JP2007335928A - ボタン電話装置における保留通知方法及びその主装置 - Google Patents

ボタン電話装置における保留通知方法及びその主装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007335928A
JP2007335928A JP2006161856A JP2006161856A JP2007335928A JP 2007335928 A JP2007335928 A JP 2007335928A JP 2006161856 A JP2006161856 A JP 2006161856A JP 2006161856 A JP2006161856 A JP 2006161856A JP 2007335928 A JP2007335928 A JP 2007335928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hold
line
voice
telephone
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006161856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4966594B2 (ja
Inventor
Ken Kitou
ケン 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Infrontia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Infrontia Corp filed Critical NEC Infrontia Corp
Priority to JP2006161856A priority Critical patent/JP4966594B2/ja
Publication of JP2007335928A publication Critical patent/JP2007335928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4966594B2 publication Critical patent/JP4966594B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)

Abstract

【課題】外線指定ボタンを持たない無線電話端末からの音声変換された保留回線番号伝達誤りを回避できる。
【解決手段】無線電話端末30から回線の保留要求を受けた際に、ボタン電話主装置10は無線電話IF部13からの保留要求であることにより、音声記録再生制御部16により外線番号変換部15と合成音声格納部14とから音声による外線番号を音声記録領域に録音し、次いでその音声記録領域に無線電話端末30から音声で受ける保留応答先を記録し、保留通知案内としてメッセージを組み立てて拡声出力IF部19を介して外部スピーカ40に送出する。従って、音声変換された外線番号が外部スピーカ40から放送される。保留応答者はそれを聴取して外線指定した保留応答ができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の外線を収容すると共に内線に外線数分のキー、ボタン又はランプなどを持たない電話端末を収容し、この電話端末が外線との通話中に保留転送する際、電話端末利用者に負担を掛けることなく容易に保留外線の転送ができるボタン電話装置における保留通知方法及びその主装置に関するものである。
昨今、ボタン電話装置には、自営標準のPHS(Personal Handy-phone System)端末若しくは携帯電話端末、又は主装置を親機とするコードレス電話の子機などの無線電話端末が収容できるようになってきている。しかし、それらの電話端末には、ボタン電話機に搭載されている外線指定ボタンおよび外線識別ランプが実装されていない。そのため、それら無線電話端末では外線通話中に共通保留を行った後、その保留外線に転送するため、保留応答先へ口頭で保留応答を依頼する場合に自分が保留した外線の外線番号を音声により知らせる必要がある。
利用者に負担を掛けることなく円滑にその保留転送を行うことを目的としたボタン電話装置が、例えば特開平6−217360号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1における電話装置では、保留された回線の番号が対応する音声信号に変換されて保留操作を行った端末へ送られている。これにより、保留操作を行った利用者は、音声を聴取することによって保留の回線番号を知ることができるので、転送先となるその回線番号を、保留応答する利用者に口頭で伝達すればよい。
図5によりその概要を説明するが、この構成は本願との対比のため、上記特許文献1に示される図とは一致させていない。すなわち、図示されるボタン電話装置は、ボタン電話主装置110、ボタン電話機120、及び無線電話端末130により構成されている。
ボタン電話主装置110は、複数の外線を外線IF(インタフェース)部111に、かつ複数のボタン電話機120をボタン電話IF部112に、それぞれ収容接続し、更に無線電話IF部113を介して複数の無線電話端末130を無線回線で接続する。そして、無線電話端末130が無線電話IF部113から外線IF部111を介して外線と接続し通話中、無線電話端末130の保留ボタンによりその外線は保留される。
外線IF部111は、保留を受けた外線情報を外線番号変換部115で外線番号に変換して合成音声再生制御部116に通知する。合成音声再生制御部116は、その外線番号の通知を受けて合成音声格納部114でその外線番号に対応する音声情報に変換し、その音声情報を合成音声再生制御部116の制御を受けて無線電話IF部113から無線電話端末130へ送出する。これにより、無線電話端末130の利用者は保留した外線対応の回線番号を聴取し認識できる。従って、この利用者は、保留応答してもらう第3者を呼び出し、聴取認識した保留の回線番号を伝えることができる。
一方、この特許文献1による従来の保留手続では、利用者が保留ボタンを操作した際にボタン電話主装置110から転送先へのダイヤル発信のための発信音が送られる。そのため、上述の音声による回線番号は発信音に重畳されている。
また、例えば、実開平5−88044号公報(特許文献2)で開示されるコードレス電話装置がある。この子機が上記無線電話端末に相当する。この子機では、発呼で外線を捕捉した際、又は外線からの着呼で外線を保留にした際に、その外線の回線番号に対応した可聴周波信号又は音声信号が電話装置から報知される。従って、他の子機に対する外線の転送、又は保留外線への保留応答を的確に行うことができる。
しかし、これらの特許文献では、回線を保留し転送しようとする利用者が、音声情報の回線番号を聴取して記憶した後、記憶した回線番号を口頭で保留応答の相手先に伝達することになる。従って、言い間違い又は聞き間違いの生じる恐れは免れない。また、保留した際の発信音に音声による回線番号が重畳される場合には、一層の聞き間違いの発生が予想される。
特開平6−217360号公報 実開平5−88044号公報
解決しようとする課題は、保留し転送しようとする利用者が、発信音に重畳された音声情報による回線番号を聴取して記憶した後、聴取した回線番号を口頭で保留応答先に伝達するので、言い間違い又は聞き間違いが回避できないことである。
本発明は、回線保留により転送の際の音声情報による外線対応の回線番号を的確に相手先に伝達するため、次を主要な特徴とする。
すなわち、本発明によるボタン電話装置で回線の保留を保留応答先に通知する方法は、前記ボタン電話装置のサービス範囲で少なくとも一つのスピーカを配設し、回線の保留要求者から受付けした指定回線を保留し次いで所定の保留通知代行特番のダイヤルを受付けした際には、音声記録領域を準備し、受付けした保留回線の識別情報を音声情報に変換して前記保留要求者のメッセージと共に前記音声記録領域に記録し、かつ前記保留要求者から終話のオンフック操作を受けた際に前記音声記録領域に記録された保留回線の識別情報と保留要求者のメッセージとを含む保留通知案内を前記スピーカから放送することを特徴としている。
このような構成により、放送された保留通知案内を聴取した保留応答者は近辺のボタン電話機から案内された回線番号で迅速な保留応答が確実にできる。従って、回線を保留する利用者は所定の保留通知代行特番のダイヤル操作をするのみであり、回線情報の言い間違いは無い。そのスピーカはボタン電話装置の主装置に内蔵されるものでよいが、サービス範囲が広い場合は、主装置外部に複数台を備えてもよい。
また、前記保留通知案内の放送終了から所定時間経過しても前記保留回線に無応答の場合、保留回線に所定の不在メッセージを音声案内することが、回線保留された通話者に対して望ましい。また、前記保留通知案内の放送終了から所定時間以内で所定の再生要求特番のダイヤルで発呼した電話端末の通話路を前記音声記録領域に接続し、前記保留通知案内を再生し送出することが望ましい。これにより、保留応答者が回線情報を確認できるので確実な保留応答が可能である。更に、前記保留要求者のメッセージが前記保留回線に応答する保留応答者の名前であることにより、放送で名前が呼ばれるので、本人が気付かなくても周囲から知らせを受けることができ、確実な保留応答が容易に可能である。
本発明の具体的なボタン電話装置の構成は、電話端末の保留ボタンの操作により通話中の回線を保留し、保留応答先に保留を通知するものであって、複数の電話端末を収容接続するボタン電話主装置と前記ボタン電話装置のサービス範囲に配設される少なくとも一つのスピーカとを備えている。従来のボタン電話装置に対して外部スピーカを適切配置することにより、放送による保留通知案内が容易に周知される。そのボタン電話主装置は、回線保留手段と音声記録準備手段と回線情報記録手段とメッセージ記録手段と保留通知案内再生手段とを含む。
回線保留手段は、通話中の電話端末から保留要求端末として回線の保留要求を受付けした際に指定された回線を保留回線に設定する。音声記録準備手段は、回線の保留中に前記保留要求端末から所定の保留通知代行特番のダイヤルを受付けした際に所定の音声記録領域への記録を準備する。回線情報記録手段は、前記保留回線の回線情報を音声変換して前記音声記録領域へ記録する。メッセージ記録手段は、前記音声記録領域を前記保留要求端末の通話路と接続して受ける音声メッセージを記録する。保留通知案内再生手段は、前記保留要求端末から終話のオンフック信号を受けた際に前記音声記録領域に記録された保留回線の識別情報と保留要求者のメッセージとを含む保留通知案内を再生し前記外部スピーカから放送する。
更に、保留通知案内の再生終了から所定経過時間を計測する保留応答待ちタイマと、保留応答待ちタイマの時限に達した際に保留回線に所定の不在メッセージを音声案内する不在案内手段とを有することが無駄な回線保留を避けるため有効である。保留通知案内の放送終了から所定時間以内で再生要求端末から所定の再生要求特番のダイヤルを受付けした際にその再生要求端末の通話路を前記音声記録領域に接続し、前記保留通知案内を送出する再生送出手段を有することは、保留応答する利用者に聞き間違いを無くすために有効である。更に、前記保留要求端末が前記ボタン電話主装置と無線回線で通信する無線電話端末であり、前記ボタン電話主装置が前記無線電話端末と通信する無線電話インタフェースを有することが、回線指定できない電話端末の代表であり、近年多用される無線電話端末に対して有意義である。
本発明によるボタン電話装置は、回線指定ボタンを有しない電話端末が回線保留した際に、保留通知代行特番により、回線情報及び保留応答先情報を含む回線保留者によるメッセージを音声記録し、スピーカから保留通知案内として放送する。そのため、放送聴取者がその保留通知案内を聴取して保留応答できるので、聴取した回線番号を口頭で伝達する必要が無く、言い間違い又は聞き間違いを回避できるという効果がある。更に、放送という手段により、複数者による聴取から、迅速かつ正確な保留応答が可能である。
保留し転送しようとする利用者が保留の回線番号を口頭で保留応答先に伝達することによる言い間違い又は聞き違いを回避にするという目的を、ボタン電話システムのサービス範囲にスピーカを配設し、主装置が音声変換した保留回線番号を利用者のメッセージと共に音声記録して上記スピーカから保留通知案内として放送することにより、電話端末側の構成を損なわずに実現した。
対象とされる主な電話端末は、ボタン電話機に搭載されている外線指定ボタンおよび外線識別ランプが実装されていない無線電話端末であり、自営標準のPHS端末などの携帯電話端末、又は主装置を親機とするコードレス電話の子機などが含まれる。
この実現のため、回線保留した際に音声記録するためにダイヤルする保留通知代行特番を予め決定し、ボタン電話主装置に設定する必要がある。また、下記説明では外線を保留するとしているが、電話回線であれば同様な制御が可能である。
以下に、図面を参照してその実施態様について説明するが、図示されるブロックの機能配分、フローチャートの手順順序など、上記機能を満たす限りその変更は自由であり、下記説明が本発明を限定するものではない。
本発明の実施例1について図1から図3までを併せ参照して説明する。
図1は、本発明によるボタン電話装置の実施の一形態をブロックで示す説明図である。
図示されるボタン電話装置は、ボタン電話主装置10、ボタン電話機20、無線電話端末30、及び外部スピーカ40で構成される。ボタン電話主装置10は、周知のように、ハードウェアとして、入出力器具、プログラム及び設定データなどの固定メモリ、動作用などの一時メモリ、及びプログラム制御によるプロッセサを備える。一方、ボタン電話主装置10は、プロッセサにより制御される外線IF(インタフェース)部11、ボタン電話IF部12、無線電話IF部13、合成音声格納部14、外線番号変換部15、音声記録再生制御部16、保留制御部17、保留応答待ちタイマ18、及び拡声出力IF部19を有する。
外線IF部11は、複数の外線を収容し、保留制御部17の制御を受けて指示された外線を保留にする一方、保留を解除する。ボタン電話IF部12は、複数のボタン電話機20を収容し、ボタン電話機20の発呼を検出して発信音を送出し、着呼の回線に呼出し信号を送出する。無線電話IF部13は、無線回線を介して無線電話端末30と接続し、無線電話端末30の発呼を検出して発信音を送出し、着呼の回線に呼出し信号を送出する。外線IF部11、ボタン電話IF部12及び無線電話IF部13における回線の相互接続は図示されないスイッチ制御部により制御される。
合成音声格納部14は、外部スピーカから放送する保留通知案内の組立用断片音声、回線情報音声などが格納されており、音声記録再生制御部16の制御によりメモリの音声記録領域に保存した利用者のメッセージと共に保留通知案内に組み立てられる。外線番号変換部15は、外線IF部11から受ける保留回線情報を外線番号に変換するが、ここでは従来の構成同様、合成音声格納部14を用いて対応する外線番号の合成音声を取り出すものとする。音声記録再生制御部16は、無線電話IF部13を介して保留要求した無線電話端末30から保留通知代行特番ダイヤルを受付けした際、メモリの音声記録領域を準備して所定の音声記録を行い、それを再生して拡声出力IF部19へ送出する。詳細は、後にフローチャートを用いて説明する。
保留制御部17は、無線電話端末30から無線電話IF部13を介して保留要求を受付けした際に外線IF部11を制御して接続中の外線を保留状態にし、ボタン電話機20の外線ボタン指定で保留応答を受付けした際にその該当外線の保留を解除する。保留応答待ちタイマ18は、拡声出力IF部19への保留通知案内の再生放送が終了した際、音声記録再生制御部16の制御により計時を開始し、電話端末からの発呼で保留応答の受付けがあった際に計時を停止して初期化される。拡声出力IF部19は、音声記録再生制御部16の制御により音声記録領域に記録された保留通知案内の再生音を受けて外部スピーカ40に送出する。
ボタン電話機20は、多数のボタンを有する多機能電話機であり、複数外線それぞれに対応する外線指定ボタン及び外線識別ランプを有し、外線応答又は通話中保留に際して外線を指定できる。無線電話端末30は、携帯型のため小型であり、オンフック及びオフフックのためのボタン、ダイヤルのための数字記号ボタン、保留ボタンなどを有しているが、外線対応のボタンは有していない。外部スピーカ40は、例えば事務所内又は住宅宅内で何処に居てもその放送が聴取できるように少なくとも一つが配設されているものとする。
次に、図2のシーケンスチャートに図1を併せ参照して、外線を収容する外線IF部11、ボタン電話主装置10、ボタン電話機20、及び無線電話端末30の本発明に係る主要な相互動作手順について説明する。
今、無線電話端末30が、ボタン電話主装置10の無線電話IF部13及び外線IF部11を介して一つの外線と通話中であるとする。そこで、無線電話端末30の利用者が保留ボタンを押し操作した場合、無線電話端末30は保留を受付けし、保留要求をボタン電話主装置10へ送信(手順S1)する。ボタン電話主装置10は、無線電話IF部13を介して保留制御部17でその保留要求を受付けし、外線IF部11に接続中外線の保留を指示してその外線に所定の保留音を送出(手順S1A)する。外線IF部11は指示された外線を保留状態に維持(手順S1B)する。この結果、無線電話端末30には発信音が送出され、改めて転送先のダイヤル発信ができる。これまでは従来同様である。しかし、無線電話端末30の利用者には保留外線の番号がわからないので、転送先電話端末を呼出ししても呼出し先で保留応答することができない。
従って、外線を保留した無線電話端末30の利用者は、発信音を聴取するので、所定の保留通知代行特番をダイヤル発信する。これにより、無線電話端末30は、保留通知代行特番によるダイヤルを受付けするので、それをボタン電話主装置10へ送信(手順S2)する。ボタン電話主装置10では、無線電話IF部13を介して音声記録再生制御部16が、保留制御部17の無線電話端末30への発信音送出を停止し、音声記録領域を用意してその領域に無線電話端末30までの通話路を接続し音声記録を準備する。そこで、音声記録再生制御部16は、外線番号変換部15を介し外線IF部11から受けた外線番号の音声情報を合成音声格納部14から取り出して音声記録(手順S2A)する一方、無線電話端末30へ録音準備完了を音声案内で通知する。この時点では、無線電話端末30の送話口が音声記録領域と接続されている。
上記通知を受けて利用者が無線電話端末30の送話口で保留回線の転送先を例えば「姓名」で「XXさん」と呼ぶ。この送話口からのメッセージ送話(手順S3)は、ボタン電話主装置10で音声記録領域に録音(手順S3A)される。メッセージ送話を終了した利用者は終話によりオンフック操作する。これにより、無線電話端末30はボタン電話主装置10へ切断通知し所定の回線解放処理(手順S4)を実行する。ボタン電話主装置10では、音声記録再生制御部16が、録音の終了と認識し、音声記録領域に記録された音声を「保留通知案内」として再生し、拡張出力IF部19を介して外部スピーカ40へ送出(手順S4A)する。従って、保留通知案内が外部スピーカ40から放送される。保留通知案内は、例えば「XXさん」と「外線n番」と「に、お電話です。」とのそれぞれの音声を組み立てて形成される。
この放送により、XXさんがボタン電話機20の外線指定ボタンを使って指定された外線番号で保留回線に応答(手順S5)にする。この保留応答の受付けにより、ボタン電話主装置10では音声記録再生制御部16が、音声の再生状態を解除すると共に外線IF部11の保留回線をボタン電話機20に接続して、両者の通話路を形成(手順S5A)する。従って、外線IF部11では該当外線の保留が解除(手順S5B)され、その外線とボタン電話機20とが通話できる。
次に、図3のフローチャートに図1を併せ参照してボタン電話主装置10の主要動作手順の実施の一形態について説明する。
今、ボタン電話主装置10では、無線電話IF部13及び外線IF部11を介して無線電話端末30が一つの外線と通話中(手順S11)である。そこで、無線電話端末30の利用者が保留ボタンを押し操作したため、無線電話端末30からの外線保留受付けがあり(手順S12のYES)の場合、無線電話IF部13を介して保留制御部17がその保留要求を受付けする。保留制御部17は、外線IF部11に接続中外線の保留を指示してその外線に所定の保留音を送出する一方で、無線電話端末30には発信音を送出(手順S13)する。しかし、無線電話端末30の利用者には保留外線の番号がわからないので、転送先電話端末を呼出ししても保留応答することができない。この保留応答のため、無線電話端末30の利用者はダイヤルを用いて保留通知代行特番を操作する。
ボタン電話主装置10では、保留制御部17が保留通知代行特番を受付け(手順S14のYES)した際、無線電話端末30への発信音送出を停止(手順S15)し、それを音声記録再生制御部16に通知する。音声記録再生制御部16は、メモリに音声記録領域を割当てして音声記録を準備し、外線番号変換部15を介し変換される保留の外線番号を、合成音声格納部14から音声で取り出して例えば「外線nm番」と記録(手順S16)する。次いで、音声記録再生制御部16は、無線電話端末30の送話路と音声記録領域の所定領域とを接続して無線電話端末30の受話路へ合成音声格納部14から取り出した録音準備完了の音声通知、例えば音声で「ピーという音が鳴り終わりましたら、相手先のお名前をどうぞ。」と通知(手順S17)する。その後、ボタン電話主装置10では、割当てされた音声記録領域に無線電話端末30から送話されるメッセージが、先の外線番号記録音声に先行する順序で録音(手順S18)される。
そのメッセージは例えば「XXさん」だけでよい。メッセージ送話の終了で利用者はオンフック操作するので、ボタン電話IF部12でその終話を切断信号で検出(手順S19のYES)し、それを音声記録再生制御部16に通知する。音声記録再生制御部16は、音声記録領域に合成音声格納部14から所定の保留通知メッセージを取り出して先の外線番号記録音声に続く順序で音声記録した後、音声記録領域の送話路を拡声出力IF部19に接続し音声記録された保留通知案内を再生送出(手順S20)する。その保留通知案内は例えば「XXさん、外線nm番、にお電話です。」と放送される。音声記録再生制御部16は、その手順S20による例えば2回の再生送出が終了した時点で保留応答待ちタイマ18の時限計測を開始(手順S21)させる。
その放送を聴取したXXさんが最寄りのボタン電話機20から「nm」の外線ボタンを押し操作して発呼し、保留外線に応答した際には、ボタンIF部12を介して保留制御部17が保留応答の通知を受付け(手順S22のYES)する。保留制御部17は、音声記録再生制御部16に通知して録音再生制御を初期化し、保留応答待ちタイマ18を初期化(手順S23)すると共に、該当のnm番外線の保留を解除して保留応答したボタン電話機20との通話路を設定(手順S24)して手順を終了する。
上記手順S22が「NO」で保留応答を受付けする前に保留応答待ちタイマ18の時限に到達(手順S25のYES)の場合、保留応答待ちタイマ18は音声記録再生制御部16に通知して録音再生制御を初期化すると共に自己の計時も初期化し、改めて音声記録再生制御部16を起動する。音声記録再生制御部16は、留守番電話用音声記録領域を準備して、所定のメッセージ、例えば「ただ今席を外しております。ピーという音が鳴り終わりましたら、メッセージをどうぞ。」を合成音声格納部14から取り出し、外線IF部11を介して外線に送出(手順S26)する。上記手順S24又は手順S26以降の手順は従来と同様であり、その説明は省略する。
上記説明では、外部スピーカを設けたが、狭い範囲のシステム利用であれば、ボタン電話主装置が内蔵するスピーカのみの利用で目的を達成することができる。また外線を保留するとしたが、主装置が内線保留機能を有する場合には内線保留であってもよい。また、上記手順S22で、保留応答をボタン電話機からとしたが、無線電話端末から予め設定された保留応答特番に外線番号を付加ダイヤルすることにより、保留制御部が保留応答接続を制御してもよい。
このような構成を採用したので、回線保留して転送を要求する利用者が回線番号の音声通知を受けて転送先に通知することなく、保留応答先の回線番号がスピーカから自動的に音声放送により通知できる。従って、転送要求利用者の負担を軽減できるだけでなく、言い間違い又は不明瞭伝言による聞き間違いを防止することができる。
本発明の実施例2について図4に図1及び図3を併せ参照して説明する。
この実施の一形態は、スピーカの放送を聞いた保留応答利用者が放送の外線番号を聞き逃した場合の方策である。このため、このボタン電話主装置10では保留応答のための再生要求特番、例えば「#13」が予め設定されている。
図4は、図3の手順S25の「NO」で保留応答待ちタイマ18の時限到達前に、保留応答者からダイヤル「#13」による発呼受付け(手順S31のYES)を得た際の手順である。それにより、上記保留通知案内は発呼の電話端末の受話器から放送される。
手順S31が「YES」でボタン電話主装置10が電話端末から再生要求特番を受付けした際に、音声記録再生制御部16がそれを受付けし、保留応答待ちタイマ18を初期化(手順S32)させる。また、音声記録再生制御部16は、その発呼電話端末を該当の音声記録領域に通話路で接続(手順S33)し、上記保留通知案内の音声を再生開始(手順S34)する。その再生が終了した際、音声記録再生制御部16は、保留応答待ちタイマ18の時限計測を開始する上記手順S21に戻り、以降の上述した手順に進む。
上記説明では、保留通知案内の再生音声が発呼電話端末に送出されるとしたが、外部スピーカでもよい。
保留回線転送の際にスピーカを用いて音声変換された保留回線番号を放送するので、回線指定ボタンを持たない電話端末の転送要求者における保留回線番号の伝達誤り回避が必要かつ不可欠な用途に有効に適用できる。
本発明によるボタン電話装置の実施の一形態をブロックで示した説明図である。(実施例1、2) 図1のボタン電話装置における保留転送手順の実施の一形態をシーケンスチャートで示した説明図である。(実施例1) 図1のボタン電話主装置における保留転送手順の実施の一形態をフローチャートで示した説明図である。(実施例1) 図1のボタン電話主装置における保留転送手順の図3に機能追加した実施の一形態をフローチャートで示した説明図である。(実施例2) 従来のボタン電話装置の一例をブロックで示す図である。
符号の説明
10 ボタン電話主装置
11 外線IF部
12 ボタン電話IF部
13 無線電話IF部
14 合成音声格納部
15 外線番号変換部
16 音声記録再生制御部
17 保留制御部
18 保留応答待ちタイマ
19 拡声出力IF部
20 ボタン電話機
30 無線電話端末
40 外部スピーカ

Claims (9)

  1. ボタン電話装置で回線の保留を保留応答先に通知する方法において、前記ボタン電話装置のサービス範囲で少なくとも一つのスピーカを配設し、回線の保留要求者から受付けした指定回線を保留し次いで所定の保留通知代行特番のダイヤルを受付けした際には、音声記録領域を準備し、受付けした保留回線の識別情報を音声情報に変換して前記保留要求者のメッセージと共に前記音声記録領域に記録し、かつ前記保留要求者から終話のオンフック操作を受けた際には前記音声記録領域に記録された保留回線の識別情報と保留要求者のメッセージとを含む保留通知案内を前記スピーカから放送することを特徴とするボタン電話装置における保留通知方法。
  2. 請求項1に記載のボタン電話装置における保留通知方法において、前記保留通知案内の放送終了から所定時間経過しても前記保留回線に無応答の場合、保留回線に所定の不在メッセージを音声案内することを特徴とするボタン電話装置における保留通知方法。
  3. 請求項1に記載のボタン電話装置における保留通知方法において、前記保留通知案内の放送終了から所定時間以内で所定の再生要求特番のダイヤルを受付けした際にはその再生要求特番で発呼した電話端末の通話路を前記音声記録領域に接続し、前記保留通知案内を再生し送出することを特徴とするボタン電話装置における保留通知方法。
  4. 請求項1に記載のボタン電話装置における保留通知方法において、前記保留要求者のメッセージが前記保留回線に応答する保留応答者の名前であることを特徴とするボタン電話装置における保留通知方法。
  5. 電話端末の保留ボタンの操作により通話中の回線を保留し、保留応答先に保留を通知するボタン電話装置において、複数の電話端末を収容接続するボタン電話主装置と前記ボタン電話装置のサービス範囲で適切に配設される少なくとも一つのスピーカとを備え、前記ボタン電話主装置が、通話中の電話端末から保留要求端末として回線の保留要求を受付けした際には指定された回線を保留回線に設定する回線保留手段と、回線の保留中に前記保留要求端末から所定の保留通知代行特番のダイヤルを受付けした際には所定の音声記録領域への記録を準備する音声記録準備手段と、前記保留回線の回線情報を音声変換して前記音声記録領域へ記録する回線情報記録手段と、前記音声記録領域を前記保留要求端末の通話路と接続して受ける音声メッセージを記録するメッセージ記録手段と、前記保留要求端末から終話のオンフック信号を受けた際に前記音声記録領域に記録された保留回線の識別情報と保留要求端末から受けたメッセージとを含む保留通知案内を再生し前記スピーカから放送する保留通知案内再生手段と、を有することを特徴とするボタン電話装置。
  6. 請求項5に記載のボタン電話装置において、前記スピーカは前記ボタン電話主装置に内蔵されるスピーカ及び複数外部スピーカのうちの一つまたは複数であることを特徴とするボタン電話装置。
  7. 請求項5に記載のボタン電話装置において、前記ボタン電話主装置が、前記保留通知案内の再生終了から所定経過時間を計測する保留応答待ちタイマと、保留応答待ちタイマの時限に達した際に保留回線に所定の不在メッセージを音声案内する不在案内手段とを更に有することを特徴とするボタン電話装置。
  8. 請求項5に記載のボタン電話装置において、前記ボタン電話主装置が、前記保留通知案内の放送終了から所定時間以内で電話端末から再生要求端末として所定の再生要求特番のダイヤルを受付けした際にはその再生要求端末の通話路を前記音声記録領域に接続し、前記保留通知案内を送出する再生送出手段を更に有することを特徴とするボタン電話装置。
  9. 請求項5に記載のボタン電話装置において、前記保留要求端末が前記ボタン電話主装置と無線回線で通信する無線電話端末であり、前記ボタン電話主装置が前記無線電話端末と通信する無線電話インタフェースを有することを特徴とするボタン電話装置。
JP2006161856A 2006-06-12 2006-06-12 ボタン電話装置における保留通知方法及びその主装置 Expired - Fee Related JP4966594B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006161856A JP4966594B2 (ja) 2006-06-12 2006-06-12 ボタン電話装置における保留通知方法及びその主装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006161856A JP4966594B2 (ja) 2006-06-12 2006-06-12 ボタン電話装置における保留通知方法及びその主装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007335928A true JP2007335928A (ja) 2007-12-27
JP4966594B2 JP4966594B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=38935025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006161856A Expired - Fee Related JP4966594B2 (ja) 2006-06-12 2006-06-12 ボタン電話装置における保留通知方法及びその主装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4966594B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013098768A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Jvc Kenwood Corp インターカムシステム、インターカムシステムの制御方法及び制御プログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0385050A (ja) * 1989-08-29 1991-04-10 Nec Corp ボタン電話装置
JPH0430652A (ja) * 1990-05-24 1992-02-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd ボタン電話装置
JPH0470090A (ja) * 1990-07-09 1992-03-05 Nec Eng Ltd 被呼者への保留呼通知方式
JPH06164726A (ja) * 1992-11-20 1994-06-10 Canon Inc 電話交換装置
JPH08265438A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Nitsuko Corp ボタン電話装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0385050A (ja) * 1989-08-29 1991-04-10 Nec Corp ボタン電話装置
JPH0430652A (ja) * 1990-05-24 1992-02-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd ボタン電話装置
JPH0470090A (ja) * 1990-07-09 1992-03-05 Nec Eng Ltd 被呼者への保留呼通知方式
JPH06164726A (ja) * 1992-11-20 1994-06-10 Canon Inc 電話交換装置
JPH08265438A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Nitsuko Corp ボタン電話装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013098768A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Jvc Kenwood Corp インターカムシステム、インターカムシステムの制御方法及び制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4966594B2 (ja) 2012-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4966594B2 (ja) ボタン電話装置における保留通知方法及びその主装置
JP4352138B2 (ja) 携帯電話での同報通話システム
TW200847744A (en) Communication device capable of receiving and transmitting incoming call messages and method thereof
JPH08195802A (ja) コードレス電話機
JP2007208496A (ja) 電話装置
JP2001045145A (ja) 携帯電話機用ワイヤレスイヤホンマイクセット、携帯電話機本体およびその通信方法
JPH0750708A (ja) コードレスネットワークシステム
JP3696032B2 (ja) 電話機
JP4849315B2 (ja) 電話装置
JP2647252B2 (ja) コードレス電話機
JP3046998U (ja) 携帯電話
JP4058851B2 (ja) コードレス電話装置
JP2001177623A (ja) 電話番号情報の受発信機能を備える電話機とその制御方法
JP3153194B2 (ja) 通信装置
JP2012070165A (ja) 複数音声出力機能を有する電話システム
KR970011424B1 (ko) 자동응답장치의 호출 자동 전환 방법
JPH0795283A (ja) 留守番電話機
JP2007208498A (ja) 伝言蓄積サービスセンタに対する接続装置及び伝言登録装置
JP2012070165A5 (ja)
JPH05218965A (ja) セルラー・コードレス留守番電話装置
JP2000115847A (ja) 留守番電話機能付きコードレス電話機における発信者番号通知方法
JP2001268169A (ja) コードレス電話機
JPH04320140A (ja) コードレスホン
JP2008092050A (ja) 電話装置
JPH02179131A (ja) コードレステレホン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120314

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4966594

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees