JP2007329855A - 発振回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源電圧の変動に起因するクロック信号の周波数変動を低減することが可能な発振回路を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る発振回路は、出力クロック信号に応じて三角波信号を発生する三角波発生回路と、三角波信号と第1の基準電圧および第2の基準電圧との比較に応じてクロック信号を生成する比較回路と、比較回路のための電源電圧に応じて調整電流の値を調整する電流調整回路と、調整電流の値に応じた電圧差を有する第1の基準電圧および第2の基準電圧を生成する基準電圧発生回路とを備える。電流調整回路は、比較回路のための電源電圧が上昇する場合に調整電流を増加し、該電源電圧が低下する場合には調整電流を減少する。基準電圧発生回路は、調整電流が増加する場合に第1の基準電圧と第2の基準電圧との電位差を大きくし、調整電流が減少する場合には該電位差を小さくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、発振回路に関するものである。
矩形波状のクロック信号を生成する発振回路が知られている。特許文献1に記載の発振回路は、容量素子の充放電動作を交互に切り換えることによって三角波信号を生成し、比較器によって三角波信号の電圧と2つの基準電圧との比較に基づいてクロック信号を生成する。この発振回路では、容量素子の充放電動作の切り換えは、比較器から出力されたクロック信号の電圧に応じて行われる。
特開平10−233657号公報
特許文献1に記載の発振回路では、容量素子および比較器を含む帰還ループ処理によって、クロック信号の周期、三角波信号の繰り返し周期、および容量素子の充放電繰り返し周期が一致するように、クロック信号の周波数が決定される。一般に、論理回路の応答遅延時間は電源電圧に依存するので、特許文献1に記載の比較器の応答遅延時間は、電源電圧の変動に応じて変動してしまう。その結果、比較器を含む帰還ループ処理によって、クロック信号の周波数が変動してしまう。
そこで、本発明は、電源電圧の変動に起因するクロック信号の周波数変動を低減することが可能な発振回路を提供することを目的としている。
本発明の発振回路は、矩形波状のクロック信号を生成する。この発振回路は、(a)容量素子を含み、クロック信号の電圧値に応じて該容量素子の充放電状態を切り換え、三角波信号を発生する三角波発生回路と、(b)三角波発生回路から出力された三角波信号を受けると共に第1の基準電圧および第2の基準電圧を受け、三角波信号の電圧値と該第1の基準電圧の値との比較および三角波信号の電圧値と該第2の基準電圧の値との比較に応じた電圧値を有するクロック信号を生成する比較回路と、(c)基準電流を出力する基準電流源に接続されると共に比較回路のための電源に接続され、該電源の電圧変化量に応じて該基準電流の値を変更した調整電流を生成する電流調整回路と、(d)電流調整回路から出力された調整電流の値に応じた電圧差を有する第1の基準電圧および第2の基準電圧を生成する基準電圧発生回路とを備える。(e)電流調整回路は、比較回路のための電源の電圧が上昇する場合に調整電流を増加し、該電源の電圧が低下する場合には調整電流を減少する。(f)基準電圧発生回路は、調整電流が増加する場合に第1の基準電圧と第2の基準電圧との電位差を大きくし、調整電流が減少する場合には第1の基準電圧と第2の基準電圧との電位差を小さくする。
一般に、論理回路の応答遅延時間は、電源電圧が高くなるに従って短くなるので、比較回路の応答遅延時間は、電源電圧が高くなるに従って短くなってしまう。しかしながら、この発振回路によれば、比較回路の電源電圧が高くなると、電流調整回路によって調整電流の値が増加し、基準電圧発生回路によって第1の基準電圧と第2の基準電圧との電圧差が大きくなるので、容量素子における第1の基準電圧−第2の基準電圧間の充電時間および放電時間が長くなる。一方、比較回路の電源電圧が低くなると、電流調整回路によって調整電流の値が減少し、基準電圧発生回路によって第1の基準電圧と第2の基準電圧との電圧差が小さくなるので、容量素子における第1の基準電圧−第2の基準電圧間の充電時間および放電時間が短くなる。
したがって、この発振回路によれば、電源電圧の変動によって比較回路の応答遅延時間が変動しても、この比較回路の応答遅延時間の変化を相殺するように容量素子の充電時間および放電時間を変更する。故に、比較回路の電源電圧依存性に起因するクロック信号の周波数の変動を低減することができる。
上記した電流調整回路は、基準電流が入力される第1のカレントミラー回路と、第1のカレントミラー回路の出力電流が入力され、電源から電圧の供給を受ける第2のカレントミラー回路とを有し、第2のカレントミラー回路の出力電流を調整電流として出力することが好ましい。
この第1のカレントミラー回路は、(a)基準電流源に接続された第1の電流端子、電源の一方の電位に接続された第2の電流端子、および該第1の電流端子に接続された制御端子を有する第1のトランジスタと、(b)第1のトランジスタの制御端子に接続された制御端子、第1の電流端子、および電源の一方の電位に接続された第2の電流端子を有する第2のトランジスタとを有することが好ましく、第2のカレントミラー回路は、(c)第2のトランジスタの第1の電流端子に接続された第1の電流端子、電源の他方の電位に接続された第2の電流端子、および該第1の電流端子に接続された制御端子を有する第3のトランジスタと、(d)第3のトランジスタの制御端子に接続された制御端子、第1の電流端子、および電源の他方の電位に接続された第2の電流端子を有する第4のトランジスタとを有することが好ましい。
この電流調整回路では、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタからなる第1のカレントミラー回路と、第3のトランジスタおよび第4のトランジスタからなる第2のカレントミラー回路とが、比較回路と同一な電源を用いている。この電源電圧が高くなると、第2のトランジスタの2つの電流端子間の電圧が大きくなる。一般に、トランジスタでは、制御端子の電圧が一定であっても、2つの電流端子間の電圧(VdsまたはVce)が大きくなるに従って、第1の電流端子(ドレインまたはコレクタ)に流れる電流が大きくなる。
そのため、電源電圧が大きくなると、基準電流源から供給される基準電流、すなわち第1のトランジスタに流れる電流が一定であっても、第2のトランジスタに流れる電流が増加し、それに応じて調整電流が増加する。一方、電源電圧が低くなると、第2のトランジスタに流れる電流が減少するので、調整電流が減少する。
上記した基準電圧発生回路は、調整電流が入力される第3のカレントミラー回路と、第3のカレントミラー回路の出力電流が流れる分圧回路とを有し、分圧回路は、互いに直列に接続された複数の抵抗素子を含み、該複数の抵抗素子のうちの少なくとも1つの抵抗素子の電圧降下量を電圧差とする第1の基準電圧および第2の基準電圧を生成することが好ましい。
この第3のカレントミラー回路は、(e)第4のトランジスタの第1の電流端子に接続された第1の電流端子、電源の一方の電位に接続された第2の電流端子、および該第1の電流端子に接続された制御端子を有する第5のトランジスタと、(f)第5のトランジスタの制御端子に接続された制御端子、第1の電流端子、および電源の一方の電位に接続された第2の電流端子を有する第6のトランジスタとを有することが好ましく、(g)分圧回路は、第6のトランジスタの第1の電流端子と電源の他方の電位との間に接続されることが好ましい。
この基準電圧発生回路では、第5のトランジスタと第6のトランジスタとが第3のカレントミラー回路を構成しているので、調整電流が増加すると、分圧回路に流れる電流が増加し、分圧回路内の抵抗素子の電圧降下量が増加して、第1の基準電圧と第2の基準電圧との電圧差が大きくなる。一方、調整電流が減少すると、分圧回路に流れる電流が減少し、分圧回路内の抵抗素子の電圧降下量が減少して、第1の基準電圧と第2の基準電圧との電圧差が小さくなる。
本発明によれば、発振回路において、電源電圧の変動に起因するクロック信号の周波数変動を低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、本発明の実施形態に係る発振回路を示す回路図である。図1に示す発振回路1は、矩形波状の相補のクロック信号CLK,XCLKを生成する。発振回路1は、基準電流源10、三角波発生回路20、比較回路30、電流調整回路40、および基準電圧発生回路50を備えている。なお、本実施形態では、発振回路1は1つの集積回路内に形成されており、基準電流源10、三角波発生回路20、比較回路30、電流調整回路40、および基準電圧発生回路50には単一の電源電圧Vddが供給されている。
基準電流源10は、電源の高電位(他方の電位)5に接続されており、一定な電流値を有する基準電流Iref1を生成する。基準電流源10は、基準電流Iref1を三角波発生回路20および電流調整回路40へ供給する。
三角波発生回路20は、容量素子を有しており、基準電流Iref1を用いてこの容量素子を充放電し、三角波信号Voscを生成する。三角波発生回路20は、比較回路30から出力されるクロック信号XCLKを受けており、このクロック信号XCLKの電圧値に応じて、容量素子の充放電動作を切り換える。三角波発生回路20は、三角波信号Voscを比較回路30へ出力する。
比較回路30には、基準電圧発生回路50から出力される第1の基準電圧Vrefhおよび第2の基準電圧Vreflも入力されている。比較回路30は、三角波信号Voscの電圧値と第1の基準電圧Vrefhの値とを比較すると共に、三角波信号Voscの電圧値と第2の基準電圧Vreflの値とを比較し、これらの比較結果に応じて論理を反転した相補の矩形波信号を生成する。比較回路30は、これらの相補の矩形波信号をそれぞれクロック信号CLK,XCLKとして出力する。
電流調整回路40は、基準電流源10から出力される基準電流Iref1の値を電源電圧Vddの値に応じて変更し、調整電流Iref3を生成する。電流調整回路40は、調整電流Iref3を基準電圧発生回路50へ供給する。
基準電圧発生回路50は、調整電流Iref3に応じて第1の基準電圧Vrefhおよび第2の基準電圧Vreflを生成する。第1の基準電圧Vrefhと第2の基準電圧Vreflとの電圧差は、調整電流Iref3に応じて変更される。
図2は、図1に示す発振回路の詳細な回路図である。三角波発生回路20は、トランジスタ21,22,23,24,25,26と容量素子27とを有している。トランジスタ21,22,25,26は、それぞれN型MOSFETであり、トランジスタ23,24は、それぞれP型MOSFETである。
トランジスタ21のドレインは基準電流源10に接続されており、ソースは電源の低電位(一方の電位:例えば、接地電位)6に接続されている。トランジスタ21のゲートは、自身のドレインおよびトランジスタ22のゲートに接続されている。トランジスタ22のソースは電源の低電位6に接続されており、ドレインはトランジスタ23のドレインに接続されている。このように、トランジスタ21,22は、カレントミラー回路を構成しており、基準電流Iref1に比例した電流Iref5をトランジスタ22のドレイン−ソース間に生成する。
トランジスタ23のソースは電源の高電位5に接続されており、ゲートは自身のドレインおよびトランジスタ24のゲートに接続されている。トランジスタ24のソースは電源の高電位5に接続されており、ドレインはトランジスタ26を介してトランジスタ25のドレインに接続されている。このように、トランジスタ23,24は、カレントミラー回路を構成しており、電流Iref5に比例した電流Iref6をトランジスタ24のドレイン−ソース間に生成する。
トランジスタ25のソースは電源の低電位6に接続されており、ゲートはトランジスタ21のゲートに接続されている。このように、トランジスタ21,25は、カレントミラー回路を構成しており、電流Iref1に比例した電流Iref7をトランジスタ25のドレイン−ソース間に生成する。
本実施形態では、トランジスタ21とトランジスタ22のゲート長及びゲート幅は同一であり、トランジスタ23とトランジスタ24のゲート長及びゲート幅は同一であり、トランジスタ25とトランジスタ21のゲート長は同一であって、トランジスタ25のゲート幅はトランジスタ21の2倍である。したがって、電流Iref5,Iref6の値は電流Iref1の値とほぼ同一の値であり、電流Iref7の値は電流Iref1の約2倍である。
トランジスタ24とトランジスタ25との間には、トランジスタ26が接続されている。トランジスタ26のドレインはトランジスタ24のドレインに接続されており、ソースはトランジスタ25のドレインに接続されている。トランジスタ26のゲートには、比較回路30からクロック信号XCLKが入力される。トランジスタ26のドレインおよびトランジスタ25のドレインと電源の高電位5との間には容量素子27が接続されている。
容量素子27は、トランジスタ26がオン状態であるときに、電流Iref7と電流Iref6との差電流で充電され、トランジスタ26がオフ状態であるときには、電流Iref6で放電される。このように、トランジスタ26によって容量素子27が繰り返し充放電動作することによって、三角波信号Voscが比較回路30へ供給される。
比較回路30は、比較器31,32とSR型ラッチ回路33とを有している。比較器31のプラス入力端子には基準電圧発生回路50から出力される第1の基準電圧Vrefhが入力され、マイナス入力端子には三角波発生回路20から出力される三角波信号Voscが入力される。一方、比較器32のプラス入力端子には三角波発生回路20から出力される三角波信号Voscが入力され、マイナス入力端子には基準電圧発生回路50から出力される第2の基準電圧Vreflが入力される。
比較器31は、三角波信号Voscの電圧値が第1の基準電圧Vrefhの値より小さいときにハイレベルの電圧を出力し、三角波信号Voscの電圧値が第1の基準電圧Vrefhの値より大きいときにローレベルの電圧を出力する。同様に、比較器32は、三角波信号Voscの電圧値が第2の基準電圧Vreflの値より大きいときにハイレベルの電圧を出力し、三角波信号Voscの電圧値が第2の基準電圧Vreflの値より小さいときにローレベルの電圧を出力する。比較器31の出力電圧および比較器32の出力電圧は、SR型ラッチ回路33にそれぞれ入力される。
SR型ラッチ回路33は、2つのNAND回路から構成されており、例えば、比較器31の出力電圧および比較器32の出力電圧をそれぞれセット信号、リセット信号として、相補のクロック信号CLK,XCLKを生成する。
電流調整回路40は、第1のトランジスタ21、第2のトランジスタ42、第3のトランジスタ43、および第4のトランジスタ44を有している。第2のトランジスタ42はN型MOSFETであり、第3のトランジスタ43および第4のトランジスタ44はP型MOSFETである。なお、電流調整回路40は、第1のトランジスタ21を三角波発生回路20と共有している。
第2のトランジスタ42のゲート(制御端子)は第1のトランジスタ21のゲート(制御端子)に接続されており、ソース(第2の電流端子)は電源の低電位6に接続されている。第2のトランジスタ42のドレイン(第1の電流端子)は第3のトランジスタ43のドレイン(第1の電流端子)に接続されている。このように、第2のトランジスタ42は、第1のトランジスタ21と第1のカレントミラー回路を構成しており、第2のトランジスタ42のドレイン−ソース間には、基準電流Iref1に比例した電流Iref2が流れる。
第3のトランジスタ43のソース(第2の電流端子)は電源の高電位5に接続されており、ゲート(制御端子)は自身のドレインおよび第4のトランジスタ44のゲート(制御端子)に接続されている。第4のトランジスタ44のソース(第2の電流端子)は電源の高電位5に接続されており、ドレイン(第1の電流端子)は基準電圧発生回路50に接続されている。このように、第3のトランジスタ43と第4のトランジスタ44とは、第2のカレントミラー回路を構成しており、電流Iref2に比例した調整電流Iref3を第4のトランジスタ44のドレイン−ソース間に生成する。
本実施形態では、第1のトランジスタ21と第2のトランジスタ42のゲート長及びゲート幅は同一であり、第3のトランジスタ43と第4のトランジスタ44のゲート長及びゲート幅は同一である。
基準電圧発生回路50は、第5のトランジスタ51、第6のトランジスタ52、および分圧回路53を有している。第5のトランジスタ51および第6のトランジスタ52はN型MOSFETである。
第5のトランジスタ51のドレイン(第1の電流端子)は電流調整回路40の第4のトランジスタ44のドレインに接続されており、ソース(第2の電流端子)は電源の低電位6に接続されている。第5のトランジスタ51のゲート(制御端子)は、自身のドレインおよび第6のトランジスタ52のゲート(制御端子)に接続されている。第6のトランジスタ52のソース(第2の電流端子)は電源の低電位6に接続されている。第6のトランジスタ52のドレイン(第1の電流端子)と電源の高電位5との間には、分圧回路53が接続されている。このように、第5のトランジスタ51と第6のトランジスタ52とは、第3のカレントミラー回路を構成しており、調整電流Iref3に比例した電流Iref4を第6のトランジスタ52のドレイン−ソース間に生成する。本実施形態では、これらのトランジスタ51,52のゲート長及びゲート幅は同一である。
分圧回路53は、直列に接続された3つの抵抗素子54,55,56から構成されている。抵抗素子54と55との間には第2の基準電圧Vreflが発生し、抵抗素子55と56との間には第1の基準電圧Vrefhが発生する。したがって、第1の基準電圧Vrefhと第2の基準電圧Vreflとの電位差は、抵抗素子55の電圧降下量によって決定される。
次に、発振回路1の比較例を示す。図10は、本発明の比較例に係る発振回路を示す回路図である。図10に示す発振回路1Cは、発振回路1において電流調整回路40を備えていない構成において本実施形態と異なっている。具体的には、基準電圧発生回路50において、第5のトランジスタ51の代わりに三角波発生回路20のトランジスタ21が用いられている。
以下では、発振回路1および1Cの動作を比較して説明する。図3は、図1および図10に示す各信号波形を示す図である。クロック信号XCLKがハイレベルであるときには、トランジスタ26がオン状態となり、電流差Iref7−Iref6、すなわちIref1相当の電流によって容量素子27が充電され、三角波信号Voscの電圧が除々に低下する。その後、三角波信号Voscの電圧が第2の基準電圧Vreflに達すると、比較回路30の応答遅延時間、すなわち比較器31または32の応答遅延時間とSR型ラッチ回路33の応答遅延時間との総和td後に、クロック信号XCLKがローレベルに切り換わる。
すると、トランジスタ26がオフ状態となり、電流Iref6、すなわちIref1相当の電流によって容量素子27が放電され、三角波信号Voscの電圧が除々に上昇する。その後、三角波信号Voscの電圧が第1の基準電圧Vrefhに達すると、比較回路30の応答遅延時間td後に、クロック信号XCLKがハイレベルに切り換わる。すると、トランジスタ26が再びオン状態となり、三角波信号Voscの電圧が除々に低下する。
このように、三角波発生回路20と比較回路30との帰還ループ処理によって、容量素子27の充放電動作が繰り返され、三角波信号Voscおよびクロック信号CLK,XCLKが生成される。このクロック信号CLKは、比較回路30のヒステリシス機能によって、三角波信号Voscに対してヒステリシスを有する。図4に、三角波信号に対するクロック信号のヒステリシス特性を示す。
再び、図3を参照する。三角波発生回路20と比較回路30との帰還ループ処理によって、三角波信号Voscの繰り返し周期とクロック信号CLK,XCLKの周期とがほぼ一致し、クロック信号CLK,XCLKの周波数fが下式(1)のように決定される。
f=1/(thl+tlh+4td)・・・(1)
thl:第1の基準電圧Vrefhから第2の基準電圧Vreflまでの容量素子27の充電時間
tlh:第2の基準電圧Vreflから第1の基準電圧Vrefhまでの容量素子27の放電時間
td:比較回路30の応答遅延時間
一般に、論理回路の応答遅延時間は、電源電圧Vddが高くなるに従って短くなる。図5は、論理回路を含む比較回路の電源電圧に対する応答遅延時間特性を示す図である。図5に示すように、電源電圧Vddが高くなるに従って、比較器31,32の応答遅延時間およびSR型ラッチ回路33の応答遅延時間がそれぞれ短くなるので、これらの総和で定まる比較回路30の応答遅延時間tdは短くなる。その結果、図3および上記(1)式から明らかなように、比較例に係る発振回路1Cでは、三角波信号Voscの繰り返し周期およびクロック信号CLK,XCLKの周期が短くなり、クロック信号CLK,XCLKの周波数fが高くなってしまう。
しかしながら、本実施形態の電流調整回路40では、電源電圧Vddが高くなるに従って、第2のトランジスタ42のドレイン−ソース間電圧が大きくなる。一般に、トランジスタでは、ドレイン−ソース間電圧に応じてドレイン電流が変化する。図6は、トランジスタにおけるドレイン−ソース間電圧に対するドレイン電流特性を示す図である。図6に示すように、飽和領域で動作可能であるくらいゲート電圧Vgsが大きく、且つ一定であっても、ドレイン−ソース間電圧Vdsが大きくなるに従ってドレイン電流Idが増加することがわかる。なお、ドレイン−ソース間電圧Vdsに対するドレイン電流Idの増加量は、ゲート長を変更することによって調整可能である。
したがって、基準電流源からの電流Iref1が一定であっても、電源電圧Vddが高くなると、第2のトランジスタ42のドレイン−ソース間に流れる電流Iref2が増加し、それに応じて調整電流Iref3および基準電圧発生回路50の分圧回路53に流れる電流Iref4が増加する。その結果、抵抗素子55の電圧降下量が増加し、第1の基準電圧Vrefhと第2の基準電圧Vreflとの電圧差Vrefh−Vreflが大きくなる。一方、電源電圧Vddが低くなると、第2のトランジスタ42に流れる電流Iref2が減少することによって、調整電流Iref3および分圧回路53に流れる電流Iref4が減少するので、抵抗素子55の電圧降下量が減少し、第1の基準電圧Vrefhと第2の基準電圧Vreflとの電圧差Vrefh−Vreflが小さくなる。
図7は、電源電圧に対する第1の基準電圧と第2の基準電圧との電圧差特性を示す図である。図7によれば、電源電圧Vddが高くなるに従って、第1の基準電圧Vrefhと第2の基準電圧Vreflとの電圧差Vrefh−Vreflが大きくなることがわかる。
電圧差Vrefh−Vreflが大きくなると、図3から明らかなように、容量素子27の充電時間thlおよび放電時間tlhが長くなる。一方、電圧差Vrefh−Vreflが小さくなると、容量素子27の充電時間thlおよび放電時間tlhが短くなる。
このように、本実施形態の発振回路1によれば、電源電圧Vddが高くなり、比較回路30の応答遅延時間tdが短くなる場合には、電流調整回路40によって調整電流Iref3の値が増加し、基準電圧発生回路50によって第1の基準電圧Vrefhと第2の基準電圧Vreflとの電圧差が大きくなるので、容量素子27の充電時間thlおよび放電時間tlhが長くなる。一方、電源電圧Vddが低くなり、比較回路30の応答遅延時間tdが長くなる場合には、電流調整回路40によって調整電流Iref3の値が減少し、基準電圧発生回路50によって第1の基準電圧Vrefhと第2の基準電圧Vreflとの電圧差が小さくなるので、容量素子27の充電時間thlおよび放電時間tlhが短くなる。したがって、この発振回路1によれば、電源電圧Vddの変動によって比較回路30の応答遅延時間tdが変動しても、この応答遅延時間tdの変化を相殺するように、容量素子27の充電時間thlおよび放電時間tlhを変化させることによって、クロック信号CLKの周期の変動を低減することができる。故に、比較回路30の電源電圧依存性に起因するクロック信号CLKの周波数の変動を低減することができる。
また、本実施形態の発振回路1は、基準電流Iref1に対して依存性を有さない構成となっている。すなわち、発振回路1は、基準電流Iref1が変動しても、クロック信号CLK,XCLKの周波数を一定に保持することができる。容量素子27の充電時間thlおよび放電時間tlhは、下式(2)によって表される。
thl=(Vrefh−Vrefl)×C/(Iref7−Iref6)
tlh=(Vrefh−Vrefl)×C/Iref6
ここで、電圧差(Vrefh−Vrefl)は、抵抗素子55の電圧降下量であり、抵抗素子55の抵抗値と電流Iref4の値とで定まる。電流Iref4、電流(Iref7−Iref6)および電流Iref6は、基準電流Iref1に比例する。したがって、基準電流Iref1の変動に起因する電流(Iref7−Iref6)および電流Iref6の変動を、基準電流Iref1の変動に起因する電流Iref4の変動によって打ち消すことができる。その結果、基準電流Iref1が変動しても、容量素子27の充電時間thlおよび放電時間tlhを一定に保持することができ、クロック信号CLK,XCLKの周波数を一定に保持することができる。
以上、比較回路30の応答遅延時間tdの電源電圧依存性の低減効果について説明したが、本実施形態の発振回路1によれば、比較回路30の応答遅延時間tdの温度依存性をも低減することが可能である。すなわち、論理回路の温度が上昇すれば一般に応答遅延時間tdが長くなるが、電流調整回路40のトランジスタは温度上昇により電流が減るため、電圧差Vrefh−Vreflが小さくなり、応答遅延時間tdの変化を相殺するように容量素子27の充電時間thlおよび放電時間tlhが短くなる。例えば、予め実験やシミュレーションによって比較回路30の応答遅延時間tdの温度依存性を求め、この温度依存性を考慮して電流調整回路40におけるトランジスタ42,43,44のゲート長を調整し、調整電流Iref3の変化量を調整する。
また、本実施形態の発振回路1によれば、三角波発生回路20の電源電圧依存性を低減することが可能である。三角波発生回路20でも、トランジスタ21,22およびトランジスタ21,25がそれぞれカレントミラー回路を構成しており、電源電圧依存性を有する。そのため、電流Iref5および電流Iref6が変動すると共に電流Iref7が変動し、容量素子27の充電時間thlおよび放電時間tlhが変動して、クロック信号CLK,XCLKの周波数が変動してしまう。そこで、例えば、予め実験やシミュレーションによって三角波発生回路20における容量素子27の充電時間thlおよび放電時間tlhの電源電圧依存性を求め、この電源電圧依存性を考慮して電流調整回路40におけるトランジスタ42,43,44のゲート長を調整し、調整電流Iref3の変化量を調整する。
近年の集積回路の微細化とともに回路の動作周波数は上昇する傾向にある。そのため、発振回路に求められる発振周波数も高くなる傾向にある。本実施形態のような簡易で安価な発振回路では、三角波信号の繰り返し周期は三角波発生回路内のアナログ電流量等の調整により比較的自由な調整が可能であるが、比較回路の応答遅延時間は一定以上短くすることが困難である。したがって、発振周波数が高くなるほど、発振周波数の電源電圧依存性における比較回路の応答遅延時間の電源電圧依存性の割合が大きくなる。本実施形態の発振回路1は、発振周波数を高くしても、発振周波数の電源電圧依存性を簡易な方法で低減することができる。
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。
本実施形態では、電流調整回路40は、第1のトランジスタ21を三角波発生回路20と共用したが、更に、第2のトランジスタおよび第3のトランジスタをも三角波発生回路20と共用してもよい。図8は、本発明の変形例1に係る発振回路を示す回路図である。図8に示す発振回路1Aは、発振回路1において電流調整回路40に代えて電流調整回路40Aを備えている構成で発振回路1と異なっている。電流調整回路40Aは、電流調整回路40において、第2のトランジスタ42および第3のトランジスタ43に代えて、それぞれトランジスタ22、23を第1のトランジスタ、第2のトランジスタとして備えている。すなわち、電流調整回路40Aは、第1のトランジスタ21、第2のトランジスタ22および第3のトランジスタ23を三角波発生回路20と共用している。このような変形例1の発振回路1Aでも、発振回路1と同様の利点を得ることができ、さらに回路規模の削減と消費電力の削減を実現することができる。
本実施形態および変形例1では、N型MOSFETの代わりにP型MOSFETが用いられ、P型MOSFEの代わりにN型MOSFETが用いられてもよい。図9は、本発明の変形例2に係る発振回路を示す回路図である。図9に示す発振回路1Bは、発振回路1においてトランジスタ21,22,25,42,51,52がN型MOSFETからP型MOSFETに変更され、トランジスタ23,24,43,44がP型MOSFETからN型MOSFETに変更されている。
また、発振回路1では、電源の一方の電位6が低電位であり、他方の電位5が高電位であったが、発振回路1Bでは、電源の一方の電位6が高電位であり、他方の電位5が低電位である。また、発振回路1では、抵抗素子55と抵抗素子56との間に第1の基準電圧Vrefhが発生し、抵抗素子54と抵抗素子55とに第2の基準電圧Vreflが発生していたが、発振回路1Bでは、抵抗素子55と抵抗素子56との間に第2の基準電圧Vreflが発生し、抵抗素子54と抵抗素子55とに第1の基準電圧Vrefhが発生する。
発振回路1Bでは、発振回路1と異なり、図3における時間tlhが容量素子27の充電時間となり、時間thlが容量素子27の放電時間となるが、その他の動作は発振回路1の動作と同様であり、発振回路1と同様の利点を得ることができる。
また、本実施形態および本変形例では、トランジスタとしてMOSFETが用いられたが、バイポーラトランジスタであってもよい。
また、本実施形態および本変形例では、説明の簡単化のために、電流調整回路40におけるトランジスタ21,42,43,44および基準電圧発生回路50におけるトランジスタ51とトランジスタ52のゲート長及びゲート幅を同一であるとしたが、それぞれ異なっていてもよい。
同様に、本実施形態および本変形例では、説明の簡単化のために、三角波発生回路20におけるトランジスタ21とトランジスタ22のゲート長及びゲート幅は同一であり、トランジスタ23とトランジスタ24のゲート長及びゲート幅は同一であり、トランジスタ25とトランジスタ21のゲート長は同一であって、トランジスタ25のゲート幅はトランジスタ21の2倍としたが、電流Iref6と電流Iref7との電流比が1:2であれば、トランジスタ21,22,23,24,25は本実施形態のゲート長及びゲート幅と異なっていてもよい。
また、本実施形態および本変形例では、電流調整回路40は、2段のカレントミラー回路から構成されたが、比較回路30の応答遅延時間tdの長さに応じて、2N段のカレントミラー回路(Nは1以上の整数)から構成されてもよい。2N段のカレントミラー回路で構成することにより、電源電圧の変化に対するIref4の変化の大きさをN倍に拡大することができる。段数は、比較回路の電源電圧の変化に対する遅延時間の変化を相殺するように決められる。
また、本実施形態および本変形例では、集積回路を想定して発振回路1の全ての回路に単一の電源電圧が供給されたが、最低限、比較回路30の電源電圧と電流調整回路40の電源電圧とが同一であればよく、他の回路10,20,50には異なる電源電圧が供給されても、発振回路1と同様の利点を得ることができる。
また、本実施形態および本変形例では、基準電圧発生回路50の分圧回路53が3つの抵抗素子54,55,56で構成されたが、分圧回路53は直列に接続された複数の抵抗素子から構成され、第1の基準電圧Vrefhと第2の基準電圧Vreflとの間の電位差が複数の抵抗素子の電圧降下量の総和によって決定されてもよい。
また、本実施形態および本変形例では、基準電流源10を備えたが、発振回路1,1Aは、基準電流源10を備えず、集積回路の外部に形成された基準電流源に接続されてもよい。
また、本実施形態では、容量素子27がトランジスタ24,26のドレインと電源の高電位5との間に接続されたが、トランジスタ24,26のドレインと電源の低電位6との間に接続されてもよい。同様に、本変形例では、容量素子27がトランジスタ25,26のドレインと電源の低電位5との間に接続されたが、トランジスタ25,26のドレインと電源の高電位6との間に接続されてもよい。
また、本実施形態では、トランジスタ26がトランジスタ25と容量素子27との間に接続されたが、トランジスタ24と容量素子27との間に接続されてもよい。この場合、トランジスタ26をP型MOSFETに変更し、電流Iref6が電流Iref7の2倍となるように、トランジスタ21,22,23,24,25のゲート長及びゲート幅をそれぞれ変更すればよい。同様に、本変形例では、トランジスタ26がトランジスタ24と容量素子27との間に接続されたが、トランジスタ25と容量素子27との間に接続されてもよい。この場合、トランジスタ26をP型MOSFETに変更し、電流Iref6が電流Iref7の2倍となるように、トランジスタ21,22,23,24,25のゲート長及びゲート幅をそれぞれ変更すればよい。
また、本実施形態では、比較回路30からクロック信号XCLKを受け、容量素子27の充放電動作を切り換えるスイッチをN型MOSFETのトランジスタ26により構成したが、このスイッチを直列に接続されたP型MOSFETとN型MOSFETとにより構成してもよい。具体的には、トランジスタ26とトランジスタ24のドレインにソースが接続され、ドレインがトランジスタ26のドレインと容量素子27に接続され、ゲートにクロック信号XCLKが入力されるP型MOSFETを本実施形態に付加することによりこの構成を実現する。スイッチを直列に接続されたP型MOSFETとN型MOSFETにより構成することにより、このスイッチを介して高電位5から低電位6へ流れる電流量を抑制でき、消費電力を削減することができる。
本発明の実施形態に係る発振回路を示す回路図である。 図1に示す発振回路の詳細な回路図である。 図1に示す各信号波形を示す図である。 三角波信号に対するクロック信号のヒステリシス特性を示す図である。 比較回路の電源電圧に対する応答遅延時間特性を示す図である。 トランジスタにおけるドレイン−ソース間電圧に対するドレイン電流特性を示す図である。 電源電圧に対する第1の基準電圧と第2の基準電圧との電圧差特性を示す図である。 本発明の変形例1に係る発振回路を示す回路図である。 本発明の変形例2に係る発振回路を示す回路図である。 本発明の比較例に係る発振回路を示す回路図である。
符号の説明
1…発振回路、5…電源の高電位(他方の電位)、6…電源の低電位(一方の電位)、10…基準電流源、20…三角波発生回路、21…第1のトランジスタ、27…容量素子、30…比較回路、40…電流調整回路、42…第2のトランジスタ、43…第3のトランジスタ、44…第4のトランジスタ、50…基準電圧発生回路、51…第5のトランジスタ、52…第6のトランジスタ、53…分圧回路、54,55,56…抵抗素子、CLK,XCLK…クロック信号、Iref1…基準電流、Iref3…調整電流、Vosc…三角波信号、Vrefh…第1の基準電圧、Vrefl…第2の基準電圧。

Claims (5)

  1. 矩形波状のクロック信号を生成する発振回路であって、
    容量素子を含み、前記クロック信号の電圧値に応じて該容量素子の充放電状態を切り換え、三角波信号を発生する三角波発生回路と、
    前記三角波発生回路から出力された前記三角波信号を受けると共に第1の基準電圧および第2の基準電圧を受け、前記三角波信号の電圧値と該第1の基準電圧の値との比較および前記三角波信号の電圧値と該第2の基準電圧の値との比較に応じた電圧値を有する前記クロック信号を生成する比較回路と、
    基準電流を出力する基準電流源に接続されると共に前記比較回路のための電源に接続され、該電源の電圧変化量に応じて該基準電流の値を変更した調整電流を生成する電流調整回路と、
    前記電流調整回路から出力された前記調整電流の値に応じた電圧差を有する前記第1の基準電圧および前記第2の基準電圧を生成する基準電圧発生回路と、
    を備え、
    前記電流調整回路は、前記比較回路のための電源の電圧が上昇する場合に前記調整電流を増加し、該電源の電圧が低下する場合には前記調整電流を減少し、
    前記基準電圧発生回路は、前記調整電流が増加する場合に前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧との電位差を大きくし、前記調整電流が減少する場合には前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧との電位差を小さくする、
    発振回路。
  2. 前記電流調整回路は、
    前記基準電流が入力される第1のカレントミラー回路と、
    前記第1のカレントミラー回路の出力電流が入力され、前記電源から電圧の供給を受ける第2のカレントミラー回路と、
    を有し、前記第2のカレントミラー回路の出力電流を前記調整電流として出力することを特徴とする、
    請求項1に記載の発振回路。
  3. 前記基準電圧発生回路は、
    前記調整電流が入力される第3のカレントミラー回路と、
    前記第3のカレントミラー回路の出力電流が流れる分圧回路と、
    を有し、
    前記分圧回路は、互いに直列に接続された複数の抵抗素子を含み、該複数の抵抗素子のうちの少なくとも1つの抵抗素子の電圧降下量を電圧差とする前記第1の基準電圧および前記第2の基準電圧を生成する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の発振回路。
  4. 前記電流調整回路の前記第1のカレントミラー回路は、
    前記基準電流源に接続された第1の電流端子、前記電源の一方の電位に接続された第2の電流端子、および該第1の電流端子に接続された制御端子を有する第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの制御端子に接続された制御端子、第1の電流端子、および前記電源の一方の電位に接続された第2の電流端子を有する第2のトランジスタと、
    を有し、
    前記電流調整回路の前記第2のカレントミラー回路は、
    前記第2のトランジスタの第1の電流端子に接続された第1の電流端子、前記電源の他方の電位に接続された第2の電流端子、および該第1の電流端子に接続された制御端子を有する第3のトランジスタと、
    前記第3のトランジスタの制御端子に接続された制御端子、第1の電流端子、および前記電源の他方の電位に接続された第2の電流端子を有する第4のトランジスタと、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の発振回路。
  5. 前記基準電圧発生回路の前記第3のカレントミラー回路は、
    前記電流調整回路に接続された第1の電流端子、前記電源の一方の電位に接続された第2の電流端子、および該第1の電流端子に接続された制御端子を有する第5のトランジスタと、
    前記第5のトランジスタの制御端子に接続された制御端子、第1の電流端子、および前記電源の一方の電位に接続された第2の電流端子を有する第6のトランジスタと、
    を有し、
    前記基準電圧発生回路の前記分圧回路は、前記第6のトランジスタの第1の電流端子と前記電源の他方の電位との間に接続される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の発振回路。
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