JP2007333219A - マルチ式空気調和システム - Google Patents

マルチ式空気調和システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007333219A
JP2007333219A JP2006161791A JP2006161791A JP2007333219A JP 2007333219 A JP2007333219 A JP 2007333219A JP 2006161791 A JP2006161791 A JP 2006161791A JP 2006161791 A JP2006161791 A JP 2006161791A JP 2007333219 A JP2007333219 A JP 2007333219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indoor unit
conditioning system
refrigerant
air conditioning
expansion valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006161791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4762797B2 (ja
Inventor
Yuji Yanagihara
祐二 柳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP2006161791A priority Critical patent/JP4762797B2/ja
Publication of JP2007333219A publication Critical patent/JP2007333219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4762797B2 publication Critical patent/JP4762797B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B49/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F25B49/005Arrangement or mounting of control or safety devices of safety devices

Abstract

【課題】複数の室内機について、それぞれの電子膨張弁の作動不良を的確に検知するマルチ式空気調和システムを提供する。
【解決手段】冷媒を膨張させる電子膨張弁4と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器5と、冷媒をそれらに流通させる冷媒流路6とを有する複数の室内機10を、室外機11に接続させるマルチ式空気調和システム1において、各室内機10の蒸発器5の入口側冷媒温度t1を測定する入口側温度センサ7と、各室内機10の蒸発器5の出口側冷媒温度t2を測定する出口側温度センサ8と、各室内機10の吸込み空気温度t3を測定する室内温度センサ9と、その室内機10が送風運転状態のときに、t1と、t2と、に加えて、その室内機10の吸込み空気温度t3を考慮して電子膨張弁4の異常状態を検知する膨張弁検知手段12と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチ式空気調和システムに係り、特に、冷媒を膨張させる膨張弁と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷媒をそれらに流通させる冷媒流路とを有する複数の室内機を、室外機に接続させるマルチ式空気調和システムに関する。
オフィスビルや工場等の空気調和設備として、複数の室内機を空調エリアに分散配置し、1台の室外機により冷房、暖房、除湿、換気等の空調を行う、いわゆるマルチ式といわれる空気調和システムが主流となっている。このマルチ式空気調和システムによれば室外機の設置スペースが節約できるという利点がある。
図4に、一般的なマルチ式空気調和システムの概略の構成図を示す。本構成図では、説明のため、室外機11に室内機10を2台接続した場合について図示する。このマルチ式空気調和システム1は、圧縮機2により冷媒を圧縮し、圧縮された冷媒を室外機11に設置された凝縮器3により凝縮し、凝縮された冷媒を各膨張弁4a,4bで膨張させ、室内機10に設置された蒸発器5a,5bにより膨張した冷媒を蒸発させる冷媒循環サイクルにより各室内の空調を行う。また、この冷媒循環サイクルは、冷媒が各機器を循環する冷媒流路6により構成される。また、凝縮器3は、圧縮され凝縮して温度の上昇した冷媒と外気との間で熱交換を行い、蒸発器5a,5bは、膨張され気化して温度の降下した冷媒と室内の空気との間で熱交換を行う。
膨張弁4は、各室内機10に組み込まれ、冷媒の膨張や凝縮の制御を行い、各室内機10に冷媒の循環量を分配する役割を有する。この膨張弁4として、一般に、電磁コイルの操作力で弁の開閉を行う電子膨張弁4が用いられる。電子膨張弁4は、内部のクリアランスが狭いことから、流体内に混入した異物が付着して作動不良を起こす場合がある。この作動不良が起きた場合には、空気調和システム自体によっては検知することができない。これは、空気調和システムは、電子膨張弁4の駆動電子回路や電気回線の故障については、その異常を検知する手段を有するが、電子膨張弁4自体の作動不良については、システム自体によっては検知できないからである。
例えば、室内機10が送風運転状態のときに、電子膨張弁4が閉じた状態で作動不良を起こし(ロックして)開かないと、その室内機10は空調能力が低下し、本来の冷房が効かなくなる。また、室内機10が送風運転状態のときに、電子膨張弁4が開いた状態で作動不良を起こし(ロックして)完全に閉じないと、冷媒が漏れて圧縮機2にまわり、液圧縮により圧縮機2が破損する虞がある。また、室内機10が漏れた冷媒の蒸発により冷やされ、水漏れによる結露が発生する。従って、従来から電子膨張弁4の異常を検知する方法が、各種提案されている。
特許文献1には、膨張弁である流量制御装置の故障診断手段を設けた空気調和装置が開示されている。また、特許文献2には、膨張弁の異常検知方法及び空調装置が開示されている。
特許文献1の流量制御装置の故障診断手段は、室内側熱交換機の出入口に、配管温度検出手段を設け、ある基準値と配管温度検出手段による検出温度の差から流量制御装置の故障診断を行うものである。すなわち、冷房モードにおいて、室内側熱交換機の検出された入口温度と出口温度との差をΔT1とする。次に、電気式膨張弁を閉め、室内側熱交換機の検出された入口温度と出口温度との差をΔT2とする。電気式膨張弁が正常に閉まっていると、入口温度が低くなり、出口温度が高くなるためΔT1の値と比較してΔT2の値が大きくなる。この原理に基づき流量制御装置の不良が判定される。
特許文献2の膨張弁の異常検知方法及び空調装置は、電子膨張弁と蒸発器の間に設けられ蒸発器の温度を検知する温度センサS1と、吸込み空気温度を検知する温度センサS2とにより検知された温度から電子膨張弁の異常検知を行うものである。すなわち、冷房モードにおいて、電子膨張弁が故障により開いたままでロックしている場合、冷媒は蒸発器にも流れ、温度センサS1の検知温度T1は、温度センサS2の検知温度T2より充分小さな値となる。この原理に基づき、冷房OFFモードのとき、T2−T1>A(基準値)により、電子膨張弁が開いたままロックしていることを検知する。また、冷房ONモードのとき、T2−T1<B(基準値)により、電子膨張弁が閉じたままロックしていることを検知する。
特開平7−55299号公報 特開2000−274896号公報
ところで、マルチ式空気調和システムにおいては、複数の室内機のうち、いずれかの電子膨張弁が作動不良を起こした場合、空気調和システム全体では、一見正常に運転してしまうため、ある室内機の作動不良を特定して検知することは難しい。
また、従来は、室内機の蒸発器の入口側冷媒温度及び出口側冷媒温度から、膨張弁の作動不良を検出している。しかし、マルチ式空気調和システムでは、各室内機の空調負荷により、特に、蒸発器の出口側冷媒温度が影響を受けてしまうため、的確な検知とはならない。また、マルチ式空気調和システムにおいては、室内側で要求される液化冷媒の総量が刻々と変化し、これにより、圧縮機の回転数や冷媒の循環量が影響され、特に、蒸発器の入口側冷媒温度がばらつく。従って、室内機の蒸発器の入口側冷媒温度及び出口側冷媒温度からだけでは、電子膨張弁の作動不良を的確に特定して検知することは難しい。
本願の目的は、かかる課題を解決し、複数の室内機について、それぞれの電子膨張弁の作動不良を的確に特定して検知するマルチ式空気調和システムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るマルチ式空気調和システムは、冷媒を膨張させる膨張弁と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷媒をそれらに流通させる冷媒流路とを有する複数の室内機を、室外機に接続させるマルチ式空気調和システムにおいて、各室内機の蒸発器の入口側冷媒温度t1を測定する入口側温度センサと、各室内機の蒸発器の出口側冷媒温度t2を測定する出口側温度センサと、各室内機の吸込み空気温度t3を測定する室内温度センサと、その室内機が送風運転状態のときに、t1及びt2に加えて、その室内機の吸込み空気温度t3を考慮して膨張弁の異常状態を検知する膨張弁検知手段と、を備えることを特徴とする。
また、マルチ式空気調和システムは、膨張弁検知手段が、t2と、t1にt3を加えた値を2で除した値と、を比較演算して膨張弁の異常状態を検知することが好ましい。
また、マルチ式空気調和システムは、冷媒流路に設置され冷媒圧力を測定する冷媒圧力センサを備え、膨張弁検知手段が、その室内機のt1と、冷媒圧力から算出される蒸発温度t4にその室内機ごとに定まる特性を考慮した補正値t5を加えた値と、を比較演算して膨張弁の異常状態を検知することが好ましい。
また、マルチ式空気調和システムは、膨張弁検知手段が、その室内機のt1が、t4にt5を加えた値より大きく、その室内機のt2が、t1にt3を加えた値を2で除した値よりも大きいときに、膨張弁が異常であると検知することが好ましい。
また、マルチ式空気調和システムは、膨張弁検知手段が、その室内機の機種およびその室内機の配管抵抗からその室内機の補正値を算出することが好ましい。
また、本発明に係るマルチ式空気調和システムは、冷媒を膨張させる膨張弁と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷媒をそれらに流通させる冷媒流路とを有する複数の室内機を、室外機に接続させるマルチ式空気調和システムにおいて、各室内機の蒸発器の入口側冷媒温度t1を測定する入口側温度センサと、その室内機が冷房運転状態のときに、その室内機のt1と、各室内機のt1のうち最も低い値である基準温度t6に室内機ごとに定まる特性を考慮した補正値t7を加えた値と、を比較演算して膨張弁の異常状態を検知する膨張弁検知手段と、を備えることを特徴とする。
また、マルチ式空気調和システムは、冷媒流路に設置され冷媒圧力を測定する冷媒圧力センサを備え、膨張弁検知手段が、その室内機のt1と、冷媒圧力から算出される蒸発温度t4にその室内機ごとに定まる特性を考慮した補正値t5と、を比較演算して膨張弁の異常状態を検知することが好ましい。
また、マルチ式空気調和システムは、膨張弁検知手段が、その室内機のt1が、t4にt5を加えた値より小さく、その室内機のt1が、t6にt7を加えた値より小さいときに、膨張弁が異常であることを検知することが好ましい。
また、マルチ式空気調和システムは、膨張弁検知手段が、その室内機の機種およびその室内機の配管抵抗からその室内機の補正値を算出することが好ましい。
また、マルチ式空気調和システムは、各室内機の運転状態を、冷房運転或いは送風運転に切り替えて制御する運転制御手段を備え、運転制御手段が、第1運転時には、複数の室内機のうち、その空調能力の略半分に相当する室内機を冷房運転状態として残りの室内機を送風運転状態とし、第2運転時には、総ての室内機の運転状態を、冷房運転から送風運転へ、あるいは送風運転から冷房運転の状態へと逆転させることが好ましい。
さらに、マルチ式空気調和システムは、運転制御手段が、第1運転時には、複数の室内機のうち、その略半数を冷房運転状態として残りの半数を送風運転状態とし、第2運転時には、総ての室内機の運転状態を、冷房運転から送風運転へ、あるいは送風運転から冷房運転の状態へと逆転させることが好ましい。
上記構成により、マルチ式空気調和システムは、送風運転状態の各室内機について、蒸発器の入り口側温度と出口側温度の差温だけではなく、各室内機の吸込み空気温度もその異常の検知に用いる。これにより、室内機ごとの空調の負荷状況を考慮した膨張弁の異常状態の検知が可能となる。
また、マルチ式空気調和システムは、冷房運転状態の各室内機について、室内機ごとに定まる特性を考慮し、各室内機の入口側温度のうち最も低い入口側温度を基準として各室内機の異常を検知する。これにより、室内機ごとにばらつく空調の配管抵抗等の特性を考慮した膨張弁の異常状態の検知が可能となる。
以上のように、本発明に係るマルチ式空気調和システムによれば、複数の室内機について、それぞれの電子膨張弁の作動不良を的確に特定して検知することが可能となる。
以下に、図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。
図1に、マルチ式空気調和システムの1つの実施形態の概略構成をブロック図で示す。このマルチ式空気調和システム1は、圧縮機2により冷媒を圧縮し、圧縮された冷媒を室外機11に設けられた凝縮器3により凝縮し、凝縮された冷媒を各電子膨張弁4a,4bで膨張させ、室内機10に設けられた蒸発器5a,5bにより膨張した冷媒を蒸発させる冷媒循環サイクルにより各室内の空調を行う。また、この冷媒循環サイクルは、冷媒が各機器を循環する冷媒流路6により構成される。凝縮器3は、圧縮され凝縮して温度上昇した冷媒と外気との間で熱交換を行い、蒸発器5a,5bは、膨張され気化して温度低下した冷媒と室内の空気との間で熱交換を行う。室外機11の冷媒流路6には、四方弁14が設けられる。また、四方弁14内に示した実線は冷房の場合の冷媒流路6を、破線は暖房の場合の冷媒流路6を示す。また、図1中の実線で示した矢印は、冷房の場合の冷媒流路6を示し、破線で示した矢印は、暖房の場合の冷媒流路6を示す。
各室内機10は、それぞれ蒸発器5、電子膨張弁4、入口側温度センサ7、出口側温度センサ8、室内温度センサ9を備える。膨張弁検知手段12は、各室内機10の入口側温度センサ7、室内温度センサ9からの、入口側冷媒温度t1、出口側冷媒温度t2、吸込み空気温度t3の信号をそれぞれ受信する。また、凝縮器3の出口側には、冷媒圧力センサ13が取り付けられ、冷媒圧力pを測定し、膨張弁検知手段12に送信する。これらの室内機10は、A群及びB群の2つの群に分けられる。図1では、A群及びB群の室内機10は、それぞれ3台ずつの場合を示す。
ここで、室内機10が1台である場合の、電子膨張弁4の異常検知方法を説明する。図2に、冷媒流路6に接続された室内機10に設けられた蒸発器5内部における冷媒の蒸発の様子を説明図により示す。図2では、斜線部分は液化冷媒の量を説明的に示し、斜線のない部分はガス化冷媒の量を説明的に示す。図中の矢印は、液化冷媒及びガス化冷媒の流れの方向を示す。また、各冷媒流路6には、入口側温度センサ7、出口側温度センサ8が取り付けられ、それぞれ入口側冷媒温度t1、出口側冷媒温度t2を測定する。さらに、各室内機10には吸込み空気温度t3を測定する室内温度センサ9が取り付けられる。
図2(a)は、冷房運転時に電子膨張弁4の開閉状態が正常な場合を示す。この場合は、電子膨張弁4は開となり、膨張した液化冷媒は、蒸発器5内部で適切に蒸発しガス化した冷媒となる。このとき、室内機10の入口側冷媒温度t1と、出口側冷媒温度t2とは、ほぼ一定の温度となり、その差温は小さい。図2(b)は、冷房運転から送風運転に切替えたとき、電子膨張弁4が開状態でロックし完全に閉とならない場合を示す。この場合は、蒸発器5内部で必要とされる液化冷媒が供給されず、蒸発器5の途中で完全に蒸発しきってしまう。このとき、蒸発器5の入口側冷媒温度t1は、冷媒圧力pの減少により低下する。また、蒸発器5の出口側冷媒温度t2は、冷媒の流量が減少することで、出口側の過熱度が増して上昇する。従って、入口側冷媒温度t1と出口側冷媒温度t2の差温が大きくなる。図2(c)は、冷房運転時に、電子膨張弁4が開状態でロックした場合を示す。この場合は、蒸発器5内部で必要とされる以上に過剰の液化冷媒が供給されることから、冷媒は蒸発器5を通過しても完全にガス化しなくなる。このとき、室内機10の入口側冷媒温度t1と、出口側冷媒温度t2とは、ほぼ一定の温度となり、その差温は小さい。
上記電子膨張弁4の異常状態における室内機10の入口側冷媒温度t1と、出口側冷媒温度t2との温度差の変化は、室外機11と室内機10とが1対1の場合には、そのまま電子膨張弁4の異常判定に適用される。しかし、マルチ式空気調和システム1の場合には、そのまま適用することができない。これは、マルチ式空気調和システム1では、各室内機10の空調負荷により、特に、蒸発器5の出口側冷媒温度t2が影響を受けてしまうため、的確な検知とはならない。また、マルチ式空気調和システム1においては、室内側で要求される液化冷媒の総量が刻々と変化し、これにより、圧縮機2の回転数や冷媒の循環量が影響され、特に、蒸発器5の入口側冷媒温度t1がばらつくからである。
(マルチ式空気調和システムの異常検知方法)
図3に、マルチ式空気調和システム1の場合における異常検知方法の一つの実施形態をフロー図で示す。本異常検知方法では、室内機10を、空調能力が略半分ずつとなるように選別し、それぞれをA群及びB群とする。本実施形態では、マルチ式空気調和システム1の異常検知を、第1運転時及び第2運転時の2回行う。第1運転時には、2つの群に分けた空調機10のうち一方の群(例えば、A群)を冷房運転状態とし、他方の群(例えば、B群)を送風運転状態とする(S1)。この状態で各室内機10の電子膨張弁4a及び4bの異常を検知した後、一旦、総ての室内機10を冷房運転状態とし(S4)、その後、第2運転時には、2つの群に分けた空調機10のうち一方の群(例えば、A群)を送風運転状態とし、他方の群(例えば、B群)を冷房運転状態とする(S5)。このように、2つの群に分けるのは、圧縮機2を一時的にでも停止させないためである。また、マルチ式空気調和システム1の全体の液化冷媒の循環量を略一定に保つためである。従って、A群の室内機10とB群の室内機10との空調能力が略等しいことが望ましい。但し、室内機10の空調能力が総ての室内機10でほぼ同じとみなせる場合には、その略半数ずつとなるようにA群及びB群とに分割しても良い。
第1運転時において、冷房運転状態のA群について、その群の総ての室内機10について下記の判定基準により電子膨張弁4が開の状態でロックされているか否かを判定する(S2)。また、第2運転時において、冷房運転状態のB群について、同様の判定を行う(S7)。
第1の判定式は、t1<t4+t5を満たす場合に電子膨張弁4は正常であり、満たさない場合は、その異常を検知するものである。ここに、t1は、入口側冷媒温度であり、t4は、冷媒圧力pから算出される蒸発温度であり、またt5は、室内機10ごとに定まる特性を考慮した補正値であり、各室内機10の機種およびその室内機10の配管抵抗から補正値が算出される。この判定式は、基本的には、凝縮器3の出口側に設けられた冷媒圧力センサ13が測定する冷媒圧力pから算出された蒸発温度(理論値)t4を、それに対応する入口側冷媒温度t1と比較したものである。但し、マルチ式空気調和システム1の各室内機10は、例えば、それぞれ室外機11からの配管長さが異なり、配管抵抗による温度ロスが異なる。従って、その特性を考慮した補正値(温度)を考慮することで、より適切な判定とする。また、例えば、各室内機10の機種が異なる場合には、それぞれの特性を考慮した補正値(温度)を考慮することで、より適切な判定とする。つまり、その室内機10の入口側冷媒温度t1が、補正された理論値である蒸発温度t4よりも高い場合には、その室内機10は空調能力が低下し、本来の冷房が効かなくなっていると判断する。そして、その要因として電子膨張弁4の異常が検出される。この理論値である蒸発温度t4は、通常のオフィスビルの空調では、略0℃である。
第2の判定式は、t1<t6+t7を満たす場合に電子膨張弁4は正常であり、満たさない場合は、異常を検知するものである。ここに、t6は、各室内機10のt1のうち最も低い値で、基準となる温度である。また、t7は、室内機10ごとに定まる特性を考慮した補正値であるが、上述したt5とは異なり、各室内機10のばらつきも考慮した裕度である。この判定式は、その群の室内機10のうち、最も温度の低い入口冷媒温度を基準温度t6とし、室内機10ごとに定まる特性値に裕度を考慮して補正した値よりも高い場合には、その室内機10は空調能力が低下し、本来の冷房が効かなくなっていると判断する。そして、その要因として電子膨張弁4の異常が検出される。
第1の判定式は、電子膨張弁4の異常ではなく、冷媒が、冷媒流路6の継手や弁で漏れて不足している場合にも満たしてしまう。この場合、冷媒が不足するため冷房が効かなくなり入口側冷媒温度t1が上昇するためである。しかし、この場合は、第2の判定式は満たさない。その室内機10の入口側冷媒温度t1が上昇するからである。従って、第2の判定式のみを適用しても良いし、2つの判定式を共に適用しても良い。この第2の判定式は、冷房運転時において、マルチ式空気調和システム1の各室内機10の電子膨張弁4の異常(空調能力の低下)を検知する基本的な判定式である。
第1運転時において、送風運転状態のB群について、その群の総ての室内機10について下記の判定基準により電子膨張弁4が開の状態でロックされているか否かを判定する(S3)。また、第2運転時において、送風運転状態のA群について、同様の判定を行う(S6)。
第1の判定式は、t1>t4+t5を満たす場合に電子膨張弁4は正常であり、満たさない場合は、その異常を検知するものである。ここに、t1は、入口側冷媒温度であり、t4は、冷媒圧力pから算出される蒸発温度であり、またt5は、室内機10ごとに定まる特性を考慮した補正値であり、各室内機10の機種およびその室内機10の配管抵抗から補正値が算出される。この判定式は、基本的には、凝縮器3の出口側に設けられた冷媒圧力センサ13が測定する冷媒圧力pから算出された蒸発温度(理論値)t4を、それに対応する入口側冷媒温度t1と比較したものである。但し、マルチ式空気調和システム1の各室内機10は、例えば、それぞれ室外機11からの配管長さが異なり、配管抵抗による温度ロスが異なるため、その特性を考慮した補正値(温度)を加えることで、より適切な判定をする。また、例えば、各室内機10の機種が異なる場合には、それぞれの特性を考慮した補正値(温度)を加えることで、より適切な判定をするものである。従って、その室内機10の入口側冷媒温度t1が、補正された理論値である蒸発温度t4よりも低い場合には、その室内機10の蒸発器5には冷媒が漏れていると判断される。そして、その要因として電子膨張弁4の異常が検出される。
第2の判定式は、t2>(t1+t3)/2を満たす場合に電子膨張弁4は正常であり、満たさない場合は、異常を検知するものである。ここに、t2は、出口側冷媒温度であり、t3は、吸込み空気温度である。この判定式は、基本的には、入口側冷媒温度t1と出口側冷媒温度t2との差温を判断するものである。しかし、マルチ式空気調和システム1の各室内機10は、上述したように、入口側冷媒温度t1及び出口側冷媒温度t2がばらつくため、適切な判断ができない。そこで、各室内機10の吸込み空気温度t3を含めて電子膨張弁4の異常を検出するものである。従って、t3の値により決定される関数fを用いて、t2>t1+f(t3)とする。本実施の形態では、これを、実務上の特性に合わせて(t1+t3)/2とした。
第1の判定式は、冷房運転時の第1の判定式の裏返しであり、これらの判定式は共に適用することが好ましい。第2の判定式は、送風運転時において、従来の判定式をマルチ式空気調和システム1に拡大して適用できるように改良したものである。従って、これら第1及び第2の判定式は、それぞれ単独に判定式として適用しても良いし、2つの判定式を共に適用しても良い。
本発明に係るマルチ式空気調和システムの1つの実施形態の概略構成を示すブロック図である。 室内機の蒸発器内部での冷媒の蒸発の様子を示す説明図である。である。 マルチ式空気調和システムの場合の異常検知方法の一つの実施形態を示すフロー図である。 一般的なマルチ式空気調和システムの概略の構成図である。
符号の説明
1 マルチ式空気調和システム、2 圧縮機、3 凝縮器、4,4a,4b 電子膨張弁(膨張弁)、5,5a,5b 蒸発器、6 冷媒流路、7 入口側温度センサ、8 出口側温度センサ、9 室内温度センサ、10 室内機、11 室外機、12 膨張弁検知手段、13 冷媒圧力センサ、14 四方弁、t1 入口側冷媒温度、t2 出口側冷媒温度、t3 吸込み空気温度、t4 蒸発温度、t5 補正値、t6 基準温度、t7 補正値(裕度)。

Claims (11)

  1. 冷媒を膨張させる膨張弁と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷媒をそれらに流通させる冷媒流路とを有する複数の室内機を、室外機に接続させるマルチ式空気調和システムにおいて、
    各室内機の蒸発器の入口側冷媒温度t1を測定する入口側温度センサと、
    各室内機の蒸発器の出口側冷媒温度t2を測定する出口側温度センサと、
    各室内機の吸込み空気温度t3を測定する室内温度センサと、
    その室内機が送風運転状態のときに、t1及びt2に加えて、その室内機の吸込み空気温度t3を考慮して膨張弁の異常状態を検知する膨張弁検知手段と、
    を備えることを特徴とするマルチ式空気調和システム。
  2. 請求項1に記載のマルチ式空気調和システムであって、膨張弁検知手段は、t2と、t1にt3を加えた値を2で除した値と、を比較演算して膨張弁の異常状態を検知することを特徴とするマルチ式空気調和システム。
  3. 請求項1又は2に記載のマルチ式空気調和システムであって、冷媒流路に設置され冷媒圧力を測定する冷媒圧力センサを備え、膨張弁検知手段は、その室内機のt1と、冷媒圧力から算出される蒸発温度t4にその室内機ごとに定まる特性を考慮した補正値t5を加えた値と、を比較演算して膨張弁の異常状態を検知することを特徴とするマルチ式空気調和システム。
  4. 請求項3に記載のマルチ式空気調和システムであって、膨張弁検知手段は、その室内機のt1が、t4にt5を加えた値より大きく、その室内機のt2が、t1にt3を加えた値を2で除した値よりも大きいときに、膨張弁が異常であると検知することを特徴とするマルチ式空気調和システム。
  5. 請求項3または4に記載のマルチ式空気調和システムであって、膨張弁検知手段は、その室内機の機種およびその室内機の配管抵抗からその室内機の補正値を算出することを特徴とするマルチ式空気調和システム。
  6. 冷媒を膨張させる膨張弁と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷媒をそれらに流通させる冷媒流路とを有する複数の室内機を、室外機に接続させるマルチ式空気調和システムにおいて、
    各室内機の蒸発器の入口側冷媒温度t1を測定する入口側温度センサと、
    その室内機が冷房運転状態のときに、その室内機のt1と、各室内機のt1のうち最も低い値である基準温度t6に室内機ごとに定まる特性を考慮した補正値t7を加えた値と、を比較演算して膨張弁の異常状態を検知する膨張弁検知手段と、
    を備えることを特徴とするマルチ式空気調和システム。
  7. 請求項6に記載のマルチ式空気調和システムであって、冷媒流路に設置され冷媒圧力を測定する冷媒圧力センサを備え、膨張弁検知手段は、その室内機のt1と、冷媒圧力から算出される蒸発温度t4にその室内機ごとに定まる特性を考慮した補正値t5と、を比較演算して膨張弁の異常状態を検知することを特徴とするマルチ式空気調和システム。
  8. 請求項7に記載のマルチ式空気調和システムであって、膨張弁検知手段は、その室内機のt1が、t4にt5を加えた値より小さく、その室内機のt1が、t6にt7を加えた値より小さいときに、膨張弁が異常であることを検知することを特徴とするマルチ式空気調和システム。
  9. 請求項7または8に記載のマルチ式空気調和システムであって、膨張弁検知手段は、その室内機の機種およびその室内機の配管抵抗からその室内機の補正値を算出することを特徴とするマルチ式空気調和システム。
  10. 請求項1乃至9いずれか1に記載のマルチ式空気調和システムであって、各室内機の運転状態を、冷房運転或いは送風運転に切り替えて制御する運転制御手段を備え、運転制御手段は、第1運転時には、複数の室内機のうち、その空調能力の略半分に相当する室内機を冷房運転状態として残りの室内機を送風運転状態とし、第2運転時には、総ての室内機の運転状態を、冷房運転から送風運転へ、あるいは送風運転から冷房運転の状態へと逆転させることを特徴とするマルチ式空気調和システム。
  11. 請求項1乃至9いずれか1に記載のマルチ式空気調和システムであって、運転制御手段は、第1運転時には、複数の室内機のうち、その略半数を冷房運転状態として残りの半数を送風運転状態とし、第2運転時には、総ての室内機の運転状態を、冷房運転から送風運転へ、あるいは送風運転から冷房運転の状態へと逆転させることを特徴とするマルチ式空気調和システム。
JP2006161791A 2006-06-12 2006-06-12 マルチ式空気調和システム Active JP4762797B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006161791A JP4762797B2 (ja) 2006-06-12 2006-06-12 マルチ式空気調和システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006161791A JP4762797B2 (ja) 2006-06-12 2006-06-12 マルチ式空気調和システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007333219A true JP2007333219A (ja) 2007-12-27
JP4762797B2 JP4762797B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=38932861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006161791A Active JP4762797B2 (ja) 2006-06-12 2006-06-12 マルチ式空気調和システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4762797B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2204621A3 (en) * 2009-01-06 2012-07-04 Lg Electronics Inc. Air conditioner and method for detecting malfunction thereof
WO2012099128A1 (ja) * 2011-01-17 2012-07-26 ダイキン工業株式会社 空気調和機
KR101584530B1 (ko) 2009-07-06 2016-01-12 엘지전자 주식회사 공기조화기 및 공기조화기 시운전 방법
JP2016084987A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 ダイキン工業株式会社 空調機の運転方法、その運転方法を用いた空調機
KR101677031B1 (ko) 2010-03-18 2016-11-29 엘지전자 주식회사 공기조화기 및 그 운전방법
WO2016208470A1 (ja) * 2015-06-26 2016-12-29 ダイキン工業株式会社 空気調和システム
CN106352472A (zh) * 2016-08-19 2017-01-25 广东美的暖通设备有限公司 多联机系统及其联动故障检测方法
CN106404371A (zh) * 2016-10-10 2017-02-15 广东美的暖通设备有限公司 电子膨胀阀检测方法及装置、空调系统
CN107003037A (zh) * 2014-12-15 2017-08-01 大金工业株式会社 空调装置
EP3073203A4 (en) * 2013-10-23 2017-09-20 Gree Electric Appliances, Inc. of Zhuhai Method and device for controlling coolant in dehumidifier
CN110671777A (zh) * 2019-10-21 2020-01-10 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调器的控制方法、装置和空调器
CN111486560A (zh) * 2020-04-21 2020-08-04 海信(山东)空调有限公司 一种空调及其控制方法
WO2020170470A1 (ja) * 2019-02-21 2020-08-27 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
CN113531773A (zh) * 2021-06-18 2021-10-22 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种多联空调故障检测方法、装置及多联空调
CN113865063A (zh) * 2021-08-31 2021-12-31 宁波奥克斯电气股份有限公司 多联机系统控制方法、控制装置、多联机系统和存储介质
CN114413418A (zh) * 2022-01-26 2022-04-29 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种多联机冻结自动修复方法、存储介质及系统
CN114593515A (zh) * 2022-01-20 2022-06-07 青岛海尔空调电子有限公司 用于控制多联机系统的方法及装置、多联机系统
CN115950120A (zh) * 2022-12-07 2023-04-11 珠海格力电器股份有限公司 基于电子膨胀阀的流量曲线修正方法、装置及相关设备
WO2023197711A1 (zh) * 2022-04-11 2023-10-19 青岛海信日立空调系统有限公司 多联机空调系统、故障定位方法及故障诊断模型训练方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106500238B (zh) * 2016-09-12 2019-06-14 珠海格力电器股份有限公司 电子膨胀阀故障检测方法、装置及多联机设备系统
CN110398040B (zh) * 2019-08-05 2021-09-21 宁波奥克斯电气股份有限公司 制冷调节方法、装置及空调器

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63297973A (ja) * 1987-05-29 1988-12-05 株式会社デンソー 冷凍サイクル装置
JPH02106662A (ja) * 1988-10-13 1990-04-18 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2000274896A (ja) * 1999-03-24 2000-10-06 Tokyo Gas Co Ltd 膨張弁の異常検知方法及び空調装置
JP2002071188A (ja) * 2000-08-30 2002-03-08 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 熱媒供給異常検出装置
JP2004251583A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JP2004257686A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機の冷媒中継ユニット
JP2005024153A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多室空気調和機の圧縮機運転周波数制御方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63297973A (ja) * 1987-05-29 1988-12-05 株式会社デンソー 冷凍サイクル装置
JPH02106662A (ja) * 1988-10-13 1990-04-18 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2000274896A (ja) * 1999-03-24 2000-10-06 Tokyo Gas Co Ltd 膨張弁の異常検知方法及び空調装置
JP2002071188A (ja) * 2000-08-30 2002-03-08 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 熱媒供給異常検出装置
JP2004251583A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JP2004257686A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機の冷媒中継ユニット
JP2005024153A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多室空気調和機の圧縮機運転周波数制御方法

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2204621A3 (en) * 2009-01-06 2012-07-04 Lg Electronics Inc. Air conditioner and method for detecting malfunction thereof
KR101584530B1 (ko) 2009-07-06 2016-01-12 엘지전자 주식회사 공기조화기 및 공기조화기 시운전 방법
KR101677031B1 (ko) 2010-03-18 2016-11-29 엘지전자 주식회사 공기조화기 및 그 운전방법
WO2012099128A1 (ja) * 2011-01-17 2012-07-26 ダイキン工業株式会社 空気調和機
JP2012163314A (ja) * 2011-01-17 2012-08-30 Daikin Industries Ltd 空気調和機
EP2667109A4 (en) * 2011-01-17 2017-09-27 Daikin Industries, Ltd. Air conditioner
EP3073203A4 (en) * 2013-10-23 2017-09-20 Gree Electric Appliances, Inc. of Zhuhai Method and device for controlling coolant in dehumidifier
JP2016084987A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 ダイキン工業株式会社 空調機の運転方法、その運転方法を用いた空調機
CN107003037A (zh) * 2014-12-15 2017-08-01 大金工业株式会社 空调装置
CN107003037B (zh) * 2014-12-15 2019-11-01 大金工业株式会社 空调装置
WO2016208470A1 (ja) * 2015-06-26 2016-12-29 ダイキン工業株式会社 空気調和システム
US10852042B2 (en) 2015-06-26 2020-12-01 Daikin Industries, Ltd. Air conditioning system
JP2017009267A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 ダイキン工業株式会社 空気調和システム
US20180180338A1 (en) * 2015-06-26 2018-06-28 Daikin Industries, Ltd. Air conditioning system
CN106352472A (zh) * 2016-08-19 2017-01-25 广东美的暖通设备有限公司 多联机系统及其联动故障检测方法
CN106352472B (zh) * 2016-08-19 2019-04-30 广东美的暖通设备有限公司 多联机系统及其联动故障检测方法
CN106404371B (zh) * 2016-10-10 2019-03-08 广东美的暖通设备有限公司 电子膨胀阀检测方法及装置、空调系统
CN106404371A (zh) * 2016-10-10 2017-02-15 广东美的暖通设备有限公司 电子膨胀阀检测方法及装置、空调系统
US11874039B2 (en) 2019-02-21 2024-01-16 Mitsubishi Electric Corporation Refrigeration cycle apparatus
EP3929506A4 (en) * 2019-02-21 2022-03-30 Mitsubishi Electric Corporation REFRIGERATING CYCLE DEVICE
WO2020170470A1 (ja) * 2019-02-21 2020-08-27 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
JP2020134052A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
CN110671777B (zh) * 2019-10-21 2021-07-20 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调器的控制方法、装置和空调器
CN110671777A (zh) * 2019-10-21 2020-01-10 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调器的控制方法、装置和空调器
CN111486560B (zh) * 2020-04-21 2021-04-30 海信(山东)空调有限公司 一种空调及其控制方法
CN111486560A (zh) * 2020-04-21 2020-08-04 海信(山东)空调有限公司 一种空调及其控制方法
CN113531773A (zh) * 2021-06-18 2021-10-22 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种多联空调故障检测方法、装置及多联空调
CN113865063A (zh) * 2021-08-31 2021-12-31 宁波奥克斯电气股份有限公司 多联机系统控制方法、控制装置、多联机系统和存储介质
CN113865063B (zh) * 2021-08-31 2022-11-25 宁波奥克斯电气股份有限公司 多联机系统控制方法、控制装置、多联机系统和存储介质
CN114593515A (zh) * 2022-01-20 2022-06-07 青岛海尔空调电子有限公司 用于控制多联机系统的方法及装置、多联机系统
CN114413418A (zh) * 2022-01-26 2022-04-29 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种多联机冻结自动修复方法、存储介质及系统
WO2023197711A1 (zh) * 2022-04-11 2023-10-19 青岛海信日立空调系统有限公司 多联机空调系统、故障定位方法及故障诊断模型训练方法
CN115950120A (zh) * 2022-12-07 2023-04-11 珠海格力电器股份有限公司 基于电子膨胀阀的流量曲线修正方法、装置及相关设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4762797B2 (ja) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4762797B2 (ja) マルチ式空気調和システム
JP5446064B2 (ja) 熱交換システム
JP4968373B2 (ja) 空気調和装置
KR101479458B1 (ko) 냉동 장치
CN104566823A (zh) 并联多联机的冷媒控制方法
WO2012077275A1 (ja) 空気調和装置
JP2008232508A (ja) 給湯器
JP4839861B2 (ja) 空気調和装置
JP7257782B2 (ja) 空気調和システム
JP2011208928A (ja) 空気調和機
US20100206000A1 (en) Air conditioner and method of controlling the same
JP2008064439A (ja) 空気調和装置
JP6479181B2 (ja) 空気調和装置
WO2020170470A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP5164527B2 (ja) 空気調和機
JP4418936B2 (ja) 空気調和装置
US10451305B2 (en) Air-conditioning apparatus
JP2011099591A (ja) 冷凍装置
JP2010164270A (ja) 多室型空気調和機
JP5881339B2 (ja) 空気調和機
JPH09280681A (ja) 空気調和機
JP2010101569A (ja) 多室形空気調和機
JP2018071864A (ja) 空気調和機
JP2005291553A (ja) マルチ型空気調和装置
JP2013002749A (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080501

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110608

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4762797

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350