JP2007500804A - レノ縁部を形成するための織機の装置及び同装置を備えた織機 - Google Patents
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Abstract
ステータ(15、17)、ロータ(16、18)、及び回転軸線(33、34)を持つ2つの回転耳レノ装置が互いに前後に配置され、これらの装置の直径が織製される布の引出し方向(4)と逆方向で増大する。レノ糸(23、24、及び27、28)が、ロータ(16、18)の導糸アイレット(25、26、及び29、30)を横切ることにより、レノ耳全体を形成する。二つの保持側部(12、13)が回転耳レノ装置を支持する。二つの保持側部は、係止可能なスライドシート(14)によって連結される。保持側部は、クランプブッシュ(11)によって定置の横方向軸線(9)に変位自在に固定される。本装置は幅が狭いことを特徴とする。これは、多幅織物で織物縁部を形成する上で特に有利である。
Description
本発明は、複数幅で製造されるべき織物の経糸と平行に延びるレノ縁部を形成するための織機の装置に関する。レノ糸及び経糸は、挿入された緯糸と結着する。
本発明は、更に、この種の装置を備えた織機に関する。
冒頭で言及した種類の装置は、ドイツ国特許第DE 197 20 634 C1号から既知である。この種の装置の詳細は、更に、ドイツ国特許第DE 44 05 776 C1号及びドイツ国特許第DE 44 05 777 C1号に記載されている。
本願では、「レノ縁部」という用語は、捩じられたレノ糸によって織物に形成された任意の種類の縁部に関する。これは、例えば、織物に永久的に残り、使用中にこの織物用の閉鎖体並びに保護体を形成する織物縁部であってもよい。しかしながら、レノ縁部は、挿入された緯糸が縁部側で経糸から引き出されないようにする耳縁部であってもよい。この種のレノ縁部は、特定のレノボビンから引き出されたレノ糸から形成される。
ドイツ国特許第DE 197 20 634 C1号による既知の装置では、共通の回転軸線を持つ少なくとも二つのレノ機構が互いに側方に配置されている。各レノ機構は、外側から駆動され且つ内側にアタッチメントがない平らな環状ディスクの形態の回転部材として形成されている。従って、ロータの回転軸線は構造的な意味では形成されていないが、概念的幾何学的軸線として理解されるようになっている。既知のレノ機構のこの構造により、個々のボビンから引き出したレノ糸をステータの半回転で互いに捩じることができ、挿入された最後の緯糸に完全なレノ織りを製造できる。既知の装置を使用し、実際の織製作業中に製造される織物に二つの異なるレノ縁部を同時に製造できる。これは、例えば、織物の縁部に互いから間隔が隔てられて配置された織物縁部及び耳縁部であってもよい。分離装置を使用し、縁部を持つ耳を完成した織物から分離し、完成した織物に織物縁部を残す。
元来、生産を経済的に行うための圧力のために、織製作業中に製造される織物の縁部にこの種のレノ縁部を形成するためにだけ配慮が払われてきたが、倍の幅の織物を製造し、これを織製作業後に分離することが益々必要になってきている。これによって、緯糸の挿入に関して高レベルの効率を達成でき、緯糸の無駄を減少できる。これによって、織物の縁部を中央に、即ち隣接した織物ウェブの縁部のところに、完全なレノ織りを持つ構造で形成することもまた必要となってきた。ドイツ国特許第DE 197 20 634 C1号による装置を使用すると、経糸が部分経糸ビームから引き出され、そのため二つのレノ機構を配置するのに必要な中央間隔が提供される場合、この種の製造方法を少なくとも容易に行うことができる。しかしながら、経糸を連続した経糸ビーム(単一ビーム商品)から引き出し、それにも係わらず二つ又はそれ以上の織物ウェブを製造するのが益々望ましい。
この作動方法では、経糸アッセンブリは、後開口では、結果的に離間されておらず、そのため、レノ機構を夫々の織物ウェブの縁部経糸間に配置するための空間が非常に小さい。経糸及びレノ糸は、経糸がレノ機構と交差するため、互いに接触する。糸が細い場合には、絡んでしまったり、経糸に捩じりが無かったり保護的捩じりしかない場合、フィラメント領域で毛管損失が生じる。これは、経糸の切れ及び機械の停止時間の程度を増大させ、従って、生産効率が低下する。
従って、本発明の目的は、冒頭に言及した種類の装置を提供することである。この装置によりレノ縁部を持つ多幅織物を、完全なレノ織りとして、連続経糸ビームを持つ織機で、織製作業の中断の危険や品質が損なわれることなく、製造できる。
この目的は、請求項1の特徴により達成される。
従って、二つのレノ機構が互いに前後に取り付けられて一つの構造ユニットを形成する装置を含む。この装置は、更に、以下の特徴を含む。即ち、
a)各レノ機構はステータ及び被駆動ロータを有し、
b)ロータの回転軸線は互いに実質的に平行に延び、
c)各ロータは、レノ開口を形成するために少なくとも二つのレノ糸を案内する少なくとも二つの導糸手段を有し、
d)少なくとも一つのロータの回転軸線は、一つ又は二以上の他のロータの回転軸線と軸線方向で平行であり且つ間隔が隔てられている。
a)各レノ機構はステータ及び被駆動ロータを有し、
b)ロータの回転軸線は互いに実質的に平行に延び、
c)各ロータは、レノ開口を形成するために少なくとも二つのレノ糸を案内する少なくとも二つの導糸手段を有し、
d)少なくとも一つのロータの回転軸線は、一つ又は二以上の他のロータの回転軸線と軸線方向で平行であり且つ間隔が隔てられている。
従って、本発明による装置は、レノ縁部を完全なレノ織りとして有利に製造できるというドイツ国特許第DE 197 20 634 C1号による既知のレノ機構の利点を保持しつつ、少なくとも二つのレノ機構を独立して制御することに関して特定の利点を提供する。しかしながら、既知の装置を、少なくとも一つのロータの回転軸線が経糸の方向で他のロータの回転軸線から間隔が隔てられているように変更した。従って、レノ機構は、もはや互いに側方に配置されておらず、その代わり、経糸の方向で一方が他方の後方にタンデムをなした構成で配置されている。従って、ステータ及び関連した保持部材もまた、経糸の移動方向で一方が他方の後方に設置される。従って、この装置は、全体として、狭幅になり、長さに沿って形成され、もはや幅に亘って形成されない。これにより、経糸が部分経糸ビームから引き出されるのでなく、連続経糸ビームから引き出される場合でも、経糸をアッセンブリ内に配置できる。
本発明による装置の別の有利な発展では、互いから間隔が隔てられて配置されたロータが経糸の方向で互いに整合して配置される。これは、当然のことながら、関連したステータ及びその保持部材にも影響を及ぼす。レノ機構を互いに厳密に整合させて互いに前後に配置した場合、織物の幅に亘って空間が最大限に節約される。
有利な形体によれば、ロータを平らな環状ディスクとして形成するのがよく、例えば各環状ディスクについて電動モータのロータであるように形成するのがよい。これにより、織物ウェブに対して垂直な平面内での装置の幅及び長さについての空間の節約もなされる。
更に、有利な形体によれば、互いに前後に配置されたロータの直径を、織物が引き出される方向と逆方向で大きくなるように段階的に変化させる。ロータ及び従って全てのレノ機構は、かくして、ロータの直径を織物の筬打ち縁部から開口の最大高さまで増大することによって、開口の前開口に適合させてある。最も簡単な場合、外寸法が小さいレノ機構に続いて外寸法が大きい第2のレノ機構が設けられる。外寸法は、とりわけ、ロータの直径で決まる。しかしながら、二つ以上のレノ機構が互いに前後に配置された装置に、対応する構造を容易に提供できる。装置は、かくして、経糸及び経糸間に配置されたレノ糸が形成する開放した開口の寸法に最適に適合される。従って、緯糸の挿入が妨げられないようにする。
本発明による装置は、有利には、別の形体によれば、そのレノ機構にも拘わらず、緯糸挿入方向と平行に延びる軸線を中心として枢動でき且つこの軸線上で変位させることができる共通の保持部材に固定される。このようにして、装置は枢動により微調節できる。しかしながら、とりわけ、製造される織物の幅に亘って変位させることができ、そのため、2つ又はそれより多くのウェブを含む織物の各織物ウェブに右側及び左側のレノ縁部を形成できる。本装置は、全体が機械フレームに上方から固定されるため、装置は経糸アッセンブリ内に上方から僅かに延び、使用されていない場合には上方に枢動させることができる。装置が経糸アッセンブリ内に下方から延びる構成を持つことも考えられ、その場合、使用されていない場合には下方に枢動させることができる。
この保持部材の別の形体は、保持部材に交換自在に且つ横方向に変位自在に独立して固定された個々のレノ機構を含む。この場合、交換自在であるという利点の他に、互いに前後に配置された個々のロータの厳密な整合を特定程度まで緩めることができ、そのため、レノ縁部を製造するための所定程度の空間が最初から提供されるという追加の利点がある。しかしながら、この可能性は所定程度までしか使用できず、そうでない場合には空間を節約するという利点が再度失われる。
本発明による装置では、全てのロータを個々に駆動し、制御装置を設けるのが有利である。制御装置により全てのロータを互いに独立して作動できる。この種の形体では、各レノ縁部についてのロータの始動時期は、別のロータの始動時期とは別個に選択でき、一つ又はそれ以上の緯糸が挿入された後、各レノ縁部について結着作業を別に行うこともできる。
この詳細に関する別の形体によれば、織製筬又は織製筬のような追加の装置、例えば副織製筬をレノ糸の導糸手段に組み込む。
請求項9によれば、本発明は、更に、請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記載の少なくとも一つの装置を持つ織機に関する。この織機は、少なくとも二つの織物ウェブを含む織物を製造する。本発明による装置は、二つの織物ウェブの経糸アッセンブリ間に配置される。最も簡単な場合、経糸アッセンブリ間にレノ縁部を形成するため、請求項1乃至8に記載の装置が一つだけ配置される。
しかしながら、経糸アッセンブリを何回も細分することを容易に行うことができ、及び本発明による複数の構成を経糸アッセンブリの幅に亘って分配することができる。
本発明による装置は、その構造が狭幅であるため、製造される織物又は経糸アッセンブリの幅に亘って配置される場合に特に有利であり、織機の別の有利な構造は、本発明による装置が、製造される織物の緯糸挿入−引出し側縁部に設けられ、耳のレノ縁部を織物縁部の側部に形成することである。更に、この場合、織機には、一種類のレノ縁部だけを形成するための装置が設けられている。これにより、交換部品の調達及び貯蔵に関して経済的利点が得られる。
本発明を一つの実施形態を参照して以下に詳細に説明する。
図1では、図1での織物の右方から左方へ引出し方向4で搬送される経糸に参照番号1が付してある。参照番号2は、経糸に対して横方向の挿入方向5で、通常と同様に開放している開口に挿入される緯糸に付してある。経糸1及び緯糸2が織物即ち織物ウェブ3を形成する。このウェブが織機から引出し方向4に引き出される。参照番号6は分離装置に付してある。
冒頭に記載したように、現在、特定の織物が様々な幅で織製されており、次いで分離される。図示の実施形態では、製織作業は、織物の倍の幅で行われ、次いで分離装置6を使用して二つの半部を分離し、更に、独立してプロセスを行う。参照番号7は、挿入された最後の緯糸を筬打ちして織物の筬打ち縁部及び耳を形成する製織筬に付してある。これに関し、織機の構造は従来技術の部分を形成し、詳細な説明を要しない。
レノ縁部を形成するための本発明による装置は、保持部材10によって機械フレームに連結された横シャフト9に固定されている。クランプスリーブ11が横シャフト9に装着されており、このシャフト上で長さ方向に、即ち矢印31の方向に変位される。第1保持壁12がクランプスリーブ11から垂下しており、固定可能なスライドシート14によって第2保持壁13に連結されている。スライドシート14を使用し、第2保持壁13を第1保持壁12に対し、経糸の方向に対して横方向に変位させることができ、更に矢印32の方向で再度固定できる。しかしながら、スライドシートは分離可能であり、第2保持壁をこの壁に配置された装置とともに交換することができる。クランプスリーブ11、第1保持壁12、第2保持壁13、及び固定可能なスライドシート14が一緒になって、以下に説明する二つのレノ機構用の保持部材を形成する。
第1レノ機構は、図2によれば、第2保持壁13に固定された第1ステータ15、及び第1ロータ16を含む。第2レノ機構は、第2ステータ17及び第2ロータ18を含む。第2ステータ17は、この場合、箇所12a、12bのところで第1保持壁12に固定されている。図2は、保持壁に形成された固定カム及びこれと関連した穴によるステータの保持壁への固定を明瞭に示す。
第1ロータ16の直径は第2ロータ18の直径よりも小さい。これは、これらのロータ16、18を取り囲むステータ15、17についても言える。従って、レノ機構は、綜絖枠8が形成する開口の最大開口と実質的に適合し、レノ糸27及び28の経路を参照して図2でわかる。この構造は、レノ縁部を形成するための装置の開口の経路への、及び従って綜絖枠8の直ぐ下流の後開口35の領域でのその構成への適合を容易にする。
参照番号19乃至22が四つのボビンに付してあり、これらのボビンには四つのレノ糸23、24、及び27、及び28が配置されている。参照番号25、26、及び29、30は、導糸アイレットに付してある。これらのアイレットは、この実施形態において、糸を案内するための装置を形成する。第1レノ糸23は第1ボビン19から引き出され、導糸アイレット25を介して第1ロータ16に差し向けられる。第2レノ糸24は第2ボビン20から引き出され、導糸アイレット26を介して第1ロータ16に差し向けられる。第1ロータ16が回転すると、挿入された緯糸上で第1レノ糸23及び第2レノ糸24が捩れ、これによってこの緯糸に結着する。これは、第1ロータが平らな環状ディスクの形態で形成されており、その周囲から駆動されるため、可能である。第1ロータ16の内部空間にはアタッチメントはなく、及び従って、第1レノ糸23を第2レノ糸24と妨げなく交差させることができる。
大径の第2レノ機構は対応する態様で形成されている。この場合、第3レノ糸27を第3ボビン21から引出し、第4レノ糸28を第4ボビン22から引出し、導糸アイレット29及び30によって第2ロータ18に差し向けられる。従って、第3レノ糸27もまた第4レノ糸28と捩じり、完全なレノ縁部を形成し、その結果、挿入された最後の緯糸2が固定的に保持される。
レノ糸23、24;27、28と、レノ機構と隣接した経糸の縁部経糸との間で絡みが生じないようにするため、レノ機構の引出し方向上流の適当な位置にいわゆるスペーサ37、38が配置されていてもよい。
二つのロータを外部から、例えば、共通の電動モータによって駆動されるベルトによって、又は個々の駆動モータによって駆動してもよい。しかしながら、ロータは、電動モータのロータとして形成されていてもよく、その場合、これらのモータのステータは、これと同時に、レノ装置のステータである。これらの詳細は、ドイツ国特許第DE 197 20 634 C1号から既知である。同特許に触れたことにより、この特許に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。
二つのレノ機構のロータは、経糸の方向に対して横方向に、即ち緯糸2の挿入方向5と平行に延びる概念的幾何学的回転軸線33及び34を中心として回転する。二つの概念的回転軸線33及び34は、経糸の移動方向で一方が他方の後方に間隔が隔てられて配置されている。図1によれば、二つのレノ機構は、経糸1及び製造された織物3の引出し方向で整合している。従って、これらの機構は、軸線を共通にして互いに側方に配置された従来技術で既知の多数のレノ機構よりも幅が小さい。従って、特に図1から明瞭にわかるように、レノ縁部を形成するための装置は、製造されるべき織物の経糸アッセンブリの中央に容易に設置できる。
図1によれば、全てのレノ糸は、経糸の移動方向で左方に、即ち図で下方にロータ16及び18に差し向けられ、ロータを移動方向で右方に、即ち図で上方に離れる。従って、これらのレノ糸は、第1レノ機構を離れるときに互いに側方で近接している。
レノ縁部を形成するための本発明による装置の機能は、以上の説明から容易にわかるであろう。レノ糸23、24、及び27及び28はボビン19乃至22から引き出され、ロータ16及び18を通って案内され、少なくとも一つの緯糸2を挿入した後、互いに対をなして捩じられ、その結果、挿入された緯糸が結着され且つ固定される。レノ糸もまたロータの入口側で捩じられるため、特定数の回転後に回転方向を逆転しなければならない。二つのロータの個々の駆動作動中、及び対応する独立した制御により、二つのレノ機構の各々について、その後に回転方向の逆転を行わなければならない回転数を自由にプログラムできる。従って、例えば緯糸を挿入する度毎に第1レノ縁部の捩じり−結着作業を行うことができるが、緯糸の3回又は5回の挿入毎に第2レノ縁部で行ってもよい。各ロータの速度及び開始及び停止時期を他方のロータと独立してプログラムすることもできる。この場合、織製作業の順序によってのみ制限が加えられ、これは、少なくとも開口の形成中、レノ機構を織機と所定程度同期して作動することを必要とする。
横シャフト9上でクランプスリーブ11を変位することによって、製造されるべき織物の幅に亘ってレノ縁部を形成するための装置の位置を調節できる。従って、経糸を長さ方向で様々な幅に分割できる。固定可能なスライドシート14を使用することにより、第1レノ機構16、17を第2レノ機構17、18に対して調節でき、そのため、様々なレノ縁部の位置を変化させることもできる。しかしながら、二つのレノ機構を図1に示すように互いに関して整合した場合に空間を最大に節約できる。更に、第1レノ機構は、固定可能なスライドシート14を使用することにより他方のレノ機構に関して容易に変位させることができる。
図示の実施形態では、一つのレノ機構が互いに前後に並んで配置されている。しかしながら、二つ以上のレノ機構を含む構成が容易に可能である。
最後に、レノ機構が互いに前後に並んで整合して配置されたここに説明した装置は、製造されるべき織物の緯糸挿入−引出し側の外縁部に装着することもできる。
Claims (11)
- 複数幅で製造されるべき織物にレノ縁部を織物及び/又は耳縁部として形成するために織機に設けられた装置であって、回転駆動される少なくとも二つのディスクを有し、これらのディスクは糸案内部材として互いに前後に配置され、回転方向に関して逆転できる、装置において、
(a) 各ディスクは、ステータ(15、17)及びロータ(16、18)を含むレノ機構のロータであり、
(b) 前記ロータ(16、18)の回転軸線(33、34)は互いに実質的に平行に延びており、
(c) ロータ(16、18)の各々は、少なくとも二つの導糸手段(25、26;29、30)を有し、レノ開口を形成するために、これらの導糸手段を通して少なくとも二つのレノ糸(23、24;28、29)が案内され、
(d) 少なくとも一つのロータ(16)の回転軸線(33)は、一つ又は二以上の他のロータ(18)の回転軸線(34)から離間されて軸線方向に平行に配置されており、
(e) 前記少なくとも二つのレノ機構は、外横方向軸線(9)を中心として枢動でき且つこの横方向軸線(9)上で変位させることができる共通の保持部材にこれらのレノ機構が固定されるようにして一つの構造ユニットを形成するように取り付けることができる、ことを特徴とする装置。 - 請求項1に記載の装置において、互いから離間されて配置された前記レノ機構は、互いに整合している、装置。
- 請求項1に記載の装置において、互いから離間されて配置された前記レノ機構は、互いに対して横方向にオフセットするように配置されている、装置。
- 請求項1、2、又は3に記載の装置において、前記レノ機構の前記ロータ(16、18)は、平らな環状ディスクとして形成されており、これらの環状ディスクは電動モータのロータである、装置。
- 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の装置において、互いに前後に配置された前記ロータ(16、18)の直径が異なる、ことを特徴とする装置。
- 請求項1に記載の装置において、前記保持部材は、個々のレノ機構が交換可能に且つ横方向に変位可能に独立して前記保持部材に固定されるように分割される、装置。
- 請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の装置において、全てのロータ(16、18)用の個々の駆動装置及び全てのロータ(16、18)を互いに独立して作動できる制御装置を持つ、装置。
- 複数幅で製造されるべき織物の経糸と平行に延びるレノ縁部として縁部が形成された多幅織物を製造するための織機であって、織物のレノ糸及び経糸が、挿入された緯糸と結着し、請求項1乃至7の特徴を備えた装置を持つ、織機において、
(a) 経糸アッセンブリでの多幅織製において、製造されるべき少なくとも二つの織物ウェブ間に、開口の後開口に少なくとも二つのレノ機構が配置され、
(b) 随意であるが、(a)による特徴に加え、前開口の横方向側方の前記開口の緯糸挿入側及び緯糸引出し側に少なくとも二つのレノ機構が配置され、
(c) 前記レノ機構のロータ(16、18)の回転軸線(33、34)は、前記緯糸(2)の挿入方向(5)と実質的に平行に配置され、
(d) 前記少なくとも一つのロータ(16)の前記回転軸線(33)は、一つ又は二以上の他のロータ(18)の前記回転軸線(34)から軸線方向で平行に離間して配置されている、ことを特徴とする織機。 - 請求項8に記載の織機において、特徴(b)に従って前ウェブの横方向側方に配置された前記レノ機構の少なくとも一つが耳のレノ縁部を形成する、ことを特徴とする織機。
- 請求項8に記載の織機において、タンデム状に配置された前記ロータ(16、18)の直径は、織物(3)の引出し方向(4)と逆方向で増大する、ことを特徴とする織機。
- 請求項8に記載の織機において、織製筬(7)がレノ糸(23、24;28、29)の案内部に組み込まれる、織機。
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