JPH11339118A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH11339118A
JPH11339118A JP10141999A JP14199998A JPH11339118A JP H11339118 A JPH11339118 A JP H11339118A JP 10141999 A JP10141999 A JP 10141999A JP 14199998 A JP14199998 A JP 14199998A JP H11339118 A JPH11339118 A JP H11339118A
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JP
Japan
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cup
holding member
cup holding
vending machine
water
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Application number
JP10141999A
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English (en)
Inventor
Takashi Nagasawa
孝志 長澤
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カップ供給装置と、カップ供給装置から供給
されたカップを保持するカップ保持部材と、カップ保持
部材を移動させるカップ保持部材駆動装置とを備える自
動販売機であって、カップ保持部材の洗浄の際に、洗浄
排水が自動販売機の外ヘ飛散せず自動販売機が設置され
ている床面を汚さず、洗浄作業が作業員にとって大きな
負担にならない自動販売機を提供する。 【解決手段】 カップ供給装置と、カップ供給装置から
供給されたカップを保持するカップ保持部材と、カップ
保持部材を移動させるカップ保持部材駆動装置とを備
え、カップ保持部材駆動装置はカップ保持部材の洗浄時
にカップ保持部材を自動販売機内奥の所定の洗浄位置へ
移動させ、洗浄位置において固定の洗浄水吐出装置の下
方で微小運動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカップに飲料を注い
で販売するカップ式自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カップに飲料を注いで販売するカップ式
飲料自動販売機であって、カップ供給装置と、カップ供
給装置から供給されたカップを保持するカップ保持部材
と、カップ保持部材を水平移動させるカップ保持部材駆
動装置とを備える自動販売機においては、一般に、自動
販売機が待機状態にある時に、カップ保持部材は、自動
販売機の扉に形成された商品取出口に隣接するカップ取
出位置に在る。ユーザーが自動販売機の扉に形成された
コインスロットにコインを投入し、前記扉に取り付けら
れた商品選択釦を押すと、自動販売機は稼働状態とな
る。カップ供給装置から供給されたカップをカップ保持
部材が保持し、カップ保持部材駆動装置がカップ保持部
材を選択された飲料の吐出ノズルに対峙する位置まで水
平移動させる。吐出ノズルから飲料が吐出してカップ保
持部材に保持されたカップへ流入する。カップ保持部材
駆動装置がカップ保持部材をカップ取出位置へ水平移動
させる。ユーザーは商品取出口から飲料で満たされたカ
ップを取り出す。カップ保持部材には、飲料の吐出ノズ
ルから吐出される飲料の飛沫や吐出ノズルの後垂れが付
着するので、定期的に作業員が待機状態にある自動販売
機の扉を開いて、手動でカップ保持部材を洗浄する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】待機状態にある自動販
売機の扉を開いてカップ保持部材の洗浄を行う際、カッ
プ保持部材は自動販売機の扉に形成された商品取出口に
隣接するカップ取出位置に在るので、洗浄排水が自動販
売機の外へ飛散し、自動販売機が設置されている床面を
汚す。手動による洗浄は作業員にとって負担が大きい。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、カップ
供給装置と、カップ供給装置から供給されたカップを保
持するカップ保持部材と、カップ保持部材を移動させる
カップ保持部材駆動装置とを備える自動販売機であっ
て、カップ保持部材の洗浄の際に、洗浄排水が自動販売
機の外ヘ飛散せず自動販売機が設置されている床面を汚
さず、洗浄作業が作業員にとって大きな負担にならない
自動販売機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、カップ供給装置と、カップ供給
装置から供給されたカップを保持するカップ保持部材
と、カップ保持部材を移動させるカップ保持部材駆動装
置とを備え、カップ保持部材駆動装置はカップ保持部材
の洗浄時にカップ保持部材を自動販売機内奥の所定の洗
浄位置へ移動させ、洗浄位置において固定の洗浄水吐出
装置の下方で微小運動させることを特徴とする自動販売
機を提供する 本発明に係る自動販売機においては、カップ保持部材駆
動装置はカップ保持部材の洗浄時にカップ保持部材を自
動販売機内奥の所定の洗浄位置へ移動させるので、洗浄
排水は自動販売機の外ヘ飛散せず自動販売機が設置され
ている床面を汚さない。固定の洗浄水吐出装置の下方で
自動的に微小運動するカップ保持部材ヘ向けて、固定の
洗浄水吐出装置から洗浄水が吐出し、カップ保持部材を
洗浄するので、洗浄作業は作業員にとって大きな負担と
ならない。本発明の好ましい態様においては、洗浄水吐
出装置から温水が吐出される。本発明に係る自動販売機
においては、洗浄水は自動販売機の外へ飛散しないの
で、洗浄水として温水を用いても危険性が少ない。洗浄
水として温水を用いることにより、洗浄時間が短縮され
る。本発明の好ましい態様においては、洗浄水吐出装置
から温水が断続的に吐出される。温水を断続的に吐出さ
せることにより、洗浄効果を低下させることなく洗浄水
を節約できる。本発明の好ましい態様においては、洗浄
水吐出装置はシャワーノズルを有する。シャワーノズル
から吐出した温水を用いて洗浄することにより、洗浄時
間が更に短縮される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係るカップ式飲
料自動販売機とを、図1〜7に基づいて説明する。以下
の説明において、図4〜7の矢印I、II、III、I
V、V、VIの方向を、前方、後方、左方、右方、上
方、下方と呼ぶ。尚、本発明が下記実施例に限定されな
いことは言うまでもない。本実施例に係るカップ式飲料
自動販売機Aは、濃縮シロップを氷入り冷水で希釈した
シロップ飲料と、濃縮シロップを氷入り炭酸水で希釈し
た炭酸シロップ飲料と、コーヒー豆粉末から抽出したレ
ギュラーコーヒーと、インスタントコーヒー粉末、イン
スタントココア粉末、インスタント紅茶粉末を湯に溶か
したインスタント飲料と、濃縮原液を水で希釈した果汁
飲料や乳酸飲料とを、ユーザーの所望に応じてカップに
注ぎユーザーに提供するように構成されている。
【0006】シロップ飲料販売時のカップ式飲料自動販
売機Aの作動を説明する。図1〜3に示すように、カッ
プ供給装置1から、後述する商品取出口A3直近後方の
カップ取出位置2に在るカップ保持部材3へカップ10
0が供給される。カップ100を載せたカップ保持部材
3が、カップ取出位置2から第1位置αヘ水平移動す
る。製氷機4が生成した氷がシュート5を介して第1位
置αに在るカップ保持部材3に載ったカップ100へ供
給される。図示しない水道配管から電磁弁6を介して水
道水がカップ式飲料自動販売機A内に取り込まれる。水
道水はフィルター7を通って鉄錆等の混入物を除去され
た後、電磁弁8を介して殺菌タンク9へ流入し、塩素発
生装置10が生成した塩素ガスによって殺菌される。殺
菌タンク9から、殺菌された水道水が、ポンプ11と電
磁弁12とを介して、飲料水として冷水コイル13ヘ送
られる。冷水コイル13は、冷却水槽14内の冷却水中
に浸漬されている。殺菌タンク9から、殺菌された水道
水が、冷却水として冷却水槽14へ供給される。製氷機
4用の冷却装置から供給された冷媒によって、冷却水槽
14内の冷却水が0℃近傍まで冷却される。冷水コイル
13内を流れる飲料水が冷却水によって冷却され冷却飲
料水となる。冷水コイル13を通過した冷却飲料水は、
電磁弁15を介して冷却飲料水吐出ノズル16から斜め
下向きに吐出し、第1位置αに在るカップ保持部材3に
載ったカップ100へ流入する。
【0007】ユーザーが第1シロップ飲料を選択した場
合、炭酸ガスボンベ17からレギュレータ18を介して
吐出した炭酸ガスが、切り換え弁19を介してシロップ
タンク20aへ送られる。シロップタンク20a内の第
1濃縮シロップが、流入した炭酸ガスのガス圧によって
シロップタンク20aから押し出され、シロップコイル
21aへ送られる。シロップコイル21aは、冷却水槽
14内の冷却水中に浸漬されている。シロップコイル2
1a内を流れる第1濃縮シロップが冷却水によって冷却
され。シロップコイル21aを通過した第1濃縮シロッ
プは、電磁弁22aを介して濃縮シロップ吐出ノズル2
3aから斜め下向きに吐出し、第1位置αに在るカップ
保持部材3に載ったカップ100へ流入する。
【0008】ユーザーが第2シロップ飲料を選択した場
合、炭酸ガスボンベ17からレギュレータ18を介して
吐出した炭酸ガスが、切り換え弁19を介してシロップ
タンク20bへ送られる。シロップタンク20b内の第
2濃縮シロップが、流入した炭酸ガスのガス圧によって
シロップタンク20bから押し出され、シロップコイル
21bへ送られる。シロップコイル21bは、冷却水槽
14内の冷却水中に浸漬されている。シロップコイル2
1b内を流れる第2濃縮シロップが冷却水によって冷却
され。シロップコイル21bを通過した第2濃縮シロッ
プは、電磁弁22bを介して濃縮シロップ吐出ノズル2
3bから斜め下向きに吐出し、第1位置αに在るカップ
保持部材3に載ったカップ100へ流入する。カップ1
00への冷却飲料水の供給と濃縮シロップの供給とは同
時に行われる。以上により、第1位置αに在るカップ保
持部材3に載ったカップ100へのシロップ飲料の供給
が完了する。カップ保持部材3がカップ取出位置2ヘ移
動する。ユーザーは、シロップ飲料によって満たされた
カップ100を取り出す。
【0009】炭酸シロップ飲料販売時のカップ式飲料自
動販売機Aの作動を説明する。図1〜3に示すように
炭酸シロップ飲料販売時には、冷水コイル13を通過し
た冷却飲料水が電磁弁24を介して水炭酸ガス混合タン
ク25へ流入する。炭酸ガスボンベ17からレギュレー
タ18を介して吐出した炭酸ガスが、切り換え弁19を
介して水炭酸ガス混合タンク25へ送られる。水炭酸ガ
ス混合タンク25内で、冷却飲料水に炭酸ガスが混入
し、冷却炭酸飲料水となる。冷却炭酸飲料水は炭酸ガス
のガス圧によって水炭酸ガス混合タンク25から押し出
され、電磁弁26を介して冷却炭酸飲料水吐出ノズル2
7から斜め下向きに吐出し、第1位置αに在るカップ保
持部材3に載ったカップ100へ流入する。シロップ飲
料販売時と同様にして、氷と濃縮シロップとが第1位置
αに在るカップ保持部材3に載ったカップ100へ供給
される。以上により、第1位置αに在るカップ保持部材
3に載ったカップ100への炭酸シロップ飲料の供給が
完了する。カップ保持部材3がカップ取出位置2ヘ移動
する。ユーザーは、炭酸シロップ飲料によって満たされ
たカップ100を取り出す。
【0010】レギュラーコーヒー販売時のカップ式飲料
自動販売機Aの作動を説明する。図1〜3に示すよう
に、冷蔵庫28内に配設されたコーヒー豆粉末貯蔵タン
ク29a、29b内に、第1コーヒー豆粉末、第2コー
ヒー豆粉末が蓄えられている。ユーザーが第1レギュラ
ーコーヒーを選択するとコーヒー豆粉末貯蔵タンク29
aから第1コーヒー豆粉末が、シュート30を介してコ
ーヒー抽出機31ヘ供給される。ユーザーが第2レギュ
ラーコーヒーを選択するとコーヒー豆粉末貯蔵タンク2
9bから第2コーヒー豆粉末が、シュート30を介して
コーヒー抽出機31ヘ供給される。殺菌タンク9から、
殺菌された水道水が、ポンプ11を介して、飲料水とし
て温水タンク32ヘ送られる。飲料水は温水タンク32
内に配設された図示しないヒーターによって加熱され飲
料湯となる。温水タンク32内の飲料湯が、再加熱装置
33を経て再加熱された後コーヒー抽出機31ヘ供給さ
れる。
【0011】コーヒー抽出機31内で、コーヒー豆粉末
と飲料湯とが混合されてコーヒー液が抽出される。抽出
されたコーヒー液は、ミキシング装置34ヘ送られる。
コーヒー滓は図示しない滓容器に棄てられる。砂糖貯蔵
タンク35から砂糖粉末がシュート36を介してミキシ
ング装置34ヘ供給される。クリーム貯蔵タンク37か
らクリーム粉末がシュート36を介してミキシング装置
34ヘ供給される。ミキシング装置34内で、抽出コー
ヒー液と砂糖粉末とクリーム粉末とが混合される。ミキ
シング装置34から流出した砂糖クリーム入りのレギュ
ラーコーヒーが、レギュラーコーヒー吐出ノズル38a
から斜め下向きに吐出し、第1位置αに在るカップ保持
部材3に載ったカップ100へ流入する。温水タンク3
2から飲料湯がミキシング装置34ヘ供給され、ミキシ
ング装置34が洗浄される。洗浄後の飲料湯は、レギュ
ラーコーヒー吐出ノズル38aから斜め下向きに吐出
し、第1位置αに在るカップ保持部材3に載ったカップ
100へ流入する。飲料湯によってレギュラーコーヒー
吐出ノズル38aが洗浄される。以上により、第1位置
αに在るカップ保持部材3に載ったカップ100へのレ
ギュラーコーヒーの供給が完了する。カップ保持部材3
がカップ取出位置2ヘ移動する。ユーザーは、レギュラ
ーコーヒーによって満たされたカップ100を取り出
す。
【0012】インスタント飲料販売時のカップ式飲料自
動販売機Aの作動を説明する。ユーザーがインスタント
コーヒーを選択すると、温水タンク32内の飲料湯が、
ミキシング装置39ヘ送られる。インスタントコーヒー
粉末貯蔵タンク40から砂糖入りインスタントコーヒー
粉末が図示しないシュートを介してミキシング装置39
ヘ供給される。ミキシング装置39内で、飲料湯と砂糖
入りインスタントコーヒー粉末とが混合される。ミキシ
ング装置39から流出したインスタントコーヒー液が、
インスタントコーヒー吐出ノズル38bから斜め下向き
に吐出し、第1位置αに在るカップ保持部材3に載った
カップ100へ流入する。温水タンク32から飲料湯が
ミキシング装置39ヘ供給され、ミキシング装置39が
洗浄される。洗浄後の飲料湯は、インスタントコーヒー
吐出ノズル38bから斜め下向きに吐出し、第1位置α
に在るカップ保持部材3に載ったカップ100へ流入す
る。飲料湯によってインスタントコーヒー吐出ノズル3
8bが洗浄される。
【0013】ユーザーがインスタントココアを選択する
と、温水タンク32内の飲料湯が、ミキシング装置41
ヘ送られる。インスタントココア粉末貯蔵タンク42か
ら砂糖入りインスタントココア粉末が図示しないシュー
トを介してミキシング装置41ヘ供給される。ミキシン
グ装置41内で、飲料湯と砂糖入りインスタントココア
粉末とが混合される。ミキシング装置41から流出した
インスタントココア液が、インスタントココア吐出ノズ
ル38cから斜め下向きに吐出し、第1位置αに在るカ
ップ保持部材3に載ったカップ100へ流入する。温水
タンク32から飲料湯がミキシング装置41ヘ供給さ
れ、ミキシング装置41が洗浄される。洗浄後の飲料湯
は、インスタントココア吐出ノズル38cから斜め下向
きに吐出し、第1位置αに在るカップ保持部材3に載っ
たカップ100へ流入する。飲料湯によってインスタン
トココア吐出ノズル38cが洗浄される。
【0014】ユーザーがインスタント紅茶を選択する
と、温水タンク32内の飲料湯が、ミキシング装置43
ヘ送られる。インスタント紅茶粉末貯蔵タンク44から
砂糖入りインスタント紅茶粉末が図示しないシュートを
介してミキシング装置43ヘ供給される。ミキシング装
置43内で、飲料湯と砂糖入りインスタント紅茶粉末と
が混合される。ミキシング装置43から流出したインス
タント紅茶液が、インスタント紅茶吐出ノズル38dか
ら斜め下向きに吐出し、第1位置αに在るカップ保持部
材3に載ったカップ100へ流入する。温水タンク32
から飲料湯がミキシング装置43ヘ供給され、ミキシン
グ装置43が洗浄される。洗浄後の飲料湯は、インスタ
ント紅茶吐出ノズル38dから斜め下向きに吐出し、第
1位置αに在るカップ保持部材3に載ったカップ100
へ流入する。飲料湯によってインスタント紅茶吐出ノズ
ル38dが洗浄される。以上により、第1位置αに在る
カップ保持部材3に載ったカップ100へのインスタン
トコーヒー、インスタントココア、インスタント紅茶の
供給が完了する。カップ保持部材3がカップ取出位置2
ヘ移動する。ユーザーは、インスタントコーヒー、イン
スタントココア、インスタント紅茶によって満たされた
カップ100を取り出す。
【0015】果汁飲料や乳酸飲料販売時のカップ式飲料
自動販売機Aの作動を説明する。ユーザーが第1飲料を
選択すると、図1〜3に示すように、カップ供給装置1
から、カップ取出位置2に在るカップ保持部材3へカッ
プ100が供給される。カップ100を載せたカップ保
持部材3が、カップ取出位置2から第2位置βヘ移動す
る。冷蔵庫45内で冷却保存された濃縮原液タンク46
a内の第1濃縮原液が、チュービングポンプ47aを経
て、濃縮原液吐出ノズル48aから略垂直下向きに吐出
し、第2位置βに在るカップ保持部材3に載ったカップ
100ヘ流入する。冷水コイル13を通過した冷却飲料
水が、冷却飲料水吐出ノズル49aから略垂直下向きに
吐出し、第2位置βに在るカップ保持部材3に載ったカ
ップ100ヘ流入する。
【0016】ユーザーが第2飲料を選択すると、図1〜
3に示すように、カップ供給装置1から、カップ取出位
置2に在るカップ保持部材3へカップ100が供給され
る。カップ100を載せたカップ保持部材3が、カップ
取出位置2から第3位置γヘ移動する。冷蔵庫45内で
冷却保存された濃縮原液タンク46b内の第2濃縮原液
が、チュービングポンプ47bを経て、濃縮原液吐出ノ
ズル48bから略垂直下向きに吐出し、第3位置γに在
るカップ保持部材3に載ったカップ100ヘ流入する。
冷水コイル13を通過した冷却飲料水が、冷却飲料水吐
出ノズル49bから略垂直下向きに吐出し、第3位置γ
に在るカップ保持部材3に載ったカップ100ヘ流入す
る。
【0017】ユーザーが第3飲料を選択すると、図1〜
3に示すように、カップ供給装置1から、カップ取出位
置2に在るカップ保持部材3へカップ100が供給され
る。カップ100を載せたカップ保持部材3が、カップ
取出位置2から第4位置δヘ移動する。冷蔵庫45内で
冷却保存された濃縮原液タンク46c内の第3濃縮原液
が、チュービングポンプ47cを経て、濃縮原液吐出ノ
ズル48cから略垂直下向きに吐出し、第4位置δに在
るカップ保持部材3に載ったカップ100ヘ流入する。
冷水コイル13を通過した冷却飲料水が、冷却飲料水吐
出ノズル49cから略垂直下向きに吐出し、第4位置δ
に在るカップ保持部材3に載ったカップ100ヘ流入す
る。
【0018】ユーザーが第4飲料を選択すると、図1〜
3に示すように、カップ供給装置1から、カップ取出位
置2に在るカップ保持部材3へカップ100が供給され
る。カップ100を載せたカップ保持部材3が、カップ
取出位置2から第5位置εヘ移動する。冷蔵庫45内で
冷却保存された濃縮原液タンク46d内の第4濃縮原液
が、チュービングポンプ47dを経て、濃縮原液吐出ノ
ズル48dから略垂直下向きに吐出し、第5位置εに在
るカップ保持部材3に載ったカップ100ヘ流入する。
冷水コイル13を通過した冷却飲料水が、冷却飲料水吐
出ノズル49dから略垂直下向きに吐出し、第5位置ε
に在るカップ保持部材3に載ったカップ100ヘ流入す
る。以上により、第2位置β〜第5位置εに在るカップ
保持部材3に載ったカップ100への第1飲料〜第4飲
料の供給が完了する。カップ保持部材3がカップ取出位
置2ヘ移動する。ユーザーは、第1飲料〜第4飲料によ
って満たされたカップ100を取り出す。
【0019】上記説明において、冷蔵庫28、45の庫
内の冷却は、冷却装置50から供給される冷媒によって
行われる。製氷機4には、殺菌タンク9から殺菌された
水道水が飲料水として供給され、該飲料水を用いて氷が
製造される。殺菌タンク9内の水や冷却水槽14内の水
を排水したい場合、該水は、排水容器51へ排水され
る。
【0020】図4、5に示すように、カップ式飲料自動
販売機Aは、前面が開放された箱型のケーシングA1
と、ケーシングA1の開放された前面を閉じる揺動式の
扉A2とを備えている。扉A2の左右方向略中央部の高
さ方向中央より僅かに下方に商品取出口A3が形成され
ている。商品取出口A3の直近後方にカップ取出位置2
が位置決めされている。扉A2の前面に、図示しないコ
イン投入口と、図示しない商品選択釦とが取り付けられ
ている。扉A2の後方に、カップ供給装置1が配設され
ている。カップ供給装置1は、ケーシングA1の前部空
間の左右方向略中央部に配設され、前記前部空間の左右
方向幅の略半分を占め、且つ前記前部空間の上下方向高
さの略上2/3を占めている。扉A2を開いた状態で、
カップ供給装置1を図5で実線で示す稼働位置から、図
5で一点鎖線で示す保守位置へ揺動させ、カップ100
を補給する。カップ供給装置1は、例えば特開昭58−
142496号に開示されているような、上下に積み重
ねられた複数のカップから成るカップ列から、一つずつ
カップを下方へ搬出するように構成された装置である。
【0021】カップ供給装置1の左方下方に炭酸ガスボ
ンベ17が配設されている。カップ供給装置1後方の、
ケーシングA1の後部空間の、右端部の上部に冷蔵庫2
8と、コーヒー豆粉末貯蔵タンク29a、29bとが配
設されている。コーヒー豆粉末貯蔵タンク29a、29
bの直下にシュート30が配設され、シュート30の直
下にコーヒー抽出装置31が配設されている。ケーシン
グA1の後部空間の上部に且つ冷蔵庫28の左隣に、温
水タンク32が配設されている。ケーシングA1の後部
空間の上部に且つ温水タンク32の左隣に、砂糖貯蔵タ
ンク35、クリーム貯蔵タンク37、インスタントコー
ヒー粉末貯蔵タンク40、インスタントココア粉末貯蔵
タンク42、インスタント紅茶粉末貯蔵タンク44が配
設されている。砂糖貯蔵タンク35、クリーム貯蔵タン
ク37の下方にミキシング装置34が配設され、インス
タントコーヒー粉末貯蔵タンク40の下方にミキシング
装置39が配設され、インスタントココア粉末貯蔵タン
ク42の下方にミキシング装置41が配設され、インス
タント紅茶粉末貯蔵タンク44の下方にミキシング装置
43が配設されている。
【0022】ケーシングA1の後部空間の高さ方向中央
部に、且つ温水タンク33、ミキシング装置34、3
9、41、43の下方に、冷蔵庫45が配設されてい
る。冷蔵庫45内に濃縮原液タンク46a、46b、4
6c、46dが格納されている。濃縮原液タンク46
a、46b、46c、46dの底壁に固定された吐出パ
イプが冷蔵庫45の底壁を貫通して下方ヘ延び、冷蔵庫
の直下に配設されたチュービングポンプ47a、47
b、47c、47dに接続されている。チュービングポ
ンプ47a、47b、47c、47dの直下に、濃縮原
液吐出ノズル48a、48b、48c、48dと冷却飲
料水吐出ノズル49a、49b、49c、49dとが配
設されている。
【0023】砂糖貯蔵タンク35、クリーム貯蔵タンク
37、インスタントコーヒー粉末貯蔵タンク40、イン
スタントココア粉末貯蔵タンク42、インスタント紅茶
粉末貯蔵タンク44の後方に、自動販売機Aの制御装置
52が配設されている。ケーシングA1の後部空間の左
端部上部に、電源ボックス53が配設されている。電源
ボックス53はケーシングA1の天井壁に固定されてい
る。電源ボックス53の下方に製氷機4が配設されてい
る。製氷機4の下方に殺菌タンク9が配設されている。
殺菌タンク9の下方にフィルター7が配設されている。
フィルター7の下方に冷却水槽14が配設されている。
カップ供給装置1の下方に、上下左右に移動可能にカッ
プ保持部材3が配設されている。前述のごとくカップ保
持部材3のカップ取出位置2は、扉A2に形成された商
品取出口A3の直近後方に位置決めされている。カップ
保持部材3の下方に、排水受け皿54が配設され、排水
受け皿54の下方に排水容器51が配設されている。
【0024】図6、7に基づいて、カップ保持部材3と
カップ保持部材3の駆動装置とを説明する。図6に示す
ように、自動販売機AのケーシングA1に、且つ商品取
出口A3の後方に、図6で一点鎖線で示す上面視矩形の
枠部材55が配設されている。枠部材55は、左右側壁
と後側壁と有し、左右側壁の前端上部が狭幅の板部材で
連結されている。枠部材55の上面右端部は天井壁で覆
われている。
【0025】枠部材55の後側壁に左右に延在する2本
のガイド部材56が取り付けられている。枠部材55の
後側壁の右端部にモータ57とモータ57によって回転
駆動される駆動プーリ58とが取り付けられている。枠
部材55の後側壁の左端部に従動プーリ59が取り付け
られている。駆動プーリ58と従動プーリ59との間に
左右に延在する無端ベルト60が掛け渡されている。前
後に延在する台車61の後端部がガイド部材56に左右
移動可能に支持されている。台車61は無端ベルト60
の前側の走行部に固定されている。
【0026】台車61に前後に延在する2本のガイド部
材62が取り付けられている。台車61の後端部にモー
タ63とモータ63によって回転駆動される駆動プーリ
64とが取り付けられている。台車61の前端部に従動
プーリ65が取り付けられている。駆動プーリ63と従
動プーリ65との間に前後に延在する無端ベルト66が
掛け渡されている。台車67がガイド部材62に前後移
動可能に支持されている。台車67は無端ベルト66の
右側の走行部に固定されている。台車67の下端部左側
面に図示しないモータが取り付けられ、台車67を貫通
して右方へ延びる前記モータの出力軸に右方へ延びるカ
ム68が取り付けられている。
【0027】台車67の右側面に直方体状の枠体3aが
取り付けられている。枠体3aは左右側壁と後側壁と天
井壁と底壁とを有している。枠体3aの天井壁の中央部
にカップ挿通穴3bが形成されている。枠体3aの天井
壁の隅部に係止穴3cが形成されている。枠体3a内に
受け皿3dが配設されている。受け皿3dは枠体3aに
よって上下移動可能に支持されている。受け皿3dの底
面はカム68に当接している。枠体3aと受け皿3dと
によりカップ保持部材3が構成されている。枠部材55
の上面右端部を覆う天井壁の前部にブラケット69が取
り付けられている。ソレノイド70がブラケット69に
取り付けられている。ソレノイド70のピストン70a
は下方ヘ差し向けられている。
【0028】図7に示すように、枠部材55の後側壁右
端部に電源ターミナル71が取り付けられている。電源
ターミナル71のソケット71aを介してモータ57に
電力が供給される。電源ターミナル71から左方へ電源
コードであるフラットケーブル72が延びている。フラ
ットケーブル72の左端近傍部に軸部材73が係合して
いる。軸部材73は左右方向に伸縮するバネ74を介し
て枠部材55の左側壁に取り付けられている。フラット
ケーブル72の左端近傍部は軸部材73との係合部で右
方へ折り返されている。右方へ折り返されたフラットケ
ーブル72の端部に電源ターミナル75が接続されてい
る。電源ターミナル75は台車61に取り付けられてい
る。電源ターミナル75のソケット75aを介してモー
タ63に電力が供給される。電源ターミナル75から前
方へ電源コードであるフラットケーブル76が延びてい
る。フラットケーブル76の前端近傍部に軸部材77が
係合している。軸部材77は前後方向に伸縮するバネ7
8を介して台車61の前端部に取り付けられている。フ
ラットケーブル76の前端近傍部は軸部材77との係合
部で後方へ折り返されている。後方へ折り返されたフラ
ットケーブル76の端部に電源ターミナル79が接続さ
れている。電源ターミナル79は台車67に取り付けら
れている。電源ターミナル79のソケット79aを介し
て台車67に取り付けられた前記の図示しないモータに
電力が供給される。
【0029】台車61の左右方向位置を検出する図示し
ない位置センサーが枠部材55に取り付けられ、台車6
7の前後方向位置を検出する図示しない位置センサーが
台車61に取り付けられ、カム69の回動位置を検出す
る図示しない位置センサーが台車67に取り付けられて
いる。自動販売機Aの扉A3の開閉を検出する図示しな
い扉開閉センサーがケーシングA1に取り付けられてい
る。枠部材55の左奥隅部上方に洗浄水吐出装置80が
配設され、自動販売機Aの構造部材に固定されている。
洗浄水吐出装置80はシャワーノズルを有している。洗
浄水吐出装置80には温水タンク32から温水が供給さ
れる。洗浄水吐出装置80の近傍に洗浄スイッチ81が
配設されている。
【0030】カップ保持部材3の駆動装置の作動を説明
する。モータ57が作動し無端ベルト60が駆動される
と、無端ベルト60の前側の走行部に固定された台車6
1が、ガイド部材56に案内されて左右に移動する。モ
ータ63が作動し無端ベルト66が駆動されると、無端
ベルト66の右側の走行部に固定された台車67が前後
に移動する。台車67に取り付けられた前記の図示しな
いモータが作動しカム68が回転駆動されると、底面が
カム68に当接するカップ保持部材3の受け皿3dが上
下移動する。台車61が右方へ移動すると、フラットケ
ーブル72は右方へ折り返される部分の長さを増大させ
つつ、台車61の右方への移動に追随し、台車61が左
方へ移動すると、フラットケーブル72は右方へ折り返
される部分の長さを減少させつつ、台車61の右方への
移動に追随する。フラットケーブル72の折り返し部は
軸部材73とバネ74とを介して左方へ付勢されている
ので、台車61が左右へ移動しても、フラットケーブル
72は弛まず、台車61の移動を妨げない。フラットケ
ーブル72は柔軟なので、軸部材72との係合部で小さ
な曲率半径で折り返されても疲労による損傷を起こさな
い。台車67が後方へ移動すると、フラットケーブル7
6は後方へ折り返される部分の長さを増大させつつ、台
車67の後方への移動に追随し、台車67が前方へ移動
すると、フラットケーブル76は後方へ折り返される部
分の長さを減少させつつ、台車67の前方への移動に追
随する。フラットケーブル76の折り返し部は軸部材7
7とバネ78とを介して前方へ付勢されているので、台
車67が前後へ移動しても、フラットケーブル76は弛
まず、台車67の移動を妨げない。フラットケーブル7
6は柔軟なので、軸部材77との係合部で小さな曲率半
径で折り返されても疲労による損傷を起こさない。
【0031】自動販売機Aの扉A2が閉じ且つ自動販売
機Aが待機状態にある時、扉開閉センサーとコイン投入
を検知する図示しないコインセンサーからの信号に基づ
いて、自動販売機が前記状態にあることを認識した制御
装置52の制御の下に、台車61は右端位置に移動させ
られており、台車67は前端位置に移動させられてい
る。この結果、カップ保持部材3は、自動販売機Aの扉
A2に形成された商品取出口A3の直近後方のカップ取
出位置2に在る。台車61、67の位置制御は、台車6
1の左右位置を検出する位置センサーからの信号と、台
車67の前後位置を検出する位置センサーからの信号と
に基づいて行われる。制御装置52の制御の下に、ソレ
ノイド70のピストン70aが下方へ突出し、カップ保
持部材3の係止穴3cと係合する。この結果、カップ保
持部材3のカップ取出位置2からの水平移動が阻止され
る。自動販売機Aの商品取出口A3から手を差し込んで
もカップ保持部材3に邪魔されて手を自動販売機Aの奥
部まで差し込むことができない。これにより、商品取出
口A3から自動販売機Aの奥部へ手を差し込んで格納さ
れている商品を盗み、或いは自動販売機Aの内部機器を
損壊する等の行為が阻止される。
【0032】ユーザーがコイン投入口へコインを投入
し、商品選択釦を押して所望の飲料を選択すると、自動
販売機Aは稼働状態となる。扉開閉センサーとコインセ
ンサーからの信号に基づいて、自動販売機が前記状態に
あることを認識した制御装置52の制御の下に、ソレノ
イド70のピストン70aが上方ヘ後退し、カップ保持
部材3の係止穴3cとの係合が解除される。この結果、
カップ保持部材3のカップ取出位置2からの水平移動が
許容される。制御装置52の制御の下に、カップ供給装
置1からカップ100がカップ保持部材3ヘ供給され
る。カップ100は枠材3aのカップ挿通穴3bを通っ
てカップ保持部材3へ供給され、受け皿3dに載る。供
給されるカップの寸法に応じて、カム68が回動し、受
け皿3dの高さを調整する。台車61が左右に移動し、
台車67が前後に移動して、カップ保持部材3が前後左
右に移動する。カップ保持部材3は選択された飲料に応
じて、第1位置α、第2位置β、第3位置γ、第4位置
δ、第5位置εへ移動する。該位置で選択された飲料が
カップ100ヘ供給される。台車61が左右に移動し、
台車67が前後に移動して、カップ保持部材3がカップ
取出位置2へ戻る。ユーザーは商品取出口A3を介して
選択した飲料で満たされたカップ100を取り出す。上
記説明から分かるように、自動販売機Aの扉A2が閉じ
ていても、コインが投入され飲料が選択されて自動販売
機Aが稼働状態に移行すると、制御装置52の制御の下
にソレノイド70のピストン70aが上方ヘ後退して、
カップ保持部材3がカップ取出位置2から移動するのを
許容するので、カップ保持部材3の第1位置α、第2位
置β、第3位置γ、第4位置δ、第5位置εへの移動及
び該位置からカップ取出位置2への移動は支障なく行わ
れる。
【0033】自動販売機Aが待機状態に在る時に、商品
補給、保守点検等のために自動販売機Aの扉A2を開く
と、扉開閉センサーとコインセンサーからの信号に基づ
いて自動販売機が前記状態となったことを察知した制御
装置52の制御の下にソレノイド70のピストン70a
が上方ヘ後退して、カップ保持部材3がカップ取出位置
2から移動するのを許容する。この結果、作業員は手動
でカップ保持部材3を水平移動させて商品の格納、機器
の保守点検を支障なく行うことができる。
【0034】飲料販売時に、飲料吐出ノズル23a、2
3b、38a〜38d、48a〜48dから吐出した飲
料の飛沫、飲料吐出ノズルの後垂れが、カップ保持部材
3に付着する。カップ保持部材3に付着した飲料を除去
するために、自動販売機Aの保守作業中に、カップ保持
部材3の洗浄が行われる。作業員が洗浄スイッチ81を
ONすると、制御装置52の制御の下に台車61が左方
ヘ移動し、台車67が後方ヘ移動して、カップ保持部材
3は移動領域の後方左隅部の洗浄位置ヘ移動する。洗浄
位置において、制御装置52の制御の下に台車61が左
右に微小往復移動し、台車67が前後に微小往復移動す
る。制御装置52の制御の下に、温水タンク32から洗
浄水吐出装置80へ温水が断続的に供給され、洗浄水吐
出装置80のシャワーノズルから温水が断続的に吐出
し、カップ保持部材3を洗浄する。洗浄水吐出装置80
のシャワーノズルから吐出した温水のシャワーが前後左
右に微小往復移動するカップ保持部材3に当たり、迅速
に且つ十分にカップ保持部材3を洗浄する。洗浄排水
は、カップ保持部材3の下方に配設された排水受け皿5
4を通って、排水受け皿54の下方に配設された排水容
器51へ流入する。カップ保持部材3は移動領域の後方
左隅部の洗浄位置に在り、自動販売機AのケーシングA
1の前面開放端から離れているので、カップ保持部材3
の洗浄時に洗浄排水がケーシングA1の外へ飛散するお
それは無い。従って、自動販売機Aが設置されている床
面が洗浄排水で汚されるおそれも無い。作業員が洗浄ス
イッチ81をONすれば、カップ保持部材3が自動的に
洗浄位置へ移動し、洗浄位置で自動的に微小往復移動す
るカップ保持部材3ヘ向けて、固定の洗浄水吐出装置8
0から洗浄水が自動的に吐出し、カップ保持部材3を洗
浄するので、洗浄作業は作業員にとって大きな負担とな
らない。洗浄水が自動販売機Aの外へ飛散する従来の自
動販売機においては、安全のために洗浄は水により行わ
れていた。自動販売機Aにおいては、洗浄水は自動販売
機Aの外へ飛散しないので、洗浄水として温水を用いて
も安全性は低下しない。洗浄水として温水を用いること
により、洗浄時間が短縮される。自動販売機Aにおいて
は、温水は断続的に吐出する。吐出停止時間中にカップ
保持部材3に付着した汚れが湯に溶ける。溶けた汚れ
は、次に吐出する温水によって洗い流される。温水を断
続的に吐出させることにより、洗浄効果を低下させるこ
となく洗浄水を節約できる。自動販売機Aにおいては、
シャワーノズルから吐出した温水を用いて洗浄するの
で、カップ保持部材3の全体が効率的に洗浄される。こ
の結果、洗浄時間が更に短縮される。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る自動販売機においては、カ
ップ保持部材駆動装置はカップ保持部材の洗浄時にカッ
プ保持部材を自動販売機内奥の所定の洗浄位置へ移動さ
せるので、洗浄排水は自動販売機の外ヘ飛散せず自動販
売機が設置されている床面を汚さない。固定の洗浄水吐
出装置の下方で自動的に微小運動するカップ保持部材ヘ
向けて、固定の洗浄水吐出装置から洗浄水が吐出し、カ
ップ保持装置を洗浄するので、洗浄作業は作業員にとっ
て大きな負担とならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るカップ式飲料自動販売機
のシステム図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図1の部分拡大図である。
【図4】本発明の実施例に係るカップ式飲料自動販売機
の扉とカップ供給装置とを取り除いた状態での正面図で
ある。
【図5】本発明の実施例に係るカップ式飲料自動販売機
の天井壁を取り除いた状態での上面図である。
【図6】本発明の実施例に係るカップ式飲料自動販売機
が備えるカップ保持部材とカップ保持部材の駆動装置の
斜視図である。
【図7】図6のカップ保持部材の駆動装置が有するフラ
ットケーブルの斜視図である。
【符号の説明】
A カップ式飲料自動販売機 A1 ケーシング A2 扉 A3 商品取出口 1 カップ供給装置 3 カップ保持部材 52 制御装置 57、63 モータ 61、67 台車 80 洗浄水吐出装置 81 洗浄スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップ供給装置と、カップ供給装置から
    供給されたカップを保持するカップ保持部材と、カップ
    保持部材を移動させるカップ保持部材駆動装置とを備
    え、カップ保持部材駆動装置はカップ保持部材の洗浄時
    にカップ保持部材を自動販売機内奥の所定の洗浄位置へ
    移動させ、洗浄位置において固定の洗浄水吐出装置の下
    方で微小運動させることを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 洗浄水吐出装置から温水が吐出されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 洗浄水吐出装置から温水が断続的に吐出
    されることを特徴とする請求項2に記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 洗浄水吐出装置はシャワーノズルを有す
    ることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載
    の自動販売機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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