JP2579008Y2 - 斜軸攪拌装置 - Google Patents

斜軸攪拌装置

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JP2579008Y2
JP2579008Y2 JP1991081311U JP8131191U JP2579008Y2 JP 2579008 Y2 JP2579008 Y2 JP 2579008Y2 JP 1991081311 U JP1991081311 U JP 1991081311U JP 8131191 U JP8131191 U JP 8131191U JP 2579008 Y2 JP2579008 Y2 JP 2579008Y2
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正博 渡部
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株式会社玄
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、スープ、ソー
ス、果実を煮熟して製造されるジャム等の食品の製造に
好適に用いられる攪拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ジャム、スープ、ソース等の食品の製造
に際して、原料を加熱して攪拌するために、例えば斜軸
攪拌装置が使用される。該斜軸攪拌装置は、例えば、実
開平1−43152号公報に開示されている。この装置
は、図3および図4に示すように、攪拌すべき原料を収
容する円筒状の容器61と、該容器61の上端開口部から傾
斜状態で挿入された攪拌軸62とを有している。この攪拌
軸62は、モーター66により回転駆動されるようになって
おり、その先端部には、容器61の内面に沿うように円弧
状に湾曲した攪拌アーム63の中央部が固定されている。
該攪拌アーム63は、攪拌軸62の回転により、半球状の容
器61底面に沿って移動するようになっている。該攪拌ア
ーム63には、容器61の底面に摺接するように複数の攪拌
羽根64が設けられている。容器61内には、上端開口部か
ら垂直にカッター軸67が、攪拌軸62および攪拌アーム63
とが相互に干渉しないように挿入されており、該カッタ
ー軸67の下端部は、容器61の下端部における攪拌アーム
63の上方にまで達している。そして、該カッター軸67の
下端部に水平状になったカッターブレード68が設けられ
ている。
【0003】このような斜軸攪拌装置では、攪拌軸62が
矢印B方向に回転されることにより、容器61の内面に沿
って攪拌アーム63が周回移動され、容器61内の原料が該
攪拌アーム63により攪拌される。さらに、攪拌アーム63
に設けられた各攪拌羽根64が容器61の内面に摺接するこ
とにより、攪拌アーム63の攪拌動作が促進される。ま
た、容器61の下部軸心部から偏心した位置における攪拌
アーム63の上方位置では、攪拌アーム63および攪拌羽根
64によっては十分に攪拌されずに滞留する原料が、水平
状態になったカッターブレード68により、攪拌および破
砕されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような斜軸攪拌装
置では、攪拌軸62に取り付けられた攪拌アーム63は、そ
の中央部が、傾斜状態になった攪拌軸62の下端部に取り
付けられており、攪拌軸63の回転によって、容器61の半
球状になった底面に沿って移動する。その結果、攪拌ア
ーム63の周回移動に伴って攪拌される原料が、容器61内
にて、攪拌アーム63の移動方向下流側に片寄った状態
(図3の二点鎖線参照)となる。このような原料の片寄
りは、水平状態になったカッターブレード68により若干
解消される。しかし、カッターブレード68は、容器の上
端開口部から、攪拌アーム63と干渉しないように、垂直
に挿入された攪拌軸67の下端部に水平状態で取り付けら
れているために、該カッターブレード68の位置は、容器
61内において、限られてしまう。このため、容器61内の
原料の片寄りは十分に解消することができない。このよ
うに原料が片寄った状態になると、原料は均一に加熱さ
れず、加熱むらが発生し、製造される製品の品質が著し
く低下する。
【0005】本考案はこのような問題点を解決するもの
であり、その目的は、加熱される容器内にて原料を滞留
させることなく十分に攪拌することができ、したがって
均一に加熱し得る斜軸攪拌装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の斜軸攪拌装置
は、底面が半球状になっており、原料が投入されて加熱
される容器と、該容器の上方から傾斜して容器内に挿入
されて回転駆動される攪拌軸と、前記容器の底面に沿っ
た円弧状部分になっており、該攪拌軸の回転により該底
面に沿って周回移動されるように前記攪拌軸に取り付け
られた攪拌アームと、前記容器の底面に沿って周回移動
する攪拌アームおよび前記攪拌軸に干渉しないように、
前記容器の上方から該容器内に傾斜状態で挿入され、傾
斜角が調整可能でかつ回転可能な回転軸と、該回転軸の
下端部に該回転軸とはほぼ直交状態で一体回転するよう
に取り付けられた円板状の回転体とを具備する。
【0007】
【作用】本考案の斜軸攪拌装置では、攪拌軸の回転によ
り攪拌アームが容器の底面に沿って周回移動されて、容
器内の原料が攪拌される。容器内の原料は、容器が加熱
されることにより攪拌されつつ加熱される。攪拌アーム
による攪拌によっては攪拌されない原料は、容器内に傾
斜状態で挿入された回転軸の下端部に取り付けられた円
板状の回転体によって拡散され、容器内にて原料は、均
一に攪拌される。その結果、原料の加熱むらが抑制され
る。
【0008】
【実施例】本考案の実施例について以下に説明する。本
考案の斜軸攪拌装置は、図1に示すように、原料を収容
して加熱される容器20を備えている。この容器20は、上
端部が開口した円筒状に形成されており、その底面21は
ほぼ半球状になっている。該底面21の外側には、蒸気室
23が形成されており、この蒸気室23に供給される蒸気の
熱により容器20の底面21が加熱されて、容器20内の原料
が加熱される。容器20は、フレーム24により支持されて
いる。
【0009】フレーム24の上面には、減速機付きの回転
数可変型モーター32が固定されており、該モーター32
は、制御装置40により回転数が制御される。モーター32
の出力軸31には、攪拌軸30が連結されており、該攪拌軸
30が容器20の上端開口部から傾斜状態で該容器20内に挿
入されている。該攪拌軸30は、容器20の軸心線に対し
て、40度程度の角度で交差しており、モーター32により
矢印B方向へ回転される。攪拌軸30の下端部は、容器20
の底面21における軸心から外れた位置に近接しており、
その下端部に、周方向に270度程度にわたる円弧状にな
った攪拌アーム33が取り付けられている。該攪拌アーム
33は、容器20の底面21全体に若干の間隙をあけて対向す
るように、周方向中央部が攪拌軸30の下端部に取り付け
られている。該攪拌アーム33には、容器20の底面21に摺
接する攪拌羽根34が複数箇所に取り付けられている。従
って、攪拌軸30が所定方向に回転されることにより、攪
拌アーム33が容器20の底面21に沿って周回移動して、容
器20内の原料を攪拌する。このとき、攪拌アーム33に取
り付けられた各攪拌羽根34が攪拌アーム33による攪拌を
促進するようになっている。
【0010】容器20を支持するフレーム24には、モータ
ー32に隣接して減速機付き回転数可変型の補助モーター
11が設けられている。この補助モーター11も、制御装置
40により、前記モーター32とは別に独立して制御される
ようになっている。補助モーター11の出力軸12は、容器
20の軸心部近傍に位置されており、該出力軸12に、回転
軸10が連結されている。該回転軸10は、その下端部が、
容器20内における攪拌アーム33の周回移動域下流側に位
置するとともに、攪拌軸30および攪拌アーム33に干渉し
ないように、該容器20の上端開口部から、傾斜状態で該
容器20内に挿入されている。該回転軸10の下端部には、
回転体14が設けられている。該回転体14は、水平に対し
て若干傾斜するように、回転軸10に対して直交状態にな
った円板状をしており、該回転体14の上面および下面に
は、同心状態に多数の羽根部が設けられている。
【0011】該回転軸10は、容器20内に挿入される傾斜
角度を変更できるようになっている。従って、該回転軸
10の傾斜角度を変更することにより、該回転軸10の下端
部に設けられた回転体14の容器20内における位置が変更
される。
【0012】このような構成の斜軸攪拌装置では、容器
20内に原料が投入された状態で、蒸気室23へ蒸気を通流
させて容器20を加熱しつつ、モーター32を駆動して、攪
拌軸30を回転させる。これにより、攪拌アーム33が容器
20の底面21に沿って周回移動し、加熱された容器20内の
原料が攪拌アーム33により攪拌される。攪拌アーム33の
周回移動により、該攪拌アーム33に取り付けられた各攪
拌羽根34が、原料の攪拌作用を促進する。攪拌アーム33
は、容器20内の原料を、すくい上げるように攪拌するた
めに、容器20の底面21に沿った攪拌アーム33の周回移動
域における下流側に原料が滞留するが、容器20内に傾斜
状態で挿入された回転軸10が回転され、該回転軸10の下
端部に取り付けられた回転体14が回転する。これによ
り、容器20内にて滞留する原料が拡散され、容器20内の
原料は、全体にわたって滞留することなく均一に攪拌さ
れる。その結果、容器20内の原料は、加熱むらが生じる
ことなく、均一に加熱される。
【0013】回転軸10の容器20内に挿入される傾斜角度
は調整可能になっているために、容器20内にて原料が滞
留する位置に回転体14を位置させることができ、従っ
て、容器20内での原料の滞留を一層確実に防止できて、
原料を一層、均一に攪拌することができる。
【0014】
【考案の効果】本考案の斜軸攪拌装置では、このよう
に、容器内に回転軸を傾斜状態で挿入しているために、
源流が滞留する任意の位置に該回転軸の下端部を位置さ
せることができる。従って、容器内にて原料が滞留し得
る位置に回転軸の下端部を位置させて、該下端部に取り
付けられた回転体により源流の滞留を防止し得るため
に、、容器内の原料を均一に、かつ十分に攪拌すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の斜軸攪拌装置の一例を示す縦断面図で
ある。
【図2】図1に示す斜軸攪拌装置の平面図である。
【図3】従来の斜軸攪拌装置の一例を示す縦断面図であ
る。
【図4】図3に示す斜軸攪拌装置の平面図である。
【符号の説明】
10 回転軸 11 モーター 14 回転体 20 容器 21 底面 30 攪拌軸 32 モーター 33 攪拌アーム 34 攪拌羽根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01F 7/00 - 7/32 A47J 27/14 - 27/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面が半球状になっており、原料が投入
    されて加熱される容器と、 該容器の上方から傾斜して容器内に挿入されて回転駆動
    される攪拌軸と、 前記容器の底面に沿った円弧状部分になっており、該攪
    拌軸の回転により該底面に沿って周回移動されるように
    前記攪拌軸に取り付けられた攪拌アームと、 前記容器の底面に沿って周回移動する攪拌アームおよび
    前記攪拌軸に干渉しないように、前記容器の上方から該
    容器内に傾斜状態で挿入され、傾斜角が調整可能でかつ
    回転可能な回転軸と、 該回転軸の下端部に該回転軸とはほぼ直交状態で一体回
    転するように取り付けられた円板状の回転体と、 を具備する斜軸攪拌装置。
JP1991081311U 1991-10-07 1991-10-07 斜軸攪拌装置 Expired - Fee Related JP2579008Y2 (ja)

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JP3699278B2 (ja) * 1998-09-30 2005-09-28 ハウス食品株式会社 攪拌装置
JP3699279B2 (ja) * 1998-09-30 2005-09-28 ハウス食品株式会社 攪拌装置
JP3576452B2 (ja) * 2000-03-31 2004-10-13 ハウス食品株式会社 流動性材料の脱泡・搬送方法及び装置

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