JP2007501645A - 混合装置 - Google Patents

Abstract

【課題】コスト効率を向上させ、使い捨ての場合でも十分に食品を混合するよう構成された装置を提供することにある。
【解決手段】コンテナベース（１０）とコンテナリッド（１２）とを有し、コンテナリッド（１２）には、一方の端部が該リッドを通して混合部に伸張し、他方の端部が駆動モーターに接続された、リッド支持混合手段（１４）が備えられている混合装置において、駆動の際、通常コンテナが反転されると、混合要素がコンテナの中身を混合する。リッドは、周スロット（１３）を有するリム部を備え、コンテナ（１０１３）の先端は、リッドがコンテナに取り付けられる際にスロットに挿入される。これにより混合中のリッドとコンテナとの結合が向上する。リム部内のリッドにより混合手段が支持され、混合中、上記構造はロック状態で維持される。
【選択図】図１

Description

本発明は、混合装置、特に、消費前に食品を混合するための混合装置に関する。

リッドが取り付けられたコンテナの内容物を、コンテナ内でブレンドする混合装置、特にブレンド装置が提案されている。

本発明は、コスト効率を向上させ、使い捨ての場合でも十分に食品を混合するよう構成された装置を提供することにある。

本発明の混合装置は、コンテナベースとコンテナリッドとを有し、コンテナリッドには混合手段が取り付けられている。この混合手段は、リッドを通して伸張し、一方の端部にコンテナ外部の駆動モーターの接続手段を、他方の端部に駆動手段の作動時にコンテナの内容物を混合する混合要素と、を有する。混合手段は、リッドの開口部を通して配されるシャフト部を含み、接続手段が組み込まれている。混合要素は、シャフト部に連動してこれと共に回転し、コンテナリッドは、リッドとコンテナがセットされる際に配されるコンテナの先端縁が差し込まれる周スロットを形成するリム部を有する。

コンテナリッドのリム部は、連続してそれぞれ逆向きの周部から構成されることが望ましい。周部の一方はリッドとコンテナとのセットの際にコンテナの内側壁に近接して配され、スロットの片面を形成し、コンテナへと伸張している。

上記周部の他方は、側壁の内側に間隔があけられ、上記一方の部分に曲線接合部を有すると都合がよい。

上記周スロットは、コンテナの外側先端縁の周囲に伸張するよう構成された外側部、コンテナ内へと伸張するよう構成された内側部とによって形成され、内側部は、コンテナの軸方向において、外側部よりも長く伸張しており、その距離は上記長さの２倍から６倍の範囲である。

混合要素部は開口部を有し、この中にシャフト部が配され、上記開口部へとロックされる。

前記混合手段は、リッド上に取り付けられ、シャフト部はリッドの開口部の一方の端部へと最初に挿入され、混合要素部は、シャフトの反対側の端部にあるシャフト部へとロックされる。

リッドと共に取り付けられたワンピース混合手段を備えることも可能である。

混合部はシャフト部に留められ、シャフト部のショルダー手段によって固定されることが望ましい。混合部とシャフト部を、溶接によって一体化させることもできる。

上記装置は、セットされたコンテナとリッドの支持部とクランプ部材とを有し、リッドは該支持部上にあり、クランプ部材は、リッドと対向するコンテナの端部に係合し、クランプ部材が往復移動可能な混合手段の作動中に、セットされたコンテナとリッドの位置を定めるように移動可能である。セットされたコンテナとリッドをクランプするよう、コンテナに接触する際、コンテナに対して支持部の方向に所定の力がかけられる。

クランプ部材は、ばね手段を介して固定部材に接続され、クランプ力が所定レベルを超えた場合、ばね手段は収縮し、クランプ部材の動きを停止させるよう、信号が生成される。このような構成において、クランプ部材は、コンテナと係合可能であり、コンテナの側縁を超えて伸張し、クランプ動作の障害物を検出するスイッチ手段を有するクランプ面を含む。

コンテナリッドは、一方のリッドが他のリッドの中に入れ子式に収納可能か、積み重ね可能であると都合がよい。

混合手段が取り付けられたコンテナリッドも、積み重ね可能あるいは入れ子式に収納可能に構成されていることが望ましい。

コンテナの内容物が、その混合時にシャンク部とリッドへの開口部との協働面に接触、潤滑および／または冷却可能なように、潤滑および／または冷却手段を含めてもよい。

コンテナリッドは、閉鎖手段に製品へアクセスするための開口部を含めることができ、これにより、混合動作の完了後、この開口部は、内容物へのアクセス時に開口可能となる。

コンテナリッドは、混合手段の作動前、作動中、あるいは作動後においてコンテナ内の材料と共に混合される製品を保持する保持手段を含めることができる。この保持手段にはポケットを備えることもでき、ポケットの開口部を通して、製品がポケットへと導入される。

このポケットは、コンテナ内の製品のポケットへの導入を可能とするメッシュ手段を含めることができる。

ポケットは、コンテナ内の製品を炭酸化する炭酸手段を有するよう構成されてもよい。またポケットに、製品に添加するフレーバーあるいは他の添加物を含めることもできる。

まず図１乃至３は、底部端１０Ａに向けて内側にテーパー状をなし、上端に折り返されたリップ１０Ｂを有する、通常紙コップ状のコンテナあるいはコンテナベース１０を含む共通要素を有する３種類の混合装置を示す。コンテナ１０は、紙の代わりに、例えば射出成形プラスチックなどのプラスチックでの形成も可能である。

使用時、コンテナにはリッド１２が取り付けられている。このリッド１２には、リップすなわちリム１０Ｂに取り付けられ、リッド１２について回転するよう構成されたブレンド要素１４を支持するよう折り返し周縁部１３が設けられている。

ブレンド要素１４は、ブレンド作動中にブレンド要素１４と駆動係合するよう構成され、上方に向けられた駆動シャフト４１を有する駆動モーター４０により回転される。

図１乃至３において、コンテナ１０およびリッド１２に取り付けられたブレンド要素１５は、コンテナ内の製品がブレンドされる位置に反転して示されている。この位置では、コンテナはリッド１２を一番低い位置として反転され、上記構造はリッド１２の外縁下に位置する環状支持部材４２上に支持される。

コンテナ１０は、テーパー状の台座すなわちホルダー４３に支持、受容されており、ホルダー４３は、コンテナ１０の外側形状に沿ってテーパー状をなし、コンテナの上部端に向けて伸張することで、ホルダー４３の上部縁がコンテナリップＢに係合される。ホルダー４３、台４２およびリッド１２の上縁により、それぞれの場合において、コンテナが反転したり、ブレンダーがブレンド以前に作動したり、といった場合を含めたブレンド装置の運転のすべての段階において、リッドとコンテナとのシールが維持される。ユーザーに対して直立あるいは斜めの場合、コンテナはホルダー内に配される。

通常、ホルダー４３は、最上部の幅広端部において、最初は直立あるいは縦方向斜めの位置にある。コンテナ１０は、コンテナおよびリッドの構造をホルダーへと落下させることでホルダー内にセットされる。ホルダーは、ブレンド要素１４を駆動モーター４０上に配し、リッドが支持部４２へと配される位置へと反転される。ブレンド操作のため、反転位置に維持するよう、下向きのクランプ力Ｆが通常ホルダー４３にかけられている。モーター４０が作動され、駆動シャフト４１が、リッド１２から外側に向けられた開口部２０を介してブレンド要素１４と係合されている。駆動シャフト４１の回転によりブレンド要素１４がコンテナ１０の製品内で回転する。この動作により、製品をブレンドあるいは混合し、コンテナ内での混合あるいはブレンドが適切に行われるようにする。

混合動作が所望時間実施されると、クランプ力Ｆは解除され、駆動シャフト４１とブレンド要素１４との係合が解除され、コンテナを内部に含むカップホルダーが支持部４２から外れる。反転され、ホルダー４３から開放された、コンテナ内の製品は消費可能な状態となる。以上説明したように、ブレンドすべきコンテナの内容物は、所望の温度および濃度であることが前提となっているが、必要であれば、ブレンド動作の前に内容物を加熱あるいは冷却することもできる。製品に加熱が必要な場合、ブレンド装置作動前あるいはそのままの状態で、コンテナ内の製品にマイクロ波を放射することにより加熱が可能である。

図１、２、３に示す実施態様は、主としてリッド１２の形状の相違により、互いに異なっていることがわかる。図１に示す実施態様では、リッド１２は、通常コンテナの中心軸について直角な平面をなす。上記リッド１２には、側面に凹部１５を有し、下向き軸方向の突出部１３により定められた円形の中心開口部１１が形成されている。

図２に示すように、リッド１２は、外部リム１３と中心開口部１１が設けられているが、より複雑な形状を有する。図２では、リッドは中央に開口部１１を有する部分球状中心部１２Ａにより形成されており、球状部１２Ａの外縁は、約１８０度曲げられ、コンテナ１０の上部縁に向かってその内壁に近接して整列された外部１２Ｂが形成される。半球状部１２Ａは、図示の接線部１２Ｃを有し、１２Ｄにて直角に曲げられることで該部分１２Ｃと１２Ｂ間の移行がなされる。あるいは、屈曲部１２Ｄは、曲線状としてもよい。

部分１２Ｄはコンテナの上部端よりも下方に位置し、半球状部１２Ａは、コンテナの上部縁を越えて突出するとともに、コンテナの内部が見えるような透明領域が得られる。ブレンド要素１４が作動される領域は、図のような反転位置では、コンテナ内の製品が効果的にブレンドできるよう、部分的に球形となっていることに注意されたい。コンテナ開口部の縁は、コンテナの内壁に沿い、これに接触して伸張する半径方向内側面を有する周スロットを形成する部分１２Ｂおよび突出部１３の間に配される。

図３に示す構成は、リッド１２のさらに別の形態を示している。これは図２に示すリッド１２と類似しているが、半球状部１２Ａの寸法が短くされており、該部分１２Ａの上部端は、コンテナ１０の上部端の高さとほぼ等しくなっている。

図３に示す構成により、ブレンダー１４が作動し、適正なブレンド動作を確実にするような曲線下面を有する領域が得られ、リッドは透明な材料から作られてもよい。

図２および３に示す実施形態は、コンテナ１０上のリッド１２のおさまりを良くし、コンテナからの漏れやリッドの脱落などの抑制に非常に有用である。これが達成される方法として、コンテナの上部端の内部側壁に沿って伸張するリッド１２の部分１２Ｂにより、優れたシール性が得られ、コンテナ内での収容が可能となる。このような構成により、コンテナの容量の損失を最小限とすることができる。これは、コンテナのリッドの半球状部１２Ａがコンテナの上部端を越えて伸張するような構成とすることで達成される。カップホルダー４３の使用は、図１、２、３に示すように、リム１０Ｂとリッド１２とのシールを維持する際の助けとなっている。ブレンダー１４とこれに付随するリッドの詳細な構成については、後に説明される実施形態と関連して説明する。部分１２Ｂがコンテナへと伸張する範囲は、適正なシール性を得るために変更可能である。部分１２Ｂの軸範囲は、外部折り返し縁１３の深さの２倍から１２倍の範囲内にあることが望ましい。すなわち図８Ａに示すように、Ｙは２Ｘから１２Ｘの範囲内にあることが望ましい。

図４乃至７において、リッド１２および付属のブレンド要素１４が示されており、先に記載の実施形態と類似の部品には、同一の参照番号が付されている。ブレンド要素１４は、ワンピースタイプの構造をとり、一方の端が外側に突き出ているリップ１９として作用するシャフト１６を有する。シャフト１６の他方の端には、軸から径方向外側に伸張する一組のブレンド用ブレード１７が配されている。

シャフト１６は、リッド１２の中心開口部に配され、その周囲には、軸方向要素３０がリッドと一体的にアーチ状に形成されている。この軸方向要素３０は、それぞれ隙間３１をあけて周方向に配されている。各要素３０の各縁部に沿って、傾斜面３２が形成され、この傾斜面３２と隙間３１とにより、ブレンド中、コンテナ内の製品をシャフト１６と要素３０との小スペースへと導入する手段が形成される。この手段により、シャフトの外表面は潤滑、冷却される。これはブレンド要素１４がブレンド中に高速で回転され、シャフト１６は、この要素１４に構造強度をもたらすよう比較的径が大きくなっているためである。ブレンドされる製品が冷えており、ブレンド工程が短い場合、このような潤滑が望ましいが、必ずしも必要ではない。通常コンテナはブレンド時には反転されているので、ブレンド要素１４は製品中に浸漬され、製品はシャフト１４の外表面に接触する。このような製品により、シャフトと要素３０との間に潤滑剤および冷却剤の膜が形成される。

シャフト１６は、軸方向の圧力をかけることで開口部に配され、シャフト１６の開口部への挿入時、リップ１９が開口部へと伸張すると、開口部の外部端の凹部へと配されることでブレンド要素がリッドに確実に固定される。要素１４の外端部には内部に凹部が形成され、開口部２０において、駆動シャフト４１が開口部２０内へと挿入され完全に係合することが可能で、ブレンド時にブレンド要素１４を駆動できるような形状となっている。例えばアイスクリームのブレンドのような、激しいブレンド動作中に接続が強化されるよう、シャフト４１が開口部に取り付けられる。

図４乃至７に示す構成において、リッドの外リム１３にはリム１４からリッドの先端へと通常軸方向に伸張するスリット３４が形成されている。該スリット３４は、リッドをコンテナ上に配しやすくし、リムはこのような係合中に外側に曲がることができる。これは、コンテナが紙や厚紙でできている場合、特に重要である。寸法の多少異なるコンテナにリッドを合わせる際にも、上記構成が適用される。これは、スリットによるたわみ性が、寸法の異なるリムを有する寸法の異なるコンテナに対してリッドを適合できるようにしているためである。上記スリットの幅は概ね１ｍｍとし、リムの内縁に非常に近接して伸張している。

図８乃至１０に示すリッド構造について、先に記載の実施形態および図３に対応する図８−１０に示すリッド構造と類似の部品には、同一の参照番号が付されている。この場合、ブレンド要素は、二つの部分から構成されている（図１０を参照のこと）。ひとつの部分１４Ａをシャフト部、もうひとつの部分１４Ｂをブレード部と称する。シャフト部１４Ａは、ブレンド要素１４の支持面を共に形成する要素３０によって画成されたリッドの開口部内に配される筒部５０を有する。筒部５０の一方の端部はフランジ５１であり、リッドの中央開口部の周囲に形成されている凹部１５内に配されることで、ブレンド要素をその一方の端部で固定している。

部分１４Ａは、使用時にブレンド要素のブレード部１４Ｂが配される筒部５２をさらに含む。筒部５０と５２の中間には、セット時にブレード部１４Ｂが収容される部分５４が設けられている。

実際には、シャフト部１４Ａはリッドの開口部へと挿入され、リッドの反対側から部分５２が挿入される中央開口部５６を有するブレード部１４Ｂが導入される。ブレード部１４Ｂは、シャフト部１４Ａ上に押されて両方が一緒にされる位置とし、開口部５６の内縁を部分５４の溝に係合させることで、その位置でロックされるか、あるいは解除防止のためにブレード部４２が配されている部分５２にショルダー部が設けられている。

このような構成において、上記二つの部分１４Ａ，１４Ｂはリッドに取り付けられた後に一体にロックされ、開口部内のリッドについて回転可能とすることで、ブレンド動作を確実に実施させる。

ブレンド要素１４の外側は、見映えを良くするため、リッドの上面と同一面となっている。いったん取り付けられると、図１１に示すように、リッドとブレンド要素は、搬送の便宜上入れ子状に収納可能となっている。このように入れ子状の収納を補助するため、リッドの部分１２Ｄが係合されるようなラグ５６が設けられている。

製品がコンテナ１０から容易に利用できるように、中央軸の一方から変位した開口部５８が形成されており、開口部５８へと配される閉鎖部材６０が上部の開口側に設けられている。この閉鎖部材６０は、ユーザーの要求に応じて開閉できるよう、６２とヒンジ結合されている。

図１１は、図８および９に示した種類の一連のリッドが、ブレンド要素とリッドの製造および両者の取り付け後に積み重ねられた状態を示す。同じ構成要素については、同一の参照番号が付されている。同図において、部分１２Ｄは、近接したリッド上の部分１２Ｃと１２Ｂとの間に配されている。一方、該部分１２Ｄは、ラグ５６に対して係合することで、リッドが入れ子状態から取り出し可能となる。ただし、リッドが入れ子状に収容可能なことは必ずしも重要ではない。

ブレンド要素のシャフト部５２は、入れ子状での収納時、ブレンド要素の駆動シャフト端部の開口部内に取り付けられる。ブレンド要素１４のブレード１７の平面部は、１２Ｅでリッドの上面に合わされ、リッドの入れ子状の収納や取り出しの補助となる。

入れ子状収納により、セットされたリッドとブレンド要素が、リッドがコンテナベースに取り付けられる位置に対してスペースをとることなく運搬されるようになった。

図１２は、領域１２Ｅのリッドの上部にコンテナへと下向きにポケット６０が形成され、コンテナからポケットへと接触する側壁に開口部６２を有する、図８−９と同様のリッドの部分を詳細に示している。ポケット６０の外側に向けて、ポケット６０内と密に適合され、開口部６２をシールし、製品のポケット６０からコンテナ外側への通過を防止するような形状を有するホルダー６６が形成されている。

ホルダー６６に、混合中、製品に必要な添加剤を含めてもよい。特にコンテナ内の製品との接触時に添加剤が製品と反応することで、所望の効果が得られる。ホルダー６６には、製品との接触時にコンテナの内容物を炭酸化する材料が含まれている場合もある。コンテナ内の製品が開口部６２に達し、ホルダー６６に入ったときにこのような炭酸化作用が始まる。内容物と炭酸化材料との反応により、炭酸化作用が始動し、コンテナが反転されて内容物がブレンドされる際に炭酸化が実行される。

図１３において、図１２に示すものと類似の用途の構造が示され、同一の構成要素には同一の参照番号が付される。図１３の構成は、開口部６４をシールするホルダー６６ではなく、炭酸化製品の同様のホルダー６７が、ポケット６０の上端部にて開口部６４をシールする閉鎖部材６８が設けられたポケット６０に配されている点が主な相違点である。閉鎖部６８はリッドの側縁部１３に向かってピボット状に作動され、図示のように開状態と、閉鎖部材６８が開口部６４上にピボット状に移動された閉状態との間でピボット状に移動される。

本実施形態のホルダー６７は、液体透過性を有する袋として、コンテナの内容物との接触時、炭酸化材料が活性化し、二酸化炭素が製品へと導入されるよう構成されている。

コンテナおよびリッドの構造の使用時、様々な手段により、該構造を良好に構成し、漏れの防止や、該構造が確実に完全なものとされる。

上述のように、コンテナへのリッドの取り付けは、上記を確実にするために実施される。また、作業者に依存せねばならないというよりは、充填位置において、あるいは取り出し位置で充填が実施された場合、この構造にはクランプ機構を備えることができ、コンテナへのリッドの取り付け後、所定の圧力に達し、この圧力が開放されるまで、圧力板あるいは他のクランプがコンテナとリッドの端部間に取り付けられる。そしてこの構造は反転され、製品はブレンド待機状態となる。

コンテナへのリッドの取り付け後、これらの部品はヒートシールあるいは他の方法で一体化される。

先に記載した実施形態と同一の部品には同一の参照符号が付されている図１４において、別の形態のリッド１２と付属のブレンド手段が示されている。リッド１２は、コンテナ端の外縁に取り付けられる外リム１３と、その外縁に向かってコンテナの内壁に接触あるいは近接して配されたコンテナへと伸張する内側部１２Ｂとを有する、図３、８、９に示すものと類似し、コンテナの開口縁に位置する周スロットが、上記部分１３と１２Ｂとの間に形成されている。

上述のように、コンテナリッドは、反転部１２Ｄを通して部分１２Ｂと結合する、外側凸部１２Ａ、１２Ｅを有する。

外側凸部１２Ａ，１２Ｅの中心には、二部品ブレンド手段１４が取り付けられる、開口部Ｏが形成されている。ブレンド手段１４のシャフト部１４Ａは、一方の端にブレンド手段とモーター駆動装置４１とを接続する接続手段を有するとともに、外面５０上においてブレンド要素部１４Ｂの開口部５６に配されるシャフト１６を有する。

ブレンド手段とリッド１２の取り付けは、シャフト部１４Ａを開口部Ｏと１４Ｂに形成された開口部５６に通すことでなされる。表面５０には、開口部５６の外端により位置決めされるショルダー部を形成することができ、１４Ａと１４Ｂは、取り付け後に共に溶接される。表面５０は、開口部Ｏの表面により位置決めされ、過熱される可能性を抑えるような比較的小径の支持面が形成される。

リッド１２の部分１２Ｅには開口部５８が形成されており、これは、例えばストローなど、ブレンドされたコンテナの内容物に挿入されるために設けられている。

ブレンド中に開口部５８上に配されているのは、取り外し可能な閉鎖部あるいはラベル５８Ａであり、リッドに接着結合され、必要時にははがすことが可能である。

図１５において、ブレンド動作中のコンテナ１０およびリッド１２の構造の別の支持構成が示されている。コンテナ１０およびリッド１２の構造は、前述のように駆動モーター用ハウジングの支持部４２上で反転されている。

クランプ構造７５は、該構造上のブレンド位置に配されており、コンテナに対して上下に移動するアクチュエータモーター８０により駆動されるアクチュエータ７８の下方端に支持された往復コンテナ係合部材７７が含まれる。

クランプ構造は剛性マウントブラケット８２上に取り付けられ、これに対して圧縮ばね８４により相対移動がなされる。該構造は、支持ボルト８６により移動可能に支持されている。ブラケット８２に向かう構造の移動は、圧縮ばね８４の抗力に反し、ばね８４の動作に対してブラケット８２に関するアクチュエータの動きを検出するスイッチ８８が設けられている。

クランプ部材７７は、コンテナ１０の小径端と係合し、ブレンド中にこれを定位置へとクランプするよう構成されている。中央部７７Ａは、係合すべきコンテナの断面に適合するような形状となっている。中央域７７Ａの周囲に伸張しているのは、安全リング８８で、これは環状リングとしてばね手段７７Ｂに抗してクランプ手段７７について移動可能に構成されている。ばね手段に抗したリング８８の移動は、スイッチ７９により検出される。このスイッチは、作動時にアクチュエータ７８とアクチュエータモーター８０の移動を停止させる。このような構造により、クランプ部材７７とコンテナ間の障害物、例えば作動者の指などを検出し、クランプ構造の作動が確実に停止される。

コンテナおよびリッドの構造が支持部４２に配された後、図１５に示すクランプ構造の作動時において、アクチュエータモーターが作動され、コンテナ端部と係合させるようにクランプ部材７７を下向きに移動させる。コンテナ端部に所定の圧力がかけられ、支持部４２とクランプ部材７７、リッド１２とコンテナ１０のそれぞれの間でクランプ動作を発生させる。これにより、コンテナおよびリッドの構造の適正な形成や、ブレンド動作中の十分な支持が確実に得られる。クランプ構造がその上部端で支持されているため、コンテナの大きさに関係のないスイッチ８８により検出されるブラケット２２に関する動きにより、コンテナにかかる所定圧力が検出される。これにより、コンテナは、位置Ｐ１あるいはＰ２もしくはその間の任意の位置での軸寸法が得られる。コンテナの大きさに関係なく、所定のクランプ圧力に達した時点でクランプ作動は完了し、クランプ部材の移動は停止される。

ブレンド装置は、使用されるコンテナの大きさおよび異なるブレンド回数が所望されるコンテナの内容物に応じてその作動をプログラムすることができる。上述のように、ブレンド装置はブレンド時間を定めるコンテナの大きさを検出する。ただし、運転者は、ブレンド時間の設定について制御することができる。

図１６では、先に記載の実施形態と類似の構成要素に同一の参照番号が付されている。図１６に示す装置は、コンテナ１０、これに取り付けられたリッド１２および図３に示すものと類似の形式のブレンド手段１４と、図面に示されたその他の構成要素が含まれている。

コンテナおよびリッドの構造は、ブレンド動作のために図示の位置に反転され、このような反転は、手動で行われるか、コンテナ１０の外形状に沿って形成されたホルダー４３内にコンテナ１０を配することでなされる。

ホルダー４３は、コンテナが該ホルダーへと配されている直立位置から反転位置へとＡ−Ａ軸について回転可能である。この反転位置において、ブレンド手段１４は、ブレンド動作のため、駆動モーター４０と駆動係合位置に配される。

コンテナ１０は、通常堅いコート紙あるいはカードにより作られており、コンテナの長手方向に重なり部が設けられている。このような構成では、重なりが発生する箇所においてリッドとコンテナの内壁間からの漏れが発生するという問題が起こりうる。

漏れの可能性を低減するため、クランプ構造体が設けられており、リッドに隣接するコンテナの外面に内向き方向のクランプ力がかけられる。これにより、該内面に配されているリッドの内向き方向の部分に抗してコンテナの内面がシールされやすくなっている。

図示の構造において、クランプ動作は、幅広端部に向かうコンテナ１０の外側の周囲に伸張し、コンテナの外壁に接触するよう構成された径方向内部弾性壁９２を有するエアチャンバー９０により実施される。これにより、壁９２に対して圧縮ガスが導入されたガスチャンバー９０は、コンテナ壁に対して径方向内側に伸張するよう構成される。これにより壁が圧縮され、リッドについて壁をシールすることで、漏れが封止される。

シール動作を補助するため、環状当接部材９４は、リッド部１２Ｃの周囲に伸張する内向き周方向開口部上のリッドへと挿入される。圧縮ガスが充填された壁９２がコンテナ壁に対して内向きに膨張するにつれ、当接部材９４は、このような動きに対抗し、シールとして補助的に動作する。

チャンバー９０に対する圧縮ガスは、流入管９６を介した適正なコンプレッサーにより供給され、該流入管９６とチャンバー９０は、矢印Ｆに示すようにブレンド中にベース４２へと構造を保持するよう下方に向けられたホルダー４３に一体化される。

チャンバー９０はコンテナ反転が開始される際にガスにより膨張あるいは充填され、ブレンド動作の完了時、上記管は収縮し、ブレンドされる内容物が入ったコンテナをホルダー４３から取り外すことができる。

チャンバー９０に対するエアは、軸Ａに沿った入り口９９から管９８を通過し、ブレンド前、ブレンド中およびホルダーが回転している間にエアを排出することができる。

図１６のように膨張したリング構造を使用する代わりに、機械クランプ構造を使用することができ、チャンバー９０の定位置にある金属リング（図示せず）は、コンテナ周囲に伸張し、コンテナをクランプするために径方向に往復移動される。

コンテナ周囲のクランプ動作は、コンテナが反転される前、ブレンド中、そしてコンテナが再び直立位置となるまで必要とされる。

本発明の特徴は、本発明の様々な実施態様の記載および以下に説明する図面を参照することで明らかになる。
ある実施形態における混合装置の縦断面図を示す。 別の実施形態における図１に示す混合装置に対応する縦断面図を示す。 さらに別の実施形態における図１および図２の混合装置に対応する縦断面図を示す。 混合装置のリッド底面の斜視図を示す。 図４の線５−５についての断面図を示す。 図５の断面の拡大詳細図を示す。 リッドから取り外したブレンド要素を示す、図４に対応する図を示す。 図４の反対側の斜視図を示す。 本発明の他の実施形態におけるリッドおよびブレンド要素の構造の下方から見た平面図を示す。 図８の線Ｂ−Ｂについての断面を示す。 図８に示す構造を反対側から見た図を示す。 図９の線Ｃ−Ｃについての断面図を示す。 ブレンド要素構造を示す図８および９の構造の斜視図を示す。 図８−１０に示す構造が積み重ねられた状態の断面図を示す。 リッドの部分詳細図を示す。 別の構造について図１２と類似の図を示す。 ブレンド手段が取り付けられたリッドの範囲における斜視図を示す。 ブレンド装置における縦断面図を示す。 他のブレンド装置における縦断面図を示す。

Claims (24)

1. コンテナベースとコンテナリッドとを備える混合装置において、
   前記コンテナリッドに混合手段がその上に設けられ、
   前記混合手段はリッドを通って伸張し、一方の端部に前記コンテナの外部にある駆動モーターへの接続手段を有し、他方の端部に前記駆動手段の運転時、前記コンテナの内容物を混合する混合要素を有し、
   前記混合手段は、リッドの開口部を通って配置され、前記接続手段が組み込まれているシャフト部と、該シャフト部が取り付けられ共に回転する混合要素部とを含み、
   前記コンテナリッドは、前記リッドと前記コンテナとが組み立てられる際、コンテナの先端縁が位置する周スロットを形成するリム部を備える、混合装置。
2. 前記コンテナリッドのリム部に、互いに反対方向の連続した周部が形成され、該周部の一方は、前記コンテナと前記リッドとが組み立てられる際、前記コンテナの内部側壁に近接して形成され、前記スロットの一方の側面を形成し、コンテナへと伸張している、請求項１に記載の混合装置。
3. 前記周部の他方は、前記側壁の内側に間隔を置いて配置され、かつ、前記周部の一方に接合する曲線を有する、請求項２に記載の混合装置。
4. 前記周スロットは、前記コンテナの外側先端縁の周囲に伸張するよう構成された外部と、前記コンテナへと伸張し、前記コンテナの内壁と接触するよう構成されている内部によって形成されている、請求項１、２または３に記載の混合装置。
5. 前記内部は、前記コンテナの軸方向において、前記外部より、前記外部の伸張距離の２倍と６倍との間にある距離より大きな距離だけ伸張している、請求項４に記載の混合装置。
6. 前記リム部内のリッドには外向き突出部が形成され、該突出部は前記混合手段が配される開口部を含む、請求項２乃至５のいずれか一項に記載の混合装置。
7. 前記外向き突出部は、曲線ドーム状の形状を有し、前記混合手段がその中心に位置する、請求項６に記載の混合装置。
8. コンテナおよびリッド構造の支持部とクランプ部材を含み、前記支持部上に前記リッドが配され、前記クランプ部材は、前記リッドと反対の前記コンテナの端部に係合し、前記混合手段の運転中、前記構造を配置するよう移動可能である、請求項１乃至７のいずれか一項に記載の混合装置。
9. 前記クランプ部材が往復移動可能であり、前記構造をクランプするため前記コンテナと接触する際、前記支持部への方向においてコンテナに対して所定の力をかける、請求項８に記載の混合装置。
10. 前記クランプ部材は、ばね手段により固定部材に接続され、クランプ力が所定レベルを超えた場合、前記ばね手段が収縮し、前記クランプ部材の動きを停止させるよう信号が生成される、請求項９に記載の混合装置。
11. 前記クランプ部材は、コンテナと係合可能で、コンテナの側縁を超えて伸張し、クランプ動作の障害物を検出するスイッチ手段が設けられたクランプ面を有する、請求項８、９または１０に記載の混合装置。
12. コンテナリッドは他のコンテナリッドと入れ子状に配置されるか、積み重ねることができ、コンテナベースに取り付けられていないときは、一方のコンテナリッドは他方のコンテナリッド内に配される、請求項１乃至１１のうちいずれか一項に記載の混合装置。
13. 前記コンテナベースに取り付けられていないときは、混合手段が取り付けられたコンテナリッドは、他のコンテナリッドと入れ子状に配置されるか、積み重ねることができ、コンテナリッドは、他方のコンテナリッド内に配される、請求項１乃至１２のうちいずれか一項に記載の混合装置。
14. 前記混合要素部は、前記開口部へと配された後のシャフト部に取り付けられるよう構成されている、請求項１乃至１３のうちいずれか一項に記載の混合装置。
15. 前記混合要素部は開口部を有し、前記シャフト部が配されることで前記開口部へとロックされる、請求項１４に記載の混合装置。
16. 前記混合手段は、最初に前記シャフト部を前記リッドの開口部の一方の端部に挿入することで前記リッドへと取り付けられ、次に前記混合要素部が前記シャフトの反対の端部において前記シャフト部へとロックされる、請求項１４および１５に記載の混合装置。
17. 前記混合要素部は、前記シャフト部に対して挟持され、前記シャフト部のショルダー手段および／または溶接により固定される、請求項１６に記載の混合装置。
18. 混合中、前記コンテナの内容物が前記シャフト部と前記リッドの開口部との協働面に接触、潤滑させる潤滑手段を含む、請求項１乃至１７のうちいずれか一項に記載の混合装置。
19. 前記潤滑手段は、前記シャフト部のスリーブを形成する開口部の側壁において長手方向のスロットを含み、該スロットは、前記コンテナの内容物が潤滑剤として動作可能とする、請求項１８に記載の混合装置。
20. 前記コンテナリッドは、閉鎖手段に製品アクセス開口部を含み、該アクセス開口部は、混合後の前記コンテナの内容物にアクセスするために設けられている、請求項１乃至１９のうちいずれか一項に記載の混合装置。
21. 前記コンテナリッドは、前記混合手段の運転前、運転中あるいは運転後、前記コンテナ内の材料に混合されるよう調整された製品を保持する手段を含む、請求項１乃至２０のうちいずれか一項に記載の混合装置。
22. 前記保持手段は、前記製品を導入するための開口部を有するポケットを含む、請求項２１に記載の混合装置。
23. 前記ポケットは、前記コンテナ内の材料を該ポケットに導入できるようなメッシュ手段を含む、請求項２１または２２に記載の混合装置。
24. 前記ポケットは、前記コンテナ内の製品を炭酸化あるいは風味付けのための炭酸化手段あるいは風味付け手段を含むように構成されている、請求項２１、２２または２３に記載の混合装置。

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