JP5294832B2 - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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Description

この発明は飲料ディスペンサに係り、特に、粉末原料と水または湯とを混合攪拌して飲料を生成する飲料ディスペンサの構成に関する。
この種の飲料ディスペンサの従来例として、例えば特許文献1に記載の飲料ディスペンサが挙げられる。これによれば、飲料ディスペンサは、回転可能に設けられたインペラを内部に有するミキシングユニットを備えており、ミキシングユニット内に粉末原料及び水または湯が供給される。また、ミキシングユニットの上方には、インペラを駆動して回転させる攪拌用モータが設けられている。攪拌用モータは、その下方側に延出する駆動軸を有しており、この駆動軸とインペラの回転軸とが連結されている。攪拌用モータに駆動されて回転するインペラは、粉末原料と水または湯とをミキシングケース内で混合攪拌し、それにより飲料が生成される。
内部で飲料が生成されるミキシングユニットは、衛生上、定期的に洗浄することが必要となるため、ミキシングユニットを着脱可能とすることが一般的である。例えば、特許文献2に記載の飲料ディスペンサによれば、攪拌用モータが固定されるモータケースの下部に、ミキシングユニットが嵌め込まれる穴を有する平板状の保持部材が設けられる。保持部材は、その後端側を回転中心として前端側が回動可能となっており、下方側に回動した保持部材に対してミキシングユニットが着脱される。ミキシングユニットの取付時において、ミキシングユニットが嵌め込まれた保持部材は上方側に回動されてモータケースに固定される。その際に、攪拌用モータの駆動軸に形成されたボス部とインペラの回転軸に形成された凹部とを係合させることによって、攪拌用モータとインペラとが連結される。
実開昭61−204294号公報 特開2004−362279号公報
ここで、特許文献1、2に記載の飲料ディスペンサにおいて、ミキシングユニットの下方には、注出された飲料を受けるカップ等が載置されるカップステージが配置されている。すなわち、特許文献2に記載の飲料ディスペンサのように、ミキシングユニットを上下方向に移動させて着脱を行なう場合、予めカップステージを取り外す必要があるため、作業効率が悪いという問題点を有していた。また、ミキシングユニットの取付時において、保持部材を上方側に回動させながらボス部と凹部とを係合させる必要があるため、攪拌用モータとインペラとを連結しにくいという問題点も有していた。
このような問題点を解決するため、攪拌用モータの駆動軸にマグネットカップリングを設けるとともにインペラの回転軸に永久磁石を設け、攪拌用モータとインペラとを磁力によって連結することが考えられる。マグネットカップリングを用いることにより、攪拌用モータとミキシングユニットとを軸方向、すなわち上下方向に移動させることなく連結することが可能となるため、ミキシングユニットを前後方向に移動させて着脱を行う構成とすることができる。
また、ミキシングユニットは、上部開口を有するミキシングケース、ミキシングケースの上部開口を塞ぐキャップ及びインペラを備えていることが一般的である。このようなミキシングユニットを、ミキシングケースにキャップを取り付けた後にインペラを挿入するとともに、挿入したインペラをミキシングケースの底部に形成した軸支持部とキャップとによって回転可能に支持する構成とすると、ミキシングユニットの分解及び組立が容易になるため、洗浄を行いやすくなる。
しかしながら、上記のような構成を有する飲料ディスペンサにおいてミキシングユニットの取付を行う場合、インペラは、ミキシングユニットが所定の取付位置まで挿入される前にマグネットカップリングに引き付けられる。マグネットカップリングに引き付けられたインペラがミキシングケースの軸支持部から外れて傾いてしまうと、ミキシングユニットの挿入が傾いたインペラによって阻害され、取付を行うことができなくなるという問題点を有していた。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、ミキシングユニットを確実に、且つ容易に取り付けることができる飲料ディスペンサを提供することを目的とする。
この発明に係る飲料ディスペンサは、取付部を有する本体と、駆動軸を有し、本体に固定される攪拌用モータと、磁力により駆動軸に連結される連結部が一端側に設けられ、径方向外側に広がった攪拌部が他端側に設けられるインペラ、及びインペラを内部に収容するミキシングケースを有し、取付部に対して着脱可能に取り付けられるミキシングユニットとを備え、ミキシングユニット内に供給される粉末原料と水または湯とを、攪拌用モータに駆動されて回転するインペラの攪拌部で混合攪拌して飲料を生成する飲料ディスペンサにおいて、ミキシングケースは、攪拌部を収容するとともに、攪拌部に係合して回転可能に支持する軸支持部が設けられた円筒部を有しており、円筒部には、ミキシングユニットを取付部に取り付ける際に、攪拌部と軸支持部とが係合するように、攪拌部をガイドするガイド部が設けられることを特徴とするものである。
この発明によれば、ミキシングユニットを取付部に取り付ける際に、攪拌部と軸支持部とが係合するように、攪拌部をガイドするガイド部を円筒部に設けたので、ミキシングユニットの取付時にインペラが攪拌用モータの駆動軸側に引き付けられることによって攪拌部と軸支持部との係合が外れても、ミキシングユニットを取付部に挿入していけば、攪拌部と軸支持部とを係合させることができる。したがって、飲料ディスペンサにおいて、ミキシングユニットを確実に、且つ容易に取り付けることが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について添付図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、この実施の形態1に係る飲料ディスペンサ1を示す。飲料ディスペンサ1は、粉末原料と水または湯とを混合攪拌して飲料を生成する装置であって、筐体2と、筐体2の内部に設けられた平板状の仕切板3とを備えている。仕切板3は、筐体2の内部を図1の矢印で示す前方側と後方側とに区画しており、仕切板3の前方側には、飲料の生成及び注出が行われる飲料生成室4が形成されている。一方、仕切板3の後方側には図示しない貯水タンクや冷凍回路等が収容されており、飲料を生成するための水の冷却または加熱を行う機械室5が形成されている。ここで、筐体2及び仕切板3は、飲料ディスペンサ1における本体を構成する。
飲料生成室4内において、図1の矢印で示す上方側に位置する部位には、粉末原料が内部に貯められるキャニスタ6が設けられている。キャニスタ6は、その前面に形成され、下方側に開口する原料放出口6aを有している。また、キャニスタ6の内部には、スクリュー6bが回転可能に設けられている。スクリュー6bは、キャニスタ6の後方側で仕切板3に固定されたモータ7に連結されており、モータ7に駆動されて回転するようになっている。キャニスタ6内の粉末原料は、回転するスクリュー6bによって原料放出口6a付近に導かれるようになっており、それにより、粉末原料が原料放出口6aから放出される。
キャニスタ6の下方には、仕切板3に固定されて前方側に突出するモータベース8が設けられており、モータベース8には、内部で飲料を生成するためのミキシングユニット9が着脱可能に取り付けられている。ミキシングユニット9は、中空の部材であるミキシングケース10と、ミキシングケース10内に回転可能に設けられたインペラ11とを備えている。インペラ11の上端部は、その上方側に配置され、モータベース8に固定された攪拌用モータ12に連結されており、攪拌用モータ12に駆動されてインペラ11が回転するようになっている。
ミキシングケース10の前面には、キャニスタ6の原料放出口6aに向かって延在し、キャニスタ6から放出された粉末原料を受ける原料受容口10aが形成されている。また、ミキシングユニット9内には、機械室5内から飲料生成室4内に延出する給水管13と、モータベース8に設けられた図示しない給水口とを介して、機械室5からの水または湯が供給されるようになっている。すなわち、ミキシングユニット9は、供給された粉末原料と水または湯とを、攪拌用モータ12に駆動されて回転するインペラ11で混合攪拌して飲料を生成するものである。ミキシングユニット9内で生成された飲料は、ミキシングケース10の下部に形成された注出口10bから注出されるようになっている。
尚、キャニスタ6、ミキシングユニット9及び攪拌用モータ12の数は、生成する飲料の種類の数に応じて適宜変更されるものである。飲料ディスペンサ1は、図2に示すようにキャニスタ6及びミキシングユニット9をそれぞれ3つずつ備えるとともに、図示はされないが、3つの攪拌用モータ12を備えている。3つのミキシングユニット9の下方には、各注出口10bから注出された飲料を受ける注出ガイド14が設けられており、注出ガイド14の下部には、各ミキシングユニット9から受けた飲料を注出する注出口14aが形成されている。注出ガイド14の下方には、注出口14aから注出された飲料が注がれるコップ等を載置するためのカップステージ15が設けられている。
ここで、図3〜7を用いて、ミキシングユニット9及びその周辺の構成について詳細に説明する。
図3に示すように、インペラ11は細長い円筒状の回転軸21を有しており、その上端部には、内部に永久磁石22aを有する円板状の連結部22が形成されている。また、連結部22の上方側には、攪拌用モータ12の駆動軸12aに一体として固定され、永久磁石22aを引き付けるマグネットカップリング12bが配置されている。インペラ11と攪拌用モータ12の駆動軸12aとは、永久磁石22aとマグネットカップリング12bとの間に作用する磁力を介して連結されており、攪拌用モータ12の駆動軸12aが回転すると、インペラ11も駆動軸12aと一体として回転するようになっている。
連結部22の上面の中心部には凸部22bが形成されており、マグネットカップリング12bの下面の中心部には凹部12cが形成されている。これらの凸部22bと凹部12cとが係合することによって、インペラ11の軸中心線と攪拌用モータ12の軸中心線とが同一直線L上に配置されるようになっている。また、インペラ11及び攪拌用モータ12の軸中心線となる直線Lは、下方側から上方側に向かうにつれて後方に傾くように配置されている。
凸部22bと凹部12cとを係合させたことにより、連結部22の上面とマグネットカップリング12bの下面との間には、隙間が形成された状態となっている。すなわち、連結部22の上面とマグネットカップリング12bの下面との間において、互いに全体的に接触しているわけではなく、隙間が形成され、インペラ11の凸部22bとマグネットカップリング12bの凹部12cとが係合しているのみである。さらに、これらの係合は、凸部22bの凸状の半球面と凹部12cの凹状の半球面との係合となっている。このため、モータベース8ミキシングユニット9を取り外す際、ミキシングユニット9を前方側にスライドさせるだけで容易に係合が解除され、それによって、インペラ11の連結部22とマグネットカップリング12bとの連結が容易に解除される。また、連結部22とマグネットカップリング12bとの接触部分を限定したので、インペラ11の回転時における摩擦による熱の発生、及び摩耗が生じることが抑えられ、これらの部材の耐久性が向上している。
回転軸21の下端部には、径方向外側に広がった円板部23が形成されており、その下面には、粉末原料と水または湯とを混合攪拌するための攪拌翼23aが形成されている。円板部23及び攪拌翼23aは、飲料ディスペンサ1における攪拌部を構成している。ミキシングケース10の下部には、上方側の部位より小さい径を有する小径円筒部24が円筒部として形成されており、小径円筒部24内に円板部23が収容された状態となっている。小径円筒部24の下端部は、注出口10bが形成された底部24aによって閉じられており、底部24aの中心部には、軸方向に沿って上方側に突出する円筒状の軸支持部24bが形成されている。また、円板部23の中心部には、下方側に開口する係合孔23bが形成されており、係合孔23b内に軸支持部24bが挿入されて係合することによって、円板部23が回転可能に支持されている。
ここで、ミキシングユニット9は、上述のようにミキシングケース10とインペラ11とから構成されているが、ミキシングケース10は、図4に示すように、上方側に開口するケース本体25と、ケース本体25の開口を塞ぐキャップ26とを有している。キャップ26には孔26aが形成されており、インペラ11は、ケース本体25にキャップ26を取り付けた後に外部側から孔26a内に挿入されるようになっている。また、ケース本体25の両側部には、側方に突出するとともに前後方向に沿って延在するフランジ部25aが形成されている。
一方、図5に示すように、ミキシングユニット9が取り付けられるモータベース8には、前後方向に延在する底壁部8aを有するとともに前方側に開口し、ケース本体25のフランジ部25aを保持する取付部8bが形成されている。すなわち、ミキシングユニット9は、前後方向に移動させることによってモータベース8に対して着脱を行うことが可能となっており、図5の矢印Aで示すように、フランジ部25aを取付部8bに挿入することによって取り付けられるようになっている。
図3に戻って、以上のように構成される飲料ディスペンサ1のミキシングユニット9において、ミキシングケース10の小径円筒部24の内周面24cには、径方向内側に突出するガイド部であるリブ27が複数個所に形成されている。リブ27は、小径円筒部24の底部24aから軸方向に沿って上方側に延びるように形成されている。また、その上端部は、斜面状に形成されて小径円筒部24の内周面24cに接続されている。図6に示すように、台形状の断面形状を有する各リブ27は、互いに隣り合うリブ27との間隔が同一角度となる6箇所に配置されて円板部23を全周にわたって包囲しており、小径円筒部24内における円板部23の径方向への移動を、軸支持部24bを係合孔23b内に挿入可能である範囲内に拘束している。
したがって、図7に示すように、円板部23が軸支持部24bから外れてインペラ11が傾いた場合においても、円板部23は、小径円筒部24内に挿入される際にリブ27にガイドされる。円板部23がリブ27にガイドされることによって、攪拌用モータ12の中心軸線Lに対するインペラ11の傾きαは徐々に小さくなり、最終的に、円板部23の係合孔23b内に軸支持部24bを挿入することが可能となっている。ここで、円板部23をリブ27でガイドすることによって、係合孔23b内に軸支持部24bを挿入することが可能であるため、これらが外れることを防止する必要がなく、係合孔23b及び軸支持部24bの軸方向における長さを短くすることが可能となっている。
次に、この実施の形態1に係る飲料ディスペンサ1の動作について説明する。
尚、飲料ディスペンサ1は3つのキャニスタ6(図2参照)を有しており、通常、各キャニスタ6内には異なる粉末原料が貯められている。すなわち、飲料ディスペンサ1は、異なる3種類の飲料を注出可能となっており、注出される飲料は利用者の操作によって選択されるものであるが、各キャニスタ6、各ミキシングユニット9及び各攪拌用モータ12の動作は、選択された飲料の種類に関わらず共通である。
図1に示すように、利用者の操作によって注出される飲料が選択されると、対応するキャニスタ6内のスクリュー6bがモータ7に駆動されて回転する。スクリュー6bが回転すると、キャニスタ6内の粉末原料が原料放出口6aから放出され、放出された粉末原料が原料受容口9aを介してミキシングユニット9内に供給される。同時に、ミキシングユニット9内には、機械室5内で冷却された水または加熱された湯が供給される。ミキシングユニット9内に粉末原料と水または湯とが供給されると、攪拌用モータ12は、予め設定された所定時間の間、インペラ11を駆動して回転させる。粉末原料と水または湯とは、回転するインペラ11の円板部23(図3参照)に形成された攪拌翼23aによって、ミキシングケース10の注出口10bからの流出が制止されつつ混合攪拌され、それにより、ミキシングユニット9内で飲料が生成される。
インペラ11の回転が開始した後、所定時間が経過して飲料が生成されると、攪拌用モータ12はインペラ11の回転を停止させる。インペラ11の回転が停止すると、生成された飲料は、円板部23の外周面と小径円筒部24の内周面24cとの間の隙間内を流通し、注出口10bから注出される。注出された飲料は、注出ガイド14の注出口14aを介して、カップステージ15上に載置されたコップ内に注出される。ここで、インペラ11の円板部23をガイドするリブ27を形成せず、小径円筒部24の内径を小さくして内周面24c自体をガイド部とする構成も考えられる。この場合と比較すると、飲料ディスペンサ1の小径円筒部24にはリブ27が形成されているため、円板部23と小径円筒部24の内周面24cとの間の隙間を大きくすることができる。したがって、インペラ11の回転が停止した後において、円板部23と小径円筒部24との間の隙間が小さいことに起因して飲料の注出速度が遅くなることを防止することが可能となっている。
次に、モータベース8へのミキシングユニット9の取付方法について説明する。
図5に示すように、ミキシングユニット9は、矢印Aで示す方向に移動させ、フランジ部25aを取付部8bに挿入することによって取り付けられるようになっている。ここで、インペラ11の連結部22と、攪拌用モータ12のマグネットカップリング12bとは、これらの間に作用する磁力によって連結されるようになっている。したがって、ミキシングユニット9が所定の取付位置(図3参照)に配置される前に、インペラ11がマグネットカップリング12bに引き付けられて浮いてしまい、円板部23が軸支持部24bから外れてインペラ11が傾いてしまう場合がある(図7参照)。
このような場合において、円板部23の径方向への移動は、ミキシングケース10の小径円筒部24に形成された複数のリブ27によって、軸支持部24bを係合孔23b内に挿入可能な範囲内に拘束されている。すなわち、円板部23が軸支持部24bから外れても、ミキシングユニット9を取付部8bに挿入していけば、円板部23がリブ27によってガイドされる状態となっている。したがって、攪拌用モータ12の中心軸線Lに対するインペラ11の傾きαは徐々に小さくなり、最終的に、円板部23の係合孔23b内に軸支持部24bを挿入することが可能となっている。
このように、ミキシングユニット9を取付部8bに挿入する際に、円板部23の係合孔23bと軸支持部24bとが係合するように、円板部23をガイドするリブ27を小径円筒部24に設けたので、ミキシングユニット9の取付時にインペラ11がマグネットカップリング12bに引き付けられることによって円板部23と軸支持部24bとの係合が外れても、ミキシングユニット9を取付部に挿入していけば、円板部23と軸支持部24bとを係合させることができる。したがって、飲料ディスペンサ1において、ミキシングユニット9を確実に、且つ容易に取り付けることが可能となる。
また、リブ27によって円板部23と軸支持部24bとを係合させることができるため、係合孔23b及び軸支持部24bの軸方向における長さを大きくすることによって、これらの係合が外れることを予め防止する必要がなく、インペラ11が回転する際に係合孔23bと軸支持部24bとの接触面積が大きくなるにつれて増大する騒音を低減することができる。
また、実施の形態1におけるミキシングユニット9は、ケース本体25にキャップ26を取り付け、次いで外部側からインペラ11が挿入されるように構成されたが、ミキシングユニット9の組付方法を限定するものではない。例えば、ケース本体にインペラを挿入し、次いでキャップが取り付けられるように構成することも可能であり、この場合においてもインペラの円板部はリブにガイドされるため、ミキシングユニットを容易に、且つ確実に組み立てることが可能となる。
実施の形態1において、小径円筒部24には凸状の軸支持部24bが形成され、円板部23には凹状の係合孔23bが形成されたが、これらの形状を限定するものではない。例えば、小径円筒部24の底部24aに凹状の孔を形成し、且つ円板部の底面に凸状の突出部を設け、飲料ディスペンサ1とは逆の構成とすることも可能である。
この発明の実施の形態1に係る飲料ディスペンサを概略的に示す断面側面図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサを示す正面図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサのミキシングユニット周辺を示す部分拡大断面側面図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサのミキシングユニットを示す斜視図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサにおけるミキシングユニットの取付構造を説明するための部分拡大断面側面図である。 図3のVI−VI断面を示す部分拡大断面図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサのミキシングユニットにおいて、円板部と軸支持部との係合が外れた状態を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
1 飲料ディスペンサ、2 筐体(本体)、3 仕切板(本体)、8a 取付部、9 ミキシングユニット、10 ミキシングケース、11 インペラ、12 攪拌用モータ、12a 攪拌用モータの駆動軸、12b マグネットカップリング、22 インペラの連結部、23 インペラの円板部(攪拌部)、24 小径円筒部(円筒部)、24b 軸支持部、24c 小径円筒部の内周面(円筒部の内周面)、27 リブ(ガイド部)。

Claims (2)

  1. 取付部を有する本体と、
    駆動軸を有し、前記本体に固定される攪拌用モータと、
    磁力により前記駆動軸に連結される連結部が一端側に設けられ、径方向外側に広がった攪拌部が他端側に設けられるインペラ、及び前記インペラを内部に収容するミキシングケースを有し、前記取付部に対して着脱可能に取り付けられるミキシングユニットと
    を備え、前記ミキシングユニット内に供給される粉末原料と水または湯とを、前記攪拌用モータに駆動されて回転する前記インペラの前記攪拌部で混合攪拌して飲料を生成する飲料ディスペンサにおいて、
    前記ミキシングケースは、前記攪拌部を収容するとともに、前記攪拌部に係合して回転可能に支持する軸支持部が設けられた円筒部を有しており、
    前記円筒部には、前記ミキシングユニットを前記取付部に取り付ける際に、前記攪拌部と前記軸支持部とが係合するように、前記攪拌部をガイドするガイド部が設けられることを特徴とする飲料ディスペンサ。
  2. 前記ガイド部は、前記円筒部の内周面の複数個所に設けられ、径方向内側に突出するリブである請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
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