JPS59123661A - 積層物の製造方法 - Google Patents

積層物の製造方法

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JPS59123661A
JPS59123661A JP22860582A JP22860582A JPS59123661A JP S59123661 A JPS59123661 A JP S59123661A JP 22860582 A JP22860582 A JP 22860582A JP 22860582 A JP22860582 A JP 22860582A JP S59123661 A JPS59123661 A JP S59123661A
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rubber
nylon
solvent
present
hose
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JP22860582A
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秋山 節夫
光 石川
福浦 幸男
雅人 吉川
内藤 壽夫
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はゴム表面にナイロンをコーティングした積層物
の製造方法に関し、更に詳述すると擬ノ・ナイロンコー
ティング層を形成することを特徴とする積層物の製造方
法に関する。
ゴム表面は有機溶剤等の化学的負荷に対して必ずしも強
い抵抗力を示さない2.このため、ゴムの耐廟機溶剤機
能を向上させる目的には、従来、(1)溶剤と異なる極
性をもつゴム材料の使用、(2)ゴムの架橋度の増大、
(3)充填剤の増加、(4)使用ゴム量、肉厚、の増加
などの方法がとられてきた。
しかし、これらの方法には、それぞれ以下のような弊害
を伴なう。即ち、(1)の方法は、クロロプレンゴム(
CR)、ブタジェン−アクリロニトリルゴム(NBR)
、アクリルゴム、工ぎクロルヒドリンゴム、フッ素ゴム
などの高価なゴムが必要であシ、(2)の方法は、ゴム
の柔軟性、耐屈曲性を損なう問題があり、その効果も限
定される。また、(3)の方法は、加工性、物性面から
限界かあシ、か゛−7酬溶剤性向上効果はたかだかフィ
ラーの容積分率に比例する程度である。更に、(4)の
方法は、肉厚を増すと製品重量を増し、コストの増大、
製品の柔軟性を損なうといった問題がある。
また、ゴム材料はガス透過に対しても抵抗が小さく、ゴ
ムの中では副ガス透過性か良いとされているインブチレ
ンイソプレン共重合ゴム(IIR)でも、6ナイロンに
比べてill’f 02 、N2透過度は1/30〜1
/40 程度であシ、ブタジェンゴム(BR)K至って
は11500〜1/600である。
更に、ゴム材料には老化防止剤、加硫剤、加硫促進剤、
オイルなどの多くの薬品が配合されており、ゴム製品使
用時にこれらの一部がゴム外へ流出し、環境を汚染する
と同時に、流出によυコ゛ム物性が低下するなどの問題
が起っている。
しかも、ゴム表面は摩擦係数が大きく、との上を液体が
流れる時の抵抗が大きい。このだめ、例えばゴム管状体
内部を流体が移動する時、途中で圧力損失が起ることが
問題になってお弘この点を解決するだめにコ゛ム表面の
摩擦を小さくすることが望まれている。
以上の点に鑑み、ゴム材料と例えはナーイロン系利料と
を該層複合して、上述したようなコ゛ム系材料のもつ諸
問題を克服しようとする試みは、これ迄もいくつか提案
されている。例えば、特開昭57−126645号は、
押出成型された2リアミドチユーブ(肉厚1 mm )
の外表面にレゾルシン/ホルムアルデヒド初期縮合物溶
液等からなる接着液を塗布し、更に未加硫ゴム材料を被
僚、加硫してなるコゝム/す10ン複合ホースを提案し
ている。しかしながら、このようなホースは、ゴムホー
ストシての柔軟性、屈曲性を大巾に損ない、かQノナイ
ロン系材料を多量に使用することによるコストアップも
またまぬがれ難いものであった。
本発明者らは、これらの問題点を克服すべく鋭意研究を
行なった結果、ゴム表面を擬ノ・ログン化合物で処理し
た後、溶剤可溶性ナイロンの500μ以下の薄膜をコー
ティングすることにより、(1)耐油ゴムの耐溶剤機能
の大幅な向上、(2)弁面1油ゴムへの耐溶剤機能の付
与、(3)  ゴムの耐ガス透過機能の向上、(4) 
 ゴム配合薬品のゴム外への流出防止効果、(5)  
ゴム表面の摩擦係数の低下、(6)  ゴム製品として
の柔軟性を実り1的に損なわない、 (7)  コ8ムの耐候性、耐劣化性向上、といった優
れた特徴を有する積層物を得ることに成功したものであ
る。
従って、本発明は、上記目的のため、コゞム表面を改質
1′るに当シ、加硫或いは非加硫ゴム表面を気化して、
ゴム表面にナイロンコーティング層を形成するととを特
徴とする積層物の製造方法を提供するものであシ、本発
明による積層物はホース、カップリング、防振ゴムをは
じめ各種工業用、家庭用コ゛ム製品、更には玩具、スポ
ーツ用品などとして極めて有用に用いられるものである
不発F!Ijによれば、ゴムに対するナイロンコーティ
ング層の接着性が極めて良く、上述し/こように優れた
特性を有するナイロンコーティングゴム製品(積層物)
が得られる。即ち、ナイロンは各種溶剤、特にSP値(
ソルビリディーノぐラメ−ター)が9.1以下の有機溶
剤やアルカリ水溶液に対して優れた抵抗力を有し、本発
明法に従うことにより、耐油コ゛ム、非耐油ゴムを問わ
ず、格段に優れた耐溶剤機能を持たせることができる。
また、ナイロン層C、ゴムと比べて緻密な構造を持ち、
ガス透過%:が小さく、従って本発明によるナイロンコ
ーティング層の形成によってゴム表面の耐カス透過性を
著しく優れたものにすることかできる。更に、ナイロン
は面]薬品性にも優れておシ、本発明によシゴム表面に
ナイロンをコーティングすることによって、ゴム配合薬
品のゴム外への流出が防止でき、このゴムをと91いて
いる溶液や気体の汚染を防止できる。まだ更に、ナイロ
ンはゴムに比べて摩擦係数が小さいため、ゴム衣■Iの
摩擦係数を低下することができる。そして、以上のよう
な優れた機能を有する積層物は、コ゛ム表面に対して擬
ハロクー゛ン化合物で処理を行なうこと、このBei・
ロ力法の実旅によシ、初めて得られたものであって、本
発明者らがゴム表面を擬ノ・ロケ゛ン化合物で処理しで
屯殊な層を形成し、その上に溶剤可溶性ナイロンによる
ナイロン薄膜を形成することによシ初めて極めて優れた
相乗効果を発揮し、ナイロン層の機能が 最大限に発揮
することを見い出しだものである。これに対し、ゴム表
面を単に擬ノ・ログン化合物で処理しただけのもの、或
いは擬ノ・ログン化合物の処理を行々わずに単にブイロ
ン薄膜なゴノ、表面上に形成しでも十分な効果が得られ
ないものである。
以下、本発明につき更に詳しく説す」する。
本発明に用いらJl、るコ゛ムは、未加硫であっても加
硫コ゛ムであってもよく、製造すべき製品の使用「」的
、種類等に応じて選定される。ゴム成分としては、天然
ゴム(NEζ)及び構造式中に炭素−炭素二月り結合を
イづする合成コムの1種又は2種以上をブレンドしたも
のか用いられる。上記合成ゴムにυ2、イソプレン、ブ
タジェン、クロ日ノ0レン等の共役ジエン化合物の単独
重合体であるポリイソルンゴム(”R)、ポリブタジェ
ンゴム(BR)、ポリクロロプレンコ゛ムなと、前記共
役ジエン化合物とスチレン、アクリロニトリル、ビニル
ピリジン、アクリル酸、メククリル酸、アルキルアクリ
レート類、アルキルメタクリレートa等のビニル化合物
との共重合体であるスチレンブタ・ツエン共重合ゴム(
SDR) 、ビニルピリジンブタノエンスチレン共重合
ゴム、アクリロニトリルブタノコーン共重合ゴム、アク
リル酸ブタジェン共1合コゞム、メククリル酸ブタジェ
ン共重合ゴム、メチルアクリレートブタツエン共重合ゴ
ム、メチルアクリレートブタツエン共重合ゴムなど、ジ
エン化合物とエチレン、プロ1?レン、インブチレン等
のオレフィン類との共重合体であるイソブチレンイソプ
レン共重合ゴム(IIR)など、非共役ジエン化合物と
オレフィン類との共重合体(EPDM )であるエチレ
ン、プロピレン、シクロ被ンタソエン三元共重合体、エ
チレンプロピレン−5−エチ’J テン−2−ノルボル
ネン三元共重合体、エチレンプロピレン−1,4−へキ
ザソエン三元共重合体など、シクロオレフィンを開環重
合させて得られるポリアルケナマーであるポリベンテナ
マーなどやオキシラン環の開環重合によって得られるコ
゛ムである硫黄加硫可能なプリエピクロロヒドリンゴム
、ポリプロピレンオキシドゴムなどが含まれる。また、
前記各種ゴムのハロケ゛ン化物、例えは塩素化インブチ
レンイソプレン共重合ゴム((J −IIR) 、臭素
化イソブチレンイソプレン共重合ゴム(Br −IIR
)なども含まれ、更にノルボルネンの開環重合体も用い
られ得る3、また更に、ブレンドゴムとしては、上述の
ゴムにエピクロルヒドリンゴム、ポリプロピレンオキシ
ドゴム、クロルスルフォン化ポリエチレン等の飽和弾性
体をブレンドしたものを用いろこともできる。
本発明の未加硫又は加硫ゴノ、としては、上述したゴム
に必要によりカーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム、フレ・[、ケインウ土、マイカ等
の充填剤、鉱物油、植物油、合成可塑剤等の軟化剤、ス
テアリン酸等の加硫促進助剤、老化防止剤、架橋剤、促
進剤などを混練機によって十分混練シしたもの、或いは
この配合物を適正の加硫条件下で加硫したものを用いる
ことができる。
なお、加硫ゴムは、硫黄加硫のほかにジチオモルフォリ
ン等の有機硫黄化合物による加硫、チウシム加硫、過酸
化物加硫、キノイド加硫、樹脂加硫、金属塩加硫、金属
酸化物加硫、ポリアミン加硫、放射線加硫、ヘキサメチ
レンテトラミン加硫などによって得られるものを全て包
含する。
本発明においては、まず上述した未加硫又は加硫ゴムに
対し、擬ハロク°゛ン化合物を用いて表面処理を行なう
とこで、擬ハロダン化合物(ハロゲノイド)としては、
ハロダン化インシアナート、N−モノハロアルキルウレ
タン、N、N−ジハロ−1゛ルキルウレタン、N、N−
ジハロアリルスルホンアミド、ハロクゞン化硫黄スルフ
ェニルハライド、ハロメチルエーテル、チオシアノヶ゛
ン、沃化アジド、臭化アジド、塩化沃素、臭化沃素、ト
リクロロアセティツクアシッドアイオダイド、アセティ
ツクアシッドブロマイド、7+Fj酸沃素、アルキルハ
イポハライド、アルキルチオニルクロライド、アリルテ
メニルクoフィト、塩化ニトロシル、臭化ニトロシル、
ハロケゞン化イソシアヌル酸、ハロヶゝン化メチルヒダ
ントイン等が挙げられる。
これらの中では、性能、処理加工性、安全性の点で特に
ハロダン化インシアナート、N、N−ジハロアルキルウ
レタン、N、N−ジハロアリルスルホンアミド、アルキ
ルノ・イポノ・ライド、ノ・ロケゝン化イソシアヌル酸
、/・ロダン化メチルヒダントイン等の使用が本発明の
目的に適している。
具体的には沃化インシアナー)、N、N−ジクロロエチ
ルウレタン、N、N−ジブロモエチルウレタン、N、N
−ジブロモエチルウレタン、N、N−ジブロモエチルウ
レタン、N、N−ジクロロベンノルウレタン、N、N−
ジブロモベンジルウレタン、N、N−ジクoo−p−)
ルエンスルホンアミト、N、N−ジブロモトルエンスル
ホンアミド、N、N−ジクロロベンゼンスルホンアミド
、N、N−ジブロモベンゼンスルホンアミド、dE 3
1Jxプチルノ飄イ月?ハライド、トリクロロイソシア
ヌル酸、ジクロL1イソシアヌル酸、ジブロモジメチル
ヒダントイン、ジクロロジメチルヒダントイン、ノクロ
ロメチルインブテルヒダントイン、ジクロロメチルへキ
シルヒダントインなどの化合物を包含する。
擬ハロケ゛ン化合物(/・ログノイド)は実際の処理に
際してはこれを適当々溶媒に溶解し、通幇01〜20重
量襲、好ましくは0.5〜15賞量係の濃度で用いる1
溶媒の具体例としては、四塩化炭素、クロロホルム、ジ
クロロメタン/などのハロゲン化炭化水素、ベンゼン、
ニトロベンゼン、ハロダン化ベンゼン、トルエン、キシ
レン−/xト(D芳香族炭化水素、ジメチルエーテル、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF ) 
、ジオキサンなどの鎖状或は環状エーテル、酢酸エチル
などのエステル類、ペンクン、ヘキサン、ヘプタン、オ
クタン、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素、アセト
ン、シクロヘキサノン、メチルエテルケトン、などのケ
トン類、エタノール、エチレングリコール、第3 級ブ
チルアルコールなどのアルコール類などを挙ける事がで
き、中でもテトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトン
、ベンゼン、トルエン、四塩化炭素、クロロホルム、メ
チルエチルケトン、酢酸エチルが好ましく用いられる。
前記擬ハロゲン化合物によシ未加硫又は加硫ゴム表面を
処理する方法としては、傘、刷毛による塗布、スプレー
、浸漬など、ゴム表面と擬/・ロダン化合物とを接触さ
せることが可能ないかなる手段をも採用し得る。
なお、擬ハロケ゛ン化合物溶液による処理を行なう場合
、処理温度は室温で十分であり、また処理時間は30秒
〜1分程度で十分である。 次に、本発明においては、
擬ハロケ゛ン化合物で表面処理した未加硫又は加硫ゴム
の該表面に溶剤可溶性ナイロンの溶剤溶液を塗布し、ナ
イロン溶液の被膜を形成する。
この場合、本発明に使用されるナイロンとしては、6 
、11 、12 、66 、610−ナイロン及びそれ
らの共電合物、7゛レンド物、或いはこれらポリアミド
の官能基の一部を変性したものが含まれ、溶剤に可溶な
ナイロンであればいずれのものをも使用することができ
る。また、溶剤としては、メタノール、エタノール等の
アルコール類が単独で用いられるほか、他の溶剤を適量
加えてもよく、址だ塩化カルシウムなどを添加したもの
も用いられる。更に、蟻酸なども溶剤として使用するこ
とができる。
こλしらの溶剤に前記ナイロンを溶解する場合、その濃
度は必要とするコーティング膜厚等に応じて選ばれるが
、0.1〜30重量%、特に0.3−15重量%とする
ことが好ましい。
なお、このナイロン溶液には、必要によシ可塑剤、着色
剤、架橋剤等を添加することができる。
ナイロン溶液を擬ハロケ゛ン化合物処理ゴム表面に塗布
する方法は特に制限されず、刷毛塗シ、スプレー、浸漬
等、ゴム表面とナイロン溶液とを接触させるいかなる手
段も採用できる。
前記ナイロン溶液塗布後は、溶剤を気化することによシ
、ナイロンコーティング層が形成される。
この場合、溶剤の気化は、常温放置でもゴム表面にナイ
ロンコーティング層が形成されるが、加熱又は減圧等の
手段を単独で又は併用して行なうことが好ましい。なお
、架橋され得る官能基をもつ可溶性ナイロン溶液中に熱
架橋型或いは紫外線架橋型架橋剤が添加されている場合
には、前者では加熱気化の段階力・或いは引き続き昇温
することによシ、後者では成膜中或いは成膜後紫外線を
照射することにより、架橋が可能でるる。
ここで、ナイロンコーティング層の厚さは、ナイロン溶
液の譲度塗装回数などを適宜変えることによシ、0.5
 wm以下、好ましくは10〜100μとすゐことがで
きる。
かくして得られだナイロンコーティングゴム積層物は、
未加硫又は加硫ゴムを擬ハロダン化合物で表面処理し、
該表面に溶剤可溶性ナイロン溶液を塗布し、溶剤を気化
させてナイロンコーティング層を形成していることによ
り、ゴムに対するナイロンコーティング層の接着性が非
常に良く、ホース類の内面ナイロンコーティング処理な
どに用いられ−C5上述したような優れた効果を奏する
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではな
い。
〔実施例1〕 第1表に示すカービンブラック50部全含む通常の配合
の各種ゴム(刀口硫ゴム)を用い、その表面奮ヘキサン
で拭き取シ、乾燥した後、トリクロロイソシアヌtル酸
の5重量%アセトン溶液に1分間浸漬し、風乾した。
次に、この7ゴム試片を可溶性共重合ナイロン(ε−カ
プロラクタム/アジピン酸/ヘキサメチレンジアミン/
ビス(p−アミノシクロヘキシル)メタン共重合物、白
場社製Nycote MT−25)の15重量多アルコ
ール溶液に浸漬して塗布を行ない、次いで100℃で1
分間加熱し、溶剤を除去して約10μのナイロンコーテ
ィング層を形成した。
得られたナイロンコーティングコゝム(8層物)をアセ
トン或いはn−ヘキサンに浸漬してゴムを膨潤させ、ゴ
ムとコーティングナイロンとの接着性を調べた。
結果を第1表に示す。
第1表 接着性 **NBRニアクロニトリルブタノエンゴムCR:クロ
ログレンゴム SBR:スチレンプクジェンゴム N R:天然ゴム B R:ポリブタジェンゴム ■ R:インプレンゴム 第1表の結果よシ、本発明に係るナイロン積層法が各猶
ゴムに対して接着が良好で、有効であることが認められ
る。
〔実施例2〕 実施例1と同様にしてカーデフブラック50部を含む通
常配合の中高ニトリル加硫NBR試片(15×15刈m
)の全面に実施例1の可溶性共重合ナイロン全約10μ
コーテイングし、第2表に示す溶剤に室温で浸漬した場
合の膨潤率全測定した。
また、比較のためNBR加硫物自体の膨潤率を測定した
結果を第2表に示す。
第2表膨潤率 第2表の結果よシ、本発明法に従ったナイロンコーティ
ングNBRは有機溶剤、アルカリに対する耐溶剤性効果
がNBR加硫物に比較して顕著であることが認められた
〔実施例3〕 中高ニトリル加硫物を内管層として有する長さ約600
閣、内径10簡、外径23mの耐油ホースの内周面に実
施例1の方法に準じて厚さ約10μの可溶性ナイロン(
東し社製CM8000) eコーティングした。
次に、ホースの両端に金具全加締によシ取付け、内部に
第3表に示す溶剤を充填して開口部に栓會し、室温で所
定期間放置した後の重量減少率音調べた。
また、比較のため、ナイロンコーティング゛を施こさな
いホースについても同様の測定を行・よった。
結果全第3表に示す。
第3表 重量減少率 第3衣から明らかなように、本発明のナイロン積層ホー
スは通常の耐油ホースに比し飛躍的な耐溶剤性機能を有
することが認められた。
また、本発明のナイロン積層ホースは、ホースとしての
外観(寸度)、柔軟性も初期と全く変化が認められなか
った。一方、未コーティングホースは、ガソリン臭がす
るばかシでなく、ガソリンによるホースの膨潤が認めら
れだ。
〔実施例4〕 NI’%/5BR(70/30)の通常配合の加硫ゴム
を用い、実施例2と同様にして膨潤率を測定した。
この場合、可溶性ナイロンとしては実施例1の可溶性共
重合ナイロンを用いて厚さ約10μにコーティングし、
また溶剤としては無鉛ガソリンを使用し、溶剤浸漬は室
温で行なった。結果を第4表に示す。
第4表 膨 潤 率 第4表の結果よシ、本発明によれば安価で加工性の優れ
た非耐油性ゴムに対して高度の耐油性を賦与し得ること
が認められた。
〔実施例5〕 実施例3と同じホースを使用し、ナイロンコーティング
ホースと未コーティングホースとのガス透過量を比較す
ることによシ、コーティングによる耐ガス透過効果を比
較した。
この場合、ホース内部に封入するガスとしてはフレオン
12(CC42F2)を用い封入量は0.6±0.11
/ /cm3で、温度100℃において72時間行なっ
た。結果を第5表に示す。
第5表ガス透過量 第5表の結果よシ、本発明によるナイロンコーティング
ホースによればガス(フレオン12)の透過が極度に減
少し、ガス透過をおさえる効果を有することがわかる。
なお、フレオンの代υに02、N2.LPGガスr C
O2r COt A r r Het ’” ロダンガ
ス等を用いた場合、これらのガスに対しても同様に透過
をおさえる効果が著しいものであることを認めた。
〔実施例6〕 ナイロンコーティングによるゴム薬品流出汚染防止効果
をみるため、実施例3と同じナイロンコーティングコゝ
ムホ〜ス、未コーティングコゝムホースのそれぞれに無
鉛ガソリンを充填し、室温で1週間放置した後、ガソリ
ンを抜き取シ、その抽出成分をガスクロ質料分析計で分
析した。
その結果、未コ〜ティングホース抽出ガソリンからはゴ
ムより流出した可塑剤(I)OA)とオイルとが検出さ
れ、またそれ、らの流出量はコ゛ムに対する配合量にほ
ぼ等しbものであった。
これに対し、ナイロンコーティングホースの抽出ガンリ
ンからは上記抽出成分はもとより、他の流出成分も殆ん
ど検出されず、ナイロンコーティングホースのゴム薬品
汚染防止効果が非常に優れているものであることが認め
られた。
〔実施例7〕 本発明によるナイロン積層効果を調べるため、耐油性N
BR系ゴム表面に擬ハロダン処理(トリクロロイソシア
ヌル酸(TCCA)の5重量係アセトン溶液使用)を行
なった後、可溶性ナイロン(東し社製CM8000使用
)のコーティングを施したもの、擬ハロダン処理のみ金
施したもの、擬ハロダン処理を施こさず、可溶性ナイロ
ンを直接コーティングしたもの、及び未処理、未コート
のゴム自体の耐溶剤性につき実施例2と同様の方法で検
討した。
なお、溶剤としてはレギュラーガソリンを用いた。
結果を第6表に示す。
第6表 膨潤率 第6表の結果から、擬ノ・ロダン処理はそれだけでもあ
る程度の耐溶剤性をゴムに賦与するが、いまだ十分では
なく、他方、ナイロンコーティングをゴムに直接施した
場合にはナイロン被膜が十分には耐溶剤性効果を発揮し
得ないこと、これに対し擬ハロゲンによる処理を行なっ
た後、ナイロンコーティングを行なうことによシ、ナイ
ロンがコ゛ムに密着し、高度の耐溶剤性効果を発揮する
ことが認められ、本発明によシ初めて優れた相乗効果を
与えることが知見された。
出  願  人   プリデストンタイヤ株式会社代理
人弁理士  小  島  隆  司33

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. し、次いで溶剤を気化して、ゴム表面にナイロンコーテ
    ィング層を形成した積層物を得ることを特徴とする積層
    物の製造方法。
JP22860582A 1982-12-29 1982-12-29 積層物の製造方法 Pending JPS59123661A (ja)

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