JP2009211184A - 飲料調理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】攪拌装置を使用することなく、粉末原料を用いた飲料を容易に得ることができ、また、メンテナンスが比較的簡単に行えるとともに、装置自体をコンパクトに構成することができる飲料調理装置を提供する。
【解決手段】飲料用の粉末原料を用いて飲料を調理する飲料ディスペンサ1であって、カップCがセットされるカップセット部3と、飲料の調理時に、粉末原料をカップセット部3にセットされたカップCに供給する粉末原料供給装置4と、カップセット部3の上方に配置された給湯ノズル44を有し、飲料の調理時に、カップCに供給された粉末原料をカップC内で溶かすように、給湯ノズル44を介して、カップCに湯を供給する給湯装置5と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、飲料ディスペンサやカップ式自動販売機などに適用され、飲料用の粉末原料を用いて、茶系飲料やコーヒー、ジュースなどの飲料を調理する飲料調理装置に関する。
従来、この種の飲料調理装置を適用した飲料ディスペンサとして、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この飲料ディスペンサは、複数種類の茶系飲料を供給可能な給茶機などとして使用されており、茶系飲料用の粉末原料を種類ごとに供給する複数のキャニスタと、湯水を供給する給水装置と、粉末原料と湯水を攪拌する攪拌装置などを備えている。攪拌装置は、内部に回転自在の攪拌羽根をそれぞれ有する複数のミキシングボウルで構成されており、ミキシングボウルがキャニスタごとに設けられている。また、各キャニスタとそれに対応するミキシングボウルとの間には、キャニスタから吐出された粉末原料をミキシングボウルに案内するシュートが設けられる一方、給水装置の貯水タンクと各ミキシングボウルとの間には、湯水をミキシングボウルに搬送するための給水パイプが接続されている。さらに、カップが載置した状態にセットされるカップステージの上方には、飲料の種類ごとに、複数の飲料ノズルが、互いに間隔を隔てて左右方向に並んだ状態で配置されている。そして、各ミキシングボウルと飲料ノズルの間には、粉末原料および湯水がミキシングボウル内で攪拌されることによって調理された飲料を、飲料ノズルに搬送するための飲料パイプが接続されている。
この飲料ディスペンサでは、以下のようにして、カップステージ上のカップに飲料が供給される。すなわち、まず使用者が、所望の飲料が供給されるカップステージ上の所定位置にカップをセットし、ボタンを押すことなどで飲料を選択する。そうすると、その飲料用の粉末原料を収容するキャニスタが、所定量の粉末原料を、シュートを介してミキシングボウルに供給するとともに、給水装置が、貯水タンクから所定量の湯水を、給水パイプを介して当該ミキシングボウルに供給する。次いで、ミキシングボウル内の攪拌羽根を回転させることにより、ミキシングボウル内で粉末原料および湯水を攪拌し、それにより、粉末原料を湯水に溶かすことによって、飲料を調理する。そして、この調理された飲料は、飲料パイプを介して搬送され、飲料ノズルから吐出することによって、カップに供給される。
このように、上記の飲料ディスペンサでは、カップへの飲料の供給前に、粉末原料と湯水をミキシングボウル内で攪拌しており、そのため、飲料の供給が繰り返し行われると、上記の攪拌による汚れがミキシングボウルの内面や攪拌羽根に付着しやすい。そのため、これらを衛生的に保つために、飲料ディスペンサのメンテナンスの際には、ミキシングボウルおよび攪拌羽根の洗浄が必要である。しかし、これらの洗浄作業は、非常に煩雑であり、しかも、ミキシングボウルおよび攪拌羽根は、キャニスタごと、すなわち飲料の種類ごとに設けられているため、すべてのミキシングボウルおよび攪拌羽根の洗浄作業に手間がかかってしまう。また、ミキシングボウルや攪拌羽根と同様、シュートや飲料ノズルなども、飲料の種類ごとに設けられているので、部品点数が多くなるとともに、飲料ディスペンサが大型化する。加えて、上記の飲料ディスペンサでは、飲料の種類ごとに、カップステージ上の左右方向の互いに異なる位置にカップをセットするように構成されているため、左右方向の幅が大きくなってしまう。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、攪拌装置を使用することなく、粉末原料を用いた飲料を容易に得ることができ、また、メンテナンスが比較的簡単に行えるとともに、装置自体をコンパクトに構成することができる飲料調理装置を提供することを目的とする。
特開平10−334339号公報
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、飲料用の粉末原料を用いて飲料を調理する飲料調理装置であって、カップがセットされるカップセット部と、飲料の調理時に、粉末原料をカップセット部にセットされたカップに供給する粉末原料供給装置と、カップセット部の上方に配置された給水ノズルを有し、飲料の調理時に、セットされたカップに供給された粉末原料をカップ内で溶かすように、給水ノズルを介して、セットされたカップに水を供給する水供給装置と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、飲料の調理時に、カップセット部にセットされたカップに、粉末原料供給装置によって飲料用の粉末原料が供給されるとともに、水供給手段によって水が供給される。水供給手段は、カップセット部の上方に配置された給水ノズルを有しており、この給水ノズルを介して、カップに供給された粉末原料を当該カップ内で溶かすように、水をカップに供給する。つまり、カップに供給された粉末原料を、給水ノズルから吐出される水の勢いなどで攪拌しながら、その水に溶かし、カップ内で飲料を調理する。このように、粉末原料および水をカップに供給し、カップ内で飲料を調理するので、従来と異なり、ミキシングボウルなどの攪拌装置を使用することなく、粉末原料を用いた飲料を容易に得ることができる。また、攪拌装置を使用しなくても、粉末原料を用いた飲料を調理できるので、従来と異なり、攪拌装置を省略でき、その分、メンテナンスが比較的簡単に行えるとともに、装置自体をコンパクトに構成することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の飲料調理装置において、カップセット部は、外部に臨み、カップが外部からセット可能に構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、外部に臨むカップセット部にカップが外部からセットされ、そのカップ内で粉末原料を水に溶かすことによって、飲料が調理される。したがって、本発明の飲料調理装置を適用した飲料ディスペンサを、容易に実現することができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の飲料調理装置において、粉末原料供給装置は、カップセット部の上方に配置され、粉末原料を収容するとともに、飲料の調理時に、所定量の粉末原料を吐出するキャニスタと、このキャニスタの付近から下方に延び、カップセット部にセットされたカップから所定間隔を隔てるように配置され、キャニスタから吐出された粉末原料をセットされたカップに案内するシュートと、を有しており、シュートの周囲からシュートよりも下方に延び、シュートからセットされたカップまでに粉末原料が通る経路を取り囲む風除けカバーを、さらに備えていることを特徴とする。
この構成によれば、飲料の調理時に、キャニスタから吐出された所定量の粉末原料は、シュートによって案内され、カップセット部にセットされたカップに供給される。シュートは、キャニスタの付近から下方に延び、カップセット部にセットされたカップから所定間隔を隔てるように配置されている。前述したように、飲料の調理時には、水がカップに供給されるため、カップ上端の開口付近の湿度が高くなる。特に、その供給される水が温度の高い湯である場合には、給水ノズルから吐出中の湯やカップに供給された湯から湯気が立ち上り、上記湿度がより一層高くなる。例えば、シュートが、カップ上端の開口付近まで延びている場合には、カップに供給された水による湿気などによって、粉末原料がシュートの内面に付着しやすく、残留することがある。この場合には、カップへの粉末原料の供給量が不十分になってしまう。したがって、本発明によれば、シュートを、カップセット部にセットされるカップから所定間隔、具体的には、カップへの粉末原料の供給を確保できるとともに、カップに供給された水による湿気の影響をほとんど受けない程度の間隔を隔てて配置することにより、カップへの粉末原料の供給を確保しながら、粉末原料がシュートの内面に付着・残留するのを抑制することができる。
また、シュートの周囲からそのシュートよりも下方に延びる風除けカバーが設けられている。前述したように、カップセット部が外部に臨んでいるため、それにセットされるカップも外部に臨み、しかも、シュートは、そのカップから所定間隔を隔てて配置されている。このため、シュートで案内された粉末原料は、カップに達するまでに、横風を受けやすく、その場合には、粉末原料がカップの周囲に飛び散ることがある。したがって、本発明によれば、上記の風除けカバーにより、シュートからカップまでに粉末原料が通る経路を取り囲むので、上記の経路を粉末原料が通る際に、横風を受けることなどでカップの周囲に飛び散るのを防止でき、粉末原料をカップに安定して供給することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の飲料調理装置において、シュートの下端付近に吸引口を有し、吸引口から吸引された空気を外部に排出する排気装置を、さらに備えていることを特徴とする。
この構成によれば、排気装置により、シュートの下端付近の空気が吸引口から吸引され、外部に排出される。これにより、シュートの下端付近の湿気を低減することができ、それにより、粉末原料がシュートの内面に付着・残留するのを大幅に低減することができる。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の飲料調理装置において、給水ノズルは、吸引口の内側に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、給水ノズルが、吸引口の内側に配置されているので、給水ノズルからの水の吐出時に、排気装置を作動させることにより、吐出中の水による湿気を、吸引口を介して容易に吸引することができる。また、給水ノズルおよび吸引口が、互いにオーバーラップするようにレイアウトされているので、両者を互いに異なる位置に配置する場合に比べて、それらを省スペースでかつ適切な位置に配置することができる。
請求項6に係る発明は、請求項3ないし5のいずれかに記載の飲料調理装置において、シュートを所定温度に加熱する第1ヒータを、さらに備えていることを特徴とする。
一般に、シュート内の湿度が高いと、シュート内の湿気によって、粉末原料がシュートの内面に付着しやすく、残留することがある。したがって、本発明によれば、第1ヒータによって、シュートを所定温度に加熱するので、シュート内の湿度を低下させることができ、それにより、粉末原料がシュートの内面に付着・残留するのを大幅に低減することができる。また、請求項4の発明と相まって、シュートの内面への粉末原料の付着・残留の低減効果を、より一層高めることができる。
請求項7に係る発明は、請求項3ないし6のいずれかに記載の飲料調理装置において、複数種類の飲料から飲料を選択するために操作される飲料選択手段を、さらに備えており、キャニスタは、互いに並設されるとともに、互いに異なる複数種類の粉末原料をそれぞれ収容し、飲料選択手段が操作されたときに、当該操作によって選択された飲料を調理するための粉末原料を吐出する複数のキャニスタで構成され、シュートは、上方および下方に開放する筒状に形成され、下方に向かってテーパ状のケースと、このケース内に設けられ、ケースの上下方向の全体にわたって延びるとともに、ケース内を、複数のキャニスタから吐出された複数種類の粉末原料がそれぞれ通る複数の粉末原料通路に仕切る仕切部と、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、複数種類の飲料から飲料を選択するために、飲料選択手段が操作されると、互いに並設された複数のキャニスタから、選択された所定量の粉末原料が吐出される。そして、吐出された粉末原料は、シュートによって案内され、下方のカップに供給される。シュートは、上方および下方に開放する筒状のケースを有しており、このケース内に設けられた仕切部によって、複数のキャニスタから吐出された複数種類の粉末原料がそれぞれ通る複数の粉末原料通路に仕切られている。上記ケースは、下方に向かってテーパ状に形成される一方、仕切部は、ケースの上下方向の全体にわたって延びている。これにより、複数の粉末原料通路はそれぞれ、上下方向の全体にわたって完全に仕切られ、下方に向かって集合した状態になる。したがって、このような複数の粉末原料通路を有するシュートによって、キャニスタから吐出された粉末原料をカップに案内することにより、互いに異なる粉末原料が混ざることなく、粉末原料をカップに適切に供給でき、良質の飲料を得ることができる。
請求項8に係る発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の飲料調理装置において、水供給装置を制御する制御装置を、さらに備え、制御装置は、粉末原料供給装置によるカップへの粉末原料の供給終了後に、水供給装置によるカップへの水の供給を終了させることを特徴とする。
この構成によれば、粉末原料供給装置によるカップへの粉末原料の供給終了後に、水供給装置による当該カップへの水の供給が終了する。例えば、上記と逆に、カップへの水の供給終了後に、粉末原料の供給が終了すると、カップ内の水に粉末原料が供給されることで、その水面に粉末原料が浮いた状態で溶け残ることがある。したがって、本発明によれば、粉末原料が供給された後で、カップへの水の供給を終了させるので、上記のような粉末原料の溶け残りを防止し、良質の飲料を提供することができる。
請求項9に係る発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の飲料調理装置において、水供給装置は、水を貯留する貯水タンクと、この貯水タンクに貯留された水を所定温度に加熱する第2ヒータと、貯水タンクと給水ノズルの間に接続され、貯水タンクの水を搬送するための搬送パイプと、この搬送パイプの途中に設けられ、通常時には閉鎖しかつ飲料の調理時に開放するバルブと、を有し、搬送パイプの貯水タンクとバルブとの間の部分が、貯水タンクの外面に接した状態で、外面に沿って延びていることを特徴とする。
この構成によれば、貯水タンクに貯留された水が、第2ヒータで所定温度に加熱される。貯水タンクと給水ノズルの間には、搬送パイプが接続されており、この搬送パイプの途中には、通常時には閉鎖しかつ飲料の調理時に開放するバルブが設けられている。飲料の調理時には、バルブが開放するとともに、貯水タンク内の加熱された水(以下、本欄において「湯」という)が、搬送パイプを介して給水ノズルに搬送され、この給水ノズルから湯が吐出され、カップに供給される。そして、飲料の調理終了後、すなわち湯の供給終了後には、バルブが閉鎖する。この場合、搬送パイプの貯水タンクとバルブとの間には通常、湯が残留する。
一般に、上記のように残留した湯の温度は、時間の経過に伴い、次第に低下するため、その湯が次回の飲料の調理に使用されると、温度の低い飲料を提供してしまうことになる。したがって、本発明によれば、搬送パイプの貯水タンクとバルブとの間の部分が、貯水タンクの外面に接した状態で、その外面に沿って延びているので、貯水タンク内の湯の熱が、貯水タンクおよび搬送パイプの壁を介して、残留した湯に伝わり、その温度低下を抑制することができる。その結果、次回の飲料調理までに長時間経過した場合でも、適度な温度の湯を供給することができる。なお、この場合、貯水タンクおよび搬送パイプの構成材料として、伝熱性の高いものを使用することが好ましい。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1および図2は、本発明の一実施形態による飲料調理装置を適用した給茶機としての飲料ディスペンサを示しており、図3は、その内部構造を示している。この飲料ディスペンサ1は、茶系飲料用の粉末原料を用いて、各種の茶系飲料(例えば、煎茶、抹茶、玄米茶、ほうじ茶、烏龍茶および紅茶など)をカップC内で調理し、提供するものである。なお、この飲料ディスペンサ1で用いられる粉末原料は、微細加工された粉末であり、湯はもちろんのこと、冷水にも容易に溶けるように構成されている。
図1〜図3に示すように、飲料ディスペンサ1は、正面形状が縦長矩形状に形成されるとともに、上部および下端部が前方に大きく張り出すように形成されている。また、飲料ディスペンサ1の上部の前端部には、使用者によって操作される操作部2(飲料選択手段)が設けられ、下部には、カップCをセットするためのカップセット部3が設けられている。
操作部2の前面には、上下方向に3列でかつ左右2列の計6つの飲料選択ボタン2aが設けられており、各飲料選択ボタン2aが、後述する6つのキャニスタ11にそれぞれ対応している。これらの飲料選択ボタン2aは、後述する制御装置9に電気的に接続されている。また、各飲料選択ボタン2aの外側の側方には、茶系飲料の品名が記載された品名プレート2bが設けられている。
なお、操作部2の上面の左右両側には、MIXボタン2cおよび湯連続供給ボタン2dが設けられている。MIXボタン2cは、2種類以上の粉末原料をカップCに供給する場合などに操作されるものであり、例えば、互いに異なる種類の飲料が混合した飲料を調理したり、カップC内の飲料に粉末原料(例えばレモンパウダーなど)をトッピングしたりする際に使用される。一方、湯連続供給ボタン2dは、湯だけをカップCに連続して供給する場合に操作されるものであり、例えば、カップCに白湯を入れたり、カップ麺を調理するために、そのカップに湯を入れたりする際に使用される。
カップセット部3は、上面が開放するとともに前下がりに傾斜し、所定の深さを有するケース3aと、このケース3aの内側に、その底面から浮いた状態で水平に設けられた簀の子状のカップトレイ3bと、金属棒を曲げ加工することなどによって所定形状に形成され、カップトレイ3bに立設されるとともに、上端部が後方に凸に湾曲するカップガイド3cなどで構成されている。このカップセット部3では、飲料ディスペンサ1の使用者により、カップCが、カップガイド3cの上端部に前方から当接した状態で、カップトレイ3b上に載置される。これにより、カップCは、後述するシュート12を介して、複数種類の粉末原料をいずれも供給可能な共通の供給位置にセットされる。
図3および図4に示すように、飲料ディスペンサ1は、カップセット部3にセットされたカップCに、粉末原料を供給する粉末原料供給装置4と、カップCに湯を供給する給湯装置5(水供給装置)と、後述するシュート12の下端付近の空気を吸引するための排気ファン6(排気装置)と、シュート12を加熱するためのシュートヒータ7(第1ヒータ)と、粉末原料供給装置4の後述するキャニスタ本体13を加熱するためのキャニスタヒータ8と、これらを制御するマイクロコンピュータを有する制御装置9などを備えている。
図3に示すように、粉末原料供給装置4は、互いに異なる複数種類の粉末原料をそれぞれ収容するとともに、茶系飲料の調理時に所定量の粉末原料を吐出する複数のキャニスタ11と、これらのキャニスタ11の下側に配置され、各キャニスタ11から吐出された粉末原料を下方のカップCに案内するシュート12とを有している。複数のキャニスタ11は、飲料ディスペンサ1の外装ケース内の上部において、前後対称の2つを1組とする3組が、左右方向に並設され、合計6つのキャニスタ11で構成されている。各キャニスタ11は、粉末原料を収容するキャニスタ本体13と、このキャニスタ本体13内の底部に、前後方向に延びる水平軸線を中心として回転自在に設けられ、粉末原料を外部に送り出すための送出しスクリュー14(キャニスタ本体から突出する一端部のみ図示)と、この送出しスクリュー14を駆動するモータ15およびギヤボックス16などで構成されている。
キャニスタ本体13は、所定の容量(例えば0.05リットル)を有するボックス状に形成されており、下部には、水平に突出し、粉末原料を水平に吐出する吐出口13aが設けられている。また、キャニスタ本体13の吐出口13aと反対側には、送出しスクリュー14の一端部が、キャニスタ本体13から外部に突出しており、上記一端部がジョイント17を介して、ギヤボックス16に連結されている。したがって、モータ15が作動することにより、送出しスクリュー14が回転し、それにより、キャニスタ本体13内の粉末原料が、吐出口13aから水平に吐出される。なお、吐出口13aおよび送出しスクリュー14の詳細な構造についての説明は省略するが、モータ15が所定時間(例えば2.5秒)、作動することにより、送出しスクリュー14が所定方向に所定角度、回転し、それにより、吐出口13aから微量(例えば0.2〜0.3g)の粉末原料が吐出される。
また、前述したように、各組の前後のキャニスタ11、11は、前後対称に配置されており、それらの吐出口13a、13aが互いに所定間隔を隔てて対向している。したがって、前側のキャニスタ11から吐出口13aを介して吐出された粉末原料は、後方に吐出される一方、後ろ側のキャニスタ11から吐出口13aを介して吐出された粉末原料は、前方に吐出される。そして、これらの粉末原料は、シュート12によって案内され、下方のカップCに供給される。
図5および図6に示すように、シュート12は、上方および下方に開放する筒状に形成され、下方に向かってテーパ状のケース21と、このケース21内を6つの粉末原料通路22に仕切る仕切部23とで構成されている。
図7は、シュート12を分解した状態を示している。同図に示すように、ケース21は、前後方向に配置された前ケース部材24および後ケース部材25で構成される一方、仕切部23は、所定形状の6つの仕切部材26で構成されている。これらの前後ケース部材24、25および6つの仕切部材26はいずれも、所定形状のステンレス板を折曲げ加工することなどによって構成されている。
前ケース部材24は、下方に向かってテーパ状の台形状を有する前正面板部24aと、この前正面板部24aの左右端部から、後方にほぼ直角に屈曲して延びる左右の側板部24b、24bとで構成され、平面形状が後方に開放するコ字状に形成されている。また、後ケース部材25は、上記前正面板部24aとほぼ同じ形状およびサイズを有する後正面板部25aと、この後正面板部25aの左右端部から、前方にほぼ直角に屈曲して延びる左右の側板部25b、25bと、これらの側板部25b、25bの前端部から、内方にほぼ直角に屈曲して若干延びる屈曲板部25c、25cとで構成されている。なお、後ケース部材25の背面側上部の左右端部には、フック12a、12aが設けられている。
これらの前ケース部材24および後ケース部材25は、図5および図6に示すように、前ケース部材24が後ケース部材25の内側に嵌り込み、前者24の左右の側板部24b、24bが、後者25の左右の側板部25b、25bに内側から重なり合った状態で係合している。これにより、ケース21は、前ケース部材24が後ケース部材25にほぼ抜け止め状態で取り付けられ、比較的強固に構成されている。
図7に示すように、各仕切部材26は、下方に向かってテーパ状の台形状を有する正面板部26aと、この正面板部26aの左右端部から、互いに同じ向きで前方または後方にほぼ直角に屈曲して延びる左右の側板部26b、26bと、正面板部26aの上端部から、鉛直上方に若干屈曲して延びる直立部26cとで構成されている。各仕切部材26の正面板部26aは、前述した前ケース部材24の前正面板部24aや、後ケース部材25の後正面板部25aに対し、横幅寸法がほぼ1/3であり、高さ寸法がほぼ同じになっている。また、各仕切部材26の左右の側板部26bは、前ケース部材24や後ケース部材25の左右の側板部24b、25bに対し、奥行き寸法がほぼ1/2であり、高さ寸法がほぼ同じになっている。
また、6つの仕切部材26は、互いに接するとともに、全体としてケース21に嵌め込まれた状態で、これに収容されるように形成されており、互いに接した状態の前後2つを1組とする3組が、互いに接した状態で左右方向に並設されている。具体的には、前後の仕切部材26、26は、正面板部26a、26a同士および直立部26c、26c同士がそれぞれ背中合わせで接しており、両直立部26c、26cが、正面板部26aを含む平面に対し、前側に若干屈曲している。また、3組のうちの中央の仕切部材26は、左右の側板部26b、26bが、隣り合う左側および右側の仕切部材26、26の側板部26b、26bに接する一方、左側および右側の仕切部材26、26の外側の側板部26b、26bは、前ケース部材24の側板部24b、24bにそれぞれ接している。
以上のように構成されたシュート12では、6つの仕切部材26と、前ケース部材24の前正面板部24a、および後ケース部材25の後正面板部25aとの間に、前述した6つのキャニスタ11にそれぞれ対応する6つの粉末原料通路22が画成されている。そして、これらの粉末原料通路22はそれぞれ、ケース21内の上下方向の全体にわたって延びるとともに、下方に向かってテーパ状に構成され、完全に仕切られている。
以上のように構成されたシュート12は、図3に示すように、キャニスタ11の下方に設けられたシュートホルダ27に支持され、カップCから所定間隔を隔てるように配置されている。このシュートホルダ27は、所定形状の金属板(例えばステンレス板)で構成されており、後ろ側のキャニスタ本体13の底部付近から、前下がりに傾斜するように延びている。そして、シュートホルダ27の前面側に、シュート12が、その背面側上部の左右のフック12a、12aを介して着脱自在に取り付けられ、一方、シュートホルダ27の背面側に、前記シュートヒータ7が取り付けられている。このシュートヒータ7は、自身が発熱することにより、シュートホルダ27を介して、シュート12を所定温度(例えば40〜50℃)に加熱する。
また、キャニスタ11の左右の側方には、前記キャニスタヒータ8(図3(b)では右側のもののみ図示)が配置されている。これらのキャニスタヒータ8は、自身が発熱することにより、キャニスタ本体13が載置されている金属製の支持プレート(図示せず)などを介して、キャニスタ本体13を所定温度(例えば40℃)に加熱する。これにより、キャニスタ本体13内の粉末原料同士がくっつき、塊になるのを防止することができる。
図3に示すように、排気ファン6は、シュートホルダ27の背面側に配置された吸引ノズル31に、吸引ダクト32を介して接続されている。吸引ノズル31は、シュート12の下端付近に位置する下向きの吸引口31a(図8参照)を有している。また、排気ファン6には、下方に延び、飲料ディスペンサ1の外装ケースの底板を介して外部に連通する排気ダクト33が接続されている。したがって、排気ファン6が作動することにより、シュート12の下端付近の空気が、吸引口31aから吸い込まれ、吸引ダクト32および排気ダクト33を介して、飲料ディスペンサ1の下方に排出される。
図1〜3および図8に示すように、複数のキャニスタ11は、飲料ディスペンサ1の外装ケースの一部を構成するキャニスタカバー34によって覆われる一方、前記シュート12および吸引ノズル31が、キャニスタカバー34の底部に取り付けられたシュートカバー35によって覆われている。キャニスタカバー34は、底面および背面が開放するボックス状に形成されており、前端部に前記操作部2が設けられている。また、キャニスタカバー34は、天板部34aの後端部に設けられたヒンジ36、36を介して、左右方向に延びる水平軸線を中心として回動自在に構成されており、キャニスタ11のメンテナンス時やキャニスタ本体13への粉末原料の補充時などに、シュートカバー35とともに、後ろ側に回動した状態に開放される。なお、キャニスタカバー34の天板部34aには、蓋37が着脱自在に取り付けられており、蓋37を取り外すことによって、キャニスタカバー34内に上方からアクセス可能である。したがって、キャニスタカバー34を回動させなくても、蓋37を取り外して、キャニスタ本体13に粉末原料を補充することができる。
一方、シュートカバー35は、図2および図8に示すように、キャニスタカバー34の底面を覆った状態で、これに着脱自在に取り付けられたカバー支持部材38と、このカバー支持部材38の下端部に着脱自在に取り付けられたカバー本体39(風除けカバー)とで構成されている。カバー支持部材38は、プラスチックで構成されており、平面形状が後方に開放するU字状の平坦部38aと、この平坦部38aの内側から下方に向かってテーパ状に形成され、かつシュート12の下端付近まで延びるテーパ部38bとを有している。
また、カバー本体39は、平面形状が後方に開放するU字状に形成され、シュート12の下端よりも下方まで延びている。このカバー本体39は、シュート12からカップCまでに粉末原料が通る経路を取り囲むように設けられている。これにより、上記経路を粉末原料が通る際に、横風を受けることなどでカップCの周囲に飛び散るのを防止でき、粉末原料をカップCに安定して供給することができる。
次に、給湯装置5について説明する。図3に示すように、給湯装置5は、飲料ディスペンサ1の外装ケースの上面後部に設けられた給水タンク41と、この給水タンク41から送られた水を貯留し、加熱する湯タンク42(貯水タンク)と、この湯タンク42から湯を送り出す湯ポンプ43と、この湯ポンプ43で送り出された湯を、カップCに向かって吐出する給湯ノズル44(給水ノズル)と、湯ポンプ43と給湯ノズル44の間を接続する給湯パイプ40(搬送パイプ)の途中に設けられ、通常時には閉鎖しかつ給湯時に開放する給湯バルブ45(バルブ)とを備えている。
給水タンク41は、上面が開放し、所定容量(例えば5リットル)を有するボックス状のタンク本体41aと、このタンク本体41aの上面に開閉自在に取り付けられた蓋41bとを有している。蓋41bは、後端部において、タンク本体41aに回動自在に取り付けられるとともに、前端部のロック部材41cによって、通常時はロックされている。また、給水タンク41への水の補給の際には、ロック部材41cによるロックが解除され、蓋41bが後ろ側に回動した状態に開放される。この給水タンク41は、その底部から延びる給水パイプ46を介して、湯タンク42に接続されており、湯タンク42内の湯が所定量以下になったときに、給水タンク41内の水が、給水パイプ46を介して、湯タンク42に送られる。
湯タンク42は、所定容量(例えば4リットル)を有するボックス状に形成されており、飲料ディスペンサ1の外装ケース内の後部に配置されている。この湯タンク42は、伝熱性が比較的高い金属板(例えばステンレスなど)で構成されており、内部の水を加熱するための湯タンクヒータ47(第2ヒータ)を備えている。
また、湯タンク42の底部には、湯ポンプ43が設けられている。給湯パイプ40のうち、湯ポンプ43と給湯バルブ45との間の部分である上流側給湯パイプ40Aは、比較的伝熱性の高い金属管(例えばステンレス管など)で構成されており、湯タンク42の右側の外面に沿って上下方向に延び、その外面に接した状態で、上下の取付け部材48、48を介して取り付けられている。一方、給湯パイプ40のうち、給湯バルブ45と給湯ノズル44との間の部分である下流側給湯パイプ40Bは、可撓性を有する材料(例えばゴムなど)で構成されており、下流端部が給湯ノズル44に接続されている。この給湯ノズル44は、図3(b)および図8(b)に示すように、吸引ノズル31の右側面を貫通した状態で、下流側給湯パイプ40Bに接続されるとともに、給湯ノズル44の吐出口44aが、吸引ノズル31の吸引口31aの内側に位置するように配置されている。なお、湯タンク42は、上流側給湯パイプ40Aを含めて、周囲が断熱材(図示せず)によって覆われている。
また、飲料ディスペンサ1の外装ケース内には、カップセット部3の直ぐ後ろ側に、カップCがカップセット部3にセットされているか否かを検出するためのカップセンサ50が設けられている。このカップセンサ50は、反射式の光センサで構成されており、前記制御装置9に電気的に接続されている。したがって、カップセット部3にカップCがセットされているときにのみ、飲料ディスペンサ1による飲料の提供が可能となる。
次に、図3およびタイミングチャートを示す図9を参照しながら、飲料ディスペンサ1の動作について説明する。まず、飲料ディスペンサ1の使用者により、カップCがカップセット部3にセットされ、所望の飲料の飲料選択ボタン2aが押されると、その飲料用の粉末原料を収容するキャニスタ11が作動を開始する(図9の時刻t1、以下同様)。これにより、そのキャニスタ11からの粉末原料の吐出が開始され、その吐出された粉末原料は、シュート12の対応する粉末原料通路22を通って落下し、下方のカップCに供給される。次いで、給湯ポンプ43が作動するとともに、給湯バルブ45が開放する(時刻t2)。これにより、湯タンク42内の湯が、給湯パイプ40を介して搬送され、給湯ノズル44からの吐出が開始される。そして、この吐出された湯は、カップCに供給される。
次いで、キャニスタ11が停止し(時刻t3)、カップCへの粉末原料の供給が終了する。その後、給湯ポンプ43が停止するとともに、給湯バルブ45が閉鎖し(時刻t5)、カップCへの湯の供給が終了する。以上により、カップCに供給された粉末原料は、給湯ノズル44から吐出された湯の勢いなどによって攪拌されることにより、湯に溶け、カップC内で茶系飲料が調理される。
上記のように、カップCへの粉末原料の供給終了後に、湯の供給を終了するので、粉末原料がカップC内の液面に浮いた状態で溶け残るのを防止し、良質の茶系飲料を調理することができる。また、カップCへの湯の供給終了後、給湯パイプ40のうち、給湯バルブ45の下流側である下流側給湯パイプ40Bには、湯が残留しないものの、上流側給湯パイプ40Aには、湯が残留する。前述したように、上流側給湯パイプ40Aは、湯タンク42の外面に接しているので、湯タンク42内の湯の熱が湯タンク42および上流側給湯パイプ40Aの壁を介して、残留した湯に伝わり、その温度低下を抑制することができる。その結果、次回の飲料供給までに長時間経過した場合でも、適度な温度の湯を供給することができる。
また、前述したカップCへの粉末原料の供給終了後(時刻t3)、排気ファン6が作動を開始し(時刻t4)、所定時間(例えば5分)、継続して停止する(時刻t6)。この排気ファン6の作動により、カップCに湯が供給されたことで、湿気が比較的多くなったシュート12の下端付近の空気が、吸引口31aから吸引され、飲料ディスペンサ1の外部に排出される。これにより、シュート12の下端付近の湿気を低減することができ、それにより、粉末原料がシュート12の粉末原料通路22の壁面に付着・残留するのを大幅に低減することができる。なお、排気ファン6の作動は、カップCへの粉末原料の供給終了後に開始されるので、粉末原料が吸引口31aから吸い込まれることはない。
以上詳述したように、本実施形態によれば、カップセット部3にセットされたカップCに、粉末原料を供給するとともに、給湯ノズル44を介して、粉末原料をカップC内で溶かすように、湯を供給する。つまり、カップCに供給された粉末原料を、給湯ノズル44から吐出される湯の勢いなどで攪拌しながら、その湯に溶かし、カップC内で茶系飲料を調理する。このように、粉末原料および湯をカップCに供給し、カップC内で茶系飲料を調理するので、従来と異なり、ミキシングボウルなどの攪拌装置を使用することなく、粉末原料を用いた茶系飲料を容易に得ることができる。また、攪拌装置を使用しなくても、粉末原料を用いた飲料を調理できるので、従来と異なり、攪拌装置を省略でき、その分、メンテナンスが比較的簡単に行えるとともに、装置自体をコンパクトに構成することができる。
また、給湯ノズル44(吐出口44a)が、吸引口31aの内側に配置されているので、給湯ノズル44からの湯の吐出時に、その湯気を、吸引口31aを介して容易に吸引することができる。加えて、給湯ノズル44および吸引口31aが、互いにオーバーラップするようにレイアウトされているので、両者44、31aを互いに異なる位置に配置する場合に比べて、それらを省スペースでかつ適切な位置に配置することができる。
さらに、シュートヒータ7によって、シュート12が所定温度に加熱されるので、シュート12内の湿度を低下させることができ、それにより、粉末原料が粉末原料通路22の壁面に付着・残留するのを大幅に低減することができる。
また、シュート12は、6つの仕切部材26により、ケース21内が上下方向の全体にわたって、6つの粉末原料通路22に完全に仕切られているので、いずれのキャニスタ11から吐出された粉末原料も、他の粉末原料と混ざることなく、カップCに適切に供給される。したがって、飲料ディスペンサ1により、良質の茶系飲料を提供することができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。実施形態では、給茶機としての飲料ディスペンサ1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、粉末原料を用い、カップ内で他の飲料(例えばコーヒーやジュース)を調理する飲料ディスペンサにも、もちろん適用することができる。また、本発明は、内部で飲料を調理するカップ式自動販売機にも、適用可能である。また、実施形態で示した飲料ディスペンサ1の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
本発明の一実施形態による飲料調理装置を適用した飲料ディスペンサを示す斜視図である。 図1の飲料ディスペンサを示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 図2に対応し、飲料ディスペンサの内部構造を示す図である。 飲料ディスペンサの主要な機器を模式的に示すブロック図である。 シュートを示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 シュートを示す図であり、(a)は平面図、(b)は斜視図である。 シュートを分解して示す斜視図である。 シュートおよび給湯ノズルの周囲を右下から見た状態を示す斜視図であり、(a)はシュートカバーを取り付けた状態、(b)はシュートカバーを取り外した状態を示す。 飲料ディスペンサの動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 飲料ディスペンサ(飲料調理装置)
2 操作部(飲料選択手段)
3 カップセット部
4 粉末原料供給装置
5 給湯装置(水供給装置)
6 排気ファン(排気装置)
7 シュートヒータ(第1ヒータ)
9 制御装置
11 キャニスタ
12 シュート
21 シュートのケース
22 粉末原料通路
23 仕切部
31a 吸引口
35 シュートカバー
39 カバー本体(風除けカバー)
40 給湯パイプ(搬送パイプ)
40A 上流側給湯パイプ
40B 流側給湯パイプ
42 湯タンク(貯水タンク)
43 湯ポンプ
44 給湯ノズル(給水ノズル)
45 給湯バルブ(バルブ)
47 湯タンクヒータ(第2ヒータ)
C カップ

Claims (9)

  1. 飲料用の粉末原料を用いて飲料を調理する飲料調理装置であって、
    カップがセットされるカップセット部と、
    飲料の調理時に、粉末原料を前記カップセット部にセットされたカップに供給する粉末原料供給装置と、
    前記カップセット部の上方に配置された給水ノズルを有し、飲料の調理時に、前記セットされたカップに供給された粉末原料を当該カップ内で溶かすように、前記給水ノズルを介して、前記セットされたカップに水を供給する水供給装置と、
    を備えていることを特徴とする飲料調理装置。
  2. 前記カップセット部は、外部に臨み、カップが外部からセット可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料調理装置。
  3. 前記粉末原料供給装置は、
    前記カップセット部の上方に配置され、粉末原料を収容するとともに、飲料の調理時に、所定量の粉末原料を吐出するキャニスタと、
    このキャニスタの付近から下方に延び、前記カップセット部にセットされたカップから所定間隔を隔てるように配置され、前記キャニスタから吐出された粉末原料を前記セットされたカップに案内するシュートと、を有しており、
    前記シュートの周囲から当該シュートよりも下方に延び、当該シュートから前記セットされたカップまでに粉末原料が通る経路を取り囲む風除けカバーを、
    さらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の飲料調理装置。
  4. 前記シュートの下端付近に吸引口を有し、当該吸引口から吸引された空気を外部に排出する排気装置を、さらに備えていることを特徴とする請求項3に記載の飲料調理装置。
  5. 前記給水ノズルは、前記吸引口の内側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の飲料調理装置。
  6. 前記シュートを所定温度に加熱する第1ヒータを、さらに備えていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の飲料調理装置。
  7. 複数種類の飲料から飲料を選択するために操作される飲料選択手段を、さらに備えており、
    前記キャニスタは、互いに並設されるとともに、互いに異なる複数種類の粉末原料をそれぞれ収容し、前記飲料選択手段が操作されたときに、当該操作によって選択された飲料を調理するための粉末原料を吐出する複数のキャニスタで構成され、
    前記シュートは、
    上方および下方に開放する筒状に形成され、下方に向かってテーパ状のケースと、
    このケース内に設けられ、当該ケースの上下方向の全体にわたって延びるとともに、当該ケース内を、前記複数のキャニスタから吐出された前記複数種類の粉末原料がそれぞれ通る複数の粉末原料通路に仕切る仕切部と、
    を有していることを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の飲料調理装置。
  8. 前記水供給装置を制御する制御装置を、さらに備え、
    当該制御装置は、前記粉末原料供給装置によるカップへの粉末原料の供給終了後に、前記水供給装置によるカップへの水の供給を終了させることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の飲料調理装置。
  9. 前記水供給装置は、
    水を貯留する貯水タンクと、
    この貯水タンクに貯留された水を所定温度に加熱する第2ヒータと、
    前記貯水タンクと前記給水ノズルの間に接続され、当該貯水タンクの水を搬送するための搬送パイプと、
    この搬送パイプの途中に設けられ、通常時には閉鎖しかつ飲料の調理時に開放するバルブと、を有し、
    前記搬送パイプの前記貯水タンクと前記バルブとの間の部分が、前記貯水タンクの外面に接した状態で、当該外面に沿って延びていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の飲料調理装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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