JP6946879B2 - カップ式飲料自動販売機 - Google Patents

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Description

この発明は、カップ式飲料自動販売機に関し、特に、飲料が作成される際にカップを把持するカップ把持部を備えるカップ式飲料自動販売機に関する。
従来、飲料が作成される際にカップを把持するカップ把持部を備えるカップ式飲料自動販売機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、砂糖、クリーム、ココア等の粉末原料をカップの内部で調理するカップ式飲料自動販売機が開示されている。上記特許文献1のカップ式飲料自動販売機では、粉末原料が収容された粉末原料供給装置(粉末原料供給部)から払い出された粉末原料をカップで受け取るとともに、カップ搬送装置により調理位置に搬送されたカップに湯が抽出されることにより、飲料が作成されるように構成されている。上記特許文献1のカップ式飲料自動販売機では、飲料が作成される際に、カップは、カップ搬送装置に備えられたカップフラッパ(カップ把持部)により両側から支えられる(把持される)ように構成されている。
特許第5282676号公報
上記特許文献1のカップ式飲料自動販売機では、カップ把持部によりカップが把持された状態で粉末原料をカップで受け取るため、カップから飲料や粉末原料がこぼれたり周辺に飛散すること等によりカップ把持部が汚れてしまう場合がある。カップ把持部は、販売される飲料の容器であるカップに接触するとともに、飲料の購入者が飲料の取出し位置において接触する場合があるため、常に清潔な状態に保たれることが望ましい。
そこで、カップ把持部を清潔な状態に保つために、作業員による定期的な清掃作業が一般的に行われている。しかしながら、飲料の作成回数(販売回数)が異なること等に起因してカップ式飲料自動販売機毎にカップ把持部の汚れ具合が異なるので、カップ把持部を常に清潔な状態に保つのは容易ではない。したがって、上記特許文献1のカップ式飲料自動販売機では、作業員の清掃作業の負担が増大するとともに、カップ把持部が汚れた状態に留まってしまう場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、作業員の清掃作業の負担を軽減するとともに、カップを把持するカップ把持部が汚れた状態に留まるのを容易に抑制することが可能なカップ式飲料自動販売機を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面によるカップ式飲料自動販売機は、飲料の原料となる粉末原料をカップに供給する粉末原料供給部と、粉末原料が供給されたカップに注ぎ口を介して水または湯が注がれることにより飲料が作成される際に、カップを把持するカップ把持部と、を備え、カップ把持部によりカップが把持された状態で、注ぎ口からカップに水または湯を注いでカップから水または湯を溢れさせることにより、カップから溢れ出た水または湯によりカップ把持部を洗い流す洗浄動作が行われるように構成されており、カップ把持部は、カップから溢れ出た水または湯がカップと対向するカップ把持部の内側に導かれる上部開口部を含む
この発明の一の局面によるカップ式飲料自動販売機では、上記のように、注ぎ口から注がれる水または湯によりカップ把持部を洗い流す洗浄動作が行われるように構成する。これにより、カップ把持部に付着した汚れを、注ぎ口から注がれる水または湯により自動的に洗い流すことができる。その結果、作業員の清掃作業の負担を軽減するとともに、カップを把持するカップ把持部が汚れた状態に留まるのを容易に抑制することができる。さらに、上記のように、飲料が作成される際に水または湯をカップに注ぐための注ぎ口を用いてカップ把持部の洗浄動作が行われるように構成する。これにより、洗浄動作に特化した機構を別個に設けなくてもカップ把持部の洗浄動作を行うことができるので、部品点数の増大およびカップ式飲料自動販売機の大型化を抑制することができる。
上記一の局面によるカップ式飲料自動販売機において、好ましくは、カップから溢れ出た湯により洗浄動作が行われるように構成されている。このように構成すれば、湯は水と比較して粉末原料を溶かし込み易いので、カップ把持部に付着した汚れを効果的かつ効率よく洗い流すことができる。
上記一の局面によるカップ式飲料自動販売機において、好ましくは、カップ内の粉末原料および水または湯を攪拌するための攪拌部をさらに備え、カップに注がれた水または湯を攪拌部により攪拌させながらカップから水または湯を溢れさせることにより、洗浄動作が行われるように構成されている。このように構成すれば、カップ内に注がれた水または湯に対する攪拌部による攪拌によって、カップ内で水または湯を波打たせ易くすることができる。その結果、攪拌部によりカップ内の水または湯を攪拌させないで洗浄動作が行われる場合と比較して、カップ内の水または湯をより多くかつ遠くまで溢れ出させることができるので、カップ把持部のより広い範囲を洗い流すことができる。
上記一の局面によるカップ式飲料自動販売機において、好ましくは、カップ把持部を移動可能な搬送部をさらに備え、搬送部によりカップ把持部を移動させながら、洗浄動作が行われるように構成されている。このように構成すれば、注ぎ口の位置に対するカップ把持部の位置を変更しながら洗浄動作を行うことができるので、カップ把持部において、洗い流される部分に偏りが生じるのを抑制することができるとともに、搬送部の移動量を調整することにより、洗い流される部分の範囲(洗浄範囲)を調節することができる。
上記一の局面によるカップ式飲料自動販売機において、好ましくは、飲料の作成回数または前回の洗浄動作からの経過時間の少なくともいずれかに基づいて、洗浄動作が行われるように構成されている。このように構成すれば、カップ把持部の汚れ具合の指標となる飲料の作成回数または前回の洗浄動作からの経過時間に基づいて洗浄動作を行うことができるので、カップ把持部の汚れ具合に応じた適切なタイミングで洗浄動作を行うことができる。
この場合、好ましくは、洗浄動作が行われる条件としての飲料の作成回数または前回の洗浄動作からの経過時間の少なくともいずれかを設定可能な設定部をさらに備える。このように構成すれば、設定部により設定された洗浄動作が行われる条件に基づいて、カップ把持部の汚れ具合に応じた適切なタイミングで確実に洗浄動作を行うことができる。
本発明によれば、上記のように、作業員の清掃作業の負担を軽減するとともに、カップを把持するカップ把持部が汚れた状態に留まるのを容易に抑制することができる。
本発明の一実施形態によるカップ式飲料自動販売機の内部構造を示した図である。 カップ把持部、搬送部および粉末原料供給部の詳細を示した図である。 調理位置におけるカップを把持したカップ把持部の様子を示した図である。 搬送部をカップ式飲料自動販売機の正面から見た図である。 搬送部をカップ式飲料自動販売機の側面から見た図である。 カップ把持部の洗浄動作を説明するための断面図である。 本発明の変形例によるカップ把持部の洗浄動作を説明するための断面図である。 本発明の別の変形例によるカップ把持部の洗浄動作を説明するための断面図である。 本発明のさらに別の変形例によるカップ把持部の洗浄動作を説明するための断面図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態によるカップ式飲料自動販売機100の構成について説明する。なお、カップ式飲料自動販売機100は、コーヒー飲料、ココア等の飲料を販売する自動販売機である。また、カップ式飲料自動販売機100は、砂糖、クリーム、ココア等の粉末原料が供給されたカップ70(図3参照)に湯が注がれるとともに、カップ70の粉末原料および湯を攪拌する(調理する)ように構成されたカップ内ミキシング方式の自動販売機である。
(カップ式飲料自動販売機の構成)
図1は、カップ式飲料自動販売機100の内部を、正面扉(図示しない)を開放した状態の正面視による様子を示している。なお、以下の説明では、カップ式飲料自動販売機100の左右方向、前後方向および上下方向を、それぞれ、X方向、Y方向およびZ方向とする。また、図1において、紙面の左に向かって左方向、紙面の右に向かって右方向、紙面の手前に向かって前方向、紙面の奥に向かって後方向、紙面の上に向かって上方向、および、紙面の下に向かって下方向とする。
カップ式飲料自動販売機100は、図1に示すように、給水タンク1と、湯タンク2と、コーヒー抽出装置3と、湯出口4と、パドル5と、粉末原料供給装置6と、カップ把持装置7と、搬送部8と、トレイ9と、を備えている。なお、湯出口4は、特許請求の範囲の「注ぎ口」の一例である。また、パドル5は、特許請求の範囲の「攪拌部」の一例である。また、粉末原料供給装置6は、特許請求の範囲の「粉末原料供給部」の一例である。
給水タンク1は、飲料を作成するために用いられる水を貯留するためのタンクである。給水タンク1は、図1に示すように、カップ式飲料自動販売機100内の下部に設けられている。給水タンク1は、湯タンク2や製氷器(図示しない)に水を供給するように構成されている。
湯タンク2は、給水タンク1から供給された水を、ヒータ(図示しない)により加熱して貯留するためのタンクである。湯タンク2は、図1に示すように、カップ式飲料自動販売機100内の上部に設けられている。湯タンク2は、コーヒー抽出装置3や調理位置P1に設けられる湯出口4に湯を供給するように構成されている。なお、調理位置P1は、粉末原料供給装置6から供給された粉末原料と、湯タンク2から供給された湯とを、カップ70の内部において調理する位置である。また、調理位置P1では、製氷機から氷がカップ70に供給されるように構成されている。
コーヒー抽出装置3は、コーヒー豆を収容する豆キャニスタ、コーヒー豆を挽くコーヒーミル等を備えたコーヒー飲料を抽出するための装置である。コーヒー抽出装置3は、図1に示すように、正面視で、カップ式飲料自動販売機100内の左方に設けられている。コーヒー抽出装置3は、作成されたコーヒー飲料を、コーヒー用配管(図示しない)を介して、調理位置P1に搬送されたカップ70に供給するように構成されている。
湯出口4は、湯タンク2と湯用配管2aを介して接続されており、調理位置P1に配置されている。湯出口4は、湯タンク2から供給された湯を、調理位置P1において排出するように構成されている。湯出口4は、カップ70を調理位置P1に配置させることにより、カップ70の内部に湯タンク2から供給された湯を注ぐことが可能である。
パドル5は、図3に示すように、Z方向に延びる棒状に形成され、湯出口4の近傍に配置されている。パドル5は、図6に示すように、駆動部(図示しない)により、Z方向に延びる中心軸回りに回転することが可能に構成されている。また、パドル5は、昇降機構(図示しない)により、Z方向の位置を変更することが可能に構成されている。これにより、パドル5は、調理位置P1に配置されたカップ70内の湯、コーヒー飲料、粉末原料等を攪拌することが可能である。
粉末原料供給装置6は、砂糖、クリーム、ココア等の粉末原料をカップ70に供給するための装置である。粉末原料供給装置6は、図1に示すように、正面視で、カップ式飲料自動販売機100内の上部、かつ、中央から右方に渡って配置されている。
粉末原料供給装置6は、図2に示すように、複数(7個)の原料キャニスタ61と、原料キャニスタ61毎に設けられた原料シュータ62とを備えている。原料キャニスタ61は、粉末原料を原料毎に収容し、必要に応じて払い出すための収容容器である。原料シュータ62は、原料キャニスタ61から払い出された粉末原料を一時的に収容するとともに、搬送部8により原料シュータ62の下方に移動させたカップ70内に粉末原料を払い出すための容器である。
カップ把持装置7は、カップ70が搬送部8により搬送される際に、カップ70を把持するための装置である。カップ把持装置7は、図3に示すように、ステージ71と、一対のカップハンド72とを備えている。ステージ71は、カップ把持装置7の下部に設けられ、カップ70を下方から支えることが可能である。一対のカップハンド72は、両側(左右)からカップ70を挟み込み、カップ70を支えることが可能である。なお、カップハンド72は、特許請求の範囲の「カップ把持部」の一例である。
搬送部8は、粉末原料供給装置6の下方に配置されており、カップ把持装置7を、左右方向(X方向)、前後方向(Y方向)および上下方向(Z方向)に移動させることが可能な搬送機構である。すなわち、搬送部8は、カップ把持装置7によりカップ70を把持した状態で、カップ70が粉末原料供給装置6から粉末原料を受け取る位置(原料受取位置P2)や、湯タンク2から湯が供給され飲料が作成される位置(調理位置P1)へカップ70を移動させることが可能である。また、搬送部8は、カップ把持装置7によりカップ70を把持した状態で、飲料の購入者が作成された飲料を受け取る販売位置(図示しない)へとカップ70を移動させることが可能である。
搬送部8は、図2に示すように、第1部材81と、第2部材82と、第3部材83と、を備えている。
第1部材81は、図2に示すように、原料受取位置P2および調理位置P1の下方において、X方向に延びる略板状に形成されている。
第2部材82は、図2に示すように、Y方向に延びる略板状に形成されるとともに、第1部材81の上方に設けられている。第2部材82は、図示しない駆動部から入力された動力により、第1部材の上方を、X方向へ移動することが可能な移動機構を含む。
第3部材83は、図2に示すように、第2部材82の上方に設けられ、カップ把持装置7を後方から支持している。第3部材83は、図5に示すように、図示しない駆動部から入力された動力により、第2部材の上方をY方向へ移動することが可能な移動機構を含む。また、第3部材83は、図4に示すように、カップ把持装置7を支持しながら、カップ把持装置7をZ方向へ移動させることが可能な移動機構を含む。
トレイ9は、図1に示すように、搬送部8の下方に配置されている。トレイ9は、搬送部8によるカップ70の搬送時および調理時に、カップ70からこぼれた飲料や粉末原料を受け止めるための受け取り皿である。トレイ9は、排水ホースにより排水容器(図示しない)に排水されるように構成されている。
以上の構成により、カップ式飲料自動販売機100は、搬送部8により、カップ70を原料受取位置P2に移動させ、粉末原料供給装置6から供給された粉末原料を受け取ることができる。また、搬送部8により、カップ70を調理位置P1へ移動させ、湯出口4から注がれた湯を受け取り、飲料を作成することができる。なお、調理位置P1においてカップ70にコーヒー飲料が注がれた後に、搬送部8により、原料受取位置P2にカップ70を移動させる場合もある。
このように、カップ式飲料自動販売機100では、カップハンド72により把持されたカップ70が粉末原料や飲料を受け取るので、搬送部8によるカップ70の搬送時に、飲料や粉末原料がこぼれたり飛散したりする場合がある。また、調理位置P1において、製氷器から氷を受け取った場合に、特にカップ70内の飲料や粉末原料が飛散しやすい。これらの結果、カップハンド72が汚れた状態となり易い。したがって、本実施形態では、カップハンド72を清潔に保つために、カップハンド72の汚れを洗い流す(洗浄する)ことができるように構成されている。
(カップハンドの洗浄動作)
次に、図6を参照して、カップハンド72の洗浄動作について説明する。
まず、図6に示すように、カップ70が把持されたカップハンド72を調理位置P1へ配置させる。そして、湯出口4からカップ70の内部に湯を注ぎ続けることにより、カップ70内から湯を溢れさせる。カップ70内から溢れた湯は、カップ70を把持するカップハンド72に降りかかりながら、カップハンド72の下方へ流れる。これにより、カップハンド72を湯により洗い流すことができる。すなわち、本実施形態では、カップハンド72によりカップ70が把持された状態で、湯出口4からカップ70に湯を注いでカップ70から湯を溢れさせることにより、カップハンド72の洗浄動作を行うように構成されている。
また、図6に示すように、カップ70から湯を溢れさせる際に、パドル5をカップ70内に配置させて回転させることにより、カップ70の湯を攪拌する。パドル5により攪拌されたカップ70内の湯は、図6の細鎖線のように、波打ち易くなる。これにより、カップ70内の湯が、より遠くまで溢れ出て、カップハンド72の広い範囲を洗い流すことができる。すなわち、本実施形態では、カップ70に注がれた湯をパドル5により攪拌させながらカップ70から湯を溢れさせることにより、効率的にカップハンド72の洗浄動作を行うように構成されている。
また、カップ70から湯を溢れさせる際に、搬送部8によりカップハンド72を水平面内(前後方向および左右方向)で移動させる。これにより、カップ70に対する湯出口4から湯が注がれる位置やパドル5の位置が変化するので、カップ70から溢れ出る湯に勢いがある位置も変化することにより、カップハンド72を偏りなく洗い流すことができる。すなわち、本実施形態では、搬送部8によりカップハンド72を移動させながら、効率的にカップハンド72の洗浄動作を行うように構成されている。なお、図6の太線矢印方向は、便宜上、左右方向のみを示している。
なお、カップ式飲料自動販売機100では、カップハンド72の洗浄動作の終了後に、搬送部8により、カップ70をトレイ9に廃棄するように構成されている。たとえば、カップハンド72の把持状態を解除した状態で、かつ、パドル5がカップ70内に配置されていない状態で、第2部材82によりカップ把持装置7を後方に移動させる。これにより、パドル5にカップ70が引っ掛かることにより、カップ70がステージ71から前方に倒れる。この結果、カップ70は、ステージ71から落下してトレイ9に廃棄される。
また、カップ式飲料自動販売機100では、図1に示すように、洗浄動作のタイミングを設定可能な設定部10と、洗浄動作を制御する制御部11と、を備えている。設定部10では、洗浄動作のタイミングとして、飲料の作成回数を設定可能である。具体的には、設定部10では、飲料の作成回数が予め設定された所定の回数に達した場合に、洗浄動作が行われるように設定することが可能である。飲料の作成回数は、カップハンド72の汚れ具合の指標となるので、適切なタイミングでカップハンド72の洗浄動作を行うことができる。そして、設定部10で設定された洗浄動作のタイミングに基づいて、制御部11により洗浄動作のタイミングが制御される。すなわち、本実施形態では、汚れ具合の指標となる飲料の作成回数に基づいて、適切なタイミングで洗浄動作を行うように構成されている。なお、洗浄動作のタイミングの設定は、たとえば、作業員によるメンテナンス時や、カップ式飲料自動販売機100の出荷時に行うことができる。
以上のように、本実施形態では、カップ式飲料自動販売機100は、湯出口4から注がれる湯によりカップ70を把持するカップ把持部を洗い流す洗浄動作を行うことができる。
(搬送部の洗浄動作)
また、カップ式飲料自動販売機100では、搬送部8によるカップ70の搬送時に、搬送部8にも飲料や粉末原料がこぼれたり飛散したりする場合がある。そこで、カップ式飲料自動販売機100では、上記のカップハンド72の洗浄に加えて、搬送部8の洗浄を行うことも可能に構成されている。
具体的には、搬送部8には、図5に示すように、第1部材81と第2部材82とが交差する隙間にブラシ部材84が設けられている。また、図4に示すように、第2部材82と第3部材83とが交差する隙間にブラシ部材85が設けられている。ブラシ部材84およびブラシ部材85は、それぞれ、第1部材81および第2部材82が延びる方向とは異なる方向に配列されたブラシである。なお、ブラシ部材84は、第2部材82の下面に取り付けられている。また、ブラシ部材85は、第3部材83の下面に取り付けられている。
以上の構成により、搬送部8に湯出口4から湯を注ぎながら、第1部材81に対して第2部材82が移動することにより、第1部材81の上に積もった汚れを除去することができる。また、搬送部8に湯出口4から湯を注ぎながら、第2部材82に対して第3部材83が移動することにより、第2部材82の上に積もった汚れを除去することができる。なお、搬送部8の洗浄に用いられた湯は、搬送部8の洗浄後に、トレイ9に排水される。
また、搬送部8の洗浄動作は、カップハンド72の洗浄動作と同様に、飲料の作成回数を洗浄動作のタイミングの条件として設定することが可能である。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、カップ式飲料自動販売機100を、湯出口4から注がれる湯によりカップハンド72を洗い流す洗浄動作が行われるように構成する。これにより、カップハンド72に付着した汚れを、湯出口4から注がれる湯により自動的に洗い流すことができる。その結果、作業員の清掃作業の負担を軽減するとともに、カップ70を把持するカップハンド72が汚れた状態に留まるのを容易に抑制することができる。さらに、上記のように、カップ式飲料自動販売機100を、飲料が作成される際に湯をカップ70に注ぐための湯出口4を用いてカップハンド72の洗浄動作が行われるように構成する。これにより、洗浄動作に特化した機構を別個に設けなくてもカップハンド72の洗浄動作を行うことができるので、部品点数の増大およびカップ式飲料自動販売機100の大型化を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、カップ式飲料自動販売機100を、湯出口4から注がれる湯により洗浄動作が行われるように構成する。これにより、たとえば、湯は水と比較して粉末原料を溶かし込み易いので、カップハンド72に付着した汚れを効果的かつ効率よく洗い流すことができる。
また、本実施形態では、上記のように、カップ式飲料自動販売機100を、カップハンド72によりカップ70が把持された状態で、湯出口4からカップ70に湯を注いでカップ70から湯を溢れさせることにより、洗浄動作が行われるように構成する。これにより、カップハンド72に把持されたカップ70から湯を溢れさせることにより、カップ70の開口部全体からカップ70の全周囲方向に向けて湯を溢れ出させることができる。その結果、湯出口4から湯をカップハンド72に直接注ぐ場合と比較して、カップハンド72の広い範囲を効率的に洗い流すことができる。
また、本実施形態では、上記のように、カップ式飲料自動販売機100は、
カップ70内の粉末原料および湯を攪拌するためのパドル5を備える。そして、カップ式飲料自動販売機100を、カップ70に注がれた湯をパドル5により攪拌させながらカップ70から湯を溢れさせることにより、洗浄動作が行われるように構成する。これにより、カップ70内に注がれた水または湯に対するパドル5による攪拌によって、カップ70内で湯を波打たせ易くすることができる。その結果、パドル5によりカップ70内の湯を攪拌させないで洗浄動作が行われる場合と比較して、カップ70内の湯をより多くかつ遠くまで溢れ出させることができるので、カップハンド72のより広い範囲を洗い流すことができる。
また、本実施形態では、上記のように、カップ式飲料自動販売機100は、カップハンド72を移動可能な搬送部8を備える。そして、上記のように、カップ式飲料自動販売機100を、搬送部8によりカップハンド72を移動させながら、洗浄動作が行われるように構成する。これにより、湯出口4の位置に対するカップハンド72の位置を変更しながら洗浄動作を行うことができるので、カップハンド72において、洗い流される部分に偏りが生じるのを抑制することができるとともに、搬送部8の移動量を調整することにより、洗い流される部分の範囲(洗浄範囲)を調節することができる。
また、本実施形態では、上記のように、カップ式飲料自動販売機100を、飲料の作成回数に基づいて、洗浄動作が行われるように構成する。これにより、カップハンド72の汚れ具合の指標となる飲料の作成回数に基づいて洗浄動作を行うことができるので、カップハンド72の汚れ具合に応じた適切なタイミングで洗浄動作を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、カップ式飲料自動販売機100は、洗浄動作が行われる条件としての飲料の作成回数を設定可能な設定部10を備える。これにより、設定部10により設定された洗浄動作が行われる条件に基づいて、カップハンド72の汚れ具合に応じた適切なタイミングで確実に洗浄動作を行うことができる。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、搬送部8によりカップハンド72(カップ把持部)を移動させながら、洗浄動作を行うように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、搬送部によりカップ把持部を調理位置において停止させたまま、洗浄動作を行うように構成してもよい。
また、上記実施形態では、カップ70に注がれた湯をパドル5により攪拌させながらカップ70から湯を溢れさせることにより、洗浄動作を行うように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図7に示す本実施形態の変形例のように、パドル5(図6参照)を用いずに、湯出口4からカップ70に湯を注いでカップ70から湯を溢れさせることにより洗浄動作を行うように構成してもよい。
また、上記実施形態では、カップハンド72によりカップ70が把持された状態で、湯出口4からカップ70に湯を注いでカップ70から湯を溢れさせることにより、洗浄動作を行うように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図8および図9に示す本実施形態の変形例のように、カップ70(図1参照)を把持していないカップハンド72に湯出口4から湯を直接注ぐことにより、洗浄動作を行うように構成してもよい。この場合、カップ70を用いなくても、カップハンド72の汚れを洗い流すことができる。その結果、洗浄動作のために、カップ70をカップハンド72に把持させる工程を省略することができるとともに、洗浄動作に伴って廃棄されるカップ70の個数が増加するのを抑制することができる。
なお、図8に示す本実施形態の変形例では、湯出口4から注がれた湯を、パドル5を介してカップハンド72に注ぐように構成されている。この場合、パドル5の回転により湯を飛散させることによって、カップハンド72の広範囲を洗浄することが可能である。また、図9に示す本実施形態の変形例では、湯出口4から注がれた湯を、カップハンド72に直接注ぐように構成されている。この場合、カップハンド72において湯が注がれる部分を確実に洗浄することができる。なお、図8および図9の場合も、搬送部8によりカップハンド72の位置を水平方向(前後方向および左右方向)に移動させながら洗浄動作を行うことが好ましい。これにより、カップハンド72において、洗い流される部分に偏りが生じるのを抑制することができる。
また、上記実施形態では、飲料の作成回数に基づいて、洗浄動作を行うように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、前回の洗浄動作からの経過時間に基づいて、洗浄動作を行うように構成してもよい。また、飲料の作成回数と、前回の洗浄動作との経過時間との両方に基づいて、洗浄動作を行うように構成してもよい。この場合、たとえば、飲料の作成回数が所定の作成回数に達したか、または、前回の洗浄動作からの経過時間が所定の時間に達したかのいずれかの条件に基づいて、洗浄動作を行うようにすればよい。
また、上記実施形態では、湯出口4から注がれる湯により洗浄動作を行うように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、水により洗浄動作を行うように構成してもよい。この場合、たとえば、調理位置P1に給水タンク1からの水を注ぐことが可能な水出口を設ければよい。
また、上記実施形態では、カップ把持装置7を、左右方向、前後方向および上下方向に移動させることが可能な搬送部8を備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、カップ把持装置7を、左右方向、前後方向および上下方向のいずれか1つまたは2つの方向のみに移動させることが可能な搬送部を備える構成に適用してもよい。
また、上記実施形態では、ブラシ部材84およびブラシ部材85を、それぞれ、第1部材81および第2部材82が延びる方向とは異なる方向に配列されたブラシとした例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ブラシ部材84およびブラシ部材85の代わりに、たとえば、ゴムのような弾性部材を用いてもよい。
4 湯出口(注ぎ口)
5 パドル(攪拌部)
6 粉末原料供給装置(粉末原料供給部)
8 搬送部
10 設定部
70 カップ
72 カップハンド(カップ把持部)
100 カップ式飲料自動販売機

Claims (6)

  1. 飲料の原料となる粉末原料をカップに供給する粉末原料供給部と、
    前記粉末原料が供給された前記カップに注ぎ口を介して水または湯が注がれることにより前記飲料が作成される際に、前記カップを把持するカップ把持部と、
    を備え、
    前記カップ把持部により前記カップが把持された状態で、前記注ぎ口から前記カップに前記水または湯を注いで前記カップから前記水または湯を溢れさせることにより、前記カップから溢れ出た前記水または湯により前記カップ把持部を洗い流す洗浄動作が行われるように構成されており
    前記カップ把持部は、前記カップから溢れ出た前記水または湯が前記カップと対向する前記カップ把持部の内側に導かれる上部開口部を含む、カップ式飲料自動販売機。
  2. 前記カップから溢れ出た前記湯により前記洗浄動作が行われるように構成されている、請求項1に記載のカップ式飲料自動販売機。
  3. 前記カップ内の前記粉末原料および前記水または湯を攪拌するための攪拌部をさらに備え、
    前記カップに注がれた前記水または湯を前記攪拌部により攪拌させながら前記カップから前記水または湯を溢れさせることにより、前記洗浄動作が行われるように構成されている、請求項1または2に記載のカップ式飲料自動販売機。
  4. 前記カップ把持部を移動可能な搬送部をさらに備え、
    前記搬送部により前記カップ把持部を移動させながら、前記洗浄動作が行われるように構成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載のカップ式飲料自動販売機。
  5. 前記飲料の作成回数または前回の前記洗浄動作からの経過時間の少なくともいずれかに基づいて、前記洗浄動作が行われるように構成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載のカップ式飲料自動販売機。
  6. 前記洗浄動作が行われる条件としての前記飲料の作成回数または前回の前記洗浄動作からの経過時間の少なくともいずれかを設定可能な設定部をさらに備える、請求項に記載のカップ式飲料自動販売機。
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