JP2614511B2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP2614511B2
JP2614511B2 JP5733789A JP5733789A JP2614511B2 JP 2614511 B2 JP2614511 B2 JP 2614511B2 JP 5733789 A JP5733789 A JP 5733789A JP 5733789 A JP5733789 A JP 5733789A JP 2614511 B2 JP2614511 B2 JP 2614511B2
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俊樹 高馬
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、材料を泡立てる調理器、特に卵白、砂糖等
からなる材料を泡立ててメレンゲ生地を生成するのに好
適な調理器に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、生クリーム等を泡立てる調理器として特公昭60
−33065号公報(A47J 43/04)が知られている。この調
理器の撹拌体は、円盤状に形成されているため、材料を
撹拌する力が弱く、従って、高速回転させても材料の飛
び散りがないと共に、泡の破壊が少なく、良質の泡立て
ができるものである。
しかしながら、前記撹拌体は、粘度の低い生クリーム
等の泡立てには適しているが、粘度の高い卵白等の泡当
てには不適当なものであった。
即ち、前述した如く、撹拌体は円盤状に形成されてお
り、撹拌力が弱いため、粘度の高い卵白等の材料を撹拌
すると、材料はすぐに撹拌体が撹拌できる限界の粘度に
達し、材料があまり泡立っていないのにもかかわらず、
撹拌体が空転してしまう欠点がある。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 本発明は上記欠点に鑑みなされたもので、卵白等の粘
度の高い材料を、高速回転で良質の泡立て状態に泡立て
ることができる調理器を提供することを課題とする。
(ニ) 課題を解決するための手段 容器内に、電動機により回転駆動されて、容器内底面
に近接して回転する円盤状部及び円盤状部の回転中心か
ら上方へ向って突設した突出杆を有する撹拌体を配設
し、突出杆にリング状部材を遊嵌したことを特徴とす
る。
(ホ) 作用 容器内に材料を入れ、撹拌体を回転すると、リング状
部材は、撹拌体の回転に伴って自転しながら公転する。
材料は円盤状部の撹拌力により外周方向へ飛ばされて対
流し、円盤状部の撹拌力とリング状部材の撹拌力により
撹拌されて空気が材料中に連続的に供給され、徐々に泡
立つ。
材料の泡立てが進行すると、材料の粘度が増大し、撹
拌体の回転による材料の対流が小さくなるが、リング状
部材が撹拌体により回転して材料を撹拌するので、材料
は泡立てを促進され、所望の泡立状態まで泡立てること
ができる。
(ヘ) 実施例 本発明の一実施例を第1図乃至第3図に基づき以下に
詳述する。
(1)は電動機(2)を内蔵する合成樹脂製の本体
で、前記電動機(2)の出力軸(3)が本体(1)上面
略中央部の開口(4)を貫通して本体(1)上方に延設
されており、前記出力軸(3)上部にはカップリング
(5)が設けられている。
(6)は前記本体(1)上に着脱自在に載置される合
成樹脂製の容器で、底面略中央部に筒部(7)を一体に
下方に向って突設している。(8)は前記筒部(7)に
軸受(9)及びオイルシール(10)を介して回転自在に
水密的に枢支された回転軸で、下部に前記カップリング
(5)に係脱自在に係合するカップリング(11)を形成
している。
(12)は前記容器(6)内の回転軸(8)上部に着脱
自在に装着された合成樹脂製の撹拌体で、前記容器
(6)内底面に近接して回転する円盤状部(13)と、該
円盤状部の回転中心から上方に突設する円柱状の突出杆
(14)とから構成されている。
(15)は前記撹拌体(12)の突出杆(14)に遊嵌され
るリング状部材で、断面略円形状の合成樹脂製線材を円
形に曲げて形成されている。
前記容器(6)内径をA、前記突出杆(14)の外径を
B、突出杆(14)の高さをC、前記リング状部材(15)
外径をD、リング状部材(15)内径をEとすると、 の関係になるように容器(6)、突出杆(14)及びリン
グ状部材(15)を形成している。
次に動作を説明する。容器(6)内に卵白、砂糖等か
らなる所定量の材料を入れて、この容器(6)を本体
(1)上に載置し、本体(1)に設けられた図示しない
スイッチを操作して電動機(2)を駆動し、撹拌体(1
2)を2,000rpm〜5,000rpm程度の高速で回転する。リン
グ状部材(15)は、撹拌体(12)の円盤状部(13)から
回転を伝達され、自転しながら公転して円盤状部(13)
と同方向に回転する(第3図a参照)。このリング状部
材(15)の回転は、リング状部材(15)が撹拌体(12)
上をスリップするので、撹拌体(12)の回転より極めて
遅い回転速度で回転する。材料は、円盤状部(13)の撹
拌力により外周方向へ飛ばされ、円盤状部(13)の撹拌
力とリング状部材(15)の撹拌力により撹拌されて空気
が材料中に連続的に供給され、泡立てられる。
この状態で、 (A:容器(6)内径、B:突出杆(14)外径、D:リング状
部材(15)外径、E:リング状部材(15)内径)の関係に
形成すると、リング状部材(15)は円盤状部(13)と突
出杆(14)から回転力を伝達され、突出杆(14)のまわ
りを回転する。従って、リング状部材(15)が偏荷重と
なり、リング状部材(15)の回転によって調理器が振動
する。
しかしながら、本実施例では の関係に形成しているので、リング状部材(15)は外周
を容器(6)内面に接触させた状態で円盤状部(13)の
回転力により突出杆(14)のまわりを突出杆(14)と接
触することなしに回転する。従って、リング状部材(1
5)は偏荷重とならず、調理器の振動が大きく抑制され
る。
泡立てが進行すると、材料の体積が増大すると共に材
料の粘度が増大し、撹拌体(12)は材料の粘度の増大に
よって材料から抵抗を受け、回転数が低下し始める。ま
た、リング状部材(15)は材料から受ける抵抗によって
容器(6)側面側に位置する部分が徐々に浮き上り始
め、円盤状部(13)と突出杆(14)から回転力を伝達さ
れて突出杆(14)のまわりを自転しながら公転する。
(第3図b参照)。
この状態では撹拌体(12)の回転数は初期状態の回転
数の約1/2〜1/3程度に低下しており、また、リング状部
材(15)の回転も材料から受ける抵抗の増大により低下
するため、リング状部材(15)の回転は非常にゆっくり
したものとなり、調理器の振動は小さいものとなる。
また、この状態では、材料の粘度の増大により撹拌体
(12)の回転による材料の対流が小さくなるが、リング
状部材(15)が撹拌体(12)の回転に伴って回転するの
で、材料は撹拌体(12)とリング状部材(15)の撹拌力
の相乗効果により泡立てを促進される。
更に泡立てが進行すると、材料の体積が更に増大する
と共に材料の粘度が更に増大し、リング状部材(15)の
容器(6)側面側に位置する部分が材料から受ける抵抗
により更に浮き上り、その状態でリング状部材(15)が
自転しながら公転する(第3図c参照)。
そして、リング状部材(15)と突出杆(14)は、 (C:突出杆(14)の高さ、D:リング状部材(15)の外
径、E:リング状部材(15)の内径)の関係に形成されて
いるので、リング状部材(15)が突出杆(14)を乗り越
える(第3図d参照)。この状態がメレンゲ生地の出来
上がりの状態である。
上述により生成したメレンゲ生地を用いてムース等の
菓子生地を生成する際には、例えばヨーグルト、果物の
ベースト等の味付材料とゼラチン等を混ぜ合せてあらか
じめ作っておいた追加材料を、電動機(2)を駆動した
まま容器(6)内に注ぐ。この追加材料はメレンゲ生地
より重いため、メレンゲ生地を破ってメレンゲ生地の下
に溜るが、追加材料に浮いた状態となるメレンゲ生地は
比較的固まっているため、撹拌体(12)を回転して追加
材料を撹拌するだけではメレンゲ生地と追加材料が混り
合わない。
しかしながら、本発明に依れば、メレンゲ生地と追加
材料を良好に混ぜ合わすことができる。
即ち、メレンゲ生地に追加材料を注ぐと、材料の粘度
が低下し、リング状部材(15)は再び突出杆(14)を乗
り越えて第3図b位置又はc位置に移動し、メレンゲ生
地生成時と同様に自転しながら公転してメレンゲ生地と
追加材料を混ぜ合わす。そして、撹拌体(12)の撹拌と
リング状部材(15)の撹拌との相乗効果によりメレンゲ
生地と追加材料を効率良く混ぜ合せる。
適宜時間電動機(2)を駆動してメレンゲ生地と追加
材料を混ぜ合わせた後、生クリームを入れ、短時間だけ
混ぜ合わせて菓子生地が出来上がる。
尚、本実施例では、リング状部材(15)は断面略円形
状の線材を曲げて形成したが、その断面形状は楕円形
状、多角形状等でもよく、また、リング状部材(15)は
略楕円形状、多角形状等に形成してもよい。更にリング
状部材(15)は金属、木等の材質で形成してもよい。
(ト) 発明の効果 以上の如く本発明に依れば、卵白等の粘度の高い材料
を、短時間で、従来装置よりも一層良好な泡立て状態に
泡立てることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の一実施例を示し、第1図は断面
図、第2図は上面図、第3図は作用を説明する要部断面
図である。 (2)……電動機、(6)……容器、(12)……撹拌
体、(13)……円盤状部、(14)……突出杆、(15)…
…リング状部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料を収納する容器と、電動機により回転
    駆動され、前記容器内底面に近接して回転する円盤状部
    及び円盤状部の回転中心から上方へ向って突設した突出
    杆を有する撹拌体と、該撹拌体の突出杆に遊嵌されるリ
    ング状部材とを備えたことを特徴とする調理器。
JP5733789A 1989-03-09 1989-03-09 調理器 Expired - Lifetime JP2614511B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5733789A JP2614511B2 (ja) 1989-03-09 1989-03-09 調理器

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JP5733789A JP2614511B2 (ja) 1989-03-09 1989-03-09 調理器

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Publication Number Publication Date
JPH02234726A JPH02234726A (ja) 1990-09-17
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