含む環の位置の間に二重結合を場合により含みうる;ここで、mが3であるとき、上記窒素を含む環は4及び5の窒素を含む環の位置の間又は5及び6の窒素を含む環の位置の間に1の二重結合を場合により含みうる;ここで、上記窒素を含む環の位置は窒素で「1」で始まって反時計回りに連続して番号付けられる;
    1は水素、アルキル、置換されるアルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、アルキルスルファニル、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる;
    2及びR3は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である又はR2及びR3のうちの1は=CH2であり、及び他方は不在である;
    6は水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、置換されるアルキル、イミノメチル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキル、5−アルキル−[1,3]ヂオキソール−2−オン−4−イル−メチル、5−アルキル−[1,3]ヂオキソール−2−オン−4−イル−メトキシ−カルボニルから成る群から選ばれる又は−N(R6)−断片はアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である;
    7はH又はアルキルである;
    同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、アルキル、置換されるアルキル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、置換されるアルケニル、置換される酸素、置換される窒素、ハロゲン、フェニル、置換されるフェニル、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、置換されるアリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニルアルキル、ヘテロサイクリックスルファニルアルキル、ヘテロアリールスルファニル、及びヘテロサイクリックスルファニル、プロピリデン(=CHCH2CH3)、アジド、−(CH2n−OH、nは両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5はH又はアルキル、アルコキシアルコキシ、アリール、置換されるアリール、アルケニル、置換されるアルケニルである−(CH2n−NR45、及びその有枝鎖異性体、及びqは0、1又は2に等しい整数であり及びR13はアルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、置換されるアルキニル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック及び置換されるヘテロサイクリックから成る群から選ばれる−S(O)q13から成る群から独立に選ばれ、及びここで、1以下の−S(O)q13基が上記窒素を含む環上に存在する;
    及びここで、t=0〜3};
    又はそのプロドラッグ及び/又は医薬として許容される塩。
    但し、以下の化合物:
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、それぞれのR9は水素である化合物;
    及び
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、R9は単一の置換基を有する置換されるアルキルであり、前記単一の置換基はハロ、酸素、ヒドロキシ、第一アミン、アミン(上記アルキルにより置換される第二アルキル)、アミン(上記アルキルにより置換される第三アルキル)、硫黄、−SH、フェニル又はnが1〜8の整数であり及びR’及びR’’が水素又はアルキルである−(CH2nNR’R’’以外である化合物;
    及び
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、R9はハロである化合物
    を除く。
  13. 式(IA)の化合物:
    Figure 2007516172
    {式中:
    Figure 2007516172
    は二重結合又は単結合でありうる結合を示す;
    1は−S−アルキル、−S−置換アルキル、SMe、S−(2−ヒドロキシエチル)、(ヘテロアリール)アルキル、水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる;
    2及びR3は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である;
    6は水素、アルキル、置換されるアルキル、(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキル、アルコキシカルボニル、(アルコキシカルボニル)アルキル、(アルコキシカルボニルアミノ)アルキルから成る群から選ばれる又は−N(R6)−断片はアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である;
    7は水素及びアルキルから成る群から選ばれる;
    同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、置換されるアルキル、ハロ、置換されるアルケニル、アルケニル、(ヘテロアリール)アルケニル、及びqは0、1又は2に等しい整数であり及びR13はアルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、置換されるアルキニル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック及び置換されるヘテロサイクリックから成る群から選ばれる−S(O)q13から成る群から独立に選ばれる;
    及びここで、m=0〜2;
    及びここで、t=0〜3};
    又はその医薬として許容される塩及び/又はプロドラッグ。
    但し、以下の化合物:
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、それぞれのR9は水素である化合物;
    及び
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、R9は単一の置換基を有する置換されるアルキルであり、前記単一の置換基はハロ、酸素、ヒドロキシ、第一アミン、アミン(上記アルキルにより置換される第二アルキル)、アミン(上記アルキルにより置換される第三アルキル)、硫黄、−SH、フェニル又はnが1〜8の整数であり及びR’及びR’’が水素又はアルキルである−(CH2nNR’R’’以外である化合物;
    及び
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、R9がハロである化合物
    を除く。
  14. 式(IA)の化合物:
    Figure 2007516172
    {式中:
    Figure 2007516172
    は二重結合又は単結合でありうる結合を示す;
    1は−S−アルキル、−S−置換アルキル、SMe、S−(2−ヒドロキシエチル)、(ヘテロアリール)アルキル、水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる;
    2及びR3は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である;
    6は水素、アルキル、置換されるアルキル、(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキル、アルコキシカルボニル、(アルコキシカルボニル)アルキル、(アルコキシカルボニルアミノ)アルキルから成る群から選ばれる又は−N(R6)−断片はアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である;
    7は水素及びアルキルから成る群から選ばれる;
    同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、置換されるアルキル、ハロ、置換されるアルケニル、アルケニル、(ヘテロアリール)アルケニル、及びqは0、1又は2に等しい整数であり及びR13はアルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、置換されるアルキニル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック及び置換されるヘテロサイクリックから成る群から選ばれる−S(O)q13から成る群から独立に選ばれる;
    及びここで、m=0〜2;
    及びここで、t=0〜3};
    又はその医薬として許容される塩及び/又はプロドラッグ。
    但し、以下の化合物:
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、それぞれのR9は水素である化合物;
    及び
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、R9は単一の置換基を有する置換されるアルキルであり、前記単一の置換基はハロ、酸素、ヒドロキシ、第一アミン、アミン(上記アルキルにより置換される第二アルキル)、アミン(上記アルキルにより置換される第三アルキル)、硫黄、−SH、フェニル又はnが1〜8の整数であり及びR’及びR’’が水素又はアルキルである−(CH2nNR’R’’以外である化合物;
    及び
    Figure 2007516172
    が単結合であるとき、R9がハロである化合物
    を除く。
  15. 式(IA)の化合物:
    Figure 2007516172
    {式中:
    Figure 2007516172
    は二重結合又は単結合でありうる結合を示す;
    1は−S−アルキル、−S−置換アルキル、水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ及びハロから成る群から選ばれる;
    2及びR3は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である又はR2及びR3のうちの1は=CH2であり、及び他方は不在である;
    6は水素、アルキル、置換されるアルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキル、
    Figure 2007516172
    から成る群から選ばれる又は−N(R6)−断片はアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である;
    7は水素及びアルキルから成る群から選ばれる;
    同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、アルキル、置換されるアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、アリール、置換されるアリール、アルケニル、置換されるアルケニル、及びqは0、1又は2に等しい整数であり及びR13はアルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、置換されるアルキニル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック及び置換されるヘテロサイクリックから成る群から選ばれる−S(O)q13から成る群から独立に選ばれる;
    及びここで、m1=0〜2;
    及びここで、t=0〜3};
    又はその医薬として許容される塩及び/又はプロドラッグ。
    但し、A. 式(I)の化合物において、
    Figure 2007516172
    が単結合であり、
    1が0又は1であり、
    2及びR3が独立に水素、アルキル、ヒドロキシ、フルオロ、シアノアルキルである又はR2及びR3のうちの1が=NOR7であり、及び他方が不在である又はR2及びR3のうちの1が=CH2であり、及び他方が不在であり、
    6が水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、−C(O)O−アルキレン−シクロアルキル、−C(O)O−アルキレン−置換アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−C(O)O−ヘテロサイクリック、−C(O)O−置換ヘテロサイクリック、−[C(O)O]p−アルキレン−ヘテロサイクル、−[C(O)O]p−アルキレン−置換へテロサイクルであり、ここで、pが0又は1であり、及び
    7が水素及びアルキルから成る群から選ばれ;
    9が水素、アルキル、置換されるアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2nNR45、Raがモノフルオロフェニル又はモノクロロフェニルから選ばれる−アルキレン−Ra、及びその有枝鎖異性体であり、ここで、nが両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5が水素又はアルキルであるとき;
    1は−S−アルキルでない、
    但し、B. 式(I)の化合物において、
    Figure 2007516172
    が単結合であり、
    2及びR3が独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1が=NOR7であり、及び他方が不在である又はR2及びR3のうちの1が=CH2であり、及び他方が不在であり、ここで、R2及びR3の両方は水素でない;R2及びR3のうちの1がハロであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない;及びR2及びR3のうちの1がヒドロキシであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない;
    6が水素、アルキル、置換されるアルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキルから成る群から選ばれ又は−N(R6)−断片がアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部であり;
    7が水素及びアルキルから成る群から選ばれ;及び
    1が−S−アルキル、−S−置換アルキル、水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ及びハロから成る群から選ばれるとき;
    9の少なくとも1は水素、アルキル、置換されるアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2nNR45、Raがモノフルオロフェニル又はモノクロロフェニルから選ばれる−アルキレン−Ra、及びその有枝鎖異性体以外であり、ここで、nは両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5は水素又はアルキルである、
    但し、C. 式(I)の化合物において、
    Figure 2007516172
    が単結合であり、
    2及びR3が独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1が=NOR7であり、及び他方が不在である又はR2及びR3のうちの1が=CH2であり、及び他方が不在であり、ここで、R2及びR3の両方はHでない;R2及びR3のうちの1がハロであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない;及びR2及びR3のうちの1がヒドロキシであるとき、他方は水素又はヒドロキシでない;
    7が水素及びアルキルから成る群から選ばれ;及び
    1が−S−アルキル、−S−置換アルキル、(ヘテロアリール)アルキル、水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ及びハロから成る群から選ばれ;
    9が水素、アルキル、置換されるアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロ、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2nNR45、Raがモノフルオロフェニル又はモノクロロフェニルから選ばれる−アルキレン−Ra、及びその有枝鎖異性体以外から独立に選ばれ、ここで、nが両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5が水素又はアルキルであるとき、
    6は置換されるアルキル(モノ置換されるヘテロサイクル又は置換されるヘテロサイクル以外)、
    Figure 2007516172
    (カルボキサミド)アルキル、及びアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である−N(R6)−断片から成る群から選ばれる;
    ここで、これらの条件において使用されるときのみ、以下の特定の用語は以下の特定の意味を有する:
    置換されるアルキルは、1以上の水素原子がハロゲン、酸素、ヒドロキシ、アミン(第一)、アミン(上記アルキルにより置換される第二−アルキル)、アミン(上記に定義されるアルキルにより置換される第三−アルキル)、硫黄、−SH又はフェニルにより置換されている、アルキル基をいう、
    置換されるシクロアルキルは、アルキルが上記に定義されるとおりであるアルキル基又は1以上の水素原子がハロゲン、酸素、ヒドロキシ、アミン(第一)、アミン(上記アルキルにより置換される第二−アルキル)、アミン(上記に定義されるアルキルにより置換される第三−アルキル)、硫黄、−SH又はフェニルにより置換されている基で置換されるシクロアルキルをいう、
    置換される酸素はRdがアルキル、ハロアルキル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、アルケニル、シクロアルキル、及び置換されるシクロアルキルである、基−ORdをいう、
    置換される窒素又はアミノはRa及びRbが独立に水素、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール及び置換されるヘテロアリールである、基−NRabをいう、
    置換されるアリールはアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、アルキルチオ及びチオアルキルから成る群から選ばれる1以上の置換基で置換されるアリール環をいい、ここで、アルキルチオは基−S−アルキルをいい、及びチオアルキルは1以上の−SH基を有するアルキル基をいう、及び
    置換されるヘテロアリールは、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、アルキルチオ、及びチオアルキルから成る群から選ばれる1以上の置換基で置換されるヘテロアリール環をいい、ここで、アルキルチオは基−S−アルキルをいい、及びチオアルキルは1以上の−SH基を有するアルキル基をいう、
    化合物。
  16. 式(I)及び(IA)中の窒素を含む環は:
    Figure 2007516172
    から選ばれる、請求項12〜15のいずれかに記載の化合物。
  17. 式(IB)の化合物:
    Figure 2007516172
    {式中:
    1は水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる;
    2及びR3は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である;
    6はH、アルキル又はヒドロキシアルキルである;
    7はH又はアルキルである;
    同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、アルキル、置換されるアルキル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロゲン、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2n−NR45、及びその有枝鎖異性体から成る群から独立に選ばれ、ここで、nは両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5はH又はアルキルである;及び
    mは1又は2である};
    又はそのプロドラッグ及び/又は医薬として許容される塩。
  18. 式(II)の化合物:
    Figure 2007516172
    {式中:
    Wは窒素を含む環:
    Figure 2007516172
    であり、mは0、1、2又は3である;ここで、mが2であるとき、上記窒素を含む環は4及び5の窒素を含む環の位置の間に二重結合を場合により含みうる;ここで、mが3であるとき、上記窒素を含む環は4及び5の窒素を含む環の位置の間又は5及び6の窒素を含む環の位置の間に1の二重結合を場合により含みうる;ここで、上記窒素を含む環の位置は窒素で「1」で始まって反時計回りに連続して番号付けられる;
    1は水素、アルキル、置換されるアルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、アルキルスルファニル、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる;
    20及びR21は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR20及びR21のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である又はR20及びR21のうちの1は=CH2であり、及び他方は不在である;又は共に取られるR20及びR21はシクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリック基である;
    6は水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、置換されるアルキル、イミノメチル、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−(カルボキサミド)アルキル、(カルバモイル)アルキル、5−アルキル−[1,3]ヂオキソール−2−オン−4−イル−メチル、5−アルキル−[1,3]ヂオキソール−2−オン−4−イル−メトキシ−カルボニルから成る群から選ばれる又は−N(R6)−断片はアミヂン、N−シアノアミヂン、N−ヒドロキシアミヂン又はN−アルコキシアミヂン構造の一部である;
    7はH又はアルキルである;
    同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、アルキル、置換されるアルキル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、置換されるアルケニル、置換される酸素、置換される窒素、ハロゲン、フェニル、置換されるフェニル、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、置換されるアリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニルアルキル、ヘテロサイクリックスルファニルアルキル、ヘテロアリールスルファニル、及びヘテロサイクリックスルファニル、プロピリデン(=CHCH2CH3)、アジド、−(CH2n−OH、nは両端を含む1〜8の整数であり及びR4及びR5はH又はアルキル、アルコキシアルコキシ、アリール、置換されるアリール、アルケニル、置換されるアルケニルである−(CH2n−NR45、及びその有枝鎖異性体、及びqは0、1又は2に等しい整数であり及びR13はアルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルキニル、置換されるアルキニル、アリール、置換されるアリール、ヘテロアリール、置換されるヘテロアリール、ヘテロサイクリック及び置換されるヘテロサイクリックから成る群から選ばれる−S(O)q13から成る群から独立に選ばれ、及びここで、1以下の−S(O)q13基が上記窒素を含む環上に存在する};
    又はそのプロドラッグ及び/又は医薬として許容される塩。
  19. 4−(チオフェン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(4−フルオロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(4−メチル−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(ピリヂン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(ピラジン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2,4−ヂクロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3,3−ヂフルオロ−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−カルバモイルメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−シアノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ピリヂン−4−イル−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ピリヂン−4−イル−プロピル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−メトキシ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−フォルミルアミノ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−アミノ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−シクロヘキシルオキシ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    {2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−ペンチル−ピローリヂン−1−イル}−酢酸メチルエステル;
    1−メチルカルバモイルメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−イミノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−イミダゾール−1−イル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[3−(チオフェン−2−イルスルファニル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−イミダゾール−1−イル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[3−(2−オキソ−ピローリヂン−1−イル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[2−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−メトキシイミノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[2−(4−エチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−エチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−エトキシイミノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−ピロール−1−イルメチル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸9H−フルオレン−9−イルメチルエステル;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸エチルエステル;
    4−(3−シアノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸フェニルエステル;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸フェニルエステル;
    4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピリデン−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;及び
    4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−エチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−エチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(4−フルオロ−フェニルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3,3,3−トリフルオロ−プロピルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2−クロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−メチル−ブチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[2−(2−メルカプト−エトキシ)−エチルスルファニル]−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2,2,2−トリフルオロ−エチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−メチル−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(ピリヂン−4−イルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(4−トリフルオロメトキシ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2,4−ヂクロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(チオフェン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(4−フルオロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(4−メチル−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(ピリジン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(ピラジン−2−イルメチルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−ヒドロキシ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2,4−ヂクロロ−ベンジルスルファニル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−ブチルスルファニル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3,3−ヂフルオロ−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−カルバモイルメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−シアノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ピリヂン−4−イル−アリル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ピリヂン−4−イル−プロピル)−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−メトキシ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−フォルミルアミノ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−アミノ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−シクロヘキシルオキシ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    {2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−ペンチル−ピローリヂン−1−イル}−酢酸メチルエステル;
    1−メチルカルバモイルメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(2−[1,3]ヂチオラン−2−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−イミノメチル−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−イミダゾール−1−イル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[3−(チオフェン−2−イルスルファニル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−イミダゾール−1−イル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[3−(2−オキソ−ピローリヂン−1−イル)−プロピル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[2−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−メトキシイミノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−[2−(4−エチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−エチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−エトキシイミノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−ピロール−1−イルメチル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸9H−フルオレン−9−イルメチルエステル;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸エチルエステル;
    4−(3−シアノ−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸フェニルエステル;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸フェニルエステル;
    4−(2−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピリデン−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−フルオロ−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    3−(3−シクロブチル−プロピル)−アゼチヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−(3−ヂフルオロメチルスルファニル−プロピル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;及び
    4−(2−シクロプロピル−エチル)−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
    から成る群から選ばれる化合物。
  20. リン酸モノ−(6−{2−クロロ−1−[(5−プロピル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
    リン酸モノ−(6−{2−クロロ−1−[(5−フルオロ−5−プロピル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
    リン酸モノ−(6−{2−クロロ−1−[(5−シクロプロピルメチル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
    リン酸モノ−(6−{2−クロロ−1−[(4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
    ヘキサデカン酸6−{2−クロロ−1−[(5−プロピル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル;
    ヘキサデカン酸6−{2−クロロ−1−[(5−フルオロ−5−プロピル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル;
    ヘキサデカン酸6−{2−クロロ−1−[(5−シクロプロピルメチル−アゼパン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル;
    ヘキサデカン酸6−{2−クロロ−1−[(4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−4,5−ヂヒドロキシ−2−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル
    から成る群から選ばれる化合物。
  21. 2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−5−プロピル−アゼパン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
    2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−5−フルオロ−5−プロピル−アゼパン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
    5−フルオロ−1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−5−プロピル−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    5−シクロプロピルメチル−1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−アゼパン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−5−シクロプロピルメチル−アゼパン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
    2−[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−フルオロ−4−プロピル−ピペリヂン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
    4−フルオロ−1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−クロロ−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド
    から成る群から選ばれる化合物。
  22. 式(IB)の化合物:
    Figure 2007516172
    {式中:
    1は水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロ、及び置換されるアルキルスルファニルから成る群から選ばれる;
    2及びR3は独立に水素、アルキル、置換されるアルキル、アルケニル、置換されるアルケニル、アルコキシ、置換されるアルコキシ、シアノ、アルキルスルファニル、置換されるアルキルスルファニル、ヒドロキシ、ハロである又はR2及びR3のうちの1は=NOR7であり、及び他方は不在である;
    6はH、アルキル又はヒドロキシアルキルである;
    7はH又はアルキルである;
    同じ又は異なる炭素上で環内で単独で又は複合的に置換されうるR9は水素、アルキル、置換されるアルキル、シクロアルキル、置換されるシクロアルキル、置換される酸素、置換される窒素、ハロゲン、フェニル、置換されるフェニル、−(CH2n−OH、−(CH2n−NR45、及びその有枝鎖異性体から成る群から選ばれ、ここで、nは両端を含む1〜8の整数であり、及びR4及びR5はH又はアルキルである;及び
    mは1又は2である};
    又はそのプロドラッグ及び/又は医薬として許容される塩。
    但し、式Iの化合物はStreptococcus pneumoniaeStaphylococcus aureusStaphylococcus epidermidisEnterococcus faecalisEnterococcus faeciumHaemophilus influenzaeMoraxella catarrhalisEscherichia coliBacteroides fragilisBacteroides thetaiotaomicron、及びClostridium difficileから成る群から選ばれる生物の少なくとも1に対して32μg/mL以下の最小阻害濃度を有する。
  23. 4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    1−(2−ヒドロキシ−エチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−ピペリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(2,2,2−トリフルオロ−エチルスルファニル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド;
    4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−ブトキシ−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド;
    4−ブチル−1−メチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    リン酸モノ−(4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
    ヘキサデカン酸4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル;
    リン酸モノ−(4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イル)エステル;
    ヘキサデカン酸4,5−ヂヒドロキシ−6−{2−メチル−1−[(4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボニル)−アミノ]−プロピル}−2−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル;
    1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−ペンチル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−ペンチル−ピローリヂン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
    1−(5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチル)−4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    2−[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピルカルバモイル]−4−プロピル−ピローリヂン−1−カルボン酸5−メチル−2−オキソ−[1,3]ヂオキソール−4−イルメチルエステル;
    4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(2−ヒドロキシ−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド;
    4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(3−ヒドロキシ−プロピル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド;
    4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[2−メチル−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピル]−アミド;
    4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸{2−メチル−1−[3,4,5−トリヒドロキシ−6−(2−メチルスルファニル−エチル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イル]−プロピル}−アミド;
    4−プロピル−ピローリヂン−2−カルボン酸[1−(6−シクロプロピルメチル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2−メチル−プロピル]−アミド
    又はそのプロドラッグ及び/又は医薬として許容される塩から成る群から選ばれる化合物。
  24. 医薬として許容される担体及び治療的に有効な量の請求項12〜23のいずれか1に記載の化合物を含む医薬組成物。
  25. 治療的に有効な量の請求項12〜23のいずれか1に記載の化合物を哺乳類に投与することを含む哺乳類における微生物感染の治療方法。
  26. 請求項24に記載の医薬組成物を哺乳類に投与することを含む哺乳類における微生物感染の治療方法。
  27. 以下の細菌病原体:H. influenzaeE. faecalis、及びE. faeciumのいずれかにより引き起こされる微生物感染の治療のための、請求項26に記載の方法。
  28. 上記化合物は医薬組成物で経口で、非経口で、経皮で、局所に、直腸に又は鼻内に哺乳類に投与される、請求項26又は27のいずれかに記載の方法。
  29. 上記化合物は約0.1〜約100mg/体重kg/日の量で投与される、請求項26又は27のいずれかに記載の方法。
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