JPH03237945A - ミキサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭または業務用に使用するミキサーに
関するものである。

従来の技術 従来、この種のミキサーは特公昭６４−１１３０号公報
に示すような構成が一般的であった。以下、その構成に
ついて第２図、第３図を参照しながら説明する。

３はミキサー本体く図示せず〉の上部に配設され軸受部
２を有するコツプ台で、その底面３ａに設けられた軸受
部２の中央には長刀状のカッター４を取り付けた回転軸
５が回転自在に枢支されている。回転軸５は、カップリ
ング６．７を介して、モータ軸８に連結されている。１
はコツプ台３に螺着されたミキサーコツプで、その内周
面１ａとコツプ台３の底面３ａとはほぼ直角に接してい
る。このミキサーコツプ１の内壁には、調理材料（液状
）に乱流を生じさせて撹拌性を良くし、調理材料を微細
に切削できるようにするための三角状の複数のリブ９が
設けられている。また、同様の目的でコツプ台３の底面
３ａにも複数のリブ３ｂが設けられている。

上記構成において、ミキサーコツプ１に調理材料を入れ
てミキサーを運転するとモータ軸８が回転し、カップリ
ング６．７を介して回転軸５に取り付けられたカッター
４が回転する。これによりミキサーコツプ１内の調理材
料は切削され、カッター４の遠心力により上下方向の流
れ（図中矢印〉が発生する。これにより調理材料がミキ
サーコツプ１内をリブ９に沿って上下方向に循環し、カ
ッター４との接触を繰返して一層微細に切削され、ジュ
ースやスープができるのである。

発明が解決しようとする課題 しかし、このような構造のものでは、調理材料がカッタ
ー４と接触し切削されるためには上下方向の流れにより
ミキサーコツプ１内をスムーズに循環する必要があるが
、ミキサーコツプ１の内周面１ａはコツプ台３の底面３
ａにはほぼ直角に立設した形状であるため、カッター４
の遠心力により生じる調理材料の流れは第３図に示すよ
うにミキサーコツプ１の内周面１ａに衝突して上下方向
に分散され、下方に流れた一部の調理材料はコツプ台３
の底面３ａに設けたリブの存在にも拘らずスムーズに上
方向の流れに乗れず、ミキサーコツプ１の下隅に未切削
の調理材料が滞溜することがあり、十分な切削を行うに
は長時間を要するという問題があった。

本発明は上記課題を解決するもので、切削性がよく、飲
みやすいジュースやスープを短時間で作ることができる
ミキサーを提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、ミキサー本体と、
このミキサー本体の上部に配設されその底面に回転自在
なカッターを備えたコツプ台と、このコツプ台の内周面
の上部に着脱自在に装着されたミキサーコツプとを備え
、前記コツプ台の内周面の下部を曲面状、或は傾斜面状
に形成したものである。

また、ミキサーコツプの内周面とコツプ台の内周面を実
質的に連続するよう形成したものである。

作用 本発明は上記した構成により、コツプ台の内周面の下部
を曲面状、または傾斜面に形成し、ミキサーコツプの内
周面と実質的に連続して一体に形成されているので、カ
ッターの遠心力による調理材料の流れはコツプ台の内周
面に沿ってスムーズにミキサーコツプ内を循環し、コツ
プ台の下隅での調理材料の滞溜がなくなり切削性が良く
なるとともに調理時間を短縮することができるものであ
る。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図を参照しな
がら説明する。なお、従来例と同一の部材については同
一番号を付してその説明を省略する。

第１図において、３はコツプ台で、その内周面の上部３
ｃにはミキサーコツプ１が螺合その他適宜な方法で着脱
自在に装着されている。そして、その内周面の下部３ｄ
は曲面状に形成され底面３ａとともに碗状に形成されて
いる。また、内周面の下部３ｄ（曲面）とミキサーコツ
プ１の内周面１ｂとは調理物の流れを妨げないよう実質
的に連続して接合されている。なお、カップ台３に゛設
けた前記曲面３ｄは、その設計に自由度を持つもので、
単一の曲面或は複合した曲面、更には第２図に示すよう
に摺り林状の傾斜面３ｅとしてもよいものである。

上記構成において動作を説明すると、ミキサーカップ１
内に収容された調理物はカッター４によって切削される
のであるが、切削された調理物はカッター４の回転の遠
心力で外方に流れてコツプ台３の内周面の下部３ｄ、３
ｅの曲面部或は傾斜面部に至り、この曲面部或は傾斜面
部に沿って矢印のように上方への流れとなってコツプ１
内を上下方向に循環する。この循環においては従来例に
みられたコツプ１の下隅部がないので調理物の滞溜が生
ぜず、従ってスムーズな循環となるとともに未切削な調
理材料もなくなり、切削性が良くなるとともに調理時間
の短縮を図ることができるものである。

また、コツプ台３の内周面の下部３ｄとミキサーコツプ
１の内面１ｂとは調理物の循環を妨げないよう実質的に
連続して接合されているので、コツプ台３の曲面部から
上方に向う調理物の流れを乱すこともなくなり、前記し
た切削性の良化。

調理時間の短縮化を一層助長することができるものであ
る。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明によればコツ
プ台の内周面の下部を曲面状、または傾斜面状に形成し
てミキサーコツプの内周面と接合し、また、この接合を
実質的に連続するよう形成したので、カッターで切削さ
れ、遠心力で外方に流された調理材料が部分的に滞溜す
ることがなくなり、スムーズにミキサーコツプ内を上下
方向に循環し、調理材料を均一に、しかも速やかに切削
することができる優れた切削性と調理時間を短縮するこ
とができるミキサーを提供することができるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のミキサーの要部側断面図、
第２図は同第２の実施例のミキサーの要部側断面図、第
３図は従来のミキサーの要部側断面図、第４図は同ミキ
サーにおける調理材料の流れを示す要部拡大断面側面図
である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ミキサー本体と、このミキサー本体の上部に配設
   され、その底面に回転自在なカッターを備えたコップ台
   と、このコップ台の内周面の上部に着脱自在に装着され
   たミキサーコップとを備え、前記コップ台の内周面の下
   部を曲面状に形成してなるミキサー。
2. （２）コップ台の内周面の下部を傾斜面に形成してなる
   請求項１記載のミキサー。
3. （３）ミキサーコップの内周面とコップ台の内周面を実
   質的に連続するように形成してなる請求項１または２記
   載のミキサー。