JPH0681084U - カップ式自動販売機の抽出濾過装置 - Google Patents

カップ式自動販売機の抽出濾過装置

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JPH0681084U
JPH0681084U JP2236493U JP2236493U JPH0681084U JP H0681084 U JPH0681084 U JP H0681084U JP 2236493 U JP2236493 U JP 2236493U JP 2236493 U JP2236493 U JP 2236493U JP H0681084 U JPH0681084 U JP H0681084U
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JP
Japan
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chute
raw material
extraction
hot water
extraction chamber
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Pending
Application number
JP2236493U
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English (en)
Inventor
敏光 山西
譲 中村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1のシュートの原料粉の残留と駆動軸への
原料粉の付着が防止できるカップ式自動販売機の抽出濾
過装置を提供することを目的とする。 【構成】 第1のシュート20に第2のシュート21を
それぞれの中心20b,21bを偏移させて接続して、
第2のシュート21から第1のシュート20に投入され
た湯と原料を、この流れを回転流に変更し傾斜面20a
の突起26によって抽出室1の上部開口4への流れに変
更して抽出室1に流し込み調理する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カップ式自動販売機における抽出濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、実開昭64-31480号公報などに開示されているように、レギュラー販売で 使用される抽出濾過装置は図5に示すように構成されている。下面が開放された 抽出室1と、抽出室1の下面開口2を閉塞する位置と開放する位置とで矢印Aに 示すように昇降駆動されるフィルター受け3と、抽出室1の上部開口4を開閉す る弁体5とフィルター受け3とを駆動する開閉装置6などで構成されている。
【0003】 この抽出濾過装置による抽出濾過の工程を図5に基づいて説明する。 最初は、フィルター受け3でペーパーフィルタ7を抽出室1の下面開口2に押 し付けて閉塞するとともに、開閉装置6の出力軸8に取り付けられたバルブ開閉 カム9の回転駆動によって、圧縮ばね10の付勢に抗して、駆動軸11を介して 弁体5を矢印Bに示すように押し下げて、抽出室1の上部開口4を開放する。こ の状態で、矢印Cの方向からの原料と矢印Dに示す熱湯を上部開口4から抽出室 1に投入する。この状態で、供給口12からエアー13を吹き込んで原料と熱湯 の混合液14を攪拌する。
【0004】 次に、バルブ開閉カム9の回転駆動により押し下げが解除され矢印Eに示すよ うに上昇した弁体5によって、上部開口4を閉塞して抽出室1を密閉する。この 状態で、供給口12からエアー13をさらに吹き込んで抽出室1の内圧を上げて 、抽出室1とフィルター受け3とで挟持されているペーパーフィルタ7で混合液 14を強制濾過する。抽出エキスの溶け込んだ熱湯は、ペーパーフィルタ7を通 過して管路15を介してカップ取出口16に臨む位置のカップステーション17 に払い出されたカップ18へ払い出される。
【0005】 この後、原料滓19がペーパーフィルタ7の上に残り、フィルター受け3が降 下して、原料滓19の付着したペーパーフィルタ7が次の販売に使用されるもの に入れ替えられる。ここで、弁体5は開閉装置6のバルブ開閉カム9の回転駆動 によって、フィルター受け3は開閉装置6によって、それぞれ昇降駆動されてお り、出力軸8が一回転する間に、弁体5とフィルター受け3が上記の抽出濾過の 工程に従って移動する。
【0006】 この種の抽出濾過装置は、上方から見ると一般的には、図6(a)の平面図に 示すように構成されている。抽出室1の上部開口4を取り囲む第1のシュート2 0と第1のシュート20の外周部分に接続された第2のシュート21とからなる シュート22と、第2のシュート21の傾斜面21aに熱湯を払い出す給湯管2 3などで構成されている。
【0007】 この抽出濾過装置において、図6(b)に示すように、第2のシュート21の 傾斜面21aに払い出された矢印Cの方向からの原料と矢印Dに示す熱湯は、図 6(a)の矢印Fに示すように、おもに、第2のシュート21の傾斜面21aか ら第1のシュート20の傾斜面20aの周方向に沿った後に抽出室1の上部開口 4に向かう流れF1,F2と、第2のシュート21の傾斜面21aから直接的に 抽出室1の上部開口4に向かう流れF3とに分流されてそれぞれ抽出室1に流れ 込む。
【0008】 図6に基づいて説明した抽出濾過装置の場合は、抽出室1に投入された湯と原 料の混合液14をモータ24などにより駆動軸11を介して回転駆動された攪拌 翼25で攪拌し、その後、弁体5を矢印Gに示すように上昇させ抽出室1の上部 開口4を閉塞し、抽出室1の上部に設けられた供給口12からエアー13を供給 して抽出室1を加圧し、湯と原料の混合液14をペーパーフィルタ7により抽出 濾過するよう構成されている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、上記した従来の構成では、第2のシュート21の傾斜面21aに払い 出された湯と原料は、図6(a)の矢印Fに示すように、おもに、流れF1,F 2,F3に沿って抽出室1に流れ込み、第1のシュート20の傾斜面20aの全 域で滑らかにかつ平均的に流れない。そのため、図6(a)に示すように、第1 のシュート20の傾斜面20aのH部分などに原料粉が残留したり、図6(b) に示すように、駆動軸11の下方のI部分などに湯の表面に浮いて飛ばされた原 料粉が付着して、シュート22に払い出された原料粉の全てが抽出室1に流れ込 まないという問題点がある。
【0010】 本考案は、第1のシュート20の傾斜面20aの原料粉の残留が防止でき、か つ駆動軸11の下方への原料粉の付着が防止できるカップ式自動販売機の抽出濾 過装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の抽出濾過装置は、抽出室の上部開口を取り囲む環状の第1の シュートと、第1のシュートに接続された直線状の第2のシュートとを設け、第 1のシュートに第2のシュートを介して投入した湯と原料を抽出室へ前記上部開 口を介して流し込んで調理するよう構成するとともに、第1のシュートの中心に 対して第2のシュートの中心を偏移させたことを特徴とする。
【0012】 請求項3に記載の抽出濾過装置は、抽出室の上部開口を取り囲む環状の第1の シュートと、第1のシュートに接続された直線状の第2のシュートとを設け、第 1のシュートに第2のシュートを介して投入した湯と原料を抽出室へ前記上部開 口を介して流し込んで調理するよう構成するとともに、第1のシュートと第2の シュートの接続部もしくはこの付近に、第2のシュートから第1のシュートへの 方向に沿った湯と原料の流れと交差する方向に延びる突起または溝を設けたこと を特徴とする。
【0013】
【作用】 請求項1の構成によると、第1のシュートに対して中心を偏移させて接続され た第2のシュートから第1のシュートへの湯と原料は、第1のシュートの傾斜面 の外周部に供給されて、その流れが回転流に変更されて抽出室に流し込まれ調理 される。
【0014】 請求項3の構成によると、第2のシュートから第1のシュートへの湯と原料は 、第1のシュートと第2のシュートの接続部もしくはこの付近に設けた突起また は溝で、流れが分流されて抽出室に流し込まれ調理される。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1〜図4に基づいて説明する。 なお、従来例を示した図5および図6と同様の作用をなすものには、同一の符 号を付けて説明する。
【0016】 本実施例の抽出濾過装置の一例は図1に示すように構成されている。抽出室1 の上部開口4を取り囲む環状の第1のシュート20と第1のシュート20に接続 された直線状の第2のシュート21からなるシュート22などが設けられ、第1 のシュート20の中心20bに対して、第2のシュート21の中心21bを偏移 Lに示すように偏移させてある。また、第1のシュート20の傾斜面20aには 、第1のシュート20の周方向に対して、この方向と交差する方向に延びる突起 26が周方向に所定の間隔をあけて設けられている。そして、第2のシュート2 1を介して第1のシュート20に投入された湯と原料を抽出室1の上部開口4を 介して抽出室1に流し込んで調理するよう構成されている。その他の構成は従来 例と同様である。 このように構成された抽出濾過装置において、図1(b)に 示すように、第2のシュート21の傾斜面21aに払い出された矢印Cの方向か らの原料と矢印Dに示す熱湯は、この流れを図1(a)の矢印Jに示すように、 第1のシュート20で回転流に変更され、さらに、傾斜面20aの突起26によ り抽出室1の上部開口4に向かう流れに変更されて抽出室1に流れ込み調理され る。ここでは、第2のシュート21の傾斜面21aへの湯と原料の払い出しのタ イミングは、図2に示すように、原料の払い出しの開始の前に湯の払い出しを開 始し、原料の払い出しの終了の後に湯の払い出しを終了して、湯の払い出し区間 T1の間に原料の払い出し区間T2を設けている。
【0017】 この構成により、第2のシュート21から第1のシュート20に投入された湯 と原料を、この流れを滑らかにかつ平均化して抽出室1に流し込むことができる ので、第1のシュート20の原料の残留と駆動軸11への原料の付着が防止でき る。
【0018】 上記の実施例では、第1のシュート20の傾斜面20aに傾斜面20aから突 出した突起26を設けて、第1のシュート20での湯と原料の回転流を抽出室1 の上部開口4に向かう流れに変更するように構成したが、突起26の代わりに、 これと同形状で傾斜面20aから凹んだ溝を同じ位置に設けても同様の効果が得 られる。
【0019】 また、第1のシュート20を上記の突起や溝を設けずに構成しても、従来にく らべて、第1のシュート20の原料の残留と駆動軸11への原料の付着の軽減が 期待できる。
【0020】 上記の各実施例では、第2のシュート21の中心21bを第1のシュート20 の中心20bに対して偏移させて、第2のシュート21から第1のシュート20 に投入された湯と原料の流れを第1のシュート20で回転流に変更するように構 成したが、図3に示すように、第1のシュート20と第2のシュート21の接続 部に、第2のシュート21から第1のシュート20への湯と原料の流れと交差す る方向に延び図3(a)に示すように平面形状がV字型の突起26を設けて、第 2のシュート21から第1のシュート20に投入された湯と原料の流れを第1の シュート20で図3(a)に示すように、第1のシュート20の傾斜面20aを 流れた後に抽出室1に流れ込む流れM1,M2と、突起26の部分から駆動軸1 1に向かう流れM3の3方向の流れに分流するように構成するこにより、湯を駆 動軸11に集中的に掛けることができるとともに第1のシュート20において湯 と原料を全体的に流すことができて、上記の各実施例と同様の効果がえられる。
【0021】 この実施例のV字型の突起26は、この部分への原料の残留を軽減するため、 図4(a)に示すように、V字型の角部分を切り放して隙間28を形成し、この 部分を湯が通るようにしてもよい。また、この実施例に使用する突起26として 、図4(b)および(c)に示すような突起26の形状にしてもよく、さらに、 図4(b)および(c)に示す突起26も図4(a)と同様の隙間28を形成し てもよい。この場合も、第2のシュート21の傾斜面21aから突出した前記の 各突起26の代わりに、これと同形状で傾斜面21aから凹んだ溝を同じ位置に 設けても同様の効果が得られる。
【0022】 この実施例においては、突起26および溝を第1のシュート20と第2のシュ ート21の接続部に設けたが、これらの配置場所は、接続部付近の第1のシュー ト20寄りでも、あるいは、接続部付近の第2のシュート21寄りのどちらでも よい。
【0023】 さらに上記の各実施例は、第2のシュート21に湯とともにコーヒ豆をミルで 粉砕した原料粉を払い出すレギュラー販売専用の抽出濾過装置でも、レギュラー 販売と第2のシュート21に湯とともにインスタント用の原料粉を払い出すイン スタント販売の両用の抽出濾過装置でも、同様に実施できる。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、請求項1の構成によれば、第1のシュートに対して中心を偏移 させて接続された第2のシュートから第1のシュートへの湯と原料は、第1のシ ュートの傾斜面の外周部に供給されて、その流れが回転流に変更されるので、流 れが滑らかにかつ平均化され、第1のシュートの原料の残留と駆動軸への原料の 付着が防止できる。
【0025】 請求項3の構成によれば、第2のシュートから第1のシュートへの湯と原料は 、第1のシュートと第2のシュートの接続部もしくはこの付近に設けた突起また は溝で、その流れが第1のシュートの流れと駆動軸への流れに分流されるので、 第1のシュートの原料の残留と駆動軸への原料の付着が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の抽出濾過装置の構成図
【図2】同実施例の湯と原料の払い出しのタイミングの
説明図
【図3】別の実施例の抽出濾過装置の構成図
【図4】同実施例の突起の形状の説明図
【図5】従来の抽出濾過装置の構成図
【図6】従来の抽出濾過装置の動作の説明図
【符号の説明】
1 抽出室 4 上部開口 20 第1のシュート 21 第2のシュート 20a 傾斜面 26 突起

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽出室の上部開口を取り囲む環状の第1
    のシュートと、第1のシュートに接続された直線状の第
    2のシュートとを設け、第1のシュートに第2のシュー
    トを介して投入した湯と原料を抽出室へ前記上部開口を
    介して流し込んで調理するよう構成するとともに、第1
    のシュートの中心に対して第2のシュートの中心を偏移
    させたカップ式自動販売機の抽出濾過装置。
  2. 【請求項2】 第1のシュートの傾斜面に、第1のシュ
    ートの周方向に沿った湯と原料の流れと交差する方向に
    延びる突起または溝を設けた請求項1に記載のカップ式
    自動販売機の抽出濾過装置。
  3. 【請求項3】 抽出室の上部開口を取り囲む環状の第1
    のシュートと、第1のシュートに接続された直線状の第
    2のシュートとを設け、第1のシュートに第2のシュー
    トを介して投入した湯と原料を抽出室へ前記上部開口を
    介して流し込んで調理するよう構成するとともに、第1
    のシュートと第2のシュートの接続部もしくはこの付近
    に、第2のシュートから第1のシュートへの方向に沿っ
    た湯と原料の流れと交差する方向に延びる突起または溝
    を設けたカップ式自動販売機の抽出濾過装置。
JP2236493U 1993-04-28 1993-04-28 カップ式自動販売機の抽出濾過装置 Pending JPH0681084U (ja)

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JPH0681084U true JPH0681084U (ja) 1994-11-15

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JP2236493U Pending JPH0681084U (ja) 1993-04-28 1993-04-28 カップ式自動販売機の抽出濾過装置

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JP (1) JPH0681084U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009146127A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Toshiba Electric Appliance Co Ltd ミキシング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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