JP2007308206A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化を回避し、かつ低コストで、画像不良を発生させることなくカールが生じたシートを搬送することのできるシート搬送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート検知手段Rにより、第1シート搬送手段3a及び第2シート搬送手段5の間に進入したシートを検知すると共にループ検知手段S1により、シート搬送速度の差により第1シート搬送手段3a及び第2シート搬送手段5の間に形成されるシートのループを検知する。そして、第1シート搬送手段3a及び第2シート搬送手段5の少なくとも一方のシート搬送速度を制御する制御手段52は、シート検知手段Rがシートを検知した後、ループ検知手段S1がシートのループを検知しない場合には、第1シート搬送手段3a及び第2シート搬送手段5の少なくとも一方のシート搬送速度を制御して形成したシートのループ量を減少させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート搬送装置及び画像形成装置に関し、特にループを形成させながらシートを搬送するものに関する。
従来、電子写真方式、或は静電記録方式の画像形成装置においては、シート上にトナー画像を転写した後、シートを定着手段に搬送し、この定着手段においてトナー画像を加熱、加圧してトナー画像を定着させることによりシート上に画像を形成している。
そして、このような画像形成装置は、画像形成部により形成したトナー像が転写されたシートを、定着手段を経て排出手段に搬送するシート搬送装置を備えている。なお、画像形成装置としては、感光体ドラム上に形成されたトナー画像を中間転写ベルトに一次転写した後、2次転写部においてシートに転写するようにしたものがある。
図20は、このような従来のシート搬送装置を備えた画像形成装置の構成を示すものであり、図20において、130は中間転写ベルト131に形成されたフルカラー画像をシートPに転写する2次転写部である。そして、この2次転写部130において、2次転写ローラ132に印加される2次転写バイアスによって中間転写ベルト131上の4色のトナー像がシートP上に一括して転写される。
次に、このようにトナー像が転写されたシートPは、2次転写部130〜定着ローラ対150の間に設けられた搬送ガイド140,141に案内されて定着ローラ152と加圧ローラ151とにより構成される定着ローラ対150に搬送される。そして、この定着ローラ対150により、熱および圧力を受けて各色のトナーが溶融混色し、シートPにフルカラーの画像として定着される。この後、このように画像が定着されたシートPは、定着ローラ対150の下流に設けられた排紙搬送ローラ対160によって排出される。
なお、2次転写部130から定着ローラ対150へシートPを搬送する際、定着ローラ対150のシート搬送速度が2次転写部130(2次転写ローラ132)のシート搬送速度よりも速い場合には、定着ローラ対150によりシートPが引っ張られるようになる。そして、このようにシートPが引っ張られると、転写ノイズ(転写時の画像の乱れ)の発生や、複写倍率のずれが生じる。
そこで、従来は定着ローラ対150のシート搬送速度を2次転写部130のシート搬送速度よりも少し遅くして2次転写部130と定着ローラ対150の間の搬送路170にループを形成させることにより、転写ノイズ等の発生を防ぐようにしている。
なお、図20において、153は定着ローラ152の内部に設けられたヒ−タであり、このヒ−タ153により定着ローラ152の表面温度が所定の定着温度になるように温度制御が行われる。
ところで、このような構成の画像形成装置によりシートP上に形成された画像の質は、定着ローラ対150から受ける熱エネルギや圧力エネルギにより変化する。特に、シートP上に大量のトナーを付着させて形成されるカラー画像では、トナー付着量の少ない白黒画像に比較して画質や光沢に影響を受けやすい。
また、画像形成動作を連続して実行する場合は、1枚のシートの定着処理により奪われた熱エネルギが十分に回復せず、定着ローラ152の表面温度が低下したまま次のシートの定着処理が開始される場合があり、この場合にも画質が低下する。
そこで、このような定着ローラ152の表面温度の低下に伴う画質の低下に対する対処として、従来、ヒータ153への供給電力を増加(ヒ−タ容量の増加)させるようにしている。そして、この場合、比較的長時間の間隔でみれば供給エネルギと消費エネルギとを均衡させることができる。
しかし、このように対処した場合でも、画質を向上させるために定着ローラ152の表面に耐熱ゴムなど熱応答性の悪い材料が使用されている場合は、一時的に定着ローラ152の温度が低下してしまう場合がある。
そして、このように定着ローラ152の温度が低下すると、この温度変化により定着ローラ152の外径が変化し、これに伴い定着ローラ対150を通過するシートPの搬送速度が変化する。また、シートPの熱容量の違い、即ちシートPが薄手の紙か厚手の紙か、OHPフイルムか等によっても画質やシートの搬送速度が変化する。
ここで、この定着ローラ152の温度低下により定着ローラ対150のシート搬送速度が2次転写部130のシート搬送速度よりもさらに遅くなると、定着ローラ対150と2次転写部130との間で過大なループが形成される。そして、このように過大なループが形成されると、特に2次転写ローラ部130と定着ローラ対150までの距離が短いエンジンの場合において、シートPが搬送ガイド141に当接してこすれ、これにより画像不良や転写ノイズ(転写時の画像の乱れ)が生じる。
なお、このような問題点を解決するため、定着ローラ対(定着手段)150のシート搬送速度を2次転写部130(転写手段)におけるシート搬送速度よりも遅い第1の速度及び第1の速度よりも速い第2の速度で制御するようにしたものがある。
そして、定着ローラ対150のシート搬送速度が第1の速度で制御される際には、定着ローラ対150と2次転写部130との間に形成されるシートのループが所定の高さ以上となった場合に、第2の速度に切り換えるようにしている。また、シートのループが所定の高さ以下となった場合には定着ローラ対150のシート搬送速度を第1の速度に切り換えるようにしている(例えば、特許文献1〜6参照)。
ここで、図20において、162は2次転写部130と定着ローラ対150の間の搬送路170に配置されているフラグであり、このフラグ162はシートPがループをつくる際に、シートPの圧力により回転軸161を中心に回動する。そして、シートPのループに応じて変化するフラグ162の回動角度をセンサ163によって検知し、検知したセンサ163の信号に基づいて、定着ローラ対150の第1の速度及び第2の速度におけるループ制御を行い、シートPのループを安定化させている。
特開平05−107966号公報 特開平07−234604号公報 特開平10−097154号公報 特開2000−344385号公報 特開2001−282072号公報 特開2003−345150号公報 特開2006−23655号公報
ところで、このようなループ制御を行っている従来のシート搬送装置及び画像形成装置において、転写手段と定着手段との間でシートPに形成させるループは、図20の(a)に示すようにシートPの非画像面側が凸になるような方向のループ形状を想定している。
ところが、例えば両面画像形成時における1面目画像形成時にトナーが多量に乗ったシートの場合、定着後はトナー面側に大きくカールするため、2面目画像形成時には非画像面側、即ち画像面側が凸になるように大きくカールする場合がある。また、高温高湿環境下でシートPが放置されると、シート表裏面の水分の吸湿状況の相違によりカールが生じ、このカールが生じたシートPを給紙トレイに非画像面側がカールになる向きで設定した場合、非画像面側のカールが発生する。
そして、このように非画像面側にカールが発生したシートが定着ローラ対150へ進入した後、ループ量を増やすと、図20の(b)に示すように際、画像面側が凸になるようなループ形状(以下、逆ループという。)が突発的に発生してしまう場合がある。ここで、このような逆ループが発生した場合、フラグ160はセンサ163を遮光しないため、センサ163は、シートPのループ量が少ない状態にあると誤検知してしまう。
そして、このような誤検知を起こした場合、更にループ量を増加させようとして、定着ローラ対150のシート搬送速度を2次転写部130のシート搬送速度よりも遅い第1の速度で送り続ける。この結果、このようなループ制御では、逆ループ量が増大し、やがてセンサ163と反対側のガイド141にシートPが当接し、シート上の未定着画像が擦れるようになる。これにより、画像不良が生じる。
なお、例えば特許文献7のものは、ループ検出手段が検出するループの方向にシートを引き付けるシート引付手段を転写手段と定着手段との間に設け、シート引付手段によるシートの引付け力の大きさをシートの逆ループを解消出来る範囲内に設定している。
しかしながら、画像面側が凸になる大きなカール紙が搬送されてきた場合を想定すると、逆ループを解消するのに引付け力が非常に大きな装置を配設しなければならず、装置大型化やコストアップにつながってしまう。しかも、引付け力をあまり強くしすぎると、装置内のトナー飛散や、シート自身が暴れて画像不良の弊害も生じる場合がある。さらにこの問題を解消するために、画像面側が凸になりにくいように転写手段と定着手段の配置をしてしまうと、搬送路や装置全体の配置構成の設計に自由度がなくなってしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、大型化を回避し、かつ低コストで、画像不良を発生させることなくカールが生じたシートを搬送することのできるシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを搬送する第1シート搬送手段と、前記第1シート搬送手段の下流に設けられ、該第1シート搬送手段により搬送されてくるシートを搬送する第2シート搬送手段と、前記第1シート搬送手段及び前記第2シート搬送手段の間でシート搬送速度の差によりループが形成されるシートを検知するループ検知手段と、前記第1シート搬送手段及び前記第2シート搬送手段の少なくとも一方のシート搬送速度を制御する制御手段と、を備え、前記ループ検知手段の検知に基づいて前記制御手段が前記シート搬送速度を制御して、前記第1シート搬送手段及び前記第2シート搬送手段の間でループを形成させながらシートを搬送するシート搬送装置において、前記制御手段が、ループが形成されるシートを前記ループ検知手段が検知すると予想される時間に基づく第1の時間が経過したときに該ループ検知手段がシートを検知しない場合には、シートに形成されるループ量を減少させてシートのループの向きが正規の向きになると予想される第2の時間が経過するまで前記シート搬送速度を制御することを特徴とするものである。
本発明によれば、第1シート搬送手段と第2シート搬送手段との間でループを形成した状態でシートを搬送する場合に、シートに正規の向きとは逆向きのループが形成されても、その逆向きのループを正規の向きに戻すことができる。この結果、画像不良を発生させることなくカールが生じたシートでも確実に搬送することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。100は画像形成装置、101は画像形成装置本体(以下、装置本体という)、102はシートに画像を形成する画像形成部、5は定着手段である定着ローラ対5である。
ここで、画像形成部102は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー画像を形成する感光体ドラムa〜dと、画像情報に基づいてレーザビームを照射して感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光装置6等を備えている。なお、この感光体ドラムa〜dは不図示のモータにより駆動されると共に、周囲には、それぞれ不図示の一次帯電器、現像器、転写帯電器が配置されており、これらはプロセスカートリッジ1a〜1dとしてユニット化されている。
2は矢印方向に回転駆動される中間転写ベルトであり、この中間転写ベルト2に転写帯電器2a〜2dによって転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム上の各色トナー像が順次中間転写ベルト2に多重転写される。これにより、中間転写ベルト上にはフルカラー画像が形成される。
また、3は、順次中間転写ベルト2に形成されたフルカラー画像をシートPに転写する2次転写部、11は定着ローラ対5により画像が定着されたシートPを排紙トレイ7に排出する排出手段である排出ローラ対である。103は2次転写部3によりトナー像が転写されたシートを、定着ローラ対5を経て排出手段である排出ローラ対11に搬送するシート搬送装置である。
次に、このように構成された画像形成装置100の画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず不図示のパソコン等からの画像情報に基づき露光装置6はレーザ光を照射し、表面が所定の極性・電位に一様に帯電されている感光ドラムa〜dの表面を順次露光して感光ドラムに静電潜像を形成する。この後、この静電潜像をトナーにより現像し、可視化する。
例えば、まず感光ドラムaに、原稿のイエロー成分色の画像信号によるレーザ光を露光装置6のポリゴンミラー等を介して照射し、感光ドラムa上にイエローの静電潜像を形成する。そして、このイエローの静電潜像を、現像器からのイエロートナーにより現像し、イエロートナー像として可視化する。
次に、このトナー像が感光ドラムaの回転に伴って感光ドラムaと中間転写ベルト2とが当接する1次転写部に到来すると、転写帯電器2aに印加した1次転写バイアスにより、感光ドラムa上のイエロートナー像が中間転写ベルト2に転写される(1次転写)。
次に、中間転写ベルト2のイエロートナー像を担持した部位が移動すると、このときまでに上記と同様な方法で感光体ドラムb上に形成されたマゼンタトナー像がイエロートナー像上から中間転写ベルト2に転写される。同様に、中間転写ベルト2が移動するにつれて、それぞれ1次転写部においてシアントナー像、ブラックトナー像が、イエロートナー像、マゼンタトナー像上に重ね合わせて転写される。これにより、中間転写ベルト2上にフルカラートナー画像が形成される。
また、このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット4に収容されたシートPは、ピックアップローラ8により1枚ずつ送り出されてレジストローラ9に達し、このレジストローラ9によりタイミングを合わされた後、2次転写部3に搬送される。そして、この2次転写部3において、転写手段である2次転写ローラ3aに印加される2次転写バイアスによって中間転写ベルト2上の4色のトナー像がシートP上に一括して転写される(2次転写)。
次に、このようにトナー像が転写されたシートPは、2次転写部3〜定着ローラ対5の間に設けられた搬送ガイド20,51に案内されて定着ローラ5aと加圧ローラ5bとにより構成される定着ローラ対5に搬送される。そして、この定着ローラ対5により、熱及び圧力を受けて各色のトナーが溶融混色し、シートPにフルカラーの画像として定着される。この後、このように画像が定着されたシートPは、定着ローラ対5の下流に設けられた排紙搬送ローラ対11によって排紙トレイ7に排紙される。
ところで、図2に示すように搬送ガイド20,51により構成される2次転写部3と定着ローラ対5の間の搬送路53にはフラグ50が配置されており、このフラグ50は、シートPが通過する際に、シートPにより押圧されて回動軸50aを中心に回動する。
そして、このフラグ50の周りには、搬送路53に進入したシートPを検知するシート検知手段である定着入口センサRが配されている。また、2次転写部3(2次転写ローラ3a)と定着ローラ対5との間のシート搬送速度の差により搬送路53に形成されるシートPのループを検知するループ検知手段である第1ループ検知センサS1と、第2ループ検知センサS2が配されている。
図3は、このような3つのセンサR,S1,S2の配置を説明する図である。フラグ50は図3の(a)に示すように、定着入口センサR、第1ループ検知センサS1及び第2ループ検知センサS2を遮光する第1遮光部50a、第2遮光部50b及び第3遮光部50cを備えている。なお、本実施の形態においては、図3の(b)に示すように、第2遮光部50bと第3遮光部50cはフラグ50に同位相で設けられており、3つのセンサR,S1,S2はそれぞれ異なる位相で配置されている。
また、これら3つのセンサR,S1,S2は、図2に示すように制御手段である搬送制御手段52に接続されている。なお、この搬送制御手段52には定着ローラ対5を他の搬送ローラ対と独立して駆動すると共に、回転速度が変更可能な定着モータMが取り付けられている。
図4は、このような搬送制御手段52の制御ブロック図である。搬送制御手段52は、CPU17と、制御プログラム等、制御データを一時的に保持するための領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられるメモリ120と、タイマ14を有している。
なお、図4において、Q1及びQ2は第1ループ検知センサS1及び第2ループ検知センサS2からの信号を選択的にCPU17に入力させるための第1ループ検知マスキング回路及び第2ループ検知マスキング回路である。ここで、第1及び第2ループ検知マスキング回路Q1,Q2がOFFのとき、第1ループ検知センサS1及び第2ループ検知センサS2からの信号は、搬送制御手段52(CPU17)には入力されないと同じ状態となる。
そして、このように構成された搬送制御手段52(CPU17)は、シートPを検知した定着入口センサRから検知信号が入力されると、まずタイマ14をスタートさせる。さらに、この後、第1及び第2ループ検知センサS1,S2からの信号に応じて定着モータMの回転数を制御して定着ローラ対5のシート搬送速度を制御することにより、2次転写部3と定着ローラ対5の間でシートPのループ状態を一定に保つようにしている。
次に、このような搬送制御手段52のループ制御動作について説明する。
既述したように2次転写部3において中間転写ベルト2上の4色のトナー像が一括して転写されたシートPが、搬送路53に進入すると、まずフラグ50を押圧し、図5に示すようにフラグ50が回動して定着入口センサRを斜光する。そして、このように定着入口センサRを斜光すると、図6のフローチャートに示すように、定着入口センサRがシートを検知し(S100)、これに伴い搬送制御手段52はタイマ14のカウントを開始する(S101)。
次に、シートPは、シート搬送速度が、予め2次転写部3のシート搬送速度Vtよりも遅いシート搬送速度Vfl(遅い速度)に設定されている定着ローラ対5の定着ニップに到達する。なお、このとき定着モータMの回転速度は、図7のタイミングチャートにおいて(b)に示すようにMlである。
ここで、このようにシートPが定着ニップに到達するまでの間、シートPの先端挙動が不安定なことからフラグ50がシートPにあわせて微動する。この結果、第1及び第2ループ検知センサS1,S2は、(c)及び(d)に示すように微小時間ON,OFFを繰り返す。このため、この間は第1及び第2のループ検知マスキング回路Q1,Q2を(e)及び(f)に示すようにOFFとし、搬送制御手段52には第1及び第2ループ検知センサS1,S2からの検知信号を入力しないようにしている。
そして、この後、シートPが定着ローラ対5にニップされると、2次転写部3と定着ローラ対5の間の搬送路53において、2次転写部3と定着ローラ対5の間のシート搬送速度差によりシートPにループが形成される。なお、この際、シートPのカールの状態により、正ループ又は逆ループが形成される。
ここで、図8は、カールしてないシートPが定着ローラ対5にニップされた直後の状態を示す図である。なお、図8において、2次転写部3と定着ローラ対5の間で形成されるシートPのループをLsとする。また、このときのタイマ14のカウント値をTsとし、このタイミングで、或は前後で第2のループ検知マスキング回路Q2をONにする(図7参照)。
そして、この後、定着ローラ対5のシート搬送速度Vfは、予め2次転写部3のシート搬送速度Vtよりも遅い速度Vflに設定されているため、シートPは次第にループを大きく形成し、やがてループの長さは、図9に示すようにL1に達する。
一方、このとき図7の(e)に示すように第1のループ検知マスキング回路Q1はOFFのままであるが、やがてタイマ14のカウント値がTq1に達すると、カウント値がTq2となるまで第1ループ検知マスキング回路Q1がONとなる。
そして、この期間(Tq1〜Tq2)中、第1ループ検知センサS1がON信号を出力すると、このON信号は搬送制御手段52に入力される。なお、本実施の形態では、マスキング区間説明の便宜上、Tq1〜Tq2までの連続検出としているが、タイマ14のON、即ち定着入口センサRのONからの所定時間での検出としてもよい。
なお、この期間(Tq1〜Tq2)が本発明の第1の時間に相当し、すなわち、タイマ14がカウントを開始してからカウント値がTq1を過ぎてカウント値がTq2に達するまでの時間を、シートに形成される正ループか逆ループかの判断の基準としている。そして、この時間内に第1ループ検知センサS1がONした場合にはシートに正ループが形成されており、OFF状態の場合にはシートに逆ループが形成されていると判断される。
搬送制御手段52は、図6のフローチャートに示すように、この期間(Tq1〜Tq2)に第1ループ検知センサS1がONとなっているかを判断する(S102)。ここで、図9に示すように、シートPが正ループを形成しているとき、第1ループ検知センサS1はONとなっている。
そして、このように第1ループ検知センサS1がONとなっていると(S102のY)、搬送制御手段52は、正ループと判断し、以降、第2ループ検知センサS2からの信号に基づくループ制御を行う(S104)。
次に、図10に示すように、2次転写部3と定着ローラ対5のシートPのループ長さがL2となったとき、フラグ50がさらに回動し、図10及び図7の(d)に示すように第2ループ検知センサS2がOFFからONとなる。このとき、図7の(f)に示すように第2ループ検知マスキング回路Q2はONとなっているため、搬送制御手段52は、第2ループ検知センサS2の信号情報を取り込むことになる。
そして、以降、この第2ループ検知センサS2からの信号に基づき、定着モータMを制御する。これにより、定着モータMの回転速度は、図7の(b)に示すように定着ローラ対5のシート搬送速度Vfが2次転写部3のシート搬送速度Vtよりも速い速度Vfh(速い速度)となる回転速度Mhに、一定の遅れ時間ta後に切り替わる。
なお、この後、図7の(d)及び図9に示すように第2ループ検知センサS2がOFFに切り替わる。そして、これに伴い定着モータMの回転速度は、定着ローラ対5のシート搬送速度が2次転写部3のシート搬送速度よりも遅い速度Vflとなる回転速度Mlなるように一定の遅れ時間tb後に切り替わる。
そして、このような制御を繰り返すことによって、図7の(a)に示すように2次転写部3と定着ローラ対5の間でシートPのループ状態を略L2に保つことができ、シートPの搬送が安定化する。
一方、シートPが例えばカールしている場合などには、定着ローラ対5にニップされた直後の状態は、図11に示すように逆向きのループを形成することがある。即ち、シートPは、非画像面側が凹むような形状のループが形成される。なお、図11において、2次転写部3と定着ローラ対5の間で形成されるシートPのループをLfとする。また、このときのタイマ14のカウント値をTfとし、このタイミング前後で図12の(f)に示すように第2ループ検知マスキング回路Q2をONにする。
そして、この後、定着ローラ対5のシート搬送速度Vfは、予め2次転写部3のシート搬送速度Vtよりも遅い速度Vflに設定されているため、シートPは次第にループを大きく形成していく。
このように、シートPは図13に示すように2次転写部3と定着ローラ対5とのニップ角度φによって形成される側(正ループ)へとループを形成せず、非画像面へのループLfの方向のまま、矢印Yへとループが大きく形成されていく。
一方、このとき図12の(e)に示すように第1ループ検知マスキング回路Q1はOFFのままであるが、やがてタイマ14のカウント値がTq1に達すると、カウント値がTq2となるまで第1ループ検知マスキング回路Q1がONとなる。そして、この期間(Tq1〜Tq2)中、第1ループ検知センサS1がON信号を出力すると、このON信号は搬送制御手段52に入力される。
しかし、シートが逆ループを形成している場合、図14に示すように第1ループ検知センサS1はOFFとなっている。この場合、即ち図6のフローチャートに示すように、第1ループ検知センサS1がOFFとなっている場合(S102のN)、搬送制御手段52は、逆ループと判断し、図12の(b)に示すように定着モータMの回転速度をMlからMhに切り替える。
ここで、このように定着モータMの回転速度をMhに切り替えると、定着ローラ対5のシート搬送速度がVflから、Vfhに増加する。そして、この後、シートPをシート搬送速度Vfhでタイマ14からの本発明の第2の時間である設定時間Te搬送する(S103)。このときTq1、Tq2の設定値の条件は、正ループ時に第1ループ検知センサS1が確実にONするタイミングである。なお、Tq1、Tq2の値はメモリ120に設定されている。なお、この設定時間Teは予め実験等で求めたものである。
なお、設定時間Teが経過すると、定着モータMの回転速度をMlに戻す。これにより、再び定着ローラ対5のシート搬送速度Vfが2次転写部3のシート搬送速度よりも遅い速度Vfl(定着モータMの回転速度Ml)へ戻る。
ここで、このようにシートPを2次転写部3のシート搬送速度Vtよりも速いシート搬送速度Vfhで設定時間Te搬送すると、シートPのループ量が減少する。そして、やがて図15に示すように、ループLeの状態は、既述した図11に示すTfの状態のループLfよりも逆ループが小さい状態になる。
また、本実施の形態において、既述した図13に示すように、2次転写部3と定着ローラ対5は、それぞれのシート搬送方向であるニップ線が交わるように配置されている。これにより、逆ループの小さい状態のシートPには、それぞれWtとWfの回転モーメントが加わる。この結果、ニップ近傍で回転モーメントWt、Wfの作用方向へループを作るのにあわせて、シートPのポイントZが回転モーメントWt、Wfの作用によって移動しやすくなる。
したがって、シートPをシート搬送速度Vfhで設定時間Te搬送すると、図13に示すようにシートPのループの向きを、2次転写部3と定着ローラ対5とのニップ角度φによって形成される側(矢印X側)へ反転させることができる。
この結果、シートPは、正ループを形成する。なお、このときTeの設定値の条件は、2次転写部3と定着ローラ対5との間でシートPを引張ることなく、且つループを正ループ方向へ反転させることができる浅い逆ループ状態を形成するタイミングである。また、このTeはメモリ120に設定されている。
やがて、反転したループは、既述した図10に示すように第2ループ検知センサS2に達する。そして、この後は、正ループ時と同様行程を繰り返すことによって、2次転写部3と定着ローラ対5の間でシートPのループ状態をL2に保つことができ、シートPの搬送が安定化する。
このように、定着入口センサRがシートを検知した後、第1ループ検知センサS1がシートSのループを検知しない場合には、定着ローラ対5のシート搬送速度を制御してシートのループ量を減少させるようにする。
これにより、2次転写部3から定着ローラ対5にかけてのシートPの逆ループの発生を防止でき、この結果、大型化を回避し、かつ低コストで、画像擦れ等の画像不良を発生させることなくカールが生じたシートを搬送することができる。また、画像形成装置100における搬送路53や、画像形成装置100における構成部品等の配置構成の自由度を増すことができる。
なお、これまでの説明においては、ループ制御のため定着ローラ対5のシート搬送速度を制御する場合について述べてきたが、定着ローラ対5と2次転写部3との間のシート搬送速度差を制御できれば良い。したがって、第1ループ検知センサS1がシートSのループを検知しない場合には、定着ローラ対5及び2次転写部3の少なくとも一方のシート搬送速度を制御するようにすれば良い。
また、これまでの説明においては、シートPの逆ループを小さくするため、定着ローラ対5を2次転写部3よりも高速のシート搬送速度Vfhで駆動する設定時間Teは、予め算出したタイマ14のカウントに基づくものとした。
しかし、シートPの逆ループが小さくなったことを検知できれば、例えば定着ローラ対5と2次転写部3の間にシートのループ形状を検知できる変更位置検知手段を設けるようにしても良い。そして、この場合には、変更位置検知手段によるシートPのループの検知に基づいて設定された時間で定着ローラ対5のシート搬送速度をVfl(定着モータMの回転速度Mh)に変更する。
ところで、本実施の形態では、正ループ側にシートのループが正ループか逆ループを判断するための第1ループ検知センサS1と、ループ制御を行うための第2ループ検知センサS2を設けたが、第1ループ検知センサS1が第2ループ検知センサを兼ねてもよい。即ち、第1ループ検知センサS1がシートに形成されるループが正ループか逆ループかを判断する役割と、定着ローラ対5の搬送速度を高速と低速に切り換えるためのループ検知の役割(第2ループ検知センサS2の役割)を備える。このように構成した場合コストダウン効果が得られる。
また、第1ループ検知手段S1が定着入口センサRを兼ねるようにしても良い。
図16は、このように第1ループ検知手段が定着入口センサRを兼ねるようにした本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の要部拡大図である。なお、図16において、既述した図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。また、基本的な動作は第1の実施の形態と同じである。
図16において、S3は、定着入口センサを兼ねる第1ループ検知手段である。そして、既述したようにシートPが、搬送路53に進入すると、まずフラグ50が押圧されて回動し、第1ループ検知手段S3を斜光する。これにより、第1ループ検知手段S3はシートを検知する。
なお、この第1ループ検知手段S3は、図17に示すように搬送制御手段52に接続されており、このように第1ループ検知手段S1がシートを検知すると、搬送制御手段52はタイマ14のカウントを開始する。
次に、シートPは、予め2次転写部3のシート搬送速度よりも遅いシート搬送速度Vflで設定している定着ローラ対5の定着ニップに到達する。なお、このとき定着モータMの回転速度は、図18のタイミングチャートにおいて(b)に示すようにMlである。
そして、この後、シートPが定着ローラ対5にニップされ、2次転写部3と定着ローラ対5の間の搬送路53においてシートPにループが形成される。この際、シートPがカールしている場合、既述した第1の実施の形態と同様に逆ループを形成する(図13参照)。
一方、このとき図18の(e)に示すように第1ループ検知マスキング回路Q1はOFFのままであるが、やがてタイマ14のカウント値がTq1に達すると、カウント値がTq2となるまで第1ループ検知マスキング回路Q1がONとなる。そして、この期間(Tq1〜Tq2)中、第1ループ検知センサS3がON信号を出力すると、このON信号は搬送制御手段52に入力される。
しかし、この場合、図18の(c)に示すように第1ループ検知センサS3はOFFとなっている。このため、搬送制御手段52は、逆ループと判断し、図18の(b)に示すように定着モータMの回転速度をMlからMhに切り替える。このとき、Tq1、Tq2の設定値の条件は、正ループ時に第1のループ検知センサS1が確実にONするタイミングである。なお、Tq1、Tq2の値はメモリ120に設定されている。
この後、定着モータMを回転速度Mhで駆動し、定着ローラ対5よりシートPをシート搬送速度Vfhでタイマ14からの設定時間Te搬送する。そして、設定時間Te搬送後、再び定着ローラ対5のシート搬送速度Vfが2次転写部3のシート搬送速度よりも遅い速度Vfl(定着モータMの回転速度Ml)へ戻す。
ここで、このタイミングTeのとき、ループLeの状態は、やや逆側のループ状態であるが(図15参照)、既述した図11に示すTfの状態のループLfよりも逆ループは小さい状態にある。したがってシートPのループは再び逆ループを形成することなく、2次転写部3と定着ローラ対5とのニップ角度φによって形成される側(矢印X側)へとループを反転させることができ、正ループを形成する。
このときTeの設定値の条件は、2次転写部3と定着ローラ対5との間でシートPを引張ることなく、且つループを正ループ方向へ反転させることができる浅い逆ループ状態を形成するタイミングである。そして、このTeの値はメモリ120に設定されている。
やがて、反転したループは第2ループ検知センサS2に達し、この後、正ループ時と同様行程を繰り返すことによって、2次転写部3と定着ローラ対5の間でシートPのループ状態をL2に保つことができ、シートPの搬送が安定化する。
これにより、本実施の形態では、既述した第1の実施の形態と同様、逆ループが発生した場合においても、画像擦れ等の画像不良の発生を防ぐことができる。さらに、第1ループ検知手段S3が定着入口センサ(シート検知手段)を兼ねるようにしたため、さらにコストダウン及び省スペース化が実現できる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図19は、本実施の形態に係る画像形成装置に係る画像形成装置の要部拡大図である。なお、図19において、既述した図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図19において、91は上流側シート搬送手段、92は下流側シート搬送手段、R1はシート検知手段である。搬送制御手段52は、上流側シート搬送手段91のシート搬送速度を制御して上流側シート搬送手段91と下流側シート搬送手段92の間のシートのループを調整する。
シートPの先端が、フラグ50が押圧し、これに伴いフラグ50が回動してシート検知手段R1を斜光すると、搬送制御手段52はタイマのカウントを開始する。その後、所定時間経過してもループ検知センサS1がONにならない場合には、搬送制御手段52は逆ループと判断してモータMを制御し、上流側シート搬送手段91のシート搬送速度を遅くする。
これによりシートのループ量が減少し正規の向きのループになる。なお、この逆ループを戻す制御は上述の第1及び第2の実施の形態の制御と同じであるため、詳細な説明は省略する。
ここで、本実施の形態の構成の場合、例えば上流側シート搬送手段91が定着手段、下流側シート搬送手段92が排紙搬送手段であった際に効果が大きく得られる。即ち、定着直後のシートは高温状態であるため、画像面のトナーは溶融状態にある。このとき、画像面がガイド93に当接してしまうと、画像擦れ跡や、ガイドに当接した箇所としない箇所で温度変化状態が異なるため、光沢ムラが発生してしまう。
これに対し、本実施の形態のように構成することにより、シートPの逆ループの発生を防止できるので、上記のような画像擦れ跡や光沢ムラの発生を防ぐことができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の構成を示す図。 上記画像形成装置の要部拡大図。 上記画像形成装置に設けられた3つのセンサの配置を説明する図。 上記画像形成装置に設けられた搬送制御手段の制御ブロック図。 上記搬送制御手段のループ制御動作を説明する図。 上記搬送制御手段のループ制御動作を説明するフローチャート。 上記搬送制御手段のループ制御動作を説明するタイミングチャート。 上記搬送制御手段のカールしていないシートに対するループ制御動作を説明する第1の図。 上記搬送制御手段のカールしていないシートの場合のループ制御動作を説明する第2の図。 上記搬送制御手段のカールしていないシートの場合のループ制御動作を説明する第3の図。 上記搬送制御手段のカールしていないシートの場合のループ制御動作を説明する第4の図。 上記搬送制御手段のループ制御動作を説明する他のタイミングチャート。 上記搬送制御手段のカールしているシートに対するループ制御動作を説明する第1の図。 上記搬送制御手段のカールしているシートの場合のループ制御動作を説明する第2の図。 上記搬送制御手段のカールしているシートの場合のループ制御動作を説明する第3の図。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の要部拡大図。 上記画像形成装置に設けられた搬送制御手段の制御ブロック図。 上記搬送制御手段のループ制御動作を説明するタイミングチャート。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の要部拡大図。 従来のシート搬送装置を備えた画像形成装置のループ制御動作を説明する図。
符号の説明
3 2次転写部
3a 2次転写ローラ
5 定着ローラ対
11 排出ローラ対
14 タイマ
52 搬送制御手段
53 搬送路
91 上流側シート搬送手段
92 下流側シート搬送手段
100 画像形成装置
101 画像形成装置本体
102 画像形成部
103 シート搬送装置
L ループ
M 定着モータ
P シート
Q1 第1ループ検知マスキング回路
Q2 第2ループ検知マスキング回路
R 定着入口センサ
R1 シート検知手段
S1,S3 第1ループ検知センサ
S2 第2ループ検知センサ

Claims (9)

  1. シートを搬送する第1シート搬送手段と、
    前記第1シート搬送手段の下流に設けられ、該第1シート搬送手段により搬送されてくるシートを搬送する第2シート搬送手段と、
    前記第1シート搬送手段及び前記第2シート搬送手段の間でシート搬送速度の差によりループが形成されるシートを検知するループ検知手段と、
    前記第1シート搬送手段及び前記第2シート搬送手段の少なくとも一方のシート搬送速度を制御する制御手段と、を備え、
    前記ループ検知手段の検知に基づいて前記制御手段が前記シート搬送速度を制御して、前記第1シート搬送手段及び前記第2シート搬送手段の間でループを形成させながらシートを搬送するシート搬送装置において、
    前記制御手段が、ループが形成されるシートを前記ループ検知手段が検知すると予想される時間に基づく第1の時間が経過したときに該ループ検知手段がシートを検知しない場合には、シートに形成されるループ量を減少させてシートのループの向きが正規の向きになると予想される第2の時間が経過するまで前記シート搬送速度を制御することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記第1シート搬送手段及び前記第2シート搬送手段の間に進入してくるシートを検知するシート検知手段を設け、
    前記シート検知手段によるシートの検知を基準として前記第1の時間を設定することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記ループ検知手段が、前記第1シート搬送手段及び前記第2シート搬送手段の間に進入してくるシートを検知可能とし、該ループ検知手段が進入してくるシートの検知を基準として前記第1の時間を設定することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  4. 前記第1シート搬送手段及び前記第2シート搬送手段を、前記第1シート搬送手段のシート搬送方向と前記第2シート搬送手段のシート搬送方向とが交わるように配置して搬送経路を屈曲させることによって、シートに形成されるループの方向を一定の正規方向となるようにし、シートに逆方向にループが形成された場合には、シートのループの向きが正規の向きに変わる状態までシートのループ量を減少させる時間を予め算出し、該時間を前記第2の時間に設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  5. シートに逆方向にループが形成された場合には、シートのループの向きが正規の向きに変わる状態を検知する変更位置検知手段を設け、シートのループ量を減少させる前記第2の時間を、前記変更位置検知手段の検知に基づくことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記制御手段は、前記ループ検知手段の検知に基づいて、前記第1シート搬送手段よりも前記第2シート搬送手段のシート搬送速度を速くする速い速度での制御と、前記第1シート搬送手段よりも前記第2シート搬送手段のシート搬送速度を遅くする遅い速度での制御とを行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載のシート搬送装置。
  7. トナー像を形成する画像形成部と、転写手段により前記トナー像が転写されたシートを定着手段を経て排出手段に搬送する前記請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記第1シート搬送手段は前記転写手段であり、前記第2シート搬送手段は前記定着手段であることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記第1シート搬送手段は前記定着手段であり、前記第2シート搬送手段は前記排出手段であることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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