JP2000159370A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像形成装置

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JP2000159370A
JP2000159370A JP10337093A JP33709398A JP2000159370A JP 2000159370 A JP2000159370 A JP 2000159370A JP 10337093 A JP10337093 A JP 10337093A JP 33709398 A JP33709398 A JP 33709398A JP 2000159370 A JP2000159370 A JP 2000159370A
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sheet
pressure
roller
rotating body
transport
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JP10337093A
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English (en)
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Shiyoutarou Yoshimura
祥太朗 吉村
Takao Kawazu
孝夫 河津
Atsuya Takahashi
敦弥 高橋
Yoji Serizawa
洋司 芹澤
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はリタード分離方式において分離回転
体を搬送回転体に対して押し当てる圧力を調整する圧力
調整手段を設けることで、分離回転体及び/または搬送
回転体の表面の摩擦係数が低下してシートの給送に必要
な分離回転体を搬送回転体に対して押し当てる圧力が得
られなくなった時でも圧力調整手段により分離回転体を
搬送回転体に対して押し当てる圧力を調整することでシ
ートの給送動作を安定して行うことが出来るシート給送
装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを可
能にすることを目的としている。 【解決手段】 リタードローラ13をフィードローラ12に
対して押し当てる加圧バネ15の圧力を調整する圧力調整
手段24を設けて構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタや複写機
或いはファクシミリ等の画像形成装置に装備されるシー
ト給送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ、複写機、ファクシミリ
等の画像形成装置は、その処理速度が急速に向上してい
る。そのため、シートを分離する機構として高速分離で
信頼性の高いピックアップローラとフィードローラとリ
タードローラの3つのローラを用いるリタード分離方式
が広く用いられている。
【0003】リタードローラはフィードローラに対して
所定の圧力で圧接されており、フィードローラがシート
給送方向に回転し、リタードローラがシート給送方向と
反対方向に回転することでシートを分離給送するように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では、フィードローラ及びリタードローラの摩耗
や紙粉等の付着により各ローラ表面の摩擦係数μが低下
し、シート給送時にフィードローラが空回りしてシート
の給送が出来ず、給送遅延ジャムが発生するという問題
がある。
【0005】また、リタードローラをフィードローラに
対して押し付ける圧力が大き過ぎる場合には、シートが
分離出来ず重送される虞がある。
【0006】リタード分離方式ではフィードローラとリ
タードローラの表面の摩擦係数μによって寿命が支配さ
れ、リタードローラをフィードローラに対して押し付け
る圧力を常に最適な状態に維持するのが困難であった。
【0007】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、リタード分離方式において分
離回転体を搬送回転体に対して押し当てる圧力を調整す
る圧力調整手段を設けることで、分離回転体及び/また
は搬送回転体の表面の摩擦係数が低下してシートの給送
に必要な分離回転体を搬送回転体に対して押し当てる圧
力が得られなくなった時でも圧力調整手段により分離回
転体を搬送回転体に対して押し当てる圧力を調整するこ
とでシートの給送動作を安定して行うことが出来るシー
ト給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供せんと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを給送するシー
ト給送手段と、前記シート給送手段よりもシート給送方
向下流側に配置され、前記シート給送手段により給送さ
れたシートを搬送する搬送回転体と、前記搬送回転体に
対向して配置され、前記搬送回転体との協働によりシー
トを分離する分離回転体と、前記分離回転体を前記搬送
回転体に対して押し当てる圧力を調整する圧力調整手段
とを有することを特徴とするシート給送装置である。
【0009】本発明は、上述の如く構成したので、分離
回転体を搬送回転体に対して押し当てる圧力を調整する
圧力調整手段を設けたことで、分離回転体及び/または
搬送回転体の表面の摩擦係数が低下してシートの給送に
必要な分離回転体を搬送回転体に対して押し当てる圧力
が得られなくなった時でも圧力調整手段により分離回転
体を搬送回転体に対して押し当てる圧力を調整すること
でシートの給送動作を安定して行うことが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシート給送
装置及びこれを備えた画像形成装置の一例として電子写
真方式のレーザビームプリンタに適用した場合の一実施
形態を具体的に説明する。図1は本発明に係るシート給
送装置を備えた画像形成装置の構成を示す模式断面図、
図2は分離回転体を搬送回転体に対して押し当てる圧力
を調整する圧力調整手段の構成を示す模式断面図、図3
は画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図、図4
は本発明に係るシート給送装置の第1実施形態における
シート給送動作を示すフローチャートである。
【0011】先ず、図1〜図4を用いて本発明に係るシ
ート給送装置及びこれを備えた画像形成装置の第1実施
形態について説明する。図1において、1は画像形成手
段となる静電像担持体である電子写真感光体ドラムであ
り、2は光源としての半導体レーザ、3はスキャナモー
タ4によって回転する回転多面鏡、5は半導体レーザ2
から出射され感光体ドラム1の表面上を走査するレーザ
ビームである。
【0012】6は感光体ドラム1の表面上を一様に帯電
するための帯電ローラであり、7は感光体ドラム1の表
面上に形成された静電潜像をトナーにより現像するため
の現像機である。8は現像機7により現像されたトナー
画像を紙や合成樹脂等により構成されたシートPに転写
するための転写ローラであり、9はシートPに転写され
たトナー画像を加熱、加圧処理して溶融定着させるため
の定着ローラ対である。
【0013】10はシートPのサイズを識別する機能を有
するシートカセットであり、該シートカセット10内に収
容されたシートPはシート給送手段となるピックアップ
ローラ11が1回転することにより給送される。
【0014】シートカセット10内に収容されたシートP
は、図3に示して詳しくは後述する画像形成装置のエン
ジン制御部23のCPU23aから送られた給送信号を受け
てリタード分離機構を駆動する図示しない駆動モータが
駆動し、シート給送手段であるピックアップローラ11、
該ピックアップローラ11の下流側に配置された搬送回転
体であるフィードローラ12、該フィードローラ12に対向
して配置され、該フィードローラ12との協働によりシー
トPを分離する分離回転体であるリタードローラ13が全
て図2の反時計回り方向に回転する。
【0015】分離回転体となるリタードローラ13は図示
しないトルクリミッタを介して図示しないリタードロー
ラ軸に取り付けられており、該リタードローラ軸は弾性
部材となる加圧バネ15により図2の矢印a方向に付勢さ
れている。これによりリタードローラ13はフィードロー
ラ12に一定の当接力Fで当接している。
【0016】リタードローラ13にはフィードローラ12と
の摩擦係数μにより図2の時計回り方向に回転しようと
する力μ×Fが加わり、これが前記トルクリミッタの設
定値Tを上回るためリタードローラ13はリタードローラ
軸が図2の反時計回り方向に回転しているにも関わらず
フィードローラ12に従動して図2の時計回り方向に回転
する。
【0017】ピックアップローラ11により送り出された
シートPはフィードローラ12とリタードローラ13との協
働作用により上位の1枚だけが分離給送され、更に下流
側に配置された搬送ローラ対19により搬送されたシート
Pを感光体ドラム1へ送り込む転写前ローラ対20に搬送
する。
【0018】21はシートPのサイズを識別する機能を有
しない手差し給送口からシートPを転写前ローラ対20に
導くための手差し給送ローラであり、22は画像が定着さ
れたシートPを機外に排出する排出ローラ対である。
【0019】14はシートカセット10内に収容されたシー
トPの先端角部に配置された分離爪であり、16はフィー
ドローラ12とリタードローラ13とのニップ部よりもシー
ト給送方向下流側(以下、単に「下流側」という)に設
けられたシート検知手段であって給送されたシートPの
先後端を検知するためのプレフィードセンサである。
【0020】17は給送されたシートPに対して感光体ド
ラム1への画像書き込み(記録/印字)とシートPの搬
送との同期をとると共に給送されたシートPの搬送方向
の長さ(以下、単に「長さ」という)を測定するための
トップセンサであり、18は定着後のシートPの有無を検
知するための排出センサである。
【0021】また、図2に示すように、加圧バネ15のリ
タードローラ13と反対側の端部には該加圧バネ15を伸長
/収縮させて該加圧バネ15の弾性力によりリタードロー
ラ13をフィードローラ12に対して押し当てる圧力を調整
する圧力調整手段24が設けられている。
【0022】この圧力調整手段24は、例えば、加圧バネ
15のリタードローラ13と反対側の端部位置を加圧バネ15
の軸方向に移動させる機構により加圧バネ15を伸長/収
縮させて該加圧バネ15の弾性力によりリタードローラ13
をフィードローラ12に対して押し当てる圧力を調整する
ことが出来るものである。
【0023】図3は制御系のブロック図である。25は図
示しないホストコンピュータ等の外部機器から送られる
画像コードデータをプリンタの印字に必要なビットデー
タに展開すると共にプリンタ内部情報を読み取り、それ
を表示するためのプリンタコントローラである。
【0024】23はプリンタエンジンの各部をプリンタコ
ントローラ25の指示に従って動作制御すると共にプリン
タコントローラ25へプリンタ内部情報を報知するための
プリンタエンジン制御部23である。
【0025】26はエンジン制御部23の指示に従い、シー
トPを搬送するためのモータ、ローラ等の駆動/停止を
行うシート搬送制御部、27はエンジン制御部23の指示に
従い、帯電、現像、転写等の各工程における各高圧電圧
の出力制御を行う高圧制御部である。
【0026】28はエンジン制御部23の指示に従い、スキ
ャナモータ4の駆動/停止、レーザビーム5の点灯を制
御する光学系制御部、29は前述したプレフィードセンサ
16、トップセンサ17、排出センサ18等の各種センサから
の検知情報をエンジン制御部23に伝達するセンサ入力
部、30はエンジン制御部23の指示に従い、定着ローラ対
9の定着器の温度を調節するための定着器温度制御部で
ある。
【0027】エンジン制御部23はCPU(中央演算処理
装置)23a、ROM(読み出し専用メモリ)23b、RA
M(リードライトメモリ)23cを有しており、CPU23
aは後述のROM23bや入力装置等の外部機器等からプ
ログラムや各種データを読み出し、必要な演算や判断を
行い、各種制御を行うものであり、圧力調整手段24を制
御して加圧バネ15を介してリタードローラ13をフィード
ローラ12に対して押し当てる圧力を調整する制御手段を
兼ねている。
【0028】また、CPU23aにはピックアップローラ
11によるシート給送動作開始時点からプレフィードセン
サ16によりシートPが検知されるまでの時間を測定する
時間測定手段となる給送遅延ジャム検知タイマが設けら
れており、CPU23aからピックアップローラ11を回転
駆動する図示しない駆動モータに給送開始信号が送出さ
れた時点から前記給送遅延ジャム検知タイマが作動して
時間を測定する。
【0029】そして、プレフィードセンサ16によるシー
トPの検知情報がCPU23aに伝達される時間が給送遅
延ジャム検知タイマの設定時間よりも早い場合には正常
に給送されたと判断し、プレフィードセンサ16によるシ
ートPの検知情報がCPU23aに伝達される前に給送遅
延ジャム検知タイマの設定時間が経過した場合には、C
PU23aが圧力調整手段24を制御して加圧バネ15による
リタードローラ13をフィードローラ12に対して押し当て
る圧力を所定の値だけ大きくする。
【0030】ROM23bは、CPU23aが動作するため
の各種プログラムや文字コード、ドットパターン記録等
に必要な各種データ、或いは前述したシートカセット10
に設けられた図示しないサイズ検知手段によるシートP
の長さ情報、フィードローラ12とリタードローラ13との
ニップ部からプレフィードセンサ16までのシート搬送経
路上の距離情報及びフィードローラ12とリタードローラ
13との協働によるシートPの分離給送速度情報等の各情
報を格納している。
【0031】RAM23cは、CPU23aが命令中のデー
タや演算結果を一時貯えておくワーキングエリア、外部
機器等から入力された各種データを格納しておくバッフ
ァエリア、文書等を保存しておくテキストエリア等から
なっており、プレフィードセンサ16によりシートPの先
端が検知された時刻を随時記憶する。
【0032】シートPのサイズを認識可能な図示しない
サイズ検知手段を備えたシートカセット10からのシート
給送動作は、図示しないソレノイドのON/OFFをト
リガとしてピックアップローラ11が1回転し、フィード
ローラ12がシート搬送方向に所定時間回転駆動する。
【0033】この回転駆動時間は給送したシートPの先
端が搬送ローラ対19に到達するのに十分な時間になるよ
うに設定されている。シートカセット10内に収容された
シートPはピックアップローラ11の回転に伴って繰り出
され、分離爪14により所定枚数以下に分離されてシート
搬送路31に給送される。
【0034】そして、分離爪14から分離して押し出され
たシートPをフィードローラ12とリタードローラ13との
ローラ対により1枚だけ分離して更に下流側のシート搬
送路32に給送する。
【0035】リタードローラ13は分離爪14から分離して
給送されたシートPが1枚の時は、シートPの移動に連
れられてシート搬送方向に回転してシートPを搬送す
る。また、分離爪14から分離して給送されたシートPが
複数枚の時はリタードローラ13はシート搬送方向と反対
方向に回転し、最上位のシートPのみフィードローラ12
によりシート搬送路31に送り出し、下位のシートPはリ
タードローラ13によりフィードローラ12とリタードロー
ラ13とのニップ部の手前に戻し搬送する。
【0036】この時、リタードローラ13は最適な押し圧
でフィードローラ12に押し付けられており、この押し圧
が高過ぎると重なったシートP間の摩擦抵抗が大きくな
り、シートPの重送に至る。また、逆に押し圧が低過ぎ
るとフィードローラ12とシートPとの間に十分な摩擦抵
抗が得られず、シートPが搬送されなくなってしまう。
【0037】従来ではピックアップローラ11の回転開始
時点から所定時間以内にプレフィードセンサ16によりシ
ートPの先端が検知されない場合には再度、上述した給
送動作、即ち、ピックアップローラ11の回転に伴って分
離爪14で所定枚数以下のシートPをシート搬送路31に押
し出し、分離爪14から押し出されたシートPをフィード
ローラ12とリタードローラ13とによるローラ対により1
枚だけ分離してシート搬送路32上に送り込む動作を行っ
ていた。
【0038】そして、この2回目のピックアップローラ
11の回転開始時点から所定時間内にプレフィードセンサ
16によりシートPの先端が検知されない場合は給送遅延
ジャムが発生したと判断して給送動作を中断するように
なっていた。
【0039】しかしながら、本実施形態では、図4のス
テップS1において、エンジン制御部23がプリンタコン
トローラ25の指示による給送動作要求を検知すると、ス
テップS2においてエンジン制御部23が図示しないソレ
ノイドを所定時間ON/OFFし、給送動作を開始す
る。
【0040】前記ソレノイドの駆動に伴ってピックアッ
プローラ11を一回転し、シートカセット10内に収容され
たシートPを分離爪14により所定枚数以下に分離し、フ
ィードローラ12とリタードローラ13とのニップ部に送り
込む。フィードローラ12とリタードローラ13との協働作
用により給送されたシートPの最上位のシートPを1枚
だけ分離給送し、搬送ローラ対19に送り込む。
【0041】ステップS3では、図示しないソレノイド
の駆動開始と同期してCPU23aにおいて給送遅延ジャ
ム検知タイマの駆動を開始する。ステップS5において
給送遅延ジャム検知タイマの駆動停止を検知する前に、
ステップS4においてプレフィードセンサ16が給送され
たシートPの先端を検知した場合、ステップS6におい
て正常に給送動作が終了したと判断し、給送動作を終了
する。
【0042】ステップS5において、給送遅延ジャム検
知タイマの駆動停止を検知した場合にはタイムオーバー
と判断して、ステップS7において、圧力調整手段24に
よりリタードローラ13をフィードローラ12に対して押し
当てる圧力を上げ、ステップS8において再度給送動作
を行う。この給送動作はステップS2で行うものと同じ
である。
【0043】そして、その再給送動作の開始と同時にス
テップS9で給送遅延ジャム検知タイマの駆動を開始
し、ステップS11において給送遅延ジャム検知タイマの
駆動停止を検知するまでステップS10において給送動作
の完了を検知する。給送動作の完了はステップS4と同
様にプレフィードセンサ16が給送されたシートPの先端
を検知したか否かで判断する。
【0044】ステップS10において、プレフィードセン
サ16がシートPの先端を検知した場合は、ステップS12
において正常に給送動作が行われたと判断し、給送動作
を終了する。
【0045】また、ステップS11において給送遅延ジャ
ム検知タイマの駆動停止を検知した場合は、ステップS
13において正常に給送動作が行われなかったと判断し、
遅延ジャムが発生したとして給送動作を終了する。
【0046】本実施形態では、給送動作のリトライ状態
からフィードローラ12とリタードローラ13との摩擦係数
μの摩耗状態をシートPのプレフィードセンサ16に到達
する時間により検知し、その状態に応じてリタードロー
ラ13をフィードローラ12に対して押し当てる圧力を調整
する。これにより、最適な給送圧を得ると共にフィード
ローラ12及びリタードローラ13の寿命を延ばすことが出
来る。
【0047】尚、本実施形態ではリタードローラ13をフ
ィードローラ12に対して押し当てる圧力をリトライ動作
毎に上げるように構成したが、ステップS8で再給送動
作を行う回数を計測し、その再給送動作回数に応じてリ
タードローラ13をフィードローラ12に対して押し当てる
圧力を上げるように構成しても良い。
【0048】また、ステップS6において正常終了した
時に、その正常終了回数に応じてリタードローラ13をフ
ィードローラ12に対して押し当てる圧力を下げるように
構成しても良い。
【0049】尚、前記実施形態ではフィードローラ12と
リタードローラ13とのニップ部よりもシート給送方向下
流側に配置されたプレフィードセンサ16によりシート検
知手段を構成した場合について説明したが、このシート
検知手段はフィードローラ12とリタードローラ13とのニ
ップ部の近傍であれば良く、該ニップ部よりもシート給
送方向上流側に配置された場合や、該ニップ部と略同じ
位置に配置された場合でも差し支えない。
【0050】次に図5及び図6を用いて本発明に係るシ
ート給送装置の第2実施形態について説明する。図5は
本発明に係るシート給送装置の第2実施形態の構成を示
す模式断面図、図6は本発明に係るシート給送装置の第
2実施形態におけるシート給送動作を示すフローチャー
トである。尚、前記第1実施形態と同様に構成したもの
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0051】図5において、フィードローラ12とリター
ドローラ13とのニップ部近傍で、該ニップ部の上流側及
び下流側にはシート検知手段となるシートセンサ33,34
が配置されており、該シートセンサ33,34により検知さ
れたシート検知情報は前述の図3に示すセンサ入力部29
を介してエンジン制御部23のCPU23aに伝達され、随
時RAM37cに記憶される。
【0052】尚、本実施形態では、2つのシートセンサ
33,34をフィードローラ12とリタードローラ13のニップ
部の上下流側に配置したが、シートセンサ33を該ニップ
部の上流側に配置し、シートセンサ34の代わりにプレフ
ィードセンサ16を兼用しても良い。
【0053】また、両方のシートセンサ33,34を該ニッ
プ部の上流側または下流側の一方に配置しても良いし、
他の複数のシートセンサによりフィードローラ12とリタ
ードローラ13との協働により分離給送されるシートPの
通過状況をモニタするように構成しても良い。
【0054】本実施形態では、CPU23aにフィードロ
ーラ12とリタードローラ13との協働により分離給送され
るシートPがシートセンサ33,34の間を通過する時間を
測定するカウンタが設けてあり、これにより時間測定手
段を構成している。
【0055】そして、時間測定手段となるCPU23aの
カウンタによる時間測定結果に基づいて制御手段となる
該CPU23aが圧力調整手段24を制御してリタードロー
ラ13をフィードローラ12に対して押し当てる圧力を調整
する。
【0056】次に図6を用いて第2実施形態の給送動作
について説明する。図6のステップS21において、エン
ジン制御部23がプリンタコントローラ25のシート給送要
求を検知すると、ステップS22において図示しないソレ
ノイドを所定時間ON/OFFし、給送動作を開始す
る。
【0057】ソレノイドの駆動に伴ってピックアップロ
ーラ11を1回転し、シートカセット10内に収容されたシ
ートPを分離爪14により所定枚数以下に分離し、フィー
ドローラ12とリタードローラ13とのニップ部に送り込
む。
【0058】フィードローラ12とリタードローラ13との
協働作用によって給送されたシートPの最上位のシート
Pを1枚だけ分離給送し、図1に示す搬送ローラ対19に
送り込む。ステップS23では、図示しないソレノイドの
駆動開始と同期してフィードローラ12とリタードローラ
13のニップ部の近傍上下流側に配置されているシートセ
ンサ33,34によるシートPの通過状況のモニタを開始す
る。
【0059】ステップS24にてプレフィードセンサ16へ
の給送が行われ、シートPの先端を検知した場合には正
常に給送動作が終了したと判断し、給送動作を終了す
る。ステップS25では、給送動作終了に伴いシートセン
サ33,34のモニタを終了する。
【0060】ステップS26では、シートセンサ33,34が
検知したシートPの有無信号に基づいて該シートセンサ
33,34間の通過時間tを算出し、予め設定された時間t
1 ,t2 (t1 >t2 )と比較を行う。
【0061】即ち、シートセンサ33,34の搬送経路上の
離間距離と、シートセンサ33,34間の通過時間tからフ
ィードローラ12とリタードローラ13との協働作用による
分離給送速度が算出され、通過時間tが所定の時間内
{t1 ≧t≧t2 }であれば、リタードローラ13をフィ
ードローラ12に対して押し当てる圧力は変更することな
く次の給送動作を行う。
【0062】そして、ステップS26において、シートセ
ンサ33,34間の通過時間tが所定の時間より大きい場合
(t>t1 )であれば、ステップS27において、フィー
ドローラ12とリタードローラ13間でスリップの可能性が
あるとしてCPU23aが圧力調整手段24を制御してリタ
ードローラ13をフィードローラ12に対して押し当てる圧
力(リタード圧)を大きくする。
【0063】また、ステップS26において、シートセン
サ33,34間の通過時間tが所定の時間より小さい場合
(t<t2 )であれば、ステップS28において、フィー
ドローラ12とリタードローラ13間で重送の可能性がある
としてCPU23aが圧力調整手段24を制御してリタード
ローラ13をフィードローラ12に対して押し当てる圧力
(リタード圧)を小さくする。
【0064】このように、シートセンサ33,34によって
検知される時間に応じてリタードローラ13をフィードロ
ーラ12に対して押し当てる圧力(リタード圧)を変化さ
せて次回の給送動作を行う。
【0065】また、ステップS24の給送動作完了の判断
において、シートセンサ33がシートPの有りを検知した
後、所定時間経過してもシートセンサ34がシートPの有
りを検知しない場合にはリタードローラ13をフィードロ
ーラ12に対して押し当てる圧力(リタード圧)を所定量
増加させて給送動作を続けることも可能である。
【0066】上述したように、本実施形態ではフィード
ローラ12とリタードローラ13との協働により分離給送さ
れるシートPの通過時間を検知し、これにより算出され
たシートPの搬送速度からフィードローラ12とリタード
ローラ13の摩耗状態を検知することにより、その速度に
応じてリタードローラ13をフィードローラ12に対して押
し当てる圧力(リタード圧)を調整する。これにより、
常に最適なリタード圧を得ると共にフィードローラ12と
リタードローラ13の寿命を延長することが出来る。
【0067】他の構成は前記第1実施形態と同様に構成
され、同様の効果を得ることが出来るものである。
【0068】次に図7及び図8を用いて本発明に係るシ
ート給送装置の第3実施形態について説明する。図7は
本発明に係るシート給送装置の第3実施形態の構成を示
す模式断面図、図8は本発明に係るシート給送装置の第
3実施形態におけるシート給送動作を示すフローチャー
トである。尚、前記第1実施形態と同様に構成したもの
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0069】図7において、35はリタードローラ13の回
転方向及び回転数を検知する回転検知手段となるエンコ
ーダであり、該エンコーダ35の回転検知情報が図3に示
すセンサ入力部29を介してエンジン制御部23のCPU23
aに伝達され、その回転検知情報がRAM37cに随時記
憶される。
【0070】このエンコーダ35の回転検知情報に基づい
てエンジン制御部23のCPU23aによりモニタすればフ
ィードローラ12とリタードローラ13との協働作用により
分離給送されるシートPが正常に給送されているか否か
が判断出来る。
【0071】即ち、シートPがフィードローラ12とリタ
ードローラ13とのニップ部を通過している最中にリター
ドローラ13が所定の回転数で給送方向に回転していなけ
れば、フィードローラ12やリタードローラ13の表面に紙
粉等が付着したり、フィードローラ12やリタードローラ
13が摩耗して摩擦係数μが低下している。
【0072】そこで、エンジン制御部23のCPU23aが
圧力調整手段24を制御してリタードローラ13をフィード
ローラ12に対して押し当てる圧力(リタード圧)を大き
くすることで再びリタードローラ13の正常な回転を得る
ことが出来る。
【0073】ここで、リタードローラ13のフィードロー
ラ12に対して押し当てる圧力を過剰に上げると、シート
Pの重送が発生するため、エンコーダ35の回転をモニタ
しながらリタードローラ13の所定回転が得られる最低の
押し付け圧を設定する必要がある。
【0074】特にフィードローラ12とリタードローラ13
の清掃を行ったりフィードローラ12とリタードローラ13
の交換を行った際、つまり、フィードローラ12とリター
ドローラ13の表面の摩擦係数μが上がった状態では押し
付け圧を下げないとシートPの重送に至ってしまう。
【0075】次に図8を用いて第3実施形態の給送動作
について説明する。ステップS31において、エンジン制
御部23がプリンタコントローラ25からのプリント要求を
受けると、ステップS32において、給送開始動作に入
る。ピックアップローラ11を1回転し、シートカセット
10内に収容されたシートPを分離爪14により所定枚数以
下に分離し、フィードローラ12とリタードローラ13との
ニップ部に送り込む。
【0076】フィードローラ12とリタードローラ13との
協働作用により最上位の1枚だけが分離給送され、図1
に示す搬送ローラ対19に送り込む。この際、ステップS
34において、エンコーダ35によりリタードローラ13がシ
ート給送方向(正転方向)に所定の回転数で回転してい
るか否か確認する。
【0077】もし、回転が反対方向だったり、所定の回
転数に達していなければリタード圧の制御が必要である
と判断し、ステップS33においてリタード圧を制御する
ルーチンに遷移する。通常、リタードローラ13が逆転ま
たは所定の回転数に達しない場合はリタード圧を高くす
る。また、所定の回転数以上に回転している場合はリタ
ード圧を下げる。
【0078】ステップS35において、プレフィードセン
サ16への給送が行われ、シートPの先端を検知した場合
には正常に給送動作が完了したと判断して給送動作を終
了する。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成さ
れ、同様の効果を得ることが出来るものである。
【0079】次に図9〜図11を用いて本発明に係るシー
ト給送装置の第4実施形態について説明する。図9は本
発明に係るシート給送装置の第4実施形態の構成を示す
模式断面図、図10は第4実施形態の圧力上限検知手段の
構成を示す斜視図、図11は第4実施形態におけるシート
給送動作を示すフローチャートである。尚、前記各実施
形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を
省略する。
【0080】図9及び図10において、41は加圧バネ15の
リタードローラ13側と反対側の端部に当接して該加圧バ
ネ15を介してリタードローラ13をフィードローラ12に対
して押し当てる圧力を変化させるための圧可変カムであ
り、42は該圧可変カム41を正逆転させるためのカム駆動
部である。
【0081】43は圧可変カム41を駆動するための駆動源
となるステッピングモータであり、入力するパルス数に
より所定量の回転を制御することが出来る。従って、図
3に示すエンジン制御部23のCPU23aからステッピン
グモータ43の駆動ステップ数が伝達され、このステップ
数からなる駆動パルス情報に基づいてリタードローラ13
をフィードローラ12に対して押し当てる圧力を調整する
ことが出来る。
【0082】44はステッピングモータ43の駆動を実際の
圧可変カム41の駆動に変換するギアであり、45は圧可変
カム41の回転と同期して回転するフラグである。フラグ
45の一部には圧可変カム41の位置が加圧力最大の位置に
達したことを示す位置にスリット45aが形成されてい
る。
【0083】フラグ45に対向して該フラグ45のスリット
45aを検知し得る位置にフォトインタラプタ46が設けら
れており、該フォトインタラプタ46により圧可変カム41
からなる圧力調整手段24によりリタードローラ13をフィ
ードローラ12に対して押し当てる圧力が上限に達したこ
とを検知する圧力上限検知手段を構成している。
【0084】フォトインタラプタ46が対向する位置がフ
ラグ45のスリット45a以外の位置では遮光状態となって
おり、スリット45aの位置で透光状態となる。これによ
り、圧可変カム41の位置を検知している。
【0085】フィードローラ12及びリタードローラ13の
摩耗等が発生し、搬送力が低下してきた場合にはリター
ドローラ13をフィードローラ12に対して押し当てる圧力
(リタード圧)を大きくすることで搬送力を復元するこ
とが出来る。
【0086】前述した圧可変カム41は、その構成上所定
の回転位置に達すると、それ以上リタード圧を加えるこ
とが出来なくなる。本実施形態では、その圧可変カム41
の位置がリタード圧最大の位置に達した後、更にリター
ド圧を上げる必要性が生じた場合にフィードローラ12及
びリタードローラ13の摩耗が限界に達したと判断し、フ
ォトインタラプタ46から図3に示すセンサ入力部29を介
してエンジン制御部23のCPU23aに伝達し、該フォト
インタラプタ46の圧力上限検知情報に基づいてフィード
ローラ12、リタードローラ13の交換時期を報知する図示
しない報知手段によりフィードローラ12、リタードロー
ラ13の寿命を報知する。
【0087】圧可変カム41の位置が所定の圧最大位置に
達したことは前述のように圧可変カム41に連動して回転
するフラグ45をフォトインタラプタ46等のセンサにより
モニタする方法や圧可変カム41の回転量をステッピング
モータ43のステップ数等でモニタする方法等がある。
【0088】尚、本実施形態におけるリタード圧の増減
は、前述の各実施形態と同様にピックアップローラ11の
給送動作開始時点から所定のシートセンサ位置までのシ
ートPの到達時間等で検知することが出来る。
【0089】次に図11を用いて第4実施形態のシート給
送動作について説明する。ステップS41において、エン
ジン制御部23がプリンタコントローラ25からのプリント
要求を受けると、ステップS42において、給送開始動作
に入る。また、これと同時にエンジン制御部23のCPU
23aに設けられたタイマを起動してピックアップローラ
11の回転開始時点からシートPがプレフィードセンサ16
に到達するまでの時間を測定する。
【0090】ステップS43においてプレフィードセンサ
16にシートPが到達し、プレフィードセンサ16がシート
有りを検知したらステップS44においてタイマを停止さ
せ、その時間を確認する(ステップS45)。その時間が
予め設定された時間を越えている場合にはリタード圧を
大きくする必要があると判断し、圧可変カム41の制御ル
ーチンに遷移する。
【0091】この際にステップS46において、圧可変カ
ム41の位置が圧最大の位置にある場合にはフィードロー
ラ12、リタードローラ13が寿命に達したと判断してステ
ップS47においてプリンタコントローラ25を介してユー
ザに寿命を報知する。
【0092】一方、まだ、最大圧の位置に達していない
場合にはステップS48において圧可変カム41を所定量回
転させてリタード圧を大きくする。
【0093】尚、本実施形態ではピックアップローラ11
による給送開始時点からプレフィードセンサ16に到達す
る時点までの到達時間でリタード圧の調整を判断した
が、例えば、シートPのジャム発生の頻度等から判断す
ることも出来る。
【0094】即ち、ピックアップローラ11により給送を
開始してから所定時間経過しても所定のシートセンサ位
置まで到達しないことによる給送遅延ジャムの発生が、
ある給送口に対して所定の発生頻度を越えた場合にフィ
ードローラ12、リタードローラ13の搬送力が低下したも
のと判断し、リタード圧を上げれば良い。
【0095】他の構成は、前記各実施形態と同様に構成
され、同様の効果を得ることが出来るものである。
【0096】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、リタード分離方式において分離回転体を搬送
回転体に対して押し当てる圧力を調整する圧力調整手段
を設けることで、分離回転体及び/または搬送回転体の
表面の摩擦係数が低下してシートの給送に必要な分離回
転体を搬送回転体に対して押し当てる圧力が得られなく
なった時でも圧力調整手段により分離回転体を搬送回転
体に対して押し当てる圧力を調整することでシートの給
送動作を安定して行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート給送装置を備えた画像形成
装置の構成を示す模式断面図である。
【図2】分離回転体を搬送回転体に対して押し当てる圧
力を調整する圧力調整手段の構成を示す模式断面図であ
る。
【図3】画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明に係るシート給送装置の第1実施形態に
おけるシート給送動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係るシート給送装置の第2実施形態の
構成を示す模式断面図である。
【図6】第2実施形態におけるシート給送動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明に係るシート給送装置の第3実施形態の
構成を示す模式断面図である。
【図8】第3実施形態におけるシート給送動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】本発明に係るシート給送装置の第4実施形態の
構成を示す模式断面図である。
【図10】第4実施形態の圧力上限検知手段の構成を示す
斜視図である。
【図11】第4実施形態におけるシート給送動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、2…半導体レーザ、3…回転多面
鏡、4…スキャナモータ、5…レーザビーム、6…帯電
ローラ、7…現像機、8…転写ローラ、9…定着ローラ
対、10…シートカセット、11…ピックアップローラ、12
…フィードローラ、13…リタードローラ、14…分離爪、
15…加圧バネ、16…プレフィードセンサ、17…トップセ
ンサ、18…排出センサ、19…搬送ローラ対、20…転写前
ローラ対、21…手差し給送ローラ、22…排出ローラ対、
23…エンジン制御部、23a…CPU、23b…ROM、23
c…RAM、24…圧力調整手段、25…プリンタコントロ
ーラ、26…シート搬送制御部、27…高圧制御部、28…光
学系制御部、29…センサ入力部、30…定着器温度制御
部、31,32…シート搬送路、33,34…シートセンサ、35
…エンコーダ、41…圧可変カム、42…カム駆動部、43…
ステッピングモータ、44…ギア、45…フラグ、45a…ス
リット、46…フォトインタラプタ、P…シート
フロントページの続き (72)発明者 高橋 敦弥 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 芹澤 洋司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FB03 FB05 FC01 HA14 HA33 HB03 JD03 JD09 JD33 LA04 LA14 LC07 LD04 LD10 LD26 MA33 MA39 MA42 MA44 MB04 MB14 MC08 MC12 MC28

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを給送するシート給送手段と、 前記シート給送手段よりもシート給送方向下流側に配置
    され、前記シート給送手段により給送されたシートを搬
    送する搬送回転体と、 前記搬送回転体に対向して配置され、前記搬送回転体と
    の協働によりシートを分離する分離回転体と、 前記分離回転体を前記搬送回転体に対して押し当てる圧
    力を調整する圧力調整手段と、 を有することを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送回転体と前記分離回転体とのニ
    ップ部近傍に設けられ、シートを検知するシート検知手
    段と、 前記シート給送手段によるシート給送動作開始時点から
    前記シート検知手段によりシートが検知されるまでの時
    間を測定する時間測定手段と、 前記時間測定手段による時間測定結果に基づいて前記圧
    力調整手段を制御して前記分離回転体を前記搬送回転体
    に対して押し当てる圧力を調整する制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のシート給送
    装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送回転体と前記分離回転体とのニ
    ップ部近傍に設けられ、シートを検知する複数のシート
    検知手段と、 前記搬送回転体と前記分離回転体とにより搬送されるシ
    ートが前記複数のシート検知手段の間を通過する時間を
    測定する時間測定手段と、 前記時間測定手段による時間測定結果に基づいて前記圧
    力調整手段を制御して前記分離回転体を前記搬送回転体
    に対して押し当てる圧力を調整する制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のシート給送
    装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のシート検知手段は前記搬送回
    転体と前記分離回転体とのニップ部をはさんでシート給
    送方向上流側と下流側に夫々配置されたことを特徴とす
    る請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記分離回転体の回転を検知する回転検
    知手段と、 前記回転検知手段による回転検知情報に基づいて前記圧
    力調整手段を制御して前記分離回転体を前記搬送回転体
    に対して押し当てる圧力を調整する制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のシート給送
    装置。
  6. 【請求項6】 前記圧力調整手段により前記分離回転体
    を前記搬送回転体に対して押し当てる圧力が上限に達し
    たことを検知する圧力上限検知手段と、 前記圧力上限検知手段による圧力上限検知情報に基づい
    て前記搬送回転体及び/または前記分離回転体の交換時
    期を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】 前記圧力調整手段は、前記分離回転体を
    前記搬送回転体に対して押し当てる弾性部材と、 前記弾性部材による押し当て圧力を変化させるカムと、 を有して構成したことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載のシート給送装置。
  8. 【請求項8】 前記カムをステッピングモータにより回
    転駆動し、該ステッピングモータの駆動パルス情報に基
    づいて前記分離回転体を前記搬送回転体に対して押し当
    てる圧力を調整することを特徴とする請求項7に記載の
    シート給送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載のシ
    ート給送装置と、シートに画像を形成する画像形成手段
    とを有することを特徴とする画像形成装置。
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