JP2007327027A - 流体輸送用チューブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)熱可塑性エラストマー100質量部に対して、(B)炭素系充填剤を1〜500質量部含む組成物からなる液体輸送用チューブである。
【選択図】なし
Description
こうしたチューブ体の素材としては、これまで塩化ビニル樹脂系やシリコーン樹脂系などが用いられてきたが、これらは、いずれもなんらかの欠点を有しており、必ずしも充分に満足し得るものではない。例えば、塩化ビニル樹脂系チューブでは、可塑剤がブリードする問題があり、また耐久性が低いという問題があった。また、シリコーン樹脂系のチューブは、耐久性や耐薬品性等の性能は優れているものの、機械的強度(特に引き裂き強度)が低く、また価格が高いという問題があった。
しかしながら、これらは、機械的強度、柔軟性に優れるが、耐水蒸気透過性及び耐ガス透過性については、必ずしも十分ではないという問題があった。
一方、ゴムホースの耐ガス透過性を向上させる方法として、例えば(1)ゴムホース内面にナイロン膜をコーティングする方法(例えば、特許文献1参照)、(2)ナイロン製の内管にゴムを被せてホースを形成する方法(例えば、特許文献2参照)などが開示されている。
しかしながら、これらの方法は、いずれも耐ガス透過性が十分ではなく、特に(1)の方法ではゴムホースを連続的に製造することは困難であるなどの問題があった。
また、ゴムホースではないが、プラスチックフィルムの耐ガス透過性を向上させるため、オルガノシランのコーティング膜をガスバリア膜として利用する方法(例えば、特許文献3及び4参照)が知られている。
しかしながら、この方法は、オルガノシランコーティング膜をガスバリア膜として、大きな変形を伴うホース用途などに応用することは困難であった。
しかしながら、この多層化やナノコンポジット化の手法を、例えば、前述のポリスチレン系熱可塑性エラストマー基材に適用する場合、該熱可塑性エラストマーが有する柔軟性が損なわれてしまうこと、樹脂コーティングでは、塗布しようとする樹脂が、該熱可塑性エラストマー基材表面に定着しにくいことが判明した。
しかしながら、ここでは熱可塑性樹脂について具体的な開示がないため、DLC膜の密着性については不明であり、DLC膜が剥離する可能性がある。しかも、DLC膜が液体供給チューブの内面に用いられているために、液体供給チューブ内での圧力変化によって、DLC膜が剥離し、流体内に流入する可能性がある。
いずれにしても、上述のようにある一部の性能は改良することは可能であるが、諸性能を改良のための手段及び工程が煩雑であり、より簡便な方法によって液体供給用チューブの性能、例えば耐空気透過性、耐水蒸気透過度、及び柔軟性等の諸性能を同時に満足することができる液体供給用チューブの開発が望まれている。
すなわち、本発明は、
(1) (A)熱可塑性エラストマー100質量部に対して、(B)炭素系充填剤を1〜500質量部含む組成物からなることを特徴とする液体輸送用チューブ、
(2) (B)成分の炭素系充填剤が、粉末形状及び/又は扁平形状の黒鉛である上記(1)の液体輸送用チューブ、
(3) (B)成分の炭素系充填剤が扁平形状の黒鉛である上記(2)の液体輸送用チューブ、
(4) 前記粉末形状の黒鉛の平均粒径が、1〜500μmである上記(2)の液体輸送用チューブ、
(5) 前記扁平形状の黒鉛の平均粒径が、1〜500μmであり、かつ扁平率が、1<扁平率≦1000である上記(2)又は(3)の液体輸送用チューブ、
(6) (A)成分の熱可塑性エラストマー及び(B)成分の炭素系充填剤を含む組成物が、該熱可塑性エラストマー100質量部に対して、さらにポリオレフィン樹脂0.1〜50質量部を含む組成物である上記(1)の流体輸送用チューブ、
(7) (A)成分の熱可塑性エラストマーが、ソフトセグメントの主鎖が飽和結合からなるポリスチレン系熱可塑性エラストマーである上記(1)又は(6)の液体輸送用チューブ、
(8) 前記、(A)成分のポリスチレン系熱可塑性エラストマーが、スチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体(SIBS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)及びスチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)からなる群から選ばれる少なくとも一種である上記(7)の液体輸送用チューブ、
(9) 空気透過度が、厚さ0.5mmのシート基準で、120×10-5cm3/m2・24hr・Pa以下である上記(1)〜(8)のいずれかの液体輸送用チューブ、及び
(10) 水蒸気透過度が、厚さ0.5mmのシート基準で、1.2cm3/m2・24hr以下である請求項1〜9のいずれかの液体輸送用チューブ、
を提供するものである。
本発明に用いられる(A)成分の熱可塑性エラストマーとしては、特に制限はなく、従来公知の熱可塑性エラストマーの中から、高分子複合体の用途に応じて適宜選択されるが、耐屈曲性の観点からは柔軟性の高い材料が好ましい。この熱可塑性エラストマーとしては、例えば、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリジエン系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、フッ素樹脂系熱可塑性エラストマーなどが挙げられる。
本発明において、これらの熱可塑性エラストマーは、一種を単独で用いてもよいし、また二種以上を組み合わせて使用してもよいが、物性及び加工性のバランスなどの点から、特にポリスチレン系熱可塑性エラストマーが好ましい。
芳香族ビニル系重合体ブロックを形成する芳香族ビニル系化合物の例としては、スチレン;α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、α−メチル−p−メチルスチレン等のα−アルキル置換スチレン;o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、エチルスチレン、2,4,6−トリメチルスチレン、o−t−ブチルスチレン、p−t−ブチルスチレン、p−シクロヘキシルスチレン等の核アルキル置換スチレン;o−クロロスチレン、m−クロロスチレン、p−クロロスチレン、p−ブロモスチレン、2−メチル−4−クロロスチレン等の核ハロゲン化スチレン;1−ビニルナフタレン等のビニルナフタレン誘導体;インデン誘導体;ジビニルベンゼンなどが挙げられる。
これらの中で、スチレン、α−メチルスチレン、及びp−メチルスチレンが好ましく、特にスチレンが好適である。
これらの芳香族ビニル化合物は、一種を単独で用いてもよいし、また二種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの中で、機械的強度、耐ガス透過性、耐熱安定性、耐候性、耐薬品性、耐劣化性、柔軟性、加工性などの点から、ソフトセグメントに二重結合を含まないもの、すなわち、ソフトセグメントも主鎖が飽和結合からなるものを用いることが好ましい。具体的には、スチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体(SIBS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、及びスチレン−エチレン/プロピレン−ブロック共重合体(SEPS)が好ましい。これらのスチレン系エラストマーにおけるスチレンブロックの含有量は、10〜70質量%であることが好ましく、さらには20〜40質量%の範囲が好ましい。
また、上記熱可塑性エラストマーの重量平均分子量については特に制限はないが、耐ガス透過性、機械的特性、及び成形性などの面から、40,000〜120,000の範囲であることが好ましく、さらには60,000〜100,000の範囲が好ましい。
ポリオレフィン樹脂としては特に制限はなく、例えば、ポリエチレン、アイソタクティックポリプロピレン、プロピレンと他の少量のα−オレフィンとの共重合体(例えば、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン/4−メチル−1−ペンテン共重合体)、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、ポリブテン−1などを挙げることができる。ポリオレフィン樹脂としてアイソタクティックポリプロピレン又はその共重合体を用いる場合、そのMFR(JIS K7210)が0.1〜50g/10分、特に0.5〜30g/10分の範囲のものが好適に使用できる。
なお、エラストマー組成物中に含まれる熱可塑性エラストマーは、一種単独で、また二種以上を組み合わせて使用することができる。
ここで使用するポリスチレン樹脂の数平均分子量は、好ましくは5,000〜500,000、より好ましくは10,000〜200,000の範囲から選択でき、分子量分布は5以下のものが好ましい。
ポリスチレン樹脂としては、例えば、ポリスチレン、スチレン単位含有量60質量%以上のスチレン−ブタジエンブロック共重合体、ゴム補強ポリスチレン、ポリα−メチルスチレン、ポリp−t−ブチルスチレンなどが挙げられ、これらは一種または二種以上を併用してもよい。
更に、これらポリマーを構成するモノマーの混合物を重合して得られる共重合体も用いることができる。
また、上記ポリオレフィン樹脂とポリスチレン樹脂とを併用することもできる。
例えば、エラストマー組成物にこれらの樹脂を添加する場合、ポリオレフィン樹脂単独を添加する場合に比較してポリスチレン樹脂を併用すると、得られる成形体の硬度が高くなる傾向にある。
従って、これらの配合比率を選択することにより、得られる成形体の硬度を調整することもできる。
この場合、ポリオレフィン樹脂/ポリスチレン樹脂の比率は95/5〜5/95(質量比)の範囲から選択することが好ましい。
樹脂成分の配合量が100質量部以下であると、得られる成形体の硬度が高くなり過ぎることがなく好ましい。
(A)成分に対する(B)成分の含有量を上記範囲にすることによって、チューブの柔軟性を維持し、耐空気透過性及び耐水蒸気透過度を改良することができる。
(B)成分の炭素系充填剤については、特に制限はなく、カーボンブラック、黒鉛粉、粉砕された無煙炭及び焙焼無煙炭、フラーレン、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、カーボン短繊維、グラッシーカーボンなど及びこれらの2種類またはそれ以上の複合物を用いることができる。これらの中で黒鉛粉を用いることが好ましい。
黒鉛は、天然黒鉛及び人造黒鉛があり天然黒鉛には結晶性の高い燐片状黒鉛、塊状黒鉛、また結晶性のややの低い土壌黒鉛や、無定形炭素を2500〜3000℃に加熱(黒鉛化)して得られる人造黒鉛や、例えば、炭化水素雰囲気中で黒鉛の基材を高温(2100℃)に加熱することにより、炭化水素の分解重合などで基材面に沈積することによって得られる結晶性の高い熱分解黒鉛等が挙げられる。
黒鉛の結晶は層状構造を持ち、層面内部は共有結合により炭素原子が結合された平面となっており、これに対して層間の結合はファン・デル・ワールズ力による結合であり、その結果黒鉛結晶は面と面が積み重なった形状であり、黒鉛は方向によって著しく形状が異なるという異方性を有している。層間はファン・デル・ワールズ力で結ばれているだけであるため、層間の結合力が弱く自己潤滑性を示す。この自己潤滑性のために樹脂と黒鉛とを混練した場合、層間が外れて扁平状の形で樹脂中に分散することによって耐空気透過性や耐水蒸気透過度が向上する。
また、黒鉛粉は、自己潤滑性のほかに、電気及び熱伝導性、耐薬品性、耐摩耗性及び耐熱性に優れ、熱可塑性エラストマー等との親和性があり、加工性に優れているので好ましい。
上記粉末形状の黒鉛の平均粒径は、1〜500μmであることが好ましく、より好ましくは、1〜100μmである。
また、上記扁平形状の黒鉛の平均粒径は、1〜500μmであることが好ましく、より好ましくは、1〜100μmである。さらに、扁平形状の黒鉛の扁平率は、1<扁平率≦1000、より好ましくは、1<扁平率≦500である。
それぞれの黒鉛の平均粒径を上記範囲にすることによって、エラストマー組成物の破断強度(TB)や破断伸び(Eb)等の機械的特性を維持すると共に、熱可塑性エラストマーに対する黒鉛の優れた分散性を確保することができる。
また、扁平形状の黒鉛の扁平率を上記範囲にすることによって、より耐空気透過性や耐水蒸気透過度が改良される。
このような性状を有する軟化剤としては、例えば、鉱物油系,合成系などの各種ゴム用又は樹脂用軟化剤の中から適宜選択することができる。
ここで、鉱物油系としては、ナフテン系、パラフィン系などのプロセス油が挙げられ、なかでも、非芳香族系オイル、特に鉱物油系のパラフィン系オイル、ナフテン系オイル又は合成系のポリイソブチレン系オイルから選択される一種又は二種以上であって、その数平均分子量が450〜5,000であるものが好ましい。
なお、これらの軟化剤は一種を単独で用いてもよく、互いの相溶性が良好であれば二種以上を混合して用いてもよい。
軟化剤の配合量は、特に制限はないが、(A)成分100質量部に対し、通常1〜1000質量部、好ましくは1〜500質量部の範囲で選ばれる。
配合量が、1質量部以上であると低硬度化することができ、流体輸送用チューブの成形体とした場合に十分な柔軟性が得られる。一方、1,000質量部以下であると軟化剤のブリードが抑えられ、また、成形体の十分な機械的強度が得られる。
なお、この軟化剤の配合量は、熱可塑性エラストマーの分子量及び該熱可塑性エラストマーに添加される他の成分の種類に応じて、上記範囲で適宜選定することができる。
ポリフェニレンエーテル樹脂としては、公知のものを用いることができ、具体的には、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジフェニル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−フェニル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジクロロ−1,4−フェニレンエーテル)などが挙げられ、又、2,6−ジメチルフェノールと1価のフェノール類(例えば、2,3,6−トリメチルフェノールや2−メチル−6−ブチルフェノール)との共重合体の如きポリフェニレンエーテル共重合体も用いることができる。
なかでも、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)や2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェノールとの共重合体が好ましく、更に、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)が好ましい。
ポリフェニレンエーテル樹脂の配合量は、(A)成分100質量部に対して10〜250質量部の範囲で好適に選択することができる。
この配合量が250質量部以下であると得られる成形体の硬度が高くなりすぎず適度のものとなり、10質量部以上であると得られる成形体の圧縮永久歪みの改善効果が十分となる。
また、中空フィラー、例えば、ガラスバルーン、シリカバルーンなどの無機中空フィラー、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン共重合体などからなる有機中空フィラーを配合することにより、軽量化を図ることができる。
更に、軽量化などの各種物性の改善のために、各種発泡剤を混入することも可能であり、また、混合時等に機械的に気体を混ぜ込むことも可能である。
該シリコーンポリマーは、取扱い性を良くするために、汎用の熱可塑性ポリマー、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどに高濃度で配合されたものを用いることができる。
特に、ポリプロピレンとの配合品が作業性、物性ともに良好である。
このような材料は、例えば、東レダウコーニングシリコーン(株)より市販されている、シリコーンコンセントレートBY27シリーズ汎用タイプとして容易に入手できるものを使用してもよい。
例えば、上記の各成分及び所望により用いられる添加剤成分を加熱混練機、例えば、一軸押出機、二軸押出機、ロール、バンバリーミキサー、プラベンダー、ニーダー、高剪断型ミキサーなどを用いて溶融混練し、更に、所望により有機パーオキサイドなどの架橋剤、架橋助剤などを添加したり、又はこれらの必要な成分を同時に混合し、加熱溶融混練することにより、容易に製造することができる。
また、高分子有機材料と軟化剤とを混練した熱可塑性材料を予め用意し、この材料を、ここに用いたものと同種か若しくは種類の異なる一種以上の高分子有機材料に更に混ぜ合わせて製造することもできる。
更に、当該エラストマー組成物においては、有機パーオキサイドなどの架橋剤、架橋助剤などを添加して架橋することも可能である。
このようにして得られた液体輸送用チューブは、以下の性状を有している。
該チューブの内径は、用途により適宜選択されるが、通常0.1〜3mm程度、好ましくは0.5〜2mmである。
また、その肉厚は、内径にもよるが、通常0.1〜2mm程度、好ましくは0.5〜1.5mmである。
また、厚さ0.5mmのシートを用いて測定した空気透過度[JIS K7126;A法(差圧法)、40℃]が、120×10-5cm3/m2・24hr・Pa以下であり、優れた耐空気透過性を有している。
該空気透過度は、好ましくは100×10-5cm3/m3・24hr・Pa以下、より好ましくは80×10-5cm3/m2・24hr・Pa以下、更に好ましくは50×10-5cm3/m2・24hr・Pa以下である。
更に、厚さ0.5mmのシートを用いて測定した水蒸気透過度〔JIS Z0208;40℃、90%RH〕が、通常、2.0g/m2・24hr以下であり、水蒸気に対するバリア性にも優れている。
該水蒸気透過度は、好ましくは1.2g/m2・24hr以下、より好ましくは1.0g/m2・24hrである。
(評価方法)
(1)剛性;第1表に示した各組成物からなるチューブを曲げ半径10mmで屈曲させた場合キンクの発生の有無で評価した。評価は以下の基準で行った。測定結果を第1表に示す。
○ ; キンクの発生無し
× ; キンクの発生有り
(2)水蒸気透過度;JIS Z0208に準じ、0.5mmのシートを用いて測定した。測定結果を第1表に示す。
(3)耐ガス透過性;JIS K7126 A法(差圧法)40℃に準じ、0.5mmのシートを用いて測定した。測定結果を第1表に示す。
(4)扁平率(アスペクト比);層状又は板状無機充填材を電子顕微鏡で観察し、任意の粒子50個について長径と短径を測定し、平均長径aと平均短径bよりa/bの式より求められる。
(5)破断強度(Tb)、破断伸び(Eb)および100%モジュラス(M100);JIS K 7113(プラスチックの引張試験方法)に従い破断強度(Tb)、破断伸び(Eb)及び100%モジュラス(M100)を測定した。測定結果を第1表に示す。
(6)硬度;JIS K6253に準拠して測定した。測定結果を第1表に示す。
(7)メルトフローレート(MFR);JIS K7210に準拠し190℃×5.325kg条件での10分間の流量(g)を測定した。測定結果を第1表に示す。
スチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体〔SIBS:(株)カネカ製「SIBSTAR073T」重量平均分子量Mw=約70,000、スチレンブロック含有量30質量%〕100質量部に対してポリプロピレン〔出光興産(株)製「H−700」〕5質量部及び扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−10」〕を5質量部配合した組成物を用い、金型温度80℃、樹脂温度180℃の製造条件にて、内径1.0mm、厚さ0.5mm、長さ100mm、外径2mmのチユーブを加熱プレス法によって、また、厚さ0.5mm×100mm×100mmのシートを押出成形によって作製した。なお、水蒸気透過度、耐空気透過性についてはシートを用い、剛性についてはチューブを用いて測定した。結果を第1表に示す。
扁平黒鉛を20質量部配合した以外は実施例1と同様に行なった。水蒸気透過度、耐空気透過性についてはシートを用い、剛性についてはチューブを用いて測定した。結果を第1表に示す。
扁平黒鉛を50質量部配合した以外は実施例1と同様に行なった。水蒸気透過度、耐空気透過性についてはシートを用い、剛性についてはチューブを用いて測定した。結果を第1表に示す。
扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−10」〕5質量部を扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−3」〕5質量部に替えた以外は実施例1と同様に行った。水蒸気透過度、耐空気透過性についてはシートを用い、剛性についてはチューブを用いて測定した。結果を第1表に示す。
扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−10」〕20質量部を扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−3」〕20質量部に替えた以外は実施例1と同様に行った。水蒸気透過度、耐空気透過性についてはシートを用い、剛性についてはチューブを用いて測定した。結果を第1表に示す。
扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−10」〕50質量部を扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−3」〕50質量部に替えた以外は実施例1と同様に行った。水蒸気透過度、耐空気透過性についてはシートを用い、剛性についてはチューブを用いて測定した。結果を第1表に示す。
扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−10」〕5質量部を扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−100」〕5質量部に替えた以外は実施例1と同様に行った。水蒸気透過度、耐空気透過性についてはシートを用い、剛性についてはチューブを用いて測定した。結果を第1表に示す。
扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−10」〕20質量部を扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−100」〕20質量部に替えた以外は実施例1と同様に行った。水蒸気透過度、耐空気透過性についてはシートを用い、剛性についてはチューブを用いて測定した。結果を第1表に示す。
扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−10」〕50質量部を扁平黒鉛〔(株)エスイーシー社製「SGP−100」〕50質量部に替えた以外は実施例1と同様に行った。水蒸気透過度、耐空気透過性についてはシートを用い、剛性についてはチューブを用いて測定した。結果を第1表に示す。
ポリプロピレン20質量部、ポリブテン「HV300」23質量部配合し、扁平黒鉛を配合しなかった以外は実施例1と同様に行なった。水蒸気透過度、耐空気透過性についてはシートを用い、剛性についてはチューブを用いて測定した。結果を第1表に示す。
扁平黒鉛を配合しなかった以外は実施例1と同様におこなった。水蒸気透過度、耐空気透過性についてはシートを用い、剛性についてはチューブを用いて測定した。結果を第1表に示す。
クレー〔クニミネ工業(株)社製「スメクタイトF」、扁平率50〕を20質量部配合し扁平黒鉛を配合しなかった以外は実施例1と同様におこなった。水蒸気透過度、耐空気透過性についてはシートを用い、剛性についてはチューブを用いて測定した。結果を第1表に示す。
*1.スチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体;〔SIBS:(株)カネカ製「SIBSTAR073T」重量平均分子量Mw=約70,000、スチレンブロック含有量30質量%〕
*2.ポリプロピレン;〔出光社製「H-700」〕
*3.ポリブテン;〔出光社製「HV300」〕
*4.扁平黒鉛;〔(株)エスイーシー社製「SGP−3」〕平均粒径:3μm、扁平率5
*5.扁平黒鉛;〔(株)エスイーシー社製「SGP−10」〕平均粒径:15μm、扁平率5
*6.扁平黒鉛;〔(株)エスイーシー社製「SGP−100」〕平均粒径:100μm、扁平率5
*7.クレー;〔クニミネ工業(株)社製「スメクタイトF」〕平均粒径:5μm、扁平率50
Claims (10)
- (A)熱可塑性エラストマー100質量部に対して、(B)炭素系充填剤を1〜500質量部含む組成物からなることを特徴とする液体輸送用チューブ。
- (B)成分の炭素系充填剤が、粉末形状及び/又は扁平形状の黒鉛である請求項1に記載の液体輸送用チューブ。
- (B)成分の炭素系充填剤が扁平形状の黒鉛である請求項2に記載の液体輸送用チューブ。
- 前記粉末形状の黒鉛の平均粒径が、1〜500μmである請求項2に記載の液体輸送用チューブ。
- 前記扁平形状の黒鉛の平均粒径が、1〜500μmであり、かつ扁平率が、1<扁平率≦1000である請求項2又は3に記載の液体輸送用チューブ。
- (A)成分の熱可塑性エラストマー及び(B)成分の炭素系充填剤を含む組成物が、該熱可塑性エラストマー100質量部に対して、さらにポリオレフィン樹脂0.1〜50質量部を含む組成物である請求項1に記載の流体輸送用チューブ。
- (A)成分の熱可塑性エラストマーが、ソフトセグメントの主鎖が飽和結合からなるポリスチレン系熱可塑性エラストマーである請求項1又は6に記載の液体輸送用チューブ。
- 前記、(A)成分のポリスチレン系熱可塑性エラストマーが、スチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体(SIBS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)及びスチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)からなる群から選ばれる少なくとも一種である請求項7に記載の液体輸送用チューブ。
- 空気透過度が、厚さ0.5mmのシート基準で、120×10-5cm3/m2・24hr・Pa以下である請求項1〜8のいずれかに記載の液体輸送用チューブ。
- 水蒸気透過度が、厚さ0.5mmのシート基準で、1.2cm3/m2・24hr以下である請求項1〜9のいずれかに記載の液体輸送用チューブ。
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