JPH06215255A - 自動販売機の洗浄装置 - Google Patents

自動販売機の洗浄装置

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Publication number
JPH06215255A
JPH06215255A JP544693A JP544693A JPH06215255A JP H06215255 A JPH06215255 A JP H06215255A JP 544693 A JP544693 A JP 544693A JP 544693 A JP544693 A JP 544693A JP H06215255 A JPH06215255 A JP H06215255A
Authority
JP
Japan
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nozzle
cleaning
raw material
vending machine
tray
Prior art date
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Pending
Application number
JP544693A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Hamamoto
賢一 濱本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP544693A priority Critical patent/JPH06215255A/ja
Publication of JPH06215255A publication Critical patent/JPH06215255A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】機体内で調理製造し販売する飲料,食品などの
商品の、商品調理製造時に原料容器内から排出される
際,原料容器内に補給される際などに原料容器の周辺に
飛散し降下する粉末状および若しくは粒状の原料を受け
皿で受けこの受け皿に形成した排水口を通し洗浄液で洗
い流す洗浄装置で定期的洗浄を要する、取り外した機体
内内蔵機器を迅速かつ容易に洗浄可能にする。 【構成】排水口9を開閉する栓37と、一端を一方方向
に付勢して回動自在に支持し他端を外周面から外周方向
に突き出したレバー23を付勢力に抗し回動すると開く
弁22を内部に組込み、弁22が開く回動位置にレバー
23を係止する係止部40を周縁部が形成する、支持具
39に形成した嵌着孔38に先端を受け皿36内に向け
て嵌着し機体2内に着脱自在に支持したノズル20から
吐出する洗浄液を、栓37で排水口9を閉塞すると中に
溜める、受け皿36に形成した液溜部35とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外周面を形成する機
体内で調理製造し販売する飲料,食品などの商品の粉末
状若しくは粒状の原料を貯蔵する原料容器内から商品調
理製造時に排出される際,この原料容器内に補給される
際などにこの原料容器の周辺に飛散し降下する原料をこ
の原料容器の下側に備えた受け皿で受けてこの受け皿に
形成された排水口を通し洗浄液で洗い流すようにした自
動販売機の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外周面を形成する機体内で粉末状および
若しくは粒状の原料から調理製造した飲料,食品などの
商品を販売する従来の自動販売機は、粉末状および若し
くは粒状の原料を含む、飲料,食品などの各種原料がそ
れぞれ収納される原料容器を一般的に機体内に備えてい
る。粉末状若しくは粒状の原料は、概して、補給時には
落下投入して原料容器内に収納されるとともに、商品製
造時には原料容器内から落下排出されて機体内に内蔵さ
れた、原料を撹拌調理する撹拌装置などの調理機器で調
理製造されて商品になる。そのため、原料容器内から排
出される際,原料容器内に補充される際などに、粉末状
および粒状の原料は、原料容器の周辺に飛散し、機体内
に内蔵された、調理機器を含む機器を汚損して機体内を
不衛生にする。これを防ぐため、原料容器の周辺の機体
内に飛散し降下する粉末状若しくは粒状の原料を、原料
容器の下側に備えられた受け皿で受けてこの受け皿に形
成された排水口を通し洗浄液で定期的に洗い流す洗浄装
置を備えた自動販売機がある。このような自動販売機で
は、商品の調理製造に使用され定期的に洗浄を要する、
原料に直接触れる調理機器を含む機器を迅速かつ容易に
洗浄できることが望ましいが、この種の自動販売機の洗
浄装置を図2および図3に示す。図2はこの発明の対象
となるカップ式自動販売機の洗浄装置を含む内部構成を
示す、ケースの前面開口を覆う扉を開放した状態の要部
正面図、図3は従来のカップ式自動販売機の洗浄装置の
構成を示す要部右側面図で、図の左側が前面側である。
【0003】図2および図3において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1と、このケース1に回
動自在に支持されこのケース1の前面開口を覆う、図示
しない扉とで機体2が構成されている。この機体2を構
成するケース1内奥行側中央部には、販売商品である飲
料の粉末状若しくは粒状の原料を貯蔵する複数の原料容
器3が左右に並列設置されている。この原料容器3に
は、この原料容器3内に原料が投入され上端上面に開口
する投入口4および、飲料の調理製造時にこの飲料一杯
分の原料を原料容器3内から排出し下端部前面に開口す
る排出口5が形成されている。この排出口5から排出さ
れた原料を、原料容器3の下に複数左右に並設され原料
を撹拌調理する撹拌装置6内にそれぞれ案内する漏斗状
の原料シュータ7が原料容器3と撹拌装置6との間にそ
れぞれ配設されている。この撹拌装置6の下には、飲料
の調理製造時に原料容器3内から排出口5を通し落下排
出される際,原料容器3内に投入口4を通し落下投入し
て補給される際などに、この原料容器3の周辺に飛散し
降下する粉末状若しくは粒状の原料を受ける浅い皿状の
受け皿8が配設されている。底面が前下がりに傾斜す
る、この受け皿8の底前端部には、排水口9が形成され
ており、ケース1内奥行側右上隅には、給水バルブ10
を介して水道管11に接続された、飲料水を貯える貯水
槽12が設けられている。この貯水槽12の底に一端が
接続された給水ホース13の他端は、貯水槽12の下に
配設された給水ポンプ14を介してケース1内奥行側左
上に配設された、熱湯を沸し貯える温水タンク15の上
端に接続されている。この温水タンク15の右側面に上
端が給湯バルブ16を介して接続された給湯ホース17
の下端は撹拌装置6内に通じており、温水タンク15の
下端には、可撓性を持つ可撓性管18の一端が接続され
ている。この可撓性管18の他端は、温水タンク15の
下の、ケース1の左内壁面に固定され正面縦断面がL字
形の支持体19に先端を下にして着脱自在に支持された
ノズル20に、このノズル20の上部の、手で握る部分
を形成する握り部21内に組込まれた手動式の弁22を
介して接続されている。この手動式の弁22は、握り部
21の、ノズル20の先端側端外周部に一端を、弁22
が閉じる方向である、ノズル20の握り部21外周から
他端が離反する方向に付勢して回動自在に支持されたレ
バー23を手で回動操作すると開く手動式の弁22であ
る。それで、回動自在に支持された端と反対側の端が握
り部21外周に近接する方向にレバー23を、握り部2
1を握った手で回動して握り部21外周に添わせると、
弁22を開くことができる。この弁22が開くと、可撓
性管18を介し温水タンク15から供給される熱湯であ
る洗浄液がノズル20の先端から吐出する。このノズル
20の先端から吐出する洗浄液は、受け皿8で受けた粉
末状および若しくは粒状の原料を洗い流して受け皿8を
洗浄し、洗浄後に排水口9を通して排水される。
【0004】また、ケース1内の、温水タンク15の前
面側には、カップ状の容器24を飲料販売の都度一個ず
つ所定の位置に向けて供給するカップ供給装置25が配
設されている。このカップ供給装置25から飲料販売の
都度一個ずつ供給される容器24は、このカップ供給装
置25の下に配設された樋状のカップシュータ26に案
内されてこのカップシュータ26の下に配設された受け
台27上に載る。この受け台27は、前面および上面が
開口しかつ漏斗状の底部に排水孔28が形成されケース
1内に固定された箱状の枠体29内底部に嵌挿されてい
る。この枠体29の後壁上部には、受け台27上の容器
24内に先端を向けて飲料ノズル30が固定されてお
り、この飲料ノズル30に一端が接続された飲料ホース
31の他端は撹拌装置6の下端に接続されている。また
枠体29の下の、ケース1内底面上には、排水孔28か
ら排水される、飲料の廃液および、排水口9に一端が接
続された排水ホース32を通して受け皿8内で受けた粉
末状および若しくは粒状の原料を洗い流す洗浄液が流入
する廃液容器33が置かれている。この廃液容器33,
受け皿8,温水タンク15,可撓性管18,支持体19
および弁22が組込まれたノズル20で洗浄装置34が
構成されている。この洗浄装置34で、飲料調理製造
時,原料容器3内原料補給時などに、この原料容器3の
周辺に飛散した粉末状および若しくは粒状の原料を受け
た受け皿8が定期的に洗浄されるとともに、撹拌装置6
などの機体2内に内蔵された機器が定期的に洗浄され
る。
【0005】このように構成された自動販売機の販売動
作は、図示しない投入口から金銭が投入され、商品を選
択する、図示しない選択釦を押して購入する飲料が選択
されると、販売制御信号により、カップ供給装置25か
ら容器24一個がカップシュータ26に案内されて受け
台27上に供給される。一方、原料容器3から原料シュ
ータ7を通して供給される原料と、給湯バルブ16が開
き給湯ホース17を通して温水タンク15から供給され
る熱湯とが撹拌装置6内で撹拌調理されて飲料が製造さ
れる。この飲料は撹拌装置6内から飲料ホース31を通
って排出され飲料ノズル30の先端から受け台27上に
待機中の容器24内に注がれるという一連の動作を行
い、この容器24内に飲料を注ぐ際に飛散った飲料の飛
沫などの廃液は排水孔28から廃液容器33内に流入す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の自動販売機の洗浄装置は、洗浄装置34が廃液容
器33,受け皿8,温水タンク15,可撓性管18,支
持体19および弁22が組込まれたノズル20で構成さ
れている。それで、洗浄装置34で、受け皿8および、
撹拌装置6などの機体2内に内蔵された機器を定期的に
洗浄する際には、先ず、支持体19から外したノズル2
0を、握り部21を手で握って持ち、ノズル20の先端
を洗浄しようとする、例えば、受け皿8内に向けて保持
する。次に、レバー23の回動支持側端と反対側の端が
握り部21外周に近接する方向に、握り部21を握った
手でレバー23を回動しノズル20外周面にレバー23
を添わせて弁22を開く。すると、温水タンク15から
可撓性管18を介して供給されノズル20から吐出する
熱湯である洗浄液は、受け皿8で受けた粉末状および若
しくは粒状の原料を洗い流して受け皿8を洗浄し、洗浄
後には排水口9から廃液容器33内に排水される。その
ため、洗浄後の洗浄液を排水する、排水口9,排水孔2
8などが形成された受け皿8,枠体29など、あるいは
この枠体29内底部に嵌挿された受け台27などのよう
な機体2内に内蔵された機器を洗浄する際には洗浄装置
34を使用できる。しかし、原料容器3内への原料の補
充,原料からの飲料の調理製造などの過程で飛散したり
直接接触したりして粉末,粒状,液状などの原料あるい
は飲料の一部が、機体2内に内蔵された、洗浄液が排水
できない構造でありかつ手が届かなかったり入らなかっ
たりする撹拌装置6などの機器にも付着する。このよう
な機器の洗浄作業は、洗浄しようとする、例えば撹拌装
置6を取り外すとともに、ノズル20から吐出する洗浄
液を入れる、図示しない洗浄用容器を用意して行う洗浄
作業になる。この洗浄作業は、握り部21を握って一方
の手で保持し取り外した撹拌装置6に先端を向けたノズ
ル20の先端から吐出する洗浄液を前記洗浄用容器内に
入れながら、他方の手で撹拌装置6を図示しないブラシ
で磨いたり前記洗浄用容器内の洗浄液に浸けたりする、
両手を使って行う困難で手間のかかる作業になるという
問題がある。
【0007】従って、この発明では、洗浄後の洗浄液を
排水できずかつ手が届かなかったり入らなかったりす
る、機体内に内蔵され機器を取り外して洗浄する際の洗
浄作業を迅速かつ容易に行うことのできる自動販売機の
洗浄装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によれば、外周面を形成する機体内で粉末
状および若しくは粒状の原料から調理製造した飲料,食
品などの商品を販売する自動販売機の洗浄装置であっ
て、前記原料をそれぞれ貯蔵する原料容器の下側に受け
皿を備え、前記商品調理製造時に前記原料容器内から排
出される際,この原料容器内に補給される際などにこの
原料容器の周辺に飛散し降下する前記原料を前記受け皿
で受けてこの受け皿に形成された排水口を通し洗浄液で
洗い流すようにした自動販売機の洗浄装置において、前
記排水口を開閉する栓若しくはバルブと、この栓若しく
はバルブで前記排水口が閉塞されると前記洗浄液を中に
溜める、前記受け皿に形成された液溜部とを具備するも
のとする。
【0009】また、上記に加え、先端から洗浄液を吐出
するノズルが前記先端を前記受け皿内に向け支持具を介
して着脱自在に機体内に支持されるものとする。さら
に、上記に加え、ノズルが、このノズルに一端が一方方
向に付勢して回動自在に支持されかつ他端が前記ノズル
外周面から外周方向に突き出したレバーを付勢力に抗し
手で回動操作すると開く手動式の弁が内部に組込まれた
ノズルであって、支持具が、前記レバーの、前記弁が開
く回動位置に前記レバーを前記付勢力に抗して係止する
係止部が形成された支持具であるものとする。
【0010】またさらに、上記に加え、係止部が、支持
具に形成されノズルが嵌脱自在に嵌着される嵌着孔の、
前記支持具の周縁部で形成されるものとする。
【0011】
【作用】この発明は、外周面を形成する機体内で調理製
造した飲料,食品などの商品の粉末状および若しくは粒
状の原料をそれぞれ貯蔵する原料容器の下側に備えた受
け皿で受けた、前記商品調理製造時に前記原料容器内か
ら排出される際,この原料容器内に補給される際などに
この原料容器の周辺に飛散し降下する前記原料を洗い流
す洗浄液を通す、受け皿に形成された排水口を開閉する
栓若しくはバルブと、この栓若しくはバルブで前記排水
口が閉塞されると前記洗浄液を中に溜める、前記受け皿
に形成された液溜部とを具備するものとしたので、原料
容器内への原料の補充,原料からの商品の調理製造など
の過程で飛散したり直接接触したりして粉末,粒状,液
状などの原料あるいは飲料,食品などの商品の一部が付
着し汚損され、かつ洗浄液が排水できない構造でありか
つ手が届かなかったり入らなかったりする、機体内に内
蔵された撹拌装置などの機器を取り外し排水口を栓若し
くはバルブで閉塞して液溜部内に溜めた洗浄液で洗浄で
き、かつこの洗浄液を洗浄後排水口から排水できる。こ
れにより、洗浄液を入れる洗浄用容器を別途用意する必
要がなくなるとともに、先端を一定の方向に向けてノズ
ルを手で保持して洗浄液をノズルから吐出させながら取
り外した機器を洗浄したり、洗浄用容器内に溜めた洗浄
液で洗浄したりする必要がなくなる。
【0012】また、上記に加え、先端から洗浄液を吐出
するノズルが前記先端を前記受け皿内に向け支持具を介
して着脱自在に機体内に支持されるものとしたので、先
端を受け皿内に向けてノズルを手で保持する必要がなく
なり、両手を自由に使って迅速かつ容易に、ノズルから
吐出する洗浄液で、受け皿で受けた粉末状および若しく
は粒状の原料を洗い流して受け皿を洗浄したり、ノズル
から吐出し液溜部内に溜まった洗浄液で、取り外した機
器を洗浄したりできるとともに、洗浄後の洗浄液を排水
口を通して排水できる。
【0013】さらに、上記に加え、ノズルが、このノズ
ルに一端が一方方向に付勢して回動自在に支持されかつ
他端が前記ノズル外周面から外周方向に突き出したレバ
ーを付勢力に抗し手で回動操作すると開く手動式の弁が
内部に組込まれたノズルであって、支持具が、前記レバ
ーの、前記弁が開く回動位置に前記レバーを前記付勢力
に抗して係止する係止部が形成された支持具であるもの
としたので、弁が開く回動位置にレバーを係止部で係止
させた状態でノズルを支持具に支持して、受け皿内に向
けた先端から洗浄液を吐出させながらノズルを機体内に
支持具を介して支持できる。これにより、弁が開く回動
位置にレバーを手で保持してノズルから洗浄液を吐出さ
せながら洗浄作業を行う必要がなくなり、両手を自由に
使って迅速かつ容易に、ノズルから吐出する洗浄液で、
受け皿で受けた粉末状および若しくは粒状の原料を洗い
流して受け皿を洗浄したり、ノズルから吐出し液溜部内
に溜まった洗浄液で、取り外した機器を洗浄したりで
き、洗浄後の洗浄液を排水口を通して排水できる。
【0014】またさらに、上記に加え、係止部が、支持
具に形成されノズルが嵌脱自在に嵌着される嵌着孔の、
前記支持具の周縁部で形成されるものとしたので、弁が
開く回動位置にレバーを手で保持して嵌着孔にノズルを
嵌着するだけで、受け皿内に向けた先端から洗浄液を吐
出させながら支持具を介して機体内にノズルを容易に支
持でき、保持具を簡素に構成できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1および図2に
基づいて説明する。図1はこの発明の一つの実施例の自
動販売機の洗浄装置の構成を示し、(A)が要部右側面
図,(B)が(A)の要部拡大図,(C)が(B)の保
持具の平面図で、何れも図の左側が前面側であり、図2
はこの発明の対象となるカップ式自動販売機の洗浄装置
を含む内部構成を示す、ケースの前面開口を覆う扉を開
放した状態の要部正面図である。図3と共通あるいは同
一部分は同一の符号で示す。
【0016】図1および図2において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1と、このケース1に回
動自在に支持しこのケース1の前面開口を覆う、図示し
ない扉とで機体2を構成している。この機体2を構成す
るケース1内奥行側中央部には、粉末状若しくは粒状の
原料を貯蔵する複数の原料容器3を左右に並列設置して
いる。この原料容器3には、投入口4および排出口5を
上端および下端部前面側にそれぞれ形成している。この
排出口5から排出された原料を、原料容器3の下に複数
左右に並設した、原料を撹拌調理する撹拌装置6内にそ
れぞれ案内する原料シュータ7を原料容器3と撹拌装置
6との間にそれぞれ配設している。この撹拌装置6の下
には、飲料の調理製造時に原料容器3内から排出口5を
通し落下排出される際,原料容器3内に投入口4を通し
落下投入して補給される際などに、この原料容器3の周
辺に飛散し降下する粉末状若しくは粒状の原料を受け
る、前端部に他の部分より深い溝状の液溜部35を形成
した皿状の受け皿36を配設している。前下がりに傾斜
する底面を形成する、この受け皿36の底前端部には排
水口9を形成しており、この排水口9を、この排水口9
の上側から嵌脱して開閉する栓37を設けている。ま
た、ケース1内奥行側右上隅には、給水バルブ10を介
し水道管11に接続した、飲料水を貯える貯水槽12を
設けている。この貯水槽12の底に一端を接続した給水
ホース13の他端を、貯水槽12の下に配設した給水ポ
ンプ14を介してケース1内奥行側左上に配設した温水
タンク15の上端に接続している。この温水タンク15
の右側面に上端を給湯バルブ16を介して接続した給湯
ホース17の下端は撹拌装置6内に通じており、温水タ
ンク15の下端には、可撓性を持つ可撓性管18の一端
を接続している。この可撓性管18の他端を、温水タン
ク15の下の、ケース1の左内壁面に固定した支持体1
9に先端を下にして着脱自在に支持したノズル20に、
このノズル20の上部の、手で握る部分を形成する握り
部21内に組込んだ手動式の弁22を介して接続してい
る。この手動式の弁22は、握り部21の、ノズル20
の先端側端外周部に一端を、弁22が閉じる方向であ
る、ノズル20の握り部21外周から他端が離反する方
向に付勢して回動自在に支持したレバー23を手で回動
操作すると開閉する手動式の弁22である。それで、回
動自在に支持した端と反対側の端が握り部21外周に近
接する方向にレバー23を、握り部21を握った手で回
動して握り部21外周に添わせると、弁22を開くこと
ができる。この弁22が開くと、可撓性管18を介し温
水タンク15から供給される熱湯である洗浄液がノズル
20の先端から吐出する。この先端を受け皿36内に向
けたノズル20を、上端部に形成した嵌着孔38に嵌脱
自在に嵌着してノズル20を着脱自在に支持する支持具
39の下端を、前下がりに傾斜する受け皿36内底面後
部に固着して支持具39を受け皿36に固定している。
この受け皿36内底面後部に下端を固着した支持具39
に形成した嵌着孔38の、支持具39の周縁部が、ノズ
ル20が嵌着孔38に嵌着された際、弁22が開く回動
位置にレバー23を付勢力に抗して係止する係止部40
を形成している。これにより、この係止部40で、弁2
2が開く回動位置にレバー23を係止して嵌着孔38に
嵌着したノズル20は先端から洗浄液を吐出するので、
この洗浄液で、受け皿36で受けた粉末状および若しく
は粒状の原料を洗い流して受け皿36を洗浄し、洗浄後
の洗浄液を排水口9を通して排水できる。
【0017】また、ケース1内の、温水タンク15の前
面側には、容器24を供給するカップ供給装置25を配
設している。このカップ供給装置25から飲料販売の都
度一個ずつ供給される容器24は、このカップ供給装置
25の下に配設したカップシュータ26に案内されてこ
のカップシュータ26の下に配設した受け台27上に載
る。この受け台27は、底部に排水孔28を形成しケー
ス1内に固定した枠体29内底部に嵌挿している。この
枠体29の後壁上部には、受け台27上の容器24内に
先端を向けて飲料ノズル30を固定しており、この飲料
ノズル30に一端を接続した飲料ホース31の他端を撹
拌装置6の下端に接続している。また枠体29の下の、
ケース1内底面上には、排水孔28から排水される、飲
料の廃液および、排水口9に一端を接続した排水ホース
32を通して受け皿36で受けた粉末状および若しくは
粒状の原料を洗い流す洗浄液が流入する廃液容器33を
置いている。この廃液容器33,温水タンク15,可撓
性管18,支持体19,弁22を組込んだノズル20,
受け皿36,栓37および支持具39で洗浄装置41を
構成している。この洗浄装置41で、飲料調理製造時,
原料容器3内原料補給時などに、この原料容器3の周辺
に飛散した粉末状および若しくは粒状の原料を受けた受
け皿36を定期的に洗浄するとともに、撹拌装置6など
の機体2内に内蔵した機器を定期的に洗浄する。その他
の構成は前記した従来例と同一である。
【0018】前述の構成において、この発明の自動販売
機の洗浄装置を搭載した自動販売機の販売動作は前記し
た従来例と同一であるので、この発明の自動販売機の洗
浄装置である洗浄装置41で機体2内を洗浄する際の操
作および機能について以下述べる。洗浄装置41の操作
については、この洗浄装置41を廃液容器33,温水タ
ンク15,可撓性管18,支持体19,弁22を組込ん
だノズル20,受け皿36,栓37および支持具39で
構成しているので、先ず、ノズル20を支持体19から
外す。次ぎに、この支持体19から外したノズル20
を、弁22が開く回動位置にレバー23を付勢力に抗し
回動し保持しながら嵌着孔38に嵌着して支持具39に
支持する。すると、レバー23は弁22が開く回動位置
に付勢力に抗し係止部40で係止されるので、ノズル2
0は先端から洗浄液を吐出する。この洗浄液で、受け皿
36で受けた粉末状および若しくは粒状の原料を洗い流
して受け皿36を洗浄でき、洗浄後の洗浄液を排水口9
を通し排水ホース32を介して廃液容器33内に排水で
きる。また、機体2内に内蔵した、洗浄液が排水できな
い構造でありかつ手が届かなかったり入らなかったりす
る撹拌装置6などの機器を洗浄する際は、栓37を嵌め
込んで排水口9を閉塞する。すると、ノズル20から吐
出する洗浄液が受け皿36内の液溜部35内に溜まるの
で、この液溜部35内に溜まった洗浄液で、撹拌装置6
などの、取り外した機器を洗浄でき、洗浄後の洗浄液を
排水口9を通し排水ホース32を介して廃液容器33内
に排水できる。さらに、洗浄後の洗浄液を排水する排水
口9,排水孔28などが形成された受け皿36,枠体2
9など、あるいはこの枠体29内底部に嵌挿した受け台
27などのような、機体2内に内蔵した機器を洗浄する
際には、従来のように洗浄装置41を使用して洗浄でき
る。
【0019】したがって、洗浄装置41の機能として
は、機体2内に内蔵した、撹拌装置6などの機器を取り
外して行う洗浄作業を、支持具39で支持したノズル2
0の先端から吐出し受け皿36内の液溜部35内に溜ま
った熱湯である洗浄液中で行える洗浄作業にできる。そ
のため、洗浄液中に機器を手で保持したり図示しないブ
ラシで機器をこすったりするだけの作業となり、片手で
も短時間できる容易な作業になるとともに、洗浄後の洗
浄液を入れる、図示しない洗浄用容器を別途用意する必
要がなくなる。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、外周面を形成する機
体内で調理製造した飲料,食品などの商品の粉末状およ
び若しくは粒状の原料をそれぞれ貯蔵する原料容器の下
側に備えた受け皿で受けた、前記商品調理製造時に前記
原料容器内から排出される際,この原料容器内に補給さ
れる際などにこの原料容器の周辺に飛散し降下する前記
原料を洗い流す洗浄液を通す、受け皿に形成された排水
口を開閉する栓若しくはバルブと、この栓若しくはバル
ブで前記排水口が閉塞されると前記洗浄液を中に溜め
る、前記受け皿に形成された液溜部とを具備するものと
したので、機体内に内蔵された撹拌装置などの、取り外
した機器を洗浄する洗浄液を入れる洗浄用容器を別途用
意する必要がなくなるとともに、先端を一定の方向に向
けてノズルを手で保持してノズルから洗浄液を吐出させ
ながら取り外した機器を洗浄したり、洗浄用容器内に溜
めた洗浄液で洗浄したりする必要がなくなり、洗浄作業
が片手でも短時間できる容易な作業になる。
【0021】また、上記に加え、先端から洗浄液を吐出
するノズルが前記先端を前記受け皿内に向け支持具を介
して着脱自在に機体内に支持されるものとしたので、両
手を自由に使って迅速かつ容易に、ノズルから吐出する
洗浄液で、受け皿で受けた粉末状および若しくは粒状の
原料を洗い流して受け皿を洗浄したり、ノズルから吐出
し液溜部内に溜まった洗浄液で、取り外した機器を洗浄
したりできるとともに、洗浄後の洗浄液を排水口を通し
て排水できる。
【0022】さらに、上記に加え、ノズルが、このノズ
ルに一端が一方方向に付勢して回動自在に支持されかつ
他端が前記ノズル外周面から外周方向に突き出したレバ
ーを付勢力に抗し手で回動操作すると開く手動式の弁が
内部に組込まれたノズルであって、支持具が、前記レバ
ーの、前記弁が開く回動位置に前記レバーを前記付勢力
に抗して係止する係止部が形成された支持具であるもの
としたので、両手を自由に使って迅速かつ容易に、ノズ
ルから吐出する洗浄液で受け皿を洗浄したり、ノズルか
ら吐出し液溜部内に溜まった洗浄液で、取り外した機器
を洗浄したりでき、洗浄後の洗浄液を排水口を通して排
水できる。
【0023】またさらに、上記に加え、係止部が、支持
具に形成されノズルが嵌脱自在に嵌着される嵌着孔の、
前記支持具の周縁部で形成されるものとしたので、弁が
開く回動位置にレバーを手で保持して嵌着孔にノズルを
嵌着するだけで、受け皿内に向けた先端から洗浄液を吐
出させながらノズルを機体内に支持具を介して容易に支
持でき、保持具を簡素に構成できる。
【0024】その結果、機体内に内蔵され定期的に洗浄
を要する機器の洗浄作業を迅速かつ容易に行うことがで
き、これにより、常に清潔かつ衛生的に保たれる機体内
で調理製造した衛生的でかつ美味しい商品の販売量の増
大を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施例の自動販売機の洗浄装
置の構成を示し、(A)が要部右側面図,(B)が
(A)の要部拡大図,(C)が(B)の保持具の平面図
【図2】この発明の対象となるカップ式自動販売機の洗
浄装置を含む内部構成を示す、ケースの前面開口を覆う
扉を開放した状態の要部正面図
【図3】従来のカップ式自動販売機の洗浄装置の構成を
示す要部右側面図
【符号の説明】
1 ケース 2 機体 3 原料容器 4 投入口 5 排出口 6 撹拌装置 7 原料シュータ 8 受け皿 9 排水口 10 給水バルブ 11 水道管 12 貯水槽 13 給水ホース 14 給水ポンプ 15 温水タンク 16 給湯バルブ 17 給湯ホース 18 可撓性管 19 支持体 20 ノズル 21 握り部 22 弁 23 レバー 24 容器 25 カップ供給装置 26 カップシュータ 27 受け台 28 排水孔 29 枠体 30 飲料ノズル 31 飲料ホース 32 排水ホース 33 廃液容器 34 洗浄装置 35 液溜部 36 受け皿 37 栓 38 嵌着孔 39 支持具 40 係止部 41 洗浄装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面を形成する機体内で粉末状および若
    しくは粒状の原料から調理製造した飲料,食品などの商
    品を販売する自動販売機の洗浄装置であって、前記原料
    をそれぞれ貯蔵する原料容器の下側に受け皿を備え、前
    記商品調理製造時に前記原料容器内から排出される際,
    この原料容器内に補給される際などにこの原料容器の周
    辺に飛散し降下する前記原料を前記受け皿で受けてこの
    受け皿に形成された排水口を通し洗浄液で洗い流すよう
    にした自動販売機の洗浄装置において、前記排水口を開
    閉する栓若しくはバルブと、この栓若しくはバルブで前
    記排水口が閉塞されると前記洗浄液を中に溜める、前記
    受け皿に形成された液溜部とを具備したことを特徴とす
    る自動販売機の洗浄装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動販売機の洗浄装置にお
    いて、先端から洗浄液を吐出するノズルが前記先端を前
    記受け皿内に向け支持具を介して着脱自在に機体内に支
    持された自動販売機の洗浄装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の自動販売機
    の洗浄装置において、ノズルが、このノズルに一端が一
    方方向に付勢して回動自在に支持されかつ他端が前記ノ
    ズル外周面から外周方向に突き出したレバーを付勢力に
    抗し手で回動操作すると開く手動式の弁が内部に組込ま
    れたノズルであって、支持具が、前記レバーの、前記弁
    が開く回動位置に前記レバーを前記付勢力に抗して係止
    する係止部が形成された支持具である自動販売機の洗浄
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の自動販売機の洗浄装置にお
    いて、係止部が、支持具に形成されノズルが嵌脱自在に
    嵌着される嵌着孔の、前記支持具の周縁部で形成される
    自動販売機の洗浄装置。
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