JP5565109B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機に関するものである。
従来、例えばコーヒー飲料等の商品をカップに投入された状態で販売する自動販売機として、特許文献1に提案されたものが知られている。すなわち、販売待機状態においていずれかの商品選択ボタンが押下された場合に、該当する商品を自動販売機本体の内部で調理し、調理した商品をカップに投入された状態で取出口を臨む位置に搬送し、取り出し可能にするものである。
上述した自動販売機においては、自動販売機本体内部に粉末原料供給装置が配設されている。粉末原料供給装置は、クリーム、砂糖等の粉末原料を原料毎に収容し、必要に応じて払い出すもので、複数の原料キャニスタと、原料キャニスタ毎に設けられた原料シュータとを備えて構成されている。原料キャニスタは、粉末原料を収容して払い出す容器であり、原料シュータは、対応する原料キャニスタから払い出された粉末原料を受け取り、一時的に収容するものである。そして、原料キャニスタは一列に沿って配設されており、これにより原料シュータも一列に沿って配設されている。
特開2004−246616号公報
上述した自動販売機においては、カップの移動により原料シュータ下部に設けられた払出扉が開成されて、原料シュータからカップに粉末原料が吐出されることになるが、その際に粉末原料が周囲に飛散してしまうことがある。上述したように原料キャニスタ及び原料シュータは一列に沿って配設されていることから、一の原料シュータから飛散した粉末原料が周囲の原料シュータの払出扉に付着すると、粉末原料の味が混ざり合ってしまうコンタミネーションが発生し好ましくない。
本発明は、上記実情に鑑みて、原料シュータから粉末原料が吐出される際に該粉末原料が周囲に飛散してコンタミネーションを発生させてしまうことを防止することができる自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る自動販売機は、一列に沿って並設され、それぞれが粉末原料を収容する複数の原料キャニスタと、それぞれが原料キャニスタの下方域に配設され、該原料キャニスタから払い出された粉末原料を一時的に収容し、かつ自身に設けられた払出扉が開成されることにより収容する粉末原料を吐出する原料シュータとを備え、必要に応じて前記原料シュータから吐出された粉末原料を用いて商品を調理して提供する自動販売機において、前記原料シュータに跨る態様で配設され、かつ自身の壁部にて互いに隣接する前記原料シュータ間を区画するようにして前記払出扉の周囲を覆うもので、いずれかの原料シュータから払い出された粉末原料を下方域に誘導するカバー体を備えたことを特徴とする。
本発明の自動販売機によれば、カバー体が、互いに隣接する原料シュータ間を区画する態様で払出扉の周囲を覆い、粉末原料を下方域に誘導するので、原料シュータから粉末原料が吐出される際に該粉末原料が周囲に飛散してコンタミネーションを発生させてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機を示す正面図である。 図2は、本発明の実施の形態である自動販売機の内部構造を示す説明図である。 図3は、本発明の実施の形態である自動販売機を示す原理図である。 図4は、本体キャビネットの内部を示す正面図である。 図5は、図4に示した温水タンクを示す斜視図である。 図6は、図5に示した温水タンクにおいて前部カバー及び上部カバーを取り外した状態を示す斜視図である。 図7は、図6に示した温水タンクにおいて前面に配設した前部断熱材を取り外した状態を示す斜視図である。 図8は、図7に示した温水タンクを斜め上方から見た斜視図である。 図9は、図7及び図8に示した温水タンクの上部を拡大して示す説明図である。 図10は、図6に示した温水タンクの下部を拡大して示す説明図である。 図11は、図5に示した前部カバーを示すもので、前方側から見た場合を示す斜視図である。 図12は、図5に示した前部カバーを示すもので、後方側から見た場合を示す斜視図である。 図13は、図5に示した上部カバーを前方側下部より見た場合を示す斜視図である。 図14は、図2及び図3に示した粉末原料供給装置を拡大して示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図3は、それぞれ本発明の実施の形態である自動販売機を示すものであり、図1は正面図、図2は内部構造を示す説明図、図3は原理図である。ここで例示する自動販売機は、レギュラーコーヒー飲料の他、ココア等のインスタント飲料を販売するカップ式の飲料自動販売機であって、より具体的には、クリーム、砂糖、ココア等の粉末原料をカップの内部で調理するカップ内ミキシング方式の飲料自動販売機であり、前面が開口した箱状の本体キャビネット1と、本体キャビネット1の前面開口を閉塞する前面扉2とを備えている。
図2及び図3に示すように、本体キャビネット1の内部には、リザーバ11、温水タンク12、製氷器13、冷却水供給装置14、抽出装置15、粉末原料供給装置16及びカップ搬送装置17を備えて構成してある。
リザーバ11は、供給された水道水、あるいは図示せぬ給水タンクから供給された水を一時的に貯留するものである。このリザーバ11で一時的に貯留された水は、温水タンク12と製氷器13と冷却水供給装置14とに供給されるようにしている。
温水タンク12は、抽出装置15の他、調理位置に搬送されたカップCに供給する湯を貯留するものである。この温水タンク12には、ヒータ39(図6等参照)が設けてあり、リザーバ11から与えられた水を加熱して湯として貯留する。
このような温水タンク12には、複数(図3の例では2つ)の湯弁121,123が配設してある。一の湯弁121は、湯送出配管122を介して抽出装置15に接続してあり、該湯弁121を開成させることにより湯送出配管122を通じて抽出装置15に湯が供給されるようになっている。他の湯弁123は、湯供給配管124を介して調理位置に設けられた湯ノズル125に接続してあり、該湯弁123を開成させることにより湯供給配管124を通じて湯ノズル125に湯が供給されるようになっている。これにより、調理位置に搬送されたカップCに対して湯ノズル125より湯が注出されることになる。かかる温水タンク12の構造については後述する。
製氷器13は、リザーバ11から供給された水から調理用の氷を製造するもので、図2に示すように、本体キャビネット1の内部上方左奥側に取り付けてある。製氷器13は、図には明示しないが、円筒状の金属の内面に着氷した氷をオーガで連続的に掻き取り、上部に押し上げながら圧縮成形と切断とを行う製氷部と、製氷部でチップ状に形成された氷を貯蔵する氷ストッカー部とを備えている。氷ストッカー部にはアイスドアが設けてあり、このアイスドアは、氷供給配管131を介して調理位置に設けられた氷ノズル(図示せず)に接続してある。アイスドアを開放させることにより、氷供給配管131を通じて氷ノズルに氷が供給されるようになっている。これにより、調理位置に搬送されたカップCに対して氷ノズルより氷が投入されることになる。
冷却水供給装置14は、冷却水生成配管141と冷却水供給配管142とを備えて構成してある。冷却水生成配管141は、給水弁143を介して給水配管111に接続してあり、これによりリザーバ11に連設してある。この冷却水生成配管141は、屈曲部142aが形成してあり、該屈曲部142aは冷却水槽144内に浸漬してある。冷却水供給配管142は、基端部が冷却水生成配管141に接続されるとともに、先端部が調理位置に設けられた冷却水ノズル145に接続してあり、自身に設けられた冷却水供給弁146を開成させることにより調理位置に搬送されたカップCに対して冷却水ノズル145より冷却水が注出されることになる。
抽出装置15は、レギュラーコーヒー飲料を抽出するものであって、図2に示すように、本体キャビネット1の内部上方右側に取り付けてある。抽出装置15は、上方から下方に向けて順に、豆キャニスタ151、コーヒーミル152、コーヒーブリュア153を備えている。
豆キャニスタ151は、例えば透光性のある樹脂材料から構成されており、内部にコーヒー豆を収容している。尚、本実施の形態における抽出装置15では2つの豆キャニスタ151を備えている。このような豆キャニスタ151は、内部に原料モータ(図示せず)が設けてあり、かかる原料モータが駆動することにより該豆キャニスタ151に収容されたコーヒー豆がコーヒーミル152に供給されるようになっている。一方、原料モータが駆動停止することにより該豆キャニスタ151に収容されたコーヒー豆の供給が停止される。
コーヒーミル152は、豆キャニスタ151から供給されたコーヒー豆を挽くものである。このコーヒーミル152は、詳細は図示しないが、内部にシュート(水平方向に延びる円筒状の空間)が形成されたミル本体と、シュートに挿通され、外周に螺旋状の刃が形成されたオーガと、オーガを回転させるモータとを有している。そして、モータがオーガを回転させることによりコーヒーミル152に供給された豆は入口から出口に向けて送られ、その途中で粉砕されるようになっている。
このようなコーヒーミル152においては、ミル本体が豆キャニスタ151と同様に、透光性のある樹脂材料から構成されている。
コーヒーブリュア153は、コーヒーミル152から供給された挽き豆に温水タンク12から供給された湯を注ぐことにより、レギュラーコーヒー飲料を抽出するものである。コーヒーブリュア153は、コーヒー供給配管154を介して調理位置に設けられたコーヒー飲料ノズル155に接続してあり、かかるコーヒー供給配管154を通じて該コーヒー飲料ノズル155にレギュラーコーヒー飲料が供給されるようになっている。これにより、調理位置に搬送されたカップCに対してコーヒー飲料ノズル155よりレギュラーコーヒー飲料が注出されることになる。
粉末原料供給装置16は、クリーム、砂糖等の粉末原料を原料毎に収容し、必要に応じて払い出すもので、図2に示すように、本体キャビネット1の内部上方中央に設けてある。粉末原料供給装置16は、複数の原料キャニスタ161と、原料キャニスタ161毎に設けられた原料シュータ162とを備えている。かかる粉末原料供給装置16の構成については後述する。
カップ搬送装置17は、図示せぬカップ供給位置において供給されたカップCを受取位置を経由して調理位置に搬送した後、後述する取出口21を臨む販売位置に搬送するものであって、本体キャビネット1の内部中央、粉末原料供給装置16の下方側に設けてある。カップ搬送装置17は、カップ供給位置において供給されたカップCを把持するカップ把持部171と、カップ把持部171が把持したカップCを左右方向及び前後方向に搬送するカップ搬送機構172とを備えている。
カップ搬送機構172は、販売待機状態においてカップ把持部171を販売位置に待機させるものである。その後に商品が選択されると、カップ供給位置にカップ把持部171を搬送し、カップ供給装置から供給されたカップCをカップ把持部171に把持させるものである。カップ供給位置にてカップ把持部171にカップCを把持させた後、カップ搬送機構172は、カップ把持部171を受取位置に搬送する。ここで受取位置は、原料キャニスタ161から原料シュータ162に払い出された粉末原料を受け取る位置であって、粉末原料が払い出された原料シュータ162の下方が受取位置になる。例えばクリーム・砂糖入りレギュラーコーヒー飲料を販売する場合には、原料キャニスタ161から払い出されたクリームが一時的に収容される原料シュータ162の下方、並びに原料キャニスタ161から払い出された砂糖が一時的に収容される原料シュータ162の下方が受取位置になる。
そして、カップCを把持するカップ把持部171を受取位置に順次搬送させることにより、カップC内に所望の粉末原料が投入される。その後、カップ搬送機構172は、当該カップCを把持するカップ把持部171を調理位置に搬送する。調理位置は、湯、レギュラーコーヒー飲料が注出される他、冷却水や氷が供給される位置であって、カップC内の飲料を撹拌するパドル18が昇降可能に設けてある。この調理位置にて湯、冷却水、あるいはレギュラーコーヒー飲料の注出が完了すると、カップ搬送機構172は、カップCを把持するカップ把持部171を販売位置に搬送し、これにより、所望の商品がカップCに投入された状態で利用者に提供することが可能になる。
前面扉2は、本体キャビネット1の前面開口を開閉可能となる態様で該本体キャビネット1の一側縁部に揺動可能に配設してあり、閉扉動作した場合に、本体キャビネット1の前面開口を閉塞するものである。この前面扉2は、図1に示すように、中程中央に取出口21が設けてあり、その右方側に投入金額を表示する一体表示器22、硬貨を投入するための硬貨投入口23、返却レバー24が設けてある。また、取出口21の左方側には紙幣挿入口25が設けてあり、前面扉2の下部右側には硬貨返却口26が設けてある。
上記前面扉2の上半分には、商品選択ボタン27及び調合ボタン28が設けてある。商品選択ボタン27は、前面扉2の上半分に複数配設してある。これら商品選択ボタン27は、商品毎に設けてある。当該商品のイメージが描かれたフレーバーカード29に対応して設けてある。
上記商品選択ボタン27は、調合ボタン28が押下されることなく自身が押下された場合には、予め決められた調合成分、すなわちコーヒー豆、クリーム及び砂糖が標準量で混合された商品の選択を示す入力手段である。調合ボタン28は、前面扉2の取出口21の上側に設けてある。
以下において、上述した温水タンク12及び粉末原料供給装置16について説明する。まず、温水タンク12について説明する。
温水タンク12は、図4に示すように、本体キャビネット1の内部における上方中央側の背壁1aに後述するように取り付けてある。このような温水タンク12は、金属製材料から形成された直方状の形態をなしており、図5に示すように、前面に前部カバー(第2カバー部材)31、上面に上部カバー(第1カバー部材)32が設けてある。
図6は、図5に示した温水タンク12において前部カバー31及び上部カバー32を取り外した状態を示す斜視図であり、図7は、図6に示した温水タンク12において前面に配設した前部断熱材33を取り外した状態を示す斜視図である。この図6及び図7に示すように、温水タンク12の前面、すなわち一つの側面に、湯吐出ユニット34が集中配置されている。湯吐出ユニット34は、湯弁121,123と、吐出温度センサ35と、オーバーフローパイプ36とを備えてなるものである。湯弁121,123は、上述したが、内部に貯留された湯を吐出するための弁体である。吐出温度センサ35は、湯弁121,123を通じて吐出する湯の温度を検知するものである。オーバーフローパイプ36は、温水タンク12の内部で生じた蒸気を外部に逃がすためのものである。また、温水タンク12の前面には、上記湯吐出ユニット34の他に、下部温度センサ37が設けてある。下部温度センサ37は、温水タンク12の下部に貯留された湯の温度を検知するものである。
このような温水タンク12の前面には、湯弁121,123の設置個所に開口が形成されるとともに、下部温度センサ37の設置個所に孔部が形成されたシート状の前部断熱材33が配設してある。かかる前部断熱材33は、例えば発泡メラミンや発泡ポリプロピレン等の樹脂材から形成されたものである。
また、図6及び図7に示すように、温水タンク12の上面には、水位検知フロート38及びヒータ39が設けてある。水位検知フロート38は、内部に貯留する湯の水位を検知するものである。ヒータ39は、内部に貯留される湯を加熱するものである。
このような温水タンク12の左右両側面及び後面には、図8に示すように、例えば発泡メラミンや発泡ポリプロピレン等の樹脂材からなるシート状の耐熱性に優れた厚みが例えば10mmの内部断熱材40が配設してあり、かかる断熱材40の外面に例えば厚みが15mmの平板状の真空断熱材41がそれぞれ配設してある。つまり、真空断熱材41は、耐熱性断熱材(内部断熱材40)を介在した状態で配設してある。また、これら真空断熱材41の外面には例えば厚みが5mmのシート状の外部断熱材42が配設してある。この外部断熱材42は、真空断熱材41を保護するためのものである。
このような温水タンク12は、次のようにして本体キャビネット1の背壁1aに取り付けられる。図9に示すように、温水タンク12の上面に突設された取付片43の貫通孔44(図7参照)を貫通するネジ45が背壁1aに螺着することにより取り付けてある。この場合において、取付片43と背壁1aとの間には厚みが0.8mmのステンレス製のスペーサ46を介在させて、取付片43と背壁1aとが直接接触しないようにしている。つまり温水タンク12は、取付片43及びネジ45を介して本体キャビネット1の背壁1aに熱伝達可能に取り付けてある。
一方、温水タンク12の下部においても、図10に示すように、金属製の取付金47を介して本体キャビネット1の背壁1aに取り付けてある。ここで取付金47は、温水タンク12が左方へ移動することを規制する左側規制部471と、温水タンク12が前方側へ移動することを規制する前方規制部472とを有し、更に温水タンク12を載置した状態で支持する載置部473を有してなるものである。ここで、温水タンク12の下面においても例えば発泡メラミンや発泡ポリプロピレン等の樹脂材からなる平板状の下部断熱材48が配設されており、取付金47の載置部473は、下部断熱材48を介して温水タンク12を載置した状態で支持するものである。尚、図10中の符号481は、下部断熱材48に形成された給水口であり、符号482は、リンスバルブ接続口である。
図11及び図12は、それぞれ図5に示した前部カバー31を示すものであり、図11は前方側から見た場合を示す斜視図、図12は、後方側から見た場合を示す斜視図である。ここで例示する前部カバー31は、温水タンク12の前面において、湯吐出ユニット34を構成する湯弁121,123、吐出温度センサ35及びオーバーフローパイプ36の配設部位を覆う態様で配設されるものである。この前部カバー31は、例えば発泡メラミン等の樹脂材で形成された断熱作用を有するものである。また、前部カバー31の前面において湯弁121,123に対応する部位には矩形状の開口となる窓部311が形成してある。かかる窓部311は、通常の使用状態においては、図5に示すような平板状の閉塞部材312により閉塞されている。ここで閉塞部材312も例えば発泡メラミン等の樹脂材から形成された断熱作用を有するものである。
このような前部カバー31は、前部断熱材33の上端縁部331に載置された状態で、自身の接合面313が温水タンク12の前面の接合面12aに摺り合わされて接合されて配設されている。ここで、前部カバー31の接合面313と温水タンク12の接合面12aとは、図には明示していないが、互いに凹凸形状をなしており、摺り合わせることにより接合できるようになっている。
図13は、図5に示した上部カバー32を前方側下部より見た場合を示す斜視図である。ここで例示する上部カバー32は、上記前部カバー31と同様に、例えば発泡メラミン等の樹脂材から形成された断熱作用を有するものであり、下面が開口した直方状の箱体である。このような上部カバー32は、内部に水位検知フロート38及びヒータ39が進入する態様で、つまり水位検知フロート38及びヒータ39を覆う態様で自身の接合面321が温水タンク12の上面の接合面12bに摺り合わされて接合されて配設されている。ここで、上部カバー32の接合面321と温水タンク12の接合面12bとは、図には明示していないが、互いに凹凸形状をなしており、摺り合わせることにより接合できるようになっている。更に、上部カバー32は、ネジ等の締結部材322を介して本体キャビネット1の背壁1aに締結されている。
次に、粉末原料供給装置16について説明する。図14は、図2及び図3に示した粉末原料供給装置16を拡大して示す説明図である。ここで例示する粉末原料供給装置16は、複数の原料キャニスタ161と、原料キャニスタ161毎に設けられた原料シュータ162とを備えている。
原料キャニスタ161は、一列に沿って並設してあり、粉末原料を収容して払い出す容器である。この原料キャニスタ161は、上面が前下がりとなるように傾斜しており、この上面に原料投入口(図示せず)が形成してある。また、原料投入口は、開閉可能な蓋161aによって閉成してあり、粉末原料に異物が混入しないようになっている。また、原料キャニスタ161の底部には、螺旋状に形成されたスクリュ(図示せず)が回転可能に設けられ、原料キャニスタ161の奥に取り付けた原料モータが駆動すると、スクリュが回転し、原料キャニスタ161の底部前面に形成された原料払出口(図示せず)から粉末原料が払い出されるようになっている。
原料シュータ162は、対応する原料キャニスタ161から払い出された粉末原料を受け取り、一時的に収容するもので、原料キャニスタ161の前方から下方に延びる筒状をなしている。この原料キャニスタ161の下部には、払出扉162aが設けてある。払出扉162aは、図には明示しない原料シュータ162の下部開口を開閉するもので、カップ搬送装置17によりカップCが自身の下方域(受取位置)に搬送された場合に、該カップ搬送装置17を構成する部材に当接されて開成し、一時的に収容する粉末原料をカップCに払い出させるものである。
そして、このような粉末原料供給装置16には、カバー体163が設けてある。カバー体163は、例えば樹脂材から形成されたものであり、原料シュータ162を支持する枠体(図示せず)に着脱可能に取り付けてある。このカバー体163は、左右方向が長手方向となる長尺状のものであり、その長手方向の長さは、一列に沿って並設された原料シュータ162よりも大きくしてある。このようなカバー体163は、互いに隣接する原料シュータ162間を自身の壁部163aにて区画しつつ各原料シュータ162の払出扉162aの周囲を覆うものである。つまり、カバー体163は、互いに隣接する原料シュータ162間を区画する態様で払出扉162aの周囲を覆い、粉末原料を下方域に誘導するものである。
以上のような構成を有する自動販売機では、次のようにして商品を販売する。硬貨投入口23、あるいは紙幣挿入口25から販売される商品の対価以上の硬貨又は紙幣が投入されると、該当する商品の商品選択ボタン27、並びに調合ボタン28を有効化させる。
このような状態で調合ボタン28が押下されることなく、レギュラーコーヒー飲料の加温商品用の商品選択ボタン27が押下されたとする。上述したように、商品選択ボタン27は、調合ボタン28が押下されることなく自身が押下された場合には、コーヒー豆、クリーム及び砂糖が標準量で混合された商品の選択を示す入力手段であるから、カップ供給装置から供給されたカップCには、所定の受取位置(クリームが一時的に収容される原料シュータ162の下方、並びに砂糖が一時的に収容される原料シュータ162の下方)にてクリーム及び砂糖が投入される。また、これと同時に抽出装置15においてレギュラーコーヒー飲料の抽出が行われる。
そして、受取位置にて粉末原料が投入されたカップCは、調理位置に搬送されて、抽出装置15から抽出されたレギュラーコーヒー飲料が注出されるとともに、パドル18により撹拌される。レギュラーコーヒー飲料の注出が完了すると、カップCは、販売位置に搬送され、取出口21を通じて利用者に提供され、これにより商品(レギュラーコーヒー飲料)が販売される。
以上説明したような本発明の実施の形態である自動販売機によれば、温水タンク12は、貯留する湯の吐出に関する湯吐出ユニット34が前面に集中配置されてなり、該前面及び上面を除く他の面(左面、右面及び後面)に真空断熱材41が配設されてなるので、当該真空断熱材41の大きさを温水タンク12の左面、右面及び後面の大きさに等しいものとすることができ、小さく分割して貼付することがない。これにより、温水タンク12の断熱作用を向上させて消費電力の低減化を図ることができる。
また、上記自動販売機によれば、真空断熱材41が内部断熱材(耐熱性断熱材)40を介在した状態で配設されてなるので、真空断熱材41自身が温水タンク12からの熱により経年劣化して断熱性能を低下させてしまう虞れがない。
また、上記自動販売機によれば、真空断熱材41の外面に該真空断熱材41を保護する外部断熱材42が配設されてなるので、真空断熱材41が破損等してしまうことによる断熱性能の低下を防止することができる。
また、上記自動販売機によれば、スペーサ46を介在させて、取付片43と背壁1aとが直接接触しないようにして温水タンク12を取り付けているとともに、取付金47は断熱材33,42,48を介して温水タンク12を支持しているので、温水タンク12で発生した熱が本体キャビネット1に伝達することを抑制している。尚、上述したように、温水タンク12は、取付片43及びネジ45を介して本体キャビネット1の背壁1aに熱伝導可能に取り付けてあるために、多少の熱は本体キャビネット1に伝達されることになるが、温水タンク12が漏電してしまうことを防止することができる。
また、上記自動販売機によれば、前部カバー31が、湯吐出ユニット34を覆う態様で温水タンク12の前面に取り付けてあり、上部カバー32が、水位検知フロート38及びヒータ39を覆う態様で温水タンク12の上面に取り付けてあるので、湯吐出ユニット34、並びに水位検知フロート38及びヒータ39からの放熱量を低減させて断熱作用を向上させることができる。これにより、温水タンク12の断熱作用を向上させて消費電力の低減化を図ることができる。
また、上記自動販売機によれば、温水タンク12と、前部カバー31及び上部カバー32との互いの接合面12a,12b,313,321が凹凸形状をなしており、互いの接合面を摺り合わせて接合させることにより前部カバー31及び上部カバー32を取り付けているので、寸法精度のバラツキによる接合不良の発生を抑制し、断熱性能の低下を最小限にすることができる。
また、上記自動販売機によれば、前部カバー31の前面において湯弁121,123に対応する部位に窓部311が形成してあるので、前部カバー31自体を取り外さずに、必要に応じて閉塞部材312を取り外すことにより、該窓部311を通じて湯弁121,123の操作を行うことができる。
また、上記自動販売機によれば、カバー体163が、互いに隣接する原料シュータ162間を区画する態様で払出扉162aの周囲を覆い、粉末原料を下方域に誘導するので、原料シュータ162から粉末原料が吐出される際に該粉末原料が周囲に飛散してコンタミネーションを発生させてしまうことを防止することができる。
また、上記自動販売機によれば、カバー体163が粉末原料を下方域に誘導するので、粉末原料がカバー体163の内面に付着することがなく、しかも原料シュータ162に付着する虞れもない。よって、原料シュータ162の可動部位である払出扉162aの動作に不具合を与えることを防止することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態においては、真空断熱材41は、温水タンク12の左面、右面及び後面にそれぞれ個別に設けられていたが、本発明においては、一つの真空断熱材で温水タンク12の左面、右面及び後面を覆う態様で配設しても良い。
上述した実施の形態においては、湯吐出ユニット34を温水タンク12の前面に集中配置しているが、本発明においては、前面に限らず、いずれか一つの側面に集中配置して良い。
上述した実施の形態においては、一つのカバー体163が原料シュータ162の払出扉162aの周囲を覆うようにして設けてあるが、本発明においては、複数のカバー体で原料シュータの払出扉の周囲を覆うようにしてもよく、またその形状も特に限定されない。
以上のように、本発明に係る自動販売機は、例えばコーヒー飲料等の商品をカップに投入された状態で販売するのに有用である。
1 本体キャビネット
12 温水タンク
12a 接合面
12b 接合面
121 湯弁
123 湯弁
16 粉末原料供給装置
161 原料キャニスタ
162 原料シュータ
162a 払出扉
163 カバー体
163a 壁部
31 前部カバー
311 窓部
312 閉塞部材
313 接合面
32 上部カバー
321 接合面
33 前部断熱材
34 湯吐出ユニット
35 吐出温度センサ
36 オーバーフローパイプ
37 下部温度センサ
38 水位検知フロート
39 ヒータ
40 内部断熱材
41 真空断熱材
42 外部断熱材
43 取付片
45 ネジ
46 スペーサ
47 取付金
48 下部断熱材
C カップ

Claims (1)

  1. 一列に沿って並設され、それぞれが粉末原料を収容する複数の原料キャニスタと、
    それぞれが原料キャニスタの下方域に配設され、該原料キャニスタから払い出された粉末原料を一時的に収容し、かつ自身に設けられた払出扉が開成されることにより収容する粉末原料を吐出する原料シュータと
    を備え、必要に応じて前記原料シュータから吐出された粉末原料を用いて商品を調理して提供する自動販売機において、
    前記原料シュータに跨る態様で配設され、かつ自身の壁部にて互いに隣接する前記原料シュータ間を区画するようにして前記払出扉の周囲を覆うもので、いずれかの原料シュータから払い出された粉末原料を下方域に誘導するカバー体を備えたことを特徴とする自動販売機。
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