JP2007334518A - 飲料生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コスト及びランニングコストが大幅に増大する事態や結露水の頻繁な排出に伴うメンテナンス作業の煩雑化を招来することなく、豆原料及び粉末原料を良好な状態で装置筐体の内部に貯蔵すること。
【解決手段】装置筐体1の内部にコーヒー豆を貯蔵する豆容器10及び粉末原料を貯蔵する粉末容器20を備え、豆容器10から払い出したコーヒー豆を挽いた後にこれを用いて飲料の生成を行う一方、粉末容器20から払い出した粉末原料を用いて飲料の生成を行う飲料生成装置において、豆容器10の周囲を囲繞する態様で画成した豆容器収容室30と、粉末容器20の周囲を囲繞する態様で画成した粉末容器収容室40と、これら豆容器収容室30及び粉末容器収容室40の間に空気を循環させる空気循環手段60と、空気循環手段60の駆動による空気の循環供給系において豆容器収容室30に供給される空気を冷却する冷却手段50とを備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、豆原料や粉末原料を用いて飲料の生成を行う飲料生成装置に関するものである。
従来より、装置筐体の内部にコーヒー豆等の原料豆を貯蔵する豆容器を備えた飲料生成装置においては、豆容器を断熱収容室の内部に配設するとともに、この断熱収容室に冷却した空気を供給することにより、熱による原料豆の品質劣化を防止することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
通常、この種の飲料生成装置では、砂糖や粉末ミルク、粉末ココア等の粉末原料を装置筐体の内部に貯蔵しており、コーヒー豆から抽出したコーヒー飲料と砂糖や粉末ミルクとを混合させることによって、あるいは直接白湯と粉末ココアとを混合させることによって、提供飲料のバリエーションを増やすようにしている。
ここで、これらの粉末原料の貯蔵に関しては、温度よりも湿度の管理が問題となる。つまり、粉末原料は、湿度が高い状況下に配置された場合、吸湿によって凝固し、粉末容器から払い出すことが困難になる等の問題を招来する虞れがある。このため従来の飲料生成装置には、装置筐体の内部に除湿用冷却器を配設することにより、粉末原料の吸湿による凝固を防止するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特許第2598866号公報 特許第2998863号公報
しかしながら、装置筐体の内部は、飲料を生成する場合の湯によって高温、高湿の状態となる機会が極めて多い。従って、装置筐体に除湿用冷却器を配設したとしても、その内部全体の湿度を低下させるには多大な時間が必要となり、粉末容器に貯蔵した粉末原料が高湿の状態に晒される事態を防止することは困難である。因に、こうした問題は大容量の冷却器を配設することで解決できるものの、製造コストやランニングコストが大幅に増大するばかりでなく、装置筐体の著しい大型化を招来することになるのは否めない。
さらに、高温、高湿の状態にある装置筐体の内部を冷却して除湿する場合には、結露によって生じる結露水も膨大な量となり、結露水の排出作業を頻繁に実施しなければならない等、メンテナンス作業の著しい煩雑化を招来することにも繋がる。
本発明は、上記実情に鑑みて、製造コスト及びランニングコストが大幅に増大する事態や結露水の頻繁な排出に伴うメンテナンス作業の煩雑化を招来することなく、豆原料及び粉末原料を良好な状態で装置筐体の内部に貯蔵することのできる飲料生成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る飲料生成装置は、装置筐体の内部に原料豆を貯蔵する豆容器及び粉末原料を貯蔵する粉末容器を備え、豆容器から払い出した原料豆を挽いた後にこれを用いて飲料の生成を行う一方、粉末容器から払い出した粉末原料を用いて飲料の生成を行う飲料生成装置において、豆容器の周囲を囲繞する態様で画成した第1の収容室と、粉末容器の周囲を囲繞する態様で画成した第2の収容室と、これら第1の収容室及び第2の収容室の間に空気を循環させる空気循環手段と、空気循環手段の駆動による空気の循環供給系において第1の収容室に供給される空気を冷却する冷却手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る飲料生成装置は、上述した請求項1において、前記第1の収容室は、断熱性を有した断熱壁部材によって豆容器を囲繞することにより画成したものであり、一方、前記第2の収容室は、第1の収容室の断熱壁部材よりも断熱性が十分に小さい壁部材によって粉末容器を囲繞することにより画成したものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る飲料生成装置は、上述した請求項1において、前記第1の収容室に温度検出手段を配設し、この温度検出手段の検出する第1の収容室の温度が所定の閾値を越えた場合に空気循環手段を動作させる制御手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る飲料生成装置は、上述した請求項1において、前記第2の収容室に湿度検出手段を配設し、この湿度検出手段の検出する第2の収容室の湿度が所定の閾値を越えた場合に空気循環手段を動作させる制御手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る飲料生成装置は、上述した請求項3または請求項4において、前記第2の収容室は、扉体によって開閉される開口を有するとともに、この扉体の開閉状態を検知する扉体検知手段を備え、前記制御手段は、前記扉体検知手段によって扉体が一旦開成された後に閉成されたことを検知した場合には所定の時間が経過するまでの間、空気循環手段の動作を禁止することを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る飲料生成装置は、上述した請求項1において、前記冷却手段は、装置筐体の内部に設けた冷却水槽の冷却水によって空気の冷却を行う熱交換器と、この熱交換器において生じた結露水を冷却水槽に排出する排水通路とを有したことを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る飲料生成装置は、上述した請求項6において、前記排水通路の下流開口端部を冷却水槽に貯留した冷却水に浸漬させることを特徴とする。
本発明によれば、豆容器を囲繞する第1の収容室及び粉末容器を囲繞する第2の収容室の間において空気を循環させるとともに、空気の循環供給系において第1の収容室に供給される空気を冷却するようにしているため、第1の収容室及び第2の収容室に冷却・除湿された空気が循環されることになり、豆原料及び粉末原料を良好な状態で貯蔵することができるようになる。しかも、冷却する空気としては、これらの収容室を循環する空気のみで良いため、大型の冷却手段を適用する必要はなく、さらには発生する結露水も少量に留まり、製造コストやランニングコストが増大する事態や結露水の頻繁な排出に伴うメンテナンス作業の煩雑化を招来する虞れがない。
以下、添付図面を適宜参照しながら、本発明に係る飲料生成装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の実施の形態である飲料生成装置を示したものである。ここで例示する飲料生成装置は、コーヒー豆(原料豆)を挽いた後にこれを用いてレギュラーコーヒーと称されるコーヒー飲料の抽出生成を行う一方、砂糖や粉末ミルク、粉末ココア等の粉末原料を用いて飲料の生成を行うもので、装置筐体1の内部にコーヒー豆を貯蔵する豆容器10と、粉末原料を貯蔵する粉末容器20とを備えている。
豆容器10は、図4に示すように、上端部にコーヒー豆を投入するための投入用開口11を備える一方、下端部にオーガスクリュ12を備え、駆動ユニット13のモータ13aによってオーガスクリュ12を回転した場合に下端部前方のノズル14から所定量のコーヒー豆を払い出すものである。投入用開口11には、これを開閉するための蓋体15が設けてある。豆容器10のノズル14から払い出されたコーヒー豆は、シュータ16を介してミル17に供給され、ミル17の駆動によって挽き豆となり、その後、抽出容器18においてコーヒー飲料の抽出に供される。図4からも明らかなように、シュータ16とミル17との間を接続するコーヒー豆の通過通路19には、その内径を可及的に小さく構成した絞通路19aが設けてある。本実施の形態では、同様の構成を有した3個の独立した豆容器10が装置筐体1の内部に互いに並設する態様で配設してある。
粉末容器20は、図5に示すように、上端部に粉末原料を投入するための投入用開口21を備える一方、下端部にオーガスクリュ22を備え、駆動ユニット23のモータ23aによってオーガスクリュ22を回転した場合に下端部前方のノズル24から所定量の粉末原料を払い出すものである。投入用開口21には、これを開閉するための蓋体25が設けてある。粉末容器20のノズル24から払い出された粉末原料は、キャップ25を介して一時保留筒26に供給され、その後、適宜のタイミングで一時保留筒26の底部が開口することによりカップCに吐出されて飲料の生成に供される。本実施の形態では、同様の構成を有した多数の独立した粉末容器20が装置筐体1の内部に互いに並設する態様で配設してある。
また、上記飲料生成装置には、装置筐体1の内部において豆容器10を囲繞する部位に豆容器収容室(第1の収容室)30が設けてあるとともに、粉末容器20を囲繞する部位に粉末容器収容室(第2の収容室)40が設けてある。
豆容器収容室30は、図1〜図4に示すように、3個の豆容器10をすべて囲繞する態様で画成したもので、前面上部に扉体31を有した直方状に構成してある。豆容器収容室30の上壁32及び4つの側壁33、扉体31は、いずれも断熱性を有した断熱壁部材によって構成してある一方、豆容器収容室30の底壁34は、断熱壁部材よりも断熱性が十分に小さい壁部材によって構成してあり、扉体31を閉塞した場合、その内部に所望の断熱性及び気密性が確保してある。
この豆容器収容室30の内部には、オーガスクリュ12を回転させる駆動ユニット13及びノズル14を含む豆容器10の全体部分と、ノズル14から払い出されたコーヒー豆を受け入れるシュータ16までの構成が収容してある。具体的には、豆容器収容室30の底壁34に支持フレーム35が設けてあり、駆動ユニット13及びノズル14を含む豆容器10の全体部分がロードセル36を介して支持フレーム35の上面に取り付けてある一方、支持フレーム35の前面にノズル14と接触しない態様でシュータ16が取り付けてある。
豆容器収容室30の扉体31は、その上端縁部を介して上壁32に揺動可能に支持させてある。この扉体31を手前側に向けて揺動して豆容器収容室30を開放することにより、内部の豆容器10を取り扱うことができるようになる。さらに、豆容器収容室30は、前側壁33が着脱可能であり、この前側壁33を取り外すことにより、ノズル14やシュータ16を取り扱うことが可能となる。
粉末容器収容室40は、図1〜図3及び図5に示すように、すべての粉末容器20を囲繞する態様で画成したもので、前面上部に扉体41を有した直方状に構成してある。粉末容器収容室40の上壁42、4つの側壁43及び底壁44、扉体41は、いずれも豆容器収容室30の断熱壁部材よりも断熱性が十分に小さい壁部材によって構成してあり、扉体41を閉塞した場合、その内部に所望の気密性が確保してある。
この粉末容器収容室40の内部には、オーガスクリュ22を回転させる駆動ユニット23及びノズル24、キャップ25を含む粉末容器20の全体部分と、ノズル24から払い出された粉末原料を受け入れる一時保留筒26の上端部までの構成が収容してある。具体的には、粉末容器収容室40の底壁44に支持フレーム45が設けてあり、駆動ユニット23及びノズル24、キャップ25を含む粉末容器20の全体部分がロードセル46を介して支持フレーム45の上面に取り付けてある一方、キャップ25に接触しない態様で一時保留筒26の上端部が粉末容器収容室40の底壁44に取り付けてある。
粉末容器収容室40の扉体41は、上下方向に沿ってスライド可能に支持させたもので、下方にスライドさせて粉末容器収容室40を開放することにより、内部の粉末容器20を取り扱うことができるようになる。扉体41の開閉移動は、扉体41の移動域に設けた開成センサ47a及び閉成センサ47bによってこれを検知することが可能である。さらに、粉末容器収容室40は、前側壁43が着脱可能であり、この前側壁43を取り外すことにより、ノズル24やキャップ25、一時保留筒26を取り扱うことが可能となる。
さらに、上記飲料生成装置には、冷却手段50及び空気循環手段60が設けてある。冷却手段50は、後述の空気循環手段60によって循環される空気を冷却するもので、図1及び図3に示すように、豆容器収容室30の内部にラジエータ51及びこれを収容する冷却室52を配設することによって構成してある。ラジエータ51は、装置筐体1の内部に設けられた冷却水槽70の冷却水が給水通路53及び返還通路54を介して循環供給される熱交換器である。冷却水槽70は、コールド飲料を生成するために設けられたもので、内部にほぼ0℃の飲料用冷却水を貯留している。冷却水槽70からラジエータ51に至る給水通路53には、冷却水槽70の冷却水を圧送するための冷却水ポンプ55が設けてある。冷却室52は、ラジエータ51を収容する箱状体である。この冷却室52には、排気口52aが設けてあるとともに、排水通路56が接続してある。排気口52aは、冷却室52の内部と豆容器収容室30の内部とを連通する比較的大きな開口であり、冷却室52の上壁及び側壁に開口している。排水通路56は、冷却室52の底部に貯留した水を冷却水槽70に返却するための通路である。この排水通路56の下端部は、冷却水槽70に貯留した冷却水の内部に浸漬させてある。
空気循環手段60は、豆容器収容室30と粉末容器収容室40との間に空気を循環させるもので、第1連絡通路61及び第2連絡通路62を備えている。
第1連絡通路61は、豆容器収容室30の空気を粉末容器収容室40に送給するためのもので、豆容器収容室30の上部と粉末容器収容室40の送風ダクト63との間を連通させる態様で設けてある。送風ダクト63は、粉末容器収容室40の上部において複数の粉末容器20の並設方向に沿って延在するもので、その底壁に複数の吹出口63aを有している。
第2連絡通路62は、粉末容器収容室40の空気を豆容器収容室30に送給するためのもので、粉末容器収容室40の送風ファン64と豆容器収容室30の冷却室52との間を連通させる態様で設けてある。送風ファン64は、回転駆動した場合に粉末容器収容室40の空気を第2連絡通路62に排出するもので、フィルタ65(図6参照)を内蔵している。フィルタ65は、粉末容器収容室40から第2連絡通路62に排出される空気に含まれる粉末原料の通過を阻止するものである。
図6は、上述した飲料生成装置の空気循環供給系を模式的に示したものである。図6に示す制御手段80は、豆容器収容室30に設けた温度センサ81、粉末容器収容室40に設けた湿度センサ82、開成センサ47a及び閉成センサ47bの出力結果に基づいて送風ファン64及び冷却水ポンプ55の駆動を制御するものである。
図7は、図6に示した制御手段80が所定のサイクルタイムで繰り返し実施する冷却・除湿処理の内容を示すフローチャートである。以下、これら図6及び図7を適宜参照しながら、飲料生成装置における冷却・除湿処理の内容について詳述する。
冷却・除湿処理において制御手段80は、まず、温度センサ81を通じて豆容器収容室30の温度を検出するとともに、湿度センサ82を通じて粉末容器収容室40の湿度を検出する(ステップS101)。
温度センサ81の検出する豆容器収容室30の温度が予め設定した温度(例えば20℃)以上となった場合(ステップS102:YES)、あるいは湿度センサ82の検出する粉末容器収容室40の湿度が予め設定した湿度(例えば20%)以上となった場合(ステップS102:YES)、制御手段80は、開成センサ47a及び閉成センサ47bの出力結果を通じて粉末容器収容室40の扉体41が開閉操作されたか否かを判断し(ステップS103)、扉体41が開閉操作されていないことを条件に(ステップS103:NO)、送風ファン64を駆動するとともに、冷却水ポンプ55を駆動する(ステップS104)。この送風ファン64の駆動及び冷却水ポンプ55の駆動は、粉末容器収容室40の扉体41が開閉操作されない限り、ステップS102で検出する温度及び湿度がいずれも設定値未満となるまで継続することになる(ステップS102:NO→ステップS105)。
上述した飲料生成装置において送風ファン64及び冷却水ポンプ55が駆動すると、第1連絡通路61及び第2連絡通路62を介して豆容器収容室30と粉末容器収容室40との間に空気が循環供給され、この間、循環供給される空気が冷却室52を通過する際にラジエータ51によって冷却されることになる。
ここで、ラジエータ51によって冷却された空気は、これに含まれていた水分が結露水となって除去されることになる。従って、冷却室52の排気口52aから排出される空気は、豆容器収容室30の内部に供給された時点で低温度・低湿度の状態となり、豆容器収容室30の内部を冷却するため、豆容器10に貯蔵したコーヒー豆を低温度状態に維持することができるようになる。従って、飲料を生成する際に用いる湯によって装置筐体1の内部が高温、高湿の状態となった場合にも熱によるコーヒー豆の品質劣化を防止することが可能となる。冷却室52で生じた結露水は、排水通路56を通じて冷却水槽70に排出される。
また、豆容器収容室30を冷却した後に第1連絡通路61を通じて粉末容器収容室40に送給された低湿度状態の空気は、内部雰囲気を第2連絡通路62から冷却室52に追い出すことにより、当該粉末容器収容室40の低湿度化を図ることになる。しかも、粉末容器収容室40を構成する壁41,42,43,44は、断熱性が十分小さい壁部材である。従って、粉末容器収容室40の内部は、豆容器収容室30よりも温度が高い状態となり、相対湿度も低下するためさらに乾燥した状態となる。これらの結果、粉末容器20に貯蔵した粉末原料が低湿度状態に維持されることになり、吸湿による凝固を招来する虞れがない。
以下、送風ファン64及び冷却水ポンプ55が駆動されている間、冷却手段50の冷却室52において冷却・除湿された空気が循環供給されることになり、例えば装置筐体1の外部が温度32℃、湿度85%、装置筐体1の内部が温度40℃、湿度40〜50%の状況下においても、豆容器収容室30の内部を温度20℃、湿度30〜35%の冷却状態に維持することができるとともに、粉末容器収容室40の内部を温度30℃、湿度20%の低湿度状態に維持することができるようになり、コーヒー豆及び粉末原料をいずれも良好な環境下において貯蔵することが可能となる。
この場合、豆容器収容室30及び粉末容器収容室40にそれぞれ気密性を確保し、さらにシュータ16とミル17との間を接続するコーヒー豆の通過通路19に絞通路19aが設けてあるとともに、冷却室52に連通する排水通路56の下端部を冷却水槽70に貯留した冷却水の内部に浸漬させるようにしているため、水蒸気を多く含んだ外部雰囲気が、空気循環手段60によって循環供給される空気に混入する虞れがほとんどない。この結果、冷却室52で生じる結露水も少量に留まり、冷却水槽70が溢れる等の事態を招来することがない。さらに、ラジエータ51としても循環供給している空気を冷却できる程度の小型のもので十分であり、製造コストが大幅に増大することもない。
一方、上述したステップS103において、扉開閉操作を検知した場合、つまり開成センサ47a及び閉成センサ47bを通じて粉末容器収容室40の扉体41が一旦開成された後に閉成されたことを検知した場合(ステップS103:YES)、制御手段80は、送風ファン64及び冷却水ポンプ55をそれぞれ停止し(ステップS106)、その後タイマーを起動し(ステップS107)、予め設定した時間が経過するまで待機する(ステップS108)。従って、例えば粉末容器収容室40の扉体41を開成して粉末容器20に粉末原料を補充し、その後、扉体41を閉成した場合には、いずれの状態であっても送風ファン64及び冷却水ポンプ55が予め設定した時間(例えば5分間)停止状態となる。
ここで、粉末容器収容室40の扉体41を開成するのは、そのほとんどが粉末容器20に粉末原料を補充するためであると考えられる。従って、粉末原料の補充後、5分間送風ファン64及び冷却水ポンプ55の駆動を停止すれば、粉末容器収容室40の内部に粉末原料が飛散している場合にも、これが豆容器収容室30に送給されて内部を汚損する事態を招来する虞れがなくなるとともに、送風ファン64が内蔵するフィルタ65を頻繁に交換する必要もない。これにより、メンテナンス作業の容易化を図ることも可能となる。
タイマーがタイムアップすると、手順がリターンされ、ステップS101において豆容器収容室30の温度を検出するとともに、粉末容器収容室40の湿度を検出する処理が実施され、これらが設定値以上であれば、再び送風ファン64及び冷却水ポンプ55が駆動されることになる。
尚、上述した実施の形態では、豆容器収容室30において豆容器10のノズル14とシュータ16とが接触していないため、また粉末容器収容室40において粉末容器20のキャップ25と一時保留筒26とが接触していないため、いずれにおいてもロードセル36,46により、コーヒー豆の重量変化、粉末原料の重量変化を正確に検出することが可能になる。しかも、メンテナンス作業においても、ロードセル36,46に過負荷を掛けることなくシュータ16や一時保留筒26の着脱作業を実施することが可能になる。しかしながら、本発明では必ずしもこれらに限定されない。
また、上述した実施の形態では、豆容器収容室30の底壁34を構成する壁部材として、断熱壁部材よりも断熱性が十分に小さいものを適用しているため、豆容器10の下方部に貯蔵されたコーヒー豆を、上方部に貯蔵されたコーヒー豆よりも比較的温度が高い状態とすることができる。これにより、コーヒー豆がミル17に供給された時点で結露が発生する事態を招来する虞れがない。しかしながら、本発明では豆容器収容室30の底壁34を構成する壁部材にも断熱性を有したものを適用して構わない。
さらに、上述した実施の形態では、空気循環手段60として唯一送風ファン64を備えるものを例示しているが、必ずしも送風ファンは一つである必要はない。また、送風ファン64を粉末容器収容室40の内部に設けるようにしているが、粉末容器収容室40以外の部位に送風ファンを設けるようにしても良い。但し、送風ファンを駆動した場合にはこれが熱源となるため、豆容器収容室30の内部は避けることが好ましい。
本発明の実施の形態である飲料生成装置の構成を概念的に示す要部透視斜視図である。 図1に示した飲料生成装置を別の角度から概念的に示す要部透視斜視図である。 図1に示した飲料生成装置の要部を概念的に示す断面平面図である。 図1に示した飲料生成装置に適用する第1の収容室を示す断面側面図である。 図1に示した飲料生成装置に適用する第2の収容室を示す断面側面図である。 図1に示した飲料生成装置の空気循環供給系を模式的に示す回路図である。 図6に示した制御手段が実施する冷却・除湿処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 装置筐体
10 豆容器
14 ノズル
16 シュータ
17 ミル
20 粉末容器
24 ノズル
25 キャップ
26 一時保留筒
30 豆容器収容室
35 支持フレーム
36 ロードセル
40 粉末容器収容室
41 扉体
45 支持フレーム
46 ロードセル
47a 開成センサ
47b 閉成センサ
50 冷却手段
51 ラジエータ
52 冷却室
52a 排気口
53 給水通路
54 返還通路
55 冷却水ポンプ
56 排水通路
60 空気循環手段
61 第1連絡通路
62 第2連絡通路
63 送風ダクト
63a 吹出口
64 送風ファン
65 フィルタ
70 冷却水槽
80 制御手段
81 温度センサ
82 湿度センサ

Claims (7)

  1. 装置筐体の内部に原料豆を貯蔵する豆容器及び粉末原料を貯蔵する粉末容器を備え、豆容器から払い出した原料豆を挽いた後にこれを用いて飲料の生成を行う一方、粉末容器から払い出した粉末原料を用いて飲料の生成を行う飲料生成装置において、
    豆容器の周囲を囲繞する態様で画成した第1の収容室と、
    粉末容器の周囲を囲繞する態様で画成した第2の収容室と、
    これら第1の収容室及び第2の収容室の間に空気を循環させる空気循環手段と、
    空気循環手段の駆動による空気の循環供給系において第1の収容室に供給される空気を冷却する冷却手段と
    を備えたことを特徴とする飲料生成装置。
  2. 前記第1の収容室は、断熱性を有した断熱壁部材によって豆容器を囲繞することにより画成したものであり、一方、前記第2の収容室は、第1の収容室の断熱壁部材よりも断熱性が十分に小さい壁部材によって粉末容器を囲繞することにより画成したものであることを特徴とする請求項1に記載の飲料生成装置。
  3. 前記第1の収容室に温度検出手段を配設し、この温度検出手段の検出する第1の収容室の温度が所定の閾値を越えた場合に空気循環手段を動作させる制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の飲料生成装置。
  4. 前記第2の収容室に湿度検出手段を配設し、この湿度検出手段の検出する第2の収容室の湿度が所定の閾値を越えた場合に空気循環手段を動作させる制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の飲料生成装置。
  5. 前記第2の収容室は、扉体によって開閉される開口を有するとともに、この扉体の開閉状態を検知する扉体検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記扉体検知手段によって扉体が一旦開成された後に閉成されたことを検知した場合には所定の時間が経過するまでの間、空気循環手段の動作を禁止することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の飲料生成装置。
  6. 前記冷却手段は、装置筐体の内部に設けた冷却水槽の冷却水によって空気の冷却を行う熱交換器と、この熱交換器において生じた結露水を冷却水槽に排出する排水通路とを有したことを特徴とする請求項1に記載の飲料生成装置。
  7. 前記排水通路の下流開口端部を冷却水槽に貯留した冷却水に浸漬させることを特徴とする請求項6に記載の飲料生成装置。
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