JP2007326933A - エポキシビニルエステル樹脂、その製造法、感光性樹脂組成物、その硬化物、酸ペンダント型エポキシビニルエステル樹脂、アルカリ現像性感光性樹脂組成物、及びその硬化物 - Google Patents
エポキシビニルエステル樹脂、その製造法、感光性樹脂組成物、その硬化物、酸ペンダント型エポキシビニルエステル樹脂、アルカリ現像性感光性樹脂組成物、及びその硬化物 Download PDFInfo
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Abstract
Description
下記一般式(1)
で表される構造A2のモル基準での存在比[A1/A2]が、0.05以下であることを特徴とするエポキシビニルエステル樹脂に関する。
下記一般式(1)
で表される構造A3
のモル基準での存在比[(A1+A3)/(A2)]が、0.05以下であることを特徴とするエポキシビニルエステル樹脂に関する。
前記エポキシ樹脂(A)と不飽和一塩基酸(B)との合計に対して、100〜2000ppmとなる割合で重合禁止剤を用い、かつ、前記エポキシ樹脂(A)中のβ-位に炭素原子数1〜4のアルキル基を置換基として導入したエポキシ基1化学当量あたり、不飽和一塩基酸(B)を、0.90〜1.10化学当量となる割合で触媒の存在下に反応させ、
次いで、得られたエポキシビニルエステル樹脂に、多塩基酸無水物(C)を反応させることを特徴とする酸ペンダント型エポキシビニルエステル樹脂の製造方法に関する。
装置 :日本電子(株)製 AL−400
測定モード:SGBCM(1H完全デカップリング法)
溶媒 :ジメチルスルホキシド
パルス角度:30℃パルス
試料濃度 :30wt%
積算回数 :10000回
ビス(2−ヒドロキシ−1−ナフチル)プロパン等のビスナフトール類;フェノール/ホルムアルデヒド重縮合物、オルソクレゾール/ホルムアルデヒド重縮合物、フェノール/アセトアルデヒド重縮合物、オルソクレゾール/アセトアルデヒド重縮合物、フェノール/サリチルアルデヒド重縮合物、オルソクレゾール/サリチルアルデヒド重縮合物等のフェノール類/アルデヒド類重縮合物;1−ナフトール/ホルムアルデヒド重縮合物、2−ナフトール/ホルムアルデヒド重縮合物、1−ナフトール/アセトアルデヒド重縮合物、2−ナフトール/アセトアルデヒド重縮合物、1−ナフトール/サリチルアルデヒド重縮合物、2−ナフトール/サリチルアルデヒド重縮合物等のナフトール類/アルデヒド類重縮合物;フェノール/ジシクロペンタジエン重付加物、フェノール/テトラヒドロインデン重付加物、フェノール/4−ビニルシクロヘキセン重付加物、フェノール/5−ビニルノボルナ−2−エン重付加物、フェノール/α−ピネン重付加物、フェノール/β−ピネン重付加物、フェノール/リモネン重付加物、オルソクレゾール/ジシクロペンタジエン重付加物、オルソクレゾール/テトラヒドロインデン重付加物、オルソクレゾール/4−ビニルシクロヘキセン重付加物、オルソクレゾール/5−ビニルノボルナ−2−エン重付加物、オルソクレゾール/α−ピネン重付加物等のフェノール類/脂肪族環状ジエン類重付加物;1−ナフトール/ジシクロペンタジエン重付加物、1−ナフトール/4−ビニルシクロヘキセン重付加物、1−ナフトール/5−ビニルノルボルナジエン重付加物、1−ナフトール/α−ピネン重付加物、1−ナフトール/β−ピネン重付加物、1−ナフトール/リモネン重付加物、オルソクレゾール/β−ピネン重付加物、オルソクレゾール/リモネン重付加物等のナフトール類/脂肪族環状ジエン類重付加物;フェノール/p−キシレンジクロライド重縮合物、フェノール/ビスクロロメチルビフェニル重縮合物、オルトクレゾール/ビスクロロメチルビフェニル重縮合物、フェノール類/アラルキル化剤との重縮合物;1−ナフトール/p−キシレンジクロライド重縮合物、2−ナフトール/p−キシレンジクロライド重縮合物、1−ナフトール/ビスクロロメチルビフェニル重縮合物、2−ナフトール/ビスクロロメチルビフェニル重縮合物等のナフトール類/アラルキル化剤との重縮合物、及び、これらの化合物の芳香核に置換基としてアルキル基、アリール基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基、ハロゲン原子を有する化合物が挙げられる。
フェノール類/脂肪族環状ジエン類重付加物型エポキシ樹脂は、耐熱性、感光性、及び酸変性後のアルカリ現像性とのバランスの点から150℃における溶融粘度が1〜20ポイズであることが好ましい。
前記エポキシ樹脂(A)と不飽和一塩基酸(B)との合計に対して、100〜2000ppmとなる割合で重合禁止剤を用い、かつ、前記エポキシ樹脂(A)中のβ-位に炭素原子数1〜4のアルキル基を置換基として導入したエポキシ基1化学当量あたり、不飽和一塩基酸(B)を、0.90〜1.10化学当量となる割合で触媒の存在下に反応させることを特徴とするものである。
[GPC測定条件]
装置:東ソー株式会社製 HLC−8220 GPC
カラム:東ソー株式会社製 TSK−GEL
G2000HXL+G2000HXL+G3000HXL+G4000HXL
溶媒:テトラヒドロフラン
流速:1ml/min
検出器:RI
[13C−NMR測定条件]
装置 :日本電子(株)製 AL−400
測定モード:SGBCM(1H完全デカップリング法)
溶媒 :ジメチルスルホキシド
パルス角度:30℃パルス
試料濃度 :30wt%
積算回数 :10000回
装置:東ソー株式会社製 HLC−8220 GPC
カラム:東ソー株式会社製 TSK−GEL
G2000HXL+G2000HXL+G3000HXL+G4000HXL
溶媒:テトラヒドロフラン
流速:1ml/min
検出器:RI
で表されるエポキシビニルエステル樹脂(VE−1)の合成
温度計、撹拌機を取り付けたフラスコにビスフェノールA228g(1.0モル)とβ−メチルエピクロルヒドリン1065g(10.0モル)、n−ブタノール213gを仕込み溶解させた。その後、窒素ガスパージを施しながら、65℃に昇温した後に、共沸する圧力までに減圧して、49%水酸化ナトリウム水溶液180g(2.20モル)を5時間かけて滴下した、次いでこの条件下で0.5時間撹拌を続けた。この間、共沸で留出してきた留出分をディーンスタークトラップで分離して、水層を除去し、有機層を反応系内に戻しながら反応した。その後、未反応のβ−メチルエピクロルヒドリンを減圧蒸留して留去させた。それで得られた粗エポキシ樹脂にメチルイソブチルケトン1000gとn−ブタノール100gを加え溶解した。更にこの溶液に10%水酸化ナトリウム水溶液20gを添加して80℃で2時間反応させた後に洗浄液のPHが中性となるまで水300gで水洗を3回繰り返した。次いで共沸によって系内を脱水し、精密濾過を経た後に、溶媒を減圧下で留去して、エポキシ樹脂(E−1)357gを得た。この樹脂(E−1)のエポキシ当量は213g/eq.、粘度は63,000mPa・s(25℃、キャノンフェンスケ法)、α−グリコール基含有量0.03meq/gであった。また、前記構造式におけるn=0体の含有率はGPC測定で74.3面積%であった。以下、このエポキシ樹脂におけるn=0体を「A−n=0体」と略記する(以下の実施例及び比較例も同様)。
併せて「C−n=0体」と表記する(以下の実施例及び比較例も同様)。
従って、反応前後のn=0体の含有率の比〔(C−n=0体)/(A−n=0体)〕は、69.6/74.3=0.94であった。
で表される酸ペンダント型エポキシビニルエステル樹脂(PVE−1)の合成
実施例1で得られたエポキシビニルエステル樹脂(VE−1)285gとテトラヒドロ無水フタル酸137g(ビニルエステル化によって生成した水酸基の数:酸無水物の数=1.0:0.9)とを、ブチルカルビトールアセテート180g中で、触媒としてトリフェニルホスフィン 0.42g(1000ppm)を添加して、120℃で6時間反応させ、上記構造式で示される、酸価が119mgKOH/gの樹脂を70%含有する樹脂溶液(PVE−1)614gを得た。
(式中、nの平均は4.7である。)
で表されるエポキシビニルエステル樹脂(VE−2)の合成
ビスフェノールA228g(1.0モル)を用いる代わりにオルソクレゾールノボラック(水酸基当量 120g/eq、軟化点 90℃)240gとする他は、実施例1と同様にしてエポキシ樹脂(E−2)368gを得た。この樹脂(E−2)は、常温で固形形状であり、エポキシ当量は256g/eq.、軟化点86℃(ボール&リング法)、ICI粘度10.0dPa.s(150℃)、α−グリコール基含有量0.03meq/g、GPC測定でのn=0体量は8.1面積%であることが確認された。
次いで、エポキシ樹脂(E−1)213g(1当量)を用いる代わりに該エポキシ樹脂(E−2)256g(1当量)とする以外は、実施例1と同様にして上記構造式で示されるエポキシビニルエステル樹脂(VE−2)328gを得た。該エポキシビニルエステル樹脂(VE−2)は、常温で固形形状であり、エポキシ当量15000g/eq.以上、酸価1.6mgKOH/g、軟化点79℃、ICI粘度8.8dPa.s(150℃)、α−グリコール基含有量0.04meq/gであった。
13C−NMRから、構造A1のピーク積分値の相加平均値(A1)は殆ど観測されず(実質的にゼロ)、及び構造A3のピーク積分値の相加平均値(A3)は殆ど観測されず(実質的にゼロ)であったため、前記構造A1と前記構造A2とのモル基準での存在比[A1/A2×100]は0モル%、及び、構造A2のモル数に対する構造A1と構造A3との合計のモル数の比率[(A1+A3)/A2]は0モル%であった。
従って、反応前後のn=0体の比率〔(C−n=0体)/(A−n=0体)〕は、6.6/8.1=0.81であった。
(式中、R4の水素原子及びテトラヒドロ無水フタル酸残基は、それぞれ独立的、且つランダムに存在するものであり、また、nの平均は4.7である。)
で酸ペンダント型エポキシビニルエステル樹脂(PVE−2)の合成
エポキシビニルエステル樹脂(VE−1)285gをエポキシビニルエステル樹脂(VE−2)328gとし、120℃で10時間反応させた以外は、実施例3と同様にして、上記構造式で示される、酸価が108mgKOH/gの樹脂を70%含有する樹脂溶液(PVE−2)664gを得た。
ビスフェノールA228g(1.0モル)を用いる代わりにジシクロペンタジエン−フェノール(新日本石油化学株式会社製 日石特殊フェノールDPP−6125 水酸基当量 185g/eq、軟化点 125℃)185gとする他は、実施例1と同様にしてエポキシ樹脂(E−3)247gを得た。この樹脂(E−3)は、常温で固形形状であり、エポキシ当量は322g/eq.、軟化点103℃(ボール&リング法)、ICI粘度17dPa.s(150℃)、α−グリコール基含有量0.07meq/gであった。また、GPC測定でのn=0体量は26.2面積%であることが確認された。
その後、エポキシ樹脂(E−1)213g(1当量)を用いる代わりに該エポキシ樹脂(E−3)322g(1当量)とする以外は、実施例1と同様にして上記構造式で示されるエポキシビニルエステル樹脂(VE−3)394gを得た。該エポキシビニルエステル樹脂(VE−3)は、常温で固形形状であり、エポキシ当量15000g/eq.以上、酸価1.8mgKOH/g、軟化点91℃、ICI粘度17.7dPa.s(150℃)、α−グリコール基含有量0.07meq/gであった。
また、得られた反応生成物中のn=0体の未反応エポキシ樹脂、n=0体の片末端反応物、n=0体の両末端反応物の存在比率は、GPC測定において21.2面積%(未反応n=0体は0.8面積%、片末端反応物3.7面積%、両末端反応物16.7面積%)であることが確認された。
従って、反応前後のn=0体の比率〔(C−n=0体)/(A−n=0体)〕は、21.2/26.2=0.81であった。
で表される酸ペンダント型エポキシビニルエステル樹脂(PVE−3)の合成
実施例2においてエポキシビニルエステル樹脂(VE−1)285gをエポキシビニルエステル樹脂(VE−3)394gとし、120℃で10時間反応させた以外は、実施例2と同様にして、上記構造式で示される、酸価が95mgKOH/gの樹脂を70%含有する樹脂溶液(PVE−3)758gを得た。
で表される比較用ビスフェノールA型エポキシビニルエステル樹脂の合成
エポキシ樹脂(E−1)の変わりに、液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製 EPICLON 850−S エポキシ当量;188g/eq 粘度;13,500mPa.s、α−グリコール基含有量0.02meq/g、GPC測定でのn=0体量は82.3面積%である)188g(1当量)とする以外は、実施例1と同様にして上記構造式で示されるエポキシビニルエステル樹脂(VE−4)260gを得た。得られたエポキシビニルエステル樹脂の13C−NMRチャートを図3に示す。
該エポキシビニルエステル樹脂(VE−4)は、エポキシ当量15000g/eq.以上、酸価2.6mgKOH/g、α−グリコール基含有量0.16meq/gであった。
また、13C−NMRから、一般式(1)構造ピーク積分値の相加平均値(A1)は5.5mmであった。一般式(2)構造ピーク積分値の相加平均値(A2)は28.0mmであったため、一般式(1)構造の比率[(A1/A2)×100=19.6モル%であった。
一般式(3)構造ピーク積分値の相加平均値(A3)は2.8mmであった。従って、一般式(3)構造の比率[(A3/A2)×100=10.0モル%であった。及び、一般式(1)構造と一般式(3)構造の合計モル比率[(A1+A3)/A2×100]=29.6モル%であった。
得られた反応生成物中のn=0体の未反応エポキシ樹脂、n=0体の片末端反応物、n=0体の両末端反応物の存在比率は、GPC測定において65.4面積%(未反応n=0体は未検出、片末端反応物0.1面積%、両末端反応物65.3面積%)であった。
従って、反応前後のn=0体の比率〔(C−n=0体)/(A−n=0体)〕は、65.4/82.3=0.79であった。
(式中、R6の水素原子及びテトラヒドロ無水フタル酸残基は、それぞれ独立的、且つランダムに存在するものであり、また、nの平均は0.1である。)
で表される比較用酸ペンダント型ビスフェノールA型エポキシビニルエステル樹脂の合成
で表されるエポキシビニルエステル樹脂(PVE−4)の合成
エポキシビニルエステル樹脂(VE−1)285gをエポキシビニルエステル樹脂(VE−4)260gとし、120℃で4時間反応させた以外は、実施例2と同様にして酸価が127mgKOH/gの樹脂を70%含有する樹脂溶液(PVE−4)567gを得た。
その後、エポキシ樹脂(E−1)213g(1当量)を用いる代わりに該エポキシ樹脂(E−5)202g(1当量)とする以外は、実施例1と同様にしてエポキシビニルエステル樹脂(VE−5)274gを得た。該エポキシビニルエステル樹脂(VE−5)は、常温で固形形状であり、エポキシ当量15000g/eq.以上、酸価0.6mgKOH/g、軟化点67℃、ICI粘度6.1dPa.s(150℃)、α−グリコール基含有量0.19meq/gであった。
13C−NMRから、一般式(1)構造の比率[(A1/A2)×100=22.5モル%であった。また、一般式(3)構造の比率[(A3/A2)×100=9.4モル%であった。及び、一般式(1)構造と一般式(3)構造の合計モル比率[(A1+A3)/A2×100]=31.9モル%であった。
得られた反応生成物中のn=0体の未反応エポキシ樹脂、n=0体の片末端反応物、n=0体の両末端反応物の存在比率は、GPC測定において5.4面積%(未反応n=0体は0.2面積%、片末端反応物0.5面積%、両末端反応物4.7面積%)であった。
従って、反応前後のn=0体の比率〔(C−n=0体)/(A−n=0体)〕は、5.4/8.4=0.64であった。
で表される酸ペンダント型エポキシビニルエステル樹脂(PVE−5)の合成
エポキシビニルエステル樹脂(VE−1)285gをエポキシビニルエステル樹脂(VE−5)274gとし、120℃で8時間反応させた以外は、実施例2と同様にして、上記構造式で示される、酸価が122mgKOH/gの樹脂を70%含有する樹脂溶液(PVE−2)587gを得た。
○・・・現像時に完全にインキが除去され、完全に現像された(目視評価)。
×・・・現像時、少しでも残渣が残り、現像されない部分があった(目視評価)。
(耐溶剤性)
レジスト硬化膜をアセトンに20分間浸漬しその状態を目視した。
○・・・全く変化無し。
×・・・フクレやハクリが発生した。
JIS C 6481試験法に従い、260℃ではんだ浴への試験片の10秒浸漬を3回行い、外観の変化を確認した。表には10秒浸漬を3回行った時の外観の変化状況を記した。
○・・・外観変化無し。
△・・・硬化膜の変色が認められるもの
×・・・硬化膜の浮き、剥れ、半田潜りあり
レジストパターンが形成されたプリント配線板を、60℃、90%RHの雰囲気下で24Vに印加し、400時間後の絶縁抵抗値を東亜電波製SM−10E(500V印加)を用いて測定した。
エポキシビニルエステル樹脂単独を、ガラス製マヨネーズ瓶に100g秤量し、60℃乾燥機内に放置、経時的に樹脂がゲル化するまでの日数を測定した。(目視判断) 日数が長いほど、保存安定性が良好であることを示す。
Claims (13)
- エポキシ基のβ-位に炭素原子数1〜4のアルキル基を置換基として有するエポキシ樹脂(A)と、不飽和一塩基酸(B)とを反応されて得られるエポキシビニルエステル樹脂であって、かつ、その分子構造中の
下記一般式(1)
下記一般式(2)
で表される構造A2、及び
下記一般式(3)
で表される構造A3
のモル基準での存在比[(A1+A3)/A2]が0.05以下であることを特徴とするエポキシビニルエステル樹脂。 - 前記エポキシ樹脂(A)が、エポキシ基のβ-位に炭素原子数1〜4のアルキル基を置換基として有するビスフェノール型エポキシ樹脂である請求項1又は2記載のエポキシビニルエステル樹脂。
- 前記エポキシ樹脂(A)が、エポキシ基のβ-位に炭素原子数1〜4のアルキル基を置換基として有するノボラック型エポキシ樹脂である請求項1又は2記載のエポキシビニルエステル樹脂。
- 前記エポキシ樹脂(A)が、エポキシ基のβ-位に炭素原子数1〜4のアルキル基を置換基として有するビフェニル型エポキシ樹脂である請求項1又は2記載のエポキシビニルエステル樹脂。
- 前記エポキシ樹脂(A)が、エポキシ基のβ-位に炭素原子数1〜4のアルキル基を置換基として有するフェノール類/脂肪族環状ジエン類重付加物型エポキシ樹脂である請求項1又は2記載のエポキシビニルエステル樹脂。
- エポキシ基のβ-位に炭素原子数1〜4のアルキル基を置換基として導入したエポキシ樹脂(A)と不飽和一塩基酸(B)とを触媒及び重合禁止剤の存在下に反応させる製造方法であって、前記重合禁止剤をエポキシ樹脂(A)と不飽和一塩基酸(B)との合計に対して、100〜2000ppmとなる割合で用い、かつ、エポキシ樹脂(A)中のβ-位に炭素原子数1〜4のアルキル基を置換基として導入したエポキシ基1化学当量あたり、不飽和一塩基酸(B)を、0.90〜1.10化学当量となる割合で反応させることを特徴とするエポキシビニルエステル樹脂の製造方法。
- 請求項1〜7の何れか一つに記載されたエポキシビニルエステル樹脂と光重合開始剤とを含むことを特徴とする感光性樹脂組成物。
- 請求項8記載の樹脂組成物を硬化して得られる硬化物。
- 請求項1〜7の何れか一つに記載されたエポキシビニルエステル樹脂に、更に、多塩基酸化合物を反応させた構造を有することを特徴とする酸ペンダント型エポキシビニルエステル樹脂。
- エポキシ基のβ-位に、炭素原子数1〜4のアルキル基を置換基として導入したエポキシ樹脂(A)と、不飽和一塩基酸(B)とを、
前記エポキシ樹脂(A)と不飽和一塩基酸(B)との合計に対して、100〜2000ppmとなる割合で重合禁止剤を用い、かつ、前記エポキシ樹脂(A)中のβ-位に炭素原子数1〜4のアルキル基を置換基として導入したエポキシ基1化学当量あたり、不飽和一塩基酸(B)を、0.90〜1.10化学当量となる割合で触媒の存在下に反応させ、
次いで、得られたエポキシビニルエステル樹脂に、多塩基酸無水物(C)を反応させることを特徴とする酸ペンダント型エポキシビニルエステル樹脂の製造方法。 - 請求項10記載の酸ペンダント型エポキシビニルエステル樹脂と光重合開始剤とエポキシ樹脂とを必須成分とすることを特徴とするアルカリ現像性感光性樹脂組成物。
- 請求項12記載のアルカリ現像性感光性樹脂組成物を硬化して得られる硬化物。
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