JP5405099B2 - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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この発明は飲料ディスペンサに係り、特に、粉末原料と水または湯とを混合攪拌して飲料を生成する飲料ディスペンサの構成に関する。
この種の飲料ディスペンサの構成として、回転可能に設けられたインペラを内部に有するミキシングユニットと、インペラを駆動して回転させる攪拌用モータとを備えたものが一般的である。ミキシングユニットの内部には粉末原料と水または湯とが供給されるようになっており、これらを回転するインペラで混合攪拌することによって飲料が生成される。生成された飲料は、ミキシングユニットの底部に設けられた注出口からカップ等に注出され、利用者に提供される。また、このような飲料ディスペンサは、ミキシングユニット内を自動的に洗浄する機能を有していることが一般的である。ミキシングユニット内の洗浄は所定時間毎に行われ、それにより、ミキシングユニット内を清潔に保つとともに、飲料がミキシングユニット内の部品に固着することを防止している。
例えば、特許文献1には、ミキシングユニット内に湯を供給しながらインペラを回転させることによって洗浄を行う飲料ディスペンサが記載されている。ミキシングユニット内に供給された湯は、インペラが回転することによって発生する水流によってミキシングユニット内に滞留し、その内部を洗浄する。インペラの回転は、予め設定された時間が経過すると停止されるようになっており、ミキシングユニット内を洗浄した湯は、インペラの回転停止に伴って注出口から排出される。
実開昭62−105586号公報
ここで、ミキシングユニット内の洗浄には、飲料生成用として加熱された湯が用いられており、その温度は高温となっている。また、ミキシングユニット内を洗浄して排出された湯は、カップ等を載置するカップステージに落下し、カップステージに設けられた排水口から排出されることが一般的である。すなわち、特許文献1に記載の飲料ディスペンサでは、高温の湯がそのまま排出されるため、排出された湯がカップステージではねて利用者にかかってしまう可能性があるという問題点を有していた。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、ミキシングユニット内を洗浄する際における安全性を向上した飲料ディスペンサを提供することを目的とする。
この発明に係る飲料ディスペンサは、内部に粉末原料、水及び湯が供給されるミキシングケースと、ミキシングケース内に回転可能に設けられるインペラとを備え、ミキシングケース内に供給された粉末原料と水または湯とを、回転するインペラで混合攪拌して飲料を生成する飲料ディスペンサにおいて、ミキシングケースは、ミキシングケース内に供給された湯を、回転するインペラで攪拌することによって洗浄され、ミキシングケース内に供給された湯は、ミキシングケースを洗浄した後に、インペラが回転を継続した状態でミキシングケース内に供給される水と混合されてから、インペラの回転が停止されてミキシングケース外に排出されることを特徴とするものである。
この発明によれば、ミキシングケースは、その内部に供給され、ミキシングケース内に供給された湯を、回転するインペラで攪拌することによって洗浄される。ミキシングケース内に供給された湯は、ミキシングケースを洗浄した後にミキシングケース内に供給される水と混合されるため、湯の温度が下がった状態で排出される。したがって、飲料ディスペンサにおいて、ミキシングユニット内を洗浄する際における安全性を向上することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について添付図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、この実施の形態1に係る飲料ディスペンサ1を示す。飲料ディスペンサ1は、粉末原料と水または湯とを混合攪拌して飲料を生成する装置であって、筐体2と、筐体2の内部に設けられた平板状の仕切板3とを備えている。仕切板3は、筐体2の内部を図1の矢印で示す前方側と後方側とに区画しており、仕切板3の前方側には、飲料の生成及び注出が行われる飲料生成室4が形成されている。一方、仕切板3の後方側には図示しない貯水タンクや冷凍回路等が収容されており、飲料を生成するための水の冷却または加熱を行う機械室5が形成されている。また、筐体2の前部には、利用者による操作や予め記憶されているプログラム等に基づいて、飲料ディスペンサ1の動作を制御する制御部18が設けられている。
飲料生成室4内において、図1の矢印で示す上方側に位置する部位には、粉末原料が内部に貯められるキャニスタ6が設けられている。キャニスタ6は、その前面に形成され、下方側に開口する原料放出口6aを有している。また、キャニスタ6の内部には、スクリュー6bが回転可能に設けられている。スクリュー6bは、キャニスタ6の後方側で仕切板3に固定された原料放出用モータ7に連結されており、原料放出用モータ7に駆動されて回転するようになっている。キャニスタ6内の粉末原料は、回転するスクリュー6bによって原料放出口6a付近に導かれるようになっており、それにより、粉末原料が原料放出口6aから放出される。
キャニスタ6の下方には、仕切板3に固定されて前方側に突出するモータベース8が設けられており、モータベース8には、内部で飲料を生成するためのミキシングユニット9が取り付けられている。ミキシングユニット9は、中空の部材であるミキシングケース10と、ミキシングケース10内に回転可能に設けられたインペラ11とを備えている。インペラ11の上端部は、その上方側に配置され、モータベース8に固定された攪拌用モータ12に連結されており、攪拌用モータ12に駆動されてインペラ11が回転するようになっている。
ミキシングケース10の前面には、キャニスタ6の原料放出口6aに向かって延在し、キャニスタ6から放出された粉末原料を受ける原料受容口10aが形成されている。また、ミキシングユニット9内には、機械室5内から飲料生成室4内に延出する給水管13と、モータベース8に設けられた図示しない給水口とを介して、機械室5からの水または湯が選択的に供給されるようになっている。すなわち、ミキシングユニット9は、供給された粉末原料と水または湯とを、攪拌用モータ12に駆動されて回転するインペラ11で混合攪拌して飲料を生成するものである。ミキシングユニット9内で生成された飲料は、ミキシングケース10の下部に形成された注出口10bから注出されるようになっている。
また、ミキシングケース10の後部には、後方側に開口するオーバーフロー排出口10cが形成されており、その下方には、上部開口を有する中空の部材であるダクト14が設けられている。オーバーフロー排出口10cは、ミキシングユニット9内の水または湯の量が所定量以上となった場合の余剰分や、飲料生成時に発生する湯気をミキシングユニット9の外部に排出するためのものである。
ここで、原料放出用モータ7と攪拌用モータ12との作動、及びミキシングユニット9内への水または湯の供給は、制御部18から出力される指令に基づいて行われるものである。
尚、キャニスタ6、ミキシングユニット9及び攪拌用モータ12の数は、生成する飲料の種類の数に応じて適宜変更されるものである。飲料ディスペンサ1は、図2に示すようにキャニスタ6及びミキシングユニット9をそれぞれ3つずつ備えるとともに、図示はされないが、3つの攪拌用モータ12を備えている。3つのミキシングユニット9の下方には、各注出口10bから注出された飲料を受ける注出ガイド15が設けられており、注出ガイド15の下部には、各ミキシングユニット9から受けた飲料を注出する注出口15aが形成されている。注出ガイド15の下方には、注出口15aから注出された飲料が注がれるカップ等を載置するためのカップステージ16が設けられている。また、カップステージ16には図示しない排水パイプが接続されており、カップステージ16が受けた水または湯を、排水パイプによって飲料ディスペンサ1の外部に排出可能となっている。
また、ダクト14の底部には排出口14aが形成されており、その下方には、排水パイプ17が設けられている。ミキシングユニット9のオーバーフロー排出口10c(図1参照)から排出された水または湯は、ダクト14の排出口14aから排水パイプ17内に流通し、排水パイプ17を介して飲料ディスペンサ1の外部に排出される。
ここで、図3〜5を用いて、ミキシングユニット9及びその周辺の構成について詳細に説明する。
図3に示すように、ミキシングユニット9は、上方側に開口する中空の部材であるケース本体21内にインペラ11が挿入され、ケース本体21の上部にキャップ22を取り付けた構成となっている。すなわち、ケース本体21とキャップ22とは、ミキシングケース10を構成しており、その内部にインペラ11が収容された状態となっている。インペラ11は、細長い円筒状の回転軸23を有しており、その上端部には、径方向外側に広がった円板状の連結部24が形成されている。
連結部24の上面の中心部には凸部24aが形成されており、凸部24aがキャップ22に形成された孔22a内に挿入されることによって、インペラ11の上端側が回転可能に支持されるようになっている。一方、インペラ11の下端部には、径方向外側に広がった円板部25が形成されており、円板部25の下面には、粉末原料と水または湯とを混合攪拌するための攪拌翼25a(図4参照)が形成されている。
ケース本体21の下部には、円筒形状を有し、インペラ11の円板部25が収容される小径円筒部26が形成されている。小径円筒部26の上部には、上方側に向かって円錐状に広がる中央部27が形成されており、中央部27の上部には、略円筒形状を有する大径円筒部28が形成されている。大径円筒部28の前面には、キャップ22に塞がれることによって原料受容口(図1参照)を形成する原料ガイド部28aが形成されている。
大径円筒部28の後方側における上端部には、キャップ22に塞がれることによってオーバーフロー排出口10c(図1参照)を形成する後部開口28bが形成されている。また、ケース本体21の両側部には、側方に突出するとともに前後方向に沿って延在するフランジ部21aが形成されている。ミキシングユニット9は、ケース本体21のフランジ部21aを、モータベース8に形成されたガイド部8a(図2参照)内に挿入することによって、モータベース8に取り付けられるようになっている。
図5に示すように、インペラ11の連結部24の上方側には、攪拌用モータ12の駆動軸12aに一体として固定されたマグネットカップリング12bが配置されている。また、連結部24の内部には、磁力によりマグネットカップリング12bと引き付け合う永久磁石24bが収容されている。すなわち、インペラ11と攪拌用モータ12の駆動軸12aとは、永久磁石24bとマグネットカップリング12bとの間に作用する磁力を介して連結されており、攪拌用モータ12の駆動軸12aが回転すると、インペラ11も駆動軸12aと一体として回転するようになっている。
また、マグネットカップリング12bの下面の中心部には凹部12cが形成されている。インペラ11の連結部24の凸部24aは、キャップ22を貫通して上方側に突出しており、凸部24aと凹部12cとが係合することによって、インペラ11の軸中心線と攪拌用モータ12の軸中心線とが同一直線L上に配置されるようになっている。また、インペラ11及び攪拌用モータ12の軸中心線となる直線Lは、下方側から上方側に向かうにつれて後方に傾くように配置されている。
インペラ11の円板部25が収容されている小径円筒部26の下端部は、注出口10bが形成された底部26aによって閉じられており、底部26aの中心部には、軸中心線Lに沿って上方側に突出する円筒状の軸支持部26bが形成されている。注出口10bは、軸支持部26bの近傍に形成されており、注出口10bと円板部25の下面に形成された攪拌翼25aとが互いに対向するように配置されている。また、円板部25の中心部には、下方側に開口する係合孔25bが形成されておる。インペラ11の下端側は、係合孔25b内に軸支持部26bが挿入されて係合することによって回転可能に支持されている。
次に、この実施の形態1に係る飲料ディスペンサ1の動作について説明する。
まず、飲料ディスペンサ1を用いて飲料の生成及び注出を行う際の動作について説明する。尚、飲料ディスペンサ1は3つのキャニスタ6(図2参照)を有しており、通常、各キャニスタ6内には異なる粉末原料が貯められている。すなわち、飲料ディスペンサ1は、異なる3種類の飲料を注出可能となっており、注出される飲料は利用者の操作によって選択されるものであるが、各キャニスタ6、各ミキシングユニット9及び各攪拌用モータ12の動作は、選択された飲料の種類に関わらず共通である。
図1に示すように、利用者の操作によって注出される飲料が選択されると、制御部18は、飲料を注出するための指令を出力して原料放出用モータ7、攪拌用モータ12を作動させるとともに、機械室5内の水または湯をミキシングユニット9内に供給させる。利用者が選択した飲料に対応するキャニスタ6内のスクリュー6bは、原料放出用モータ7に駆動されて回転する。スクリュー6bが回転すると、キャニスタ6内の粉末原料が原料放出口6aから放出され、放出された粉末原料が原料受容口10aを介してミキシングユニット9内に供給される。同時に、ミキシングユニット9内には、機械室5内で冷却された水または加熱された湯が供給されるが、ここで供給される水または湯の量は、飲料を生成するために必要となる全体量のうちの一部のみとなっている。
図6に示すように、ミキシングユニット9内に粉末原料と水または湯とが供給されると、攪拌用モータ12は、予め設定された所定時間の間、インペラ11を駆動して回転させる。ここで、ミキシングユニット9内の水または湯は、回転する円板部25に設けられた攪拌翼25aによって径方向外側に押し出されるため、ミキシングユニット9内には、インペラ11の軸中心線Lを回転中心とする渦Wが発生する。この際、ミキシングケース10の注出口10bは、インペラ11の軸中心線Lの近傍に形成されているため、攪拌翼25aに押し出される作用により、水または湯が注出口10bから漏れることがなく、ミキシングユニット9内に滞留する。また、ミキシングユニット9内に供給された水または湯の量は、必要となる全体量のうちの一部のみであるため、発生した渦Wの高さは、オーバーフローが発生する水位Hを超えることがない。
ミキシングユニット9内に供給された粉末原料は、インペラ11の回転が停止するまでの所定時間の間に、渦Wの水流によって水または湯と混合攪拌されて溶解する。ここで、ミキシングユニット9内に供給された水または湯の量は、飲料を生成するために必要となる全体量の一部であるため、濃度が高い状態となっている。インペラ11の回転開始後から所定時間が経過すると、攪拌用モータ12は作動を停止し、インペラ11の回転も停止される。また、インペラ11の回転停止と同時に、ミキシングユニット9内には、飲料を生成するために必要となる全体量のうちの残りの分となる水または湯が供給される。
インペラ11が回転を停止したことにより、ミキシングユニット9内で発生していた渦の水流には乱れが生じる。この水流の乱れにより、粉末原料が溶解した水または湯と、インペラ11の回転停止後に供給された水または湯とが混合され、所定の濃度の飲料となる。所定の濃度となった飲料は、円板部25の外周面と小径円筒部26の内周面との間の隙間、及び注出口10bを介して、ミキシングユニット9の外部に注出される。注出口10bから注出された飲料は、注出ガイド15の注出口15a(図2参照)を介して、カップステージ16上に載置されたカップ内に注がれる。
次に、飲料ディスペンサ1でミキシングユニット9内を洗浄する際における動作について説明する。尚、以下に説明するミキシングユニット9内の洗浄は、予め設定された時間や飲料の注出回数等に応じて自動的に行われるように構成されてもよく、また、利用者の操作に応じて行われるように構成されてもよい。制御部18は、ミキシングユニット9内を洗浄するための指令を出力し、この指令に基づいて、攪拌用モータ12の作動と、ミキシングユニット9内への水または湯の供給とが制御される。
ミキシングユニット9内の洗浄が開始されると、まず、機械室5内で加熱された湯が給水管13(図1参照)を介してミキシングユニット9内に供給される。図6に示すように、ミキシングユニット9内に湯が供給されると、攪拌用モータ12は、インペラ11を駆動して回転させ、供給された湯を攪拌する。飲料を生成する際と同様に、インペラ11の回転が開始されると、ミキシングユニット9内の湯は回転する円板部25に設けられた攪拌翼25aによって径方向外側に押し出される。それにより、供給された湯はミキシングユニット9内に滞留するとともに、インペラ11の軸中心線Lを回転中心とする渦Wが発生する。このように発生した渦Wの水流によって、ミキシングユニット9内が洗浄される。
ここで、ミキシングケース10は、小径円筒部26、中央部27及び大径円筒部28を有しており、その内周面は略円筒形状となっている。したがって、インペラ11を高速で回転させて流速の速い渦Wを発生させた場合において、その渦Wの水流は、ミキシングケース10の内周面によって乱されにくい状態となっており、それにより、渦Wの高さを安定させることが可能となっている。すなわち、インペラ11を高速回転させることにより、少量の湯でも渦Wの高さがオーバーフローが発生する水位Hまで行き渡るようになっており、洗浄に用いる湯の量を低減しながらも、ミキシングユニット9内を確実に洗浄することが可能となっている
インペラ11の回転開始から所定時間が経過すると、ミキシングユニット9内への湯の供給が停止される。次いで、ミキシングユニット9内へは、インペラ11が回転を継続した状態で水が供給される。インペラ11が回転を継続していることにより、ミキシングユニット9内を洗浄した湯と、その後に供給された水とが混合され、温度が低下する。ここで、水が供給されることによりオーバーフローが発生する水位Hを上回った場合、水位Hを上回る分の湯は、オーバーフロー排出口10cを介して、ミキシングユニット9の外部に排出される。
ミキシングユニット9内への水の供給開始後から所定時間が経過して、利用者にかかったとしても安全な程度まで温度が低下すると、攪拌用モータ12は作動を停止し、インペラ11の回転も停止される。同時に、機械室5からの水の供給も停止される。温度の下がった湯は、円板部25の外周面と小径円筒部26の内周面との間の隙間、及び注出口10bを介して、ミキシングユニット9の外部に注出される。注出口10bから注出された湯は、注出ガイド15の注出口15a(図2参照)を介して、カップステージ16上に排出される。排出された湯の温度は低下しているため、例えばカップステージ16上ではねた湯が利用者にかかったとしても火傷等を負うことがなく、安全な状態となっている。カップステージ16に排出された湯は、図示しない排水パイプ内に導かれ、飲料ディスペンサ1の外部に排出される。
このように、ミキシングユニット9は、その内部に湯を供給するとともに、インペラ11を回転させることによって洗浄され、ミキシングユニット9内に供給された湯は、ミキシングユニット9を洗浄した後に供給される水と混合された後に、ミキシングユニット9内から排出されるように構成したので、湯の温度が下がった状態で排出される。したがって、飲料ディスペンサ1において、ミキシングユニット9内を洗浄する際における安全性を向上することが可能となる。
以上に述べたミキシングユニット9を洗浄する際の動作を、図7を用いて説明する。尚、図7は、矢印tで示す方向を時間軸として、飲料ディスペンサ1の動作を概略的に示したものである。
まず、制御部18からの指令に基づき、ミキシングユニット9内への湯の供給(S1)が開始され、同時に、攪拌用モータ12の作動(S2)が開始される。作動する攪拌用モータ12はインペラ11を回転させ、ミキシングユニット9内を洗浄する。所定の時間t1が経過するとミキシングユニット9内への湯の供給は停止されるが、攪拌用モータ12の作動は継続される。ミキシングユニット9内への湯の供給が停止されると、所定時間を置いてミキシングユニット9内への水の供給(S3)が開始される。尚、湯の供給停止から水の供給開始までの所定時間は、湯によってミキシングユニット9内を洗浄するための期間であって、この間も攪拌用モータ12は作動を継続している。
ミキシングユニット9内への水の供給が開始された時間t2において、攪拌用モータ12は作動を継続しているため、インペラ11も回転している。ミキシングユニット9内を洗浄した湯と供給された水とは、回転するインペラ11によって混合され、それにより、湯の温度が低下する。ミキシングユニット9内への水の供給は、所定時間t3の時点で停止され、同時に攪拌用モータ12の作動も停止される。ここで、ミキシングユニット9内に供給された湯、または水と湯との混合液体のうち、オーバーフローが発生する水位Hを上回る水位に達した分は、オーバーフロー排出口10cから排出される(S4)。ミキシングユニット9内への水の供給と、攪拌用モータ12の作動とが停止すると、インペラ11も回転を停止するため、供給された水により温度が低下した湯は、注出口10bを介してミキシングユニット9の外部に排出される(S5)。
この発明の実施の形態1に係る飲料ディスペンサを概略的に示す断面側面図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサを示す正面図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサのミキシングユニットを示す斜視図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサのインペラを示す斜視図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサのミキシングユニット周辺を示す部分拡大断面側面図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサの動作を説明するための部分拡大断面側面図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサにおいてミキシングユニットを洗浄する際の動作を説明するためのチャート図である。
符号の説明
1 飲料ディスペンサ、10 ミキシングケース、11 インペラ、12 攪拌用モータ。

Claims (1)

  1. 内部に粉末原料、水及び湯が供給されるミキシングケースと、
    前記ミキシングケース内に回転可能に設けられるインペラと
    を備え、前記ミキシングケース内に供給された前記粉末原料と前記水または前記湯とを、回転する前記インペラで混合攪拌して飲料を生成する飲料ディスペンサにおいて、
    前記ミキシングケースは、前記ミキシングケース内に供給された前記湯を、回転する前記インペラで攪拌することによって洗浄され、
    前記ミキシングケース内に供給された前記湯は、前記ミキシングケースを洗浄した後に、前記インペラが回転を継続した状態で前記ミキシングケース内に供給される前記水と混合されてから、前記インペラの回転が停止されて前記ミキシングケース外に排出されることを特徴とする飲料ディスペンサ。
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