JP2013184001A - 原料払出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランニングコストの増大を抑えた上で乾燥原料を確実に払い出すこと。
【解決手段】シャッタ21を開放位置に配置して払出口20aを開放することによりシュート20の内部に保留した乾燥原料を払出口20aから払い出すようにした原料払出装置であって、それぞれが発熱基準面Pを有した面状を成し、個々の発熱基準面Pがシュート20の外表面に対向する状態で配設した第1ヒータ50A及び第2ヒータ50Bを備え、第1ヒータ50Aは、原料容器10の下方となる位置に発熱基準面Pを斜め上方に向けて配設したものであり、第2ヒータ50Bは、第1ヒータ50Aよりも下方となる位置に発熱基準面Pを斜め上方に向けて配設したものであり、これら第1ヒータ50A及び第2ヒータ50Bのそれぞれは閉塞位置に配置されたシャッタ21よりも上面側となる部分を含むように配設した。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉末や顆粒状の乾燥原料を払い出す装置に関するもので、より詳細には、原料容器から吐出された乾燥原料を一旦シュートで保留し、その後、シュートの払出口から乾燥原料を払い出すようにした原料払出装置に関するものである。
カップ式の飲料ディスペンサや飲料自動販売機(以下、飲料提供装置という)では、本体筐体の内部に飲料の原料となる粉末や顆粒状の乾燥原料が貯留されており、この乾燥原料にお湯を加えて飲料を生成し、利用者に提供するようにしている。このように本体筐体の内部に乾燥原料を貯留した飲料提供装置にあっては、乾燥原料が吸湿して固化しないように、種々の対策が施されている。例えば、特許文献1では、原料容器の吐出口に近接した位置にヒータを配設するようにしている。こうした原料払出装置によれば、原料容器の吐出口やその近傍で乾燥原料が固化する事態を防止できるため、原料容器から確実に乾燥原料を吐出することができるようになる。
特開2000−219295号公報
ところで、原料払出装置には、原料容器から吐出された乾燥原料を一旦シュートで保留し、その後、シュートの払出口からカップに乾燥原料を払い出すように構成されたものがある。シュートの下端部には、シャッタが移動可能に配設されており、シャッタを閉塞位置に配置することでシュートの払出口を閉塞し、内部に乾燥原料を保留することができる。この状態からシャッタを開放位置に移動させると、シュートの払出口が開放され、内部に保留されていた乾燥原料が払出口から払い出されることになる。
この種の原料払出装置にあっては、シュートに保留している間に乾燥原料が吸湿して固化すると、シャッタの作動不良を招来する恐れがある。もちろん、シュートにおいてシャッタの近傍にもヒータを設置すれば、シャッタの作動不良を防止することができるようになる。しかしながら、保留された乾燥原料の吸湿を防止するには、比較的大型のヒータが必要である。このため、ヒータを複数配設した原料払出装置にあっては消費電力が著しく増大する恐れがあり、ランニングコストの点できわめて不利となる。
本発明は、上記実情に鑑みて、ランニングコストの増大を抑えた上で乾燥原料を確実に払い出すことのできる原料払出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る原料払出装置は、乾燥原料を貯留する原料容器と、上端部を前記原料容器の吐出口に接続した状態で上下方向に沿って延在し、下端に払出口を有したシュートと、前記シュートの下端内部に移動可能に配設したシャッタとを備え、前記シャッタを閉塞位置に配置して前記払出口を閉塞することにより前記原料容器から吐出された乾燥原料を一旦前記シュートの内部に保留し、その後、前記シャッタを開放位置に配置して前記払出口を開放することにより前記シュートの内部に保留した乾燥原料を前記払出口から払い出すようにした原料払出装置であって、それぞれが発熱基準面を有した面状を成し、個々の発熱基準面が前記シュートの外表面に対向する状態で配設した第1ヒータ及び第2ヒータを備え、前記第1ヒータは、前記原料容器の下方となる位置に発熱基準面を鉛直もしくは斜め上方に向けて配設したものであり、前記第2ヒータは、前記第1ヒータよりも下方となる位置に発熱基準面を斜め上方に向けて配設したものであり、これら第1ヒータ及び第2ヒータのそれぞれは閉塞位置に配置されたシャッタよりも上面側となる部分を含むように配設したことを特徴とする。
また、本発明は、上述した原料払出装置において、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータは、閉塞位置に配置されたシャッタよりも上面側となる領域で、前記シャッタの上面に沿った方向に互いに並設したことを特徴とする。
また、本発明に係る原料払出装置は、乾燥原料を貯留する原料容器と、上端部を前記原料容器の吐出口に接続した状態で上下方向に沿って延在し、下端に払出口を有したシュートと、前記シュートの下端内部に移動可能に配設したシャッタとを備え、前記シャッタを閉塞位置に配置して前記払出口を閉塞することにより前記原料容器から吐出された乾燥原料を一旦前記シュートの内部に保留し、その後、前記シャッタを開放位置に配置して前記払出口を開放することにより前記シュートの内部に保留した乾燥原料を前記払出口から払い出すようにした原料払出装置であって、それぞれが発熱基準面を有した面状を成し、個々の発熱基準面が前記シュートの外表面に対向する状態で配設した第1ヒータ及び第2ヒータを備え、前記第1ヒータは、前記原料容器の下方となる位置に発熱基準面を鉛直もしくは斜め上方に向けて配設したものであり、前記第2ヒータは、前記第1ヒータよりも下方となる位置に発熱基準面を斜め上方に向けて配設したものであり、少なくとも前記第1ヒータは、閉塞位置に配置されたシャッタよりも上面側となる領域において前記第2ヒータの発熱基準面に対向する部分を含むことを特徴とする。
また、本発明は、上述した原料払出装置において、前記シュート、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータをカバー部材によって覆ったことを特徴とする。
また、本発明は、上述した原料払出装置において、前記シャッタには、少なくとも閉塞位置に配置された場合に上方となる面に対して吸熱率を向上させる処理を施したことを特徴とする。
また、本発明は、上述した原料払出装置において、前記シャッタに断熱処理を施したことを特徴とする。
本発明によれば、第1ヒータ及び第2ヒータのそれぞれが閉塞位置に配置されたシャッタよりも上面側となる部分を含むように配設しているため、あるいは少なくとも第1ヒータが閉塞位置に配置されたシャッタよりも上面側となる領域において第2ヒータの発熱基準面に対向する部分を含むようにしているため、第2ヒータによってシャッタの近傍が加熱されるばかりでなく、シュートにおいて第2ヒータの熱放射領域が第1ヒータによって加熱されるため、熱損失を抑えた状態で第2ヒータの熱がシュートを反射し、シュートの上部に接続された原料容器の吐出口を加熱することができるようになる。従って、シュートの上部に乾燥原料を除湿するための個別のヒータを配設する必要が無い。しかも、第1ヒータとしては、シュートを加熱して第2ヒータの熱損失を抑える程度のもので十分であり、大きな加熱能力を要しないため、消費電力についても低く抑えることができる。これらの結果、ランニングコストの増大を抑えた上で乾燥原料を確実に払い出すことが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1である原料払出装置の要部を示す断面図である。 図2は、図1に示した原料払出装置の断面側面図である。 図3は、図1に示した原料払出装置の一部破断斜視図である。 図4は、図1に示した原料払出装置のシュートに配置されるシャッタの斜視図である。 図5は、図1に示した原料払出装置に適用されるヒータの構成を示す図である。 図6は、ヒータの発熱基準面を示すもので、(a)は湾曲したヒータの横断面図、(b)2回湾曲したヒータの横断面図、(c)は屈曲したヒータの横断面図である。 図7は、本発明の実施の形態2である原料払出装置の要部を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る原料払出装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1である原料払出装置を示したものである。ここで例示する原料払出装置は、カップ式の飲料ディスペンサや飲料自動販売機等の飲料提供装置に搭載され、原料容器10に貯留したインスタントコーヒーやココア等の飲料の素、あるいはパウダークリーム等の調味料となる乾燥原料を所定量ずつシュート20に吐出し、さらにシュート20からカップに払い出すようにしたものである。尚、以下においては便宜上、図1中の左方が前方、右方が後方として説明を行う。
原料容器10は、上端に投入口11aを有した箱状を成す容器本体部11と、容器本体部11の下端部に設けたホッパ部12と、ホッパ部12の下端部に設けた円筒状部13とを有して構成してある。容器本体部11は、横断面が矩形状を成す筒状部分である。容器本体部11の投入口11aは、前方側の縁が後方側の縁よりも高さが低くなるように傾斜して設けてあり、蓋体14によって閉塞することが可能である。ホッパ部12は、下方に向かうに従って漸次前後方向の寸法が小さくなるように構成した漏斗状を成す部分である。円筒状部13は、軸心が前後方向に沿ってほぼ水平となるように構成された中空部分であり、その中央上部を介してホッパ部12の内部に連通しているとともに、その前端部に設けた吐出口13aを介してシュート20の上端内部に連通している。
シュート20は、上下方向に沿って延在し、かつ下端に払出口20aを有した筒状部材であり、その下端部にシャッタ21を備えている。シャッタ21は、支持軸部21aを中心に回転可能に配設してあり、図1中の実線で示す閉塞位置に配置された場合にシュート20の払出口20aを閉塞し、図1中の二点鎖線で示す開放位置に配置された場合にシュート20の払出口20aを開放するものである。図4に示すように、シャッタ21には、閉塞位置に配置された場合に上方となる面(図4中のクロスハッチング部分)に、吸熱率を向上させる処理として、黒色の塗装が施してある。
図1及び図2に示すように、原料容器10の円筒状部13には、オーガスクリュ15が配設してある。オーガスクリュ15は、軸部の外周面に螺旋状の突条15aを有したもので、突条15aの外周面を円筒状部13の内周面に近接させた状態で軸部の軸心回りに回転することが可能である。図からも明らかなように、このオーガスクリュ15は、円筒状部13の後端部に設けた摺動孔13bを介して基端部が外部に突出している。
一方、原料容器10が装着される装置本体1には、オーガスクリュ15の延長上となる部位にギヤードモータ30が設けてある。ギヤードモータ30は、図2に示すように、駆動源たる電動モータ31と、電動モータ31の回転を減速した状態で出力軸32から出力する減速機(図示せず)とを一体のユニットとして構成したもので、原料容器10を装置本体1に装着した状態においてオーガスクリュ15の基端部と出力軸32の出力端部とが連結した状態で配設してある。本実施の形態1では、ギヤケース33の内部に減速機(図示せず)を構成する減速ギヤ列を収容し、かつモータケース31aを介して電動モータ31をギヤケース33の下方部に支持させるとともに、出力軸32をギヤケース33の上方部に配置したギヤードモータ30を適用している。
上述の構成を有した本実施の形態1の原料払出装置は、図3に示すように、貯留する乾燥原料の種類毎に複数用意されており、互いに同じ向きに並設した状態で飲料提供装置の本体筐体(図示せず)に収容してある。並設された複数の原料払出装置のシュート20には、カバー部材40が設けてある。カバー部材40は、下面が開口した箱状を成すもので、並設された複数のシュート20を取り囲むように配設してある。このカバー部材40の内部には、シュート20の後方側となる部位に第1ヒータ50Aが配設してあるとともに、シュート20の前方側となる部位に第2ヒータ50Bが配設してある。
第1ヒータ50A及び第2ヒータ50Bは、図5に例示するように、それぞれが金属製のシース51の内部に電熱線52を面状に敷設して構成した平面状を成し、図1に示すように、シース51の前面が発熱基準面Pとなったもので、個々の発熱基準面Pをシュート20の外表面に対向させた状態で複数のシュート20に渡って並設してある。図1に示すように、シュート20の後方側に配設した第1ヒータ50Aは、原料容器10の下方に位置し、かつシュート20の高さ方向においてほぼ中間となる位置に配設してあり、発熱基準面Pが斜め上方に向いた姿勢で固定してある。この第1ヒータ50Aは、発熱基準面Pに対向するシュート20の後方側中間部分を加熱して温度を上昇させることを主機能とするもので、第2ヒータ50Bよりも加熱能力の小さいものを適用している。シュート20の前方側に配設した第2ヒータ50Bは、シュート20の下端部において閉塞位置に配置されたシャッタ21の直前となる部位に配設しており、発熱基準面Pが斜め上方に向いた姿勢で固定してある。この第2ヒータ50Bは、シュート20の内部に保留された乾燥原料を加熱して吸湿を防止することを主機能とするもので、第1ヒータ50Aよりも加熱能力の大きいものを適用している。図1からも明らかなように、第1ヒータ50A及び第2ヒータ50Bの発熱基準面Pは、その全面がいずれも閉塞位置に配置されたシャッタ21よりも上面側に位置し、シャッタ21の上面に沿った方向において互いに並設してある。
上記のように構成した原料払出装置では、通常状態においてシャッタ21が閉塞位置に配置されている。この状態からギヤードモータ30を駆動して出力軸32を正転させると、出力軸32の回転がオーガスクリュ15に伝達されることになり、原料容器10に貯留されていた乾燥原料が吐出口13aからシュート20に吐出される。シュート20に吐出された乾燥原料は、シャッタ21の上面で一時保留された後、適宜のタイミングでシャッタ21が開放位置に移動することで払出口20aから落下し、図示せぬカップの内部に払い出される。
この間、第1ヒータ50A及び第2ヒータ50Bは、それぞれ通電された状態にあり、発熱基準面Pから放熱を行っている。ここで、上述したように、第2ヒータ50Bは、発熱基準面Pが閉塞位置に配置されたシャッタ21よりも上面側で斜め上方に向いている。従って、シャッタ21の上面に乾燥原料が保留された場合には、この第2ヒータ50Bからの熱によって乾燥原料が加熱され、乾燥された状態が維持されることになる。シャッタ21の周囲やシュート20の内面に付着して残留した乾燥原料についても、第2ヒータ50Bからの熱によって継続的に加熱される。しかも、シャッタ21の上面に黒色の塗装を施しているため、第2ヒータ50Bから放射された熱が効率良く吸収されることになり、同じ加熱能力のヒータを用いた場合にも白色や透明のシャッタ21を適用したものに比べて、その周囲温度を2℃前後上昇させることができるようになる。これらにより、シャッタ21とシュート20の間において乾燥原料が吸湿して固化する恐れがなくなり、シャッタ21の安定した動作を保証することができ、常に原料の払い出しを確実に行うことが可能となる。特に、シャッタ21は、乾燥原料が直接載置される部分であるため、これを加熱すれば乾燥原料の吸湿をより効率良く防止することができる。しかしながら、シュート20に対して開閉位置と閉塞位置とに変位するシャッタ21に対しては、ヒータ等の加熱手段を配置することが困難である。従って、上述のように、シャッタ21の上面を黒色に塗装し、吸熱率を向上させることでシャッタ21の温度を上昇させることができる原料払出装置は画期的であり、シャッタ21に専用のヒータを要することなく、しかも第2ヒータ50Bの熱を効率良く乾燥原料に伝えることが可能となるため、第2ヒータ50Bとしても加熱能力の小さいものを適用することができるようになる。
一方、第2ヒータ50Bから放射された熱の一部は、シャッタ21を通過した後、後方側に位置するシュート20で反射し、前方側に向けて斜め上方に進行する。第2ヒータ50Bから放射された熱が反射する部分については、第1ヒータ50Aによって温度が上昇した状態にある。従って、大きな熱損失を招くことなく、第2ヒータ50Bから放射された熱がシュート20を反射して上方に到達することとなる。加えて、原料容器10の下方において第2ヒータ50Bよりも上方となる位置に第1ヒータ50Aを配置しているため、第1ヒータ50Aから放射された熱の一部も、原料容器10の下端部、つまり乾燥原料が吐出される吐出口13aの近傍に到達するようになる。これらの結果、原料容器10の円筒状部13においても、乾燥原料が加熱され、乾燥された状態を維持するようになるため、オーガスクリュ15と原料容器10の円筒状部13との間において乾燥原料が吸湿して固化する恐れがなくなり、オーガスクリュ15の安定した動作を保証することができるようになる。
上述したように、シュート20の後方側中間部分を加熱して温度を上昇させることを主機能とする第1ヒータ50Aについては、第2ヒータ50Bよりも加熱能力の小さいものを適用すれば十分である。従って、消費電力についても低く抑えることができ、ランニングコストが著しく増大する事態を招来する恐れもない。
尚、上述した実施の形態1では、シャッタ21の吸熱率を向上させる処理として、黒色に塗装したものを例示しているが、白色以外の塗装であれば、その他の色で塗装しても良い。この場合、シャッタ21の上面だけでなく、全体を塗装しても良いし、上面の一部のみを塗装するようにしても構わない。塗装パターンも一様である必要はなく、規則的に塗装を施したり、斑状に塗装しても良い。また、シャッタ21に着色を行う方法としては、実施の形態1のように、成形後のシャッタ21に対して塗装を施すようにしても良いが、予め着色する色素を混合させた状態で成形を行うことも可能である。
また、シャッタ21の温度を上昇させる方法としては、必ずしも着色する方法に限らず、シャッタ21に断熱処理を施すようにしても、第2ヒータ50Bによってシャッタ21を効率良く温度上昇させることができ、同様の作用効果を奏することが可能である。断熱処理としては、例えばシャッタ21の上面以外の部位に断熱塗料を塗布したり、断熱材を貼着すれば良い。
さらに、上述した実施の形態1では、第1ヒータ50A及び第2ヒータ50Bとしていずれも平板状を成すものを例示しているが、必ずしも平板状を成すものに限らず、図6に示すように、湾曲したヒータ150,250や屈曲したヒータ350を適用しても良い。尚、本明細書において用いる発熱基準面Pとは、ヒータからの熱の放射方向を規定するためのものであり、実施の形態1のように平板状を成すものの場合にはその前面としている。図6の(a)や図6の(b)に示すように、横断面が湾曲状となったヒータ150,250の場合には、最も上方に位置する電熱線52と最も下方に位置する電熱線52とを含む平面とする。図6の(c)に示すように、途中で屈曲したヒータ350の場合には、それぞれの前面に個別の発熱基準面Pが存在するものとする。
またさらに、上述した実施の形態1では、第1ヒータ50A及び第2ヒータ50Bのいずれもが閉塞位置に配置されたシャッタ21よりも上面側となる領域に発熱基準面Pの全面を配置するようにしているが、本発明は、少なくとも第1ヒータ50A及び第2ヒータ50Bのそれぞれが閉塞位置に配置されたシャッタ21よりも上面側となる部分を含むように配設すれば良い。つまり、閉塞位置に配置されたシャッタ21よりも下面側となる部分を含むように第1ヒータ50A及び第2ヒータ50Bを配設するようにしても良い。このように閉塞位置に配置されたシャッタ21よりも下面側となる部分を含むように第1ヒータ50A及び第2ヒータ50Bを設置したものにあっても、シャッタ21の上面に保留された乾燥原料の吸湿を防止できるとともに、原料容器10の円筒状部13に収容された乾燥原料の吸湿を防止することが可能である。尚、第1ヒータ50Aを発熱基準面Pが斜め上方に向いた姿勢で配設しているが、発熱基準面Pが斜め下方を向かないように配設すれば良く、例えば発熱基準面Pが鉛直方向に沿っていても構わない。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2である原料払出装置を示したものである。ここで例示する原料払出装置は、実施の形態1の原料払出装置と同様、カップ式の飲料ディスペンサや飲料自動販売機等の飲料提供装置に搭載され、原料容器10に貯留したインスタントコーヒーやココア等の飲料の素、あるいはパウダークリーム等の調味料となる乾燥原料を所定量ずつシュート20に吐出し、さらにシュート20からカップに払い出すようにようにしたもので、実施の形態1とは第1ヒータ及び第2ヒータの設置位置が異なっている。尚、以下において実施の形態1と同様の構成に関しては、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
実施の形態2の原料払出装置では、並設された複数のシュート20を取り囲むように配設したカバー部材40の内部においてシュート20の後方側となる部位に第1ヒータ450Aが配設してあるとともに、シュート20の前方側となる部位に第2ヒータ450Bが配設してある。
第1ヒータ450A及び第2ヒータ450Bは、それぞれが金属製のシース451の内部に電熱線452を面状に敷設して構成した平面状を成し、シース451の前面が発熱基準面Pとなったもので、個々の発熱基準面Pをシュート20の外表面に対向させた状態で複数のシュート20に渡って並設してある。シュート20の後方側に配設した第1ヒータ450Aは、原料容器10の下方に位置し、かつシュート20の高さ方向においてほぼ中間となる位置に配設してあり、発熱基準面Pが斜め上方に向いた姿勢で固定してある。この第1ヒータ450Aは、発熱基準面Pに対向するシュート20の後方側中間部分を加熱して温度を上昇させることを主機能とするもので、第2ヒータ450Bよりも加熱能力の小さいものを適用している。シュート20の前方側に配設した第2ヒータ450Bは、シュート20の下端部において閉塞位置に配置されたシャッタ21の直前となる部位に配設しており、発熱基準面Pが斜め上方に向いた姿勢で固定してある。この第2ヒータ450Bは、シュート20の内部に保留された乾燥原料を加熱して吸湿を防止することを主機能とするもので、第1ヒータ450Aよりも加熱能力の大きいものを適用している。第1ヒータ450Aは、その発熱基準面Pの一部が、閉塞位置に配置されたシャッタ21よりも上面側となる領域において第2ヒータ450Bの発熱基準面Pに対向する部分を含むように設置してある。
上記のように構成した原料払出装置においても、稼働中においては第1ヒータ450A及び第2ヒータ450Bがそれぞれ通電された状態にあり、発熱基準面Pから放熱を行っている。ここで、上述したように、第2ヒータ450Bは、発熱基準面Pが閉塞位置に配置されたシャッタ21よりも上面側で斜め上方に向いている。従って、シャッタ21の上面に乾燥原料が保留された場合には、この第2ヒータ450Bからの熱によって乾燥原料が加熱され、乾燥された状態が維持されることになる。シャッタ21の周囲やシュート20の内面に付着して残留した乾燥原料についても、第2ヒータ450Bからの熱によって継続的に加熱される。
一方、第2ヒータ450Bから放射された熱の一部は、シャッタ21を通過した後、後方側に位置するシュート20で反射し、前方側に向けて斜め上方に進行する。第2ヒータ450Bから放射された熱が反射する部分については、第1ヒータ450Aによって温度が上昇した状態にある。従って、大きな熱損失を招くことなく、第2ヒータ450Bから放射された熱がシュート20を反射して上方に到達することとなる。加えて、原料容器10の下方において第2ヒータ450Bよりも上方となる位置に第1ヒータ450Aを配置しているため、第1ヒータ450Aから放射された熱の一部も、原料容器10の下端部、つまり乾燥原料が吐出される吐出口13aの近傍に到達するようになる。これらの結果、原料容器10の円筒状部13においても、乾燥原料が加熱され、乾燥された状態を維持するようになるため、オーガスクリュ15と原料容器10の円筒状部13との間において乾燥原料が吸湿して固化する恐れがなくなり、オーガスクリュ15の安定した動作を保証することができるようになる。
シュート20の後方側中間部分を加熱して温度を上昇させることを主機能とする第1ヒータ450Aについては、第2ヒータ450Bよりも加熱能力の小さいものを適用すれば十分である。従って、消費電力についても低く抑えることができ、ランニングコストが著しく増大する事態を招来する恐れもない。
尚、実施の形態2では明示していないが、シャッタ21の上面を黒色にする等、シャッタ21に対して吸熱率を向上させる処理を施すようにしてももちろん良い。
また、実施の形態2においては、第1ヒータ450Aを発熱基準面Pが斜め上方に向くように配設しているが、発熱基準面Pが斜め下方を向かないように配設すれば良く、例えば発熱基準面Pが鉛直方向に沿っていても構わない。
10 原料容器
13a 吐出口
20 シュート
20a 払出口
21 シャッタ
21a 支持軸部
40 カバー部材
50A 第1ヒータ
50B 第2ヒータ
150,250 ヒータ
350 ヒータ
450A 第1ヒータ
450B 第2ヒータ
P 発熱基準面

Claims (6)

  1. 乾燥原料を貯留する原料容器と、
    上端部を前記原料容器の吐出口に接続した状態で上下方向に沿って延在し、下端に払出口を有したシュートと、
    前記シュートの下端内部に移動可能に配設したシャッタと
    を備え、前記シャッタを閉塞位置に配置して前記払出口を閉塞することにより前記原料容器から吐出された乾燥原料を一旦前記シュートの内部に保留し、その後、前記シャッタを開放位置に配置して前記払出口を開放することにより前記シュートの内部に保留した乾燥原料を前記払出口から払い出すようにした原料払出装置であって、
    それぞれが発熱基準面を有した面状を成し、個々の発熱基準面が前記シュートの外表面に対向する状態で配設した第1ヒータ及び第2ヒータを備え、
    前記第1ヒータは、前記原料容器の下方となる位置に発熱基準面を鉛直もしくは斜め上方に向けて配設したものであり、前記第2ヒータは、前記第1ヒータよりも下方となる位置に発熱基準面を斜め上方に向けて配設したものであり、これら第1ヒータ及び第2ヒータのそれぞれは閉塞位置に配置されたシャッタよりも上面側となる部分を含むように配設したことを特徴とする原料払出装置。
  2. 前記第1ヒータ及び前記第2ヒータは、閉塞位置に配置されたシャッタよりも上面側となる領域で、前記シャッタの上面に沿った方向に互いに並設したことを特徴とする請求項1に記載の原料払出装置。
  3. 乾燥原料を貯留する原料容器と、
    上端部を前記原料容器の吐出口に接続した状態で上下方向に沿って延在し、下端に払出口を有したシュートと、
    前記シュートの下端内部に移動可能に配設したシャッタと
    を備え、前記シャッタを閉塞位置に配置して前記払出口を閉塞することにより前記原料容器から吐出された乾燥原料を一旦前記シュートの内部に保留し、その後、前記シャッタを開放位置に配置して前記払出口を開放することにより前記シュートの内部に保留した乾燥原料を前記払出口から払い出すようにした原料払出装置であって、
    それぞれが発熱基準面を有した面状を成し、個々の発熱基準面が前記シュートの外表面に対向する状態で配設した第1ヒータ及び第2ヒータを備え、
    前記第1ヒータは、前記原料容器の下方となる位置に発熱基準面を鉛直もしくは斜め上方に向けて配設したものであり、前記第2ヒータは、前記第1ヒータよりも下方となる位置に発熱基準面を斜め上方に向けて配設したものであり、少なくとも前記第1ヒータは、閉塞位置に配置されたシャッタよりも上面側となる領域において前記第2ヒータの発熱基準面に対向する部分を含むことを特徴とする原料払出装置。
  4. 前記シュート、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータをカバー部材によって覆ったことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原料払出装置。
  5. 前記シャッタには、少なくとも閉塞位置に配置された場合に上方となる面に対して吸熱率を向上させる処理を施したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原料払出装置。
  6. 前記シャッタに断熱処理を施したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原料払出装置。
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