JP6289130B2 - 飲料製造装置 - Google Patents

飲料製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6289130B2
JP6289130B2 JP2014016467A JP2014016467A JP6289130B2 JP 6289130 B2 JP6289130 B2 JP 6289130B2 JP 2014016467 A JP2014016467 A JP 2014016467A JP 2014016467 A JP2014016467 A JP 2014016467A JP 6289130 B2 JP6289130 B2 JP 6289130B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirring
stirring blade
blade
unit
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014016467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015142609A (ja
Inventor
坂根 安昭
安昭 坂根
宇野 正行
正行 宇野
和也 北谷
和也 北谷
彰宏 吉留
彰宏 吉留
秀和 志摩
秀和 志摩
勝 三角
勝 三角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2014016467A priority Critical patent/JP6289130B2/ja
Priority to PCT/JP2015/052050 priority patent/WO2015115375A1/ja
Priority to RU2016135219A priority patent/RU2649232C2/ru
Priority to US15/100,519 priority patent/US20160302609A1/en
Priority to CA2931062A priority patent/CA2931062C/en
Priority to CN201580003773.8A priority patent/CN105899110B/zh
Publication of JP2015142609A publication Critical patent/JP2015142609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6289130B2 publication Critical patent/JP6289130B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J31/00Apparatus for making beverages
    • A47J31/40Beverage-making apparatus with dispensing means for adding a measured quantity of ingredients, e.g. coffee, water, sugar, cocoa, milk, tea
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J43/00Implements for preparing or holding food, not provided for in other groups of this subclass
    • A47J43/04Machines for domestic use not covered elsewhere, e.g. for grinding, mixing, stirring, kneading, emulsifying, whipping or beating foodstuffs, e.g. power-driven
    • A47J43/046Machines for domestic use not covered elsewhere, e.g. for grinding, mixing, stirring, kneading, emulsifying, whipping or beating foodstuffs, e.g. power-driven with tools driven from the bottom side
    • A47J43/0465Machines for domestic use not covered elsewhere, e.g. for grinding, mixing, stirring, kneading, emulsifying, whipping or beating foodstuffs, e.g. power-driven with tools driven from the bottom side with magnetic drive

Description

本発明は、粉砕対象物を粉砕して得られた粉末と液体とを用いて飲料を製造する飲料製造装置に関する。
従来から、給茶機、コーヒーメーカー等の飲料供給装置は、粉末とお湯とを供給して飲料を供給する装置だけでなく、ミルク等を泡立てする撹拌ユニットを併設したものもある。きめ細やかな泡は飲料の味わいをまろやかにすることができるため、飲料の嗜好が多様化した近年にあっては、きめ細やかな泡を生成することが要求される。
ミルク等の液体のみを撹拌して、きめ細やかな泡を生成することができる撹拌ユニットが開示された文献として、たとえば、特開2011−245315号公報(特許文献1)が挙げられる。
特許文献1に開示の撹拌ユニットは、円環状を成すワイヤから成る一連の巻回部によって形成されたコイル状の羽根部を含む撹拌羽根と、当該撹拌羽根を収容する撹拌槽とを備える。
特開2011−245315号公報
しかしながら、特許文献1に開示の撹拌ユニットにあっては、液体のみを撹拌して泡を生成することが目的であり、茶葉等から作成した粒子が細かい粉末と液体を撹拌する場合に適応した場合には、必ずしも最適でなかった。
コイル状の羽根部を含む撹拌羽根を用いた場合には、撹拌強度が弱く、粉末を十分に撹拌することができない。このため、粉末が均一かつ十分に拡散されず、粉末の塊が残ってしまい、粉末の撹拌ときめ細やかな泡の生成とを両立させることができなかった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、粉末および液体の撹拌において、粉末を効率よく撹拌できるとともに、きめ細やかな泡を生成することも実現できる飲料製造装置を提供することにある。
本発明の第1の局面に基づく飲料製造装置は、液体と粉末とを用いて飲料を製造する飲料製造装置であって、液体と粉末とを撹拌する撹拌羽根と、上記撹拌羽根を収容する撹拌槽とを含む撹拌ユニットと、上記撹拌羽根を回転駆動させる撹拌羽根駆動部と、上記撹拌羽根駆動部を制御する制御部とを備える。上記撹拌羽根は、回転中心軸を有し、上記回転中心軸を取り囲むように複数の羽根が設けられる。上記制御部は、上記撹拌羽根の正転と反転を切り替えるように上記撹拌羽根駆動部を制御する。上記撹拌羽根が正転したとき、上記撹拌羽根の上部が上記撹拌槽の液面から露出した状態となり、上記撹拌羽根が反転したとき、上記液面が上昇する
上記本発明の第1の局面に基づく飲料製造装置にあっては、上記撹拌羽根が反転したとき、上記撹拌羽根の上部が上記撹拌槽の液面から露出した状態となることが好ましい。
上記本発明の第1の局面に基づく飲料製造装置にあっては、上記制御部は、上記撹拌羽根が正転時に第1の速度で回転し、反転時に上記第1の速度よりも遅い第2の速度で回転するように上記撹拌羽根駆動部を制御することが好ましい。
本発明の第2の局面に基づく飲料製造装置は、粉末を用いて飲料を製造する飲料製造装置であって、粉末と液体とを撹拌する撹拌羽根および上記撹拌羽根を収容する撹拌槽を含む撹拌ユニットと、上記撹拌羽根を回転駆動させる撹拌羽根駆動部と、上記撹拌羽根駆動部を制御する制御部とを備える。上記撹拌羽根は、回転中心軸を有し、上記回転中心軸を取り囲むように複数の羽根が設けられる。上記制御部は、上記撹拌羽根を第1の速度で回転させた後に上記第1の速度よりも遅い第2の速度で回転させるように上記撹拌羽根駆動部を制御する。上記撹拌羽根が上記第1の速度で回転したとき、上記撹拌羽根の上部が上記撹拌槽の液面から露出した状態となり、上記撹拌羽根が上記第2の速度で回転したとき、上記液面が上昇する。
上記本発明の第1の局面および第2の局面に基づく飲料製造装置にあっては、上記撹拌羽根は、上記撹拌槽の底面に設けられていることが好ましい。
上記本発明の第1の局面および第2の局面に基づく飲料製造装置にあっては、上記撹拌槽は、上記撹拌槽の底部に設けられかつ上方に向けて延びる軸部を有することが好ましく、上記撹拌羽根は、上記軸部に対して回転可能となるように、上記軸部に挿入される筒状芯を有することが好ましい。
本発明によれば、粉末および液体の撹拌において、粉末を効率よく撹拌できるとともに、きめ細やかな泡を生成することも実現できる飲料製造装置を提供することができる。
実施の形態における飲料製造装置の全体斜視図である。 図1中II−II線矢視断面図である。 実施の形態1における飲料製造装置の概略構成要素を示す全体斜視図である。 実施の形態1における飲料製造装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1における飲料製造装置を用いたお茶吐出を示す第1製造フローを示す図である。 実施の形態1における飲料製造装置を用いたお茶吐出を示す第2製造フローを示す図である。 実施の形態1における飲料製造装置を用いたお茶吐出を示す第3製造フローを示す図である。 実施の形態1における飲料製造装置の内部構造を示す斜視図である。 実施の形態1における粉挽きユニットの斜視図である。 実施の形態1における粉挽きユニットの分解斜視図である。 実施の形態1における粉挽きユニットの縦断面図である。 実施の形態1における撹拌ユニットの斜視図である。 実施の形態1における撹拌ユニットの縦断面図である。 実施の形態1における撹拌羽根の形状を示す平面図である。 実施の形態1における撹拌羽根の形状を示す斜視図である。 実施の形態1における撹拌羽根の構造を示す分解斜視図である。 図14中のXVII−XVII線矢視断面図である。 実施の形態1における撹拌を開始する工程の詳細を示すフロー図である。 実施の形態1における撹拌羽根の撹拌動作を示す図である。 実施の形態1における撹拌槽内において茶葉粉末を投入する位置を示す図である。 図20に示すA領域に茶葉粉末を落とした場合における撹拌後の茶葉粉末の状態を示す図である。 図20に示すB領域に茶葉粉末を落とした場合における撹拌後の茶葉粉末の状態を示す図である。 図20に示すC領域に茶葉粉末を落とした場合における撹拌後の茶葉粉末の状態を示す図である。 実施の形態2における飲料製造装置の撹拌を開始する工程の詳細を示すフロー図である。 実施の形態3における飲料製造装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3における飲料製造装置の給湯を開始する工程の詳細を示すフロー図である。 実施の形態4における飲料製造装置の撹拌ユニットおよび本体構造の一部を示す縦断面図である。
本実施の形態における飲料製造装置について図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとし、重複する説明は繰り返さない場合がある。各実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。
本実施の形態では、一例として、粉砕対象物として茶葉を用い、飲料としてお茶を製造する場合について説明するが、粉砕対象物は茶葉に限定されることなく、穀物、乾物、その他の粉砕対象物を用いて、飲料を製造する場合にも適用することが可能である。
以下では、茶葉とは、粉砕前の固形状態を意味し、茶葉粉末とは、粉砕された茶葉を意味し、お茶とは、茶葉粉末とお湯とが撹拌された(混ぜ合わされた)飲料を意味する。
<実施の形態1>
(飲料製造装置1)
図1から図4を参照して、本実施の形態における飲料製造装置1について説明する。図1は、飲料製造装置1の全体斜視図、図2は、図1中II−II線矢視断面図、図3は、飲料製造装置1の概略構成要素を示す全体斜視図である。図4は、飲料製造装置の制御構成を示すブロック図である。
図1から図3に示すように、飲料製造装置1は、粉砕対象物として茶葉を用い、この茶葉を粉砕して茶葉粉末を得る。この得られた茶葉粉末を用いて、飲料としてお茶を製造する。飲料製造装置1は、本体部としての装置本体100、粉挽きユニット300、撹拌ユニット500、液体貯留タンク700、液体供給経路155(図2参照)と、粉末受け部としての茶葉粉末受皿800、および、載置ベース900を備える。載置ベース900は、装置本体100の前側下方において、前側に突出するように設けられており、カップ(図示省略)および茶葉粉末受皿800の載置が可能である。茶葉粉末受皿800は、利用者が把持して移動できるように設けられている。
図4に示すように、飲料製造装置1は、制御部110、粉挽モータユニット120、撹拌モータユニット140、ヒータ160をさらに備える。制御部110は、粉挽モータユニット120、撹拌モータユニット140およびヒータ160の動作を制御する。粉挽モータユニット120によって粉挽きユニット300が駆動され、撹拌モータユニット140によって撹拌ユニット500が駆動される。
液体貯留タンク700内に貯留された水等の液体は、液体供給経路155に導入される。液体供給経路155に導入された水は、ヒータ160によって加熱され、お湯となって撹拌ユニット500に供給される。
(粉挽きユニット300)
図1から図3に示すように、粉挽きユニット300は、装置本体100の前面側に設けられた粉挽きユニット装着部180に対して、着脱可能に装着される。粉挽きユニット300は、正面から見た場合に撹拌ユニット500に含まれる撹拌槽510の下方において撹拌槽510と重ならないように撹拌槽510から離れて配置される。
粉挽きユニット装着部180には、粉挽駆動力連結機構130が前方に突出するように設けられ、この粉挽駆動力連結機構130に粉挽きユニット300が着脱可能に装着される。粉挽きユニット300は、粉挽駆動力連結機構130に連結されることにより、粉砕対象物である茶葉を挽くための駆動力を得る。
粉挽きユニット300の上部から粉挽きユニット300の内部に投入された茶葉は、粉挽きユニット300の内部において細かく粉砕される。粉砕された茶葉は、粉挽きユニット300の下方に載置された茶葉粉末受皿800に茶葉粉末として落下し集められる。なお、粉挽きユニット300の詳細構造については、図9〜図11を用いて後述する。
(液体貯留タンク700)
液体貯留タンク700は、装置本体100の上面側に設けられた液体貯留タンク装着部195に着脱可能に装着される。液体貯留タンク700は、上面開口を有するタンク本体710と、タンク本体710の上面開口を塞ぐ蓋部720とを含む。液体貯留タンク700は、蓋部720を取り外して外部から導入された水等の液体を貯留する。
(液体供給経路155)
液体供給経路155は、装置本体100内に収容されている。液体供給経路155は、液体貯留タンク700に接続される(図8参照)。液体供給経路155には、液体貯留タンク700が接続された側とは反対側に供給口171が設けられている。液体供給経路155は、給湯パイプ150と、給湯ノズル170とを含む。給湯パイプ150は、一端側が液体貯留タンク700に接続され、他端側が給湯ノズル170に接続される。液体貯留タンク700から液体供給経路155に導入された液体は、給湯パイプ150、給湯ノズル170を通って撹拌ユニット500に供給される。
(撹拌ユニット500)
撹拌ユニット500は、液体と粉末とを撹拌する撹拌羽根550と、撹拌羽根550を収容する撹拌槽510とを含む。撹拌槽510は、装置本体100の前面側に設けられた撹拌槽装着部190に対して、着脱可能に装着される。装置本体100から鉛直方向と交差する方向に突出するように、撹拌槽510は撹拌槽装着部190に装着されている。具体的には、撹拌槽510の一部が装置本体100の前面から当該前面の法線方向に沿って突出するように、撹拌槽510が装着される。
撹拌槽装着部190には、撹拌モータ非接触テーブル140Aが設けられている。撹拌ユニット500は、撹拌モータ非接触テーブル140A上に載置される。撹拌ユニット500の内部に設けられた撹拌羽根550は、撹拌モータユニット140およびこれに連結された永久磁石141によって回転する。撹拌モータユニット140および永久磁石141は、撹拌モータ非接触テーブル140Aの下方に位置するように装置本体100内に収容されている。撹拌モータユニット140は、撹拌羽根550を回転駆動させる撹拌羽根駆動部に相当する。
装置本体100の撹拌槽装着部190の上部には、給湯ノズル170が設けられている。装置本体100の内部において、給湯パイプ150内の水が所定温度に上昇され、給湯ノズル170から撹拌槽510内にお湯が供給される。撹拌槽510内には、装置本体100において作成されたお湯と、粉挽きユニット300によって得られた茶葉粉末とが投入され、撹拌槽510内の撹拌羽根550によって、お湯と茶葉粉末とが撹拌される。これにより、撹拌槽510内においてお茶が製造される。
撹拌ユニット500内で製造されたお茶は、撹拌ユニット500の下方に設けられた吐出口開閉機構540の操作レバー542を操作することにより、載置ベース900に載置されたカップ(図示省略)に注ぐことができる。なお、撹拌ユニット500の詳細構造については、図12および図13を用いて後述する。
(お茶(飲料)の製造フロー)
次に、図5から図7を参照して、上記飲料製造装置1を用いたお茶(飲料)の製造フローについて説明する。図5から図7は、飲料製造装置1を用いたお茶吐出を示す第1から第3の製造フローを示す図である。なお、粉挽きユニット300には、所定量のお茶葉が投入され、液体貯留タンク700には所定量の水が蓄えられている。
(第1製造フロー)
図5を参照して、第1製造フローについて説明する。この第1製造フローは、粉挽きユニット300における茶葉の粉砕と、装置本体100から撹拌ユニット500への給湯が同時に行なわれるフローである。
飲料製造装置1は、ステップ11における粉挽きユニット300による茶葉の粉挽きと、ステップ13における装置本体100から撹拌ユニット500への給湯が同時に開始される。次に、ステップ12において、粉挽きユニット300による茶葉の粉挽きが終了するとともに、ステップ14における装置本体100から撹拌ユニット500への給湯が終了する。
ステップ15においてはステップ12において得られた茶葉粉末が、利用者によって、撹拌ユニット500内へ投入される。
次に、ステップ16において、撹拌ユニット500での茶葉粉末とお湯との撹拌が開始される。ステップ17において、撹拌ユニット500での茶葉粉末とお湯との撹拌が終了する。ステップ18において、利用者によって、撹拌ユニット500の下方に設けられた吐出口開閉機構540の操作レバー542を操作することにより、載置ベース900に載置されたカップへのお茶の吐出が行なわれる。
(第2製造フロー)
図6を参照して、第2製造フローについて説明する。この第2製造フローは、粉挽きユニット300における茶葉が粉砕された後に、装置本体100から撹拌ユニット500への給湯が行なわれるフローである。
飲料製造装置1は、ステップ21において、粉挽きユニット300による茶葉の粉挽きが開始される。ステップ22において、粉挽きユニット300による茶葉の粉挽きが終了する。ステップ23において、ステップ22において得られた茶葉粉末が、利用者によって、撹拌ユニット500内へ投入される。
ステップ24において、装置本体100から撹拌ユニット500への給湯が開始される。ステップ25において、装置本体100から撹拌ユニット500への給湯が終了する。
次に、ステップ26において、撹拌ユニット500での茶葉粉末とお湯との撹拌が開始される。ステップ27において、撹拌ユニット500での茶葉粉末とお湯との撹拌が終了する。ステップ28において、利用者によって、撹拌ユニット500の下方に設けられた吐出口開閉機構540の操作レバー542を操作することにより、載置ベース900に載置されたカップへのお茶の吐出が行なわれる。
(第3製造フロー)
図7を参照して、第3製造フローについて説明する。この第3製造フローは、撹拌ユニット500においてお湯を撹拌により冷却するステップを備えている。
飲料製造装置1は、ステップ31における粉挽きユニット300による茶葉の粉挽きと、ステップ33における装置本体100から撹拌ユニット500への給湯が同時に開始される。ステップ34における装置本体100から撹拌ユニット500への給湯が終了する。
次に、ステップ32において、粉挽きユニット300による茶葉の粉挽きが終了するとともに、ステップ35において、撹拌ユニット500において給湯の冷却撹拌を開始する。ステップ36において、撹拌ユニット500において給湯の冷却撹拌が終了する。
ステップ37においてはステップ32において得られた茶葉粉末が、利用者によって、撹拌ユニット500内へ投入される。
次に、ステップ38において、撹拌ユニット500での茶葉粉末とお湯との撹拌が開始される。ステップ39において、撹拌ユニット500での茶葉粉末とお湯との撹拌が終了する。ステップ40において、利用者によって、撹拌ユニット500の下方に設けられた吐出口開閉機構540の操作レバー542を操作することにより、載置ベース900に載置されたカップへのお茶の吐出が行なわれる。
(装置本体100の内部構造)
次に、図8を参照して、飲料製造装置1の内部構造について説明する。図8は、飲料製造装置1の内部構造を示す斜視図である。飲料製造装置1の装置本体100の内部においては、液体貯留タンク700の前面側には、電子部品が搭載されたプリント配線基板を用いた制御部110が配置されている。利用者によるスタート信号の入力に基づき、上記お茶の製造フローが、制御部110により実行される。
制御部110の下方位置には、粉挽きユニット300に駆動力を与えるための粉挽モータユニット120が配置されている。この粉挽モータユニット120の下方位置には、前方に突出するように設けられ、粉挽モータユニット120の駆動力を粉挽きユニット300に伝達するための粉挽駆動力連結機構130が設けられている。
液体貯留タンク700の底面には、底面から下方に一旦延び、U字形状に上向きに延びる給湯パイプ150の一端が連結されている。給湯パイプ150の上端部には、撹拌ユニット500の撹拌槽510にお湯を注ぐための給湯ノズル170が連結されている。給湯パイプ150の途中領域には、給湯パイプ150内を通過する水を加熱するためのU字形状のヒータ160が装着されている。
(粉挽きユニット300の構造)
次に、図9から図11を参照して、粉挽きユニット300の構造について説明する。図9は、粉挽きユニット300の斜視図、図10は、粉挽きユニット300の分解斜視図、図11は、粉挽きユニット300の縦断面図である。
粉挽きユニット300は、全体として円筒形状を有する粉挽きケース310を有し、下方の側面には、粉挽駆動力連結機構130が内部に挿入される連結用窓300wが設けられている。粉挽きケース310の内部には、後述する下臼本体351と上臼360とによって生成された茶葉粉末を貯留する貯留部311と、貯留部311に連通する排出経路312とが設けられている。排出経路312の下端部には、茶葉粉末を茶葉粉末受皿800に向けて排出する排出口312aが設けられている。
粉挽きユニット300は、粉砕対象物を粉砕する上臼360および下臼部350と、当該下臼部350が取り付けられる下臼部支持部340とを含む。粉挽きケース310の内部には、下方から、下臼部支持部340、下臼部350、上臼360が順番に設けられている。
下臼部支持部340は、下臼部350が取り付けられた取付状態において上臼360が位置する側と反対側から下臼部350を支持する。下臼部支持部340は、略円柱形状の本体部341、突出部342、粉掻き取り部343を有する。粉挽き軸345は、本体部341の下面に設けられ、下方に向けて延在する。粉挽き軸345は、粉挽駆動力連結機構130に連結する。これにより、下臼部支持部340が下臼部350を支持した状態で回転可能となる。
突出部342は、本体部341の上面に設けられ、上方に向けて突出する。突出部342は、下臼本体351を係止するための第1係止部として機能する。粉掻き取り部343は、本体部341の周縁部に設けられている。粉掻き取り部343は、下臼部支持部340が回転することにより、貯留部311に貯留された茶葉粉末を掻き取って排出経路312に搬送する。
下臼部350は、下臼本体351とコア355とを含む。下臼本体351は、下面に設けられた凹部352を有する。凹部352は、突出部342に対応する位置に設けられ、突出部342に係止される。凹部352は、第1係止部によって係止される第2係止部として機能する。下臼本体351は、下臼部支持部340と連動して回転する。
コア355は、下臼本体351の中央部に設けられ、下臼本体351の回転軸芯に沿って上方に向かって延在するように設けられている。コア355は、上臼360の中央部に設けられた貫通孔361を貫通するように設けられている。コア355は、らせん状に設けられた羽根部356を有する。
上臼360は、その上方に配置された上臼保持部材370によって保持されている。上臼360の上面には不図示の穴部が設けられている。当該穴部に上臼保持部材370に設けられた不図示のピン部が入り込むことにより、上臼360の回転が防止される。
上臼保持部材370は、孔部371aを有する底面部371と、底面部371の周縁から上方に向けて立設された外筒部372と、孔部371aの周縁から上方に向けて立設された内筒部373とを含む。孔部371aは、上臼360の貫通孔361に連通するように設けられている。外筒部372と内筒部373との間には、上臼360を下方に向けて押圧するバネ381およびバネ保持部材380の一部が収容されている。バネ381によって、上臼360と下臼本体351との間に作用する粉砕圧力が調節される。
粉挽きケース310の上端開口部310b側には、粉砕対象物を上臼360と下臼本体351との間に供給するためのホッパー部320が取り付けられている。ホッパー部320は、天板部321と、筒状部322と、粉砕対象物投入口325とを有する。天板部321は、略中央部に開口部323が設けられたお椀形状を有する。筒状部322は、開口部323の周縁から下方に立設するように設けられている。筒状部322は、内筒部373の内側に配置される。粉砕対象物投入口325は、開口部323および筒状部322によって規定される。粉砕対象物投入口325内には、コア355が収容されている。
筒状部322内には、粉砕対象物投入口325を跨ぐように複数の直線状のリブ391,392,393が設けられている。具体的には、2本のリブ391,392は、互いに平行となるように、粉砕対象物投入口325の上方に設けられている。また、2本のリブ391,392は、茶葉の落下を妨げないように互いに離間して設けられている。
1本のリブ393は、粉砕対象物投入口325の中心軸方向から見た場合に、2本のリブ391,392の間に位置するとともにこれらと平行となるように設けられている。リブ393は、2本のリブ391,392よりも下方に設けられている。この場合には、リブ393は、コア355の先端よりも上方に設けられることが好ましい。
このようにリブ391,392,393が設けられることにより、コア355に利用者の指が引き込まれることを防止でき、安全性を確保することができる。
茶葉を粉砕対象物投入口325に投入後に粉挽きユニット300内に異物が侵入しないように、また、粉砕された茶葉が飛散しないように、ホッパー部320はカバー部330によって覆われることが好ましい。茶葉を投入時には、カバー部330は、ホッパー部320から取り外される。
粉砕対象物投入口325に投入された茶葉は、上臼保持部材370から露出する上臼360の上面および筒状部322の内周面によって規定される空間内に収容される。当該空間に収容された茶葉は、下臼本体351の回転に伴って回転するらせん状の羽根部356に案内されて上臼360と下臼本体351との間に送り込まれる。
上臼360と下臼本体351との間に送り込まれた茶葉は、粉砕されて茶葉粉末としてこれら上臼360と下臼本体351との周縁から下方へ落下する。落下した茶葉粉末の一部は、排出経路312を通って排出口312aから茶葉粉末受皿800に排出される。落下した茶葉粉末のその他の部分は、貯留部311に貯留される。貯留部311内の茶葉粉末は、下臼部支持部340の回転に伴って回転する粉掻き取り部343によって排出経路312内に搬送され、排出口312aから茶葉粉末受皿800に排出される。
(撹拌ユニット500の構造)
次に、図12および図13を参照して、撹拌ユニット500の構造について説明する。図12は、撹拌ユニット500の斜視図、図13は、撹拌ユニット500の縦断面図である。
撹拌ユニット500は、撹拌槽510、撹拌羽根550および撹拌カバー530を備える。撹拌槽510は、樹脂製の外装ホルダー511と、この外装ホルダー511に保持される保温タンク512とを含む。保温タンク512は撹拌槽510の容器本体に相当する。外装ホルダー511には、樹脂により一体成形されたグリップ520が設けられている。保温タンク512は、有底筒形状を有し、上方に向けて開口する開口部513を有する。
撹拌カバー530は、開口部513を開閉可能に開口部513に取り付けられる。撹拌カバー530には、粉挽きユニット300により粉砕された茶葉粉末を投入する粉末投入口531、および、装置本体100内で形成されたお湯が給湯ノズル170から注がれる給湯口532が設けられている。給湯口532は、給湯ノズル170の供給口171に対応する位置に設けられている。
粉末投入口531および給湯口532は、開口部513に連通している。移動された茶葉粉末受皿800から粉末投入口531に投入された茶葉粉末は、開口部513を介して保温タンク512内に投入される。給湯ノズル170から給湯口532に注がれたお湯は、開口部513を介して保温タンク512内に供給される。
撹拌槽510の底部には、撹拌羽根550が載置される。撹拌槽510の底部には、上方に延びる回転軸560が設けられ、この回転軸560に撹拌羽根550の筒状芯250が挿入される。
撹拌羽根550には、永久磁石240が埋め込まれている。撹拌モータ非接触テーブル140Aにおいて、撹拌羽根550に埋め込まれた永久磁石240と、撹拌モータユニット140側に設けられた永久磁石141とが非接触の状態で磁気結合することで、撹拌モータユニット140の回転駆動力が、撹拌羽根550に伝達される。なお、撹拌羽根550の詳細については、図14から図17を用いて後述する。
撹拌槽510は、生成された飲料を吐出するための吐出部545をさらに備える。吐出部545は、装置本体100から突出する部分の撹拌槽510に設けられている。吐出部545は、撹拌槽510の底部に設けられた吐出口541と、吐出口541を開閉する吐出口開閉機構540とを含む。吐出口541は、茶葉粉末とお湯とが撹拌羽根550によって撹拌されて生成されたお茶を吐出させるための部位である。
吐出口開閉機構540は、吐出口541を開閉可能に、吐出口541に挿入された開閉ノズル543と、開閉ノズル543の位置を制御する操作レバー542とを含む。開閉ノズル543は、通常状態においてはバネ等の付勢部材(図示省略)により吐出口541を塞ぐように付勢されている。利用者が、操作レバー542を付勢力に対抗して移動させた場合には、開閉ノズル543が移動し、吐出口541が開放される。これにより、撹拌槽510内のお茶が、載置ベース900に載置されたカップ(図示省略)に注出される。
生成されたお茶は、茶葉の種類、茶葉粉末の量等によって粘度が高くなる場合がある。このような場合には、吐出口541から撹拌槽内のお茶を全て注出するのに時間が掛かることがある。
この場合には、撹拌槽510を撹拌槽装着部190から取り外すとともに、撹拌カバー530を開口部513から取り外して、撹拌槽510を傾けて開口部513を介してカップにお茶を注出してもよい。
また、開口部513の一部が撹拌カバー530から露出するように撹拌槽510に注ぎ口部が設けられていてもよい。この場合には、撹拌槽510を撹拌槽装着部190から取り外した後、撹拌カバー530を開口部513から取り外さずに、当該注ぎ口からカップにお茶を注出することができる。さらにこの場合には、給湯ノズル170からお湯を撹拌槽510内に供給する際に、注ぎ口を介してお湯を供給できるように撹拌槽510が構成されていてもよい。
(撹拌羽根550の構造)
次に、図14から図17を参照して、本実施の形態における撹拌羽根550の構造について説明する。図14は、撹拌羽根550の形状を示す平面図、図15は、撹拌羽根550の形状を示す斜視図、図16は、撹拌羽根550の構造を示す分解斜視図、図17は、図14中のXVII−XVII線矢視断面図である。
図14および図15を参照して、撹拌羽根550は、内部に回転軸が挿入される円筒形状の筒状芯250を中心に備えている。筒状芯250は、回転中心軸(C)を有する回転部を構成する。筒状芯250の外周面からは、放射状に延び、180度対向する位置に一対に設けられる第1パドル210と、この第1パドル210に対して90度回転する位置において、180度対向する位置に一対に設けられる第2パドル211とを備える。
一対の第1パドル210の外周面および一対の第2パドル211の外周面には、下部補助リング222が設けられている。下部補助リング222は、回転方向(図中矢印A方向)に対して抵抗にならない形状を有している。下部補助リング222には、第1パドル210および第2パドル211の上面(第1面)側に向かって延びる羽根部220が、回転中心軸Cを取り囲むように複数設けられている。また、羽根部220は、回転中心軸Cに対して回転対称となるように複数枚設けられている。羽根部220の上端部は、上部補助リング223に連結されている。上部補助リング223も下部補助リング222と同様に、回転方向に対して抵抗にならない形状を有している。なお、羽根部220の詳細形状については後述する。
一対の第1パドル210は、下方(第2面)側に向かって所定の厚みを有し、回転方向から見て下流側に凹む湾曲形状を有し、回転方向(図中矢印A方向)において撹拌に寄与する湾曲形状のパドル面212が形成されている。同様に、第2パドル211にも、下方(第2面)側に向かって所定の厚みを有し、回転方向から見て下流側に凹む湾曲形状を有し、回転方向(図中矢印A方向)において撹拌に寄与する湾曲形状のパドル面212が形成されている。パドル面212は4箇所に設けられており、第1パドル210と第2パドル211との間には、合計4箇所の空間210hが形成されている。一対の第1パドル210の内部には、永久磁石240が埋め込まれている。
図16および図17を参照して、筒状芯250および一対の第1パドル210は、一体に成形されたカバー260aを含んでいる。第1パドル210のパドル本体260b内には、永久磁石240を収納するための円筒状の収容部210aが設けられている。一対の第1パドル210内に埋め込まれた永久磁石240は、非接触回転駆動機構(撹拌モータユニット140および永久磁石141)によって、磁力による回転伝達がなされる。回転駆動中の磁力による保持力を高めるには、永久磁石は、2箇所に設けることが望ましい。
一対の第1パドル210の間には、回転軸が挿入される貫通穴253が設けられている。筒状芯250の内部には、回転軸の先端が点接触し撹拌羽根550をスムーズに回転させるために円錐状キャップ251が収容されている。カバー260aとパドル本体260bと間には、水密性を確保するためのリングシール252が嵌め込まれている。
次に、図17を参照して、羽根部220の形状について説明する。羽根部220は、上方に向かうにしたがって外側に拡がる傾斜角θが設けられている。傾斜角θは、たとえば75度程度である。傾斜角θによって、撹拌羽根550は同じ外形で高い撹拌力を得るか、もしくは同じ撹拌力で回転駆動部の負荷を低減することが可能になる。
また、傾斜角θによって、撹拌羽根550の清掃性が向上する。撹拌羽根550の全高hに対して、第1パドル210および第2パドル211の高さhaを、図17に示すように回転方向に対して抵抗になる(撹拌力に寄与する)エリアと定義する。本実施の形態においては、h=9.5mm、ha=5.5mmであるのが望ましい。また、羽根部220の内径d1=φ30mm、外径d=φ32mmであるのが望ましい。
このような構成を有することにより、撹拌羽根550は、後述する撹拌動作における水面からの空気取り込みによる泡立て効果と、第1パドル210および第2パドル211のパドル面212による撹拌効果を兼ね備えることができる。泡立て効果を実現するには、水面と羽根上端の距離を確保する必要があり、泡立て可能最小容量を小さくするには、できるだけ全高hを小さくする必要がある。一方、撹拌力確保のためにパドル面212の高さhaを確保する必要があり、双方を兼ね備えるためには上記のような構成が好ましい。本実施の形態の構成では内径φ100mmの撹拌槽内において、最小容量150ccの泡立ておよび撹拌性能が確認されている。
なお、撹拌羽根550の構成は、上記のような構成に限定されず、空気を取り込み可能に設けられた羽根部と、撹拌に寄与する撹拌寄与部とを有するシロッコファン形状を備えた構成であれば適宜変更することができる。
(撹拌動作)
本実施の形態においては、制御部110が、撹拌羽根550の正転と反転を切り替えるように撹拌羽根駆動部を制御する。図18を参照して、撹拌を開始する工程の詳細について説明する。図18は、撹拌を開始する工程の詳細を示すフロー図である。
ステップ16において、撹拌ユニット500での茶葉粉末とお湯との撹拌が開始されると、まず、ステップ161において、制御部110は、撹拌羽根550が速度V1で正転するように撹拌モータユニット140を制御する。この場合には、撹拌羽根は2000rpmで回転されることが好ましい。また、ステップ161の実行時間は、10秒から30秒程度であることが好ましい。
次に、ステップ162において、制御部110は、撹拌羽根550が速度V1よりも遅い速度V2で反転するように撹拌モータユニット140を制御する。この場合には、撹拌羽根は1000rpmで回転されることが好ましい。また、ステップ162の実行時間は、10秒から30秒程度であることが好ましい。
このように、制御部110は、撹拌羽根550が正転した後に反転するように撹拌モータユニット140を制御する。なお、ステップ161およびステップ162は、繰り返し行なわれてもよい。すなわち、撹拌羽根550の正転と反転を繰り返し行なってもよい。
撹拌羽根550を回転させる際の速度は、撹拌槽510内に供給された液体の量、撹拌槽510内に投入された茶葉粉末の量に応じて適宜変更することができる。また、上述の撹拌を開始する工程の詳細は、上述した第1製造フローから第3製造フローの全てに適用することができる。
図19を参照して、撹拌羽根の撹拌動作について説明する。図19は、撹拌羽根の撹拌動作を示す図である。図19においては、矢印A1に示す方向への撹拌羽根550の回転を正転とし、矢印B1に示す方向への撹拌羽根550の回転を反転とする。また、撹拌羽根550が正転した場合の液面S1を実線で示し、撹拌羽根550が反転した場合の液面S2を破線で示している。
撹拌羽根550を正転させると、撹拌羽根550の撹拌作用により、液体には、回転中心軸Cに対して略直交する方向の力が作用する。この結果、回転中心軸を含む中央部の液面S1が下方に変位し、撹拌羽根550の上部が液面S1から露出する状態となる。
これにより、撹拌羽根550の液面S1から露出した領域において、矢印C1に示すように液体中へ空気の取り込みが可能となる。同時に矢印C2に示すように、撹拌羽根550の中央部から外周部へと空気および撹拌対象の液を送り出し、液中へ空気を効率よく取り込みながら粉末と液体とを撹拌させる。
撹拌羽根550の羽根部220が、空気と液面S1との界面を通過することにより、大きな泡を粉砕し、きめ細やかな泡を生成することができる。
撹拌羽根550が正転している状態から撹拌羽根550を反転させた状態に切り替えると、進行方向の異なる水流が衝突することにより、撹拌作用を高めることができる。また、反転時には、速度を低下させることにより回転が安定した状態における液面S2は液面S1よりも上昇する。この際、撹拌羽根550の上部は、液面S2から露出する。
反転時に速度が低下することで、液中への空気の取り込みを抑制し、大きな泡が形成されることを抑制することができる。また、正転時に生成された大きな泡を液面S2から露出する羽根部220で粉砕することにより、よりきめ細やかな泡を生成することができる。この結果、撹拌と泡立ての両立が可能となる。
また、上述のような撹拌動作は、使用後における撹拌槽510の洗浄時においても効果的である。撹拌羽根550が正転と反転を繰り返して回転させて進行方向の異なる水流を衝突させることにより、使用後に撹拌槽510内に付着した茶葉粉末と液体との混合物を、洗浄用の液体中に拡散させることができる。
(茶葉粉末投入位置)
従来のミルク等の液体のみを撹拌して、きめ細やかな泡を生成することができる撹拌ユニットにおいては粉末を用いないことから、粉末の投入位置については十分に検討されていなかった。粉末の投入位置がばらつけば、粉末が十分に攪拌することができず、攪拌後も一部の粉末が塊となって残ってしまうことが懸念される。
本実施の形態においては、上述のように撹拌カバー530には、粉挽きユニット300により粉砕された茶葉粉末を投入する粉末投入口531が設けられているため、茶葉粉末を投入する位置が安定することにより、茶葉粉末の撹拌を向上させることができる。粉末投入口531は、撹拌羽根550の回転中心軸方向から見た場合に撹拌羽根550と重ならない位置に設けられている。このような構成とすることにより、茶葉粉末が撹拌羽根550に直接接触することにより、茶葉粉末が飛散してしまうことを防止することができる。
さらに、茶葉粉末の投入位置についての詳細を検討すべく、3種類の投入位置において攪拌後の茶葉粉末の状態について観察した。図20から図23を参照して、茶葉粉末の投入位置と攪拌後の茶葉粉末の状態について説明する。図20は、撹拌槽内において茶葉粉末を投入する位置を示す図である。図21から図23は、図20に示すA領域からC領域に茶葉粉末を落とした場合における撹拌後の茶葉粉末の状態を示す図である。
図20に示すように、撹拌槽510の保温タンク512は、底面部512bと、当該底面部512bの周縁から立設された周壁部512aとを有する。撹拌羽根550の回転中心軸方向から見た場合に、底面部512bの中心512Cと、撹拌羽根550の中心550Cとを通る直線を第1仮想線VL1とし、底面部512bにおいて当該第1仮想線VL1に対して底面部512bの中心512Cにて直交する直線を第2仮想線VL2とする。
第2仮想線VL2上にA領域、B領域、C領域を配置した。A領域からC領域は、撹拌カバー530に設けられた粉末投入口531を撹拌羽根550の回転中心軸方向に沿って底面部512bに投影した領域である。A領域からC領域は、円形形状を有する。なお、粉末投入口531の形状は、円形形状に限定されず、適宜変更することができる。
A領域は、撹拌羽根550に近く、第2仮想線VL2上において、底面部512bの中心512Cのやや右寄り部分に配置されている。A領域の一部は、撹拌羽根550の回転中心軸方向から見た場合に、底面部512bの中心512Cと撹拌羽根550の中心550Cと結ぶ線を半径とする円形領域R内に位置する。
B領域は、A領域とC領域との間に位置し、第2仮想線VL2上において、底面部512bの中心512Cと、底面部512bおよび周壁部512aの境界部512cとの略中央に配置されている。B領域は、円形領域Rと重なら無いように配置されている。
C領域は、撹拌羽根550から遠く、第2仮想線VL2上において、周壁部512a近傍に配置されている。C領域は、円形領域Rと重なら無いように配置されている。
これらA領域からC領域のそれぞれに3gの茶葉粉末を投入した後に、150ccのお湯を撹拌槽510に供給して、撹拌羽根550を用いて茶葉粉末およびお湯を撹拌した。この際、撹拌羽根550の回転速度は、2000rpmとし、45秒撹拌させた。
図21に示すように、A領域に茶葉粉末を投入した場合には、きめ細やかな泡が生成されていることが確認できたものの、底面部512bの中心512C近傍に相当程度大きい茶葉粉末の塊P1が残った。
図22に示すように、B領域に茶葉粉末を投入した場合には、きめ細やかな泡が生成されていることが確認できた。また、茶葉粉末の塊が残らず、茶葉粉末が良好に撹拌されていることが確認された。
図23に示すように、C領域に茶葉粉末を投入した場合には、きめ細やかな泡が生成されていることが確認できた。また、周壁部512a近傍に極わずかに茶葉粉末の塊P2が残ったものの、当該塊P2を除く飲料内においては、茶葉粉末が十分に撹拌されていることが確認された。
以上の結果に基づいて、撹拌羽根550の回転中心軸方向から見た場合に、底面部512bの中心512Cと撹拌羽根550の中心550Cと結ぶ線を半径とする円形領域Rと重ならないように粉末投入口531を設けることにより、茶葉粉末の塊が形成されることを抑制でき、きめ細やかな泡を生成すると同時に茶葉粉末を十分に撹拌できると言える。
また、撹拌羽根550の回転中心軸方向から見た場合に、第2仮想線VL2上において、底面部512bの中心512Cと、底面部512bおよび周壁部512aの境界部512cとの略中央に位置するように粉末投入口531を設けることにより、さらに茶葉粉末の塊が形成されることを抑制でき、きめ細やかな泡を生成すると同時に茶葉粉末を十分に撹拌できると言える。
<実施の形態2>
図24を参照して、本実施の形態における飲料製造装置1Aにおいて撹拌を開始する工程の詳細について説明する。図24は、撹拌を開始する工程の詳細を示すフロー図である。
本実施の形態における飲料製造装置1Aは、実施の形態1における飲料製造装置と比較した場合に、制御部が必ずしも撹拌羽根の正転と反転を切り替えるように駆動部を制御するように構成されていない点において相違し、その他の構成については、ほぼ同様の構成を有する。このため、撹拌を開始する工程における撹拌羽根の動作のみが相違する。
本実施の形態における飲料製造装置1Aにあっては、ステップ16において、撹拌ユニット500での茶葉粉末とお湯との撹拌が開始されると、まず、ステップ161において、制御部110は、撹拌羽根550が速度V1で正転するように撹拌モータユニット140を制御する。この場合には、撹拌羽根は2000rpmで回転されることが好ましい。また、ステップ161の実行時間は、10秒から30秒程度であることが好ましい。
次に、ステップ162において、制御部110は、撹拌羽根550が速度V1よりも遅い速度V2で正転するように撹拌モータユニット140を制御する。この場合には、撹拌羽根は1000rpmで回転されることが好ましい。また、ステップ162の実行時間は、10秒から30秒程度であることが好ましい。
ステップ161およびステップ162は、繰り返し行なわれてもよい。すなわち、撹拌羽根550を回転させる速度の増減を繰り返し行なってもよい。また、撹拌羽根550を回転させる際の速度は、撹拌槽510内に供給された液体の量、撹拌槽510内に投入された茶葉粉末の量に応じて適宜変更することができる。
このように撹拌羽根550を動作させた場合には、回転速度が低下した際に、液面が変位して液体が上下方向にも移動する。この結果、撹拌力が向上する。回転速度が低下した状態においては、撹拌羽根550の上方が液面から露出した状態を維持させることが好ましい。
この場合には、液中への空気の取り込みを抑制し、大きな泡が形成されることを抑制することができる。また、回転速度が速い場合に生成された大きな泡を液面から露出する羽根部220で粉砕することにより、よりきめ細やかな泡を生成することができる。この結果、撹拌と泡立ての両立が可能となる。
以上のように、本実施の形態においては、制御部110が撹拌羽根550を第1の速度で回転させた後に第1の速度よりも遅い第2の速度で回転させるように駆動部を制御することにより、実施の形態1とほぼ同様の効果が得られる。
<実施の形態3>
従来のミルク等の液体のみを撹拌して、きめ細やかな泡を生成することができる撹拌ユニットにおいては、撹拌槽内に十分な液体が供給されたことを示す満タンマークによって、撹拌槽に供給された液体の量を検知していた。このような場合にあっては、満タンマークが表示されるまで液体を供給しなければならず、所望の液体量に応じて、適正な撹拌を行なうことができない場合があった。撹拌槽内に検知センサを配置する場合には、所定の水位ごとに検知センサを配設する必要があり、その構造が複雑となることが懸念される。
本実施の形態においては、簡易な構成によって撹拌槽に供給された液体の量を検知することを目的とする。
図25を参照して、本実施の形態における飲料製造装置1Bの構成について説明する。図25は、飲料製造装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態における飲料製造装置1Bは、実施の形態1における飲料製造装置1と比較した場合に、液量検知部10およびメモリ20をさらに備えている点において相違し、その他の構成についてはほぼ同様である。また、本実施の形態における飲料を製造するフローは、基本的に実施の形態1における製造フローに準じている。
逆止弁156は、液体供給路155内の液体が液体貯留タンク700に逆流することを防止する。このため、加熱手段としてのヒータ160によって液体供給路155内の液体が加熱されることにより、液体供給経路155内の圧力が所定の圧力以上となった場合に当該液体が撹拌槽510に供給される。逆止弁156は、液体貯留タンク700に接続された給湯パイプ150の一端側に設けられている。
液量検知部10は、撹拌槽510に供給された液体の量を検知する。液量検知部10は、ヒータ160の温度を検知する温度検知部11と、制御部110とによって構成されている。温度検知部11としては、たとえばサーミスタを採用することがきる。温度検知部11は、ヒータ160の外表面に接触するように設けられている。制御部110は、タイマ111を含む。制御部110は、タイマ111によってヒータ160の通電時間を計測する。
メモリ20には、予め実験等により得られたヒータ160の通電時間と、液体供給経路155から撹拌槽510に供給される液体の量との関係に関する情報が格納されている。
メモリ20は、制御部110から入力された通電時間に関する情報に基づいて、液体の量に関する情報を制御部110に出力する。このようにして、液量検知部10は、ヒータ160の通電時間に基づいて撹拌槽510に供給された液体の量を検知する。
図26を参照して、給湯を開始する工程に詳細について説明する。図26は、給湯を開始する工程の詳細を示すフロー図である。
ステップ13において、装置本体100から撹拌ユニット500への給湯が開始される場合には、まず、ステップ131において液体貯留タンク700から液体供給経路155に水が導入される。次に、ステップ132において、制御部110は、ヒータ160に通電し、ヒータ160による加熱を開始する。この際、タイマ111によるヒータ160の通電時間の計測が開始される。
続いて、ステップ133において、液体供給経路155内の水をヒータ160にて加熱する。液体供給経路155内の水が加熱されることにより、液体供給経路155内の圧力が増加する。
加熱された液体供給経路155内の水が沸騰してお湯になり、液体供給経路155内の圧力が所定の圧力以上となった場合(ステップ134:YES)には、ステップ135が実施される。一方、加熱が不十分であり、液体供給経路155内の圧力が所定の圧力よりも低い場合(ステップ134:No)の場合には、制御部110は、液体供給経路155内の圧力が所定の圧力に到達するまで、ヒータ160の加熱動作を継続させる。
次に、ステップ135において、液体供給経路155内の圧力が所定の圧力に到達することにより、液体供給経路155内のお湯が撹拌槽510に供給される。この状態にあっては、逆止弁156によって液体供給経路155内のお湯が液体貯留タンク700に逆流することが防止されている。これにより、液体供給経路155内のお湯が安定して撹拌槽510に供給される。
続いて、ステップ136において、制御部110は、温度検知部11の温度検知結果に基づきヒータ160の温度が所定の温度以上か否かを判断する。液体供給経路155内の水が全て撹拌槽に供給された場合には、ヒータ160の熱が水に伝達されなくなり、ヒータ160の温度が上昇する。このため、ヒータ160の温度が所定の温度以上か否かを判断することにより、液体供給経路155内の水が全て撹拌槽に供給されたか否かを判断することができる。
ヒータ160の温度が所定の温度以上であると判断した場合(ステップ136:YES)には、ステップ137が実施される。一方、ヒータ160の温度が所定の温度よりも低い温度であると判断した場合(ステップ136:No)には、制御部110は、ヒータ160の温度が所定の温度以上となるまで、ヒータ160への通電を維持して加熱を継続する。
次に、ステップ137において、制御部110は、ヒータ160への通電を停止して、ヒータ160による加熱動作を停止する。この際、タイマ111によるヒータ160の通電時間の計測が終了する。これにより、給湯動作が終了する。
タイマ111によって計測されたヒータ160の通電時間についての情報は、メモリ20に入力される。メモリ20は、入力された情報に基づいて、液体の量に関する情報を制御部110に出力する。これにより、液量検知部10は、ヒータ160の通電時間に基づいて撹拌槽510に供給された液体の量を検知する。
制御部110は、撹拌槽510に供給された液体の量に関する情報に基づいて、次のステップ16(図5参照)における撹拌羽根550の動作を制御する。制御部110は、撹拌槽510に供給された液体の量が少ないと判断した場合には、撹拌羽根550の回転数を下げる。一方、制御部110は、撹拌槽510に供給された液体の量が多いと判断した場合には、撹拌羽根550の回転数を上げる。このように、撹拌を開始する工程において、撹拌槽510に供給された液体の量に応じて撹拌動作を制御することにより、適正な条件で飲料を生成することができる。これにより、飲料の仕上がりをさらに細やかにすることができる。
なお、液体貯留タンク700の水の量によらず、所望のお湯を撹拌槽510に供給したい場合には、所望の量のお湯に応じたヒータ160への通電時間でヒータ160による加熱を停止してもよい。
本実施の形態においては、ヒータ160の通電時間に応じて液体の量を検出することにより、所定の水位ごとに検知センサを配設して撹拌槽510内の水位を検知する場合と比較して、液量を検知できる範囲が広くなる。また、大掛かりな部品を設置すること無しに、温度検知部11、タイマ111といった簡易な構成によって撹拌槽に供給された液体の量を検知することができる。さらに、撹拌槽510に供給された液体の量を検知することにより、液体の量に応じて撹拌動作を適正に制御することができる。
なお、上述の撹拌を開始する工程の詳細は、上述した実施の形態1における第1製造フローから第3製造フローを準用する本実施の形態における第1製造フローから第3製造フローの全てに適用することができる。
<実施の形態4>
図27を参照して、本実施の形態における飲料製造装置1Cについて説明する。図27は、飲料製造装置の撹拌ユニットおよび本体構造の一部を示す縦断面図である。
本実施の形態における飲料製造装置1Cは、実施の形態1における飲料製造装置1と比較した場合に、撹拌槽510および撹拌羽根550の構成が相違する。
撹拌槽510の底面部には回転軸560が設けられておらず、撹拌羽根550側に回転軸556が設けられている。制御部110によって撹拌モータユニット140が駆動されて永久磁石141が回転すると、回転コマの原理により、バランスを取りながら撹拌羽根550が安定的に回転する。回転軸560は、パドル本体と一体に成形されている。
第1パドル210および第2パドル211が回転することによって発生する水流を底面部512b上に投入された茶葉粉末の下部に衝突させることにより、茶葉粉末をより効果的に撹拌させることができる。このため、第1パドル210および第2パドル211の下面が、底面512b1に近接するように、底面部512bのうち撹拌羽根550が設置される部分には凹部515が設けられていることが好ましい。この場合には、凹部515は、第1パドル210および第2パドル211の下面が底面512b1に接触しないとともに、底面512b1を下回らないように設けられることが好ましい。
このような構成とした場合であっても、実施の形態1と同様の効果が得られる。撹拌槽510側に回転軸560が設けられた場合には洗浄時に手を回転軸560にぶつける等の心配があったが、撹拌羽根550側に回転軸556を設けることにより、洗浄時に手をぶつける等の心配が解消され、容易にかつ安全に撹拌槽510の洗浄を行なうことができる。
洗浄時に手をぶつける等の心配が解消されることから、回転軸556の先端部の形状に関してより設計の自由度が増す。これにより、回転軸556の先端をより鋭い形状にすることで、摩擦に回転損失を軽減したり、異音の発生を抑制したりすることができる。
以上、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B,1C 飲料製造装置、10 液量検知部、11 温度検知部、20 メモリ、100 装置本体、110 制御部、111 タイマ、120 粉挽モータユニット、130 粉挽駆動力連結機構、140 撹拌モータユニット、140A 非接触テーブル、141 永久磁石、150 給湯パイプ、155 液体供給経路、156 逆止弁、160 ヒータ、170 給湯ノズル、171 供給口、180 ユニット装着部、190 撹拌槽装着部、195 液体貯留タンク装着部、210 第1パドル、210a 収容部、210h 空間、211 第2パドル、212 パドル面、222 下部補助リング、223 上部補助リング、250 筒状芯、251 円錐状キャップ、252 リングシール、253 貫通穴、260a カバー、260b パドル本体、300 粉挽きユニット、300w 連結用窓、310 粉挽きケース、310b 上端開口部、311 貯留部、312 排出経路、312a 排出口、320 ホッパー部、321 天板部、322 筒状部、323 開口部、325 粉砕対象物投入口、330 粉砕対象物カバー部、340 下臼部支持部、341 本体部、342 突出部、343 粉掻き取り部、344 溝部、345 粉挽き軸、350 下臼部、351 下臼本体、352 凹部、355 コア、355a 基端部、356 羽根部、360 上臼、361 貫通孔、370 上臼保持部材、371 底面部、371a 孔部、372 外筒部、373 内筒部、380 バネ保持部材、381 バネ、391,392,393 リブ、500 撹拌ユニット、510 撹拌槽、511 外装ホルダー、512 保温タンク、512C 中心、512a 周壁部、512b 底面部、512c 境界部、513 開口部、515 凹部、520 グリップ、530 撹拌カバー、531 粉末投入口、532 給湯口、540 吐出口開閉機構、541 吐出口、542 操作レバー、543 開閉ノズル、545 吐出部、550 撹拌羽根、550C 中心、552 磁石、556 回転軸、560 回転軸、700 液体貯留タンク、710 タンク本体、720 蓋部、800 茶葉粉末受皿、900 載置ベース。

Claims (5)

  1. 液体と粉末とを用いて飲料を製造する飲料製造装置であって、
    液体と粉末とを撹拌する撹拌羽根および前記撹拌羽根を収容する撹拌槽を含む撹拌ユニットと、
    前記撹拌羽根を回転駆動させる撹拌羽根駆動部と、
    前記撹拌羽根駆動部を制御する制御部とを備え、
    前記撹拌羽根は、回転中心軸を有し、前記回転中心軸を取り囲むように複数の羽根が設けられ、
    前記制御部は、前記撹拌羽根の正転と反転を切り替えるように前記撹拌羽根駆動部を制御し、
    前記撹拌羽根が正転したとき、前記撹拌羽根の上部が前記撹拌槽の液面から露出した状態となり、
    前記撹拌羽根が反転したとき、前記液面が上昇する、飲料製造装置。
  2. 前記撹拌羽根が反転したとき、前記撹拌羽根の上部が前記撹拌槽の液面から露出した状態となる、請求項1に記載の飲料製造装置。
  3. 粉末を用いて飲料を製造する飲料製造装置であって、
    粉末と液体とを撹拌する撹拌羽根と、前記撹拌羽根を収容する撹拌槽とを含む撹拌ユニットと、
    前記撹拌羽根を回転駆動させる撹拌羽根駆動部と、
    前記撹拌羽根駆動部を制御する制御部とを備え、
    前記撹拌羽根は、回転中心軸を有し、前記回転中心軸を取り囲むように複数の羽根が設けられ、
    前記制御部は、前記撹拌羽根を第1の速度で回転させた後に前記第1の速度よりも遅い第2の速度で回転させるように前記撹拌羽根駆動部を制御し、
    前記撹拌羽根が前記第1の速度で回転したとき、前記撹拌羽根の上部が前記撹拌槽の液面から露出した状態となり、
    前記撹拌羽根が前記第2の速度で回転したとき、前記液面が上昇する、飲料製造装置。
  4. 前記撹拌羽根は、前記撹拌槽の底面に設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の飲料製造装置。
  5. 前記撹拌槽は、前記撹拌槽の底部に設けられかつ上方に向けて延びる軸部を有し、
    前記撹拌羽根は、前記軸部に対して回転可能となるように、前記軸部に挿入される筒状芯を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の飲料製造装置。
JP2014016467A 2014-01-31 2014-01-31 飲料製造装置 Active JP6289130B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014016467A JP6289130B2 (ja) 2014-01-31 2014-01-31 飲料製造装置
PCT/JP2015/052050 WO2015115375A1 (ja) 2014-01-31 2015-01-26 飲料製造装置
RU2016135219A RU2649232C2 (ru) 2014-01-31 2015-01-26 Устройство для приготовления напитков
US15/100,519 US20160302609A1 (en) 2014-01-31 2015-01-26 Beverage preparation apparatus
CA2931062A CA2931062C (en) 2014-01-31 2015-01-26 Beverage preparation apparatus
CN201580003773.8A CN105899110B (zh) 2014-01-31 2015-01-26 饮料制造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014016467A JP6289130B2 (ja) 2014-01-31 2014-01-31 飲料製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015142609A JP2015142609A (ja) 2015-08-06
JP6289130B2 true JP6289130B2 (ja) 2018-03-07

Family

ID=53756948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014016467A Active JP6289130B2 (ja) 2014-01-31 2014-01-31 飲料製造装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20160302609A1 (ja)
JP (1) JP6289130B2 (ja)
CN (1) CN105899110B (ja)
CA (1) CA2931062C (ja)
RU (1) RU2649232C2 (ja)
WO (1) WO2015115375A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10517438B2 (en) * 2015-10-28 2019-12-31 Trent Walker Extraction brewer
US11744396B1 (en) * 2015-11-10 2023-09-05 Caffeine Innovations, LLC System, method, and device for agitating coffee grounds
CN106923699B (zh) * 2015-12-29 2020-08-04 广东美的生活电器制造有限公司 食品料理机和食品料理机的机头
CN106923676B (zh) * 2015-12-29 2020-07-31 广东美的生活电器制造有限公司 食品料理机和食品料理机的机头
WO2017175451A1 (ja) * 2016-04-08 2017-10-12 シャープ株式会社 飲料製造装置およびこれを用いた飲料製造方法
JP6598755B2 (ja) * 2016-10-31 2019-10-30 花王株式会社 緑茶抽出物の製造方法
JP2019115483A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 シャープ株式会社 溶液生成装置および溶液生成方法
CN108852058B (zh) * 2018-07-17 2021-03-09 夏柱飞 一种豆浆机消泡机构
CN112155447B (zh) * 2019-03-28 2022-03-15 九阳股份有限公司 一种可靠安装的食品加工机
EP3855987B1 (en) * 2019-04-25 2022-05-04 Top Electric Appliances Industrial Limited Beverage brewing machine

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3695586A (en) * 1970-11-05 1972-10-03 Warren R Griffin Mixing apparatus
US3920163A (en) * 1973-07-11 1975-11-18 Jet Spray Cooler Inc Beverage dispenser with in-bowl whipper
DE3590586C2 (ja) * 1984-11-05 1991-06-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma, Osaka, Jp
JPH0317798Y2 (ja) * 1985-04-09 1991-04-15
US4962693A (en) * 1988-11-02 1990-10-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Centrifugal brewing type coffee maker
JP2848422B2 (ja) * 1991-11-21 1999-01-20 株式会社クボタ 自動販売機の抽出濾過装置
US5623574A (en) * 1995-09-25 1997-04-22 Bunn-O-Matic Corporation Heated water apparatus
JP2000513613A (ja) * 1996-12-23 2000-10-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ コーヒーメーカ
US7270156B2 (en) * 2000-11-13 2007-09-18 Back To Basics Products, Llc Beverage mixer and heater
US8529118B2 (en) * 2001-04-13 2013-09-10 Sunbeam Products, Inc. Blender cup with lid storage
JP2004287866A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機の飲料ミキシング装置
GB0318584D0 (en) * 2003-08-07 2003-09-10 Mcgill Tech Ltd Mixing apparatus
NL1028460C2 (nl) * 2005-03-04 2006-09-06 Sara Lee De Nv Inrichting voor het bereiden en afgeven van al dan niet althans gedeeltelijk opgeschuimde dranken.
US7648049B1 (en) * 2005-04-19 2010-01-19 Food Equipment Technologies Company, Inc. Beverage ingredient mixing drink dispenser
JP2007054603A (ja) * 2005-07-25 2007-03-08 Izumi Products Co 飲料作成器
CN101374442B (zh) * 2005-10-11 2011-06-22 麦志坚 咖啡机
JP4832122B2 (ja) * 2006-03-10 2011-12-07 凰商事株式会社 飲料提供装置
EP1849386B1 (de) * 2006-04-25 2008-10-22 Imel AG Vorrichtung und Verfahren zur Zubereitung von Heissgetränken durch Aufbrühen einer partikelförmigen, mittels Wasser extrahierbaren Substanz
JP2008272275A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Toshiba Electric Appliance Co Ltd 飲料提供装置
JP5169230B2 (ja) * 2008-01-09 2013-03-27 富士電機株式会社 カップ式自動販売機の攪拌具
US20120002501A1 (en) * 2009-12-31 2012-01-05 Abbott Laboratories Mixing system for mixing a powdered beverage with a liquid
JP5441746B2 (ja) * 2010-02-05 2014-03-12 旭有機材工業株式会社 流体混合器および流体混合器を用いた装置
US8448567B2 (en) * 2010-10-14 2013-05-28 Martin Batturs & Associates Llc Soup preparing and dispensing machine (SPDM) and method of producing individual servings of hot or cold soup using the same
WO2015019988A1 (ja) * 2013-08-05 2015-02-12 シャープ株式会社 撹拌羽根、撹拌装置、飲料製造装置および撹拌部

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015142609A (ja) 2015-08-06
US20160302609A1 (en) 2016-10-20
WO2015115375A1 (ja) 2015-08-06
RU2016135219A (ru) 2018-03-07
RU2016135219A3 (ja) 2018-03-07
CA2931062C (en) 2018-05-01
CN105899110B (zh) 2019-03-22
CA2931062A1 (en) 2015-08-06
RU2649232C2 (ru) 2018-03-30
CN105899110A (zh) 2016-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6289130B2 (ja) 飲料製造装置
JP6580083B2 (ja) 撹拌部、撹拌装置および飲料製造装置
US20170007067A1 (en) Agitation unit and beverage preparation apparatus
JP6465696B2 (ja) 粉砕装置および飲料製造装置
WO2016143406A1 (ja) 飲料製造装置
JP6273152B2 (ja) 飲料製造装置
JP5405099B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP6475938B2 (ja) 撹拌ユニットおよび飲料製造装置
WO2014102912A1 (ja) 卓上電動撹拌具
JP2002373373A (ja) 飲料用撹拌装置
JP6376910B2 (ja) 飲料製造装置
JP2016077957A (ja) 粉砕装置および飲料製造装置
JP6376909B2 (ja) 撹拌ユニットおよび飲料製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160923

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6289130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150