JPH07227165A - 調理器 - Google Patents

調理器

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JPH07227165A
JPH07227165A JP6024324A JP2432494A JPH07227165A JP H07227165 A JPH07227165 A JP H07227165A JP 6024324 A JP6024324 A JP 6024324A JP 2432494 A JP2432494 A JP 2432494A JP H07227165 A JPH07227165 A JP H07227165A
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JP
Japan
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shaped portion
disc
container
rotating body
disk
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Yasushi Sone
也寸志 曽根
Atsuo Katayama
敦夫 片山
Soji Sakata
惣司 坂田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本体1上に載置される容器4内で回転する回転
体12を備えた調理器において、回転体12の円板状部14の
下面に、円板状部14と同心円状にリブ15、16を配設する
とともに、円板状部14の外周下部には薄肉部17を形成し
た調理器。 【効果】回転体の回転時に円板状部の遠心力による容器
底面と円板上部との間からの空気の流れを抑制して、回
転体と材料との間に空気の層が形成されることによる回
転体の空転を防止でき、材料を更に撹拌して分離させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撹拌体にて生クリーム
等からなる材料を撹拌してバターを生成する調理器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種、生クリーム等の材料を撹
拌してアイスクリーム等を生成すうる調理器において、
円板の下面に放射状のリブを形成したものが特公昭60-7
091号公報(A47J 43/04)にて、各々知られている。
【0003】上記の構成のものは、放射状のリブにより
空気が外方向へ送りだされて材料に空気が効率よく混入
され、撹拌効率を向上できるものであるが、材料が泡立
った状態になると材料の粘性が増大して対流が小さくな
り、円板と容器底面との間の空気が放射状のリブにより
送りだされるため、円板と材料との間に空気の層が形成
されて、材料が若干上方へ浮き上がった状態となり、回
転体が空転してそれ以上撹拌できず、材料を分離させる
ことができないものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、撹拌効率を低下させることなく、
材料を分離できる調理器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電動機を内蔵
する本体と、該本体上に載置され、材料を収納する容器
と、該容器に突出され前記電動機により駆動される回転
軸と、該回転軸に着脱自在に取り付けられ、円板状部を
有する回転体とを備え、前記回転体の円板状部の下面に
は、円板状部と同心円状にリブを配設したことを特徴と
する。
【0006】また、本発明は、電動機を内蔵する本体
と、該本体上に載置され、材料を収納する容器と、該容
器に突出され前記電動機により駆動される回転軸と、該
回転軸に着脱自在に取り付けられ、円板状部を有する回
転体とを備え、前記回転体の円板状部の下面には、円板
状部と同心円状に円弧状のリブを配設したことを特徴と
する。
【0007】さらに、本発明は、電動機を内蔵する本体
と、該本体上に載置され、材料を収納する容器と、該容
器に突出され前記電動機により駆動される回転軸と、該
回転軸に着脱自在に取り付けられ、円板状部を有する回
転体とを備え、前記回転体の円板状部の下面には、円板
状部と同心円状に環状のリブを配設したことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明は、電動機を内蔵する本体
と、該本体上に載置され、材料を収納する容器と、該容
器に突出され前記電動機により駆動される回転軸と、該
回転軸に着脱自在に取り付けられ、円板状部を有する回
転体とを備え、前記回転体の円板状部の下面部の径を、
円板状部の上面部の径よりも小さくしたことを特徴とす
る。
【0009】さらに、本発明は、電動機を内蔵する本体
と、該本体上に載置され、材料を収納する容器と、該容
器に突出され前記電動機により駆動される回転軸と、該
回転軸に着脱自在に取り付けられ、円板状部を有する回
転体とを備え、前記回転体の円板状部の外周部には、円
板状部の下面を端面から切欠した薄肉部を形成したこと
を特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の請求項1乃至請求項3の構成による
と、円板状部の下面に同心円状のリブを形成することに
より、回転体の回転時に、円板状部の遠心力による容器
底面と円板状部との間から容器側壁方向への空気の流れ
が妨げられて空気の排出が抑制され、材料と円板状部と
の間に空気の層ができるのが防止され、回転体の空転が
防止される。
【0011】また、本発明の請求項4の構成によると、
円板状部の上面部の径よりも下面部の径を小さくするこ
とにより、円板状部の外周端面が薄くなるため、回転体
の回転による円板状部の外周端面の遠心力が小さくな
り、材料を容器側壁へ飛ばす作用が抑制され、円板状部
の外周端面と容器側壁との間の材料が、円板状部上に戻
りやすく、材料の撹拌効率の低下を防止できる。
【0012】さらに、本発明の請求項5の構成による
と、円板状部の外周下面に、薄肉部を形成することによ
り、円板状部の外周端面が薄くなるため、回転体の回転
による円板状部の外周端面の遠心力が小さくなり、材料
を容器側壁へ飛ばす作用が抑制され、円板状部の外周端
面と容器側壁との間の材料が、円板状部上に戻りやすく
なり、材料の撹拌効率の低下が防止される。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき以下に詳述
する。
【0014】1は図示しない電動機を内蔵する本体で、
前記電動機の出力軸を本体1上面に突出し、この出力軸
にジョイント部材2を配設している。3は前記本体1に
配設された電源スイッチである。
【0015】4は前記本体1に載置される上面開口の容
器で、該容器4内底部中央に配設した軸受部5に、回転
軸6を回転自在に軸支しており、該回転軸6の下端に、
前記電動機のジョイント部材2と係合するカップリング
7を配設し、前記電動機の回転が伝達されるようになっ
ている。本実施例では、前記容器4の内径が約120mmに
設定されている。
【0016】8は前記回転軸6に、径方向に一体的に突
出形成される係止部で、該係止部8が後述する回転体12
の係合孔19に係合し、前記回転軸6の回転により、回転
体12が回転するようになっている。9は前記回転軸6に
配設されたステンレス製のワッシャーで、回転軸6に配
設された規制部材10と、前記容器4に配設した軸受部5
とに挟持されており、後述する回転体12を回転軸6に取
り付けた際、該ワッシャー9が後述する回転体12の係止
段部18に当接し、回転体12を支持するようになってい
る。前記ワッシャー9の容器4底面側には、ワッシャー
9よりも径小でベークライト製の座板11が配設されてい
る。
【0017】12は前記回転軸6に着脱自在に取り付けら
れるABS等の樹脂製の回転体で、前記回転軸6に嵌着
される有天筒状の嵌着部13と、前記容器4底面に近接し
て回転する円板状部14とから構成されている。前記円板
状部14の直径は約60mm以上、即ち前記円板状部14の外径
が、容器4内径の半分以上に位置するように設定されて
いる。
【0018】前記円板状部14底面には、図4に示す如
く、環状のリブ15及び円弧状のリブ16が円板状部14と同
心円状に複数配設されており、前記回転体12の回転時
に、円板状部14の遠心力による容器4底面と円板状部14
との間から容器4側壁方向への空気の流れを妨げて空気
の排出を抑制し、材料と円板状部14との間に空気の層が
できて回転体12が空転するのを防止するようになってい
る。即ち、材料の泡立てが進行すると、材料の粘性が増
大して対流が小さくなるため、回転体12の回転により送
り込まれる空気によって材料と回転体12との間に空気の
層ができて回転体12が空転し、それ以上の撹拌ができな
くなる。従って、更に材料を撹拌するために、上述の構
成によって空気の排出を抑制し、材料が回転体12から離
れるのを防止して材料を一層撹拌させて分離出来るよう
にしている。
【0019】また、前記円板状部14の外周下部には、全
周にわたって薄肉部17が形成されており、円板状部14の
外周端面を段形状にして円板状部14の端面を薄くする事
により、回転体12の回転による遠心力を小さくして材料
を容器4側壁へ飛ばす作用を抑制するようになってい
る。即ち、材料の泡立てが進行すると粘性が増大して対
流が小さくなり、円板状部14により外方向へ飛ばされた
材料との間に空気の層ができて回転体12が空転し、それ
以上の撹拌ができなくなる。従って、円板状部14の外周
端面の寸法を小さくすることにより、円板状部14の遠心
力を小さくして材料を容器4側壁へ飛ばす作用を抑制
し、材料を一層撹拌させて分離できるようにしている。
【0020】18は前記回転体12の嵌着部13の下端部に形
成される環状の係止段部で、回転体12を前記回転軸6に
取り付けた状態で、該係止段部18が前記回転軸6のワッ
シャー9に当接し、回転体12が支持されるようになって
いる。
【0021】19は前記回転体12の嵌着部13に形成される
一対の係合孔で、該係合孔19に前記回転軸6の係止部8
が係合するようになっている。20は前記係合孔19に形成
された傾斜部で、前記回転体12を回転軸6に取り付け、
電動機を駆動して回転軸6を回転させると、回転軸6の
係止部8が傾斜部20に当接して、係止部8の回転方向の
駆動力と、回転体12を下方へ押し下げる力とが発生し、
電動機の回転時に、回転体12が下方へ押し下げられ、回
転体12の係止段部18が前記ワッシャー9に圧接されて回
転体12がワッシャー9により略水平に支持される。
【0022】21は前記嵌着部13下端に、前記係合孔19に
連続する傾斜状に形成される案内部で、前記回転体12を
回転軸6に取り付ける際、回転軸6の係止部8が該案内
部21に沿ってスムーズに係合孔19に嵌合するようになっ
ている。
【0023】22は前記容器4の上面開口を閉成する蓋
で、該蓋22の外周一部には、手掛け用の突出部23が一体
形成されているとともに、該蓋22の容器4への嵌合部に
は、全周にパッキング24が配設され、使用中に、容器4
内の材料が漏れるのを防止するようになっている。25は
前記蓋22の中央部に形成された軸受部で、該軸受部25
に、表示手段である検知体26が回転自在に配設されてい
る。前記検知体26は、前記軸受部25に挿入される筒状部
27と、前記蓋22の上面に配設される表示部28とから構成
されている。
【0024】29は前記検知体26の筒状部27に軸方向に形
成された複数のリブで、該リブ29と前記蓋22の軸受部25
内面との摩擦抵抗により、前記蓋22を逆転させて後述す
る羽根31を取り外した際に、検知体26が軸受部25から脱
落するのを防止するようになっている。30は前記検知体
26の筒状部27下端に一体形成された係止爪である。
【0025】31は前記検知体26の係止爪30に着脱自在に
取り付けられる羽根で、前記容器4内に垂下され、該羽
根31の先端部が前記回転体12の嵌着部13近傍、本実施例
では、回転体12の嵌着部13と容器4内側面との間隔Lの
2/3よりも中心側にしている。
【0026】而して、バターを作る際は、本体1に容器
4を載置して、電動機の出力軸のジョイント部材2と容
器4に軸支した回転軸6のカップリング7とを係合さ
せ、回転軸6に回転体12を取り付ける。この時、回転軸
6に形成された係止部8が、前記嵌着部13下端に形成さ
れた傾斜状の案内部21に沿って、嵌着部13の係合孔19に
案内され、回転体12がスムーズに回転軸6に取り付けら
れるとともに、回転体12の回転軸6への取り付け状態
で、回転体12の嵌着部13の下端部に形成された係止段部
18が、回転軸6に配設されたワッシャー9に当接する。
【0027】そして、容器4に生クリーム200ml、約2
%の食塩水130ccを入れて蓋22をし、スイッチ3を操作
して電動機を駆動し、回転体12にて材料を撹拌するが、
電動機を駆動して回転軸6を回転させると、回転軸6の
係止部8が、回転体12の係合孔19に形成された傾斜部20
に当接して、係止部8の回転方向の駆動力と、回転体12
を下方へ押し下げる力とが発生し、電動機の回転時に、
回転体12が下方へ押し下げられる。
【0028】この時、回転体12の係止段部21が前記ワッ
シャー9に圧接されるが、ワッシャー9は容器4に配設
した軸受部5にて水平に保持されているため、回転体12
がワッシャー9に圧接されることにより回転体12が水平
に支持され、回転時に振動等を発生する事がない。
【0029】電動機の回転時、回転体12の係止段部18と
ワッシャー9との摩擦抵抗が、ワッシャー9と座板11と
の摩擦抵抗よりも大きいため、ワッシャー9は回転体12
とともに回転する。従って、樹脂にて形成される回転体
12が軸受部5と直接接触して回転する場合に起こりえる
樹脂の磨耗、変形等を生じることがない。
【0030】材料の撹拌初期は、材料の粘度が低いた
め、図6に示すように材料が回転体12の円板状部14によ
り飛ばされてすり鉢状になる。この状態では、羽根31が
回転体12の嵌着部13と容器4の内側面との間隔Lの2/
3よりも中心側に位置しているため、材料が羽根31に接
触せず、羽根31は回転しない。
【0031】そして、撹拌が進むと、材料が空気を含ん
でホイップ状になり、材料の粘度が増加して回転体12に
よる材料の対流が抑えられ、図7のように材料の表面が
略平らになる。この状態でも材料は、蓋22に配設した羽
根31に接触せず、羽根31が回転しない。
【0032】さらに撹拌が進行すると、材料が水と乳脂
肪分とに分離しはじめ、図8に示すように水が回転体12
の円板状部14にて飛ばされてすり鉢状になり、乳脂肪分
の小さな塊、即ちバターが浮かび始める。バターの小さ
な塊は、互いに結合して回転体12の円板状部14上で転が
りながら、容器4の内側面と回転体12の嵌着部13との間
で丸められ、徐々に略球状の大きな塊Aに形成される。
この時、乳脂肪分の粒子内に塩分が取り込まれ、塩味が
付加されるとともに、塊Aが蓋22の羽根31に接触し、羽
根31の回転に伴って蓋22の表示部28が回転する。
【0033】そして、更に暫く撹拌を続けると、容器4
側壁や回転体12の嵌着部13等に当たりながら塊A内に含
まれた空気等が抜けて固められ、図9に示すように、塊
Aの径が小さくなる。上記分量の材料で撹拌すると、こ
の乳脂肪分の塊Aの径は約60mmとなり、蓋22の羽根31に
接触しなくなり、表自体28が停止する。従って、蓋22の
上部に形成した表示部28が羽根31とともに一旦回転し、
再び表示部28が停止した際に、バターの生成が使用者に
報知される。
【0034】表示部28が停止すると電動機を停止して蓋
22を外し、バターの塊Aを取り出すが、容器4の直径を
約120mmに設定するとともに、円板状部14の直径は約60m
m以上、即ち前記円板状部14の外径が容器4内径の半分
以上、換言すれば、生成された乳脂肪分の塊Aの重心が
円板状部14の上に位置する径に設定されているため、回
転体12の嵌着部13を持って回転体12を取り外すと、円板
状部14にバターの塊Aを載せた状態で取り出すことが出
来る。
【0035】一般に、材料の泡立てが進行すると、材料
の粘性が増大して対流が小さくなるため、回転体12の回
転により送り込まれる空気によって材料と回転体12との
間に空気の層ができて回転体12が空転し、それ以上の撹
拌ができなくなる。
【0036】しかしながら、本構成によると、円板状部
14の下面に同心円状のリブ15、16を形成することによ
り、回転体12の回転時に、円板状部14の遠心力による容
器4底面と円板状部14との間から容器4側壁方向への空
気の流れが妨げられて空気の排出が抑制され、材料と円
板状部14との間に空気の層ができて回転体12が空転する
のを防止できる。
【0037】尚、円板状部14の下部に形成した円弧状の
リブ16及び環状のリブ15は、何れも同様の作用を有して
おり、円弧状のリブ16または環状のリブ15の何れかを形
成した構成としてもよく、円弧状のリブ16のみを複数配
設する場合は互いの終端が重なりあうよう形成するとよ
い。
【0038】従って、泡立てが進行して材料の粘性が増
大し、対流が小さくなった状態でも、回転体12と材料と
の間に空気の層が形成されにくく、材料を更に撹拌して
分離させることができる。
【0039】また、円板状部14の径が大きくなるほど、
材料との接触面積が大きくなるため、材料が円板状部14
の回転による遠心力により、円板状部14から容器4側壁
へ飛ばされて効率よく撹拌される一方、円板状部14の径
が大きくなるほど、円板状部14の外周端部の遠心力が強
くなるため、材料は、円板状部14の端面の遠心力により
飛ばされ、容器4側壁に当たって再び円板状部14に接触
する動作を繰り返し、円板状部14との接触が少なく、撹
拌効率が悪くなる。材料の円板状部14との接触が少なく
なると、十分な撹拌を行えず、材料が分離する程度まで
泡立てることが出来ない。
【0040】しかしながら、本構成によると、円板状部
14の外周下面に、全周にわたって薄肉部17を形成するこ
とにより、円板状部14の外周端面が薄くなるため、回転
体12の回転による円板状部14の外周端面の遠心力が小さ
くなり、材料を容器4側壁へ飛ばす作用が抑制され、円
板状部14の外周端面と容器4側壁との間の材料が、容器
4側壁側から円板状部14の中心部へ対流し、円板状部14
上に戻った材料を円板状部14上面の遠心力により、容器
4側壁へ飛ばす。材料を円板状部14の中心部へ対流させ
るために、材料の円板状部14との接触面積を大きくで
き、材料を更に撹拌して分離できる。
【0041】即ち、円板状部14の外周端面の遠心力を小
さくするために、円板状部14の径を小さくすることが考
えられるが、円板状部14の径を小さくすると、材料の接
触面積が小さいために撹拌効率が悪くなる。従って、円
板状部14の径を大きくして材料の接触面積を大きくする
ことにより撹拌効率を向上させるとともに、円板状部14
の外周端面を薄くすることにより円板状部14の外周部の
遠心力を弱くし、材料の対流を促進できる。
【0042】尚、上記実施例では、円板状部14の外周下
部に薄肉部17を形成し、円板状部14の外周部の断面形状
を段形状としたが、図10に示すごとく、円板状部14の上
面部の径よりも下面部の径が小さくなる傾斜状部32とし
てもよく、本構成でも同様に、円板状部14の外周端面が
薄くなるため、回転体12の回転による円板状部14の外周
端面の遠心力が小さくなり、材料を容器4側壁へ飛ばす
作用が抑制され、円板状部14の外周端面と容器4側壁と
の間の材料が、円板状部14上に戻りやすく、材料の撹拌
効率の低下を防止できるとともに、材料を更に撹拌して
分離できる。
【0043】
【効果】本発明の請求項1乃至請求項3によると、円板
状部の下面に同心円状のリブを形成することにより、回
転体の回転時に、円板状部の遠心力による容器底面と円
板状部との間からの空気の流れを抑制して回転体の空転
を防止でき、材料を更に撹拌して分離させることができ
る。
【0044】また、本発明の請求項4によると、円板状
部の下面部の径を、円板状部の上面部の径よりも小さく
することにより、円板状部の外周端面の遠心力を小さく
して材料を容器側壁へ飛ばす作用を抑制でき、円板状部
の外周端面と容器側壁との間の材料を円板状部上に戻り
やすくし、材料の撹拌効率の低下を防止できるととも
に、材料を更に撹拌して分離できる。
【0045】さらに、本発明の請求項5によると、円板
状部の外周下面に、全周にわたって薄肉部を形成するこ
とにより、円板状部の外周端面の遠心力を小さくして材
料を容器側壁へ飛ばす作用を抑制でき、円板状部の外周
端面と容器側壁との間の材料を円板状部上に戻りやすく
し、材料の撹拌効率の低下を防止できるとともに、材料
を更に撹拌して分離できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す調理器の断面図である。
【図2】同回転体の回転軸への取付状態を示す要部拡大
図である。
【図3】同回転体の回転軸への取付状態で、回転軸の回
転時を示す要部拡大図である。
【図4】同回転体、回転軸及び支持部材の分解斜視図で
ある。
【図5】同調理器において、回転軸及び回転体が90度回
転した状態の断面図である。
【図6】同撹拌初期の状態を示す要部断面図である。
【図7】同撹拌中期、即ち材料が泡立った状態を示す要
部断面図である。
【図8】同材料の分離初期状態を示す要部断面図であ
る。
【図9】同バター生成状態を示す要部断面図である。
【図10】同他の実施例を示す回転体の側面図である。
【符号の説明】
1 本体 4 容器 12 回転体 13 嵌着部 14 円板状部 15 リブ 16 リブ 17 薄肉部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機を内蔵する本体と、該本体上に載
    置され、材料を収納する容器と、該容器に突出され前記
    電動機により駆動される回転軸と、該回転軸に着脱自在
    に取り付けられ、円板状部を有する回転体とを備え、前
    記回転体の円板状部の下面には、円板状部と同心円状に
    リブを配設したことを特徴とする調理器。
  2. 【請求項2】 電動機を内蔵する本体と、該本体上に載
    置され、材料を収納する容器と、該容器に突出され前記
    電動機により駆動される回転軸と、該回転軸に着脱自在
    に取り付けられ、円板状部を有する回転体とを備え、前
    記回転体の円板状部の下面には、円板状部と同心円状に
    円弧状のリブを配設したことを特徴とする調理器。
  3. 【請求項3】 電動機を内蔵する本体と、該本体上に載
    置され、材料を収納する容器と、該容器に突出され前記
    電動機により駆動される回転軸と、該回転軸に着脱自在
    に取り付けられ、円板状部を有する回転体とを備え、前
    記回転体の円板状部の下面には、円板状部と同心円状に
    環状のリブを配設したことを特徴とする調理器。
  4. 【請求項4】 電動機を内蔵する本体と、該本体上に載
    置され、材料を収納する容器と、該容器に突出され前記
    電動機により駆動される回転軸と、該回転軸に着脱自在
    に取り付けられ、円板状部を有する回転体とを備え、前
    記回転体の円板状部の下面部の径を、円板状部の上面部
    の径よりも小さくしたことを特徴とする調理器。
  5. 【請求項5】 電動機を内蔵する本体と、該本体上に載
    置され、材料を収納する容器と、該容器に突出され前記
    電動機により駆動される回転軸と、該回転軸に着脱自在
    に取り付けられ、円板状部を有する回転体とを備え、前
    記回転体の円板状部の外周部には、円板状部の下面を端
    面から切欠した薄肉部を形成したことを特徴とする調理
    器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7270156B2 (en) 2000-11-13 2007-09-18 Back To Basics Products, Llc Beverage mixer and heater
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