JP2003076171A - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents

加熱装置および画像形成装置

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JP2003076171A JP2001264583A JP2001264583A JP2003076171A JP 2003076171 A JP2003076171 A JP 2003076171A JP 2001264583 A JP2001264583 A JP 2001264583A JP 2001264583 A JP2001264583 A JP 2001264583A JP 2003076171 A JP2003076171 A JP 2003076171A
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大三 福沢
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亮 早川
Yoshimi Kuramochi
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    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00556Control of copy medium feeding
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ホストが設定する被加熱材情報を装置の駆動開
始前にフィードバックして、被加熱材情報に応じて駆動
速度を変化させる加熱装置において、ユーザーの利便性
と装置の安全性を両立して、装置を最大限効率的に駆動
すること。 【解決手段】非通紙部昇温対策のため、小サイズ通紙時
に低速モードに切り替わる装置において、低速モードに
切り替わるのはホストが小サイズ紙を指定した場合のみ
とし、小サイズの指定がないときは通常速度で駆動す
る。通常速度で駆動開始した後、実際の用紙が小サイズ
紙であることがセンサーによって検知された場合でも低
速モードには切り替わらず、通常速度のまま小サイズ紙
に対応させてスループット制御を行う。これにより、給
紙口に紙サイズセンサーを設けない安価な構成で、簡素
な低速モードへの移行条件の設定を行うとともに、いか
なる条件でも非通紙部昇温による定着装置の故障をおこ
さない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加熱材の加熱装
置、及び該加熱装置を記録材に形成担持させた未定着像
を加熱定着処理する装置として具備した電子写真装置・
静電記録装置などの画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ・複写機等の画像形成装置は、
記録材に対して電子写真プロセス・静電記録プロセス等
の作像手段部で転写方式又は直接方式にて画像情報の未
定着トナー画像を形成担持させ、その記録材を加熱装置
(定着装置、定着器)に搬送導入して画像を永久固着画
像として加熱定着させて、画像形成物として出力するも
のである。
【0003】通常、画像形成装置およびその加熱装置に
は、様々な幅や長さをもった記録材が通紙される。とこ
ろで、封筒のような特に幅の狭い記録材を連続通紙する
と、加熱装置内で記録材の通過する部分と、通過しない
部分との熱の消費の差から通過しない部分での温度の上
昇が大きくなる、いわゆる「非通紙部昇温」が発生す
る。この現象がひどくなると、加熱装置の加圧ローラの
熱膨張に不均一を生じ、ゴムが破断したり、フィルム加
熱方式の加熱装置にあってはフィルムの送り速度に差が
生じて、ネジレが発生したりする。また、装置の耐熱温
度を超えると加圧ローラ表面、ヒーターホルダの溶融等
がおこる。あるいは、小サイズ紙の通紙直後に大サイズ
紙を通紙すると、小サイズ紙の非通紙部が高温になって
いるため、ここでトナーの溶融過多がおこり、小サイズ
紙の非通紙部に相当する部分で高温オフセットも発生す
る。
【0004】したがって、このような問題を防止するた
め、従来の装置では封筒のような小サイズ紙の通紙時に
は、記録材の給紙間隔を長くする、いわゆるスループッ
トを下げることによって、紙間を長くとって非通紙部昇
温の低減を図っている。すなわち、非通紙部の過昇温は
通紙中におこるものであるから、紙のない時間−紙間を
長くすることで、ある程度レベルを良くすることができ
る。
【0005】しかし上記の構成では、プロセススピード
が速く、通常サイズの用紙を高速でプリントできる装置
になるほど、逆に小サイズ通紙時のスループットは大き
く下げなくてはいけなかった。これは、プロセススピー
ドの速い装置ほど定着温度を高く設定しなくてはなら
ず、したがってその分、非通紙部昇温が悪化するためで
ある。
【0006】この問題に対処する方法として、ある程度
プロセススピードの速い装置では、小サイズ通紙時には
プロセススピード自体を通常時の速度よりも落として定
着温度を下げ、非通紙部昇温を緩和する構成を、本出願
人・本発明者は特願2001−95150の提案におい
て以前に開示した。このような構成をとる理由は、ある
程度プロセススピードの速い装置では、プロセススピー
ドを落とした方が、通常時のプロセススピードでスルー
プットを下げて非通紙部昇温を抑えるよりも、結果的に
速いスループット(プリントスピード)を得ることがで
きるためである。
【0007】例えば、本発明者が、通常時のプロセスス
ピード150mm/secでA4用紙を24ppmで出
力する装置を用いて行った実験では、150mm/se
cのままの場合、封筒サイズ通紙時の非通紙部昇温を抑
えるためにはスループットを3ppmにしなくてはなら
ないが、プロセススピードを半速の75mm/secに
切り替えてやると、スループットを6ppmで非通紙部
昇温を問題ないレベルにすることができた。
【0008】上記のように、小サイズ通紙時にプロセス
スピードを低速に切り替える構成は、きわめて効果が高
く、今後においても非常に有用である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、小サイズ紙
と通常サイズ紙の判別の方法としては、図7のように、
用紙搬送路上の上流側と下流側とのトップセンサー13
と紙幅検知センサー14を設け、紙幅検知センサー14
を幅方向において小サイズと通常サイズ(A4)の用紙
を判別できる位置に配置する方法がある。図7の場合で
は中央を通紙基準とする装置で、紙幅検知センサー14
を通紙基準中央から68mmの位置に配置してあり、ト
ップセンサー13が用紙を検知し、かつこの紙幅検知セ
ンサー14が用紙を検知した場合は、通常サイズとして
認識する。トップセンサー13が用紙を検知し、かつ紙
幅検知センサー14が用紙を検知しない場合は幅の狭い
小サイズと判断する。
【0010】この方法では確実に小サイズ紙を検知でき
るが、装置のコストダウンおよび小型化の点では好まし
くない。そのため、簡易的にトップセンサー13を用い
て単純に長さの短い用紙を幅も狭い用紙として認識する
方法も、よく用いられている。すなわち、トップセンサ
ー13の紙有検知時間に応じて、用紙のサイズを判断
し、例えば用紙の長さが250mm以上の用紙を通常サ
イズ、250mm未満のサイズを幅の狭い小サイズと判
定して、小サイズに対応した装置の制御を行うのであ
る。
【0011】しかしながら、小サイズ通紙時にプロセス
スピードを低速に切り替える構成の場合、このような検
知方法を用いて判定された用紙サイズに基づいて、速度
を切り替えるのは好ましくない。何故なら、上記の検知
方法は用紙サイズの判定には、必ず用紙を搬送しなくて
はならず、したがって判定時、既に装置はプリント動作
に入っており、その途中でプロセススピード切り替える
のは、きわめて困難だからである。
【0012】例えば、プロセススピードを低速にした場
合、帯電、現像、転写、レーザー光量、定着温度等、電
子写真プロセスに関わるほとんど全ての制御値を切り替
えなくてはならないが、これらの値はプリント前回転中
にフィードバック制御によって、制御値を決定している
場合もあり、そういったパラメータは装置の駆動中には
切り替えられない。
【0013】また、電子写真装置では感光ドラムの周囲
に配置される帯電、現像、転写等の機構は、感光ドラム
の回転に合わせて回転上流側から順次、制御値を切り替
えていくが、駆動中に低速にすると、切り替えのタイミ
ングが複雑になり、画像不良等の問題を発生させやすく
なる。
【0014】そこでプリント動作の開始前に、ホストか
ら送られるプリント情報によって紙サイズを判別し、そ
れに基づいてプロセススピードの切り替えを行うかどう
かを決定する方法が考案されている。
【0015】これは、プリントする用紙サイズの指定が
可能なようにプリンタドライバを構築し、用紙幅が一定
サイズ以下の小サイズ紙が選択された時には、プロセス
スピードを低速に切り替えて小サイズ紙用の制御を行
い、小サイズ紙が選択されていない時には、通常速度で
通常サイズ紙用のプリント制御を行うというものであ
る。
【0016】だがしかし、この方式ではプリンタドライ
バで正しい用紙の選択が行われずに小サイズ紙が通紙さ
れた場合には、通常速度・通常のスループットでプリン
トを行ってしまう。
【0017】プリンタドライバは、たとえ通紙される用
紙サイズが指定サイズと異なっても、用紙サイズ不一致
等のエラーで装置の停止を行わない場合が多い。この方
が、ユーザーが紙サイズを気にせずプリントができるた
め、利便性が高く、これに対応してデフォルトの用紙サ
イズ設定は、たいてい装置の最大通紙可能サイズか、ユ
ニバーサルサイズに設定されている。
【0018】この設定で多様なメディアにプリントする
状態が恒常化したユーザーは、プリント毎の用紙サイズ
選択を煩雑に感じて、小サイズの際にも、用紙選択を行
わない可能性が高い。
【0019】上記従来の方法では、小サイズ紙に対応し
てプロセススピードを低速に切り替えるには、小サイズ
紙が選択されたという情報がホストからくることが絶対
条件であるから、そのような場合、速度切り替えはあり
えない。
【0020】たとえ給紙後に搬送路上のセンサーが小サ
イズを検知しても、装置の駆動開始後にプロセススピー
ドを低速に切り替えることはできないのであるから、通
常サイズと同様の速度・スループットでプリントを行う
しかないのである。
【0021】そのために、非通紙部昇温によって定着装
置は大きなダメージを受け故障に到る恐れがでてくる。
【0022】だからといって、適切な用紙選択を行わな
ければプリントができないようにしてしまっては、ユー
ザーにとっての使い勝手が悪くなってしまう。
【0023】本発明は、上記のような問題点を解決し、
ユーザーの利便性と装置の安全性を両立して、装置を最
大限効率的に駆動することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱装置および画像形成装置である。
【0025】(1)ホストが設定する被加熱材情報を装
置の駆動開始前にフィードバックして、被加熱材情報に
応じて駆動速度を変化させる加熱装置において、ホスト
からの被加熱材情報が、実際に搬送導入された被加熱材
と異なる時に、加熱装置の駆動速度はホストの被加熱材
情報を優先して決定されるとともに、搬送導入された被
加熱材に応じた各種制御が設定されることを特徴とする
加熱装置。
【0026】(2)ホストの被加熱材情報により決定さ
れた駆動速度が、搬送導入された被加熱材に対して設定
されるべき駆動速度よりも速い場合に、給紙間隔を大き
くすることを特徴とする(1)に記載の加熱装置。
【0027】(3)ホストの被加熱材情報により決定さ
れた駆動速度が、搬送導入された被加熱材に対して設定
されるべき駆動速度よりも遅い場合に、給紙間隔を小さ
くすることを特徴とする(1)に記載の加熱装置。
【0028】(4)ホストの被加熱材情報により決定さ
れた駆動速度が、搬送導入された被加熱材に対して設定
されるべき駆動速度よりも速い場合に、被加熱材の加熱
温度を高くすることを特徴とする(1)に記載の加熱装
置。
【0029】(5)ホストの被加熱材情報により決定さ
れた駆動速度が、搬送導入された被加熱材に対して設定
されるべき駆動速度よりも遅い場合に、被加熱材の加熱
温度を低くすることを特徴とする(1)に記載の加熱装
置。
【0030】(6)ホストが設定する被加熱材情報が、
被加熱材のサイズ情報であることを特徴とする(1)乃
至(3)のいずれか1つに記載の加熱装置 (7)ホストが設定する被加熱材情報が、被加熱材の厚
みに関わる情報であることを特徴とする(1)乃至
(5)のいずれか1つに記載の加熱装置 (8)被加熱材が未定着像を形成担持させた記録材であ
り、装置が未定着像を記録材に加熱定着させる加熱定着
装置であることを特徴とする(1)乃至(7)のいずれ
か1つに記載の加熱装置。
【0031】(9)記録材に未定着像を形成担持させる
作像手段と、記録材に形成担持させた未定着像を定着さ
せる定着手段を有し、定着手段が(1)乃至(8)のい
ずれか1つに記載の加熱装置であることを特徴とする画
像形成装置。
【0032】〈作 用〉これにより、ユーザーが小サイ
ズ紙等の特殊紙を指定してプリントした場合は、プロセ
ススピードを低速に切り替えて、通常速度時と比べて速
いスループットで効率的なプリントを行うとともに、特
に用紙の設定を行わずに小サイズ紙等の特殊紙をプリン
トしても、通常のプロセススピードでの特殊紙用のスル
ープットに切り替えてプリントすることができるため、
非通紙部昇温による加熱装置の熱損や、高温オフセット
を防止することができる。
【0033】より具体的には、非通紙部昇温対策のた
め、小サイズ通紙時に低速モードに切り替わる装置にお
いて、低速モードに切り替わるのはホストが小サイズ紙
を指定した場合のみとし、小サイズの指定がないときは
通常速度で駆動する。通常速度で駆動開始した後、実際
の用紙が小サイズ紙であることがセンサーによって検知
された場合でも低速モードには切り替わらず、通常速度
のまま小サイズ紙に対応させてスループット制御を行
う。これにより、給紙口に紙サイズセンサーを設けない
安価な構成で、簡素な低速モードへの移行条件の設定を
行うとともに、いかなる条件でも非通紙部昇温による定
着装置の故障をおこさない。
【0034】
【発明の実施の形態】〈実施例1〉 (1)画像形成装置例 図1は本実施例における画像形成装置の概略構成模型図
である。本実施例の画像形成装置は電子写真方式を用い
たレーザープリンタであり、最大用紙幅がLETTER
サイズで、プロセススピード150mm/sec、A4
サイズ紙を24枚/分(ppm)で出力するプリンタで
ある。
【0035】まず、ホストコンピュータ(不図示)から
のプリント指令が装置に入力されると、装置が駆動を開
始するが、このプリント指令にはプリントされる用紙サ
イズの情報が含まれており、用紙サイズがある一定サイ
ズよりも小さい小サイズ紙の時には、プロセススピード
を低速に切り替える。
【0036】具体的には、ホストの指定する用紙サイズ
がB5サイズ以下の時には、上記のプロセススピード1
50mm/secを75mm/secに切り替えて装置
全体の駆動速度を落として駆動が開始される。この制御
は不図示の制御回路部(CPU)が行う。
【0037】用紙サイズの情報は、ユーザーがプリンタ
ドライバ等(不図示)によってあらかじめ設定したもの
が用いられる。なお、ユーザーが特に用紙サイズの指定
を行わない時は、デフォルト値としてA4サイズが設定
されているため、プロセススピードは150mm/se
cになる。また、スループットは150mm/secの
時には24ppm、75mm/secの時には6ppm
に設定される。
【0038】所望のプロセススピードによって装置が駆
動開始されると、記録材としての用紙Pは、給紙カセッ
ト10から給紙される。用紙Pは給紙ガイド7に導かれ
て、やがて搬送路上にある、トップセンサー13のレバ
ーを倒し、用紙の先端がトップセンサー13位置を通過
したことが検知される。この後、用紙後端がトップセン
サー13を通過するまで、トップセンサー13は紙有状
態を検知し続ける。トップセンサー13のレバーは用紙
の後端が通過すると元に戻り、用紙後端がトップセンサ
ー13の位置を通過したことが検知される。
【0039】やがて、用紙Pは感光ドラム1の下部の転
写ローラ6と対向した転写部Tに達する。感光ドラム1
上には、帯電ローラ11によって一様均一な帯電がなさ
れた後、レーザー走査露光装置3よりでた、画像信号に
対応したレーザー光Lを照射されて、表面に静電潜像が
形成される。レーザー走査露光装置3は、回転するポリ
ゴンミラー31にレーザー光を反射させ、この反射光を
レンズ32で焦点を絞り、折り返しミラー33等で感光
ドラム1上に照射するものである。
【0040】プロセススピードの切り替えに対して、レ
ーザー光による画像形成は画像クロックを切り替える等
の処理を行うが、一般的にプロセススピードを2分の1
に切り替える場合には、単純に1ラインの画像走査毎、
その後に1ライン空白を設けるだけで対処することが多
い。
【0041】このようにして形成された潜像は現像装置
2によって選択的にトナーが付着させられてトナー像と
して可視化され、感光ドラム1の回転にともない転写部
Tへ搬送される。転写部Tでは、転写ローラ6が用紙の
裏面(背面)からトナーと逆極性の電界を加えることに
より、トナー像を用紙に転写する。
【0042】トナー像が転写された用紙は、搬送ガイド
15に導かれて加熱装置たる定着装置(定着器)12へ
と達し、そこで熱および圧力が印加されて、用紙の先端
からトナー像が用紙に定着されていく。
【0043】トナー像の定着処理を受けた用紙は、搬送
ガイド16に導かれて画像形成物(プリント、コピー)
として排紙される。
【0044】(2)定着装置12 加熱装置たる定着装置12は本実施例のものはいわゆる
フィルム加熱方式を用いた定着装置である。
【0045】図2は該定着装置12の概略構成模型図で
あり、加熱体としてのヒーター22をヒーターホルダ2
3に支持し、これを定着フィルム21を介して加圧ロー
ラ25に図示しない加圧手段によって圧接している。定
着フィルム21は加圧ローラ25の回転駆動によって従
動回転し、ニップNに導入された記録材Pを搬送すると
ともにヒーター22の熱をフィルム21を介して記録材
Pに付与する。定着装置12はヒーター22を所定の温
度に維持して用紙の定着に最適な加熱量を得る。本実施
例の定着装置12では、通常サイズ(A4サイズ)通紙
時で200℃に設定している。
【0046】(3)制 御 ホストからの小サイズ紙の通紙情報により、プロセスス
ピードが低速に切り替わっている場合には、定着装置1
2の定着温度200℃も180℃に切り替えられてい
る。プロセススピードが遅くなると、当然、用紙Pが加
熱ニップN内を通過するのに要する時間も長くなる。す
なわち、プロセススピード150mm/secの場合と
比べてプロセススピード75mm/secでは単位時間
当りに加熱すべき用紙の長さが半分になるため、単位時
間当りの総加熱量が少なくても、十分同様の定着性が得
られる。したがって、定着温度を大幅に下げることが可
能なのである。
【0047】用紙Pの後端がトップセンサー13の位置
を通過すると、トップセンサー13のレバーが元に戻
り、用紙後端がトップセンサー13の位置を通過したこ
とが検知される。つまり、トップセンサー13は用紙が
存在しない状態(紙無し状態)になったことを検知す
る。そして、連続プリントの場合には、一定間隔で次の
用紙を給紙し、同様のプロセスを経て、プリントを生成
していく。
【0048】用紙のスループットは、トップセンサー1
3が紙先端、あるいは後端を検知してから一定時間経過
後に次の用紙を給紙することで保たれる。
【0049】用紙の幅が狭い、いわゆる小サイズ紙が通
紙された場合、上記のトップセンサー13が紙有り状態
を検知している時間が、通常サイズ紙が通紙された時よ
りも短くなる。これによって、通常サイズ紙と小サイズ
紙の判別を行うことができる。
【0050】例えば、小サイズ紙が指定されていないに
もかかわらず、実際に通紙された用紙が小サイズだった
場合でも、前記のようにトップセンサー等によって装置
本体はそれが小サイズであることを検知できる。
【0051】本実施例では、そのような場合、プロセス
スピードはホストの情報によって駆動開始前に設定され
た通常サイズ用の速度をそのまま用い、その一方でスル
ープットを実際に通紙された用紙サイズ(ここでは小サ
イズ紙)に対応させて低下させる。本実施例では、プロ
セススピード150mm/secに対して、スループッ
トは3ppmとなる。
【0052】ホストの用紙サイズ情報によるプロセスス
ピード/スループットの設定から、通紙により検知した
実際の用紙サイズによりスループットを切り替えるまで
のフローを図3に示す。
【0053】小サイズ紙の通紙モードとして、プロセス
スピードを低速に切り替えるモードしか備えていない装
置では、上記のようなホストの指定する用紙サイズ情報
と実際の用紙サイズが異なっていた場合には、そのまま
のプロセススピードとスループットで通紙するしかな
い。しかし、通常サイズ用のスループット=24ppm
で小サイズ紙を通紙した場合、非通紙部昇温によって定
着装置がダメージを受けるのは明らかである。
【0054】これに対して、3ppmにスループットを
落とせば、非通紙部昇温は装置の耐熱温度を超えること
はない。
【0055】本実施例のように、通常のプロセススピー
ドでの小サイズ紙用スループットを用意しておくこと
で、ユーザーがあらかじめ小サイズ紙を指定した時に
は、低速のプロセススピードによって、より効率的なス
ループットを得ることできるとともに、ユーザーが用紙
サイズの指定を行わずに小サイズ紙を通紙した場合で
も、非通紙部昇温による装置の破壊を防ぐことができ
る。
【0056】この場合、ユーザーが用紙サイズの指定を
行わないと、小サイズ紙のスループットは3ppmにな
るため、指定した場合の6ppmよりも遅くなってしま
うが、用紙サイズ指定を煩雑に感じるユーザーに対する
利便性や、誤って指定が行われなかった時の安全性を考
慮すれば、十分実用範囲内であるといえる。
【0057】上記例では、小サイズのスループットにつ
いて、一律プロセススピード150mm/secでは3
ppm、75mm/secでは6ppmとしていたが、
表1に示すような通紙枚数に応じて切り替わる構成にす
れば、より効率的なスループットを得られる。
【0058】
【表1】
【0059】また、ヒーター22上の、小サイズ通紙時
に非通紙部となる領域に温度検知素子を配置し、非通紙
部昇温それ自体を検知してスループットを切り替える方
法も考えられる。
【0060】図4にその場合の定着装置12の長手方向
の概略断面図を示す。51は、いかなるサイズの用紙が
通紙されても常に通紙領域となる位置に配されたメイン
サーミスタであり、この検知温度が一定になるようにヒ
ーター22は温度制御されている。52は、B5サイズ
よりも幅の小さな用紙が通紙された時に非通紙領域とな
る位置に配されたサブサーミスタである。サブサーミス
タ52は温度制御には用いられず、非通紙昇温のような
ヒーターの異常昇温のみを検知する。この構成におい
て、B5サイズ以下の用紙が通紙されて、非通紙昇温に
よりサブサーミスタが、ある温度以上を検知した時点で
スループットを低下させれば、非通紙昇温を所定温度以
下に抑えることができる。このような構成の場合の制御
フローは以下のようになる。
【0061】まず、ホストが通常サイズを指定し、プロ
セススピードが150mm/secで駆動された場合、
トップセンサー13が小サイズ紙を検知した時点でスル
ープットを6ppmに切り替える。その後、サブサーミ
スタ52の検知温度が250℃に達すると、スループッ
トを5ppmに切り替える。これにより、非通紙昇温は
緩和され、サブサーミスタの検知温度は一旦低くなる
が、しばらく通紙を続けているとまた温度が上昇し、再
び250℃に達する。その時点でスループットをさらに
低下させ、4ppmに切り替える。このように、温度が
250℃に達するたびにスループットを6ppm→5p
pm→4ppm→3ppmへと切り替えていく。
【0062】ホストが小サイズ紙を指定し、プロセスス
ピードが75mm/secで駆動した時も同様の制御で
250℃に達するたびに12ppm→10ppm→8p
pm→6ppmへと切り替えていけばよい。
【0063】サブサーミスタ52を用いてこのような制
御を行えば、非通紙部の昇温を直接検知してスループッ
トを切り替えるため、表1の枚数に応じた切り替えテー
ブルを用いる場合よりもさらに効率的な切り替えが行え
る。
【0064】ところで、上記例ではホストからの通常用
紙サイズ情報に対して実際に通紙される用紙が小サイズ
の場合について示したが、その逆に、ホストが小サイズ
を指定したにもかかわらず、通常サイズ紙が通紙される
場合も考えられる。
【0065】これはユーザーが小サイズ通紙を行った後
にプリンタドライバの設定を変更しないまま通常サイズ
紙をセットした時などに起こり得ることである。
【0066】このような場合、プリンタはあくまでホス
トの用紙情報に基づいてプロセススピードを設定し、プ
ロセススピードは低速に切り替えられる。本実施例の場
合では75mm/secに切り替え、スループットは6
ppmに設定される。
【0067】この6ppmというスループットは小サイ
ズ紙による非通紙部昇温が装置の耐熱温度を超えないよ
うに設定されたものである。したがって、通常サイズ紙
の場合にはこれより速いスループットにしてもなんら問
題はない。
【0068】したがって、トップセンサー等によって実
際に通紙された用紙がA4等の通常サイズ紙であること
が検知された時には、プロセススピードは低速モードの
75mm/secのまま、スループットを12ppmに
切り替えて、より速いプリントスピードを得る。このフ
ローを図5に示す。
【0069】この場合も通常スピード時の24ppmよ
りはプリントスピードは遅くなるが、ユーザーの用紙選
択のミスに対して、最大限効率的な速度でプリントを行
うことができ、有用である。
【0070】さらにユーザーへの利便性を高めるため、
このような用紙選択の不一致を検知した時にホスト上に
ユーザーに対するメッセージを表示し、用紙選択により
プリントスピードをアップできる旨通知してもよい。
【0071】また、当然であるが、図3と図5のフロー
は同時に装置に組み込むことが可能である。
【0072】なお、本実施例では小サイズ紙の判別をト
ップセンサー13の紙有り無し状態の検知時間によって
行ったものしか記述していないが、従来例に示したよう
な幅検知センサー14(図6)を用いてもよく、これに
よって判別すれば、より正確に用紙サイズを知ることが
できることはいうまでもない。
【0073】〈実施例2〉実施例1では用紙情報とし
て、用紙サイズを選択する場合について示したが、用紙
の厚み等の情報に応じて、プリントモードを切り替える
場合にも本発明は適用できる。
【0074】まず、ユーザーはプリンタドライバ等によ
って、用紙の種類を選択する。
【0075】用紙としては、通常の用紙と厚紙が選択で
きるようにしておき、厚紙が選択された時には、ホスト
はその情報を含むプリント指令を画像形成装置に入力
し、厚紙モードとして装置は駆動を開始する。
【0076】厚紙モードでは、プロセススピードを低速
に切り替え、通常時よりも時間をかけて用紙を加熱する
ことで、厚紙のような定着性の悪い用紙に対して確実に
トナーを定着させる。
【0077】なお、ユーザーが特にモードを指定しない
時はデフォルトとして通常用紙のモードが設定されてい
る。
【0078】通常のプロセススピードで厚紙の定着性を
向上させるためには、単純に定着温度を高くしてやれば
よいのだが、その方法では装置の耐熱温度を考慮しなく
てはならないため、限界がある。またコストの観点から
も、さほど使用頻度の高くない厚紙の定着性のために定
着装置を構成する部材にあまり高耐熱性のものを用いる
ことは、あまり好ましくない。
【0079】厚紙モードとしてプロセススピードを低速
にすれば、比較的低い定着温度で厚い用紙を定着できる
ため、上記のような問題点を解決できる。
【0080】本実施例では、プロセススピード150m
m/sec・スループット24ppmの通常モードの定
着温度200℃に対して、厚紙モードではプロセススピ
ード75mm/sec・スループット10ppmで定着
温度は200℃となる。
【0081】ところで、ユーザーの用紙選択に対して実
際に通紙された用紙が異なっていた場合、以下のような
問題がおこる可能性がある。
【0082】ユーザーが用紙選択を行わずに厚紙が通紙
された場合、通常用紙モードの定着温度では、厚紙が定
着できず定着不良になる。
【0083】逆にユーザーが厚紙モードを選択したにも
かかわらず、通常用紙…特に薄紙が通紙された時には、
定着過多となり高温によるオフセットが発生する恐れが
ある。また、被加熱材に対する加熱量が多すぎると被加
熱材がカールしてしまう。
【0084】したがって、本実施例ではホストの用紙情
報によってプロセススピードを設定した後、画像形成装
置内部での用紙種類の検知結果に応じて、スループット
もしくは、定着温度の設定を切り替えて、定着不良およ
び高温オフセットを防止している。
【0085】画像形成装置における用紙の厚さの検知方
法としては、転写部Tを用紙が通過中の転写電流の値を
モニタする方法が考えられる。これは、転写ローラ6に
対して一定電圧を印加して画像の転写を行う際、用紙が
厚いほど転写電流が流れづらくなる現象を利用して用紙
の厚みを判別するものである。
【0086】この方法では例えば、転写電流が2μA未
満であれば厚紙、2μA以上であれば通常用紙、という
具合にしきい値を決めてやればよい。
【0087】本実施例での、ホストの設定と実際に通紙
された用紙種類の不一致が検知された場合の動作フロー
を図7、図8に示す。
【0088】図7はホストの設定が通常モードだった場
合、図8はホストの設定が厚紙モードだった場合であ
る。
【0089】図7の場合において、まず、ホストが通常
モードを指定してプリント指令を出力することで、プリ
ンタはプロセススピード150mm/sec、スループ
ット24ppm、定着温度200℃を設定し、駆動を開
始する。
【0090】次に、給紙された用紙が転写部Tに到達す
ると転写バイアスが印加され、この時の転写電流の値に
よって、この用紙が厚紙であることが判別されると、プ
リンタの不図示の制御部は、スループットを6ppmに
低下させる。プロセススピードは150mm/sec、
定着温度は200℃のままである。
【0091】比較的低い定着温度で厚紙の定着性を確保
する方法としては、プロセススピードを低速に切り替え
る以外には、スループットを遅くし、紙間を広げること
によって、紙間での定着装置の蓄熱量を多くするのが一
般的である。
【0092】上記のように本実施例では、用紙種類の選
択が適切でなかった時には、この方法を用いることで、
厚紙でも一定レベル以上の定着性を維持している。
【0093】また、スループットを遅くしない方法とし
ては単純に定着温度を高くすることも考えられるが、厚
紙モードでプロセススピードを低速に切り替える装置の
場合、厚紙を十分定着させられる温度まで定着温度を上
げられないから、厚紙モードを有しているのである。し
たがって、この方法をとろうとして装置の限界の温度ま
で定着温度を上げても必要十分な定着性を得ることはで
きない。しかし、定着不良による装置内へのトナー付着
等、最低限装置の故障に到るような問題を回避するレベ
ルであれば、そのような構成としてもよい。その場合例
えば、転写部Tで厚紙であることを検知した時点で、定
着温度200℃を210℃に上昇させ、スループットは
24ppmのままとする等の制御を行えばよい。
【0094】図8の場合では、ホストが厚紙モードを指
定してプリント指令を出力するので、プリンタはプロセ
ススピード75mm/sec、スループット10pp
m、定着温度200℃を設定して、駆動を開始する。
【0095】やがて用紙が給紙搬送され、転写時の転写
電流によって、これが通常用紙であることが検知される
と、プリンタの制御部は、定着過多を防止するために定
着温度を200℃から180℃に低下させる。プロセス
スピードは75mm/sec、スループットは10pp
mのままである。
【0096】或いは、スループット10ppmは12p
pmに上げることも可能である。
【0097】本実施例では、定着性を確保するために厚
紙モードのスループットを、10ppmとして、若干紙
間を広くとっている。しかし、プロセススピード75m
m/secで通常用紙を通紙する場合には、より速いス
ループットに切り替えても問題はない。したがって、装
置の能力的に最大限のスピードが得られるようにスルー
プットを設定する方が、より好ましいといえる。
【0098】以上のような構成とすれば、ホストの指定
する用紙種類と実際に通紙された用紙が異なっていた場
合でも、ユーザーに用紙種類の再設定等の煩雑な操作を
要求することなく、かつ定着不良・高温オフセット・被
加熱材のカール等の品質問題を引き起こさずにプリント
を継続することができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本出願における第
一の発明によれば、ホストが設定する被加熱材情報を装
置の駆動開始前にフィードバックして、被加熱材情報に
応じて駆動速度を変化させる加熱装置において、ホスト
からの被加熱材情報が、実際に搬送導入された被加熱材
と異なる時に、加熱装置の駆動速度はホストの被加熱材
情報を優先して決定されるとともに、搬送導入された被
加熱材に応じた各種制御を設定することで、各駆動速度
に対する適切な制御で、装置の故障や画像問題等を発生
させずに被加熱材を搬送することができる。
【0100】また、第二の発明によれば、ホストの被加
熱材情報により決定された駆動速度が、搬送導入された
被加熱材に対して設定されるべき駆動速度よりも速い場
合に、給紙間隔を大きくすることで加熱装置での非通紙
部昇温、或いは被加熱材の加熱量不足による定着不良等
を防止することができる。
【0101】また、第三の発明によれば、ホストの被加
熱材情報により決定された駆動速度が、搬送導入された
被加熱材に対して設定されるべき駆動速度よりも遅い場
合に、給紙間隔を小さくすることで、ユーザーの用紙サ
イズの選択ミス等の際にもユーザーに再選択を強要する
ことなく、最大限効率的なプリントスピードでプリント
を継続することができる。
【0102】また、第四の発明によれば、ホストの被加
熱材情報により決定された駆動速度が、搬送導入された
被加熱材に対して設定されるべき駆動速度よりも速い場
合に、被加熱材の加熱温度を高くすることで定着不良に
よる装置の汚れ等の問題を防止できる。
【0103】また、第五の発明によれば、ホストの被加
熱材情報により決定された駆動速度が、搬送導入された
被加熱材に対して設定されるべき駆動速度よりも遅い場
合に、被加熱材の加熱温度を低くすることで、加熱過多
による被加熱材上へのトナーオフセットや、被加熱材の
カール等を防止することができる。
【0104】また、第六の発明によれば、ホストが設定
する被加熱材情報を、被加熱材のサイズ情報とすること
で、ユーザーが小サイズ紙等の特殊紙を指定してプリン
トした場合は、プロセススピードを低速に切り替えて、
通常速度時と比べて速いスループットで効率的なプリン
トを行うとともに、特に用紙の設定を行わずに小サイズ
紙等の特殊紙をプリントしても、通常のプロセススピー
ドでの特殊紙用のスループットに切り替えてプリントす
ることができるため、非通紙部昇温による加熱装置の熱
損や、高温オフセットを防止することができる。
【0105】また、ユーザーの用紙選択ミスに対して
も、装置を止めて再選択させる等の煩雑な操作を要求せ
ずに最大限効率的なプリントを実行できる。
【0106】また、第七の発明よれば、ホストが設定す
る被加熱材情報を、被加熱材の厚みに関わる情報とする
ことで、ユーザーが厚紙を指定してプリントした場合
は、プロセススピードを低速に切り替えて、確実に良好
な定着性を得るとともに、特に用紙の設定を行わずに厚
紙等をプリントした場合でも、通常のプロセススピード
での厚紙用の定着温度、或いは低速のプロセススピード
での薄紙用の定着温度に切り替えてプリントすることが
できるため、定着不良や、高温オフセット等の画像問題
の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における画像形成装置の概略構成模
型図
【図2】 実施例1における加熱装置(定着装置)の概
略構成模型図
【図3】 実施例1のフローチャート
【図4】 実施例1における加熱装置(定着装置)の長
手方向概略構成模型図
【図5】 実施例1のフローチャート
【図6】 小サイズ紙を検知するためのセンサー配置図
【図7】 実施例2のフローチャート
【図8】 実施例2のフローチャート
【符号の説明】 P・・用紙(記録材)、1・・感光ドラム、2・・現像
装置、3・・レーザー走査露光装置、6・・転写ロー
ラ、11・・帯電ローラ、12・・加熱装置、13・・
トップセンサー、14・・紙幅センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉持 喜美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA12 DA38 DC02 DC03 DC10 EA12 EA18 EC02 EC09 EC15 EC20 FA05 FA33 FA35 2H033 AA03 AA25 AA47 BA08 BA11 BA25 BA59 BB37 BE03 CA07 CA16 CA17 CA22 CA30 CA36 CA37 CA40 CA44 CA48

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストが設定する被加熱材情報を装置の
    駆動開始前にフィードバックして、被加熱材情報に応じ
    て駆動速度を変化させる加熱装置において、ホストから
    の被加熱材情報が、実際に搬送導入された被加熱材と異
    なる時に、加熱装置の駆動速度はホストの被加熱材情報
    を優先して決定されるとともに、搬送導入された被加熱
    材に応じた各種制御が設定されることを特徴とする加熱
    装置。
  2. 【請求項2】 ホストの被加熱材情報により決定された
    駆動速度が、搬送導入された被加熱材に対して設定され
    るべき駆動速度よりも速い場合に、給紙間隔を大きくす
    ることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 ホストの被加熱材情報により決定された
    駆動速度が、搬送導入された被加熱材に対して設定され
    るべき駆動速度よりも遅い場合に、給紙間隔を小さくす
    ることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 ホストの被加熱材情報により決定された
    駆動速度が、搬送導入された被加熱材に対して設定され
    るべき駆動速度よりも速い場合に、被加熱材の加熱温度
    を高くすることを特徴とする請求項1に記載の加熱装
    置。
  5. 【請求項5】 ホストの被加熱材情報により決定された
    駆動速度が、搬送導入された被加熱材に対して設定され
    るべき駆動速度よりも遅い場合に、被加熱材の加熱温度
    を低くすることを特徴とする請求項1に記載の加熱装
    置。
  6. 【請求項6】 ホストが設定する被加熱材情報が、被加
    熱材のサイズ情報であることを特徴とする請求項1乃至
    3項のいずれか1つに記載の加熱装置
  7. 【請求項7】 ホストが設定する被加熱材情報が、被加
    熱材の厚みに関わる情報であることを特徴とする請求項
    1乃至5項のいずれか1つに記載の加熱装置
  8. 【請求項8】 被加熱材が未定着像を形成担持させた記
    録材であり、装置が未定着像を記録材に加熱定着させる
    加熱定着装置であることを特徴とする請求項1乃至7項
    のいずれか1つに記載の加熱装置。
  9. 【請求項9】 記録材に未定着像を形成担持させる作像
    手段と、記録材に形成担持させた未定着像を定着させる
    定着手段を有し、定着手段が請求項1乃至8項のいずれ
    か1つに記載の加熱装置であることを特徴とする画像形
    成装置。
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