JP2005350078A - 飲料供給装置、および清浄度測定方法 - Google Patents

飲料供給装置、および清浄度測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コーヒー飲料等の飲料を提供する飲料供給装置において、飲料供給流路に付着した飲料に含まれるイオン成分が、どの程度洗浄されたかを正確に判定し、この判定結果に基づいて洗浄条件を制御する飲料供給装置を提供する。
【解決手段】飲料供給流路を洗浄した後の洗浄液中に含まれる指標イオンのイオン濃度を、イオン電極やイオンクロマトグラフ等のセンサ161、181を用いて測定することにより、イオン成分による汚れがどの程度洗浄されたかを正確に判定し、適切な洗浄条件を設定することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コーヒー飲料等の飲料を販売するカップ式自動販売機に好適に利用することのできる飲料供給装置、および清浄度測定方法に関するものである。
近年、カップ式自動販売機による飲料食品の品質に関して、美味しさだけはなく、高い安全衛生管理技術が求められている。カップ式自動販売機は、缶やペットボトルによる飲料の提供方法とは異なり、販売機内で飲料を製造して提供する。したがって、飲料が接触する販売機内の配管や部品の清浄度を高いレベルに保つことが極めて重要である。
従来のカップ式自動販売機は、コーヒー豆を所定の粒度に粉砕して得た挽き豆を抽出機に供給し、次いで温水タンクから所定の温度の温水を抽出機に供給して、コーヒー液を加圧抽出するものである。当該コーヒー液には、必要に応じて、ミルクや砂糖が加えられ、ミキシングボールで混合攪拌することによって、コーヒー飲料が調製される。調製されたコーヒー飲料は、飲料取出口に備えられた所定のカップに注出され、コーヒー飲料として販売される。
このようなカップ式自動販売機の装置内部では、飲料の製造によって、抽出機、飲料を送液する配管、ミキシングボールなど、飲料が接液する飲料供給流路に、コーヒー豆の滓や、コーヒー豆やミルクに含まれているイオン成分や油分などが、汚れとして付着する。
これらの汚れは、販売回数を重ねるごとに蓄積され、雑菌の繁殖や味の低下の原因となる。このため、カップ式自動販売機を管理するオペレータが、定期的に飲料供給流路の各部位を洗浄したり、一連の飲料販売動作が終了する毎に、少なくとも一回以上温水タンクから温水を供給して、飲料供給流路に付着した汚れを自動的に洗い流すよう洗浄動作を設定することによって、装置内部の衛生管理が図られている。温水タンクから供給される温水の供給温度は、通常90℃以上であり、一般的に、飲料販売のタイミングや湯量、時間、回数などの洗浄条件を最適条件に設定すれば、カップ式自動販売機の飲料の製造によって飲料供給流路の各部位に付着した汚れを除去して、安全な衛生レベルを保つことができる。
しかし、この洗浄条件の設定はオペレータの管理技術に依存しているため、衛生管理レベルにばらつきがあり、実際の衛生状態は不明である。したがって、オペレータの管理技術に依存せず、メンテナンスフリーで安全な衛生状態を長時間維持することが可能なカップ式自動販売機が求められている。
特許文献1は、洗浄に使用した洗剤が洗浄部品から除去されたかを検出する方法として、電気伝導度センサで洗浄液の電気伝導度を測定する方法を開示している。当該方法は、配管部品に付着したコーヒー豆やミルクに由来する汚れが洗剤で除去されていることを前提として、洗浄液の電気伝導度を計測し、洗浄部品に残留する洗剤成分を検出するものである。
特開2001−167355号公報
しかしながら、特許文献1は、洗浄液の電気伝導度を測定して、洗浄部品に残留する洗剤成分を検出するが、電気伝導度の測定値は、洗浄液中に含まれる全イオンが関与した値となるため、洗浄液中に含まれるイオン成分のうち、飲料に由来するイオン成分を区別して測定することはできない。したがって、当該方法では、飲料に由来するイオン成分による汚れが配管部品にどの程度残存しているか確認することができなかった。
本発明は、上記実情に鑑みて、コーヒー飲料等の飲料を提供する飲料供給装置において、飲料供給流路に付着したイオン成分による汚れが、どの程度洗浄されたかを正確に判定し、この判定結果に基づいて洗浄条件を制御する飲料供給装置および清浄度測定方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る飲料供給装置は、飲料供給流路を経て飲料の供給を行った後、前記飲料供給流路に洗浄液を供給することによって、前記飲料供給流路に付着した汚れを洗浄する飲料供給装置であって、前記飲料中に含まれる指標イオンのイオン濃度を測定可能なイオン濃度測定手段を備えており、前記イオン濃度測定手段によって、前記飲料供給流路を洗浄した後の洗浄液中に含まれる指標イオンのイオン濃度を測定し、当該イオン濃度測定値に基づいて前記飲料供給流路の清浄度を判定し、当該判定結果に基づいて洗浄条件の制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る飲料供給装置は、上記請求項1において、前記イオン濃度測定手段は、前記指標イオンを検出するセンサとして、イオン電極を備えていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る飲料供給装置は、上記請求項1において、前記イオン濃度測定手段は、前記指標イオンを検出するセンサとして、イオンクロマトグラフを備えていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る飲料供給装置は、上記請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記飲料は、コーヒー飲料であることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る飲料供給装置は、上記請求項1〜4のいずれか一つにおいて、前記飲料は、ミルクを含有することを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る飲料供給装置は、上記請求項4または5において、前記指標イオンは、カリウムイオン、ナトリウムイオン、アンモニウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、酢酸イオン、ギ酸イオン、塩化物イオン、亜硝酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオンからなる群より選ばれる少なくとも一種のイオンであることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る飲料供給装置は、上記請求項1〜6のいずれか一つにおいて、前記飲料供給流路を洗浄した後の洗浄液中に含まれる指標イオンのイオン濃度と、予め定められたしきい値とを比較することにより、前記飲料供給流路の清浄度の良否を判定することを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係る飲料供給装置は、上記請求項1〜7のいずれか一つにおいて、前記飲料供給流路の清浄度の判定結果に基づいて、洗浄回数を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項9に係る清浄度測定方法は、飲料が通過する飲料供給流路に付着した汚れを、当該飲料供給流路に洗浄液を供給することによって洗浄した後、当該飲料供給流路の清浄度を測定する清浄度測定方法であって、前記飲料中に含まれる指標イオンのイオン濃度を測定可能なイオン濃度測定手段によって、前記飲料供給流路を洗浄した後の洗浄液中に含まれる指標イオンのイオン濃度を測定するイオン濃度測定工程と、当該イオン濃度測定値に基づいて前記飲料供給流路の清浄度を判定する清浄度判定工程と、を含むことを特徴とする。
本発明にかかる飲料供給装置は、飲料中に含まれる指標イオンのイオン濃度を測定可能なイオン濃度測定手段を備えているため、飲料供給流路に付着したイオン成分による汚れが、どの程度洗浄されたかを正確に判定し、汚れの程度に応じて適切な洗浄条件を設定することができるという効果を奏する。
また、本発明にかかる清浄度測定方法は、飲料中に含まれる指標イオンのイオン濃度を測定可能なイオン濃度測定手段を用いて、飲料供給流路を洗浄した後の洗浄液中に含まれる指標イオンのイオン濃度を測定するため、飲料供給流路に付着したイオン成分による汚れが、どの程度洗浄されたかを正確に判定できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るカップ式自動販売機の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかるカップ式自動販売機の装置内部の概略構成図である。カップ式自動販売機は、調理販売部Aと、洗浄部Bとを備えている。調理販売部Aは、コーヒー飲料を調理し、飲料取出口に備えられたカップにコーヒー飲料を注出して販売するものであり、洗浄部Bは、飲料販売動作が完了した後、飲料供給流路に温水を供給することにより、飲料供給流路に付着した汚れを洗浄するものである。
調理販売部Aは、温水タンク3と、コーヒー挽き豆供給部4と、温水供給部7と、ミルク供給部8と、砂糖供給部9と、ミキシングボール10と、抽出部13とを備えている。
温水タンク3は、水道1から配管を介して供給される飲料水を加熱して所定の温度の温水として貯蔵するものである。コーヒー飲料製造時には、温水タンク3に設けられた開閉弁5が開状態となり、温水タンク3から抽出部13に所定量の温水が供給される。
コーヒー挽き豆供給部4は、コーヒー飲料製造時に、抽出部13に所定量のコーヒー挽き豆を供給するものである。抽出部13は、温水タンク3から供給される温水を用いて、コーヒー挽き豆からコーヒー液を抽出し、抽出されたコーヒー液をミキシングボール10へ送液する。
温水供給部7、ミルク供給部8、砂糖供給部9は、それぞれ、必要に応じてミキシングボール10に、所定量の温水、ミルク、砂糖を供給するものである。ミキシングボール10は、抽出したコーヒー液と必要に応じて添加される温水、ミルク、砂糖とを混合してコーヒー飲料を調理し、カップ11にコーヒー飲料を注出する。
洗浄部Bは、飲料販売動作が完了した後、抽出部13からミキシングボール10へと至る飲料供給流路に温水(洗浄液)を供給して飲料供給流路の内壁を洗浄するものであり、洗浄前の温水および洗浄後の温水について、指標イオンのイオン濃度を測定することによって、飲料供給流路の清浄度を判定し、この判定結果に基づいて洗浄条件の制御を行う。
ここで「指標イオン」とは、前記飲料中に含まれるイオンのうち、飲料に由来するイオン成分が配管部品にどの程度残存しているか確認するための指標となるイオンであって、飲料中に含まれるイオンの中から少なくとも一種類のイオンが指標イオンとして選択される。洗浄後の温水は、抽出部13、ミキシングボール10、抽出部13とミキシングボール10とを接続する接続配管の汚れを含んでおり、この汚れの中には、飲料中の指標イオンが含まれている。洗浄が十分でないと、汚れの程度に応じて、洗浄前の温水と比較して、洗浄後の温水に含まれる指標イオンのイオン濃度が増加するため、指標イオンのイオン濃度の増加量を指標として、コーヒー成分やミルク成分に由来する汚れの残存量を把握することができる。汚れの残存量を的確に把握するためには、指標イオンとして、飲料中に比較的多く含まれ、かつ、洗浄前の洗浄液中にはほとんど含まれないイオンを選択することが好ましい。
コーヒー成分やミルク成分を含有する飲料の場合は、指標イオンとして、カリウムイオン、ナトリウムイオン、アンモニウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、酢酸イオン、ギ酸イオン、塩化物イオン、亜硝酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオンからなる群より選ばれる少なくとも一種のイオンを選択することが好ましい。このうち、最も好ましい指標イオンは、カリウムイオンである。カリウムイオンは、コーヒー液やミルク中に多く含まれており、かつ、洗浄前の温水にはほとんど含まれないため、指標イオンとして最適である。
洗浄部Bは、第1のイオン濃度測定部16と、第2のイオン濃度測定部18と、洗浄制御部20と、を備えている。
第1のイオン濃度測定部16は、洗浄前の温水中の指標イオンを測定するものであり、第1のセンサ161と、第1のデータ処理部162とを備えている。第1のセンサ161は、温水タンク3から採取した洗浄前の温水中の指標イオンを検出するものであり、第1のデータ処理部162は、第1のセンサ161で得られたデータから温水タンク3中に貯蔵されている温水中の指標イオン濃度を求めるものである。
また、第2のイオン濃度測定部18は、洗浄後の温水中の指標イオンを測定するものであり、第2のセンサ181と、第2のデータ処理部182とを備えている。第2のセンサ181は、ミキシングボール10から採取した洗浄後の温水の指標イオンを検出するものであり、第2のデータ処理部182は、第2のセンサ181で得られたデータから洗浄後の温水中の指標イオン濃度を求めるものである。
洗浄制御部20は、洗浄前の温水の指標イオン濃度の測定値、および、洗浄後の温水の指標イオン濃度の測定値から、飲料供給流路の清浄度を判定し、この判定結果に基づいて、温水タンク3に設けられた開閉弁5の開閉を制御することによって、抽出部13への温水の供給回数を調整して、洗浄動作を制御する。
実施の形態1は、試料中の指標イオンを検出する第1のセンサ161、第2のセンサ181として、イオン電極を用いることを特徴とする。イオン電極は、溶液中の特定イオンに選択的に応答する膜を有する膜電極であり、この電極膜と溶液界面に発生する電位を測定することによって特定のイオンのイオン濃度を求めることができる。本発明では、イオン電極として、指標イオンに対応するイオン電極であれば、公知のイオン電極を特に限定なく使用することができる。例えばカリウムイオンを指標イオンとして選択する場合は、公知のカリウムイオン電極を使用することができる。
図2は、液膜型イオン電極の一例を示す断面図である。図2において、符号40は、ガラスやプラスチック等の非導電体からなる円筒形の電極本体を表している。電極本体40の先端の開口部にはイオン選択膜41が貼り付けられている。イオン選択膜41は、特定のイオンに対して選択性を有する膜であり、例えば、カリウムイオン電極の場合は、バリノマイシン等のカリウムイオン選択性を有するリガンドを用いて作成したキャスト膜をイオン選択膜41として使用することができる。電極本体40の内部は内部液で満たされているが、内部液42とイオン選択膜41の間には液状イオン交換体43が介在しており、内部液42とイオン選択膜41が直接接しない構造となっている。内部電極44は、内部液42に接液するよう電極本体40の内部に挿入される。
図3は、イオン電極を用いた電位差測定を示す図である。測定溶液48に、イオン電極(作用電極46)と基準電極47からなる電極対を接液させ、両極間の電位差ΔEを電位差測定計45を用いて測定する。第1のデータ処理部162、第2のデータ処理部182は、両極間の電位差ΔEの測定値から、指標イオンのイオン濃度を算出する。
次に、カップ式自動販売機の飲料販売動作について、図1を参照しながら説明する。図には明示していないが、カップ式自動販売機の前面には、飲料代金を入金する入金部と、購入商品を選択するための複数の選択釦が設けられている。ユーザが、入金部に飲料代金を入金し、選択釦を押して商品を指定すると、調理販売部Aは、指定された商品の調理を開始する。
ユーザによって商品が指定されると、まず、調理販売部Aは、コーヒー挽き豆供給部4から、抽出部13の上部に位置するブリュアシリンダ131に、所定量のコーヒー挽き豆を供給する。コーヒー挽き豆の供給量は、例えば、コーヒー一杯あたり、約15gである。
次いで、調理販売部Aは、温水タンク3に設けられた開閉弁5を開放して、温水タンク3から、ブリュアシリンダ131中のコーヒー挽き豆に、所定量の温水を供給する。供給される温水の温度は、例えば、略97℃であり、温水の供給量は、コーヒー一杯あたり、約155mlである。
ブリュアシリンダ131に供給された温水は、コーヒー挽き豆と混合され、コーヒー挽き豆からコーヒー液が抽出される。ブリュアシリンダ131の底部には、フィルタ132が設けられており、コーヒー挽き豆から抽出されたコーヒー液は、このフィルタ132を介して吸引ろ過される。フィルタ132は飲料を抽出する度に順次送りだされ、使用後のフィルタ132およびこれに付着するコーヒー挽き豆の抽出滓は廃棄される。
フィルタ132を介して吸引ろ過されたコーヒー液は、抽出部13とミキシングボール10を接続する接続配管を通って、ミキシングボール10に送液される。
温水供給部7、ミルク供給部8、および砂糖供給部9は、ユーザが指定した商品の種類に応じて、ミキシングボール10に、所定量の温水、ミルク、砂糖を供給する。
温水供給部7、ミルク供給部8、砂糖供給部9からミキシングボール10に供給された温水、ミルク、砂糖は、ミキシングボール10でコーヒー液中に添加される。ミキシングボール10の内部には撹拌手段が設けてられており、コーヒー液に、温水、ミルク、砂糖を添加した状態で撹拌手段を回転駆動することにより、該飲料が撹拌手段によって撹拌され、これらが均一に混合されたコーヒー飲料が調理される。
ミキシングボール10の底部には、注出口が設けられている。ミキシングボール10で調理されたコーヒー飲料は、該注出口から飲料取出口に備えられたカップ11に注出され、販売に供される。
次に、抽出部13からミキシングボール10へと至る飲料供給流路を温水を用いて洗浄する洗浄動作について、カリウムイオンを指標イオンとして汚れを検出する構成を例にして説明する。以下に説明する洗浄動作は、飲料販売動作終了後、所定時間以上次回の飲料販売が行われない場合に、自動的に行われる。
図4は、カップ式自動販売機の飲料販売動作終了後に行われる洗浄動作のフローチャートである。一連の飲料販売動作が完了した後、所定時間以上、例えば15秒以上、次回の飲料販売が行われない場合、洗浄制御部20は、第1のイオン濃度測定部16に、洗浄前の温水のカリウムイオン濃度を測定するよう命令する(ステップS11)。この洗浄前のカリウムイオン濃度は、洗浄後におけるカリウムイオン濃度の増加量を把握するために、予め測定されるものである。まず、洗浄制御部20は、分取液部12に、温水タンク3から所定量の温水を採取するよう指示する。そして、第1のカリウムイオン電極161は、分取液部12で採取した温水の電位を測定する。第1のデータ処理部162は、第1のカリウムイオン電極161で測定した電位から温水タンク3中の温水のカリウムイオン濃度を算出する。第1のデータ処理部162は、洗浄前の温水のカリウムイオン濃度の測定値を洗浄制御部20に送信する。
次いで、洗浄制御部20は、温水タンク3に設けられた開閉弁5を開放して、所定量の温水を抽出部13に供給する(ステップS12)。抽出部13に供給された温水は、抽出部13の内壁に付着した汚れを洗い流し、さらに、接続配管の内壁に付着した汚れを洗い流しながら、ミキシングボール10へと送られる。
接続配管を通じてミキシングボール10へ温水が送液されると、洗浄制御部20は、ミキシングボール10の内部の撹拌手段を回転駆動させ、ミキシングボール10の内壁に付着した汚れを洗浄する(ステップS13)。
次に、洗浄制御部20は、第2のイオン濃度測定部18に、洗浄後の温水のカリウムイオン濃度を測定するよう命令する(ステップS14)。洗浄制御部20は、分取液部14に、ミキシングボール10中の洗浄後の温水を所定量採取するよう指示する。そして、第2のカリウムイオン電極181によって、分取液部14で採取した洗浄後の温水の電位を測定する。第2のデータ処理部182は、第2のカリウムイオン電極181で測定した電位から洗浄後の温水のカリウムイオン濃度を計算する。第2のデータ処理部182は、洗浄後の温水のカリウムイオン濃度の測定値を洗浄制御部20に送信する。
ミキシングボール10から洗浄後の温水を採取した後、抽出部13、接続配管およびミキシングボール10の汚れを含む洗浄後の温水は、廃棄される。
洗浄制御部20は、洗浄後のカリウムイオン濃度の増加量が、予め定められたしきい値以上か判断する(ステップS15)。洗浄制御部20は、洗浄後の温水のカリウムイオン濃度の測定値から洗浄前の温水のカリウムイオン濃度の測定値を差し引き、カリウムイオン濃度の増加量を計算し、しきい値と比較する。
洗浄後のカリウムイオン濃度の増加量が、予め定められたしきい値以上の場合(ステップS15 Yes)、洗浄制御部20は、飲料供給流路の清浄度が不十分であると判断し、温水タンク3に設けられた開閉弁5を開放して、所定量の温水を抽出部13に供給し(ステップS12)、再度、飲料供給流路の洗浄を行う。飲料供給流路の洗浄動作は、洗浄後のカリウムイオン濃度の増加量が、予め定められたしきい値未満となるまで繰り返される(ステップS12〜ステップS15)。
洗浄制御部20は、洗浄後のカリウムイオン濃度の増加量が、予め定められたしきい値未満の場合は(ステップS15 No)、飲料供給流路の清浄度が十分であると判断し、洗浄動作を終了する(ステップS16)。
以上説明したように、実施の形態1によれば、カリウムイオン電極を用いて、洗浄前後の温水のカリウムイオン濃度を測定することによって、飲料供給流路に付着するコーヒー成分、ミルク成分に由来するイオンによる汚れがどの程度洗浄されたかを正確に判定することができる。このため、洗浄回数の適切な制御が可能となり、メンテナンスフリーで安全な衛生状態を長時間維持することができる。
なお、実施の形態1では、指標イオンとして、カリウムイオンを選択し、カリウムイオン電極を用いてカリウムイオン濃度を測定したが、飲料中に含まれる他のイオンを指標イオンとして選択し、カリウムイオン電極161、181の代わりに、当該指標イオンに対応するイオン電極を用いる構成としてもよい。
また、実施の形態1では、一連の飲料販売動作が終了する毎に洗浄前の温水のカリウムイオン濃度測定を行うが、洗浄前のカリウムイオン濃度の測定は、必ずしも毎回行う必要はなく、例えば、一定時間ごとにカリウムイオン濃度を測定する構成としてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1において、指標イオンを検出するセンサ161、181として、カリウムイオン電極の代わりに、イオンクロマトグラフを用いることを特徴とするカップ式自動販売機の例である。指標イオンを検出するセンサ以外の構成は、図1に示す実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
イオンクロマトグラフは、イオン交換体などを固定相としたカラム中に、移動相として溶離液を流すことにより、カラムに注入された混合物をイオン交換能の差を利用してそれぞれのイオン成分に分離し、分離したイオン成分の濃度を分析する装置である。イオンクロマトグラフを用いることにより、洗浄液中に含まれる複数のイオンを分離して、イオン種ごとにイオン濃度を測定することができるため、複数のイオン種を指標イオンとして選択することが可能となる。
図5に、イオンクロマトグラフの一例を示す構成概略図を示す。イオンクロマトグラフは、試料導入バルブ51と、ガードカラム52と、分離カラム53と、サプレッサ54と、検出器55とを備えている。
試料導入バルブ51は、試料および溶離液が注入される注入口である。ガードカラム52は、試料や溶離液中の不純物による分離カラム53の汚染を防止するためのカラムであり、分離カラム53の手前に設けられる。分離カラム53は、試料導入バルブ51から注入された試料中のイオン成分を分離するものであり、内部にイオン交換樹脂が充填されている。サプレッサ54は、溶離液の電気伝導度を低減し、検出器55で検出される信号とノイズの比を大きくするための装置である。検出器55は、溶離液とは異なる成分を検出し、濃度に比例した信号を出すものであり、通常、電気伝導度計、紫外吸光光度計等が用いられる。
まず、分析対象となる試料を試料導入バルブ51に注入し、次いで試料導入バルブ51から強電解質の溶離液を送液すると、分離カラム53内で、水和半径の大小やVan der Waals力の相互作用の違いによって、試料中に含まれるイオン種が分離され、順次検出器55へと送られる。分離された成分を検出器55で検出し、検出信号強度を溶離時間に対してプロットすることにより、クロマトグラムが得られる。
検出器55で得られたクロマトグラムのデータは、データ処理部162、182に送られる。データ処理部162、182は、得られたクロマトグラムのピーク高さまたはピーク面積を用いて、指標イオンのイオン濃度を算出する。データ処理部162、182で求められたイオン濃度は、実施の形態1と同様にして、飲料供給流路の清浄度の判定に用いられる。
イオンクロマトグラフを用いることにより、洗浄液中に含まれる複数のイオンを分離して、イオン種ごとにイオン濃度を測定することが可能となる。したがって、コーヒー飲料中に含まれる全陽イオン(カリウムイオン、ナトリウムイオン、アンモニウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン)のうち2種以上を指標イオンとして選択したり、あるいは、コーヒー飲料中に含まれる全陰イオン(酢酸イオン、ギ酸イオン、塩化物イオン、亜硝酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン)のうち2種以上を指標イオンとして選択することが可能となる。したがって、複数の指標イオンのイオン濃度の測定値を組み合わせて洗浄度の判定を行うことができ、イオン成分による汚れをより高精度に検出することができる。
以上、説明したとおり、実施の形態2によれば、指標イオンを検出するセンサ161、181としてイオンクロマトグラフを用いるため、複数の指標イオンを選択することが可能となり、より精度の高い洗浄度判定が可能となる。
本発明を以下の実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
実施例1では、コーヒー飲料のカップ式自動販売機を想定し、コーヒー豆およびミルクに含まれるイオン成分の分析を行った。
コーヒー豆およびミルクに含まれる各イオン成分の濃度は、クロマトグラフィーによって、下記の測定条件によって行った。
(1)分離カラム:陰イオン用 IonPac AS17/IonPak AG17(DIONEX社製)
陽イオン用 IonPac CS14/IonPak CG17(DIONEX社製)
(2)溶離液 :陰イオン用 EGC-KOH(水酸化カリウム 10mM、DIONEX社製)
陽イオン用 IonPac EGC-MSA(メタンスルホン酸、ステップグラジェント、DIONEX社製)
(3)除去システム:オートサプレッサー(ASRS、CSRS)
(4)試料液量:25μl(ループ法)
コーヒー豆およびミルクに含まれる各イオン成分の濃度は、イオンクロマトグラム法によって測定した各イオン成分のイオンクロマトグラムピーク面積から、検量線法により求めた。
図6に、カリウムイオンを含む陽イオン標準液のクロマトグラム例を、図7にカリウムイオン検量線の例を示す。カリウムイオン濃度とピーク面積との関係式を下記に示す。なお式中、Xはピーク面積を表す。
カリウムイオン濃度(K+ppm)=7.2×X
相関係数R2=0.9972
次に上記測定条件と同様の条件にて、実試料に含まれる陰イオンおよび陽イオンの分析を行った。試料はコーヒー豆とミルクであり、分析試料はコーヒー豆の抽出液およびミルク溶液である。コーヒー豆とミルクは、それぞれ1.0gを用い、各試料および純粋100mlを蓋付きフラスコに入れてカップ式自動販売機の抽出条件である95℃に加湿し、得られた抽出液を室温まで冷却して分析試料とした。なお各分析試料は、予めpHと電気伝導率を測定して、性状把握に用いた。表1に分析結果を、図8にイオン成分とイオン量の関係を示す。
Figure 2005350078
コーヒー抽出液とミルク溶液からは、表1に記載の12種類のイオン成分(カリウムイオン、ナトリウムイオン、アンモニウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、酢酸イオン、ギ酸イオン、塩化物イオン、亜硝酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン)が検出された。したがって、これらのイオン成分を、清浄度を判定する際の指標イオンとして利用することができる。図8から明らかなように、コーヒー抽出液とミルク溶液に含まれるイオンのうち、特にカリウムイオンが他のイオン成分と比較して、際立って多く含まれることから、カリウムイオンを清浄度を判定する際の指標イオンとして用いることが有効であることが分かる。
<実施例2>
実施例2では、コーヒーカップ式自動販売機において、調理販売後の飲料供給流路の清浄度評価のため、コーヒーの販売間隔、販売杯数、リンス回数等の条件を変えて、洗浄に用いた温水中に含まれるイオン成分の分析を実施例1と同様の方法によって行った。
洗浄後の温水についての分析結果を表2に、洗浄前の温水についての分析結果を表3にそれぞれ示す。また、図9に洗浄後の温水のイオン成分とイオン量の関係を、図10に洗浄前の温水のイオン成分とイオン量の関係を示す。
Figure 2005350078
Figure 2005350078
表2から分かるように、カップ式自動販売機でコーヒーを調理販売した部品を洗浄した後の温水からは、12種類のイオン成分(カリウムイオン、ナトリウムイオン、アンモニウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、酢酸イオン、ギ酸イオン、塩化物イオン、亜硝酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン)が検出された。
また、表3は、洗浄前の温水(水道水)から検出されたイオン成分であるが、カリウムイオンについては、洗浄後の洗浄水と比較して、相対濃度が低いことが分かる。したがって、指標イオンとしてカリウムイオンを選択することにより、コーヒー飲料中に含まれるイオン成分の汚れを的確に検出することができることが分かる。
以上のように、本発明にかかる飲料供給装置は、イオン成分による配管の汚れが問題となる飲料供給装置に好適に利用することができ、特に、コーヒー飲料等を販売するカップ式自動販売機に好適に利用することができる。
本発明の実施の形態1にかかるカップ式自動販売機の装置内部の概略構成図である。 液膜型イオン電極の断面図である。 イオン電極を用いた電位差測定を示す図である。 カップ式自動販売機の洗浄動作のフローチャートである。 イオンクロマトグラフの構成概略図である。 カリウムイオンを含む陽イオン標準液のクロマトグラムである。 カリウムイオン検量線を示す図である。 表1のイオン成分とイオン量の関係を示す図である。 表2のイオン成分とイオン量の関係を示す図である。 表3のイオン成分とイオン量の関係を示す図である。
符号の説明
A 調理販売部
1 水道
3 温水タンク
4 コーヒー挽き豆供給部
7 温水供給部
8 ミルク供給部
9 砂糖供給部
10 ミキシングボール
11 カップ
12 分取液部
13 抽出部
131 ブリュアシリンダ
132 フィルタ
14 分取液部
B 洗浄部
16 第1のイオン濃度測定部
161 第1のセンサ(カリウムイオン電極、イオンクロマトグラフ)
162 第1のデータ処理部
18 第2のイオン濃度測定部
181 第2のセンサ(カリウムイオン電極、イオンクロマトグラフ)
182 第2のデータ処理部
20 洗浄制御部
40 電極本体
41 イオン選択膜
42 内部液
43 液状イオン交換体
44 内部電極
45 電位差測定計
46 作用電極
47 基準電極
48 測定溶液
51 試料導入バルブ
52 ガードカラム
53 分離カラム
54 サプレッサ
55 検出器

Claims (9)

  1. 飲料供給流路を経て飲料の供給を行った後、前記飲料供給流路に洗浄液を供給することによって、前記飲料供給流路に付着した汚れを洗浄する飲料供給装置であって、
    前記飲料中に含まれる指標イオンのイオン濃度を測定可能なイオン濃度測定手段を備えており、
    前記イオン濃度測定手段によって、前記飲料供給流路を洗浄した後の洗浄液中に含まれる指標イオンのイオン濃度を測定し、
    当該イオン濃度測定値に基づいて前記飲料供給流路の清浄度を判定し、
    当該判定結果に基づいて洗浄条件の制御を行うことを特徴とする飲料供給装置。
  2. 前記イオン濃度測定手段は、前記指標イオンを検出するセンサとして、イオン電極を備えていることを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
  3. 前記イオン濃度測定手段は、前記指標イオンを検出するセンサとして、イオンクロマトグラフを備えていることを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
  4. 前記飲料は、コーヒー飲料であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の飲料供給装置。
  5. 前記飲料は、ミルクを含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の飲料供給装置。
  6. 前記指標イオンは、カリウムイオン、ナトリウムイオン、アンモニウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、酢酸イオン、ギ酸イオン、塩化物イオン、亜硝酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオンからなる群より選ばれる少なくとも一種のイオンであることを特徴とする請求項4または5に記載の飲料供給装置。
  7. 前記飲料供給流路を洗浄した後の洗浄液中に含まれる指標イオンのイオン濃度と、予め定められたしきい値とを比較することにより、前記飲料供給流路の清浄度の良否を判定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の飲料供給装置。
  8. 前記飲料供給流路の清浄度の判定結果に基づいて、洗浄回数を制御することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の飲料供給装置。
  9. 飲料が通過する飲料供給流路に付着した汚れを、当該飲料供給流路に洗浄液を供給することによって洗浄した後、当該飲料供給流路の清浄度を測定する清浄度測定方法であって、
    前記飲料中に含まれる指標イオンのイオン濃度を測定可能なイオン濃度測定手段によって、前記飲料供給流路を洗浄した後の洗浄液中に含まれる指標イオンのイオン濃度を測定するイオン濃度測定工程と、
    当該イオン濃度測定値に基づいて前記飲料供給流路の清浄度を判定する清浄度判定工程と、
    を含むことを特徴とする清浄度測定方法。
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