JP2007502804A - 呼吸器系疾患の処置用医薬組成物のための置換インドール誘導体 - Google Patents

呼吸器系疾患の処置用医薬組成物のための置換インドール誘導体 Download PDF

Info

Publication number
JP2007502804A
JP2007502804A JP2006523677A JP2006523677A JP2007502804A JP 2007502804 A JP2007502804 A JP 2007502804A JP 2006523677 A JP2006523677 A JP 2006523677A JP 2006523677 A JP2006523677 A JP 2006523677A JP 2007502804 A JP2007502804 A JP 2007502804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methyl
indole
acetic acid
phenoxy
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006523677A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007502804A5 (ja
JP4709758B2 (ja
Inventor
ロジャー・ビクター・ボナート
アンソニー・ロナルド・クック
ティモシー・ジョン・ルーカー
ルクサナ・タスニーム・モハンメド
スティーブン・トム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AstraZeneca AB
Original Assignee
AstraZeneca AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AstraZeneca AB filed Critical AstraZeneca AB
Publication of JP2007502804A publication Critical patent/JP2007502804A/ja
Publication of JP2007502804A5 publication Critical patent/JP2007502804A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4709758B2 publication Critical patent/JP4709758B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring
    • C07D209/04Indoles; Hydrogenated indoles
    • C07D209/30Indoles; Hydrogenated indoles with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to carbon atoms of the hetero ring
    • C07D209/32Oxygen atoms
    • C07D209/36Oxygen atoms in position 3, e.g. adrenochrome
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • A61P11/02Nasal agents, e.g. decongestants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • A61P11/06Antiasthmatics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

本発明は、呼吸器系疾患を処置するための医薬化合物として有用な式(I):
【化1】
Figure 2007502804

の置換インドールに関する。

Description

本発明は、呼吸器系疾患の処置用の医薬化合物として有用な置換インドール、それらを含有する医薬組成物、およびそれらの製造方法に関する。
EPA1170594は、オーファン受容体CRTh2に対するリガンドであるプロスタグランジンD2が介在する病態の処置に有用な化合物の同定方法を開示している。GB1356834は、抗炎症活性、鎮痛活性および解熱活性を有すると言われている一連の化合物を開示している。今般、驚くことに、ある種のインドール酢酸がこのCRTh2受容体において活性があり、その結果、喘息およびCOPDをはじめとする種々の呼吸器系疾患の処置に有用な可能性があると予測されることが判明した。
よって、第1の態様において、本発明は式(I):
Figure 2007502804
[式中、
は、水素、ハロゲン、CN、ニトロ、SO、OH、OR、S(O)、SONR、CONR、NR、NRSO、NRSONR、NRCO、NRCOR、アリール、ヘテロアリール、C−Cアルケニル、C−CアルキニルまたはC1−6アルキルから選択される1以上の置換基であり、なお、この最後の5つの基は、ハロゲン、CN、NRSO、NRCO、NRCOR、ORおよびNR、S(O)(ここで、xは0、1または2である)から独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;
は、水素、ハロゲン、CN、SOまたはCONR、CHOH、CHORまたはC1−7アルキルであり、なお、この最後の基は、ハロゲン原子、ORおよびNR、S(O)(ここで、xは0、1または2である)から独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;
は、アリールまたはヘテロアリールであり、これらは各々、水素、ハロゲン、CN、ニトロ、OH、SO、OR、SR、SOR、SONR、CONR、NR、NHSO、NHCO、NHCOR、NRSO、NRCO、NRCOR、NHC1−6アルキルNR、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C1−6アルキルから独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく、なお、この最後の3つの基は、ハロゲン原子、CN、ORおよびNR、S(O)(ここで、x=0、1または2)から独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;
は、アリール、ヘテロアリール、またはC1−6アルキルを表し、これらは全て、ハロゲン原子、アリール、ヘテロアリール、OR10、OH、NR1112、S(O)13(ここで、x=0、1または2)、CONR1415、NR14COR15、SONR1415、NR14SO15、CN、ニトロから独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;
およびRは独立に、水素原子、C1−6アルキル基、またはアリール、またはヘテロアリールを表し、なお、この最後の3つの基は、ハロゲン原子、アリール、ORおよびNR1415、CONR1415、NR14COR15、SONR1415、NR14SO15;CN、ニトロから独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;あるいは、
およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S(O)(ここで、x=0、1または2)、NR16から選択される1以上の原子を任意に含み、それ自体C1−3アルキルにより任意に置換されていてもよい3〜8員の飽和複素環式環を形成していてもよく;
およびR13は独立に、C−Cアルキル、アリールまたはヘテロアリール基を表し、これらは全て、ハロゲン原子により任意に置換されていてもよく;
は、水素原子、C(O)R、C−Cアルキル(ハロゲン原子またはアリールにより任意に置換されていてもよい)、アリールまたはヘテロアリール基(ハロゲンにより任意に置換されていてもよい)を表し;
、R10、R11、R12、R14、R15は各々独立に、水素原子、C−Cアルキル、アリールまたはヘテロアリール基(これらは全て、ハロゲン原子により任意に置換されていてもよい)を表し;かつ、
16は、水素、C1−4アルキル、−COC−Cアルキル、COYC−Cアルキル(ここで、YはOまたはNRである)である]
の化合物、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。
本明細書において、特に断りのない限り、アルキルもしくはアルケニル基または置換基のアルキルもしくはアルケニル部分は直鎖であっても、分枝鎖であっても、環状であってもよい。
アリールはフェニルまたはナフチルである。
ヘテロアリールは、本明細書において用いられる場合、5〜7員の芳香環として定義され、あるいは6,6−または6,5−縮合二環式基であってもよく、この単環式環および二環式環はいずれもN、SおよびOから選択される1以上のヘテロ原子を含む。例としては、ピリジン、ピリミジン、チアゾール、オキサゾール、ピラゾール、イミダゾール、フラン、イソキサゾール、ピロール、イソチアゾールおよびアズレン、ナフチル、インデン、キノリン、イソキノリン、インドール、インドリジン、ベンゾ[b]フラン、ベンゾ[b]チオフェン、1H−インダゾール、ベンズイミダゾール、ベンズチアゾール、1,2−ベンズイソチアゾール、ベンゾキサゾール、プリン、4H−キノリジン、シンノリン、フタラジン、キナゾリン、キノキサリン、1,8−ナフチリジン、プテリジンおよびキノロンが挙げられる。
およびRに関して定義されている複素環式環とは、飽和複素環を意味し、例えば、モルホリン、チオモルホリン、アゼチジン、イミダゾリジン、ピロリジン、ピペリジンおよびピペラジンが挙げられる。
アルキルとは、単独であっても、別の基の一部であっても、直鎖、分枝または環状アルキル基を含む。
好ましくは、Rは、水素、ハロゲン、ヘテロアリール、CF、アルキル、シアノ、CONR、SONR、SOアルキル、NRSO、NRCOR、NRSONRである。より好ましくは、Rは、水素、塩素、フッ素、NHSOMe、NHSOEt、SOMe、CF、NHCOMe、ピラジニル、またはNHSONMeである。
基はインドール環のいずれの好適な位置に存在してもよいが、R基は4位または5位に存在するのが好ましい。
好ましくは、Rは、C1−6アルキル、より好ましくは、メチルである。
好適には、Rは、フェニルまたはヘテロアリールである。好適なヘテロアリール基としては、窒素、酸素または硫黄から選択される1〜3個のヘテロ原子を任意に含んでいてもよい6,6−もしくは6,5−縮合二環式芳香環系、または上記のように窒素、酸素または硫黄から選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5〜7員複素環式環が挙げられる。Rが複素環である場合、ヘテロ原子は環のいずれの位置に存在してもよい。
この置換基は、アリールまたはヘテロアリール環のいずれの好適な位置に存在してもよい。
好ましくは、Rは、ハロゲン原子、CONR、SONR、シアノまたはSO基により置換されたフェニルである。これらの置換基はフェニル環のいずれの位置に存在してもよい。より好ましくは、これらの置換基は塩素またはSOアルキル、CONHC1−6アルキル(なお、このアルキル基は直鎖であっても分枝していてもよく、NR、SONRにより任意に置換されていてもよい)であるか、またはRはシアノである。最も好ましくは、これらの置換基は塩素またはSOMe、CONHMe、CONHEt、CONHPr、NH(CH)NHまたはシアノである。好ましくは、これらの置換基はフェニル環の4位に存在してもよい。
本発明の好ましい化合物としては、
3−(4−クロロフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
5−フルオロ−2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−[(メチルスルホニル)アミノ]−1H−インドール−1−酢酸;
4−(アセチルアミノ)−3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(メチルスルホニル)−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4−クロロフェノキシ)−5−[(エチルスルホニル)アミノ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4−カルボキシフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
5−フルオロ−2−メチル−3−[4−[(メチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]− 1H−インドール−1−酢酸;
3−[4−[(エチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
5−フルオロ−2−メチル−3−[4−[[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4−カルボキシフェノキシ)−5−クロロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
5−フルオロ−3−[4−(メトキシカルボニル)フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
5−クロロ−3−[4−(メトキシカルボニル)フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
5−クロロ−2−メチル−3−[4−[(メチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
5−クロロ−3−[4−[(エチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
5−クロロ−2−メチル−3−[4−[[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸ナトリウム;
3−[4−[[(2−アミノエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
2,5−ジメチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸;
5−クロロ−α,2−ジメチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
5−シアノ−2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4−クロロフェノキシ)−4−[(エチルスルホニル)アミノ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4−クロロフェノキシ)−4−[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−ピラジニル−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−[[(1−メチルエチル)スルホニル]アミノ]−1H−インドール−1−酢酸;
3−[4−[(ジメチルアミノ)スルホニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
3−[4−(エチルスルホニル)フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
3−[4−(エチルスルホニル)フェノキシ]−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4シアノフェノキシ)−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸;
3−(4−シアノフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
およびその医薬上許容される塩が挙げられる。
式(I)のある種の化合物は立体異性体形態で存在し得る。本発明は、式(I)の化合物のあらゆる幾何異性体および光学異性体、ならびにラセミ体を含むその混合物を含むものと理解される。互変異性体およびその混合物も本発明の一態様をなす。
上記の式(I)の化合物は、その医薬上許容される塩または溶媒和物、好ましくは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アルミニウム、リチウム、マグネシウム、亜鉛、ベンザチン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エタノールアミン、エチルジアミン、メグルミン、トロメタミンもしくはプロカインなどの塩基付加塩、または、塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、メタンスルホン酸塩もしくはp−トルエンスルホン酸塩などの酸付加塩へと変換してもよい。好ましい塩としては、ナトリウムおよびアンモニウム塩である。
第2の態様において、本発明は、式(IA)の化合物、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。なお、この式(IA)化合物は上記式(I)の化合物のサブセットである:
Figure 2007502804
[式中、
は、水素、ハロゲン、CN、ニトロ、SO、OH、OR、S(O)、SONR、CONR、NR、NRSO、NRCO、NRCOR、アリール、ヘテロアリール、C−Cアルケニル、C−CアルキニルまたはC1−6アルキルから選択される1以上の置換基であり、なお、この最後の5つの基は、ハロゲン、CN、NRSO、NRCO、NRCOR、ORおよびNR、S(O)(ここで、xは0、1または2である)から独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;
は、水素、ハロゲン、CN、SOまたはCONR、CHOH、CHORまたはC1−7アルキルであり、なお、この最後の基は、ハロゲン原子、ORおよびNR、S(O)(ここで、xは0、1または2である)から独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;
は、アリールまたはヘテロアリールであり、これらは各々、水素、ハロゲン、CN、ニトロ、OH、SO、OR、SR、SOR、SONR、CONR、NR、NHSO、NHCO、NHCOR、NRSO、NRCO、NRCOR、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C1−6アルキルから独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく、なお、この最後の3つの基は、ハロゲン原子、CN、ORおよびNR、S(O)(ここで、x=0、1または2)から独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;
は、アリール、ヘテロアリール、またはC1−6アルキルを表し、これらは全て、ハロゲン原子、アリール、ヘテロアリール、OR10、OH、NR1112、S(O)13(ここで、x=0、1または2)、CONR1415、NR14COR15、SONR1415、NR14SO15、CN、ニトロから独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;
およびRは独立に、水素原子、C1−6アルキル基、またはアリール、またはヘテロアリールを表し、なお、この最後の3つの基は、ハロゲン原子、アリール、ORおよびNR1415、CONR1415、NR14COR15、SONR1415、NR14SO15;CN、ニトロから独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;あるいは、
およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S(O)(ここで、x=0、1または2)、NR16から選択される1以上の原子を任意に含み、それ自体C1−3アルキルにより任意に置換されていてもよい3〜8員の飽和複素環式環を形成していてもよく;
およびR13は独立に、C−Cアルキル、アリールまたはヘテロアリール基を表し、これらは全て、ハロゲン原子により任意に置換されていてもよく;
は、水素原子、C(O)R、C−Cアルキル(ハロゲン原子またはアリールにより任意に置換されていてもよい)、アリールまたはヘテロアリール基(ハロゲンにより任意に置換されていてもよい)を表し;
、R10、R11、R12、R14、R15は各々独立に、水素原子、C−Cアルキル、アリールまたはヘテロアリール基(これらは全て、ハロゲン原子により任意に置換されていてもよい)を表し;かつ、
16は、水素、C1−4アルキル、−COC−Cアルキル、COYC−Cアルキル(ここで、YはOまたはNRである)である]。
さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物の製造方法を提供し、それは式(II):
Figure 2007502804
(式中、R、RおよびRは式(I)で定義した通りであるか、またはその保護誘導体である)の化合物と式(IIA):
Figure 2007502804
(式中、R17はエステル形成基であり、Lは脱離基である)
の化合物を塩基の存在下で反応させること、および任意にその後、いずれの順序であってもよいが、
・保護基を除去すること
・エステル基R17を対応する酸へと加水分解すること
・医薬上許容される塩または溶媒和物を形成すること
を含む。
この反応は、水素化ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基を用い、THFまたはDMFなどの好適な溶媒中で行うことができる。好適な基R17としては、メチル、エチルまたはtert−ブチルなどのC1−6アルキル基が挙げられる。好適なLはハロ、特にブロモなどの脱離基である。好ましくは、式(IIA)の化合物はエチル、メチルまたはtert−ブチルブロモアセテートである。
エステル基R17の加水分解は、例えば水性水酸化ナトリウムもしくはトリフルオロ酢酸とともに攪拌することによるなどの常法を用いて行うことができる。
当然のことながら、ある種の官能基は標準的な保護基を用いて保護する必要がある場合がある。官能基の保護および脱保護については、例えば、‘Protectives in Organic Chemistry’, J. W. F. McOmie, Plenum Press (1973)編、および‘Protectives in Organic Synthesis’, 第3版, T. W. Greene & P. G. M. Wuts, WileyInterscience (1999)に記載されている。
式(II)の化合物は、式(III)の化合物と式(IV)の化合物とを反応させることにより製造することができる:
Figure 2007502804
(式中、R、RおよびRは式(I)で定義した通り)。
好ましくは、この反応は、加熱しながら、または室温で、エタノールおよび次いでジクロロメタンまたはTHFなどの好適な溶媒中で、PClを用いて行う。
あるいは、この反応は酢酸中で行うこともできる。
式(III)、(IV)および(V)の化合物は市販されているか、または当技術分野で周知の標準的化学法を用いて製造することができる。
Figure 2007502804
がNRSOまたはNRCORである式(II)の化合物は、Wがアミノ基である式(VI)の化合物から製造することができる。基Wを、トリエチルアミンなどの塩基の存在下で好適な塩化アセチルまたは塩化スルホニルと反応させる。
Figure 2007502804
式(VI)の化合物は、Zがニトロ基である式(VII)の化合物から製造される。式(VII)の化合物を、白金/炭などの適当な触媒の存在下、メタノールなどの好適な溶媒中、水素で処理する。
式(VII)の化合物は、上記で概略を示したように、式(III)および(IV)の化合物から製造される。
式(II)、(VI)、(VII)および(IV)のある種の化合物は新規なものであると考えられ、本発明のさらなる態様をなす。
さらなる態様において、本発明は、治療に用いるための式(I)の化合物、そのプロドラッグ、医薬上許容される塩または溶媒和物の使用を提供する。
式(I)の化合物は、医薬としての、特にCRTh2受容体活性のモジュレーターとしての活性を有し、PGDおよびその代謝産物の過剰な、または調節を受けない産生により悪化する、または引き起こされるヒトおよび非ヒト動物における症状/疾病の処置(治療または予防)に使用できる。このような症状/疾病の例としては以下のものが挙げられる。本発明の化合物、またはその医薬上許容される塩は、
(1)(気道)気管支喘息、アレルギー性喘息、内因性喘息、外因性喘息、薬物誘導性喘息(アスピリン誘導性およびNSAID誘導性)および塵肺など、間欠型と持続型の双方、およびあらゆる重篤度のものを含む喘息、および気道過敏の他の原因;慢性閉塞性肺疾患(COPD);気管支炎(感染性気管支炎および好酸性気管支炎を含む);気腫;気管支拡張症;嚢胞性繊維症;サルコイドーシス;農夫肺および関連疾患;過敏感性肺炎;肺繊維症(潜源性繊維性肺胞炎、特発性間質性肺炎、抗腫瘍療法および慢性感染(結核およびアスペルギルス症および他の心筋感染症を含む)に合併する繊維症を含む);胚移植合併症;肺血管の血管炎および血栓性障害、ならびに肺高血圧症;気道の炎症性症状および分泌症状に関連した慢性的な咳および医原性の咳の処置を含む鎮咳活性;急性および慢性鼻炎(薬物性鼻炎および血管運動性鼻炎を含む);通年性および季節性アレルギー性鼻炎(神経性鼻炎(枯草熱)を含む);鼻ポリープ;急性ウイルス感染症(風邪を含む)および呼吸器合胞体ウイルス、インフルエンザ、コロナウイルス(SARSを含む)およびアデノウイルスによる感染
(2)(骨および関節)原発性、および例えば先天性股関節形成異常に続発する変形性関節症(osteoarthritis/osteoarthrosis)に関連する、または含む関節炎;頸部および腰部脊椎炎、ならびに腰痛および頸部痛;慢性関節リウマチおよびスティル病;血清反応陰性椎骨関節症(強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎および未分化脊椎関節症を含む);敗血性関節炎およびその他の感染関連関節症、ならびにポット病およびポンセット症候群を含む結核などの骨疾患;急性および慢性結晶誘発性滑膜炎(尿酸痛風、ピロリン酸カルシウム沈着疾患、およびカルシウムアパタイト関連腱、滑液包および滑膜炎症を含む);ベーチェット病;原発性および続発性;全身性硬化症および限局性硬皮症;全身性紅斑性狼瘡、混合性結合組織病、および未分化結合組織病;炎症性筋障害(皮膚筋炎および多発性筋炎を含む);リウマチ性多発性筋痛;若年性関節炎(どの関節であれ、関節置換術の原因不明の炎症性関節炎疹および関連の症候群、ならびにリウマチ熱およびその全身性合併症を含む);脈管炎(巨細胞性動脈炎、高安動脈炎、チャーグ−ストラウス症候群、結節性多発性動脈炎、顕微鏡的多発性動脈炎、およびウイルス感染、過敏感性反応、寒冷グロブリン、およびパラプロテインに関連する血管炎を含む);腰痛;家族性地中海熱、マックル−ウェルズ症候群、および家族性アイルランド熱、菊池病;薬剤性関節痛、腱炎、および筋障害
(3)(皮膚)乾癬、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、または他の湿疹性皮膚炎、および遅延型過敏感反応;植物性皮膚炎および光線皮膚炎;脂漏性皮膚炎、疱疹性皮膚炎、扁平苔癬、硬化性萎縮性苔癬、壊疽性膿皮症、皮膚サルコイド、円板状紅斑性狼瘡、天疱瘡、類天疱瘡、表皮水疱症、蕁麻疹、血管性浮腫、血管炎、中毒性紅斑、皮膚好酸球増加症、円形脱毛症、男性型脱毛症、スイート症候群、ウェーバー−クリスチャン症候群、多形性紅斑;蜂巣炎(感染性および非感染性の双方);皮下脂肪組織炎;皮膚リンパ腫、非黒色腫皮膚癌およびその他の形成不全性病変;固定薬疹を含む薬剤性疾患
(4)(眼)眼瞼炎、結膜炎(通年性および春季性アレルギー性結膜炎を含む);虹彩炎;前部ブドウ膜炎および後部ブドウ膜炎;脈絡膜炎;網膜を侵す自己免疫疾患、変性性疾患または炎症性疾患;眼炎(交感神経性眼炎を含む);サルコイドーシス;ウイルス、真菌および細菌などの感染症
(5)(消化管)舌炎、歯肉炎、歯周炎;食道炎(逆流を含む);好酸球性胃腸炎、肥満細胞症、クローン病、潰瘍性大腸炎を含む大腸炎、直腸炎、肛門掻痒症;セリアック病、過敏性腸症候群、および腸から離れて作用する食物関連アレルギー(例えば片頭痛、鼻炎、または湿疹);
(6)(腹部)肝炎(自己免疫性肝炎、アルコール性肝炎およびウイルス性肝炎を含む);肝臓の繊維症および硬変;胆嚢炎;膵炎(急性および慢性の双方)
(7)(尿生殖器)腎炎(間質性腎炎および糸球体腎炎を含む);ネフローゼ症候群;膀胱炎(急性および慢性(間質性)膀胱炎、ならびにハナー潰瘍を含む);急性および慢性尿道炎、前立腺炎、卵巣炎および卵管炎;外陰部腟炎;ペーロニー病;勃起不全(男性および女性の双方)
(8)(同種移植片拒絶)例えば、腎臓、心臓、肝臓、肺、骨髄、皮膚もしくは角膜移植後の、または輸血後の急性および慢性同種移植片拒絶;または慢性移植片対宿主病
(9)(CNS)アルツハイマー病、ならびにCJDおよびnvCJDを含む他の痴呆性疾患;アミロイドーシス;多発性硬化症およびその他の脱髄性症候群;脳アテローム性動脈硬化症および血管炎;側頭動脈炎;重症筋無力症;急性および慢性疼痛(脳起源であれ末梢起源であれ、急性、間欠性または持続性のもの、内臓痛、頭痛、片頭痛、三叉神経痛、非定型顔面痛、関節および骨痛、癌および腫瘍浸潤からかる疼痛、神経因性疼痛症候群(糖尿病神経障害、疱疹後神経書概、およびHIV関連神経障害を含む);神経サルコイドーシス;悪性過程、感染過程または自己免疫過程の中枢神経系および末梢神経系合併症
(10)その他の自己免疫疾患およびアレルギー性疾患(橋本甲状腺炎、グレーブス病、アジソン病、糖尿病、特発性血小板減少性紫斑病、好酸球性筋膜炎、高IgE症候群、抗リン脂質抗体症候群
(11)炎症性成分または免疫成分を伴うその他の疾患(後天性免疫不全症候群(AIDS)、らい病、セザリー症候群および傍腫瘍症候群を含む)
(12)(心血管)冠動脈循環および末梢循環を侵すアテローム性動脈硬化症;心膜炎、心筋炎、炎症性心筋症および自己免疫性心筋症(心筋サルコイドを含む);虚血性再潅流傷害;心内膜炎、弁膜炎、および大動脈炎(感染性のもの(例えば、梅毒性のもの)を含む);血管炎;近位静脈および末梢静脈の疾患(静脈炎および血栓症を含み、これは深静脈血栓症および拡張蛇行静脈の合併症を含む)
(13)(腫瘍)前立腺癌、乳癌、肺癌、卵巣癌、膵臓癌、腸および結腸癌、胃癌、皮膚癌および脳腫瘍を含む一般的な癌、および骨髄を侵す悪性疾患(白血病を含む)およびホジキンリンパ腫および非ホジキンリンパ腫などのリンパ増殖系を侵す悪性疾患の処置(転移性疾患および腫瘍再発、ならびに傍腫瘍症候群の予防および処置を含む)
(14)PGDまたはその代謝産物のレベルの上昇に関連する疾病
の処置に使用できる。
よって、本発明は、治療に用いるための、以上で定義した式(I)の化合物、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。
好ましくは、本発明の化合物は、ケモカイン受容体がCRTh2受容体サブファミリーに属する疾病を処置するために使用できる。
本発明の化合物で処置可能な特定の症状は、喘息、鼻炎およびPGDまたはその代謝産物のレベルが上昇している他の疾病である。本発明の化合物は喘息の処置に用いるのが好ましい。
さらなる態様において、本発明は、治療に用いるための薬剤の製造における、以上で定義した式(I)の化合物、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物の使用を提供する。
本発明はさらに、式(1)の化合物、またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはin vivoで加水分解可能なエステル、または式(1)の化合物を含む医薬組成物もしくは医薬製剤を、喘息、アレルギー性鼻炎、癌、COPD、慢性関節リウマチ、乾癬、炎症性腸疾患、変形性関節症または骨粗鬆症のいずれかの処置のための療法および/または薬剤と同時または逐次に投与する組合せ療法に関する。
特に、炎症性疾患、慢性関節リウマチ、乾癬、炎症性腸疾患、COPD、喘息およびアレルギー性鼻炎の処置のためには、本発明の化合物を、抗TNFモノクローナル抗体(Remicade、CDP−870およびDなど)およびTNF受容体免疫グロブリン分子(Enbrel.reg.など)のようなTNF−α阻害剤、非選択性COX−1/COX−2阻害剤(ピロキシカム、ジクロフェナク、プロピオン酸類(ナプロキセン、フルルビプロフェン(flubiprofen)、フェノプロフェン、ケトプロフェンおよびイブプロフェンなど)、フェナメート類(メフェナム酸、インドメタシン、スリンダク、アパゾンなど)、ピラゾロン類(フェニルブタゾンなど)、サリチレート類(アスピリンなど)、COX−2阻害剤(メロキシカム、セレコキシブ、ロフェコキシブ、バルデコキシブおよびエトリコキシブ)低用量メトトレキサート、レフノミド;シクレソニド;ヒドロキシクロロキン、d−ペニシラミン、オーラノフィンまたは非経口用もしくは経口用金といった薬剤と組み合わせることができる。
本発明はさらに、本発明の化合物と、ロイコトリエン生合成阻害剤、5−リポキシゲナーゼ(5−LO)阻害剤または5−リポキシゲナーゼ活性化タンパク質(FLAP)アンタゴニスト(ジロートンなど);ABT−761;フェンレウトン;テポキサリン;Abbott−79175;Abbott−85761;N−(5−置換)−チオフェン−2−アルキルスルホンアミド類;2,6−ジ−tert−ブチルフェノールヒドラゾン類;メトキシテトラヒドロピラン類(Zeneca ZD−2138など);化合物SB−210661;ピリジニル−置換2−シアノナフタレン化合物(L−739,010など);2−シアノキノリン化合物(L−746,530など);インドールおよびキノリン化合物(MK−591、MK−886およびBAY x 1005など)との組合せに関する。
本発明はなおさらに、本発明の化合物と、L−651,392などのフェノチアジン−3−オン類からなる群から選択されるロイコトリエンLTB4、LTC4、LTD4、およびLTE4の受容体アンタゴニスト;CGS−25019cなどのアミジノ化合物;オンタゾラストなどのベンゾオキサラミン類;BIIL 284/260などのベンゼンカルボキシイミドアミド類;およびザフィルルカスト、アブルカスト、モンテルカスト、プランルカスト、ベルルカスト(MK−679)、RG−12525、Ro−245913、イラルカスト(CGP 45715A)、およびBAY x 7195などの化合物との組合せに関する。
本発明はなおさらに、本発明の化合物と、イソ型PDE4Dの阻害剤を含むPDE4阻害剤との組合せに関する。
本発明はなおさらに、本発明の化合物と、セチリジン、ロラタジン、デスロラタジン、フェキソフェナジン、アステミゾール、アゼラスチン、およびクロロフェニラミンなどの抗ヒスタミン性H受容体アンタゴニストとの組合せに関する。
本発明はなおさらに、本発明の化合物と、胃保護性H受容体アンタゴニストとの組合せに関する。
本発明はなおさらに、本発明の化合物と、プロピルヘキセドリン、フェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、シュードエフェドリン、塩酸ナファゾリン、塩酸オキシメタゾリン、塩酸テトラヒドロゾリン、塩酸キシロメタゾリン、および塩酸エチルノルエピネフリンなどのα−およびα−アドレナリン受容体アゴニスト血管収縮性交感神経作用薬との組合せに関する。
本発明はなおさらに、本発明の化合物と、臭化イプラトロピウム;臭化チオトロピウム;臭化オキシトロピウム;ピレンゼピン;およびテレンゼピンなどの抗コリン作用薬との組合せに関する。
本発明はなおさらに、メタプロテレノール、イソプロテレノール、イソプレナリン、アルブテロール、サルブタモール、フォルモテロール、サルメテロール、テルブタリン、オルシプレナリン、ビトルテロール メシレート、およびピルブテロールなどのβ1−〜β4−アドレナリン受容体;またはテオフィリンおよびアミノフィリンを含むメチルキサンタニン;クロモグリク酸ナトリウム;またはムスカリン性受容体(M1、M2、およびM3)アンタゴニストとの組合せに関する。
本発明はなおさらに、本発明の化合物と、I型インスリン様増殖因子(IGF−1)ミメティックとの組合せに関する。
本発明はなおさらに、本発明の化合物と、プレドニゾン、プレドニゾロン、フルニソリド、トリアムシノロンアセトニド、二プロピオン酸ベクロメタゾン、ブデソニド、プロピオン酸フルチカゾン、およびフランカルボン酸モメタゾンなどの、全身性副作用を軽減した吸入型グルココルチコイドとの組合せに関する。
本発明はなおさらに、本発明の化合物と、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)阻害剤、すなわちストロメライシン、コラゲナーゼ、およびゼラチナーゼ、ならびにアグリカナーゼ;特にコラゲナーゼ−1(MMP−1)、コラゲナーゼ−2(MMP−8)、コラゲナーゼ−3(MMP−13)、ストロメライシン−1(MMP−3)、ストロメライシン−2(MMP−10)、およびストロメライシン−3(MMP−11)およびMMP−12との組合せに関する。
本発明はなおさらに、CCR1、CCR2、CCR2A、CCR2B、CCR3、CCR4、CCR5、CCR6、CCR7、CCR8、CCR9、CCR10およびCCR11(C−Cファミリーに対して);CXCR1、CXCR2、CXCR3、CXCR4およびCXCR5(C−X−Cファミリーに対して)ならびにC−X−Cファミリーに対してはCXCR1などのケモカイン受容体機能の他のモジュレーターとの組合せに関する。
本発明はなおさらに、Viracept、AZT、アシクロビルおよびファムシクロビルなどの抗ウイルス薬、およびValantなどの抗菌化合物との組合せに関する。
本発明はなおさらに、本発明の化合物と、カルシウムチャネル遮断薬などの心血管薬、スタチンやフィブラートなどの脂質低下薬、β遮断薬、Ace阻害剤、アンギオテンシン−2受容体アンタゴニストおよび血小板凝集阻害剤との組合せに関する。
本発明はなおさらに、本発明の化合物と、抗鬱薬(セルトラリンなど)、抗パーキンソン薬(デプレニル、L−ドーパ、Requip、Mirapex、MAOB阻害剤(セレジンおよびラサジリンなど)comP阻害剤(Tasmarなど)、A−2阻害剤、ドーパミン再取り込み阻害剤、NMDAアンタゴニスト、ニコチンアゴニスト、ドーパミンアゴニストおよび神経型一酸化窒素シンターゼ阻害剤など)、および抗アルツハイマー薬(ドネペジル、タクリン、COX−2阻害剤、プロペントフィリンまたはメトリフォネートなどのCNS薬との組合せに関する。
本発明はなおさらに、本発明の化合物と、(i)トリプターゼ阻害剤;(ii)血小板活性化因子(PAF)アンタゴニスト;(iii)インターロイキン変換酵素(ICE)阻害剤;(iv)IMPDH阻害剤;(v)VLA−4アンタゴニストを含む接着分子阻害剤;(vi)カテプシン;(vii)MAPキナーゼ阻害剤;(viii)グルコース6リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤;(ix)キニン−B−およびB−受容体アンタゴニスト;(x)抗痛風薬、例えば、コルヒチン;(xi)キサンチンオキシダーゼ阻害剤、例えば、アロプリノール;(xii)尿酸排泄薬、例えば、プロベネシド、スルフィンピラゾンまたはベンズブロマロン;(xiii)成長ホルモン分泌促進薬;(xiv)トランスフォーミング増殖因子(TGFβ);(xv)血小板由来増殖因子(PDGF);(xvi)繊維芽細胞増殖因子、例えば、塩基性繊維芽細胞増殖因子(bFGF);(xvii)顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF);(xviii)カプサイシンクリーム;(xix)NKP−608C、SB−233412(タルネタント)、およびD−4418からなる群から選択されるタキキニンNKおよびNK受容体アンタゴニスト;(xx)UT−77およびZD−0892からなる群から選択されるエラスターゼ阻害剤;(xxi)TNFα変換酵素阻害剤(TACE);(xxii)誘導型一酸化窒素シンターゼ阻害剤(iNOS);または(xxiii)TH2細胞で発現された化学誘因物質受容体同族分子(CRTH2アンタゴニスト)との組合せに関する。
本発明の化合物はまた、ロロキシフェン、ドロロキシフェン、ラソフォキシフェンまたはフォソマックスなどの骨粗鬆症薬、およびFK−506、ラパマイシン、シクロスポリン、アザチオプリン、およびメトトレキサートなどの免疫抑制薬と組み合わせて使用することもできる。
本発明の化合物はまた、変形性関節症の処置のための既存の治療薬と組み合わせて使用することもできる。組み合わせて用いる好適な薬剤としては、ピロキシカム、ジクロフェナク、プロピオン酸類(ナプロキセン、フルルビプロフェン(flubiprofen)、フェノプロフェン、ケトプロフェンおよびイブプロフェンなど)、フェナメート類(例えば、メフェナム酸など)、インドメタシン、スリンダク、アパゾン、ピラゾロン類(フェニルブタゾンなど)、サリチレート類(アスピリンなど)といった標準的な抗ステロイド系抗炎症薬(以下、NSAID)、セレコキシブ、バルデコキシブ、ロフェコキシブおよびエトリコキシブなどのCOX−2阻害剤、鎮痛薬、およびコルチコステロイドやヒアルロン酸類(ヒアルガンおよびシンビスクなど)などの関節内治療薬、およびP2X7受容体アンタゴニストが挙げられる。
本発明の化合物はまた、癌の処置のための既存の治療薬と組み合わせて使用することもできる。組み合わせて用いる好適な薬剤としては、
(i) アルキル化剤(例えば、シスプラチン、カルボプラチン、シクロホスファミド、ナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファンおよびニトロソ尿素);代謝拮抗物質(例えば、5−フルオロウラシルやテガフールのようなフルオロピリミジン、ラルチトレキセド、メトトレキサート、シトシンアラビノシド、ヒドロキシ尿素、ゲムシタビンおよびパクリタキセル(タキソール(登録商標));抗腫瘍抗生物質(例えば、アドリアマイシン、ブレオマイシン、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、マイトマイシン−C、ダクチノマイシンおよびミトラマイシンのようなアントラサイクリン);細胞分裂抑制薬(例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシンおよびビノレルビンのようなビンカアルカロイド、ならびにタキソールおよびタキソテールのようなタキソイド);ならびにトポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エトポシドやテニポシドのようなエピポドフィロトキシン、アムサクリン、トポテカンおよびカンプトテシン)といった癌医療に用いられるような抗増殖性/抗腫瘍薬およびその組合せ;
(ii) 抗エストロゲン(例えば、タモキシフェン、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェンおよびヨードキシフェン)、エストロゲン受容体ダウンレギュレーター(例えば、フルベストラン)、抗アンドロゲン(例えば、酢酸ビカルタミド、フルタミド、ニルタミドおよびシプロテロン)、LHRHアンタゴニストまたはLHRHアゴニスト(例えば、ゴセレリン、ロイプロレリンおよびブセレリン)、プロゲストゲン(例えば、酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール、レトロゾール、ボラゾールおよびエキセメスタン)およびフィナステリドなどの5α−レダクターゼ阻害剤といった細胞増殖抑制剤;
(iii) 癌細胞の浸潤を阻害する薬剤(例えば、マリマスタットのようなメタロプロテイナーゼ阻害剤およびウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター受容体機能の阻害剤);
(iv) 増殖因子機能の阻害剤、例えば、このような阻害剤としては、増殖因子抗体、増殖因子受容体抗体(例えば、抗erbb2抗体トラスツズマブ[ハーセプチン(商標)]および抗erbb1抗体セツキシマブ[C225])、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤およびセリン/トレオニンキナーゼ阻害剤、例えば、上皮細胞増殖因子ファミリーの阻害剤(例えば、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メトキシ−6−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(ゲフィチニブ、AZD1839)、N−(3−エチニルフェニル)−6,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−アミン(エルロチニブ、OSI 774)および6−アクリルアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(CI1033)などのEGFRファミリーチロシンキナーゼ阻害剤)、例えば、血小板由来増殖因子ファミリーの阻害剤、例えば、肝細胞増殖因子ファミリーの阻害剤が挙げられる;
(v) 血管内皮細胞増殖因子の作用を阻害するもののような抗脈管形成薬(例えば、抗血管内皮細胞増殖因子抗体ベバシズマブ[Avastin(商標)]、国際特許出願WO97/22596、WO97/30035、WO97/32856およびWO98/13354に開示されているものなどの化合物)および他の機構で働く化合物(例えば、リノミド、インテグリンαvβ3機能阻害剤およびアンギオスタチン);
(vi) コンブレタスタチンA4ならびに国際特許出願WO99/02166、WO00/40529、WO00/41669、WO01/92224、WO02/04434およびWO02/08213に開示されている化合物といった血管傷害剤;
(vii) アンチセンス療法、例えば、抗rasアンチセンスであるISIS 2503など、上記で挙げた標的に対するもの;
(viii) 遺伝子療法アプローチ、例えば、異常なp53または異常なBRCA1もしくはBRCA2などの異常な遺伝子を置換するアプローチ、シトシンデアミナーゼ、チミジンキナーゼまたは細菌ニトロレダクターゼ酵素を用いるものなどのGDEPT(gene directed enzyme pro drug therapy)アプローチ、および多剤耐性遺伝子療法などの化学療法または放射線療法に対する患者の許容性を高めるアプローチを含む;および
(ix) 免疫療法アプローチ、例えば、インターロイキン2、インターロイキン4または顆粒球マクロファージコロニー刺激因子などのサイトカインによるトランスフェクションなど、患者の腫瘍細胞の免疫原性を高めるex vivoおよびin vivoアプローチ、T細胞アネルギーを低下させるアプローチ、サイトカインによってトランスフェクトされた樹状細胞などのトランスフェクト免疫細胞を用いたアプローチ、サイトカインによってトランスフェクトされた腫瘍細胞系統を用いたアプローチ、および抗イディオタイプ抗体を用いたアプローチを含む。
なおさらなる態様において、本発明は、CRTh2受容体の活性の調節が有益なヒト疾病または症状の処置のための薬剤の製造における、以上で定義した式(I)の化合物、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物の使用を提供する。
本明細書において、「治療」とは、特にそうではないことが示されない限り、「予防」も含む。「治療的」および「治療上」もこれに応じて解釈すべきである。
本発明はなおさらに、PGD2またはその代謝産物(このプロスタノイドはその受容体(特にCRTh2受容体)と結合する)が介在する疾病を処置する方法を提供し、その方法は、患者に、治療上有効な量の、以上で定義した式(I)の化合物、またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグを投与することを含む。
本発明はまた、炎症性疾患、特に乾癬を患う、またはそのリスクのある患者において、該疾患を処置する方法を提供し、その方法は、その患者に、治療上有効な量の、以上で定義した式(I)の化合物、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。
上述の治療的使用のためには、投与量は当然、用いる化合物、投与様式、意図する処置および指示される疾患によって異なる。
上述の治療的使用のためには、投与量は当然、用いる化合物、投与様式、意図する処置および指示される疾患によって異なる。
式(I)の化合物、そのプロドラッグおよび医薬上許容される塩および溶媒和物はそれら自体で用いることもできるが、一般には、式(I)の化合物/塩/溶媒和物(有効成分)を医薬上許容されるアジュバント、希釈剤または担体と組み合わせた形態で投与する。投与様式に応じて、医薬組成物は、0.05〜99重量%、より好ましくは0.05〜80重量%、なおより好ましくは0.10〜70重量%、いっそうより好ましくは0.10〜50重量%の有効成分を含むのが好ましい。なお、全て、全組成物に対する重量%である。
本発明はまた、以上で定義した式(I)の化合物、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を、医薬上許容されるアジュバント、希釈剤または担体と組み合わせて含む医薬組成物を提供する。
医薬組成物は、溶液、懸濁液、ヘプタフルオロアルカンエアゾールおよび乾燥粉末製剤の形態で局所投与(例えば、肺および/または気道、または皮膚に対するものなど)することもできるし、あるいは例えば、錠剤、カプセル剤、シロップ、粉末または顆粒の形態での経口投与により、もしくは溶液または懸濁液の形態での非経口投与により、もしくは皮下投与により、もしくは坐剤の形態での直腸投与により全身投与することもできるし、経皮投与することもできる。好ましくは本発明の化合物は経口投与される。
本発明はまた、以上で定義した式(I)の化合物、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を、医薬上許容されるアジュバント、希釈剤または担体と組み合わせて含む医薬組成物を提供する。
以下、本発明を非限定的な実施例により示すが特に断りのない限り以下の通りである。
(i) これらの実施例および方法の標題および副題化合物は、Advanced Chemical Development Inc, CanadaからのACD labs/nameプログラム(バージョン6.0)を用いて命名した。
(ii) 特に断りのない限り、Symmetry, NovaPakまたはEx-Terra逆相シリカカラムを用いて分取HPLCを行った。
(iii) フラッシュカラムクロマトグラフィーは、順相シリカクロマトグラフィーと呼ぶ。
(iv) 溶媒は、MgSOまたはNaSOで乾燥させた。
(v) 蒸発は真空回転蒸発によって行い、濾過により、乾燥剤のような残渣固体を除去した後に後処理を行った。
(vi) 特に断りのない限り、操作は周囲温度、すなわち、18〜25℃の範囲、アルゴンまたは窒素のような不活性ガス雰囲気下で行った。
(vii) 収量は単に例として示すものであり、必ずしも達成可能な最大値ではない。
(viii) 式(1)の最終生成物の構造は核(一般に、プロトン)磁気共鳴(NMR)および質量スペクトル技術により確認した。なお、プロトン磁気共鳴化学シフト値はδスケールで評価し、ピーク多重度は次のように示す:s、一重項;d、二重項;t、三重項;m、多重項;br、ブロード;q、四重項;quin、五重項。
(ix) 中間体は、一般に、完全に同定せず、純度は、薄層クロマトグラフィー(TLC)、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、質量分析(MS)、赤外線(IR)またはNMR分析により評価した。
(x) 質量スペクトル(MS):一般に、示されている場合には、親マスを示すイオンのみを記載し、H NMRデータは、主要な判定プロトンのδ値の形態で、内部標準としてのテトラメチルシラン(TMS)に対して、百万分の一(ppm)で示す。
(xi) 以下の略号を用いる。
Figure 2007502804
実施例1
3−(4−クロロフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
(i) 3−(4−クロロフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール
室温にて、エタノール(30ml)中、(4−フルオロ−フェニル)−ヒドラジン(1.4g)の攪拌溶液に、1−(4−クロロ−フェノキシ)−プロパン−2−オン(2.05g)を加えた。2時間後、減圧下で溶媒を除去し、残渣をDCM(30ml)に溶解した。この溶液に三塩化リン(1.06ml)を加え、室温で16時間攪拌した後、反応物を炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチした。この混合物をDCMで抽出し、有機層を水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、20%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量0.75g。
MS: ESI (-ve): 274/6 (M-1)
(ii) 3−(4−クロロフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸,エチルエステル
室温にて、DMF(10ml)中、ステップ(i)から得られた生成物(0.75g)の攪拌溶液に、水素化ナトリウム(油中60%分散物)(0.12g)を少量ずつ加えた。10分後、ブロモ酢酸エチル(345μl)を添加し、混合物を室温で3時間攪拌した後、水でクエンチし、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、15%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量0.38g。
MS: APCI (-ve): 360/2 (M-1)
(iii) 3−(4−クロロフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
ステップ(ii)から得られた生成物(0.36g)、水(10ml)およびTHF(10ml)の攪拌混合物に、2M水酸化ナトリウム(3ml)の溶液を加えた。2時間後、この溶液を2M塩酸で酸性化し、ジエチルエーテルで抽出した。有機相を水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をジエチルエーテル/イソヘキサンから再結晶させた。収量138mg。
1H NMR DMSO-d6: δ 13.10 (1H, s) ; 7.51 (1H, dd) ; 7.37-7.33 (2H, m) ; 6.98-6.83 (4H, m) ; 5.02 (2H, s) ; 2.19 (3H, s).
MS: APCI (-ve): 332/4 (M-1)
融点198℃
実施例2
5−フルオロ−2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
(i) 1−[4−(メチルチオ)フェノキシ]−2−プロパノン
アセトン(200ml)中、クロロアセトン(10ml)、炭酸カリウム(21g)、および4−(メチルチオ)フェノール(10g)の混合物を、還流下で6時間加熱した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をジエチルエーテル/水の層間に分配した。有機層を分離し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、5〜10%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量12.43g。
1H NMR CDCl3: δ 7.26 (2H, d) ; 6.83 (2H, d) ; 4.52 (2H, s) ; 2.45 (3H, s) ; 2.28 (3H, s)
(ii) 5−フルオロ−2−メチル−3−[4−(メチルチオ)フェノキシ]−1H−インドール
酢酸(40ml)中、ステップ(i)から得られた生成物(3.63g)と4−フルオロヒドラジン塩酸塩(2g)の混合物を90℃で2時間加熱し、冷却し、減圧下で溶媒を除去した。残渣をジエチルエーテル/水の層間に分配し、有機層を分離し、水酸化ナトリウム水溶液、水で浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、10%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量0.34g。
MS: ESI (-ve): 286 (M-1)
(iii) 5−フルオロ−2−メチル−3−[4−(メチルチオ)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸,エチルエステル
DMF(5ml)中、ステップ(ii)から得られた生成物(335mg)、炭酸カリウム(0.3g)およびブロモ酢酸エチル(0.16ml)の混合物を室温で攪拌した。16時間後、ブロモ酢酸エチル(0.1ml)および炭酸カリウム(0.15g)を加え、混合物を50℃で4時間加熱した後、ジエチルエーテル/水の層間に分配した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、10%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量0.41g。
MS: ESI (-ve): 372 (M-1)
(iv) 5−フルオロ−2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸,エチルエステル
室温にて、DCM(10ml)中、ステップ(iii)から得られた生成物(0.4g)の溶液に、3−クロロペルオキシ安息香酸(0.6g)を加えた。2.5時間後、この混合物をDCM/メタ亜硫酸ナトリウム水溶液の層間に分配し、有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、30%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量0.2g。
(v) 5−フルオロ−2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、ステップ(iv)から得られた生成物を用い、実施例1ステップ(iii)の方法によって製造した。収量0.075g。
1H NMR DMSO-d6: δ 13.12 (1H, s) ; 7.88 (2H, d) ; 7.54 (1H, dd) ; 7.10 (2H, d) ; 7.01-6.96 (1H, m) ; 6.91-6.88 (1H, m) ; 5.05 (2H, s) ; 3.18 (3H, s) ; 2.2 (3H, s)
MS: APCI (-ve): 376 (M-1)
融点204〜7℃
実施例3
3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−[(メチルスルホニル)アミノ]−1H−インドール−1−酢酸
(i) (2−ブロモ−5−ニトロフェニル)−ヒドラジン
0℃にて濃塩酸(50ml)中、2−ブロモ−5−ニトロ−アニリン(5g)に、水(20ml)中、亜硝酸ナトリウム(1.45g)の溶液を加えた。1時間後、濃塩酸(15ml)中、二塩化錫(8.73g)の溶液を加えた。反応物を0℃で30分間、さらに室温で1時間攪拌した。得られた固体を濾別し、温エタノールから再結晶させた。収量2.9g。
1H NMR DMSO-d6: δ 7.92 (1H, d) ; 7.88 (1H, d) ; 7.71 (1H, dd)
(ii) 7−ブロモ−3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−ニトロ−1H−インドール
MeCN(20ml)および水(5ml)中、(i)から得られた化合物(2.4g)と1−(4−クロロ−フェノキシ)−プロパン−2−オン(1.65g)の混合物を16時間攪拌した。揮発性物質を真空下で除去した。AcOH(50ml)を加え、反応物を75℃で72時間加熱した。揮発性物質を減圧下で蒸発させ、残渣を、5%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量0.34g。
1H NMR CDCl3: δ 7.92 (1H, d); 8.43 (1H, s); 7.82 (1H, d), 7.39 (1H, d), 7.19 (2H, d), 6.79 (1H, d), 2.40 (3H, s)
(iii) 7−ブロモ−3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−ニトロ−1H−インドール−1−酢酸1,1ジメチルエチルエステル
室温にて、THF(4ml)中、ステップ(ii)から得られた生成物(0.34g)の攪拌溶液に、水素化ナトリウム(油中60%分散物)(0.043g)を加えた。1時間後、ブロモ酢酸tert−ブチル(170μl)を加え、この混合物を室温で16時間攪拌した後、水でクエンチし、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、10%ジエチルエーテル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量0.192g。
1H NMR CDCl3: δ 7.63 (1H, d), 7.38 (1H, d), 7.19 (2H, d), 6.78 (2H, d), 5.29 (2H, s), 2.26 (3H, s), 1.48 (9H, s)
(iv) 4−アミノ−3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸,1,1−ジメチルエチルエステル
EtOAc(30ml)中、ステップ(iii)から得られた生成物(0.18g)の溶液に、トリエチルアミン(0.15ml)と5%Pt/C(36mg)を加え、反応物を水素(1気圧)下で2時間攪拌した。この反応物をセライトで濾過し、濾液を減圧下で蒸発させた。
収量0.139g。
1H NMR CDCl3: δ 7.21 (2H, d), 6.97 (1H, t), 6.91 (2H, d), 6.62 (1H, d), 6.27 (1H, d), 4.62 (2H, s), 3.94 (2H, bs), 2.15 (3H, s), 1.44 (9H, s)
(v) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−[(メチルスルホニル)アミノ]−1H−インドール−1−酢酸,1,1−ジメチルエチルエステル
MeCN(1ml)中、ステップ(iv)から得られた生成物(70mg)の溶液に、トリエチルアミン(50μl)と塩化メタンスルホニル(24μl)を加え、この反応物を50℃で3時間攪拌した。残渣を、ジエチルエーテル/水の層間に分配し、有機層を分離し、硫酸水素カリウム水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、5〜30%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。
収量42mg。
1H NMR CDCl3: δ 7.28 - 7.23 (3H, m), 7.16 (1H, t), 7.04 (1H, d), 6.91 (2H, d), 6.84 (1H, s), 4.69 (2H, s), 2.66 (3H, s), 2.20 (3H, s), 1.46 (9H, s)
(vi) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−[(メチルスルホニル)アミノ]−1H−インドール−1−酢酸
THF(1ml)中、ステップ(v)から得られた生成物(40mg)の攪拌混合物に、1M水酸化ナトリウム溶液(0.5ml)を加えた。3時間後、1M水酸化ナトリウム(1ml)を加え、この反応物を55℃で16時間加熱した。水(10ml)を加え、減圧下でTHFを蒸発させた。この溶液を2M塩酸で酸性化し、得られた固体を濾別し、乾燥させた。収量24mg。
1H NMR DMSO-d6: δ 8.54 (1H, s), 7.37 - 7.32 (3H, m), 7.08 (1H, t), 6.93 (1H, d), 6.87 (2H, d), 4.99 (2H, s), 2.70 (3H, s), 2.13 (3H, s)
MS: APCI (-ve): 407 (M-1)
実施例4
4−(アセチルアミノ)−3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
(i) 4−(アセチルアミノ)−3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸,1,1−ジメチルエチルエステル
MeCN(1ml)中、実施例3ステップ(iv)から得られた生成物(70mg)の溶液に、トリエチルアミン(50μl)と塩化アセチル(17μl)を加え、この反応物を50℃で3時間攪拌した。残渣を、ジエチルエーテル/水の層間に分配し、有機層を分離し、硫酸水素カリウム水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、5〜30%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。
収量51mg。
1H NMR CDCl3: δ 7.90 (1H, d), 7.89 (1H, s), 7.24 (2H, d), 7.16 (1H, t), 6.97 (1H, d), 6.91 (2H, d), 4.67 (2H, s), 2.18 (3H, s), 1.89 (3H, s), 1.43 (9H, s)
(ii) 4−(アセチルアミノ)−3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、ステップ(i)から得られた生成物を用い、実施例3ステップ(vi)の方法により製造した。収量0.035g。
1H NMR DMSO-d6: δ 9.01 (1H, s), 7.32 (2H, d), 7.26 (2H, d), 7.05 (2H, m), 6.84 (2H, d), 5.00 (2H, s), 2.16 (3H, s), 1.67 (3H, s)
MS: APCI (-ve): 371 (M-1)
実施例5
3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(メチルスルホニル)−1H−インドール−1−酢酸
(i) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(メチルチオ)−1H−インドール
室温にて、MeCN(15ml)/HCl(0.5M、15ml)中、[4−(メチルチオ)フェニル]−ヒドラジン塩酸塩(2.5g)の攪拌溶液に、1−(4−クロロ−フェノキシ)−プロパン−2−オン(2.66g)を加えた。この反応物を50℃で1時間攪拌した。室温まで冷却した後、この反応物を酢酸エチル/水の層間に分配した、有機層を分離し、水酸化ナトリウム水溶液(1M)で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、5〜20%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。得られたヒドラゾンをTHF(80ml)に溶解した。重炭酸ナトリウム(sodium bicarbionate)固体(1.04g)を加えた後、三塩化リン(0.41ml)を滴下し、この反応物を室温で2時間攪拌した。さらに三塩化リン(1.20ml)を滴下し、この反応物を室温で16時間攪拌した。この反応物を水でクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、5〜10%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。
収量0.45g。
1H NMR DMSO-d6: δ 11.09 (1H, s), 7.39 (2H, d), 7.34 (1H, d), 7.10 (1H, dd), 7.06 (1H, s), 6.97 (2H, d), 2.44 (3H, s), 2.29 (3H, s).
(ii) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(メチルチオ)−1H−インドール−1−酢酸,メチルエステル
DMF(3ml)中、ステップ(i)から得られた生成物(0.45g)、炭酸カリウム(0.415g)およびブロモ酢酸メチル(0.21ml)の混合物を50℃で3時間攪拌した。この反応物を酢酸エチル/水の層間に分配した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、5〜15%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量0.33g。
1H NMR DMSO-d6: δ 7.46 (1H, d), 7.36 (2H, d), 7.10 (1H, dd), 7.03 (1H, d), 6.91 (2H, d), 5.14 (2H, s), 3.70 (3H, s), 2.39 (3H, s), 2.17 (3H, s).
(iii) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(メチルスルホニル)−1H−インドール−1−酢酸,メチルエステル
アセトン(4ml)および水(4ml)中のステップ(ii)から得られた生成物(0.32g)に、固体重炭酸ナトリウム(sodium bicarbionate)(0.57g)、次いでオキソン(水(2.5ml)中0.69g)を加え、この反応物を3時間攪拌した。この反応物を重亜硫酸ナトリウムでクエンチし、酢酸エチル/水の層間に分配した。有機層を乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、30〜60%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量0.24g。
1H NMR DMSO-d6: δ 7.78 (1H, d), 7.67 (2H, m), 7.38 (2H, d), 6.94 (2H, d), 5.28 (2H, s), 3.72 (3H, s), 3.15 (3H, s), 2.24 (3H, s).
(iv) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(メチルスルホニル)−1H−インドール−1−酢酸
THF(1ml)中、ステップ(iii)から得られた生成物(235mg)の攪拌混合物に、1M水酸化ナトリウム溶液(1ml)を加えた。2時間後、水(10ml)を加え、その溶液をDCMで抽出した。この溶液を2M塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。これらの有機層を乾燥させ、減圧下で蒸発させた。収量135mg。
1H NMR DMSO-d6: δ 7.79 (1H, d), 7.68 (1H, s), 7.65 (1H, d), 7.37 (2H, d), 6.94 (2H, d), 5.15 (2H, s), 3.15 (3H, s), 2.25 (3H, s).
MS: APCI (-ve): 411 (M+NH4-1)
実施例6
3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸
(i) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール
室温にて、メタノール(8ml)中、4−トリフルオロメチル−フェニル)−ヒドラジン(1g)の攪拌溶液に、1−(4−クロロ−フェノキシ)−プロパン−2−オン(1.05g)を加えた。16時間後、減圧下で溶媒を除去し、残渣をイソヘキサンでトリチュレートし、ヒドラゾンをベージュ色の固体として得た。これをTHF(60ml)に溶解した。固体重炭酸ナトリウム(sodium bicarbionate)(1.43g)を加えた後、三塩化リン(1.26ml)を滴下し、この反応物を室温で16時間攪拌した。この反応物を炭酸水素ナトリウム水溶液(100ml)でクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を炭酸水素ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、ジエチルエーテル/イソヘキサンから再結晶させることで精製した。収量1g。
1H NMR DMSO-d6: δ 11.51 (1H, s), 7.52 (1H, d), 7.38 (2H, m), 7.35 (2H, d), 6.93 (2H, d), 2.28 (3H, s).
(ii) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸,メチルエステル
DMF(4ml)中、ステップ(i)から得られた生成物(0.60g)、炭酸カリウム(0.516g)およびブロモ酢酸メチル(0.26ml)の混合物を50℃で4時間攪拌した。この反応物を酢酸エチル/水の層間に分配した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、10〜20%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量0.44g。
1H NMR DMSO-d6: δ 7.74 (1H, d), 7.40 (2H, m), 7.37 (2H, d), 6.93 (2H, d), 5.26 (2H, s), 3.72 (3H, s), 2.23 (3H, s).
(iii) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物を、ステップ(ii)から得られた生成物を用い、実施例5ステップ(iv)の方法により製造した。収量0.27g。
1H NMR DMSO-d6: δ 13.18 (1H, s), 7.74 (1H, d), 7.43 (2H, m), 7.37 (2H, d), 6.93 (2H, d), 5.12 (2H, s), 2.23 (3H, s).
MS: APCI (-ve): 382 (M-1).
実施例7
3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]−1H−インドール−1−酢酸
(i) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−ニトロ−1H−インドール−1−酢酸,メチルエステル
室温にて、メタノール(125ml)/DCM(100ml)中、(4−ニトロ−フェニル)−ヒドラジン(3g)の攪拌溶液に、1−(4−クロロ−フェノキシ)−プロパン−2−オン(3.62g)を加えた。16時間後、減圧下で溶媒を除去し、ヒドラゾンを黄色固体として得た。これをTHF(200ml)に溶解した。重炭酸ナトリウム(sodium bicarbionate)(9.88g)を加えた後、三塩化リン(5.22ml)を滴下し、この反応物を室温で10分間攪拌し、その後、60℃で16時間加熱した。室温まで冷却した後、溶媒分を除去し、この反応物を水でクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をDCMに溶解し、セライトで濾過し、減圧下で蒸発させ、3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−ニトロ−1H−インドールをベージュ色の固体として得た。これを、実施例6ステップ(ii)の方法によりブロモ酢酸メチルと反応させ、副題の粗生成物を得た。これを、30〜40%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量2.39g。
1H NMR DMSO-d6: δ 8.02 (1H, s), 7.94 (1H, d), 7.39 (2H, d), 6.97 (2H, d), 6.60 (1H, s), 5.31 (2H, s), 3.73 (3H, s), 2.25 (3H, s).
(ii) 5−アミノ−3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸,メチルエステル
この副題の化合物は、ステップ(i)から得られた生成物を用い、実施例3ステップ(iv)の方法により製造した。収量2.18g。
1H NMR DMSO-d6: δ 7.34 (2H, d), 7.11 (1H, d), 6.90 (2H, d), 6.46 (1H, dd), 6.26 (1H, d), 4.98 (2H, s), 4.42 (2H,s), 3.68 (3H, s), 2.12 (3H, s).
(iii) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]−1H−インドール−1−酢酸
MeCN(5ml)中、ステップ(ii)から得られた生成物(0.688g)の溶液に、トリエチルアミン(1.39ml)および塩化メタンスルホニル(0.54ml)を加え、この反応物を室温で5時間攪拌した。さらに、トリエチルアミン(0.83ml)および塩化メタンスルホニル(0.54ml)を加え、この反応物を16時間攪拌した。残渣を酢酸エチル/水の層間に分配し、有機層を分離し、2M塩酸、炭酸水素ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、30〜40%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製し、モノ−およびジ−メタンスルホンアミドの混合物を得た。これをTHF(2ml)に溶解し、1M水酸化ナトリウム溶液(4ml)を加え、この反応物を55℃で2時間加熱した。室温まで冷却した後、水(10ml)を加え、溶液を酢酸エチルで抽出した。この水溶液を2M塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。これらの有機層を乾燥させ、減圧下で蒸発させた。収量302mg。
1H NMR DMSO-d6: δ 13.07 (1H, s), 9.26 (1H, s), 7.46 (1H, d), 7.35 (2H, d), 7.02 (1H, dd), 6.99 (1H, s), 6.91 (2H, d), 5.00 (2H, s), 2.82 (3H, s), 2.18 (3H, s).
MS: APCI (-ve): 407 (M-1).
実施例8
3−(4−クロロフェノキシ)−5−[(エチルスルホニル)アミノ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、塩化エタンスルホニルおよび実施例7ステップ(ii)から得られた生成物を用い、実施例7ステップ(iii)の方法により製造した。収量155mg。
1H NMR DMSO-d6: δ 13.08 (1H, s), 9.36 (1H, s), 7.44 (1H, d), 7.35 (2H, d), 7.01 (1H, dd), 6.97 (1H, d), 6.91 (2H, d), 4.98 (2H, s), 2.90 (2H, q), 2.18 (3H, s), 1.13 (3H, t).
MS: APCI (-ve): 421 (M-1).
実施例9
3−(4−カルボキシフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
(i) 4−[[(2Z)−2−[(4−フルオロフェニル)ヒドラゾノ]プロピル]オキシ]−安息香酸メチル
エタノール(50ml)中、4−フルオロフェニルヒドラジン(2.88g)の溶液に、4−(2−オキソプロポキシ)安息香酸メチル(6.21g)を加えた。1.5時間後、沈殿を回収し、エタノールおよびイソヘキサンで洗浄し、副題化合物(3.72g)を得た。
MS: ESI (+ve): 317 [M+H]+ 100%
(ii) 4−[(5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)オキシ]−安息香酸メチル
THF(120ml)中、ステップa)から得られた生成物(3.72g)の溶液に三塩化リン(0.7ml)を加え、この混合物を3日間攪拌した。重炭酸ナトリウム水溶液を加え、この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、蒸発させ、クロマトグラフィー(シリカ、溶出剤として、石油−エーテルと石油−酢酸エチル)により精製し、副題化合物(2.17g)を得た。
MS: ESI (+ve および -ve): 300 [M+H]+ 100% および 298 [M-H]- 100%
(iii) 5−フルオロ−3−[4−(メトキシカルボニル)フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸1,1−ジメチルエチル
0℃にて、THF(10ml)中、ステップb)から得られた生成物(2.24g)およびブロモ酢酸tert−ブチルの溶液に、カリウムtert−ブトキシド(THF中1M溶液8.1ml)を加えた。1時間後、さらにカリウムtert−ブトキシド(4ml)を加え、さらに1時間攪拌した。塩化アンモニウム水溶液を加え、この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、蒸発させ、クロマトグラフィー(シリカ、溶出剤として、石油−エーテル)により精製し、副題化合物(2.41g)を得た。
MS: ESI (-ve): 412 [M-H]- 100 %
(iv) 3−(4−カルボキシフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
THF(15ml)、メタノール(4ml)および水(4ml)中、ステップc)から得られた生成物(2.41g)および水酸化リチウム(517mg)の溶液を30時間攪拌した。この混合物を2M HClで酸性化し、この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、蒸発させて固体を得た。イソヘキサン−アセトンから再結晶させ、標題化合物を灰白色固体として得た(1.51g)。融点227〜8℃。
1H NMR DMSO-d6: δ 12.91 (2H, s), 7.91 (2H, d), 7.52 (1H, dd), 7.00-6.93 (3H, m), 6.86 (1H, dd), 5.04 (2H, s) 2.20 (3H, s).
MS: ESI (+ve): 341 [M+H]+ 100%
実施例10
5−フルオロ−2−メチル−3−[4−[(メチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
(i) 5−フルオロ−2−メチル−3−[4−[(メチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸メチル
NMP(1.2ml)中、実施例9(208mg)およびHunig塩基(0.3ml)から得られた生成物の溶液にHATU(294mg)を加えた。10分後、THF中メチルアミンの溶液(0.4ml、2M)を加え、20時間攪拌した。2M HCl(1ml)を加え、この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、蒸発させ、メタノールに再溶解し、トリメチルシリルジアゾメタンの溶液(1ml、エーテル中2M)で処理した。蒸発させ、クロマトグラフィー(シリカ、溶出剤として、石油−アセトン)により精製し、副題化合物(177mg)を得た。
MS: ESI (+ve および -ve): 371 [M+H]+ 100% および 369 [M-H]- 100%
(ii) 5−フルオロ−2−メチル−3−[4−[(メチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
THF(2ml)−MeOH(1ml)中、ステップa)から得られた生成物(146mg)および水酸化ナトリウム(0.4ml、1M)の溶液を18時間攪拌した。真空下で溶媒を除去し、残渣をエーテルで洗浄し、酸性化し(2M HCl)、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、蒸発させ、イソヘキサン−アセトンから再結晶させ、標題化合物を白色固体として得た(53mg)。融点217〜8℃。
MS: ESI (+ve および -ve): 357 [M+H]+ 100% および 355 [M-H]- 100%
1H NMR DMSO-d6: δ 13.10 (1H, s), 8.29 (1H, d), 7.78 (2H, d), 7.52 (1H, dd), 6.99-6.91 (3H, m), 6.83 (1H, d), 5.04 (2H, s), 2.75 (3H, d), 2.19 (3H, s).
実施例11
3−[4−[(エチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
(iii) 3−[4−[(エチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸メチル
この副題化合物は、THF中、実施例9から得られた生成物およびエチルアミンを用い、実施例10ステップa)の方法により製造した。
MS: ESI (+ve): 384 [M+H]+ 100 %.
(iv) 3−[4−[(エチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、ステップa)から得られた生成物を用い、実施例10ステップb)の方法により製造した。融点220〜2℃。
MS: ESI (+ve): 370 [M+H]+ 100 %.
1H NMR DMSO-d6: δ 13.09 (1H, s), 8.33 (1H, d), 7.79 (2H, d), 7.52 (1H, dd), 6.99-6.91 (3H, m), 6.83 (1H, d), 5.04 (2H, s), 3.26 (2H, dq), 2.19 (3H, s), 1.10 (3H, t).
実施例12
5−フルオロ−2−メチル−3−[4−[[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
(i) メチル 5−フルオロ−2−メチル−3−[4−[[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
この副題化合物は、実施例9から得られた生成物およびイソプロピルアミンを用い、実施例10ステップa)の方法により製造した。
MS: ESI (+ve): 399 [M+H]+ 100 %.
(ii) 5−フルオロ−2−メチル−3−[4−[[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
標題化合物は、ステップa)から得られた生成物を用い、実施例10ステップb)の方法により製造した。融点218〜9℃。
MS: ESI (+ve): 385 [M+H]+ 100 %.
1H NMR DMSO-d6: δ 13.09 (1H, s), 8.07 (1H, d), 7.80 (2H, d), 7.52 (1H, dd), 6.99-6.91 (3H, m), 6.82 (1H, d), 5.04 (2H, s), 4.07 (1H, d heptet), 2.19 (3H, s), 1.10 (6H, d).
実施例13
3−(4−カルボキシフェノキシ)−5−クロロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
(i) 4−[[(2Z)−2−[(4−フルオロフェニル)ヒドラゾノ]プロピル]オキシ]−安息香酸メチル
この副題化合物は、実施例9ステップa)の方法により、4−クロロフェニルヒドラジンから製造した。
MS: ESI (+ve): 317 [M+H]+ 100 %
(ii) 4−[(5−クロロ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)オキシ]−安息香酸メチル
この副題化合物は、実施例9ステップb)の方法により、ステップa)の生成物から製造した。
MS: ESI (-ve): 314 [M-H]- 100 %
(iii) 5−クロロ−3−[4−(メトキシカルボニル)フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸1,1−ジメチルエチル
この副題化合物は、実施例9ステップc)の方法により、ステップb)の生成物から製造した。
MS: ESI (-ve): 428 [M-H]- 100 %
(iv) 3−(4−カルボキシフェノキシ)−5−クロロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
THF(15ml)およびメタノール(10ml)中、ステップc)から得られた生成物(1.65g)および水酸化ナトリウム(8.5ml、1M)の溶液を30時間攪拌した。真空下で溶媒を除去し、混合物を2M HClで酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、蒸発させて固体を得た。イソヘキサン−アセトンから結晶化させ、標題化合物を灰白色固体として得た(1.51g)。融点215〜6℃。
1H NMR DMSO-d6: δ 12.94 (1H, s), 7.91 (2H, d), 7.56 (1H, dd), 7.13 (1H, d), 7.21 (1H, s), 6.98 (2H, d), 5.06 (2H, s) 2.20 (3H, s).
MS: ESI (+ve): 358 [M+H]+ 100%
実施例14
5−フルオロ−3−[4−(メトキシカルボニル)フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
TFA(2ml)およびDCM(1ml)中、実施例9ステップc)からの生成物(128mg)の溶液を2時間攪拌した。この混合物を蒸発させ、クロマトグラフィー(シリカ、溶出剤として、DCM−MeOH−AcOH)により精製し、エーテルでトリチュレートした後、標題化合物(41mg)を得た。融点195〜6℃。
MS: ESI (+ve): 358 [M+H]+ 100 %.
1H NMR DMSO-d6: δ 13.09 (1H, s), 7.93 (2H, d), 7.53 (1H, dd), 7.02-6.94 (3H, m), 6.85 (1H, d), 5.04 (2H, s), 3.81 (3H, s), 2.19 (3H, s).
実施例15
5−クロロ−3−[4−(メトキシカルボニル)フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、実施例14の方法により、実施例13ステップc)から得られた生成物から製造した。融点196〜7℃。
MS: ESI (+ve): 374 [M+H]+ 100 %.
1H NMR DMSO-d6: δ 13.14 (1H, s), 7.94 (2H, d), 7.56 (1H, dd), 7.15-7.10 (2H, m), 7.00 (2H, d), 5.04 (2H, s), 3.81 (3H, s), 2.19 (3H, s).
実施例16
5−クロロ−2−メチル−3−[4−[(メチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
(i) 5−クロロ−2−メチル−3−[4−[(メチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸メチル
この副題化合物は、THF中、実施例13から得られた生成物およびメチルアミンを用い、実施例10ステップa)により製造した。
MS: ESI (+ve): 384 [M+H]+ 100 %
(ii) 5−クロロ−2−メチル−3−[4−[(メチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
標題化合物は、ステップa)から得られた生成物を用い、実施例10ステップb)の方法により製造した。融点225℃(分解)。
MS: ESI (+ve): 373 [M+H]+ 100 %.
1H NMR DMSO-d6: δ 8.30 (1H, d), 7.79 (2H, d), 7.55 (1H, dd), 7.12 (1H, d), 7.09 (1H, s), 6.94 (2H, d), 5.05 (2H, s), 2.76 (3H, s), 2.20 (3H, s).
実施例17
5−クロロ−3−[4−[(エチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
(i) 5−クロロ−3−[4−[(エチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸メチル
この副題化合物は、THF中、実施例13から得られた生成物およびエチルアミンを用い、実施例10ステップa)の方法により製造した。
MS: ESI (+ve): 401 [M+H]+ 100 %
(ii) 5−クロロ−3−[4−[(エチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
標題化合物は、ステップa)から得られた生成物を用い、実施例10ステップb)の方法により製造した。融点220℃(分解)。
MS: ESI (+ve): 387 [M+H]+ 100 %.
1H NMR DMSO-d6: δ 7.81 (2H, d), 7.56 (1H, dd), 7.13 (1H,d d), 7.08 (1H, s), 6.94 (2H, d), 5.05 (2H, s), 3.26 (2H, dq), 2.20 (3H, s), 1.10 (3H, t).
実施例18
5−クロロ−2−メチル−3−[4−[[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸ナトリウム
(i) 5−クロロ−2−メチル−3−[4−[[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸メチル
この副題化合物は、実施例13から得られた生成物およびイソプロピルアミンを用い、実施例10ステップa)の方法により製造した。
MS: ESI (+ve): 415 [M+H]+ 100 %
(ii) 5−クロロ−2−メチル−3−[4−[[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸ナトリウム
THF(2ml)−MeOH(3ml)中、ステップa)から得られた生成物(102mg)および水酸化ナトリウム(0.25ml、1M)の溶液を2日間攪拌した。真空下で溶媒を除去し、残渣をエーテル、さらに水で洗浄し、回収し、乾燥させ、標題化合物を白色固体として得た(71mg)。融点<275℃。
MS: ESI (+ve): 401 [M+H]+ 100 %.
1H NMR DMSO-d6: δ 8.09 (1H, d), 7.79 (2H, d), 7.35 (1H, dd), 7.03-7.00 (2H, m), 6.93 (2H, d), 4.41 (2H, s), 4.07 (1H, d heptet), 2.17 (3H, s), 1.14 (6H, d).
実施例19
3−[4−[[(2−アミノエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
(i) 3−[4−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)ヒドロキシメチル]アミノ]エチル]アミノ]カルボニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸メチル
この副題化合物は、実施例13から得られた生成物および3−アミノプロピルカルバミン酸1,1−ジメチルエチルを用い、実施例10ステップa)の方法により製造した。
MS: ESI (-ve): 588 [M+AcO]- 100 %
1H NMR CDCl3: δ 7.79 (2H, d), 7.24 (1H, s), 7.14 (2H, s), 7.10 (1H, s), 6.97 (2H, d), 4.89 (1H, s), 4.80 (2H, s), 3.77 (3H, s), 3.49 (2H, q), 3.24 (2H, q), 2.26 (3H, s), 1.70 (1H, tt), 1.45 (9H, s).
(ii) 3−[4−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)ヒドロキシメチル]アミノ]エチル]アミノ]カルボニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
TFA(1ml)およびDCM(1ml)中、ステップa)から得られた生成物9121mg)の溶液を2時間攪拌した。真空下で溶媒を除去し、重炭酸ナトリウム水溶液を加え、この混合物を酢酸エチル(3回)およびDCM(3回)で抽出した。有機抽出物を乾燥させ(MgSO)蒸発させて副題化合物(95mg)を得た。
MS: ESI (+ve): 430 [M+H]+ 100 %.
(iii) 3−[4−[[(2−アミノエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、ステップb)から得られた生成物を用い、実施例10ステップb)の方法により製造した。
MS: ESI (+ve): 416 [M+H]+ 100 %.
1H NMR DMSO-d6: δ 8.44 (1H, t), 7.81 (2H, d), 7.56 (1H, dd), 7.13 (1H, dd), 7.08 (1H, s), 6.94 (2H, d), 5.05 (2H, s), 3.26 (2H, dq), 2.20 (3H, s), 1.10 (3H, t).
実施例20
2,5−ジメチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
(i) 1−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−2−プロパノン
DCM(100ml)中、実施例2ステップ(i)から得られた生成物(1.8g)の溶液に、3−クロロペルオキシ安息香酸(5.7g)を少量ずつ加え、この反応物を2時間攪拌した。この混合物を10%メタ亜硫酸ナトリウム水溶液、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空蒸発させた。残渣を、50%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。
収量600mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.90 (d, 2H), 7.29 (d, 2H), 5.87 (s, 2H), 2.09 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 229 (M+1).
(ii) 1−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−2−プロパノン,(4−メチルフェニル)ヒドラゾン
ステップ(i)から得られた生成物(1g)と4−メチルフェニルヒドラジン(540mg)をエタノール(50ml)に溶解し、1時間攪拌した。この混合物を蒸発させ、トルエンと共沸し、褐色固体を得た。収量1.2g。
MS: APCI (+ve): 333 (M+1).
(iii) 2,5−ジメチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール
THF(50ml)中、ステップ(ii)から得られた生成物(1.1g)の溶液に三塩化リン(200μl)を加え、この反応物を20時間攪拌した。この混合物をEtOAc(100ml)で希釈し、水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空蒸発させた。残渣を、50%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量530mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 10.90 (s, 1H), 7.85 (d, 2H), 7.22 (d, 1H), 7.09 (d, 2H), 6.88 (d, 1H), 6.87 (s, 1H), 3.17 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 2.22 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 316 (M+1).
(iv) 2,5−ジメチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
THF(20ml)中、ステップ(iii)から得られた生成物(600mg)の溶液に、ナトリウムt−ブトキシド(220mg)を加え、10分間攪拌した。ブロモ酢酸エチル(250μl)を加え、この反応物をさらに1時間攪拌した。この混合物を水(10ml)で希釈し、1M水酸化ナトリウム水溶液(5ml)を加え、3時間攪拌した。この混合物をEtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣を、逆相分取クロマトグラフィー(溶出剤MeCN/NH(水溶液))を用いて精製し、標題化合物を得た。収量450mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.85 (d, 2H), 7.27 (d, 1H), 7.10 (d, 2H), 6.90 (d, 1H), 6.89 (s, 1H), 4.62 (s, 2H), 3.17 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)
MS: APCI (-ve): 372 (M-1).
実施例21
2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸
(i) 1−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−2−プロパノン,[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ヒドラゾン
この副題化合物は、実施例20ステップ(i)から得られた生成物(600mg)および4−(トリフルオロメチル)フェニルヒドラジン(460mg)を用い、実施例20ステップ(ii)の方法により製造した。収量1.0g。
MS: APCI (+ve): 387 (M+1).
(ii) 2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール
この副題化合物は、ステップ(i)から得られた生成物(800mg)を用い、実施例20ステップ(iii)の方法により製造した。収量520mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 11.61 (s, 1H), 7.87 (d, 2H), 7.55 (d, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.13 (d, 2H), 6.95 (d, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.29 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 370 (M+1).
(iii) 2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、ステップ(ii)から得られた生成物(500mg)を用い、実施例20ステップ(iv)の方法により製造した。収量320mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.87 (d, 2H), 7.61 (d, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.12 (d, 2H), 4.61 (s, 2H), 3.18 (s, 3H), 1.75 (s, 3H)
MS: APCI (-ve): 426 (M-1)
実施例22
5−クロロ−α,2−ジメチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
(i) 1−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−2−プロパノン,(4−クロロフェニル)ヒドラゾン
この副題化合物は、実施例20ステップ(i)から得られた生成物(700mg)および4−クロロフェニルヒドラジン(430mg)を用い、実施例20ステップ(ii)の方法によって製造した。収量900mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 9.26 (s, 1H), 7.85 (d, 2H), 7.10 (d, 2H), 7.23 (d, 2H), 7.21 (d, 2H), 4.76 (s, 2H), 3.32 (s, 3H), 1.96 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 353 (M+1).
(ii) 5−クロロ−2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール
この副題化合物は、ステップ(i)から得られた生成物(800mg)を用い、実施例20ステップ(iii)の方法により製造した。収量450mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 11.32 (s, 1H), 7.87 (d, 2H), 7.36 (d, 1H), 7.09 (m, 4H), 3.18 (s, 3H), 2.25 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 370 (M+1).
(iii) 5−クロロ−2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、ステップ(ii)から得られた生成物(350mg)を用い、実施例20ステップ(iv)の方法により製造した。収量300mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.86 (d, 2H), 7.43 (d, 1H), 7.09 (m, 4H), 4.61 (s, 2H), 3.18 (s, 3H), 2.17 (s, 3H)
MS: APCI (-ve): 393 (M-1)
実施例23
5−シアノ−2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
(i) 4−[2−[1−メチル−2−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]エチリデン]ヒドラジノ]−ベンゾニトリル
この副題化合物は、実施例20ステップ(i)から得られた生成物(700mg)および4−シアノフェニルヒドラジン(400mg)を用い、実施例20ステップ(ii)の方法により製造した。収量900mg。
MS: APCI (+ve): 344 (M+1).
(ii) 2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−5−カルボニトリル
この副題化合物は、ステップ(i)から得られた生成物(450mg)を用い、実施例20ステップ(iii)の方法により製造した。収量320mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.87 (d, 2H), 7.64 (s, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.12 (d, 2H), 3.18 (s, 3H), 2.28 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 327 (M+1).
(iii) 5−シアノ−2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、ステップ(ii)から得られた生成物(270mg)を用い、実施例20ステップ(iv)の方法により製造した。収量150mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.88 (d, 2H), 7.70 (d, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.48 (d, 1H), 7.11 (d, 2H), 4.97 (s, 2H), 3.18 (s, 3H), 2.22 (s, 3H)
MS: APCI (-ve): 383 (M-1)
実施例24
3−(4−クロロフェノキシ)−4−[(エチルスルホニル)アミノ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
(i) 1−(4−クロロフェノキシ)−2−プロパノン,(3−ニトロフェニル)ヒドラゾン
3−ニトロフェニルヒドラジン塩酸塩(25.0g)を、EtOAcおよび重炭酸ナトリウム水溶液の混合物中で30分間攪拌した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出し、合わせた抽出物(1000ml)をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過した。この濾液にエタノール(200ml)、次いで、1−(4−クロロフェノキシ)−プロパン−2−オン(23.9g)を加え、5時間攪拌した。この混合物を蒸発させ、残渣を、エーテル/イソヘキサン(1:1)で処理し、淡褐色固体を得た。収量30.0g。
MS: APCI (+ve): 320 (M+1).
(ii) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−ニトロ−1H−インドール
ステップ(i)から得られた生成物(29.0g)をTHF(1000ml)に溶解し、重炭酸ナトリウム(75.6g)、次いで、三塩化リン(37.1ml)を加え、70℃で20時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、EtOAc(1000ml)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣を、20%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量6g。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.83 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.29 (d, 2H), 7.23 (t, 1H), 6.80 (d, 2H), 2.28 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 303 (M+1).
(iii) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−ニトロ−1H−インドール−1−酢酸,エチルエステル
ステップ(ii)から得られた生成物(6.0g)をTHF(100ml)に溶解し、ナトリウムt−ブトキシド(2.1g)を加え、10分間攪拌し、ブロモ酢酸エチル(2.45ml)を加え、さらに20分間攪拌した。この反応物を1M塩酸でクエンチし、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し蒸発させた。残渣を、20%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量6g。
1H NMR DMSO-d6 δ 8.02 (d, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.32 (d, 2H), 7.30 (t, 1H), 6.80 (d, 2H), 5.33 (s, 2H), 4.18 (q, 2H), 2.23 (s, 3H), 1.22 (t, 3H)
MS: APCI (+ve): 389 (M+1).
(iv) 4−アミノ−3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸,エチルエステル
ステップ(iii)から得られた生成物(1.0g)をEtOAc(20ml)に溶解し、トリエチルアミン(1.1ml)、次いで、5%Pt/C(50mg)を加え、室温、1気圧で6時間水素化した。触媒を濾去し、濾液を蒸発させ、淡褐色固体を得た。収量800mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.36 (d, 2H), 6.93 (d, 2H), 6.80 (t, 1H), 6.62 (d, 1H), 6.15 (d, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.68 (s, 2H), 4.15 (q, 2H), 2.07 (s, 3H), 1.20 (t, 3H)
MS: APCI (+ve): 359 (M+1).
(v) 3−(4−クロロフェノキシ)−4−[(エチルスルホニル)アミノ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
ステップ(iv)から得られた生成物(250mg)をCHCN(10ml)に溶解した。トリエチルアミン(300μl)、次いで、塩化エタンスルホニル(170μl)を加え、この混合物を20時間攪拌した。次に、この反応物をMeOH(5ml)で希釈し、1M水酸化ナトリウム(2.1ml)を加え、5時間攪拌した。この混合物を水で希釈し、2M塩酸で酸性化し、EtOAcで抽出し、乾燥させ(MgSO)、蒸発させた。残渣を、逆相分取クロマトグラフィー(溶出剤MeCN/NH(水溶液))を用いて精製し、標題化合物を得た。
収量190mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.33 (d, 2H), 7.28 (d, 1H), 7.03 (t, 1H), 6.88 (d, 2H), 6.88 (d, 1H), 4.80 (s, 2H), 2.88 (q, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.04 (t, 3H)
MS: APCI (-ve): 421 (M-1)
実施例25
3−(4−クロロフェノキシ)−4−[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、実施例25ステップ(iv)から得られた生成物(250mg)および塩化ジメチルスルファモイルを用い、60℃に加熱し、実施例25ステップ(v)の方法により製造した。収量80mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.33 (d, 2H), 7.24 (d, 1H), 7.02 (t, 1H), 6.95 (d, 1H), 6.89 (d, 2H), 4.85 (s, 2H), 2.55 (s, 6H), 2.11 (s, 3H)
MS: APCI (-ve): 436 (M-1)
実施例26
3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−ピラジニル−1H−インドール−1−酢酸
(i) 3−(4−クロロフェノキシ)−4−ヨード−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸,エチルエステル
実施例25ステップ(iv)から得られた生成物(1.5g)を10%硫酸水溶液(50ml)で処理し、0℃まで冷却した。水(3ml)中、亜硝酸ナトリウム(350mg)の溶液を滴下し、この反応物を15分間攪拌した。水(5ml)中、ヨウ化カリウム(2.1g)の溶液を全て一度に加え、この反応物を1時間かけて室温まで戻した。この混合物をEtOAcで抽出しチオ硫酸ナトリウム水溶液、水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣を、20%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量280mg。
1H NMR CDCl3 δ 7.52 (d, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.21 (d, 2H), 6.89 (t, 1H), 6.82 (d, 2H), 4.79 (s, 2H), 4.22 (q 2H), 2.21 (s, 3H), 1.26 (t, 3H)
MS: APCI (+ve): 470 (M+1).
(ii) 3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−ピラジニル−1H−インドール−1−酢酸
ステップ(i)から得られた生成物(250mg)、2−(トリブチルスタンニル)−ピラジン(260mg)、Pd(dba)(30mg)およびトリフェニル−アルシン(210mg)をトルエン(4ml)に溶解し、90℃で20時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、メタノール(10ml)、次いで、1M水酸化ナトリウム水溶液(2ml)を加え、20時間攪拌した。この混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣を、逆相分取クロマトグラフィー(溶出剤MeCN/NH(水溶液))を用いて精製し、標題化合物を得た。収量30mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 8.69 (s, 1H), 8.44 (m, 1H), 8.41 (d, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.26 (t, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.08 (d, 2H), 6.42 (d, 2H), 5.07 (s, 2H), 2.20 (s, 3H)
MS: APCI (-ve): 392 (M-1)
実施例27
3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−[[(1−メチルエチル)スルホニル]アミノ]−1H−インドール−1−酢酸
実施例25ステップ(iv)から得られた生成物(250mg)をピリジン(2ml)に溶解し、塩化2−プロパンスルホニル(200μl)で処理し、50℃で5時間加熱した。この反応物を2M塩酸で酸性化し、EtOAcで抽出し、水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣を、メタノール(10ml)に溶解し、1M水酸化ナトリウム(2ml)で処理し、5時間攪拌した。この混合物を水で希釈し、2M塩酸で酸性化し、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣を、逆相分取クロマトグラフィー(溶出剤MeCN/NH(水溶液))を用いて精製し、標題化合物を得た。収量30mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.34 (d, 2H), 7.28 (d, 1H), 7.04 (t, 1H), 6.92 (d, 1H), 6.88 (d, 2H), 4.88 (s, 2H), 3.13 (m, 1H), 2.11 (s, 3H), 1.11 (d, 6H)
MS: APCI (-ve): 435 (M-1)
実施例28
3−[4−[(ジメチルアミノ)スルホニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
(i) N,N−ジメチル−4−(2−オキソプロポキシ)−ベンゼンスルホンアミド
この副題化合物は、4−ヒドロキシ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(4.3g)を用い、実施例2ステップ(i)の方法により製造した。収量4.2g。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.66 (d, 2H), 7.12 (d, 2H), 3.32 (s, 2H), 2.57 (s, 6H), 2.17 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 258 (M+1).
(ii) 4−[[(2−[(4−フルオロフェニル)ヒドラゾノ]プロピル]オキシ]−N,N−ジメチル−ベンゼンスルホンアミド
この副題化合物は、ステップ(i)から得られた生成物(1.6g)および4−フルオロフェニルヒドラジン(800mg)を用い、実施例20ステップ(ii)の方法により製造した。
収量2.2g。
MS: APCI (+ve): 366 (M+1).
(iii) 4−[(5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)オキシ]−N,N−ジメチル−ベンゼンスルホンアミド
この副題化合物は、ステップ(ii)から得られた生成物(2.0g)を用い、実施例20ステップ(iii)の方法により製造した。収量500mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 11.18 (s, 1H), 7.70 (d, 2H), 7.33 (m, 1H), 7.11 (d, 2H), 6.90 (m, 1H), 6.83 (d, 1H), 2.59 (s, 6H), 2.25 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 349 (M+1).
(iv) 3−[4−[(ジメチルアミノ)スルホニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、ステップ(iii)から得られた生成物(270mg)を用い、実施例20ステップ(iv)の方法により製造した。収量80mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.70 (d, 2H), 7.50 (m, 1H), 7.11 (d, 2H), 6.95 (m, 1H), 6.88 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 2.59 (s, 6H), 2.19 (s, 3H)
MS: APCI (-ve): 405 (M-1)
実施例29
3−[4−(エチルスルホニル)フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
(i) 1−[4−(エチルチオ)フェノキシ]−2−プロパノン
この副題化合物は、4−(エチルチオ)フェノール(20.0g)を用い、実施例2ステップ(i)の方法により製造した。収量21.2g。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.29 (d, 2H), 6.87 (d, 2H), 4.80 (s, 2H), 2.85 (q, 2H), 2.15 (s, 3H), 1.16 (t, 3H)
MS: APCI (+ve): 211 (M+1).
(ii) 1−[4−(エチルチオ)フェノキシ]−2−プロパノン,(4−フルオロフェニル)ヒドラゾン
この副題化合物は、ステップ(i)から得られた生成物(1.6g)および4−フルオロフェニルヒドラジン(1.0g)を用い、実施例20ステップ(ii)の方法により製造した。
収量2.4g。
MS: APCI (+ve): 319 (M+1).
1H NMR DMSO-d6 δ 7.30 (d, 2H), 7.09 (m, 2H), 7.03 (d, 2H), 6.98 (d, 2H), 4.61 (s, 2H), 2.85 (q, 2H), 1.94 (s, 3H), 1.16 (t, 3H)
MS: APCI (+ve): 319 (M+1).
(iii) 3−[4−(エチルチオ)フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール
この副題化合物は、ステップ(ii)から得られた生成物(890mg)を用い、実施例20ステップ(iii)の方法により製造した。収量800mg。
MS: APCI (+ve): 302 (M+1).
(iv) 3−[4−(エチルスルホニル)フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール
DCM(20ml)中、ステップ(iii)から得られた生成物(800mg)の溶液に、3−クロロペルオキシ安息香酸(1.14g)を少量ずつ加え、この反応物を1時間攪拌した。この混合物を蒸発させ、25%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量200mg。
1H NMR DMSO δ 11.19 (s, 1H), 7.82 (d, 2H), 7.34 (m, 1H), 7.11 (d, 2H), 6.91 (m, 1H), 6.83 (d, 1H), 3.24 (q, 2H), 2.25 (s, 3H), 1.10 (t, 3H)
MS: APCI (+ve): 334 (M+1).
(v) 3−[4−(エチルスルホニル)フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、ステップ(iv)から得られた生成物(160mg)を用い、実施例20ステップ(iv)の方法により製造した。収量130mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.81 (d, 2H), 7.43 (m, 1H), 7.12 (d, 2H), 6.91 (m, 1H), 6.85 (d, 1H), 4.71 (s, 2H), 3.23 (q, 2H), 2.18 (s, 3H), 1.10 (t, 3H)
MS: APCI (-ve): 390 (M-1)
実施例30
3−[4−(エチルスルホニル)フェノキシ]−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸
(i) 1−[4−(エチルチオ)フェノキシ]−2−プロパノン,[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ヒドラゾン
この副題化合物は、実施例30ステップ(i)から得られた生成物(2.1g)および4−(トリフルオロメチル)フェニルヒドラジン(1.7g)を用い、実施例20ステップ(ii)の方法により製造した。収量3.5g。
MS: APCI (+ve): 369 (M+1).
(ii) 3−[4−(エチルチオ)フェノキシ]−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール
この副題化合物は、ステップ(i)から得られた生成物(3.2g)を用い、実施例20ステップ(iii)の方法により製造した。収量1.5g。
MS: APCI (+ve): 352 (M+1).
(iii) 3−[4−(エチルスルホニル)フェノキシ]−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール
アセトニトリル(100ml)中、ステップ(ii)から得られた生成物(1.4g)の溶液に、水(30ml)中、オキソン(1.0g)の溶液を加え、2時間攪拌した。さらなるオキソン(500mg)を加え、この反応物をさらに3時間攪拌した。この混合物を〜50mlまで蒸発させ、EtOAcで抽出し、メタ亜硫酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣を、30%酢酸エチル/イソヘキサンで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。収量1.2g。
1H NMR DMSO-d6 δ 11.61 (s, 1H), 7.83 (d, 2H), 7.55 (d, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.38 (d, 1H), 7.14 (d, 2H), 3.24 (q, 2H), 2.29 (s, 3H), 1.10 (t, 3H)
MS: APCI (+ve): 384 (M+1).
(iv) 3−[4−(エチルスルホニル)フェノキシ]−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、ステップ(iii)から得られた生成物(1.1g)を用い、実施例20ステップ(iv)の方法により製造した。収量380mg。
1H NMR DMSO δ 7.83 (d, 2H), 7.66 (d, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.14 (d, 2H), 4.83 (s, 2H), 3.24 (q, 2H), 2.22 (s, 3H), 1.09 (t, 3H)
MS: APCI (-ve): 440 (M-1)
実施例31
3−(4−シアノフェノキシ)−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸
(i) 4−(2−オキソプロポキシ)ベンゾニトリル
この副題化合物は、4−ヒドロキシベンゾニトリル(15.5g)を用い、実施例2ステップ(i)の方法により製造した。収量22.5g。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.75 (d, 2H), 7.08 (d, 2H), 4.98 (s, 2H), 2.15 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 174 (M+1).
(ii) 4−[[2−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ヒドラゾノ]プロピル]オキシ]ベンゾニトリル
この副題化合物は、ステップ(i)から得られた生成物(3.8g)および4−(トリフルオロメチル)フェニルヒドラジン(3.7g)を用い、実施例20ステップ(ii)の方法により製造した。収量2.8g。
1H NMR DMSO-d6 δ 9.61 (s, 1H), 7.78 (d, 2H), 7.51 (d, 2H), 7.23 (d, 2H), 7.19 (d, 2H), 4.78 (s, 2H), 2.00 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 334 (M+1).
(iii) 4−[[2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−3−イル]オキシ]−ベンゾニトリル
この副題化合物は、ステップ(ii)から得られた生成物(2.6g)を用い、実施例20ステップ(iii)の方法により製造した。収量1.7g。
1H NMR DMSO-d6 δ 11.61 (s, 1H), 7.80 (d, 2H), 7.55 (d, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.38 (d, 1H), 7.08 (d, 2H), 2.29 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 317 (M+1).
(iv) 3−(4−シアノフェノキシ)−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、ステップ(iii)から得られた生成物(1.4g)を用い、実施例20ステップ(iv)の方法により製造した。収量720mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.80 (d, 2H), 7.62 (d, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.07 (d, 2H), 4.66 (s, 2H), 2.20 (s, 3H)
MS: APCI (-ve): 373 (M-1).
実施例32
3−(4−シアノフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
(i) 4−[[(2−[(4−フルオロフェニル)ヒドラゾノ]プロピル]オキシ]ベンゾニトリル
この副題化合物は、実施例32ステップ(i)から得られた生成物(3.8g)および4−フルオロフェニルヒドラジン(2.7g)を用い、実施例20ステップ(ii)の方法により製造した。収量2.9g。
1H NMR DMSO-d6 δ 9.10 (s, 1H), 7.78 (d, 2H), 7.18 (d, 2H), 7.05 (m, 4H), 4.73 (s, 2H), 1.94 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 284 (M+1).
(ii) 4−[(5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)オキシ]ベンゾニトリル
この副題化合物は、ステップ(i)から得られた生成物(2.8g)を用い、実施例20ステップ(iii)の方法により製造した。収量1.4g。
1H NMR DMSO-d6 δ 11.20 (s, 1H), 7.78 (d, 2H), 7.34 (m, 1H), 7.05 (d, 2H), 6.91 (m, 1H), 6.81 (d, 1H), 2.24 (s, 3H)
MS: APCI (+ve): 267 (M+1).
(iii) 3−(4−シアノフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸
この標題化合物は、ステップ(ii)から得られた生成物(1.2g)を用い、実施例20ステップ(iv)の方法により製造した。収量430mg。
1H NMR DMSO-d6 δ 7.78 (d, 2H), 7.38 (m, 1H), 7.05 (d, 2H), 6.89 (m, 1H), 6.81 (d, 1H), 4.52 (s, 2H), 2.15 (s, 3H)
MS: APCI (-ve): 323 (M-1).
薬理学的データ
リガンド結合アッセイ
[H]PGDは、比活性100〜210Ci/mmolのものを、Perkin Elmer Life Sciencesから購入した。他の化学薬品は全て分析級のものとした。
rhCRTh2/Gα16を発現するHEK細胞は通常、10%ウシ胎児血清(HyClone)、1mg/mlゲネチシン、2mM L−グルタミンおよび1%非必須アミノ酸を含有するDMEM中で維持した。膜を調製するために、接着性のトランスフェクトHEK細胞を二層組織培養ファクトリー(Fisher、カタログ番号TKT−170−070E)中で密集まで増殖させた。最大レベルの受容体発現は、最後の18時間の培養中、500mMの酪酸ナトリウムの添加により誘導された。これらの接着性細胞をリン酸緩衝生理食塩水(PBS、50ml/セルファクトリー)で一度洗浄し、氷冷した膜ホモジネーションバッファー[20mM HEPES(pH7.4)、0.1mMジチオトレイトール、1mM EDTA、0.1mMフェニルメチルスルホニルフロリドおよび100μg/mlバシトラシン]50ml/セルファクトリーを添加することで解離させた。細胞を4℃、220xgで10分間遠心分離することでペレットととし、元の量の半分の新鮮な膜ホモジネーションバッファーに再懸濁させ、終始氷中で試験管を維持しながら、ポリトロンホモジナイザーを用い、2×20秒バーストで、破砕した。壊れなかった細胞を4℃、220xgで10分間の遠心分離によって除去し、膜画分を4℃、90000xgで30分間遠心分離することでペレットとした。最終的なペレットを、使用するセルファクトリー当たり4mlの膜ホモジネーションバッファー中に再懸濁させ、タンパク質含量を測定した。
膜を適当なアリコートとして−80℃で保存した。
アッセイは全て、底が透明なCorning白色96ウェルNBSプレート(Fisher)中で行った。アッセイの前に、CRTh2を含むHEK細胞膜をSPA PVT WGAビーズ(Amersham)にコーティングした。コーティングに関しては、4℃にて、膜をビーズとともに、通常、25μg膜タンパク質/mgビーズで、一晩一定の振盪をしながらインキュベートした。(最適なコーティング濃度は膜の各バッチで決定した。)これらのビーズを遠心分離(4℃、800xgで7分間)によりペレットとし、アッセイバッファー(5mM塩化マグネシウムを含有する50mM HEPES pH7.4)で一度洗浄し、最後に、アッセイバッファーにビーズ濃度10mg/mlで再懸濁した。
各アッセイには、20μlの6.25nM[H]PGD、20μl膜飽和SPAビーズ(いずれもアッセイバッファー中)および10μlの化合物溶液または13,14−ジヒドロ−15−ケトプロスタグランジンD(非特異的結合の測定のためにはDK−PGD、Cayman chemical company)を含んだ。化合物およびDK−PGDはDMSOに溶かし、同じ溶媒に必要な最終濃度の1/100まで希釈した。アッセイバッファーを加え、終濃度10%DMSOとし(このとき、化合物は必要な終濃度の10倍)、この溶液をアッセイプレートに加えた。このアッセイプレートを室温で2時間インキュベートし、Wallac Microbeta液体シンチレーションカウンター(1分/ウェル)にてカウントした。
式(I)の化合物のIC50値は、10μM未満である。具体的には、実施例9ではpIC50=6.75であり、実施例5ではpIC50=7.05であり、実施例6ではpIC50=7.95である。

Claims (12)

  1. 式(I):
    Figure 2007502804
    [式中、
    は、水素、ハロゲン、CN、ニトロ、SO、OH、OR、S(O)、SONR、CONR、NR、NRSO、NRSONR、NRCO、NRCOR、アリール、ヘテロアリール、C−Cアルケニル、C−CアルキニルまたはC1−6アルキルから選択される1以上の置換基であり、なお、この最後の5つの基は、ハロゲン、CN、NRSO、NRCO、NRCOR、ORおよびNR、S(O)(ここで、xは0、1または2である)から独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;
    は、水素、ハロゲン、CN、SOまたはCONR、CHOH、CHORまたはC1−7アルキルであり、なお、この最後の基は、ハロゲン原子、ORおよびNR、S(O)(ここで、xは0、1または2である)から独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;
    は、アリールまたはヘテロアリールであり、これらは各々、水素、ハロゲン、CN、ニトロ、OH、SO、OR、SR、SOR、SONR、CONR、NR、NHSO、NHCO、NHCOR、NRSO、NRCO、NRCOR、NHC1−6アルキルNR、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C1−6アルキルから独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく、なお、この最後の3つの基は、ハロゲン原子、CN、ORおよびNR、S(O)(ここで、x=0、1または2)から独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;
    は、アリール、ヘテロアリール、またはC1−6アルキルを表し、これらは全て、ハロゲン原子、アリール、ヘテロアリール、OR10、OH、NR1112、S(O)13(ここで、x=0、1または2)、CONR1415、NR14COR15、SONR1415、NR14SO15、CN、ニトロから独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;
    およびRは独立に、水素原子、C1−6アルキル基、またはアリール、またはヘテロアリールを表し、なお、この最後の3つの基は、ハロゲン原子、アリール、ORおよびNR1415、CONR1415、NR14COR15、SONR1415、NR14SO15;CN、ニトロから独立に選択される1以上の置換基により任意に置換されていてもよく;あるいは、
    およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S(O)(ここで、x=0、1または2)、NR16から選択される1以上の原子を任意に含み、それ自体C1−3アルキルにより任意に置換されていてもよい3〜8員の飽和複素環式環を形成していてもよく;
    およびR13は独立に、C−Cアルキル、アリールまたはヘテロアリール基を表し、これらは全て、ハロゲン原子により任意に置換されていてもよく;
    は、水素原子、C(O)R、C−Cアルキル(ハロゲン原子またはアリールにより任意に置換されていてもよい)、アリールまたはヘテロアリール基(ハロゲンにより任意に置換されていてもよい)を表し;
    、R10、R11、R12、R14、R15は各々独立に、水素原子、C−Cアルキル、アリールまたはヘテロアリール基(これらは全て、ハロゲン原子により任意に置換されていてもよい)を表し;かつ、
    16は、水素、C1−4アルキル、−COC−Cアルキル、COYC−Cアルキル(ここで、YはOまたはNRである)である]
    の化合物、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
  2. が水素、ハロゲン、ヘテロアリール、CF、アルキル、シアノ、CONR、SONR、SOアルキル、NRSO、NRCOR、NRSONRである、請求項1に記載の化合物。
  3. が水素、塩素、フッ素、NHSOMe、NHSOEt、SOMe、CF、NHCOMe、ピラジニル、またはNHSONMeである、請求項1に記載の化合物。
  4. がC1−6アルキルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. がメチルである、請求項4に記載の化合物。
  6. が1以上のハロゲン原子、CONR、SONR、シアノまたはSO基により置換されているフェニルである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. が塩素またはSOMe、CONHMe、CONHEt、CONHPr、NH(CH)NHまたはシアノにより置換されているフェニルである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  8. 3−(4−クロロフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    5−フルオロ−2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−[(メチルスルホニル)アミノ]−1H−インドール−1−酢酸;
    4−(アセチルアミノ)−3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(メチルスルホニル)−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−クロロフェノキシ)−5−[(エチルスルホニル)アミノ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−カルボキシフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    5−フルオロ−2−メチル−3−[4−[(メチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
    3−[4−[(エチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    5−フルオロ−2−メチル−3−[4−[[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−カルボキシフェノキシ)−5−クロロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    5−フルオロ−3−[4−(メトキシカルボニル)フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    5−クロロ−3−[4−(メトキシカルボニル)フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    5−クロロ−2−メチル−3−[4−[(メチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
    5−クロロ−3−[4−[(エチルアミノ)カルボニル]フェノキシ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    5−クロロ−2−メチル−3−[4−[[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸ナトリウム;
    3−[4−[[(2−アミノエチル)アミノ]カルボニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    2,5−ジメチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
    2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸;
    5−クロロ−α,2−ジメチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
    5−シアノ−2−メチル−3−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−クロロフェノキシ)−4−[(エチルスルホニル)アミノ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−クロロフェノキシ)−4−[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−ピラジニル−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−4−[[(1−メチルエチル)スルホニル]アミノ]−1H−インドール−1−酢酸;
    3−[4−[(ジメチルアミノ)スルホニル]フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    3−[4−(エチルスルホニル)フェノキシ]−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    3−[4−(エチルスルホニル)フェノキシ]−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−シアノフェノキシ)−2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−酢酸;
    3−(4−シアノフェノキシ)−5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−1−酢酸;
    から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物、およびその医薬上許容される塩。
  9. 治療に用いるための、請求項1〜8のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  10. プロスタグランジンD2が介在する疾病の処置方法であって、患者に、治療上有効な量の請求項1〜8で定義した式(I)の化合物、または医薬上許容される塩を投与することを含む、方法。
  11. 前記疾病が喘息または鼻炎である、請求項10に記載の処置方法。
  12. 式(I)の化合物の製造方法であって、式(II):
    Figure 2007502804
    (式中、R、RおよびRは式(I)で定義した通りであるか、またはその保護誘導体である)の化合物と式(IIA):
    Figure 2007502804
    (式中、R17はエステル形成基であり、Lは脱離基である)
    の化合物を塩基の存在下で反応させること、および任意にその後、いずれの順序であってもよいが、
    ・保護基を除去すること
    ・エステル基R17を対応する酸へと加水分解すること
    ・医薬上許容される塩または溶媒和物を形成すること
    を含む方法。
JP2006523677A 2003-08-18 2004-08-16 呼吸器系疾患の処置用医薬組成物のための置換インドール誘導体 Expired - Fee Related JP4709758B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE0302232-4 2003-08-18
SE0302232A SE0302232D0 (sv) 2003-08-18 2003-08-18 Novel Compounds
PCT/GB2004/003502 WO2005019171A1 (en) 2003-08-18 2004-08-16 Substituted indole derivatives for pharmaceutical composition for treating respiratory diseases

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007502804A true JP2007502804A (ja) 2007-02-15
JP2007502804A5 JP2007502804A5 (ja) 2007-09-27
JP4709758B2 JP4709758B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=28450248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006523677A Expired - Fee Related JP4709758B2 (ja) 2003-08-18 2004-08-16 呼吸器系疾患の処置用医薬組成物のための置換インドール誘導体

Country Status (18)

Country Link
US (1) US7709521B2 (ja)
EP (1) EP1656347B1 (ja)
JP (1) JP4709758B2 (ja)
AR (1) AR045462A1 (ja)
AT (1) ATE484494T1 (ja)
CY (1) CY1110977T1 (ja)
DE (1) DE602004029580D1 (ja)
DK (1) DK1656347T3 (ja)
ES (1) ES2352201T3 (ja)
MY (1) MY143367A (ja)
PL (1) PL1656347T3 (ja)
PT (1) PT1656347E (ja)
SA (1) SA04250255B1 (ja)
SE (1) SE0302232D0 (ja)
SI (1) SI1656347T1 (ja)
TW (1) TW200510303A (ja)
UY (1) UY28473A1 (ja)
WO (1) WO2005019171A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010074244A1 (ja) * 2008-12-25 2010-07-01 大正製薬株式会社 イソキノリン誘導体
JP2013519684A (ja) * 2010-02-11 2013-05-30 ヴァンダービルト ユニバーシティー mGluR4アロステリック増強剤としてのピラゾロピリジン、ピラゾロピラジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロチオフェンおよびピラゾロチアゾール化合物、組成物、および神経機能不全を治療する方法

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200307542A (en) 2002-05-30 2003-12-16 Astrazeneca Ab Novel compounds
SE0201635D0 (sv) 2002-05-30 2002-05-30 Astrazeneca Ab Novel compounds
SE0202241D0 (sv) * 2002-07-17 2002-07-17 Astrazeneca Ab Novel Compounds
SE0301569D0 (sv) 2003-05-27 2003-05-27 Astrazeneca Ab Novel compounds
SE0302232D0 (sv) 2003-08-18 2003-08-18 Astrazeneca Ab Novel Compounds
SE0303180D0 (sv) * 2003-11-26 2003-11-26 Astrazeneca Ab Novel compounds
DK1725553T3 (da) 2004-03-11 2008-08-18 Actelion Pharmaceuticals Ltd Tetrahydropyridoindolderivater
DK1833791T3 (da) 2004-12-27 2011-10-24 Actelion Pharmaceuticals Ltd 2,3,4,9-tetrahydor-1H-carbazolderivater som CRTH2 receptorantagonister
GB0500604D0 (en) 2005-01-13 2005-02-16 Astrazeneca Ab Novel process
GB0505048D0 (en) * 2005-03-11 2005-04-20 Oxagen Ltd Compounds with PGD antagonist activity
EP1916245B1 (en) 2005-07-22 2011-10-26 Shionogi & Co., Ltd. Indole derivative having pgd2 receptor antagonist activity
JP5064219B2 (ja) 2005-07-22 2012-10-31 塩野義製薬株式会社 Pgd2受容体アンタゴニスト活性を有するアザインドール酸誘導体
GB0521275D0 (en) * 2005-10-19 2005-11-30 Argenta Discovery Ltd 3-Aminoindole compounds
JP2009538289A (ja) 2006-05-26 2009-11-05 アストラゼネカ・アクチエボラーグ ビアリールまたはヘテロアリール置換インドール
DK2037967T3 (en) * 2006-06-16 2017-03-13 Univ Pennsylvania PROSTAGLANDIN-D2 RECEPTOR ANTAGONISTS FOR TREATMENT OF ANDROGENETIC ALOPECI
US20150072963A1 (en) * 2006-06-16 2015-03-12 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Compositions and methods for regulating hair growth
DK2046740T3 (da) 2006-07-22 2012-08-20 Oxagen Ltd Forbindelser med CRTH2-antagonistisk virkning
AU2007282949B8 (en) 2006-08-07 2012-10-04 Actelion Pharmaceuticals Ltd. (3-Amino-1,2,3,4-tetrahydro-9H-carbazol-9-yl)-acetic acid derivatives
BRPI0810524B8 (pt) 2007-04-11 2021-05-25 Kissei Pharmaceutical derivado de (aza)indol, inibidor de xantina oxidase e composição farmacêutica compreendendo o dito derivado
US7960567B2 (en) * 2007-05-02 2011-06-14 Amgen Inc. Compounds and methods useful for treating asthma and allergic inflammation
ATE502920T1 (de) 2007-12-14 2011-04-15 Pulmagen Therapeutics Asthma Ltd Indole und ihre therapeutische verwendung
PT2250161E (pt) 2008-01-18 2014-01-21 Atopix Therapeutics Ltd Compostos tendo atividade antagonista de crth2
US7750027B2 (en) * 2008-01-18 2010-07-06 Oxagen Limited Compounds having CRTH2 antagonist activity
US20100022613A1 (en) 2008-01-22 2010-01-28 Oxagen Limited Compounds Having CRTH2 Antagonist Activity
WO2009093029A1 (en) 2008-01-22 2009-07-30 Oxagen Limited Compounds having crth2 antagonist activity
WO2009151910A2 (en) * 2008-05-25 2009-12-17 Wyeth Combination product of receptor tyrosine kinase inhibitor and fatty acid synthase inhibitor for treating cancer
BRPI1012980A2 (pt) * 2009-05-19 2016-03-29 Vivia Biotech Sl dispositivo e métodos para analisar a capacidade de resposta celular e a resposta de células neoplásticas a drogas
KR101752932B1 (ko) * 2009-07-06 2017-07-03 아스트라제네카 아베 4-(아세틸아미노))-3-[(4-클로로-페닐)티오]-2-메틸-1h-인돌-1-아세트산의 중간체 및 그의 제조 방법
TWI562987B (en) 2010-03-22 2016-12-21 Actelion Pharmaceuticals Ltd 3-(heteroaryl-amino)-1,2,3,4-tetrahydro-9h-carbazole derivatives and their use as prostaglandin d2 receptor modulators
WO2011162274A1 (ja) 2010-06-23 2011-12-29 大正製薬株式会社 イソキノリン誘導体
EP2457900A1 (en) 2010-11-25 2012-05-30 Almirall, S.A. New pyrazole derivatives having CRTh2 antagonistic behaviour
EP2697223B1 (en) 2011-04-14 2016-07-13 Actelion Pharmaceuticals Ltd. 7-(heteroaryl-amino)-6,7,8,9-tetrahydropyrido[1,2-a]indol acetic acid derivatives and their use as prostaglandin d2 receptor modulators
EP2526945A1 (en) 2011-05-25 2012-11-28 Almirall, S.A. New CRTH2 Antagonists
EP2548863A1 (en) 2011-07-18 2013-01-23 Almirall, S.A. New CRTh2 antagonists.
EP2548876A1 (en) 2011-07-18 2013-01-23 Almirall, S.A. New CRTh2 antagonists
US20140328861A1 (en) 2011-12-16 2014-11-06 Atopix Therapeutics Limited Combination of CRTH2 Antagonist and a Proton Pump Inhibitor for the Treatment of Eosinophilic Esophagitis
AU2013235439B2 (en) 2012-03-21 2017-11-23 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Compositions and methods for regulating hair growth
PL3119779T3 (pl) 2014-03-17 2019-01-31 Idorsia Pharmaceuticals Ltd Pochodne kwasu azaindolooctowego i ich zastosowanie jako modulatorów receptora prostaglandyny d2
JP6484644B2 (ja) 2014-03-18 2019-03-13 イドーシア ファーマシューティカルズ リミテッドIdorsia Pharmaceuticals Ltd アザインドール酢酸誘導体及びプロスタグランジンd2受容体調節剤としてのそれらの使用
GB201407807D0 (en) 2014-05-02 2014-06-18 Atopix Therapeutics Ltd Polymorphic form
GB201407820D0 (en) 2014-05-02 2014-06-18 Atopix Therapeutics Ltd Polymorphic form
TWI695831B (zh) 2014-09-13 2020-06-11 香港商南北兄弟藥業投資有限公司 Crth2拮抗劑化合物及其用途
EP3328500B1 (en) 2015-07-30 2023-04-12 The Trustees of the University of Pennsylvania Single nucleotide polymorphic alleles of human dp-2 gene for detection of susceptibility to hair growth inhibition by pgd2 antagonists
MX2018003202A (es) 2015-09-15 2018-06-08 Idorsia Pharmaceuticals Ltd Formas cristalinas.

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4856667A (ja) * 1971-11-03 1973-08-09
JPH06500557A (ja) * 1990-08-20 1994-01-20 アボツト・ラボラトリーズ ロイコトリエン生合成を阻害するインドール誘導体
WO2001092224A1 (en) * 2000-05-31 2001-12-06 Astrazeneca Ab Indole derivatives with vascular damaging activity
JP2002098702A (ja) * 2000-07-07 2002-04-05 Pfizer Prod Inc プロスタグランジンd2により媒介される疾病状態の治療に有用な化合物の同定方法

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0615542B2 (ja) 1986-07-22 1994-03-02 吉富製薬株式会社 ピラゾロピリジン化合物
WO1993005020A1 (en) 1991-09-06 1993-03-18 Merck & Co., Inc. Indoles as inhibitors of hiv reverse transcriptase
FR2692574B1 (fr) 1992-06-23 1995-06-23 Sanofi Elf Derives hydroxy-4 benzenethio, leur preparation ainsi que leur utilisation pour la preparation de derives aminoalkoxybenzenesulfonyles.
AU6254294A (en) 1993-02-24 1994-09-14 Merck & Co., Inc. Inhibitors of hiv reverse transcriptase
US5486525A (en) * 1993-12-16 1996-01-23 Abbott Laboratories Platelet activating factor antagonists: imidazopyridine indoles
US5567711A (en) * 1995-04-19 1996-10-22 Abbott Laboratories Indole-3-carbonyl and indole-3-sulfonyl derivatives as platelet activating factor antagonists
TW472045B (en) 1996-09-25 2002-01-11 Astra Ab Protein kinase C inhibitor compounds, method for their preparation, pharmaceutical composition thereof and intermediate used for their preparation
AR017256A1 (es) 1997-08-21 2001-09-05 American Home Prod Compuestos de indol sustituidos, metodo para la sintesis en fase solida de los mismos, conjuntos de combinacion para ser empleados en dicho metodo, uso delos compuestos para preparar un medicamento y composiciones farmaceuticas que los comprenden
WO1999032112A1 (en) 1997-12-19 1999-07-01 Eli Lilly And Company Method for treating diabetes
US6916841B2 (en) * 1998-02-25 2005-07-12 Genetics Institute, Llc Inhibitors of phospholipase enzymes
WO2000078761A1 (en) 1999-06-23 2000-12-28 Sepracor, Inc. Indolyl-benzimidazole antibacterials, and methods of use thereof
WO2001032621A1 (fr) 1999-10-29 2001-05-10 Wakunaga Pharmaceutical Co., Ltd. Nouveaux derives d'indole, et medicaments contenant lesdits derives comme principe actif
IL150388A0 (en) 1999-12-24 2002-12-01 Aventis Pharma Ltd Azaindoles
US6933316B2 (en) * 2001-12-13 2005-08-23 National Health Research Institutes Indole compounds
BR0307406A (pt) 2002-02-01 2004-12-28 Hoffmann La Roche Indóis substituìdos como agonistas alfa-1
SE0200356D0 (sv) 2002-02-05 2002-02-05 Astrazeneca Ab Novel use
SE0200411D0 (sv) 2002-02-05 2002-02-05 Astrazeneca Ab Novel use
AU2003231509A1 (en) 2002-05-16 2003-12-02 Shionogi And Co., Ltd. Compound exhibiting pgd 2 receptor antagonism
TW200307542A (en) 2002-05-30 2003-12-16 Astrazeneca Ab Novel compounds
SE0201635D0 (sv) 2002-05-30 2002-05-30 Astrazeneca Ab Novel compounds
SE0202241D0 (sv) * 2002-07-17 2002-07-17 Astrazeneca Ab Novel Compounds
SE0202463D0 (sv) 2002-08-14 2002-08-14 Astrazeneca Ab Novel compounds
SE0301569D0 (sv) * 2003-05-27 2003-05-27 Astrazeneca Ab Novel compounds
SE0302232D0 (sv) 2003-08-18 2003-08-18 Astrazeneca Ab Novel Compounds
WO2005040114A1 (en) 2003-10-14 2005-05-06 Oxagen Limited Compounds having crth2 antagonist activity
SE0303180D0 (sv) * 2003-11-26 2003-11-26 Astrazeneca Ab Novel compounds
GB0500604D0 (en) 2005-01-13 2005-02-16 Astrazeneca Ab Novel process
GB2422831A (en) 2005-02-04 2006-08-09 Oxagen Ltd Pyrrolopyridines and their use in the treatment of diseases mediated by PGD2 at the CRTH2 receptor
JP2009538289A (ja) 2006-05-26 2009-11-05 アストラゼネカ・アクチエボラーグ ビアリールまたはヘテロアリール置換インドール
JP2009539782A (ja) 2006-06-08 2009-11-19 ニューロキー エイ/エス 低体温誘導薬剤の使用方法
KR20090023645A (ko) 2006-06-28 2009-03-05 사노피-아벤티스 신규한 cxcr2 억제제

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4856667A (ja) * 1971-11-03 1973-08-09
JPH06500557A (ja) * 1990-08-20 1994-01-20 アボツト・ラボラトリーズ ロイコトリエン生合成を阻害するインドール誘導体
WO2001092224A1 (en) * 2000-05-31 2001-12-06 Astrazeneca Ab Indole derivatives with vascular damaging activity
JP2002098702A (ja) * 2000-07-07 2002-04-05 Pfizer Prod Inc プロスタグランジンd2により媒介される疾病状態の治療に有用な化合物の同定方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010074244A1 (ja) * 2008-12-25 2010-07-01 大正製薬株式会社 イソキノリン誘導体
JPWO2010074244A1 (ja) * 2008-12-25 2012-06-21 大正製薬株式会社 イソキノリン誘導体
US8461329B2 (en) 2008-12-25 2013-06-11 Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. Isoquinoline derivative
JP2013519684A (ja) * 2010-02-11 2013-05-30 ヴァンダービルト ユニバーシティー mGluR4アロステリック増強剤としてのピラゾロピリジン、ピラゾロピラジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロチオフェンおよびピラゾロチアゾール化合物、組成物、および神経機能不全を治療する方法

Also Published As

Publication number Publication date
ES2352201T3 (es) 2011-02-16
PL1656347T3 (pl) 2011-02-28
SI1656347T1 (sl) 2011-01-31
SE0302232D0 (sv) 2003-08-18
ATE484494T1 (de) 2010-10-15
UY28473A1 (es) 2005-03-31
US7709521B2 (en) 2010-05-04
TW200510303A (en) 2005-03-16
SA04250255B1 (ar) 2009-02-25
JP4709758B2 (ja) 2011-06-22
EP1656347A1 (en) 2006-05-17
MY143367A (en) 2011-04-29
CY1110977T1 (el) 2015-06-11
EP1656347B1 (en) 2010-10-13
US20060264444A1 (en) 2006-11-23
DK1656347T3 (da) 2011-01-10
AR045462A1 (es) 2005-10-26
DE602004029580D1 (de) 2010-11-25
PT1656347E (pt) 2010-12-09
WO2005019171A1 (en) 2005-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4709758B2 (ja) 呼吸器系疾患の処置用医薬組成物のための置換インドール誘導体
JP4541361B2 (ja) 新規3位硫黄置換インドール
JP2007512299A (ja) 呼吸器系疾患の処置に有用な1−酢酸−インドール、−インダゾールおよび−ベンズイミダゾール誘導体
JP4588018B2 (ja) 新規化合物
JP2009538289A (ja) ビアリールまたはヘテロアリール置換インドール
CN101326161B (zh) 新颖的化合物

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070809

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110318

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees