JP2009146127A - ミキシング装置 - Google Patents

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【課題】衛生的な状態を維持できるミキシング装置11を提供する。
【解決手段】攪拌容器部21の内壁面27の上部に全周に亘って段差部22を形成する。段差部22は、攪拌容器部21の一端側から他端側に向けて下降傾斜する。段差部22の一端側を液体の供給を受ける液体供給受部34とし、段差部22の一端側には供給された液体の一部を攪拌容器部21の両側の直線部30に沿った段差部22の部分に導く突出壁35を設ける。攪拌容器部21の両側の直線部30から他端側に亘る段差部22の部分は、攪拌容器部21の内部に向けて下降傾斜するとともにその傾斜角度を一端側から他端側に向かうに従って大きくする。段差部22の一端側に供給された液体を、段差部22で攪拌容器部21の全周に亘って導きつつ攪拌容器部21の全周から内壁面27に流下させ、攪拌容器部21の内壁面27に付着している原料を洗い流す。段差部22上に液体が残留するのを低減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲料の原料と液体とを攪拌して提供するミキシング装置に関する。
従来、例えば、カップ式飲料自動販売機などでは、ミキシングボールに飲料の粉末原料と湯または冷水を供給し、これらをミキシングボール内に配置した攪拌羽根体の回転により攪拌混合して飲料を調合し、調合された飲料をカップに注出して提供している。
このようなミキシング装置では、ミキシングボールの内壁面に飛散した原料などが付着して残留しやすい問題がある。
そこで、ミキシングボールの飲料を攪拌する攪拌容器部の内壁面の上部側に全周に亘って段差部を設け、この段差部上に液体を供給することにより、液体を段差部によって攪拌容器部の全周に亘って導いて攪拌容器部の内壁面に流下させ、攪拌容器部の内壁面に付着している原料などを確実に洗い流すようにしている。
この段差部は、液体の供給を受ける一端側から他端側に向けて下降傾斜し、さらに、一端側と他端側との間が上方に開口した溝形状に形成していて、液体を一端側から他端側に確実に導くようにした構造がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、段差部を水平に設け、この段差部の一部に液体の供給を受ける幅広部を形成し、幅広部に供給を受けた液体を段差部によって攪拌容器部の全周に亘って導くようにした構造がある(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3985674号公報(第3−4頁、図1−6) 特許第4003365号公報(第3−4頁、図1−4)
しかしながら、段差部に溝形状を用いた構造の場合、溝形状内に表面張力によって水滴が残りやすく、雑菌が繁殖しやすくなる問題がある。
また、水平の段差部を用いた構造の場合、水滴が残りやすく、雑菌が繁殖しやすくなる問題がある。しかも、水平の段差部では、攪拌容器部の全周に亘って液体を十分に行き渡らせることができない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、攪拌容器部の内壁面の上部に全周に亘って形成される段差部によって、液体を攪拌容器部の全周に亘って導いて攪拌容器部の内壁面に流下させ、攪拌容器部の内壁面に付着している原料などを確実に洗い流すことができるうえに、段差部上に液体が残留するのを低減でき、衛生的な状態を維持できるミキシング装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のミキシング装置は、飲料の原料と液体とを受け入れて攪拌する攪拌容器部が形成されるとともに、この攪拌容器部の内壁面の上部に全周に亘って段差部が形成されたミキシングボール本体を備え、段差部は一端側から他端側に向けて下降傾斜し、段差部の一端側を液体の供給を受ける液体供給受部とするとともに、段差部の一端側には供給された液体の一部を前記攪拌容器部の両側の段差部の部分に導く突出壁が設けられ、かつ、前記攪拌容器部の両側から他端側に亘る段差部の部分は前記攪拌容器部の内部側に向けて下降傾斜するとともにその傾斜角度が一端側から他端側に向かうに従って大きくなるミキシングボールと、このミキシングボール内に回転可能に配設された攪拌羽根体とを具備しているものである。
請求項2記載のミキシング装置は、平面形状が長円形で長手方向と交差する両側に直線部を有し飲料の原料と液体とを受け入れて攪拌する攪拌容器部が形成されるとともに、この攪拌容器部の内壁面の上部に全周に亘って段差部が形成されたミキシングボール本体を備え、段差部は長手方向の一端側から他端側に向けて下降傾斜し、段差部の一端側を液体の供給を受ける液体供給受部とするとともに、段差部の一端側には供給された液体の一部を前記攪拌容器部の両側の直線部に沿った段差部の部分に導く突出壁が設けられ、かつ、前記攪拌容器部の両側の直線部から他端側に亘る段差部の部分は前記攪拌容器部の内部に向けて下降傾斜するとともにその傾斜角度が長手方向の一端側から他端側に向かうに従って大きくなるミキシングボールと、このミキシングボール内に回転可能に配設された攪拌羽根体とを具備しているものである。
請求項3記載のミキシング装置は、請求項1または2記載のミキシング装置において、突出壁は、段差部の一端側に供給された液体の一部が乗り越えて流れる高さに設けられているものである。
請求項4記載のミキシング装置は、請求項1ないし3いずれか記載のミキシング装置において、段差部は、攪拌羽根体の回転により攪拌容器部内で攪拌する飲料の液面より上方に設けられたものである。
請求項1記載のミキシング装置によれば、攪拌容器部の内壁面の上部に全周に亘って形成される段差部を、一端側から他端側に向けて下降傾斜し、段差部の一端側には供給された液体の一部を攪拌容器部の両側の段差部の部分に導く突出壁が設けられ、かつ、攪拌容器部の両側から他端側に亘る段差部の部分は攪拌容器部の内部に向けて下降傾斜するとともにその傾斜角度が一端側から他端側に向かうに従って大きくなるようにしているため、段差部の一端側に供給される液体を段差部によって攪拌容器部の全周に亘って導きつつ攪拌容器部の全周から内壁面に流下させ、攪拌容器部の内壁面に付着している原料などを確実に洗い流すことができるうえに、段差部上に液体が残留するのを低減でき、衛生的な状態を維持できる。
請求項2記載のミキシング装置によれば、平面形状が略長円形の攪拌容器部の内壁面の上部に全周に亘って形成される段差部を、長手方向の一端側から他端側に向けて下降傾斜し、段差部の一端側には供給された液体の一部を攪拌容器部の両側の直線部に沿った段差部の部分に導く突出壁が設けられ、かつ、攪拌容器部の両側の直線部から他端側に亘る段差部の部分は攪拌容器部の内部に向けて下降傾斜するとともにその傾斜角度が他端側に向かうに従って大きくなるようにしているため、段差部の一端側に供給される液体を段差部によって攪拌容器部の全体に亘って導きつつ攪拌容器部の全周から内壁面に流下させ、攪拌容器部の内壁面に付着している原料などを確実に洗い流すことができるうえに、段差部上に液体が残留するのを低減でき、衛生的な状態を維持できる。
請求項3記載のミキシング装置によれば、請求項1または2記載のミキシング装置の効果に加えて、突出壁を段差部の一端側に供給された液体の一部が乗り越えて流れる高さに設けているため、この突出壁によって攪拌容器部の両側の段差部の部分に液体を導きつつ一端側の内壁面に液体を確実に流下させ、攪拌容器部の一端側の内壁面に付着している原料などを確実に洗い流すことができる。
請求項4記載のミキシング装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載のミキシング装置の効果に加えて、段差部が攪拌羽根体の回転により攪拌容器部内で攪拌する飲料の液面より上方にあるため、少ない液量で、洗い残しが発生せず、衛生的な状態を維持できる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、ミキシング装置11は、カップ式飲料自動販売機や給茶機などに用いられ、原料として粉末原料と液体として湯また冷水とが供給されて攪拌混合して飲料を調合し、調合した飲料をカップなどに注出するものである。
ミキシング装置11は、ミキシングボール本体12とこのミキシングボール本体12の上面に着脱可能に取り付けられる蓋体13とから構成されるミキシングボール14、このミキシングボール14内に回転可能に配置される攪拌羽根体15、およびこの攪拌羽根体15を回転駆動する駆動部としてのミキシングモータ16を備えている。
ミキシングボール本体12には、下部側に飲料の粉末原料と湯または冷水とを受け入れて攪拌する下側容器部である攪拌容器部21が形成され、この攪拌容器部21の上部に全周に亘って段差部22が外側方に向けて突出形成され、この段差部22の外周部から上方に上側容器部23が形成され、この上側容器部23の上面に蓋体13によって閉塞される開口部24が形成されている。
攪拌容器部21は、底面26およびこの底面26の周囲から略鉛直方向に立ち上げられた内壁面27を有している。内壁面27は、平面形状が略長円形で、この内壁面27の長手方向の一端側および他端側に曲面部28,29がそれぞれ形成されているとともに、これら長手方向両端の曲面部28,29間であって長手方向と交差する両側に直線部30がそれぞれ形成されている。底面26の一端寄り位置には飲料が流出する流出口31が形成され、この流出口31に向けて底面26全体が下降傾斜されている。流出口31内には攪拌羽根体15を軸受けする下側軸受部32が設けられている。攪拌容器部21の下部には流出口31から流出する飲料を注出するノズル33が取り付けられ、このノズル33に取り付けられたチューブを通じてカップに飲料を導くように構成されている。
段差部22は、攪拌容器部21の長手方向の一端側から他端側に向けて下降傾斜するように形成されている。この段差部22の長手方向の一端側は、その一端方向に長く延設されていて外部から湯または冷水の供給を受ける液体供給受部34が形成されている。
段差部22上で攪拌容器部21の内壁面27における一端側の曲面部28の上部位置には、段差部22の上面より上方に突出する突起壁35が曲面部28に沿って形成されている。この突起壁35の高さは、液体供給受部34に供給された湯または冷水を、攪拌容器部21の両側の直線部30に沿った両側の段差部22の部分に導くことができるとともに、突起壁35を乗り越えて攪拌容器部21の内壁面27に流下することができるように設定されている。
攪拌容器部21の両側の直線部30から他端側の曲面部29に亘る段差部22の部分は、攪拌容器部21の内部に向けて下降傾斜され、さらに、その傾斜角度が一端側から他端側に向かうに従って次第に大きくなるように形成されている。例えば、図3に示すように、攪拌容器部21の両側の直線部30の段差部22では、一端側から他端側に向かうに従って攪拌容器部21の内部に向けて下降傾斜する傾斜角度がθ1<θ2<θ3の順に次第に大きくなり、他端側の曲面部29の段差部22では、攪拌容器部21の内部に向けて下降傾斜する傾斜角度が最も大きいθ3となっている。
段差部22は、攪拌羽根体15の回転により攪拌容器部21内で1回分の量の飲料を攪拌した際に遠心力によって内壁面27に沿って上昇する飲料の液面の最上昇位置より上方に位置するように設定されている。
段差部22の一端側の端部には段差部22の上下に突出する排気筒36によってミキシングボール14内と外部とを連通する排気口37が形成され、この排気口37がミキシングボール14内を排気する図示しない排気装置に接続されている。
また、蓋体13は、ミキシングボール本体12の上面の開口部24を覆って着脱可能に取り付けられる。蓋体13の一端側には、液体供給受部34の上方に対向して図示しない液体供給装置から湯または冷水が供給される液体供給口41が形成され、蓋体13の他端側には、攪拌容器部21の底面26の上方に対向して図示しない原料供給装置から粉末原料が投入される原料供給口42が形成されている。蓋体13の中央には、攪拌羽根体15を軸受けする上側軸受部43が設けられている。
また、攪拌羽根体15は、回転軸51およびこの回転軸51の下部側に取り付けられた攪拌羽根52を有している。この回転軸51の上端側が蓋体13の上側軸受部43に回転可能に軸受され、回転軸51の下端側が流出口31の下側軸受部32に着脱可能かつ回転可能に軸受され、攪拌羽根52の一部が流出口31に侵入配置されている。蓋体13より突出する回転軸51の上端には、ミキシングモータ16の駆動軸に連結されるカップリング53が取り付けられている。
次に、ミキシング装置11の動作を説明する。
図4に、湯の供給、粉末原料の供給、ミキシングモータ16の駆動のタイミングチャートを示す。
1回の飲料提供動作を開始すると、まず、図示しない液体供給装置により湯を液体供給口41からミキシングボール14内に供給するとともに、ミキシングモータ16を駆動して攪拌羽根体15を回転させる。
ミキシングボール14内に供給された湯は、ミキシングボール本体12の攪拌容器部21内に流下し、回転する攪拌羽根体15が発生させる遠心力により流出口31から流出せずに、攪拌容器部21内に留められる。
攪拌容器部21の底面26上に湯が行き渡るタイミングで、図示しない原料供給装置により粉末原料を原料供給口42からミキシングボール14内に供給し、回転している攪拌羽根体15で湯と粉末原料とを攪拌混合して飲料を調合する。
粉末原料の溶解特性に応じて適宜選定された攪拌時間が経過した後、ミキシングモータ16の駆動を一旦停止し、攪拌羽根体15の回転を停止させる。これにより、攪拌容器部21内の調合された飲料が流出口31から流出し、ノズル33および図示しないチューブを通じてカップに注出される。
飲料が攪拌容器部21内から流出し終わるタイミングで、図示しない液体供給装置により洗浄用の湯を液体供給口41からミキシングボール14内に供給するとともに、ミキシングモータ16を駆動して攪拌羽根体15を回転させる。
ミキシングボール14内に供給された湯は、段差部22によって攪拌容器部21の全周に亘って導いて攪拌容器部21の内壁面27に流下し、攪拌容器部21の内壁面27に付着している粉末原料などの付着物を洗い流しつつ流出口31から流出し、ノズル33および図示しないチューブを通じてカップに注出され、既に注出されている飲料とカップ内で混ざり合う。
また、粉末原料の投入時に原料の微細粉がミキシングボール14内に充満するので、図示しない排気装置により排気口37からミキシングボール14内を排気し、微細粉が周囲に飛び散らないようにしている。さらに、この排気により、湯の投入時に立ち上る湯気がミキシングボール14内に充満し、蓋体13の下面などに結露するのを防止できる。
次に、段差部22の作用について説明する。
液体供給口41から供給される湯は、段差部22の液体供給受部34上に当たって周囲に拡散しつつ、この段差部22の傾斜によって液体供給受部34から攪拌容器部21の他端側へ向けて段差部22の上面を流下する。
段差部22上を液体供給受部34から攪拌容器部21の他端側へ向けて流下する湯の一部は、突起壁35を乗り越えて攪拌容器部21の内壁面27の一端側に流下し、つまり内壁面27の一端側の曲面部28および両側の直線部30の一端側に流下する。
さらに、段差部22上を液体供給受部34から攪拌容器部21の他端側へ向けて流下する湯の一部は、突起壁35に案内されて攪拌容器部21の両側の直線部30に沿った両側の段差部22の部分に導かれて流下する。これら直線部30に沿った両側の段差部22の部分は、攪拌容器部21の内部に向けて下降傾斜され、さらに、その傾斜角度が一端側から他端側に向かうに従って次第に大きくなるように形成されているため、湯がそれら直線部30に沿った両側の段差部22上を流下しつつ、湯の一部が内壁面27の両側の直線部30および他端側の曲面部29の一部に流下する。
さらに、直線部30に沿った両側の段差部22の部分を流下した湯は、攪拌容器部21の他端側の段差部22を流下しつつ、内壁面27の他端側の曲面部29に流下する。
このように、平面形状が略長円形の攪拌容器部21の内壁面27の上部に全周に亘って形成される段差部22を、長手方向の一端側から他端側に向けて下降傾斜し、段差部22の一端側には供給された湯の一部を攪拌容器部21の両側の直線部30に沿った段差部22の部分に導く突出壁35が設けられ、かつ、攪拌容器部21の両側の直線部30から他端側に亘る段差部22の部分は、攪拌容器部21の内部に向けて下降傾斜するとともにその傾斜角度が他端側に向かうに従って大きくなるようにしているため、段差部22の一端側の液体供給受部34に供給される湯を段差部22によって攪拌容器部21の全体に亘って導きつつ攪拌容器部21の全周位置から内壁面27に流下させ、攪拌容器部21の内壁面27に付着している粉末原料などの付着物を確実に洗い流すことができる。
しかも、段差部22は攪拌容器部21の内部に向けて下降傾斜しているため、この段差部22上に湯が水滴となって残留するのを低減できる。
また、突出壁35を段差部22の一端側に供給された液体の一部が乗り越えて流れる高さに設けているため、この突出壁35によって攪拌容器部21の両側の段差部22の部分に湯を導きつつ一端側の内壁面27に湯を確実に流下させ、攪拌容器部21の一端側の内壁面27に付着している原料などの付着物を確実に洗い流すことができる。
さらに、段差部22が、攪拌羽根体15の回転により攪拌容器部21内で1回分の量の飲料を攪拌した際に遠心力によって内壁面27に沿って上昇する飲料の液面の最上昇位置より上方に位置するように設定されているため、洗い残しが発生せず、少ない湯量で、確実に洗い流すことができる。
したがって、ミキシングボール14内の衛生的な状態を維持できる。
なお、攪拌容器部21の内部側に向けて下降傾斜するとともにその傾斜角度が一端側から他端側に向かうに従って次第に大きくなる段差部22は、前記実施の形態のように平面形状が長円形の攪拌容器部21に適用する場合に限らず、平面形状が円形の攪拌容器部の場合にも適用できる。
本発明の一実施の形態を示すミキシング装置の断面図である。 同上ミキシング装置のミキシングボール本体の平面図である。 同上ミキシングボール本体の段差部の断面図で、(a)は図2のA−A断面図、(b)は図2のB−B断面図、(c)は図2のC−C断面図、(d)は図2のD−D断面図、(e)は図2のE−E断面図である。 同上ミキシング装置の飲料提供動作時のタイミングチャートである。
符号の説明
11 ミキシング装置
12 ミキシングボール本体
14 ミキシングボール
15 攪拌羽根体
21 攪拌容器部
22 段差部
27 内壁面
30 直線部
34 液体供給受部
35 突起壁

Claims (4)

  1. 飲料の原料と液体とを受け入れて攪拌する攪拌容器部が形成されるとともに、この攪拌容器部の内壁面の上部に全周に亘って段差部が形成されたミキシングボール本体を備え、段差部は一端側から他端側に向けて下降傾斜し、段差部の一端側を液体の供給を受ける液体供給受部とするとともに、段差部の一端側には供給された液体の一部を前記攪拌容器部の両側の段差部の部分に導く突出壁が設けられ、かつ、前記攪拌容器部の両側から他端側に亘る段差部の部分は前記攪拌容器部の内部側に向けて下降傾斜するとともにその傾斜角度が一端側から他端側に向かうに従って大きくなるミキシングボールと、
    このミキシングボール内に回転可能に配設された攪拌羽根体と
    を具備していることを特徴とするミキシング装置。
  2. 平面形状が長円形で長手方向と交差する両側に直線部を有し飲料の原料と液体とを受け入れて攪拌する攪拌容器部が形成されるとともに、この攪拌容器部の内壁面の上部に全周に亘って段差部が形成されたミキシングボール本体を備え、段差部は長手方向の一端側から他端側に向けて下降傾斜し、段差部の一端側を液体の供給を受ける液体供給受部とするとともに、段差部の一端側には供給された液体の一部を前記攪拌容器部の両側の直線部に沿った段差部の部分に導く突出壁が設けられ、かつ、前記攪拌容器部の両側の直線部から他端側に亘る段差部の部分は前記攪拌容器部の内部に向けて下降傾斜するとともにその傾斜角度が長手方向の一端側から他端側に向かうに従って大きくなるミキシングボールと、
    このミキシングボール内に回転可能に配設された攪拌羽根体と
    を具備していることを特徴とするミキシング装置。
  3. 突出壁は、段差部の一端側に供給された液体の一部が乗り越えて流れる高さに設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のミキシング装置。
  4. 段差部は、攪拌羽根体の回転により攪拌容器部内で攪拌する飲料の液面より上方に設けられた
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のミキシング装置。
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